安藤「魔女の呪いと星の従者たち」【ダンガンロンパ/安価】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

113 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 23:46:29.02 ID:Kb8plbJD0
石丸「君は知っているだろうか。76期生に安藤先輩という方がいるのだが」

天海「安藤さんなら知っているっすよ。彼女のお店にはここ連日で行っているので」

石丸「それなら話は早い。実は、彼女が才能研究も兼ねて出している店の近辺でちょっとした事件があってだな……」

石丸「その件について、少々彼女に尋ねておきたい事があるのだ」

天海「事件……っすか?」



石丸「失礼いたします! 安藤先輩はいらっしゃいますか!」ガラッ

安藤「なーに? 流流歌の事呼んだ?」

安藤「あれ? 天海くんじゃん。最近よく会うね」

石丸「安藤先輩、世間話の前に聞きたい事があるのですがよろしいでしょうか?」

安藤「何よ、改まって」

石丸「実は、つい3日ほど前……10月3日の事なのですが、安藤先輩のお店の近辺で大漁の不法投棄が発見されまして」

安藤「不法投棄?」

石丸「この写真を見ていただけますか」ピラッ

天海(石丸くんは何枚か写真を取り出して、安藤さんに突きつけた)

天海(その写真は……)

安藤「ちょ、これって……」

石丸「その反応は見覚えがあると見てとってもいいのでしょうか」

安藤「見覚えがあるも何も、これって……でもどういう事なの!?」

石丸「それはこちらが聞きたい事です!」

天海(……そこに映っていたのは……路上に大量に落ちた……ケーキだった)

石丸「僕もこの日、学友たちと共に貴方の店に偶然訪れていたのですが、これはその帰りに撮った写真です」

石丸「これ、ここに映っているケーキの敷き紙ですが……これは貴女の店のロゴで間違いはありませんね」

安藤「た、確かにそうだけどさ、なんで流流歌の店のケーキがこんなところでぐっちゃぐちゃになってるの!?」

石丸「だからそれはこちらが聞きたい!」

天海「……」

天海(こ、これって……もしかして、あの日歌で降らせてしまったケーキっすかね!?)

安藤「ちょっと待って! もしかして、これをやったのが流流歌だって言いたいの!?」

石丸「他に犯人がいるというのなら僕が知りたいですね」

安藤「そんな……それを言うのなら流流歌だって犯人が知りたいよ!」

安藤「その日と次の日だけどさ、流流歌の店のケーキが売った記憶も無いのに何時の間にか少なくなってて……どういう事だろうと不気味に思ってたんだよ!」

安藤「きっと、流流歌の才能に嫉妬した予備学科の連中辺りが勝手に盗んで捨てたんじゃない? 絶対そうだよ!」

石丸「あまり適当な事は言わないでいただきたい! その証拠と証明してくれる人はいるのですか!?」

安藤「それは……」

天海「……あの」

石丸「なんだね、天海くん! 話の腰を折らないでもらいたい!」

安藤「そうだよ! 流流歌、濡れ衣を着せられそうになってるんだから! ちょっと静かにしてて!」

天海「いや、あの……その件なんっすけど」

天海「……。俺に心当たりがありまして」

石丸「なんだって!?」

安藤「どういう事!?」

天海「わわわっ……二人とも近いっす!」
114 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/31(水) 00:16:51.88 ID:854bGxRO0
天海(……本当は俺もこの事は言いたくないんすけど)

天海(それで石丸くんが誤解したままなのも、安藤さんが誤解されたままなのも嫌っすからね)

天海「……時に、お二人とも超常現象の類は信じるタイプっすか?」

安藤「? どういう事?」

石丸「君は何が言いたいのだね?」

天海「安藤さん。先日、俺……貴女にある歌の事について尋ねた事がありましたよね?」

安藤「……ああ、よいちゃんが歌ってたヤツを流流歌が覚えちゃったってヤツの事? それがどうしたの?」

石丸「歌……とは?」

天海「石丸くんはご存知かわかりませんが、とあるアニメの主題歌がありまして」

天海「安藤さんが何時の間にか刷り込まれてしまっていた歌というのはそれなんですが……」

安藤「だから、それがなんなの?」

天海「……それを歌ってしまうとどうやら不思議な現象が起こるみたいなんっす」

石丸「? つまり……」

天海「……。この写真にうつっているケーキ……ここにうっかりばらまいてしまったの、俺なんっすよ」

天海「その歌を歌ったら、突然空からケーキが沢山降ってきたんす……」

安藤「はあ!?」

石丸「な、なんだって!?」

安藤「……ちょっと待って。アンタが犯人なのはいいけど……妙な嘘吐いて誤魔化そうとすんのはやめてくんない?」

石丸「君がケーキを盗んで不法投棄した犯人なのか!? 本当に!?」

天海「俺に安藤さんのケーキを盗む気も、不法投棄をする気も全くなかったんすけどね。これが安藤さんの作ったケーキだって事は、今知った事ですし」

天海「俺にも原因がわからないんすよ。どうしてこの歌でこんな事が起きてしまったのか。……それを知る為にも、安藤さんたちに歌の事を聞いていたんっす」

天海「起こった過程を信じてくれとは言いませんが、どちらにせよこの事件の犯人は俺なので……どうぞ煮るなり焼くなり好きにしてくださいっす!」ペコリ
115 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/31(水) 00:17:34.00 ID:854bGxRO0
安藤「……」

石丸「……」

天海「特に安藤さんは美味しいスイーツをいただいた恩を仇で返す様な事をしてしまって……本当に申し訳ないっす」

安藤「……」

安藤「あのさ、そこまで言うのなら、実際にやってみてくんない?」

天海「え?」

安藤「アンタがあの歌を歌うとケーキが降るっていうのなら、実際に今それを見せてって言ってるの」

天海「……」

安藤「……ほら、やっぱり嘘なんじゃん!」

天海「ち、違うっすよ! ただ……」

天海「ただ、昨日今日で起きている事が変わっているようなので、またケーキが降るかどうかはわからないし」

天海「もしかしたら、安藤さんや石丸くんに被害が及ぶかも」

安藤「いいからやれ!」

石丸「あ、安藤先輩……! そこまでキツく言わずとも……天海くんは事実はともかく反省しているのは確かだと……」

安藤「うっさいな! 流流歌はコイツのせいでやってもない罪に問われようとしていたんだよ!?」

安藤「もし本当にどうしようも無い理由でこうなったっていうのなら、キチンと説明しろって言ってるだけだよ!」

天海「……そうっすね。わかりました」

天海「やります」

石丸「あ、天海くん……?」

天海「……」スゥ


天海「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん」

天海「ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん」


安藤「……」

天海(……さあ、どうなる?)
116 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/31(水) 00:56:03.28 ID:854bGxRO0
石丸「うぐっ……!?」バシンッ


天海「!」

安藤「? 何?」

天海「い、石丸くん……今……っ」

石丸「な、なんなのだね……今の痛みは……額がじんじんするぞ……」

天海「……今のがそうっす」

安藤「は?」

天海「歌を口にする事によって起こる現象っすよ。どういう条件なのかはわかりませんが、今は俺がこの歌を口にすると誰かの額に大きな衝撃を受けるようで」

石丸「……ううむ……」

天海「石丸くん。額の痛み以外は変わったところはないっすかね?」

石丸「いや、別に……どうもしないな」

天海「そうっすか……」

安藤「なんだかなー……」

天海(安藤さん、やっぱり信じられないようっすね。無理もないっすけれど……)

安藤「あのさあ、アンタら二人して流流歌をからかってイタズラしてるんじゃないでしょうね?」

石丸「そんな! 滅相もない!」

天海「それは断じて違うっす!」

安藤「……けどやっぱりそんな事信じられないよ。不思議現象なんて起こってないじゃん」

天海「まあ……おでこが痛くなるくらいっすからね。受けた本人しかわからない事ですし」

石丸「何故、安藤先輩は無事で僕だけ攻撃を受けたのだろうな……僕が何か悪い事でもしたのだろうか!?」

天海「うーん……」

天海(どうして額に衝撃を受ける人と受けない人がいるのか、その違いは……)


安藤「……そのおでこの衝撃受けた人って他にもいる訳?」

天海「はい。俺が確認している限りだと、後は……」

天海「俺のクラスメイトの白銀さん、それからこの学園の生徒の御手洗くんと罪木さん……それと、ついさっき雪染先生にもやってしまったようっす」

安藤「ふーん……」

安藤「なんでケーキが降るって現象から額が痛くなるみたいな現象にグレードダウンしてんのさ」

天海「それがはっきりとわかればこんなに悩んだりはしていないっすよ」

天海「今は情報が足りな過ぎるので、手当り次第ヒントになりそうな事を調べようとしているところで……」

天海「そうだ! 石丸くん78期生だったすよね?」

石丸「え? ああ、そうだが」

天海「今度、君の同期の舞園さやかさんがこの歌をカバーするという話を聞いたんで、何か手がかりにならないか話を聞きたいと考えていたんっすよ!」

石丸「舞園くんが? ああ……そういえば、何処かで聞いた事のある歌だと思ったら、あれは以前舞園くんが今度出すCDの歌だと教室で歌ってくれたものだったのか?」

安藤「つまり、舞園さやかが事の元凶かもしれないって?」

天海「そこまでは言って無いっすけど……彼女、聞けばエスパー系アイドルだっていうじゃないっすか」

天海「どうにもこの不思議現象と繋がりがあるのではと思ってしまって……」

安藤「……」
117 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/31(水) 01:12:42.42 ID:854bGxRO0
安藤「アンタの言っている事が本当なら……結局のところ、流流歌のケーキが台無しになった原因はまだはっきりわかんないって事だよね?」

天海「……そうなりますね」

安藤「そう」

安藤「けど、どういう事であれ、引き金はアンタは引いた……それも間違いないんだよね?」

天海「はい」

安藤「……あっそ」

安藤「わかったよ。じゃあ、アンタには然るべき報いを受けて貰うかんね」

天海「はい……」

安藤「流流歌の店ね、今人手が足りないんだ。だから、アンタうちで働いてよ」

安藤「もちろん給料なんか出さないからね。無駄にしたケーキの分、きっちり店に貢献して還元するんだからさ」

天海「え……そ、そんな事でいいんすか?」

安藤「嫌なの?」

天海「とんでもない! けど……もっと出るところに出て訴えられるかと思ったっすよ」

安藤「……別に。ただ、もしアンタの言う事が嘘で無いのなら、流流歌がそんな事したらそれを信じないって流流歌はコイツと同じ事してるって事じゃん。直接的な原因はアンタじゃないかもしれないって事でしょ?」

安藤「それで後でアンタに恨まれるのも嫌だしね」

石丸「ぐぐ……そ、それは……っ」

安藤「それに、もし本当だって事が流流歌にも納得出来たらだけど……なんか気になるじゃん!」

天海(……半分は野次馬根性みたいなものっすかね?)

安藤「元凶がはっきりわかったら、もしその時は……」

石丸(目が怖いな……)
118 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/31(水) 01:23:32.35 ID:854bGxRO0
石丸「……」

石丸「しかし……そうだな、僕も乗りかかった船だ」

石丸「はっきり言って、天海くんの発言はよく理解は出来ていないのだが、僕からも出来る事があるのならば協力しようではないか!」

天海「え、本当っすか? 正確には乗せてしまった、かもしれないんっすけど」

石丸「何、もしもの事があれば僕の方から君を出る所に出そうじゃないか! ハッハッハッ!」

天海「笑いながら恐ろしい事を言うのはやめていただきたいっす……」

安藤「……で? まずは舞園さやかになしつけにいくって事でいいの?」

天海「今日、彼女は出席しているんっすかね」


このレスのコンマで判定
奇数だと舞園は学校に来ている
119 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/31(水) 01:29:46.49 ID:854bGxRO0
石丸「ああ、今日彼女の姿を教室で確認しているぞ」

天海「やったっす!」

石丸「ただ、彼女も忙しい身である事に違いは無い。もしかしたら、少し学校に寄っただけですぐに仕事に向かったという事も……」

安藤「御託はいいからさっさと案内しろっての!」

石丸「わ、わかりました……」

天海(……さっきから思ってたっすけど、安藤さん営業している時の態度と全然違うっすよね。これが地なのか?)



石丸「舞園くんが今いそうな場所と言えば……」


1、教室
2、音楽室
3、職員室
4、その他自由

安価↓
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/31(水) 01:32:04.35 ID:SBqED58C0
1
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/31(水) 01:33:06.77 ID:W78DPl6Q0
2
122 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/31(水) 01:53:23.18 ID:854bGxRO0
石丸「やはり教室だろうな」



石丸「頼もう!」バァン!

石丸「舞園くんはいるかね?」


「んだよ、イインチョ! 今日も暑苦しいし、うっせーぞ!」

石丸「桑田くん! 舞園くんはいるのかね?」

桑田と呼ばれた生徒「あん? 舞園ちゃんならこれからオレとデートに行くところだけど?」

「行きませんけど?」ニッコリ

天海・安藤「!」

桑田「え、そんな! ノってくれてもいーじゃーん!」

安藤「……アンタが……」

天海(間違いないっす。テレビで見た事ある顔……それにこの輝かしいオーラはまさしく……)

天海(アイドルのもの!)


石丸「ああ、よかった舞園くん! 少し時間を貰ってもいいかね」

舞園「はい、構いませんよ」

桑田「え……オレとのデート……」

舞園「改まっていったいどうしたんでしょうか?」

舞園「そちらの方は上級生の……安藤先輩ですよね? 隣の彼は……」

石丸「天海蘭太郎くんだ。今日は、才囚学園から交流才能育成の為に来ているのだが」

天海「天海っす。初めまして、舞園さん」

舞園「そうでしたか。初めまして、舞園です」ニッコリ

天海(この眩しい笑顔もまさしくアイドルのそれっす……!)

安藤「……」チッ

石丸「どうしたのだね、安藤先輩?」

安藤「別に」

舞園「……お揃いで何か重大な話でもあるのでしょうか?」

天海「……」


どう話を切り出そう?
安価↓
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/31(水) 10:46:43.01 ID:6iFpiyVD0
歌のフレーズを出して、それについて何か変わったことはなかったか聞いてみる
124 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/31(水) 12:16:51.68 ID:854bGxRO0
天海「今度、舞園さんがある歌をカバーして歌うと聞きまして」

舞園「カバー曲、というと……」

天海「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん」

天海「ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん」

天海「……っていうフレーズの。舞園さんは、この歌を歌って何か変わった事は起き……」


桑田「あだっ!?」ベシッ


天海「……!」

石丸「なっ……今、桑田くんの額にっ……!?」

舞園「今のは……」

安藤「???」

安藤「え、何? またさっき言っていた事が起こったの?」

天海「そのようっすね……」

石丸「桑田くんの額に淡い星型の光のようなものが飛んでいったな……僕にも見えたぞ!」

安藤「そうなの?」

石丸「天海くん、僕もあのような感じで?」

天海「はい。そういう事っす」

桑田「いつつ……んだよ、今の」

天海(またやっちまったっすか……今はケーキの件以外は軽いイタズラ程度の事しか起こっていないけれど……)

天海(地味でも一瞬でも周りに迷惑をかけ続けてしまうのは、やはり心苦しいっす)

天海「……はぁ」

舞園「……」

舞園「天海くん。何やら、つかれてますね?」

天海「え? ……ええ、まあ……ここ数日妙な体験をしているので、確かに疲れているのかもしれません……」

天海「あっ、それで、さっきの歌についてなんっすけど」


舞園「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん♪」

舞園「ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん♪」


天海「……!」

天海(舞園さんの透き通った声が、教室の中で響き渡る)

天海(それは、凄く落ち着く……癒されるような、何時までも聞いていられそうな……そんな不思議な歌声だった)

天海(……やはり、希望ヶ峰学園に選ばれた超高校級だけはあるって事っすかね)
125 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/31(水) 12:51:48.02 ID:854bGxRO0
舞園「ふふっ。私の歌で元気出るとは限りませんが、どうでしたか?」

天海「……いえ、すごく綺麗な歌声でした。舞園さんの生歌が間近で聞けるなんて光栄っす」

舞園「それで、……どうです?」

舞園「何か変わった事、起きましたか?」

天海(舞園さんの今の歌……確かに不思議な魅力はありましたけど、それは彼女の才能所以のもの……だと思うし)

天海(俺が唱えた時のような出来事は別に起こっていないっすね)

天海「いえ、大丈夫そうっすね」

舞園「そうですか。……私も聞いていいですか? どうしてそんな事を?」

天海「……ええと」

石丸「舞園くん! 実はだな、天海くんの身の周りに怪奇現象が起こっているようなのだよ」

天海「あっ……」

舞園「怪奇現象、ですか?」

石丸「僕も先程までは彼の話を信じ切れていなかったのだが、今のを見てしまったら……」

桑田「なあ、さっきから何の話してんの?」

石丸「桑田くん。先程の君の額へのダメージは天海くんによるものだという話だよ」

桑田「あ? 今殴ったのお前なん?」

天海「殴ったというか、なんというか……直接的ではないし故意でも無いっすけど。まあ」

舞園「つまり、その怪奇現象の原因は、その歌がきっかけという事でしょうか?」

天海「……舞園さん、飲み込みが早いっすね」

舞園「エスパーですから」

天海「エスパー……」

天海(彼女……やっぱり何か知っているんでしょうか?)

舞園「残念ながら、私は今までそれを歌っても何か不思議な事が起こったりはしていませんし、歌の事については原曲を知っているくらいです。すみません」

天海「……えっ!」

天海(心を読まれた……? やはりエスパー……)

舞園「けど、天海くんのお話には興味がありますね。もしかしたら、もう少し詳しい事情を聞く事で、私も何か思い出す事があるかもしれませんし……」

舞園「それを歌うと何か起こる可能性があるというのなら、今度この歌のCDを出す以上はちょっと黙って聞いていられる話ではないかもしれません」

天海(……そうっすね。俺が原因な訳ではなく、歌となんらかの条件がマッチした状態で起こる事なのならば……そのうち舞園さんが歌う事で彼女も不可抗力で何か起こしてしまう可能性はあるし)

天海(CDという形で残るのならば、そのCDを聞いた時になんらかの条件を満たしてしまって多数の人間が不可思議な現象に見舞われるという事もあるのかもしれない)

天海(これは舞園さんにとっても無視の出来ない案件っすよね……)

舞園「なので……桑田くん」

桑田「え? なになに?」

舞園「今日のおでかけのお誘い、お受けしますよ。ちょうどオフの日ですから」

桑田「マジで!? やっりぃ!」

舞園「私、安藤さんのお店に行きたいです。この前、桑田くんから行くの誘われたのを断ってしまいましたから、今日はここのみなさんと一緒に行きましょう」

桑田「おっけおっけ! ……って、みなさん?」

舞園「安藤さん。お店にお邪魔しても構いませんか? もちろん注文はきちんとしますし、お代も桑田くんが払ってくれるそうですので」

桑田「えっ」

安藤「流流歌は別にいいよ。その問題については、流流歌も詳しい事を知りたいからね」

安藤「今日は休店の日だったけど、特別にアンタらの貸切にしてあげる」

舞園「という事ですので、落ち着いた場所でゆっくりお話ししましょう」

天海「……はい」

桑田「ええ……?」
126 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/31(水) 13:44:33.55 ID:854bGxRO0
流流歌の店


天海「……そういえば、そちらの彼の事は俺、詳しく知らないっすね」

天海「何処かで見た事ある気はするっすけど。桑田くん、でしたっけ?」

桑田「おー」

石丸「桑田怜恩くん。超高校級の」

桑田「ミュージシャンだ! よろしくな!」

舞園「野球選手です」

天海「桑田怜恩って……ああ!」

天海「甲子園のスターじゃないっすか。俺も何度か試合見た事があるっす」

天海「けど、なんだか随分雰囲気が違うような……髪型と髭のせいっすかね?」

桑田「んなダセーまるこめくんなんかやってられっかよ!」

桑田「野球なんて汗くさいスポーツやってても女の子にモテるワケでもないし、やっぱ時代は音楽っしょ!」

舞園「……」

天海(……なんか舞園さんの空気が心なしか冷えてる? 寒気が……)ゾクッ

桑田「で、なんだっけ? そのなんかの音楽の話をしてんだったよな?」

石丸「桑田くんは舞園くんが歌っているあの歌について、何か知っている事はないのかね?」

桑田「いんや? 舞園ちゃんが歌ってんの聞いた事あるだけだな。俺の趣味じゃねーけど、舞園ちゃんが歌うのは可愛いよな!」

天海(確かに、舞園さんの歌声の雰囲気と歌詞のファンシーな感じが合ってて耳触りが良かったっす)

桑田「つーかさ、なんでイインチョがそんな事調べて回ってんの? 確か、この間のケーキばら撒き事件の事で安藤パイセンと話に行くとかなんとかって言ってた気がしたのは覚えてるけど」

舞園「ケーキばら撒き事件……ですか?」

石丸「ああ……それはだな。なんと犯人は天海くんだったのだ!」

桑田「うっわ、顔に似合わずえげつねー事すんのな」

舞園「……もしかして、その事件もあの歌が関係して?」

天海「話が早くて助かります。これも故意ではないんすけど……あの歌をなんとなく歌ったら、道端で突然あんな事が起きてしまって」

天海「安藤さんの作ったケーキに酷い事をしてしまったっす。本当にもったいない……」

桑田「はあ? それ本気で言ってんの?」

天海「……信じてもらえないかもしれないけど、本当っす。一応、証人もいますよ」

桑田「ふーん……?」
127 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/31(水) 13:45:19.59 ID:854bGxRO0
天海「というか、桑田くんもこの件をご存じだったんすか?」

桑田「あー、あの日イインチョたちと安藤パイセンの店に食いに行ってて。その帰りにオレも見たんだよ」

舞園「私がお誘いを断ったあと、石丸くんとこのお店に行ったんですか?」

桑田「そ! イインチョと、大和田と、不二咲と4人でな」

舞園「……そうだったんですか」

石丸「それで、天海くんがこの件に関わっていると知った後、僕も彼の被害を受けてしまって……桑田くんの身も襲ったあの衝撃なのだが」

桑田「ああ、あのバシッときてビリッとしたヤツ?」

舞園「うーん。その被害は石丸くんと桑田くんだけなんでしょうか?」

天海「いえ、俺の学校のクラスメイトの女生徒一人と、あと希望ヶ峰の御手洗くんと罪木さんに雪染先生にも同じような事を」

舞園「それって、歌った時に他に人はいましたか?」

天海「そうっすね、どの時も周りに何人かいましたね」

舞園「けど、他の人には被害が及ばずに今言った人たちだけに被害が及んだ?」

天海「はい。現にさっきも、桑田くんには被害がありましたが舞園さんには特に何も起こっていませんでしたよね?」

舞園「そうでしたね、……うーん、どういう事でしょう? 被害にあった人たちには、何か被害が及ぶ条件が揃っていたのでしょうか?」

天海「条件……」

天海「石丸くんや、桑田くんには何か心当たりがあるっすか?」

石丸「僕か?」

桑田「うーん? ……いや、別に?」

石丸「そうだな。僕も天海くんに恨まれるような事をした覚えは全くないぞ! だが、知らないうちに傷付けてしまっていたというのならば申し訳ない……!」

天海「い、いや、俺も別に石丸くんを恨んだりはしていないっすよ」
128 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/31(水) 14:16:51.85 ID:854bGxRO0
舞園「歌を口にした時に起こった現象っていうのは、今のところそれ以外にはないというのは本当ですか?」

舞園「気付かないところで誰かが被害にあっている可能性も……」

天海「そういえば……御手洗くんへ被害を出してしまった翌日に、御手洗くんに何か変な感じがしてて……」

舞園「変な感じというのは?」

天海「はっきりとは口に出来ない雰囲気なんすけど、……なんと言えばいいんすかね? こう、少し纏うオーラが変わった……ような?」

天海「ただの俺の気のせいかもしれません。けど、そうなる少し前にやっぱりあの歌を歌っていたので」

舞園「なるほど……」

天海「あとは……あっ、ケーキをばらまいてしまう前の事なんっすけど」

天海「その前の時間に、俺、この店に来て安藤さんの作ってくれたスペシャルスイーツを食べてたんす」

天海「その時にあの歌を頭の中で歌ってて、その時パフェから変な空気を感じた……って事はあったっすよ」

石丸「君もこの店のアニバーサリースイーツを食べた事があるのか?」

桑田「あれ、すげーうまかったよな。変なブドウがのってたけど、あれも悪くない味だったし」

石丸「そうだな。見た事のない品種のようだったが、産地は何処のものだったのだろうか」

天海「いえ、俺が食べたのは予約した時に出してくれるやつで。でも確かにのっていたフルーツ自体も甘くて美味しかったっすね。俺のにあったのはイチゴのようなのでしたけど」

石丸「やはり、原材料の取り寄せにも気を使っておられるのだろうな」

天海「それと安藤さんの腕があってこその超高校級のお菓子っすね」

安藤「褒めてくれるのは嬉しいけどさー、話進んでる?」

安藤「はい、お待たせ。流流歌特製のパイン大福だよ。今日は趣向を変えて和でいってみたんだ♪」

安藤「じゃ、伝票は髭の子に渡すね」

桑田「……やっぱ、オレが支払うの?」

舞園「桑田くん、ごちそうさまです♪」ニコッ

桑田「どういたしまして!」

天海(……チョロイっすね)



天海(それにしても、ここまで話してやはり何もわからないっすね)

天海(何か頭に引っかかる感じはするんすけど……)


選択
1、舞園と話す
2、安藤と話す
3、御手洗を呼んでみる
4、その他、したい事等あれば

安価↓
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/31(水) 14:31:41.35 ID:kmtH38H+o
130 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/31(水) 23:02:26.46 ID:854bGxROo
天海「今日はパインっすか」

天海「何時もここで何かしらフルーツを取り扱ったスイーツを食べてる気がするっすね」

桑田「大福の中にパインっつーのもまた珍しいな」

石丸「確かに。大福で果物と言えば苺大福が定番だろう」

安藤「ど定番はそれというだけで美味しいんだけどさ、これも結構イケるよ?」

天海「このスイーツで使ってるパインも珍しい品種なんすかね?」

安藤「ん? 別にそんな事はないけど、まあ良いのは使ってるよ」

安藤「けど、『も』っていうのは?」

天海「ほら、俺の誕生日の予約スイーツに使ってたイチゴとか、その日のアニバーサリースイーツに使ってたブドウとかっすよ」

天海「ブドウなんか中が星みたいになってて可愛らしかったっすね。何処で作られたものなんっすか?」

安藤「ああ、あれか。あれはね、……」

天海(不意に安藤さんの表情が固まり動きが停止した)

天海「安藤さん?」

安藤「……」

安藤「ちょっと待ってて」

「?」

天海(安藤さんは急に血相を変えてバタバタと店の奥へと行ってしまう)

天海(突然の出来事に俺たちが首を傾げていると、彼女はすぐに俺たちの所へ戻ってきた)

安藤「これなんだけど」

天海(安藤さんの手には大してページはなく薄いけれど装丁はしっかりとしたハードカバーの本のような物がある)

天海「それは?」

安藤「今さっき話に出てたフルーツ類を取り寄せた時に一緒についてたレシピだよ」

安藤「レシピ、なんだけどさ……」ペラッ

安藤「取り寄せたフルーツの名前がここに書いてあって」

天海(安藤さんはページをめくり、該当の場所を指差した。そこに書かれていたフルーツの名前は……)

天海「星ブドウと……魔女ベリー?」

天海「変わった名前っすけど……」

舞園「魔女、ですか」

安藤「……」

天海(安藤さんの表情が段々と苦々しいものへと変わっていく)

天海(まるで)

舞園「まるで、何かまずい事でも仕出かしてしまった……みたいな顔ですね?」

安藤「っ……そ、そんな訳ないじゃん!」

安藤「……こんなの何かの冗談で……」

天海「ちょっと見せてください」

安藤「あっ!」

天海(安藤さんの手からレシピを取る)

天海(ページをめくり、中に書かれている事に目を通していくと……確かに冗談では無いかいう様な記述がいくつも書かれていた)
131 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/31(水) 23:33:49.51 ID:854bGxROo
天海「……なんすか、これ」

石丸「? 何が書かれていたのだね?」

天海「要約すると、魔女ベリー……俺が食べたイチゴの様なフルーツには魔女が取り憑いてて」

天海「星ブドウ……石丸くんや桑田くんが食べたフルーツには星の従者ってのが取り憑いているらしいっす」

石丸「ま、魔女……?」

桑田「はぁ? 魔女ってのもアレだけど、星の従者って何?」

天海「ええと……魔女の使い魔の類らしいっすね」

舞園「使い魔……」

天海「魔女ベリーには、イタズラ好きの魔女の力と心が」

天海「星ブドウには、星の従者と呼ばれる魔女の使い魔たちが封じられていて……」

天海「星の従者は、魔女から魔法による災いを受けるらしいっす」

桑田「災いぃ? しかも魔法って……」

石丸「童話の様な話だな」

天海「……それでこのレシピには」

天海「魔女ベリーと星ブドウを食べたものに魔女と従者が憑いてしまう……魔術式の方法が記載されているようっす」

石丸「魔術」

桑田「式?」

安藤「ま、魔術式なんてそんなものの筈ないじゃん! ただの、スイーツのレシピでしょ!?」

天海「……確かに、この現代社会の常識と理をもってすれば、これはただのスイーツのレシピっすね」

天海「俺の目にもそうとしか読めません」

舞園「……けれど、もし、その魔術というのが本物であるとするなら」

天海「今、俺が起こしている現象は、魔女ベリーを食べた事によって俺に取り憑いた魔女が起こしている事……になるんすかね」

天海「にわかには信じられないっすけど……」

安藤「っ……」

桑田「ちょ、ちょいまち! んじゃあ、その魔術ってヤツがかかってるなら、星ブドウっての食べた俺になんか起こるのかよ!?」

天海「……おそらくは」

舞園「既に起こっている、または起こる準備は出来ているのかもしれませんよ」

石丸「ど、どういう事だね?」

舞園「……天海くんが口にした歌です」

天海「っ、そ、そうか! 石丸くんと桑田くんには多分、歌によって何か発動している可能性がありそうっす……!」

石丸「何故そんな事が言えるのだね?」

天海「俺が歌った時に、君たちが額に受けた衝撃っすよ!」

天海「あれが、魔法による災いの発動の鍵である可能性が高いっす!」

天海「……そうだ、だからあんな声が……」

舞園「声?」

天海「昨日、御手洗くんの雰囲気が変わった時に頭の中に聞こえてきたんっすよ」

天海「……ノロイ ガ カカッタワ」

天海「って」

天海「何かの気のせいじゃなくて……あれは多分、俺に取り憑いた魔女の声だったんすよ」
132 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/06/01(木) 00:15:32.81 ID:jfkSd7Cco
桑田「う、嘘だろ……オレ、呪われちまったの……?」

石丸「そ、そんな非科学的な事がっ……だ、だが、しかし……あの衝撃は本物だった……!」

安藤「流流歌は悪くないからね!? 大体、そんなの本当だなんて思う筈無いじゃん!」

天海「……そうっすね。俺も安藤さんの立場だったら、読んだところでこんな事本当に起こるなんて多分思わないっすよ」

舞園「でも、原因がはっきりできて良かったですね、安藤先輩」

舞園「安藤先輩のケーキがダメになった原因は、半分は貴女のせいだったみたいですよ」

安藤「んな……っ」

天海「ちょ、ちょっと! 落ち着いてくださいっす!」

桑田「むしろオメーはよくそんな風に落ち着いてられんな!?」

天海「まあ……起きてしまった事は仕方が無い事じゃないっすか」

天海「それを今更嘆いたところでどうしようもないっすよ」

安藤「……」

舞園「ちょっと私にも見せてください」

舞園「……」ペラッ

舞園「この魔術を解く方法は……残念ながらこれには載っていない様ですね」

天海「それはまいったっすね……」

桑田「そ、それって一生呪われたままって事かよ!?」

石丸「そ、そんな馬鹿なっ……!?」

舞園「……」ペラッ

舞園「しかも、おそらく……この魔術式はまだ途中の様ですよ」

天海「途中?」

舞園「安藤先輩。このレシピ……いえ、これはもう魔導書でしょうね」

舞園「この魔導書に書かれている通りだとすると、星ブドウの粒は全部で10個だった様ですが、間違いありませんか」

安藤「……う、うん、そうだよ」

天海「その日のアニバーサリースイーツを食べた人全員に星の従者が憑いてるという訳じゃない?」

安藤「その星ブドウってのは全部で10個しかなかったから、気紛れに盛ってばら撒いちゃたんだよ……」

天海「……けど、そうであるなら呪いは最高で10人にしかかかっていないって事っすよね」

天海「それは不幸中の幸いっすよ」

桑田「今まで何人かはもう呪いかかってるヤツはわかるんだったよな?」

天海「はい」

天海「額に衝撃を受けている人が……おそらく星ブドウを食べた人なんっす。だから」

天海「石丸くん、桑田くん、御手洗くん、罪木さん、雪染先生、白銀さん」

天海「この6人は星の従者である可能性が高い訳っす」

舞園「白銀さんというのは……」

天海「俺のクラスメイトっすよ。……あっ」

石丸「な、なんだ? まだ何かあるのかね?」

天海「いえ……この人たちの他に、確実に星の従者である人をもう一人知っているっす」
133 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/06/01(木) 00:30:19.83 ID:jfkSd7Cco
春川『天海のにも見た事ないイチゴみたいなフルーツがのってたけど、これにも何か珍しいのがのってない?』

最原『あ、本当だ。中が星みたいな形になってる……寒天? いやブドウ、かな?』

百田『でも一つしかのってねぇな。ハルマキ食うか? ほれ、あーん』

春川『なっ……ひ、一人で食べれるしっ……うぐっ!』



天海(春川さん……)


舞園「じゃあ、既に7人の星の従者は判明しているという事ですね」

天海「白銀さんと雪染先生は確認してないっすけど、御手洗くんも罪木さんも確か珍しいブドウを食べたと言っていたので、ほぼそうだと考えて良いと思うっす」

安藤「で……魔術式が途中ってのはどういう事?」

舞園「星の従者はまだ7名しか判明していませんよね。全部で10名なら……あと3名の確認をもってしてこの魔術式は完成するのではないかと」

天海「なるほど……」

天海(けど、魔術式を全部完成する事になったら……)


石丸「その魔術式というのが完成された時……僕たちはどうなってしまうのだろうな」

舞園「……読んだ限りでは魔女が従者に厄災を振りまくという事しかわかりませんね」

桑田「じゃあ、天海が余計な事しなければ大丈夫って事じゃねえか?」

天海「既に呪いを撒いてしまったであろう6人はともかく、あとの4人はそうかもしれないっす」

舞園「けれど、従者の所在は確認出来るなら全員しておいた方がいいのかもしれません」

天海「まあ、この手の魔術とかって漫画とかだと半端に放置する方がまずいってのはお約束のパターンっすけどね」

天海「それ以前に、星の従者が憑いてる人たちにこの状況を説明すべきだとは思うっす」

石丸「そうか……」

桑田「つーか……オレたちの呪いってのも、具体的にはどんなんなんだろーな」


石丸と桑田の呪いの内容や、その発動条件など
↓石丸
↓2桑田

ただし、御手洗と同系統(魅了系)は除く
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 00:34:18.70 ID:1tjtcUwmo
全てにおいて天才になる
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 00:35:19.92 ID:wO1Sn6Dz0
全ての毛が金色になる
136 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/06/01(木) 01:46:28.38 ID:jfkSd7Cco
桑田「まー……考えてても仕方ねぇか」

天海「……」

桑田「変な事でないといいんだけど……なって」

安藤「……」

桑田「あん? どうした?」

舞園「……」

桑田「舞園ちゃんまでオレの事そんなに見つめちゃって! つーか、もしかして、オレの溢れるフェロモンの虜になっちゃった系?」

桑田「そうか! これが、呪いか! 魔女もいい事してくれんじゃん! ま、オレは元からバリバリフェロモンが」

舞園「いえ、あの、桑田くん」

桑田「ん?」

天海(舞園さんが鞄の中から自分が所持していた携帯用のスタンドミラーを取り出して桑田くんへと突き付けた)

桑田「ふぁっ!?」

桑田「な、なんじゃこりゃあ! 髪の毛が真っ金金に……!」

天海(……そう、少し目を離した隙に桑田くんの毛が金色に変貌していたのだ)

天海(それは髪の毛だけでなく、髭やよく見ると睫毛なんかまで……)

桑田「ヒュー! すっげーイカすじゃん? マジパネェっす!」

天海(まあ、あまり気にしてはいないみたいっすけど……これが桑田くんの呪いっすかね?)

天海(大した事はなさそうな範囲っすね)

石丸「なっ……桑田くんが不良になってしまった!?」

舞園「元からあまり素行が良い方ではないと思いますけどね」

安藤「これ、伝説の戦士とかになってない?」

天海「気功波みたいなのが打ててしまったり……!?」

桑田「そいつはカッケーな、ちょっとやってみっか!」

安藤「いや、流流歌の店の中でやらないでよ!?」

桑田「ハアァァァァ」

安藤「だから、やめろって!」

桑田「……」

桑田「いや、別にそんなん出来ねぇーわ」

天海「アッハイ」

天海(という事は、ただ毛が金になっただけって事っすか)


天海「石丸くんがどうなっているのかはっきりわかりませんが、何かおかしな事になったら俺に連絡してもらっても良いっすかね」

天海「桑田くんもっす。毛が金色というだけじゃなくなったらたいへんっすからね」

桑田「わーったよ。じゃ、番号交換な」

石丸「では、僕は自宅の電話番号を紙に書いて渡しておこう」

天海「石丸くんはケータイは持ってないんすか?」

石丸「ああいった機器を持っていても僕には使いこなせないし、契約料金なども馬鹿にならないからな!」

天海「そ、そうっすか……」

天海「では、今日のところはこれで……御手洗くんたちの事も気になるので、近々また連絡するっす」

石丸「そうだな、時間を作って彼らにもきちんと説明しなければならないんだったな」

石丸「雪染先生に関しては、まず僕の方から星ブドウを本当に食べてしまっているか確認しておこう」

天海「すみません、お願いするっす」

天海「俺の方は、白銀さんと心当たりのあるもう一人に接触してみるんで」

桑田「おー、そっか。んじゃ、またなー」
137 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/06/01(木) 01:46:58.07 ID:jfkSd7Cco
天海(原因はとりあえずわかって指針も決まったっすけど、あと3人の所在を突き止めるのに難航しそうっすね)

天海(さて、明日は学校で春川さんと白銀さんに話すのは確定として、放課後はどうするっすかね)


1、桑田に連絡をとる
2、安藤の店に働きに行く
3、街に繰り出してみる
4、その他自由

安価↓
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 01:47:50.99 ID:B3UlcZ1H0
2
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 22:32:39.30 ID:4xc1ONNy0
いまさらだけど狛枝スレの作者か
どっちも更新まってる
140 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/06/09(金) 14:58:42.74 ID:8T96xIlo0
天海(そういえば聞き忘れてたっす)

天海「安藤さん、俺は何時から働きに出ればいいっすかね? 出来れば早い方がいいっすよね?」

安藤「えっ?」

天海「ん?」

天海(なんで驚いた顔してるんすかね?)

安藤「……アンタ、流流歌の言う事聞くきなの?」

天海「え? だって、安藤さんがそう言ったんじゃないっすか」

安藤「そうじゃなくて。アンタが意味わからない体質になったのは流流歌のせいだし、他にも10人の人間が流流歌の気まぐれで被害にあってるんだよ?」

安藤「あの女にも言われたけど、流流歌のケーキをダメにしたのは流流歌のようなものだって思わないの?」

天海「……いや、それでも、呪文でケーキをあんな事にしたのは俺というか、俺にとり憑いた魔女のせいっすから」

天海「俺も何か償いをしないと後味が悪くて」

天海「それに、もし残りの三名が安藤さんの店の常連だったなら、接触出来る機会が出来るかもしれません」

安藤「……。そう」

安藤「……わかった。そういう事なら、早速明日来てもらっていい? 学校終わってからでいいよ」

天海「わかりました。よろしくお願いします、店長」

安藤「……。あのさ」

天海「? はい」

安藤「……いや、なんでもない。アンタも用が済んだならさっさと帰りなよ」

天海「はあ。では、また明日」





翌朝 教室


天海(……さて、白銀さんと春川さんに事情を話さないと)

天海「白銀さん。春川さん」

白銀「おはよう天海くん」

春川「……どうかした?」

天海「え」

春川「なんだか深刻そうな顔してる」

天海「ええと……」

春川「最原と百田がアンタの事でなんかごちゃごちゃ言ってたけど、それと関係ある?」

白銀「んん?」

天海「あ、あはは……まいったっすね」

天海(そんな表情に出でいたんすか……)

天海「最原くんたちが何を言っていたのかはともかく……お二人にも関係無い話という事ではないかもしれないんで、とりあえず俺の話を聞いてもらえるっすか?」

春川「どういう事?」

白銀「えっ、私も? なんだろう?」

天海「ちょっと一緒に来てもらえますか? 万が一に備えて人目のつかない所の方がいいかもしれないんで」

白銀・春川「???」
141 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/06/09(金) 15:35:44.64 ID:8T96xIlo0
天海(二人に事情を説明した)


春川「……はあ? 何それ。本気で言ってるの? アンタってそういう冗談言うタイプだったっけ?」

白銀「つむぎチャンは呪われてしまった!」

天海(春川さんは全然信じていないし、白銀さんに至ってはなんだか楽しそうっすね)

天海「まあ……信じられないのも無理はないっすね」

白銀「けど、確かに私も超高校級のお菓子職人の店でその珍しいブドウののったスイーツ食べてるよ」

白銀「あれでしょ? 天海くんや春川さんたちがあの店に居た日に出てた記念スイーツだよね?」

天海「え? 白銀さん、俺たちが店に居たの見てたんっすか?」

白銀「うん。実は私も前からあの店行ってみたくて一人で来てたんだよ。天海くんたちとは少し離れた席にいたから声かけられなかったんだけど、やっぱり天海くんたちは私がいた事に気付かなかったか」

春川「ふーん……」

白銀「それに、天海くんがみらぱれの主題歌口にした時におでこが痛くなったのも確かなんだよね」

白銀「……本当に呪われちゃったの?」

天海「おそらく……」

春川「魔女が憑いてるだとか、アニメの歌をうたうと呪われるだとか……馬鹿馬鹿しい」

天海「けど、これまでの情報から推測するとそうとしか考えられないんっすよ」

天海「……だから、春川さん」

春川「何?」

天海「その仮説が正しいのかどうか君で確認してみたいと言ったら……怒るっすか?」

春川「え?」

天海「星ブドウを食べた春川さんが星の従者になっているか、俺が歌を歌う事で白銀さんたちに起こった現象が発動するかどうか……春川さんや白銀さんに呪いが出るのかどうか」

天海「今、この場で確認出来たらしてみたいんです」

春川「……」

天海「俺の話、信じていないんでしょう? だったら嘘なのかどうか君自身で確認してみるといいっす」

春川「……」
142 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/06/09(金) 15:36:14.68 ID:8T96xIlo0
白銀「ちょっと待って! あ、あのさ。その呪いって……深刻なものだったりする?」

天海「……今のところ、はっきりとこの目で確認出来ているのは、体毛が金色に変わるってものくらいっすけど」

白銀「そうなんだ。じゃあ、私たちもそれくらいで済むかもって事だよね?」

天海「はっきりとは言えません。……ただ、俺の歌を聴いてから、白銀さんは時間が経っているけど何かおかしくなったとか自覚症状は出ていないんですよね?」

白銀「う、うん……特に何かあった訳じゃないよ」

天海「昨日会った従者の一人も、自覚症状を持っていなかったので、それほど酷い事にはならないのかも……というのは確かに思うっす」

白銀「そっか……」

春川「……」

春川「いいよ。わかった。それでアンタの気が済むっていうのなら、試してみればいい」

天海「春川さん!」

春川「……そんな風に大真面目な顔で話されて、気にならないって言ったら嘘にもなるからね」

春川「ま、呪いだかなんだか知らないけど、仮に天海の言う事が本当だとして従者とかっていうのを把握しておいた方がいいのなら、そうするべきなんじゃない?」

天海「……ありがとうございます」

春川「いいよ、別に。……それより、もうすぐ授業の時間だよ。やるならさっさとして」

天海「わ、わかりました。ええと、それじゃあ……」


天海「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん」

天海「ぴかっとぽかっと ぺぺれほぱけらん」


春川「っ……!?」バシンッ

天海「!」

白銀「い、今、春川さんの額に薄い星型の光みたいなのが飛んだよね!? 飛んだよね!?」

天海(……やはり、俺には魔女がとり憑いていて、星ブドウを食した従者たちに何かをしているというのは間違いない、と)

春川「つっ……何……まさか、今のが呪い……?」

天海「……いえ。それ自体が呪いというより、呪う人をマーキングしたとか。そう言った方が正しい気が」

天海(それよりも……春川さんも白銀さんも、様子は……)


安価
呪いの内容や発動条件等

白銀↓
春川↓2

ただし、魅了系と万能系は覗く
人体変化系は桑田と同系統(>>135)でなければ可
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/09(金) 15:59:20.38 ID:aA33VmE+o
茶を飲んだだけでばったり倒れる
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/09(金) 17:03:57.28 ID:/6s8qIyaO
いわゆるヴァンパイア的な体質になる
145 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/06/09(金) 22:22:46.30 ID:8T96xIloo
天海「春川さんも白銀さんもどうっすか? 何か感じが変わったりとか」

白銀「私は……うーん、特に違和感は無いかな?」

春川「……」

天海「春川さんは……春川さん?」

春川「……なんか、眩しい、かも」

白銀「大丈夫? ここ陽が当たってる場所だからね」

春川「それにしても……本当に突然で……なんか、苦しい」

天海「……まさか、それが春川さんの呪い?」

白銀「日光がダメなんて吸血鬼みたいだね」

春川「何言ってんだか……とりあえず戻るよ」

春川「っ……ほんと、太陽が眩しい」

天海「陽が当たるって言っても今日は雲が出てる方っすけど……」

天海「春川さん、調子が悪いのなら保健室に」

春川「……大丈夫だよ」

天海「けど」

春川「大丈夫だって」

天海(春川さんが手で俺を払いのける)

天海(すると……)

天海「えっ……」

春川「え……」

白銀「えぇ!?」

天海(俺の身体は紙くずの様に軽々と遠くまで吹き飛んでしまった)

天海「……い、たた」

春川「ちょ、ちょっと、何を大げさな……軽く払っただけで」

白銀「天海くん大丈夫!?」

天海「ええ、なんとか……つっ」

白銀「た、大変! 打ったとこから血が出ちゃってる!」

天海「あはは……これくらい、唾つけとけば平気っすよ」

白銀「ちょっと待って。確か絆創膏持ってる……ああ、ダメだ、鞄の中だった! とにかく教室に戻ろう!」

春川「……」

白銀「? 春川さん?」
146 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/06/09(金) 22:23:13.73 ID:8T96xIloo
天海「どうしたっすか? やっぱり具合が」

春川「……」

春川「 」ペロッ

天海「……へ?」

白銀「えええぇ!?」

天海(春川さんが俺の傷口を、舐めた)

春川「 」ガプッ

天海(と思ったら、思い切り傷口に噛みつかれた)

天海「あだだだだだだだだ!」

春川「……はっ!?」

白銀「ちょ、ちょっと! 春川さん本当にどうしちゃったの!?」

春川「わ、わかんない……でも天海の血を見てたら急に……」

天海(な、何故そんな……あれ?)

天海「は、春川さん……ちょっと口開けてくれませんか?」

春川「口?」

天海「ほら、あーんするっす」

春川「あ、あー……?」

白銀「へ? 春川さん歯が……」

天海「……牙みたいになってるっす」

春川「牙……?」

天海「まさか、白銀さんの言った通り吸血鬼の様な体質に……?」

春川「な、何それ……それが私の呪いって事?」

白銀「そ、そんな……」

白銀「こんな二次元みたいな事、本当に起こるんだ! すっごーい!」

春川「ちょ……なんではしゃいでんの!?」

天海(……体質変化なんて、まさに呪いっぽいっすね)
147 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/06/10(土) 11:55:12.09 ID:Yd6/qmK2O
天海(春川さんはその後、直射日光と戦いながら学校を過ごした)

天海(白銀さんの方は未だに呪いの症状はよくわからず……そのまま放課後になってしまった)


ヴーヴーヴー


天海(おや? 桑田くんからのメールっすね)


>うーっす、そっちの様子はどうだ?
>こっちはイインチョが調べたところ、雪染センセーもやっぱり星ブドウ食ってたって事が判明したってのと
>イインチョの呪いがなんとなくわかったかもしれないんで一度会って話をしたいらしーんだけど、今日ヒマ?


天海(! 石丸くんの呪いがわかった!?)

天海(ええと……)

>こちらは、心当たりのあった人がやはり従者である事がわかりました
>呪いの症状についても、一人は現れてちょっとだけ大変なことになりましたが、なんとか今日一日は耐えました
>今日の放課後は、安藤さんの店に働きに行くので、よければそこで落ち合いましょう


天海(送信……と。あ、そうだ)


天海「白銀さん、春川さん。もし今日暇なら俺についてきてくれませんか? これから、他の従者の皆さんと何人か会うのでよかったら……」

白銀「私は大丈夫だけど……」

天海「春川さん……やっぱ外歩くのキツイっすか?」

春川「……ちょっとだけ。何処まで行くの?」

天海「この間、春川さんたちと行ったお店っすよ。俺はバイト……じゃなくて、ボランティアに行くんですけど」

春川「それ、私たちがこうなった元凶がいる場所だよね? 行く。文句のひとつでも言わなきゃ気が収まらない」

天海「……喧嘩はやめて欲しいっす」



このレスのコンマ一桁で判定
安藤の店にくるのは
123 桑田石丸のみ
456 123+雪染
789 456+罪木御手洗
0 789+松田orゴズor澪田が店にいる

0の場合は10桁で判定
123松田
456ゴズ
789澪田
0全員集合
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/10(土) 14:51:04.88 ID:zU+Qo27yo
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 04:53:25.31 ID:rZTy7wJSO
保守っとく
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 14:06:20.79 ID:TPTGqcOyo
地味に待ってる
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/26(水) 19:00:42.40 ID:3/3f71JNo
待機
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/08(火) 19:01:32.46 ID:wJ3xLOsd0
あげ
153 : ◆G2e7.dr63M [saga sage]:2017/08/08(火) 22:47:35.71 ID:VeZ+rcIYo
保守
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 00:12:56.94 ID:i50wF4kko
>>1? >>1なの?
>>1が戻ってきたやったー!
続き楽しみにしてます!
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 23:18:33.08 ID:+XV/W41Go
保守
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/28(月) 20:15:00.77 ID:B4M2oVZl0
女子十一番/総合二十三番 時岡千波(ときおか・ちなみ)



身長 152cm
体重 42kg
誕生日 11月13日
血液型 A
部活動 吹奏楽部
友人 久瀬ゆかり・宗和歩
辻莉津子・寺内紅緒
藤原奈央・堀内尚子
前川染香・水無瀬繭子
山崎雛子
(女子主流派グループ)
愛称 千波・千波ちゃん
能力値
知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★★★★☆

★★★★☆

★★★☆☆

★★★★☆

★☆☆☆☆

★★★☆☆
無邪気で天然の幼い子。周りから可愛がられる妹的存在。
口が達者で、はっきりした物言いで相手を傷つけることもあるが、本人に自覚は全くない。頭はいいが、何事も直感なので深くは考えない。
 

以下ネタバレです。白黒反転すると読めます。

支給武器:

NO DATA
kill:

なし
killed:

酒井真澄(男子六番)
死亡話数:

第90話
凶器:

コルト・ガバメント
 

教室内で、プログラムに対して東海林至(男子十番)が反論。芝崎務(担任)が銃を取り出し危険に晒されるが、城龍慶(男子九番)に守られ事なきを得た。<11話>

D=02エリアの倉庫に、寺内紅緒(女子十番)・藤原奈央(女子十四番)・水無瀬繭子(女子十七番)と共に篭城。<55話>

繭子と奈央が気絶した相模夕姫(女子七番)を連れてくる。目覚めた夕姫の話で辻莉津子(女子九番)の最期の状況を知る。倉庫に木下亘(男子特別参加者)が来る。亘とただならぬ関係の夕姫に説得され、亘を信用する。突如酒井真澄(男子六番)の襲撃を受け、頭部に被弾し死亡。<88〜90話>


個人的にはデザインした時から好きな子だったんですが、あっけない最期になってしまいました。計 画 通 り …ではないという。ごめんよぅ。
せめてこの子には真澄の前髪をパッツンにしてほしかったww
 
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 21:34:28.25 ID:kDLHHmd2o
保守
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 15:50:04.36 ID:86U9RZOm0
保守
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/24(火) 06:33:15.55 ID:ia/Vom+K0
あげ
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 04:26:18.96 ID:35wcPbjSO
もう更新はないのかな
地味に待ってます
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/23(火) 07:23:19.24 ID:eC0zmNzE0
あげ
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/14(金) 23:54:45.46 ID:m2isQ+Ph0
続き待ってます
129.82 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)