安藤「魔女の呪いと星の従者たち」【ダンガンロンパ/安価】

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13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:36:07.28 ID:T0+iN9310
桑田
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:37:20.90 ID:UH7tUm19o
石丸
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 20:39:37.81 ID:vXQUFJdSO
御手洗
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:40:50.13 ID:FJ9dQ9Gpo
澪田
17 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 20:46:56.42 ID:jA2HsCWK0
ご協力ありがとうございました

それでは>>11天海視点中心で話は進みます

その前にもういっこだけ


天海の才能は

1、超高校級の冒険家
2、超高校級の???
3、超高校級の生存者

安価↓
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 20:52:29.15 ID:6I5LCi5T0
19 : ◆G2e7.dr63M [saga sage]:2017/05/27(土) 21:00:59.29 ID:jA2HsCWK0
>>17 天海蘭太郎 超高校級の???

所用を済ませてからプロローグに移ります
22時くらいから更新予定
20 : ◆G2e7.dr63M [saga sage]:2017/05/27(土) 21:39:28.48 ID:jA2HsCWK0
天海(俺の名前は天海蘭太郎)

天海(才囚学園に通う超高校級の学生の一人っす)

天海(超高校級……なんすけど、みんなと少し違うところがあって)

天海(俺は……俺自身の才能について実は自分でよく知らなかったりするんす)

天海(この辺りの事情については話すと人によってはきっととてもいい加減に感じるのかもしれないんすけど……)

天海(とにかく、どうして才囚学園に呼ばれたのか、それすらも曖昧なまま……なんとなくそれを受け入れて、なんとなく学園に通う日々)

天海(それに不満がある訳ではなく、むしろ超高校級の生徒に囲まれた環境にいられるなんて光栄な事なのかもしれないっすけど……どうにも釈然としないのは確かっすね)

天海(でも、それで何か怪しい事件に巻き込まれているという事も無いし、クラスの人達はこんな俺にも優しくしてくれるしで……)

天海(とてもとても。平和で穏やかな日々は続いていた)

天海(今日、この日を迎えるまでは――)
21 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 21:47:21.89 ID:jA2HsCWK0
天海「ふあーあ……今日はいい天気っすね」

天海「けど、まだ眠いっす……せっかく早起きしたんで少し早めに家を出て散歩でもしながら学校に行こうかと思ったんすけど……もっと寝ていても良かったかもしれないっす」

天海「んー……」ウツラウツラ

天海(秋も深まり大分肌寒くなってきたっす……そろそろ冬に片足突っ込む頃っすかね)

天海(けどやっぱり何時もと変わらない……何事もない、ちょっと退屈な……)


まだ半分寝惚け気味な通学途中の天海とすれ違った人物一名
V3キャラ以外から指定

安価↓
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 21:48:31.03 ID:iWOERZ070
封印されし田中
23 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 22:02:50.28 ID:jA2HsCWK0

チューチュー


天海(? ちゅーちゅー?)

天海(なんかネズミの鳴き声のようなものが聞こえたような……)

天海(……と、視線を上げたところで、紫色のストールを巻いた一人の男子学生が前から歩いてきている事に気付いたっす)

天海(あの制服は、希望ヶ峰学園のものっすね。希望ヶ峰はここから少し離れてるんすけど……)

天海(なんて思いながらその男子学生とすれ違った……瞬間)



「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん」


天海「!?」


「ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん」


天海「……」


天海(変な歌? を小さく口ずさみながら……その男子学生は俺の行く方向とは反対の方向へ颯爽と歩いて行ってしまったっす)

天海(突然の事でびっくりしたけど、ぴりっとって……なんすかね、あれは)

天海(まあ、いいか。俺も学校に向かうっす)
24 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 22:10:05.67 ID:jA2HsCWK0
教室


最原「おはよう、天海くん」

天海「おはようございます。最原くん」

最原「あのさ、天海くん。今日の放課後、空いてるかな?」

天海「今日っすか? 特に予定はありませんよ」

最原「よかった。それじゃあ……」

百田「よーし! じゃあ今日の放課後、オレたちにちょっと付き合え!」

天海「百田くんもおはようございます。何処かに遊びに行くんすかね」

百田「おう! 遊びに行くっつーかオメー……」

最原「も、百田くん!」

天海「?」

最原「えっと……と、とにかく、また放課後にね!」

天海「あ、はい。放課後に」

天海(……放課後に何があるんすかね?)
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 22:20:52.88 ID:jA2HsCWK0
放課後


天海「おまたせしました」

百田「よーし、じゃあ行くか!」

天海「あれ、春川さんも一緒なんすね?」

春川「……いたら悪い?」

百田「そうツンツンすんなよハルマキ」

最原「あはは……ゴメンね、天海くん」

天海「いえ」

天海(別に俺は気にしていないし、そもそも最原くんが謝る事じゃないっすよね)

春川「……」

天海(春川さんの様子だと、多分、彼女も百田くんたちに誘われて……断るにも断りきれなかったとかってところっすかね?)

天海「メンバーはこれで全員っすか?」

最原「うん。ちょっと歩くけど、いいかな?」

天海「そういえばまだ、何処に行くのか詳しく聞いていないんすけど……何しに行くんすか?」

最原「それは……」

百田「着いてからのお楽しみだ!」

天海(やけに勿体ぶるっすね……?)

春川「無駄口叩いてる暇があるならさっさと行くよ」スタスタ

天海「あ……」

百田「ちょ、待てよ! ハルマキ!」


……
26 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 22:30:18.96 ID:jA2HsCWK0
天海(そうして少し時間をかけて着いた先は……)



天海「カフェ……っすか?」

天海(結構かわいらしい感じの、女の子が好きそうな感じのお店っす)

最原「ここはね、ちょっと有名なお店なんだよ」

百田「希望ヶ峰の超高校級のお菓子職人が才能研究も兼ねて経営している店なんだとよ」

天海「へえ、そうだったんすか」

最原「今、オープン一周年記念で日毎に特別なスイーツを出しているらしくて……」

天海「なるほど。それが目当てって事っすか」

最原「……」

天海(もしかして、あの春川さんもスイーツにつられてやってきたのか……なんて言ったら殴られそうっすね)

天海「じゃあ、入りましょうか」
27 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 22:51:42.56 ID:jA2HsCWK0
天海(結構賑わってるみたいっすね)

天海(うーん、甘い良い匂いっす)

天海(なになに……希望ヶ峰の生徒は学生証の提示で全品半額……)


最原「あの、予約していた最原です」

天海「わざわざ予約までしてたんすか」

最原「調べたら、何時も満席状態みたいだって言うからさ」

百田「ま、超高校級の作るお菓子を食べてみたいってヤツは多いだろうな」

春川「……アンタもその一人でしょ?」

百田「ははっ、まーな」

天海(店員に案内されて、ボックス席に通される)

天海(それからお冷がすぐに出されて俺も何を食おうかとメニューに手を伸ばそうとすると……)

最原「あ、ちょっと待って。天海くん」

天海「? どうしたっすか、最原くん」

最原「あのね、実は予約してるお客には今やってる特別なスイーツとは別に予約限定メニューっていうのがあって……」



安藤「いらっしゃいませー、店長の安藤です」

最原「あっ」

天海「?」

天海(え、店長直々に……一体何事っすかね?)

安藤「えーっと、天海蘭太郎くんはどちら様かな?」

天海「えっと、俺っすけど」

天海(しかも何故俺の名前を……)

安藤「はい、どうぞ」

天海(そう言って、頼んでもいないのに目の前にフルーツとケーキの刺さったパフェが目の前に出された)

天海(そのパフェにはチョコレートのプレートものっていて……)

安藤「お誕生日おめでとー」

天海「……えっ?」

最原「やっぱり覚えてなかったんだ」

百田「今日は10月3日、天海の誕生日だろ?」

天海「……まさか俺の為に予約を?」

百田「ま、そういうこったな!」

春川「予約してたのは最原でしょ」

最原「はは……えっと、改めて。誕生日おめでとう、天海くん」

百田「おめっとさん!」

春川「……おめでと」

天海「……」

天海「ありがとうございます!」
28 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 23:08:00.30 ID:jA2HsCWK0
天海(まさか、こんなサプライズされるとは思わなかったっす)

天海(……純粋に嬉しいっすね)

安藤「他のお客様たちはご注文はお決まり?」

最原「えっと、僕たちは……」

百田「一周年記念の今日のスペシャルスイーツを3つで!」

春川「ちょっと、3つって私の分まで入ってるの? ……まあいいけど」

安藤「あー、ごめんなさーい。そちらのスイーツは本日はお後一名様限りなの」

百田「まじか! じゃあ、しょうがねえ。三人で山分けしようぜ」

春川「私は別に……」

天海「俺のスペシャルスイーツもみんなで食べましょう」

最原「そんな、それは天海くんのだし……」

安藤「はいはい、それじゃあ、本日のアニバーサリースイーツをおひとつですね。ありがとうございまーす」

天海(そう言って、店長さんは奥の方へと引っ込んで行く)

天海(その去り際に……)


安藤「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん♪」

安藤「ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん♪」


天海(……あれ。あの歌、今朝の希望ヶ峰の男子が歌ってたやつすよね)モグモグ

天海(なんだか妙に中毒性があるというか、脳内に残る感じの歌なんすよね……)モグモグ

天海(ぴりっとぱれっと……あ、ダメっす、俺も洗脳されかけてる)モグモグ

天海(ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん)モグモグ

天海(ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん)モグモグ




ザワッ……


天海「っ……!?」ガシャンッ

最原「? どうしたの? 天海くん」

天海「いや……今、パフェから……」

百田「パフェがどうした?」

天海「……いえ」

天海(気のせい……っすかね?)
29 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/27(土) 23:28:21.71 ID:jA2HsCWK0
天海(それから少しして、百田くんが頼んだ本日のアニバーサリースイーツが運ばれてくる)

天海(こっちはちょっと豪華なプリンアラモードって感じっすね)

春川「……これを三人でつつくの?」

百田「ん? ハルマキはもっとガッツリ食いたい派か?」

春川「そういう事じゃなくて……なんか不気味な絵面になりそう」

天海(想像したらちょっと笑ってしまったっす)

春川「天海のにも見た事ないイチゴみたいなフルーツがのってたけど、これにも何か珍しいのがのってない?」

最原「あ、本当だ。中が星みたいな形になってる……寒天? いやブドウ、かな?」

百田「でも一つしかのってねぇな。ハルマキ食うか? ほれ、あーん」

春川「なっ……ひ、一人で食べれるしっ……うぐっ!」

天海「わわっ、無理矢理押し込んじゃダメっすよ! 百田くん!」

春川「……。殺されたいの?」ゴゴゴゴゴ

最原「み、店の中で暴れたらマズイよ!」


天海(……こんな風に、賑やかに俺のサプライズの誕生日のお祝いの時間はあっという間に過ぎていった)


百田「ふぅ……美味かったな!」

最原「流石、超高校級のお菓子職人のスイーツなだけはあったよね。中毒性がある感じで……」

春川「それ、何かやばいものでも入ってるんじゃない?」

天海「はは、まっさかぁ」

天海(……けど、さっきのパフェを食べていた時のあの感覚。あれはいったいなんだったんすかね)

天海(うーん、冷たいものをとって身体が冷えたのかもしれないっすね。寒くなってきたし、風邪には気をつけないと……)

最原「じゃあ、今日はここで解散にする?」

天海「……あ、はい。今日はみなさん、俺の為にありがとうございました」

春川「結局、百田がスイーツ食べたい為の口実だったんじゃない?」

天海「は、春川さん!」

百田「なっ! んなこたぁ、……」

最原「ちょ、ちょっと! 春川さんも百田くんもやめなよ……!」

天海(えっ)

天海(……ま、まあ、楽しかったのは事実なんで、気にしないっす)


天海(その帰り道……)


帰宅路の方角が一緒なのは?

1、最原
2、百田
3、春川

安価↓
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 23:33:58.69 ID:oe8d+G1B0
最原
31 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 00:00:14.50 ID:0tX46EM80
天海「最原くん。最原くんって確か、帰り道こっちだったすよね。俺も方角一緒なんで途中まで一緒に行きませんか」

最原「あ、うん。いいよ」



天海「今日は本当にありがとうございました。突然だったんでビックリしたっすよ」

最原「喜んでくれたなら何よりだよ。……春川さんに言われちゃったけど、あの店のスイーツ食べてみたかったのは僕もそうだしね」

天海「ははは、良いダシにされてしまったっすね」

天海(うーん、でも確かに美味しかったっす)

天海(……そんな風に、舌がとろけるくらいの極上のスイーツを食べて、お腹も膨れて俺はとても気分が良くなっていた)

天海(それは……つい、何か口ずさんでしまいたくなるほどで……)

天海「……ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん♪ ぴかっとぽけっとぺぺれほぱけらん♪」

最原「天海くん?」

天海「あっ……と。ははっ、完全に洗脳されてしまったようっすね」

最原「洗脳……って?」

天海「いや、今日朝から妙な歌? を聴きいたんすけど、それが変に脳内にこびりついてしまったらしくて」

最原「へえ。なんだか呪文みたいだね」

天海「呪文っすか……確かに言われてみると」

天海「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん」

天海「ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん」

天海「うん。そんな風に聞こえ……」




ヒュルルルルルルルルル……
32 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 00:00:45.97 ID:0tX46EM80
天海「る」ベシャッ

天海「……べしゃ?」

最原「あ、天海くん……? あ、頭の上に……」

天海(何が降ってきたんすか……まさか鳥のフンとか……)



ベシャッ ベシャッ ベシャッ


天海「へ?」

天海(気付くと俺の周りには……)

天海(大漁のケーキがばらまかれていた)

天海(いや、空の上から……落ちてきていたのだ)

天海(当然、俺の頭に落ちて来たのも……手で触れて初めてわかったけれど、それはショートケーキで……)

天海(俺も最原くんも訳がわからず、その場に固まってしまっていた)

最原「……」

天海「……」

天海「なんなんすかね? これは……」

最原「さ、さあ……?」

天海「……」

最原「……」

天海・最原(ええぇぇ……?)


1、なんでケーキなんか降ってきたんすかね?
2、それじゃあ、最原くん。僕はこっちなので……(混乱&帰宅)
3、その他自由

安価↓
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 00:07:07.77 ID:sh/GT0g/o
34 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 00:20:05.05 ID:0tX46EM80
天海「なんでケーキなんか降ってきたんすかね?」

天海「超高校級の探偵である最原くんなら何かわかりませんか?」

最原「う、うーん……? そうは言われても……」

最原「……」

最原「天海くんの呪文のせい……とか?」

天海「呪文、って」

最原「ほら、今さっき歌ってた」

天海「ああ……ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん ってヤツっす」


ヒュルルルルルル……


天海「か」ベシャベシャベシャベシャッ

最原「……」

最原「ビンゴ……かな?」

天海「はい。そうみたいっす。……あと、すみません。最原くんまでケーキまみれにしてしまって」

最原「う、ううん……大丈夫だよ」

天海(けど、何故突然こんな事に……!?)

天海「……まさかこれが俺の真の才能!?」ハッ

最原「そ、それは違うよ……多分」

最原「とりあえず、移動しない? 人気が無いところで良かったけど……このままケーキだらけの場所にケーキ頭に乗せてたら不審人物だよ」

天海「それもそうっすね……」

天海(……本当に何が起こったんすかね。どうして突然こんな事に)

天海(まさか……)


1、スペシャルスイーツが原因では……?
2、呪いの呪文を習得してしまったせい……?
3、その他

安価↓
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 00:36:02.74 ID:66M7+b480
2
36 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 00:43:02.22 ID:0tX46EM80
天海(この妙な呪いの呪文? を習得してしまったせいなんすかね……?)

天海(となれば)

天海「……最原くん。俺について来てください」

最原「どうしたの?」

天海「この呪文について心当たりがありそうな人を訪ねてみようと思うっす」

最原「というと……?」


1、今朝すれ違った紫のストールの希望ヶ峰学園の男子生徒を探しに行く
2、カフェの店長を訪ねる
3、その他、呪文や歌に精通していそうな人(V3キャラ限定)

安価↓
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 00:43:57.17 ID:Mul0IR5VO
1
38 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 00:58:16.57 ID:0tX46EM80
天海「実は……この呪文を最初に聞いたのはとある希望ヶ峰学園の男子生徒の口からなんっす」

天海「結構特徴のある人物だったんで、希望ヶ峰の方へ探しに行けばすぐ見つかるんじゃないかと」

最原「けど、今日はもう下校時刻もかなり過ぎてるよ? その男子生徒も帰宅している頃なんじゃ……」

天海「……それもそうっすね」

最原「……。とりあえず、今日のところはこのまま家に帰って、明日の放課後にでも訪ねてみない?」

最原「もしかしたら、何かの一時的な要因や巡り合わせておかしな事が起こっているだけで、明日になったらなんともなくなるかもしれないし」

最原「とにかく、天海くんは今日その呪文を口ずさむのは禁止にしよう」

天海「わかりました」

天海(何かあったらすぐに僕のところに相談してと言って、その日はそのまま最原くんと別れて帰宅をした)

天海(謎の呪文にケーキ……一体急に何が起こったんすかね……?)

天海(……最原くんの言うように、もしかして一晩寝て明日になったらまた平穏で平和で退屈な日常は戻ってきているのだろうか? 本当に?)

天海(……)



今回はここまで
39 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 06:43:19.35 ID:0tX46EM8o
翌日


天海「……うーん。昨日の出来事のせいかよく寝られなかったっす」

天海「しかも今日は昨日より寝坊してしまった……うえに」

天海「……何故かベッドがケーキまみれっす」

天海「あの変な現象、まだ治っていないんすね。……というか、俺、寝ながら呪文唱えてたって事っすかね……」

天海「はあ……勿体無い。朝ごはんにちょっといただく……のは色々マズイっすかね」


……



教室


天海「おはようございます」

最原「おはよう。天海くん」

最原「昨日はあれからどう……」

天海「……」どんより

最原「……まだ妙な事は起こってるみたいだね。その様子だと」

天海「はい……」

百田「おっす! どうした? 顔が暗いぜ?」

天海「あ、百田くん。……おはようございます」

百田「何か悩みでもあるのか? それならこの宇宙に轟く百田解斗にどんと話してみろ! そうすれば何か解決策を助手も考えつくかもしれないぜ。な? 終一!」

最原「う、うーん……」

百田「んん? 終一もどうした?」

天海「……。百田くん、実はですね……」



百田「はあ? なんだそりゃ……ケーキが降ってくる?」

最原「も、百田くん! 声が大きい……!」

天海「……信じられないっすよね? 俺もこれは夢なんじゃないかと疑ってるくらいっすから」

百田「……。いや、俺は信じるぞ」

天海「えっ……」

百田「天海は王馬みたいな嘘つきじゃないのはオレもよく知ってるし、何より二人とも目が真剣だ」

百田「オレをからかってるって訳じゃなさそうだからな」

天海「百田くん……」

百田「だから、それちょっとオレにも見せてくれねーか?」

天海「えっ……!?」

百田「大丈夫だって、何か起きてもフォローしてやるから。そうだろ? 終一!」

最原(僕頼みなんだ……?)

最原「……。けど、そうだね。僕もちょっと試してみて欲しいかも」

天海「最原くん!?」

最原「本当に不思議な事がまだ起こるのか、この目でもう一度きちんと確認してみたいんだ」

天海「うーん……」


1、試してみるっす
2、放課後になってからじゃダメっすか?
3、その他自由回答

安価↓
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 07:28:19.82 ID:I9b845+B0
41 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 12:17:00.29 ID:qkrI3KbpO
天海「放課後になってからじゃダメっすか?」

天海「最原くんも百田くんも、突然教室にケーキが溢れた時の上手いフォローなんて思いつきます?」

最原「それは……」

百田「うーん、サッパリだ!」

最原「も、百田くん……」

天海「ね? それに、もしかしたらケーキが降ってくるだけで済まない……なんて事もあるかもしれない」

天海「だから、放課後例の男子生徒を探しに行くついでに何処か人気の無い場所で試してみたいっす」

最原「……そうだね。その方がいいかもしれない。ゴメン、無理を言って」

天海「いえ……」

天海(最原くんたちクラスのみんなをあまり変な事に巻き込みたく無いっすからね……)



放課後


天海「それじゃあ、行きましょう。あの男子生徒に上手い事会えると良いんすけど……」


このレスのコンマで判定
10の位が偶数で遭遇またはすれ違い発生

遭遇またはすれ違う人物の判定
このレスの1の位
1罪木
2白銀
3ゴズ
4春川
5雪染
6松田
7桑田
8石丸
9御手洗
0澪田
42 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 12:42:20.15 ID:qkrI3KbpO
百田「えーと、それで、なんだっけ? ぷりっちょぺろっちょだっけ?」

天海「全然違うっす」

百田「とにかく、その変な呪文を口にするとケーキが降ってくるなんて愉快な事が起こるんだろ? スゲーじゃねーか!」

最原「夢野さん辺りが聞いたら食い付きそうなシチュエーションではあるけど……」

天海「あまり愉快でもないっすよ。朝から生クリーム塗れで無駄な洗濯ものも増えましたから」

百田「ふーん、そんなもんか? この目で確認しねぇとあんまピンとこねぇかもな」

最原「……この辺りなら平気そうかな」

天海「そうっすね」

天海「……じゃあ、お二人とも。覚悟は良いっすか?」

百田「おう!」

最原「……うん」

天海「……」

天海「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん」

天海「ぴかっとぽけっと ぺぺろほぱけらん」

天海(軽く深呼吸をしてから、気持ち小さめな声で例の呪文を発してみる)

天海(すると……)







「いたっ……」バタンッ
43 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 12:42:47.96 ID:qkrI3KbpO
百田「? 何も起こらねえぞ?」

最原「……本当だ。やっぱり一時的なものだったのかな?」

天海「それより……今、何か声と音がしませんでしたか?」

天海「いたっ……て」

百田「オレじゃねぇぞ」

最原「僕でもないよ」

天海「! あそこ……!」

最原・百田「!?」

天海(少し離れた所に一人の人間が倒れているのを発見し急いで駆け寄った)

天海「だ、大丈夫っすか!?」

「うぅ……」

天海(この制服、希望ヶ峰学園のものっすね)

天海「一体、どうしたんっすか!?」

天海(……外傷は特に無いし、周りにケーキが落ちているわけでもなさそうだし)

天海(てっきりこの人にケーキをぶち当ててしまったのかと焦ったけど、そうではないみたいっすね)

最原「君、立てる?」

百田「つーか、その前に意識はあんのかよ!?」

天海「おーい、聞こえるっすか!」

「……帰……らなきゃ」

天海「え?」

「家に……帰、って……」

最原「この近くに家があるのかな?」

百田「近さで言うなら、希望ヶ峰学園もすぐそこだし保健室にでも運んだ方がいいんじゃねぇか? そいつ希望ヶ峰の奴だろ?」


1、倒れている人物を家まで運ぶ
2、保健室へ連れて行く
3、その他自由


安価↓
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/28(日) 12:47:39.22 ID:1nomEIPO0
1
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 12:48:22.38 ID:L5FhDR5CO
2
46 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 18:49:49.48 ID:t+C76LPJO
「……家……帰る……」ズルズル

天海「うわっ、そんな這いずってまで行こうとしないでください!」

「うぅ……っ」

天海「……わかりました。俺たちが君を送り届けるっすよ」

天海「申し訳ないですが、最原くんも百田くんもいいっすか?」

百田「オレは別にいいけどよ」

最原「……天海くんはそれでいいの?」

天海「こんな人を放っておく訳にもいかないっすからね」

天海「さて、君の家はどっちっすか?」

「……あ……あっちの……」

最原「あっち?」

天海「なるほど。とりあえずあっち行くっす」

百田「背負うのはオレに任せておけ!」



このレスのコンマで判定
偶数で迷う
ただし、奇数偶数問わず、ゾロ目で詐欺師が迎えにくる
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 18:55:08.39 ID:I9b845+B0
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 18:59:58.57 ID:rG6Q4OEwo
>>47
よく見るんだ安価下じゃなくて作者の投稿レスのコンマ参照だぞ
49 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 19:22:05.53 ID:t+C76LPJO
天海「……ここ、何処っすかね」

最原「なんかどんどん人気の無い所に迷い込んじゃっている様な気が……」

天海「百田くんの背中の彼は?」

百田「呼びかけても返事しねーんだよな……」

最原「それマズイんじゃ……!」

百田「ああいや、ただ寝てるだけっぽいぞ。どうやら寝不足だったらしい」

天海「それで、あんな場所に倒れこんでたって事っすか」

最原「なるほど……おそらくそうだったんだろうね」

天海(……それにしても俺たちはどこまで来てしまったんすかね? 彼に起きてもらわないと何処に行けばいいのかもまだあやふやなままっす)


天海(ここは……)


1、倒れていた彼の携帯を失敬する
2、自分の携帯で助けを求める(連絡する相手を指定、V3キャラ限定)
3、その他自由

安価↓
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 19:27:13.96 ID:DKAt2m5m0
1
51 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 19:33:36.76 ID:t+C76LPJO
天海「すみません、ちょっと失礼します」

天海(死んだ様に眠っている彼の懐を漁り、携帯電話を探し出した)

天海「非常事態だし、勘弁してくださいっす。……えーと、最後の着信か発信の相手にでもかけてみるっすかね」


このレスのコンマ一桁で判定
電話の相手

1234山田
567罪木
8詐欺師
9田中
0江ノ島
52 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 19:49:49.71 ID:t+C76LPJO
天海「えっと、ツミキミカンさん……っすかね」

百田「女か?」

天海「おそらく。彼女さんっすかね?」

最原「もしそうだったら、心配するだろうし連絡してあげよう」


prrrrr……


『も、もしもし……御手洗さんどうしましたかぁ? また栄養剤が必要という事でしたら……』


天海「あの、すみません」


『ひぅ!? ど、ど、ど、どなたですかぁ!?』


天海「突然申し訳ないっす。この携帯の主なんですが……道で倒れているのを発見しまして」


『へ? み、御手洗さんがですかぁ!? い、今はどちらに……!?』


天海「それが、恥ずかしながら彼に家へ連れて行ってやると言ったのですが道に迷ってしまって……彼に道を尋ねようにもどうやら熟睡している様なので聞くにも聞けなく……」

天海「誰かの助けを求めようと彼の電話から適当にかけた先が貴女だったという様な具合っす」


『そ、そうでしたか……迷ってしまったのですか……それじゃあ、えとえと、周りに見えるものなど教えていただけますか……?』

天海「えぇと……」キョロキョロ


周りに何があった?
安価↓
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 19:55:21.04 ID:VZxeTJlN0
喫茶店
54 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 20:09:06.91 ID:t+C76LPJO
天海「えぇと……あれは喫茶店、っすかね」

最原「……え? ちょっと待って。あの店って」

百田「もしかして、昨日行った超高校級のお菓子職人のトコか?」

天海「あ、本当っす。あの、罪木さん……でいいですか? 罪木さんは超高校級のお菓子職人の方が開いているカフェをご存知ですかね?」

罪木『あ、は、はい! 昨日連れて行っていただきましたから場所は知ってますぅ』

天海「どうやらその近辺まで来ているみたいなので、そちらで今から待ち合わせる事って可能っすかね?」

罪木『大丈夫ですぅ! す、すぐ支度して行きます!』


プツッ


天海「……あ、きれてしまったっす。名乗らなかったんすけど、大丈夫っすかね」

最原「彼の知り合いなんでしょ? だったら彼と一緒なら平気じゃないかな」

百田「うっしゃ! 今日は何食おっかな!」

天海「百田くん……目的をちゃんと果たしてからにしてくださいっす」


このレスのコンマで判定
奇数で罪木が来る前に、御手洗の意識が戻る
55 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 21:26:14.56 ID:0tX46EM8o
天海(外から見た感じ、お店の雰囲気は昨日に比べて閑散としてるっぽいすね。とにかく……)

天海「中に入って彼を少し休ませてあげましょう」




「お客さん、ごめんなさい……今日はもうラストオーダーの時間は過ぎて……、!?」

「な、何? その子一体どうしたの……!?」

天海「不躾ですみません。少しでいいので席をお借りしてもいいっすかね?」

最原「ラストオーダーを過ぎてるって事はもう閉店間際なのかもしれませんけど……ごめんなさい」

「だ、大丈夫よ……ちょっと待って。流流歌! 流流歌!」



安藤「何騒いでるの静子ちゃん。どうかした? ……って」

安藤「君たち昨日の……最原くんと天海くんだったっけ? もう一人の子は名前知らないけど、君も一緒に流流歌の店に来てたよね?」

「流流歌! 話は後にしてっ……この子ちょっと休ませたいからお店の席借りていい!?」

安藤「えっ、う、うん……別にいいけどさ」

「こっちに来て」

天海(マスクの女性に案内されて、一番奥の一番広い席まで通された)

天海(その女性はテキパキと百田くんが背負っていた彼を安静な状態にさせて、何か薬を投与していて……)

「……ふぅ。これでひとまずは安心……の筈よ」

天海「あの……ありがとうございます。えっと」

「……ああ、ごめんなさい。私は忌村静子。流流歌の……この店の店長の安藤の……友人」

「超高校級の薬剤師って一応呼ばれてるから……変なものを打ったとかしてないから安心して」

天海「超高校級の薬剤師……なるほど」

忌村「……それで、一体どうしたの? この子衰弱してるみたいだけど……」

天海(忌村さんに事情を説明した)
56 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/28(日) 21:45:19.99 ID:0tX46EM8o
忌村「そうだったの……」

忌村「この子の事はよく知らないけど、その電話の相手の罪木さんなら知ってる……私と近い才能の持ち主だから、彼女もくればじきによくなると思う」

天海「そうなんっすか! よかった」

百田「とりあえずはひと段落ついた感じか?」

天海「そうっすね。心なしか、彼の顔色も少し良くなって来たような……」


「……ん……んー……?」


最原「! 言ってるそばから起きたみたいだね」

天海「大丈夫っすか! ええと……」

天海(罪木さんは確か……)

天海「御手洗くん」

天海(こう彼を呼んでいたっすね)

御手洗「……? どうして僕の名前を……って、家にはついたの!?」 ガバッ

忌村「あっ、ダメよ、そんな急に起き上がったりしちゃ……!」

天海「落ち着いてください。申し訳ないですが、まだ君の家では無いっす。けど、迎えを呼んだので……」

御手洗「一人で帰るから別に……、っ」グラッ

忌村「ダメって言ったでしょ……薬が効いてるからもう少し大人しく座っていて」

御手洗「で、でも……」

忌村「お と な し く し て」

御手洗「……は、はい」ストン

天海(今の忌村さんの殺気……)

最原(ちょっと怖かった……)

百田(普段はおとなしいけど、キレさせたらヤバイタイプと見た……)



天海(罪木さんはまだ来てないっすけど、御手洗くんはまた何かあれば忌村さんがついてるから大丈夫そうっすね)


罪木が来るまで会話したい人


1、御手洗
2、安藤
3、最原

安価↓
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 21:48:03.50 ID:rG6Q4OEwo
1
58 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 05:35:56.94 ID:TmdxefJXo
天海「えっと……御手洗くん、なんであんな場所で倒れていたか改めて聞いてもいいっすかね?」

天海「なんだか寝不足のようだったみたいですけど」

天海「それになんでそんなに家に帰りたいんっすか? 門限が厳しいとかっていうのなら、お家の方に連絡いれた方がいいっすよ」

御手洗「寝不足なのは……何時もの事だよ。寝る暇も惜しいし」

御手洗「……今日は、下級生との合同才能研究の発表の日だったから久し振りに登校したんだけど、連日の徹夜が祟って学校終わった途端具合が悪化したみたいでさ」

御手洗「昨日きちんと休息と栄養は取れって言われて糖分も無理やり摂取させられたりしてたんだけどね……」

天海「寝る間も惜しいっていうのは……」

御手洗「ああ……僕は超高校級のアニメーターなんだ」

御手洗「要はアニメ制作で忙しいって事」

御手洗「……こんな所で油売ってる暇があるなら早く家に戻って続きに取り掛かりたいのに」

忌村「だから無理はダメよ……身体は大切にしないと、そのアニメ制作にも支障をきたす事になるわ……」

忌村「アニメ作りが大事っていうのなら、それこそ今日1日はこのまま静かに休むべき……」

御手洗「……」

天海「アニメっすか」

天海(俺、その手の知識はあまり詳しく無いんすよね)

御手洗「……うーん、まだおでこちょっとヒリヒリするような」

忌村「倒れた時にぶつけたのかしら……? 見た感じ、擦りむいたりはしていないようだけど……」

御手洗「いや……帰宅している時に突然額を思い切り叩かれる様な感覚に襲われてさ……」

御手洗「ふらふらしてたからそのせいで倒れちゃって更に具合も悪く……」

最原「額を叩かれる?」

百田「弱ってる奴にひでぇ事しやがるな。どんな奴にやられたとか覚えてんのか?」

御手洗「誰かに叩かれたって訳じゃないんだ」

天海「?」

御手洗「なんか突然……風圧みたいのがバシッときてさ。なんだったのかな、あれ」

天海「風圧……ですか」

天海「……。その前後に何か気になる様な事はあったっすかね?」

御手洗「うーん……そういえば、なんか歌みたいのが聞こえた様な……? 意識が朦朧としてたから、あまり詳しくは覚えてないんだけど……」

天海「……歌」

最原「……ねえ、天海くん」コソッ

最原「もしかして、彼……」

天海「……俺の呪文のとばっちり受けたのかもしれないっすね」コソッ

百田「えっ。天海のケーキの被害者だったのか?」コソッ

天海「いや……周りにケーキはなかったんすけど……」

天海(今度は俺……何しちまったんすかね)
59 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 05:41:42.10 ID:TmdxefJXo
天海(呪文で思い出したっすけど、今日もまた目当ての男子生徒探しはお流れになりそうっす……)

天海(けど、どうせなら御手洗くんから何か話を聞けないっすかね……)


1、御手洗にも呪文の事を尋ねてみる
2、御手洗に紫のストールの男子生徒について心当たりがないか聞いてみる
3、その他自由

安価↓
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 07:11:48.72 ID:2HuLVX+N0
2
61 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 16:16:44.07 ID:w+T5KD+dO
天海「御手洗くん、ちょっとお尋ねしたい事があるんですけどいいっすか」

御手洗「ん、何?」

天海「御手洗くんの知っている希望ヶ峰学園の生徒の中で紫のストールを巻いている男子学生はいますか?」

天海「顔にタトゥーを入れてて片目の色が違ってて……あれは多分カラコンだと思うんすけど」

御手洗「……ああ、それってもしかして田中くんのことかな」

天海「田中くん?」

御手洗「ちょっと待って」

天海(御手洗くんはスマホを取り出すと、少し操作をしてから一枚の写メを見せて指をさす)

御手洗「この彼?」

天海「当たりっす!」

最原「探していた人、見つかったの?」

天海「はい。思わぬところでっすね」

百田「やったな! これで解決に一歩近付いたんじゃねぇか?」

御手洗「? なんの話? 田中くんがどうかしたの?」

天海「ええとですね……彼に少し聞きたい事がありまして」

天海「図々しいのを承知で頼みますが、どうにか彼と話が出来るように取り合ってもらえないっすか?」

御手洗「うーん……それならクラスにあまりいない僕に言うよりは……」




「み。御手洗さぁん! 大丈夫ですかぁ!?」

「ひゃわあぁぁ!?」ステーン

天海「!?」

最原「な、何……?」

百田「すげぇカッコで転んでんな……」

忌村「そ、そういう貴女こそ大丈夫……?」

「ふえぇん……ころんでしまいましたぁ……」

天海「ん? この声って……」

御手洗「罪木さん! またそんな風に転んで……」

天海(ああ、彼女が罪木蜜柑さんか)

天海(御手洗くんは席から立ち上がると慌てて罪木さんを助けようとするけど……)

御手洗「うわっ……!?」

天海「御手洗くん!?」

天海(……罪木さんと並ぶような形で転んでしまっていた)

天海「お二人とも本当に大丈夫っすか……?」

御手洗「……いてて……」

罪木「ふえぇぇん……ごめんなさぁい! 御手洗さんまで転ばせてしまってごめんなさぁい!」

御手洗「……いや、これは僕が勝手に転んだだけだし……」

安藤「今の音なに? 今度はどうしたの?」

天海(なんだかもう大騒ぎっすね……)
62 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 16:34:28.56 ID:w+T5KD+dO
……で


罪木「ふゆぅ……お騒がせしました。えっと、そちらの方は電話の……?」

御手洗「そういえば助けてもらっておいて名前聞いてなかった!」

天海「俺は天海。天海蘭太郎っす。こちらは、最原終一くんと百田解斗くん」

最原「どうも」

百田「よろしくな!」

罪木「ご、ご丁寧にありがとうございますぅ……私は罪木蜜柑と言います」

御手洗「僕も改めて言った方がいいのかな。御手洗亮太だよ」

御手洗「……で、田中くんの話だったっけ」

罪木「ふぇ? 田中さん?」

御手洗「天海くんが田中くんと話がしたいらしいんだ」

御手洗「事情はよくわからないけど、知り合いという訳ではないんだよね?」

天海「昨日の朝すれ違った事があるだけっす。多分向こうは記憶に無いかもしれませんね」

御手洗「……という事らしいから、罪木さん取り合って貰えないかな?」

罪木「田中さんにですかぁ? それは良いですけどぉ……」

天海「都合は田中くんの方に合わせるので。俺の連絡先渡しておくっす」

罪木「は、はい……受け取りましたぁ……」

罪木「では、御手洗さん。外にタクシーをお待たせしているので行きましょう」

御手洗「タクシー? そんな大袈裟な……大体料金は……」

罪木「あの人の方へご連絡したら自分は用事があって迎えに行けないけど代わりにこのお金でタクシーでも呼んで迎えに行ってくれ……って」

御手洗「彼にも連絡したの? まったく、そこまで気を使わなくてもいいのに」

御手洗「……じゃあ、天海くん。今日は色々とありがとう」

罪木「し、失礼しましたぁ」

天海(頭を下げて、二人は席から去っていった)


1、御手洗たちがまだ心配なので一緒についていく
2、この場に残る

安価↓
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 16:35:13.78 ID:bx3fcL/wo
64 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 16:54:25.59 ID:w+T5KD+dO
天海「……大丈夫っすかね。罪木さんの方もなんだかそそっかしい人でしたけど」

百田「タクシー呼んでるなら車が事故らない限りは平気じゃねぇか?」

最原「そうだね。あとはお任せしちゃって良いんじゃないかな」

天海「うーん……」

天海(それ以外で気になる事もあるんすけどね)


最原「後はその田中くんからの連絡を待たない限りは先に進めない感じかな」

天海「そうっすね。最原くんも百田くんも色々付き合わせて申し訳ないっす……」

百田「そんなの気にすんな! ダチが困ってるところは見捨てられないからな!」

最原「そうだよ。……それに、天海くんに起こっている現象について、気にならない方がおかしいというか」

百田「けど、さっきは昨日天海を襲った現象は出なかったんだろ?」

天海「そうなんっすけど……今回は御手洗くんに何かしてしまった可能性が高そうっす」

最原「……それなんだけどさ。どうして御手洗くんだったのかな?」

天海・百田「?」

最原「いや……近くに僕と百田くんがいたのに、少し遠くの御手洗くんに被害が及んだのはどうしてなのかと思って」

天海「うーん……?」

百田「けどよ、風のイタズラ? 程度で済んで良かったんじゃねぇか? 面白みには欠けるけど、ケーキが降ってくるよりはマシじゃねぇ?」

最原「まだ言ってる……」



安藤「なんの話ー?」

天海「あ、安藤さん! この度は色々お騒がせしてしまってすみません」

安藤「いいよ、別に。お客さんも殆どいない時間だったからね」

天海「忌村さんもありがとうございます」

忌村「いいえ……彼、元気になると良いわね」

安藤「それで、積もる話はまだありそうなの?」

天海(……そういえば、もう閉店の時間なんすよね)


1、お暇する
2、安藤に話をしてみる
3、その他自由

安価↓
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 17:12:58.40 ID:OjzlTOqKo
2
66 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 20:28:28.21 ID:Q6Tmt1Sfo
天海「はい、安藤さんにお話があるっす」

安藤「え? 流流歌に? 一体なんだろ」


1、昨日口ずさんでいた歌について
2、昨日食べたスイーツについて
3、その他自由に

安価↓
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/29(月) 20:30:40.48 ID:2opC7ZDSO
68 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 20:39:20.01 ID:Q6Tmt1Sfo
天海「安藤さんが昨日口ずさんでいた歌について聞きたい事があって……」

安藤「歌? なんの事だろ」

天海(……ん? 覚えがない?)

天海「えっと……ぴりっとぱれっと〜ってヤツっす。昨日鼻歌混じりに歌ってたような記憶があるんすけど……なんの歌っすかね?」

安藤「んー……? えーっと……」

忌村「何? その歌……」

安藤「……」

安藤「ゴメン、ちょっと覚えてないかも」

天海(……んん? どういう事っすかね)


1、もっと詳しく話してみる
2、心当たりが無いのなら話を切り上げる
3、その他

安価↓
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 20:40:34.80 ID:jVoKeGuFo
70 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 20:59:41.81 ID:Q6Tmt1Sfo
天海「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん」

天海「ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん」

天海「……って感じのヤツっす」

天海(って、うっかり唱えてしまったっす!)

安藤「あー」

安藤「……うーん」

天海(……なんだろうこの微妙な反応は)

安藤「ゴメン、やっぱり知らないや」

天海「え、でも……」

安藤「正確に言えば何の歌か知らない……って事なんだけどさ」

忌村「そうなの? ……私もなんか聞き覚えがある気がするんだけど」

安藤「流流歌はよいちゃんが歌ってたの聞いてなんか覚えちゃったんだよね」

忌村「ああ、なるほど……通りで……」

天海「そのよいちゃんさんって人が知ってるんすか?」

安藤「うーん、どうなんだろう。よいちゃんも多分、何処かでなんとなく聞いたのをなんとなく口ずさんでたっぽいだけな気がする。結構頭に残る感じのメロディーだよね」

天海「そうっすか……」

天海(謎が深まるばかりっす……)

最原「……ねえ、天海くん。今、唱えたよね。全部」

天海「……はい。唱えたっすね」

百田「なんも起こってねぇな?」

天海「はい。安藤さんと忌村さん、何か異変があったりしませんか?」

安藤「ん? 別に?」

忌村「私も特に……」

天海「最原くんと百田くんは?」

最原「大丈夫だね」

百田「ぴんぴんしてるぜ」

天海「……うーん」

安藤・忌村「???」

天海(本当に何もなくなった……? それとも何か条件でもあるんすかね……?)


安藤たちに天海の身に起こっている事を話す?
安価↓
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 21:14:57.31 ID:2HuLVX+N0
話さない
72 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 21:29:47.65 ID:Q6Tmt1Sfo
天海「……わかりました。話はこれだけっす。長居してすみませんでした」

安藤「ん、そう? また流流歌のスイーツ食べに来てね」

天海「はい。ありがとうございました」

最原「失礼しました」

百田「っした!」

安藤「またのご来店をお待ちしてまーす」

忌村「暗いから気をつけて帰ってね……」



……


天海「最原くん、これってどういう事だと思いますか?」

最原「……もしかしたら異変が起こるのにランダム性や規則性があるのかもしれないね」

百田「やっぱり気のせいだったとかは?」

最原「それは、僕が天海くんと一緒に体験した事で気のせいなんかじゃないって証明出来るよ」

百田「うーん、そうか……」

天海「……まあ、何もないならそれが一番っすけど、気が抜けないのが困るっすね」

天海「とりあえず、今は田中くんからの連絡を待つ事にします」

最原「……。安藤や忌村さん、それによいちゃんって人も聞き覚えがあるけど、なんの事なのかわからないんだよね」

最原「僕の方でも少し調べてみようかな」


1、お願いしてもいいんすか?
2、自分のことは自分でかたをつけるっす
3、自由回答

安価↓
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 21:32:34.09 ID:jVoKeGuFo
74 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 21:43:41.11 ID:Q6Tmt1Sfo
天海「……いえ、わざわざ最原くんの手を煩わせる様な事はさせないっす」

天海「今日、お二人がついてきてくれただけでも十分嬉しいっすから」

百田「なんだよ、水臭え事言うなよ!」

天海「本当にお気持ちだけで充分ですから」

最原「……わかったよ。余計な事をして被害を広げ兼ねないとも……だしね」

最原「けど、何かあれば相談に乗るよ」

百田「オレもいるぜ!」

天海「ありがとうございます」

天海(……けど、どうにか自分でかたをつけたいところっすね)

……
75 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 21:48:18.03 ID:Q6Tmt1Sfo
翌日


天海(あの後、自分なりに考えてみたっすけど、安藤さんたちも聞き覚えがあるというのなら田中くんに限らず手当たり次第聞いてみるのもアリな気がしてきたっす)

天海(ただ、異変の法則性がわからない以上は常に警戒している必要はありそうっすけどね……)


朝、天海に声をかけてきた人物、V3キャラ限定
安価↓
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/29(月) 21:55:02.20 ID:2opC7ZDSO
夢野
77 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 22:03:46.33 ID:0h4OBtdRO
夢野「朝から何辛気臭い顔をしておるんじゃ」

天海「……あ、夢野さん。おはようございます。ちょっと考え事をしていまして」

天海(そういえば、昨日最原くんが夢野さんが食いつきそうな話題だって言ってたっすよね)

天海(超高校級のマジシャン……もとい魔法使いである夢野さんからなら何か重要なヒントが貰えるかも……?)

天海「あの、夢野さん」

夢野「んあー。なんじゃ?」


1、ケーキを降らせる魔法ってご存知っすか?
2、こんな歌に聞き覚えはあるっすか?
3、その他自由

安価↓
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 22:07:10.82 ID:BJ+nItr30
2
79 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 22:17:53.12 ID:TmdxefJX0
天海「こんな歌に聞き覚えはあるっすか?」

夢野「歌?」

天海「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん」

天海「ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん」

天海「……って歌っす」

夢野「んあー」

夢野「聞いた事あるような、ないような」

天海「ど、どっちっすか?」

夢野「んあー……」

このレスのコンマが奇数でイベント発生
更に直下のコンマがゾロ目で夢野から情報入手
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 22:29:37.66 ID:xTggabTjo
魔法じゃ
81 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 22:56:09.63 ID:TmdxefJX0
夢野「……んあ!?」

天海「どうしたんすか?」

夢野「思い出したぞ! その歌、確かに聞いた事がある!」

天海「! 本当っすか!? ちなみに何の歌かご存知で……?」

夢野「それを聞くのなら、ウチではなく白銀に聞く方がより良いかもしれんな」

天海「? ここで何故白銀さんの名前が……」

白銀「私がどうかした?」

天海「うわっ!」

白銀「あ、ごめんね。地味だから突然声かけて驚いちゃった?」

天海「い、いえ、こちらこそすみません」

夢野「天海が白銀に聞きたい事があるそうじゃ」

白銀「私に?」

天海「ええと、ですね。誰でもいいんである歌をご存じないか知りたくてですね」

白銀「ふむふむ」

天海「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん」

天海「ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん」

天海「っていう……」

天海(その時)


白銀「痛っ!」バシンッ

天海「!?」

夢野「白銀?」

天海(白銀さんの額に淡く星の形をした光が飛んで行ったのか確かに見えた……)

白銀「……あたた、今おでこに何か……」

夢野「おでこがどうしたんじゃ?」

天海(……夢野さんには見えなかったんすかね)

白銀「ゴメン、えっと、なんだっけ?」

夢野「ぴりっとぱれっと、じゃ!」

白銀「ああ、そうそう!」

白銀「意外だねー、天海くん【みらぱれ】観てるんだ?」

天海「みらぱ……なんすか? それ」

白銀「えっ、知らない?」

白銀「そっかー。そういえばアレ、何故か歌だけ知名度があるんだよね。地味に舞園さやかが今度カバーして歌うらしいし」

白銀「天海くんも歌を聴いた事があるだけの口かな」

天海「あの、それで、そのなんとかっていうのは一体……?」

白銀「なんとかじゃないよ! 【みらくる☆ぱれっと】」

白銀「日曜の夜7時にやってる、テレビアニメだよ。天海くんの歌っていたのは、それの主題歌」

天海「テレビアニメ……?」

白銀「魔法少女ぱれっとが仲間たちと一緒にぷりずむさ様を探しに旅するファンタジックアドベンチャー!」

天海「は、はあ……」

天海(そんな歌が何故あんな事を起こすきっかけに……?)

天海(……それに今、白銀さんに俺が唱えたそれがきっかけで……おでこに当たったって事はまさか、御手洗くんに起こった現象と一緒なのでは……?)


白銀に他に何か聞きたい事があれば安価↓
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 23:02:09.01 ID:lAShIq8Vo
アニメの詳しい内容と、そのアニメにはお菓子にまつわる話があるか
83 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 23:16:01.93 ID:TmdxefJX0
天海(……とにかく、情報がひとつ増えた事は確かっすね)

天海(みらくる☆ぱれっと……か。この現象と何か密接な関係があるのか……?)

天海「白銀さん、そのアニメの詳しい内容って知ってるっすか?」

天海「お菓子にまつわる話があったりとか……」

白銀「詳しい内容?」


このレスのコンマ一桁で判定
白銀のみらぱれオタ度

1キャラしか知らない
2たまにしか観ていない
3キャラしか知らない
4たまにしか観ていない
5キャラしか知らない
6たまにしか観ていない
7キャラしか知らない
8たまにしか観ていない
9毎週観てる
0三話で切った
84 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/29(月) 23:36:00.45 ID:TmdxefJX0
白銀「うーん、ゴメンね。私、みらぱれの視聴はしてないんだ」

白銀「その時間帯は裏番の別のアニメ視聴しててさ」

白銀「キャラだけは知ってるんだけどね。コスプレ衣装の造形の参考の為に調べたから。まあ、私はみらぱれのコスプレする予定は無いんだけど……」

天海「そうっすか……」

天海「ちなみに夢野さんは?」

夢野「うちも偶然何回か観た事があるくらいじゃ。ぱれっとさんが呪文を唱える姿がかわいかったのぅ」

天海(うーん……他にこのアニメに詳しそうな人に聞いてみるしかないっすかね……?)

天海「ありがとうございます。参考になりました」

白銀「なんでそんな事調べてたのか地味に気になるなぁ。もしかして、天海くんもこっち系の世界に足を踏み入れつつあるとか?」

天海「いえ、そういうのではないんすけどね……」

白銀「なーんだ」


……


昼休み


ヴーヴーヴーヴー


天海「……ん? 知らない番号から電話がきてるっすね?」

天海「! まさか……」


ピッ


天海「もしもし」

『汝の名をここに示せ』

天海「……はい?」

天海(いきなりなんなんすか? いたずら電話っすかね)

天海(いや、でもこの声って……やっぱり……)

天海「……天海蘭太郎っす」

『……扉は開かれた』

『封印されし我が依り代との対話を許可する』

天海「あの……君がもしかして、田中くんっすか?」

『ほう……やるな人間。声だけで我が名を見破るとは。もっともそれは、この依り代の666あるうちの名の一つにしか過ぎないのだがな』

天海「は、はあ……そうっすか」

天海(なんだか恐ろしく中二な人だという事がわかったっす)

天海(……一応、歌についてはなんなのかわかったっすが、田中くんとも話してみるべきっすかね?)


1、このまま電話で話す
2、会う約束を取り付ける
3、その他

安価↓
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 23:44:07.14 ID:xTggabTjo
2
86 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 00:09:21.79 ID:Kb8plbJD0
天海(……うん、やっぱり直接会って話を聞いてみたいっす。他に何か有力な情報が得られる事もあるかもしれないっすからね)

田中『天海と言ったか。俺様に何用だ?』

天海「はい。実は、折り入ってお話したい事がありまして。今日、時間の都合とかどうっすか? 会って直接話をしたいんっす」

田中『……よかろう。特別に許可する』

天海「本当っすか!」

田中『我が身を巡る毒の瘴気にあてられても良いのであればな。フハハハハ!』

天海(やっぱりおそろしくめんどくさい人みたいっすね)

田中『では、昨日白衣の天使と邂逅した場所で落ち合うのはどうだ?』

天海「白衣の天使?」

田中『貴様が俺様へ扉への鍵を託した人物だ』

天海「ええと……ああ、罪木さんの事っすか?」

天海「という事は、安藤さんのお店へ行けばいいんすね」

田中『約束の場所へ至る為の承認は特別に俺様の方でしといてやろう』

天海(予約してくれるって事すかね?)

天海「ありがとうございます。……それでは、今日の放課後に」

田中『全ては世界の選択のままに』


プツッ


天海「……うーん、濃ゆいなぁ」


……


放課後


天海(……では、いざ田中くんの所へ!)


このレスの10桁が偶数の場合、誰かが一緒についてくる

その場合、このレスの1桁でついてくる人物を判定
1234白銀
5678最原百田春川
9白銀春川
0V3女子キャラを↓で指定

ここで今回は終了
87 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 10:29:40.19 ID:TEgtAdZJO
天海(行き方は把握してるし、今日は一人で会いに行くっす。……やっぱり最原くんたちに迷惑かけっぱなしは気がひけるんで)



……


天海(今日は何事もなく到着っす)

天海(ん? 店の前に貼り紙があるっすね。ふむふむ……アルバイトの募集っすか。結構時給も良いみたいっすね)



「いらっしゃいませー」


天海を出迎えてくれた人(アルバイト)は?
シリーズの中から1名
安価↓
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/30(火) 10:42:18.76 ID:LNv19CVV0
朝日奈
89 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 11:53:10.23 ID:AVY5oP9OO
「おひとり様ですかー?」

天海(日に焼けた肌の元気のいい女性店員さんっす。昨日一昨日は見た記憶ないっすね)

天海「ええと、予約している……筈の、田中という人の連れの者っす。もう来てるっすかね?」

「あ、田中先輩が言ってたもう一人のお客様かな?」

天海「先輩……という事は君は希望ヶ峰の?」

「そうそう。78期生の……って無駄話してたら店長に怒られちゃう! それではご案内しまーす」

天海(超高校級でもアルバイトなんかするんすね)

天海(ネームには……朝日奈さんって名前が書いてあるっす)




罪木「あ、天海さん、こちらですぅ」

天海「罪木さん? それに……」

御手洗「こんにちは」

天海「御手洗くんもご一緒っすか?」

御手洗「田中くんが今日君と会うって言うからついてきたんだ。改めてお礼をしておきたくてさ」

御手洗「今日は僕のおごり……という事で」

天海「そんな。気にしなくてもいいのに」

天海(御手洗くん、今日は学校に行ったんすかね)

罪木「私は御手洗さんがまた倒れたりしたら心配だっていうのと、田中さんが天海さんの事探せなかったら困るかなぁと思って……」

天海「なるほど」

天海(それで……)

紫ストール「……」

天海(罪木さんの隣で腕を組んで目を閉じて黙り込んでいるのが……田中くんっすね)

天海(けど、御手洗くんの隣にいるのは……?)


ふくよかな人物「 」ガツガツ


天海(すでにスイーツにありついている様っすけど……)


ふくよかな人物の出で立ちは?

1、なんか御手洗っぽい
2、導きそうなメガネ
3、その他指定した人物の風貌

安価↓

90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/30(火) 12:06:14.37 ID:WtK6a5Xio
3 初代学園長の方のカムクライズル(神座出流)の恰好
91 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 12:31:05.47 ID:AVY5oP9OO
天海(ヒゲのおじいさん……? 明らかに御手洗くんたちと年代がずれているのに、何故かこの場に馴染んでいるのが凄く不思議っす)

「君が天海か?」

天海「! は、はい。そうっす」

「昨日は御手洗が世話になったそうだな。私からも礼を言わせて貰おう」

天海「いえ、あの」

天海「御手洗くん。こちらの方は? 御手洗くんのおじいさんっすか?」

御手洗「いや……」

天海(なんか御手洗くんが凄く微妙な顔をしている)

「私は……御手洗と少し縁があったものだ」

「……神座出流。まあ、好きに呼ぶといい」

天海「かむくらさん……ですか。よろしくお願いします」

罪木「……うゆ」

田中「……」

天海(罪木さんも田中くんも微妙な空気になったっす。なんなんすかね……このおじいさんは)

罪木「えとえと……昨日タクシー代を出してくれた方なんですよ」

御手洗「……気を使ってくれるのは嬉しいんだけどさ。たまに母親みたいなんだよね……彼」

御手洗「昨日は気付かなかったけど、一昨日もこの店に糖分摂取させられに連れて来られたんだ。彼、常連なんだって」

天海「へえ」

天海(巨大な金魚鉢のパフェを平気で一人で食ってるっす……)

御手洗「その金魚鉢パフェ、完食するとタダになるメニューなんだって。その代わり、残すと残した分量の値段が取られるらしいけど」

御手洗「一昨日もそれ食べてたんだよね……見てるだけで気持ち悪くなってくる量なのに、よくやるよ」

神座「何を言う。これくらい摂取出来て当然だ。御手洗ももっと糖分をだな……」

御手洗「はいはい、わかってるよ。大切なのは脂肪と糖分、でしょ?」

天海(御手洗くんの保護者みたいな人なんすかね? 御手洗くんはちょっと悪態つくような感じっすけど嫌そうではないというか……)

天海「御手洗くんもこれ食べた事あるんすか?」

御手洗「ううん。僕が一昨日食べたのはアニバーサリーなんとかってヤツ。珍しいブドウみたいのが乗っててさ」

罪木「あっ、御手洗さんもあれ食べたんですねぇ。私もその日、連れてきてもらった人たちと同じのを食べたんですよ。えへへ……美味しかったですよねぇ」

天海(最原くんと百田くんと春川さんが食べてたヤツっすね)

御手洗「……って、ゴメン。話が脱線しちゃったけど、天海くんは田中くんに話があるんだったよね?」

天海「そうでした!」

天海(……田中くんが電話と違って静か過ぎたので忘れかけてたっす)
92 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 12:46:19.73 ID:AVY5oP9OO
天海「田中くん、お待たせして申し訳ないっす」

田中「……気にするな。俺様は覇王ではあるが、人間には寛大だ」

天海(やっぱり口を開くと中ニだ!)

田中「それで、話というのは?」

天海「……あ、はい。もしかしたらわざわざお呼び立てして何を聞くのかと思われるのかもしれませんが……」

天海「一昨日の朝、俺とすれ違ったのを覚えているっすか?」

田中「……。ただの人間には興味が無いのでな」

天海(覚えていないみたいっすね)

天海「そうですか。……俺の思い違いだったら申し訳ないんすけど、その時に田中くん歌を口ずさんでいた気がして」

田中「……歌だと?」

天海「はい」

天海「ぴりっとぱれっと ぽぽれはぷかろん」

天海「ぴかっとぽけっと ぺぺれほぱけらん」

天海「って……」



罪木「ひゃうん!?」バシンッ ガシャン


天海「!?」

天海(今、罪木さんに白銀さんの時と同じ現象が……!?)

田中「どうした、罪木」

罪木「う、うゆ……おでこがヒリヒリして……」


朝日奈「どうかしましたかー?」

罪木「す、すみませぇん! お冷のコップを落として割ってしまいましたぁ……!」

朝日奈「大変! すぐに掃除しますね!」

天海「……」

天海(今のやっぱり……俺のせいっすか?)


御手洗「……」

神座「……御手洗? どうした?」

天海「……?」


このレスのコンマが偶数の場合、御手洗に異常事態発生
その場合、御手洗の身に何が起こったか
安価↓
93 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 12:56:38.36 ID:AVY5oP9OO
御手洗「……あ、いやゴメンなんでもない」

御手洗「昨日倒れる前に聞いたの、その歌だったなって思い出しただけだよ」

御手洗「それ、みらぱれの主題歌じゃない?」

天海「そっか。御手洗くんはアニメーターだし、アニメの事には詳しいっすよね」

御手洗「何話か作画担当もした事あるアニメだしね」

田中「……それで、そのアニメの歌がどうしたと?」

天海「田中くんはこの歌……なんの歌かご存知でした?」

田中「……。いいや、闇の聖母により洗脳を受けた際に身体に染み付いてしまった呪術の類いというだけだが」

天海「や、闇の聖母……?」

罪木「クラスメイトのソニアさんという人の事ですぅ。ジャパニメーションとか90年代のドラマとか、日本の文化が好きな方なので……」

天海(つまり、田中くんも安藤さんと同パターン……?)

天海「……うーん、そうっすか。わかりました」

田中「話はそれだけか?」


会話相手の選択

1、田中と話を続ける
2、御手洗と話す
3、罪木と話す

話したい具体的な内容があれば併記の上
安価↓
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/30(火) 16:02:37.85 ID:M8EQL1USO
2舞園さやかのことについて聞いてみる
95 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 18:15:28.46 ID:fqTBMO4vO
天海(安藤さんと同パターンであるのなら、田中くんから聞けそうな話はもう無いかもしれないっすね)

天海(例の歌についてはより詳しい人に聞いてみた方がいいのかも)

天海(そういえば、白銀さんがあんな事言ってたっすね……)

天海「御手洗くん。そのみらぱれの主題歌なんですけど、今度舞園さやかがカバーして歌うらしいという話はご存知ですか?」

御手洗「ああ、うん。ネットで見た記憶があるよ」

御手洗「舞園さやかと言えば、今をときめく国民的アイドルグループのセンターだよね。そんな人が歌うとなると、また歌だけ知名度が上がるんだろうな……」

御手洗「天海くん、舞園さやかのファンなの?」

天海「ファンというか、少し興味があるというか」

御手洗「彼女、希望ヶ峰の78期生で後輩だけど雲の上の人みたいな存在なんだよね。同じ学校にいるって言われてもあんまピンとこないっていうか」

天海(彼女も希望ヶ峰なんすか)

天海(78期生というと、ここのアルバイトの朝日奈さんと同級生になるっすね)

御手洗「彼女、エスパー系アイドルって売りらしいから、こういう歌を歌うのに抜擢されてたりして」

御手洗「あの主題歌のサビのあのフレーズってぱれっとが仲間を召喚したり敵を封じたり、不思議なことをする時に頻繁に使う呪文なんだ」

天海(不思議な呪文にエスパーアイドル……そんな彼女があの歌をうたって平気なんすかね。俺以上の凄い事が起こったりとか……)

神座「御手洗。話もいいがいい加減注文したらどうだ? 話し相手も腹が減っている事だろう」

御手洗「あっ、そうだった! 罪木さんたちもまだだったよね」

田中「俺様はこの漆黒の神水だけで構わん」

罪木「わ、私は……えとえと……日替わりスイーツセットにしますぅ」

天海「じゃあ、俺もそれで」

御手洗「僕もそれにしよう。……あれ、そういえば、予約特典のスペシャルスイーツとかっていうの運んで貰ったの?」

神座「まだだった筈だが」

御手洗「天海くん、よかったら食べていいよ」

天海(予約時のスペシャルスイーツっすか。なんか縁があるっすね)
96 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 18:45:53.83 ID:Kb8plbJDo


朝日奈「お待たせいたしましたー」

朝日奈「ご注文は以上でお揃いですか?」

天海「はい。ありがとうございます」

朝日奈「失礼しまーす」

罪木「日替わりスイーツはドーナツみたいですねぇ」

御手洗「予約のスイーツは何だったの?」

天海「今日はバナナキャラメルワッフルっすね」

神座「ん? 今日は?」

天海「つい一昨日も友人に連れられて予約で来たんす。その日、俺の誕生日でお祝いしてもらって」

罪木「そうだったんですかぁ。おめでとうございますぅ」

天海「ありがとうございます」

天海「……その時は見た事のない珍しいイチゴみたいなフルーツが乗ってたんすけど、今日は普通のバナナみたいっす」

天海(春川さんや御手洗くんや罪木さんが食べたような珍しいブドウなんかも、その日によって乗せたり乗せなかったりなんっすかね)

御手洗「いただきます」パク

罪木「いただきますぅ」パク


このレスのコンマで判定
10桁御手洗、1桁罪木で
偶数だと対象の人物に異常事態発生
97 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 18:53:32.17 ID:Kb8plbJDo
御手洗「っ……!?」ガシャン

天海「!」

神座「……御手洗? おい、どうした! 御手洗!」

天海(御手洗くんが、ドーナツを口にした途端様子が変に……)



『ノロイ』


天海「!?」


『ノロイ ガ カカッタワ』


天海(なんすか今の声……のろい……? ……呪い!?)

天海(御手洗くんに呪いが……って事っすか!?)


御手洗を襲った呪いとは?
安価↓
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/30(火) 18:54:36.07 ID:/tOrCsSaO
同性を魅了するホモの呪い
99 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 19:22:00.17 ID:Kb8plbJDo
御手洗「……うぅっ」

田中「どうした? 何が起こった!?」

神座「御手洗! しっかりしろ!」

御手洗「……なんだ、今の……一瞬苦しくなったけど……」

天海「……あの、平気っすか? 御手洗くん」

御手洗「うん……大丈夫。ありがとう」

神座「……」

田中「……」

天海「? 田中くんも神座さんもどうかしたんすか?」

御手洗「……? 君の方こそ何かあったの?」

神座「い、いや……」

田中「……よせ、近寄るな!」

御手洗「???」

天海(田中くんと神座さんの御手洗くんを見る視線が妙に熱っぽい気がするっす……)


田中(……何故だ。一瞬苦しそうにしていた奴の姿がやけに艶っぽく思えてならない……!)

神座(不思議そうに首を傾げるな! かわいいから!)

御手洗「な、なんか二人が気持ち悪い気がするんだけど……」

天海「……」

天海(どういう状態かよくわからないっすが……これが呪いのせいって事っすか? いや……まさか……ね)


……


御手洗「……じゃあ、今日のところはこれで」

天海「ごちそうさまでした」

天海「……田中くんと神座さん、ぼーっとしたままっすけど平気っすかね?」

罪木「ふゆぅ……どうしちゃったんでしょう……?」

御手洗「もう、ぼーっとしてないで帰るよ」

神座「あ、ああ……」

田中「……鎮まれ! 鎮まるのだ!」

天海(やっぱりおかしいっす)

天海「あの……御手洗くん」

御手洗「何?」

天海「……」

天海「何かあったらいつでも相談聞くっすからね!」

御手洗「……? う、うん……?」

天海(御手洗くんたちと解散して帰宅した)

天海(……)

天海(呪い……一瞬聞こえた女の子の声、あれは本当になんだったのか)

天海(更に謎っす……)
100 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 19:37:50.63 ID:Kb8plbJDo
天海(さて、今日は話が進展したようで更に謎が増えた日だったっすね)

天海(例の呪文は呪文ではなくアニメの主題歌で)

天海(それを今度希望ヶ峰のエスパー系アイドル舞園さやかがカバーで歌うらしく……)

天海(御手洗くんに引き続き、あの歌を聴かせたら白銀さんと罪木さんにも御手洗くんと同じおでこに痛みが走る現象が起こった)

天海(そして、謎の女の子の声と呪いという言葉)

天海(その言葉が気のせいでないのなら、御手洗くんに呪いがかかってしまったのかもしれない……けれどそれは何故?)

天海(……何をどうしたらいいのかわからなくなってきたっすね)

天海(明日は……どうするっすかね?)


1、歌の効果が出る法則性について探ってみるっす
2、エスパー系アイドル舞園さやかが気になるっす
3、頭が疲れてきたので、明日は何も考えず遊びに行くっす
4、その他自由安価

安価↓
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/30(火) 19:38:25.96 ID:7B15upOQo
102 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 19:47:41.64 ID:Kb8plbJDo
天海(……やはり、エスパー系アイドルなんて聞いてしまうとこの不思議現象と関連性が無いかと疑ってしまうっすね)

天海(舞園さやかについて調べるには……)


1、希望ヶ峰学園へ行く
2、舞園の知り合いを尋ねる
3、舞園関連のイベントを調べる
4、その他自由安価

安価↓
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/30(火) 19:50:36.35 ID:7B15upOQo
104 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 20:09:27.99 ID:Kb8plbJDo
天海(希望ヶ峰学園に直接行くのが手っ取り早そうっす)

天海(幸運にも、明日は希望ヶ峰学園の生徒との交流才能育成の日なんすよね)

天海(御手洗くんのあの後も気になりますし、罪木さんも額に衝撃以外の不思議な事が起こってないか心配っす……ただの杞憂ならいいんすけど)



翌日


天海(……という訳で、交流才能育成の為に希望ヶ峰へやって来たっす)

天海(俺の場合、才能が不明なので才囚でも様々な才能の持ち主たちと一緒に才能育成したり研究に携わったりするんすけど)

天海(今日、希望ヶ峰で才能育成を一緒にする相手は……)


1、職員室に確認しに行かないといけないっす
2、スポーツ系の才能だったような……
3、人物の名前または才能系統を指定

舞園を直接指定は出来ません

安価↓
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/30(火) 20:39:11.96 ID:v+tonUdL0
106 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 21:19:26.34 ID:Kb8plbJDo
天海(職員室に確認しに行かないと行けないっすね)




天海(……うーん、今日は良い天気っすね)

天海(晴れてるってだけで気分は割とよくなるものなんすよね)

天海(ぴりっとぱれっと〜♪)

天海(……って、マズイっす。やっぱりあのフレーズは中毒性が高くてつい頭の中でも歌ってしまうっす)

天海(口に出してない分マシなんだろうっすけど……と、ここが職員室っすね)

天海(……ぽぽれはぷかろん〜♪)


コンコン


天海「失礼します」ガラッ


「きゃっ!?」バシンッ


天海「へっ?」


「おや、ちさちゃんどうしたの?」

「いったたた……なんか急にびしっときて」


天海「……」

天海(今、頭の中で歌ってただけなんすけど)

天海(……やっちまったっすか?)


「……あら? 貴方見ない顔ね。何のご用?」

天海「あっ。……ええと、才囚学園から来ました」

「ああ! 貴方が今日の才囚からの交流才能育成の生徒さん?」

天海「はい、そうです」

「貴方を案内するように言われています。雪染です。この学園の77期生第1クラスの副担任をしています。よろしくね」

天海「よろしくお願いします」ペコリ

雪染「……さて。それで今日の貴方の交流先なんだけどね」

天海「はい」

雪染「くじ引きで決めましょう!」

天海「……はい?」

雪染「いや、あのね、この学校才能テストにクリアすれば在籍出来るから普段出席しない子も結構いるのよ」

雪染「だから、今日学校に出席している子の中からくじで貴方に選んで貰おうと思って、用意したわ!」

雪染「はい、この箱の中から引いてちょうだい」

天海(……なんだか随分アバウトな気が)

天海(まあ、でも楽しそうっすね)ガサガサ


このレスのコンマ一桁で判定

1罪木
2松田
3桑田
4石丸
5御手洗
6澪田
7朝日奈
8安藤
9忌村
0舞園
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/30(火) 21:21:03.33 ID:7B15upOQo
どうだ
108 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 22:14:05.03 ID:Kb8plbJD0
天海「えーと……石丸清多夏くんっす」

天海(知らない名前っすね)

雪染「石丸くんね。78期生の子だわ」

雪染「彼はちょっと堅物が過ぎるところがあるけど、根は良い子だし当たりかもね」

天海「当たり外れがあったんすか……?」

雪染「じゃあ、石丸くんの所へ案内するわね」

天海(流されたっす!)



雪染「〜♪」

天海「……」

天海(……雪染先生。俺の気のせいでなければ、この人も俺の歌ったあの歌で飛んだ星のような光でダメージを受けていた)

天海(それが何を意味するのかイマイチはっきりしないっすけど、御手洗くんの事を考えると……)

雪染「あら、どうかした?」

天海「い、いえ!」

天海(とりあえず大きな被害には及んでいないみたいっすけど)


雪染「ぴりっとぱれっと〜♪」


天海(先生までこの歌の洗脳者っすか? どんだけ流行ってるんすかね……)

天海(やっぱり、カバーでも有名人が出す予定だという事で広まっているのか……?)


雪染と何か話す?
安価↓
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/30(火) 22:33:37.77 ID:lSH/zFnqO
石丸について
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/30(火) 22:41:53.63 ID:Ue4SAWr6o
その歌のカバーを舞園さやかさんが歌うみたいっすけど、彼女も今日来てるんすかね?
111 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 23:07:55.58 ID:Kb8plbJD0
天海「あの、これから会う石丸くんとはどういう才能の持ち主なんっすか?」

雪染「石丸くんはね、超高校級の風紀委員よ」

天海「風紀委員……」

天海(なんか言われても正直あまりピンとこない才能っすね)

雪染「この学園に来る前は有名進学校でトップの成績をとり続けていてもの凄い優等生なのよ」

雪染「努力家だし、真面目で、何よりも規律を重んじる子ね」

雪染「……まあ、ちょっと空気の読めないところとかもあるんだけど、それは愛嬌かしら」

雪染「慣れないうちはもしかしたら少し会話するのに疲れるところもあるかもしれないけど、まあ頑張って!」

天海(悪い人では無さそうなのは解ったっすが、キャラが立ってそうっすね)

天海(才囚のみんなもそうっすけど、超高校級の人って濃い人が多いっすよね)


雪染「石丸くーん、いるかしら?」

「雪染先生、おはようございます!」ビシッ

雪染「はい。おはようございます」

天海(めちゃくちゃぴしっと姿勢正している……この人が石丸くんっすか)

雪染「石丸くん。今日はね、才囚学園から交流才能育成で生徒さんが来ているの。石丸くん、彼の相手をしてもらえるかしら? ええと……」

天海「天海蘭太郎です。よろしくお願いします」

石丸「よろしくお願いします!」バッ

天海(こんな綺麗に90度のお辞儀をされたのは初めてっす)

雪染「それじゃあ、今日一日仲良くやってね。何かあったら私に言ってちょうだい」

石丸「雪染先生、ここまでご案内、ありがとうございました!」


天海(雪染先生の言う通り、とても真面目そうな人だ)

石丸「改めて自己紹介をしよう。僕の名前は石丸清多夏だ」

石丸「座右の銘は質実剛健! お互い、切磋琢磨して頑張ろうではないか!」

天海「はい、頑張りましょう」

石丸「……時に、天海くんと言ったかね?」

天海「はい、天海ですが」

石丸「君! そのアクセサリーの類はなんだね! 学生ならもっと学生らしい恰好をしたまえ!」

天海(まずい、テンプレもテンプレが過ぎる委員長タイプっす!)

石丸「うぐぐぐぐ……耳にまでそんなジャラジャラと付けて……!」

天海(暫くの間、石丸くんからくどくどと説教を受けた……)


……
112 : ◆G2e7.dr63M [saga]:2017/05/30(火) 23:20:43.77 ID:Kb8plbJD0
天海「え、ええと……それで、石丸くんは普段どういった才能研究を行っているっすかね」

天海(なんとか話を逸らしたいっす!)

石丸「僕が何時も行っているのは勉強と、そして努力だ!」

天海(これまた大雑把というか広範囲な回答というか……いや、本人は凄く真面目そうに語ってるんすけど)

天海「君は超高校級の風紀委員だと聞いたっすが、具体的な活動というとやっぱり……」

石丸「うむ、校内の風紀は僕が取り締まっているぞ」

天海(やっぱりそう言った回答になるっすよね)

石丸「僕の言う事を聞いてくれない人物も多数存在するのだがな……この学園には自由すぎる人が多過ぎる!」

石丸「そういった人たちに出会うのもまた一つの勉強ではあるが、如何せん最低限のルールすらも守れない輩も多いのが悩みだな」

天海「けど、それは石丸くんの持つ才能の見せところでもあるのではないんすかね?」

石丸「……」

天海(……ん? なんか空気が少し微妙に……)

石丸「……まあ、それはともかくだ。天海くん、せっかくなので僕の風紀委員の仕事に少し付き合ってはくれないかね?」

天海「それはもちろんっす。その為の交流才能育成っすから」

石丸「ありがとう! 実は、一つ片付けておきたい案件があってだな……」

天海「なんすかね?」

石丸「それは目的地まで歩きながら話そう」

天海(……何処へ行く気なんっすかね?)
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