蛍「イチJOの奇妙な冒険 ―サイコレズは砕けない―」

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25 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 01:51:50.24 ID:yuJDuFX/O
蛍(あれが、康一さんの言ってた『振り向いてはいけない小道』ですか………)

蛍「………!!」ピコーン

蛍「…」チラッ

無数の手「…」ド オ オ オ オ オ !!

小鞠「ぎにゃああーーーーッ!?」ギューッ

蛍「えへへ〜〜♪」ギューッ

無数の手「…」ド オ オ オ オ オ !!

クレイジー・サイコモンド「レズ!」ドカッ

無数の手「」パニィ

小鞠「た、助かったの?」

蛍「…」チラッ

無数の手「…」ド オ オ オ オ オ !!

小鞠「ぎにゃああーーーーッ!?」ギューッ

蛍「えへへ〜〜♪」ギューッ

以下、無限ループ
26 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 01:54:12.97 ID:yuJDuFX/O
『「ほたるん」の収穫』

■杜王グランドホテルの部屋

小鞠「……あれ?」

蛍「どうしましたか、センパイ?」

小鞠「い、いや……! 何でもないよ!」

蛍「……そうですか?」

小鞠(最近、私の下着が減ってるような気が……)

蛍(ちょっと取り過ぎちゃったかな……? センパイもだんだん気づきはじめてるみたいだし…… 当分は、これまでの『収穫』で我慢しておこう…)
27 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:01:31.86 ID:yuJDuFX/O
『越谷小鞠は静かに暮らしたい』

■商店街

小鞠「…」テクテク

「…」テクテク

小鞠「……?」チラッ


  シーン


小鞠「…」テクテク

「…」テクテク

小鞠「……………!?」


  シーン


小鞠「?!」

小鞠(……何か最近、一人でいると、誰かの視線を感じるんだけど… 振り返っても、誰もいない…。まさか… お化けとかじゃないよね……?)ブルブル

小鞠(うぅ、お化け怖いよー。もっと平穏に生活させてよー……)



蛍(仗助さんに教えてもらった『壁を壊して直す』、この技を使えば、センパイにバレずに監視できますね)
28 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:06:43.38 ID:yuJDuFX/O
『一条蛍は山岸由花子に憧れる』

■カフェ「ドゥ・マゴ」

蛍「ぺらぺら…」

由花子「ぺらぺら…」

仗助「あれ? あそこにいるの、蛍と由花子じゃね?」

億泰「おお、本当だ! 何か話しているぜ?」

仗助「内容はここからじゃあ聞こえねぇが、あれはきっと、女子会ってやつだな。」

億泰「へー」

仗助「邪魔したら悪いだろうし、声かけるのはやめとくか」









蛍「これが、基本的な人形の作り方です。後は、相手の特徴をつかんで作れば完成です」

由花子「一条さん、ありがとう。これで私も康一君の人形、『こうぐるみ』を作れるわ」ウフフ…

由花子「これ、私が康一君にした監禁のしかたをまとめたノートよ」

蛍「ありがとうございます! えへへ〜、これでセンパイが小便たれる姿が……」ウフフ…
29 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:10:24.60 ID:yuJDuFX/O
『コマリハートアタック』

■ぶらんど〜む一番町

梨央ちゃんの隣人の弟(やぁ、皆! オレは『「梨央ちゃんの隣人」の弟』だぜッ!)

隣人の弟(一週間後は、兄ちゃんが居なくなってから一年経つのか…)

隣人の弟(兄ちゃんどこに行ったんだろうなあ…)

小鞠「蛍、どこ行っちゃったんだろう……?」

小鞠「あれ程、お姉さんの私から離れないようにって言ったのに……」

隣人の弟(おや! あの娘、観光客かな?)

隣人の弟(可愛いなぁ… ナンパしてみようかな……)

コマリハートアタック「…」ギャルギャル

隣人の弟「よーし… 髪形を整えて…… 行くぞ!」

コマリハートアタック「コッチヲ見ロ!」ギャルギャル

隣人の弟「ん? 何だ…これ?」


クレイジー・サイコモンド「………私ト小鞠センパイノ平穏ヲ乱ソウトスル『壊レタ考エ』ハ『ナオサ』ナケレバナリマセン」ゴゴゴゴゴゴ
30 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:12:28.66 ID:yuJDuFX/O
蛍「『コマリハートアタック』は『クレイジー・サイコモンド』の左手で縫った、こまぐるみを改造した『追撃爆弾』」

蛍「私の小鞠センパイを狙おうとする邪気(もちろん、私以外の人の)を探知して攻撃する……」ゴゴゴ

蛍「小鞠センパイを狙おうとする恋敵は必ず仕留める…」ゴゴゴゴゴゴ


コマリハートアタック「コッチヲ見ロッ!!」ギャァアァン


蛍「『コマリハートアタック』に」ゴゴゴ


隣人の弟「なッ…!?」ドドド





  バ  グ  オ  オ  ン 


蛍「『弱点』はない……」スゥッ
31 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:15:04.49 ID:yuJDuFX/O
■あの世

梨央ちゃんの隣人「お、弟!!」

隣人の弟「兄貴ィィィィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイ」


■現世

小鞠「あっ! 蛍、やっと見つけた!」

蛍「センパイ! 心配をかけてすみませんっ!」

小鞠「もう… どこに行ってたの?」

蛍「…ちょっと道に迷ってしまいました(嘘)」

小鞠「もー! やっぱり、蛍もまだまだ子どもだね」

小鞠「ほらっ! もうはぐれないように私と手を繋いでっ!」スッ

蛍「はいっ!!」ギュッ

小鞠「よし、じゃあ、行こっかっ!」ギュ

蛍「えへへー」ギュ
32 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:18:45.00 ID:yuJDuFX/O
『アトム・ハート・マザー』

■杜王グランドホテル

とうおるるるるるるるるるるるるるるる るるるん

蛍「もしもしー ママー?」

電話「もしもし、蛍ちゃん。 旅行楽しんでる?」

蛍「うんっ! 村の友達と観光したりー、この町の人とも仲よくなれたよー!」

電話「旅行先の人とも友達になったの? いいことだけど、こっちの村とは違って、不審者や危ない人がいるかも知れないから気をつけるのよ」

蛍「はーい ちゃんと不審者や危ない人には気をつけているよー」

数分後

蛍「じゃあママー、おやすみー」

電話「おやすみなさーい」ガチャッ

  ピー ピー ピー

蛍「ママ、元気そうでよかったー」

蛍「でも、そっか… ママも私のこと心配してくれているんだなー……」

蛍「そうだねっ、ママの言う通り、不審者や危ない人に気をつけないとねっ!」

小鞠「あれ? 私の歯ブラシが無い… 誰か知らない?」

蛍「さぁ? 私は知りませんよ?(嘘)」
33 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:25:44.47 ID:yuJDuFX/O
『ジャンケン小僧がやって来る!』

■アンジェロ岩の前

蛍「小鞠センパイまだかなー…」

じゃんけん小僧(あいつが、一条蛍か…)

じゃんけん小僧(承太郎さんが言うには… あまりに危険なスタンド使いで、『何か』が起こってからでは遅いから、スタンドを奪って封印してくれってことだったよね……)

じゃんけん小僧(今は越谷小鞠って奴もいないみたいだから、スタンド能力を使われる心配もない、よーし)

じゃんけん小僧「ねぇねぇ、僕とじゃんけ……」

クレイジー・サイコモンド「レズゥゥッ!」ドギャン


■???

じゃんけん小僧「え…… えッー!? 何で?!」

クレイジー・サイコモンド「アナタハ直接『小鞠センパイ』ニ攻撃シヨウトシタ訳デハアリマセンガ、私ノ『スタンド』ハ言ワバ『小鞠センパイ』ヲ守ル兵士ナノデス。『小鞠センパイ』ヲ守ル兵士ニ攻撃シヨウトスルトイウコトハ、『小鞠センパイ』ヲ攻撃シヨウトスルノト同ジデス」

クレイジー・サイコモンド「レズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズ」

クレイジー・サイコモンド「レズゥゥッ!」ドガァン

じゃんけん小僧「タコス!!」パニィ

じゃんけん小僧「だ、ダメだ…… 危険すぎる… 承太郎さんの言うとうり、『何かが起こる』前に止めないと……」ドドド

じゃんけん小僧「」バタッ
34 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:27:09.39 ID:yuJDuFX/O
『一条蛍の新しい事情』

■杜王グランドホテル

蛍(人は自分の心の底を『他人』に隠したまま生活している。しかし……… 永遠に誰にも『自分の本性』を隠したまま一生をすごせるものだろうか?)

蛍(小鞠センパイに、この一条蛍の本性を打ち明けてやりたい……この心の底を聞いてもらいたい、小鞠センパイの小さな頭をこの手でナデナデしてみたいってことを……ッ!)ゴゴゴゴ

蛍(……旅行中は皆がいるから『こまぐるみ』が作れなくて、気持ちが抑えられなくなります…)
35 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:28:39.16 ID:yuJDuFX/O
小鞠「蛍ー! 何してるの?」

蛍「本を読んでいました」

小鞠「へー。蛍もお茶飲む?」

蛍「ありがとうございます」

小鞠「あっ! もうこんな時間だ。そろそろ寝ないと…」クルッ

蛍「………ッ!!」

小鞠「…」ファサァッ

蛍「……」ゴゴゴゴ

蛍(小鞠センパイに『心』を打ち明けろ。自分の『本性』をみせてやれ。一条蛍!)ゴゴゴゴゴゴ

小鞠「…」ファサ ファサ

蛍(小鞠センパイの頭をナデナデさせてくださいと打ち明けるんだ……!!)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ズバァーーッ
36 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:36:59.54 ID:yuJDuFX/O
小鞠「きゃーーー!」ドキッ

蛍「はっ…!!」

小鞠「ほ、蛍……?」ドキドキ

蛍(しまった… 打ち明けるのはまずい、小鞠センパイに嫌われてしまう……)

蛍「…………驚かせてしまってすみません、後ろの髪留めをとってあげようとしたのですが、手が滑ってしまいました…」

小鞠「そ… そう……///」ドキドキ
37 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:40:53.42 ID:yuJDuFX/O
『ぼくは宇宙人』

■農業地帯

小鞠「仗助さんが、サイコロを使ったマジックを見せてくれるって言ってたけど、待ち合わせ場所はこっちだったよね?」


ドバアアンッ!


小鞠「うわっ!? 何!?」


究極カーズ「…」ゴゴゴ

究極カーズ「……フッ」ゴゴゴ


究極カーズ「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」


究極カーズ「フーー。数十年程で運良く地球に戻って来れたか…」ゴゴゴ

小鞠「い…今… 空から…… えッ?! もも、もしかして… 宇宙人ッ!!?」

究極カーズ「ふんッ、ただの人間か… 今は、まずジョジョがどうなっているのかを調べねば…… 人間の寿命はいくらぐらいだったか…? 子孫もいるのだろうか…?」

小鞠「キャーー! 誰か助けてーーッ!!」


クレイジー・サイコモンド「負ケテ死ネ!」カチッ


カーズ「RRRRRRRYYYEEEEEEEE!!」パニィ

究極生命体になった時、カーズの細胞は進化している。それはつまりッ、考え方を変えれば、かつての細胞構造が『破壊されている』と見ることもできる

カーズ「この感覚……ッ! 例えるなら、身体中に爆破の衝撃が走るように…! 身体中の細胞構造がなおされていくううううううううッ!!」パニィパニィ

カーズ「お、俺は太陽を克服したはず……。俺はああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」パニィパニィパニィ


 ブ ワ ァ ァ ァ ァ ァ


小鞠「………………あれ? いない……」
38 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:46:03.15 ID:yuJDuFX/O
『ハイウェイ・スター』

■杜王グランドホテル(四人部屋)

れんげ「ウチ、もう寝るん」

夏海「じゃあ、ウチも寝よ」

蛍「センパイ…… 最近、枕が変わったので寝つけなくて… しかも怖い夢を見るので… 今日も隣で一緒に寝てもいいですか?(バレなきゃイカサマじゃあねぇんだぜ……………)」

小鞠「もう、蛍ったら怖がりだなぁー。いいよー」


数時間後

小鞠「ZZZ…」ムニャムニャ

蛍「………さて、センパイは寝ましたね…」

小鞠「ZZZ…」ムニャムニャ

蛍「『養分』!! センパイの『養分』!!」レロレロレロレロレロレロレロレロ

小鞠「………うっ…… ん…」ムニャムニャ

蛍「センパイの『養分』〜〜〜〜ッ!! センパイのチェリーの『養分』〜〜〜〜ッ!!」レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ
39 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:54:41.24 ID:yuJDuFX/O
『蛍は越谷小鞠が好き』

蛍「へ〜、これが『猫草』ですか!」

猫草「ニャアアーォ」

億泰の親父「あぁ、でも、日光に当てると空気弾を発射するから気をつけるんだよ」

蛍「不思議な生き物ですが、可愛いですね!」

蛍(デモ『ネコマリ』ノガモットカワイイヨー)
40 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:55:55.44 ID:yuJDuFX/O
『鉄塔に住もう』

夏海「へー! あの人が鉄塔に住むひとか」

小鞠「あんなところに住んでて、不便じゃないのかな?」

ひかげ「あれで、落っこちたりしないのか?」

れんげ「ウチも鉄塔に住んでみたいん!」

このみ「『塩』を持って来たので、一緒に記念写真を撮ってもらえませんかー?」

鋼田一「いいですよー」

蛍「あの人が、仗助さんが言っていた『スーパーフライ』のスタンド使い、鋼田一(偽名)さん…」

蛍「それにしても、(鉄塔の中に)人を閉じこめるスタンドですか………」







蛍「『便利』な能力ですね…」

鋼田一「?」
41 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 02:58:47.31 ID:yuJDuFX/O
『エニグマの少年』

■杜王町立図書館

蛍「えーっと… 確かこの本棚にあるって聞いてたんだけど……」

エニグマの本「」

蛍「…」

エニグマの本「」

蛍「あっ、あった!」

『密やかな午後』ドーン

蛍「すみませーん、これ貸してください」

エニグマの本「…」
42 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:05:08.96 ID:yuJDuFX/O
『ぼくのパパは吉良じゃない』

■東方家

とうおるるるるるるるるるるるるるるるるるるん

仗助「はい、もしもし。東方です」

電話「仗助さん! 僕です、川尻早人ですッ!!」

仗助「おーッ! 久しぶりだな、早人!」

電話「それどころじゃないんです!」


■川尻家

早人「パパが… 僕のパパが……ッ!」

しのぶ「ねぇ、本当に… 本当にあなたなの……?!」

浩作「……」ゴゴゴ

早人「パパが…… 戻って来たんだ………ッ!!」ドドドドドド
43 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:06:50.10 ID:yuJDuFX/O
■東方家

仗助「何ッ!!」ギャイイン

仗助「ど、どういうことだよッ?!」

仗助「そ、そうだッ、まずは1つ聞かせてくれッ! そいつは、吉良吉影かッ!?」

電話「いや…… あの無口な感じ… 癖とかも、元のパパと同じ… あいつは僕のパパだッ!」

仗助「そういえば、鈴美さんの話では… 吉良は死んだ時、元の姿に戻ったらしい…… ってことは、もしかして、本物の川尻浩作はどこかで生き延びていたってことか……?」

 ガチャッ

億泰「仗助!! じゃまするぜッ!!」

仗助「億泰! 勝手に人の家のドア開けて入って来んなよ! インターホン鳴らせッ!!」

億泰「それどころじゃねーんだ……」ゴゴゴ

憶泰「兄貴が…… 兄貴が生き返ったんだよォォッ!!」ゴゴゴゴゴゴ
44 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:07:49.20 ID:yuJDuFX/O
仗助「な、何だとッ?!」ドーン

億泰「兄貴だけじゃねぇ! 噂にきくと、重ちーや辻彩もだ……!!」ゴゴゴ

仗助「な、何が起こっているんだ……」ドドド

  ピンッポーン

仗助「誰だッ!」

康一「仗助君! 大変なんだッ!!」

仗助「どうしたんだ? でもよぉ、こっちでも同じく大変な事が……」ガチャ

康一「露伴先生がいつもの小道に鈴美さんが戻って来ているのを見かけたらしくて……」ゴゴゴゴ

仗助「鈴美さんがッ!?」ドドド

康一「鈴美さんの話によると…… 『吉良吉影』が生き返ったらしいんだッ!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

仗助「何ィーーッ! き、吉良吉影がぁッ!!?」ドドドドドドドドド
45 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:13:28.08 ID:yuJDuFX/O
『チープ・トリック』

乙雅『子』 「どうせなら… 一生思い出に残るようなのがいいな……」

噴上裕『香』 「じゃあ……… キス…?///」

乙雅子「キ、キスって…?! 何いってるの?!/// 学校は勉強する場所ですー! キスするような場所じゃありませんー……!!////」

噴上裕香「まぁ! 授業中は寝てる『雅ちゃん』の口から、勉強!??」

乙雅子「えっ…!」 

噴上裕香「勉強もできなければ、キスもできないなんて……。あらら…」 

乙雅子「わ、分かったッ///! しよーじゃないか、キス!!」

噴上裕香「いいの!?」

乙雅子「起立っ!」

噴上裕香「はいっ!!」


乙雅子・噴上裕香「…///」


乙雅子・噴上裕香「んっ……//////」チュッ  』







■ペプシの看板の所

仗助「おーい!! 蛍ッ!!」タッタッ

蛍「あれ? 仗助さん、そんなに慌ててどうしたんですか?」

蛍「今、露伴先生の最新作『チープTrikc』を読んでいるところなのですが……」

仗助「そんなことより、吉良吉影っていう男を見ていないかッ?!」

蛍「吉良吉影?」



?「フウウウウウウ〜〜〜〜〜〜」タッ タッ
46 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:21:56.46 ID:yuJDuFX/O
『アナザーワン バイツァ・ダスト』

仗助「ッ!! て、テメーは……ッ!!」

吉良「この『吉良吉影』……… 強運で守られてるような気がする、と自分で常に思っていたが…… まさか、一度死んで生き返るとは…… 詳しいことは分からないが、やはり『運命』はこの吉良吉影に味方してくれているようだな…」ゴゴゴ

仗助「吉良…… 吉影………」ドドド

吉良「東方仗助!! 私は『闘争』は嫌いだが… 『平穏』に生きるためにも、お前には死んでもらうッ!!」シュバ

キラークイーン「…」ゴゴゴゴゴゴ

仗助「蛍! あの殺人鬼を倒すのに協力してくれ!」ドォォ

クレイジー・ダイヤモンド「…」ドドドドドド

蛍「えっ… は、はい!」エイッ

クレイジー・サイコモンド「…」ドドドドドド
47 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:22:38.11 ID:yuJDuFX/O
吉良「な、何ィッ!! 『クレイジー・ダイヤモンド』が二体……だとッ!!」ゴゴゴ

仗助「どうしたぁ? さっきの威勢はどうしたんだぁ?」

吉良「ば、バカなッ!! こんなことが… せっかく、平穏な人生を取り戻せると思ったのに……」ゴゴゴゴゴゴ

仗助「蛍! お前の『クレイジー・サイコモンド』で、あいつを死人に『なおして』しまえッ!!」

蛍「えっ!? え… えいっ!」スカッ

キラークイーン「…」ポカッ

仗助「………………えっ?」
48 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:23:29.45 ID:yuJDuFX/O
このとき、吉良吉影の攻撃対象は『東方仗助と一条蛍』のみであり、『越谷小鞠』と『クレイジー・サイコモンド自体』は含まれていない。さらに、『越谷小鞠』は今回の戦闘に絡んでいない。そのため、『クレイジー・サイコモンド』の能力を使うための、スタンドパワーを生み出す、クレイジーサイコレズの精神エネルギーが生まれないッ!!

仗助「ど、どうしたんだよ!」

蛍「す、すみません! どうすればいいのか分からないです……」

仗助「くそっ、こうなったら俺一人であいつを叩きのめして……」

吉良「そこの手の美しい女性!」ガシッ

モブ女「な、何ですか…?」グォッ

吉良「私の名前は『吉良吉影』。今まで多くの手の美しい女性を殺したッ!」ゴゴゴゴゴゴ

仗助「しまったッ!! やつは、『クレイジー・ダイヤモンド』が二体いると思って『絶望』したんだッ……!!」ドドドドドド

仗助「『あれ』がくるぞッ!!!」ドドドドドドドドド
49 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:29:16.24 ID:yuJDuFX/O
仗助「蛍! キラークイーンの『スイッチ』を押させるなーッ!」ドドドドドドドドド


蛍「えっ!? スイッチ……?!」







吉良「いいや! 限界だ押すね!」ドドドドドド










吉良「今だッ!」カチッ



吉良「BITE THE DUST !!」










蛍「!」 ド ゴ オ オ ン

仗助「!」 ド ゴ オ オ ン


吉良「やっ! やったぞッ! 発現したぞッ!」ウォン
50 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:30:24.99 ID:yuJDuFX/O
『クレイジー・サイコレズは砕けない』

蛍(爆破…… そうか………)



蛍(私は…… 死んじゃうんですね………)



蛍(まだ、あの村で皆と遊びたかったな……)



蛍(あの村に来て、センパイや皆と会えて…… 毎日が楽しかったな……)



蛍(また…… センパイと星を見に行ったり、雪遊びしたり、お花見したり……………)






















蛍(あれ…? ちょっと待って……)

蛍(今ここで死んじゃったら……)ゴゴゴ

蛍(センパイに会えなくなる…ッ!!)ゴゴゴゴゴゴ

蛍「『クレイジー・サイコモンド』!!!」シュバ

クレイジー・サイコモンド「レズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズ」ドガッ ドガッ

クレイジー・サイコモンド「レズゥゥゥゥッ!!!」



    パ ニ ィ ィ ィ
51 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:32:50.65 ID:yuJDuFX/O
吉良「………………ハッ(゜ロ゜)!」













吉良「 ハハハハハハハハ。やつらに勝ったぞッ!」


 パ ァ ァ ァ ー ッ

  ヽ(° Д ° )ノ 
   /_ /
  〈  〈 


吉良「これで私は自由になれるッ!」


 パ ァ ァ ァ ー ッ

  ヽ(° Д ° )ノ 
   /_ /
  〈  〈


吉良「ハハハハハハハハ」


仗助「…ッ!」グォッ

吉良「ハハハハハハハ………………ハ?」ドドド

仗助「…」

仗助「…………ふっ!」

仗助「ヒヤッとさせられたじゃあねーか」



クレイジー・サイコモンド「…」ゴゴゴゴゴゴ

蛍「…」ズ ア ッ



仗助「蛍……!!」
52 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:35:24.00 ID:yuJDuFX/O
吉良「ば、バカなッ!! 何が起こっているんだ…… 今回は確かに、バイツァ・ダストは成功したはず……ッ!!」

クレイジー・サイコモンド「『破壊サレタ時間ノ流レ』ヲ『直シ』、『私ト仗助サンノ傷』モ『治シ』マシタ」ゴゴゴ

仗助「…………ん? ちょっと待て。お前、今、お前自身の傷を治したって言わなかったか?」

仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』は自分の傷は治せない。同じタイプのスタンドなら、いくら『クレイジー・サイコモンド』でも、自分自身の傷は治せないんじゃあねーのか?」

蛍「仗助さん…。私の身体は、小鞠センパイだけのものなんです。逆に言えば、この身体は小鞠センパイのモノであって、私のモノではないんです」

蛍「さらに言えばッ! 小鞠センパイの身体も私だけのものなので、小鞠センパイの身体は私のモノなんですッ!! つまりッ!! 私は小鞠センパイで、小鞠センパイが私で、小鞠センパイの……」ハァハァ

仗助「こいつはぁ…グレートにヘビーだぜ……」
53 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:36:03.63 ID:yuJDuFX/O
吉良「くっ…… こうなったら、逃げ……」

クレイジー・ダイヤモンド「ドラァ!」ブンッ

吉良「ギャバ………」ドスゥ

仗助「へへっ! 蛍にだけいい顔はさせねーぜ! 実戦経験なら俺の方が多いからよぉ!」

蛍「仗助さん、流石です! 今、小鞠センパイのことに夢中になっていて、吉良のことを完璧に忘れていましたッ!!」キラガニゲテル!

仗助「………おい。言っとくけど、こいつ殺人鬼だからな……」
54 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:37:26.45 ID:yuJDuFX/O
吉良「こ… こんなことが………」

蛍「さて… それでは、私がセンパイと『平穏』な『穏々日和』を送るために、わたしの百合を妨げる『トラブル』や『敵』は始末しましょうか…」ゴゴゴゴゴゴ

仗助「いくぜーッ!!」ゴゴゴゴゴゴ

吉良「ッ!!」ドドドドドドドドド

クレイジー・ダイヤモンド「ドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラ」

クレイジー・サイコモンド「レズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズ」

クレイジー・ダイヤモンド「ドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラ」

クレイジー・サイコモンド「レズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズレズ」

クレイジー・ダイヤモンド「ドラァ!」ドゴォ

クレイジー・サイコモンド「レズッ!」パニィ

吉良「ぐばあああああああああああ!!」ドガァ

吉良「ぐううっ……… だが…… 私は何度死んでも…… また戻ってきてやるッ!!」ゴゴゴ

吉良「私が望むのは『植物の心』のような人生ッ!! そんな『平穏な生活』を必ず手に入れてやるぞッ!」ゴゴゴゴゴゴ
55 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:38:34.71 ID:yuJDuFX/O
仗助「くそっ、言いたい放題言いやがって……ッ!!」

蛍「……仗助さん、心配する必要はありません」

パニィィィパニィィィパニィィィ

吉良「うおおお! な、何なんだッ! これはッ!!」パニィパニィパニィ

クレイジー・サイコモンド「私ハ、アナタヲ殺シテハイマセン。」

クレイジー・サイコモンド「人ノ身体ヲ構成シテイル細胞等ヲ『原子』ヤ『エネルギー』単位デ見ルト、『ソレラ』ハ長い歴史の中、少クトモ1回以上ハ『破壊ヲ経験シテ』イマス、破壊トハ新タナ物ヲ生ミ出ス事デモアルカラデス。ヨッテ、ソノ『レベル』マデ『アナタ』ヲ『ナオセ』バ……」

吉良「ど…… どういう事なのだ……ッ!!」パニィパニィパニィ

クレイジー・サイコモンド「アナタハ死ニマセン、元々ノ自然二『ナオサレル』ダケナノデス」ゴゴゴ

クレイジー・サイコモンド「ソンナニ、『植物ノ心』ノヨウナ人生ヲ送リタイノナラ……。自然二還レバ、平穏ニスゴセマスヨ。『吉良吉影』トイウ個体ハ無クナリマスガ……!!」ゴゴゴゴゴゴ

吉良「うおおおおおあああああああああ」




  パ ニ ィ ィ ィ ィ ィ
56 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:40:02.21 ID:yuJDuFX/O
『思い出させてあげる』

■カフェ「ドゥ・マゴ」

仗助「っつーことがあったんです……」

承太郎「そうか、あの吉良吉影が……」

蛍「でも、倒せて良かったです」

憶泰「でもよ〜〜、なんで、死んだ兄貴や吉良が生き返ったんだァァ〜〜?」

康一「まるで、『ドラゴ○ボール』みたいな話しだよね……」

露伴「オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ」

露伴「元同じ出版誌の漫画だが、僕はあんな神様が命を与えてくださいましたみたいな生き返らせ方をするマンガは好きじゃないぞ!」

承太郎「とにかく、何が起こっているのか…… 調査をする必要はあるな……」

仗助「そうっすね…」


蛍「…あっ!」


蛍「…」

五人「…」

蛍「…」

五人「…」

蛍「ゴクゴク」トクトク

蛍「店員さん、コーヒーのおかわりを……」

承太郎「おいちょっと待て! 詳しく説明しろ」
57 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:42:00.52 ID:yuJDuFX/O
昨日

■カメユーデパート

小鞠「やっぱり、デパートってすごいよね。いろいろなものを売ってるんだもん」

蛍「たくさん買っちゃいましたね」

小鞠「それにしても夏海たちったら、『二つ杜トンネル』なんて心霊スポットに行きたがるなんて…」

小鞠「わわわ、私は… こここ怖かった訳じゃあないけど……! 蛍も怖がっていたからっ、お姉さんとして、怖がってる蛍を一人だけおいて行く訳にはいかないから…… ねっ!!」

蛍「はいはいっ、分かってますよ!」

蛍(えへへ〜、センパイと二人っきりで買い物デート〜〜♪)

小鞠「あっ、そうだ。はい、蛍にプレゼントっ!」

蛍「えっ! センパイからのプレゼントですか!!」パァァ
58 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:43:22.79 ID:yuJDuFX/O
小鞠「うん! 開けてみて!」

蛍「わ〜〜♪ 可愛いキーホルダーですねっ!」

小鞠「実はね…… どジャアァぁぁぁ〜〜ン」ドジャーン

蛍「あれ? それって… 今私が貰ったキーホルダーの色違いですか?」

小鞠「これ、私も自分用に買ったんだけど…… 蛍のとお揃いなんだよっ!」

蛍「えッ!!? わ、私とセンパイの…… お揃いですかッ!!?」

小鞠「蛍が私たちの村に引っ越して来てから随分経つでしょ。特に私は蛍とよく一緒に遊ぶから… だから、これまで仲良くしてくれてありがとう、これからもずっと仲良くしてねって証だよっ!!」ニコッ

蛍「センパイ……っ!! ありがとうございますっ!! このキーホルダー、一生大事にしますっ!!」

小鞠「蛍が喜んでくれて嬉しいよ」エヘヘ
59 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:44:31.91 ID:yuJDuFX/O
小鞠「あ、ちょっとお手洗いに行ってくるから、待っててね」

蛍「はーいっ!」


蛍「えへへ〜〜♪ センパイとお揃いのキーホルダーもらっちゃった〜〜♪」

蛍「センパイとお揃い〜〜♪」

蛍「えへへ〜 えへへへ〜 えへへへへへ………」

蛍「えへへへへへへへへへへへへへーーッ!!」

蛍「最高に『ハイ!』ってやつだアアアアアア」

蛍「ハハハハハハハハハハーッ」

蛍「ブワーッ」

蛍「ワァーハッハハハッハッハハッハァーッ」

蛍「ハァッハッハーッ!」

蛍「フハハックックックッヒヒヒヒヒケケケケケ」

蛍「ノォホホノォホ」
60 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:45:29.42 ID:yuJDuFX/O
しのぶ(今年もこの日が来たわ……)

しのぶ(X年前の今日、『あの人』がいなくなった日………)

しのぶ(いや、大丈夫よ… 『あの人』は行方不明になっただけ……)

しのぶ(死んだなんて警察も言ってないんだから、きっといつか帰ってきてくれるはず………)

しのぶ(だから毎年この日は、『あの日』と同じ料理を作って、早人と一緒に帰りを待つの……)

しのぶ(食品売り場はこっちよね…)グスッ
 
蛍「ウヒャハハハハハ」

しのぶ(…………今年こそは……帰って来てくれるわよね…………)グスッ グスッ

蛍「…」

蛍「あのですねーー!! 小鞠センパイがお揃いのキーホルダーをプレゼントしてくれて、せっかくいい気分になってるっていいますのに…… そんなハイな人の前で泣くなんて失礼じゃあないですかッ!!」

しのぶ「だ、誰ですか…?」ビクッ
61 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:46:30.09 ID:yuJDuFX/O
蛍「そんなことがあったんですか」

しのぶ「はい……」

蛍(仗助さん達が、かつて杜王町にはスタンド使いの殺人鬼がいて、倒された今でも残された被害者の家族が苦しんでいるときいていましたが……)

蛍(しかし、心苦しいですが、無力な私にはどうすることもできないですね……)

しのぶ「そういえば、先程から何かを大切に握っているようですが…?」

蛍「あ、これは、ある人から貰ったプレゼントなんです!」

しのぶ「あら、その恋をしている目。うふふ、そのプレゼントは『恋人』から貰ったものかしら?」

蛍「こッ『恋人』に見えますかッ!!?」グオッ

しのぶ「え… そ、そうかなー?って……」

蛍(よ〜しっ!! クレイジー・サイコモンド!! とりあえずX年前に死んだ人たちの壊された肉体や魂をテキトーに『なおし』ておいて〜〜)

クレイジー・サイコモンド「レズゥゥッ!!」ピシィィイ
62 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:47:16.91 ID:yuJDuFX/O
蛍「いや〜〜。自分の幸福を他人にも分けてあげるなんて、私って えらいネェーーー」

放送「迷子のお知らせを申し上げます。一条蛍さま、お連れの越谷小鞠さまがお待ちです。至急、迷子センターへお越しください」

蛍「センパイ!? すぐ行きます!!」


現在

■カフェ「ドゥ・マゴ」

蛍「………ってことがありました」

憶泰「てめーの都合だけしゃべくってんじゃねぇーぞ!! このタコがッ!!」
63 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:48:10.55 ID:yuJDuFX/O
仗助「承太郎さん…」

承太郎「何だ?」

仗助「確か昔… 終わった生命はどんなスタンドでも戻せないって言って……」

承太郎「…」

承太郎「……いや、ssってのは、あくまで二次創作だから………」

仗助「荒木先生監修の『アイズオブヘブン』は?」

承太郎「…」

仗助「…」

承太郎「……仗助」

仗助「?」

承太郎「俺はウソつきなんじゃあねーぜ。まちがいをしただけだ…… 」

仗助「…」
64 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:50:00.10 ID:yuJDuFX/O
『町の守護聖霊』

■少女の幽霊に会える小道

鈴美「うふふ、これを言うのも2回目だけど。ありがとう、みんな…。さようなら… みんな…」ドドド

蛍「あの人が、この町の守護聖霊、杉本鈴美さんですか」

仗助「あぁ、そうだぜ」

康一「今回のことがあったけど…… 鈴美さんはあの世で安心していてくれるかな…?」

蛍「…」

蛍「…………仗助さん」

仗助「何だ…?」




蛍「私が『小鞠センパイ』と『この町』を守りますよ。鈴美さんの代わりに…… どんなことが起ころうと…」
65 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:50:54.83 ID:yuJDuFX/O
仗助「蛍……!!」


憶泰「あんた、いいこと言うじゃあねーか…!!」


康一「うん… そうだね…!!」


露伴「しかたない、この岸辺露伴も協力してやるか…!!」


承太郎「フッ… やれやれだぜ…!!」


蛍「はい! 私たちでこの杜王町を守りましょう!!」







小鞠「あっ! 蛍、見つけた!!」







小鞠「もう明日には村に帰るから、お土産買いに行くよ〜!」ドーン




五人「えっ…!!」

蛍「あっ、そうでした!」ちゃん♪ ちゃん♪
66 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:52:46.26 ID:yuJDuFX/O
『さよなら杜王町 - 黄金の心』

■杜王港(船上デッキ)

このみ「大きな船だねー」

夏海「あ、そうだ! この前見た漫画の、船の上での名シーンをしまーす」ハーイ

夏海「『祈って』おこうかな………。航海の無事を………。この大西洋を渡って家に帰ろう………。
家に… 帰ろう…」

夏海「どう? どうだったー?!」キラキラ

卓「…」

このみ「……いーねェー。すごくいいよ!超イケてる」

一穂「……ヨーロッパなら大ヒット間違いないかも」

ひかげ「お前… 随分暇そうじゃあないか…」
67 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:54:12.47 ID:yuJDuFX/O
楓「れんげ、この旅行も、もう終わりだな……」

れんげ「駄菓子屋! ウチはこの杜王町の旅行を終えて…… ひとつだけ言える事を見つけたのん」

楓「ほう… それは何だ?」

れんげ「この町の人たちは『黄金の精神』を持っているのん」

楓「『黄金の精神』……?」

れんげ「ウチらもあの村で過ごしている時に見る………。『正義』の輝きの中にあるという『黄金の精神』を………」

れんげ「ウチは杜王町の人たちの中に見たのん……」
68 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:55:21.74 ID:yuJDuFX/O
蛍「センパイ! 承太郎さんから、私とセンパイにって、エジプト旅行のチケットを頂いたのですが、一緒に来てくれませんか?」

小鞠「え、エジプト!? 何で!?」

蛍「憶泰さんの親父さんを助けた時のお礼だそうです。(あと、センパイはスタンド使いではないので言いませんが、エジプトでなおしてほしい3人の生命があるとも言っていました)」

小鞠「へ〜。でも、エジプトは海外だし、お金かかるから皆では行けないね……」

蛍「でも二人分は無料ですし、せっかくなので、二人で行きませんか?」

小鞠「家族とかじゃなくて、私でいいの?」

蛍「はいっ! センパイと行きたいですっ!!」

小鞠「じゃあ… ありがとう! 蛍!!」

蛍(フフフ、センパイと二人で旅行… ホテルもセンパイと二人部屋… 外国だから、何をしてもセンパイに逃げ場はない……クックックッ)《漆黒の意思》
69 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:56:12.56 ID:yuJDuFX/O
こうして今年の夏は、ほとんどの人々にとっていつもの夏と同じように当たり前にすぎていった
(尚、この『ほとんどの人々』の中に『越谷小鞠』は含まれていない)
70 : ◆leBvKgSNz2 [saga]:2017/05/28(日) 03:57:52.08 ID:yuJDuFX/O
今回はここまで

エンディング『おかえり』
歌:シュトロハイム


ここはァァァァァァァアアア

世界一ィィィイイイイ

優しいィィィイイイイ
おかえりィィィイイイイ
が待っているゥゥゥゥウウウウウウ
場所ォォォオオオオオ


『イチJOの奇妙な冒険 ーサイコレズは砕けないー』完

5月28日 ほたるん誕生日おめでとう
71 : ◆leBvKgSNz2 [saga sage]:2017/05/28(日) 04:03:27.44 ID:yuJDuFX/O
ほたるんの誕生日を祝うつもりで作ったけど、のんのんびより新作アニメの発表もおめでとう。
初ssなので、お目汚し申し訳ない(特に承太郎)。
次は同僚の出番を作れるように頑張りたい。
黄金の風も早くアニメ化してほしい。
終わり
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga ]:2017/05/28(日) 05:37:32.28 ID:gfsydL0Q0
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sageteyon]:2017/05/29(月) 12:01:11.61 ID:VAMOPSXDO
乙、最後に不意討ちやめいww
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/10(火) 00:09:39.82 ID:pXu2WoOk0
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