【モバマスSS】速水奏「天使のように大胆に、悪魔のように細心に」

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102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:43:15.72 ID:H3iSw6ld0

智絵里(そーっと・・・持ち上げて・・・)

ポスッ…

智絵里(平気、かな・・・?私なんかの膝で・・・)

武内P「・・・」Zzz…

智絵里(全然起きない・・・よっぽど疲れてるんだ・・・)

ナデ…

智絵里「お疲れ様です、プロデューサーさん・・・」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:44:43.88 ID:H3iSw6ld0

智絵里(なんだかかわいい・・・いつもは見上げるくらい大きいのに、今なら頭を抱えることも―)

智絵里(わ、私ったら何を考えて―!?)ブンブンッ

智絵里「・・・・・・プロデューサーさん・・・」

智絵里(こんな私を・・・見捨てないで、ずっと見守っていてくれる・・・)

智絵里(・・・もし、CPがなくなっちゃったらきっと、私のペースだったらすぐにおいてかれちゃうんだろうな・・・)

智絵里(プロデューサーさんは・・・私のためにこんなに頑張ってくれているんだ・・・)

智絵里(だから・・・こんな気持ちになるのも、おかしくない・・・ですよね・・・?)

智絵里(プロデューサーさん・・・)

智絵里「・・・ん―」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:46:16.16 ID:H3iSw6ld0

武内P「―はっ!?」

智絵里「!?」

武内P「いけない! 危うく眠るところで―・・・緒方さん?」

智絵里「く・・・くー・・・」

武内P「寝ている・・・この体勢は・・・?」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:47:48.35 ID:H3iSw6ld0

ズリズリ…

武内P(抜けられた。起こしては・・・いないな)

武内P(少し休むつもりが随分と眠ってしまっていた・・・)

武内P(緒方さんはいつから・・・ご自身も座ったまま眠ってしまうほどお疲れでしょうに、無用な心配をかけてしまった)

智絵里「くー・・・」

武内P(起こすべきか・・・しかし・・・)
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:48:56.13 ID:H3iSw6ld0

武内P「・・・」

スス…

智絵里(!?ひ、引き寄せられて・・・!)

ポスッ…

智絵里(・・・・・・ひゃ〜・・・!)

智絵里(プ、プロデューサーさんに・・・膝枕されて・・・!)

武内P「・・・お疲れ様です。ありがとうございます。よく、休むことができました」

武内P(せめて緒方さんが起きるまで、このまま休ませてもらおう―)

・・・
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:50:09.81 ID:H3iSw6ld0

・・・

智絵里「ド、ドキドキしちゃいました・・・!」

杏「け、けっこう大胆な時あるよね、智絵里ちゃん・・・」

智絵里「プロデューサーさん、少しでも休めてたらいいな・・・」

かな子「そうだね」

智絵里「うん!」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:53:59.03 ID:H3iSw6ld0

智絵里「・・・あと一歩の勇気があったら・・・」ボソッ…

凛(ね、ねぇ・・・智絵里、もしかしてキスしようとしたんじゃ・・・)

奏(お願い、凛ちゃん。何も言わないで・・・)

みく「・・・」

アーニャ「・・・」

杏(あれ・・・なんか雲行きが怪しい・・・)
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:56:13.47 ID:H3iSw6ld0

かな子
安価下1

136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/30(水) 21:28:16.62 ID:Eb9VeoA4o
抱きしめてもらった
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:57:30.30 ID:H3iSw6ld0

文香「か、かな子さんはどうですか・・・!?」

凛(文香・・・!?)

文香(すみません、凛さん・・・しかし、この空気を換えるためには何かしらのアクションが・・・!)

かな子「私はその・・・実は・・・」

かな子「抱きしめてもらったことがあって・・・! えへへ♪」

文香「」

・・・
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:58:19.68 ID:H3iSw6ld0

・・・

かな子「あーん、ん〜♪ あま〜い・・・♡」パクッ

武内P「気にいっていただけたようでなによりです」

かな子「こんな素敵な喫茶店があったなんて知りませんでした。ありがとうございます、プロデューサーさん♪」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 08:02:53.54 ID:H3iSw6ld0

ゴロゴロ… 

かな子「わっ、雷・・・撮影、大丈夫でしょうか?」

武内P「予報では撮影開始時刻よりは前に止むとのことでしたが・・・」

武内P「場合によっては撮影順が前後することになるかもしれません」

かな子「はい、任せてください♪」

「お待たせいたしました。チョコレートサンデーでございます」

かな子「わぁ・・・! プロデューサーさんのも美味しそう・・・」

武内P「はい。よろしければ一口いかがですか?」

かな子「いいんですか!? それじゃあ・・・あむ、ん〜・・・! 幸せです〜・・・♪」

武内P(いい笑顔です・・・)クスッ
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 08:03:52.48 ID:H3iSw6ld0

かな子「それじゃあ私のも。はい、プロデューサーさん♡ あ〜ん♪」

武内P「えっ、あの・・・」

かな子「あ〜ん♪」

武内P「・・・い、いただきます」パク…

かな子「どうですか?」

武内P「は、はい。そちらも美味しいですね・・・」

かな子「ねー♪」

・・・
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 08:14:14.71 ID:H3iSw6ld0

・・・

かな子「本当に止んじゃいましたね、雨」

武内P「はい。撮影ですが、先に屋外の分を撮ることになりそうです」

かな子「はい、頑張ります♪」

かな子「えへへ、やっぱり晴れてるとなんだか清々しい気分になっちゃいますね」

武内P「そうですね。雨上がりは特に、空気も澄んでいるようで・・・」

ブロロロロロン…

かな子「はい・・・あっ、プロデューサーさん見てください! あの水たまりハートマークになってます!」

武内P「本当ですね・・・―ッ! 三村さん!」ガシッ

かな子「ひゃんっ!?」ムギュウ…

バッシャーン!
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 08:16:23.40 ID:H3iSw6ld0

かな子(え・・・? えっ!? わ、私・・・プロデューサーさんに抱き・・・!?!?!?)

武内P「ふう・・・ご無事ですか? 三村さん」ムギュウ…

かな子「あ、ああああの・・・!」

武内P「―! す、すみません! とっさのこととはいえ・・・!」バッ

かな子「い、いいい、いえ・・・! 嫌だったってわけじゃなくて急すぎて心の準備が―って、プロデューサーさんびっしょりです!」

武内P「申し訳ありません。車が通ったもので、濡れてはと・・・」

かな子「そんなことよりプロデューサーさんが・・・!」

武内P「私なら大丈夫ですので。ですが・・・この後も仕事があるので、よろしければ帰りに替えのスーツを取りに行ってもよろしいでしょうか・・・?」

かな子「そんなことなら大丈夫ですから・・・!もう・・・少しは自分の心配も・・・」

武内P「クスッ・・・ありがとうございます」

かな子「あ、いえ・・・ふふっ、もう。私こそ、ありがとうございました」

かな子(かばってもらっちゃった・・・)

かな子(・・・あれ? 替えのスーツってプロデューサーさんのお家に・・・!? 私も・・・?!)

・・・

116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 08:17:29.84 ID:H3iSw6ld0

・・・

かな子「えへへへ♪」

文香(私は何ということをしでかしてしまったのでしょう・・・)

みく「へ、へえ〜・・・」ピキッ 

アーニャ「・・・カナコも仲良し、ですね・・・」ピキッ

文香(お二人は今どんな表情なのでしょうか・・・私に窺う勇気はありません・・・)キリキリ
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 08:19:38.89 ID:H3iSw6ld0

みく(・・・牽制と敵情視察も兼ねて始めてみたけど)

アーニャ(思わぬ強敵が見つかったようですね・・・正直盲点でした)

智絵里(うう・・・やっぱり、私なんかがプロデューサーさんとなんて・・・)

アーニャ(ですが、プロデューサーの性格から考えても・・・今、既に二人が深い関係になっているとは思えません・・・私というものがありながら・・・)

みく(そもそものトップアイドルになるっていうPちゃんとの二人の夢を叶えるまでに、誰かと一線を越える・・・みくを差し置いて・・?ありえないにゃ・・・)

智絵里(いつか魔法が解けた時、私のガラスの靴はプロデューサーさんに持ってきてほしい・・・けど、夢も一緒に叶えたい。それは他のみんなも同じはず・・・)

(((出し抜く機会はまだいくらでもある・・・)))
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 08:21:04.54 ID:H3iSw6ld0

みく(でも不穏分子は少ないに越したことはないにゃ・・・)

智絵里(早めに諦めてもらった方が、ショックは少ない・・・よね?)

みく(黒なのはアーニャちゃん、智絵里ちゃん、かな子ちゃん・・・杏ちゃんと李衣菜ちゃんはまだグレー・・・まあ誰がどっちでもいいにゃ)

アーニャ(つけ入る隙はないことを教えてあげましょう・・・)

文香(誰か助けてください)

かな子「それからね〜♡」

奏(まだ続くの・・・!?)



ガチャッ

本田未央「おっはよー失礼しましたー!!」

バタンッ

島村卯月「あれ、入らないんですか? 未央ちゃん」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 08:26:34.91 ID:H3iSw6ld0


本田未央(15)
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 08:41:23.03 ID:H3iSw6ld0


島村卯月(17)
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 08:45:24.03 ID:H3iSw6ld0

凛(グッジョブ未央!)

かな子「あれ? 今未央ちゃん―」

凛「き、気のせいじゃないかな・・・!?」



未央(な、なにあの空気・・・思わず逃げ出してしまった・・・)

未央(うなだれるしぶりん達、笑顔のみむっち、あ、後は・・・)
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 08:49:08.75 ID:H3iSw6ld0

未央(なんだろうすっごい修羅場な気がする・・・! だめだ、一目見ただけじゃわかんないなぁ何があったのさしぶりん! っていやいやいや、CPの問題ならあたしもなんとかしなきゃ―! ・・・でも)チラッ

卯月「?」

未央(復帰すぐのしまむーは連れて行きたくないよなぁ・・・)

未央(・・・よし、いったんしまむーを撒いてそれからしぶりん達に合流しよう)

卯月「お疲れさまでーす」ガチャ

未央「待って! 待ってしまむー!」

123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:01:57.72 ID:H3iSw6ld0

卯月「あっ、文香さん、奏さん!」

未央「お、お疲れさまでーす・・・」

奏「おじゃましてるわね・・・」

文香「お久しぶりです・・・」

文香(どうする・・・?! 気づいていないようですが空気は最悪です・・・! かといってこの方たちにも話をふって大丈夫なのかどうか・・・!)

奏(凛ちゃん・・・!)

凛(ぐう・・・! せめてもう少し人数が多ければちょっと話をふるだけで別の話題にすり替えてうやむやにできるかも知れないのに・・・!)

未央(出たとこ勝負しかないか・・・!)

凛「お疲れ様、二人とも。今―」

凛(お願い・・・誰でもいい・・・流れを変えて・・・)

凛(誰でもいい・・・悪魔でも・・・!)



神崎蘭子「煩わしい太陽ね」 ガチャ

美波「お疲れ様」

凛(来た! 魔王来た!)

124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:07:31.82 ID:H3iSw6ld0


神崎蘭子(14)
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:15:37.63 ID:H3iSw6ld0

未央
安価
2015/10/18(日)22:00:00:00に最も近いレス

261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/18(日) 21:59:48.51 ID:mAlIAQvAO
ラーメンおごってもらった
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:20:59.98 ID:H3iSw6ld0

奏(人数比が大きく変わった・・・!)

文香(今なら簡単に別の話題で話を流せるはず・・・!)

凛「美波、蘭子も。今プロデューサーとのこと話してたんだ」

美波「プロデューサーさん?」

奏「ええ。オータムフェスのお礼をしに来たのだけど、せっかくだからプロデューサーさんを待たせてもらっている間に聞かせてもらっていたの」

みく「・・・4人はどうにゃ? Pちゃんと一番仲がいいのは・・・誰だと思う?」

蘭子「ふふん。無論、我に他ならぬ」

美波「ふふっ、そうね。プロデューサーさん、蘭子ちゃんとお話しするためにいっぱい頑張っていたものね」

蘭子「うむ♪」

美波「でも、私だってけっこう仲は良いわよ。全体曲とかCP全体のことを相談したり、ソロの活動も始めたから一緒にいる時間も増えたし」

みく「へぇ・・・」

凛「う、卯月はどうかな・・・!?」

卯月「私は・・・あ、風邪をひいた時とかお見舞いに家まで来てもらったりしました!」

アーニャ「家・・・?」

文香「ん゙ん゙! 流石の心遣いですね。そうそう、そういえば―」

卯月「お土産も美味しかったなぁ・・・♪」

かな子「本当? よかったぁ♪」

卯月「え・・・?」

奏「!? やっぱりみんな! みんなのことを大切にしているプロデューサーさんみたいね・・・! ところで―」

卯月「・・・かな子ちゃん、それって―」

未央「は、はいはーい!!! なんとこの未央ちゃんは! プロデューサーにラーメンを奢ってもらっちゃいましたー!!!」

・・・
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:24:39.94 ID:H3iSw6ld0

・・・

未央「ひゃっほーい! 海だー♪」ザブーン

未央「ほらほらプロデューサーも! こっち来なよ♪」バッシャバッシャ

武内P「いえ、私は・・・」

未央「えー、せっかくの海なんだから楽しまないと損だよ! 今なら未央ちゃんの大胆ビキニ姿も一人占めなんだから! なーんちゃって♪」
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:26:10.83 ID:H3iSw6ld0

未央「そうだ! 私一度あれやってみたかったんだ! 浜辺でカップルが追いかけっこするやつ!」

武内P「私と・・・ですか?」

未央「うんうん♪ それじゃあ行くよプロデューサー! ほーら捕まえてごらーん♪」バッシャバッシャ

武内P「ええ・・・その・・・ほ、本田さーん・・・!」タッタッタ

未央「こっちこっち〜♪」バッシャバッシャ

武内P「ま、待ってくださーい・・・!」タッタッタ

129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:28:07.74 ID:H3iSw6ld0

未央「あっはははは♪ これけっこう楽しいね♪」バッシャバッシャ

武内P「クス・・・」

トントン

「ちょっといいかな、君。水着の女の子を追い回してるスーツの男がいるって通報があったんだけど」

武内P「え・・・?! い、いえ、私は・・・!」

未央「わー! ち、違うんですその人はー!」

・・・

130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:30:54.17 ID:H3iSw6ld0

・・・

未央「いやー遊んだ遊んだ♪」

武内P「ラーメンを2人前、お願いします」

「かしこまりました〜♪」

未央「いいよね、海の家のラーメン。焼きそばとかカレーも捨てがたいけど」

武内P「はい。泳ぎ疲れ、空腹でもある時に食べる時の美味しさは格別のものでしょう。もしかしたら景観、潮の香りも関係しているのかもしれません。塩分を欲する身体に―」

未央「ちょ、かたいかたい! こういう時は雰囲気とか場所も心のままに楽しめばいいの! ここで、二人で食べるから美味しくなるんだよ!」

武内P「クス・・・はい、そうかもしれませんね」

未央「そうなんだって♪」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:33:29.27 ID:H3iSw6ld0

「お待たせしました〜♪ 熱いので、ふーふーして食べてくださいね?」

未央「うわぁ、美味しそー!」

武内P「はい」



未央「プロデューサー!」

武内P「はい?」

未央「来年の夏も一緒に来たいね♪」

武内P「そうですね。今度は、みなさんとも一緒に」

未央「えへへ♪ 慰安旅行、期待しちゃうよ! それじゃ、いっただっきまーす!」

武内P「いただきます」

・・・
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:39:28.21 ID:H3iSw6ld0

・・・

未央「いやーああいうところで食べるラーメンって妙にお、いし・・・い・・・よね・・・あ゙」

未央(まずった・・・! 流れを止めようとして余計なことまで喋った・・・!)

未央「た、楽しみだね・・・! みんなで旅行!」

みく「・・・ねぇ未央ちゃん」

未央「な、なにかなみくにゃん・・・」

みく「どういう経緯で二人で海へ行ったのか、の申し開きがまだにゃ・・・」

智絵里「私も知りたいな・・・すごく」

卯月「夏ってことはソロ活動を始める前ですよね」

未央「そ、それはほら・・・! 海の家でアイドルが働くって企画を聞いて、プロデューサーに見学できるようにお願いしたんだよ・・・! 勉強として!」

未央(・・・いっそガチンコでぶつからせて・・・お前やるな、お前こそ的友情展開に・・・いやいやいやあたし達アイドル!)

未央「い、いやー愛梨さん達すごかったなー! あは! あはははははは・・・!」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:41:41.97 ID:H3iSw6ld0

蘭子「いいなぁ、海・・・はっ?!」

蘭子「んんっ・・・! 我が友との魂の絆、後れを取らぬことをここに示さん!」

・・・
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:44:39.88 ID:H3iSw6ld0

蘭子
安価
2015/10/18(日)21:00:00:00に最も近いレス

254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/18(日) 21:00:00.21 ID:CqT1rvFT0
手作りのハンバーグをあーんで食べさせてあげた
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:46:56.46 ID:H3iSw6ld0

・・・

蘭子「我が友よ・・・」ヒョコ

武内P「?何でしょうか」

蘭子「あの・・・その・・・」

蘭子「・・・我がアテネの園にて禁断の果実の錬成が行われる・・・」

蘭子「しかし、我が魔術は未だ完成に至らず・・・故に友よ」

蘭子「その鍛錬に、貴方の力を貸してほしい・・・!」

武内P「・・・」ペラ…

武内P(・・・学校の調理実習でハンバーグを作るからその練習に付き合ってほしい?)フム…

蘭子「裁定は如何に・・・」

武内P「分かりました。私でよろしければ何でも仰ってください」

蘭子「本当・・・!?」

武内P「はい」

蘭子「わぁ・・・!」

武内P(学業へのフォローも今一度考える必要がありそうですね)

蘭子「ふふふ、では我が友よ。光と闇が交わる時、安息の神殿にて待つ。儀式の贄は我に任せよ!」

蘭子「ハーハッハッハ!闇に飲まれよ!」テテテテテ…

武内P(女子寮・・・また許可を取らなくては・・・)

・・・
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:54:52.59 ID:H3iSw6ld0

・・・

蘭子「ククク、魂が猛るわ・・・!」

武内P「それでは始めましょう」

蘭子「魔導書はここに」ハイ

武内P「拝見します」ペラ…

武内P(煮込みハンバーグ・・・!)
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 09:58:38.22 ID:H3iSw6ld0

武内P「器具も材料も十分あるようですし、別れて工程を確認しつつ調理していきましょう」

蘭子「それが良さそうね」

武内P「まずは玉ねぎをみじん切りにし、しんなりするまで炒めます」トントントン

蘭子「敗北の一筋・・・!」ザクザク ウルウル

武内P「玉ねぎを切ると涙が出るのは切られた際に発生する物質が目や鼻を刺激するためだそうです。調理実習で出来る対策は・・・鼻栓でしょうか?」ジュー

蘭子「乙女にそれはできぬ・・・!」ジュー
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 10:16:20.96 ID:H3iSw6ld0

武内P「冷ました玉ねぎ、ひき肉、牛乳で湿らせたパン粉、卵、小麦粉をボウルに入れてよく混ぜます」ムギュムギュ

蘭子「創生の時♪」グチャグチャ

武内P「そうですね」コネコネ

蘭子「団結し時、生命の根源より来る結晶と香る秘薬を与え更に力を高めるわ」ネチャネチャ

武内P「50回以上は混ぜるようにしましょう」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 10:18:20.57 ID:H3iSw6ld0

武内P「ではハンバーグの形を整えます。種を小判型丸めましょう」コネコネ

蘭子「八尺瓊勾玉♪」ペタペタ

武内P「・・・生焼けは恐いのでもう少し小さめにしましょう」

蘭子「・・・うむ」シュン…

武内P「丸めたらキャッチボールのようにし内部の空気を抜きます。こうすることで加熱時に割れること防ぎ、肉汁も閉じ込められます」パンパン

蘭子「んっ・・・! ふっ・・・!」ポフポフ
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:07:23.84 ID:H3iSw6ld0

武内P「では・・・」



蘭子「・・・ごくり」



武内P「・・・焼きます・・・!」ジュー



蘭子「両翼を稲荷の色となるまで・・・!」ジュー



・・・
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:08:11.50 ID:H3iSw6ld0

・・・

蘭子「上手に焼けました〜♪」

武内P「後はキノコ類を炒めたものにソースの材料を入れ、煮立ったところにハンバーグを入れて更に煮込めば完成です」グツグツ

蘭子「ぐつぐつ。マグマ、どっかーん♪」グツグツ

武内P「大変よく出来ました」

・・・
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:12:02.92 ID:H3iSw6ld0

・・・

蘭子「いざ! 実食!」

蘭子「感謝するわ、我が友よ。貴方とでなければこの境地へはたどり着けなかった・・・えと・・・」

蘭子「これ、プロデューサーに食べてほしくて・・・頑張ったの・・・! だから、プロデューサーに食べてほしい・・・な」

武内P「神崎さん・・・ありがとうございます。喜んでいただきます」

蘭子「じゃ、じゃあ・・・あ、あーん・・!」スッ…

武内P「いただきます」パクッ

蘭子「ど、どう・・・?」

武内P「はい、大変おいしく出来ています。これでしたら本番もきっと上手くいくでしょう」

蘭子「やたっ・・・!」

武内P「では私のものは神崎さんに。どうぞ」スッ

蘭子「わぁ・・・! あむ・・・んふー♪」

武内P(いい笑顔です・・・)

・・・

143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:16:18.13 ID:H3iSw6ld0

卯月
安価
2015/10/18(日)23:00:00:00に最も近いレス

265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/18(日) 22:59:59.82 ID:jQ7+b2V2O
頭を撫でてもらった

144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:18:03.00 ID:H3iSw6ld0

・・・

蘭子「甘美なる時であった・・・」

奏(よ、よく分からなかった・・・)

文香「心温まるお話ですね」

奏(分かるの!?)

凛「みんなこのくらいだったらよかったのに・・・」

奏(私だけ分かっていないの・・・!?)

卯月「みなさんけっこうプロデューサーさんといろいろなことしていたんですね」

・・・
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:19:55.63 ID:H3iSw6ld0

・・・

今西部長「それじゃ、私はもう行くよ」

武内P「はい、ありがとうございました」

卯月「おはようございまーす」ガチャ

武内P「おはようございます、島村さん。今日はオフだったはずですが・・・」

卯月「えへへ。なんだかこの前のライブの興奮が抑えられなくて、つい来ちゃいました」

部長「それならちょうどいいじゃないか。最初は彼女にしてはどうかな?」

武内P「そう、ですね」

卯月「・・・?」

部長「はっはっは。まあそう気負わずに」

卯月「あ、お疲れ様でした!」

バタン
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:24:10.04 ID:H3iSw6ld0

卯月「なにかお話しされていたんですか、プロデューサーさん。最初は私って・・・」

武内P「はい、実はこれなのですが・・・」ヒョイ

卯月「箱・・・くじ引き?」

武内P「はい。まだまだ私は皆さんを労うことが不十分なのではないかと相談したところ、これをお貸しいただきまして・・・」

武内P「くじで出た内容を行うという趣向のものだそうです」

武内P(前川さんや三村さんとは度々軽食をとりに行ったりしていましたがそれでも仕事の合間の休憩や仕事の相談として・・・)

武内P(確かに、あまり彼女たちを労うための行動はしてこなかったように思う)

武内P(彼女たちは未成年であり給与の管理はご両親らにしていただいている。アイドル活動を楽しんでいただけているのは良いが、自分の仕事に対する対価、認められているということを実感しにくい状況でもある)

武内P(・・・島村さんの不調の原因の一つにそれもあったのかもしれない)

武内P(あまり・・・いや、まったくわがままを言わない彼女たちを労うにはよい方法ではあるように思う・・・が)

武内P「とはいえ、どんな内容があるのか把握していないので確認しようとしていたところです」

卯月「なるほど〜! それで私に」

武内P「よろしければ、一緒にご確認していただけますか?」

卯月「はい、いいですよ! えへへ、なんだか楽しそうですね!」

武内P「では、引きます」

ガサゴソ スッ…

『頭をなでなでする』

武内P「女性の頭に軽々しく触る行為は却下」ビリッ

卯月「ええっ!?」
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:25:57.75 ID:H3iSw6ld0

武内P「まったく・・・申し訳ありません、島村さん。流石にこのようなものを利用するのは―」

卯月「あ、あの!と、とりあえず試してみるのはどうでしょうか?!」

武内P「しかし―」

卯月「た、確かに凛ちゃんやアーニャちゃん達みたいなクールな人たちにはちょっとってなるのかもしれないですけど私はプロデューサーさんにされたらたぶん嬉しいです!」

武内P「そう、なのですか・・・?」

卯月「はい!」

武内P「・・・」

卯月「・・・!」

武内P「で、では・・・失礼します・・・」

卯月「どうぞ!」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:27:50.73 ID:H3iSw6ld0

ナデナデ

卯月「わっ・・・えへへ・・・♪」

武内P「どうでしょうか・・・?」ナデリナデリ

卯月「はい・・・頭を撫でられて褒められるのとか、ちょっと子供っぽいかなって最初は思ったんですけど・・・」

卯月「おっきくて、温かくて・・・優しくて、なんだか安心します・・・♪」

武内P「・・・お喜びいただけているようでしたら、なによりですが・・・」

卯月「はい・・・♡」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:29:24.64 ID:H3iSw6ld0

ナデナデ

卯月「あ、あの・・・」

武内P「はい・・・?」

卯月「ちょ、ちょっとその・・・ワンちゃんとかにするみたいに、両手でわちゃわちゃって、してもらっていいですか・・・?」

武内P「わちゃわちゃ・・ですか?」

卯月「お、お願いします・・・!」

武内P「分かりました・・・」

卯月(わっ・・・頭、包まれちゃった・・・)

ワチャワチャ

卯月「わぷっ・・・! ・・・えへへへへ♪」

卯月「これいいですね、すごく・・・」

ワチャワチャ

・・・
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:31:34.74 ID:H3iSw6ld0

・・・

スッ…

卯月(あ・・・終わっちゃった・・・)

卯月「ふふっ、ぐちゃぐちゃになっちゃいましたね」

武内P「すみません、やりすぎてしまったようで・・・!」

ナデリナデリ

卯月「あ、ありがとうございます」

卯月「プロデューサーさんも楽しかったですか? だったらいいです♪」

武内P「ありがとうございました。それで、どうだったでしょうか・・・?」

卯月「はい、とっても気持ちよかったです・・・♡ ありがとうございました、プロデューサーさん♪」

卯月「あっ、でもやっぱり人は選ぶ・・・の・・・かな?」

武内P「そうですか・・・では、あまりこれは使うべきではないようですね」

卯月「あ、あの・・・よければ他の内容も確認してみませんか・・・? 私でよろしければおつきあいしますから・・・!」

武内P(ふむ・・・大丈夫そうなものだけ残せば、いいのでしょうか・・・?)

武内P「・・・では、お願いしてもよろしいでしょうか」

卯月「はい! 島村卯月、頑張ります♪」

・・・
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:39:18.01 ID:H3iSw6ld0

美波
安価
2015/10/18(日)20:00:00:00に最も近いレス

246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/18(日) 19:59:46.57 ID:XC5VsF5DO
>>238

238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/18(日) 19:59:25.85 ID:H2qrZhxGO
雑誌の企画で理想の1日デートをPを彼氏に設定して行った
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:42:17.50 ID:H3iSw6ld0

・・・

卯月「えへへ、次はどんなことしてもらえるのかな〜・・・♪」

凛(卯月まで・・・)キリキリ

「「「「「・・・」」」」」

未央「み、みなみんはどうかな・・・!?」

未央(流れを止めたら爆発する・・・!)

美波「私は〜・・・ふふっ、実は私もデートしてもらっちゃった♪」

美波「―て、言ってもお仕事だったんだけどね」

・・・
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:44:30.83 ID:H3iSw6ld0

・・・

美波「デート、ですか・・・!?」

武内P「はい。雑誌の企画で、ソロ活動も始め、男女に関わらず高い人気を博する新田さんが理想に思うデートの内容やスポットをコラムとして執筆していただきたいと」

美波「あ、なんだ・・・実際に誰かと行って来いってものじゃないんですね。よかったぁ」

武内P「いかがでしょうか。お受けするかの返事も締め切りもすぐというわけではありませんので、もしお嫌でなければ考えておいていただけると」

美波「あ、いえ。これも新しい冒険ですから。新田美波、頑張ります!」

・・・
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 11:50:51.21 ID:H3iSw6ld0

・・・

美波(―とは言ったものの・・・)

美波(デート・・・理想のデート・・・? なんだろう・・・)ウーン

美波(困ったわ・・・経験がないから基準が分からないのよね。ただやってみたいことを挙げていっても一般的なものとギャップが大きいかもしれないし・・・)ウーンウーン

美波(やっぱりプロデュ・・・男の人とのを想定よね・・・ということはアーニャちゃんとお買い物に行ったこととかはあんまり参考にならないかもしれないし・・・)ウーンウーン

美波(時期に合わせる必要もあるかしら・・・ハロウィン、クリスマス、お正月・・・混ざったりしちゃ駄目だし・・・)ウーンウーン…

美波(あ、誰に向けたものかも大事よね。やっぱり美嘉ちゃんに莉嘉ちゃんが憧れるみたいに年下の子向けに意識した方がいいかしら・・・? ということはちょっと大人の雰囲気も出しつつ―ってだ、駄目よアイドルなんだからそんなはしたないこと・・・!)ブンブンッ

アーニャ(・・・ミナミ、さっきからどうしたのでしょう)

155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 14:34:16.00 ID:H3iSw6ld0


城ヶ崎美嘉(17)


城ヶ崎莉嘉(12)

156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 14:35:24.66 ID:H3iSw6ld0

アーニャ「ミナミ」

美波「え? あ、アーニャちゃん。ごめんなさい、ちょっと考え事してて・・・」

アーニャ「気にしないでください。それより、焼きイモどうですか?」ホクホク

美波「あら、美味しそうね。それじゃあせっかくだからいただこうかしら」

アーニャ「ダー、どうぞ。となり、座りますね?」

アーニャ「何かありましたか?」モッモッ

美波「うーん・・・実は―」

・・・
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 14:38:54.74 ID:H3iSw6ld0

・・・

アーニャ「理想のデート、ですか・・・」モッモッ

美波「せっかくプロデューサーさんが持ってきてくれたお仕事だから頑張らなきゃって思うんだけど、知らないままでどうしたらいいのか・・・」モッモッ

美波「―って駄目ね。演技とか、知らなくても努力して上手にこなしちゃう人だっているんだもの。甘えてられないわ」

アーニャ「ニェート、それなら実際にプロデューサーとデートすればいいと思います」

美波「なるほどその手が―ってええ!? だ、駄目よそんなこと!」

アーニャ「デートは経験できることです。やってみればミナミの理想、分かると思いますよ?」

美波「で、でもプロデューサーさんだってお仕事とかあるだろうし、それに・・・・・・いいの? アーニャちゃん、プロデューサーさんのこと・・・」

アーニャ「ダー。でも、ミナミもプロデューサー好き、ですね?」

美波「え?! い、いやその・・・! いつから・・・?」

アーニャ「分かります。でも、遠慮はしてほしくないです。私はミナミのことも好きですから」

アーニャ「私は北海道まで連れていってもらえました。だから、ミナミもデートするべきです」

アーニャ「これからはよきライバルでもありましょう」グッ


美波「アーニャちゃん・・・! 分かったわ。私、プロデューサーさんをデートに誘ってくる!」スクッ

アーニャ「ダヴァイ、ミナミ!」フリフリ

パタパタパタ…

アーニャ「・・・はぁ」

アーニャ(あれでよかったのでしょうか・・・)

アーニャ(ミナミには幸せになってほしい・・・ですが、プロデューサーは私を愛してしまっている・・・)

アーニャ(せめて良い思い出を、ミナミ・・・)

・・・
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 14:41:09.58 ID:H3iSw6ld0

・・・

美波「ぷ、プロデューサーさん!」バタンッ

美波「わ、私とデートしてください!」

武内P「はい。アナスタシアさんから伺っています。私でできることなら何でも仰ってください」

美波「えっ・・・あ、はい・・・よろしくお願いします・・・」カァァ…

美波(アーニャちゃん・・・ありがとう・・・でも話を通しておいてくれたことは先に言っておいて欲しかったなぁ・・・)

武内P「スケジュールの調整をしておきましょうか」

美波「あ、はい。私はこの日とこの日、それから―」

美波(―ってデートプランを考えることには変わってないじゃないっ!)

・・・
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 14:42:25.12 ID:H3iSw6ld0

・・・

美波「服、これでよかったかしら・・・」

美波「・・・」

武内P『―そうですね。新田さんの理想を探すことが目的であることですし、考えるのは後にして一度なんでも経験してみるのはいかがでしょうか』

美波(―って言ってもらえたから可能な限り詰め込んでみたけど、やっぱりちょっと忙しいかったかしら・・・? 1日じゃ終わらないし・・・)

美波「・・・あっ、プロデューサーさーん!」フリフリ

美波「すみません、お待たせしました!」パタパタ

武内P「いえ、私も今来たところですので」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 14:43:33.26 ID:H3iSw6ld0

美波「ふう・・・」

武内P「まずはどちらに?」

美波「最初はショッピングに。もう冬物も出ているでしょうから見に行ってみませんか」

武内P「分かりました」

美波「はいっ。あ、そうでした」ガサゴソ

美波「実はしおりも作っちゃいまして。プロデューサーさんの分も。どうぞ♪」

武内P「旅行のようですね」クスッ

美波「ちょっとわくわくしちゃいますよね」

・・・
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 14:46:05.04 ID:H3iSw6ld0

・・・

美波「わぁ、この靴かわいい・・・」

美波「プロデューサーさんは何かいい物見つけましたか?」

武内P「いえ、これといっては・・・」

美波「・・・プロデューサーさんの靴、靴底がだいぶすり減っていますね・・・」ウーン

美波「いい機会だから新調しませんか? あ、もう寒くなりますしコートも一緒に! 選ぶのお手伝いしますから!」

・・・
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 14:47:39.94 ID:H3iSw6ld0

・・・

武内P「良い買い物ができました。ありがとうございます、新田さん」

美波「いーえ♪ プロデューサーさん、なんでも似合って私も楽しかったです!」

美波「―はっ、もうこんな時間!? 大変っ、次の映画を見逃しちゃったらその後の水族館も遊園地も遅れて予約したクルージングが・・・!」

美波「すみませんプロデューサーさん、ちょっと急ぎましょう!」

武内P「は、はい。分かりました」ガサゴソ

美波(―はっ!? これからいろいろ行くのにお買い物先にしちゃったから荷物が・・・! もう、美波のばかばか!)
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 14:49:56.09 ID:H3iSw6ld0

美波「ふう、間に合った・・・」

武内P「ポップコーンと飲み物を買ってきました」

美波「わっ、大きい! ふふっ、プロデューサーさんってけっこう食いしん坊だったりします?」ヒョイパク

武内P「そう、でしょうか・・・?」ムグムグ

美波「うふふっ♪ あ、始まりますね」

・・・
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 14:51:31.93 ID:H3iSw6ld0

・・・

ボー ザブーン

美波「・・・夜風が気持ちいですね」

美波「楽しんでいただけましたか、プロデューサーさん?」

武内P「ええ、非常に密度の濃い1日でした」

武内P「次回は・・・テニスにゴルフ、ピックニック・・・アウトドアですね。そちらも楽しみです。その次は―」ペラッ

美波「ちょ、ちょっと詰め込みすぎちゃいましたねっ。まずはその、定番かなぁというところを選んでみたんですけど・・・!」
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:32:47.17 ID:H3iSw6ld0

武内P「新田さんのお仕事の参考にはなったでしょうか?」

美波「うーん、実はその・・・理想のデートって言われるとまだ少し分からなくて・・・今日もちょっと失敗しちゃったなってことがあって・・・」

美波「あ、もちろん楽しかったんですよ?」

美波「でも、デートって・・・好きな人と一緒に楽しんだりしたくてするものだと思うんです。でも、それだけだったら友達と遊ぶのとそんなに変わりがなくて・・・」

武内P「そうですね・・・」

武内P「私も決して詳しいわけではありませんが・・・」

武内P「男女の交際には時間の共有の他にも、相手を知ることと自分を知ってもらうという役割もあるのではないでしょうか」

美波「自分を、相手を知ること・・・」

武内P「そういったことを加味すれば、今日のことは私にとって大変有意義なものでした。貴女が、バイタリティ溢れるアグレッシブな素敵な人であると、改めて知れたのですから」

美波「プロデューサーさん・・・!」

美波「そっか・・・分かりました。きっと、1回のどんなデートをするかが大事なんじゃないんです」

美波「誰と、どれくらい積み重ねていくかが大切なことなんだなって・・・!」

美波「だからプロデューサーさん? また次も、その次も本番もよろしくお願いしますねっ♪」

武内P「はい」
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:33:37.72 ID:H3iSw6ld0

美波「ふふ、ネオン綺麗・・・あ、車! そうだ、ドライブとかもしてみたいです! オープンカーとかっ!」

武内P「はい。お供させていただきます」クスッ

武内P「それと、忘れないうちに・・・これを」ガサゴソ スッ

美波「これって・・・!」

武内P「お気に召していたようだったので、私の靴とコートと一緒に。そのせいで映画に遅れそうになってしまいましたが・・・」

武内P「本日のお礼に。ありがとうございました」

美波(シンデレラに・・・靴だなんて・・・♡)

美波「・・・プロデューサーさん」

美波「やっぱり今日が理想のデートでした・・・♡」

・・・
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:34:39.76 ID:H3iSw6ld0

・・・

美波「楽しかったなぁ・・・♪」

美波(それに、まさかプロポーズまでされちゃうなんて・・・♡)

美波(はっ・・・! いけないわ、美波。この空気、話の流れから察するにみんなプロデューサーさんのこと・・・)

美波(クルージングのこと、婚約したことはまだ秘密にしておいた方がよさそうね。みんなのモチベーションに影響が出たらあの人の迷惑になっちゃう・・・!)

美波「・・・遊園地の後はディナーをすませてそのままって感じだったかしら」

美波「あと何度かいろいろなところに行って、コラムもちゃんと書けられました♪」

アーニャ「よかったですね、ミナミ」

美波「うん♪ アーニャちゃんに相談して本当によかったわ」
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:35:38.90 ID:H3iSw6ld0

みく(仕事、あくまで仕事・・・みくはもっと行ってるもん・・・)

美波「みくちゃん達はどうだったの? プロデューサーさんと」

凛「!?」

文香(迂闊でした・・・! 後から来た方が再び話を振る可能性を考慮していなかった・・・!)

奏(今までは爆弾を大きくすることを代償に、次の人に話させて爆発を回避してきたけど―!)

未央(もう話を振れる人がいない・・・!)
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:37:02.97 ID:H3iSw6ld0

凛(対抗意識を燃やしてる今話なんてさせたら、絶対さっきの話プラスアルファの何かが来る・・・!)

凛(そんな、ここまでなんて・・・)

文香(・・・仕方ありません。予定より早いですが奥の手をここで―)

奏「ちゃんとみんな仲良くやれていたそうよ。プロデューサーさんと」

凛(奏・・・!?)

奏(まだ・・・私から話した方が影響は少ないはず・・・)
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:37:43.52 ID:H3iSw6ld0

奏「アナスタシアちゃんは北海道のご両親へCDを届けに小旅行」

奏「みくちゃんは猫カフェ巡り、李衣菜ちゃんは一緒にお料理」

奏「杏ちゃん達は一緒にお掃除したりね」

奏「不器用そうなのに優しくて、本当に素敵なプロデューサーさんね」

アーニャ「カナデ、もっと詳しく・・・」

アーニャ(あまり牽制になりません)

奏(話させられないから私が話してるのよ・・・!)

奏「羨ましいわ。私も今度デートに誘ってみようかしら?お礼もかねて、ね」

「・・・は?」

奏(い、いい今の誰が言ったのかしら・・・?!)
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:38:20.72 ID:H3iSw6ld0

奏(で、でも・・・!たとえ矛先を私に向けてでも時間を稼がないと・・・!)

みく(莉嘉ちゃんが言ってたっけ・・・クローネがPちゃんを誘惑してたって)

卯月(本当だったんだ・・・)

智絵里(ひどいです・・・私から、プロデューサーさんまで盗るつもりなんだ・・・)

アーニャ(あれでは釘を刺したりなかったのでしょうか・・・)



奏(・・・泣きたい)
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:39:37.49 ID:H3iSw6ld0

美波「そうよね・・・みんなも好きになっちゃうわよね」

未央「そ、そんなはっきり・・・」

みく「それは・・・美波ちゃんも?」

美波「ええ、私もプロデューサーさんが好き」

美波「でもね、今すぐに深い関係になりたいってわけじゃないの。それは、みんなも同じじゃないかしら?」

美波「プロデューサーさんとの居場所、シンデレラプロジェクトを守りたい―」

美波「プロデューサーさんとの夢、トップアイドルになりたいって」

美波「今私たちがいがみ合ってもただプロデューサーさんに迷惑をかけてしまうだけ・・・」

美波「それに、プロデューサーさんのことだもの。トップアイドルにでもならない限り受け入れてくれないでしょうし、ね」

美波「だから、今はお互い競いつつも協力すべきなんじゃないかしら?」

美波「私たち、これからは良き仲間であり、良きライバルでもありましょう。ねっ♪」
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:40:23.56 ID:H3iSw6ld0

凛(ど、どうなる・・・!?)

蘭子「・・・うむ」

みく「・・・あ〜あ、今のうちにライバルを減らしておきたかったんだけどにゃあ〜」

アーニャ「勝負は一旦お預け、ですね」

智絵里「負けません・・・でも、今は」

かな子「うん♪」

卯月「はい! 一緒に頑張りましょう!」
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:41:06.81 ID:H3iSw6ld0

文香(ま、丸く収まった・・・! やった・・・!)

未央(すごいよみなみん! もう一生だってついていくよ・・・!)

李衣菜(ど、どうなるかと思った・・・)

杏(あーよかった、本ッ当によかったぁ・・・! ゆ、ユニット内で修羅場とか洒落になんないよ!)

奏(よかった〜〜〜〜〜〜!!!)グスッ
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:42:01.55 ID:H3iSw6ld0



(・・・でも、婚約しちゃっているのよね、私)



(頻度では圧倒しているはず・・・油断している間に突き放してやるにゃ)



(クローネの活動も増やして、いち早くトップに・・・!)



(くじ引きの紙、足しておかなきゃ・・・)



(またお家に遊びに行こうっと)



(信じてます、一緒だって・・・)



(ちゃ、ちゃんと・・・本当の言葉でしゃべれるようになろう・・・!)


176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:42:44.61 ID:H3iSw6ld0




(できれば諦めてほしいけど・・・)



(プロデューサーと一緒にいられなくなっちゃうかもしれないし・・・)



(プロデューサーの立場が危なくなってほしくもないし、今だけはこのまま・・・)



(見逃してあげる・・・)



177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:43:17.16 ID:H3iSw6ld0

ガチャッ

莉嘉「おっはよー!」

赤城みりあ「あ、みんないる!」

諸星きらり「にゃっほーい!」
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:47:33.79 ID:H3iSw6ld0


赤城みりあ(11)
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:48:40.19 ID:H3iSw6ld0


諸星きらり(17)
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:49:51.16 ID:H3iSw6ld0

莉嘉「みんな一緒なんてひさしぶりー!」

みりあ「ねー♪ あっ、文香さんと奏さんもいる!」

奏「こんにちは。オータムフェスのお礼を言いに来たの」

文香「プロデューサーさんを待たせてもらっている間に、プロデューサーさんとのことを聞かせていただいていました」

きらり「Pちゃん?」

凛「うん、けっこうみんな仲よかったんだなって」

莉嘉「へー、アタシ達もけっこう仲いいよ☆」

みりあ「一緒にデートしたもんねー♪」

きらり「うっきゃー☆」

凛「うんうん」

凛(安心して話を聞けるって、こんなに幸せなことだったんだ・・・)
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:52:11.75 ID:H3iSw6ld0

きらり
安価
2015/11/4(水)20:00:00:00に最も近いレス

382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/04(水) 20:00:00.75 ID:zW47kQXu0
お姫様抱っこされた事がある
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:53:37.64 ID:H3iSw6ld0

莉嘉「あっ、そうだった! えーっと・・・」ガサゴソ

莉嘉「じゃじゃーん! きらりちゃんのブライダルの仕事が載ってる雑誌買ってきたんだー☆」

未央「おお、すごい! きらりんそんな仕事来てたんだー!」

きらり「うぇへへへ☆ とーっても、楽しかったにぃ♪」

卯月「雰囲気だいぶ違いますね!」ペラ…

アーニャ「私も着てみたいです」ペラ…

智絵里「綺麗・・・」ペラ…



(私の時はどんなのがいいかなぁ・・・)



みく「みくにもこういうお仕事来ないかなー・・・―ッ!? なんでPちゃんが写ってるにゃ!?」ペラ…

きらり「うきゅっ!?」

・・・
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:54:16.07 ID:H3iSw6ld0

・・・

カシャッ カシャカシャッ

「はーい、いいよーきらりちゃん。次、目線こっちねー」

きらり「はーい☆ ―っとと、ドレスだから、おしとやかにしなきゃ・・・」

カシャッ カシャカシャッ

「はいOK〜!それじゃ、いったん休憩ね」

184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:55:40.29 ID:H3iSw6ld0

武内P「お疲れ様です」

きらり「あっ、Pちゃん! おっつおっつ☆」

武内P「衣装を着替えた後、最後に新郎役の方と教会の入り口正面での撮影となります。機材の準備が整うまで休憩していてください」

きらり「うん☆ ねぇねぇPちゃん。きらり、ちゃんと花嫁さん出来てたかなぁ?」

武内P「はい、諸星さんの新たな魅力も出ていたように思います。残りの撮影もこの調子で頑張りましょう」

きらり「うん!」

きらり「・・・きらり、みんなよりちょっと大きいからこんなかわゆいドレスが着れるお仕事させてもらえるなんて思わなかったにぃ・・・♪」

武内P「そのスタイルも紛れもなく貴女の魅力です。今後もモデルの仕事は多く来ることなると思いますので、よろしくお願いします」

きらり「そっかー・・・うぇへへへ☆」

「失礼します。次の衣装の準備お願いします」ガチャッ

きらり「あっ、はーい! それじゃあPちゃん、行ってくるにぃー☆」

武内P「はい。先に撮影場所まで行っていますので」

きらり「うん! きらりん、頑張るからちゃーんと見ててねー☆」

・・・
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:56:58.39 ID:H3iSw6ld0

「まいったなぁ・・・」

「他のところも確認してきます!」タッタッタ…

武内P「?どうかされましたか?」

「ああ、きらりちゃんのプロデューサーさん。それがさぁ、新郎役の人が天候不良で前の撮影場所から来られないらしいんだよねぇ」

武内P「それは・・・」

「今代役探せないか他の事務所とかにも連絡させてるんだけど、ちょっと難しいかねぇ・・・」

武内P「後日改めて撮影ということに?」

「いやー・・・今日終わらせないとちょっと締め切りがきついかなぁ・・・」

(きらりちゃんに合うのってなるとなかなかいないからなぁ・・・)

(身長もだけどある程度がたいも良くないと・・・)

(そうそうせめてこのプロデューサーさんくらいには・・・・・・ん?)

「・・・」

武内P「・・・?」

(いや、この凶悪な犯罪者のような面はブライダルのモデルに相応しくないだろう・・・手配書じゃないんだぞ)
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:57:34.10 ID:H3iSw6ld0

(しかし他に手も・・・―そうだ、お姫様抱っこをさせて角度に気を付けてきらりちゃんのアップの絵にすれば顔は写らないんじゃないか・・・?)

「あー・・・プロデューサーさん?ちょっとお話が―」

武内P「はい・・・?」

・・・
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 15:58:43.32 ID:H3iSw6ld0

「きらりちゃん入りまーす」

きらり「おにゃーしゃー☆」

「おっ、いいねー! 新郎役の人もすぐ来るからねー」

「入口の階段のところでお姫様抱っこしたところを撮るから」

きらり「はーいっ―・・・え?」

「おおー来た来た。それじゃ、よろしくねー」

きらり(お姫様抱っこ・・・Pちゃんの前で・・・)

きらり(あっ、ううん・・・! お仕事だもん、ちゃんとやらなきゃ・・・)

きらり(そういえばPちゃんどこにいゆのかな・・・先に来て待ってゆって言ってたのに・・・)

武内P「お待たせしました、諸星さん」

きらり「あっ、もうPちゃんたらどこに―にょわっ!?」

武内P「へ、変でしょうか・・・」

きらり「な、ななななんでPちゃんが・・・!? タキシード着てるにぃ・・・!?」

武内P「それが、新郎役だったモデルの方が来ることができなくなってしまったらしく、急遽代役にと・・・」

きらり「にょわー・・・!」

きらり(Pちゃんとウェディングドレスで撮影・・・!)

188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 16:00:01.99 ID:H3iSw6ld0

「それじゃプロデューサーさん、よろしく」

武内P「は、はい。それでは諸星さん、失礼します・・・!」ガシ ヒョーイ

きらり「うきゃー! きゃー! Pちゃん力持ちー☆」ジタバタ

「そのまま自由でいいよー」カシャッ カシャカシャッ
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 16:03:03.05 ID:H3iSw6ld0

きらり「うぇへへへ☆ きらりね、お姫様抱っこされるの憧れてたんだー♪」

武内P「そうなのですか?」

きらり「うんうん☆ でも、きらり、みんなよりちょっと大きいから無理なのかなーって」

きらり「だから今すっごくハッピハピしてゆっ♪」

きらり「でもPちゃん、無理しなくていいからね?大きいから重いし・・・」

きらり「・・・・・・断ってくれても良かったんだよ・・・?」

武内P「いえ。大切な、諸星さんの仕事ですから」

きわり「・・・・・・にょわー・・・♡」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 16:03:50.12 ID:H3iSw6ld0

カシャカシャッ

「うん、いいかな。一旦確認してきますんで」タッタッタ…


きらり「うぇへへ☆もう、Pちゃんお顔かたいにぃ」

武内P「も、諸星さんがメインですので、私は・・・」

きらり「だーめ☆ 一緒にハッピハピしよ?」

きらり「・・・・こちょこちょ」

武内P「―っ! ぐふっ・・・くっ・・・ふふっ・・・も、諸星さん・・・! 危ないので・・・ふふふっ・・・やめてください・・・!」ククク

きらり「んふふー☆」ギュー
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 16:05:18.94 ID:H3iSw6ld0

「・・・ん、いい感じに撮れてるな」カチカチッ

「落ち着いたきらりちゃんもかわいいわー」

「じゃあ機材片付けはじめるっすね」

「ああ・・・―いや、ちょっと待った」フッ…

「え?」

「もう一枚撮ってくる」



ウェヘヘヘ フフフ…



「引きの絵も欲しくなった」

      ―カシャッ

・・・
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 16:08:01.48 ID:H3iSw6ld0

みりあ
安価
2015/11/4(水)21:00:00:00に最も近いレス

385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/04(水) 21:00:00.53 ID:OOV3wdpAO
一緒にお風呂に入って体を洗いっこした
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 16:13:48.89 ID:H3iSw6ld0

・・・

きらり「うぇへへへ☆ Pちゃんかっくよかったにぃ♪」

かな子「プロデューサーさんの笑顔、撮り逃しちゃったことあったよね」

美波「素敵な笑顔・・・私も後で買っておかなくちゃ」

莉嘉「ねぇねぇ、Pくんときらりちゃんってけっこうお似合いじゃない?」

凛(!? 莉嘉! それは地雷・・・!)

きらり「うきゅっ!? ええっと、Pちゃんにはきらりよりももっといい人が・・・」

みく「こーら、あんまり困らせちゃダメにゃ」

奏(や、優しくたしなめた・・・!)

文香(平和・・・! 圧倒的平和・・・!!)

みりあ「わたしもねー、動物園に連れていってもらったことあるよー!」

・・・
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 16:14:30.52 ID:H3iSw6ld0

・・・

ブロロロロロン…

みりあ「あっ、見えてきたー!」

みりあ「えへへ♪ 楽しみだね、プロデューサー!」

武内P「はい。雨もすっかり止んだようで、これならどこも問題なく見て回れそうですね」

みりあ「うん! 連れてきてくれて、ありがとうございます!」

武内P「いえ、取材前に見ておきたいと考えられたことは素晴らしいと思いましたし、これくらいなら」

みりあ「かな子ちゃんと智絵里ちゃんがね、取材前にそうしてよかったーって言ってたから!」

武内P「そうでしたか。次に行く動物園の場所までだいぶ距離がありますのであまり長居はできませんが、楽しんで、お仕事の参考になればよいですね」

みりあ「うん♪」

・・・
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 16:15:15.70 ID:H3iSw6ld0

・・・

ブロロロロロン… バッシャーン

みりあ「車のまま回れるんだー・・・! あっ、あの車エサあげてる!」

武内P「ええ。サファリゾーンは自家用車でコースを走ることができる他に、バスやナビゲーションカーを利用すればオフロードの走行や金網越しに動物へのエサやりができるそうです」

みりあ「みんなで回ったら楽しそうだねっ♪」

武内P「取材の時には利用して回ることになります」

みりあ「楽しみだな〜・・・♪」
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 16:16:18.86 ID:H3iSw6ld0

みりあ「象さんおっきいー!」

武内P「象は人間には聞こえない程の低周波音で会話ができるそうです。更に足の裏が繊細で数十キロ先の音も捕えることができるとか」

パオーン

ブロロロロロン…

みりあ「きりんさんながーい!」

武内P「キリンの首は非常に長いですが、実は多くの哺乳類と同様に骨は7つなのだそうです。また、1日の睡眠時間がわずか20分で足りるとか」

モー

ブロロロロロン…

みりあ「トラさん寝てるー!」

武内P「トラはネコ科の動物の中では珍しく水浴びを好みます」

みりあ「プロデューサーくわしい!」

武内P「恐縮です」

ガオー

ブロロロロロン…

・・・
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 16:16:53.43 ID:H3iSw6ld0

・・・

みりあ「運転お疲れ様、プロデューサー」

武内P「いえ。こちらはどこから見て回りましょうか?」

みりあ「えっとね、カピバラさんと一緒に入れる温泉があるんだって! そこ行きたいなぁ」

武内P「はい」

みりあ「えへへ♪ あっちだよ! 行こっ♪」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 16:24:49.04 ID:H3iSw6ld0

ジャブジャブ

みりあ「気持ちいいね♪」

武内P「人間用は足湯なのですね」

みりあ「私足湯初めて! あったかーい・・・♪」

みりあ「ちょっと休んでいこうね。今日は遠くまでお疲れ様、プロデューサー」ナデナデ

武内P「はい。ありがとうございます」

みりあ「えへへー♪」

みりあ「カピバラさんかわいいねー♪」

武内P「あのカピバラ、足しかお湯につけていませんね」

みりあ「私たちと同じだー♪」

・・・
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 16:25:20.19 ID:H3iSw6ld0

・・・

みりあ「帰ってきたー!」

みりあ「わっ、車すごい汚れてる!」

武内P「どこかで泥が跳ねたのでしょう」

みりあ「この車、みんなの送り迎えにも使うんだよね・・・あっ、じゃあじゃあ!今日のお礼に私が洗う!」

武内P「お気持ちは嬉しいのですが、赤城さん一人では・・・」

武内P「一緒にしましょうか」

みりあ「はーいっ♪」
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 16:26:51.65 ID:H3iSw6ld0

みりあ「ざっぱーん♪」

みりあ「ごっしごっし♪」

みりあ「えへへ♪ また行きたいね、プロデューサー!」

武内P「はい」クス

・・・
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 16:27:51.36 ID:H3iSw6ld0

・・・

みりあ「えへへ♪楽しかったな〜♪」

卯月「この前のとときら学園の取材の前に行ってたんですね〜」

美波「プロデューサーさんって、いいパパになりそうよね」

アーニャ「ダー、私もそう思います」

みりあ「ワガママ聞いてくれたり、褒めてくれたり!あと、優しく叱ってくれたりしそう!」

李衣菜「けっこう面倒見はいいよね」

杏「いやーまだまだ」

みく「杏ちゃんはもうちょっと自分のこと頑張ろうにゃ」

かな子「あはは♪」
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