【モバマスSS】速水奏「天使のように大胆に、悪魔のように細心に」

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 00:07:21.52 ID:5DnXrKy30


アーニャ「・・・ダー。鬼気迫るもの、感じました。ビリビリします」

アーニャ「ちゃんとは分からなかったかもしれません。でも、心になにか響いてます」

アーニャ「カナデの教えてくれる映画だからきっと変なものだって聞いていたのでびっくりしてます!」キャッキャッ

奏「あらあら。誰かしら? そんな失礼な人。うふふ♪」



3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 00:08:55.55 ID:5DnXrKy30


奏「うふふ。訛り、すごかったでしょ? 聞き取れたかしら?」

アーニャ「アー・・・ちょっと、ですね・・・」

奏「気にしないで。ちゃんと教えてあげるから。そうね、今度は字幕もつけましょう。英語もできるのよね?」ピッピッ

アーニャ「ダー。でも・・・え? 今の映画、3時間以上ありましたよ・・・?」

奏「こんなに充実する時間、他には数えるほどよね・・・!」ムフー

アーニャ「・・・はい、そう思います」

奏「プロジェクトルームのスクリーンで休日に映画を見る・・・なんて贅沢なのかしら。この次はこの鮫のとかも―」ガサゴソ

アーニャ「さ、さっそく再生しましょう・・・!」ピッ



〜♪

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 00:12:25.94 ID:5DnXrKy30


〜♪

アーニャ「昔の映画、白黒ですね」

奏「そうね。それでも、この映像は当時の技術と同時期、以前の作品と比べれば破格の美しさを持っているの! それに大きなセットを作って撮影する監督もこれまでいなくて―!」

アーニャ「この馬に乗っている人たち、強盗でした。田んぼにお米、出来てないから帰ったのですね」

奏「野武士ね。ええ、そして収穫の時期にまた来ると。それを聞いた農民たちのシーンが次―!」ワクワク

アーニャ「オー・・・村の人たち、悲しみ、怒り、すごいです・・・! この後のシーンもでしたが・・・!」

奏「とにかくリアリティに拘る監督なの! 今では当たり前のリハーサルとかも当時は重要視されてなかったんだけど、自然に見えるまで追求して!」

奏「天使のように大胆に、悪魔のように細心に」

奏「劇中で読まれない小道具の便箋の中の手紙まで書かせたって信じられる!? それからそれから—!」

アーニャ「ご、強盗と戦うために侍を雇うことになったのですね・・・!」

奏「ええ、その期間の間お腹いっぱいお米を食べさせるという報酬―」

奏「その程度と切り捨てられるものが如何に彼らにとってようやく絞り出した価値であるか、と思わせるあのシーン・・・! そしてあのラスト・・・!」ウンウン


・・・


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 00:13:52.78 ID:5DnXrKy30


・・・


アーニャ「この獣のような人、二度目なら、どうして話しかけられなかったのか分かります・・・」

奏「いいシーンよね・・・盗人から人質の子供を助けるために髷を剃り落とし、お坊さんの振りまでした一人の老侍。そんな彼に侍を探す農民、若い侍―」

奏「そして、彼もまた惹かれていたのね・・・」フゥ…

奏「でもこれはほんの始まり。いい、見てて? この時―」ペラペラ

アーニャ(ながいたたかいになりそうです・・・)ウンウン

ペラペラペラ




6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 00:14:59.68 ID:5DnXrKy30


・・・




〜♪

奏「・・・」フム

アナスタシア「・・・」ウーム

奏「かの巨匠の名作・・・何度見ても勉強になるわ・・・」フゥ…

奏「その度に奥深さに魅せられる・・・私はあとどれだけこの作品を見れば真に理解したと言えるのかしら・・・」ウットリ…

アナスタシア「・・・ダー。鬼気迫るもの、感じました。ビリビリします」

アーニャ「ちゃんとは分からなかったかもしれません。でも、心になにか響いてます」

アーニャ(次は鮫でしたか・・・)フー…

奏「せっかくだからもう一度見ましょうか。この感動が胸を満たしているうちに・・・♪」ウキウキ

アーニャ( て ん ど ん ! )

奏「うふふ、映画って本当に素晴らしいものよね♪」

ピッ 〜♪


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 00:16:02.88 ID:5DnXrKy30

短いけどここまでー
奏さんは映画がお好き
7人の侍、いやぁ映画って本当に素晴らしいですねぇ

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 00:20:56.09 ID:IjBRz2huO
おつー
9 : ◆h8PchLJM6BH7 [sage saga]:2017/05/29(月) 22:47:01.54 ID:5DnXrKy30


速水奏(17)
10 : ◆h8PchLJM6BH7 [sage saga]:2017/05/30(火) 13:21:36.41 ID:os/W1uR60


アナスタシア(15)
11 : ◆h8PchLJM6BH7 [sage saga]:2017/05/31(水) 05:13:07.36 ID:fBHtthCL0


・・・




奏「CPの方はどうかしら? 二つのプロジェクト両立はやっぱり大変じゃない?」

アーニャ「スパシーバ、大丈夫ですよ。カナデとミナミ、二人とも気にしてくれてますし、それにプロデューサーもいますから♪」

奏「美波と並べるなんて光栄ね。それから、あのチャーミングな彼ね」クスッ

アーニャ「ダー♪ この前もですね〜・・・」ペラペラ

奏(これは長くなりそうね)クスクス



・・・


12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/31(水) 22:43:28.14 ID:fBHtthCL0


新田美波(19)
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/31(水) 23:08:07.95 ID:fBHtthCL0


・・・


アーニャ「だからプロデューサーはすごいんです!」ムフー

奏「うふふ、すごい活躍ぶりね。でも、相変わらず誤解されてるみたいで大変ね」

アーニャ「分かってくれる人がそばにいないとですね」フフフ

奏「そうね・・・ねえ、彼ってどの子と一番仲がいいの?」

アーニャ「え?」


14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/31(水) 23:30:17.59 ID:fBHtthCL0


アナスタシア「プロデューサーと一番仲がいい人ですか?」

15 : ◆h8PchLJM6BH7 [sage saga]:2017/06/01(木) 13:12:26.80 ID:CTiSok9U0


アーニャ「アー・・・はい、私ですね」

16 : ◆h8PchLJM6BH7 [sage saga]:2017/06/02(金) 05:07:26.79 ID:Hkz6aKHG0

ガチャッ

渋谷凛「お疲れさま・・・何の話・・・?」

奏「あら、お疲れ様。今アナスタシアちゃんからCPのプロデューサーさんのこと聞かせてもらっていたの」

凛「また? 前にも話したと思うんだけど」

奏「オータムフェスで話す機会があったから。ふふっ♪ 本当に、聞いていた通りチャーミングな人だったわね」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 05:09:48.78 ID:Hkz6aKHG0


渋谷凛(15)
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 06:11:59.37 ID:Hkz6aKHG0

奏「なんだかもっと気になってきちゃって、またいろいろ聞かせてもらっていたの。でも、アナスタシアちゃんと一番仲が良かったなんて少し意外ね。もっと積極的そうな子が多そうなのに」

凛「え、そうだったの・・・?」

アーニャ「ダー。リンも知りませんでしたか?」

凛「うん。仲が悪いってことはないんだろうとは思ってたけど、あんまり二人で話してるところなんて見たことなかったし・・・」

凛「それに、あのプロデューサーに特別に仲がいい相手がいるっていうのも想像しにくいっていうか・・・」

アーニャ「ニェート、おしゃべりもしていましたよ?クローネのことの相談もミナミだけじゃなくて、プロデューサーとももちろんしましたし」

アーニャ「それにプロデューサー、私のことだけは名前で呼びます」

凛「た、確かに・・・!」

アーニャ「他には・・・そうですね、こんなことありました」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 06:13:14.06 ID:Hkz6aKHG0

安価下1
したことでもされたことでも

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/23(水) 19:19:07.34 ID:5OkfeDTTo
一緒に北海道へ旅行
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 06:23:36.21 ID:Hkz6aKHG0

・・・

武内P「幾分も涼しいのですね、こちらは」

アーニャ「ハイ、北海道ですから。夏でもこのくらいです」

アーニャ「アー・・・プロデューサー? イズビニーチェ、ごめんなさい。わがまま、言ってしまって・・・」

アーニャ「私のソロCD、パパとママに直接渡したいと・・・」

武内P「いえ、遠く離れて暮らすアナスタシアさんを御両親も心配なさっているでしょうから、近況報告をする良い機会だったかと」

武内P「アナスタシアさんから言われていなければ、私の方から提案していたと思います」

アーニャ「・・・スパシーバ、プロデューサー・・・♪」

アーニャ「二人で同じこと考えている。相思相愛、ですね♪」

武内P「・・・以心伝心かと」

アーニャ「アー・・・そうとも言いますね」

・・・
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 06:24:28.00 ID:Hkz6aKHG0

・・・

プルルルルルル… プシュー… 

ガタンゴトン… ガタンゴトン…

武内P「レンタカーでなくてよろしかったのでしょうか?」

アーニャ「はい、せっかくですから北海道も案内します」

アーニャ「アーニャの故郷、たくさん見ていってくださいね?」

アーニャ「今は夏ですが、雪とレンガの大好きな街です♪」

武内P「はい。とても素晴らしい景色です」

アーニャ「ダー♪」

アーニャ「ンー・・・ミナミ達へのお土産、先に買って行きませんか?」

アーニャ「すぐに帰っても、まだパパもママも帰っていないでしょうから」

武内P「そういうことでしたら、私はかまいませんが・・・」

アーニャ「ダー♪ だったら、ここから少し先の駅を降りると―」



・・・
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 06:25:48.87 ID:Hkz6aKHG0

・・・

武内P「星がよく見えますね」

アーニャ「ダー・・・とても、綺麗です」

アーニャ「久しぶりに二人に会えて良かったです。CDも渡せて・・・いっぱいおしゃべりできました」

アーニャ「スパシーバ、プロデューサー」

武内P「ご両親もアナスタシアさんと会えて喜ばれていましたね」

アーニャ「ハイ♪ それから、プロデューサーの紹介もできました」

武内P「だいぶお待たせしてしまったようですが・・・大丈夫だったのでしょうか? ご両親と過ごされる時間もその分短く・・・」

アーニャ「ダー。私が言ったことですから。それに、パパもママもプロデューサーのこと、とても気に入ってくれました。アー・・・でも、帰る時間はダイジョブ、ですか?」

武内P「はい、念のため翌日のスケジュールも開けておきましたので。本日はこのままご実家でお過ごしくださって問題ありません。私は翌朝迎えに参りますので」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 06:26:31.35 ID:Hkz6aKHG0

アーニャ「シトー? 泊っていかないのですか? この後ズビィズダ、もっと星がよく見えるところに一緒に行きたかったのですが・・・」

武内P「いえ、私がアナスタシアさんの御自宅に、というのは問題があるかと・・・ホテルを探してとりますので」

アーニャ「でも、プロデューサー?」

武内P「はい・・・?」

アーニャ「この近くにホテルはありませんし、今から終電には間に合わないと思いますよ?」

武内P「・・・えっ」

アーニャ「誰も見ていないから、大丈夫です♪」

アーニャ「月以外は、ね♡」


アーニャ「望遠鏡、とってきますね♪」



武内P「・・・えっ」

・・・
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 06:27:37.30 ID:Hkz6aKHG0

・・・

アーニャ「あと一歩でした」

凛(何があと一歩だったの?!)

奏(この子押し強い!)

凛(こんなキャラだったっけ?!)

奏(というかお泊りデート!? えー! えー! 最近の子ここまで進んでいるの?!)

アーニャ「二人とも、どうかしましたか?」

凛「な、なんでも・・・!」

奏「ええ、大丈夫・・・! それは仲良しさんね・・・!」

アーニャ「ダー♪」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 21:33:40.28 ID:Hkz6aKHG0

ガチャッ

鷺沢文香「お疲れ様です・・・?」

橘ありす「・・・? みなさんどうかしましたか?」

アーニャ「ドゥーブラエウートラ、フミカ、アリス」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 21:47:55.84 ID:Hkz6aKHG0


鷺沢文香(19)
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 21:50:59.98 ID:Hkz6aKHG0


橘ありす(12)
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 22:27:49.58 ID:Hkz6aKHG0

アーニャ「今、CPのプロデューサーの話をしていました」

ありす「CPの・・・あの大きな人ですか・・・?」

文香「そういえば・・・私はまだちゃんとお礼を言えていませんでした」

アーニャ「それなら、今から一緒に行きましょう」

凛「えっ」

文香「そうですね。もう日が経ってしまいましたが、それでも早い方がいいでしょう」

ありす「あ、私も一緒に行きます・・・!」

文香「ふふ・・・ありがとう、ありすちゃん」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 22:29:04.02 ID:Hkz6aKHG0


凛「ねぇ、アーニャの話ってありすの耳には入れない方が・・・」ボソッ…

奏「そ、そうね・・・」ボソッ…


凛「それじゃあ案内するよ」

アーニャ「? 二人も一緒に行きますか?」

奏「ええ、せっかくだもの。私もまたプロデューサーさんとお話したいわ」

アーニャ「・・・浮気はダメ、ですよ?」

ありす「うわき・・・?」

凛「な、なんでもないから・・・!」

文香「けっこうな大所帯になってしまいましたね・・・」

ありす「あ・・・だ、大丈夫です・・・!」

・・・
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 22:30:25.37 ID:Hkz6aKHG0


・・・


前川みく「あれ? 凛ちゃんにアーニャちゃん。クローネの3人も・・・」

多田李衣菜「みんなでどこ行くの?」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/02(金) 22:40:15.03 ID:Hkz6aKHG0


前川みく(15)
32 : ◆h8PchLJM6BH7 [sage saga]:2017/06/03(土) 20:46:12.51 ID:R3DPMMhm0


多田李衣菜(17)
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 20:47:54.37 ID:R3DPMMhm0

文香「オータムフェスのこと、改めてCPまでお礼に伺おうかと」

文香「あの時はありがとうございました」ペコリ

ありす「あ、ありがとうございました!」ペコリッ

みく「気にしなくていいにゃ」

李衣菜「そうそう、いいライブに出来たしね」

みく「李衣菜ちゃんはまだエアギターだったけどにゃ」

李衣菜「なっ、練習中なのっ!」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 20:49:01.19 ID:R3DPMMhm0

みく「でも、ちょっと大所帯じゃない?」

凛「ああー・・・その、お礼ついでにプロデューサーと話してみたいって。ねっ・・・!?」

奏「え? ええ・・・! とても素敵なプロデューサーさんだったから、もう少し話してみたくて、ええ・・・!」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:01:39.64 ID:R3DPMMhm0

文香「そうですね・・・私のフォローだけでなく、ライブのあともお見舞いに来ていただいていたとか。とても優しい方なのですね」

みく「ふふん♪ そうにゃそうにゃ? Pちゃんはみくのプロデューサーだからね♪ それくらい当然にゃ!」

文香「みくさんはプロデューサーさんと仲がよろしいのですね」クス…

みく「そうにゃ! 一番の仲良しといっても過言じゃないにゃ」

凛「ちょ・・・!」

アーニャ「・・・」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:05:29.47 ID:R3DPMMhm0

アーニャ「アー・・・でも、ミクはよくプロデューサーに反発してましたね・・・?」

みく「それがあったからこそにゃ。Pちゃんがちょっといじけてたころからお互いに本音をぶつけ合ったし・・・」

みく「立てこもった後もデビューは一番最後だったにゃ。それだけPちゃんはみくのことを真剣に考えてくれていたってことにゃ」

凛「た、確かに・・・?」

みく「個性が大事だってみくのアイドルに込める思いも受け止めてくれて、今もプロジェクトを守るために頑張ってくれているにゃ」

みく「菜々ちゃんのイベントに行ったのだって、今思えばあれはデートだったにゃ♪」

アーニャ「・・・」

奏「もうそのくらいで・・・!」

みく「他にもこんなことがあったにゃ」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:09:04.58 ID:R3DPMMhm0

安価下1

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/24(木) 00:56:14.43 ID:sOmJ7NrL0
週ニで一緒に猫カフェに行く
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:10:01.88 ID:R3DPMMhm0

・・・

チョーイチョイ

武内P「・・・?」クルッ

みく「お待たせっ。それじゃいこっか♪」

武内P「はい」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:11:28.11 ID:R3DPMMhm0

みく「・・・ふふっ♪」

武内P「どうかされましたか・・・?」

みく「あ、ううん。Pちゃんがスーツじゃないのがなんか可笑しくて。夏でもジャケット脱がなかったのに」

武内P「猫アレルギーのアイドルもいらっしゃるので、スーツでは」

武内P「本日は?」

みく「新規開拓! Pちゃんのおかげでみくも有名になってきたし個室のある店探してるの!」

・・・
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:15:05.06 ID:R3DPMMhm0

・・・

ニャー ニャー 

「それではごゆっくりお楽しみくださいませ」ガチャ バタン…

ニャー

みく「にゃああぁぁ・・・かわいいにゃああ・・・!」」スリスリ

みく「ほーらっ、Pちゃんも可愛がってあげるにゃ♪」モフモフ

武内P「は、はい・・・」

武内P「・・・」

ニャー ジーッ

みく「もー、大丈夫! 猫ちゃんたちは頭がいいからちゃーんとPちゃんが優しい人だってわかってるにゃ♪」

武内P「・・・」スッ…

ニャー スリスリ

武内P「・・・!」ナデナデ

ニャー ゴロゴロ

武内P「・・・♪」モフモフ

みく「いやなんか喋ってにゃ。嬉しそうでなによりだけど・・・」ナデナデ

武内P「アイドルに興味はありませんか?」

ニャー フリフリ

武内P「せめて名刺だけでも・・・」

ニャー ペシペシッ

みく「流石にそれが通じたら今頃その子は大スターになってるにゃ」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:18:41.76 ID:R3DPMMhm0

みく「そ・れ・よ・り・も〜・・・」ススス…

ゴロン ポスッ…

みく「はぁ〜、膝枕ってなんでこんなに気持ちいいのかにゃあ・・・じゃなくて」

みく「Pちゃんの猫アイドルならもうみくがいるでしょ。浮気はだーめ」

ギュー…

みく「ふふっ♪ いつもみく達のためにお仕事お疲れ様。今日はたーっぷり癒してあげるからねっ」

みく「さあ、好きにぷにぷにするといいにゃ・・・♡」

・・・
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:31:19.22 ID:R3DPMMhm0

・・・

みく「あと一歩だったのににゃー・・・」

みく「とまあ、こんな感じで週2ペースでPちゃんとは猫カフェ巡りをしているのにゃ」

凛(私服デート?!)

奏(プライベートで?! と、というかこの子も随分と大胆なのね・・・)

凛「ちょっと奏・・・いつも思わせぶりなこと言ってるのになに照れてんの」ボソッ

奏「し、しかたないじゃない・・・! 経験があるわけじゃないし・・・そういう映画も、恥ずかしくて避けちゃうし・・・」ボソッ…
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:32:40.63 ID:R3DPMMhm0

アーニャ「1週間に2回も・・・! ミク、いったいどんな理由でプロデューサーを・・・?」

みく「・・・それを、みくが明かすとでも?」

アーニャ「・・・!」

アーニャ「アー・・・そうですね、私なら言いません」

みく「・・・ふふっ」

みく「・・・北海道銘菓、『白い恋人』は美味しかったにゃ・・・」

アーニャ「!」

みく「今度はみくが、大阪名物をお土産に持ってきてあげるにゃ・・・!」

アーニャ「・・・ふふ」

「「ふふふふふふふふふふふふふふ・・・!」」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:34:49.55 ID:R3DPMMhm0

ありす「あ、あの・・・文香さん? どうして私の顔を挟んで・・・?」

文香「・・・急に、その・・・にらめっこがしたくなってしまいまして・・・」

ありす「はぁ・・・? でもあの、耳を抑えられると他の人の会話が聞こえないのですが・・・」

文香「大したことは話していませんので・・・」

文香(どうしましょうどうしましょうどうしましょう・・・!?)

文香(修羅場・・・知識として知ってはいましたが、と、とんでもないことに巻き込まれてしまいました・・・!)キリキリ

文香(し、しかもプロデューサーさんにお礼を言いに行くという目的上どうあっても私は逃げられません・・・!)キリキリ
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:40:22.16 ID:R3DPMMhm0

ありす「だ、大丈夫ですか・・・?! 文香さん、顔色が・・・」

文香(! い、いけません・・・! それでもありすちゃんだけはここから逃がさなければ・・・!)キリキリ

文香「すみません、少しレッスンの疲れが出たのかもしれません・・・」

文香「ああ・・・そういえば、お土産も何も持ってきていませんでしたね」

ありす「あ・・・」

文香「そうです・・・ありすちゃんは料理が得意でしたね?」

ありす「え? ええ・・・苺料理をいくつか・・・」

文香「よろしければ何か作ってきていただけないでしょうか? 私と、プロデューサーさんに・・・」

ありす「それはかまいませんが・・・」

文香「プロデューサーさんのご都合が分かり次第ご連絡しますので、準備をお願いします。楽しみにしていますね」ニコッ…

ありす「は、はい・・・!」

テテテ…

文香(これでいい・・・)キリキリ
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:44:39.17 ID:R3DPMMhm0

李衣菜「ちょ、ちょっと凛ちゃん! 二人ともどうしたの!?」ボソッ

みく「こうなったら誰がPちゃんと一番親密なのか・・・」

アーニャ「ダー。はっきりさせましょう」

みく「李衣菜ちゃん!!」

李衣菜「は、はい!」

凛(ごめん、李衣菜・・・)

アーニャ「正直に答えてください」

みく「Pちゃんと一番仲がいいのは―」

アーニャ「誰・・・ですか?」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:46:53.75 ID:R3DPMMhm0

李衣菜「ええ・・・」

李衣菜(なにこのなんて答えても角の立つ質問・・・! ていうか二人ともそういうことなの!?)

李衣菜「そ、そうだな〜・・・う〜ん、甲乙つけがたいけど・・・」

李衣菜(ど、どうすれば・・・?! どどどどうすれば!?)

李衣菜「わ、私・・・かな?」



李衣菜(何言ってんの私!?)
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:48:49.78 ID:R3DPMMhm0

みく「李衣菜ちゃん・・・? それはちょっとありえないにゃ」

みく「アスタリスクのこととかもだいたいみくと話してたし、というかぶっちゃけPちゃんと一番関わってないのが李衣菜ちゃんにゃ」

李衣菜「そ、そんなことないよ。ほら、アスタリスクの衣装! プロデューサーはちゃんと私の好みとか分かってくれてるし・・・!」

アーニャ「それだけ、ですし・・・」

凛「李衣菜・・・」

李衣菜「なにそのかわいそうっていうリアクション!」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:49:55.08 ID:R3DPMMhm0

李衣菜「えーっと、えーっと・・・そうだ! 前に―」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:52:36.06 ID:R3DPMMhm0

安価下1

79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/26(土) 23:11:57.38 ID:/LlCZP3lo
一緒に鍋料理をした
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:55:09.67 ID:R3DPMMhm0

・・・

李衣菜「よっと。ふう・・・暑い・・・」

武内P「多田さん・・・?」

李衣菜「あっ、プロデューサー。お疲れ様です」

武内P「はい、お疲れ様です。今お帰りですか?」

李衣菜「はい。作詞も済んだんで、みくちゃんの部屋に置いてある荷物も持って帰っちゃおうかなって」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 21:57:45.07 ID:R3DPMMhm0

李衣菜「プロデューサーは誰かのお迎えですか?」

武内P「いえ、前川さんから多田さんの持ってきた荷物が多かったと聞いていたので」

武内P「よろしければお送りしようかと」

李衣菜「え、あわ、私ですか・・・!?」

李衣菜「えと、あ、ありがとうございます・・・」カァ…

武内P「荷物、おのせしますね」クスッ
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 22:00:10.04 ID:R3DPMMhm0

武内P「? これは・・・食材のようですが・・・」

李衣菜「あ〜それ、料理しようかと思って買い込んだ食材の残りなんです」

武内P「おでん、ですね」

李衣菜「けっこう食事とかの気を付けてるから種類が食べられるのにしようかなぁって考えてたんですけど、みくちゃん魚が駄目みたいで・・・」

武内P「・・・これは、もしかしたらお送りする間に傷んでしまうかもしれません」

武内P「先に食べてしまいましょう」

・・・
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 22:03:20.92 ID:R3DPMMhm0

・・・

李衣菜「以外と簡単に借りられましたね、女子寮の厨房」

武内P「・・・少し、セキュリティが心配ですね・・・」

李衣菜「ま、まあプロデューサーさんですから」

武内P「あまり長居しないよう簡単に済ませてしまいたいのですが・・・」

李衣菜「おでん、ですからね。味染み込ませようとしたらけっこう・・・」

李衣菜「あっ! でも短時間で作れるいい方法があるんです!」

武内P「そうなのですか?」

李衣菜「はい! 任せてください!」

武内P「分かりました。よろしくお願いします」

・・・
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 22:04:14.07 ID:R3DPMMhm0

・・・

武内P「大根の下ゆではこんなものでしょうか?」

李衣菜「はい。プロデューサー、けっこう手際いいですね」

武内P「一人暮らしをしていれば、これくらいは・・・それに」

武内P「食には関心がありますので」

李衣菜「へえ〜なんかちょっと意外だったかも」

武内P「この後は?」

李衣菜「はい。こんにゃくと卵と一緒に出し汁で煮て、煮立ったら練り物を入れて更に20分―」

・・・
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 22:06:49.45 ID:R3DPMMhm0

・・・

李衣菜「十分煮たら火を消して―」

ガサゴソ クルクル

李衣菜「お鍋を新聞紙とタオルで包んで1時間放置、で完成です」

武内P「それだけで・・・」

李衣菜「おでんの味って、ゆっくり冷める時に味が染みるんです」

李衣菜「長時間煮込まなくたって、美味しく出来てると思いますよ!」

武内P「なるほど・・・」

李衣菜「はい!」

李衣菜「・・・」

武内P「・・・?」

李衣菜「・・・で、でも1時間あるんですけどね・・・えへへ」

武内P「いえ、お見事です」

李衣菜「あ、はは・・・」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 22:07:37.57 ID:R3DPMMhm0

李衣菜(ど、どうしよう・・・プロデューサーと二人なんて全然なかったからなに話していいか分かんないなぁ・・・)

李衣菜(そういえば一緒に料理して、こういうのけっこうよかったなぁ―ってそうじゃなくって!)

李衣菜「な、なにしてましょうかね・・・!?」



日野茜「走りましょう!!!」

李衣菜「!?」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 22:12:15.14 ID:R3DPMMhm0


日野茜(17)
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 22:13:46.31 ID:R3DPMMhm0

李衣菜「え、あ、茜ちゃん?なんで・・・」

茜「何やら美味しい匂いしてきたもので! ご相伴に預かってもよろしいでしょうか!?」

李衣菜「い、いいけど・・・それより走るって・・・」

茜「空腹は最高のスパイスです!!! たった1時間ではありますが、それでもごはんをより美味しくしてくれるはずです!!!」

李衣菜「いやいや1時間てけっこう―」

武内P「―なるほど。一理ありますね」

李衣菜「ええっ?!」

茜「はい!!! さあ李衣菜ちゃん、プロデューサー!!! あの夕日に向かって、トラーーーーーイッ!!!」ガシッ

李衣菜「え、ちょ、まっ、えええー!?」

ズダダダダダダダダー

・・・
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 22:15:40.76 ID:R3DPMMhm0

・・・

李衣菜「いやあ、あと一歩で普通の食事だったんだけどなぁ・・・美味しかったけど」

みく「なんでみくを誘わなかったにゃ!」

李衣菜「え、走りたかったの?」

みく「そっちじゃなくてPちゃんとの食事!」

李衣菜「だって魚嫌いだって・・・!」

みく「すり身ならギリいけるにゃ!」

李衣菜「そんなの知るわけないでしょ!」

みく「だいたいおでんてなんにゃ! 今でさえちょっと早いかもしれないのに夏に鍋料理とか何考えてるにゃ!」

李衣菜「いいでしょ別に! 材料売ってるし美味しいんだから!」

「「ふんっ!」」

凛「ま、まあまあ・・・!」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 22:17:17.82 ID:R3DPMMhm0

みく(ま、いいこと聞けたしいいかな・・・)

((一人暮らし・・・ね))

アーニャ(ママの料理へのリアクションは悪くなかったはず・・・今度レシピを聞いておきましょう・・・)
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 22:20:12.21 ID:R3DPMMhm0

・・・

ゾロゾロ…

李衣菜「まあともかく! 私だってちゃんとプロデューサーと仲良くやれてるでしょ?」

文香「はい、十分に。いえ、理想的な仲の良さかと・・・」キリキリ

みく「まあ他のみんなほどじゃないだろうけどちゃんとコミュニケーションとってるようで安心したにゃ」

李衣菜「みくちゃんは私のことどんな奴だと思ってたのさ・・・?」



大槻唯「あっれー、文香たちにアスタリスク!」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/03(土) 22:26:00.04 ID:R3DPMMhm0


大槻唯(17)
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 04:22:11.66 ID:H3iSw6ld0


塩見周子(18)
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 04:26:04.44 ID:H3iSw6ld0


宮本フレデリカ(19)
66 : ◆h8PchLJM6BH7 [sage saga]:2017/06/04(日) 04:27:58.79 ID:H3iSw6ld0

塩見周子「どうしたのー?みんなして」

文香「CPのプロデューサーさんに改めてオータムフェスのお礼をしに参ろうかと・・・」

みく「みく達の部屋まで案内してるところにゃ」

唯「へぇー・・・あ、ねぇねぇ! ゆいたちもそれついてっていい?」

文香「え゙っ・・・」

周子「そうだねー。クローネとしてちゃんとお礼するならそれも―」

文香「だ、大丈夫です!」

宮本フレデリカ「文香ちゃん?」

文香「あ、いえ・・・あまり大人数で行っても迷惑になってしまうかもしれませんし・・・」

文香(巻き込むのは避けたいですしこれ以上増えられると負担が、本当に、もう・・・!)

文香「私が、私たちが代表して逝ってきますので・・・!」

フレデリカ「う〜ん、じゃあお願いしちゃおうかな?」

奏「え、ええ。任せて」

周子「そんじゃ、私たち戻ってるね」

唯「ええ〜・・・プロデューサーちゃん見てみたかったなぁー・・・」

フレデリカ「はいはーい唯ちゃんごあんな〜い♪」

ブーブー マアマア…

文香「・・・ふう」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 04:29:23.57 ID:H3iSw6ld0
※66修正

×文香「私が、私たちが代表して逝ってきますので・・・!」


○文香「私が、私たちが代表して行ってきますので・・・!」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 04:31:02.04 ID:H3iSw6ld0

カツ コツ…

文香(降りているはずなのに、まるで13階段を上っているかのような気分です・・・)

ガチャッ…

アーニャ「プリヴィエート、お疲れ様です」


三村かな子「アーニャちゃん、お疲れさま〜」

緒方智絵里「みくちゃんたちも・・・あれ?」

双葉杏「クローネの・・・どったの?」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 04:36:00.80 ID:H3iSw6ld0


三村かな子(17)
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 04:38:56.19 ID:H3iSw6ld0


緒方智絵里(16)
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 04:46:03.23 ID:H3iSw6ld0


双葉杏(17)
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 05:16:28.24 ID:H3iSw6ld0

文香(CANDY ISLANDの3人・・・)

文香「オータムフェスのお礼に・・・プロデューサーさんはいらっしゃいますか?」

かな子「プロデューサーさんですか? 今は打ち合わせがあって出かけちゃっています」

杏「まあ、この後杏達の付き添いがあるからしばらくしたら帰ってくると思うよ〜」

奏「なら、待たせてもらっていいかしら?」

智絵里「はい。今お茶入れてきますね」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 05:18:10.07 ID:H3iSw6ld0

智絵里「どうぞ」コトッ…

凛「ありがとう」

かな子「お菓子もありますよ♪」

奏「美味しい・・・」

かな子「よかったぁ♪」

文香「五臓六腑に染みわたります・・・」

杏「んなオーバーな」

文香(ああ、キャンディアイランド・・・なんて癒しなのでしょう・・・)
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 05:20:56.00 ID:H3iSw6ld0

かな子「オータムフェス、楽しかったですね」

文香「はい。とても緊張して、みなさんにご迷惑をかけてしまいましたが・・・」

智絵里「わ、私が、初めてがあんな大きなところだったら、もっと大変なことになってたと思います・・・!」

かな子「ステージの文香さんとっても綺麗でした」

杏「ちゃんとできてたしね〜。あんまり気にしなくていいんじゃない?」

文香「みなさん・・・! ありがとうございます・・・!」

文香(私の楽園・・・)

みく「ところで3人は誰がPちゃんと一番仲がいいと思う?」

杏「プロデューサーと?」

アーニャ「ダー。今みなさんに聞いているんです」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 05:24:02.96 ID:H3iSw6ld0

かな子「プロデューサーさんとかぁ・・・」

智絵里「そう、ですね・・・」

みく「やっぱりみくだと思うよね♪」

アーニャ「ニェート、私ですよね?」

李衣菜「私ってことも・・・」

みく「それだけはないにゃ」

李衣菜「ちょっとぉ!」

かな子・智絵里「「う〜ん・・・もしかしたら私、かな?」」

文香(わ、私の楽園・・・!)
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 05:28:26.84 ID:H3iSw6ld0

みく「どうしてそう思うにゃ?」

かな子「私はよくお菓子を持ってきてプロデューサーさんともお茶するし、その時たくさんお話したりするから」

智絵里「私はテレビに出るのが決まった時に緊張しない方法調べてもらってたり、一緒にクローバー探してもらったりして・・・」

智絵里「こんな私のことも気にかけてくれて・・・えへへ」

かな子「あ、でも杏ちゃんもプロデューサーさんとけっこう仲いいよね?」

杏「ええ〜・・・そう?」

智絵里「あ、うん。なんとなく距離感が近い気がする。プロデューサーさん、あんまり杏ちゃんには遠慮がないよね」

杏「ぞんざいなんだよ。杏としてはもうちょっと甘やかしてくれた方がいいんだけどなぁ〜」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:12:14.95 ID:H3iSw6ld0

奏「みんな、仲良しさんなのね」

奏(という感じでしめたいしめてもらいたい・・・)

かな子「えーっと、他には・・・」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:13:56.98 ID:H3iSw6ld0


安価下1

141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/30(水) 21:30:55.66 ID:61/pBqzoO
丸一日自宅で身の回りの世話
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:14:53.84 ID:H3iSw6ld0

・・・

ブロロロロロン…

武内P「本日もお疲れ様でした」

武内P「間もなく着きますので・・・双葉さん?」

杏「くかー・・・」Zzz…
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:16:28.23 ID:H3iSw6ld0

武内P「ご自宅まで着きました。起きてください、双葉さん」

杏「・・・んあ? ・・・あー・・・無理・・・もうここで寝る・・・」Zzz…

武内P「いけません。疲れはきちんと取らないと・・・」

チャリン

杏「鍵、これ・・・あとよろし・・・くかー・・・」Zzz…

武内P「双葉さ・・・はぁ・・・」

クスッ… ヒョイ

武内P「お疲れ様です」

杏「すぴー・・・」Zzz…

・・・
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:17:45.65 ID:H3iSw6ld0

・・・

ガチャッ キィ…

武内P「こ、これは・・・!」

・・・
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:26:21.96 ID:H3iSw6ld0

・・・

チュンチュン… 

杏「んん〜・・・」Zzz…

杏(・・・あれ・・・なんか布団の感覚違う・・・)

ムクリ…

杏「・・・いや、部屋が違う・・・」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:30:30.90 ID:H3iSw6ld0

杏(あっれー・・・昨日は確か仕事やらレッスンがあって・・・)

杏(プロデューサーに送ってもらったんだっけ・・・? だめだ、全然覚えてないや・・・)

杏(え・・・? もしかして杏お持ち帰りされちゃったってやつ? ・・・マジで?)
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:31:09.43 ID:H3iSw6ld0

スクッ…

杏(まあ、あのプロデューサーに限ってそんなことないだろうけど・・・)

テクテク ガチャッ

智絵里「あ、おはよう杏ちゃん」

かな子「もう朝ごはん出来てるよ」

杏「でっすよねー。セーフ」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:32:30.00 ID:H3iSw6ld0

智絵里「セーフ?」

杏「ああいや、こっちの話。いやー危うく次の朝陽が拝めないことになるかと思ったよ」

杏(まあそもそもプロデューサー大好きって人がいるのかも知らないけど)

かな子「夜型の生活は直さないと体壊しちゃうよ?」

杏「いやそういう意味じゃ・・・まあいっか。ここかな子ちゃんの家で合ってる?」

ピンポーン

杏「正解?」

かな子「チャイムだよっ。プロデューサーさんかな? はーい!」パタパタ…

・・・
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:34:02.56 ID:H3iSw6ld0

・・・

杏「ふむふむ、なるほど」

杏「杏の部屋がとても人が住めるように見えなかったから急遽かな子ちゃん達に一晩頼んだら流れでお泊り会になったと・・・あ、ホットケーキうまー」

かな子「よかった♪」

杏「失礼しちゃうよ。杏あそこで普通に暮らせてるし」

武内P「いけません。双葉さんなら乱雑な配置でも物の位置が分かるのかもしれませんが、散らかったままでは掃除が出来ずにいずれ体調を崩してしまうかもしれません」

武内P「食事がすみましたらすぐに掃除に向かいます。三村さん、緒方さん。オフに大変申し訳ないのですがご協力お願いします」

智絵里「はい」

かな子「任せてください!」

杏「ええー・・・」

・・・
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:36:42.40 ID:H3iSw6ld0

・・・

杏「めんどくさい・・・」

智絵里「えと・・・どうしましょうか?」

武内P「では、まず私が大きめのゴミを集めますので、3人で衣類をまとめていただけますか?」

かな子「分かりました」

杏(ああ、だから二人も呼んだのか・・・)
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:38:12.80 ID:H3iSw6ld0

智絵里「下着はこっち・・・Tシャツはそっち・・・」シマイシマイ

かな子「洗濯が必要なのは干し終わったよ」

杏「いやーオフなのに悪いね、二人とも」

智絵里「ううん、お泊り会とかも楽しかったし」

かな子「また今度しようね♪ 今度は杏ちゃんも起きている時に」

杏「・・・そうだね。へへ・・・♪」

杏「―ってちょっとプロデューサー! それは捨てちゃダメ!」

武内P「この箱・・・でしょうか?」

杏「そう、それ。箱までそろってないとダメなんだから」

杏「はぁ・・・しかたない。杏が捨てるもの選ぶから・・・」

武内P「よろしくお願いします」クスッ

杏「ぬぬ・・・」

・・・
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:45:09.56 ID:H3iSw6ld0

杏「えーと、これはいる。こっちはいらない・・・」ヒョイ ヒョイ

杏「とりあえずこんなもんかな。ああ・・・疲れた」

武内P「お疲れ様です」

智絵里「だいぶすっきりしたね」

かな子「ふふっ♪ それじゃあ一旦休憩しよっか。あ、お昼ごはん用意しますね」

杏「キッチン好きに使っていいから」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:47:12.22 ID:H3iSw6ld0

杏「はあ、まさかオフにこんな重労働をするはめになるなんて・・・」

智絵里「えっと・・・よくがんばりました」ナデナデ

杏「ああー癒される・・・」

杏「午後もまだやるなんて・・・」

武内P「これからはこまめに掃除するようにしてください」

杏「はいはい・・・待ってる間何しよっか?」

智絵里「うーん・・・あ、ゲームたくさんあるんだ・・・」キョロキョロ

杏「お? やっちゃう?」

・・・
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:48:18.34 ID:H3iSw6ld0

杏「なっ、プロデューサー、智絵里ちゃん・・・!きさまらこのゲームやりこんでいるなっ!?」タンタンタタタン 

オーネガイ シーンデレラー ユメハユーメデオーワレーナイ

智絵里「答える必要はない・・・です」タタタンタン

武内P「降伏は無駄です、抵抗してください」タンタンタタタンタンタタン

杏「それネタ違―っ・・・!ナイス・・・?!コンボ切れた・・・!」タタタタン

かな子「あの・・・ごはんできたよー?」

・・・
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:55:12.49 ID:H3iSw6ld0

・・・

杏「ねえ、もういいんじゃない?」

武内P「いいえ。ある程度片付け終わったのでこのまま掃除しましょう」

武内P「みなさんはお風呂場とトイレをお願いします」

杏「うへ〜・・・」

・・・
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 06:57:03.35 ID:H3iSw6ld0

杏「おかしい・・・オフにこんな動くなんて・・・」ゴシゴシ

かな子「きれいになってきたね」フキフキ

智絵里「夕食はプロデューサーさんが作ってくれるって」キュッキュ

かな子「楽しみだねー♪」

杏(だけど服、風呂、トイレはプロデューサーはノータッチだと分かった・・・)

杏(最小限ここだけやっておけば後はプロデューサーが今後もやってくれるはず・・・)

杏「ふっふっふ。杏はただでは起きないよ・・・!」

かな子・智絵里「「?」」

・・・
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:05:42.64 ID:H3iSw6ld0

智絵里「わぁ・・・! おでん・・・!」

かな子「美味しそ〜♪」

武内P「以前美味しい作り方を教わったもので」

杏「早く食べよ、杏もうくたくただよ・・・」

武内P「そうですね。では、いただきます」

「「「いっただっきまーす」」」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:07:34.78 ID:H3iSw6ld0

杏「あっつ・・・! うまー・・・あっつ・・・!」

智絵里「はふ・・・はふ・・・」

かな子「美味し〜♪」

武内P「・・・」フム…

杏「・・・こういう仕事は持ってこないでよ?」

武内P「・・・・・・・・・・・・善処します」

杏「それ結局聞かない時によくある回答だよねぇ!?」

武内P「善処します」モグモグ

杏「ちょっと!」

・・・
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:10:01.58 ID:H3iSw6ld0

・・・

武内P「それでは我々は失礼します」

かな子「それじゃあまた明日、杏ちゃん」

智絵里「ばいばい」

杏「うん。今日はありがと」

武内P「今後はこうなる前にこまめに掃除するようにしてくださいね?」

杏「善処します」ドヤッ

武内P「・・・双葉さん」

杏「じょ、冗談だって・・・! あっはははは・・・! ・・・はぁ」

・・・

97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:24:26.22 ID:H3iSw6ld0

・・・

杏「あと一歩・・・とも言えないか。うーんどうしたらプロデューサーに全部してもらえるか・・・」ウムム

かな子「あ、ははは・・・」

みく(女を捨てすぎててとても真似できない)

アーニャ(寮に呼ぶにはどうすれば・・・)

智絵里「でも、楽しかったよね」

杏「それは、まあ・・・へへ」

かな子「ふふっ♪」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:32:58.68 ID:H3iSw6ld0

智絵里
安価下1

139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/30(水) 21:29:49.28 ID:ctgFE20co
お互い膝枕
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:35:13.27 ID:H3iSw6ld0

・・・

智絵里(荷物も持って行っていればよかったかな。残って自主レッスンしてたら暗くなっちゃった・・・)

カツ コツ

智絵里(あれ・・・? 光が漏れてる・・・まだ誰か残っているのかな・・・)

ガチャッ

智絵里「お疲れ様です・・・?」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:35:59.79 ID:H3iSw6ld0

智絵里「あれ? 誰もいない・・・でも電気ついてたし鍵も・・・あ、ソファ・・・」ヒョコッ

武内P「・・・」Zzz…

智絵里(プロデューサーさん寝てる・・・)
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/04(日) 07:41:19.69 ID:H3iSw6ld0

智絵里(冬の舞踏会に加えて秋のライブも増えちゃったし、やっぱり疲れているんだ・・・)

武内P「んん・・・」Zzz…

智絵里「!」

武内P「・・・」Zzz…

智絵里「・・・ふう」

智絵里(起こさないほうが、いいよね・・・? お仕事まだあるのかもしれないけど、体壊しちゃうし・・・)

智絵里(あ、でもソファで寝るのもよくない、かな・・・ちゃんと布団で横にならないと)

智絵里(けど、私じゃ仮眠室まで運べないし・・・せめて枕でもあれば・・・あ)

・・・

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