提督「やっぱり犯人は俺だけど、安価でなんとか逃げ切ってみせる」

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50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/18(日) 21:23:34.60 ID:/8lm2Qj/0
提督「部屋に入るところを誰かに見られたりしなかったか?」

木曾「……青葉はリビングにいた。比叡は知らん」

提督「昨日、駆逐艦についているように頼んでおいたから比叡は心配ない。今日も面倒を見てるだろうよ」

木曾「……」

提督「それじゃあ報告を聞かせてくれ。どうだった?」

木曾「シロだ。比叡も青葉も特にあやしいところはなかった」

提督「よかった。これで主力部隊は全員シロか。協力感謝するよ木曾」

木曾「……」

提督「どうした?」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/18(日) 21:25:28.22 ID:/8lm2Qj/0
木曾「この鎮守府に深海棲艦のスパイがいるかもしれない」

木曾「スパイは腹に奇妙な痣があるらしい」

木曾「だから主力部隊をどこかに連れ出しすから、痣があるかどうかこっそり確かめてみてくれ」

木曾「そうお前は言ったな」

提督「ああ、言った」

木曾「だから俺は、吹雪が星を見に行きましょうと言い出したとき、だったらみんなで山に行こう。隠れ家的な別荘を見つけたんだと言った。これはお前が見つけた別荘だったな」

提督「ああ」

木曾「それから俺は暁と吹雪が風呂に入ったところを見計らって、覗いた。腹に痣がないことを確認して俺は帰った」

木曾「するとどうだ? 何の偶然か二人のパンツが盗まれたらしい。まいったな。これじゃ俺が覗いたと知られたら、疑われてしまう」

提督「その話は昨日聞いた。……何が言いたいんだ?」

木曾「ただ、気に食わないだけだ。偶然にせよ必然にせよ。俺を共犯に仕立て上げた犯人がな」

提督「……」

木曾「なあ。ひとつ聞かせてくれ。さっきの議論、どうしてお前は覗いた奴が犯人という方向に誘導したんだ? 俺を陥れるためか?」

提督「↓2」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/18(日) 21:30:51.68 ID:NGg6xtkW0
あの場で下着泥と覗きが別々の犯行だと言うのは不自然だから
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/18(日) 23:29:28.14 ID:av9Ya/uA0
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/19(月) 21:17:14.90 ID:puxMTv8f0
提督「悪かったよ。話の流れ上ああするしかなかった。あの場で下着泥と覗きが別々の犯行だと言うのは不自然だろ?」

木曾「……確かにな。俺とお前の関係を言えない以上、そうするしかないな」

提督「だろう?」

木曾「じゃあもうひとつ聞かせてくれ。お前と青葉は一緒にいたと言っていたが何をしてたんだ?」

提督「何をしてたってわけじゃない。ただ他愛のない話をしてただけだ」

木曾「どんな話をしてたか覚えているか?」

提督「さあ、なんだっけな。本当にくだらない話だよ。昨日見たドラマの話だっけな」

木曾「……さっき青葉に同じことを聞いてきた。青葉は映画の話をしたと言っていた」

提督「ああ、そんな話もしたっけな」

木曾「……」

提督「……」

木曾「……嘘はついてないようだな」

提督「何だ。カマをかけたのか?」

木曾「青葉に聞いたってのは本当だ。映画の話をしたといってたのも本当だ」

提督「それで疑いが晴れたのか?」

木曾「もしお前と青葉が共犯で、アリバイ工作をしたというなら話した内容くらい示し合わせるはずだ。不自然なほどに完璧にな。だから本当のことを言ってると思った」

提督「……俺の性格をよく知ってるじゃないか」

木曾「わかった。信じるよ。お前は犯人じゃない」

提督「ああ。俺もお前さんを信じてる。お前さんは犯人じゃない」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/19(月) 21:18:24.10 ID:puxMTv8f0
木曾「これから先はお前を信頼して話すが、さっきの議論でみんなに言ってないことがある」

提督「聞かせてくれ」

木曾「比叡は犯人じゃない。多分な」

提督「……なんでだ?」

木曾「俺は覗きに行く前、比叡の様子をこっそり見に行った。もし偶然見つかったらまずいと思ってな」

提督「何だと!?」

木曾「確かに比叡は自分の部屋にいた。俺が覗きに行ったのは九時五分過ぎ。パンツが盗まれたのが俺が覗きに行く前だとしたら、どう考えてもパンツを盗んで部屋に帰るには時間が足りない。比叡には盗めない」

木曾「青葉はお前と一緒にいた。青葉にも盗めない」

木曾「吹雪と暁は被害者だ。狂言だとも考えにくい。そしてもちろん俺も違う」

木曾「おかしいな。じゃあいったい誰がパンツを盗めた?」

提督「……無理だな」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/19(月) 21:20:31.48 ID:puxMTv8f0
木曾「そうだ。誰にも犯行は不可能だ」

提督「馬鹿な。そんなはずはない。それじゃあ、まるで……」

木曾「……悔しいが犯人の計画は完璧だ。これは紛れもなく不可能犯罪だよ」

提督「……」

木曾「だからこそおかしい。不可能なことが起こるはずがない。俺たちは何かを間違えている」

木曾「何を間違えている? 場所か? 時間か? 人物か? 証拠か? それとも、アリバイか?」

木曾「犯人はいったいどんなトリックを使ったんだ?」

木曾「……お前の意見が聞きたい。お前はこの事件どう思ってる?」

提督「↓1」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/19(月) 21:32:25.15 ID:er5B6XSyo
この別荘には俺たち以外の「誰か」がいる
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/19(月) 21:41:25.08 ID:tCySy/lqo
深刻な被害が出たわけじゃない。もしこのまま犯人が見つからなかったら…
俺が犯人として名乗りを上げ、疑心暗鬼で艦隊運営に支障が出ないようにする
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/19(月) 22:06:51.43 ID:puxMTv8f0
提督(……こいつはやっかいだな)

提督(この事件、煙に巻いてうやむやにさせて逃げ切ろうと思っていたが)

提督(恐らくこいつは事件が解決するまで、真実を追い続ける)

提督(だったら……)

提督「簡単だ。俺たちの誰にも犯行は不可能なら、俺たちの中に犯人はいないってことだ」

木曾「何を馬鹿いってるんだ。吹雪と暁のパンツがひとりでに消えたとでもいうのか?」

提督「違う。この別荘に俺たち以外の『誰か』がいるとしたら?」

木曾「……なるほどな。もし『誰か』がいてそいつが犯人だとすれば辻褄は合う、か」

提督「さっきの議論のときも言ったが、根拠のない推理に説得力はない。だがもし、俺たち以外の『誰か』が犯人だとしたら、証拠は絶対に出るはずだ」

木曾「……」

提督「明日から本格的に調査をする。大丈夫だ。必ず犯人を暴き出してみせる。パンツも取り返す。それでいいだろ?」

木曾「……ああ」

提督「もう、今日は寝ろ。お前さんも疲れたろ」

木曾「ああ、遅くまで悪いな。いい夢見ろよ」

パタン

提督「おやすみ、また明日」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/19(月) 22:08:30.10 ID:puxMTv8f0
提督(……)

提督(いいだろう。木曾)

提督(この事件が迷宮入りするのが気に入らないっていうなら、俺が幕をおろしてやるよ)

提督(証拠をでっち上げて、みんなを丸め込み)

提督(こじつけの推理で、真実を捻じ曲げて)

提督(俺が事件を偽りの解決に導いてやる)

提督(それでこの事件の幕は閉じる。俺は完全に逃げ切れる)

提督(俺のパンツは、あらわれない)

二日目・終わり
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/19(月) 22:11:36.09 ID:puxMTv8f0
今日は終わり。お疲れ様でした。
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/23(金) 22:30:31.55 ID:Ipmk0YEF0
ただのパンツ盗難事件のはずなのに…
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/24(土) 04:46:31.77 ID:3Lkp0v0co
せやかて普通に逮捕案件やで
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 21:17:46.73 ID:tA7L1gb80
提督「……」

提督「……」

提督「……終わったか?」

比叡「ええ。終わりましたよ」

提督「どうだった?」

青葉「みーんなシロです。誰もおかしなものは持ってませんでした」

提督「そりゃそうだよな。持ち物検査なんて誰だって思い付く。盗んだものを持ったままなんてやつはいるわけないよな」

暁「もーっ! 私たちのパンツはいったいどこに行ったのよ!」

提督「心配するな。そのうちきっとあらわれるさ」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 21:18:20.68 ID:tA7L1gb80
提督「しかし次はどうするかな」

青葉「そりゃあ現場捜査ですよ! 事件現場にこそ重要な証拠が隠されているもんです!」

吹雪「現場百篇っていいますしね!」

提督「現場っていうと風呂場と脱衣場か? 誰も調べてないのか?」

比叡「だって私はずっと吹雪ちゃんと暁ちゃんと一緒にいましたし」

提督「木曾も? 青葉も?」

木曾「ああ」

青葉「ええ、まあ」

木曾「俺はともかく、青葉は絶対現場を調べてると思ったがな」

青葉「だ、だって怖いじゃないですか」

暁「怖い?」

青葉「ほら! よく推理もので先走ったジャーナリストが重要な証拠を見つけてしまって犯人に殺されるっていうパターンがあるじゃないですか! あれですよ!」

提督「あぁ……。そういうことか」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 21:19:42.30 ID:tA7L1gb80
吹雪「そういう司令官だって、調べてないんですか?」

提督「ああ、俺は……」

提督(木曾と密会してて調べる時間がなかったとは言えないな)

提督(適当にごまかすか)

↓1 適当にごまかせ
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 21:29:02.63 ID:gw14NZsE0
別荘周辺を捜索してた
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 22:13:03.88 ID:tA7L1gb80
提督「別荘周辺を探索してたんだ」

比叡「探索? どうしてまた」

提督「もしも何かあったときのために、地図なしでも下山できるルートでもないかと思ってな」

青葉「あったんですか?」

提督「残念ながらなかったよ」

吹雪「うーん。やっぱりですか……」

提督「だが後二日か三日もしたら鎮守府から迎えが来る。それまでの辛抱だ」

暁「うん。それまでに事件が解決していたらいいんだけど」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 22:14:55.33 ID:tA7L1gb80
提督「さて、ここでぐだぐだしてても仕方ない。現場を調べに行こうか」

木曾「待ってくれ。その前にひとついいか?」

提督「……? 急にどうした?」

木曾「言おうか言うまいかずっと悩んでいたが、やっと決心がついた。お前らを信じて言うことにするよ」

比叡「何ですか。もったいぶって」

木曾「事件の晩、暁と吹雪が聞いたのは俺の足音だ」

吹雪「……え?」

木曾「視線の主も俺だ」

暁「……は?」

木曾「入浴中の暁と吹雪を覗いたのは、俺だ」

比叡「え」

青葉「えええええええ!?」

提督(……そう来たか)
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 22:17:15.17 ID:tA7L1gb80
吹雪「そ、そんな……。木曾さんが犯人だったんですか?」

木曾「覗いたのは、な。でもパンツを盗んだのは俺じゃない」

暁「え? どういうこと?」

木曾「俺はあの日、風呂に入ろうと思って脱衣場に行った。そうしたら風呂場のほうから声が聞こえたから誰か入ってるかと思って覗いてみたんだ」

比叡「……それだけですか?」

木曾「そうだ。俺がやったのはそれだけだ」

青葉「……二人が脱衣場のほうに向かうと逃げたのは?」

木曾「タオルを忘れたから部屋に取りに帰ったんだ」

提督「それを証明できるものはあるか?」

木曾「ないな。だから信じてもらうしかない。パンツを盗んだ犯人は俺じゃない」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 22:18:48.65 ID:tA7L1gb80
暁「……」

吹雪「……」

青葉「……」

比叡「……」

提督「……」

提督(こいつはいったい何を考えているんだ?)

提督(ここで、覗いたことをみんなにばらす意味があるのか?)

提督(盗んでないと言っても、言葉で言っただけじゃ怪しまれるだけだ)

提督(それとも、俺がこの場でどう出るかを見ているのか?)

提督(どうする?)

↓1 どうする?
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 22:19:50.99 ID:GtfZ5Q1E0
擁護する
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 22:58:35.49 ID:tA7L1gb80
提督「わかった。信じるよ」

木曾「……本当か?」

青葉「当たり前ですよ! 何年の付き合いだと思ってるんですか!」

吹雪「私は最初から木曾さんを疑ってなんていませんよ!」

暁「とーぜんよ! あの木曾さんがパンツを盗むなんて卑劣なまねをするわけがないわ!」

比叡「私も信じますよ。ずっと一緒に戦ってきた仲間です」

木曾「……悪いな」

比叡「それにもし木曾さんが犯人だったらここで、覗いたってことを言う意味なんてありませんしね」

提督「同感だ」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 22:59:21.92 ID:tA7L1gb80
比叡「でもこれで、犯人の最有力候補は私ってことになりましたね」

木曾「それはない。比叡のアリバイは俺が証明する」

提督「……比叡をどこかで見たのか?」

木曾「ああ、風呂に行く前に比叡を誘おうと思って部屋に行ったんだ。本を読んでたから、結局声はかけなかったけどな」

比叡「いつの間にか部屋に来てたんですか? 全然気付きませんでした」

吹雪「あれ? いやでもおかしくないですか? 比叡さんも木曾さんも犯人じゃないってことは……」

提督「普通に考えたら、この中の誰にも犯行は不可能ってことになるだろうな」

暁「え? え? だったらいったい誰がパンツを盗んだの?」

木曾「……それがわからない」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 23:00:25.02 ID:tA7L1gb80
木曾「正直に言おう。あいつは誰にも犯行は不可能といったが、唯一俺だけは可能だ。何せ脱衣場に行ったときに盗めもうと思えば盗める」

吹雪「でも!」

木曾「でも俺は犯人じゃない。それは俺自身が一番よく知っている」

青葉「……」

木曾「……俺はどうしてもこの事件の真相を突き止めたい。だからみんな力を貸してくれ。頼む」

青葉「……お安い御用ですよ! 海の上ではいつも力を貸してもらってますから!」

吹雪「なんだ。強大な敵にみんなで立ち向かう! いつもどおりじゃないですか!」

提督「当然だ。俺たちはお前さんを信じると決めた」

暁「でもどうするの? 結局は何もわからないってことじゃない」

提督「だったら徹底的に調べる。わからないことがあったら調べる。基本だ」

吹雪「はい! 絶対に事件を解決しましょう! 司令官!」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 23:01:16.35 ID:tA7L1gb80
(……)

青葉「んー。どうですか? 何かありましたかー?」

吹雪「こっちは何もないですー」

木曾「こっちもない」

提督(そりゃ、何もあるわけがない)

提督(さて、そろそろ俺が持ってきた証拠を出すか)

提督「……ん? なんだこれは? ここになんか落ちてる」

比叡「これは……、↓1ですか?」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 23:02:47.54 ID:+2pEahDB0
帽子
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 23:11:14.68 ID:tA7L1gb80
比叡「帽子ですか?」

提督「ああ、目立たないところにあった。だから誰も気が付かなかったんだろう」

暁「でも、この帽子初めて見るわね。私のでも木曾さんのでもないみたいだし」

吹雪「こういうのはどうでしょう? 犯人が顔を隠すために帽子を被っていて、落とした」

提督「どうだろうな」

木曾「帽子、か」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 23:12:16.61 ID:tA7L1gb80
暁「あれ? 司令官! ここにもなにかある!」

提督(俺がこっそり置いたからな)

提督「なんだこれ?」

提督「↓1か?」

↓1 見つけたもの
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 23:12:53.45 ID:NOgRo6d90
ひょっとこ
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 23:16:53.46 ID:akIGgw/KO
ひょっとこw
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 23:20:29.90 ID:tA7L1gb80
提督「ひょっとこ? っていうのかこれ」

吹雪「犯人の変装グッズでしょうか?」

提督「犯人は帽子とひょっとこを被って、パンツを盗んだのか?」

暁「へ、変態だー!」

木曾「変態だな」

比叡「変態ですね」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 23:20:59.98 ID:tA7L1gb80
比叡「そういえば、司令。ほら、私も見つけましたよ」

提督(もちろん俺が置いた)

提督「どれどれ」

提督「↓1のようだな」

↓1 見つけたもの
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 23:21:42.39 ID:4AHG3jaqo
針金
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 23:21:47.97 ID:GtfZ5Q1E0
木曾のあられもない写真
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 23:31:28.21 ID:tA7L1gb80
提督「針金のようだな」

吹雪「やっとそれらしい証拠が出てきましたね!」

提督「犯人は帽子とひょっとこを被りながら針金を使ってパンツを盗んだのか?」

比叡「針金を使う意味はあるんでしょうか?」

提督「犯人はきれい好きだから素手で触りたくなかったから、とか」

暁「失礼ね!」プンスカ
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 23:50:12.23 ID:tA7L1gb80
提督「……もう何も無さそうだな」

吹雪「帽子とひょっとこと針金ですか。なんなんでしょうこれ?」

提督「わからん。一晩じっくり考えてみることにするよ」

木曾「……」

提督「そんな顔をするな木曾。任せておけ。俺がこの事件を解決に導いてやる」

木曾「ああ、信じてるよ」

(……)

提督(……)

提督(うまくいったな)

提督(木曾が覗きをばらしたときはヒヤリとしたが、終わってみれば望ましい展開になってくれた)

提督(みんなで事件を解決しようとしているあいつらは、気付きもしないだろうが)

提督(あいつらが今、求めているのは事件の真相じゃない)

提督(誰もが幸せになれるハッピーエンドだ)

提督(だったら簡単だ。捏造した証拠を使って、この中に犯人はいないという推理を組み立てる)

提督(あいつらは喜んでそれに飛びつく)

提督(やっぱり私たちの仲間の中に犯人なんていなかったんだ。と信じ込む)

提督(真相は闇の中だ。鎮守府の証拠も時間とともに消え行く)

提督(俺のパンツは、あらわれない)

三日目・終わり
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/28(水) 23:52:46.28 ID:tA7L1gb80
次は解決編です。安価をとるかどうかはわからん

針金とひょっとこと帽子でどうやって推理を組み立てるか全然思いつかんけど、明日の俺に任せて寝よ

お疲れ様でした
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 23:58:48.22 ID:e9nqucg0O
乙ー
これは捌くの大変そうだなww
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 00:04:14.24 ID:XHZ43aql0
乙ー
ここからどう解決するのか全く想像できんな
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 00:06:39.89 ID:q/cpdaVg0

間違いなく変態の仕業だな
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/04(火) 22:04:05.48 ID:1NwX/7ZT0
この証拠品を上手く使ってみんなを納得させつつ
なおかつ落とした理由を上手く考えなきゃいけない>>1に同情する
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/25(火) 10:32:47.30 ID:cxzHgJdA0
このままオチが思い浮かばず、スレが落ちるに一票
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/24(木) 17:59:42.64 ID:XmNlv9dXO
そんなー
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/31(木) 14:54:05.11 ID:VwVvla4EO
作者忘れてるだろwwww
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 21:36:05.35 ID:HxV0o62O0
完璧に忘れてたわ。申し訳ない。

プロットがどっかにあるはずだから、何とか来月までには完結させます。
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 23:39:04.06 ID:jLK97zu5O
マジかよ楽しみ
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 03:48:43.78 ID:fO5IUBAfo
まさか帰ってきてくれるとは
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/05(火) 08:10:50.37 ID:829FlzDA0
結局来ないし(怒)、このまま終了だな
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