ダイヤ「いちごのショートケーキにカレーをかけるとどんな味になるのでしょう」

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142 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/04(土) 22:29:13.39 ID:Q0GpKvQ80
ーー


曜「……ダイヤさん遅いなー」


トントン


曜(誰か来た)


トントン


曜「……はーい」

善子「失礼しま……あれ」

曜「お、よーしこー!」

善子「それやめて!」

曜「どしたの?一緒に帰りたいの?」

善子「誰が!」
143 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/04(土) 22:29:45.23 ID:Q0GpKvQ80
曜「よしよーし。曜ちゃん先輩と一緒に帰りましょーねー」ナデナデ

善子「撫でるな!」

曜「でもごめんね。ダイヤさん待ってるんだ」

善子「……あのさ」

曜「ん?」

善子「……最近何かあった?」

曜「昨日の善子ちゃんの生放送面白かったことかな」

善子「え、あ、ありがとう……そうじゃなくて!」

曜「私結構コメントしてたんだけど気づいた?」

善子「あの無駄にヨーソローってうるさいやつでしょ。もうちょっと控えてよ」

曜「うるさいなんて酷いなぁ」ニギニギ

善子「ちょっとお団子握らないでよ」
144 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/04(土) 22:30:13.46 ID:Q0GpKvQ80
曜「んふふ、いい握り心地」ニギニギ

善子「……他には?」

曜「んー?」ニギニギ

善子「他に何か……」

曜「……なにか聞いたの?」

善子「いやその……」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 10:11:26.00 ID:6GDhUoGSO
梨子ちゃん…
146 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 18:43:41.67 ID:M9EXewtc0
曜「歯切れが悪いよーしこー」

善子「もう、やめてって」

曜「ね、今度曜先輩も生放送出してよ」

善子「え?ダメよ、堕天使の神聖な儀式にただの人間ごときが……」

曜「ギラン!どうかな?」

善子「甘いわね……ギラン!こうよ!」

曜「堕天流鳳凰縛海塩式!!」ガシッ

善子「痛い痛い!!何すんのよ!」

曜「どう?密かに練習したんだ〜」

善子「いいから離して!!」
147 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 18:44:07.98 ID:M9EXewtc0
曜「善子ちゃんいい匂いするね」クンクン

善子「どさくさに紛れて何してんのよ!」

ダイヤ「技をかけられる側の気持ちがわかりましたか?」

曜「あ、おかえり」

善子「堕天流鳳凰縛は相手を魔翌力ごと動きを縛る技で人間ごときができるような」

ダイヤ「わたくしに魔翌力はありませんわ。というか善子さん、何してるのです。練習中でしょう」

善子「神々よ!この邪悪なる鉱石が具現化した存在に天罰を!!」

ダイヤ「話を聞いているのですか?」グニィ

善子「いひゃい!」

曜「おお、よく伸びるほっぺただね」
148 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 18:44:36.27 ID:M9EXewtc0
ダイヤ「早く戻りなさいな」パッ

善子「いひゃっ……あなた達は?」

ダイヤ「もうすぐ合流しますから、ご心配なさらず」

善子「……あ、そう。分かった、先戻っとくわね」

曜「あれ?何か用があったんじゃないの?」

善子「別に。早く練習来なさいよ」

ダイヤ「曜さんも一緒に行ってください」

曜「え?でも……」

ダイヤ「さっき言ったでしょう。今日は手伝ってもらうほど仕事はありませんわ」

曜「あ、うん……分かった」

ダイヤ「わたくしもすぐ行きます」

曜「うん。じゃあ先に行くね」

ダイヤ「ええ」

曜「行こうかよーしこー」

善子「だからそれ止めてって!」

パタン

ダイヤ「……」
149 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 18:45:04.12 ID:M9EXewtc0
ーー

千歌「皆どっかいっちゃった」

花丸「ずら。3人しかいないね」

ルビィ「……」

千歌「ルビィちゃんどうしたの?」

ルビィ「あ、いや……」

千歌「お腹すいたなの?みかんあるよ」

花丸「あ、食べたいずら」

千歌「どーぞ」

花丸「ありがとずら〜」

千歌「はい、ルビィちゃんも」

ルビィ「あ、ありがとう……」
150 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 18:45:38.14 ID:M9EXewtc0
千歌「私みかん剥くの得意なんだ。ほら」ムキムキ

花丸「マルも」ムキムキ

千歌「あーなんか花丸ちゃんらしいね。おばあちゃんみたい」

花丸「おばあちゃんじゃないよ。おばあちゃんは好きだけど」

ルビィ(……言うべきかな……いやでも……)ムキムキ

千歌「コタツでみかん食べてるのがおばあちゃんっぽい女子高生ランキング1位だね」

花丸「そんなランキングがあるずら?」

千歌「ないよ!今作った!」

花丸「このみかん少し酸っぱいずら」

千歌「話逸らさないで」

ルビィ(多分……果南ちゃんと鞠莉ちゃんにはバレてるから……言っても……でも、お姉ちゃんがそれを望んでは……)モグモグ
151 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 18:46:20.35 ID:M9EXewtc0
千歌「でもさ、なんかこう……達観?してるというか。落ち着いてるし」

花丸「そんなことないよ。千歌ちゃんだって周りをよく見てると思うずら」

千歌「そうかな?よくみとねぇとかにはもっと落ち着きなさい!って怒られるけど」

花丸「大丈夫ずら。周り見えてないとリーダーはできないよ」

千歌「そうかな……まぁ、でも最近皆様子が変だよねぇ」

花丸「年頃だからね……」

千歌「やっぱりおばあちゃんみたいだよ」

花丸「おやおや千歌ちゃんや。大きくなったのぉ……」

千歌「あははっ。花丸おばあちゃんだ!」

ルビィ(このままじゃ……お姉ちゃんは……)モグモグ

千歌「おばーちゃん!お小遣い頂戴!」

花丸「はいどうぞ」

千歌「それ私があげたみかんじゃん!」

ルビィ「……」モグモグ
152 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 18:46:46.44 ID:M9EXewtc0
千歌「ねー花丸おばあちゃん」

花丸「なんだい?」

千歌「周りの友達が悩んでるみたいなんだけど、どうしたらいいかな?」

花丸「そうだねぇ……やっぱり力になってあげるべきだねぇ……」

千歌「でも皆話してくれないんだー」

花丸「うーん、とりあえず近くにいる友だちの話を聞いてあげるのがいいんじゃないかのぉ……」

千歌「そっかぁ……わかった!」

ルビィ(ああもう……どうしたら……)

千歌「ルビィちゃん」

ルビィ「へっ?……な、何?」
153 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 18:58:18.93 ID:M9EXewtc0
千歌「なにか話したいことない?」

ルビィ「え、あ、いや……その」

花丸「花丸おばあちゃんに話してみなさいな」

ルビィ「は、花丸おばあちゃん?」

千歌「さっきからずーーーっと考え事してるけど。そんなんじゃみかん美味しくないでしょ?」

ルビィ「えと……な、何でも「何でもないは無しだよ」」

ルビィ「うっ……」

千歌「そんな顔して何でもないわけ無いでしょ?」
154 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 18:58:47.12 ID:M9EXewtc0
花丸「ダイヤさんのことずら?」

ルビィ「……」

千歌「……話してくれないかな?」

花丸「ルビィちゃん……」

千歌「お願い……このままだとAqoursが……」

ルビィ「……」

ルビィ(ごめんなさいお姉ちゃん……)

ルビィ「……実は――」
155 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 19:00:25.13 ID:M9EXewtc0
千歌「――ダイヤさんが……」

花丸「結婚……」

ルビィ「うん……」

千歌「許婚ってホントにあるんだね」

ルビィ「……」

花丸「?……ルビィちゃん、まだ何かあるの?」

ルビィ「……その」

千歌「ここまで来て隠し事はもう無しだよ。全部話して」

ルビィ「……えっと、」


ガチャ


果南「戻ったよ」

鞠莉「ソーリィ、練習しましょうか」

千歌「あ、やっと来た」

ルビィ「ぁ……」

花丸「ルビィちゃん?」

ルビィ「……ごめんね、ちゃんと纏まったら話すよ」
156 : ◆dEze.0i5XE [sage]:2017/11/13(月) 19:01:01.36 ID:M9EXewtc0
ーー

曜「ごめんね、遅くなっちゃった」

善子「ヨハネ堕天!」

花丸「遅刻しといて何カッコつけてるずら」

果南「ダイヤは?」

曜「すぐ来るから先に行っててって」

千歌「じゃあフォーメーションの確認しとこうか」

梨子「そうね」
157 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 19:01:29.86 ID:M9EXewtc0
ワンツーワンツー


果南「曜、少し早いよ」

曜「あれ、ごめんね」

果南「梨子は少し遅いかな」

梨子「ごめんなさい」

ルビィ「……あれ」


ブゥゥゥン……


ルビィ(あの車は……うちの……)
158 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 19:02:17.27 ID:M9EXewtc0
果南「ルビィ?余所見しないでちゃんと……」

ルビィ(もしかして!)ダダッ

善子「あ、どこ行くのよ!」

曜「ルビィちゃん?」

ルビィ「ごめんなさい、少し外します!」ガチャバタン

果南「ちょっと!」

鞠莉「果南!下の車って」

果南「……!なるほどね」
159 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 19:02:55.68 ID:M9EXewtc0
曜「ちょっと待って!何が何だか」

鞠莉「果南、行くわよ!」

果南「うん!」

曜「あ!2人とも!」

千歌「私も行く!」

曜「千歌ちゃん!?」


ガチャ

バタン


曜「何なの一体……」

善子「……」


梨子「教えてあげようか?」


曜「梨子ちゃん……」

梨子「ダイヤさんが隠してること」

曜「……」
160 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 19:13:43.24 ID:M9EXewtc0
ーー


タッタッタッ

ルビィ「はぁ……はぁ……」


「……ルビィお嬢様」


ルビィ「……お姉ちゃんの迎え?」


「はい」


ルビィ「早くない?まだ練習時間だよ」


「今夜は相手方とのお食事会ですので。この時間にお迎えに上がるよう旦那様が」


ルビィ「ちょっと待ってよ!そんなの聞いてない!」


「ダイヤお嬢様にだけ話を通すように言われてましたので」


ルビィ「ルビィにも関係あるのに何で」


ダイヤ「何をしているのですルビィ」


ルビィ「お姉ちゃん!」
161 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/13(月) 19:14:23.93 ID:M9EXewtc0
ダイヤ「まだ練習時間ですわよ。戻りなさい」


ルビィ「……そのまま返すよ。練習来ないの?」


ダイヤ「……」スッ


ルビィ「通さないよ」バッ


ダイヤ「退きなさい。時間がありません」


ルビィ「行かないで」


ダイヤ「ルビィ、いい加減に」


ルビィ「だって、お姉ちゃん」



鞠莉「いた!」

果南「ダイヤと話してる」

千歌「ダイヤさん……」



ルビィ「Aqours辞めるんでしょ?」



鞠莉「え?」

果南「なっ」

千歌「……え?」
162 : ◆dEze.0i5XE [sage]:2017/11/13(月) 19:15:22.11 ID:M9EXewtc0
一旦ここまで
更新遅くて申し訳ない
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 00:58:43.55 ID:Pv1nkogr0
おつ
頑張って
164 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/25(土) 19:46:04.73 ID:PQ/lYp0B0
ダイヤ「……誰がそんなこと言いましたか?」

ルビィ「……この前、お父さんと話してるのを聞いたの」

ダイヤ「はぁ……いつからそんな趣味が悪くなったのですか」

ルビィ「何で……!」


ダイヤ「相手方の意向です」


ルビィ「相手の……」

ダイヤ「ええ」
165 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/25(土) 19:46:50.21 ID:PQ/lYp0B0
ルビィ「……何とか」


ダイヤ「なんとか出来るんですか?出来ないでしょう?」


ルビィ「……」


ダイヤ「可能か不可能か分からない歳ではないでしょう」


「……お嬢様」


ダイヤ「ええ。じゃあわたくしは行きますわよ」


ルビィ「お姉ちゃん……」


ダイヤ「早く戻りなさい。そこの3人も」


かなまりちか「!」


ダイヤ「では」


ブゥゥゥゥン……


千歌「ダイヤさん……」


ルビィ「……」
166 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/25(土) 19:50:01.34 ID:PQ/lYp0B0
果南「……ルビィ」


ルビィ「……お願いがあります」


鞠莉「ルビィ……?」


ルビィ「聞いてくれますか?」

167 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/25(土) 19:51:44.22 ID:PQ/lYp0B0
ー曜の家ー


曜「……」ゴロン



曜『結婚……?』

梨子『ええ』

曜『何で……』

梨子『許婚らしいわよ』

善子『ほ、ホントにあるのね許婚って』

168 : ◆dEze.0i5XE [sage]:2017/11/25(土) 20:11:05.97 ID:PQ/lYp0B0
テスト
169 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/25(土) 20:13:29.37 ID:PQ/lYp0B0
曜『.....聞いてないよ』

善子『曜....』

曜『私、聞いてない』

梨子『誰にも言ってなかったみたいよ』

曜『....!!』ダッ

善子『曜!!』

梨子『待って!行ってどうするの?』

曜『話をしに!』

梨子『何の?』

曜『結婚のことについて』
170 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/25(土) 20:15:00.01 ID:PQ/lYp0B0
梨子『してどうするの?まさか止めるの?』

曜『それは....』

梨子『止めるの?』

善子『ちょっとリリー』

梨子『曜ちゃんには関係ないでしょ?』

善子『梨子!!』

梨子『これはダイヤさん個人の問題よ』

曜『...関係無くなんか』

梨子『じゃあ何で行くの?』

曜『....』

梨子『何を言いに行くの?』

曜『.....』
171 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/25(土) 20:17:40.59 ID:PQ/lYp0B0

曜「.....」ゴロン


曜(何も答えられなかった)



曜(何も....)



曜(行って、私は何を言うつもりだったんだろう)




曜(体が......勝手に.....)



曜(.....)




梨子『ダイヤさんのことが好きなんでしょう?』




曜(私がダイヤさんを......)


曜「.......」
172 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/25(土) 20:18:39.72 ID:PQ/lYp0B0
--------


果南「ルビィ......」


鞠莉「それ本気?」


ルビィ「本気です」


千歌「.....」


ルビィ「協力してくれますか」


果南「したいけど....それは」


ルビィ「全員ですれば何とかなると思います」


鞠莉「ルビィ、それは無理よ。絶対に上手くいかない」


ルビィ「やります」
173 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/25(土) 20:21:43.99 ID:PQ/lYp0B0
鞠莉「やる気の問題じゃなくてそんなことをする意味があるかの話よ」


果南「ルビィ....それはダイヤの気持ちが」


千歌「わかったやろう」


鞠莉「千歌っち!」


千歌「やろうよ2人とも。話はそれからだよ」


果南「千歌....」


ルビィ「お願いします、鞠莉ちゃん果南ちゃん」

174 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/25(土) 20:22:38.59 ID:PQ/lYp0B0
鞠莉「ルビィ.....」


果南「分かったよ」


鞠莉「果南!」


果南「とりあえず何か行動しないと。じっとしてられない」


鞠莉「......」


千歌「鞠莉ちゃん、やろう」


鞠莉「......」


ルビィ「....お姉ちゃん、最近寝てないみたいんです」


ルビィ「休ませてあげたいんです」
175 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/25(土) 20:23:59.70 ID:PQ/lYp0B0

鞠莉「....姉以上のロックヘッドね、妹は」


ルビィ「........」


鞠莉「分かったわ、協力する」


ルビィ「ありがとう、鞠莉ちゃん!」


果南「....よし、皆に連絡しようか」


千歌「うん!」

176 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/25(土) 20:42:03.92 ID:PQ/lYp0B0
ーーーー


花丸「......」ペラッ

梨子「......」ペラッ

花丸「......」ペラッ

梨子「......」ペラッ

花丸「....梨子ちゃん」

梨子「....何?」

花丸「前に言ったよね?」

梨子「何を?」

花丸「図書室なら何でも読んでいいてわけじゃないって前にも言ったよね?」
177 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/25(土) 20:42:31.64 ID:PQ/lYp0B0
梨子「うん、だからほら」

花丸「.....タイトル音読してみて」

梨子「ドキッ☆壁だらけの水着生活!〜意中の子の性癖を
射止めるのは誰だ〜」

花丸「....もう何も言わないずら」

梨子「うふふ....一冊どう?」

花丸「遠慮しておくずら」

梨子「残念」

花丸「....」

梨子「....」ペラッ

花丸「....」ペラッ

梨子「....わぁ....凄い....」

花丸「....はい、鏡」
178 : ◆dEze.0i5XE :2017/11/25(土) 20:44:49.18 ID:PQ/lYp0B0
梨子「ん?なに?」

花丸「梨子ちゃんは一度同人誌を読んでる時の自分の顔を見た方がいいと思って」

梨子「私だって言われて傷つくことはあるんだよ」

花丸「だって....そんな顔してる人、マル初めて見たずら」

梨子「追撃に容赦ないわね」

花丸「んん.....」
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/26(日) 01:46:41.40 ID:3s4z4g080
おつ
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 02:15:16.82 ID:jkhlzKNSO
S丸
181 : ◆dEze.0i5XE :2017/12/04(月) 01:28:20.49 ID:qsUrOVul0
梨子「何、どうしたの」

花丸「……飴食べる?」

梨子「急に飴勧められても……」

花丸「疲れてる時は甘い物ずら」

梨子「別に疲れてないよ?」

花丸「目の下クマ出来てる」

梨子「……わざわざ隠してるものはそっとしておくべきよ」
182 : ◆dEze.0i5XE :2017/12/04(月) 01:28:50.25 ID:qsUrOVul0
花丸「ごめんね、マルそういうのよく分からないから」

梨子「結構いい根性してるわね、花丸ちゃん……」

花丸「……ふふ……」


梨子「……何か言いたげね」


花丸「そうだね、一つだけ」


梨子「何?」
183 : ◆dEze.0i5XE :2017/12/04(月) 01:29:24.43 ID:qsUrOVul0
花丸「梨子ちゃんはどうしたいの?」


梨子「どういう意味かな」


花丸「言葉のままだよ。おらは梨子ちゃんが何をしたいのか気になるずら」


梨子「……」


花丸「壁が好きなのはいいけど、自分の周りに壁を作る理由は何?」


梨子「そんなことないと思うけど」


花丸「はい、鏡」


梨子「また?何よ一体」


花丸「よぉく自分の顔を見てみるずら」


梨子「はぁ……」スッ
184 : ◆dEze.0i5XE :2017/12/04(月) 01:29:51.41 ID:qsUrOVul0
ブブブブ


花丸「!」


梨子「LINE……千歌ちゃん?」


花丸「今日十千万に集まってって」


梨子「何かしら……期待しちゃう」


花丸「何ときめいてるずら」
185 : ◆dEze.0i5XE :2017/12/04(月) 01:30:46.91 ID:qsUrOVul0
ーーー


善子「何の話よ?」

梨子「資料いっぱい持ってきたよ」

曜「どこから出したのその本の山」

花丸「しまうずら」

千歌「えっとね、えーと……」



ルビィ「お姉ちゃんを誘拐します」



善子「は?」

梨子「どういうこと?」
186 : ◆dEze.0i5XE :2017/12/04(月) 01:31:14.54 ID:qsUrOVul0
ルビィ「手伝ってくれますか?」

曜「手伝うって、話が見えないよ」

果南「ダイヤを誘拐して鞠莉のホテルに隔離する。それだけだよ」

曜「いや、え?何でそんなことするの?」

千歌「ダイヤさんとルビィちゃんの為だよ」

曜「二人のため?」
187 : ◆dEze.0i5XE :2017/12/04(月) 01:33:33.75 ID:qsUrOVul0
ルビィ「お願い、曜ちゃん」

曜「いやお願いって……」

梨子「どうすればいいの?」

曜「ちょっと梨子ちゃん」

鞠莉「簡単よ。ダイヤの部屋に侵入して連れ出すだけ」

花丸「そんな簡単にいくずら?」

果南「私と鞠莉に任せて。ダイヤの家は数え切れないほど行ってるから」
188 : ◆dEze.0i5XE :2017/12/04(月) 01:34:17.33 ID:qsUrOVul0
千歌「分かった。私たちはどうすればいい?」

鞠莉「外で待機してて。ダイヤ連れてそのままホテルに逃げ込むわよ」

果南「このダイヤ誘拐で一番大事なのはいつするかだけど……ルビィ、どうする?」

ルビィ「すぐにでも……って言いたいところだけど」

曜「待って!待ってよ!」

鞠莉「なぁに、曜?」

曜「なぁにじゃないよ!ちゃんと説明して!ワケわからないよ!」

梨子「曜ちゃん、少し静かに」

曜「静かにしてられないよ!何でダイヤさんを」
189 : ◆dEze.0i5XE :2017/12/04(月) 01:35:12.19 ID:qsUrOVul0
梨子「曜ちゃん」ジロッ

曜「!」ビクッ

梨子「曜ちゃんの為でもあるんだよ」

曜「私?」

梨子「でしょ?ルビィちゃん」

ルビィ「……それはお姉ちゃんを確保してからで」

果南「で?いつするの?」

ルビィ「うん。決行日は――」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 01:00:37.74 ID:TbMrbH4Y0

果南1人でも出来そうだが
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 01:16:35.79 ID:9tcQ8VO50
ここで終わりかい!
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