輝子「LoveとLikeの境界線」

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29 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/01(日) 22:59:13.16 ID:t22S88Yao
すんませんちょっと忙しかったもので…再開します

―――――――――――――――
晶葉「まっまてなぜそんな高い値が!?」

P「俺に聞かれても…」

晶葉「助手には聞いてない!」

輝子「私もさっぱり…」

晶葉「輝子にも聞いてない!」

P「なんだ晶葉は俺の事好きなん?」

晶葉「五月蝿い!///」

晶葉「さっきのトラブルでセーブ機構が壊れたのか…?早く直さねばなにかヤバい事が起きる気がする…!」

晶葉「助手よ!どうやらさっきので故障してしまったようだから修理を…」

不在伝達ロボ「アイツらもう行ったで」

晶葉「助手ぅぅぅぅ!」
30 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/01(日) 23:01:00.34 ID:t22S88Yao
P「なんか面白いことになりそうだから晶葉に止められる前に片っ端から測定していこうぜ」テクテク

輝子「面白い事への嗅覚が鋭いな親友は…」テクテク

P「さて誰かに会わないものかなー」

凛「あれプロデューサー、何してるの?」バッタリ
31 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/01(日) 23:05:39.60 ID:t22S88Yao
P「お、凛か…いいところに居た ちょっと実験体に」

凛「ていうかこんなところで何してるの?サボり?」

凛「たまたま見つけたのが私だったから良かったけどちひろさんに見つかったら怒られるよ?」

凛「息抜きもいいけどお仕事してよ?」

凛「お仕事増えてきてるとはいってもまだまだ立ち止まってられないんだから」

P「お、おう…スマンな…」

輝子(り、凛ちゃん…親友に対して凄い厳しいな…親友が最初にスカウトした人だから仲良いのかと思ったけど…)

輝子(あんまり親愛度高くないのか…?)

ゴソゴソ
ピッ


「894」


輝子「フヒッ!!??」
32 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/01(日) 23:11:54.14 ID:t22S88Yao
凛「全くプロデューサーは抜けてるんだから」

P「不徳の致すところでございます」

凛「そんなんだから洗濯とか家事も出来ないんだよ?」

凛「それじゃあ私そろそろレッスンだからいつものように籠に入れといてね?」

P「ああ…いつも悪いな」

凛「それじゃあね」

P「悪い輝子、待たせたな」

輝子「あ、あの…いつものって…なんだ…?」

P「ああ、俺家事が苦手でな?その話してから凛が洗濯してくれるっていうんだよ」

P「アイドルにそんなマネさせられないって言ったんだけど凄い気迫で言われるもんだから頼んでしまってな?」

P「でも凛って意外と洗濯上手でよ?Yシャツとか新品みたいになって帰ってくるんだよ」

輝子「お、おう…そうか…」
33 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/01(日) 23:17:45.46 ID:t22S88Yao
P「よしそれじゃあテンション上げて事務所の皆の親愛度測りに行きますか!」

輝子「ちひろさんも?」

P「ちひろさんに見つからないようにテンション上げて事務所の皆の親愛度測りに行きますか!」

輝子「あまり盛り上がりすぎたらちひろさんにバレるのでは…?」

P「ちひろさんに見つからないように適度な盛り上がりをみせるくらいのテンションで事務所の皆の親愛度測りに行きますか!」

輝子「お、おー…」









輝子「ちなみにちひろさんの親愛度どれくらいだと思う…?」

P「12」

輝子「高く見積もったな…フヒ」

P「輝子も言うようになったな」
34 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/01(日) 23:22:02.01 ID:t22S88Yao
この後登場するアイドル誰書こうか悩む…
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 23:58:55.83 ID:pynCdsppo
おー更新来てた
贅沢言えば子供組学生組大人組万遍なく見たい
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/02(月) 00:18:05.92 ID:l2XDwmkjO
こういうのは誰かに聞くのではなくただただ自身の内なる声に耳を傾けるのが吉
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/02(月) 00:33:03.20 ID:8qSCbXjoO
てるこ〜
こうめ〜
みれい〜
ぼのの〜
ままゆ〜
さちこ〜
ゆっき〜
どすえ〜
38 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/04(水) 21:26:45.09 ID:k75M+WUpo
書けるだけ書いてみようと思います

――――――――――――――――――――
柚「あっPサン!」

P「おっ柚じゃないかいい所に」

柚「ナニナニ〜?Pサンまたサボリ?」

P「サボリじゃないよ」

輝子「私も一緒だ…フヒ」

柚「おっ輝子チャン!」
39 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/04(水) 21:27:58.21 ID:k75M+WUpo
P「そういや輝子と柚はクリスマスのイベントで同じユニットだったな」

柚「そうだよ!」

P「桃華も入れたユニットで…えー」

P「ユニット名なんだったっけ?」

柚「えーっと…」

輝子「………………ンタ」

P「え?」

輝子「ヒャッハー!!『クレイジーサンタ』だよ忘れてんじゃねえよおおお!!!」
40 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/04(水) 21:29:38.30 ID:k75M+WUpo
P「ああ…悪い…そんな感じだったっけ?」

輝子「な…何でそんな軽い感じなんだ!?」

柚「どうしたの輝子チャン?」

輝子「忘れてた怒りが沸々と蘇って来たぜぇ…!」

P「どうした輝子…俺なんかしたか?」

輝子「忘れもしねえぜあのユニット名…!」

P「5秒前まで忘れてたって言ってたじゃねえか」
41 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/04(水) 21:35:09.84 ID:k75M+WUpo
輝子「いいか?これが桃華ちゃんの衣装で…」

https://i.imgur.com/zJdnwfY.jpg

柚「クリスマスツリーを衣装に落とし込むとかムチャなことしてたね」

P「当時は俺も尖ってたからなあ」

輝子「これが柚ちゃんの衣装だ…」

https://i.imgur.com/vd31vCH.jpg

P「柚がオ○フ役で出てたらア○雪の興行収入30%アップは堅かっただろうな〜」

柚「そんなことないよ 50%はいってたカナ?」

P「言うねぇ〜!」

輝子「それでこれが私…」

https://i.imgur.com/0zRMQYf.jpg

輝子「クレイジー部分私一人で担ってんじゃねえか!!」スパァン

P「自分がクレイジーであることは自覚してんのな」
42 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/04(水) 23:31:32.20 ID:vAZctXbjo
P「自分がクレイジーであることは自覚してんのな」

輝子「そもそもサンタも私だけじゃねえか!」

輝子「私に突き刺さる好奇の目線…辛かった…!」

P「その分パフォーマンスはかなり凄かったけどな」

柚「あの時の輝子チャン凄かったね〜」
43 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/04(水) 23:33:28.58 ID:vAZctXbjo
P「まあまあ あの時の恨みは原木の買い付けに付き合うことで無しになったじゃないか」

P「ほらちゃっちゃと計ろうぜ」

輝子「うぐぐ…全くPは…」

P「さて柚よ折り入って頼みがあるのだが…」

柚「?」

P「そのままちょっと立っててくれる?」

柚「いーけど…?」

輝子「むー…測定…」

ピッ

「193」

輝子「おお…なかなかの数値…」

柚「?何それ?」

輝子「これはどれだけPのことがスキか数値で出てくるんだ…」

柚「!?」

柚「え!?///…えっ!?///」

輝子「ちなみに晶葉ちゃんは212だった…」

柚「あー晶葉チャンPサンのコト好きだしね…」

輝子「でも柚ちゃんも同じくらいの数値が…」

柚「わーわー!!///」
44 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/04(水) 23:34:39.23 ID:vAZctXbjo
P「まあ待て晶葉は信頼度を数値化する装置だって言ってたし」

P「俺をかなり信頼してくれているってことだよな」

柚「そっそうだよっ♪ Pサンとは長い付き合いだし…相棒っていうか?」

ドンッ

輝子(おお…壁ドン…)
45 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/04(水) 23:36:04.58 ID:vAZctXbjo
柚「えっ…Pサン…?」

P「残念だよ…柚…柚は俺のコト相棒だって思ってたのか…」イケボ

P「俺はもっと大切な存在だと思ってたのにな…」イケボ

柚「たっ大切…///」

P「俺の思いは柚に届いていなかったみたいだな…」イケボ

P「これから柚に俺の思いが通じるよう体の髄まで刻みこんでやるからな?覚悟しろよ…?」イケボ

柚「は、はい…よろしくおねがいしましゅ…///」

パタッ

P「さて次行くぞ〜」

輝子「いやP何してんの…?」

P「いやなんか恥ずかしそうだったし」

P「忘れさせてやろうと強いショックを与えてみた」

輝子「女の敵だなPは…」

P「えっ俺35億人敵に回してるの?」
46 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/04(水) 23:37:30.97 ID:vAZctXbjo
ありす「Pさんじゃないですか」

P「お、ありす」

ありす「橘です」

ありす「何してるんですか?サボリですか?」

P「なんなの俺=サボリという図式が成立してんのこの事務所?」
47 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/04(水) 23:39:13.31 ID:vAZctXbjo
輝子「Pは基本サボってるしな…」

P「いやサボってるわけじゃないよ」

P「アイドルとのコミュニケーションも大事な仕事の一環ですから」

ありす「Pさんは私とお喋りするのは仕事だと思って仕方なくやってるんですか?」

P「そんなわけないじゃん」

P「ありすみたいな可愛い子だったら舌の根が乾くほど喋っても飽きないよ?」

ありす「舌の根の乾かぬ内にの誤用ですし橘ですっ!」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 04:12:32.67 ID:nZeapSSvo
この誤用は確信犯(誤用)
49 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/12(木) 08:39:05.29 ID:8bsbL5HBo
P「まあそうカッカしなさんなまったく可愛いなぁ結婚したい」

ありす「誰のせいだと!…今えっ?」

P「さてそんなありすにちょっと試して貰いたい事があるんだけど」

ありす「えっ今けっこ」

P「ありすちょっとそのまま立ってて」

ありす「いや…えっ?」

輝子(やはり女の敵…)
50 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/12(木) 08:49:07.77 ID:8bsbL5HBo
P「はい輝子測定して」

輝子「お、おう」

ピッ
「253」

P「ほう…253か」

輝子「なかなかの数値だな…」

ありす「なんの説明も無しにいったい何なんですか!?」

P「悪い悪い これは親愛度測定器つってな
どれだけ俺の事を信頼してくれてるか数値に表してくれるんだよ」

P「俺に対して厳しいありすも俺の事信頼してくれてたんだな…」

ありす」そ、それはまあ 大人として私をちゃんと導いてくれてるって思ってますし…」

輝子「ちなみに200以上出てるとプロデューサーの事がスキだということらしい…」

ありす「!?!!!?」

輝子「と、当社調べ…フヒ」
51 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/12(木) 09:00:35.01 ID:8bsbL5HBo
ありす「な、何なんですかその機械…!むぐ」

P「静かに、ありす」

ありす「!!??」

輝子(壁際に追い詰めて身長差を利用し覆いかぶさるように優しい壁ドン…そのまま口に指をあて黙らせた…)

輝子(ボノノちゃんから貸してもらった少女漫画の如し…)

P「ありす言ったよな…?俺に待てますかって」

ありす「そ、それは今輝子さんがいる前で言わなくても…!」

P「ありすの気持ちはよく分かってる
だから静かに待っててくれ」

P「大人の余裕ってヤツでな」

ありす「そっそんなことプロデューサーさんに言われなくても大丈夫です」

ありす「…私は大人ですから」

P「…流石ありすだ 」

ありす「〜!!!!」///

輝子「おお…ほっぺたにキスとか初めて見た…」

ズキ

輝子(………?)

キューバタン

P「よし次行くぞ輝子」

ペシペシ

P「痛い痛いて え何?どした?」

輝子「女代表としてPに制裁だ…ナチュラルボーンスケコマシーめ…」

ペシペシ

P(かわいい)
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 10:40:22.14 ID:kaleEcFoO
てるこ〜
53 : ◆sgT0nL3Dqk [sage]:2017/10/14(土) 15:34:27.13 ID:7L/5iQoko
P「違うんだ輝子この事をちひろさんにチクられたら机に縛り付けられて仕事させられてしまう」


P「故に私にとって都合の悪い記憶は消させてもらうことにしたのだよ」


輝子「ようやく本性を表したな悪徳プロデューサーめ…!」


P「来るがよい…貴様の記憶も消させてもらうぞ…!」


輝子「トモダチ達との大切な記憶消させはしないぞ…!」


P「ショーコォ!」
輝子「さんをつけろよデコ助野郎…!」


美玲「キノコにプロデューサー何してんだ…?」


P&輝子「「お、美怜(ちゃん)」」
54 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/14(土) 15:37:08.68 ID:7L/5iQoko
輝子「プロデューサー考案の「唐突にAKIRAごっこ」だ」


P「美怜もやる?やるなら大佐やって俺体が膨れ上がる鉄雄やるから」


輝子「またやるのか…?あれ後片付け大変なんだけど…」


美玲「そんなのやるかッ!」
55 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/14(土) 15:38:03.07 ID:7L/5iQoko
美玲「ところでここで何してんだ?サボr」


P「サボりではないぞ」


美玲「てか後ろにありす倒れてるけど大丈夫なのか?」


P「大丈夫だ ほらこの惚けた顔を見なさい」


美玲「確かに幸せそうだけど…」
56 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/14(土) 15:40:04.07 ID:7L/5iQoko
P「でもまあ丁度いい所に来てくれた輝子、測定だ」


輝子「任せてくれ」チャキッ


美玲「な、なんだそれ?」


P「うむこれは親愛度測定器、俺をどれだけ信頼してくれてるかが数値でわかるのだ」


美玲「ふ、ふーん …もしかしたら結構低かったりするかもなッ」


P「え” なんでそんなこと言うのさ」


美玲「突然メイドの格好させられたりウチが跳び箱失敗したときに舐めるようなアングルで写真撮ってたの忘れてないからなッ!」


P「それは違う!ちゃんとアイドルの魅力的な瞬間を全国のファンに届けるべくアイドルが輝く最高の瞬間をファインダーに収めたりしていただけだッ!」


美玲「嘘つけ変態ッ!実はプロデューサーの趣味だったりするんじゃないのかッ!?」


P「…」










P「チガウヨ」


美玲「なんだその間はッ!?」
57 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/14(土) 15:42:04.54 ID:7L/5iQoko
P「まあなんだかんだメイドも気に入ってたじゃないか」


美玲「そッそれは…!まあそうだけど…」


美玲「で、でもあれだろッ!?ここまでその機械でいろんなアイドルの親愛度測定して来たんだろッ?」


P「そうだ みな俺の事を信頼してくれていたぞ」


美玲「本当か?こんな変態プロデューサーのどこを…」


美玲「皆表面上では慕ってくれてるけど心の中ではどう思ってるか分からないからなッ!」


輝子「おっ出たぞ…305だ 過去最高値だな(非公式記録を除く)」


輝子「なんだ美玲ちゃんもプロデューサーのことスキなんじゃないか」


美玲「ん…?」








美玲「…はぁッ!? 」
58 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/14(土) 15:43:20.16 ID:7L/5iQoko
美玲「いやッ…そッ…!?」


P「美玲…」クイッ


美玲「!?」


輝子(慌てている所に顎クイ&急接近…)

輝子(自信に気を向けさせ正常な判断をできなくさせて主導権を握る…勉強になるな…)
59 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/14(土) 15:45:24.71 ID:7L/5iQoko
P「なんだ…美玲もなんだかんだ俺の事信頼してくれてるんじゃないか…」


P「美玲の言う通り人は心の中では何考えてるかわからないものだな…?」


美玲「あ、あれは…!」


P「言わなくていい…美玲は素直じゃないからな…」


P「その分心と…体に直接聞かせてもらうからな…今夜は寝かさねえからな…?」


美玲「うちのこころとからだ…ぜんぶさらけだしましゅ…?」
トサッ


P「よーし三人抜きだ」


輝子(プロデューサーはどこでこんなスキルを身に着けてきたんだ…)
60 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/14(土) 15:46:44.57 ID:7L/5iQoko
輝子「プロデューサー…あの…」


P「なんぞ?」


輝子「美玲ちゃんに今夜は寝かさないって…言ってたよな…?」


P「ああ言ったな」


輝子「あの…何を…す、するんだ…?」





P「UNO」


輝子「UNOか」
61 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/14(土) 15:47:40.74 ID:7L/5iQoko
輝子「それにしてもプロデューサー、目的変わってきてないか?」


P「目的?」


P「ああアイドルをどれだけ落とせるか?」


輝子「信頼度測るのが目的だったろ…」


P「いやもう楽しくなっちゃってきてさ 次会うアイドルを落とせるかどうかのゲームになってきてしまった」


輝子「仮にもプロデューサーなのに…」


輝子「誰が来ても落とすのか…?」


P「ああ、今の俺ならだれでも落とせる気がするぜ…誰でもかかってきなさい」


木場「おおプロデューサー君じゃないか こんなところで何をしてるんだ?」
62 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/14(土) 17:38:19.18 ID:7L/5iQoko
P「あっおはようございます木場さん…」

輝子(やるのか親友…?相手は木場さんだぞ…?)

P(男に二言はねえ…や、やってやらあ…!)

木場「何をしてるんだい?まあたまにはサボリもいいがやることはやらないといけないぞ?」

P「事務所の皆はナチュラルにサボリと決めてきますね」

輝子「親友は普段ここで何してるんだ?」

輝子「昨日はバドミントンしてたり花札してたね…」

木場「アイドルの買い物に付き合ったり太鼓の達人してたり遊んでるイメージしかないな…」

P「最近はそうだけど昔はもっと忙しかったよ」

P「道場巡りしたり絵合わせしたりクローゼットに鍵かけたり…」

木場「よくわからないが頑張ってくれていた…のか?」

輝子「クローゼットに鍵かけるのはなんか意味あるのか…?」

P「鍵かけとかないと衣装奪われるからな」

輝子「い、衣装がとられる…!?な、なぜ…?」

P「さあ?アイドル業界布不足だったんじゃない?」
63 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 00:13:14.77 ID:nTD9ikZDo
P「最近の俺の一日はそうだな」

P「朝出勤して勤怠切るだろ?」

輝子「うん」

P「そんでPC起動するだろ?」

輝子「うん」

P「でPCでメーラー起動して」

輝子「うん」

P「その裏でブラウザ起動してネットサーフィン」

輝子「え?」
64 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 00:14:29.69 ID:nTD9ikZDo
P「いやアイドル来るまで暇なんですよ」

木場「ま、まあ…アイドル達がいるなら送迎とか付き添いとかあるだろうしな」

P「デスクワークは暇なんですよ」

P「1時間くらいやったらやることなくなるし…」

木場「…?」

木場「いや待ってくれ企画の立案とかデザイナーやら関係各所との打ち合わせ、スケジュール管理やら色々やることあるだろう…?」

P「ですから1時間くらいでやることなくなるんですよ」

P「ちひろさんの仕事手伝ったりもしますけどね」

P「やることなくなったら暇つぶししつつ帰ってきたメールに返信するくらいで1日が終わりますね」

木場「凄いな君は…」

P「やだなあ褒めてもなんも出ませんよ〜?」
65 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 00:16:03.46 ID:nTD9ikZDo
P「さて輝子セットオンだ」

輝子「お、おうやるのか…」

木場「? プロデューサー君それはなんだ?」

P「これはかくかくしかじか」

木場「かくかくうまうまというわけか」

P「どうでしょう木場さん」

木場「そうだな プロデューサー君には世話になっているし低くはないと思うぞ?」

P「なるほど 自信ありというわけですか…」

輝子「じゃあ測定、するぞ…」

ピッ
「321」

木場「321…これはどうなんだ?」

輝子「木場さんはプロデューサーの事がスキ…という結果です…」

木場「ほう、確かに私は君の事を好いているしな、妥当だろう」

輝子(どうするんだ親友…相手が慌てていないと今までの手は使えないぞ…?」

P(俺に…考えがあるッ…!)
66 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 00:19:33.52 ID:nTD9ikZDo
ちひろ「あっ居た!プロデューサーさん!」

輝子「!」

P「あっちひろさん…」

ちひろ「全くこんなところで油売って…書類に間違いがありましたよ!」

P「えっ…本当ですか?」

P「あー本当だ…」

ちひろ「まったく早く直してくださいね、それに」

ちひろ「まだ仕事はた・く・さ・ん残ってるんですから」

ちひろ「早くお願いしますよ?」テクテク

P「…スミマセン木場さん、かっこ悪い所をみせてしまいましたね…」

木場「君、もう仕事は終わってると言っていなかったか?」

P「いえ、実はまだ…」

木場「…はあ なぜそんな見栄を張ったんだ?」

木場「そんな事しなくても君の業務は大変なんだたまには頼ってくれてもいいんだぞ?」

P「いえ、プロデューサーが大変だなんてアイドルたちに知られたら気軽に声かけてくれなくなるじゃないですか…?」

木場「…!」

木場(確かに今まで全く業務が大変だなんて微塵も見せなかった…)

木場(プロデューサー… 君はアイドルたちとコミュニケーションを取るためにこんな事を…)

木場「フッ…全くプロデューサー君という人は…」

P「ス、スミマセン…」
67 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 00:20:42.47 ID:nTD9ikZDo
木場「確かに君の気遣いのおかげで何の気兼ねもなく君とコミュニケーションが取れるよ」

木場「でも、だ」

木場「ずっと独りでため込んでいてはいつか君は壊れてしまうぞ?」

P「…僕よりも年上のアイドルの皆さんは胸を張ってアイドルをされている」

P「僕もそのお手伝いができるよう皆さんに必死に食らいついていたのですが…」

P「木場さん…僕もたまには木場さんのような頼れる女性に甘えてもいいでしょうか…?」キュルーン

木場「〜〜〜!!」キュンッ

木場「あ、ああ息抜きは必要だからな!」

木場「無理はしないでくれよ?なんかあったら頼ってくれ」

木場「わ、私はちょっと用事があるのでこの辺でお暇させてもらうよ…」フラッ

P「は、はい!ありがとうございました!」



P「…」

輝子「なるほど…相手が弱みを見せないなら自分が見せる…逆転の発想…」
68 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 00:22:27.36 ID:nTD9ikZDo
P「なんとかやれるもんだな…我ながらプロデューサーにしておくには勿体ない演技力だったと思うぜ…」

輝子「そういえば親友…仕事は大丈夫なのか?」

P「ああ あれか…」

P「あれは嘘だ」

輝子「えっ…?」

輝子「う、嘘だったとしてもどうやってちひろさんを…?」

P「ある者に指示を出して呼んできてもらった」

輝子「そんな時間無かったはずじゃあ…」

P「サンキューなー!」

???「ニンッ!」

P「さてもう危ない橋は渡りたくないしそろそろ晶葉のもとに戻るか」

輝子「そうだな…」
69 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 00:23:28.68 ID:nTD9ikZDo
晶葉ラボ

P「もう親愛度測定なんてこりごりだよ〜!」

晶葉「やっと帰って来たか痴れ者め」

P「うーむ晶葉の温度感が心地よい」

晶葉「早く返してもらうぞ」

P「ちょっと待ってくれ最後に一人だけ」

晶葉「?」

晶葉「…ああそういうことか」
70 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 00:25:26.79 ID:nTD9ikZDo
P「…さて輝子 もう心の準備は良いか?」

輝子「…ああ出来てる」

輝子「いろんな人のスキを見せてもらった」

輝子「どんな数字でもスキは人それぞれだ…」

輝子「だから何が出ても受け入れるよ、親友」

P「…わかった」

P「いくぞ」

輝子「…うん」
71 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 00:29:26.48 ID:nTD9ikZDo
ピッ

P「…」

輝子「ッ…!」



P「…ん?」

輝子「…ど、どうした親友」

P「いや…表記がおかしいんだよ ほら」

「---」

輝子「こ、これは…」

輝子「測れるほど数値が出てなかったってことか…?」

輝子「ということは…0以下…?」



72 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 00:31:50.74 ID:nTD9ikZDo
P「しょ、輝子!そんな落ち込むなって!」

輝子「いや…どんな数字が出ても受け入れるなんて言ってたけどこれはちょっと…くるものがあるな…」

輝子「親友なんて言ってたのに0以下なんて…お笑いだな…」

晶葉「ん?ちょっと見せてくれ」


73 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 00:35:25.80 ID:nTD9ikZDo
カチャカチャ

晶葉「あー…やはり壊れているな」

P「壊れてる?」

晶葉「ああ 基盤の一部が焼け焦げてる」

晶葉「変な表示が出たのはそのせいだろうな」

晶葉「輝子、落ち込むことはない」

晶葉「装置は故障していて変な表示が出ていたが」

晶葉「助手、Pに対する気持ちは本物なのだろう?」

輝子「…!」
74 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 00:40:00.47 ID:nTD9ikZDo
輝子「う、うん…!」

輝子「確かに私は親友の事が好きだ」

輝子「この気持ちは嘘じゃない…!」

P「輝子…」

P「よし!輝子も立ち直ったことだしファミレス行くか!」

P「近所のファミレス、キノコフェアやってるらしいぞ!」

輝子「本当か!?」

輝子「でもちひろさんの仕事手伝わなくていいのか…?」

P「大丈夫大丈夫!俺を誰だと思ってやがる」

P「未来のトップアイドルたちのプロデューサーだぞ!」
75 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 00:44:34.77 ID:nTD9ikZDo
P「晶葉も行くか?」

晶葉「ああ、ちょっとこれを直してから行くよ」

晶葉「壊れたままなんて可哀想だからな」

P「晶葉、機械壊しちまって本当に申し訳ない…」

晶葉「大丈夫だよ 大事な友人の悩みを解決するのに一役買ってくれたみたいだからな」

P「ありがとうな!それじゃあ玄関前で待ち合わせな!」

ドタドタドタ…

晶葉「嵐のような奴だな…」

晶葉「さてと」
76 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 00:54:46.47 ID:nTD9ikZDo
カチャカチャ
晶葉「ふむ、過負荷でショートしてしまったようだな」

晶葉「パーツを取り換えて…」

晶葉「よし修理完了だ」

晶葉「さて行くか…」



晶葉「…待てよ?」

晶葉「何故過負荷が発生したんだ?」

晶葉「故障の原因で考えられるのは助手がここで起動しようと乱暴に扱った時ぐらい…」

晶葉「その割には最後まで動いていたようだし…」

晶葉「…そういえばこの装置3桁までしか測定できなかったな」

晶葉「まさか…」

晶葉「まあいい助手と輝子が待ってるんだ、早く行かねばな」


こうして輝子と事務所の一部を巻き込んだ騒動は幕を閉じた。
ちなみに輝子がPの落としテクを身に着け女性アイドルやファンを落としていくイケメンアイドルとして一部業界を騒がせるのはまた別のお話…
77 : ◆sgT0nL3Dqk :2017/10/15(日) 01:09:02.42 ID:nTD9ikZDo
というわけで終わりです
更新が安定せず読んでいただいた方はすみません
読み返したら信愛度と信頼度ごっちゃにしてたり色々甘いところがありました

ちなみに裏設定として

「好き」を知らないアイドルは「スキ」と表記される
「好き」を知ったアイドルは「好き」と表記される

Pがあやめに出した指示は
・ちひろさんにこの場所を教える
・引き出しの書類を見せる
の二つで引き出しには仕事中に出来たミスプリの書類が入っている

ちひろさんの発言は
・ちひろ「まだ(私の)仕事はた・く・さ・ん残ってるんですから」
・ちひろ「早く(手伝って下さい)お願いしますよ?」
とちひろさん自体はあそこでPが何してたかは知らない
というガバガバな裏設定がありました

ではHTML化依頼出してきます
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 01:36:08.62 ID:QJc4kwk70
なにこれ
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