ルビィ「よーし! がんばルビィ!」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/12(日) 15:50:31.71 ID:fmVcwCb90
ルビィ「夏休みの初日に気を抜いていたら正午まで寝ちゃった!」

ルビィ「当然のようにお姉ちゃんに怒られるびぃ!」

ダイヤ「あなたという人は本当にまったく、気が抜けてますわ!」

ルビィ「(そしてお姉ちゃんのお説教の途中に船を漕ぐびぃ!)」

ルビィ「(うとうと……)」

ダイヤ「ルゥゥゥゥビィィイイイイイ!!!」

ルビィ「うゅーーーーーーーーーーー!!!」

ダイヤ「いけませんわ、ああ、いけませんわ!」

ダイヤ「黒澤家の長として、あなたを徹底的にしごきあげてみせます!」

ルビィ「お、おねえちゃぁ!」

ダイヤ「言い訳は聞きませんわ! まずは>>3 です!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510469431
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 16:00:47.46 ID:XyhiFHP6O
ksk
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 16:01:56.11 ID:y02K2HDi0
滝に打たれる
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 16:08:52.84 ID:fmVcwCb90
ルビィ「た、た、たきぃぃぃぃぃ!?」

ダイヤ「ええ、古くから滝行とは、精神鍛錬に打ってつけなのです」

ルビィ「でも、この近くに滝なんて無いよね?」

ダイヤ「何を言っているのです、打ってつけの場所があるではありませんか」

ルビィ「……?」

ダイヤ「お寺の近く……滝行……Aqours……」

ルビィ「ぅゅ……! 花丸ちゃんち!」

ダイヤ「よしよし、よくわかりましたわね、それじゃあさっそく……」

ルビィ「花丸ちゃんち?」

ダイヤ「いけませんわ、ああいけませんわ! アポイントメントを取らなければ! 社会人の基本ですわ!」

ルビィ「ルビィたち、社会人じゃなくて高校生だけど……」

ダイヤ「(バァン!)」

ルビィ「お姉ちゃんが机を叩いた!」

ダイヤ「言い訳不要ですわ! さ、さっそく電話をかけるのです!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 16:15:47.28 ID:fmVcwCb90
ルビィ『もしもし、花丸ちゃん?』

花丸『あー、ルビィちゃん! ちょうどオラ暇してたんだ、お喋りしよしよ』

ルビィ『あのね、今から滝行をしたいんだけど』

花丸『い、今なんて言ったの!?』

ルビィ『え? 今から花丸ちゃんちで滝行をしたいなって』

花丸『危険ずら! ルビィちゃんのみに何かが起こったら、オラ、責任取れないずら!』

ルビィ『ええーーー!? そんなに大変なのぉ!?』

ダイヤ「何をためらっているのです! さ、そこを一押するのです!」

花丸『いま、ダイヤちゃんの声が聞こえたよ……これは罰ゲームとかで気軽に受け入れるものじゃないんだよ』

ルビィ『でも、こうなっちゃったら、お姉ちゃん、もうてこでも動かないよ?』

ダイヤ「(わくわく)」

花丸『わかったよ、お祖母ちゃんに相談してみる、ちょっと待ってて』

ルビィ『うん、通話中でいいの?』

花丸『折り返し電話するね、お祖母ちゃーん』

ツーツーツー

ルビィ「切れちゃった」

ダイヤ「国木田家の滝行は古くから高名で、それはもう何人もの死者が出たとか」

ルビィ「うゆーーーーーーーー!!」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 16:19:02.59 ID:fmVcwCb90
ダイヤ「まあ、それは冗談ですが」

ルビィ「心臓に悪いよぉ」

ダイヤ「ですが、あの勢いのある滝に打たれるのは、それはたしかに厳しいでしょうね」

ルビィ「え? チョロチョロって流れてるあの滝じゃないの?」

ダイヤ「アレは一般向けに公開されているもので、修行のものではありませんわ」

ルビィ「ええーーーー!?」

ダイヤ「いちいち叫ばないでくださいます? 耳がキンキンしますわ」

ルビィ「お姉ちゃんが驚かせるようなことばかり言ってるからだよぉ」

ダイヤ「まあ、それは認めますが、ですが元々ルビィが悪いのであって……くどくど」

ルビィ「ぐー」

ダイヤ「ルゥゥゥゥビィィイイイイイ!!!」

ルビィ「ぴぎゃあ!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 16:26:37.16 ID:fmVcwCb90
ダイヤ「あ、あなたは! どれだけ寝れば気が済むんですの!」

ルビィ「昨日はアイドルの番組があって……」

ダイヤ「録画をすればいいじゃありませんの!」

ルビィ「だめ! 生で見てこそのファンだよ!」

ダイヤ「(む……この黒澤ダイヤが気圧されている……!)」

ダイヤ「ま、まあ、その意見は認めなくもありませんわ、ですが翌日に影響が出るまで夢中になるのは控えるように」

ルビィ「それは……」

ダイヤ「言い訳不要ですわ、さっ、ひとまずあなたは昼食を採らないといけませんわね」

ルビィ「う、うん」

ダイヤ「サンドイッチを作りましたわ、手軽に食べてくださいな」

ルビィ「ありがとう!」

ダイヤ「お礼は不要ですわ、私もお稽古ごとにかまけてあなたのことを気にしなかったのも悪いのです」

ルビィ「でも……ありがと!」

ダイヤ「ふふ……」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 16:27:36.77 ID:fmVcwCb90
ルビィ「お腹いっぱいになったら眠くなっちゃった……」

ダイヤ「ルゥゥゥゥビィィイイイイイ!!!!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 16:34:22.69 ID:fmVcwCb90
ルビィ「あ、花丸ちゃんからの電話だ!」

ダイヤ「……むう、まだお説教は終わっておりませんが、出るのです、ルビィ」

ルビィ『うん! もしもし! 花丸ちゃん!』

花丸『念のために霊柩車を呼んでおいたよ』

ルビィ『なにかものすごく不穏な言葉が聞こえたよ!?』

花丸『ああ、ごめんねルビィちゃん、こっちの話』

ルビィ『それで済まされる話じゃなかったよね!? 黒澤ルビィ享年、みたいな話だったよ!?』

花丸『修行というのはそういうものずら、現世の雑念を払い……くどくど』

ルビィ「ぐー」

ダイヤ「ルゥゥゥゥビィィイイイイイ!!」

ルビィ「ぴぎゃ!」

花丸『今寝てた? マルのありがたいお話をスルーしようとした?』

ルビィ「ううん、聞いてたよ! 睡眠学習で!」

花丸『……』

ルビィ『聞いてた! 聞いてたよ!』

花丸『まあ、いいずら、ルビィちゃんもうちのありがたい修行をしたら、日常会話の大切さを身にしみるずら』

ルビィ「は、花丸ちゃぁん!」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 16:40:35.66 ID:fmVcwCb90
花丸『でも正直、夏休みの初日から会えるなんて思ってなかったから、嬉しいよ』

ルビィ『うん、ルビィも』

花丸『これが修行じゃなければもっと良かったんだけどね……』

ルビィ『ま、まあ、それは確かに……』

花丸『でもまあ、シャッキリとしたルビィちゃんもそれはそれで素敵だよ』

ルビィ『そ、そんなに人格が変わっちゃうような修行なの!?』

花丸『お寺のことが書いてあるブログでも、地獄のような滝行と書かれていたずら』

ルビィ『じごくぅ!?』

花丸『でも安心して、帰ってこなかった人はいないから』

ルビィ『そりゃそうでしょぉぉぉぉ!!!』

ダイヤ「話は決まりましたの?」

ルビィ「う、うん!」

ダイヤ「なら車を出しますわ、準備なさい、ルビィ」

ルビィ「え? でもいま通話中……」

ダイヤ「わたくしが花丸さんに話すことがありますの(にっこり」

ルビィ「え、笑顔が恐いなあ……」

ダイヤ「少しスマホを借りますわ」

ルビィ「う、うん……」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 16:41:29.66 ID:fmVcwCb90
ダイヤ「では、手はず通りにお願いしますわ」

花丸「わかってるずら……」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 17:28:09.77 ID:fmVcwCb90
〜車の中〜

ダイヤ「ふう」

ルビィ「お姉ちゃんも来るの?」

ダイヤ「なんですの? すっかり邪魔者ですの?」

ルビィ「そ、そうじゃないけど、お姉ちゃん忙しいかなって」

ダイヤ「日々きちんと鍛錬していれば、少しの時間くらい空きますわ」

ルビィ「そ、そうなんだ……」

ダイヤ「あんまり嬉しそうではありませんわね?」

ルビィ「うゅ……め、迷惑かけちゃったかなって」

ダイヤ「あなたが習い事を全部ほっぽり出して髪の毛を切ってから総て覚悟済みですわ」

ルビィ「そ、そうなんだ……」

ダイヤ「ふう」

ルビィ「お、お姉ちゃん……」

ダイヤ「なんですの?」

ルビィ「ルビィ、がんばルビィ!」

ダイヤ「まあ、普段から頑張っていれば、こんなことをしなくても良いんですけどね」

ルビィ「ぅぅ……」

ダイヤ「冗談ですわ」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 17:35:12.52 ID:fmVcwCb90
〜花丸家〜

ダイヤ「来ましたわ!」

花丸「ようこそ、ダイヤちゃんは初めてだね、うちに来るの」

ダイヤ「ええですが、地理は総て把握しておりますわ、ルビィのお友達ですもの」

ルビィ「それ、喜んで良いのか怖がって良いのか……」

花丸「さてと、準備は整ってるけど、ルビィちゃん、本当に滝行するの?」

ルビィ「も、もちろん! ここまで来て逃げたりしないよ!」

ダイヤ「(その意気ですわ、ルビィ)」

花丸「くすっ、じゃあこっち、その服で滝行できないから着替えてもらわなきゃ」

ルビィ「う、うん!」

ダイヤ「しっかり励むのですよ」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 17:51:58.64 ID:fmVcwCb90
〜花丸家 着替え中〜

ルビィ「うぅ……不安だよ……」

花丸「まあまあ、そんなに怖がらないで」

ルビィ「怖がらせるようなこと言ったのどこの誰なのかなぁ!」

花丸「冗談くらいまともに受け流せるくらいじゃないと」

ルビィ「花丸ちゃんも、お姉ちゃんも真顔で冗談言うから……」

花丸「まあ、冗談じゃないんだけどね」

ルビィ「ほらぁ!」

花丸「冗談ずら」

ルビィ「うう、滝行に移る前に軽く人間不信になりそうです……」

花丸「大丈夫だよ、マルも毎日してるけど、全然平気ずら」

ルビィ「ええ!? 花丸ちゃん毎日滝に打たれてるの!?」

花丸「ダイヤちゃんには内緒だよ、冬場じゃない限り滝行は全然怖くないよ」

ルビィ「たしかに、ちょっと涼しそう」

花丸「まあ、地獄って書いた人は夏に来たんだけどね」

ルビィ「うそぉ!?」

花丸「冗談ずら」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 17:57:54.99 ID:fmVcwCb90
花丸「ルビィちゃん寒くない?」

ルビィ「全然平気、でもなんで長袖なの?」

花丸「そりゃあ……ちょっとは危険だし……」

ルビィ「危険なの!?」

ダイヤ「何をうろたえているのです」

ルビィ「だ、だって」

ダイヤ「安心なさい、死んだ人はいないと聞きます」

ルビィ「お姉ちゃんは滝行しないから良いよね!?」

ダイヤ「ええ、いたしませんわ」

ルビィ「胸張って言われても……」

ダイヤ「ですが応援することはできます、がんばルビィ!」

ルビィ「怒って良いのか、悲しんで良いのか、喜んで良いのか」

花丸「ふふっ、それじゃあ滝に行こうか」

ルビィ「……うん!」

ダイヤ「わたくしも着いてまいりますわ」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 18:05:14.47 ID:fmVcwCb90
 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ルビィ「ひぃ!? なんかゴゴゴって言ってる!」

花丸「あらー」

ルビィ「あらー!?」

花丸「お祖母ちゃんってば張り切っちゃって水量を増やしちゃったみたいだねぇ……」

ルビィ「ええ!?」

花丸「でも大丈夫、もっと水量が多い人は骨折したから」

ルビィ「大丈夫じゃないよぉ!?」

花丸「冗談ずら」

ダイヤ「……(ちょっと軽く引いている)」

ルビィ「ほら、お姉ちゃんも何か言ってよ! ……お姉ちゃん?」

ダイヤ「励みなさいな……」

ルビィ「憔悴しきった表情で言われても!」

ダイヤ「いえ、ちょっと流石に予想外だったもので……」

花丸「ちょ、なに、マルを引きずってどこに連れて行くつもりなの!?」

ダイヤ「良いからこっちに来る!」

ルビィ「……行っちゃった」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 18:12:44.33 ID:fmVcwCb90
ダイヤ「ちょっとちょっと大丈夫なんですの!?」

花丸「大丈夫ずら」

ダイヤ「何を勝手なことを……」

花丸「マルはもうちょっと強い勢いで入ってるけど全然平気だし」

ダイヤ「あなたとルビィを一緒にしないでくださいまし!」

花丸「でもキチンとしつけるようにと言ったのはダイヤちゃんだよ?」

ダイヤ「くっ!」

花丸「マルは言われたとおりにしただけなんだけどなあ……」

ダイヤ「う……」

花丸「約束を反故にするのかなあ?」

ダイヤ「む、むう……ですが!」

花丸「ですが?」

ダイヤ「ルビィの珠のようなお肌に傷をつけたら容赦しませんわよ!」

花丸「大丈夫ずら」

ダイヤ「ほんとうに大丈夫なんでしょうね?」

花丸「傷は治るものだから」

ダイヤ「大丈夫じゃありませんの!?」

花丸「冗談」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 18:28:03.93 ID:fmVcwCb90
ルビィ「あ、戻ってきた」

ダイヤ「大丈夫だということが確認できましたので、安心して望みなさい」

ルビィ「ええ!? でもさっきから水の量は増えるばっかりだし……」

ダイヤ「つべこべ言わずにさっさとお済ましなさい!」

ルビィ「お姉ちゃんなんだか恐いよお!」

ダイヤ「ええい、言うことを聞かないと滝底に突き飛ばしますわよ!」

花丸「どーどー、抑えて抑えて、ルビィちゃん、安心するずら」

ルビィ「今の会話のどこに安心する要素が……?」

花丸「さっきも言ったけど水の調整は百戦錬磨のおばあちゃんだよ」

ルビィ「う、うん……」

花丸「ちょっとマルも体験したことのない水の量だけど安心して!」

ルビィ「できないよぉ!」

花丸「ふふっ、これが終わったら取っておきのごちそうを用意しているから待ってるずら」

ルビィ「花丸ちゃんも食べるの!?」

花丸「おっと、口が滑った」

ルビィ「滑らないで!」

ダイヤ「……」

ルビィ「お姉ちゃん……」

ダイヤ「わたくしは食べませんから」

ルビィ「そこは重視してないよ!」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 18:36:55.42 ID:fmVcwCb90
〜滝の前〜

ルビィ「チャプチャプと水に入ってきたけど」

ルビィ「夏場なのに結構冷たい……」

ルビィ「水の飛沫が顔を濡らすなあ……」

ルビィ「ふたりとも本当についてこないし……」

ルビィ「ついてこない?」

悪魔ルビィ「へっへ、ここで水に濡れて滝に入ったことにしちまえよ!」

天使ルビィ「いけません! どうせどこかで監視しているはずです、誤魔化せばキツイ罰が待っていますよ!」

悪魔ルビィ「でもよぉ、こんな滝に監視カメラなんて付けられないだろ?」

天使ルビィ「……それもそうですね」

悪魔ルビィ「へへっ、どうせ二人は見ちゃいない、ついてきてもいなんだから……ルビィ!」

ルビィ「行くよ、ルビィは……二人の期待を背負ってるんだから!」

天使ルビィ「その意気です黒澤ルビィ!」

ルビィ「悪魔に負けそうになった天使がなにか言ってるけど……ルビィは行く……みんなのために!」

滝「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!」

ルビィ「ひえっ!」

天使&悪魔「行っけェェェェェ!!!!」

ルビィ「……!」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 18:45:25.29 ID:fmVcwCb90
ダイヤ「ああ、不安ですわ不安ですわ」

花丸「貧乏ゆすりはやめてずら、床が抜けるよ」

ダイヤ「だって! あんな勢いのある滝なんですのよ? わたくしだって入るのを躊躇しそうなほどに」

花丸「安心して、何のためにマルたちがついてこなかったと思ってるの?」

ダイヤ「それは、花丸さんが!」

花丸「マルたちがついていかなかったのは、ルビィちゃんに逃げ道を作るため」

ダイヤ「……! ですがっ!」

花丸「おそらくルビィちゃんは滝に打たれてくると思う」

ダイヤ「あの子は本当に頑張る子ですから」

花丸「マルたちの仕事は、頑張ったルビィちゃんをちゃんとお迎えすることずら!」

ダイヤ「一本取られましたわ」

花丸「ふふっ、だったらさっさとこねる!」

ダイヤ「ハンバーグなんて吐き気を催しますわ……」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/12(日) 18:50:17.01 ID:fmVcwCb90
ガタッ!

ダイヤ「ルビィ……!」

ルビィ「え……えへへ……が、頑張ったよ……」

花丸「ルビィちゃん! 唇真っ青! 早く服ぬいで!」

ルビィ「花丸ちゃん……」

ダイヤ「脱がしますわよ!」

花丸「合点承知!」

ルビィ「頑張ったよ、頑張った……」

ドサッ!

ダイヤ「ルビィ!」

花丸「いけない! 救急車!」
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