【fag】スティ子とおっさん

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1 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 16:37:16.18 ID:VnDc7aVY0

スティ子のマスターはどんな人が似合うかと考えたらこんな妄想をしてしまったから書いてみる

---------------


あおと別れたスティレットは自身のマスターを見つけるべく旅をしてました


スティレット「私にもあおみたいなマスター見つかるかな?いや、ゴウライにだって出来たんだ私にだって出来るはず!」


スティレット「ん…あれっ?」


ヒュルルル…ポテ


スティレット「し、しまった、充電が…」


意識が…


遠のいて…


いく…




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1512027435
2 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 16:38:32.61 ID:VnDc7aVY0




スティレット「はっ!」ガバッ

スティレット「あれっ?ここって部屋の中…」キョロキョロ

スティレット「随分和風な部屋ね、床は畳だしあっちには刀が置いてある…」


おっさん「何と、喋っている!?」


スティレット「へっ?か、カバ?ちょ、誰よあんた!」

おっさん「ぬー、カバではござらん!転がっておったた所を拾ってやったというのに最近のおもちゃときたら」

スティレット「な!おもちゃじゃ無いわよ!フレームアームズよ!」

おっさん「ふれ…なんじゃそれは?まあいい、とにかくお主のような高価そうなおもちゃをいつまでもここには置いておけん、交番に届けにいくぞ」
3 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 16:39:29.71 ID:VnDc7aVY0

スティレット「え!ちょっと待ってよ!そんなことされたら開発室に戻されちゃう!」


ピュー


おっさん「こら!降りて来んか!」

スティレット「やだ!私はマスターを探すの!」

おっさん「マスターじゃと?」

スティレット「そうよ、みんなマスターを探しているのに私だけ研究所に戻るなんてカッコ悪いじゃない」

おっさん「拙者には何のことだか…」

スティレット「って言うか、どうやって充電したの?っていうか充電君いるわね」

充電君 ヤア!

スティレット「どうして充電くんがここにいるの?」

おっさん「ああ、それはのう…」
4 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 16:40:33.31 ID:VnDc7aVY0

〜〜〜〜〜〜







-おっさん家


ポト

おっさん 「ぬ?いかん交番に持ってくのを忘れておった。明日にするか」


ピンポーン


おっさん「こんな時間にいったい誰だ?」カチャ

充電君 コンバンワ!

おっさん「何と、こんんなに小さい物が動いておる。さっき拾ったのといい最近のおもちゃはすごいのお…これが“はいてく”というやつか

おっさん「って違う!おもちゃがワシに何の用じゃ?」

充電君 ジュウデンニキタヨつスティレット


おっさん「ほうほう」

〜〜〜〜〜〜
5 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 16:41:35.92 ID:VnDc7aVY0


おっさん「というわけじゃ」

スティレット「そ、そうだったの…迷惑かけたわね」

おっさん「何、大した事ではござらん」

充電君 つ手紙

おっさん「なんじゃこれは?」



この度はスティレットレットを拾っていただいてありがとうございます

スティレットレットは当社の重要機密が詰まっているため悪役されたら大変なことになってました

そのため協議した結果あなたにマスターになって頂くのが相応しいという事になりました

と言うわけで、スティレットレットの事を宜しくお願いします



スティレット「はあ!ちょっとふざけないでよ、なんで私がこんなカバなんかと」

おっさん「カバではござらん!」
6 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 16:42:28.24 ID:VnDc7aVY0

スティレット「とにかく、私はこんなマスター嫌よ!自分のマスターは自分で見つけるわ」


ピュー


おっさん「行ってしまった、忙しいやつじゃのう」
7 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 16:43:07.38 ID:VnDc7aVY0




スタッ


スティレット「さてと私のマスターに相応しい人はいるかしら?」

お前ら「スティレットレットちゃんが動いて喋ってる」ブヒー

スティレット「げっ、何あれキモっ!」


ピュー


スティレット「何だったの今のは?」

お前ら2「あれはもしやスティ子?ウヒョー」ブヒー

お前ら3「スティ子のパンティー!」ブヒー

お前ら4〜79「チュッチュさせろー」ブヒー

スティレット「何でこんな奴らしかいないのー!」

※お前らがツイッターで目撃情報を拡散してます

8 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 16:43:46.87 ID:VnDc7aVY0






スティレット「疲れた」ハアハア


ガシッ!


スティレット「なっ!?」

DQN「へー本当に動いてるぜ?売ったら儲かりそうだな」

スティレット「くっ、離しなさいよ!」

ガン!

スティレット「かはっ!」

DQN「人形の分際で生意気なんだよ!」

お前ら80「ああっ、僕のスティ子に何をするんだ!」

スティレット「いつあんたのものになったのよ?」

DQN「ああん!ごちゃごちゃ五月蝿え!ぶっ殺すぞ!」

お前ら80「ひー!」スタコラサッサ
9 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 16:45:01.69 ID:VnDc7aVY0

DQN「へへへ…」

スティレット(怖い…誰か助けて)ガタガタ

DQN「おもちゃの分際で震えてやがる。よく出来てんなー?」サワ

スティレット「ひいっ!」ビクッ

???「スティレットレットから手を離せ!」

スティレット「あ、あんたは…」

DQN「あん、なんだよおっさん?」ギロ





おっさん「………」ギロ!





DQN「」ビク!

DQN「や、やるかテメエ」つナイフ

スティレット「!いけない、おっさん逃げて!」

ガン

スティレット「きゃあ!」

DQN「ゴミは黙ってろっつってんだろ!」



おっさん「…」つ箒



DQN「そんなんで俺様に勝てるかー!」


ズバッ! ドシャァ!

10 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 16:45:33.96 ID:VnDc7aVY0

DQN「がっ!」ドサッ

おっさん「貴様など切る価値もない、スティレットレットを置いてとっとと立ち去れ!」カッ!

DQN「ひ〜!」タタタ
11 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 16:46:38.81 ID:VnDc7aVY0




スティレット「どうしてここが?」

おっさん「充電君にスマホを渡されてな、そこでお主の居場所を調べたんじゃ」

※おっさんはスマホを持ってません

おっさん「しかし、おもちゃとはいえ女性に手を挙げるとは…」


スティレット「」ギュ


おっさん「お、おい?」


スティレット「怖かった…」


おっさん「おぬし…」


スティレット「わああん!怖かったよー!」ポロポロ


おっさん「怖い思いをさせてしまったな」ナデナデ

12 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 16:47:17.34 ID:VnDc7aVY0

-おっさん家


おっさん「何じゃと?」

スティレット「だから何度も言わせないでよ、貴方をマスターとして認めるって言ってるの!」

スティレット「か、勘違いしないでよね。あんな変な連中に比べたらあんたの方がマシってだけよ!」

おっさん「なんだかのう……」



こうしてスティレットに新しいマスターが決まりました

これからおっさんとスティレットのきゃっきゃうふふな生活が始まる


一話終わり


13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/30(木) 16:59:35.59 ID:m6QhrNdbO
これは良SS
14 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:01:05.35 ID:VnDc7aVY0

おっさん「ところでスティレット、マスターとはいったい何をするのだ?」

スティレット「う〜んそうねえ…私達の目的はバトルしてデータを集めるのが目的なの」

おっさん「ほうほう」

スティレット「だからさまざまな条件でバトルをする必要があるのよ」

おっさん「なるほどのう、それならば剣はどうかのう?」

スティレット「剣?」

おっさん「うむ、拙者こう見えても剣の達人なんじゃ!」

スティレット「うっそでしょ〜あんたみたいなカバが…」



(ズバアッ!)

(DQN「ぎゃー!」)



スティレット(確かにあの時の剣さばきはすごかったかも、太刀筋が見えなかった…)

スティレット「ん…ま、まあそれでもいいんじゃない?」
15 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:07:44.75 ID:VnDc7aVY0

おっさん「ちがーう、そうではない!刀は押した後引いて切るのだ。その振り方は押しているだけだ、それでは威力は半減してしまうぞ!」

おっさん「振る時は手は雑巾を絞るように、太刀筋は弧を描くように振るのだ!」

スティレット「ひ〜!」ブンブン!

おっさん「刀を振るだけでは駄目じゃ、足捌きもしっかりやらねば意味が無いぞ!」

おっさん「半紙一枚分足を浮かすことで重心をとりつつ素早い動きが可能になる!」

おっさん「送り足、継ぎ足、歩み足、開き足、ちゃんとマスターせねば強くはなれんぞ!」

スティレット「ひえ〜!」ダンダンダダン!
16 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:09:59.72 ID:VnDc7aVY0



グッタリ…

スティレット「つ…疲れた」ゼイゼイ

おっさん「じゃがこれを続けていけば確実に強くなれるぞ」ハハハ

スティレット「ホントかしら?」

おっさん「本来なら手合わせをしてみたいところじゃが…」

スティレット「さすがに大きさが違いすぎるわね」


ピンポーン


おっさん「いったい誰じゃ?」カチャ



   箱



おっさん「何じゃ、箱がおいてある?」

スティレット「研究所からみたいね」

ベリベリ パカ

おっさん「何じゃこれは、被り物っぽいが?」

スティレット「何かの装置らしいけど、説明書があるわ」

おっさん「………」ジー

おっさん「すまぬ、機械はあまり詳しくなくてさっぱりわからん」

スティレット「そういえばスマホも持ってなかったわね」
17 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:10:45.14 ID:VnDc7aVY0

スティレット「え〜と要するに、その装置を使えば私達と戦えるって事みたい」

おっさん「何、早速やってみようじゃないか!」



カチャカチャ


スティレット「出来た!」

おっさん「おお!」

※バトルに必要な物(セッションベース等)一式は研究所からすでに届いています
18 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:11:29.77 ID:VnDc7aVY0


おっさん「これでいいのか?」

スティレット「うん、たぶん平気だと思う」

スティレット「それじゃいくわよ!」



スティレット!おっさん!フレームアームズ、セッション!



スティレット「見てなさい!」

おっさん「稽古をつけてやろう!」

ブイーン!
19 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:12:05.21 ID:VnDc7aVY0

おっさん「おお、ここがバトルフィールドか。道場か、ちょうどいいのう」

スティレット「おっさん姿が変わってるわね」

おっさん「あれ、そういえば?」

スティレット「説明書によるとこっちで用意してあるグラフィックデータに置き換わるみたいね」

おっさん「二刀流か、ちょうどいい。早速始めるか?」

スティレット「私の実力見せてあげる!行くわよ!」

おっさん「これは訓練だからな、おぬしも刀のみを使えい。拙者も一刀だけで相手をしよう」

スティレット「ずいぶん余裕ぶっているけど、フレームアームズの力思い知りなさい!」
20 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:13:57.43 ID:VnDc7aVY0

-おっさんの部屋






スティレット「」ズーン

おっさん「まだまだ修行不足だぞスティレット」ハハハ

スティレット「〜〜〜何で当たらないのよ!私のほうがスピードだって速いのに!」プリプリ!

おっさん「おぬしには無駄な動きが多すぎるんじゃ、自身の性能に頼りすぎじゃぞ」

おっさん「覚えておけ、強さとは性能だけではない。それがわからぬうちはおぬしにはまける気がせんわ」

スティレット「くやし〜!」




思ったより強かったおっさん、スティレットは強くなれるのか

これはおっさんとスティレットのキャッキャウフフな生活の物語である



二話終わり
21 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:14:28.73 ID:VnDc7aVY0


スティレット「はあ…」

おっさん「ずいぶん元気が無いようだがどうしたのじゃ?」

スティレット「私って本当に強くなってるのかな?」

おっさん「そのことか、毎日稽古してるし、基礎もしっかり身についている。安心せい、おぬしはちゃんと強くなっておるぞ」

スティレット「そうかなあ…」ハア
22 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:15:29.23 ID:VnDc7aVY0



スタスタ

おっさん(スティレットは間違いなく上達している、しかし訓練する相手が拙者しかおらぬせいで自身の実力を実感できないでいる)

おっさん(だれかワシのほかに稽古相手になる者がいればいいのだが…)

おっさん「ん…あれは?」

トテトテ

おっさん「おぬし、ひょっとしてフレームアームズか?」

「ぬ、私を知っているのか?」
23 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:16:44.38 ID:VnDc7aVY0

バタン

「スティレット、やはりおぬしか!」

スティレット「あ、あんたは迅雷!」

迅雷「久しぶりだな」

おっさん「二人は知り合いであったか」

迅雷「ああ以前は同じところに住んでいた」

スティレット「あなたは今まで何をしていたの?」

迅雷「全国武者修行の旅だ!」

スティレット「マスターはどうしたのよ?」

迅雷「ふさわしい人物がいなくてな…だが鍛錬はし続けていたぞ」

シャシャシャ シュンシュン シュカカカ!

スティレット「相変わらずの手裏剣捌きね」

迅雷「それだけでは無いぞ!」

ババババ!

スティレット「なっ、分身が前より多い」

迅雷「これが修行の成果だ!」

おっさん「ほう、なかなかの動きだのう」

迅雷「はっはっは、これを見てなかなかとは手厳しい」

おっさん「ふ〜む、そうじゃ、二人で手合わせをしてみるというのはどうかのう?」

スティレット「私と?」

迅雷「私が?」
24 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:22:11.57 ID:VnDc7aVY0

迅雷「久しぶりのバトル、腕がなるぞ!」

スティレット「……」

おっさん「どうしたのじゃ?」

スティレット「迅雷のやつずいぶん自信ありそうだから…」

おっさん「なんだ、そんなことか」

スティレット「そんなことって!」

おっさん「案ずるな、おぬしは間違いなく強くなっておる、師匠のワシが言うんだから間違いない」

スティレット「そうかなあ…」




スティレット、迅雷、フレームアームズ、セッション!

スティレット「見てなさい!」

迅雷「いざ、参る!」

ブイーン
25 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:23:14.17 ID:VnDc7aVY0

スティレット「迅雷は、居た!っていうか武器が刀しかないじゃない!」

おっさん「これも修行じゃ刀だけで切り抜けてみろ!」

スティレット「ウソでしょ!刀だけでどうしろと?」

おっさん「日ごろの修行を思い出せ!」

スティレット「あ〜もうっ!」

迅雷「くらえっ!」

シャシャ

スティレット「うわっと!」ヒョイ

迅雷「やるな、スティレット殿、ならこれはどうだ!」

ババババ!

スティレット「げっ、分身してきた!」

ヒュンヒュン バシッ バシッ

スティレット「くっ、危ないっ!きゃあ!」キンキン キキン

スティレット「刀じゃ防ぐだけで精一杯よ〜!」

おっさん「う〜むあれほど言ったのに見た目に動揺して心が乱れておる、それでは本来の実力を発揮することは出来んぞ〜」

スティレット「そんな事、言ったって〜」

迅雷「そこだー!!」

ズバッ!

ショウシャ ジンライ!
26 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:23:52.17 ID:VnDc7aVY0

スティレット「負けちゃった…」

迅雷「う〜む、納得いかん!スティレット、もう一度勝負だ。次は完全装備で来い!」

スティレット「望むところよ!」

おっさん「やめんか。スティレット、おぬし勝てなかった理由を刀のせいにしてるようではいつまでたっても強くなれんぞ!」

スティレット「で、でも…」

おっさん「仕方が無い、今回だけ拙者がやるからよく見ておれ」

迅雷「えっ?」

おっさん、迅雷、フレームアームズ、セッション!

迅雷「え、えええ?」

おっさん「よくその目に焼き付けろ!」

ブイーン
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/30(木) 20:24:15.33 ID:/1oy6cdh0
ここのおっさんはもう先生と呼んでも問題無さそうだな...
28 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:24:45.87 ID:VnDc7aVY0

迅雷「姿が違うがあなたがおっさんか?」

おっさん「そうだ、何処からでもかかってくるといい!」

迅雷「ま、まあいい。行くぞ!」

シャシャ

おっさん「…」スススッ

スティレット「!紙一重でかわした!」

迅雷「なんだと!」

おっさん「」ジッ

迅雷「」ゾクッ!

迅雷「な、ならこれでどうだ!」

バババババ

スティレット「さっきより数が多い!」

迅雷「これが私の全力だ!くらえ、十影陣ハリケーンスペシャル!かわせるかー!」

おっさん「」スッ

スティレット「なっ、引かずに踏み込んだ!」

スッ スッ スッ スッ スッ

迅雷「ば、馬鹿な。当たらない!」

スッ スッ スッ スッ

おっさん「そこだー!」

ズバッ!

迅雷「うわあー!」ドシャ

ショウシャ オッサン!
29 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:25:47.46 ID:VnDc7aVY0

迅雷「恐れ入った」ペコリ

おっさん「いやいや、おぬしもなかなかだったぞ」

迅雷「スティレットもいい師匠を見つけたな」

スティレット「そうかしら?」

迅雷「次に会う時にはお互いもっと強くなろう」

スティレット「そうね、じゃあ」バイバイ

シュタタ!

おっさん「迅雷殿か、なかなかりっぱな戦士じゃな」

コソコソ



おっさん「 ス テ ィ レ ッ ト 」



スティレット「」ビクッ!

おっさん「何じゃあの戦い方は!刀だから戦えないと勝手に決め付けおって、本来の実力の半分も出て無かったではないか!」

おっさん「一から修行のやり直しじゃー!」

スティレット「ふえ〜ん、ごめんなさ〜い!」
30 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 20:27:43.38 ID:VnDc7aVY0

シュタタタ

迅雷(あの時のスティレット殿の動き…)

(キンキン)

迅雷(ギリギリとはいえ手裏剣の軌道を見切っていた…)

(スティレット「くっ、危ないっ!きゃあ!」キンキン キキン)

迅雷(私の分身攻撃もかわせないまでもある程度までは防いでいた…)

迅雷(ふふ、次に会う時が楽しみだ)



スティレットの最強への道のりは長い

これはおっさんとスティレットのキャッキャウフフな生活の物語である


第三話終わり
31 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 22:24:03.99 ID:VnDc7aVY0



スティレット「〜〜〜」

おっさん「………」

スティレット「あ〜、もうムーリー。瞑想とかじっとしてるのやだ〜」ウゲー

おっさん「スティレット、おぬしの欠点は心が乱れることだ。こうして心を落ち着けることでどんなことにも動じなくなるのだぞ」

スティレット「ホントに〜?」

おっさん「現に迅雷との戦いでワシが見せただろう?」

スティレット「う〜、そうだけど〜」

おっさん「必要最小限の動きで攻撃をかわすことで余裕を持って反撃できる。これこそが重要なのじゃ!」

スティレット「わかりました〜」ブーブー
32 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 22:24:30.64 ID:VnDc7aVY0





おっさん「………」

スティレット「………」

おっさん「………」ジー

スティレット「………」zzzzz…

おっさん「……」ハア

おっさん「誰が寝ていいといったー!」

スティレット「ひゃい〜〜!」ビックウ!
33 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 22:25:14.00 ID:VnDc7aVY0


スティレット「何で買い物なんかに行かなきゃなんないのよ…」ブーブー

「あっスティレットじゃーん!」

スティレット「ん、その声はもしかしてバーゼ?」

バーゼラルド「そうだよ〜スティレット久しぶり〜!」

スティレット「バーゼは今何してるの?」

バーゼラルド「あおのところにいるよ〜」

スティレット「ええっ、マスター探しはどうしたの?」

バーゼラルド「え〜とね〜、めんどくなっちゃった」エヘ

スティレット「めんどいって、あんたね〜」

バーゼラルド「この前迅雷があおの所に来てスティレットの事教えてくれたから会いに来たんだ〜」

スティレット「ああ、そういう事」
34 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 22:26:47.47 ID:VnDc7aVY0

スティレット「ただいま〜」

おっさん「おお、スティレット。ん、そっちは?」

バーゼラルド「バーゼだよ〜」




バーゼラルド「ふ〜ん、スティレットはここで修行してるんだ〜」

スティレット「もう毎日大変よ。さっきも心のトレーニングとか言ってずっと瞑想してたし…」

バーゼラルド「うわ〜、そういうのバーゼは無理かな〜」

スティレット「あおの所にいるって事は轟雷も一緒よね、元気でやってる?」

バーゼラルド「うん、前みたいにあおにべったりはしなくなったり、結構成長したんじゃないかな〜?」

スティレット「そっか、今度会いに行ってみようかな?」

バーゼラルド「ねえ、せっかくだしバーゼとバトルしようよ!」

スティレット「え、どうしよう?」チラ

おっさん「ふむ、ずっと瞑想じゃ疲れるしな。やってみるといい」

スティレット「やったー!あ、でもバーゼは空中戦が得意なんだけど…」

おっさん「何、そうなのか?う〜ん、仕方ない空中戦をやってみるか…」
35 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 22:27:28.46 ID:VnDc7aVY0

バーゼラルド「へへっ、スティレットと戦うの楽しみ〜」

スティレット「う〜ん、どうやって戦ったらいいのかな?」

おっさん「どういうことだ?」

スティレット「バーゼは遠距離攻撃が得意なのよ。どうやって戦ったらいいか…」

おっさん「なるほどのう…攻撃をかわしつつ距離を詰めるというのがセオリーじゃな」

おっさん「心のトレーニングを試すいいちょうどいい機会ではないか。やってみるといい」

スティレット「え〜」

バーゼラルド「作戦会議は終わった〜?」



スティレット、バーゼラルド、フレームアームズ、セッション!

スティレット「見てなさい!」

バーゼラルド「にゃはは!」
36 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 22:28:30.57 ID:VnDc7aVY0

バーゼラルド「スティレットってばそんな武器で戦う気〜」

スティレット「しかたないじゃない、これも修行なのよ!」

バーゼラルド「ふ〜んそっか、けど手加減はしないよ〜。バーストモード!それ〜」

バシュー

スティレット「うわっ!」ヒョイ

バーゼラルド「おっ、かわした。やるじゃない!それそれー」

バシュシュシュ-

スティレット「くっ、これ以上近づけない!」ヒョイヒョイ

おっさん「スティレット、心を研ぎ済ませるんじゃ!見るのではない観るのだ!」

バーゼラルド「バーゼの攻撃はそんなに簡単には避けれないよー!」

ロックオン!

スティレット「………」

ギュオオオオ!
37 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 22:29:24.36 ID:VnDc7aVY0

スティレット「 今 だ ! 」

スッ

バーゼラルド「あ、あれっ、外れた、何で?」

スッ スッ ヒュオ!

バーゼラルド「あわわわ……」

バシュバシュ!

スティレット(あと少し…)

おっさん「むう…いいぞ」

バーゼラルド「この距離なら!」

スティレット「色……空!」

スウウ

バーゼラルド「うそっ、すり抜けた!」

おっさん(あれは無我の境地、追い詰められたことで目覚めたか!)

スティレット「やああぁぁぁ!」

バーゼラルド「駄目だ、やられる!」

バチバチバチ プスン

スティレット「あ、あれ?」

バーゼ「スティレットの背中のパーツが、かすってたんだ」

おっさん「なんと、紙一重すぎたか…」ヤレヤレ

スティレット「きゃー!」

ヒュー ドスン!

ショウシャ バーゼラルド!
38 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/11/30(木) 22:30:25.97 ID:VnDc7aVY0

スティレット「う〜また負けた〜」ウエエン!

おっさん「まだまだ修行不足だな……」

バーゼラルド「危なかったよ〜、負けたかと思っちゃった〜」

バーゼラルド(っていうか刀だけであそこまでやられたわけだから実質負けみたいなものだけどね。ま、悔しいから黙っておこ〜っと)



バーゼラルド「じゃ〜ね〜、また今度!」

ビューン

スティレット「行っちゃった…」バイバイ

スティレット「みんな頑張ってるなあ、私も頑張りますか!」

おっさん「うむ、その意気じゃ!それじゃあまずは瞑想からいくぞ」

スティレット「ふえ〜ん、瞑想はもうころごりよ〜!」




スティレットは刀を通して確実に成長してます

これはスティレットとおっさんのキャッキャウフフな生活の物語である


第四話終わり


39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/02(土) 03:29:34.10 ID:kxW88kV6o
これすき
ちゃんと読んでるからね
40 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:04:48.18 ID:/ldq0KB20
ありがとうございます
勢いで書き始めたんだけどテンションが上がっているうちに書ききってみます

後タイトルがちょっとまずいですね



【fag】スティレット「ちょ、カバ?」おっさん「カバではござらん!」



に脳内変換でお願いします
41 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:07:45.76 ID:/ldq0KB20

シロクロ「来たわよ〜」

スティレット「突然ね」

シロ「サプライズよ〜」

クロ「びっくりした〜?」

おっさん「だれじゃ、おぬし達は?」

シロ「あら〜素敵なおじ様〜」

おっさん「そ、そうか?」テレテレ

スティレット「何デレデレしてんのよ気持ち悪い」

おっさん「だって素敵なんていわれたの初めてなんだも〜ん!」
42 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:08:37.05 ID:/ldq0KB20

シロ「剣の修行〜?」

クロ「それだけで本当に強くなれるの〜?」

スティレット「た、多分…」

シロ「でも修行を始めてからまだ一度も勝った事ないんでしょ〜?」

スティレット「ぐ…そうだけど」

おっさん「修行の成果などそんな簡単には現れん。まだまだこれからじゃ、これから」

おっさん「あれ?酒が切れておる。スマヌちょっと買い物にいってくる」

クロ「いってらっしゃ〜い」



シロ「さ・て・と」

クロ「スティレット、あなたあのおじ様の事どう思ってるの〜?」

スティレット「へっ、ど、どうって?別に師弟の関係だし何も思ってなんか無いわよ!」
43 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:09:41.28 ID:/ldq0KB20

シロ「あっちはどう思ってるのかしらね〜」

クロ「スティレットって結構かわいいから手放したくないとか思ってたりして〜」

スティレット「はあ、そんなわけ無いでしょ?いっとくけどあいつカバよカバ、じゃ無かったバカよバカ。時間さえあれば修行修行って…」

シロ「どうかしらね、無関心な振りして本当はラブラブだったりして…」

スティレット「止めてよ気持ち悪い…」

クロ「本当はスティレットちゃんを手放したくないから意味の無い修行をさせてるのかも?」

スティレット「え……?」

シロ「だって、強くならなければずっとそばにおいとけるじゃない」

スティレット「………」

シロクロ(スティレットってからかいがいがあるから面白いわね〜)フフフ

スティレット(確かにそうだ…空だって飛べるし、銃だって使えるのに、刀しか使っちゃ駄目だとか、心のトレーニングだとか…)

スティレット「ひょっとして私、騙されてた…?」ワナワナ

シロ「あれ?」

クロ「ち、ちょっとスティレットちゃん?」
44 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:10:14.71 ID:/ldq0KB20

スティレット「確かにそう考えればおかしくないかも……」カタカタ

スティレット「私の強くなりたい気持ちを利用して…」

シロ「ち、ちょっと落ち着いて」アセアセ

クロ(なんかまずい予感が…)



スティレット「 あ の や ろ う ! 」ギリ



クロ「す、スティレット」ヤバイ

バシューン! パリーン

シロ「行っちゃった…」
45 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:10:43.73 ID:/ldq0KB20

スタスタ

おっさん「ふんふんふ〜ん」

パラパラパラ

おっさん「何じゃあれは。確かドローンとか言うやつか?」

シロクロ「おじ様〜!」



おっさん「何じゃと!」

シロ「ごめんなさい、まさかそんなに気にしてるとは思わなくて…」

おっさん「とにかくスティレットを探さなくては」

46 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:11:30.87 ID:/ldq0KB20

-山

おっさん「ここにいるらしいがスマホのGPSでは大まかな位置までしかわからん」

クロ「手分けして探しましょう」

おっさん「おぬし達はドローンで上から探してくれ!」
47 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:12:52.90 ID:/ldq0KB20


ガサガサ

おっさん(思えばスティレットは真直ぐな心の持ち主、だからこそ修行にも文句を言いつつもきちんと取り組んできた)

おっさん(強くなるために愚直にワシの言いつけを守り続けた)

おっさん(みんなに負け続けたことにあせりを感じてしまったのか?)

おっさん(そんな事にも気づけんで何が師匠だ、修行不足はワシのほうだった!)クソッ



スティレット「何も考えずに飛び出してきちゃったけど、ここ…何処?」

スティレット(帰り道もわからないし、完全に道に迷っちゃった)ハラハラ

スティレット「もしここから出られずに電池が切れちゃったら……」ゾー

ポシュ! ストッ

スティレット「えっ、嘘でしょ」ピョンピョン

スティレット「飛べなくなっちゃった…」

ガサガサ

スティレット「とりあえずここから出なきゃ」

ガサガサ

スティレット(草むらから何とか出られたわねどっちに行こうかしら?)

グルルル

スティレット「えっ?う、うそ。あれって野犬!」




シロクロのおふざけで根が真面目なスティレットとおっさんの間に亀裂が入ってしまう

これはスティレットとおっさんのキャッキャウフフな生活の物語である
48 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:13:34.65 ID:/ldq0KB20


第五話終わり

49 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:15:03.68 ID:/ldq0KB20


「グルルル」

スティレット(まずい、私の所詮耐久力なんておもちゃみたいなもの、まともにくらったら壊れちゃう)

スティレット「逃げるのは無理そうだし…戦うしか無いか?」

スティレット(っていうか、まずいっ。勢いで飛び出してきちゃったから刀しか持ってない)

スティレット「くっ!」チャキ

「グオオオオオ!」

スティレット「ひいっ!」
50 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:16:48.48 ID:/ldq0KB20

バシュッ!

スティレット「きゃあっ!」バッ

バキバキバキ!

ハアハアハアハア

スティレット(まずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずい!)

スティレット(どうすれば…)

「ガオオオオ!」

スティレット(駄目だ、早い……いやだ…)




スティレット( 死 に た く な い ! )




ピタッ

スティレット(……あれ、動きが…止まって…見える?)

スッ ガサアア!

スティレット「この感覚ってまさか……」

(おっさん「よいかスティレット、心を鍛えればいずれは明鏡止水の境地に達する」)

(おっさん「さすればどんな動きも止まって見えるようになる」)

(おっさん「これが出来て初めて一人前じゃ、なに?嘘など言ってはおらん!」)

スティレット(ああ…マスター…いや、師匠。あなたは間違っていなかった…疑ってごめんなさい)

スティレット(絶対に生き抜いて、師匠に謝るんだ!)
51 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:18:33.49 ID:/ldq0KB20

ガサガサ

おっさん「スティレットー!」

おっさん「どこにいるんじゃ!」

パラパラパラ

シロクロ「スティレットちゃーん!どこー?」
52 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:19:24.58 ID:/ldq0KB20



スティレット(攻撃はかわせるけど駄目だ、それだけじゃ逃げ切れない。勝たなきゃ…)チャキ

スティレット(カウンターの要領で!)バキ!

「グルルルル」

スティレット(だめだ、この武器じゃ効かない、攻撃力が足りない!)

バシッ! カスッ

スティレット「しまった!」ボロ

スティレット「このままじゃ駄目だもっと集中しないと…」

スティレット(狙いは眉間、相手の突撃する威力を利用する。失敗したらばらばらになる、絶対に失敗できない)ハアハア


「グルルル」


スティレット「………」


「グオオオオオオ!」



スティレット「そこだあぁぁー!!」



グサッ!

「グギャアアァァ!」ドシャア!
53 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:19:57.56 ID:/ldq0KB20

スティレット「やった!今のうちに…」

ズズッ

スティレット「えっ、そんな。倒しきれてなかった!」

「グオオオオオ!」

ブン バシッ!

スティレット「きゃあああぁぁぁ!」ドサ!

スティレット(体が動かない…ここまでか。最後に、師匠に謝り…たかった)ガクッ

「グオオオオ!」

おっさん「スティレットー!」ガサッ!

「グオ!?」




おっさん「立ち去れいっ!」ギロ!




「」ビクッ! ガサガサ
54 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/02(土) 09:20:32.90 ID:/ldq0KB20

おっさん「スティレット、しっかりしろ!」

スティレット「う…し、師匠…ごめ…なさい」

おっさん「もうよい、喋るな!」

パラパラパラ

シロクロ「スティレットー!」

おっさん「む、来たかこっちじゃ!」ブンブン

シロ「ひどい、ボロボロじゃない」

おっさん「スティレットはスティレットは助かるのか?」

シロ「とりあえず、機能は停止していないみたい」

クロ「けど危険な状態であることに変わりは無い、すぐに研究所に運ぶわ」




スティレットの安否が気になる。果たしてスティレットは助かるのか?

これはスティレットとおっさんのキャッキャウフフな生活の物語である


第六話終わり
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 00:42:02.29 ID:EB4mB3+zo
緊張の帰還編
56 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:29:53.92 ID:xvVqWGs/0




スティレットが研究所に戻って1週間になった

あの後緊急修理になったが命に別状はなかったらしい







おっさん「はあ…スティレットのやつ早く戻って来ないかの〜」 ウロウロ

ピンポーン!

おっさん 「…!!」パア

ガチャ

おっさん「スティレット!、って違う、誰じゃおぬし?と言うかどうしたんじゃ、ひどい怪我では無いか!」
57 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:31:36.70 ID:xvVqWGs/0


充電後

「ふー、ありがと助かったよ」

おっさん「お主はフレームアームズガールじゃな」

フレズベルグ「うん僕の名はフレズベルグ、宜しくね!」

おっさん「あんなボロボロな姿でいったいどうしたんじゃ?」

フレズベルグ「それが、FA社が乗っ取られちゃったんだ!」

おっさん「な、どう言う事じゃ!」
58 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:34:46.76 ID:xvVqWGs/0

-FA社





フレズベルグ「えっ、最強のフレームアームズ?ボクそいつとバトルしてみたい!だってそいつに勝てばボクの最強が証明出来るって事でしょ!」

「まだ試作段階なんだが…まあいいか」

※フレズベルグはたまたまFA会に遊びに来てた。ちなみにマスターは武希子

フレズベルグ「わーい!」

フレズベルグ、イノセンティア、フレームアームズガール、セッション!

フレズベルグ「バッチコーイ!」

イノセンティア「……」




結果から言うとボクはそいつに勝ったんだ



ショウシャ フレズベルグ!

フレズベルグ「よっしゃー!」

フレズベルグ「君もなかなか強かったけど、ボクの勝ちだね!」ハハハ
59 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:35:32.38 ID:xvVqWGs/0



フレズベルグ「その時まだボク達はまだ、イノセンティアの本当の恐ろしさに気付いて無かったんだ…」


60 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:38:27.59 ID:xvVqWGs/0

フレズベルグ「あれ?イノセンティアってばまだ中にいる。どーしたの〜?」

イノセンティア「データ習得、敗北理由を考察…完了。プログラム再構築…」ブツブツ

ビービ- キンキュジタイハッセイ!

「な、何だ何が起こった!?」

フレズベルグ「えっ?な、何、どうしたの?」

「大変だ研究所のシステムが何者かにハッキングされた!?」

イノセンティア「原因特定。データ構築、、再設定…」ブツブツ

「侵入者を特定。な、バカな!イノセンティアだと!?」

「くっ、暴走してるのか。制御がきかない。このままでは研究所のシステムが乗っ取られる!仕方ない、フレズベルグ、実力行使だ。イノセンティアを止めてくれ!」

フレズベルグ「りょーかい!ったく、手間のかかる妹だね」


フレズベルグ、フレームアームズガール、セッション!

フレズベルグ「ちょっと大人しくしてもらうよ!」
61 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:40:49.85 ID:xvVqWGs/0


フレズベルグ「イノセンティア、大人しくしな!」

イノセンティア「解析終了、現状における最強のプログラムを構築…」ピカー



フレズベルグナイトメア(イノセンティア) プシュ〜

※フレズベルグナイトメア:見た目はノーマルのフレズベルグ(紫)だが全ての性能が最大限まで引き上げられている

本来なら機体が耐えられないが仮想空間なので問題ない。以降フレズベルグNと表記


フレズベルグ「な、ボクにそっくり…けど、姿を似せたくらいじゃ勝てないよ!」ギュオ!

フレズベルグN「……」つベリルショット・ランチャー×2 ガシイン!

フレズベルグ「え、何それ?」

フレズベルグN「…死ぬほどいたいぞ、ツインベリルショット・ランチャー!」

ブッピガン バシュー!

フレズベルグ「うわあぁ〜!」

ショウシャ イノセンティア!

バシュッ ドシャア

フレズベルグ「うう、そんな…ボクより全然強い」

バタンバタン!

「なっ!自動扉が勝手に」

「このままではみんな閉じ込められてしまう。フレズベルグ、お前だけでも脱出しろ。外にいる仲間に助けを求めるんだ!」

「仲間と協力してイノセンティアの暴走を止めてくれ!」
62 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:42:04.93 ID:xvVqWGs/0




フレズベルグ「と言うわけで近くにいたキミの所に来たんだ」

おっさん「しかし、なぜおぬし怪我をしておるんだ?仮想空間での勝負だからたとえ負けても傷は付かないはずじゃが?」

フレズベルグ「ああ、それはね、ここに来る途中カラスに襲われて逃げてる最中に電柱に…」エヘ

おっさん「何をしておるんじゃ全く…」

おっさん「まあ、ともかく、そうであったか。じゃが、スティレットは今入院中…」

おっさん「そうじゃった!スティレットは今研究所にいるんじゃ!!そう言えば今日退院なのにまだ戻ってこないんじゃ」オロオロ

フレズベルグ「それはさすがに不味いよ、敵の腹の中にいるようなもんだから」

おっさん「あ〜スティレット〜」

トゥルルル

おっさん「誰じゃこの忙しい時に!もしもし?」ピッ

バーゼラルド「ヤッホー、バーゼだよ〜。ビックリした?」

おっさん「な、おぬしバーゼ殿か?」

バーゼラルド「にゃはは、何で番号がわかったかって?天才バーゼちゃんにはわからないことなどないのだ〜!」

おっさん「そんなことなどどうでもいい、今はそれどころじゃないのだ!」

バーゼラルド「えっ、どうかしたの?」
63 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:42:48.87 ID:xvVqWGs/0



バーゼラルド「バーゼも今調べてみたけど、確かにFA社にアクセスできないね。これはちょっと調べてみる必要があるよ。バーゼは原因を調べてみるからおっさんはフレズベルグと一緒にこっちに来て」

おっさん「心得た!」
64 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:43:19.59 ID:xvVqWGs/0




フレズベルグ「 おっさんもうちょっとスマホの使い方覚えなよ?」

おっさん「まさか知り合いの居場所までわかるとは…さすが“はいてく”じゃのう」

ピンポーン

あお「はーいって、カバ!」

おっさん「カバではござらん!」
65 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:45:04.42 ID:xvVqWGs/0


バーゼラルド「状況を説明するね。FA社のシステムは何者かに乗っ取られてる」

フレズベルグ「イノセンティアだね」

バーゼラルド「おそらくね、それとバーゼも試してみたんだけど外からのハッキングは無理みたい」

オッサン「はっきんぐ?」

あお「何それ?」

フレズベルグ「二人とももう少し勉強しなよマスターなんだから…」ハー

轟雷「ではどうすればいいのですか?」

バーゼラルド「FA社に進入する方法はある。バトルフィールドをFA社のPCと繋げて進入すればいいんだ」

バーゼラルド「ただね、これって結構危険なんだ。ハッキングされてるせいで、もし中で先頭不能になっちゃったら一人じゃ戻ってこれなくなっちゃうんだよ」

バーゼラルド「マスターのいない迅雷とアーキテクトお姉ちゃんは居場所が特定できないし、スティレットはFA社…」

おあ「シロクロたちは?」

バーゼラルド「マテリアお姉ちゃん達もなぜかFA社にいるみたいなんだ。援軍は期待でき無そう」

フレズベルグ「ってことは…」

バーゼラルド「バーゼはここに残ってサポートしなきゃいけないから動けない、実質動けるのは轟雷とフレズベルグしかいないんだ」

おあ「あ〜もう、何でこんな時に電柱にぶつかってんのフレズは!」

フレズベルグ「仕方ないだろ、急いでたんだから!」

轟雷「行きましょう、他に方法が無いなら迷っている暇はありません!」

フレズベルグ「本調子じゃないけどボクも行くよ!」
66 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:46:57.01 ID:xvVqWGs/0

バーゼラルド「いい、絶対二人一緒に行動すること。どっちかが戦闘不能になったら脱出を最優先すること」

轟雷「わかりました!」

フレズベルグ「うん!」

バーゼラルド「目的はイノセンティアのを戦闘不能、そうすればハッキングは解除されるはず」

あお「え〜と、つまりイノ何とかってやつをやっつければいいってことだね?」

バーゼ「そうだよ。じゃあ二人ともいくよ!」



轟雷、フレズベルグ、フレームアームズガール、セッション!

轟雷「ゴー!」

フレズベルグ「バッチコーイ!」

ブイーン
67 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:47:33.11 ID:xvVqWGs/0




イノセンティアを止めることは出来るのか、そしてスティレットは…

これはスティレットとおっさんのキャッキャウフフな生活の物語である


第七話終わり

68 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:48:47.96 ID:xvVqWGs/0

ドオオオン!

轟雷「ここが研究所…」

フレズベルグ「まるで要塞じゃないか…っ気合い入れていくよ、轟雷!」

轟雷「はいっ!」

ブイーン スタッ

轟雷「あれは!」

迅雷 クロ フレズベルグN

フレズベルグ「いきなりお出ましとは手間が省けていいね、一気にけりをつけてやる!」

轟雷「待ってください。迅雷、クロ、何で二人ともそっちにいるんですか?」

バーゼ『二人とも気をつけて、迅雷とクロお姉ちゃんは洗脳されてる。けど戦闘不能にすれば洗脳は解けるはずだよ!』

フレズベルグ「要するにみんなやっつければいいってことでしょ!」

轟雷「来ます!」

バーゼ『?待って、誰かが侵入してきた!』

「座標確認、データ転送、状況の確認を終了…行動開始」

ブイーン スタ

アーキテクト「ヒミコ丸、只今参上…」

轟雷「何を言ってるんですか、アーキテクト?」

アーキテクト「…ほんのジョークです」

あお「でもこれで数の上では互角だよ!」

バーゼ『アーキテクトお姉ちゃん、頼んだよ!』

アーキテクト「了承、目標を敵の殲滅に設定…」
69 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:50:02.51 ID:xvVqWGs/0



ズガーン ドーン!

フレズベルグ「くそっ、あいつらあんなに強かったのか」

バーゼ『それだけじゃないよ。洗脳されたことで攻撃に容赦が無い、それにデータも改ざんされて全体的に能力が上がってる!』

フレズベルグ「くそっせめて本調子だったら…」

フレズベルグN「遅い…」

バシュ! ドカァ

フレズベルグ「うわあぁ!」ドサッ

クロ「クロ、目標を駆逐する」シャキン!

アーキテクト「目標射程外、援護不能!」

轟雷「フレズベルグ!」

フレズベルグN「ジャマするな!」ガキン!

轟雷「くっ」

クロ「とどめ!」バッ

フレズベルグ「ここまでか…ん、あれは?」

キラッ ヒュウウウ ドカアァ!

クロ「がっ!」ドサッ

バーゼ『こ、この反応はまさか!』

ヒュンヒュン ザザッ!

シロ「Wシロ華麗に参上!」

轟雷「シロ、あなたでしたか!」

シロ「ギリギリセーフってところかしらぁ、フレズベルグの旦那!」

フレズベルグ「ボクは男じゃな〜い!」

轟雷「シロっ!その姿はいったい?」

シロ「研究所にあった試作パーツを借りてきちゃった」ニコニコ

※EWのWガンダムの羽を装備してると思って下さい。以降Wシロと表記
70 : ◆UYlhnKrxEE [saga]:2017/12/06(水) 08:53:45.18 ID:xvVqWGs/0

バーゼ『わ〜いシロお姉ちゃんが来てくれた〜!これで百人力だよ〜!』

Wシロ「フレズベルグちゃんってばまさかもうへばっちゃった〜。それともお姉さんの看病が必要かしら?」

フレズベルグ「じょ〜だん?ちょっとつまずいただけだよ!」

Wシロ「……」ニコ

迅雷 「……」

ガガガガガ!

アーキテクト「迅雷、データ習得。スピードによる撹乱戦法がメイン。対応策を検索…完了、有効と思われる装備を転送」シャキン!

ガキン!

Wシロ「クロ、お姉ちゃんが今助けてあげるからね」キンキン!

Wシロ「パワーは上がってるけど攻撃のパターンが同じねぇ、これなら!」

ギャリリリ!

クロ「受け流し!?」

ガシッ

Wシロ「クロ、目を冷まして!」

ズギュウゥゥン!

轟雷「あれは私がやったショック療法!」

おっさん『な、なんと破廉恥な!』

プシュ- クロ、戦闘不能!

Wシロ「クロ、ゆっくり休みなさい」ソッ…
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