【食戟のソーマ】司「俺が勇者だって…?」

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38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 00:32:35.05 ID:zkjV/lbso
旨い料理屋の情報収集
39 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 00:42:34.15 ID:yOikr5V5O
竜胆「情報収集だ!」

司「竜胆………」ウルウル

竜胆「よっしゃ!美味い飯屋探すぞー」オー

司「いやいや、違うだろ!」

竜胆「へ?」ハテ

司「情報収集は情報収集でも魔王の方の情報収集をしてくれよ!」

竜胆「あー、ついでにな?」ヘラッ

司「飯屋をついでにしてくれよ!」

司「ハァ……まったく………」ゴソゴソ

竜胆、もも、久我「?」

司「はい、これは旅の前に国王様から頂いたのと道中モンスターを倒した時に手に入れたお金だ。みんなにも分けておく」スッ スッ

司「情報収集がてら使ってくれ、あまり無いから大事に………」

もも「やったー!」

久我「司っさん太っ腹ー!」ヤッホー

司「……できれば道中の食料の蓄えや武具に………」

竜胆「しゃー!飯屋行くぞー!」ダダダダダ

司「お、おい!」
40 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 00:57:46.25 ID:yOikr5V5O
司「まったく竜胆は……」ハァ

もも「ももはあっちにしよ」

久我「んじゃ、俺はあっちで」

司「……………」

司(心配だから様子でも見に行くか…)



司(………まずは茜ヶ久保だ……)コソコソ


もも「アノ……マオーノコトナンダケド……マッタク…ナンデモモガコンナコト……」ボソボソ

モブ「?」


司「……茜ヶ久保………できれば目を見て大きな声で情報収集してくれ……」



司(次は久我か……)コソコソ


久我「ねーねー?これからぼくちんとお茶しなーい?当然ぼくちんの奢りよーん?」

ベルタ「えー?どうするー?」

シーラ「まーこの人面白いし…奢りなら……」

久我「マジ?やっりー!」

司「………久我ァ!!」ギリギリ

ベルタ&シーラ「?」

久我「げ……司っさん………」

司「お前!何遊んでるんだ!だいたい大切な金をナンパなんかに使うなんて……!」クドクド

久我「ひぇー……」

ベルタ「え?誰この人?」

シーラ「で、でもちょっとイケメンかも……」

ベルタ「照紀ちゃーん!この人だーれ?」

久我「………えっと……」

久我「>>41
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/28(木) 00:59:05.09 ID:6uD4Q9tD0
食い逃げ泥棒
42 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 11:44:29.93 ID:YsTtmBsfO
久我「い、いんやぁ…この人食い逃げ泥棒でさ、ぼくちんに罪を擦り付けようとしてしつこいんだよねぇ?」

司「お、おい!」

ベルタ「食い逃げ泥棒!?」

シーラ「け、警察に連絡しなきゃ!」ピポパ

司「え!?ちょ、ちょっとま…」

ウウウー

司「!」

警察A「今通報があった!」

警察B「貴様食い逃げ泥棒だな?ちょっと一緒に来てもらおうか?」ガシッ

司「ちょ、ちょっと誤解……」

警察A「いいから来い!」

ベルタ「照紀ちゃん!もう安心だからね!」

シーラ「悪い人は捕まったからね!」

久我「うん、ありがとうベルタちん、シーラちん!」ウルッ

久我(すまん司っさん!)

司「誤解だ〜」ズルズル


アアアー


司は警察に捕まった
43 : ◆j1I/vzp3hw [sage]:2017/12/28(木) 12:13:27.75 ID:YsTtmBsfO


宿

久我(ちっきしょ〜!あんガキ共、結局俺に奢らせるだけ奢らせてバイバイかよ〜!)イライラ

ガチャ

久我「!」

もも「ただいま〜」ズルズル

久我「もも先輩……」

もも「あっ、もう帰ってたんだ」

久我「まぁ……」

もも「なんかいい情報あった?」

久我「い、いや……これと言って特に……」

もも「ふーん、使えないね」

久我「そういうもも先輩はどうなのさー?」

久我(ま、コミュ症のあんたに情報収集は期待してないけど……)

もも「無かったよ」ズルズル

久我「そ、そっスかぁ……(やっぱな…)」

久我「………ん?つーか、もも先輩、ソレなに?」

もも「荷物。司から貰ったお金で買い物した」



ももが街で買ってきた物 安価下
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 12:14:47.82 ID:VMCWb77F0
ものすごい魔法の出る杖
45 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 12:54:56.91 ID:YsTtmBsfO
もも「可愛いでしょ」スッ

久我「えぇ……なにそのデコデコの杖…」

もも「名のある職人に杖を強化して貰ったんだよ!これですごく可愛くて強い魔法が出るようになるんだって!」フフン

久我「……もも先輩…それぜってーに騙されてんよ…」

もも「騙されてない!超天才魔法使いのももにはわかるよ!」

久我「まぁ、もも先輩がそれでいいから……」

もも「てゆーかさぁ」

久我「え?」

もも「そういう照にゃんはお金を何に使ったの?」ジトー

久我「え?あ……」アセアセ

久我(ナンパしてガキんちょに全額貢がされたなんていえねー)ビクビク

久我「いやその……」ダラダラ

もも「ん?」ジトー

久我「……情報料に……」

もも「……情報なんも無かったんでしょ?」

久我「まぁ……」

もも「この無能」

久我「そ、そっスね…スンマセン…」

久我(ムカつくけど言い返せねー!)
46 : ◆j1I/vzp3hw [sage]:2017/12/28(木) 13:04:15.60 ID:YsTtmBsfO
竜胆「いやぁ食った食った〜」ガチャ

久我「!」

もも「竜胆……」

竜胆「お?二人共はえーなぁ!ま、お子様に夜遊びは危険だしなー」アッハッハ

久我「お子様じゃねーし!」

もも「照にゃんと一緒にしないでよ!」ムスッ

久我「あ?」

竜胆「あっはっは!ま、いーじゃねーか!」

久我「つーか、りんどー先輩は何やってたのさ?」

竜胆「ん?美味い飯屋巡り」シーシー

久我「ま、だろーね」

もも「わかってた」

竜胆「あと、余った金でこれ買ってた」ポス

久我「ん?」

もも「これは……」


竜胆が買ってきた物 安価下
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 13:06:03.93 ID:zpk1cFZSO
89式小銃とありったけの予備弾薬
48 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 16:36:32.84 ID:YsTtmBsfO
竜胆「89式小銃とありったけの弾薬だぜ!これで魔王軍をズババババーって撃ちまくんのよー!」

久我「ひぇー…」

もも「んー…なんてゆーか……」

竜胆「ん?」

もも「可愛くない!」ビシッ

竜胆「えー?そっかなぁ?」

もも「貸して竜胆、その銃ももが可愛くデコってあげるよ」

竜胆「マジ?サンキューもも!」

久我(女の子の会話とは思えないなー)アハハハ

もも「あ、そうそう」ゴソゴソ

もも「はいこれ」ヒョイ

久我「え?なにこのデコナイフ」

もも「余ったお金で買ったんだよ。照にゃんにあげる」

久我「………………」

久我(まぁご丁寧にデコまでしてくれちゃって……)ヒョイ

久我「……………もも先輩も可愛いとこ…」

もも「照にゃんクソ雑魚でしょ?それで自分の身は自分で守ってね!ももたち、お荷物の面倒は見切れないから」

竜胆「なーるほど!やっさしーなぁももは!」パチン

もも「まぁね////」テレッ

久我「やっぱ可愛くねーわ」
49 : ◆j1I/vzp3hw [sage]:2017/12/28(木) 16:47:03.47 ID:YsTtmBsfO
竜胆「つーかよ、司は?」

もも「あっ、そう言えばいないね」

久我「!」ドキ

久我(やべっ!忘れてた!そーいやぁ司っさん、不運が重なって今刑務所だった!)ハラハラ

もも「まったく、ももたちを待たせるなんて何様なの司は?」プンプン

竜胆「しょうがね〜なぁ司の奴は」ハァ

久我「……………」ハラハラハラ

もも「どうする?明日の朝まで帰ってこなかったら置いてっちゃう?」

久我「そ、それはマズイっしょ!」

もも「なんで?」

久我「い、いや…なんでって…司っさん一応勇者だし……」

竜胆「………くがー…お前なんか知ってんのか……?」ジトー

久我「…シラナイッス」ハラハラハラ

久我(やべー…どうしよ…)ハラハラハラ

ガチャ

竜胆、もも、久我「!」

司「………戻ったよ…」

久我「司っさん!?」

竜胆「おい!おせーぞ司ぁ!」

もも「ももたちにはあれだけ言っておいて自分は時間を守らないってなんなの?ムカつく〜!」プクー

司「………………」

竜胆「おい司ぁ!今までなにやってたんだよ!」

司「>>50
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 16:48:57.30 ID:aec56puz0
ゲソピーナッツの刑に処されてたよ
51 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 17:11:50.54 ID:YsTtmBsfO
司「色々あってね、刑務所でゲソピーナッツの刑に処されてたよ」

司「ゲソに身体中まさぐられるビションが浮かんで危うく召されるとこだった…」

もも「刑務所?」

竜胆「おいおい、何やらかしたんだよ司ぁ!」

久我「」ビクッ

久我「あ、あの……司っさん?ぼくちんも司っさんの料理のせいでお腹壊しちゃったしここはおあいこって事で……」ヒソヒソ

司「………………」

竜胆、もも「?」

司「だがお陰で……」

司「有力な情報を掴んだ!」

竜胆「有力な情報?」

久我「えー?マジー?さ、さっすが司っさーん!」

もも「司のことだし、どうせガセ……

久我「もも先輩!」バッ

もも「モガ」

久我「話が進まなくなるし今はやめてちょー」ヒソヒソ

もも「……………」モガ

竜胆「でー?その有力な情報ってのは?」

司「ああ、どうやらこの街の長が魔王と繋がってるらしい」

久我「………マジ?」

竜胆「へぇ?楽しくなってきやがったぜ」ニヤッ

もも「………で、そいつは何処にいるの?」

司「……魔王と繋がってると噂される長の名前は"叡山"……彼はこの街の中央にある豪邸に住んでいるらしい」
52 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 17:19:04.97 ID:YsTtmBsfO
竜胆「なるほど!要はそのえーざんをぶっとばせばいーんだな!」

司「でもまだ黒と決まった訳じゃあ…」

もも「え?悪いやつじゃないの?」

司「……あくまで噂だし、情報を集めて作戦を立ててから……」

久我「叡山……なんかその名前聞いたら無性にイライラしてきたぁ!!」イライラ

久我「叡山ブッコロス!」ヒュー

司「お、おい久我!待て!」

竜胆「はーっはっはっはー!89式ちゃんが火を吹くぜー!」ヒュー

司「竜胆まで!」

司「お、おい茜ヶ久保!竜胆と久我を止めてくれ!」

もも「ふふふ、ももの可愛い可愛い新魔法の試し撃ちには持ってこいだね」ニヤッ

司「……………」

司「胃が痛くなってきた……」キリキリ
53 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 17:27:13.91 ID:YsTtmBsfO
叡山の豪邸前

部下A「オラァ」

部下B「ケッ」



竜胆、もも、久我「……………」コソコソ

司「みんな〜待ってくれよぉ」タッタッタ

竜胆「司ぁ!おせーぞ!」ヒソヒソ

もも「大声出さないでよ!見つかったら司が責任とってよ!」ヒソヒソ

司「ご、ごめん……」

司「じゃなくてっ!みんな、落ち着いてくれ!まだ叡山が黒と決まった訳じゃあ…」ヒソヒソ

久我「なーに言ってんのさ司っさーん!あの叡山の部下達見てみなよ?どー見てもカタギじゃないっしょ?」

もも「完全に悪者顔だね」

司「えぇ……」

竜胆「つーわけだ司!さっさと突撃しよーぜ?」

司「じゃ、じゃあせめて作戦を立ててから……」



叡山の豪邸に攻めこむ作戦 安価下
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 17:29:36.80 ID:zpk1cFZSO
ぼや騒ぎを邸宅の近くでおこし、警備の目をそらしてから内部に侵入

ただし、証拠となる書類や会話をまずは手に入れることを優先

外部にも脱出の援護に何名か残す
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 17:30:09.90 ID:zkjV/lbso
竜胆とももと久我はメイドに
司は料理人に変装して潜入
56 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 17:44:05.09 ID:YsTtmBsfO
司「>>54作戦なんてどうだろ?」

竜胆、もも「………………」

もも「え?なに??」

竜胆「悪ィ!もっかい言って!」

司「だからぁ……」

久我(これはダメかもね………)


この後10回くらい説明した


竜胆「なるほどな!」

もも「うん、わかったわかった」コクコク

司「頼むよホント!」

久我(本当にわかってんのかなぁ…)

司「じゃあ俺は外で待機してるから…」

竜胆「何言ってんだよ司ぁ!お前勇者だろ!私と一緒に潜入してえーざんをぶっとばすぞ!」

司「えぇ…でも怖いし……ていうか、ぶっ飛ばすのは証拠を掴んでからであくまで今回は潜入がメイン………」

もも「ならももと照にゃんが待機班だね!」

もも「頑張ろうね!照にゃん!」ワクワク

久我「は、はい……(不安だなぁ…)」
57 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 17:57:51.66 ID:YsTtmBsfO
部下A「でよー?」

部下B「マジ?」ハハハ


司「……………」コソッ

竜胆「いやぁ…ワクワクしてくんな?」ワクワク

司「遊びじゃないんだよ竜胆……」ヒソヒソ

司(頼むぞ久我、茜ヶ久保!上手く門番の気を引いてくれ〜)



木陰

久我「んじゃ、燃やすのはこの草むらでいっすね?」

もも「うん」

久我「そんでここ燃やして部下の気を引いたらあっちで司っさんとりんどー先輩の脱出ルートを確保っと」

もも「何回も言わなくてもわかってるよ!照にゃんはももを馬鹿にしてるの?」

久我「スンマセン」

久我「………で、どーやって燃やします?」

もも「ふふふふ、ももを誰だと思ってるの?」フフン

久我「頭がお花畑のコミュしょ……

もも「ももは可愛くて超天才の魔法使いだよ?」グググ

久我「いでっ!サーセン!サーセンって!ほっぺひっぱらないで!」

もも「………使う時が来たようだね?」ニヤッ

もも「いくよブッチー!ももの魔法を助けてね!」ピカー

久我「!」

久我(もも先輩の杖が光った!?まさかもも先輩……火の魔法を……)ゴクリ

もも「プリティスイーツパティシエ〜」ブチッ

ブッチー「イテッ」ブチッ

もも「ん〜……あったあった」ゴソゴソ

もも「はい、超燃えやすい紙とライター」ドヤッ

久我「>>57
58 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 18:01:28.91 ID:YsTtmBsfO
安価間違えました
安価下
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 18:07:04.33 ID:zkjV/lbso
すげぇ!
頭お花畑とか言ってすいません!
道具は使えるくらいには賢い猿に訂正するっす!
60 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 18:19:13.82 ID:YsTtmBsfO
久我「すげぇ! 頭お花畑とか言ってすいません!」

久我「道具は使えるくらいには賢い猿に訂正するっす!」

もも「…………………」


ポコポコ


もも「じゃあ、やるよ?」スッ

久我「ハイ…」ボロッ

もも「まずは超燃えやすい紙を用意して、それにライターで火を……」シュポッ

もも「………ふぇ…ふぇっ………」

久我「ふぇ?」

もも「クチュン」

ヒラッ

久我「………ん?」

ボボボ

もも「ごめん照にゃん……くしゃみが……」ズズズ

久我「………………」ボボボ

もも「あ」


ギャー


竜胆「お!何か叫び声が聞こえたぜ司ぁ!」

司「……久我と茜ヶ久保……うまくやってくれたかな?」ハラハラ



久我「ぎゃー!あぢー!」ボボボ

部下A「な、なんだこいつ!?」

部下B「燃えてんぞ!?」

久我「あぢー!!助けてー!!」ボボボ

もも「しっぱいしっぱい」テヘッ


司「……何で久我が燃えてんの?」

竜胆「なんか知らねーケドいくぞ司ぁ!えーざんの豪邸に突撃だー!」グイッ

司「ちょ、ちょっと!」グイー
61 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 18:24:32.79 ID:YsTtmBsfO
叡山の豪邸内

竜胆「外は大騒ぎだなぁ」

司(久我……大丈夫かな?)

竜胆「ま、お陰で潜入しやすくなったけどなぁ!」アッハッハ

司「竜胆…わかってると思うけど、これは一応潜入が第一で……」

竜胆「わーってる!わーってるって!」

竜胆「さぁて……とりあえずは……」ペロッ

竜胆「>>62するか!」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 18:28:22.67 ID:aec56puz0
メイドに変装
63 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 18:32:32.46 ID:YsTtmBsfO
竜胆「やっぱ潜入っつったらこれだよなー?」ゴソゴソ

司「?」

竜胆「じゃーん!メイド服〜!」バーン

竜胆「いやぁ…一度着てみたかったんだよな〜♪」ウキウキ

司「敵地で変装とか……」

竜胆「おい司ぁ」

司「?」

竜胆「覗くなよ?////」ポッ

司「覗かないよ!」
64 : ◆j1I/vzp3hw [sage]:2017/12/28(木) 18:42:50.82 ID:YsTtmBsfO
叡山の部屋

エーザンサマー

叡山「………あ?」

部下「大変です!外に体中が燃えてるガキが!」

叡山「………何言ってんだオメー……?」

部下「い、いや……それがマジなんですよ!」

叡山「………それくらいテメェらで処理しやがれ!」

部下「い、いや……それが……小娘の方が無茶苦茶強くて……」

叡山「小娘?ふざけてんのかテメェ!!」

部下「い、いや……その……」アセアセ

叡山「……………」

叡山(とは言え……小娘ごときにナメられちゃあウチの組の面子が立たねぇ……)

叡山「……あいつらを外に向かわせろ」

部下「………え?」ビクッ

叡山「…………それと……」

叡山「念のため屋敷の中もな?」ニヤッ
65 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 18:53:59.79 ID:YsTtmBsfO
その頃 屋敷の外

もも「ふぅ、疲れたぁ」

叡山の部下A〜D「」ボロッ

久我「」プスプス

もも「照にゃん大丈夫?」

久我「大丈夫なわけないっしょ!」クワッ

もも「もう!怒らないでよ!ちょっと失敗しただけでしょ!」プンプン

久我「こっちは危うくしぬとこだったんですケド!?」


ギャー ギャー

「あーっ!」

もも、久我「?」

ベルタ「照紀ちゃーん!」タッタッタ

シーラ「なんでこんなとこにいんのー?」タッタッタ

久我(んげっ……あのガキんちょ共は…)

もも「? 知り合い?」

久我「…………いや、知んないっす」コソコソ

ベルタ「この間はごちそうさまー!」

シーラ「先に帰っちゃってごめんね?」テヘッ

もも「ごちそうさま?先に帰る??」

久我(うわぁ……もうやめてちょ〜)コソコソ

ベルタ「照紀ちゃん?」

シーラ「何で無視するの?まさか怒ってる?」ウルッ

久我「イヤ…ソノ………」コソコソ

もも「おい」グイッ

久我「ひっ…」ビクッ

もも「絶対に知り合いでしょ?」ジトー

久我「い、いや!知らないって!きっと誰かと勘違いしてんスよ!」アセアセ

もも「……………目ェ見て話せ」

久我「>>66
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 19:08:26.12 ID:zkjV/lbso
この子達は情報屋でして
67 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 19:52:25.03 ID:YsTtmBsfO
久我「じ、実はですね?この子達は情報屋でしてー」ヒソヒソ

もも「情報屋?」

ベルタ、シーラ「?」

久我「そうそう!んで、さっきの奢りってのは情報と引き換えの代金みたいなもんでー……」ヒソヒソ

もも「なんの情報も引き出してないよね?」

久我「あっ」

ベルタ「照紀ちゃーん!何ヒソヒソ話してるのー?」

シーラ「てゆーかさぁ、隣のチビ女誰?」

もも「あぁ?」ユラッ

久我「落ち着いてちょー!もも先輩!」

ベルタ「てか、侵入者って照紀ちゃんだったんだー」

久我「へ?」

シーラ「じゃ、コロしちゃおうか?」メキメキメキ

ベルタ「ね?」メキメキメキ

久我「! ベルタちんとシーラちんの手が熊の手に!?」

もも「あの子たち、モンスターだったんだ!」

ベルタ「いっくよー!」ダッ

シーラ「………必殺……!!」ダッ


『くまちゃんパンチ!!』

久我「く、来る……!」

もも「照にゃん!シールド魔法をはるよ!」スッ

久我「もも先輩……!!」
68 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 20:01:44.91 ID:YsTtmBsfO
もも「スイーツ魔法……ブッチーシールド!!」カッ

久我(ブッチーシールド……いったいどんな強力なシールドなんだ!?)ゴクリ

もも「照にゃん、ブッチー持ってて」ヒョイ

久我「へ?」ポス

もも「………」ササッ

久我「え?え?ちょ……もも先輩?なんでぼくちんの後ろに隠れんの?シールド魔法は?」

もも「……………」コソコソ

久我「ちょ……おい!」

ベルタ、シーラ「てやーっ!」

久我「やば……く……

ベルタ「くまくまくまくまくま!!」ポコポコポコポコ

久我「げふっ…」

シーラ「くまくまくまくまくま!!」ポコポコポコポコ

久我「ぐふっ…」ドサッ

久我「」チーン

ベルタ「……ごめんね照紀ちゃーん?これも仕事だから〜」

シーラ「次はお前だチビ女ー!」

もも「………照にゃん……」

久我「」ボロッ

もも「ももを庇ってこんなに……」

シーラ「いや、あんたが盾にしたんじゃん」

ベルタ「ねー?」
69 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 20:09:31.37 ID:YsTtmBsfO
もも「可愛くない…可愛くないなぁ」ボソボソ

ベルタ「?」

シーラ「なにブツブツ言ってんの?」

もも「………ゆるさない」キッ

ベルタ、シーラ「!?」ゾク

ゴゴゴゴ

ベルタ「な、なに……?」

シーラ「大地が揺れて……」

ゴゴゴゴ

もも「魅せてあげる……スイーツ魔法の奥義………」

ゴゴゴゴ

ベルタ「お、奥義………?」ガタガタ

シーラ「………ひっ」ガタガタ

ピカー

ベルタ「杖が光って………」

もも「スイーツ魔法奥義……」スッ


『女王さまの林檎タルト!!』


女王さまの林檎タルトの効力 安価下
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/28(木) 20:10:17.40 ID:aec56puz0
ナイスバディ(身体能力も向上)な美女に変身
71 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 20:21:43.53 ID:YsTtmBsfO
シュウウウ

ベルタ「ひ、光がおさまった?」

シーラ「み、見てベルタ!」

ベルタ「!」

もも「……………」ボイン

ベルタ「………え?なんかあのチビ女が成長してる?」

シーラ「な、なーんだ……それだけか…驚かせ……

もも「…………」シュッ

シーラ「消え………


バコン

グチャッ

シーラ「」ピクピク

ベルタ「え?シーラ……?」

もも「……………」ザッ

ベルタ「ひっ……いつの間に………」ガタガタ

もも「次はお前」

ベルタ「ご、ごめんなさい…」ガタガタ

もも「……………」

ベルタ「もうあなた達にかかわらないから許し……」ガタガタ

もも「やだ」

ベルタ「………え?」

もも「もも今機嫌悪いからさぁ………」スッ

もも「……いつもより乱暴しちゃうかも」

ベルタ「…………ぁ……」ガタガタ



グチャッ
72 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 20:25:23.82 ID:YsTtmBsfO
「おい」

久我「………ん?」パチ

もも「起きろ役立たず」ペチン

久我「いでっ!」

久我「………あ、あれ?」キョロキョロ

もも「………………」

久我「ベルタちんとシーラちんは?」キョロキョロ

もも「>>73
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 20:56:55.78 ID:WxtE7APGO
そこでパンツ一丁で伸びてる
74 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 21:17:38.96 ID:YsTtmBsfO
もも「ん」クイ

久我「!」

ベルタ、シーラ「」

もも「あそこでパンツ一丁でのびてるよ。いい気味だね」プププ

久我(ひぇ〜……しかも顔面ボコボコじゃ〜ん………)

久我「………………」スッ

ファサッ

ベルタ、シーラ「」

もも「………なにやってるの?」

久我「え?い、いや……さすがに女の子がこんなところでパンツ一丁でのびてんのはマズイっしょ?」

もも「…………………」

もも「可愛くないなぁ……」ムスッ
75 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 21:27:06.60 ID:YsTtmBsfO
豪邸内

竜胆「♪」スタスタ

司「あ、あの竜胆……そんなに堂々と…」ヒソヒソ

竜胆「へーきへーき♪」ルンルン

部下A「あ、どうも」ペコ

部下B「お、お疲れ様です!」

竜胆「おう!」

部下A「あのメイド新人かな?」ヒソヒソ

部下B「すげー美人だな?おっ○いも大きいし」ヒソヒソ

司「………………」

司(ていうか、上手くいきすぎじゃないか……?)

部下A「つーか隣の男誰?」ヒソヒソ

部下B「あの美人メイドのお付きか?コロして〜」ギロッ

司(なんか視線が痛い……)

竜胆「らくしょーだな司!このままえーざんのとこまでいっちまおーぜ?」ヒソヒソ

司「い、いやだからなるべく騒ぎは…」ヒソヒソ

部下C「おい新人!」

竜胆「?」

部下C「メイド長がお呼びだ」
76 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 21:35:47.29 ID:YsTtmBsfO
メイド長室

コンコン

「入れ」

竜胆「失礼しまーす!」ガチャ

司「し、失礼します……」オドオド

美作「おう」

美作「呼び出して悪かったな新人。メイド長の美作昴だ!」

司(えぇ!?)

美作「?」

司(め、メイド長!?こいつが?う、嘘だろ!?)

竜胆「…………………」

美作「? どうした?つーかお前は……」

司「い、いや……その……」

竜胆「こらー!嘘つくなー!」ウガー

美作「あ?」

司「ちょ…!竜胆……!」

竜胆「おめーみてーなゴリラがメイド長なわけねーだろ!!」ビシッ

美作「…………………」

司「ちょっと竜胆!」

竜胆「へへっ」ドヤッ

司「いや、そんな言ってやったぜ!みたいな顔されても……」

美作「………………」

司「あ、そ、その………今のはその……」アセアセ

美作「>>77
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 21:36:51.01 ID:aec56puz0
俺が世界中を回って会得したメイド術を見ろ!
78 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/28(木) 21:53:36.89 ID:YsTtmBsfO
美作「おいおいねーちゃん!人を見かけで判断すんのはちょっと違うんじゃねェか?」スクッ

竜胆「!」

司(……怒ってない?)ホッ

美作「俺が世界中を回って会得したメイド術を見ろ!」カポッ

司、竜胆(メイド帽をかぶった!?)

美作「………秘技………」

『パーフェクトトレース!!』

美作「お帰りなさいませご主人様」ペコリ

ババッ

美作「あらやだ、ここまだ汚れてるわ?お掃除しなきゃ!」シャカシャカ

ババッ

司(な、なんだ奴の動きは……?)タラッ

美作「いっくよー!にゃんにゃんジャンケンの時間だにゃん☆」ニャーン

ババッ

司(ま、まるで……)ゴクリ

司(プロのメイドそのものじゃないか!!)キリッ

美作「ご主人様……夜のご奉仕を…////」ポッ

竜胆「………………」

美作「ハァハァ……ど、どうだ?見たか俺のメイド術!」ハァハァ

司「くっ!認めたくないが完璧……

竜胆「>>79
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 22:32:25.54 ID:aec56puz0
キモイ
80 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/29(金) 00:11:50.74 ID:TbRwhYrIO
竜胆「………うわっ…きもっ」

美作「!?」

司「り、りんどー?」

竜胆「いやー、なんていうかキモいわー」

竜胆「あっ、そうだ!せっかくだから写メとってももとくがーにおくろーっと」パシャ

美作「……………」プルプルプル

司「り、竜胆…もうその辺で……」

竜胆「えー?だってさすがにねーだろあれは?」

竜胆「司もほんとーはキモいと思ってんだろ?」

司「い、いや…そんな事は……」チラッ

美作「………………」プルプルプル

竜胆「……司ぁ」ポン

司「!」

竜胆「自分に正直になれよ!」グッ

司「>>81
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/29(金) 00:46:22.32 ID:gJNiSA2Z0
ってそんなこと言ってる場合じゃない!
82 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/29(金) 00:59:49.16 ID:TbRwhYrIO
司「………って、そんな事言ってる場合じゃない!」

竜胆「お?」

司「俺達は一刻も早く叡山の情報を……」

美作「………てめェら……」プルプルプル

司、竜胆「!」

美作「俺の血と汗と涙が染み込んだパーフェクトトレースを馬鹿にしやがって……もう許さねェ!!」ポチ

ガラガラガラ

司「な、なんだ!?部屋を檻が囲って……」

美作「へへへ!特殊合金でできた檻だ!もう逃げられねェぜ?」

司「お前まさか最初から……」

美作「おーよ!俺はテメェらを消すように叡山サマから雇われた刺客よ!」

司「………やっぱり…なんか上手くいきすぎてると思ったんだよ…」タラッ

竜胆「お!罠か?」ワクワク

司「この状況でワクワクするなよ!」

美作「オラァ!処刑の始まりだぜ〜〜!!」

司「くそっ!」チャキッ

美作「…………秘技………」クワッ

『パーフェクトトレース!!』



美作がトレースしたキャラ ソーマキャラで 安価下
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 01:19:14.10 ID:aoUoLS1Xo
小西寛一
84 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/29(金) 01:46:08.05 ID:TbRwhYrIO
美作「よぉ」ヨロッ

司、竜胆「!」

美作「丼研の頭張ってる俺とやろうってか?」ニッ

竜胆「ん?なんかあいつ雰囲気変わったか?」

司(………さっきもそうだった……まさかあいつ………)

司(他人の動きをコピーできるのか!?)

竜胆「つーか丼研ってなに?」

美作「いくぜ!」ダッ

司「気をつけろ竜胆!」

竜胆「へへへ…面白くなってきやがったぜー?」スッ

竜胆「いくぜ!89式ちゃん!」ドッ

美作「!」

司「な、なにその物騒な銃!?」

竜胆「オラララララァーーー!!!」ドドドドドド

美作「………へっ」ニヤッ

美作「必殺………」

『丼の極意!!』

スパパパパパパ

司「銃弾を全部捌いてるだと!?」

竜胆「へー、やるなー」ホー
85 : ◆j1I/vzp3hw [sage]:2017/12/29(金) 01:56:13.27 ID:TbRwhYrIO
美作「いくぜとどめだー!」ジュウウウ

『最高級の肉丼斬り!!』

美作「くらえー!!」

ズパッ

司「竜胆ー!!」

竜胆「………………」ガシッ

美作「へ?」

司「え?」

竜胆「悪ィなぁ……私を焼くには……」グググ

竜胆「ちょっと火力がたんねーぞ?」グッ

美作(ば、馬鹿な……片腕で!?)

竜胆「オラァ!!辛いのお見舞いしてやんよー!!」ボボボ

美作「!?」ビクッ

司「竜胆の拳が燃えて……?」

竜胆「超必殺………!!」

『激辛唐辛子パンチ!!』

ブンッ

美作「…………ぬ!?」メキメキ



ドカーン!!!
86 : ◆j1I/vzp3hw :2017/12/29(金) 02:01:49.08 ID:TbRwhYrIO
叡山の部屋

部下A「お、おい……どーなってんだ!?」

部下B「壁が爆発したぞ!?」

ザワザワ

叡山「………………」

部下C「た、大変です叡山様!」

叡山「………あ?」

部下C「美作さんが!」

美作「」ボロッ

叡山「…………んだと?」

「よー!お前がえーざんかぁ」スタスタ

叡山「!」

竜胆「りんどー先輩がぶっとばしにきてやったぞー?」フリフリ

叡山「>>87
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 04:17:51.02 ID:HYhVBP1do
ぶさいくだな チェンジで
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