【鬼滅の刃】貴方の刃【あんこ】

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1 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/07(日) 22:43:56.51 ID:JtH0HLFEo

───時は大正。闇に生きる鬼と、その鬼を斬る者達の話。


安価投稿所 法度

壱:週刊少年ジャンプ連載中の『鬼滅の刃』を題材にした投稿群(すれっど)となります。
  本誌掲載分までの情報を網羅しております。たぶん。いわゆるネタバレは要注意。
  「あ”ーーーーーーッ!!(汚い高音)ネタバレが来てる!!」と言う人には、ミチィ(怒)。

弐:基本的に安価と小数点(コンマ)を使用した判定をします。
  安価→基本は下2/無理ならズラす
  小数点→小さいほど悪く(01が最低)、大きいほど良い(98が最高)。ぞろ目はとても良い(なので99が最強)。零(00)がふたつ並ぶと……?
  安価コンマの権利を他人に握らせるな!

参:現段階で、物語上判明していないことがあまりにも多すぎるのでほぼ創作(おりじなる)になるものと思われます。
  恋柱ってなんだよ
  わぎゃってんだよ!分かってんの!!

四:貴方の死亡or目的達成で終了(クリア)。
  二周目があるかどうかは……?
  享年が1スレとかあんまりだぞ!

伍:大正まったり裏話
  超絶怒濤の自分のペース更新です。
  更新が遅い(鱗滝)

陸:じゃ、俺は千寿郎君もらうから。いいね?

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515332636
2 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/07(日) 22:45:23.78 ID:JtH0HLFEo
まずは初めての主人公決めなので……


壱:せっかくだからオリジナル剣士を作るぜ!

弐:せっかくだからオリジナル鬼を作るぜ!

参:既存キャラで遊ぶぜ!


以下、三票最初に入った選択肢
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 22:54:59.48 ID:NT5FAAMI0
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 22:56:32.62 ID:+ld9VO9I0
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:02:05.38 ID:LG1hhH+NO
6 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/07(日) 23:11:02.44 ID:JtH0HLFEo
壱:オリジナル剣士を作るぜ

ではこれより、新たな鬼滅の剣士を作成します。


設問 壱

貴方は 『男』 ですか? 『女』 ですか?

壱:男

弐:女

参:心は女!(体は男)

四:そんなものはない


↓2
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:12:13.79 ID:nQ8iXhuJ0
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:14:05.46 ID:hh6toLJG0
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:15:08.29 ID:HjuUX0dtO
10 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/07(日) 23:19:32.12 ID:JtH0HLFEo
>>8

貴方は
男の剣士


設問 弐
貴方はどのくらいの階級の剣士でしょう?


壱:まだ剣士を志してもないよ!
  物語開始時の炭治郎だチュン

弐:これから試験を受ける剣士だよ!
  行ってらっしゃいませ

参:試験に受かったばかりの新米だよ!
  癸(みずのと)だよ!

四:そこそこの剣士だよ!
  庚(かのえ)だよ!本誌の炭治郎達

伍:実は柱だよ
  そういう妄想をしてらっしゃるんでしょう?

陸:そのた
  そのたって何があるんだ?

↓2
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:22:23.73 ID:hh6toLJG0
安価下
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:22:24.49 ID:+ld9VO9I0

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:23:04.92 ID:AqLb03rG0
14 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/07(日) 23:25:29.69 ID:JtH0HLFEo
>>12

貴方は
まだ剣士を志す前、これから剣士になる男


設問 参
では年齢も聞いておきましょう。何歳ですか?

壱:十の頃だよ

弐:十二歳になる
  物語開始時の炭治郎はここ

参:十五歳だ!がはは

四:何歳だっけ……
  (特殊な育ちで知らない/覚えていない)

伍:そのた

↓2
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:28:03.30 ID:SgEphU0Wo
2
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:28:14.69 ID:AqLb03rG0
17 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/07(日) 23:33:03.28 ID:JtH0HLFEo
>>16

貴方は
十二歳
これから剣士を志す男


設問 四
それでは貴方の仔細を確認します。

貴方の『名前』と『特徴』を教えてください。



竈門 炭治郎(かまど たんじろう)
六人兄弟の長男 鼻がいい

吾妻 善逸(あがつま ぜんいつ)
超ネガティブ 眠ると本気を出す 耳がいい


↓3までで一番小数点が大きいもの
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:37:06.56 ID:t+JPg8ZM0
佐々木 凪
いつもぼーっとしているように見える 身内に害を為すものはいつも裏で処理してきた
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:41:13.84 ID:kD9OrsCVO
東雲太陽

鬼舞辻無惨が父親のふりをしていた家庭で育った子供
数年前に母親と妹が鬼舞辻に惨殺された
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:41:39.63 ID:6yAEacaWo
大石 元気(おおいし げんき)
超ポジティブ 馬鹿みたいに力持ち
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:42:00.19 ID:QK5xMaYgO
骸木 士郎
長身猫背で無愛想だが可愛いもの好き。
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:43:36.93 ID:LG1hhH+NO
信玄 弓太郎 しんげん ゆみたろう
手先が器用
23 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/07(日) 23:51:51.88 ID:JtH0HLFEo
>>19
これ


東雲 太陽(しののめ たいよう) 十二歳
鬼舞辻 無惨が父親(のふり)をしていた家庭の息子
母親と妹を惨殺されている


あとはやりながら決めましょうか?
他にチュン太郎に聞いておきたいこと、貴方の決めたいことはありますか?

↓3くらいまで
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:58:09.56 ID:GCMPKTmQO
特に無いかなー
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:58:33.29 ID:t+JPg8ZM0
特になし
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 23:58:42.68 ID:hh6toLJG0
後はやりながら決めてけばいいんじゃないかな
27 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/08(月) 00:04:09.89 ID:l30sYEZ/o
了解しました。それでは、呼吸とか同期の有無とか、その辺はやりながら決めましょう。チュン

時間的にアレなので今日はここまで。
明日もやれたらやります
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:10:59.93 ID:Fq3kR0LWO
出来ればだが、強さとかはコンマで決めて欲しい
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 01:33:05.44 ID:f/1qTcnMO
おつおっつ
呼吸とかはオリジナルの考えても良いのかな?
原作だと詳しく判明してるの水の呼吸ぐらいだし
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 08:11:40.19 ID:TlEGggEDO
こういうのを待ってた
一人一人を長引かせ過ぎずに、回転数を大事にしてほしいです
31 : ◆z.6vDABEMI [saga sage]:2018/01/08(月) 08:33:34.42 ID:qwFxvbndO

──────\\\

          幸せが壊れる時は、

    底知れぬ冷たさが不意に訪れる

 腹の奥まで冷えてしまうような
  
      或いは

 顔を上げるのが困難になるような

        暗くて重い空気が流れる

      丁度あの日も確か

   こんな天気の悪い日だった



その日のおれは、外で友達と話をして、少しだけ帰りが遅くなった。子供にとって数刻の遅れは遅れとは呼ばないだろうが、今思ってもそれは明確に遅れだった。
ゆっくりと雲が空を覆っていく。夜の帳が降りるよりも前に雲が辺りを薄暗くしてしまっていた。
こういう日は危ないよ、と母さんは言った。野犬の仕業だろうか、最近街の人が惨い死に方をして見つかることが増えたからね。

ああ、きっと母さんは怒っているだろうな。

そう思ったから、おれは母さんのために綺麗な花を摘んでいったんだ。名前は分からなかったけれど、綺麗な花だったからきっと気に入るだろう。

花を後ろ手にして、家の中を覗き見る。


見えたのは、異形と化した父が、母の胸を抉る姿だった。


「───ッ!?」

なんと言ったのかは分からない。何があったのかは分からない。それでも分かっているのは……アレは父だ。おれの父さんだと分かるのだ、父さんが化け物になって……!

(逃げろ)

脳内でそんな声がする。しかし恐怖で足がすくんで動かない。

止めて、と言うか弱い声が家の中から聞こえた。妹だ。ああ、妹が、助けなければ、それでもおれの足は動かない……。

(走れ!)

……。
その後のことは上手く思い出せない。けれどおれは確かに見た。おれの仇は父だ。


それから数年、おれは十二になっていた。
あの日から長年悪夢を見ながら生きていた。そんな悪夢を終わらせる日が、突然訪れたのだ。


32 : ◆z.6vDABEMI [saga sage]:2018/01/08(月) 08:42:08.00 ID:qwFxvbndO
確かその日もとても天気が悪かった。……雨が降りそうな厭な天気。
空が重く、いよいよおれ達に手が届きそうなほど近く感じる。

ゆっくりと地面を踏みしめて歩いていた。そこでふと思い出す。
そういえばあの日もこんな天気で───



▼問
この後に起きることを予測せよ。
これにより太陽の修行や物語が若干変動する。

なお、このレスのコンマで太陽の鬼に対する感情判定。
奇数でポジティブ(ぬっ殺す!!)、偶数でネガティブ(おに怖い)。数値が大きいほど感情の幅が大きくなる。

壱:異形のもの……鬼に再び襲われ、剣士が現れる

弐:『キブツジ』と言う男を捜す剣士に遭遇

参:風の噂で異形を倒す集団がいることを知り家出

四:その他の事態

↓2
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 10:14:53.01 ID:nxqBTaUmO
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 10:34:16.72 ID:86TCucei0
肆(四):何やら殺気立った刀鍛冶に遭遇
35 : ◆z.6vDABEMI [saga sage]:2018/01/08(月) 12:54:15.11 ID:qwFxvbndO
>>32
鬼への感情:00(特殊)

>>34


??「あー!!くそ、くそくそくそ!!」

太陽「」!?


突然響きわたった大声に体が竦んだ。
慌てて振り返ると、そこにはひょっとこのようなお面を付けた男がいる。


お面「あの滓め……俺の刀を折るとは……」

ギラッ

太陽(懐から……包丁!?)

お面「俺の丹誠込めて打った刀が……クソ」

お面「殺す……殺してやる……」

男はゆらぁ、と怪しげに揺れながら、怒りに満ち満ちあふれて凄まじいことになっていた。
なんだ?何があったらこうなるんだ?

太陽「あ、あの!」

お面「何だ!部外者は黙ってろ!」

太陽「ですが、あんまりにも殺気が強すぎて!すれ違っただけで街の子供も泣いてしまいます」

太陽「何があったんですか……刀を打ったと言うことは、刀鍛冶か何かされているんですか?」

お面「応とも、俺はそれはそれは立派な刀鍛冶だ!だからこそ俺の刀を折ったやつは許さん!」

太陽「ちょ、ちょっと待って!」

どうどうと殺気を治めようとするが上手く行かない。
それにしても……刀か。既に廃刀令が出されて長い。刀を持ったままの武士など消えているはずなのだが、その時代にどうして刀鍛冶の刀を折る者がいるのだろう?

───刀を使っている者がいる?実践で?


▼問

太陽は刀鍛冶に何と言おうか?

壱:誰が刀を使っているのか?
  →刀を使うための条件を知る

弐:自分も刀が欲しい
  →とある隊の話を聞く

参:刀で何をするのか?
  →特殊(独学ルート)

四:その他
  ところで漢字の肆ってヒゲみたいだよね(こそこそ

↓2
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 13:02:19.71 ID:86TCucei0
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 13:34:58.03 ID:SjL/rZRiO
38 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/08(月) 18:14:33.05 ID:qwFxvbndO
>>37


太陽「そんな素晴らしい刀鍛冶に打ってもらった刀で、何をするんです」

お面「ああ!?何だと!?」

太陽「今は帯刀は禁止されているはずだし……お侍さんもいなくなりました。刀を使う必要なんてもう……」 

時は大正、激動の時代だ。そこで刀鍛冶が生きていくのは大変だと思える。

お面「───【鬼狩り】だよ」

しかし、帰ってきたのは意外な言葉だった。

太陽「鬼?」

お面「お前、聞いたことはないか?ここいらで人が惨い死に方をしてたことがあるって」

……すぐにピンときた。あの時のことだ。あの時、母がおれに言ってくれたことだ。皆野犬の仕業だと言っていたが、そうではないのか。

お面「あれらは全て鬼の仕業だ」

太陽「鬼……」

それがどんなものかも、やはりハッキリとすぐに分かった。アレだったのだ。母さんを、妹を惨たらしい姿にしたのは。
つまりおれの父さんだったはずのアレは鬼だった!

太陽「……刀鍛冶さんの刀で、鬼を狩るのですか」

お面「まぁそうだな!だが、俺に刀を打たせたいならまずはなってもらわなきゃあ困る」

太陽「えっと、なる?と言うのは……」

お面「決まってるだろう?鬼を討つ剣士にだ」

しかし、お面の刀鍛冶はそれ以上のことは教えてくれなかった。どうも喋りすぎてしまったようだ。
ただひとつ言われたのは、「お前には見込みがありそうだ」ということ。おれが……鬼を倒す剣士に……向いている?


▼問 おれは、鬼を倒す剣士になりたい。なぜなら───
   感情判定00からの派生。また身につける呼吸は我流となるため、その源流ともなる。


壱:鬼を強く恨んでいるからだ
  攻撃力に長けた剣士となる。

弐:鬼は悲しい生き物だからだ
  戦闘力は高くないが、一撃で仕留める。

参:強い鬼と戦いたいからだ
  戦闘で多少の無茶を出来るようになる。

肆:鬼ごっこは得意だからだ
  素早さに長けた剣士となる。

伍:その他(理由付けがあまりに強引でない限り採用)


↓最速3票入ったもの
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 18:16:35.95 ID:ooVTTc3uo
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 18:30:08.83 ID:S++JllYt0
おれの父は鬼狩りだったからだ
呼吸法を最初からある程度使える状態になる
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 18:36:41.35 ID:86TCucei0
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 18:37:44.41 ID:MND1f/rD0
43 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/08(月) 22:20:28.24 ID:l30sYEZ/o



もしも、向いているのなら。なれると言うなら、戦えるのなら。

太陽「おれは……剣士になりたいです」

お面「……」

なぜなら、おれは鬼を強く恨んでいるからだ。
もしもおれが鬼のことを知っていて、或いは戦う力があったのならば、ああはならなかったかもしれない。
絶対にあいつらを………鬼を根絶やしにする。それが今のおれの望みだ。

お面「……気持ちは分かった。だが、今のままでは無理だろうな」

太陽「え?」

お面「剣士になるには資格を得なければならん。そのために、試験をこなすんだ」

太陽「試験……」

お面「お前にはそこまでの力が備わっているか?」


▼判定
太陽は今どのくらい強いのかな?判定。

01-09 おれに才能はない(隠ルート?)
10-70 ただの子供
71-90 普通の子供よりも強いが要特訓
91-98 あれ?特訓いらなくない?
ゾロ目の場合は今でも余裕で試験クリアできる
00の場合は……?

直下小数点
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 22:25:04.27 ID:deAQbwYT0
はい
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/08(月) 22:25:59.51 ID:tJGiCw9I0
…ッス。
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 22:30:06.27 ID:86TCucei0
芳しくないなら鍛冶師にでもなっちまえ
47 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/08(月) 22:36:30.49 ID:l30sYEZ/o
>>44
判定27→今はまだ普通の子供


太陽「……いえ、おれはまだただの子供です。何も出来ない子供だ」

お面「それなら鍛えるんだ」

太陽「鍛える……」

お面「そう、鍛え方がある。だがそれは俺の領分ではないんでね、黙っとこう」

太陽「……色々と、ありがとうございました」

お面「なぁに、いいことだ。俺の剣が新たな剣士に握られるなら……」

お面「……」

太陽「……どうしました?」

お面「そうだ……!」ゆらぁ

太陽「あっ」


小さく息をこぼす。どうも刀鍛冶にあることを思い出させてしまったようだ。
……自分の刀を折られた。そしてそのことに憤っていた。その事実を。
まずいことをしたなぁ。そう思ったが、すぐに刀鍛冶はどこかに行ってしまった。ああ、街の子供があの殺気に当てられて泣かなきゃあいいんだけれど。

それにしても……剣士か。なれるだろうか、おれが。
いや、なる。ならなければいけない。でなければ、家族の仇は永遠に討てないままだ。


太陽「しかし……」

なにぶん、天涯孤独の身のおれには何もない。誰かが引き取ると言うこともなく、近所のおばさん達が助けてくれてなんとか生きてきたようなものだ。
そんな人に助けられてばかりの俺が、ここに来てまた助けてもらわなければ何もできない……。


▼選択

さて、剣士になるのを志したはいいが、まずは特訓を積まなければ。
しかし今の太陽には何の知識もない。どうしよう?

壱:街の道場にでも教えを乞うべきか?

弐:その剣士とやらを見つけて話を聞いてみよう

参:書物か何かないだろうか

肆:街に知っている人はいないだろうか

伍:こうなったら自己流だ

陸:そのた


↓2
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 22:37:19.32 ID:LW82yXrnO
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 22:50:25.63 ID:tJGiCw9I0
50 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/08(月) 23:00:57.80 ID:l30sYEZ/o
>>49


やはり、その剣士を見つけて話を聞くのが一番だろう。まずは行動が大事、早速動くことにした。
おれの住んでいるのは、それなりの都会だ。大都会───浅草のようなところ───と比べてしまうとそうでもないが、それでもまあ都会だろう。
だからいろんな人が行き交うし、おれはそう言う人を探す好機がいくつもあると言うわけだ。

かと言ってそうそう上手くいくことではなかった。そりゃあそうだ、刀を持っていると言うことはとても危険なのだから。
この国では、帯刀を見つかってしまえば逮捕される。そう言う仕組みになってしまったからだ。
だからこそ彼らは隠れている。一番の武器を隠して、一番守りたい者の中に隠れている。

来る日も来る日も街に出ては色々なところに目を配り、危ない事件があったとなればその周辺を見回ってみたりした。


そして───その時はまたしても唐突に訪れた。

街の少し外れた辺りで、鬼に襲われた子供を救うためにそれは現れたのだ。背中に『滅』の文字を背負い、ぎらりと輝く刀を引き抜いて、そいつは鬼をまっぷたつに斬った。


太陽(見つけたッ……!)

いかな鬼斬りとて、鬼を倒している間は他のことをするわけには行かない。だからこそおれは見つけられた。
しかしそれはいいのだが、おれも危険だと思って木陰に隠れているので、どうやってあの剣士に接触しようかと考えているところだった。
変に敵対していると思われたら一巻の終わりだろう。


▼選択

剣士に鬼斬りについて聞きたい!が……

壱:真っ正面からまっすぐ聞く

弐:不意打ち作戦

参:土下座☆

肆:その他、有効そうな方法

↓2
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 23:07:52.13 ID:2Ii8Emtao
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 23:10:45.81 ID:LW82yXrnO
53 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/08(月) 23:28:27.96 ID:l30sYEZ/o
>>52


……小細工はむしろ悪手か。


ざっ

剣士「……」くるっ

太陽「……あの」

おれは何も考えず、そして何も企まず、剣士の前に姿を現した。一瞬だけ意外そうな顔をしたが、剣士はすぐさま顔色を戻す。

太陽「貴方は噂に聞いた、鬼斬りの剣士さまなのでしょう?」

剣士「……」

問いかけるが、剣士は黙ったままだった。おれに答えることなど何もない、と言わんばかりだ。気持ちは分かる。分かるよ。
だけどさ、おれの気持ちも分かってくれよ。これが最後の機会かもしれないんだ。
祈るようなおれを放置して歩き出そうとした剣士の手をすれ違いざまに握る。

ぎゅ

剣士「」!

太陽「おれに稽古を付けてくれとは言わない、おれの面倒を見てくれとも言わない」

太陽「ただ教えてくれればいい、おれは鬼を倒したいんだ」

剣士「……離せ」

太陽「離さない……離せない!」

剣士「……」

太陽「おれは家族を……目の前で鬼に殺された……そしてそれを見ておれは何も出来なかったんだ」

太陽「だから力が欲しい。おれだけで戦える力が、おれのように悲しい思いをする者を救える力が」

太陽「もうこんなことを止めさせるために!」

剣士「……」

そこで観念したのか、剣士はようやくおれをまっすぐ見つめる。その目は青く、奥まで澄んでいて、なのにとても奥が深くて吸い込まれそうだ。

剣士「今のは本心だな」

太陽「はい」

剣士「お前、名は」

太陽「東雲 太陽です」

剣士「そうか、いい名だ」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 23:37:12.24 ID:2Ii8Emtao
水柱さん?
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 23:40:55.48 ID:NQ+YObVSO
嫌われてない柱さんかな?

それはそうと、こちらでも37歳さんが相変わらずで安心しました。
56 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/08(月) 23:41:06.72 ID:l30sYEZ/o
剣士はそう言って改めておれに手を離すように促す。
もうここから勝手に消えるようなことはなさそうだったので、おれも素直に手を離して剣士に向かい直った。


剣士「鬼を斬る剣士達は、『鬼殺隊』と言う隊の一員だ。俺もそのうちの一人になる」

太陽「きさつたい……」

剣士「政府非公認の隠密組織。隊員は数百人と言われている」

剣士「鬼を狩り、殺すために組織された隊だ」

太陽「……そこに入ることが出来れば、おれは……」

剣士「ああ、お前の望む剣士になることが出来るだろう。だが、剣士になるにはまず」

とんとん

剣士「体を鍛えろ。鍛え、鍛え抜き、そして全身に酸素を回す【呼吸】を覚えろ」

太陽「呼吸……」

剣士「それは必ず必要になる。体中に力を回すために必要なのは、【呼吸】だ。それをまず身につけることだ」

太陽「……」

おれにそれだけ言うと、剣士はくるりと背を向けて行ってしまった。
最後に、「時が来たら【藤襲山】と言う山に行け。そこが最後の選別場だ」と付け足した後は本当に喋らずに、そのまま姿を消した。
呼吸……呼吸かあ……、それでいったい何が出来るようになるのだろうか……?


太陽「そう言えば、あの人」


名乗らず去ってしまったが、誰だったのだろうか。
また会えるだろうか。おれはあの人に会えるのだろうか。


57 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/08(月) 23:51:18.62 ID:l30sYEZ/o



それから数日。

おれは悩んだ。悩みに悩んだ。
だって、いきなり【呼吸】だなんて言うのだ。おれにも理解の時間を欲しいよね。
果たしてこんなこと、独学で可能なのか?と言う不安もまた残っている。
それでも、やると言ってしまった以上、やるしかないだろう。……家族の仇を討ちたいのは事実なのだし。

とりあえずまずは近所の小さな山で、何時間かかけて遊……特訓をする事にした。
いわゆる腹筋や背筋、少しの山登り。全身を使った運動やら、筋肉を整えるためのそれや。幸いそう言った本はすぐに手に入り、体を鍛える方法はすぐ分かった。

だが、呼吸だけはだめだった。
どうしたらよいのかさっぱり分からない。
こればかりは天啓に任せるしかないのかもしれない。それとも、あるいは死を覚悟すれば身につくのだろうか。


太陽「……いや、まだだ」


頭を使え。おれに何が出来るか考えろ。おれの体に、力を込めるのだ。
ゆっくりと息を吐き、そうしてひとおもいに空気を吸い込んだ。肺の中に新鮮な空気が巡り、まるで堤防が壊れて氾濫する川のような速度で全身が一気に火照る。
もしかしたら何かを掴めているのか?それとも、いやけれども、これで───


▼範囲選択

太陽の【呼吸】はどんなものでしょう?

なお【呼吸】とは戦闘方やスタイルのこと。【水の呼吸】なら多種多様な型を使い分けてその場に合った戦闘が出来る。【雷の呼吸】は居合いが多い(のかな?)

創作【呼吸】も大歓迎、ただし【火の呼吸】は存在しないのでご注意を。
↓5くらいまでで候補を

※ついでにこのレスのコンマで最終試験に行くまでに修行した期間を判定。
〜39で一年、〜79で二年、〜98で二年半、ぞろ目だと半年とかで。
58 : ◆z.6vDABEMI [saga]:2018/01/08(月) 23:58:23.81 ID:l30sYEZ/o
チュン(寝ます)

>>55
???「俺は嫌われてない」
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