千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!」Another Sunshine【安価】

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74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 18:34:10.90 ID:H3s643+FO

ダイヤ「まったく……あの子は……。ゴメンなさい、千歌さん。絆を深めるための合宿でこんな……。歩み寄るどころか遠ざかってしまいましたわ……」

千歌「クスクスッ♪」

ダイヤ「なにかおかしいことでも?」ムスッ

千歌「ううん♪ダイヤさんも善子ちゃんも、人付き合いが苦手なんだな〜って♪」

ダイヤ「あの子に対してだけですわ、こんな……。どうにも……ね。必要以上に目を掛けてしまって。つい余計な小言や悪態をついてしまいます。これではダメだとわかっているのですが」

千歌「お姉ちゃんみたいだね、ダイヤさん♪善子ちゃんがダイヤさんの妹だったら……名前はサファイアかな」

ダイヤ「サファイア……」



サファイア『ダイヤお姉さまッ♪』



ダイヤ「手の掛かる妹が増えるのは、心の底からブッブーですわ……」ホクロポリポリ……

75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/27(土) 19:46:32.80 ID:WuuHdAtF0
千歌ちゃんルビィちゃん八つ当たりで泣かせたけど
その原因が他でもないダイヤさんという
なかなか複雑な関係のちかダイ
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 22:51:11.28 ID:H3s643+FO

――――――――


ガチャッ

バタン

善子「ふぅ……」

エルレイド「レア」

善子「ん?」

ワルビアル「ワァル」

善子「……なによ。……わかってるわよ……素直になれ、って言ってるんでしょ?」

エルレイド「レアッ」コクン

善子「いろいろあるのよ……。人間てのは、自分と他人が交わるとき……心の深いところに言い様のないもどかしさを覚えるのよ。それがね……羽毛に抱かれてるみたいにむず痒くて、どうにもくすぐったくなる。自分を受け入れてくれる相手だと……もっとね」

ダークライ「……………………」

エルレイド「エル……」

善子「遺恨なんてあるわけない。ダイヤは意地悪だわ。私がみんなになにを思ってるかなんて、わかりきってるはずなのに」

キリキザン「キザッ」

ヘルガー「ガァル」

ゲンガー「ゲーアッ」

善子「……さ、寝ましょ。どうせまた騒がしい明日が来るんだから」クスッ

エルレイド「エァル」

ダークライ「……………………」

善子「おやすみ、みんな」

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 23:02:36.32 ID:H3s643+FO

――――――――

――――

――



ホーホー「ホー」

ヨルノズク「ホホー」



善子「Zzz……」クークー

エルレイド「Zzz……」グーグー

ワルビアル「Zzz……」ガーガー

ゲンガー「Zzz……」フヨフヨ

ヘルガー「Zzz……」クルル……

キリキザン「Zzz……」スヤスヤ

ダークライ「……………………」スッ

カチャッ……

ギイィ……

エルレイド「レーア……」

ダークライ「……………………」

エルレイド「レアァ……Zzz……」

ダークライ「……………………」スウゥ……

バタン……

善子「……………………」

78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/27(土) 23:34:45.89 ID:H3s643+FO

ダークライ「……………………」スゥーッ

千歌「Zzz……」クークー

ダイヤ「Zzz……」スヤスヤ

ダークライ「……………………」スゥーッ

ゴッ!

ダークライ「!!」

ゴロゴロゴロゴロ……パカーンッ!

千歌「ストライーク!!!」

ダークライ「!!!」バッ!

千歌「ムニャムニャ……つぎはーわたしねー……ンニュンニュ……ここはぁスペア狙いで……左へのカーブを……ムニャムニャ……」

ダークライ「……………………」

千歌「うぁぁ……こーなったら……私のぉ禁断の魔球をぉ〜……クークー……」

ダークライ「……………………」スゥーッ……

ガチャッ……

バタン……

ダイヤ「……ん、?」ムクッ……グシグシ……

79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 00:45:56.12 ID:c6uDk7ESO
プロのボウル千歌
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/28(日) 22:56:42.50 ID:8Xs4yzJuO

――――――――



ダークライ「……………………」



善子『……魔物、ね。たしかに似つかわしい字(あざな)だわ。その眼……なにも映そうとしない空っぽな眼差し。なにも無い場所に静かに佇むその姿……まるで誰かを待っているかのようじゃない。……一目で気に入ったわ。やっぱりあなたしかいない』

スッ

善子『私は……』ギラン



ヨハネ『私は堕天使ヨハネ。あなたをもらいに来たわ。ダークライ』

ダークライ『……………………』ギラン……

ヨハネ『私と一緒に……来なさい』



ダークライ「……………………ァク」

ザッ……ザッ……

ザッ……

善子「いい月夜ね」

ダークライ「……!」

善子「なーに木の上なんかでたそがれてんのよ」

ダークライ「……………………」

善子「んっ、しょ……」

ヨジヨジ……

善子「んっと……木登りなんて子どものとき以来だわ。なかなか風情があるじゃない。高いところから見る月も」

ダークライ「……………………」

善子「あのとき……あのとき、しんげつじまで見た月も……こんな銀色をしていたわね」

81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 23:31:40.01 ID:QupXIXcW0
ここのよっちゃんの精神年齢ヤバイことになってそう
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 12:28:23.54 ID:KGuAlkV1O

ガサッ……

ダイヤ「……………………」



善子「あんた、いつも夜になるとフラッとどこかに消えて、明け方になると戻ってきてるでしょ。ちゃんと知ってるんだから」

ダークライ「……………………」

善子「ナイトメアの力で、私たちに悪夢を見せないようにするため。……でしょ?」

ダークライ「……………………」

善子「……バカね。そんな気遣いなんてして。……ダークライ。……あなたは今も昔も変わらないわね。人間のことを誰よりも好きなはずなのに……いいえ、好きだからこそ遠ざかる。人間を悪夢で苦しめないために。人間が好きだからこそ……あなたはあのとき私の誘いを断ったのよね。なにも……誰も傷付けたくないから」

ダークライ「……………………ラァイ」



――――――――

――――

――

83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 13:43:15.11 ID:KGuAlkV1O

なにに導かれてか……

銀の月の浮かぶ下……その黒い者は現れた……



ヨハネ『……………………』

ダークライ『……………………』



内に激しい感情を渦巻かせ……

絶望と憂いを抱いた悲しい眼をしたそれは……

自らを堕ちた者と称した……

私を必要と言い……私を欲しいとぬかした……

不遜に……不敬に……不躾に……



ヨハネ『さあ……』スッ

ダークライ『……………………』

ヨハネ『私のものになりなさい』



差し出された細い腕……

夜に濡れた顔に貼り付いた……虚ろな表情……

一目で理解した……

ああ……これは、私と同じだ……

私と同じ……

人間が好きだった者だ……

84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 07:52:38.53 ID:4/WXiJAxO

善子「人間が好きだから、あなたは世界を滅ぼそうとする私を嫌悪し、しんげつじまでの誘いを断った。けれど、今になって思えば、傍にいることで私を悪夢で苦しめてしまうから……あれはそういう意味もあったのよね」

ダークライ「……………………」

善子「あなたは頑として動こうとはしなかった。こっちがどれだけプレッシャーをかけても、力ずくで連れ去ろうとしても。そして……説得に応じないあなたに見限りをつけたのは、たしか三日後のことだったかしら」



――――――――

――――

――



ヨハネ『……どうあっても、私と来るつもりはないのね』

ダークライ『……………………』

ヨハネ『……残念だわ』クルッ



なにを不満がる……

私を傍に置くこと……その意味さえわからない愚か者が……

私と共にあることの意味さえ……



スタスタ……ピタッ

ダークライ『……………………』

ヨハネ『……ダークライ。力を求めたとき……一番最初に頭にあなたのことが浮かんだわ。望まぬ悪夢で人間を苦しめる力を持ったあなたを』

クルッ

ヨハネ『それってどんな気持ちなの?』

ダークライ『……………………』

ヨハネ『自分の意思とは裏腹に強制的に悪夢を見せてしまう無作為の悪意。あなたに他者を虐げる意思が無いのなら、それはきっと想像を絶して苛酷な力なんでしょうね。それこそ、呪いとも言えるような』

ダークライ『……………………』

85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 09:14:20.35 ID:4/WXiJAxO

ヨハネ『あなたの気持ち……わかるなんて言わないわ。だけど私には、あなたは自分の力に怯えているようにしか見えない。私の方があなた以上に――――――――』



善子「悪夢を見せる覚悟がある」

ダークライ「……………………」

善子「……なにを偉そうに、って思ったことでしょうね」クスッ

ダークライ「……………………」

善子「たった十数年しか歩んでいない生で達観した気になって……ただ復讐の一心で生きようとしてただけのくせに」



ダイヤ「……………………」



善子「しんげつじまを後にしてから、あなたに代わるポケモンを探したわ。けど、私を満足させるようなポケモンはいなかった。そんなとき、ナカノヒトタウンにある神殿の噂を聞いたの」



――――――――

――――

――

86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 13:19:22.59 ID:4/WXiJAxO

あれからどれだけの月日が流れたか……

虚無の時の流れにたゆたい……いずれ消え行く命として……

私は一つの思考に辿り着く……



何故、私は生まれた……



なんのために……

悪夢を以て他の命に害成す存在……

なんのために……

私の意味とはなんだ……

私の価値とはなんだ……

"呪い"

いつか現れた黒が私に言った言葉……

呪われた命ならば……このまま朽ちていけばいい……

誰にも仇なさず……誰にも愛されぬまま……

ただ……静かに終わりのときを待つ……

そんな私の前に……再びそれは現れた……

もとい、呼び出された……

"やぶれたせかい"の龍に導かれるまま……

あまねく星が煌めく空間へと……

そこで私を待っていたのは……自らを"世界"とする人の姿を模した"神"……

そして……



???『数奇……なんかじゃない。これは必然よ。こうなるべくして在る未来』

ダークライ『……………………』

???『もう一度言うわ』

スッ

ヨハネ『私のものになりなさい』



あなたの力が必要なの、と……

堕天使ヨハネはそう告げた……

87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 18:57:08.96 ID:4/WXiJAxO

そうする以外に道はあったはずで……

そうなる前に手はあったはずだった……

これは……赦すことが出来ずにいる……

自分の無力さを……

だからこそ力などという大それたものを求める……

私を必要とする者……

これを前に、私は私の生きる意味を垣間見た気がした……

未来も希望も捨てたこの堕天使の瞳に……せめて僅かな輝きを灯そう……

そう決めた……

誰しも……一人では真に望むものを手に入れることは出来ない……

誰しも……一人では苦しむばかりだ……

私は……人を傷付ける悲しみを、痛みを知っている……

呪われた力……そう称したこれが、か弱き命が……それを背負うことなどあってはならない……

その必要はない……

私に出来ること……せめてこの命を、正しき方向へ導こう……

闇に呑まれず……堕ちることなく……この命を連れてみよう……

いずれ待つ……この堕天使を受け入れてくれる何者かのいる未来まで……

私を必要と……欲しいと言ってくれた……

堕天使ヨハネのために……

88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 19:16:39.99 ID:qewc2pIX0
本当にポケモンとラブライブかと思うほど詩的な文章
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 20:34:03.24 ID:4/WXiJAxO

善子「……ずっと、謝らなきゃって……思ってた。私のワガママを聴いてくれたあなたに……酷いことを言ったし、酷いことをさせた……。こんな私について来てくれたこと……本当にありがとう。そして……本当に……本当にゴメンなさい!!!」

ダークライ「……………………!」

善子「曜も……鞠莉も……ダイヤも……今は笑い話って済ませてくれてる……。でも……あなたはきっとそうじゃない……。あなたを……復讐の道具として使った……」

ダークライ「……………………ライ」



ヨハネ『堕天降臨……』スッ

ズズッ……

ズズズッ……

ズアアアアアアアア――――――――!

ヨハネ『……………………』



善子「あなたは……優しかったのに……。自分勝手な都合でそれを歪めた……」



違う……



善子「ずっと私を支えてくれていたのに……」



それは……



善子「あなたの思いを蔑ろにした……」



ダイヤ「……………………」

90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 20:40:44.81 ID:4/WXiJAxO

善子「ここまで……私と一緒にいてくれてありがとう……。ダークライ……」スッ



懐から取り出した……人間とポケモンを繋ぐ"もの"……



善子「あなたはもう……私と一緒にいなくてもいい」



一言ごとに大きくなる鼓動……

込み上げる悪寒……

悲哀を帯びた声を聴くのが痛ましく……



善子「私との契約を……破棄――――――――」

ギュッ……

善子「!!!」

ダークライ「……………………」



それ以上は聴きたくないと……華奢な身体を抱き締めた……

初めて直に感じた……堕天使ヨハネの……私の主の温もりだった……

91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 20:59:44.02 ID:4/WXiJAxO

善子「ダーク……ライ……?」

ダークライ「……………………」



何も言わないでほしい……

感謝も……謝罪も……全て私が伝えなければならないことだ……

闇の中で滅び行くだけの命を掬い上げてくれた……

愛する者の近くにいることが出来た……

その勇気ときっかけを与えてくれた……

これ以上の幸福はない……

与えられてばかりの私に出来ることがあるなら……

それはきっと……この先もお前と共に在ること……

お前の力になることだろう……

だから……

お前がそれを望む限り……



ダークライ「ダーク……」

善子「……………………!!!」



お前の傍に……いさせてはくれないだろうか……

"リトルデーモン"と……呼んではくれないだろうか……

92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 21:16:48.21 ID:4/WXiJAxO

たとえ言葉で伝わらなくとも……



ギュッ……

ダークライ「……………………!!」

善子「言葉も……無いわ……」フルフル……

ダークライ「……………………」

善子「ヒッグ……グスッ……!」

ギュッ……

善子「ダークライ……ダークライ…………っ!!」ポロポロ……



ダイヤ「……………………フッ」ガサッ……

スタスタ……



全ては繋がり……

絆は……ここにある……

93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 21:24:10.13 ID:4/WXiJAxO

――――――――翌朝



千歌「あれっ!!?あれぇっ!!!?」

ダイヤ「ふあぁ……どうしましたの……?」ポケー

千歌「並べといたボウリングのピンが倒れてる!!ストライク出されてる!!」

ダイヤ「何故ボウリングのピンを……」

千歌「これはまさか……ダイヤさんが隠された宝を一人で見つけようと夜中にこっそり抜け出しボウリングの珠を蹴った犯人で……」

ダイヤ「なんですのその妄想」

千歌「ダイヤさん、足痛くない?」

ダイヤ「これっぽっちも」

善子「朝っぱらから騒々しいわね」

千歌「聴いてよ善子ちゃん!!朝起きたらボウリングのピンがハッサム……じゃなかったストライクで!!あー……いや、ストライクなんだけどストライクではないっていうか……」

善子「は?」

ダイヤ「善子さん」

善子「ん」

ダイヤ「おはようございます」ニコッ

善子「……おはよ、ダイヤ」

千歌「……?……?」

善子「ねえ、朝ごはん前に一バトル付き合ってよ」

ダイヤ「私ですか?構いませんが、寝起きのままで勝てると?」

善子「勝つわよ。昨日はよく眠れたから。ね、ダークライ」ニッ

ダークライ「ラァク」

ダイヤ「……そのようですわね」クスッ

千歌「……?……??」

94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 21:30:56.38 ID:4/WXiJAxO

――――――――

――――

――


千歌「なんで急にバトルなんだろ……」

グー

千歌「お腹すいたなぁ……」



ダイヤ「手加減はしませんわよ」

善子「柄じゃないことは言わない方がいいわよ。弱さを隠してるように聞こえるわ」

ダイヤ「隠しきれていないのはそっちでしょう。目元が赤く腫れていますわよ」クスクス

善子「なっ!?///ま、まさかあんた……!!///」

ダイヤ「さあ、なんのことやら」クスクス

善子「だっ、誰かに話したら赦さないんだからねっ!!!//////」

ダイヤ「勝てたら考えますわ♪」

善子「あーもうっ!!///ダークライ!!!」

ダークライ「ダーク!!!」

善子「徹底的に叩き潰すわよ!!!力を合わせて!!!」

ダークライ「ラアアアアアアッ!!!」

善子「さあっ行くわよ!!堕天使ヨハネとリトルデーモン!!!」

ズアアアアアアアア――――――――!

善子「堕天降臨っ!!!♪」ギランッ



TO BE CONTINUED…

95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 21:33:34.95 ID:qewc2pIX0

ちかっち蚊帳の外
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 21:56:02.75 ID:UoiTN1GW0
地の文描写も全然イケてる
ダークライめっちゃいいポケモンで泣いた
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 22:12:31.38 ID:4/WXiJAxO

安価下1コンマ
1〜25
ダイヤとルビィ
昔日の出会い
26〜50
野生の生クリーム!
花丸とバニプッチ
51〜75
シャイニーを探して
曜と鞠莉、二人きりのバケーション
76〜00
ルビィ、ホルビー、がんばルビィ!!

98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 22:28:33.05 ID:qewc2pIX0
ピギィ!
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/31(水) 02:42:30.42 ID:69qnVqCJO

ダイヤとルビィ
昔日の出会い

100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 08:10:39.55 ID:Uc7nPr+k0
黒澤ブビィ
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/31(水) 19:30:12.94 ID:69qnVqCJO

だいや『フフッ、こっちですわよルビィ♪』

るびぃ『まっ、まってよおねいちゃあ!』トテトテ……

コケッ

るびぃ『あっ!』ズザッ

だいや『ルビィ!』

るびぃ『ふぇ……びぇえええええ!!おっ、おねぃぢゃあああああ!!』

だいや『泣かないの。ルビィは強い子でしょう?』

るびぃ『だって……だって……うえええええええん!!』

だいや『ほら、顔を上げて』

るびぃ『うゅ……?』

チュッ

るびぃ『……!』

だいや『勇気の出るおまじないですわ♪』





ルビィ「……………………」サワッ

102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 23:41:48.30 ID:YlCzIO/uO

ダイヤ「ルビィ?」

ルビィ「あっ、お姉ちゃん」

ダイヤ「もうすぐ夕飯の時間ですわ。お母様が呼んでいます」

ルビィ「うん。今行く」

ダイヤ「……なにかありましたか?」

ルビィ「?」

ダイヤ「ああ、いえ……少し、いつもと様子が違ったような気がしたので」

ルビィ「……ちょっとね。昔のことを思い出してたの」

ダイヤ「昔のこととは?」

ルビィ「お姉ちゃんは覚えてる?あのときのこと……」



――――――――

――――

――

103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/02(金) 11:14:02.96 ID:c5t29nsSO
妹キチ
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/02(金) 12:43:49.16 ID:q1QHorjkO

るびぃ『なんで!!なんでおねいちゃあだけポケモントレーナーになれるのー!!』

ヨーギラス『ヨー』

ココドラ『ドラァ?』

だいや『ルビィはまだ小さいからですわ。もう少し大きくなったらちゃんと……』

るびぃ『やーだー!!ルビィだってポケモントレーナーになりたいもん!!おねいちゃあばっかりズルいよー!!』

だいや『そんな……』

るびぃ『いっつもそうだもん!!おねぃちゃあの方がなんでも先で!!ルビィはいっつも後から!!全部ぜーんぶ!!』

だいや『ルビィは妹だから……』

るびぃ『好きで妹になったんじゃないもん!!ルビィ……おねぃちゃあなんか欲しくなかった!!』

だいや『!!』

るびぃ『あっ……』

だいや『……そう、ですか』

るびぃ『おねぃちゃ……』

だいや『もう知りません』

るびぃ『……!』ビクッ

だいや『私だって……妹なんか欲しくありませんでした……。私のことが嫌いなら……どこへだって行けばいいです……』

るびぃ『……………………っ』

だいや『私だって……ルビィのことなんか……大ッ嫌いですわ』

るびぃ『グスッ……うわぁぁぁぁぁぁん!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』トテ……トテ……

ワーン……ワーン……

ポツン……

だいや『……………………』

ヨーギラス『ギーラ?』

ココドラ『ドーラ』

だいや『……………………ルビィのバカ』ホクロポリポリ……

105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/03(土) 11:39:25.85 ID:WFIkTzSKO

――――――――

――――

――



るびぃ『ヒック……グスッ……』

だいや『……………………』



ピンポーン



だいや『……………………』スクッ

るびぃ『グシュッ……』

だいや『……………………』スタスタ

106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/04(日) 09:06:12.91 ID:j1K9H3tSO
今とだいたい変わらない
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/05(月) 11:24:45.51 ID:hBa5rSWGO

かなん『だーいやっ♪』

まり『あそびにきたよー♪』

だいや『ええ』

まり『?』

かなん『どーしたの?元気ないよ?』

だいや『べつに』



るびぃ『……………………』



だいや『なんでもありませんわ』

かなん『ふーん。それよりさ、今西の海岸にペリッパーの群れが来てるんだよ。見に行かない?』

だいや『ええ』

まり『れっつとぅぎゃざー♪』トテテテ……

だいや『……………………』

108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/06(火) 13:02:35.43 ID:n0bhpSyMO

――――――――カナマリの埠頭



ペリッパー『パアー』



まり『そーきゅーと♪』

かなん『たくさん飛んでるねー♪』

キャッキャッ

だいや『……………………』

ソヨソヨ……

かなん『なにかあった?』

だいや『……………………』

まり『ルビィとケンカした?』

だいや『……はい』

かなん『なんで?』

だいや『……………………じつは』



――――――――

――――

――

109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/06(火) 13:46:53.15 ID:n0bhpSyMO

かなん『ふーん……そっか』

まり『ルビィももう少し大きくなったら、ポケモントレーナーになれるんでしょ?それまでのガマンよ♪』

だいや『そう……言ったのですが……』

かなん『……たぶんさ、ルビィはダイヤだけがポケモンを持ってるのが羨ましかったんじゃないと思うな』

だいや『?』

まり『どういうこと?』

かなん『ルビィはきっと、ダイヤと一緒にポケモントレーナーになりたかったんだよ』

だいや『私と……一緒に……』

かなん『いや、勘だよ?なんとなくそう思ったから言ってみただけだから、そんなに気にしないでね。ほら、ダイヤはお姉ちゃんだから、いつもなんでもルビィの先でしょ?だから、ポケモントレーナーだけは……一緒になりたかったんだと思うよ。ルビィは大好きだからね。ポケモンのことも、ダイヤのことも』

だいや『……………………』

まり『ちゃんと話さなきゃダメだよ、ダイヤ』

だいや『わかっています……けど……』

かなん『すなおになれないんだから、ダイヤは』

だいや『……………………』

110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/06(火) 16:39:24.13 ID:n0bhpSyMO

ダイヤ「子どもながらにケンカをして……口を利かなくなって数年……でしたか。先立っての大乱より、仲を違えた時間は長いものでしたね」クスッ

ルビィ「だね」クスッ

ダイヤ「意地だったのか、素直になれないが故だったのか、今となっては遠い日のことですが……。懐かしいですわね。鮮明に覚えていますわ。私たちが、あの子のたまごを拾ったときのこと」



――――――――

――――

――

111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/07(水) 21:46:05.22 ID:79FdEo5SO
ダイヤさんのたまご
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:51:07.65 ID:pDrGYq+Ko
続きは?
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/26(月) 00:54:10.37 ID:Sv+Sdv9LO
ダークライって喋ったような
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/26(月) 06:23:02.14 ID:nlcnRjZL0
3年組ルビィのこと知ってたのか
ダイヤさんも敵対するより仲間に引き入れた方がよかったんじゃ
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/09(金) 01:55:46.91 ID:7wyeFpw2O
続きはよ
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/31(木) 22:55:28.27 ID:cYdXPZjJ0
待ってるで
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/19(火) 14:32:12.22 ID:YGLQRL+/O
スピンオフスレ見つけてにっこり
楽しみに待ってるで
出来れば善子の本気バトルをもっかい見たい
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/16(月) 16:29:27.54 ID:OfWVAsZu0
待機
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/17(水) 23:47:21.00 ID:xmyqPVCcO
保守
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/14(木) 04:16:51.83 ID:xNoID/Ea0
もう1年以上経ってしまったか…
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 00:20:14.45 ID:DjH7gKgTo
作者がここをまだ覗いてるか知らないけど、本編何回も読み返しながらずっと待ってるぞ
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/16(月) 17:57:45.96 ID:ovuPao150
最初にこの作品と出会ったのは3年前。
今読んでも面白い上にたっぷり楽しめるこの作品と出会えて良かった。

そんでもってこの作品と同作者の次の作品のギャップがかなりあって最初は困惑したわ。
困ったことにどっちも面白くて時間がガンガン無くなってく……
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/07/31(月) 02:33:02.60 ID:fwM+P0KqO
今全部読むと10時間かかるのか…
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