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【モバマス安価】凛「いい加減決着をつけようよ」 まゆ「望むところです」

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324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/28(日) 23:28:30.77 ID:tnwOUEMe0
飛鳥「まゆさん逃げよう! まゆさん!?」

まゆ「あ……足がすくんで……!」プルプル

飛鳥「手を貸すよ! さあ!」グイッ

まゆ「だ、だめっ……力が入らない……!」

まゆ「まゆを置いて逃げて……っ」

飛鳥「そんなこと……!」

男の子『ああああああ』スタタタッ

飛鳥(走ってきた!!)

まゆ「……!!」ガタガタ ビクビク

飛鳥「くっ、待ってくれ! この人には何もしないでくれ!」

フッ

飛鳥「!」

飛鳥(消えた。どこへ行った?)キョロキョロ

飛鳥(……いない。去ってくれたようだ)
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 23:40:34.75 ID:yC1jdTqs0
飛鳥君イケメン過ぎない?
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/28(日) 23:42:49.79 ID:tnwOUEMe0
飛鳥「もう大丈夫だよまゆさん」

まゆ「……」

飛鳥「まゆさん?」

飛鳥(!! ま、まさか、乗り移ったとか言うんじゃないだろうね)

まゆ「……飛鳥ちゃん……」

飛鳥「?」

まゆ「……代えの下着とか……持ってませんよね……」

飛鳥「え」

――――

まゆ「……」

飛鳥「ボクを信用して欲しい。誰にも言わないからね」

まゆ「ありがとう……ごめんなさい……」

飛鳥「謝る必要はないよ」

飛鳥「けど、念の為にビニール袋を持ってきて正解だった」

まゆ「おかげで助かりました」
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 23:46:09.72 ID:sNSLtRn+0
ああ、だから消えたのか。幽霊だから聖水に弱い
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/28(日) 23:56:32.87 ID:tnwOUEMe0
まゆ「……」

飛鳥「……仕方ないさ」

飛鳥「あんな事を目の当たりにしたら、そうなるのも不思議じゃない」

まゆ「飛鳥ちゃんは平気でした」

飛鳥「ボクはさっきトイレに行ったから、蛇口を捻ったところで何も出やしない」

飛鳥「対してまゆさんは……ごめん、変なフォローだね」

まゆ「いえ、ありがとうございます」

――――

小梅「次は……凛ちゃんチームの出陣だよ……」

凛「幽霊? ふーん、来るなら来れば?」

乃々「ちっとも怖くないんですけど……!」フンス

まゆ「凛ちゃんたち、気合入ってますけどどうしたんですか?」

ちひろ「これが最後だしお互いを鼓舞しようということになって」

ちひろ「テンションを高めあって、最終的にああなりました」

飛鳥「空回りしなければいいけどね」
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 00:02:00.69 ID:4n3DP0/R0
小梅「……まゆさん……」ヒソヒソ

まゆ「?」

小梅「これ……どうぞ……」スッ

まゆ「!!」

小梅「サイズも合ってると思うから……」

まゆ「な、何で……!」カァァ

小梅「こんなこともあろうかと……みんなの分を用意しておいたの……」

小梅「幽霊さんが教えてくれたんだよ……」

まゆ「ゆ……幽霊さんが……」

まゆ「見られたんですね……ふふ……幽霊さんに……そうですよね……」

まゆ「穿いてきます……」スタスタ

ちひろ「? まゆちゃん、どうしたんですか?」

小梅「気にしないであげてください……」
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 00:15:24.14 ID:4n3DP0/R0

――――

凛「森は野生動物もいるよね」

乃々「違う意味でも気をつけないと……」

凛「でもまあ、いざとなったら例の必殺技使っていいからね。私が運ぶからさ」

乃々「凛さん、頼もしいんですけど……!」

凛「ふふ」

ガサッ

凛・乃々「!」ビクッ

凛「……」

乃々「な、何ですか今の音……」

凛「野生動物でしょ。タヌキか何かだよ」

乃々「姿が見えないんですけど……」

凛「人がいるから驚いたんだよ、きっと」

凛「月明かりがあるから、懐中電灯が無くても歩けそうだね」

乃々「はい……でも心細いので、これだけは手放せません……」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 00:22:52.26 ID:4n3DP0/R0
凛「さっきまでの元気はどこに行ったの?」フフ

乃々「いざ、ちゃれんじすると、身の程を知るぱたーんです……」

凛「大丈夫だって。さっきよりは怖くない…」

ガササッ

凛「!!」ドキッ

乃々「ま、また音が……!」

凛「野生動物だよ。きっとそう」

凛「先に進もう」スタスタ

乃々「不安です……」スタスタ

――――

凛・乃々「!!」

乃々「り、凛さん……これって……」

凛「歩いてるうちに、お墓に出ちゃったみたいだね」

乃々「戻りましょう」スタスタ

凛「流石に強気にはなれない。賛成だよ」スタスタ


『マッテ』


凛・乃々「!?」ビクッ
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 00:29:47.29 ID:4n3DP0/R0
凛「……」

乃々「何ですか今の」

凛「気のせいだよ」

乃々「気のせいじゃ済まないくらいハッキリ聞こえたんですけど……」

乃々「すぐ後ろから……」

凛「気のせいだから。行こう」スタスタ

乃々「……」スタスタ


『マッテヨ』


凛「……乃々」

乃々「は、はい……」

凛「走るよ!!」スタタタッ

乃々「はいぃ……!」スタタタッ


『マッテヨ』 『ネエ』

『アソボ』 『マテ』


凛(さっきより怖くないって言ったけど撤回! 怖すぎる!)スタタタッ

凛(けど声は離れていく! このまま走り抜ければ……)

凛(あれ? 乃々は?)
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 00:33:56.24 ID:4n3DP0/R0
凛「乃々!? どこにいるの!」ピタッ

乃々「凛さぁん……」グスッ

凛「乃々っ! 転んだの?」スタタタッ

凛「立てる?」スッ

乃々「なんとか……」

凛「怪我はないみたいだね。よし、逃げ…」


『ミツケタ』


凛・乃々「!?!?」

凛「だ、誰なの!? さっきから追いかけてくるのは!」キョロキョロ

凛(いない……姿が見えない。近くで聞こえたのに)

凛「乃々、早く戻ろう」

乃々「」

凛(もりくぼ・しゃっとあうとしてる!!)ガーン
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 00:40:19.88 ID:4n3DP0/R0
凛「仕方ないね……おんぶするよ? あとは任せて」グイッ

凛「はぁ……はぁ……!」スタタタッ

凛(声は聞こえない。離れてくれたの?)

凛(ううん、まだ油断はできない。走って戻ろう)

ガシッ

凛「!!」

凛(う、腕……掴まれて……)チラッ


男の子『うひひひひひひ』

凛「」


フッ


凛「……っ」ガタガタガタ

凛(消えた……い、今のは……っ)ブルブルブル

凛(早く!! 早く戻ろう!!)スタタタッ
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 00:46:04.99 ID:4n3DP0/R0

――――

凛「ぜぇ……はぁ……」フラフラ

飛鳥「戻ってきたね」

まゆ「乃々ちゃんまた気絶してる」

凛「ご、ごめんちひろさん……乃々をお願い……」スッ

ちひろ「ええ……よいしょっ。車に寝かせておきますね」グイッ

スタスタ

凛「ふぅ……はぁ……」ガタガタ

飛鳥「脚が震えてるね。何があったんだい?」

凛「……っ!」カァァ

ササッ

まゆ「何で脚を隠すんですか?」

凛「いや……何でもないよ……」

凛「話は後でするから、みんな車に乗って」

飛鳥「そうだね。長居はしない方がいい」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 00:52:18.81 ID:4n3DP0/R0
まゆ「凛ちゃんもですよ」

凛「わ、私はちょっと落し物しちゃって」

まゆ「え!? それは大変ですっ。私も一緒に…」

凛「1人でいいから!」スタタッ

まゆ「あっ、凛ちゃん!」

小梅「ちょっと私も行ってくるね……」

スタタッ

飛鳥「小梅がいるなら安心だ」

まゆ「ええ……」

――――

凛(はぁ……どうしようこれ)

凛(捨てた方がいいよね……匂いが充満したらマズいし……)

小梅「凛さん……」ヌッ

凛「ひっ」

凛「小梅、脅かさないでよ」

小梅「ごめん……それより、これどうぞ……」スッ

凛「!」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 01:00:13.04 ID:4n3DP0/R0
凛「……何で知ってるの……」

小梅「幽霊さんが教えてくれたの……」

小梅「こんなこともあろうかと、用意してたんだ……みんなの分……」

凛「幽霊が……そっか……」

凛「だ、誰にも言わないで! 特にまゆには!」

小梅「分かってるよ……はい、タオルとビニール袋も……」スッ

凛「恩にきるよ」

――――

凛「そしたら、男の子の幽霊に腕を掴まれて」

凛「うひひひひって笑ったの」

飛鳥「それは本当の話なのか……」

まゆ「まゆたちも、男の子が目の前に現れて」

まゆ「ああああ、って叫びながら迫られたんですよ」

乃々「ひぃぃっ……こ、怖いぃぃ……!」プルプル

ちひろ「どちらもとんでもない体験をしましたね……」
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 01:06:19.42 ID:4n3DP0/R0
小梅「……」ジー

小梅(ついて来てる……その男の子も……)

小梅(イタズラっ子なんだね……あまり怖がらせすぎちゃダメだよ……)ナデナデ

凛「小梅、何を撫でてるの?」

小梅「ううん、気にしないで」

凛・乃々・まゆ・飛鳥・ちひろ(幽霊だ)

小梅「……」ジー

小梅(新しい人がついて来てるね……)

小梅(ええっと……今までの人数を合わせると……)


↓1 凛

↓2 乃々

↓3 まゆ

↓4 飛鳥

それぞれに憑いた幽霊の数 コンマ一桁 0は0
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:06:53.87 ID:RKgVWabmo
はい
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:07:05.24 ID:UCmgxEXVo
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:07:15.69 ID:0XpaWYIqo
どうなる
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:07:25.16 ID:BchWqL1Oo
はい
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 01:17:02.87 ID:4n3DP0/R0

凛:16人 乃々:16人 まゆ:19人 飛鳥:15人


小梅(こうなるね……)

ちひろ「皆さん、これで全ての心霊スポットを巡り終えたんですし」

ちひろ「小梅ちゃんに最終結果を聞きませんか?」

まゆ「私も言おうと思ってたんです。小梅ちゃん」

凛「お願い」

小梅「分かった……けっかはっぴょー……!」

小梅「えへへ、幽霊のみんなも拍手してくれてる」

飛鳥「想像はしない方がいいね」

乃々「怖い……っ」

小梅「えっと……まず、どっちのチームが勝ったかを言うね……」

凛・まゆ「……」ドキドキ

小梅「勝者は……」


小梅「まゆさんチーム……!」バッ

まゆ「!!」
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:18:22.43 ID:4+XZpTFdO
こんなに接戦になるとはな
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 01:23:14.62 ID:4n3DP0/R0
まゆ「やりました! でも怖い!」

凛「……上り詰めたって感じだね、まゆ……」

凛「お互い3勝で、王手がかかってる。次の勝負で決まるよ」バチバチバチ

まゆ「ですね……!」バチバチ

飛鳥「火花を散らしてるところ悪いけど」

飛鳥「誰に何人ついたかを教えてくれないか?」

乃々「聞くんですか……!!」

飛鳥「気になるじゃないか」

小梅「りょうかい……じゃあ凛さんから順番に……」

小梅「凛さんは……16人」

凛「16!?」

小梅「乃々ちゃんも、16人だね……」

乃々「」

小梅「まゆさんが1番多かったよ……19人……」

まゆ「じゅっ……19……!?」

飛鳥「ボクは?」

小梅「15人……1番少なかったよ」
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:25:06.16 ID:GmT94Sh70
15人超えてる時点でかなりとりつかれてるのでは…
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:27:36.76 ID:PNpuJF12O
有利不利のないコンマ勝負とはいえ凄い接戦ですなぁ
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 01:27:39.07 ID:4n3DP0/R0
飛鳥「少ないと言ってもそんなに変わらないじゃないか……」

小梅「そうだね……」

凛「……小梅」

凛「ちなみに、どんな人が私に憑いてるのか、教えてくれる?」

乃々「そこまで聞いてしまうんですか……!?」

小梅「いいよ……3人くらい教えるね……」


↓1、2、3 凛に憑いた幽霊はどんな人か
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:28:01.21 ID:LONIXP9M0
学生妊娠して堕胎された水子
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:28:09.57 ID:Kdfku4lro
ネネさんの妹(幽体離脱して散歩中)
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:28:15.50 ID:yjEkPmhA0
失恋して無理心中した女子学生
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 01:40:45.00 ID:4n3DP0/R0
小梅「1人は……学生のうちに妊娠したんだけど……」

小梅「色んな言い争いがあって……結局この世に生まれることができなかった赤ちゃん……」

凛「水子……」

小梅「もう1人は……ネネさんの妹さん」

凛・乃々・まゆ・飛鳥・ちひろ「!?!?!?」

ちひろ「え!? ね、ネネちゃんの妹って……!」

まゆ「ちひろさん危ないです!! 前見て!!」

小梅「あ、違うよ……幽体離脱で散歩してたら……」

小梅「たまたま私たちを見かけて……他の幽霊と混ざってお話ししてるの……」

飛鳥「大丈夫なのかそれは!?」

小梅「うん、今戻っていった……」

小梅「そして最後は……心から大好きだった人に振られちゃって……」

小梅「どうしても傷を癒すことができなくて……命を落としてしまった子……」

凛「失恋……か……」

小梅「みんな……話を聞いて欲しくて凛ちゃんについて来たんだよ……」

小梅「でも、凛ちゃんは話を聞けないから……私が代わりに聞いておくね……」

凛「うん、ありがとう……」
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 01:43:26.91 ID:4n3DP0/R0
乃々「あ、あの……」

乃々「私に憑いた人も……教えてくれませんか……」

まゆ「怖くないの?」

乃々「怖いですけど……今の話を聞いたら……」

乃々「気になってしまって……」

小梅「乃々ちゃんについて来た子だね……うーんと……」


↓1、2、3 乃々についた幽霊はどんな人か
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:44:13.02 ID:u1PxD3VT0
孫思いのおばあちゃん
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:45:03.32 ID:GmT94Sh70
天下無双の鬼武者
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 01:45:17.74 ID:mt0ch0+sO
幼稚園の遠足の事故で1人だけ生き残って後追い自殺した若い先生
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 01:58:48.14 ID:4n3DP0/R0
小梅「1人はお孫さん思いのおばあちゃん……乃々ちゃんが自分のお孫さんに似てるらしくて」

小梅「あたたかい目で見守ってるよ……」

乃々「おばあさんですか……優しい人ですね……」

小梅「うん……とっても……」

まゆ「乃々ちゃんには、優しい幽霊がついて来てそうですね」ニコッ

乃々「そ、そうでしょうか……」ヘヘ

乃々「あとはどんな人ですか……?」

小梅「すごく目立つ人がいるよ……天下無双の鬼武者さん……」

乃々「おにむしゃっ……!?」ビクッ

小梅「敵なしの凄い人で……戦で見かけた敵は裸足で逃げ出すほどだったらしいよ……」

凛「どうしてそんな人が乃々に?」

小梅「『愛いおなご』だからだって……気に入られたみたい……」

乃々「お、恐れ多いんですけどっ! 帰ってもらうように言ってください!」

小梅「乃々ちゃんにデレデレだから……熱が覚めるまでは無理かも……」

小梅「その間、守護霊になって見守ってくれるよ……」

ちひろ「すごいじゃないですか!」

乃々「は、反応に困りますぅ……」
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 02:05:03.20 ID:4n3DP0/R0
小梅「あと1人は……ある幼稚園の遠足中に事故があって……」

小梅「1人だけ生き残った先生なんだけど……亡くなった人たちの後を追って……」

小梅「命を落としてしまったんだって……」

乃々「あぅ……もりくぼに憑いても、どうしようもないですよぉ……!」

小梅「安心して……乃々ちゃんが、幼稚園児で仲の良かった子に似てて……」

小梅「ちょっとだけ近くにいたいだけらしいから……少ししたら離れるって……」

乃々「そうなんですか……」

まゆ「小梅ちゃん、私も聞いてもいいでしょうか?」

小梅「いいよ……」


↓1、2、3 まゆについた幽霊はどんな人か
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 02:10:30.97 ID:wr7of3Tro
自傷癖が行き過ぎて自殺してしまった人
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 02:15:16.16 ID:u1PxD3VT0
Pのひいおばあちゃん
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 02:20:43.30 ID:W3eN9pw/o
無理心中された女の子
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 02:27:06.33 ID:4n3DP0/R0
今日はここまでにします
結局最後までもつれてしまった

お付き合いありがとうございます
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 02:56:19.73 ID:Pnqzik1Ao

いつもならPが颯爽と駆けつけてくれるだろうに4人ともよく頑張った
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 05:34:09.79 ID:+TuFyHif0
勝負がついたらこのSSも終わってしまうのか…
毎日楽しみにしてたからさみしい
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 07:44:33.53 ID:XFRLFuRRO
次は第一側室決定戦でしょ?
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 08:56:26.60 ID:zEMUeqCG0
シャーマンキング乃々編か…
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 22:53:26.21 ID:4n3DP0/R0
小梅「まゆさんには……自分を傷つけてしまう癖があって……」

小梅「抑えることができなくて……命を落としてしまった人と……」

ちひろ(自傷癖……ですか)

小梅「プロデューサーのひいおばあさん……」

まゆ「!?」

小梅「そして……無理心中されてしまった女の子……」

飛鳥「無理心中か。身勝手が行き過ぎた結果だね、全く困ったものだよ」

小梅「1人目と3人目に紹介した人は……まゆちゃんとお友達になりたがってる……」

まゆ「お、お友達ですか。う、嬉しいですけど……まゆはその、怖いのが大の苦手でっ……」プルプル

小梅「大丈夫……3日くらい一緒に遊べば、満足して離れてくれるらしいから……」

小梅「カラオケとか、ご飯食べたり……お話したりしよう……」

小梅「私も一緒にいるよ……」

まゆ「3日間&小梅ちゃん付きですか……そ、それなら何とか……」

乃々「プロデューサーさんのひいおばあさんというのは……?」

凛「私も詳しく聞きたい」
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 23:05:42.50 ID:4n3DP0/R0
小梅「ひいおばあさんはね……プロデューサーさんを好いてくれる女の子が、どんな人なのか……」

小梅「ずっと見守ってるんだって……」

まゆ「ずっとって、いつからですか?」

小梅「亡くなってからずっとだよ……守護霊だから……」

ちひろ「守護してなくていいんですか?」

小梅「今は偶然離れてるだけ……凛さんとまゆさんの勝負が面白くて、つい追っちゃうんだって……」

飛鳥「まるで観客だね」

小梅「ポップコーンを片手に見てるよ……」

飛鳥「観客そのものじゃないか!!」

凛「ちなみにどっちを応援してくださってるの?」

小梅「イーブン……」

凛・まゆ「くっ!」

凛「ひいおばあさま、見ていてください! 私が必ず幸せにします!」

まゆ「私の方が幸せにできますから!」

乃々「声が大きいんですけど……」

飛鳥「小梅、ボクに憑いた人も教えてくれないかな」

小梅「うん……」


↓1、2、3 飛鳥についた幽霊はどんな人か
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 23:06:31.75 ID:GmT94Sh70
ちょっと粗末な扱いを受けたエクステ
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 23:07:56.40 ID:7Z5b57Y0O
ゴスロリの服、背中に羽(右が白、左か黒)をつけ、ウェーブがかかった髪、頭にうさ耳、左目に眼帯、赤縁の眼鏡をかけ、右腕に鎖を巻き、左腕にぬいぐるみを抱いて、方言を喋る女の子
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 23:08:25.78 ID:9RcabBurO
厨二病を拗らせすぎて自殺した人
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 23:08:36.60 ID:u1PxD3VT0
Pの生き霊(あすなろ抱き)
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 23:26:51.04 ID:4n3DP0/R0
小梅「1人目はエクステ……初めはすごく大事にされてたんだけど、ちょっと粗末な扱いを受けて……」

小梅「その結果霊体になって、彷徨っているんだって……」

飛鳥「人じゃないのか……」

小梅「飛鳥ちゃんに懐いてるよ……」

飛鳥「画が想像できないんだが」

小梅「2人目は……ゴスロリの服、背中に白と黒の羽をつけてて……」

小梅「ウェーブのかかった髪に、うさ耳と左目に眼帯……さらに赤緑の眼鏡をかけてて……」

小梅「右腕に鎖、左腕にぬいぐるみを抱いて……方言を喋る女の子……」

飛鳥「情報が多いな!?」

飛鳥「一体何者なんだ彼女は。聞いてくれないか」

小梅「教えてくれない……ただ飛鳥ちゃんに惹かれてついて来たって言ってる……」

飛鳥「何者なんだ……」

小梅「3人目はね……厨二病を拗らせてしまって……」

小梅「命を落とせば悪魔の力を手に入れられると信じて……自ら命を経った人……」

飛鳥「……」
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 23:39:15.27 ID:4n3DP0/R0
飛鳥「ふと思ったんだが、ボクだけメンツが濃くないか?」

小梅「強い幽霊じゃないよ……」

飛鳥「そういう意味じゃなくてね……まあいいよ」

飛鳥「で、彼女らはボクに何を求めている? 友人か、それとも興味本位か」

小梅「興味を持ってるんだよ……そのうち飽きて離れてくれると思う……」

小梅「私も注意して見てるから……何かあれば教えるよ……」

飛鳥(何をされるというんだ)

ちひろ「……小梅ちゃん」

小梅「……?」

ちひろ「私に憑いてる人がどんな人かも教えてもらえませんか」

ちひろ「気が気じゃないので……」

小梅「分かりました……」


↓1、2、3 ちひろについた幽霊はどんな人か
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 23:40:04.48 ID:8VBw+9VB0
昔村の風習で生贄にされた女の子
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 23:40:18.52 ID:+iDgXmea0
黒い服を着た借金取り立て人
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 23:40:43.15 ID:LONIXP9M0
金にがめつく生きていて誰にも看取られることなく孤独死した老婆
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 23:57:12.69 ID:4n3DP0/R0
小梅「ちひろさんには……3人の人がついて来てるよ……」

ちひろ「3人……まあ十数人よりはいいですね……」

ちひろ「で、どんな方です?」

小梅「1人目は……昔、とある村の風習で生贄にされた女の子……」

小梅「ちひろさんがお母さんに似てるんだって……」

ちひろ「そうなんですか……どうすればいいんでしょうか」

小梅「甘えさせてあげればいいと思う……1週間か、1ヶ月か分からないけど……」

小梅「詳しくは後で話します……」

ちひろ「ええ……怖いですね……」

小梅「そんなに深刻じゃないから……」

小梅「2人目は……黒い服を着た、借金を取り立てる人……」

ちひろ「何でそんな人が!?」

小梅「ちひろさんから取り立てなきゃいけないって……勘違いしてるみたい……」

ちひろ「どすうすればいいんですか」

小梅「お金を100万ほどお供えすれば……一発で離れてくれます……」

小梅「それか説得するか……」

ちひろ「説得でお願いします……」
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 00:11:51.36 ID:BQdezZ+T0
小梅「分かりました……これもまた後ほど詳しく話します……」

小梅「最後、3人目は……お金への執着が強くて……」

小梅「男の人とも上手くいかず……そのまま歳を重ねて……」

小梅「最後は誰にも看取られることなく亡くなったおばあさん……」

凛・乃々・まゆ・飛鳥「……」ジー

ちひろ「何かアイドルの皆さんから視線を感じるんですけど」

ちひろ「その人は何故私に?」

小梅「忠告してるんだよ……私みたいになるなって……」

小梅「お前マジでそのままだとヤバいからって……もっと金に対して寛容になれって……」

ちひろ「本当にそんな言葉遣いなんですか!?」

小梅「うん……とにかく気をつけて欲しいんだって……」

ちひろ「分かりました。っていうかそこまでがめついと思われてるのが心外ですけど」

飛鳥「日頃の行いってやつだね」ヒソヒソ

乃々「擁護できません……」ヒソヒソ

凛「がめつくないなら、もっとイメージの塗り替えをするとかね」ヒソヒソ

まゆ「現状だと仕方ないですよね」ヒソヒソ

ちひろ「……うふふっ」
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 00:16:21.52 ID:BQdezZ+T0
ちひろ「そうですかー、そんなに心霊スポットに置き去りにされたいですかー」グルグル

凛「!?」

まゆ「ま、待ってください! ハンドルを切らないで!」

飛鳥「ボクたちもイメージアップに協力するよ!」

乃々「謝りますごめんなさいぃ!」

小梅(ふふ……私は別にいいけどね……)


第六回戦 勝者:まゆ

凛 ●●●○ まゆ ●●●○
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 00:23:33.23 ID:BQdezZ+T0

――――

まゆ「……」グッタリ

凛「疲れてるね」

まゆ「ええ……3日間、小梅ちゃんに付き合ってもらって」

まゆ「色んな場所に遊びに行って……夜は金縛りにあって……」

まゆ「耳元で呼吸音が聞こえたり、手を握られたり」

凛「心中察するよ……」

まゆ「でもおかげで幽霊さんに満足してもらうことができました」

まゆ「この件が終わるまで勝負を待ってもらったこと、感謝してます」

凛「気にしないで。正々堂々戦いたいしね」

凛「っていうか、まゆのあれって強がりだったんだね」

まゆ「?」

凛「心霊スポットに行った時、平気そうだったけど」

凛「最後はめちゃくちゃ泣いてたじゃん」

まゆ「う……」カァァ

まゆ「そ、そんなことより勝負を始めましょう!」

凛(誤魔化した)フフ


↓2 7回目、何で勝負するか
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 00:25:43.74 ID:sjNd90of0
ライブバトル
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 00:25:46.28 ID:e1/AoME/0
日本縦断サイコロの旅
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 00:25:49.67 ID:iNoTkda3O
LMBGの寝かしつけ対決
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 00:25:57.78 ID:qewc2pIX0
カラオケ
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 00:26:00.28 ID:WfvhVFCOO
Pに告白対決
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 00:45:55.80 ID:BQdezZ+T0
凛「前の勝負はまゆだったから、次は私が決めさせてもらうよ」

まゆ「何でも来いですよ」

凛「もう考えてあるんだ……最後の勝負に相応しい勝負をね」

凛「その名も、日本縦断サイコロの旅!」

まゆ「日本縦断サイコロの旅!?」

まゆ「あの、今までになく大きな勝負の予感がするんですけど……説明してもらえますか」

凛「まゆの予想は外れだよ。私たちもアイドルとしての仕事があるし、実際に旅をすることはできないよ」

凛「だからこれで勝負をするの」ジャンッ

まゆ「ボードゲームですか……一気にスケールが小さくなりましたね」

凛「そう思うでしょ? けど、これが晶葉の作ったゲームだって言ったらどう?」

まゆ「嫌な予感がプンプンします」

晶葉「説明しよう!」ヌッ

まゆ「きゃっ!? び、びっくりした……!」

晶葉「これは普通のボードゲームではない。天才の私が作った、まさしく『未来のゲーム』!」

晶葉「まずはプレイヤーを登録して、ここのスタートボタンを押すと」

晶葉「プレイヤーはゲームに吸い込まれる」

まゆ「急に理解が追いつかなくなりましたけど」
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 01:02:57.19 ID:BQdezZ+T0
晶葉「人間のデジタル化というやつだ。そして中で行われるのは、日本縦断の旅」

晶葉「北海道からスタートし、サイコロを振って出た目の数だけ進んで」

晶葉「途中途中で起こるイベントに巻き込まれながらも、ゴールの沖縄を目指すんだ」

晶葉「中では何十日、何ヶ月、何年の時が流れると思うが……現実では約1時間しか経たないから安心してくれ」

まゆ「晶葉ちゃん、天才のレベルを越えてると思いますよ」

凛「だよね。私も最初聞いた時、賞賛を通り越してドン引きしたもん」

まゆ「私は晶葉ちゃんが怖いです」

晶葉「そう褒めないでくれ」フフ

まゆ「褒めてるっていうか……確かに褒めてはいるんですけど……」

晶葉「大まかな説明は終わったぞ。あとは好き勝手やってくれ」

晶葉「プレイしていれば流れは分かってくるから」スタスタ

まゆ「……」

凛「早速始める?」

まゆ「待ってください、心の準備と余裕を作る時間をください」

まゆ「明日、2人ともオフですよね? 休みなら気兼ねなくプレイできますから」

まゆ「お昼に事務所に集まりましょう」

凛「オッケー」
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 01:04:26.65 ID:BQdezZ+T0
今日はここまでにします
また明日に始めていきます
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 01:04:41.30 ID:e1/AoME/0
科学の力ってスゲー
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 01:05:14.22 ID:05hhsruBo
乙ー
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 01:05:39.43 ID:e1/AoME/0
乙乙
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 01:09:09.37 ID:iNoTkda3O
懲役30日みたいな装置だな
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 07:36:16.06 ID:XgcZcxIx0
ディカプリオと渡辺謙が出てくる映画にありそうな設定だな
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 14:06:29.36 ID:ZrXlKp3l0
ゲームの中に吸い込まれるのってジュマンジだっけザスーラだっけ
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/30(火) 21:09:06.02 ID:BQdezZ+T0
>>1です
サイコロの旅のやり方や、各地のマスの内容など色々決めたいので
今日でなく明日から始めていきたいと思います
すみません
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 21:11:40.08 ID:e1/AoME/0
了解しましたー
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 04:57:44.68 ID:LCscwQfuo
昔765のサイコロの旅SSがあったな
奇跡安価連発で海外の旅になってたけど
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 08:34:36.50 ID:8CGCSoqt0
>>398
もっと手軽な感じになると思います
予定通り今日の夜から始めます
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/31(水) 22:27:28.18 ID:8CGCSoqt0

――――――――

――――――

――――

凛「体調は万全?」

まゆ「もちろんですよ。これでついに正妻が決定するんですからね」

まゆ「全身全霊で凛ちゃんを負かします」

凛「こっちのセリフだよ。プレイヤー登録はしておいたから確認して」

まゆ「ありがとうございます。えっと、名前と身長にスリーサイズ……こんな細かいんですか?」

凛「みたいだね。あと特技の欄も確認してね」

まゆ「特技? あ、これですか……って」

まゆ「何ですか『重すぎる愛』って!?」

凛「私から見たまゆのイメージだよ。これを使えば」

凛「相手を1回休みにできるんだ」

まゆ「良い効果ですね……名前はすごく納得いかないですけど」

凛「ちなみに私は『超嗅覚』。サイコロの出る目を+5できる効果だよ」

凛「どっちも上限が2回だから、どのタイミングで使うかよく考えないとね」

まゆ(嗅覚で出る目を+5って意味が分かりませんね)

まゆ「大体は分かりました。始めましょうか」

凛「そうだね……いくよ! スタート!」ポチッ

シュンッ
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/31(水) 22:38:53.72 ID:8CGCSoqt0

――――

まゆ「……?」

まゆ「こ、ここは……外ですか?」

凛「どうやらゲームの中に入ったみたい」

まゆ「半信半疑だったんですけど、本当みたいですね」


晶葉『ようこそ! 今から日本縦断サイコロの旅を始めるぞ!』

凛・まゆ「!?」


まゆ「晶葉ちゃんの声です!」

凛「プログラムだよ。実際に話してるわけじゃない」

晶葉『その通りだ。私は晶葉にプログラムされたゲームの案内人だ!』

晶葉『君たちに狂うほど楽しんでもらうため、様々な紹介や説明をしていくぞ!』

まゆ(テンションが高い)

晶葉『さて、目の前に広がっている広大な土地に驚いていると思うが』

晶葉『ここは北海道のある場所であり、サイコロの旅のスタート地点でもある!』

晶葉『君たちにはここから、ゴール地点の沖縄を目指してもらうぞ!』

凛「ここまでは晶葉に聞いたね」
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/31(水) 22:55:46.85 ID:8CGCSoqt0
晶葉『そうなのか!? ははっ、私の仕事を奪うなんて! やっぱりあいつは天才だな!』

凛・まゆ「……」

晶葉『となれば私が説明するのは、各マスについてだな!』

晶葉『都道府県ごとに3つのマスがあり、それぞれ出身のアイドルが待ち構えているぞ!』

晶葉『凛とまゆはそのアイドルたちと対決したりしなければならない!』

凛「したり?」

まゆ「対決以外にも何かありそうですね」

晶葉『その通り! 対決だけではなく、君たちを陥れる罠もあるんだ!』

晶葉『深くは説明できないが、止まったら自分の不幸を呪って泣き叫んでくれ!』

まゆ「明るい声でそんなこと言わないでください」

晶葉『話を戻すが、アイドルたちと戦って勝てば、嬉しいご褒美が待っているぞ!』

晶葉『よし、こんなところかな! あとは追々説明していくから』

晶葉『ジャンケンして先攻後攻を決めてくれ!』

凛「これは大事だね」クイックイッ

まゆ「絶対に先攻を勝ち取ります」グッグッ

凛・まゆ「最初はグー! ジャンケン……」


↓1 コンマ一桁 偶数が凛 奇数ならまゆ
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 23:02:06.40 ID:vSdRbQ9Ho
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/31(水) 23:13:44.52 ID:8CGCSoqt0
凛「よし!」

まゆ「うう……でも後攻が有利になることも……」

晶葉『凛が先攻だな! ではこのサイコロを振るんだ!』

ポンッ

凛「大きいサイコロだね」

まゆ「10面ですか。これなら早く終わるかも」

晶葉『それは君たちの運次第だな! そろそろ私は引っ込ませてもらうぞ!』

晶葉『この防寒着を渡すから急いで着るように! またな!』

パサッ パサッ

まゆ「防寒着? 必要ないと思いますけど…」

凛・まゆ「寒っ!?」

凛「き、急に寒くなったね」ガタガタ

まゆ「こ、これ……北海道の寒さですか……」ブルブル

晶葉『本格的だろう? 他にもリアリティを追求してるからお楽しみに!』

凛「早く着よう」ゴソゴソ

まゆ「風邪ひいちゃいます」モソモソ
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/31(水) 23:21:27.98 ID:8CGCSoqt0
凛「それで、どうすればいいんだっけ……」プルプル

まゆ「サイコロを振るんですよ。凛ちゃんが先攻なんですから」ガタガタ

凛「そ、そっか。お先に」スッ

凛「よっ」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

凛  北海道 青森  岩手  宮城
●  ○○○ ○○○ ○○○ ○○○

まゆ 北海道 青森  岩手  宮城
●  ○○○ ○○○ ○○○ ○○○


↓1 コンマ一桁がサイコロの目 0は10です 特技を使う場合は使用のレスも加えてください
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 23:22:19.93 ID:79Wa2y9zO
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 23:23:04.88 ID:Xo+UahcgO
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/31(水) 23:32:01.87 ID:8CGCSoqt0

凛:3マス進む

【進行状況】

   北海道 青森  岩手  宮城
凛  ○○● ○○○ ○○○ ○○○

まゆ 北海道 青森  岩手  宮城
●  ○○○ ○○○ ○○○ ○○○


凛「3マスって……少ない……」

まゆ「うふふ、これはまゆが差をつけちゃいそうですねぇ」

凛「どうかな、まゆも3を…」

ビュンッ

まゆ「凛ちゃんが消えた!?」

まゆ「い、移動した……んですか……?」

――――

凛「…出すかもしれないよ」ビュンッ

凛「あれ、まゆ? どこ行ったの?」

凛「いや……私が移動したみたいだね」

ワイワイ ガヤガヤ

凛「大きな雪の像が並んで、人が賑わってる」

凛「さっぽろ雪まつり、だっけ。すごい」キラキラ
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/31(水) 23:45:53.53 ID:8CGCSoqt0

???「北海道へようこそ」スタスタ

凛「だ、誰!?」


アーニャ「私デス」

凛「アーニャ! そっか、北海道出身だもんね」

アーニャ「ダー。早速デスけど、凛」

アーニャ「私と対決、デス!」バンッ

凛「本当に早速だね。もうちょっとここら辺の説明とかないの?」

アーニャ「プログラムされてないので……ごめんなサイ」

凛「やっぱりプログラムなんだ」

アーニャ「はい……でも一応本人の許可を得て、セリフや動作の収録もしまシタ」

凛「細かいね……」

凛「まあいいや。雪まつりを堪能するのは」

凛「プロデューサーの正妻になってからでも遅くないし」フフッ

凛「どういう対決するの?」

アーニャ「さっぽろ雪まつりが舞台デスから」

アーニャ「雪細工で、どちらの完成度が高いか勝負しまショウ」
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/31(水) 23:56:55.61 ID:8CGCSoqt0
凛「へー……面白そう。いいよ、やろうよ」

アーニャ「引き受けマスか。その判断が命取りにならないといいデスけど」フフフ

凛「それも収録したの?」

アーニャ「ダー。楽しかったデスよ♪」

凛(ノリノリでやるアーニャが目に浮かぶよ)

アーニャ「お題は『プロデューサー』デス。プロデューサーのどんな姿でもいいので」

アーニャ「等身大の像を作ってくだサイ」

凛「!」ピクッ

凛「ふふ……なんだ、私に超有利じゃん」

凛「制限時間は?」

アーニャ「1時間デス。はい! 今からスタートデス!」スタタタッ

凛「あ! 卑怯な!」スタタタッ

――――

凛「どんなプロデューサーを作ろうかな。仕事してる姿もいいけど」

凛「ベッドで腕枕して私に微笑みかけてる妄想バージョンも捨てがたい」

アーニャ「♪」ペタペタ

凛(って、アーニャもう作り始めてるし!)

凛(私も急がないと)パンパン ペタペタ
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 00:10:49.20 ID:RylFSmUe0
凛『決めた、あのプロデューサーにしよう』パンパン

アーニャ『これをこうして』ペタペタ


まゆ「……」

晶葉『このように、向こうの様子を映像で確認できるんだぞ! すごいだろう!』

まゆ「すごいですけど……1時間も待たなきゃいけないんですか?」プルプル

晶葉『風邪はひかないから安心してくれ! あと』

晶葉『コタツとミカンも用意してあるぞ、ほら!』

ジャンッ

まゆ「道の真ん中に不自然なコタツ!」

まゆ「嬉しいですけど、どうせなら寒さをどうにかして欲しいですね」モゾモゾ

晶葉『仕方ないな! これでどうだ!』

まゆ「あ、風が止まった。ありがとうございます」

まゆ(これなら凍えることはないですね)ムキムキ パクッ

まゆ(ミカン美味しい)モグモグ


↓1 アーニャの雪細工の出来栄え

↓2 凛の雪細工の出来栄え


コンマ二桁 高い方が勝利
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/01(木) 00:11:26.19 ID:0quHeIY50
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/01(木) 00:11:56.78 ID:z0GpVFb0O
それ
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 00:21:23.26 ID:RylFSmUe0

――――

晶葉『そこまで! 1時間経ったから私が審査しに来たぞ!』

凛「まあ晶葉くらいだよね」

アーニャ「一生懸命がんばりまシタ♪」

晶葉『審査に移ろう! ふむ……なるほどなるほど……』

晶葉『アーニャは溺れそうなプロデューサーか! なかなか上手い!』

アーニャ「違いマス! 喜んでるプロデューサーデス」

晶葉『そ、そうか。上手いな』

凛(気を遣ってる)

晶葉『対して凛は……バラを加えて決めポーズをとっているプロデューサーだな!』

凛「うん、我ながら上手くできたよ」

――――

まゆ(家の庭に飾りたい)

――――

晶葉『1時間でよくここまで作れたな! 素晴らしい!』

晶葉『さて、結果を発表するぞ!』
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 00:31:44.13 ID:RylFSmUe0
アーニャ・凛「……」ドキドキ

晶葉『雪細工対決に勝ったのは……凛だ!』

凛「やった!」グッ

アーニャ「凛、すごいデス。私の完敗デス」

凛「アーニャのプロデューサーも素敵だと思うよ。気持ちが伝わってくる」ニコッ

アーニャ「そ、そうデスか……?」テレテレ

凛「また雪細工作ろうね」

晶葉『おめでとう凛! 対決に勝ったから、次のサイコロの目が+2されるぞ!』

凛「ご褒美ってそういうのなんだ。まあ嬉しいっちゃ嬉しいかな」

晶葉『次はまゆの番だから、ここでコタツとミカンを満喫していてくれ!』

―――――

まゆ「やっと私ですか。あったかくて寝ちゃうところでした」スッ

まゆ「お願いします、10出てください! 10!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   北海道 青森  岩手  宮城
凛  ○○● ○○○ ○○○ ○○○

まゆ 北海道 青森  岩手  宮城
●  ○○○ ○○○ ○○○ ○○○


↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/01(木) 00:33:39.50 ID:B1evMHPAo
ぽい
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 00:48:14.12 ID:RylFSmUe0

まゆ:10マス進む

【進行状況】

    北海道 青森  岩手  宮城
凛   ○○● ○○○ ○○○ ○○○

    北海道 青森  岩手  宮城
まゆ  ○○○ ○○○ ○○○ ●○○


まゆ「きゃっ、本当に出ました!」

凛「なん……だと……」

アーニャ「まだまだここからデスよ」ポンッ

晶葉『これはすごいぞ! しょっぱなから凛を突き放した!』

晶葉『北海道、青森、岩手を越えて宮城に到達だぁー!』

まゆ「準備していただいたアイドルの方には悪いですけど……」

まゆ「私の出身地、いざ宮城県へ!」

ビュンッ

――――

まゆ「到着! こんな移動の感じなんですね」


???「お、きたきた」

まゆ「!」


まゆ「なるほど……美玲ちゃんですか」

美玲「ふふふ、まゆ! ウチが相手だぞッ!」ビシッ
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/01(木) 00:59:28.82 ID:kjv4z9Jqo
まゆも宮城だっけ
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:00:30.24 ID:RylFSmUe0
まゆ「いいでしょう。例え同じ出身のアイドルでも」

まゆ「容赦はしませんよ」

まゆ「何で勝負するんですか?」

美玲「宮城県出身なら、ここがどこだか分かるよな?」ニヤリ

まゆ「ええ……っていうか」

まゆ「美玲ちゃんの後ろの看板に『伊達政宗歴史館』って書いてありますし」

美玲「その通り! 今から始めるのは、伊達政宗に関係がある勝負だ」

まゆ「ま、まさか……刀で真剣勝負!?」

美玲「違う! そんな物騒な勝負はしない!」

美玲「その名も『伊達政宗ぬいぐるみ勝負』!!」

まゆ「へ……?」

美玲「ここに伊達政宗のぬいぐるみを作る材料が2人分ある」スッ

美玲「時間は無制限! より上手く作った方の勝利というシンプルなルールだ!」

まゆ「……」

まゆ(美玲ちゃんらしいというか……)
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:10:35.40 ID:RylFSmUe0
美玲「怖気づいたか?」フッフッフ

まゆ「まさか、望むところですよ。受けて立ちます」

まゆ「時間は無制限なんですよね?」

美玲「ああ、早く作ってもポイントにはならないぞ」

美玲「ここにあるテーブルを使ってくれ。ミシンなどの道具も全て揃えてある」

まゆ「整ってますね」

美玲「準備はいいか!? スタートだ!!」


凛「あれ、もうミカンがない」

アーニャ「ちょっと待っててくだサイ」スッ

スタスタ

アーニャ「はっ」ズボッ

凛「プロデューサーの心臓付近に手を突っ込んだ!」

アーニャ「冷やしておきまシタ♪」スタスタ

アーニャ「どうぞ」スッ

凛「う、うん……ありがとう」

凛(なんかこのアーニャおかしい。晶葉の産物だからだろうけど)
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/01(木) 01:17:53.37 ID:RylFSmUe0
晶葉『おい凛! まゆが戦ってるのに観なくていいのか?』

凛「ちょくちょく確認してる。雪の像も観賞したいし、付きっきりには観れないよ」

アーニャ「凛、もっとミカンありますよ?」

凛「ありがとう。もういいよ」

アーニャ「そうデスか……」チラッ

凛(まだミカンが埋まってるのかな)


↓1 美玲のぬいぐるみの完成度

↓2 まゆのぬいぐるみの完成度


コンマ二桁 高い方が勝利
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/01(木) 01:21:57.29 ID:nl0h3AAe0
それ
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/01(木) 01:22:00.81 ID:cE9QNg8jO
ぬえ
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