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【モバマス安価】凛「いい加減決着をつけようよ」 まゆ「望むところです」

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725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 00:15:43.94 ID:i/vNDelS0
書き溜めができなかったので、続きから書いていきます…
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/15(木) 00:25:04.48 ID:i/vNDelS0

カポーン

凛「露天風呂最高」

千枝「リラックスできますね」

凛「戦いの疲れが癒されるよ……」ジャバッ

晶葉(覚えてたか)

凛「まさか、まゆも1回休みになるとは思わなかったな」

凛「ほんのちょっとの休戦だね」

千枝「……」ジー

凛「? どうしたの千枝」

千枝「凛さんの肌、すごく綺麗ですべすべしてそうです」

凛「千枝もね」フフ

千枝「触ってみても……」

凛「いいよ」

千枝「ありがとうございます」ドキドキ

千枝「わー……」サワサワ

凛「私も触っていいかな」

千枝「どうぞ」
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/15(木) 00:34:37.82 ID:i/vNDelS0
凛「……言っとくけど」

凛「これは事案じゃないから。女同士だし」

晶葉(私に言ってるのか)

凛「ふーん……」プニプニ

千枝「く、くすぐったいです」

凛「ごめんごめん。触り心地がよくってつい」

千枝「……」ジー

凛「何?」

千枝「あの……私……」

千枝「凛さんみたいな、すらっとした体になりたいんです」

千枝「どうすればいいでしょうか!」

凛「どうすればって……特別なことはしてないし、困る質問だよ」

凛「普通に過ごしてればいいんじゃない?」

千枝「普通ですか……」

千枝「分かりました。普通に過ごしますっ」

凛「う、うん。頑張って」
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/15(木) 00:44:49.49 ID:i/vNDelS0
凛「けど変わってるね。もっとこう、大きくなりたくないの?」

千枝「?」

凛「だから、胸とかお尻とか。セクシーな感じにさ」

千枝「はい……恥ずかしいので」

千枝「あっ、えっと、雫さんや愛梨さんたちを悪く言ってるわけでは!」アセアセ

凛「大丈夫だよ」クスッ

千枝「せくしーな人たちは、とっても素敵だと思うんです」

千枝「でも千枝がそうなるのを想像すると……」カァァ

凛「恥ずかしい?」

千枝「見られるのが……」

凛「今だって見られてるじゃん」

凛(まあ視線は多少なりともいやらしくなるだろうけど)

凛「あのさ」

千枝「はい」
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/15(木) 00:52:01.22 ID:i/vNDelS0
凛「仮に千枝がセクシースタイルになったとしよう」

凛「恥ずかしがることなんてちっともないからね」

凛「ほら、愛梨とか雫とか早苗さんとか、みんな堂々としてるでしょ」

凛「何でだと思う?」

千枝「……?」

凛「見られ慣れてるってのは当然あるだろうけど」

凛「自分に自信を持ってるからだと思うんだ」

凛「これが自分なんだって、隠さずありのままを見せつけてるんだよ」

千枝「見せつけてる……」

凛「そう、見せつればいいんだよ」

凛「胸やお尻が大きくなっても、どうだ! ってさ」

千枝「な、なるほど……」

千枝「少し気持ちが楽になりました! ありがとうございます!」

凛「いいって」フフッ

晶葉(間違った知識を植え付けてしまったような……)

晶葉(千枝本人じゃないからいいんだが)
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 00:53:30.50 ID:i/vNDelS0
すみません、本当に少ないのですが今日はここまでにします

見てくださってありがとうございます
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 01:01:59.74 ID:iL3hDum60
ゆっくりでいいから頑張れ
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 01:51:07.64 ID:cPxAu7YG0
乙、凛はこういうアイドルとして、みたいなの普段から凄く考えてそうだね
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/15(木) 22:22:59.11 ID:i/vNDelS0

――――

千枝「いいお湯でしたね」ホカホカ

凛「何回も言うけど、本当に最高だったね」ホカホカ

凛「ふわぁ……眠くなってきた。ふかふかベッドにダイブしたい……」

凛「ゲームの中なのに、眠気を感じるんだね」

千枝「凛さんたちは存在ごとゲームに取り込まれましたから」

千枝「現実世界と同じように、お腹が空いたり眠くなったりするのは当たり前ですよ」

凛「どこか恐怖を感じる説明だね」

千枝「ごめんなさい、そんなつもりは……」

千枝「プレイヤー全員がゴールすればちゃんと元に戻るので、安心してください!」

凛「そっか……はぁ、ダメだ眠い。満腹になって体も暖まっちゃったら、次はこうなるよね」

凛「まゆとの戦いに備えて、もう寝よう……」

千枝「え、もうですか?」

凛「何かしたいことあるの?」

千枝「せ……せっかくの温泉ですし」

千枝「もっと遊びたいなって……トランプとか……」モジモジ

凛「別にいいけど、2人でトランプは寂しくない?」

千枝「それもそうですね。じゃあ何かお話しませんか?」

凛「いいよ、お互い眠くなるまでね」ニコッ
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/15(木) 22:42:06.19 ID:i/vNDelS0

――――

まゆ「うひぅっ! 痛たたたっ」

いつき「ここのマッサージ効くでしょ!」

まゆ「はい、効果抜群です。って痛いっ!」ビクッ

いつき「まゆちゃんだいぶ凝ってるんだねー!」

まゆ「い、いつきさんは平気なんですか」

いつき「痛いには痛いけど、気持ちよくもあるし」

いつき「慣れればそんなにかな♪」

まゆ「……ああ言ってますけど」

先生「もっと強くしてあげますね」ニコッ

いつき「へ? いたっ!? ちょっ、そんなの無しですよっ!」ジタバタ

――――

いつき「もー……まゆちゃん、余計なこと言っちゃダメ!」

まゆ「すみません。けど、すっきりしました! マッサージしてもらってよかったです」

いつき「そう言ってもらえて何よりだよ! あ、見えてきた。あのホテルだよ!」

まゆ「ホテルにも温泉があるんですか?」

いつき「もちろん! お料理も美味しくて絶品なの!」

いつき「予約してあるから、先に行っててくれないかな?」
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/15(木) 23:07:42.71 ID:i/vNDelS0
まゆ「用事ですか?」

いつき「ううん、走ってくるの! 汗をかいてホテルの温泉も楽しまないと!」

まゆ「そ、そうですか……じゃあこれで……」

スタタタッ

まゆ(ものすごいスタミナですね)

まゆ(誘われなくてよかった……)

――――

まゆ「わぁー、贅沢な和食ですね」キラキラ

いつき「新鮮なお刺身に、ズワイカニ、甘エビ。海の幸だねっ」

いつき「いただこうか!」

パクッ

いつき「モグモグ……ゴクン。うん、美味しい!」

まゆ「茶碗蒸しも、ほっぺたが落ちちゃいます」

まゆ「ゲームの中とは思えませんねぇ……パクッ」モグモグ

まゆ「ゴクン……現実でもこういうとこ行ってみたいなぁ」

いつき「お仕事や学校で忙しいもんねー」

まゆ「はい。アイドルのみんなと一緒に旅行したいです」

まゆ「楽しく観光して……同伴してくださったプロデューサーさんと2人きりになって」

まゆ「ホテルの部屋にこっそり忍び込んで……うふふっ」

晶葉(結局そこに行き着くんだな)
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/15(木) 23:26:49.06 ID:i/vNDelS0
いつき「そうなると、凛ちゃんもその場に来てそうだね」

いつき「それで取り合いになっちゃて」クスクス

まゆ「いえ……凛ちゃんはプロデューサーさんを諦めてると思うので」

まゆ「誰も邪魔はしませんよ♪」

晶葉(すごい自信だ)

――――

いつき「ここのお湯もポカポカ温まって、気持ちよかったね☆」

まゆ「幸せな時間でした。いえ、このマスに止まってからずっと幸せですけど」ニコニコ

いつき「本当!? ならまた体動かそうよ! 現実の私にも話してさ!」

まゆ「あ、えっと……温泉とセットなら……」アハハ…

まゆ「ん……ふあぁ……あくびが出ちゃった」

いつき「そろそろ寝る?」

まゆ「ええ、時間も時間ですし……」

いつき「私はもう一運動……するのはやめとこう。せっかくお風呂入ったし」

まゆ(理由はそれなんですね)
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 23:28:35.47 ID:i/vNDelS0
今日も少なめ、ここまでで…
最近何故かすごく眠たい

明日には安価を出せるところまでいきたいです
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/17(土) 20:17:25.02 ID:VDDsKp3T0

――――

まゆ「お部屋も和の雰囲気を感じられて、素敵ですね」

まゆ「タダでこんな体験ができるなんて夢みたい……いいのかなぁ」

いつき「晶葉ちゃんお金取るらしいよ」

まゆ「え!?」

いつき「冗談だよ♪ でも中毒になりかねないから」

いつき「使用は3ヶ月に1回って定めるんだってー」

まゆ「ビックリしました……」

まゆ「ですよね。自由に遊べる許可なんか出したら、毎日やっちゃいそうですし」

まゆ「特に旅行好きのアイドルだったり、お酒好きのアイドルだったり」

いつき「お料理食べても太らないから、食い意地の張ってる人もね☆」

まゆ「ふふ、そうですね」クスクス

晶葉(欲しているマスに止まれるとは限らないがな)

いつき「あー……私も眠くなってきちゃった……」

まゆ「お話はここまでにしましょうか。電気消しますね」

いつき「ありがとう……」

まゆ「お休みなさい」

いつき「お休みー」

――――
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/17(土) 20:20:58.74 ID:VDDsKp3T0

――――

チュンチュン

千枝「凛さん凛さん」ユサユサ

凛「むにゃ……ぷろでゅーさー、そんなぷれいを……ふふ……」

凛「みんなみてるのに……だめだってば……」

千枝「凛さーん、えっちな夢を見ている最中にすみません」

千枝「もうそろそろ出発ですよー!」

凛「……ん? あれ、プロデューサーは……?」

千枝「やっと起きてくれましたね。おはようございます!」

凛「……なんだ、ここにいたんだ……」ギュッ

千枝「えっ」

凛「続きをしよう……まずはキスを……」チュー

千枝「寝ぼけてる! 千枝はプロデューサーさんじゃないですよぉ!」ジタバタ

――――

凛「ごめんなさい」

千枝「いえ……」

凛「朝ごはんは?」

千枝「ビュッフェですよ! と言いたいところですけど」
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/17(土) 20:24:46.93 ID:VDDsKp3T0
千枝「もうサイコロを振る時間ですから、続きは現実で金太郎温泉へ行って楽しんでください」

凛「そ、そんな……! お腹が空いてるのに……酷いよ……」グスッ

千枝「仕様で減ってないはずですけど」

凛「バレてた……まあしょうがないか。心残りはあるけど、充分楽しめたし」

凛「そろそろ戦闘モードに入らないとね」キリッ

千枝「負けないでくださいねっ。ここからやる気の力を送ってますから!」

凛「ありがとう。絶対無駄にしないから」


晶葉『終わったみたいだな!』

凛「晶葉! 久しぶりに声を聞いた気がする」

晶葉『なるべく邪魔しないよう心掛けてたんだ! ほら、サイコロだ!』

凛「よし……リフレッシュもしたんだから」

凛「良い目を出して、良いスタートを切りたいよね」スッ

千枝「大きいのが出ますように!」

凛「そーれっ、と」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   富山  石川  福井  山梨
凛  ●☆○ ○×× ○○○ ○☆×

   富山  石川  福井  山梨
まゆ ×☆○ ○×● ○○○ ○☆×


↓1 コンマ一桁 0は10
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 20:30:51.02 ID:NSeFmqsv0
やあっ
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 20:34:29.96 ID:iy7HlMK/o
何で千枝ちゃんは凛の寝言の内容だけでえっちな夢って分かったんですかね…
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/17(土) 20:43:49.38 ID:VDDsKp3T0

凛:2マス進む

【進行状況】

   富山  石川  福井  山梨
凛  ○☆● ○×× ○○○ ○☆×

   富山  石川  福井  山梨
まゆ ×☆○ ○×● ○○○ ○☆×


凛「2……」

千枝「こ、こういう時もありますよ! 次はきっと良い目が出ます!」

凛「うん……そうだよね。そう思うことにする」

凛「千枝、お世話になったよ。またね」

千枝「はいっ!」

ビュンッ

――――

ビュンッ

凛「同じ富山県に到着……誰が待ち受けてるかは予想つくよ」

凛「だって、富山出身は千枝と裕美しかいないからね」

スタスタ

裕美「出てくる前に当てられちゃいましたね……」

凛「ここは水族館?」

裕美「はい、魚津水族館です。100年の歴史があるんですよ」
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/17(土) 20:57:58.15 ID:VDDsKp3T0
裕美「とにかく色んな海の生き物が見られるんです。親子の休日にぴったりな場所です」

凛「説明が大雑把すぎない?」

裕美「そんなことないですよ。私も小さい頃、家族とよく行ったので」

裕美「この水族館の良さは、実際に見てみないと分かりません」

凛「そ、そう……。それで、ここでどんな勝負をするの?」

裕美「海の生物クイズです。今から晶葉ちゃんにクイズを出題してもらって」

裕美「先に5問正解したら勝ちという単純かつ明快な勝負です」

凛「海の生き物か……あんまり詳しくないな」

凛「始める前に調べちゃダメなの?」

裕美「ダメですよ。けど、水族館を見て回る時間は与えられるので」

裕美「海の生物たちをちゃんと見て、生き様を感じ取ってくださいね」

凛「無茶な」

裕美「クイズは1時間後に開始するので、またこの水族館前に来てくださいね」

凛「分かった……」

――――

凛「生き様を感じ取れってどういうことなの」

凛「魚たちを見ても、綺麗とか凄いとかしか思わないよ……」
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 21:04:02.87 ID:uUffM99Ro
美味しそうは思わないのか
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/17(土) 21:15:48.72 ID:VDDsKp3T0
凛「あ、円柱水槽だ。こういうの好きなんだよね」

凛「ウマヅラハギ、っていうんだ。可愛い」クスッ

凛「……うん、やっぱり生き様を感じるなんて無理」

凛「とりあえずグルッと回ってみよう」

――――

裕美(余裕そうな態度を見せちゃったけど)

裕美(私もお魚のことよく知らないし……生き様ってどういうこと?)

裕美(自分で言っておいて、意味が分からない……)

裕美「!」

裕美(メダカ……可愛いなぁ)

裕美「あなたは今までどんな生き方をしてきたの?」ヒソヒソ

裕美(なんて、バカみたい)


「川ニ住ンデタンダヨ」

裕美「!?」


「トッテモイイ場所ナンダ」

裕美「……凛さん」

凛「ふふっ、気づかれちゃった」
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/17(土) 21:30:19.76 ID:VDDsKp3T0
凛「裏声を駆使したんだけど、私もまだまだだね」

裕美「どんなに上手くやっても、私そういうの信じる歳じゃないですから!」

凛「そう? ビックリしてたじゃん」

裕美「……っ」カァァ

裕美「と、ところで調査は順調ですか?」

凛「さっぱり。どう頑張っても生き様なんて感じられないよ」

凛「せいぜい、水槽の近くに書いてある魚の説明を覚えるくらいだね」

凛「裕美はどう?」

裕美「それなり……です」

凛「そっか。じゃあ、私は向こうのサメを見てくるね」スタスタ

裕美「……」

裕美(もう絶対に魚に話しかけたりなんかしない!)

――――

凛(ドチザメか。迫力あるね)

凛(サメに関する知識ならあるんだよね。世界最大はジンベエザメっていう)

凛(まあそれくらいなんだけど)
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/17(土) 22:05:39.45 ID:VDDsKp3T0
凛(こっちは……ウミガメだ)

凛(ウミガメの知識は……産卵の時に目から流すのは涙じゃないんだよ)

凛(涙じゃなくて……何だっけ?)

――――

裕美(サンゴ……綺麗……)

裕美(見てるだけで癒される……)

裕美(こっちはクラゲ? ふわふわ泳いでる)

裕美(そういえば昔、私が4歳くらいの時)

裕美(家族で海水浴に行って、クラゲに刺されたんだっけ)

裕美(ほとんど覚えてないけど……)


(1時間後)


晶葉『時間通り、今から海の生物クイズを始めるぞ!』

晶葉『両者、今の気持ちは?』

凛「根性でクリアしてみせる」

裕美「返り討ちにします」

晶葉『いい目つきだ! ではいくぞ!』
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 01:14:45.09 ID:ogVsVEMB0
晶葉『第1問! フグは昔から日本で食べられているが』

晶葉『フグの毒がない部分は、次のうちどれでしょう!』

晶葉『A・肝臓 B・胃 C・卵巣』

凛「……ふふ、なるほどね」

凛「どんな問題かと思ったら」ヤレヤレ

晶葉『お、凛は自信ありか?』

裕美「こんなの簡単ですよね」フフ

晶葉『なんと、裕美も自信があるのか!』

裕美「ありますよ」

凛「……」

裕美・凛(全然分からない)

凛(つい調子乗っちゃった、どうしよう)

裕美(またしても余裕を見せるために見栄を……。今更やっぱり分からない、なんて言えないし)

裕美・凛(こうなったらイチかバチか……いや、ダメ!)

裕美(それだとハズレた場合に恥ずかしい思いをすることになる!)

凛(どうする……こうなったらこの問題は裕美の譲るしか……)

裕美(凛さんに譲るしか……)

晶葉(いつまで経っても手を上げないということは)

晶葉(さては2人とも出まかせを言ったな?)
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 01:26:15.88 ID:ogVsVEMB0
凛「こほん……まあ、私が今手を挙げたら100%の確率で正解するんだけど」

凛「ここは裕美に譲ってあげる」ニコッ

裕美「え? いえいえ、遠慮なさらず凛さんどうぞ」

裕美「チャレンジャーなんですから、ハンデとして1ポイントあげます」

凛「そんなのいらない。早く手をあげなよ」

裕美「凛さんこそ、ハンデをあげると言ってるんですよ?」

凛「いらない」

裕美「あげます」

晶葉(やっぱりこいつら分かってないんだな)

裕美(うう、仕方ない)

凛(こうなったら直感で答えるしか……間違えたら間違えたで言い訳を……)


凛・裕美「はい!」スッ

晶葉『ようやく手を挙げたか!』


↓1 裕美

↓2 凛

コンマ二桁 高い方が1ポイント獲得
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 01:35:18.17 ID:0yMS5C2QO
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 01:37:23.89 ID:JwIT9y5eO
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 01:47:18.56 ID:ogVsVEMB0
晶葉『はい凛の方が早かった!』

凛「げっ」

晶葉『ん?』

凛「な、何でもない。えっと……」

凛「……Bの、胃……?」

晶葉『なんだ、今度は自信なさそうに答えたな!』

凛「いや、あはは……」

裕美(この反応、もしかして凛さんも嘘を?)

晶葉『まあいいだろう! 答えは……』

凛「……」ゴクリ


晶葉『Bの胃だ! 正解!』

裕美・凛「!!」

凛「しゃあ! じゃなくて当然だけどね。分かりきったことだから」

凛「別に驚きとかないし、うん」

裕美(くー、私もBって答えようとしてたのに……!)

晶葉『これでまずは凛が1ポイント先取だな! 裕美のハンデだ!』

裕美「へ? ああ、はい、そうですね。潔くハンデを受け取ったようですね」

晶葉(どっちも演技下手か)
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 01:54:48.55 ID:ogVsVEMB0
晶葉『続いていくぞ、第2問だ!』

晶葉『ヒラメの目はどこについているか、次の中から選べ!』

晶葉『A・右側 B・真ん中 C・左側』

裕美・凛「!!」

裕美(待って、これどこかで聞いたような)

裕美(右ヒラメに左カレイ、だっけ……)

凛(右カレイに左ヒラメだっけ)

裕美・凛「……」

晶葉『どっちも悩んでいるな! 心当たりがあるようだ!』

晶葉『制限時間はないから、じっくり考えろ!』

裕美・凛「……」

裕美・凛「…………」

晶葉(そんなに悩むか)


↓1 裕美

↓2 凛

コンマ二桁 高い方が1ポイント獲得
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 02:01:43.25 ID:DX6b+Kvmo
ほい
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 02:02:44.91 ID:0yMS5C2QO
バリバリー
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 02:18:33.94 ID:ogVsVEMB0
凛「はい!」スッ

裕美「!?」

晶葉『先に挙げたのは凛か! 答えをどうぞ!』

凛「日本に古くから言い伝えられてる、こんな言葉があるよね」

凛「左ヒラメに右カレイ」

晶葉『古いのか?』

凛「とにかく!」

凛「答えは左だよ! C!」

晶葉『……』

ピンポーン

晶葉『正解だ! 答えはCの左側!』

凛「ふぅ」

裕美(分かってたのにー……!)グヌヌ

晶葉『これで2ポイント目を獲得! その調子だぞ凛!』

凛「あと3ポイントか。一気にいくよ!」

裕美「喰らいつきます!」
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 02:20:20.37 ID:ogVsVEMB0
ここまでにします
昨日再開できずすみませんでした…
今日は昼、夕方、夜と始めていく予定です
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 05:00:10.33 ID:WzRaEWGZo
おつ!
裕美ちゃんほんまかわええ
今すごく怖い顔してそう
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 07:54:51.85 ID:8ITGiy/c0
七海いたらどうなってたことか・・・
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 17:11:05.08 ID:ogVsVEMB0
晶葉『ジャジャン! 第3問!』

晶葉『ウロコから数える魚の寿命で、1番長生きなのはどれ?』

晶葉『A・金魚 B・鯉 C・タラ』

裕美(そんなの分からない……金魚?)

凛(これも当てずっぽうでいくしかないかな)

凛(何となくだけど……)

裕美・凛「はい!」スッ

晶葉『むっ、今のはほぼ同時だったが……』


↓1 裕美

↓2 凛

コンマ二桁 高い方が1ポイント獲得
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 17:14:33.56 ID:ATInpA/Do
チェイサー
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 17:15:24.75 ID:3rhzaepD0
とあっ
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 17:23:55.01 ID:ogVsVEMB0
晶葉『凛だな! 答えを言ってくれ!』

裕美「そんな、今のは絶対に私が早かったですよ!」

晶葉『凛の方がコンマ1秒早く手が伸びきった! 間違いないぞ!』

裕美「うー」

凛「そんなに怒らないでよ……公平な判断なんだから」

裕美「怒ってないです」

凛(怒ってるじゃん)

晶葉『凛なんだから仕方ないぞ! さあ、早く答えを!』

凛「うん、えっと……Bかな?」

ピンポーン

晶葉『正解だ! これで凛は3ポイントゲット、勢いに乗ってるぞ!』

裕美(Cだと思ってた……)

晶葉『このまま凛が突き進むのか! 裕美が待ったをかけるのか!』

晶葉『勝負は盛り上がってきたぞ! 第4問!』
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 17:42:24.86 ID:ogVsVEMB0
晶葉『3月3日、女の子の健やかな成長と幸せを願うひな祭りがイベントとしてあるが』

晶葉『その日にある貝が使われるんだ! 次の中から選んでくれ!』

晶葉『A・ハマグリ B・サザエ C・シジミ』

凛(聞いたことあるかも。何だっけ)

裕美(前にお母さんから教えてもらったような……)

晶葉『ちなみに、この貝はお吸い物に入れて食べるんだぞ!』

晶葉『何故かというと……これを言ったら答えが絞られてしまうから伏せさせてもらう!』

裕美(答えが絞られる……?)

凛(お吸い物で食べる……)

裕美・凛(あっ!)


裕美・凛「はい!」スッ

晶葉『また同時か! 仲がいいな!』


↓1 裕美

↓2 凛

コンマ二桁 高い方が1ポイント獲得
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 17:46:54.37 ID:B1RbG66aO
勝たせてしんぜよう
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 17:47:08.67 ID:7rZU4t3Bo
だめです
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 17:52:31.73 ID:B1RbG66aO
すまない…すまない…
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 17:55:01.15 ID:wb9o34ESo
しぶりんつよ杉内?
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 18:01:42.77 ID:ogVsVEMB0
晶葉『これも凛が早かった!』

裕美「また!? もー……!」

凛「ごめんね、これも勝負だから……」

凛「答えはAのハマグリだよ」

晶葉『…………』

凛「え? まさかハズレ?」

ピンポーン

晶葉『正解だ!』

凛「よかった。ヒヤッとした」

晶葉『何故ハマグリが食べられるかというと…』

裕美「待って! これは説明させて」

裕美「ハマグリの貝殻は対になってないとピッタリ合わないの」

裕美「これを仲の良い夫婦に例えて、一生一人の男の人と添い遂げられるようにって」

裕美「そんな願いが込められてるの。つまり良縁を引き寄せる縁起物だね」

晶葉『見事な説明だな!』

裕美「分かってたのに、答えられなくて悔しかったから……」

裕美「これで凛さんは4ポイント……崖っぷちか……」

凛「裕美には悪いけど、容赦なくストレート勝ちさせてもらう」
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 18:13:29.02 ID:ogVsVEMB0
裕美「そうはさせません。ここから追い上げてみせます」

晶葉『凛、この展開何かに似ていると思わないか?』

晶葉『現実でもそうだったろう! まゆと戦って、一気に3勝し王手がかかっていたのに』

晶葉『お前は負け続け、結局3対3の引き分けに持ち込まれた!』

凛「何で知ってるの」

晶葉『天才に作られた天才だからな! 何でも知ってるぞ!』

晶葉『このまま裕美に喰らいつかれ、負けるようなら』

晶葉『お前はきっとこのボードゲームでも負けるだろう!』

凛「そんなバカな」

凛「と笑い飛ばしたいけど、こういうのって願掛けとしても大事だからね」

凛「私はこのまま裕美に勝つよ。そしてまゆにも勝ってみせる」

凛「必ずね」ゴゴゴゴゴ

裕美「!?」

晶葉『凄まじい闘志だな! 空回りしないことを願って』

晶葉『いくぞ! 第5問だ!』
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 18:24:39.32 ID:ogVsVEMB0
晶葉『黒潮には、様々な魚が回遊しているが』

晶葉『次のうち黒潮の海にいない魚はどれだ?』

晶葉『A・カツオ B・マグロ C・サケ』

凛「はい」スッ

裕美「えっ!?」

晶葉『出題し終わった瞬間だな! 本当に分かったのか?』

凛「たぶん」

晶葉『せっかく良い顔なんだから、そこはハッキリ答えて欲しいぞ!』

晶葉『答えをどうぞ!』

裕美「……」ドキドキ

凛「黒潮の海にいない魚は」


↓1 裕美

↓2 凛

コンマ二桁 高い方が1ポイント獲得
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 18:25:21.94 ID:DX6b+Kvmo
ここからここから
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 18:27:50.75 ID:4fderL7tO
おおう
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 18:35:00.15 ID:ogVsVEMB0
凛「……ごめん、ちょっと待って」

凛「いいんだよねこの答えで。うん、だって黒潮にいなさそうだし」ブツブツ

裕美「……」

晶葉(締まらないな)

晶葉『時間切れだ! 回答権は裕美に移る!』

凛「そんな!」ガーン

裕美「ありがとう! じゃあ言うね?」

裕美「黒潮にいない魚は、Cのサケ!」

晶葉『……』

ピンポーン

晶葉『正解! ようやく1ポイントだな!』

凛「やっぱサケか……素直に言っとけばよかった」

凛「そうだよ、間違ってもまだ余裕はあったんだし……」

晶葉『後悔しても遅いぞ! 反省を活かせ!』

晶葉『1対4で始める、第6問目!』
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 18:41:39.09 ID:ogVsVEMB0
晶葉『マンボウは、1回に何個の卵を生むでしょう!』

晶葉『A・3百万個 B・3千万個 C・3億個』

凛「全部多い」

裕美「お魚ってそういうものじゃないんですか?」

裕美「はい!」スッ

晶葉『お! 今度は裕美が早く挙げたな!』

裕美「当たって砕ける!」

晶葉(分かってはいないのか)

晶葉『これでハズレたら致命的だが、果たしてどうなるのか!』

晶葉『答えをどうぞ!』


↓1 裕美

↓2 凛

コンマ二桁 高い方が1ポイント獲得
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 18:43:49.11 ID:Q1PRwEJI0
せぎぃぃぃぃぃひぎぃぃぃぃ
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 18:44:07.74 ID:IIYeJB2bO
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 18:51:17.32 ID:ogVsVEMB0
裕美「マンボウが1回に産む卵の数は……」


裕美「3千万個!」

晶葉『……』

ブブーッ

晶葉『残念! 違うんだ!』

裕美「くぅ……!」

凛「ということは、回答権は私に?」

晶葉『そうだな! しかし凛も外せば、ノーカウントとなり次の問題へ移る!』

凛「次の問題はない。これで本当に決めるから」

凛「答えは……C! 3億個!」

晶葉『……』

晶葉『……正解だ!!』

凛「!!」

晶葉『正解はCの3億個! マンボウは1回に3億もの卵を産むんだ!』

晶葉『おめでとう凛!』

凛「ふふ……賭けだったんだけどね」
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 19:00:59.79 ID:0mlJYs2Ro
まあ人間も一回に何億って精子出すし
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 19:09:10.11 ID:ogVsVEMB0
裕美「おめでとうございます」

凛「!」

裕美「私の負けです……もっとお魚の知識を学んでおけばよかったですね」

凛「私も運で勝ったようなもんだから。良い戦いだったよ」ニコッ

裕美「凛さん……」

ギュッ

晶葉(勝負を終えた後の握手は、何度見てもいいものだ)

――――

カポーン

まゆ(いくらプラス2の恩恵を受けても)

まゆ(出す目が2とかじゃ、進むめるものも進みませんけどね)プイッ

いつき「温泉はどうかな、まゆちゃん?」

まゆ「あ、はい! とっても気持ち良いです」

まゆ「ここが総湯、なんですよね?」

いつき「そうそう! 山代温泉の公衆浴場は、総湯と古総湯の2つがあって」

いつき「総湯は新しいシステムを導入した100%源泉の共同浴場なんだけど」

いつき「古総湯は明治時代の総湯を復元して、外観や内装」

いつき「それに、温泉に浸かって楽しむだけの『湯あみ』っていう入浴方法も再現した」

いつき「雰囲気も楽しめるところなんだ♪」
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 19:17:34.67 ID:ogVsVEMB0
一時中断します
22時から再開します
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 23:22:08.27 ID:ogVsVEMB0
まゆ「すごく楽しみです♪」

いつき「軽く体を動かしてから行こっか☆」

まゆ「は、はい……」

いつき「その後は、山中温泉総湯『菊の湯』って温泉に行こうと思ってるんだけど」

いつき「サイコロを振る時間が迫ってるなぁ……どうする?」

まゆ「体を動かすのは諦めましょう! 直接テレポートみたいな風にできないんですか?」

いつき「できるけど……そうだよね。温泉の良さを分かってもらいたいんだし」

いつき「運動は諦めよっか」

まゆ「残念ですけどねぇ」ニコニコ

晶葉(残念そうに見えないぞまゆ)

――――

カポーン

いつき「ここ、山中温泉総湯『菊の湯』は」

いつき「男湯を女湯の建物が別々に分かれてるんだ!」

いつき「効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、その他色々に効くんだよ!」

まゆ「じゃあ今のまゆにはもってこいですね。ちょっと筋肉痛なので」

まゆ「ここまでリアリティを追求しなくてもいいのに……」

いつき「晶葉ちゃんすごいよねー」
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 23:34:49.98 ID:ogVsVEMB0
いつき「ちなみに、外では温泉卵作り体験をやってるから」

いつき「あがったら食べていこっか☆」

まゆ「いいですね!」

――――

晶葉『満喫したか?』

まゆ「とっても」モグモグ

晶葉『それは何よりだ! ではサイコロを……振るのは、温泉卵を食べ終わってからだな!』

まゆ「ゴクン……ふぅ、ごちそうさまでした」

まゆ「ごめんなさい。もう大丈夫です」スッ

まゆ「2を出した凛ちゃんは大きい目が出てくれるはず……!」

いつき「せめて8くらいは出したいよね!」

まゆ「ええ、それと1回休みのマスに止まらないように」

まゆ「お願い……しますっ」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   富山  石川  福井  山梨
凛  ○☆● ○×× ○○○ ○☆×

   富山  石川  福井  山梨
まゆ ×☆○ ○×● ○○○ ○☆×


↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 23:35:31.18 ID:0+o1Fe1Yo
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 23:39:23.47 ID:XurPnZn0o
有言実行ワロタ
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 23:41:44.19 ID:7rZU4t3Bo
スキルは各1回使用だっけか
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 23:49:49.31 ID:ogVsVEMB0
>>787
凛とまゆ、それぞれ2回です
凛はすでに使い終えて、まゆは1回残してます
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/18(日) 23:59:32.21 ID:ogVsVEMB0

まゆ:8マス進む

【進行状況】

   富山  石川  福井  山梨
凛  ○☆● ○×× ○○○ ○☆×

   山梨  長野  岐阜  静岡
まゆ ○☆× ○●× ×☆○ ○○○


まゆ「出ました8! けど止まった長野マスの周りが1回休みばかり!」

まゆ「き、聞くのが怖いんですけど……●の下は×ですか……?」ビクビク

晶葉『いや、○だ! 普通のイベントマスだぞ!』

まゆ「よかったぁ……」ホッ

いつき「まゆちゃん! 一緒に運動して、温泉にも入って」

いつき「すごく楽しかったよ!」

まゆ「私も充実した時間を過ごせました」

まゆ「素敵な場所へ案内してくださって、ありがとうございました」ペコリ

いつき「また行こうね!」

まゆ「はい」ニコッ

ビュンッ

――――

ビュンッ

まゆ「もうすぐで日本を半分渡ったことになりますね」

まゆ「ええっと、この場所は……」

まゆ「郎五礒屋幡八……? あ、八幡屋礒五郎か」
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 00:49:40.18 ID:IFTCNnEt0


???「そうそう♪ とってもスウィーティーなお菓子を販売してる、人気のお店なんだぞ☆」

まゆ「この声は、心さんですね」


心「うそ! バレちゃった!? まゆちゃんの後ろに立ってたのに☆」

心「やっぱりオーラが出ちゃってるかー☆ 人気アイドルのオーラが☆」

まゆ「……」

まゆ「このマス、勝負のマスなんですよね? 何で戦うんですか?」

心「おい、スルーすんなよ☆ まあいいけど☆」

心「戦うってほど物騒な勝負じゃないかな♪ 今からやるのは」

心「これだ!! ロシアンマカロン対決!!」スッ

まゆ「カラフルで綺麗! けどロシアンって……嫌な響きですね」

心「察してくれたな☆ これは八幡屋礒五郎さんの商品、七味が入ってるマカロンでね?」

心「もう超スウィーティーで美味しいの! 甘さの中にぴりっとした辛さがあって、はぁとやみつき☆」

心「これを見習って、しゅがーはぁとにもちょっぴりスパイスを入れてみてもいいかな☆ なんて思ったり☆」

まゆ「それでロシアンするんですか?」

心「スルーすんなって☆ そんなに冷たかったっけまゆちゃん☆」

心「予想通り、このマカロンの内の1つははぁとのお腹の中に入ってて☆ 空いたスペースには」

心「はぁと特製鬼辛唐辛子スパイスマカロンをセット済み☆」
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 00:51:31.76 ID:IFTCNnEt0
今日はここまでにします
また明日、22時以降に始めていきます
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 00:58:15.78 ID:tEFEEZAdo

しゅがはさんのだとマジで火を吹きそう
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 06:13:00.41 ID:JB71Y+T9o
しゅがはが食べて全然スウィーティーじゃなくなるんやろなあ
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 22:54:56.67 ID:IFTCNnEt0
まゆ「1つずつ食べていって、先にアタリを引いた方が負け……というわけですか」

まゆ「7個あるのは何故ですか? 最後の1個として残ってしまう可能性がありますよね?」

心「その時はジャンケンで決着をつける!」

まゆ「えぇ……」

心「さあさあ選べ☆ はぁとはもう選択したから☆」

まゆ「アタリを分かってたりしませんよね?」

心「晶葉ちゃんにシャッフルしてもらったから大丈夫♪」

まゆ「……」

まゆ(よーく観察しても怪しいマカロンはない。上手く忍ばせましたね)

まゆ(運任せにするしかないみたい……)

まゆ「これにします」スッ

心「案外悩まないのね☆ よぉし、いっせーので食べるぞ☆」

心「もしアタリを引いたら、そこに用意したバケツを使っていいからね☆」

まゆ「どれだけ辛くしたんですか」

心「これでもかってくらい☆」


↓1 コンマ一桁をアタリ(鬼辛マカロン)の数字に設定
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 22:58:48.03 ID:PaMc/7eNo
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 23:03:57.77 ID:IFTCNnEt0
心「準備はできたか? マジでいくぞ?」

まゆ「は、はい」

心「ロシアンマカロン対決、まずは1つ目!」

心「いっせーの……!」

パクッ

心「……」モグモグ

まゆ「……」モグモグ


↓1 心

↓2 まゆ

コンマ一桁に3が入っているとアタリ
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 23:05:50.59 ID:pyitJATCO
もう離さない君が全てさ
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 23:08:51.73 ID:I2dElnaIo
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 23:17:14.87 ID:pyitJATCO
まゆェ…
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 23:24:40.92 ID:DXleK/CRo
すげぇよ、まゆは…
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 23:27:08.12 ID:IFTCNnEt0
心「……うっ!?」

心「こ、これは……やばっ……!」ワナワナ

心「なんつって☆ びっくりした? 口の中に広がるのは」

心「超スウィーティーなマカロンの味ー☆」

まゆ「……」

心「あれ、まゆちゃん? どした、顔色悪いぞ?」

心「……え? 嘘でしょ? もしかして」

まゆ「っ……!!」プルプル


まゆ「からいっ!! からっ、ああっ……!」

まゆ「からいーーー!!」スタタタッ


まゆ「げほっ、げほっ! のどがっ、いたっ……!」

心「マジかよ!? 初っ端からアタリ引くって、バラエティなら盛り上がりに欠ける事態だぞ!?」スタタタッ

心「いや、ある意味おいしいかも……大丈夫?」スリスリ

まゆ「ごほっ、これっ……すごいです……!」

まゆ「はなみずと……なみだが……」ズビッ ポロポロ

心「鬼辛っしょ?」

まゆ「はい……おにです……っ」ゲホゲホ
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 23:44:31.13 ID:IFTCNnEt0
まゆ「あぐっ……おえ――」

心「おっとマズい!! これ以上はアイドルが見せちゃいけない映像!!」アタフタ

――――

まゆ「……」

心「ようやく落ち着いたね。なんかごめんね」

まゆ「いいんです……こういう展開を承知の上で勝負したんですから」

まゆ「うう、まだちょっと辛さが残ってる……」

心「お詫び、って言うのも何だけど、これ八幡屋礒五郎さんの他の商品」スッ

心「甘いスイーツだから、食べて回復して?」

まゆ「ありがとうございます……」

まゆ「にしても、まさか1番目に引いちゃうなんて」

心「それな。まさかのまさかで超ビビった☆」

心「まゆちゃん、持ってるかもね」

まゆ「何をですか?」

心「芸人の素質♪」

まゆ「いりません……」
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 23:57:25.33 ID:IFTCNnEt0

――――

心『そだ☆ 気分転換に、ここら辺の観光してく?』

まゆ『いいんですか?』

心『お安い御用だって☆ ついて来て☆』

凛「……」

晶葉『今までで1番早く勝負がついたんじゃないか?』

凛「うん」

裕美「あれって運が良いのかな。それとも悪い?」

凛「どっちともとれるんじゃないかな」

凛「まゆの話はここまでにしよう。また離されつつあるから」

凛「バンバン大きい数字を出していかなきゃ」スッ

晶葉『フラグにならいといいがな!』

凛「……1が出てください。1が出ますよう、にっ」ポイッ

コロコロコロ

晶葉(上塗りしたか)


【進行状況】

   富山  石川  福井  山梨
凛  ○☆● ○×× ○○○ ○☆×

   山梨  長野  岐阜  静岡
まゆ ○☆× ○●× ×☆○ ○○○


↓1 コンマ一桁 0は10
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 23:59:42.03 ID:pyitJATCO
ほんとに1が出たら休み踏むんだよなぁ
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/20(火) 00:42:42.04 ID:5Imc/Nqd0

凛:3マス進む+2

【進行状況】

   福井  山梨  長野  岐阜
凛  ○●○ ○☆× ○○× ×☆○

   山梨  長野  岐阜  静岡
まゆ ○☆× ○●× ×☆○ ○○○


裕美「3マス進んで、さらに2マス……福井県ですね」

凛「ノーマルマスでよかった……」

裕美「凛さん、またお魚クイズやりましょう」

凛「うん。それまでに、もっと魚について調べておくよ」ニコッ

ビュンッ

――――

ビュンッ

凛「よっ……着地成功」


???「来た来た」

凛「あ、つかさ」


つかさ「アタシがいるの意外かよ?」

凛「そうじゃなくて。ほら、他にも福井出身のアイドルいるし」

凛「その中のつかさが対戦相手なんだなって」

つかさ「好戦的じゃん、いいね」

つかさ「突っ立ってると時間もったいねぇし、歩きながら説明するわ」スタスタ

凛「えっ、どこ行くの?」スタスタ

つかさ「バトルステージ。すぐ近くにあるから」
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/20(火) 00:43:56.77 ID:5Imc/Nqd0
今日はここまでにします
このペースだと確実に次スレいく…
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/20(火) 00:50:57.56 ID:CaV/yRkC0
乙、すごろく編マジでこれ一本でスレ立つレベルで面白いな
大変かもだけど続けて欲しいっす
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/20(火) 03:36:42.78 ID:hFFL3lCDO
すごろく編だけで別スレ立てても通用するぐらい面白い
他の勝負が面白くないって事じゃないけどね
熱湯風呂対決なんかアイドルのチョイスもハマって実にナイスだった
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/20(火) 22:21:40.98 ID:5Imc/Nqd0
ご感想いただき嬉しいです、ありがとうございます
23時頃から始めていきます
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/20(火) 23:43:47.36 ID:5Imc/Nqd0
つかさ「あれ見えるだろ? 赤縁メガネの乗った建物」

凛「めがねミュージアムだ」

つかさ「そうそう、知ってんだな。ここ福井県鯖江市にある、通称メガネの聖地」

つかさ「アタシたちの戦いの場だ」

凛「あそこで勝負? 何するの?」

つかさ「メガネの聖地が戦いの場って言ったら、大体分かんだろ」

つかさ「メガネでやりあうんだよ」フフッ

凛(わけ分かんない)

――――

凛「わぁー、色んなメガネがある」

つかさ「バイブス上がんだろ? アタシが使ってるのもここで作ってもらった」

つかさ「やっぱプロだわ。クライアントの期待に、期待以上の結果で応えるんだから」

凛「つかさってメガネかけてたっけ」

つかさ「まあ事務所ではかけてねぇからな」

つかさ「それより勝負だ。今から自分に合うと思うメガネを作って」

つかさ「そのメガネが活きる服を着て、ミニファッションショーをやる」

凛(メガネでやりあうってそういうことか)
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/21(水) 00:06:16.02 ID:JE69kB4x0
つかさ「そしてどっちがイケてたのか、審査員に評価してもらう」

凛「審査員?」

つかさ「ああ。アタシと同郷、福井県出身のアイドル3人に来てもらった」

スタスタ

都「事件が起きなくて暇なので、参加させてもらいます!」

みちる「パンおいひー」ニコニコ モグモグ

裕子「サイキックアイドルユッコ、爆誕!」

凛「……大丈夫なの?」

つかさ「侮んな。この3人も、アイドルとして自分の魅せ方を勉強してきたんだから」

つかさ「アタシらのファッションもキッチリ見て評価を…」

みちる「あれ!? 隠し持ってたパンが無くなってる!?」

都「事件発生!! 私が探してみせます!!」

裕子「いえいえ、ここは私の超能力で!」

つかさ「……はずだ」

凛(不安になってきたね。無理もないよ)
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/21(水) 00:30:52.91 ID:JE69kB4x0
凛「制限時間は?」

つかさ「どんなメガネを作るかで1時間。その後、服選びにとりかかって1時間」

つかさ「できたメガネと選んだ服を身につけて、ステージに上がるまで30分」

凛「2時間半か。っていうか」

凛「メガネってそんなに早く……できるわけないよね」

凛「早送りで、できるまでの時間を短縮するんだね」

つかさ「正解。見積もりだと30分で完成する」

つかさ「じゃ、開始な。また2時間半後に」スタスタ

凛「……」

凛(私に合うメガネと、それを活かすファッションか)

凛(どう考えたらいいのかな……)

凛(メガネを意識せず、あくまで全体のうちの1つと考えた方がいいかな)

凛(んー……)


↓1 つかさの作るメガネと服

↓2 凛の作るメガネと服


例:黒縁メガネで渋谷風ファッション、オーバルフレームで女教師など

詳細を書いていただいてもOKです
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 00:52:41.56 ID:f/7d+2bJO
ティアドロップサングラスでスーツジャケットとパンツスーツ
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/21(水) 01:12:39.44 ID:JE69kB4x0
安価の途中ですが、5時起きなのでここまでで…すみません
凛の安価は↓1でお願いします
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 03:56:38.22 ID:6parI5S4o
アラレちゃんのコスプレ
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 05:00:23.69 ID:TgLslvZ6o
福井県なのに春菜がおりゃん…
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 05:13:28.88 ID:Ba1v5hG1o
眼鏡に興奮し過ぎて勝負に支障があるから呼ばなかったんやろなあ
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 09:36:17.28 ID:JE69kB4x0
春菜は静岡出身らしいので…
違う形で出す予定です
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/21(水) 22:24:56.50 ID:JE69kB4x0
凛(まゆと李衣菜の勝負に感化されたわけじゃないけど)

凛(コスプレっていうのもありだね)

凛(さらに、ここは私の新たな可能性ってことで、明るいキャラクターでいってみるのもいいかな)

凛(インパクトも狙えるし。となると、どれを参考に……)

凛(!)

凛(そうだ。そういえば前にプロデューサーの家に侵入した時)

凛(Dr.スランプっていうマンガを見つけて、気になって読んだら)

凛(すっごくハマちゃったことがあったな)

凛(アラレちゃんが可愛くて……おかげで長居し過ぎて、帰って来たプロデューサーに怒られたけど)

凛(……アラレちゃんか……)

――――

つかさ(普段はあいつにプロデュースされてるけど)

つかさ(アタシだって自分の強みくらい分かってるし)

つかさ(意外性は無いけど、直球で攻めてやろうじゃん)

つかさ(えっと、店員は……)


春菜「決まりましたか?」スッ

つかさ「!?」ドキッ

つかさ「お前、何でここにいんの?」

春菜「晶葉さんにお願いしました! メガネのことなら私にお任せ!」フンスッ
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/21(水) 22:38:50.92 ID:JE69kB4x0
つかさ「帰れよ」

春菜「よくそんな冷たい言葉が言えますね!?」ガーン

つかさ「お前がアイドルとしてプロってことは認めてるよ」

つかさ「でもメガネのプロじゃねぇだろ?」

春菜「うぐっ……痛いところを突きますね」

春菜「しかしご安心を! メガネのプロのデータをインプットしたので」

春菜「それはもう素晴らしい仕事ぶりをお見せしちゃいます!」

晶葉『春菜の言うことは事実だ! アドバイスしてくれ!』

つかさ「本当便利な世界だな」

つかさ「じゃあ任せるわ。まずは……」

――――

凛「春菜……メガネのことになると故郷の壁も越えてくるの?」

凛「って、うかうかしてられない。私も方向性は決まったし」

凛「店員さんに…」


春菜「呼びましたか?」スッ

凛「え!?」ビクッ

凛「え? 春菜、え? 向こうにも春菜いるのに?」

春菜「驚いてますね! デジタルだとこういうこともできちゃうんです!」
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/21(水) 22:55:36.32 ID:JE69kB4x0
凛「こわ……」

春菜「引くことないじゃないですか! ささ、どんなメガネをご所望ですか?」

凛「う、うん……えっとね」

――――

つかさ(メガネは作業に入った。あとは服選び)

つかさ(このタブレットで注文すればいいんだよな)タプタプ

つかさ(あった。決定を押せばいいのか?)タプ

ヒュンッ

つかさ(! 一瞬で目の前に現れた)

つかさ(不良は……ねぇな。よし)

――――

春菜「本当にこれでいいんですか?」

凛「お願いね。私は服を探すから」

凛「渡されたタブレットで……」タプタプ

凛「おお、あるんだ。子供から大人サイズまで揃ってる」

凛「決定っと」タプ

ヒュンッ

凛「!!」

凛「すごい、マンガで見たのと瓜二つだ」
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/21(水) 23:10:12.63 ID:JE69kB4x0
凛「試しに着てみて、問題なければ」

凛「つかさとの戦いに備えるだけだね」

――――


(約束の2時間半経過)


春菜「レディースアンドジェントルメーン!」

春菜「お待たせしました! 今から桐生つかさと渋谷凛、ミニファッションショーを行います!」

みちる「レディースしかいないよね?」ヒソヒソ

都「はっ! もしやこの中に男性が紛れて…」

裕子「ないない」

春菜「こほん、静粛に! カーテンの向こうには先攻のつかさちゃんが待機してるので」

春菜「騒ぐと怒られちゃいますよ!」

春菜「さあ、それでは始めましょう! ミュージックスタート!」

〜♪ 〜♪

裕子「カッコいい音楽ですねっ」

春菜「美人、ギャル、そして社長! さらにアイドルの肩書きを持つスーパーJK!」

春菜「きりゅうぅぅぅぅぅぅ! つぅぅぅかぁぁぁさぁぁぁぁぁぁ!」

みちる「わー、プロレスの入場みたい」パチパチ
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/21(水) 23:22:31.06 ID:JE69kB4x0

スタスタ

つかさ「……」キリッ

都「か、かっこいい……」

裕子「素敵です……!」キラキラ

春菜「モデル歩きで颯爽と登場したつかさちゃんは」

春菜「スーツジャケットとパンツスーツでスタイリッシュな大人の女性を演出!」

春菜「そこにティアドロップサングラスとくれば、くぅー! 唸ってしまうほどクールです!」

つかさ「……」クルクル

つかさ「……」チラッ

春菜「一回転してからの、サングラスをズラして観客に視線!」

都・みちる・裕子「……」ポー

春菜「審査員3人とも目を奪われてしまっています! 恐るべし色気ー!」

つかさ「……」スッ

つかさ「……」バッ

春菜「あー、これはダメです! キマったポーズを何度も!」

春菜「カッコよすぎて、女なのにときめいてしまいます! マズいです!」ドキドキ
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/21(水) 23:39:29.91 ID:JE69kB4x0

スタスタ

春菜「つかさちゃん、存分にアピールして戻っていきましたね!」

春菜「危なかった! あと少しで恋に落ちてしまうところでした」

春菜「こんな爪痕を残され、凛ちゃんはどう立ち向かうんでしょうか!?」

春菜「いってみましょう! 346のクールアイドルを代表する、実家は花屋でプロデューサー大好き!」

春菜「犬並みの嗅覚を持つとか持たないとか!」

春菜「しぃぃぃぶぅぅぅやぁぁぁぁぁぁ!! りぃぃぃぃぃぃん!!」


テレッテレッ♪ テレッテレッ♪ テレッテレッ♪ テレッテレッ♪ テレッテレッ♪


都「何ですかこの曲は?」

裕子「聞いたことないですね……」

みちる「あたしも」

春菜「えー、説明しますと」

春菜「これはあるアニメのオープニング曲です!」

春菜「昔に放送していたものなので、皆さんが知らなくて当然です!」

裕子「どんなアニメですか?」

春菜「凛ちゃんが作中のキャラのコスプレしてるので、見て判断してください!」

春菜「登場していただきましょう! どうぞ!!」
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/21(水) 23:54:00.10 ID:JE69kB4x0

テレッテテーレーテ♪ テレッテテーレーテッテッテッテ♪

キッタゾ♪ キタゾ♪ アラレチャン♪


凛「キーーーーーーン!」スタタタタッ


都・みちる・裕子「!?!?」

春菜「手を横に広げて走ってきたー! 再現度が高い!」

春菜「一応説明します! これはDr.スランプというマンガの」

春菜「アラレちゃんというガイノイドです!」

裕子「がいのいど?」

春菜「人間の女性に似せて作られたヒューマノイドのことです! 詳しくは調べてください!」

凛「んちゃ!」スッ

春菜「おおっと、ここで可愛らしい挨拶!」

凛「うっほほほ〜〜いっ!」ピョンピョン

春菜「これはアラレちゃんが喜んでいる様子ですね! 愛くるしいです!」

都・みちる・裕子「……」

春菜「おや? 皆さんポカーンとしてますよ?」

みちる「だって、アラレちゃん知らないし……」

都「元が分からないと何とも」

春菜「なるほど、ごもっとも!」
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 00:06:21.93 ID:QMGdceoS0
凛「はるなちん! はるなちん!」チョイチョイ

春菜「ん? 何ですか?」スタスタ

凛「ヒソヒソ」

春菜「ふむ、ふむ……ほうほう」

春菜「えー、凛ちゃんの言ったことを代弁しますと」

春菜「キャラ知らなくてもいいから、可愛さと元気一杯なのを見て欲しいと」

春菜「あくまで渋谷凛として見て欲しい、とのことです!」

凛「うっほほほ〜いっ!」

みちる「凛ちゃんとして見るんなら……」

裕子「頭がおかしくなってしまったのかと思いますけど」

凛「ほよよよよ〜〜っ」

裕子「新しいの出た!」

春菜「これは驚いた時や疑問に思った時に出るセリフですね」

都「私たちはそれを遥かに上回る驚きに満ちてますけど」

凛「うっほほほ〜〜いっ!」

凛「バイちゃっ!」

みちる「今のは?」

春菜「お別れの挨拶です。もう引き返すみたいですね」

スタタタッ
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 00:23:37.35 ID:QMGdceoS0
春菜「はいありがとうございました!」

春菜「元気いっぱいで、とっても可愛かったですね! つかささんとどちらが勝つんでしょう!」

都・みちる・裕子「……」

――――

春菜「結果発表です!!」

春菜「審査員の方はもう既に決めたようです! 楽しみですね!」

春菜「つかさちゃん、今の心境は?」

つかさ「良い勝負だったんじゃね」

春菜「……マジですか? てっきり怒ってるのかと」

春菜「凛ちゃんのショーを見て」

つかさ「まあ理解はできねぇけど。凛は本気で策を練って、本気でぶつかって来たんだ」

つかさ「勝ちにいってのあれなんだろ? 文句もねぇよ」

凛「つかさ……」

春菜「凛さん、今の心境は?」

凛「イメージ通りできたけど、勝てるかどうかは正直分かんない」

凛「ただ、やりきったから悔いはないよ」

春菜「素敵な笑顔ですね! 出し切った感が出てます!」

春菜「さて、そろそろ発表しましょうか! 果たしてどっちが勝ったのか!」

つかさ・凛「……」

春菜「審査員、札を上げてください!」

都・みちる・裕子「……」


↓1 都

↓2 みちる

↓3 裕子


コンマ一桁 偶数がつかさ票 奇数が凛票 0は10
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 00:30:10.74 ID:uGZwi3TpO
(ФωФ)
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 00:32:59.31 ID:e7dRUnmSo
エピ
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 00:33:04.46 ID:1zuI5+lao
にゃー
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 00:56:29.49 ID:QMGdceoS0
春菜「出ました! 都ちゃんはつかさちゃん、みちるちゃんは凛ちゃん!」

春菜「そして裕子ちゃんがつかさちゃん!」

春菜「メガネファッションショーはつかさちゃんの勝利ー!」

凛「ダメか……!」

つかさ「当然」

春菜「都ちゃん、何故つかさちゃんに?」

都「まるで実力派の探偵のように、とてもカッコよかったので!」

春菜「独特な表現ですね! そして裕子ちゃんもつかさちゃんですが」

裕子「惚れてしまいそうな色気がよかったです! サングラスが似合う人って素敵ですよね!」

裕子「凛ちゃんも、冷静になって考えたら可愛かったんですけどねー。やっぱりつかささんですね!」

春菜「分かりますよー! 宝塚に引き込まれる女の子の気持ちって、あんな感じなんでしょうか!」

春菜「さあさあ! 2人がつかさちゃんの札を上げてますが、みちるちゃんは凛ちゃんに一票入れましたね?」

みちる「可愛いかった! それが全てです!」

みちる「最初ちょっと引いちゃったんですけど、よく見たらとってもキュートで」

みちる「特にメガネが最高でした! アラレちゃんのコスプレじゃなく」

みちる「普通のファッションでかけても似合うと思いますよ!」

凛「そ、そうかな……嬉しいよ」テレテレ
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 01:01:35.74 ID:D0g8Hsu3o
GUとコラボしてたから知ってるものかとばかり…
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 01:17:00.03 ID:QMGdceoS0
つかさ「それ。もっと可愛めのファッションで勝負されてたら」

つかさ「危なかったかもな。そのくらい凛の新たな素質を見れた」

つかさ「今度アタシの会社のモデルやらね?」

凛「そんなに私のメガネ良かったの。お誘いは嬉しいけど……プログラムのつかさに言われても……」

つかさ「あーそうだったわ、ならダメか。見逃すのマジ惜しいんだけどな」

つかさ「ゲーム終わったらさ、アタシに言ってくんない?」

つかさ「可愛めのファッションでモデルやらせて欲しいって」

凛「分かった。覚えてたら…」

つかさ「絶対覚えとけ。記憶に刻め、忘れんな」

凛「はい……」

春菜「よっぽど気に入ったみたいですね」ハハ…

――――

心「善光寺、どうだった?」

まゆ「心が穏やかになりました。邪な感情が浄化されていくようです」

まゆ「まゆにはそんなのほとんど無いですけど」

心「このボードゲーム何のためにやってんのか言ってみろ☆」

まゆ「……。さあて、サイコロ振らないとっ」スッ

心「スルーの次ははぐらかしか☆」

ポイッ コロコロコロ


【進行状況】

   福井  山梨  長野  岐阜
凛  ○●○ ○☆× ○○× ×☆○

   長野  岐阜  静岡  愛知
まゆ ○●× ×☆○ ○○○ ○×○


↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 01:23:35.34 ID:N0r+RK+2o
ほい
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 01:36:46.13 ID:QMGdceoS0

まゆ:4マス進む−2

【進行状況】

   福井  山梨  長野  岐阜
凛  ○●○ ○☆× ○○× ×☆○

   長野  岐阜  静岡  愛知
まゆ ○●× ×☆○ ○○○ ○×○


まゆ「4、から2を引いて2マス進む」

まゆ「もうちょっと大きい目が出て欲しかったけど、スペシャルマスだからセーフ!」

心「欲望全開だな☆」

まゆ「仕方ないです、これは仕方ない」

まゆ「ということで、たくさんのスイーツを頂いてしまって……ありがとうございました」

心「もう口の中は大丈夫?」

まゆ「おかげさまで。今度は現実でも長野県に行ってみたいと思います!」

心「はぁとも誘えよ☆ 案内するぞ♪」

ビュンッ

――――

ビュンッ

まゆ「スペシャルマスは海外出身のアイドルが相手なんですよね」

まゆ「予想がつきません……というかここは……?」


???「すきありぃーー!!」

ポスッ

まゆ「あうっ」

まゆ「なな、何ですか!? 今のは……」
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 01:49:29.31 ID:QMGdceoS0
フレ「敵将まゆちゃん、うちとったりー!」

まゆ「フレデリカさん!」

まゆ「何してるんです? 新聞紙を丸めた棒を持って」

フレ「戦だよ!」キリッ

まゆ「へ?」

フレ「戦じゃ戦じゃー! サムライ魂ここにありー!」

まゆ「あの、説明をぜひ」

フレ「えへ♪ ごめんね、つい武将になりきっちゃって♪」

まゆ「武将?」

フレ「んっと、急だけど、ここがどこだか分かる? 挙手をして答えてね!」

まゆ「はい。岐阜県の……町、ですか?」

フレ「その通り! ここは関ヶ原町といって」

フレ「壬申の乱や関ヶ原の戦いの古戦場として知られてるところなんだー♪」

まゆ「あー……だから新聞紙の棒を?」

フレ「鋭い! 日本刀のような切れ味だね♪ こやつできる!」

フレ「これからアタシとまゆちゃんで繰り広げるのは、この新聞紙の刀を使った」

フレ「チャンバラ合戦だよ!」バンッ

まゆ「チャンバラ……」
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 01:55:31.14 ID:QMGdceoS0
今日はここまでにします
ちなみにですが、>>1は去年の2月頃からデレステをプレイして、デレマスにハマっていったにわかなので
コラボとかの知識はほとんど無いです…

そのためおかしいと感じるところがあると思います、すみません
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 02:00:32.31 ID:gVrd1t4rO
2マスなら1回休みじゃないの?
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 02:02:17.88 ID:D0g8Hsu3o
ああ、コラボってアラレちゃんの話です汗
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 02:23:46.77 ID:QMGdceoS0
>>838
うわ本当ですね…
すみません、どうかしてました >>835からやり直します…

>>839
CMですか、なるほど
お茶の間に流れてるなら知ってる可能性ありますね
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 02:29:37.08 ID:QMGdceoS0

まゆ:4マス進む−2

【進行状況】

   福井  山梨  長野  岐阜
凛  ○●○ ○☆× ○○× ×☆○

   長野  岐阜  静岡  愛知
まゆ ○○× ●☆○ ○○○ ○×○


まゆ「」

心「んーと、4が出たから2を引くと、2マス進む」

心「あれ? ×に止まっちゃうじゃん!」

まゆ「」

心「まゆちゃん? おーい」

心「放心しちゃってるし……こういう時は頭をかるーく」

ポンッ

まゆ「はっ! な、何だ……夢でしたか」

心「現実から目を逸らすな☆ 岐阜県の1回休みに止まったぞ☆」

まゆ「」

心「ちょーっ! また頭叩くか? いや、このまま送っちゃってもいい?」

心「晶葉ちゃーん☆」

晶葉『話の流れは分かってるぞ! このまま送ればいいんだな!』
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 02:38:18.34 ID:QMGdceoS0
心「はぁとに聞くなよ☆」

晶葉『それもそうか! んー、ここで目を覚まさせるとまた放心するかもしれないし』

晶葉『よし、このまま岐阜に送ろう!』

心「そか☆ まゆちゃん、今度はリアルで長野に来いよ☆」ウインク

ビュンッ

――――

ビュンッ

まゆ「」

晶葉『まゆ、いつまでそうしてるんだ!』

まゆ「はっ! こ、ここは……」

晶葉『岐阜の1回休みマスだ!』

まゆ「そう、ですか……やっぱり止まってしまったんですね」

まゆ「何てことでしょう……」ガクッ

晶葉『気落ちするな! まだお前が先頭だし』

晶葉『特技も1回残してる! さらに、凛だってこの休み地獄に囚われるかもしれないんだぞ!』

まゆ「そ、そうですね。リアクションがオーバーでした」

〜♪ 〜♪

まゆ「?」
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 02:54:13.43 ID:QMGdceoS0
まゆ「綺麗な音色……バイオリンですか?」

まゆ「あっ」

星花「……♪」

まゆ(星花さんが演奏してる)

――――

〜♪

星花「ふぅ」

パチパチパチ

星花「!」

まゆ「とっても素敵でした」

星花「まゆさん……いらしてたのですね」

星花「ごめんなさい。私気づかずに……」

まゆ「いいんです。素晴らしい演奏を聴くことができて、得しちゃいました♪」

まゆ「ここは星花さんのマスなんですよね?」

星花「ええ、岐阜県の下呂市ですわ」

星花「下呂温泉はご存知?」

まゆ「はい! もしかして温泉に入れるんですか?」キラキラ
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 02:55:42.64 ID:QMGdceoS0
本当に今日はここまでで…ミスしてしまいすみません
22時頃に再開します
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 05:21:12.02 ID:D5pla7NXO
乙、にわかとか言うけど無茶苦茶ちゃんと書けてるよなぁ、安価捌きもすげぇし。続きも頑張って下さい。
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 05:40:02.09 ID:zFaJn0Xjo
グッバイフレちゃん
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 22:36:17.25 ID:QMGdceoS0
星花「そのつもりですわ」ニコッ

まゆ「嬉しいです! ……運動はしませんよね?」

星花「?」

まゆ「入る前に汗を流す、とか」

星花「まあ、それは良い案ですわね♪」

まゆ「いえいえ! 考えてなかったならいいんです!」アセアセ

まゆ「それよりぜひ温泉を紹介していただけないでしょうか?」

星花「もちろん。行きましょうか」

――――

星花「着きました」

まゆ「ホテル?」

星花「ここに一泊する予定ですの。まずはチェックインをして」

星花「浴衣に着替えてから、温泉街を回りましょう♪」

まゆ「素敵なプランですねっ!」ワクワク

(数十分後)

まゆ「どうでしょうか?」ジャーン

星花「とてもお似合いですわ!」

まゆ「星花さんも、セクシーです……髪をまとめた姿も大人っぽくて……」
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 23:16:08.06 ID:QMGdceoS0
まゆ「立ち振る舞いが上品で……思わずため息が」ハァ…

星花「お褒めの言葉、ありがとうございます」ニコッ

星花「では始めに近場の温泉へ行きましょうか」

星花「忘れないうちにこれを」スッ

まゆ「何ですか?」

星花「湯めぐり手形というものです。これを持っていれば」

星花「湯めぐりに指定された温泉のうち、3つに入れるんですの」

まゆ「へー!」

――――

スタスタ

まゆ「あの、こんなこと聞くの失礼なんですけど」

星花「はい」

まゆ「この湯めぐり手形って、使ったことあるんですか?」

星花「ありますよ。何故そのようなことを?」

まゆ「星花さんはお嬢様なので、顔パスか何かで入れるんじゃないかなって」

まゆ「勝手な妄想です……すみません」

星花「ふふっ、そんなことありません」クスクス

星花「私も他の方と同じように温泉に入って、足湯に浸かっています」

星花「たくさんお話ができて楽しいですよ♪」
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 23:33:12.24 ID:QMGdceoS0
まゆ「そうなんですか、すみません」

星花「謝罪なんてする必要は……あ、到着ですわ」

星花「クアガーデン露天風呂。その名の通り露天風呂のみの施設です」

星花「打たせ湯もあるんですよ」

まゆ「打たせ湯……滝行みたいな感じでしょうか」

星花「あんなに大袈裟ではありませんけどね。入ってみましょう」フフ

――――

まゆ「はぁー……きもちい……」

星花「ええ……安らぎの空間ですわ」

星花「幼い頃もよくここへ来てたんです。バイオリンのお稽古に行き詰まってしまった時とか」

星花「気分が曇ってしまうと、必ずここへ」

まゆ「一人でですか?」

星花「そのつもりでしたけど、どうやらお付きの方に監視されていたようで」

星花「覗きと疑われて、警察の方にお世話になりかけたことも」

まゆ「愉快な人ですね」

星花「ええ」クスクス

星花「温泉で体を暖めていると、嫌なことがすぅっと晴れていくんです」

星花「複雑に絡まった糸が解けていくような……」
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/22(木) 23:53:40.82 ID:QMGdceoS0
まゆ「心に癒しを与えてくれる、かけがえのない場所ですね」

星花「はい」ニコッ

――――

まゆ「気持ちよかったぁ」ホカホカ

星花「どうされます? 今の場所で心が満たされたのなら」

星花「街中を観光するという選択も…」

まゆ「温泉がいいです! もっともっと入りたいです!」

星花「よかった。それでは次の温泉へ。少し遠いですけど……」

まゆ「平気です!」

まゆ(いつきさんに鍛えてもらってよかったです)

――――

まゆ「え? ここって宿泊施設ですよね?」

星花「そうですね。望月館という、家族やカップルに人気の旅館です」

星花「露天風呂を貸切にできたり、旬のお料理がとっても美味しいんですよ」

まゆ「温泉だけ入れちゃうんですか?」

星花「湯めぐり手形を使用すれば。ただし入浴の時間は指定されていますけどね」
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 00:15:16.95 ID:Iu1n5i/G0
まゆ「そうなんですか……って当たり前ですよね」

まゆ「温泉だけ借りさせてください、って言ってるんですから」

星花「ふふ、ええ。そういえば今の時期だと、露天風呂からどんな景色が見れるんでしょうか」

星花「季節ごとに違うのですよ」

まゆ「1年を通して違った楽しみ方があるんですねー」

――――

星花「木々の葉が、緑から黄色、赤へ移り変わる時ですわ」

星花「いつ見ても美しいわ……」

まゆ「本当に綺麗です……」

まゆ(ここもやっぱり季節を変更できるのかな)

星花「やはり露天風呂はいいですね。解放的にもなれて」チャプ

まゆ「……」

まゆ「星花さんって、お肌や体型へ注ぐ努力とかしてます?」

星花「えっ」

星花「そうですね……気を使っている、というほどでは」

星花「ただ、規則正しい生活は心がけています」

まゆ「それだけでそんなにすべすべのお肌……」
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 00:28:09.31 ID:Iu1n5i/G0
まゆ「体型も完璧で……」

星花「そ、そうでしょうか。他のアイドルの方が断然魅力的だと思いますわ」

星花「まゆさんだってこんなに」サワサワ

星花「あっ、私ったら失礼なことを……」

まゆ「いいんですよ。その代わり私も触ってもいいでしょうか?」

星花「どうぞ」

まゆ「ありがとうございます♪」

――――

まゆ「ふー……長湯しちゃったかも」

星花「そうですわね……ゆったりホテルへ戻りましょう」

星花「途中で足湯もあるので休憩しつつ」

まゆ「賛成です!」

まゆ「足湯は湯めぐり手形の対象なんですか?」

星花「いいえ、全て無料ですわ」

星花「どなたでも気軽に、気楽に入れるんですの」

まゆ「それは色んな人との交流が捗りますね」

星花「そうなんです♪ お友達になった方も数人いますし」
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 00:40:59.42 ID:Iu1n5i/G0
星花「今でもお会いして、一緒にお出かけしたりするんです」

まゆ「いいですねぇ、そういうの♪」

星花「もしかしたら足湯にいらっしゃるかもしれません」

星花「その時は、まゆさんにご紹介しますわ」

まゆ「ぜひ!」

――――

凛「いいなー」

晶葉『お前も充分温泉を堪能しただろう!』

凛「そりゃそうだけど、温泉は何回も入りたいでしょ」

凛「また入れるマスに止まって、ホテルか旅館に泊まりたい」

つかさ「ならそうしてもらえば? 晶葉、可能か?」

晶葉『凛が1回休みのマスに止まりたいというなら止まらせてやろう!』

凛「私が悪かった、ごめんなさい」

凛「もうサイコロ振っていいの?」

晶葉『ああ、まゆが温泉旅行を終えるのはまだ先だからな!』

晶葉『これを機に追い抜いてやれ!』
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 00:45:02.55 ID:Iu1n5i/G0
凛「だね。間違っても1回休みのマスに止まらないよう……あっ」

凛「今のはフラグでもなんでもないから! 違うから!」

晶葉『誰に言ってるんだ!』

凛「フラグの神様」

つかさ「んなもんいねぇよ。自分の力で掴み取れ」

都・みちる・裕子(カッコいい)

凛「よ、よーし……掴み取ってみせるよ」

凛「10を掴む! この手で!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   福井  山梨  長野  岐阜
凛  ○●○ ○☆× ○○× ×☆○

   長野  岐阜  静岡  愛知
まゆ ○○× ●☆○ ○○○ ○×○


↓1 コンマ一桁 0は10
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 00:52:27.86 ID:mdlrQmVi0
逆転なるか
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 00:53:57.71 ID:kTr50UR3O
にゃ
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 01:01:54.21 ID:Iu1n5i/G0

凛:6マス進む−2

【進行状況】

   福井  山梨  長野  岐阜
凛  ○○○ ○☆● ○○× ×☆○

   長野  岐阜  静岡  愛知
まゆ ○○× ●☆○ ○○○ ○×○


凛「……う」

凛「うわぁぁぁぁぁぁ」ガクッ

つかさ「掴んだじゃねぇか、1回休みを」

晶葉『凛が1回休みに止まればまゆも止まり、今度はまゆが止まったら凛も止まったな!』

晶葉『お前らどんだけ仲良しなんだ!』

凛「ふぅっ、くっ……このままじゃ負けるよぉ……!」グスッ

凛「きっと神様もまゆに勝って欲しいんだ……プロデューサーにふさわしいのはお前じゃねぇから(笑)って……」

晶葉(またネガティブ凛になってるな)

つかさ「……」

パンッ

凛「ひぅっ!?」ビクッ

つかさ「シャキっとしろよ。こんな程度でなよなよしやがって」

つかさ「あいつの正妻を決める勝負だかなんだか知らねぇけど」

つかさ「まだ負けと決まったわけじゃねぇだろ」
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 01:05:35.30 ID:T/TomNVto
止まらない限りその先に道はあるから…
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 01:09:42.40 ID:Iu1n5i/G0
つかさ「いいか、どんだけ差をつけられても」

つかさ「負けと確定するまで怯むな。それが勝負ってやつだ」

都・みちる・裕子(カッコいい)

凛「……そうだね」

凛「またまたネガティブになってたよ。目を覚ましてくれてありがとう」

凛「だけど、お尻を叩くことないじゃん」スリスリ

つかさ「気合入ったろ」

凛「まあね……」

つかさ「行ってこい」

凛「うん」

ビュンッ

都「あの、つかささん」

つかさ「?」

みちる「サインもらえますか」

裕子「私も!」

つかさ「は」

晶葉(つかさも何気にイケメンアイドルだな)
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 01:27:55.34 ID:Iu1n5i/G0

――――

ビュンッ

凛「ここは温泉なのかな。山が見える見晴らしの良い場所だけど」

凛「っていうか温泉以外の1回休みマスってあるのかな」

???「ふぅー」

凛「きゃっ!? 何!?」ガバッ

志乃「ふふ……カワイイ悲鳴。クールなあなたでも、そんな声が出せるのね」

凛「し、志乃さん……首に息を吹きかける必要ありましたか!?」

志乃「普通に呼んだってつまらないじゃない」

志乃「で、あなたここに止まっちゃったの?」

凛「見ての通りです。まゆが目に見えるマスにいるんですけど」

凛「結局追いつくことができなくて……」

志乃「そう……チャンスね」

凛「チャンス?」

志乃「ピンチはチャンスって、よく言うじゃない」

凛「はあ……」

凛(この状況でチャンスも何もないと思うけど。励ましてくれたのかな)
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 01:48:26.19 ID:Iu1n5i/G0
凛「えっと、ここで何をするんですか?」

志乃「何がしたい?」

凛「えっ、いや……何をする場所なのか分からないので」

志乃「場所にこだわることないわ。自分の好きなように過ごすのもいいと思う」

凛「せっかくなのでどんなところなのか知りたいです」

志乃「そう、分かった」

志乃「ここは山梨県甲洲市、勝沼町にある、ぶどうの丘と呼ばれる観光施設よ」

志乃「日本最大級のワインショップを有しているの」

凛「片手にワインの入ったグラスを持ってるのはそういうことですか」

志乃「美味しいのよ。凛ちゃんにはまだ早いから、ジュースで我慢ね」

凛「子供扱いが過ぎます」

志乃「ごめんなさい」クスッ

志乃「ワインショップもそうだけど、ワインカーヴも地下にあるの」

凛「カーヴ? セラーじゃなくて?」

志乃「それが差すものは同じよ。言語の違いだけで、イギリス語がセラー、フランス語がカーヴ」

志乃「でね。お金を払えば、カーヴに貯蔵されてる200種類ものワインを」

志乃「試飲できるのよ」

凛「すごい。ワイン好きにとっては楽園ですね」
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 01:50:26.77 ID:Iu1n5i/G0
ここまでにします
明日は20時頃に始められる予定です
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 08:22:18.85 ID:hgtlFQClO
おつおつ
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/23(金) 10:43:35.74 ID:KDcrgCDUo
ペロッ!これは、飲酒リンがPへの諸々を吐き出す流れッ!
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 20:34:34.81 ID:Iu1n5i/G0
志乃「それだけじゃないのよ。大人だけでなく家族でも楽しめるように」

志乃「宿泊施設があって、バーベキューしたり温泉に入れたり美術館で芸術に触れたり」

凛「すごい!」

志乃「選り取りみどりとはこのことね」

志乃「さあ、何をしようかしら。あなたのしたいことに付き合うわ」

凛「ありがとうございます。それじゃあ」

凛「バーベキュー、いいですか?」

志乃「花より団子ね」フフ

凛「眺めも良いし、こういうとこでやってみたかったから……」モジモジ

――――

志乃「希望通り、眺めの良いテラス席でしましょう」

志乃「Aセット、Bセット、Cセットがあるけど、どれにする?」

凛「何が違うんですか?」

志乃「どれも牛ロースと野菜、ライス、漬物が固定で」

志乃「Aセットは海鮮串、ホタテ、ソーセージ」

志乃「Bセットはソーセージ。Cセットは豚ロースが付いているの」

凛「迷うなぁ……」

凛(海の幸は千枝と一緒に食べたけど、焼いたのは食べてないし)

凛(特にホタテとか絶対美味しいやつだし……)
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 20:47:18.60 ID:Iu1n5i/G0
凛(けど豚ロースも……うーん……)

凛「決めました、Aセットでお願いします」

志乃「気が合うわね。注文するわ」

――――

ジュウウウウ

凛「うわぁ、良い匂い」ゴクリ

志乃「私が焼いていくから、どんどん食べて」

凛「ありがとうございます! 途中で私が交代しますから」

凛「まずは牛ロースを……」スッ パクッ

凛「美味しい……!」キラキラ

志乃「良い笑顔」

凛「美味しいものを食べると自然になっちゃう……」パクッ

凛「野菜も美味しいっ」モグモグ

志乃「ホタテ、もういいわよ」

凛「やった、いただきます」スッ パクッ

凛「はふはふっ、あふいっ(あつい)」

凛「モグモグ……幸せ……」

志乃「私も焼いている甲斐があるわ」ニコッ
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 21:08:04.12 ID:Iu1n5i/G0
凛「私ばかりすみません。代わります」

志乃「まだ食べ始めたばかりでしょう、いいのよ」

志乃「……見れば見るほど良い笑顔ね。さすがアイドルだわ」

凛「志乃さんもじゃないですか」

志乃「あなたの笑顔ほど眩しくないわ」

凛「そんなことないと思いますけど……」

志乃「プロデューサーさんにも、その笑顔をちゃんと見せてあげてるの?」

凛「……」

凛「……どうでしょう。アイドルとしての笑顔は見てもらってますけど」

凛「純粋な笑顔はないかもしれないです。どうしても邪な感情が混じっちゃうので」

志乃「もったいない。その笑顔を見せれば、どんな男の人でも虜にできそうなのに」

志乃「試しに意識してみたら?」

凛「プロデューサーの前でですか? 難しいですね」

凛「抑えてもにじみ出てきちゃうっていうか……」エヘヘ

志乃「本当にもったいないわね……」
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 21:59:44.04 ID:Iu1n5i/G0

――――

凛「満足……もう食べられない……」

志乃「食べ過ぎちゃったわね。でも体型を気にしなくていいのがこの空間よ」

凛「夢のゲームですよね」

志乃「次は何をする? ちょっと食休みするとして」

凛「美術館に行ってみたいです。どんなものが展示してあるのか気になります」

志乃「いいわ、行きましょう」

(数十分後)

凛「……」

志乃「静かな空間で、こうしてじっくり観賞するのもいいでしょう?」

凛「はい」

凛「この女の人、志乃さんに似てますね」

志乃「そうかしら。こんな美人に似てるなんて、嬉しいわ」

凛「いやいや、志乃さん美人じゃないですか。見とれちゃうくらい」

志乃「ありがとう」フフ

凛「……この女の子はまゆに似てる」

志乃「あら、そうね。可愛い」

凛(まゆ……今頃何をしてるんだろ)
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 22:23:47.58 ID:Iu1n5i/G0

――――

星花「欧調風の建物、白鷺の湯の前に作られたこの足湯は」

星花「ビーナスの足湯といって、女性の方に人気なのです」

まゆ「優雅ですねぇ♪ お嬢様になった気分」

まゆ(お嬢様が足湯をするのかという話ですけど)

星花「♪」チャプチャプ

まゆ(そういえば目の前にいた)

まゆ「私たちの止まるホテルって、ええっと……」

星花「下呂ロイヤルホテル雅亭様ですわ」

まゆ「そう、雅亭さんなんですけど」

まゆ「湯めぐり手形に指定されたところなんですか?」

星花「はい。午前中に1時間ほど」

星花「ちなみに雅亭様のお風呂は、畳敷きの展望大浴場に」

星花「貸切露天風呂、貸切岩盤浴、足湯など、様々な温泉があるのです」

まゆ「岩盤浴! やってみたい……」

星花「着いてからのお楽しみですわね」ニコニコ
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 22:52:11.00 ID:Iu1n5i/G0

――――

星花「ちょうど日が暮れる頃ですわ。お料理をいただく前に、もう一度体を暖めましょう♪」

まゆ(さっきまでまだお昼だったのに、旅館に入った途端……)

星花「初めに展望大浴場、次に岩盤浴へ向かいましょうか」

星花「貸切露天風呂や足湯は、お料理を食べてからでも、明日の朝でもいいですから」

まゆ「欲張るのはよくないですしね!」

まゆ「まあ全部に入ろうとしてる時点で欲張りなんですけど」

星花「そうですわね」クスクス

――――

カポーン

まゆ「すごい、町が見えます!」

星花「入浴しながら一望するのもいいですわね」

まゆ「ですねぇ」

まゆ「……あのー」

まゆ「もう一度触ってもいいでしょうか、お肌」

星花「え? ええ」

まゆ「ありがとうございます」
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 23:08:25.65 ID:Iu1n5i/G0
まゆ「はぁ……本当にすべすべですね」サワサワ

星花「あはは……熱心な視線……」

まゆ「いつでも触ってらいれます……」サワサワ

星花「……」

星花「ま、まゆさん」

まゆ「はい?」

星花「その……ひょっとして、まゆさんは……」

星花「……女性もお好きなんですの……?」

まゆ「え」

まゆ「な、何でですか?」

星花「手の動きが、艶やかというか……」

まゆ「あ! すみません、違うんです!」パッ

まゆ「羨ましいなぁと思って。まゆもこんなお肌だったら」

まゆ「プロデューサーさんを魅了できるって……」

星花「そうでしたか。思い違いでしたわね」

まゆ「いえ、確かに今のは誤解されても仕方ないです」アハハ…
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/23(金) 23:37:11.89 ID:Iu1n5i/G0
星花「自信をお持ちになって。まゆさんはとても魅力的な女の子ですわ」

星花「プロデューサー様もいつかきっと手をとってくださります」

星花「今はアイドルというお仕事に就いていますから、我慢していらっしゃるのですよ」

まゆ「そうだといいんですけど……」

――――

まゆ「これが岩盤浴……汗がどんどん出てきます……」

星花「体の毒素が抜けていきますから、お肌にも健康にもいいんです」

星花「ただし、岩盤浴前後の水分補給は大切ですわ」

まゆ「これだけ汗が出ると欲しくなりますね……お水が……」

星花「大丈夫ですか?」

まゆ「はい、気持ちよくて……眠気が……」

星花「いけませんわ! 寝てはダメです!」

――――

星花「安心しました……」

まゆ「心配させてしまってごめんなさい」

まゆ「あったかくなると、寝ちゃいそうになりませんか?」

星花「お気持ちは分かりますけど、岩盤浴の最中は危険ですわ……」

まゆ「以後気をつけます」
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 00:06:21.89 ID:+1lYeR7z0
まゆ「そろそろお夕飯ですねっ」

星花「お刺身、焼き魚など、季節の食材を使用したお料理ですの」

星花「お部屋でゆっくりいただきましょう♪」

――――

まゆ「これは中毒になりますよ」

星花「そんなに気に入れられたんですの?」

まゆ「いえ、お料理のお話じゃなくて。もちろんお料理は美味しいんですけど」

まゆ「実感します。こんなに良い思いができるゲーム、身近にあったら何度もやってしまいます」

まゆ「そして晶葉ちゃんの凄さは尋常じゃないです……」

星花「私も同感ですわ。晶葉ちゃんや志希さんがこの世界に貢献しようものならば」

星花「数年後には空を飛ぶ車が実現してしまいそうですもの」

まゆ「地球以外の星に住むこともできそうですね。コロニーとかロボットとか」

星花「不老不死の薬も作れそうですわね」

まゆ・星花「……」ジー

晶葉(2人とも天井を見上げて、私の反応を待っているのか?)

晶葉(旅館を満喫させるため、そっとしておこうかと思ったが仕方ないな)

晶葉『プログラムの私に聞かれても困るぞ!』

まゆ「でも晶葉ちゃんの姿形、声をしてますし」

まゆ「本人の思考が分かる可能性が……」
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 00:18:45.20 ID:+1lYeR7z0
晶葉『そうだな……まあ作れるんじゃないか!』

晶葉『だが作ろうとしないだろうし、仮に作り始めたら途中で飽きそうだな!』

晶葉『世界に貢献なんてつまらなさそうな事もしない! というのが私の意見だ!』

星花「なるほど、その通りかもしれませんわね」

まゆ「志希さんも、1つの場所に留まるような性格じゃないですしね」

晶葉『もういいか? 私は引っ込むぞ!』

まゆ「ありがとうございます」

星花「もったいないですわね……」

まゆ「私もそう思います。でも、あの2人らしいですよ」ウフフ

まゆ「話を変えましょうか。ここって露天風呂がついてるんですよね?」

星花「はい。後で入りますか?」

まゆ「どうしましょう……貸切露天風呂も入りたいし」

まゆ「足湯は明日にして、このお部屋も明日に?」

星花「温泉三昧ですわね」ニコニコ

まゆ「幸せな悩みです」ニコニコ
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 00:42:42.12 ID:+1lYeR7z0

――――

凛「温泉は何度入っても最高」

志乃「そうね。見て、南アルプスが見えるわ」

凛「良いですね……」

凛「……こっちの山も……」ジー

志乃「?」

凛「聞いてください志乃さん。私、千枝から……」

凛「いえ、千枝のプログラムから言われたんです。凛さんみたいなスレンダーな体になりたいって」

凛「嬉しかったんです。けど私は……雫や早苗さん、愛梨」

凛「そして志乃さんみたいな大きな胸に、少し憧れを持ってて」

志乃「その3人が出てくると、私はちっぽけになっちゃうわね」

凛「どうしたら大きくなるんでしょう。っていうか私の年齢でまだ大きくなるんですか?」

志乃「なると思うわ。私の友人で、38歳の人がいるんだけど」

志乃「今が人生で1番大きいって話してたし。私もこの目で見たけど、確かに大きかったから」

凛「へぇー……そうなんですね」

志乃「もし凛ちゃんが本当に胸を大きくしたいなら」

志乃「世間で言われてる、キャベツや牛乳、鶏肉をたくさん摂取してみるとか」
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 00:56:24.83 ID:+1lYeR7z0
志乃「規則正しい生活で女性ホルモンを整えたり……あとは……」

凛「あとは?」

志乃「お母さんになることね」

凛「!!」

志乃「妊娠して子供ができると大きくなるわよ」

凛「そうか……その手が……」

志乃「何で大きくしたいの?」

凛「プロデューサー、大きい方が好みなのかなって」

凛「本人は『胸で判断しない』なんて当たり障りのない答えを言ってたんですけど」

凛「巨乳アイドルと一緒にいる時、必ず1回は視線を向けてますし」

凛「体に当てられたら困った顔しつつも嬉しそうですし」

志乃「男性として普通の反応だと思うけど」

志乃「凛ちゃんだって、雫ちゃんや早苗ちゃんが急いでる時」

志乃「上下に揺れて主張してる胸へ視線がいってしまうでしょう?」

凛「は、はい……特に雫は圧倒されます」

志乃「胸を押し当てられたら、その部位に集中しちゃうでしょう?」

凛「はい、触ってみたいとも思っちゃいます」

志乃「女性ですらそうなんだから、男性はもっと大変よ」

凛「……」
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 01:06:58.63 ID:+1lYeR7z0
凛「じゃあプロデューサーは本当に、胸では判断しない?」

志乃「真意は不明だけど、巨乳が好きかどうかは分からないわね……」

凛「胸に興味ないのかな。お尻の方が好きとか」

志乃「太ももかもしれないわね。うなじかも」

凛「混乱してきた。どうすればいいんでしょう」

志乃「そのままでいいんじゃないかしら」

志乃「ありのままのあなたでぶつかって、ありのままのあなたをアピールすればいいわ」

凛「いいんですか?」

志乃「ええ」ニコッ

凛「そっか……ありのままでいいんだ……」

凛「あの、もう一つ相談が」

志乃「何?」

凛「胸、触ってみたいなって……」

志乃「ふふ……特別よ……♪」

凛「ありがとうございます」

ワー ヤワラカイ ムニュムニュ
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 01:15:24.43 ID:94i9gOdSO
スケコマシ凛
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 01:25:22.88 ID:+1lYeR7z0

――――

凛「な、なんかそわそわする」

凛「大人の人が来るようなレストランって感じで……」

志乃「気を楽にして。未成年向けのメニューもあるから」

志乃「これがメニュー」スッ

凛「ん?」

凛「あの、展望『ワイン』レストランって書いてありますけど」

志乃「大丈夫よ」クスッ

凛「ワインって文字がどのメニューにも入ってるんですけど」

志乃「……ちょっとくらい、ね♪……」ウインク

凛「現実だったら犯罪ですよ……」

志乃「分かった、凛ちゃんはこのやわらかビーフシチューを頼んで」フフ

志乃「私が頼むコース料理で、ワインが入ってない料理をあげるから」

凛「そんな、悪いですよ! ビーフシチューだけでいいです、美味しそうですし」

――――

志乃「ゴクン……ふぅ……♪」

凛「ワインばかりですね。料理にはいつ手をつけるんですか?」

志乃「ふふ、ちゃんと食べてるわよ」
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 01:35:08.49 ID:+1lYeR7z0
志乃「ビーフシチュー美味しい?」

凛「ほっぺたが落ちちゃいそうです」モグモグ

凛「ゴクン……ここから見る夜景、目を奪われちゃいますね」

志乃「でしょう。まるで宝石のよう……」

志乃「ワインが一層美味しいわ」ゴクン

凛「そればっかりですね」

凛「……志乃さん」

志乃「いいわよ」

凛「まだ何も言ってません」

志乃「ワイン、飲んでみたいんでしょう?」

凛「違いますけど……そんな得意げな顔されても」

凛「フィレ肉のソテー、美味しそうだなって」

志乃「こっちだったのね。どうぞ」スッ

凛「ありがとうございます」パクッ

凛「柔らかくて美味しい……」モグモグ

志乃「食べ物を口に入れながら喋らないの」

凛「ゴクン……ごめんなさい」
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 01:45:19.47 ID:+1lYeR7z0
凛「……」

志乃「どうしたのかしら。ワインを見つめて」

凛「……」

凛「ちょ……ちょっとだけ……」

志乃「やっぱり興味あったのね……♪」

志乃「一口よ」スッ

凛「これはゲームの中だし……少しだけ……」ドキドキ

凛「……」コクン

凛「んっ……うー……渋い……!」

志乃「うふふっ、そうよね。私も初めて飲んだ時、そんな感じだった」

凛「大人になれば飲めるようになるんですか?」

志乃「味が分かるようになるわ、多分」

凛「多分って……」

志乃「飲める人と飲めない人がいるから」

志乃「凛ちゃんはどっちかしらね」ニコニコ

凛「想像がつきませんね」
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 01:51:09.60 ID:+1lYeR7z0

――――

志乃「デザートが来たわ。凛ちゃんにあげる」スッ

凛「……」

志乃「凛ちゃん?」

凛「はい……ありがとうございましゅ……」スッ

凛「パクッ……モグモグ……おいしぃ……」ポー

志乃「……」

志乃「もしかして、酔っぱらっちゃった……?」

凛「このデザートおいしぃ……シェフをよんでください」

凛「お礼をいいたいです……」

志乃「私が言っておくわ」

凛「そうですか……」

凛「……はあぁぁぁ……」

志乃(深いため息)

志乃「ごめんなさい凛ちゃん。飲ませるべきじゃ…」

凛「志乃しゃん」

志乃「!」
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 02:01:38.61 ID:+1lYeR7z0
凛「だいすきでしゅ」

志乃「え?」

凛「わたし、プロデューサーが……だいすきなんでしゅ……」

志乃「ああ、そういうこと……」

凛「なのに」

凛「なのにどうして振りむいてくれないんだろう……」クスン

凛「魅力ないのかなぁ……かわいくないからかなぁ……」

凛「かわいさでいえば、まゆのほうが……キュートで売りだしてるし……」

凛「わたしなんて……うう……ぐすっ、ふうぅっ……」

志乃「……」

志乃(凛ちゃんは泣き上戸?)

凛「わたし、プロデューサーのこと、なんでも知ってるんでしゅよ……」

凛「朝おきる時間とか……体のにおいで、たいちょう分かるし」

志乃「そう、すごいわね……」

凛「におい……プロデューサーのにおい、だいすき……」

凛「シャツのにおい嗅ぐと、しあわせになるんでしゅ……えへへ……」

志乃「好きな人の匂いっていいわよね」
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 02:12:47.49 ID:+1lYeR7z0
凛「モグモグ……おいしぃ……」

志乃「……」

志乃(たった一口でこんなに……? よっぽど弱いのかしら)

志乃(場に酔ったとか?)

凛「……ごめんなしゃい……」ボソッ

志乃「え?」

凛「たいちょうまでは、分からないんでしゅ……」グスッ

凛「うそついて、ごめんなさいっ……ふぇ……っ」ポロポロ

志乃「いいのよ、泣かないで。体調までは分からないわよね流石に」

凛「つかみかけてはいるんでしゅけど……」

志乃「そうなの。近づいてるのね」

凛「……」

志乃「……?」

志乃(止まった)

凛「……ねむくなってきました……」

志乃「アルコールのせいね。もう部屋に行きましょう」

凛「モグモグ……ゴクン」

凛「ごちそうさまでした……」ペコリ
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 02:13:59.26 ID:+1lYeR7z0
ここまでにします
明日は夕方4時くらいから始めていきます
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 11:03:12.29 ID:PpuGyvUVO
意外と普通の会話だ(錯乱)
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 15:39:30.59 ID:+1lYeR7z0
すみません、1時間遅れて5時になりそうです…
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 17:20:33.39 ID:+1lYeR7z0
凛「うぅ……ふらふらする……」スッ

志乃「支えてあげるわ」

凛「ごめんなさい……」

――――

凛「わぁ……いい部屋ですね……」

志乃「もうすぐベッドだから……」

バフッ

凛「ふかふかべっどー……んぅ……」

志乃「お水をもらってくるから、少し待っててね」

凛「……」

志乃「? もう寝ちゃったのかしら」

凛「……起きてます……」

凛「本当にすみません志乃さん……」

志乃「あら、呂律が回ってる。早くもアルコールが抜けてきたみたいね」

志乃「それともやっぱり場酔いだったのか……」

凛「私、変なこと言っちゃいましたね」

凛「忘れてください……」
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 17:33:02.27 ID:+1lYeR7z0
志乃「お酒の失敗は誰にでもあるものよ」

志乃「元はといえば、飲ませた私が悪いんだし」

凛「私も断ることできたので」

凛「ここに泊まるんですか……?」

志乃「そうよ。くつろいでいて、お水買ってくるから」スタスタ

ガチャ

パタン

凛「ふぅ……」

晶葉『凛!』

凛「! 晶葉、どうしたの?」

晶葉『お前に謝っておきたいことがある!』

晶葉『実はゲームに小さなバグが生じていてな! お前が酔いやすかったのはそのせいなんだ!』

晶葉『未成年が飲むとは思わなくてな! もう修正したから大丈夫だ!』

凛「バグ……そうなんだ……ごめんね」

凛「じゃあこの部屋に入ったら正気に戻ったのも、そういうことなんだね」

晶葉『直したからだな!』

凛「……」

凛「もしかして、私の酔い方もバグのせい?」
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 17:45:46.67 ID:+1lYeR7z0
晶葉『凛の持ち前のものだ!』

凛「……そう」

晶葉『ゲームのメモリーに録画されているぞ! 見るか?』

凛「!? や、やめて! 消して!」カァァ

――――

――――

ピピピピ ピピピピ

まゆ「……ん」

まゆ「もう朝ですかぁ……んーっ」ノビー

星花「おはようございます」

まゆ「! 星花さん、おはようございます」

まゆ「もう起きてたんですね」

星花「早起きが日課になってしまって」

星花「いつもならバイオリンの練習をしているのですけど」

まゆ「ここじゃ弾けませんしね」

星花「どうですか? 朝食の前にもう一温泉」ニコッ

まゆ「ご一緒します!」
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 18:00:38.87 ID:+1lYeR7z0

――――

まゆ「いただきます」

まゆ「はむっ……モグモグ……上品な味です」

星花「もうそろそろ、サイコロのお時間ですわね」

星花「寂しいですわ。もう一泊くらい下呂温泉を楽しみたかった……」

星花「なんて口にしては、ご迷惑ですよね」フフ

まゆ「私も同じ気持ちですよ」ニコッ

まゆ「できればもっとここで過ごしたいんですけど」

まゆ「勝負してるってことも忘れちゃいけませんし……」

星花「まゆさん、餞別の意を込めてバイオリンの演奏をしたいのですけど」

星花「ここでなく、外で」

まゆ「いいんですか? 嬉しい!」

――――

〜♪ 〜♪

星花「♪」

まゆ「……」

〜♪

星花「……以上です」

まゆ「素敵! スタンディングオベーションです!」パチパチパチ
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 18:05:53.27 ID:+1lYeR7z0
星花「ありがとうございました♪」

星花「ではサイコロを」

まゆ「はい」スッ

まゆ「幸いにも追いつかれなかったし、この距離を意地したい……!」

ポイッ コロコロコロ


【進行状況】

   山梨  長野  岐阜  愛知
凛  ○☆● ○○× ×☆○ ○×○

   岐阜  静岡  愛知  三重
まゆ ●☆○ ○○○ ○×○ ○○○


↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 18:06:18.38 ID:KpD5xGfCO
(ФωФ)
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 18:07:59.27 ID:+1lYeR7z0
>>892
凛の進行状況から静岡が抜けているミスです
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 18:16:10.70 ID:eRr69aZAo
さすまゆ
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 18:29:57.30 ID:8K20edvBo
ワイ静岡民、静岡よって欲しかった
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 18:31:59.60 ID:+1lYeR7z0

まゆ:8マス進む

【進行状況】

   山梨  長野  岐阜  静岡
凛  ○☆● ○○× ×☆○ ○○○

   岐阜  静岡  愛知  三重
まゆ ×☆○ ○○○ ○×● ○○○


まゆ「出ました! 8マス!」

星花「大きい目ですわね」

まゆ「それでは、ありがとうございました星花さん!」

星花「凛さんとの勝負、スクリーンで見ながら応援しています!」

ビュンッ

――――

ビュンッ

まゆ「愛知県。これで都道府県の半分まで来たことになりますよね?」

まゆ「……ここって……どこ……?」

まゆ「カラフルな建物やアトラクションがたくさん。ああいうのって確か」

まゆ「レゴ、だったっけ……」

晶葉『ここはレゴランド・ジャパン・リゾートだ!』

まゆ「晶葉ちゃん!」

晶葉『愛知県名古屋市、港区に去年できたばかりの、レゴブロックのテーマパーク!』

晶葉『子供はもちろん、家族で楽しめる人気の場所なんだぞ!』
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 18:33:31.17 ID:8K20edvBo
人気()
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 18:37:15.15 ID:PuIlK97Io
芸能人だから仕方ないね
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 18:45:52.94 ID:+1lYeR7z0
まゆ「へぇー! って……どうして晶葉ちゃんが説明を?」

まゆ「今までの流れだと、出身のアイドルの人が登場して」

まゆ「止まったマスの説明をしてくれるはずじゃ……」

晶葉『その通りだ! しかしそのアイドルが、ブリックトピアと呼ばれるエリアの』

晶葉『イマジネーション・セレブレーションというアトラクションに乗っている最中でな!』

まゆ「だから晶葉ちゃんが代わりに……。誰ですか?」

晶葉『行けば分かるぞ! 案内しよう!』

――――

まゆ「レゴでできたような乗り物が、くるくる回ってます」

晶葉『イマジネーション・セレブレーションは』

晶葉『遊園地でいうコーヒーカップだからな!』

まゆ「アイドルはどこです?」

晶葉『ほら、あれだ!』


時子「……」クルクル


まゆ「……」

晶葉『居ただろう?』
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 18:54:56.34 ID:+1lYeR7z0
まゆ「……」ゴシゴシ

まゆ「……」ジー

晶葉『見間違いではないぞ!』

まゆ「時子さんですよね、あれって」

晶葉『そうだ!』

まゆ「意外です、ビックリです……何故こういう場所に……」

まゆ「無表情ですけど楽しいんでしょうか」

晶葉『それは本人に聞いてくれ! じゃ!』

まゆ「え? ちょっと!」

まゆ「……。終わるまで待ってよう」

――――

時子「……」スタスタ

まゆ(歩み寄ってくる)

まゆ「あ、あの……どうも」

時子「あなたが私の対戦相手?」

まゆ「はい……」
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 19:06:18.15 ID:+1lYeR7z0
時子「そう」

まゆ「……」

時子「驚いてるわよね」

まゆ「!」

時子「自分でもここに配置されたのが納得いってないのよ」

時子「私には似合わないわ。仁美に任せればよかったのに」

まゆ「楽しかったですか?」

時子「は?」

まゆ「今の乗り物」

時子「……まあまあね」

まゆ「そ、そうですか」

時子「萎縮しないでくれるかしら」

時子「とって食おうなんて思ってないわ。勝負にも支障が出るし」

まゆ「ごめんなさい。つい」アハハ…

時子「任されたからには、やるしかないわね」

時子「ついて来なさい」スタスタ

まゆ(くるくる回ってる時子さん、可愛かったな)

まゆ(って言ったら怒られそう……)スタスタ
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 19:14:53.98 ID:+1lYeR7z0

――――

まゆ「こ、これは……?」

時子「レゴブロックよ」

まゆ「ですよね」

時子「制限時間は180分。この無数のレゴを使って」

時子「自分だけのオリジナルオブジェを作るのよ」

まゆ「オブジェですか」

時子「何でもいいわ。ただし」

時子「出来上がった物は審査され、評価をつけられるから」

時子「できるだけ難しく、すごいと思わせるオブジェを作った方がいいわね」

まゆ「評価の高かった方が勝ちですね」

時子「ええ。準備はいいかしら」

まゆ「もう始めるんですか!? 作戦会議的なものを設けても……」

時子「仕方ないわね……10分間よ」

時子「10分経ったら、そこのタイマーが動き出すわ」

まゆ「分かりました!」
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 19:18:51.60 ID:+1lYeR7z0
中断します
8時頃から始めます
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 19:21:13.76 ID:y8rsexCLo
一旦乙
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 20:20:22.41 ID:+1lYeR7z0
まゆ(何を作ろう……できるだけ難しくてクオリティが高いものかぁ)

まゆ(そもそもレゴに触れたことないから、どんな組み立て方かを掴んでおかないと)カチャカチャ

時子「……」カチャカチャ

まゆ(時子さんも練習してる)

まゆ(何を作るんだろう。豚かな)

まゆ(って、人のことはいいから自分のことを考えないと!)

――――

時子「あと20秒で始まるわよ」

時子「作戦は決まったのかしら」

まゆ「ひとまずは」

まゆ「あとはなるようになれ、です」

時子「覚悟ができたようね。いくわよ」

まゆ(3……2……1……スタート!)カチャカチャ

時子「……」カチャカチャ


↓1 時子が作ろうとしているもの

↓2 まゆが作ろうとしているもの


コンマ二桁が完成度
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 20:21:38.13 ID:CjgAFxcJ0
豚小屋
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 20:21:44.12 ID:W4Hp4lAw0
ロダンの「考える人」
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 20:25:09.52 ID:y8rsexCLo
低レベルな接戦
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 20:30:24.14 ID:8K20edvBo
評価に困る感じやったんやね
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 20:35:03.42 ID:+1lYeR7z0
まゆ(認知度が高くて、これを作れたらすごいなって思うものといったら)カチャカチャ

まゆ(芸術品ですよね。私はロダンさん作、考える人を組み立てていきます!)カチャカチャ

まゆ(そうだ、今のうちにレゴを持ってこよう)スタスタ

まゆ「……」チラッ

時子「……」カチャカチャ

まゆ(時子さんが気になるなぁ。豚に関連するオブジェかな)

時子「何よ」

まゆ「!」ドキッ

時子「人をチラチラ見て、自分の作業に集中なさい」

まゆ「はい、すみません!」ゴソゴソ

――――

まゆ(むぅ……難しい……)

まゆ(一度も遊んだことない人が、いきなり考える人を作ろうとするだなんて)

まゆ(甘い考えでしたね……)

まゆ(時子さんは)チラッ

時子「!」ピクッ

時子「……」カチャカチャ

まゆ(え? 今、こっちを見てた?)
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 20:43:13.27 ID:+1lYeR7z0
まゆ(慌てて目を逸らして作業に戻ったけど)

まゆ(私の進行状況が気になったのかな)

まゆ(っていうか、あれは何だろう……家?)

時子「自分の作業に集中しなさいと言ったはずよ」

まゆ「は、はいっ」カチャカチャ

まゆ(時子さんだって私の見てたのに……)カチャカチャ

――――


(3時間後)


晶葉『ジャッジは私は務めるぞ!』

晶葉『もうタイムアウトだが、2人とも自分の作品を見てどうだ?』

時子・まゆ「……」

晶葉(言葉にしたくないのか)

晶葉(まあお世辞にも上手いとは言えないしな)

時子「文句あるの?」

晶葉『え? いや、そんなことないぞ! 頑張ったな!』

晶葉『まゆも特徴を捉えているぞ!』

まゆ「ありがとう……」

まゆ(気を遣われてるのが心に来ますね……)
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 20:51:25.17 ID:+1lYeR7z0
晶葉『では審査に移る!』

晶葉『時子のは……家か?』

時子「豚小屋よ」

まゆ(やっぱり豚関係)

晶葉『ふむ……よくできているな!』

時子「……」

晶葉『ちゃんと豚もいるし!』

時子「もういいわ」

晶葉『え?』

時子「気を遣われて褒められるのは好きじゃないの」

時子「ハッキリ言いなさい。ヘタクソと」

まゆ(自分で言っちゃった)

晶葉『了解だ! これはヘタクソだな!』

時子「……明るい声で言われると腹が立つわね、煽られてるみたいで」

まゆ(分かる)

晶葉『そしてまゆだが』
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 20:59:02.10 ID:+1lYeR7z0
晶葉『辛口と甘口、どっちがいい?』

まゆ「時子さんに同意です。思ったことをハッキリ言ってください」

晶葉『よし! まゆのは考える人か?』

まゆ「!!」

まゆ「分かるんですか?」

晶葉『さっきも言ったが、特徴は捉えているからな!』

晶葉『だがまるで古い時代のポリゴンゲームみたいに不格好だ!』

晶葉『もっとシャープに形作っていけば、もっと良くなるだろう!』

時子「ちょっと、それ辛口なの? 私とはかなりの違いね」

晶葉『時子がヘタクソと言えと言ったからだぞ!』

晶葉『しっかり評価するなら、せめて小屋として機能させて欲しかった!』

晶葉『屋根は穴が空いてるし、壁もボロボロだし!』

晶葉『時間が無くて慌ててしまったんだろうが』

時子「豚に神経を使ってしまったのよ」

晶葉『だろうな! 豚はよくできている!』
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 21:02:06.29 ID:+1lYeR7z0
晶葉『さて、肝心のどちらが勝者かだが』

時子「……」

まゆ「……」ドキドキ


↓1 時子の評価

↓2 まゆの評価


コンマ二桁 完成度とプラスして高い方が勝利
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:03:05.76 ID:y8rsexCLo
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:03:30.96 ID:sVc5sqVW0
これで時子様が勝ったらどうすんだよ……
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:03:41.58 ID:7aruom3k0
だおりゃああ
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:04:15.69 ID:cDDPpmmMo
まゆがポンコツじゃないだと
つか安価取るの速すぎ
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:12:57.82 ID:I70v2YP80
まゆはすげぇよ…
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 21:14:18.26 ID:+1lYeR7z0

時子:13+76=89

まゆ:12+96=108


晶葉『2人とも下手だ! しかし情熱は伝わってきた!』

晶葉『それを考慮した結果が……』


晶葉『まゆの勝ちだ!!』

まゆ「え!? やった……!」


時子「ふん。晶葉の評価はさて置き、完成度が致命的だから」

時子「私の中ではどのみち負けよ」

まゆ「そんな……時子さんは豚に時間をかけてたんですし」

まゆ「その集中力を小屋に発揮されていたら、確実に私の負けでしたよ」

まゆ「豚、可愛いですし♪」

時子「……」

まゆ(あ、余計なこと言っちゃった……!?)


時子「見る目あるじゃない」

まゆ「へ……?」
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:15:40.07 ID:+1lYeR7z0
>>919
残りのレス数に焦ってしまいました…
凛で終わる予定なので
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 21:24:24.84 ID:+1lYeR7z0
時子「可愛いでしょう。可愛くて惨め」

時子「ちなみに、モデルはあいつよ」

まゆ「あいつ? ……プロデューサーさんですか?」

時子「ええ。似てるでしょう、この情けない顔も」

時子「徹底的に躾したくなるわ」フフフ

まゆ「そ、そうですね……」

まゆ「……時子さん」

時子「?」

まゆ「もしよければ、一緒に遊びませんか?」

まゆ「良い機会ですし仲良く……と言っても、本人じゃないんですけど」

まゆ「本人とも仲良くなるために、ヒントを掴みたいなって」

時子「……」

まゆ「ダメでしょうか」

時子「来なさい」

まゆ「!」

時子「気になる場所があったの。付き合って」スタスタ

まゆ「はいっ!」スタタタッ
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 21:33:56.24 ID:+1lYeR7z0
晶葉(時子のやつ、プログラムとはいえ)

晶葉(何だかんだここを気に入ってるじゃないか)フフ

まゆ「あとでジェットコースターにも乗りましょう♪」

時子「嫌」

まゆ「え?」

まゆ「……怖いんですか?」

時子「そんなわけないでしょう。あんなの子供騙しよ」

まゆ「じゃあいいじゃないですか」

時子「……」

――――

凛「……ん」パッチリ

凛「ふわぁ……よく寝た。なんか寝覚めが良い」

凛「!」

志乃「すー……すー……」

凛(志乃さん、服がはだけて胸元が……すっごいセクシー)ドキドキ

志乃「んんっ……あら……?」

凛「!!」ドキッ
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 21:43:20.47 ID:+1lYeR7z0
志乃「おはよう」

凛「お、おはようございます……」

志乃「よく眠れた?」

凛「快眠でした」

志乃「よかったわ」

志乃「……見てたでしょ、胸」

凛「うっ……そりゃバレますよね」

志乃「触りたいの?」

凛「昨日充分触らしてもらったので。ただ、この色気を学びたいなって」

志乃「学ばれるほどかしら」

凛「とてつもないです」

志乃「クスッ、ありがとう」

凛「……」

凛(なんか私、思春期の男の子みたい)

凛(大人組は恐ろしい……)
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 21:52:14.75 ID:+1lYeR7z0

――――

凛「朝食もしっかり食べて満腹。腹ごしらえはできた」

凛「特にあのスープが……もう1回食したい」

志乃「また機会があればね」

凛「志乃さんには感謝しかありません。ありがとうございます」

志乃「お礼は、勝負に勝ってから言いにきて」ニコッ

志乃「負けないで。プロデューサーさんの隣にいる座を勝ち取りなさい」

凛「頑張ります!」

凛「ふぅー……精神統一。大きい目を出さなきゃ」スッ

凛「フラグの神様には頼らないよ!」ポイッ

コロコロコロ


【進行状況】

   山梨  長野  岐阜  静岡
凛  ○☆● ○○× ×☆○ ○○○

   岐阜  静岡  愛知  三重
まゆ ×☆○ ○○○ ○×● ○○○


↓1 コンマ一桁 0は10
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:54:18.01 ID:IO04znqMo
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:55:27.86 ID:7aruom3k0
それゆけ凛ちゃん!
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:56:22.21 ID:I70v2YP80
りんちゃんは最小値!
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 21:57:12.45 ID:hMqZIR/Yo
静岡きちくりー
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 22:01:45.95 ID:+1lYeR7z0

凛:1マス進む

【進行状況】

   山梨  長野  岐阜  静岡
凛  ○☆× ●○× ×☆○ ○○○

   岐阜  静岡  愛知  三重
まゆ ×☆○ ○○○ ○×● ○○○


凛「……」

志乃「あら」

凛「……」

凛「……ううっ……」プルプル

晶葉(おっとこれは、凛がまたネガティブに…)


凛「負けない!」キッ

晶葉(!!)


凛「つかさと約束したもん、最後まで諦めるなって」

凛「晶葉も励ましてくれたし、志乃さんも応援してくれてる」

凛「私負けない!」

晶葉『その調子だぞ凛!』

志乃「強い子ね」フフッ
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 22:22:48.06 ID:+1lYeR7z0
凛「行ってきます!」

志乃「いってらっしゃい」ヒラヒラ

ビュンッ

――――

ビュンッ

凛「わっ、リンゴがたくさん生ってる」

凛「長野県だよね……?」


???「リンゴといえば青森……と言われますけど……」

???「長野県の収穫量と出荷量は……青森に次いで2位なんですよ……」


凛「文香!」

文香「こんにちは……ここに現れた、ということは」

文香「私と対峙しなければなりませんね……」

凛「うん、勝負しよう。その前に」

凛「ここってどこなの?」

文香「松井農園という……リンゴ狩りやブルーベリー狩りのできる農園です」

文香「その他、釣り堀やバーベキューも楽しむことができます……」

凛「良いところだね」
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 22:48:03.65 ID:+1lYeR7z0
文香「はい……家族団欒で過ごせるスポットです……」

文香「……私もよく行きました。本にかじりついていることが多かったですけど……」

文香「釣り堀で初めて魚を釣った時の光景は……脳裏に焼きついています」

凛「いいよね、そういうの。思い出として残る場所って」

文香「話が逸れてしまいましたね……始めましょうか」

文香「今から行うのは……リンゴの飾り切り対決です……」

文香「全部で3回戦に別け、それぞれお題が異なります……」

文香「1回戦目はウサギ……2回戦目は木の葉……3回戦目は白鳥……」

文香「晶葉さんに、一つ一つに点数をつけていただき……2勝すれば勝者となります」

凛「木の葉? 白鳥? 聞いたことないんだけど」

文香「私も初体験です……スマホで調べるのを許可します……」

凛「それでも厳しそう。制限時間は?」

文香「ウサギが10分、木の葉が15分……」

文香「白鳥が30分です……」

凛(短いような気が)

文香「納得いくまで作ってください……」

文香「飾り切りしたリンゴは、あとでスタッフが美味しくいただくので……」
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 23:01:08.11 ID:+1lYeR7z0
凛「スタッフって誰?」

心「まかせろ☆」サッ

あずき「リンゴ食べ放題大作戦が始まると聞いて!」ススッ

凛「長野県出身アイドルズ! いつの間に……!?」

文香「説明は以上です……用意されたエプロンを身につけて」

文香「そこのキッチンの前に立ってください……」ジャーン

凛「即席キッチンと包丁&まな板! いつの間に……!?」

――――

文香「いいですか……いきますよ……」

凛「うん」

凛(まずは切り方を調べないと)

晶葉『位置について! よーい……ドン!』

凛(なんてね! リンゴウサギは作ったことあるんだ)シャシャシャ

文香「……!」シャシャシャ

凛「!?」

凛(華麗な手捌き! まあそうだよね、文香もリンゴウサギくらいは……)


↓1 文香

↓2 凛


コンマ二桁がリンゴウサギの完成度
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:03:14.86 ID:I7koZNueo
はい
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:04:23.56 ID:I70v2YP80
ほい
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:04:51.11 ID:DFzEc8Az0
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 23:11:05.44 ID:+1lYeR7z0
文香「できました……けど、納得いきません……」

文香「もう少しだけ……」シャシャシャ

凛「む、こんなに難しかったっけ」

凛「まだ時間あるし、調整していこう」シャシャシャ


麻理菜「ごめん、遅れちゃった♪」スタスタ

あずき「もう始まってますよ!」

心「どっちもなかなか上手いじゃん☆」

文香「……っ」シャシャシャ

凛「……!」シャシャシャ

――――

晶葉『そこまで!』

凛(くっ、納得いくのは出来なかったな)

文香「……」

凛(文香の、上手くできてる。やるね)

晶葉『続いて第2回戦! スマホは自由に使ってくれ!』

晶葉『よーい……ドン!!』
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 23:18:43.19 ID:+1lYeR7z0
文香(これは調べないと分かりません……)タプタプ

凛(どんなワードを入れよう。リンゴ、飾り切り、かな)

文香(……)タプタプ

凛(……)タプタプ


文香・凛(あった……!)


凛(動画まである、これは助かるね)

文香(一通り観てから……)


文香(作ります……)シャシャシャ

凛(作る!)シャシャシャ


晶葉『調べてから作業に入るまで、ほとんど同じタイミングだ!』

麻理菜「デッドヒート!」

心「木の葉ってああやるんだ☆ 今度挑戦してみよっと☆」


↓1 文香

↓2 凛


コンマ二桁がリンゴ木の葉の完成度
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:20:50.74 ID:I70v2YP80
そぉい!
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:21:33.94 ID:7Ah/WVY+o
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:24:56.28 ID:fmTbMxeWo
レベルたけえな
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 23:34:41.92 ID:+1lYeR7z0
文香(リンゴを4等分に切って、その内の1つを使うんですね……)サクサク

文香(タネを切り、端から中央に向けて切り込みを……あっ)

文香(失敗してしましました……難しい……)

文香「……」チラッ

凛「ふーん、こんな感じなんだ……木の葉っぽいね」

文香「!」

文香(もう手応えを掴んだようですね……すごい)

文香(私も負けていられません……)シャシャシャ


亜里沙「すみません、たった今到着して……!」スタタタッ

聖「ごめんなさい……」スタタタッ

あずき「まだ終わってないよ!」

麻理菜「ここからが見ものよ♪」

――――

文香「はぁ……はぁ……」

文香(何とか綺麗に作れました……)

文香(これなら凛さんの木の葉を上回れ…)チラッ

凛「ふーん、まあまあかな」キラキラ

文香「!!」
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 23:48:40.28 ID:+1lYeR7z0
文香(か、輝いています……凛さんの木の葉……!)

文香(美しい仕上がりですね……これは私の負けでしょうか……)

晶葉『まだまだ終わりじゃないぞ! これが最後、3回戦目の勝負!』

晶葉『リンゴで白鳥を作るんだ! よーい……』

晶葉『ドン!!!』

凛(幸いさっきのページに白鳥の作り方も載ってる)ジー

文香(複雑ですね……よく見てしっかり覚えましょう……)ジー

聖「スマホを見て……何をしてるんですか……?」

あずき「作り方を調べてるんだよ!」

亜里沙「白鳥かー、近所の子供によく作ってあげたなぁー」

心(亜里沙ちゃん結構やり手だな☆)

凛「よし、何となく覚えた」スッ

晶葉『おっと! 凛がテーブルにスマホを置いて作業を始めたぞ!』

晶葉『もう覚えてしまったのか!?』

凛「……」ジー サクサク

亜里沙「見ながら手を動かしてますね」

麻理菜「工程をパッと見で覚えて、曖昧な箇所は調べて補完していくスタイルか」
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 23:58:34.30 ID:+1lYeR7z0
晶葉『その一方で、文香はというと!?』

文香「……」ジー

聖「まだ見てる……」

麻理菜「大丈夫なの?」

文香「……ふぅ」


文香「覚えました」

心・あずき・麻理菜・亜里沙・聖「!?!?」


あずき「今、覚えたって……!」

文香「……」サクサク シャシャシャ

晶葉『なんと文香、スマホをしまって作業をしている!』

晶葉『覚えたというのは本当のようだ!』

聖「すごい……!」キラキラ

凛「へぇ、やるじゃん……!」

凛「でも勝つのは私! 絶対に譲らないから!」シャシャシャ

晶葉『凛もペースを上げたぁ! こっちも覚えてしまったのか!?』

心「いいじゃんいいじゃん、燃える戦い☆」

心「スウィーティーではないけど好きだぞ☆」
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 00:03:25.18 ID:5caeHMYD0
文香「……」テキパキ

凛「……」テキパキ

晶葉『両者、テンポよく白鳥を作っていく!』

晶葉『勝つのはどっちだぁ!?』

あずき「いけいけー!」

聖「がんばってください……!」

文香・凛「……!」シャシャシャ


↓1 文香

↓2 凛


コンマ二桁がリンゴ白鳥の完成度
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 00:04:10.59 ID:0ivtuhFRo
こんま
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 00:04:15.07 ID:HNf2VKkAo
ほい
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 00:13:24.40 ID:5caeHMYD0

――――

晶葉『しゅーーりょーー!!』

晶葉『手を止めろ! そうだ、もう手を加えるなよ!』

晶葉『これより審査に入るぞ!』

文香・凛「……」ドキドキ

晶葉『……』

晶葉『よし、決まった!』

晶葉『まずは1回戦の勝負、リンゴウサギ対決は』


晶葉『文香!!』

文香「ふぅ……」

凛「これは私も分かってたよ……綺麗だし丁寧に作られてるし」

晶葉『そして2回戦の勝負、リンゴ木の葉対決』


晶葉『凛の勝利だ!!』

文香「上手く作れたと思ったのですが……参りました……」

凛「奇跡の1個が作れたんだ。あれができてなかったら、文香に軍配が上がってた」

晶葉『ここまで1勝1敗だな! まさしく接戦と言えよう!』

晶葉『心の準備はいいか?』

凛「いつでも」

文香「はい……」
950 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 00:23:14.60 ID:5caeHMYD0
晶葉『発表するぞ! 3回戦、リンゴ白鳥対決は……』


晶葉『文香だ!』

文香「! ……ありがとうございます……」ペコリ

凛「惜しかったね。もうちょっとだったんだけど……!」クッ

晶葉『……』

心・あずき「……」

麻理菜・亜里沙・聖「……」

凛「あれ、なんか冷たい視線を感じる」

心「凛ちゃん凛ちゃん、自分の白鳥見てみ」

凛「綺麗だね」フフ

心「はいダウト! あんなに自信満々だったのに」

心「完成したのがリンゴの塊ってどういうこと!?」

麻理菜「作業中『やるな』みたいな笑顔で文香ちゃんと笑い合ってたのに」

あずき「互角の戦いしてますよー的なね」

凛「……もう誤魔化しようがないね……ごめん」

凛「実はまだ覚えきれてなくてさ。焦っちゃったんだ」

凛「文香のペースに完全に呑まれた」
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 00:31:16.94 ID:5caeHMYD0
文香「私も……凛さんが作業し始めたのを見て焦りました……」

文香「おかげでいびつな白鳥になってしまい……」

凛「形になってるだけすごいよ……」

文香「……とても良い勝負でした……」スッ

凛「!」

凛「うん……そうだね」ギュッ

晶葉『私も熱くなってしまったぞ! 最後はあれだったが』

晶葉『さてと、これで決着はついたから』

晶葉『みんなでリンゴパーティーといこうか!』

イエーィ! イタダキマース!

――――

ゴォォォォォ

まゆ「きゃーーー!!」

時子「……っ」

ガタンゴトン ガタンゴトン

まゆ「ふぅー、楽しかったぁ♪」

まゆ「ね、時子さん!」

時子「……」

まゆ「時子さん?」
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 00:39:13.46 ID:5caeHMYD0
時子「そうね……」

時子「やっぱり子供騙しだったわ」スッ

スタスタ

まゆ「ふふ」

まゆ(あんなこと言っちゃって、小さい悲鳴がまゆの耳に届きましたよ♪)

時子「まゆ、そろそろ時間よ」

まゆ「え?」

時子「サイコロを振りなさい」

まゆ「ああ、そうですね……もっと遊びたかったですけど」

時子「勝負の途中なんでしょう」

まゆ「はい……」

まゆ「……もし。もし現実で私が時子さんを遊びに誘ったら」

まゆ「オーケーしてくれるでしょうか?」

時子「その日の気分次第ね」

まゆ「オーケーしてくれる可能性はあるんですね! よかった」

まゆ「私のワガママに付き合ってもらって、ありがとうございました」ペコリ
953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 00:47:21.31 ID:5caeHMYD0
時子「いいから早く」

まゆ「急かさなくてもいいじゃないですか」スッ

まゆ「えっと……凛ちゃんとは12マス離れてますね」

まゆ「もっともっと引き離して、余裕ゴールを決めたいですねぇ♪」


凛『そうはさせない』ブンッ

まゆ「!!」


まゆ「り、凛ちゃん? どうしてここに」

凛『晶葉に頼んで、そっちにホログラムとして映してもらってるんだよ。私自身は長野にいる』

凛『今に見ててね。猛スピードで追い上げて』

凛『そのまままゆを追い越すから』

まゆ「……」

凛『先にゴールするのは私。そして』

凛『プロデューサーの正妻になるのも私』ドンッ

まゆ「……ふふ」

まゆ「うふふっ、ふふふふ♪」

凛『何がおかしいの!?』
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 00:58:46.35 ID:5caeHMYD0

――――

まゆ『すみません。これを言ってしまうと……いえ』

まゆ『凛ちゃんに絶望感を与えましょう。どうしようもない絶望感を』

まゆ『私と凛ちゃんは12マスも離れてるんです。さらに、私はこれからサイコロを振って』

まゆ『もーっと引き離します』

凛「っ……!」

まゆ『さらに! 凛ちゃんは特技を全て使い終えてしまいましたよね?』

まゆ『ですが私はあと1回残してるんですよ』

まゆ『この意味が分かりますか?』

凛「……」

凛「それでも私は負けない」

凛「絶対にね!」

まゆ『うふ、さすがですね。絶望するどころか』

まゆ『闘志の炎を燃え上がらせるなんて』

まゆ『これだけは伝えておきますね。私も全力ですよ』

まゆ『全力で勝ちにいきます! どんなに引き離していても!』
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 01:05:35.79 ID:5caeHMYD0

――――

凛『沖縄まで残り半分の道のりも』

凛『楽しめそうだね』ニヤリ

まゆ「ですね」ニヤリ

凛『それじゃ、通信を切るよ』

凛『今度会う時は、ゴールで直接ね』

ブツン

まゆ「……」

まゆ(今ので私も燃え上がっちゃいました)

まゆ「時子さん!」

時子「!」ビクッ

まゆ「私、頑張ります! 応援していてください!」

時子「……ええ」

まゆ「よぉーし、いきますよ!」

まゆ「それっ!」ポイッ

コロコロコロ


つづく
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 01:06:20.23 ID:HNf2VKkAo
ついに次スレか
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 01:06:53.21 ID:5caeHMYD0
一旦ここで終わります
続きは明日に立てる予定です

ひとまず、ここまでお付き合いありがとうございました
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 01:22:33.94 ID:b8BYgyIyO

しかし本気でまだわからんぞ、くすぐり対決なんか凛がもう負けたなって状況だったのにまさかの逆転だったし
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 03:25:48.73 ID:qxEULLhR0
おっつおっつ
書くのが大変そうだけどものすごく面白いから他のアイドルの勝負も見たくなるね
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 18:53:00.52 ID:5caeHMYD0
すみません、今日立てると言ったのですが
沖縄までのマスの設定がまだ終わっていないので、明日に立てることにします
961 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 19:34:57.37 ID:d4Ym/EMto
おけ
962 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 11:46:24.66 ID:z1ivbxD2o
次スレ
【モバマス安価】凛「いい加減決着をつけようよ」 まゆ「望むところです」2
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