【GANTZ】のび太の黒い玉の部屋【ドラえもん】

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35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/10(土) 19:12:34.66 ID:ihy0nEto0
>>34
ありがとうございます〜


「我が子を殺めた者共…この身亡きるまで滅してくれよう 覚悟しよ小さき者共」

稲葉「喋ッた…」

玄野「俺だ!!俺がお前の子を!!殺した!!」

玄野「頭を吹き飛ばしてやった!」

ジャイアン「やべぇっ!」

しずか「来る!!」

ドラえもん「スモールライ…わぁぁっ!!」

玄野の言葉にさらに腹を立てたのかブラキオサウルスは唸りをあげて大きく首を振りかぶったあとドラえもんを首で吹き飛ばす

のび太「ドラえもん!!」

玄野(アイツがあのブラキオサウルスの親なら…心臓は同じ場所にあるはずだ…何とか足元に行って…やってやる…ッ)

玄野「のび太!」

のび太「何!?」

玄野「俺がアイツを殺る…!!お前らでなんとか隙を…作ってくれ!!」

のび太「…分かった!!みんな…行こう!」





36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/10(土) 19:13:05.17 ID:ihy0nEto0
鈴木「…ねぇ、君も…一緒に…行ってあげてくれないかな…」

和泉「なんで俺が…?」

鈴木「一緒に助けてあげようよ!」

坂田「なんか知らねぇけど…その刀あれば行けるんじゃねぇの?」

和泉「…ちッ…さっさと行くぞ」

西「まじかよ…俺はパスだぜ」

和泉「玄野のためじゃない…俺があの恐竜を殺したいから行くだけだ」



玄野「なッ…俺に気づいてる…!?」

物陰に隠れて隙を伺っていた玄野が、ブラキオサウルスが首を振り回し始めたことに居場所がバレたのかとドキドキしていると、和泉がブラキオサウルスの攻撃を全部受け止めていた

玄野(…!和泉!!クソッ…今行ってもバレそうだ…)

のび太「あの人…凄い!!」

ドラえもん「よし…スーツも直った!」

ドラえもんはブラキオサウルスの攻撃によりスーツが壊れてしまったが、復元光線を浴びることでスーツをまた直して

ドラえもん「あの恐竜のスキをつくには…ジャイアン!!」

ドラえもん「ホログラ機!!」

ドラえもん「この光を5分間浴びることでマボロシになれるんだ…マボロシになった後、大っきい声で歌って!マボロシになったら相手からは絶対触れないから大丈夫!」

ジャイアン「それは別にいいが…5分間か」

のび太「僕とスネ夫とあの人で5分間稼ぐよ!」

ドラえもん「なら…あいこグローブ!」

ドラえもん「これは相手と同じ強さで戦えるグローブなんだ!のび太くんとスネ夫はそれを付けて!」

スネ夫「よぅし…」

スネ夫とのび太はタケコプターを付けると和泉の元へ向かう
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/10(土) 19:13:38.88 ID:ihy0nEto0
のび太「大丈夫ですか!!」

和泉「ど…いてろ…ッ…邪魔だ…!!」

スネ夫「おりゃッ!」

和泉がブラキオサウルスの攻撃を刀で必死に受け止めている中、スネ夫はあいこグローブをはめて首を思いっきり殴りる

「愚かな者共が…我に拳を…」

のび太「僕達も一緒に戦います!」

和泉「…邪魔になるなよ」

玄野(時間を稼いでくれてるのか…今の内に足元のとこに早く行かねェとな…)

のび太とスネ夫がブラキオサウルスの攻撃を避け、ブラキオサウルスの頭が壁に突き刺さった隙に和泉が刀を使い首を切り落とす

スネ夫「やった!!」

のび太「まだ…こいつの子供は頭を飛ばしても死ななかったから…多分生きてる…」

のび太の予想は当たり、ブラキオサウルスは首を振り回し今度は和泉を狙おうとした瞬間

ジャイアン「お゛お゛お゛れ゛は゛ジ゛ャ゛イ゛ア゛ン゛!!!!」ボエー

いつの間にか5分間経っていて、ジャイアンがブラキオサウルスの頭上で歌い始める
ブラキオサウルスは激しい騒音に腹を立てジャイアンに向かって首を振り下ろすがホログラ機のおかげで攻撃が当たらず

玄野「着いた…!!」

のび太達が戦っているあいだになんとかブラキオサウルスの腹部に到着し、Xガンの後部の画面を覗き心臓の部分を狙うと

玄野「!!! 」

突然腹部に大量の目玉が出現し、ブラキオサウルスに位置がバレてしまい踏み潰そうとブラキオサウルスは足をバタバタ足踏みさせる

38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/10(土) 19:14:22.70 ID:ihy0nEto0
玄野(くっそ…詰んだ…タエちゃん…)

足踏みの衝撃により転んでしまった玄野が踏み潰されそうになった瞬間、しずかとドラえもんと鈴木の3人がブラキオサウルスの尻尾を綱引きでもするかのように引くと
3人の引きの強さにブラキオサウルスの前足が上がり、腹部が隙だらけになる

玄野(アイツら…)

玄野「ハァ…ハァ…」

玄野は改めてブラキオサウルスの心臓に狙いを定め

のび太「行けえええええ!!!」

玄野「あああああああ!!! 」ギョーンギョーンギョーンギョーン

玄野は叫びながら何度もXガンを連射し、何度もブラキオサウルスの腹部が爆発した後ブラキオサウルスが大きな物音を立てて倒れる

和泉「玄野…」

のび太「やったーー!!!」

玄野はブラキオサウルスが倒れた瞬間、鈴木の元に駆け寄り

鈴木「やったの?」

玄野「うん…」

のび太「玄野さーん!!」

玄野「のび太……おれが生き残れたのは…お前達のおかげだ」

ドラえもん「いえいえそんな〜 」

玄野は鈴木やのび太達とハイタッチを交わし、坂田達の所へ向かう

レイカ「玄野くんっ!」

レイカ「凄い…ホントに…凄いと思う…!!」

玄野「ありがと…う」

坂田「すげぇなアンタら…ありがとよ」

玄野「おう…」

桜井「最後の凄かったッすよ!」

ジャイアン「サンキュー!!」

鈴木「あッ!あの人、助けてくれたんだよ!!」

玄野「和泉…」

和泉「…フン」

西「ハハッ…お疲れ〜」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/10(土) 19:15:12.63 ID:ihy0nEto0
坂田「おッ」

桜井「あッ!あの部屋だ!」

玄野 (帰れる…タエちゃん…)

転送が始まり、桜井に続いて坂田や稲葉、風、レイカ、パンダ、西も転送される

玄野「あ…俺も転送来た」

のび太「じゃあ、あの部屋で!」

……

黒服A「相撲が一番強いな…」

黒服B「ふざけるな、裸のデブに何が出来るんだ」

黒服A「おいおい、力士をただのデブだと思ってるのか?全身筋肉の鎧なんだぜ」

黒服B「ボクシングだな。あいつには誰も勝てねぇよ」

黒服A「あんなストリートファイトに横綱が負けるわけねぇだろ」

そんな会話をしてエレベーターから降りてきたのは黒服の4人組だった

黒服C(以後氷川)「ジークンドーだろ」

黒服A「…確かに…ブルース・リーはつええな」

黒服A「おッ、いたいたァ」

黒服達が向かう先には転送中の玄野たちの姿があり

氷川「よし…」

黒服B「待て、コンタクト忘れたぜ…」

氷川「早くしろよ」

……

玄野「なんだあいつら…」

玄野はそう言い残し、転送されてしまう

のび太「…え?」

黒服A「おいおい消えてくぜ」

氷川「さっさと片付けるぞ」

黒服達は腕から銃を具現化させそのままのび太たちに向かって発砲する

「Ouch!!」 「キャあああっ!!」
「うッ!!」「ぎゃああ!」

のび太や鈴木はスーツを着ているおかげで銃弾をガードできるがスーツを着ていない外国人や親子、他の男達が銃撃にあい死亡してしまう

のび太「何あれ…ッ!」

しずか「みんなが…!」

ドラえもん「何かないか何かないか…!」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/10(土) 19:16:54.92 ID:ihy0nEto0
ドラえもん「あっ!!」

ドラえもんやしずか、スネ夫も続けて転送が始まり

ドラえもん「のび太くん!名刀電光丸を渡すから…!生き延びて…」

ドラえもんはそう言ってのび太に刀を渡し転送される

ジャイアン「おいおい!俺たちだけになっちまったぜ!」

和泉「…」

のび太「よくも…皆を…」

のび太がドラえもんから渡された刀を手にした瞬間、黒服の1人が鈴木の背後に回りスーツの首部分にあるレンズ型の部品を破壊すると鈴木のスーツの機能が失ってしまう

黒服A「まずは1人目〜」

無防備になった鈴木に銃口を向け発砲しようとトリガーに指をかけたその時

黒服A「危ねっ!!」

和泉が刀を伸ばし振り下ろすと黒服はそれを容易く回避する

氷川「お前の顔…見たことあんな…まぁいいか…どうでも」

氷川は銃を具現化させた時のように日本刀を手のひらから出現させて和泉に飛びかかる

のび太「危ない!!」

のび太は名刀電光丸を使い氷川の刀を受け止め、氷川の腹部を狙って電光丸を振りかざすが、氷川はそれを察して高く跳躍し攻撃を避けてのび太が氷川を視界に捉える前にスーツのレンズ部分を切り裂く

のび太「わぁぁっ…!!」

ジャイアン「のび太ああああっ!」

和泉はいつの間にか転送されており姿は無く、のび太の危機を察してジャイアンが加勢に入るがジャイアンの前には、先程の黒服達の格闘技の強さ議論には不参加だった無口の男がアサルトライフルをジャイアンに放つ

鈴木「私も玄野くんのように…諦めない!」

のび太「…僕だって!!」

のび太と鈴木で氷川に立ち向かうが鈴木ら右肩から左脇を一直線に切り裂かれる。
それに怯まずのび太は氷川と互角の戦いをするがふとジャイアンの方に目をやった途端、ふいをつかれ名刀電光丸を破壊される

のび太「名刀電光丸が…っ! 」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/10(土) 19:17:25.56 ID:ihy0nEto0
今日はここまでですー
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/11(日) 15:50:17.02 ID:VA90zLR8o
>>41
GANTZ好きだから頑張って欲しい
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/12(月) 17:48:58.99 ID:xUlTOqfv0
>>40
鈴木「ら」じゃなくて鈴木「は」です…
>>42
ありがとうございます!


のび太「あ…あぁ」

氷川はのび太の首元目掛けて刀を横に振ると、タイミング良く転送が来る

黒服A「あッ、コイツに捕まればゴキブリ共の巣行けんじゃね?」

黒服はそう言って転送されるのび太に掴まろうと肩に手を置くが、ジャイアンが背後からタックルし黒服を飛ばす

黒服B「何やってんだよ…お前のせいで全員消えちまったじゃねぇか」

氷川「写真は?」

黒服A「あ、撮んの忘れた」

氷川「……」


………
西「もういいだろ!ガンツ!採点始めろ!」

玄野「まだだ!まだのび太達が…!」

しずか「のび太さん…タケシさん…」

のび太「わあああっっ!!」

ドラえもん「のび太くん!!」

のび太「あれ… 僕助かった?」

鈴木「玄野くん…私は生きてんの?」

ジャイアン「何とか生きてたぜ…」

玄野「おっちゃん…のび太…ジャイアン……」

ドラえもん「皆生きててよかったよ…」

鈴木「あれ、玄野くん…僕達のために泣いてくれてるの?」

のび太「ありがとう…玄野さん」

ジャイアン「感謝するぜ心の友!」

のび太「他の人は…外国の人とか…」

玄野「…なんなんだよあの黒服達…」

ちーーーん

坂田「なんか始まったぜ」

突然ガンツと呼ばれる黒い玉からタイマーがなったような音が鳴り

「それぢわ ちいてんをはじめる」

のび太「ちいてん?」

玄野「あ…採点」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/12(月) 17:49:28.57 ID:xUlTOqfv0
「アホの、、、 9てん」

坂田「アホの…あッ俺か!?」

ガンツには坂田のような似顔絵が浮かび上がり、8てんと表示される

坂田「9てんって言われてもな…」

玄野「100点とったら…何かあるらしい」

西「…」ニヤニヤ

「くろののファン1号 0てん くろのにみとれすぎ」

桜井「この絵って…」

レイカ「えーッ!!嘘!!嘘だから!! 」

玄野「え…まじ?」

レイカ「これッ!うそだからッ!!」

「いなかっぺ大将 3てん チェリー3てん
ハゲ 5てん ホイホイ 0てん やる気は感じるのだが和泉になつきすぎ」

風、桜井、鈴木に続いて和泉に付きまとっていたパンダも採点され

「稲葉 0てん 逃げすぎ」

稲葉「逃げすぎ…」

「和泉くん 16てん」

のび太「16てん!?凄い!!」

和泉(当たり前だ…お前らと一緒にするな…)

「西くん 10てん TOTAL 98てん」

西「ちッ」

玄野「西はあと2点か…」

「くろの 58てん」

鈴木「おーーー!!」

のび太「さすが玄野さん!!」

和泉(馬鹿な…スーツを着ていない玄野が何故…)

「0てん 1てん」

のび太「0てんか1てんか紛らわしいよ!」

「オンチゴリラ 2てん」

ジャイアン「また言いやがったなコイツ!!」

スネ夫「まぁまぁ」

「マザコン 3てん」

スネ夫「僕ちゃんがマザコン!!?」

スネ夫(合ってるけど…)

「焼き芋 5てん」

しずか「な…なんで私が焼き芋なのかしら…」

のび太「そういえばしずかちゃん焼き芋好きだもんね」

しずか「べ…別に好きじゃないわよ…」

「あおだぬき 1てん チートすぎ」

ドラえもん「僕はたぬきじゃなああい!」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/12(月) 17:49:59.37 ID:xUlTOqfv0
玄野「採点が終わった。もうドアが開くから帰れるはずだ…でも暫くしたらまた呼ばれる。あと…ここの事は他の人には話さない方がいいらしい」

玄野「できるだけミッションのない間もみんなで集まって次のミッションも生き残るんだ 」

のび太「やっぱり次もあるんだ…」

ジャイアン「俺がいれば問題ねぇぜ!」

和泉(フン…玄野…次こそお前を超えるぞ…)

……

ドラえもん「どこでもドア!!」

ドラえもん「これでみんなの家まで送ります。行き先をいってドアを開ければそこに着くから」

玄野「た…タエちゃんのいる所!」ガチャ

玄野「タエちゃん…」

タエ「計ちゃん…!」

レイカ「……」

ドラえもん「さ、次は?」

〜数分後〜

ドラえもん「よし!あとは僕達だけだ。あ、和泉さんは?」

和泉「…俺はいい」

ドラえもん「じゃ…僕達も帰ろっか」

のび太「またね和泉さん!」

和泉「………」

のび太「僕の家!」ガチャ

のび太「わぁぁ…数時間ぶりなのに懐かしく感じるよ…」

ドラえもん「僕も…」

次の日

のび太「わあああ!寝坊した!!」

ドラえもん「何回も起こしたのに…」

のび太は慌てて私服に着替え学校に向かうと案の定遅刻になり

先生「野比!!また遅刻か!!廊下に立ってなさい!!」

のび太「はぁい…」

……

先生「玄野!!ボーッとしてんな!」

玄野「痛て…」

先生「俺はこーゆーやつを昼行灯と呼んでいる。昼に光を灯しても全く役に立たないって意味だ」

「アハハ、玄野にぴったりだ」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/26(月) 21:32:49.99 ID:cMCKud1Mo
続きまだか(´・ω・`)
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 03:10:00.94 ID:HcXhQ9r30
「おい昼行灯!!動けよー!」

「昼行灯〜」 「あれが昼行灯…?」「クスクス」

玄野の担任が余計なあだ名をつけたせいで、玄野はその日から毎日昼行灯と呼ばれ

玄野「俺だッてなぁ…スーツさえあれば…」

玄野は小声でブツブツそう呟く

……
【放課後】

のび太「やっぱり昨日のあれ…夢じゃないんだね」

しずか「ええ…昨日の光景が頭から離れなくてあまり寝れなかったわ」

スネ夫「この先もこんなのあるのかな…」

ドラえもん「そうだ…のび太くんにスペアポケットを渡しておくよ」

のび太「ありがとう!これさえあれば百人力だね!」

しずか 「ねえ…今から玄野さんの所へ行ってみない…?」

のび太「いいけど…どうやって?」

ドラえもん「いいね!こんな時のためのどこでもドアだよ!」

……

ピンポーン

玄野「…はぁい」

レイカ「あ、玄野くん」

坂田「リーダー!」

玄野「お前ら…どーやってここに…」

鈴木「ドラえもんくんの道具を使ってみんなで集まったんだよ」

のび太「和泉さんと…あの98点の人とイナバって人はこなかったけどね」

のび太「みんなであのスーツ持ってきたんだ」

桜井「使い方を教えてもらおうと思って」

玄野「わかッた…じゃあ人目の少ない場所に移動しよう」

ドラえもん「こんな時は…入り込み鏡!!」

ドラえもん「この鏡の中に入ると、左右あべこべだけど生物は誰もいない世界に行けるんだ!」

坂田「…ちゃんと帰れんのか?」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 03:10:27.90 ID:HcXhQ9r30
……
黒服A「なぁ、ゴキブリ共の顔覚えてるか?」

黒服C「メガネのガキとハゲのジジイとロン毛の男…」

氷川「メガネのガキとつるんでたでっかいガキもいたな」

女黒服(以後きるびる)「写真を撮り忘れたのは惜しかったわね」

黒服A「フン…新入りが偉そうに」

……
【数日後】

玄野「違うんだタエちゃん…!!」

タエ「やっぱり…レイカと……」ダッ

玄野「待ッ……」

先日玄野は、夜中にレイカとデートをしてしまい、その様子を週刊誌に撮影され玄野とレイカは付き合っているという報道が全国に広まってしまい

玄野「タエちゃん……」

……
【その夜】

玄野(くっそ…こんなので終わりなのか…?タエちゃん…タエちゃん…!)

ゾクッッ

玄野「…来た」

玄野は転送される際に起こる寒気を感じスーツを着て準備をするとあの部屋に転送される

のび太「…あ…玄野さん」

和泉(玄野…)

ドラえもん「やっぱりまだあるんだね…」

ジャイアン「安心しろ…俺がついてる」

あの部屋にはすでに風や稲葉、西、和泉、坂田などのメンバーがスーツを着て準備をしており

玄野(新しく来た奴らは…あいつらか…)

次に転送されてきたのはガラの悪い5人の男と転送された途端別の部屋に移動した裸の女である

玄野「スーツを着ていないヤツら…生き残りたかったらスーツを着て俺らの真似をしてくれ」

西「あッ…!言いやがった…」

男1「なんだこいつら…」

男2「天国じゃねーの?」

「あーたーらしーいーあーさがーきたーきーぼーうのーあーさーだーよーろーこーびにむねをひーーらけ」

ラジオ体操の歌が流れ終わると前回と同じように文字と画像が浮かび上がり

「てめぇ達は今からこの方をヤっつけに行ってくだちい ゆびわ星人 特徴つよい でかい 好きな物うま」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 03:10:55.79 ID:HcXhQ9r30
……

男3「ふーん…このスーツでスーパーマンばりのパワーをねぇ…」

のび太「あ…!転送!」

黒い球からゆびわ星人の情報が消えるとタイマーが表示され転送が始まる

玄野「外に出ても帰るな…!初心者は俺らについて来い!」

西「チッ…もうリーダー気取りかよ…」

稲葉「……」

……

のび太「うわぁぁッ!デカい!!」

玄野「撃て撃て撃て撃て!!」ギョーンギョーン

坂田「やべぇな…」

スネ夫「あいつら…僕達と関係ない一般人を殺してる…」

ゆびわ星人は合計で9体おり、仕事終わりのサラリーマンや酔っ払い達を大きな斧で殺し回っている

ドラえもん「こうなったら…スモールライト!!」

ドラえもんはスモールライトで近くにいたゆびわ星人2体を小さくしそのまま踏み潰す

男2「あのタヌキすげぇぞ!!」

男1「あの男もやべェぞ!」

男が指を指した先には風が素手で斧を受け止め奪い取り、ゆびわ星人を殺す

男3「おぁッ!!」

稲葉「ぁあっ!!」

スネ夫「うわっっ!!」

背後に突然現れたゆびわ星人の攻撃に直撃しスネ夫達は吹き飛ばされる

スネ夫「わわ…っ!1発でスーツがぁ…!」

ジャイアン「スネ夫!!」

稲葉(やばいやばいやばい…死にたくない…)

西「くッそ…俺のキルだぞ」

和泉「殺したモン勝ちだ」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 03:11:28.12 ID:HcXhQ9r30
玄野「あと2体で終わりだ!!」

のび太「よし…!!」ギョーン

のび太の狙いは見事命中し一撃でゆびわ星人を仕留める

しずか「のび太さん素敵だわ!!」

坂田「あと1体だ!!」

玄野「……タエちゃん」

玄野は突然動きを止め、玄野の目の前を通る彼女の名前を呟く

玄野「何でこんなところに…」

タエは絵を書く際に必要な資料を撮るため出かけており運悪くその場に居合わせてしまった

坂田「玄野!!後ろだ!!」

玄野「あッ…タエちゃん!!」

ラスト1匹のゆびわ星人はタエを狙って斧を振り下ろす

玄野はタエを庇い直撃を受ける

玄野「スーツが……それよりも…タエちゃん…」

タエ「…??誰かいる…」

タエは何が起こったのかわからずキョトンとしながら、目の前にいる何かをぴとぴと触っている

玄野「良かった…無事だった……」

レイカ「く…玄野くん!2発目!!」

玄野「……俺は…帰るぞ……うおおおおおお!!!!」

玄野はゆびわ星人の攻撃を避けゆびわ星人の頭にXショットガンを何度も打ち込むと、ゆびわ星人は何度か痙攣したあと地に倒れる

ドラえもん「倒した…!」

のび太「誰も死んでない…!」

男1「おい!上田が死んだぞ!」

玄野「上田…?エリアから出たのか?」

男1「いや…機械いじって消えたり出たりしたら頭がパーンって」

玄野「誰かに見つかったのか…?」

のび太「あ…転送…」

玄野「周りに黒服いないか確認しろ!」

タエ(気配が消えた……なんだったんだろ…今のって…もしかして…ケイちゃん…?)

タエは疑問を持ちつつカメラを片手に家に帰るため歩き始める

レイカ「……」

51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 03:12:04.13 ID:HcXhQ9r30
玄野「みんな生き残った…!初めてだ…」

玄野「今回もお前らのおかげだ…」

坂田「いやいや…リーダーのおかげだろ」

男1「ざけんな!上田が死んだんだぞ!」

チーン

「それでは ちいてんをはじめる」

「アホの、、、10てん total19てん」

「ハゲ 0てん いたの? total5てん」

「くろののファン 0てん 失恋しすぎ total0てん」

「風 10てん 和泉くん 10てん チェリー 0てん」

「くろの 20てん 」

ドラえもん「おおおーー!」

坂田「さすがリーダーだぜ」

和泉(また…また負けた…!)

………

スネ夫「0てんかぁ…」

ドラえもん「僕は20点」

のび太「10点!!やったー!」

ジャイアン「のび太のくせに…」

男1「俺ら全員0点じゃねぇか」

男2「だっせーー」

「西くん 10てん total108てん」

西「いよいよ来たぜ…」

玄野「100点…」

のび太「100点…」

すると黒い球は点数画面が消え、別の画面が表示される

「100てんめにゅ〜」

「1、記憶を消して解放される」

「2、新しい武器をもらう」

「3、メモリーの中から1人を再生する」

玄野「再生…!?」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 03:12:38.98 ID:HcXhQ9r30
のび太「再生…って…生き返らせれるってこと?」

玄野(再生…俺の彼女…岸本…加藤…北条…全員…100点を取れば…生き返る…!)

西「2番…強い武器だ。今すぐに用意しろ」

西が2番を選択するとバイクや刀が置いてある部屋から物音がし、西はそこから大きなH型のXガンを持ってくる

和泉「それが武器か…」

西「…」ニヤニヤ

玄野「じゃ…じゃあ扉がもう開くから自由に帰れる…」

のび太「…あれ?ドアがあかない…」

ジャイアン「貸せっ!」ガチャガチャ

スネ夫「開かない…」

玄野「ドラえもん…あのピンクのドアは?」

ドラえもん「そうか!どこでもドア!!」

のび太「僕の部屋へ!……!?」

ドラえもん「どこでもドアも通じない…」

男1「おい!どうなってんだ!?」

西「………来るぜ」

「あーたーらしーいーあーさがーきたー」

和泉「何…?」

男2「は?どうなってんだ?」

「きーぼーうのーあーさーだーよーろーこーびにむねをひーーらけおーおーぞーらあーおーげーーー」

玄野「…!!?」

のび太「今終わったばかりなのに…」

「そーれ1.2.3」

黒い球が歌い終わるといつもの「てめぇたちの…」は表示されず、星人の画像が表示される

玄野「……!?」

「小島多恵 特徴 小さい よわい 好きなこと マンガ 口癖 ケイちゃん」

スネ夫「女の子…?」

和泉「小島……」

玄野「タエちゃん…?」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 03:13:13.23 ID:HcXhQ9r30
レイカ「玄野く…」

玄野「GANTZ!!!!!俺を先に!!!転送しろッ!!!早くしろGANTZ!!」

スネ夫「ガンツ…?」

しずか「多分…あの球の名前ね…」

男1「おいコラ!抜け駆けかよ!!」

ガンツ、と呼ばれる黒い球は玄野の要望通り玄野を先に転送させる

玄野「俺んち……タエちゃん…タエちゃん!!」

玄野はスーツが見えないようスーツの上から上着を着るとすぐさま多恵の家に向かう

玄野「タエちゃん!!タエちゃん!!」

タエ「…ケイちゃん?」

玄野はタエが扉を開いた途端家に入り、会えた嬉しさのあまり玄関でハグをする

……

のび太「あれ…玄野さん家…?」

和泉「今回のターゲットは…玄野の彼女だ」

西「…!」

坂田「人間…なのか?」

和泉「小島を殺そうとすると必ず玄野が邪魔をする……油断するとやられるぞ」

男1「いーじゃん…」

和泉「玄野は敵だ!!先に玄野を殺れ!!」

……

玄野「もうこんな近くに…」

和泉「ここだな…」

玄野「2階に上がろ……っ!!?」

玄野はタエを避難させようとした瞬間和泉が刀で扉を壊し、 玄野の首元めがけて振り下ろす

玄野「ッぶね…!!早く2階に!!」

玄野は2階に上がると窓から外に出る

稲葉「…あッ!」

鈴木「く…玄野くん!逃げて!」

和泉「アイツを逃がすな!!」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 03:13:42.64 ID:HcXhQ9r30
のび太「ね…ねぇ和泉さん…今回は逃がしてあげようよ…」

桜井「だって…人間だし…女の子を殺すのなんて…」

ドラえもん「……」

のび太「お…おかしいよ!人間同士が戦うなんて!」

男1「それが嫌ならあの女1人殺せばすむ話だろ?」

稲葉「俺はこっち側につく…」

鈴木「稲葉くん…」

稲葉「俺はアイツをリーダーだとは思ってない」

和泉「ともかくこれ以上邪魔するならお前らも殺す」

坂田「やめとけ…圧倒的にそっちが不利だ」

和泉「何だと…?お前らなんか楽勝だ…」

そう言うと和泉は坂田に突然襲いかかる

男2「コイツら敵だ!殺しちまえ!」

西「フフッ……」バチバチ

ドラえもん「あっ!あの人消えちゃった…!」

のび太「僕達はあの人を追いかけよう!!」

………

西「チッ…邪魔だな…お前ら」

のび太「ハァ…ハァ…」

ジャイアン「やっと追いついたぜ…」

西「最後の忠告だ。どけ」

西は先ほど手に入れたばかりの武器をドラえもん達に向ける
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 03:14:14.53 ID:HcXhQ9r30

のび太「…」カチャ

のび太も同じように西にショットガンを向ける

ドラえもん「のび太くん……!!」

すると西はまた姿を消し、その場からいなくなる




ように思えたが


西「後ろだ…!」ギョーンギョーンギョーン

ジャイアン「なっ!!」

スネ夫「あ…ああ…マm」

西「…ロックオンした場所に円形に上から圧力で潰す…か……」

スネ夫は跡形もなく消え、周りにスネ夫の血が散らばる

ジャイアン「スネ夫おおおおお!!」

ジャイアンは迷わず西に殴り掛かるが今度は隠し持っていたXガンでジャイアンを撃ちスーツを破壊する

西「もうスーツは使えねーなぁ?どうする?」

西「もう動きもできねーか……じゃあ4人まとめて……」

西はまた姿を消す…いや、消える前にのび太が姿を消して西の背後に回っていた

のび太は西にショットガンを放ちスーツを壊したあと両足を爆発される

西「ァ…うおああああッッ!!」

西「や…りやがッた……ちくしょおおおおッ…いてぇぇぇぇッッッッ!!」

しずか「のび太さん…」

西「ま…待て…!今俺が殺したやつ…次俺が100点とった時に生き返らせてやる…絶対だ…」

西「もう100点を取れるのは俺しかいない…玄野は多分このミッションで和泉に殺されるだろうしな…」

ドラえもん「こいつ…嫌な奴だけど…殺すのは…」

ジャイアン「でもこいつはスネ夫を…」

ドラえもん「お医者さんカバン!」

ドラえもん「これで応急手当を…」

のび太「ドラえもん!!」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/10(土) 03:14:40.73 ID:HcXhQ9r30
西はドラえもんが近づいてきたスキにH型の武器を手に持ち放つ。
が、のび太はドラえもんに前に渡されたスペアポケットからひらりマントを取り出し衝撃を西に跳ね返す

西「…なッ…効いてねー!?」

のび太「スネ夫の仇だ…!」

西はかっぺ星人の時にTレックスの炎の玉を跳ね返したのと同じマントだと気づく

西(あのマント…たしか攻撃を跳ね返してた…まさか…まさか…)

西「うッそだろ!!やめろ!!死にたくな……」

西は跳ね返った衝撃に潰されスネ夫と同じように死亡する

のび太「…わ…わぁぁっ!僕が…人を殺した…」

のび太はふと我に返り変わり果てた西の姿を見て慌てふためく

ジャイアン「俺が100点とってスネ夫を生き返らせる…」

ジャイアン「絶対にだ!」

のび太「ジャイアン……」

しずか「玄野さん達のところに行ってみましょう…!」

……
和泉「…ハァ…ハァ」

坂田「ふーッ…ふーッ…」

和泉「殺すのは嫌だ何て言っておいて…コイツら殺したじゃねぇか…」

坂田は男達を超能力で頭の爆弾を起動させ爆破させていた

和泉(ちッ…こっちは俺と稲葉とかいう奴だけ…)

和泉(あっちはジジイともう1人の超能力のやつは倒したが…)

桜井と鈴木は和泉に不意を突かれ腹を貫かれて瀕死の状態にある

57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/10(土) 13:25:13.25 ID:YzLkvi/Xo
H型のってゼットガンって名前でよかったっけ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 17:29:27.20 ID:qXMV6FNKO
坂田「...なぁあんた...もういいだろ...もうやめようぜ」

レイカ「こんな戦い...意味が無い...」

和泉「これ以上...犠牲を出したくないんなら...俺の邪魔をするな...」

坂田「...だそうだ。どうする?」

稲葉「おいッ、あそこに玄野達がいたぞ!」

稲葉が指を指した方向にはタエを抱えた玄野が屋根の上を走っていた。それを確認した和泉はすぐさま玄野の方に向かう

坂田「あいつら...!」

ドラえもん「...坂田さん!」

和泉がいなくなると今度はドラえもん達が降りてくる

のび太「桜井さん...鈴木さん...!」

のび太「しずかちゃんとレイカさんはその2人の止血を...!」

ジャイアン「あの兄ちゃんを止めに行くぞ!」


......

和泉「玄野...小島をこっちによこせ」

玄野「ぜってー嫌だ...殺させない」

ドラえもん「和泉さん...考え直してよ...」

玄野「お前ら...あのトンガリ頭...はどうした?」

ジャイアン「スネ夫は...」

和泉「フッ...ハハッ...西に殺されたのか...?」

のび太「......」

和泉「図星か...お前らもこいつを殺せば...点数が貰えて早めに仲間を生き返らせることが出来るが...どうするんだ?」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 17:30:18.31 ID:qXMV6FNKO
のび太「いやだ...絶対に...」

和泉「星人は殺すくせに人間は殺さない...か。じゃあ西はどうしたんだ?メガネのやつが持ってる武器...西のだろ?」

のび太「それは...」

和泉「多分西はお前らの仲間を殺してその仇討ちで青ダヌキの道具で西を殺した...違うか?」

和泉「西は殺せてコイツは殺せないんだな...」

のび太「ぁあああ...っ...ハァ...ハァ...」

ドラえもん「落ち着いてのび太くん...アイツの策に乗っちゃダメだよ...」

和泉(今だ...!)

玄野達がのび太に気を取られている隙に和泉は腰に装着していたXガンを玄野の足元に放つと玄野とタエは足場を無くし屋根から落ちる

和泉「ふッ!」

ドラえもん「ああ!!」

スーツを着ていないタエには屋根から落下した衝撃は凄まじく痛みに蹲っていると和泉が屋根から飛び降り、タエの胸に刀を突き刺してしまい

玄野「あああああ!!タエちゃん!!!嫌だあぁぁぁぁ!!」

タエの目は輝きをなくし部屋着は真っ赤に染まり誰の目から見てもタエは死亡していた

和泉「...転送か」

玄野「うああああああああ!!!」


......

「和泉くん 30てん total 56てん」
「玄野くん0てん あおだぬき0てん」

桜井「生きてる...けど何か複雑...だな」

鈴木「ごめん...玄野くん...力になれなくて...」
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