【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」いちご「その45じゃ」【咲-Saki-】

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1 : ◆t2KkLw8Fc7QA [sage]:2018/02/18(日) 20:20:45.94 ID:rgUCJe+zo

※このスレは咲の二次創作安価スレです

※もはや何個あるんだよ……な、京太郎視点です

※最強(麻雀でとは言ってない)の京太郎を目指して、日本各地の高校で雑用をします

※色々補正あり、エンディングはヒロインの数だけ

※鬱なし、ガチ修羅場なし、闘牌なし

※麻雀は基本、京太郎視点のみの個人戦ですよーぅ

※ギャルゲのみでやっていくもよし、麻雀を極めるもよし、すべては安価神とコンマ神のみぞ知る


パート1
【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389148459/

前スレ
パート44
【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」衣「その44だぞ」【咲-Saki-】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1495551192/


 安価の連続取得、連続スナイプはおk
 複数選択安価の、同一IDによる複数取得は不可
 踏み台+単独取得は可能
 安価取得からの選択修正は不可、取得内容がミスなら安価↓となります

 書き込みエラーは書き込まれている場合があるので、再書き込みの前に更新推奨
 連続書き込み、下げ忘れなどへ、厳しいツッコミはあったかくな〜い
 煽りにならないよう、和やかに行きましょう


◆スタートは9月(二週目以降は10月)
(現在二年目??月、永水→宮守→阿知賀→白糸台→姫松→千里山→清澄→臨海→清澄→有珠山→新道寺→有珠山)

基本ステータスは3つ。
・雀力スキル=咲世界での戦闘力
・執事スキル=炊事・洗濯・掃除・裁縫等の家事全般、教養や成績、さらには容姿に関わるスキル
・雑用スキル=麻雀関連の雑務、気遣い、買い物、データ管理、コミュ力に関わるスキル

※成功判定はコンマが、50+スキル数値÷10以内なら成功、オーバーなら失敗(普通)、ゾロ目で大成功
※麻雀判定は別記載


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518952845
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 20:21:11.78 ID:rgUCJe+zo

◆基本的な流れ
・派遣先で一ヶ月過ごす

・一ヶ月の内訳は4週間、週7日、ただし使用するのは二週間分=平日12日+休日2日、+連休3日

・週開始時に、重視行動選択。行動に対応するスキルが毎日1上昇する。経験値の場合は5。
 (例:重視雀力→毎日1上昇×6、週末にさらに6追加)

・各日で選択可能な行動を選び、判定し、イチャイチャしたり鍛えたり

・7日が終わると、6日で成長した分と同じだけさらに成長、スキルポイントと女の子好感度
(技能経験値以外の、コンマ運で上げた分は除く ※例:ボーナス、遭遇判定好感度、おみくじ)
(追加成長は、本来予定していた四週行動の名残。前週と同じ行動をした、という仮定で成長する)

・連休 合宿or旅行or休日×3として使用可能

・そこからまた7日行動、終わると倍成長、日程終了

・オファーをチェックし、別の学校へ(安価多数決)


【※ 学校イベント予定】
テストは基本、5月二週、7月二週、10月四週、12月二週、2月四週。
白糸台と千里山と阿知賀は6月二週、9月二週、12月二週、2月四週。
テスト前週は通常行動の雀力行動不可。

5月一週水曜〜金曜:GW(三連休) 土曜:体育祭
10月一週土日:学園祭 二年限定10月三週水木金:修学旅行
3月:卒業式(3月0日に、という扱い。行ったことある場所なら、どこでも行ける)
4月:入学式

【麻雀大会イベ】(土曜は団体戦イベ、関与なければ通常土曜)
11月第一週土日:秋季地方大会予選
11月第三週土日:秋季地方大会本選・ドラフト会議
3月第一週土日:春季大会予選
3月第三・四週:春季大会本選
6月第三週土日:夏の全国予選
8月第一・二・三週:夏の全国大会

【正月の扱い】
・正月期間が存在、実家で過ごす(描写はカット)
・ただし例外として、ときめき以上の相手とは、自由に初詣に行ける。一ヶ所(一人)のみ
・1月の学校は普通に、第一週月曜から

●初詣
・雀力or執事or雑用、いずれか+10
・経験値+60
・一緒に行った女子の好感度+10(すでにときめき、ただしこれを選べばデート回数が1追加)
・別の女子好感度+5
のうちから一つ選択、その後おみくじ安価

●おみくじ
・引くか否か選択後、引く場合はコンマ判定
ゾロ目 大吉 ステ三種+2・経験値+10・全知人好感度+1
01〜10 中吉 ステ三種+1・経験値+5・1月派遣先生徒&卒業生好感度+1
キリ番 中吉
11〜60 小吉・吉・末吉 一桁123雀力+1、456執事+1、789雑用+1、0好感度+1(※別途人物安価)
60〜89 凶 一桁123雀力−1、456執事−1、789雑用−1、0変化なし
90〜00 大凶 ステ三種−3
4ゾロ 大凶
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 20:21:39.90 ID:rgUCJe+zo

【大会情報】
・土曜、前週については団体戦関連のイベントが大部分。以下は京太郎出場の大会のみ

◆秋大会=地方大会 ※公式試合の前にはセーブ可能です(公式戦は2回コンティニューできる)
 ●予選:県代表選抜戦、四回判定戦×3試合、11月第一週休日。ちなみに次の行動は連休。
初戦はトップ、二回戦・三回戦は二位以上で通過。強さは50、100、150。
試合突破ごとに雀力+2、経験値+5。

 ●本選:○○地方最強決定戦、四回判定戦×3試合、11月第三週休日。終了後、移動イベントへ。
三試合の四回判定戦、初戦はトップ、二回戦は二位以上、ラストはトップで地方最強。
全国優勝には含まれない。強さは150、200、250。
試合突破ごとに雀力+3、経験値+10。


◆春大会=全国大会 ※公式試合の前にはセーブ可能です(公式戦は2回コンティニューできる)
 ●予選:四回判定戦×3試合、3月第一週休日。
すべてトップで勝ち抜け。強さは100、150、200。
試合突破ごとに雀力+3、経験値+10。

 ●本選:四回判定戦×5試合、3月第四週。
初戦・二回戦はトップで勝ち抜け。三・四回戦は二位以上で勝ち抜け。ラストはトップで優勝。
強さは200、250、300、350、400。
決勝卓では対戦相手を上から順にコンマ判定、一番高いコンマが出た相手は補正に上乗せ。
(例:コンマ20、40、30になったら、40の人のみ元の補正値に+40上乗せ。上乗せ数値は50を上限とする)
試合突破ごとに雀力+3、経験値+10、四回戦・決勝勝利で雀力+10、経験値+100。


◆夏大会=全国大会(インハイ) ※公式試合の前にはセーブ可能です(公式戦は2回コンティニューできる)
 ●予選:四回判定戦×3試合、6月第三週休日。突破すると6・8月がその学校で固定。
すべてトップで勝ち抜け。強さは150、200、250。
試合突破ごとに雀力+3、経験値+10。

 ●本選:四回判定戦×5試合、8月第第三週。
初戦・二回戦はトップで勝ち抜け。三・四回戦は二位以上で勝ち抜け。ラストはトップで優勝。
強さは250、300、350、400、450。
決勝卓では対戦相手を上から順にコンマ判定、一番高いコンマが出た相手は補正に上乗せ。
(例:コンマ20、40、30になったら、40の人のみ元の補正値に+40上乗せ。上乗せ数値は50を上限とする)
試合突破ごとに雀力+3、経験値+10、四回戦・決勝勝利で雀力+10、経験値+100。


・秋の優勝は、所属校の好感度が+2(OG、卒業プロ含む)
・全国優勝は、二位との点差が20000以上なら全員好感度+1、25000以上なら+2、30000以上なら+5
・また、飛び人数×3が、好感度加算に追加される


※大会ルールは予告して変更する可能性がございます。
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 20:22:06.23 ID:rgUCJe+zo

●女子好感度
 嫌い < 普通 < 友人 < 好き < 大好き < ときめき<<<<<<<超ときめき状態
(〜0、0〜5、6〜25、26〜60、61〜99、100〜、1000〜)
 の6or7段階。嫌いになることは、あまりないはず。

 出会ったときにコンマ判定、1桁数字+2桁数字。ゾロ目で+10、キリ番で+5。
 77なら+20。00で+50。44で−40。聖なる数字は+10。
 執事スキル÷20(切り捨て)に上記を補正。

●例外:清澄について
・帰還時数値+執事÷20
・コンマについては通常ではなく、コンマの高いほうの数のみ追加
・コンマボーナスについては付与

●ルートについて
・基本的に女子からの告白のみでルート確定、ED分岐
 ▽そのまま3年終了までやる、そして強くて最初からor強くて続きから
 ▽カップル成立アフターをちょい書き、そして二人は幸せなキスをして終了、強くて最初からor強くて続きから
 ▽カップルになって終了、強くて最初からor強くて続きから

・告白は月日程終了後、一定条件クリアで
 ▽条件:ときめき状態
     デート3回以上
     等々。

・デートは大好きになってから、平日誘って土曜or休日のみ可能。10〜20くらい好感度が上がるはず

・告白イベント直前に、セーブされます。セーブは大会中にも、試合前にされます

・告白イベント発生の有無を多数決、起こるとエンディングです

●その他イベント
・期間延長
 月日程終了後、多数決で同じ高校での活動に決まれば、期間延長として扱われる。

・転校
 ▽条件:ときめき状態の女子がその学校に二名以上
    :雑用で大成功が5回以上(累積)
    :雀力が全国レベル(300↑)
 以上が満たされれば、ときめき女子からお願いされる。告白が起きる場合は、そちらが優先。
 安価多数決で、転校するか否か決める。

●好感度追加設定
・選択安価と雑用ボーナス
 好感度変動の行動・返事選択の安価にて、コンマが雑用÷10以下なら、好感度上昇+1
 これは、雑用の要素にコミュ力が含まれるため。執事としての振舞いでなく、京太郎の素のコミュ力

・好感度判定について
 好感度に50足すとき、足さないときがあるが、ランダム
 基準は、無理がある流れなら厳しめの判定、という感じ。曖昧である

・技能経験値での能力取得
 一年目からのプロ、いわゆる原作プロ組からは能力を取得できるが、相手がときめき状態なら、本来の取得経験値の半分で取得可能となる
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 20:22:39.91 ID:rgUCJe+zo

◆休日について
●休日の利用(昼行動)
1 メンバーと特打ち(対局ありの先達指導×2、一位=大成功、二位・三位=成功、四位=失敗、という感じで。雀力4〜6、経験値10・20・40、好感度1〜3、をそれぞれ×2)
2 雀荘(希望するプロ3名と二回対局、順位問わず技能経験値30=60、順位問わずコンマ一桁雀力成長。好感度は1固定、勝利相手にはさらに+1。スキル購入可能)
3 買い物 (土産や誕生日プレゼント購入)
4 デート ※約束ある場合のみ

●デートの仕様
・大好き以上なら誘える
・夜に電話で誘う
・空いている土曜・休日から選択し、予定を立てる。土曜の場合は部活、日曜の場合は午後行動がなくなる
・告白条件のデート回数、に換算される
・プロは西日本にある学校在籍中は西日本プロ、東日本にある学校在籍中は東日本プロ、とする

●デート内容
・デートスポット自由記入安価 → 移動
>>1が必死に書く、好感度判定で好感度を稼ぐ、成功で5くらい?
・デートスポット安価再び → 移動
>>1が必死に書く、上に同じ

●その他・お土産システム
予算は10000 お土産が1000〜3000、プレゼントが3000〜5000
1000円につき好感度+1、ただしお土産は3つまで、プレゼントは誕生日相手(購入日より二週間以内)のみ
バイトの程度・学年上昇により、予算が15000、20000、25000と増加したりしなかったり

追記 二年時予算15000確定 オリジナルレシピ開発+レシピ本出版で10000追加


◆派遣について
●派遣タイミング
 一ヶ月置きに、多数決安価で派遣先決定
 現在の派遣校でも可能(永水 → 永水、でも大丈夫)

●現在の派遣可能校
 0 清澄高校
 1 宮守女子(※七ヶ月目以降はオファーなし)
 2 白糸台高校
 3 阿知賀女子学院
 4 姫松高校(※二年目3月以降はオファーなし)
 5 永水女子
 6 龍門渕高校(※二年目3月以降はオファーなし)
 7 千里山女子
 8 新道寺女子
 9 有珠山高等学校
10 臨海女子

 ※プロの付き人は未実装 実装後は派遣なし学校での仕事もあり
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 20:23:05.61 ID:rgUCJe+zo

◆対局ルール
●和了判定
・コンマ+雀力÷10で勝負。持ち点は25000

・全国クラスの相手は300がデフォ。

・能力保持者はその補正あり

・コンマが奇数でツモorテンパイ、偶数でロンorノーテン(対象は補正処理後の最低値)

・判定一位と二位の補正後判定コンマ差が3以内なら流局、コンマ差1以内がどこかにあっても流局

・ゾロ目なら、コンマ差1の流局がない限り、和了確定。競合はプレイヤー優先

・最上級優先スキル>流局>ゾロ目≧スキル


※プロの手加減について
 手抜きで雀力が10分の1に。手加減で5分の1に。やや手加減で2分の1に。
 やや手加減・本気のみ、能力使用。
 本気のプロが京太郎の雀力を上回る場合、京太郎の技能・異能は無効化される。
 八咫鏡については、プロの雀力が京太郎の倍以上の場合に限り、無効とされる。

●打点判定
・コンマ反転で下記通り

01〜14 1000=300.500  1500=500all 
15〜24 1300=400.700  2000=700all  
25〜29 1600=400.800  2400=800all  
30〜39 2000=500.1000 3000=1000all  
40〜49 2600=700.1300 3900=1300all  
50〜54 3200=800.1600 4800=1600all  
55〜64 3900=1000.2000 5800=2000all  
65〜74 5200=1300.2600 7700=2600all  
75〜79 6400=1600.3200 9600=3200all  
80〜89 7700=2000.3900 11600=3900all 

91〜94・11・44・55・40・50・60 満貫 
95〜97・33・66・30・80 跳満
98・22・88・20・90 倍満
00・99・10 三倍
77・70・72 役満

『破竹の火力』での打点表(親は1.5倍)
01〜20が5200、21〜38が6400、39〜53が7700、54〜68が満貫
69〜80が跳満、81〜90が倍満、91〜96が三倍満、97〜が役満

●打点上昇判定
 最終和了判定で、上がり主が逆転できない場合、コンマ安価
 補正以内コンマで逆転手への手替わり成功
 越えると失敗、流局(京太郎テンパイなら五回目判定へ)

・追加1 自分を上回る雀力の相手が同卓なら、その相手の補正値から自分の補正値を引き、差分を補正から引く
※例
 雀力500、補正+50のときは50以内で上昇判定成功
 同卓に雀力700、補正+70の相手がいれば、50から差分の20を引く。つまり30以内で判定成功となる

・追加2 打点上昇、必要点数までの上昇回数分、判定成功基準から−5される
※例
 子が逆転に5000いるとして、打点判定が2000だった場合、四段階上昇なので補正−20以内が成功となる

・追加3 打点上昇判定の補正値は、雀力超過を無視し、100を上限とする
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 20:24:03.47 ID:rgUCJe+zo

◆通常行動について
●通常行動選択は数字とアルファベットの組み合わせで選択(一年時:2回 二年時以降、変更予定)

1雀力スキル行動 スキル購入は指導or雀荘修行でプロがいる場合のみ
 A対局 雀力1〜4・好感度0〜2(トップなら全員2、二位・三位は下位が1、上昇。最下位はなし)
 B指導 雀力2〜4・指導者の好感度1・技能経験値5〜20
 C雀荘 トップで5+コンマ一桁、二位で2+コンマ一桁、三位で2、四位で1、雀力上昇。
(プロが登場し、勝利すれば好感度+1。やや手加減以上に勝てば+3。やや手加減以上なら四回判定のみ)
 D大学対局

2執事スキル行動
 A差し入れ 執事1〜3・好感度1〜3
 B掃除 執事2〜4・雑用1
 C勉強 執事1〜3・好感度1(二人選択可能、テスト期間中は片方2、片方1)
 D大学差し入れ Aに準拠の成長

3雑用スキル行動
 A買い出し 雑用2〜4・出会い(学外人物との遭遇判定、好感度+1)
 B牌譜整理 雑用2・雀力2・技能経験値+5・部長&顧問好感度+1
 C大学雑用
 Dプロからの仕事依頼 雑用3・執事1・プロ好感度2〜4 夜行動が固定される

●次に、人物選択があれば、記入安価を取る

●最後に、遭遇や成功の判定へ続く

●二年時以降、一年指導を追加。通常行動の片方がこちらに(>>1のリアル仕事が楽になると、指導は選択に)

1 一年雀力指導 雀力+4
2 一年執事指導 執事+4
3 一年雑用指導 雑用+4
4 一年協力指導 雀力+1 メンバー好感度(一人選択)+1

●プロの関与について
・地元プロは可能
・その他プロは、在籍校が西日本か東日本によって、それぞれの側のリーグから呼べる
・ただし、半月ごとに3人を限度とする(デート人数も含む)

----------------------------------------------------------------------------------------------------

◆その他諸注意
・大まかな成長枠と選択後の展開は決めていますが、その他メインとなる会話は、思いつくままに即興で書いています

・ノリによってゴッと上昇することもございます、あらかじめご了承ください

・その際、○○優遇、不公平、などの指摘がありますと、特性あまのじゃくによって、本格的な補正が加わることもございます

・また、そういった指摘によって不快感を覚える方もいます。展開が気に入らなければ指摘の前に、そっ閉じして、どうぞ

・大学生、プロは一定数デート後に告白、というのがとりあえずの考え。大学生においては、進学先の土地にいることが前提

・プロは基本どこにでもいる、社会人の特権。と思っていたのも束の間、現在は東日本西日本で分かれている

・プロ付き人&マイナー校派遣は二週目以降アナザールート(予定)

・当スレはマッサージスレではありません。マッサージは死んだ! もういない!

・キャラは壊れてるのではなく、成長してるわけです。京太郎の能力然り、女の子の感度然り。夏のインハイ当時なら、こうじゃなかったかもね

・そろそろゴールしましょう(懇願)

・聖なる数字には寄りません。寄せて上がって聖なる数字になるわけないだろ、いい加減にしろ!

・寄せて下がるわけもないんだよなぁ……

・なにかあれば、諸注意は増えていく予定、以上
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 20:27:42.99 ID:Slev/8CSO
立て乙
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 20:36:36.92 ID:0sDCtWiPo
たて乙
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 20:48:09.30 ID:B1RbG66aO
立て乙
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 20:58:59.10 ID:VFOrBApU0
>>1乙!保守&支援!
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 22:51:59.11 ID:0c0bne4h0
たて乙
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 00:19:38.15 ID:SdiWZPy1o
立て乙
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/23(金) 09:30:30.53 ID:yEUsAmh00
乙!
15 :愛しのりゅーか愛好家 :2018/03/05(月) 11:22:40.87 ID:EjZpcLDQO
頑張って完走してください期待してます
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/06(火) 13:14:36.20 ID:kzbLwLtK0
しっかり完結まで書き切って頂きたい
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/16(金) 11:46:15.72 ID:o6pEAQn8o

一ヶ月書き込まなかったら落ちるんだっけ?
とりあえず保守
更新はもう少しお待ちください状態です
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/16(金) 15:25:59.47 ID:V0J9f5nJo
待ってるよ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 11:46:35.75 ID:iSepXBOOo

前スレ1000メモ
はやりんと一緒にテレビ出演(ローカル合わせて3回目?)

これは噂になるやろなぁ……(いまさら)
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/27(火) 02:40:43.38 ID:7NYWzoRg0
お願いします続編を
これ見るのが人生の楽しみなんで
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/29(木) 06:28:15.47 ID:f+5ZuxO60
まだかね?
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 01:58:46.24 ID:plQbLMVDo

日曜に再開すべきだと思ったが、告知とか間に合わない感じだったので、週明けにしようと思いました
とりあえず月曜の夕方くらいにやっていこうと思います

確か、照咏良子はやりちゃちゃのんと遊びに出かけて、ボウリング終わったとこでしたね
……続きどうしよう
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/08(日) 03:23:02.76 ID:Gua+T44O0
>>22
トリ付けな荒らしと間違われるで。
月曜夕方待っ照
24 : ◆t2KkLw8Fc7QA [sage]:2018/04/08(日) 11:55:19.46 ID:8OzkPWWao

うお、コテ記憶してたのに消えてるとは、全然気づいてなかった
では明日、月曜夕方の再開です
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 20:11:35.44 ID:g44AGgKlo
待っ照
26 : ◆t2KkLw8Fc7QA [sage]:2018/04/09(月) 13:13:10.72 ID:CjLTI+GBo

17〜18時くらいから始めます
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 13:15:01.29 ID:VNQLqijkO
了解です
28 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 17:45:29.30 ID:CjLTI+GBo

〜ボウリング後


京太郎「えー、では勝利者表彰式を」

照「京ちゃんおめでとう、幸せにしてね」

いちご「なんかおかしゅうないかのう……」

はやり「京太郎くんに、私を幸せにしてあげてってことだよね?」

咏「ノーウェイ」

良子「それ、私のです」

京太郎「……カフェでお茶をご馳走になろう、みたいなことだったんですけど」

はやり「おー、いいねぇ♪」

良子「京太郎のものより劣るそれを購入するのは、はなはだ不本意ですね」

照「激しく同意」

いちご「ま、まぁまぁ、京太郎も勝ったことじゃけえ、賞品としてゆっくり休んでもらう言うんはどうじゃろ」

咏「そんなとこかねぃ。んじゃ行くかい」

晴絵「お供します」キリッ

灼「ダメ」

晴絵「なんで!?」

灼「今日、京太郎から遊びに誘われたのはあの5人でしょ。私たちはあくまでゲスト、ここでお別れするべき」

晴絵「そんなことないわよね、京太郎! 灼も本音では同行したいって!」

京太郎「う……」

灼「言ってないし、思ってたとしてもついていく気はない」

晴絵「なんで!?」

灼「次に誘われたとき、別の誰かがついてくる前例を作るのは嫌だから」

晴絵「う……」

京太郎「ぐうの音も出ないほどにへこまされてしまった感」

灼「茶化さない。そういうことだから、皆さんどうぞごゆっくり」

照「ありがとう。鷺森さんのスポーツマンシップは尊敬に値する」

良子「ええ。春たち若い連中にも見習うよう言っておきましょう」

咏「一番見習うべきは誰なのかねぃ……」

はやり「言われてるよ、ハルちゃん」

晴絵「私じゃないわよね、咏?」

咏「どうなんさ、いちご」

いちご「え」

29 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 18:04:06.39 ID:CjLTI+GBo

〜カフェ

京太郎「じゃあ俺はカフェモカでお願いします」

はやり「はやりはぁ〜、いちごの――あ、やっぱりメロンのパフェにしよっかなぁ〜」

咏「うっざ」

良子「声に出てますよ」

照「私は抹茶のフラペチーノ、ダブルで」

いちご「お前も一緒に行くんじゃ」ズルズル

照「きょ、きょうちゃーん!」

京太郎「お帰りをお待ちしています」ペッコリン

照「帰りを待つ→家に待機→主夫→つまり私の夫」

咏「あー、もうそれでいいから、はよこい」

良子「はやりさん、節度を守った振舞いをお願いしますよ」

はやり「はいはい……まったく、私をなんだと思ってるのかな!?」

京太郎「先輩のはやりさんに対しても遠慮ありませんよね、特に良子さん……」

はやり「咏ちゃんもそうだけどね。まぁ長く知り合いやってると、少し年齢が上でも気にならなくなるもんだよ」

京太郎「学生の視線だと、2歳上の先輩でも近づきがたいんですけど、そういうものですか」

はやり「そういうものだよ。現に照ちゃんなんて、ほとんど物怖じしてないし」

京太郎「ほかの新人プロの皆さんは、きっちりしてらっしゃるはずですが……」

はやり「そう、一年目はみんな可愛いんだよ……そこからこなれてきてね、三年も経てば……もう……」

京太郎(大変そうだなぁ)

はやり「京太郎くんはそうはならないでね! いつまでも礼儀正しい、おとなの対応でいてね!」

京太郎「は、はい……」

はやり「でも二人きりの時なら、それなりに砕けてもいいからね! 敬語なしとか、呼び捨てとか!」

京太郎「そ、それはさすがに……」

良子「……節度を守ってと言ったはずですが」

咏「ちょっとの時間でこれとか、必死すぎんじゃね?」

照「幻滅しましたはやりんのファンやめます」

いちご「照ははやりさんのファンじゃったんか?」

照「いや、全然?」

京太郎「………………」

はやり「ほらこれだよ、これ。わかった?」

京太郎「……はい」
30 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 18:24:44.13 ID:CjLTI+GBo

照「京ちゃん、大丈夫だった? 変なことされてない?」

京太郎「照さんたちが、いかに先輩に対して礼儀を払っていないかを教わっていたところです」

良子「こ、この期に及んで私たちの悪口を吹き込むなんて……」

咏「汚いなさすがベテランきたない。あもりにも卑怯すぎるでしょう?」

いちご「…………わ、私はそんなこと……ないと思うんですがのう……」

はやり「まぁいちごちゃんは芸能生活もあるし、その辺りわきまえてるよね。きっと大成できるよ」

いちご(できとらんかったら潰すいうことか……)ガクブル

良子「とはいえ、この業界は実力が物を言う世界ですし……」

咏「そーそー。強いやつこそ正義だってね。私なんてチームで最年長でもないのに、先輩たちに言うべきことは言ってるよん?」

京太郎「一理ありますね……」

照「私は先輩たちに無礼を働いたりはしない。ただ、京ちゃんに手をだすなら容赦はしない」キリッ

京太郎「俺になにがあっても、先輩方には敬意を払ってください」

照「……いじめられても黙って耐えろと?」

京太郎「そんな人がいるなら教えてください。容赦はしません」ゴッ

照「京ちゃん!」ヒシッ

はやり「はいはい、離れて」グイグイ

照「京ちゃん助けて!」

京太郎「これはいじめじゃないのセーフです」

良子「なかなかのガバ判定ですね」

咏「まぁけど実際さぁ、年下ってのはこう、生意気なほうが可愛げあると思うんだけど?」

はやり「自分を正当化しようとしないの」

咏「いや、私のことじゃなくてですって。私はほら、後輩にタメ口されても気にしませんし」

京太郎「咏さんにタメ口で話しかける人がいるんですか?」

咏「うーん、いねーなぁ。宮永でさえ、敬語使ってるしねぃ」

はやり「されてみれば、どんな気分になるかわかるよ。はい、いちごちゃん」

いちご「えっ!? い、いや、そんな、さすがに……」

咏「あー、いいっていいって。試しにやってみな〜」

いちご「えっと……う、咏はグラビアの仕事とかせんのかのう? 需要はあると思うんじゃが――」

咏「いい度胸してんな、いちごぉ!」

いちご「えぇっ!?」

良子「はは、怖いもの知らずですねぇ、いちごは」

いちご「だってやれって!」

照「親しき仲にも礼儀ありという名セリフを知らないの? さすがにいちごが悪い」

いちご「」

京太郎「……これがいじめですね、よくわかりました」ナデナデ

いちご「うっうっうっ、京太郎ぉ……」グスグス
31 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 18:25:37.02 ID:CjLTI+GBo


はやり「じょ、冗談はさておき、公の場ではみんな、先輩に対しては礼儀正しいよ?」

良子「まぁそうですね。協会の偉い人などに対して、無礼があっては大変ですから」

京太郎「ああ……熊倉先生とかに対しては、皆さん恐縮してますもんね」

照「そもそも、なんの話からこうなったの?」

京太郎「はやりさんと良子さん――を含めて、俺がお世話になってるプロの皆さんは、年齢差を気にしないで仲いいなって話です」

照「…………あー、そうなんだ」

咏「まぁ、そうなるのは不思議じゃないと思うけどねぃ」

京太郎「そうなんですか? 学生の場合、一学年離れてても、仲はいいけど気後れしたりとかありますけど」

いちご「そういうこととは違うんじゃ」

良子「趣味が合うんですよ。それに夢中になっている間は、無礼講のような形が許されているのです」

京太郎「趣味……」

はやり「ちょ、ちょっと良子ちゃんっ」

良子「いまさらでしょう」

京太郎「っ! なるほど――」


>会話選択
1 食事の好みが合うのか
2 酒の好みが合うのか
3 麻雀が好きだから
4 異性の趣味が合うのか

安価↓2
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 18:27:36.55 ID:/r4drCiGo
4
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 18:27:39.78 ID:NN3DLkgko
3
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 18:27:39.78 ID:APnZvS5Z0
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 18:27:47.37 ID:oZ+x3Rxdo
4
36 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 18:43:54.87 ID:CjLTI+GBo

京太郎「皆さんそれだけ麻雀が好きってことですね! 対局に熱中するあまり、言葉遣いにも気が回らなくなる……こればかりは仕方ないですね」

はやり「…………はぁ〜あ」

京太郎「あれ?」

咏「まぁそうなるかね、京太郎だと」

京太郎「え」

照「大丈夫、そこが京ちゃんのいいところだよ」

京太郎「あ、ありがとうございます……」

良子「――京太郎にしても、そういうところがありますからね」ハァ

京太郎「え!?」

いちご「自覚なしじゃったんか……」

京太郎「そ、そんなことはないと思うんですけど……」

はやり「晴絵ちゃんに対しては、ずいぶんだよね?」

京太郎「う……い、いや、あれは……」

照「時々、一部の学年上の子たちに対しても、横柄な口を叩くことがあるって聞いてるけど」

いちご「覚えがないか? そんなことはないじゃろ?」

京太郎「…………あり、ます……」

咏「京太郎の場合は、麻雀してるとき以外でそうなるほうが多いけどねぃ」

京太郎「」

良子「つまり、京太郎にも私たちを非難する資格はない――そういうことです」

京太郎「う……うわああああああああああああ!」

良子「ですから、私たちの言葉遣いに対しても、あまり気にしないように」

咏「いや、その理屈はおかしい」

照「だから京ちゃん、年上に対しても普通に話すのは私だけにして――あれ、京ちゃん?」

京太郎「お、俺は……先輩方に、なんて失礼な態度を……」

いちご「聞こえとらんのう」

はやり「というか照ちゃん、それさっき私が言ってたのとまったく同じことだよ」

照「!」

良子「あー、これは照の将来が見えましたね」

咏「はやりさんルートか、残念だねぃ」

はやり「二人のそういうとこだからね!」


・五人好感度+1
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 18:48:07.68 ID:MRZ9WkA3O
4の「みんな俺のことが好きなんだろ(意訳)」が正解だったかな?
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 18:54:04.03 ID:5ih8lA+oo
いまよみなおしてるが積極的にきてほしいみたいなかんじだもんね
39 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 19:01:20.84 ID:CjLTI+GBo

京太郎「とりあえず晴絵先生、爽さん、揺杏さんにはしっかりお詫びしておこう……」

はやり「年上は大勢いるのに、その3人だけなんだ……」

良子「ある意味、特別扱いではないでしょうか」

咏「よし、改めさせて正解だな」

いちご(ひどいのう)

照「過ぎたことは仕方ないよ、京ちゃん。はい、あーんして。切り替えていこう」

京太郎「はい、そうします……モグモグ」

良子「そっちのあなたも、隙あらば間接キスを狙わない」ヒョイ

照「私のスプーン!」

咏「ほい、新しいの。それより、いつまでもここでまったりしてていいんかねぃ?」

いちご「確かに、人が増えてきてますし……有名人が多いせいで、目立ってしもうとるかもです」

はやり「人目が少ないとこに逃げようか」

良子「いやらしい」

はやり「そ、そういう意味じゃないよ!」

いちご「逃げるというても、どこに……」

照「カラオケとか?」

咏「どっかホテルの一室かねぃ」

照「……カラオケ」

咏「人の口がかてーホテルっしょ」

良子「入るときに目立たないという点においても、ホテルですかね」

いちご「入って不自然ないのは、カラオケかと……思いますけど……」

はやり「どっちもありかな……京太郎くんはどっちがいい?」

京太郎「え?」

照「カラオケだよね?」

咏「ホテルにしとこうぜー、な?」

京太郎「」


>行動選択
1 入り慣れてるカラオケに
2 目立ちにくいホテルか
3 そうか、カラオケができるホテルに行けば――

安価↓2
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 19:02:23.90 ID:kf8D8izDO
3
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 19:02:27.08 ID:A5LhLb2hO
2
42 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 19:20:28.69 ID:CjLTI+GBo

京太郎(カラオケできるホテル……ホテルにはだいたい、カラオケマシンはあるよな……)

京太郎(いや待て、そういやそういうホテルにはカラオケがあるって聞いたことあるな……うん、この案はまずい、誤解される)

京太郎(なら普通にカラオケにしとくか……けど、カラオケにしたってそういう使い方をするやつが少なからずいるって聞くし……)

京太郎(俺はともかく、この人たちがそういう誤解を受けるのもよくない……なら、ちゃんとしたホテルに入ればいいか)

京太郎(たぶん、皆さんが泊まってるホテルに帰ってゆっくりしようってことだろうし――よし)

京太郎「そうですね。では皆さんのホテルに戻りましょうか。そこで、お茶とお菓子をご用意いたしましょう」

咏「っしゃ!」

良子「大人げないですよ」

照「……マドレーヌ焼いてくれる?」

京太郎「はい、喜んで」

照「ならいいよ」

はやり「ふふふ、私も手伝っちゃうよ」

照「はやりさん、料理できたんですか」

京太郎「はやりさんのお菓子作りの腕はプロ級ですよ」

照「さすが瑞原プロです、よろしくお願いします」キリッ

はやり「こ、この子は……まぁいいか。いちごちゃんも、それでいい?」

いちご「も、もちろんですっ」

咏「なら、そろそろ行こうかねぃ」

良子「ええ。人が増えてきましたし――おや?」

「あ、あの、すいませんっ……」

良子「やれやれ、見つかってしまいましたよ」

はやり「日本代表がいるからー」

咏「新人王候補のせいじゃね?」

照「アイドルが二人もいるからでは」

「あなたは――麻雀インハイチャンピオンで、派遣執事の須賀京太郎さんですよねっ!」

京太郎「………………え」

五人『……………………』

「え、派遣執事!? ほんとだ!」
「しゃ、しゃ、写真! 握手!」
「はいはい、押さないで! 並んでくださーい!」

京太郎「モブ子てめぇ!」

モブ子「げ、バレた……」

「やっぱり本物だ!」
「サインください、サイン!」

京太郎「ちょ、ちょっとすいません、いま忙しくて――」

照「……じゃ、私たちは先に戻ってるから」

京太郎「えっ!? ちょ、照さん!?」

はやり「ごゆっくり、京太郎くん」

良子「まぁプロになったときの練習になりますよ」

咏「仕事の手伝いで慣れてるっしょ、まぁ頑張りな」

いちご「え、えっと……気ぃつけての!」

京太郎「ちょっとおおおおおおおおお!?」


・咏、良子好感度+2
・はやり好感度+1
43 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 19:47:35.95 ID:CjLTI+GBo

〜ホテル

京太郎「お、お待たせしました……」

はやり「お疲れさま〜」

照「おかえり京ちゃん」モグモグ

咏「お前ほんとよく食うな」

いちご「それで太らんのはずるい」

良子「胸も太らないのでイーブンでは」

京太郎「た、ただいまお茶の準備を……」

良子「もういただいてますので、お代わりのときにお願いします」

京太郎「う……はい」

はやり「それより京太郎くん、ちょっといいかな?」

京太郎「は、はい、なんでしょう!」

はやり「風の噂に聞いたんだけど、京太郎くんってマッサージが上手なんだって?」

照良子咏『――――っ!』ビビクンッ

京太郎「上手というほどでは……嗜みがあるだけですが」

照「あ、あ、あの、はやりさん、別の話をしましょう」

咏「そ、そーだよねぃ、うん!」

良子「京太郎、お茶を! 焼き菓子に合うフレーバーを――」

はやり「ど、どうしたの、みんな……」

いちご「それでな、京太郎。軽くでええからやってもらえんかって、さっきはやりさんと二人で話しとったんじゃが――」

はやり「あ、そうそう。ほら、ボウリングで疲れてるだろうから、みんなに順番に――」

照「み、みんな!?」

咏「い、いや、それは、その……」

良子「ぜ、全員の前でというのは、さすがに……いや、ですが……うぅ……」

はやり「???」

いちご「???」

京太郎「マッサージ、ですか……うーん」チラッ

京太郎「時間的に、全員は難しいですね……お一人だけということでしたら、可能かと思うのですが」

はやり「はや〜、そっかぁ〜」

いちご「残念じゃのう」

照(ホッ)

咏(こ、これなら流れるよな……な?)

良子(夕方近くで助かりましたね……)
44 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 19:48:03.11 ID:CjLTI+GBo

はやり「あ、それなら一人だけやってもらおうよ。それをビデオで撮影して、あとの子はそれを見ながら、私たちでするっていう形で――」

いちご「おお、いい考えじゃ!」

照「ぶふぉっ!」

咏「ビ、ビ、ビ、ビデオ!?」

良子「まま、待ってください! さすがにリスクが高すぎます!」

京太郎「なるほど……」

照「落ち着いて! よく考えて、京ちゃん!」

京太郎「ああ、でも……慣れてない人が真似をするのは、される側が少し危ないかもしれませんね」

咏「だ、だよな! ビデオはあぶねーよ、映像に残るのは危なすぎる!」

京太郎「ですから施術風景だけじゃなく、指南ビデオのような形で撮影されれば、あるいは――」

良子「ど、どんなマニアックなものを撮るつもりですか!」

京太郎「え? いや、普通に……俺の手元を撮ってもらいつつ、患者の意見や感想を聞きながら、反応を撮影して――」

三人『絶対ダメッッッ!』

京太郎「えぇ……」

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 19:58:17.58 ID:5ih8lA+oo
マッサージくるの?やっちゃうの?
46 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 20:02:24.06 ID:CjLTI+GBo

〜廊下

京太郎「追いだされてしまった……」


〜室内

はやり「どうしちゃったの、三人とも?」

良子「はやりさん、悪いことは言いません。京太郎の施術を受けるなら、第三者の目がないところで受けたほうがいいです」

はやり「んん?」

いちご「どういうことじゃ、照?」

照「私は、自分が受けたあとのことは覚えてないけど……私の前に淡が受けたとき、その声と反応から素直に官能を覚えた」

いちご「かんっ……」///

はやり「」

咏「私は個人用控室だったけど、そのあと足腰立たなくなったし……試合までトロットロになってて、ひどいもんでした」

はやり「と、トトッ、トロッ……な、なにされるの、それ……」

良子「普通のマッサージです……だからこそ、質が悪いというべきか……」

咏「あれを受けてる姿を映像に残されるとなったら、それこそ責任を取ってもらうしかなくなります」

照「淡は私含めて5人に、私も4人に見られてます……誰もその話題を振ってこないから助かりますけど、正直、思いだすだけでも死ぬほど恥ずかしいし気持ちいい」キリッ

咏「お前はやめさせたいのかやってほしいのかどっちなんだよ!」

照「ふ、二人なら大歓迎ってことを言いたいだけです」

良子「まぁ、私も一人で受けていたから言えることですが……人に見られていたとあれば、消え入りたくなるのは間違いありませんね」

いちご「ど、どんなテクニシャンなんじゃ、いったい……」ゴクリ

はやり「い、い、いちごちゃん、はは、はしたないよっ」カァッ

照「とにかく、この状況でマッサージを受けるのはやめておいたほうがいいです」

咏「そうです! 一人だけってのが、そいつの心にどれだけ傷つけるか……」

良子「そんな気持ちをいちごに味わわせるべきではありません!」

いちご「なんでちゃちゃのんに決まってるんじゃ!?」

はやり「いちごちゃんの……でも、いちごちゃんなら……」チラッ

いちご「そこまで聞いて誰がやる気になりますか!」

47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 20:03:46.67 ID:Rajcp8yRO
マッサージみんなで受ければ恥ずかしくない
48 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 20:27:08.18 ID:CjLTI+GBo

照「入っていいよ、京ちゃん」

京太郎「あ、はい……では、失礼します」

はやりいちご「………………」ジー

京太郎「え……あ、あの?」

はやりいちご「!」ビビクンッ

良子「まぁ二人のことは気にしないで」

咏「そうそう、お茶でも飲みねぃ」

京太郎「あ、はい。いただきます」ゴクリンコ

照「おいしい?」

京太郎「は、はぁ……」

咏「お菓子も食いねぃ」

京太郎「い、いただきます……」

良子「――で、結論なのですが」

京太郎「なんのですか」

照「京ちゃんはマッサージ禁止」

京太郎「…………はい?」

咏「ただし二人きりのときを除く」

京太郎「…………うん?」

良子「二人きりのときは相手にマッサージして構いません。が、大勢にいるとき、その全員もしくは特定の相手にマッサージすることは禁止です」

京太郎「あの、仰ってる意味がよく――」

良子「わかりましたね?」

京太郎「わ、わかりました……」

良子「よろしい」

京太郎「えーっと……では、はやりさん……先ほどのは……」

はやり「なかったことにしてください」

いちご「ちゃちゃのんも同意見です」

京太郎「あ、はい……えぇー……」
49 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 20:29:31.86 ID:CjLTI+GBo

撮影しながらマッサージして、四人に感想とかコメントされながら一人がマッサージされ続ける

という流れも考えたのですが、さすがにやりすぎだと思ったので自重します
いやぁ、理性が残っていてよかった
50 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 20:46:27.05 ID:CjLTI+GBo

京太郎「では、お身体のほうは大丈夫なんですね?」

はやり「ま、まぁ試しにって思ってただけだからね? ちゃんとストレッチもしたし、大丈夫だよ〜」

いちご「う、うん、そうなんじゃ」

京太郎「ならよかったです。でも、無理そうならちゃんと言ってくださいね?」

咏「おいおい、もう約束忘れたか〜?」

京太郎「いえ。ですから――別室に移動して、そこでマッサージさせていただこうかと」

良子「そうか!」

照「その手が!」

はやり「――二人とも?」

良子「……いえ、なんでもありませんよ?」

照「まぁそういうのもありかなとは思いますが、さすがにみんな一緒なときに、二人だけで個室になんてそんな、考えもしていませんでした」

いちご「本音もれすぎじゃ!」

京太郎「え、えっと……結局、マッサージのほうは……」

はやり「大丈夫だから」ズゴゴゴゴゴ

京太郎「は、はい……まぁどっちにしろ、そろそろ暗くなってきましたからね。マッサージの時間もありませんし」

咏「そろそろ夕飯食わないとなぁ……京太郎も、明日は決勝だしな。しっかり食べていきなよ?」

京太郎「そうですね、今日の夕食と明日の朝食は大事で――ん?」

良子「どうかしましたか?」

京太郎「い、いえ……それでは、今日は楽しかったです。お付き合いいただきまして、ありがとうござました」

照「どこ行くの?」ギュッ

京太郎「ホテルに戻らないと、夕食に間に合わないので……そろそろお暇しようかと」

はやり「ふふ、おかしなこと言うねぇ?」

咏「しっかり食べてけって言ったろ〜? ここで一緒に食ってくんだよ、当然だろ?」

京太郎「あー、やっぱりですか……」

良子「不服ですか?」

京太郎「いえ、そういうわけでは……」

いちご「そろそろレストランも開くし、行くとするかの!」

京太郎「………………」


>行動選択
1 せっかく遊びに出かけたメンバーだし、ご一緒しよう
2 決勝前くらい、学校のみんなと食べたいな……

安価↓2
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 20:47:27.82 ID:Rajcp8yRO
1
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 20:47:29.87 ID:Who0OIfqO
1
53 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 21:04:14.77 ID:CjLTI+GBo

京太郎「……そうですね、行きましょう」

照「うん。京ちゃんは私の隣ね」

良子「まったく照は……仕方ありません、反対隣は私に任せなさい」

咏「やれやれ、がっつくねぃ……なら私は左前にするかねぃ」

いちご「確か、一番話しやすいのがそこじゃったような……」

はやり「京太郎くんなら、どこにも満遍なく話しかけられるからね〜。よぉし、はやりは正面に陣取っちゃうぞ」

いちご「ちゃちゃのんは、はやりさんのお隣に失礼します」

京太郎(左に照さんがいるなら、右側から右手で食べさせやすい……)

京太郎(そして右手側には良子さん……肘がたまたま当たっちゃったりしても、もはや不可抗力)

京太郎(正面にははやりさん……胸元が隙だらけになったら、見逃さないようにしないと……)

京太郎(目がもたれてきたら、しっとり美人の咏さん、ふんわり美少女のいちごさんを清涼剤に……完璧な布陣だな)

咏「――みてーなこと考えてねーかい?」

京太郎「考えてません!」

良子「肘で触るぐらいはかまいませんよ?」

京太郎「考えてません!!」


・五人好感度+2
54 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 21:07:57.19 ID:CjLTI+GBo

〜その頃、有珠山勢

顧問「須賀くんからの連絡で、外食して戻るそうです」

揺杏「は?」

成香「決勝前だっていうのに……」

由暉子「特製のすっぽんコースをお願いしておいたのに……仕方ありません、明日の朝から食べてもらいましょう」

(朝からすっぽん!?)
(胸やけしそう……)
(決勝の前夜になにを食べさせるのか……)
(そしてなにをする気だったのやら……)
55 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/09(月) 21:10:10.99 ID:CjLTI+GBo

といったところで、今日はここまでに

もう少し早く始めたかったところですが、マグカップが割れたりなんやかんやで遅れてしまいました、すいません
次回は今月中に、と考えています

それでは、お疲れさまでした
ありがとうございました
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:12:06.18 ID:5Q8o+C7rO
理性をわすれなかった>>1になみださめざめ
乙ー
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:12:28.45 ID:Who0OIfqO
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:12:38.50 ID:Rajcp8yRO
乙です
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:13:33.05 ID:A5LhLb2hO
おつー
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:23:18.66 ID:/OnxYSylo
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:23:47.61 ID:/OnxYSylo
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 21:24:05.13 ID:OyOwsfsVo
乙です
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 23:05:54.29 ID:r4ynsRRtO

ちゃちゃのんにマッサージをさせてほしかった・・・
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 23:40:28.89 ID:6THMd6LR0
内なる獣を呼び覚ませ 乙
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 23:48:44.38 ID:jN4b9QyDO
乙です。
理性なんてすっ飛んじゃっても……いえ、なんでもないです。
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 08:31:47.03 ID:RqfXVlGgO
はやりんにマッサージしないのか!
女盛りの年齢で、しかも鼻血を噴くようなうぶなアイドルにゴッドフィンガーが炸裂した反応が見たいじゃないか!(血涙)
67 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/28(土) 08:31:58.67 ID:7GqUR4qDo

明日、日曜の昼からやりたいと思います
13時か14時くらいかな?

よろしくオナシャスセンセンシャル
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/28(土) 11:26:52.83 ID:ICqUjyK0o
待ってる
69 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 11:41:34.70 ID:WjcIHp7Qo

〜レストラン

京太郎「まぁ、そうですよね。ここってプロの方が全員泊まってるわけですもんね……」

咏「ああ、私らも迂闊だったねぃ」

照「京ちゃんと食事できることに夢中で、すっかり失念してた」

はやり「あはは、まぁ食事するだけだし大丈夫だよ、うんうん」

いちご「ほうかのう……」

良子「ということですので、皆さんはあまり、こちらのテーブルに近づかないようにお願いします」


健夜「差別反対!」

理沙「横暴!」

晴絵「不正を許すな!」

京太郎「あんた途中で一緒だっただろ!」

利仙「あらあら、そうだったのですか?」ゴッ

爽「りせちー、顔こええよ」

靖子「食事中に騒ぐなよ……」

絃「写真撮っとこう」パシャパシャ

シロ「デートじゃなかったならどうでもいい」

メグ「でも一緒には遊びたかったのデハ?」

セーラ「やめたれや」

洋榎「決勝前に余裕やなこいつ……」
70 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 11:42:22.31 ID:WjcIHp7Qo


健夜「――で、なにして遊んでたの?」

照「京ちゃんに脱がせやすい服を選んでもらってました」

京太郎「基準が違う!」

良子「あとは一緒にタマを転がしたり、棒を寝かせたり起こしたり」

京太郎「ボウリングね! ボウリング楽しかったですね!」

爽「こいつ必死だなwwwwwwwwwwwww」

シロ「京太郎、私にも選んで。インナーだけでもいいから」

京太郎「それは誰のも選んでませんよ!」

咏「そうだっけ?」

京太郎「え……いや、あのときのあれは違っ……」

利仙「へぇ……三尋木プロの下着をお選びになったのですか。随分と仲がおよろしいのですね」

京太郎「」

靖子「お前ほんと、なにやってんだよ……」

理沙「色キチ!」

セーラ「……竜華と怜には言えんな、これは」

洋榎「うちも絹恵には黙っとくわ」

京太郎「変な気遣いやめて!」

メグ「では言ってもいいノデ?」

京太郎「やめてくださいお願いします! なんでもしますから!」

はやり「ん?」

いちご「記者がいっぱいおるこの状況で、この会話はまずいんじゃ……いや、やめとこう……ちゃちゃのんの勝手な予想で混乱させたくないのう」

絃「たぶん勝手な予想じゃないと思うからセーフ」

京太郎「もうアウトでしょ、こんなの……(絶望)」


 なお、京太郎周りではよくある会話として、特別視される記事にはならなかったもよう

京太郎「こんなの絶対おかしいよ」

----------------------------------------------------------

ということで、予定通り13時から開始にします
日曜日程、個人決勝のスタートになる予定です
71 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 12:51:47.22 ID:WjcIHp7Qo

〜二年目8月三週日曜、朝


京太郎「うん、いい朝だ。決勝に相応しいな」キリッ

由暉子「おはようございます」

揺杏「ゆうべはおたのしみでしたね」

成香「ぐっすり眠れましたか?」

京太郎「……おはようございます。その、昨日のことなんですが――」

由暉子「まぁまぁ。詳しい話は朝食を取りながらにしましょう」

揺杏「昨日ごちそうしようとした分を、ちゃんと取っておいてもらってるからな」

成香「朝から精をつけて、試合で頑張ってください」

京太郎「あ、はい……」
72 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 12:52:32.16 ID:WjcIHp7Qo

〜朝食

京太郎「……なんでしょうこれは」

由暉子「スッポンです」

揺杏「詳しくは忘れたけど……なんだっけ?」

成香「身をほぐしてどうこう、と」

京太郎「あー……そうですね。すっぽん鍋、まる鍋とも呼ばれますけど、一般には四つ解きをして身を切り分け、臭い消ししながら煮込みます」

京太郎「これは煮込んでダシにしたあと、身をほぐして……葛饅頭ですね、それに包んで具材にしたんでしょう」

京太郎「ほぐした身と、煮込んで取った旨味で、すっぽんそのもののおいしさを味わう料理ですね」

由暉子「なるほど、さすがですね」

揺杏「ということで、たっぷりお食べなさい」

京太郎「朝からまる鍋……しかも夏場ですよ」

成香「今日のために精をつけてもらおうと、昨晩食べてもらう予定だったんだよ?」

京太郎「そうでした! すいません、いただきます!」

 少年食事中……

咲「うわ、朝からなんかすごいの食べてる」

京太郎「すっぽんだよ」

優希「スッポンか……噂ではそれをバーガーにできるみたいだな。それなら、タコスにも合いそうだじぇ」

和「すっぽん……生き血なんかもいいみたいですよ」

京太郎「(なににいいんだよ……)まぁ、あれは酒で割ったりして飲むもんだから、未成年にはきついな」

和「そうですか……でも、その……やっぱり身だけでも、効くんですよねっ?」

京太郎(なにが和の興味をここまで駆り立てるのだろうか……僕にはわからない)

尭深「本当にわからない?」

久「わかってるくせにぃ、このスケベ♪」

京太郎「僕にはわからない!」ムッシャー

憧「……朝から胸やけしそうなもん食べてるし」

宥「でもあったかそう……」

玄「あ! 京太郎くん、写真! 写真撮らせて! 板長さんに送っておくから!」

誠子「吉野ですっぽんってだせるの?」

灼「たぶん無理じゃないかと……」

京太郎「色々な料理を知っておくことは、料理人の引きだしになりますからね。俺もこれは、別のとこで教えてもらったわけですし」

穏乃「京太郎、それ私も食べたい!」

淡「私も!」

由暉子「残念ながら……」

揺杏「京太郎の分しかないんだよなぁ」

成香「ごめんね? また冬になったら、一緒に食べよ?」

二人『そっかー』

京太郎(一人分にしては多くないかな? まぁ一般論でね?)モゴモゴ
73 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 13:01:09.86 ID:WjcIHp7Qo

京太郎「ごちそうさまでした」ウップ

由暉子「テラテラして、精力が満ち溢れてますね」ドキドキ

揺杏「これは期待できそうだ……」

成香「頑張ろうね!」

京太郎(落ち着け。いかがわしい気持ちはないんだ、今日の試合の話なんだ)

由暉子「昨夜の下着ローテ、ずらして正解でした……」

揺杏「衣装もバッチリだぜ」

成香「アレもちゃんと用意してあるから……」

京太郎(聞こえない聞こえない)

京太郎「それじゃ、会場に向かいましょうか」

由暉子「はい、行きましょう」

揺杏「そんじゃ、みんなもあとでな」

成香「お先に失礼します」

咲「頑張ってね、京ちゃん」

和「落ち着いて、いつも通りなら絶対に大丈夫です」

優希「チャンピオンフラッグは預けたじぇ」

久「連覇、期待してるわよ」

玄「京太郎くんならできますのだ!」

憧「しっかりやんなさいよ」

灼「みんなで見てるから」

穏乃「いっぱい応援するから!」

宥「前向きに、ね」

淡「……わ……私の分も、お願い!」

誠子「私はあんまり、心配してないんだよね」

尭深「私も。京太郎くんのこと、信じてるから」

京太郎「――ありがとうございます、みなさん。行ってきます!」
74 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 13:01:53.27 ID:WjcIHp7Qo

〜会場入り、控室前

京太郎「さて、受付も終わっていよいよなんだけど――」

由暉子「今日は誰でしょう」

揺杏「たぶん京太郎のファン」

成香「あはは、当たり前だよー」

京太郎「……開けますね」ガチャ


>控室メンバー

・宮永咲 ・片岡優希

・宮永照 ・弘世菫 ・亦野誠子 ・大星淡

・松実玄 ・松実宥 ・鷺森灼 ・高鴨穏乃

・エイスリン ・鹿倉胡桃 ・臼沢塞

・神代小蒔 ・狩宿巴 ・薄墨初美 ・石戸明星 ・十曽湧 ・藤原利仙

・上重漫 ・真瀬由子 ・愛宕洋榎 ・愛宕絹恵 ・末原恭子

・園城寺怜 ・二条泉 ・江口セーラ ・船久保浩子 ・清水谷竜華 ・荒川憩

・辻垣内智葉 ・ハオ慧宇 ・雀明華 ・メガン・ダヴァン

・花田煌 ・鶴田姫子 ・友清朱里

・桧森誓子 ・獅子原爽

・小鍛治健夜 ・野依理沙 ・藤田靖子 ・三尋木咏 ・霜崎絃 ・佐々野いちご


上記より一名記入
安価↓3-5
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:04:30.07 ID:9cC5wlPZO
うたたん消し忘れかな?
解説やったよね
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:04:34.42 ID:d1720HpL0
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:04:36.15 ID:d5U4zp97o
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:04:36.92 ID:61gqyVfJO
穏乃
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:04:37.63 ID:yohTNk74O
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:09:39.87 ID:5fsB5SNDO
81 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 13:12:40.10 ID:WjcIHp7Qo

消し忘れですね、控室コピペから控室メンバー削っただけだったので
失礼をば

------------------------------------

〜巴、穏乃、淡
それぞれ+1


穏乃「やっほー!」

淡「私だ!」

京太郎「……おかしい、俺たちのほうが先に出たはずなのに」

巴「まぁまぁ、こまかいことは気にしないで」

京太郎「巴さんも来てくださったんですか。ありがとうございます」

巴「準決勝は哩さんに負けちゃったからね、頑張ったよ」

由暉子「穏乃さんと淡さんですか。よろしくお願いします。もうお一方は……」

揺杏「昨年の永水次鋒、狩宿巴。現在は東京の大学に進学し、辻垣内智葉、弘世菫、白水哩、壊れた先輩とともに麻雀部を設立。インカレ制覇を目指している。胸の成長は止まっている」

巴「余計なお世話です!」

成香「どうしてデータ収集が趣味なキャラクターみたいな解説を……」

京太郎「と、とにかく励みになりますよ! きっと勝利をお伝えできるよう、頑張りますから!」

穏乃「うん、頑張って!」

淡「さて――それじゃ、そろそろお茶淹れてよ」

京太郎「おう!」

巴「いや、おうじゃなくて。私たちが淹れる側でしょ、普通……」コポポポポ

由暉子「あ、私やりますよ」

揺杏「もう淹れてるし任せていんじゃね?」

京太郎「申し訳ありません、巴さん……」

巴「あはは、いいよ別に。それより、テレビつけないと」

成香「そうでした。解説はどなたでしょうか……」


>準決勝解説担当

・宮永照 ・愛宕洋榎 ・江口セーラ ・メガン・ダヴァン ・獅子原爽
・藤原利仙 ・霜崎絃 ・佐々野いちご
・小鍛治健夜 ・野依理沙
・藤田靖子

上記より選択
安価↓2
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:14:14.19 ID:5fsB5SNDO
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:14:15.47 ID:9cC5wlPZO
ちゃちゃのん
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:14:16.14 ID:d1720HpL0
健夜
85 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 13:22:53.74 ID:WjcIHp7Qo

鬼畜の所業

>いちご +1

「本日の解説は、新人プロの佐々野いちご選手にお願いしております。佐々野プロ、よろしくお願いします」

いちご「よ、よろしくお願いします……」カタカタ

「なにやらスマホが震え続けているようですが」

いちご「うわああああああああ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい、違うんじゃあぁ……」


京太郎「……これはひどい」

淡「テルーじゃないじゃん!」

穏乃「小鍛治プロでもないんだ……」

巴「これ、どうやって決めてるんですかね……」

由暉子「広島も、高卒アイドルプロも加入したことですし、ここで一気にファンを増やしたいところでしょうから」

揺杏「捻じ込んできたわけか……必死だな」

成香「捻じ込んだプロの運命やいかに、っていう状態なんだけど……」

京太郎「……いちごさんには強く生きてもらいましょう」

巴「見捨てた!」

京太郎「俺にどうしろって言うんですか!」

由暉子「仕方ありませんよ、切り替えていきましょう」

淡「テルーにラインしとこ。解説しないの? なんで? と……」

京太郎「追い打ちはやめて差し上げろ」

穏乃「あ、そろそろ時間だよ」

揺杏「だな。京太郎、準備はいいか!」

京太郎「俺はいいんですけど、解説(の身の危険)が心配です」

成香「それはいま心配してもどうにもならないし……さ、準備しよう」

京太郎「はい……まぁこれまでの経緯もありますし、時間をかけると余計にいちごさんが被害を受けそうですからね」

巴「じゃ、今回も一局かな?」

京太郎「……なるべく早く終われるよう、頑張ってきます」
86 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 13:32:02.84 ID:WjcIHp7Qo

〜対局場  BGM:エンドール武術大会

京太郎「はぁ……」

白糸台B「おう、暗い顔してんな」

白糸台C「決勝まで来て、なんでこの世の終わりみたいな顔を……」

モブ8「ククク、来たようだな……我が常勝の贄となるものが!」

京太郎「……なんだこいつ」

白糸台C「ああ、こういうやつらしい」

京太郎「どういうやつだよ……」

白糸台B「まぁでも、俺らと同い年で、実力はかなり高いらしいぞ?」

モブ8「クク、当然よ……モブ7に勝ったからと、調子に乗られては困るな。この我こそが、高校麻雀の魔王となるのだ!」

京太郎「いや、魔王は咲だろ……あ、やべ」


咲「」ゴッ

優希「咲ちゃん、オーラは抑えるんだじぇ!」


白糸台B「お前は魔王の婿とか大魔王の旦那とか言われてるけどな」

京太郎「言われてねえよ!(たぶん)」


咲「」ニヘー

和「ちょろすぎませんか……」


照「あっちの子はわかってるみたい。ジュースを奢ってやろう」

シロ「9本でいい」


京太郎「まぁいいや……とにかく、よろしくな。っつか今年は全員2年か……」

白糸台B「俺らの時代が来たな!」

白糸台C「そして……その覇者は俺だ!」

白糸台B「言うじゃん」

白糸台C「言うだけならタダだし」

白糸台B「確かに」

モブ8「ええい、黙れ! 魔王――改め覇王となるのは、この我だ!」


ここでモブ8くんの実力チェック
安価↓1コンマ+45=補正
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:33:21.08 ID:FkB7zzxg0
おりゃ
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:40:47.04 ID:TeaVOCxZ0
これは酷い
89 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 13:41:54.56 ID:WjcIHp7Qo

コンマ8+45=53

「さて、始まりました決勝戦……注目の須賀選手、及び同ブロックのB選手が優勝候補となっているようです」

いちご「えっと……反対ブロックはどうなんでしょう?」

「Cくんは同チームにてBくんのライバル、ダブルエースとも言われており、対抗馬となるでしょう」
「モブ8くんは、今年になって赤丸急上昇といったところですが……このメンバーの中では、一段落ちる形として見られています」

いちご「つまり……やっぱり京太郎がド本命なんですね」

「まぁ、はい……そうですね」


京太郎「ふぅ……とにかく平常心だ。張り切るとロクなことにならないからな、落ち着いていこう」

白糸台B「落ち着こうって考えが、すでに落ち着いてないよな」

白糸台C「言えてるwwwwwww」

京太郎「うるせぇ!」

モブ8「おぼっ、ぼぼっぼ、おちつっ、落ち着け……やれる、俺は……いや、我はやれるっ……」

京太郎(ああ、意外と小心キャラなのね……で、あのキャラクターで平静を保っていたと。メンタルコントロールとしてはありかも)


対局ルールは>>6

>和了判定一回目 ※親は上から順、二回判定なら上と京太郎
白糸台B ↓1+70
白糸台C ↓2+60
モブ8 ↓3+53
京太郎 ↓4+278+25

打点↓5
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:42:10.24 ID:5fsB5SNDO
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:42:41.90 ID:JIhCLubKO
はい
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:43:31.30 ID:61gqyVfJO
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:43:52.77 ID:d1720HpLo
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:44:01.01 ID:yohTNk74O
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:45:37.82 ID:d1720HpL0
残念、役満ツモか
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:48:18.32 ID:yohTNk74O
打点は破竹の特殊表だから6400では?
97 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 13:52:14.80 ID:WjcIHp7Qo

>和了判定一回目 ※親は上から順、二回判定なら上と京太郎
白糸台B 24+70=94
白糸台C 90+60=150
モブ8 30+53=83
京太郎 77+278+25 ゾロ目ツモ

打点01→10→【破竹】→【無敗劣】 子:1600、3200

白糸台B25000→21800
白糸台C25000→23400
モブ825000→23400
京太郎25000→31400


京太郎(破竹じゃなかったら三倍→役満だったのにいいいいいいいい!)

京太郎「ツ、ツモ……1600、3200です」

B「ガハッ」

C「よし、よし! 俺が2位の可能性!」

モブ8「ぬっ、ふっ、ふふ……やるようだな……」

京太郎「……次もツモったら、モブ8くんが2位になるんじゃね?」

B・C「!?」

モブ8「おお、マジだ! ……い、いや、我はそんなもので満足せんぞ。目指すは優勝なのだ……」

京太郎「……ははっ、そうだな! なら俺も、全力で受けて立つぜ!」

モブ8「あ、嘘です、嘘、待って。ちょっとくらい手加減してもいいんじゃよ?」


対局ルールは>>6

>和了判定二回目 ※親は上から順、二回判定なら上と京太郎
白糸台B ↓1+70
白糸台C ↓2+60
モブ8 ↓3+53
京太郎 ↓4+278+25

打点↓5
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:53:41.91 ID:5fsB5SNDO
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:54:08.30 ID:61gqyVfJO
ほい
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:55:20.92 ID:61wJsuS3o
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:55:24.90 ID:FkB7zzxg0
はあっ
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:55:31.70 ID:yohTNk74O
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:55:42.86 ID:d1720HpL0
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 13:56:37.52 ID:61gqyVfJO
ちゃちゃのんの勝利者インタビューが見えて来たなww
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 14:01:08.94 ID:TeaVOCxZ0
そういえば反対ブロックの奴は一年って言ってたけどモブ8は違う奴なのか
106 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 14:06:57.33 ID:WjcIHp7Qo

>和了判定二回目 ※親は上から順、二回判定なら上と京太郎
白糸台B 91+70=161
白糸台C 32+60=92 放銃
モブ8 92+53=145
京太郎 90+278+25=393 ロン

打点70→07→【カッパー】→10→【破竹】→【無敗劣】 子:6400

白糸台B25000→21800
白糸台C25000→23400→17000
モブ825000→23400
京太郎25000→31400→37800


京太郎「ロン――6400だ」

C「あああああああああ、やらかしたあああああああ!」

B「まだだ、まだ終わらんよ!」

8「あ、あかん、死ぬ……イヤダーシニタクナーイ」

京太郎「ふぅ……やっぱり決勝だな。一筋縄ではいかない……いちごさん、申し訳ないです」


由暉子「京太郎、慎重ですね」

巴「一気に行こうとして、空回っちゃってるかな」

穏乃「でも余裕はありますよね!」

淡「あれだよね、ヨコヅナズモーってやつだ!」

揺杏「ああ……でも……」

成香「解説の方の声が……」


いちご「あ……あ……あぁ……」

「あの……スマホをいじっていないで、解説を……」

いちご「は、はい……例えばリーチ前のここで、一瞬手を止めてこちらを切っていましたが……大物手を狙った結果、進みが遅くなりましたね」

「須賀選手にしては珍しかったでしょうか?」

いちご「そうですね。普段の京太郎なら、早上がり重視で進め、結果として点数が高いという形なのですが――」 ブーッブーッ

いちご「ひっ……ち、違います、そんな……よく知ってますアピールなんかでは、けっして……」

(大丈夫なんだろうか、この人……)


対局ルールは>>6

>和了判定 回目 ※親は上から順、二回判定なら上と京太郎
白糸台B ↓1+70
白糸台C ↓2+60
モブ8 ↓3+53
京太郎 ↓4+278+25

打点↓5
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 14:07:45.12 ID:0mx5ZwGoo
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 14:09:11.24 ID:5fsB5SNDO
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 14:09:35.79 ID:d1720HpL0
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 14:09:43.19 ID:FkB7zzxg0
うりゃ
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 14:09:52.09 ID:+xY9qWVho
はい
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 14:10:01.48 ID:yohTNk74O
113 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 14:14:01.65 ID:WjcIHp7Qo

あ、モブ8そういや一年って言ってましたね
まぁミスっちゃったので、同い年ってことにしましょう


>和了判定三回目 ※親は上から順、二回判定なら上と京太郎
白糸台B 12+70=82 放銃
白糸台C 24+60=84
モブ8 79+53=132
京太郎 19+278+25=322 ディメンジョンロン

打点09→90→倍満→【カッパー】【破竹】【無敗劣】→役満

白糸台B25000→21800→-14200 4位 トビ
白糸台C25000→23400→17000 3位
モブ825000→23400 2位
京太郎25000→31400→73800 1位
114 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 14:23:10.66 ID:WjcIHp7Qo

京太郎「ロン――悪いな、四喜和だ」

B「」

C「ふぅ……おつかれ。しかし8、お前ほんっとすげー豪運だな」

8「こ、これぞ覇王の天命よ(震え声)」


「き、決まったー! まさかの劇的な役満でB選手のトビ、ここで須賀選手の春夏連覇が決定いたしました!」

いちご「ほおおおおおお、セーフ! セーフじゃな!? 三局までなら、時間までここで解説するって聞いとるんじゃ!」

「え? は、はぁ、まぁ……なんでそんなに嬉しそうなんですかね……」


由暉子「やりました」

揺杏「よっしゃあ!」

成香「さすがうちの京太郎くんです!」

巴「京太郎くん、おめでとうっ……」グスッ

穏乃「やったよ淡!」パシッ

淡「ふふん、キョータローなら当然だし!」パァンッ


京太郎「はぁぁ……これで、夏も優勝か……ようやく、去年のあいつらに追いつけたわけだ」

B「なんだお前、そんなこと気にしてたのか?」

京太郎「そんなこととはなんだ!」

C「まぁ確かに、清澄の優勝はすごかったけどさ……それから一年でのお前の活躍も、それどころじゃないくらいすごかったんだぞ?」

8「うむ。言いたくはないが、まさに覇王の所業よ……おそらく清澄の者どもこそ、お前に置いて行かれたと思っていることだろう」

京太郎「……そうなら嬉しいけどな。まだまだだよ、俺なんて……」

B「お前が俺なんてだったら、俺らはどうなるんだよ!」

C「なんかもう、こいつムカつく!」

8「激しく同意だ! っつーことで、胴上げすんぞ! おらぁ!」

京太郎「おい、馬鹿、やめろっ……おいいいいいいい!?」

BC8「わーっしょい! わーっしょい! って、お前デカいんだよ! 重すぎるわ!」

京太郎「だからやめろっつったろおおおおおおおお!」
115 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 14:23:37.86 ID:WjcIHp7Qo

・全国優勝は、二位との点差が20000以上なら全員好感度+1、25000以上なら+2、30000以上なら+5
・また、飛び人数×3が、好感度加算に追加される

ということで、全員好感度+6
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 14:29:58.09 ID:L2mVQV1Xo
鏡さんがさらにつよくなる
117 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 14:33:02.54 ID:WjcIHp7Qo

〜控室

由暉子「さて――」ガタッ

揺杏「おっと、どこへ行く?」

由暉子「決まっているでしょう……京太郎の祝福に」

成香「全員で、だよね?」

巴「ここで迎えてあげるのがいいんじゃないかな?」

淡「へ? なんで行かないの? 私行ってこよーっと!」ダッ

穏乃「私も!」ダッ

由暉子「あ、だめです、待ってください!」ガシッ

揺杏「そうだぞ小娘ども! ここは年長順だ!」

巴「だったら私が先では……」

成香「現役高校生限定です!」

淡「うぬぬぬぬぬ、放せぇぇっ……」

穏乃「な、なんで止めるの? みんなで行けばいいのに!」


>で、誰が脱出できた?
控室メンバー(由暉子、揺杏、成香、穏乃、淡、巴)から一人

安価↓2
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 14:33:09.68 ID:d1720HpL0
成香
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 14:33:11.82 ID:Fq5N8np3o
120 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 14:41:33.30 ID:WjcIHp7Qo

>巴

京太郎「はぁ……毎度、この胴上げはきつい……」フラッ

巴「ふふっ、お疲れ様、京太郎くん」

京太郎「巴さん……」

巴「それと――優勝おめでとう。京太郎くんなら勝てるって、信じてたよ」ニコッ

京太郎「ありがとうございますっ……」

巴「……遠慮しないでいいよ。ほら……ギュッてしてあげる」スッ

京太郎「っっ……やりました、巴さんっ……」

巴「うんっ――おめでとう、京太郎くん……」ギューッ


小蒔「」

春「」

霞「」

初美「あー……巴ちゃん、なんてことを……」

明星「でもこれ、春先輩もやってなかった?」

湧「しーっ!」


智葉「…………」ムスッ

菫「…………」ムスッ

哩(露骨に機嫌ば悪ぅなっとったい……)


由暉子「ああああああ! 先輩方が邪魔するからですよ!」

揺杏「お前が出し抜こうとするからだろ!」

成香「私たちは共同戦線って決めてたじゃないですか!」

淡「ふぅ……争いはなにも生まないってことが、よくわかった」

穏乃「私たちは争いたかったわけじゃないのにぃ……」


巴好感度+3
121 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 14:48:35.72 ID:WjcIHp7Qo

〜控室帰還

京太郎「ただいま戻りました」

由暉子「お帰りなさい、京太郎。それと――おめでとうございます」

揺杏「かっこよかったぞ! よく勝ってくれたな!」

成香「素敵でした……とっても、とってもぉ……」ボロボロッ

京太郎「ありがとうございます……」

穏乃「すごかったよ、京太郎! 来年は私がやるからね、見てて!」

淡「それはこっちのセリフだ! ってことだからキョータロー、私が次に優勝するまで負けないでね!」

京太郎「ああ、待ってるぞ。二人とも、ありがとうな」

由暉子「……ところで、狩宿さんは?」

京太郎「ああ、なんか用事があるとかで帰っちゃったけど……だから先に、俺に挨拶しときたかったらしい」

揺杏「マジかっ……」

成香「逃げたんですか……あとで永水と大学側に抗議しておきましょう」

京太郎「??」

穏乃「あ、あははは……」

淡「とりあえず、インタビューの準備しとく?」

京太郎「そうするか……」


いちご「では東一局から振り返りましょう。ところで、インタビューのほうはどなたが行っとるんじゃ?」

「えっとですね、確か――」

・宮永照 ・愛宕洋榎 ・江口セーラ ・メガン・ダヴァン ・獅子原爽
・藤原利仙 ・霜崎絃
・小鍛治健夜 ・野依理沙
・藤田靖子

上記より選択
安価↓2
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 14:50:37.17 ID:b/CwO/ILO
ネキ
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 14:50:41.74 ID:5fsB5SNDO
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 14:51:05.42 ID:L2mVQV1Xo
すこやん
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 14:55:50.68 ID:TeaVOCxZ0
グランドマスターはあんまり男子大会に関われないね
126 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 14:59:15.48 ID:WjcIHp7Qo

照「私だ」

淡「テルー!」ダキッ

照「おっと……よしよし。でも重いから降りて」

淡「ふぁーい」ピョンッ

京太郎「照さん。お疲れさまです」

照「うん……おめでとう、京ちゃん」

京太郎「ありがとうございます」

照「さて、と――では須賀選手。まず率直なご感想をお聞かせください。優勝を決めた気分、いかがでしょうか」

京太郎「そうですね……とにかく嬉しいということと、春のときと違い、自分の実力を自覚できたようで……どこか誇らしい気分です」

照「なるほど。対局では少し慎重な立ち上がりを見せていましたが、その辺りは意識していましたか?」

京太郎「どうでしょうね……振り返ってみると確かに、少し集中しきれていなかったかな、という気もします。ただ、少しずつゲームに入っていって、最後には牌しか見えていませんでした」

照「うん……あ、いえ……そうですね。傍から見ていても、最後の一局はゾーンに入ってたというか、普段通りの須賀選手だったように思います」

京太郎「ありがとうございます。照さんの御墨付ほど心強いことはありません」

照「結婚しよ」

京太郎「え」

淡「なに言ってるの!?」

由暉子「そうです! 私としたあとですから、重婚になってしまいますよ!」

京太郎「してないし、しないから!」

揺杏「いきなりなに言いだしてんだよ、そこのプロは!」

照「失礼、取り乱しました。あんな笑顔であんなこと言われたので、つい」

成香「わかりますけど、自重してください」

京太郎「わかるんですか……」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:01:04.91 ID:lSYJ2usno
まさか若い芽を守るために特定のプロが男子大会に呼ばれない措置が……?
128 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 15:01:28.42 ID:WjcIHp7Qo

照「コホンッ……えー。そうですね、では次に……この勝利を、誰かに捧げるとしたら誰に捧げますか?」

京太郎「今日まで応援してくださった、支えてくださった、ご指導くださった皆さんに――」

照「あ、そういうのはいいので」

京太郎「……はい」


>誰に捧げる?
誰でもいいです

安価↓4
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:01:50.09 ID:L2mVQV1Xo
kskst
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:02:28.73 ID:FkB7zzxg0
清澄高の連中に
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:05:00.62 ID:b/CwO/ILO
あなた(照)へ
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:05:02.05 ID:61gqyVfJO
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:05:02.43 ID:TeaVOCxZ0
かいのーさん
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:05:56.42 ID:yohTNk74O
ハギヨシ
135 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 15:11:29.21 ID:WjcIHp7Qo

>咏

京太郎「んー……では、三尋木プロに」

照「は? なんであの人なの?」

京太郎「て、照さん、仕事!」

照「コホン――なぜ三尋木プロなのでしょうか。ほかにも優れたプレイヤーは多くいらっしゃいますし、魅力的な女性も多いと思われますが。私とか」

京太郎「……今大会の優勝もそうなんですが、自分の麻雀が劇的に変わったな、と思うことがありました。そのきっかけは間違いなく、三尋木プロの指導のおかげだったと思います。だからです」

照「……なるほど。ではあくまで、麻雀の指導者としての感謝、ということですね?」

京太郎「え? えーっと……それは、その……まぁ……」

照「でははっきりとお願いします。麻雀を指導してくださった三尋木プロに、教え子として感謝し、この勝利を捧げます、と。あくまでお礼です、と」

京太郎「なんかしつこくないですか!?」

由暉子「まぁまぁいいじゃないですか」

揺杏「そうそう。表彰式まで時間ないしさ」

成香「ささっと宣言して、インタビュー終わらせましょう」

京太郎「えぇ……」


咏「〜〜〜〜〜っっっ!」//// ジタバタ

はやり「うわぁ……」

健夜「咏ちゃん、みっともないよ」

靖子(年下にそういうことを言うほうが……いや、やめておこう)

理沙「辛辣」

シロ「でもグッジョブ、照」

セーラ「あいつ大物すぎるやろ」

洋榎「さすがのうちでも、インタビューでこんな圧力はかけられんわ……」


・照+2
・咏+4
136 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 15:16:28.33 ID:WjcIHp7Qo

〜表彰&閉会式

京太郎「おっ」

ネリー「京太郎! おめでとう!」ダキッ

京太郎「おっと……ありがとな、ネリー」

ネリー「フフーフ、これで一緒のお立ち台! 一緒の写真で新聞と表紙!」

京太郎「ああ、よろしくな」

ネリー「それでね、その……一つだけ、お願いがあるんだけど……」モジモジ

京太郎「……難しいことか?」

ネリー「そ、そんなに難しくないよっ、たぶん……それに、迷惑でもないと思うし」

京太郎「んー……まぁ、とりあえず言ってみてくれ」

ネリー「えっとね……表彰式で、写真撮るでしょ?」

京太郎「ああ、そうだな」

ネリー「その写真……撮るときに、その……お、お、おひっ……」

京太郎「おひ?」

ネリー「お姫様だっこ、してもらいたい……なって……」カァッ

京太郎「………………」


>返事
1 いいよ
2 さすがにまずいから、普通に撮ろうな

安価↓2
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:17:39.39 ID:L2mVQV1Xo
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:17:40.56 ID:b/CwO/ILO
1
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:17:43.92 ID:yohTNk74O
1
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:17:48.79 ID:GUp34BMxo
2
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:17:57.01 ID:lSYJ2usno
3 むしろ肩車で行こうぜ!
142 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 15:25:54.07 ID:WjcIHp7Qo

ネリー「ご、ごめんっ、無理だよね! やっぱりなしで――」

京太郎「いいぞ」

ネリー「えっ」

京太郎「そのくらい、お安い御用だ!」ガバッ ヒョイ

ネリー「わお!」

京太郎「……やっぱ軽いな、ネリー」

ネリー「え、えへへ……あ、ありがと、京太郎」

京太郎「ああ、このくらい気にするなよ。それじゃ、行くぞ?」

ネリー「うん!」


「こちらに目線お願いします!」
「須賀選手、こちらにも!」
「ヴィルサラーゼ選手もお願いします!」


サンディ「ファッ〇」

明華「あのビッ〇……やってくれますね……」

ハオ「これは許されませんね、ええ」


淡「ああああああああ、もおおおおおおおおおおおお! なんで私じゃないの、なんで!」ガシガシガシッ

尭深「お、落ち着いて、淡ちゃん」

誠子「ここまで取り乱した淡なんて初めてだよ……逆に面白い」


ネリー「ね、京太郎?」

京太郎「どうした?」

ネリー「ネリーは、いままで色々なこと経験したけど……今日が一番、幸せな日だよ!」ニコッ

京太郎「そっか……それはよかった」

ネリー「ありがと、京太郎!」チュッ

京太郎「へ?」

ネリー「えへへ、お礼♪ ほっぺだけどね」

「うおおおおおおお!」
「撮れ! 撮りつくせ!」
「フィルムが切れても構わん、ベストショットだぁ!」

大好き以上の全攻略キャラ『ああああああああああああああああああああああ!』


ネリー好感度+3
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:31:19.66 ID:S96JjPW5o
ネリかわ
144 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 15:36:44.76 ID:WjcIHp7Qo

〜撮影後、賞状と優勝旗授与

「えー、こほんっ……色々あったが、男子個人優勝おめでとう。これまでも励むように」

京太郎「はい!」

京太郎(春夏連覇……そして、念願の夏優勝……ついにやったんだな、俺……)

京太郎(う……ん……? なんだ、この感じ……)

「……くんっ……須賀くん? どうかしたかね」

京太郎「あ、いえ……なんでもありません。ありがとうござました」

京太郎(うーむ、なんか……また俺の中で、なにかが変化したっていうか……切り替わった感覚があったような……気のせいかな……)


【神器・八咫鏡】夏大会優勝で習得(八咫鏡から進化)
 特殊ロン和了反転について、放銃者が和了する流れだったのを、京太郎の特殊和了に変化させる=京太郎和了にする、能力の写し取り
 デバフ反転については、自身へのデバフはバフにするが、周囲へのデバフはそのままにする。
 また、自身のバフは反転しない。
 行使する相手を任意複数選択できるようになる(無効にする相手以外を対象とし、発動することができる)


健夜「……うわ、またえっぐいのになったし」

照「京ちゃんの鏡、また綺麗になった……これはもう、やっぱり私が結婚するしかない」キリッ

トシ「あらまぁ……ほとんど完成している子だと思ったのに、まだ先があったのねぇ。本当に面白い子だわ」


優勝成長
・雀力+10
・経験値+100
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:37:38.60 ID:L2mVQV1Xo
強い(確信)
146 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 15:38:25.59 ID:WjcIHp7Qo

ここまでのステ成長結果

●現在のステータス 称号:春夏連覇チャンピオン

 雀力:22→2795
 レベル28 指導の大成功補正±2 大成功(トップ)ボーナス+27
 技能経験値:108

 所持スキル
【ディメンジョンシュート】師:戒能良子
 補正後コンマにゾロ目があれば、ロン和了。
 ゾロ目扱いなので、他者ゾロ目と競合は、こちら優先。

【カッパーシュート】師:戒能良子
 出上がり時の打点コンマを1.5倍にする(小数点以下四捨五入)
 1.5倍で満貫以上の数字になる場合は満貫に、元が満貫以上の点数はそれぞれ一段階上昇
 判定コンマが二桁偶数キリ番(20、40、60、80)でも和了可能に

【鼓動のリズム】師:瑞原はやり
 コンマ40台なら打点二段階下降で和了、50台なら打点変わらず和了可能

【一意専心】師:野依理沙
 自分に対するデバフを半減、自身コンマ補正+25
 他家のゾロ目ツモに最低打点でカウンター(任意)
 ※任意カウンター、親かぶりで逆転可能なタイミングなど、選択でカウンターを見逃せる

【沼の淵】師:大沼秋一郎
 自分の和了判定偶数時、放銃しなくなる。一度だけ相手のツモをキャンセル可能

【国内無敗・劣】師:小鍛治健夜
 和了判定二位でも和了可能。自分の和了時、常に打点一段階上昇

【破竹の火力】師:三尋木咏
 和了判定で一位和了、かつ二位と20以上の差があった場合、特殊打点判定(咏のものとは異なる)に
 『特殊打点表』
 子の場合で、01〜20が5200、21〜38が6400、39〜53が7700、54〜68が満貫
 69〜80が跳満、81〜90が倍満、91〜96が三倍満、97〜が役満
 『補足』
 特殊効果勝利(リズム、カッパーのキリ番など)の場合、この効果は反映されない
 ゾロ目和了(ディメンジョン含む)の場合は、無条件で反映される
 打点コンマがゾロ目、キリ番等でも、この能力が優先される。ただし、聖なる数字は役満のままとする
 打点上昇判定(無敗劣の一段階上昇など)は、そのまま反映される
 カッパーのコンマ数値変動も反映、ロン和了で発動し、打点コンマ65以上なら役満確定

【追いすがる意思】師:藤田靖子
 四回目判定(二回判定の対局なら二回目)で三位以下時に+50の補正、打点一段階上昇効果を得る。和了すれば連荘のたび+40、+30と補正値は減っていく。
(この能力での補正が+0になる、もしくは和了を止められる、あるいは一位になると終了)
 ディメンジョン発動の場合は、ディメンジョンで処理。打点上昇、連荘の補正効果減少は発動。

【伝説の再現】師:赤土晴絵
 親番時(最終局)に発動。自身の雀力を1.5倍にする。同卓に小鍛治健夜がいる場合、任意のスキルを無効化できる。

【八咫鏡】オリジナル
 ??・婚期代償を除く、最上級優先度スキル
 他者のすべての異能・技能を反転(=打点変更は元に戻る)させる。
 (+補正は−補正に、−補正は+補正に。半減は倍に、特殊判定は効果を逆転、勝利は敗北に)
 この異能の効果が関与して和了に至った場合、流局にはならない。
 また、この異能の効果でバフ・デバフが変動し、流局条件を導いた際も、流局にはならない。

【神器・八咫鏡】夏大会優勝で習得(八咫鏡から進化)
 特殊ロン和了反転について、放銃者が和了する流れだったのを、京太郎の特殊和了に変化させる=京太郎和了にする、能力の写し取り
 デバフ反転については、自身へのデバフはバフにするが、周囲へのデバフはそのままにする。
 また、自身のバフは反転しない。
 行使する相手を任意複数選択できるようになる(無効にする相手以外を対象とし、発動することができる)


 執事:237→1938
 レベル20 大成功補正±1 大成功ボーナス+19
 雑用:231→601 レベル7 大成功ボーナス+6

【たこ焼きマイスター】5/5
 大阪二校での差し入れ時、好感度上昇対象に2人選択可能な【黄金たこ焼き】を差し入れできる
 その際、片方には判定結果に加えて、好感度+1のボーナスがつく
 ただし、週に二回まで。また、一度使用後は、二日空けなければ再使用はできない

【マッサージ+1】
 マッサージ時の執事成長、好感度成長に+1ボーナスされる

【北の食材取扱い資格】5/5
 有珠山での差し入れ時、成長ボーナス+1(執事、好感度)
147 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 15:39:02.40 ID:WjcIHp7Qo

 家宝
・石戸霞の笑顔の写真
・石戸霞のミニスカ巫女メイド姿の写真
・愛宕絹恵の龍門渕メイドコス姿の写真
・狩宿巴の麗しい袴姿(赤面&笑顔)の写真
・石戸従姉妹のツーショットおもち押し合い写真
・高1渋谷尭深のプライベート水着ショット
・割烹着たかみーの写真
・シロのイヤリング装着(髪かき上げ、やや照れ、頬染め)顔写真
・メイド服明華の凛とした佇まい写真
・成香&揺杏&由暉子の制服フリルエプロン写真
・はやりん下ろし髪+銀細工髪留めの振り返り写真
・たかみー自画撮りビキニ写真
・ミカスカーフ装着オシャレ姿写真


●女の子好感度
嫌い < 普通 < 友人 < 好き < 大好き < ときめき<<<<<<<超ときめき状態
(〜0、0〜5、6〜25、26〜60、61〜99、100〜、1000〜)

【清澄】新入部員(二年時)男子好感度:敬愛 女子好感度:ときめき
・宮永咲   ??→234(ときめき) デート1回
・片岡優希  15→134(ときめき)
・原村和   10→273(ときめき) デート2回
・染谷まこ  15→125(ときめき)
・竹井久   18→208(ときめき) デート1回
・室橋裕子  53→105(ときめき)
・加藤ミカ  57→143(ときめき)

・福路美穂子 44→61(好き)※エンドなし?
・加治木ゆみ 64→82(大好き)※エンドなし?

【白糸台】※男子好感度:親友、女子好感度:63
・宮永照   20→192(ときめき) マッサージ経験済 マ:1 デート1回
・弘世菫   23→132(ときめき) マッサージ経験済 マ:1 デート1回
・渋谷尭深  23→132(ときめき) マッサージ経験済 マ:1
・亦野誠子  25→95(大好き) マッサージ経験済
・大星淡   26→173(ときめき) マッサージ経験済
・多治比真佑子51→62(好き)※エンドなし? ※原作で出るまで出番消滅

【龍門渕】
・井上純   32→50(好き)
・沢村智紀  21→43(好き)
・国広一   31→49(好き)
・龍門渕透華 14→40(好き)
・天江衣   20→49(好き)
・杉乃歩   25→37(好き)※エンドなし

【阿知賀(雑用大成功1)】
・松実玄   35→138(ときめき) マッサージ経験済
・松実宥   27→133(ときめき) マッサージ経験済
・新子憧   37→147(ときめき)
・鷺森灼   32→119(ときめき) マッサージ経験済
・高鴨穏乃  25→90(大好き) マッサージ経験済
・志崎綾   31→45(好き)

・岡橋初瀬  37→51(好き)※エンドなし?
・巽由華   28→40(好き)※エンドなし?
・小走やえ  30→46(好き)※エンドなし?
・佐々岡よし子28→40(好き)※エンドなし
・桐田凛   21→33(好き)※エンドなし
・辰己春菜  29→41(好き)※エンドなし
・ギバード桜子28→40(好き)※エンドなし
・新子望   24→36(好き)※エンドなし?
148 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 15:39:40.06 ID:WjcIHp7Qo

【宮守】
・小瀬川白望 28→221(ときめき) デート1回
・エイスリン 31→137(ときめき)
・鹿倉胡桃  20→73(大好き) マッサージ経験済
・臼沢塞   25→103(大好き)
・姉帯豊音  27→139(ときめき)

【永水(雑用大成功1)】
・神代小蒔  17→98(大好き)
・狩宿巴   22→208(ときめき) デート1回
・滝見春   13→271(ときめき)
・薄墨初美  36→90(大好き)
・石戸霞   28→144(ときめき)
・石戸明星  34→76(大好き)※エンドなし?
・十曽湧   13→33(友人)※エンドなし?

【姫松】※男子好感度:親友、女子好感度:77
・上重漫   39→105(ときめき)
・真瀬由子  37→86(大好き)
・愛宕洋榎  32→125(ときめき)
・愛宕絹恵  41→133(ときめき)
・末原恭子  44→102(ときめき)
・赤阪郁乃  39→98(大好き)

【千里山】※女子好感度:112
・園城寺怜  42→146(ときめき)
・二条泉   36→112(ときめき)
・江口セーラ 44→105(ときめき)
・船久保浩子 51→93(大好き)
・清水谷竜華 46→143(ときめき) デート1回
・荒川憩   52→84(大好き)※エンドなし?

【臨海女子】※女子好感度:130
・辻垣内智葉 44→102(ときめき)
・ハオ慧宇  49→107(ときめき)
・雀明華   54→125(ときめき)
・メガン・ダヴァン 51→88(大好き)
・ネリー・ヴィルサラーゼ 47→179(ときめき) デート1回
・アレクサンドラ・ヴィンドハイム 49→169(ときめき)

【新道寺女子】※女子好感度:162(やばい)
・花田煌   71→134(ときめき)
・安河内美子 72→80(大好き)
・江崎仁美  70→104(ときめき)
・白水哩   59→139(ときめき)
・鶴田姫子  70→182(ときめき)
・友清朱里 162→168(ときめき)

【有珠山高校】※女子好感度:155(やばい)
・本内成香  23→170(ときめき)
・桧森誓子  24→90(大好き)
・岩館揺杏  64→183(ときめき)
・真屋由暉子 66→260(ときめき) デート1回
・獅子原爽  50→93(大好き)

【プロ】
・戒能良子  22→123(ときめき) マッサージ経験済
・小鍛治健夜 69→165(ときめき) デート1回
・瑞原はやり 30→209(ときめき) デート1回
・野依理沙  30→169(ときめき)
・藤田靖子  23→61(好き)
・三尋木咏  36→265(ときめき) マッサージ経験済 デート1回
・赤土晴絵  28→88(大好き) 二年目以降、東日本プロ→プロエンド開放

・霜崎絃   53→63(好き) エンドなし? 二年目以降、東日本プロ→プロエンド開放
・藤原利仙  25→65(好き)※エンドなし? 二年目以降、西日本プロ→プロエンド開放
・佐々野いちご89→155(ときめき) 二年目以降、西日本プロ→プロエンド開放

【アナ】
・村吉みさき 40→63(好き)
・針生えり  49→78(大好き)
・福与恒子  64→76(大好き)
・佐藤裕子  95→102(ときめき)

●好感度ランキングBEST10
1 和 273  デ:2
2 春 271 デ:1
3 咏 265  デ:1
4 由暉子 260  デ:1
5 咲 233  デ:1
6 シロ 221  デ:1
7 はやり 209 デ:1
8 久 208  デ:1
9 巴 208  デ:1
10 照 192  デ:1
149 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/04/29(日) 15:54:21.01 ID:WjcIHp7Qo

 夏の大会が終わり、ここまで京ちゃんはだいたい一年間過ごしてきましたことになります
 春夏連覇も達成し、ようやくここから、女子攻略にといったところでしょうか

 そんな流れになろうというところで、大変申し訳ないご連絡がございます
 咲安価スレ「派遣執事見習い高校生」については、今回を以て終了とさせていただきたく思います


 これまでの長きに渡り、大勢の方に応援していただき、参加していただきましたことは、非常に嬉しく思っております
 これも原作咲の人気が凄まじかったということの証明であり、これからも愛されていく作品でしょう
 私自身、これからも咲関連作品を買い支え、楽しませていただきます

 ただ、こちらの安価スレについては、色々な要因もあって継続に時間がかかっていること
 また、私自身のモチベーションをなかなか保てないという事情も鑑みまして、残念ながら打ち切らせていただきます運びとなりました

 本来ならば、最低でも一人のエンディングくらいは迎えて終えるべきでした
 そうならないことへのお叱り、批判はごもっともであります
 そうしたご意見については、しばらく残しておきますこちらにスレにて、浴びせていただければ幸いです


 ここまでを第一部完とし、第二部の再開をいずれ――ということを考えもしました
 しかし、そうした気持ちで宙ぶらりんになっても、いまのモチベーションではなかなか手をつけられないかと思います
 故に、ここで潔く終了を宣言させていただく所存です

 一部キャラクターについては、おぼろげにエンディングの形が見えていたこともあり、それを形にできないことは心残りではあります
 もしかするとどこかで、ひっそりと形にして発表する――なんてこともあるかもしれませんが、それについてもはっきりとはお約束できかねます

 本当に、こうした形での終了を迎えてしまいましたことは申し訳なく、重ねてお詫び申し上げます
 また、ここまでお付き合いいただきましたこと、心よりお礼申し上げます

 そのご支援に対し、打ち切りという結果で返すことは不義の極みです
 ですが、自分で続けていくのが難しいと判断しました上は、けじめとして、失踪ではなくはっきりと打ち切らせていただくことを宣言いたします


 本当に申し訳ありません
 そしてありがとうございました


  【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」スレの>>1  ◆t2KkLw8Fc7QA
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:55:28.99 ID:yohTNk74O
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:56:07.24 ID:5fsB5SNDO
乙でした
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 15:58:21.71 ID:L2mVQV1Xo
まじかあ…まじかあ……orz
長い間お疲れさまでしたエンディングを選ばなかったのは俺たちに責任があります
ここのスレで咲キャラのお気に入りがかなり増えました
またいつかどこかでお会いしましょう
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 16:00:24.18 ID:jFPTy4U1O
乙でした
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 16:00:45.08 ID:61gqyVfJO

今まで楽しませていただきました
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 16:04:40.71 ID:lOwe8MBOO

長い間お疲れさまです。また一つ京太郎スレがきえてしまったか…
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 16:17:00.25 ID:GUp34BMxo
乙です
悲しい
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 16:20:02.01 ID:YlViUrjYO
おつです
何が悲しいってもうこのスレの春やサンディとかミカに湧…友清は会えないってことだよなあ
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 18:21:26.94 ID:FZbFaYgro
まさかの打ち切りかぁ
初期からずっと見てました
乙でした
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 18:40:19.43 ID:ImkSHkg+O

長丁場お疲れ様でした〜また次回作でお会いしましょう
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 18:53:38.81 ID:Qy2uvMbXo

本当に残念だけどお疲れ様でした
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/29(日) 22:47:12.51 ID:ynIyh7jn0
まあ何も言わずに失踪されるよりもはっきり宣言される方が何倍もマシだな
今までお疲れ様でした
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/30(月) 00:20:48.63 ID:laLHJhWe0
ついに終わってしまったかお疲れさまでした
はるる攻略したかったなぁ
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/30(月) 02:12:48.24 ID:BfDq1jprO
乙ー
サザエさん的な存在のスレだったからまさか終わるとは…
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/30(月) 14:03:46.32 ID:X3IhoOUOo
乙ー
一晩寝たら悲しみが和らぐかと思ったけどそんなことはなかった
恋を知って成長したここのはるるが好きやったんや…
また気が向いたら何か読ませてください 
本当にお疲れ様でした
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/30(月) 23:21:14.39 ID:9mG1oeJ10
お疲れ様でした
ここまで誰も選ばなかったしこれからもエンドを迎える気配がなかったのに今まで続けてくれて感謝
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/30(月) 23:40:31.84 ID:uaZsEcyK0
乙でした。
初期から見ており、この人なんでこんなに投稿出来る時間あるんや?ニートか?と思った事もありました。
後々に、自営されてるっと聞いて納得しましたが、暇なんは生活的にやばくね?っと心配したのが本音です。
自営が忙しくなるのは喜ばしい事っと同時に、もう見れないっと思うと残念ではあります。
奈良の同郷っと思いますが、陰ながら応援致します。 お体を御自愛下さいませ。
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/01(火) 08:35:13.11 ID:ZIPDLSrDO
おお、長く観てただけにお疲れ様ですね
まぁ確かにこのままでは未完のままになっちゃうので1年の区切りは丁度いいと思います。
お疲れ様でした!
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/02(水) 21:48:31.46 ID:WDB8BXXi0
追ってたスレが尽きたかー…
エンディング見れなかったのはざんねんだけど、随分息も切れつつも長かったからなぁ…
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/02(水) 23:57:54.96 ID:SieeULpyO
>>1が…>>1がゆるしてくれたらですがいつかこのスレみたいにいろんな学校回って攻略するみたいなのをつくりたいです
はるるやサンディを風化させたくない…
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/03(木) 02:51:26.02 ID:wBAr9vaWo
頼む
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 00:44:57.06 ID:pElGt8YrO
乙ー
EDについてはまあなんだこまっちゃんやうたたんはやりんとそれっぽいことしたしそれをEDとおもっておきます
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/04(金) 11:27:00.25 ID:LSnOgZO/0
おつかれさまです。
数年にわたり楽しませてともらいました。
思えば数年間ブラウザのタブに開いたままでした。(笑)
またやる時は参加しますね!おつかれ!
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/06(日) 13:41:59.54 ID:LzohO0EK0
乙!!
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/06(日) 18:18:18.20 ID:tJfSKtos0
感慨深い
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/10(木) 01:11:15.33 ID:YWUFEp6O0
残念ですがいままでありがとうございました。
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/13(日) 16:04:04.70 ID:ft+Q1NNl0
まとめで見たい
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/13(日) 21:57:44.83 ID:RMFU9zT20
途中から追ってたけど長い間お疲れ様でした。
また気が向いたら別設定で京太郎スレ書いて欲しいな…
本当に好きなスレでした
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/13(日) 22:45:49.37 ID:hbdqjAnt0
本当にご苦労様でした
この作品お読みながら楽しく咲の世界観お覚えました
次もまた作家様の作品お読みたいです
今まで本とにありがとうございました
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/03(日) 03:04:18.63 ID:WnUY7ple0
久しぶりに覗きに来たら終わってた
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/09(土) 18:31:56.43 ID:yr2ror9Z0
これが終わるとかまじでゲロ吐きそう
ちょっと今日の夕飯は食えん

いままでありがとうございました
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/13(月) 03:42:55.88 ID:c7UhtmZc0
続き
182 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:12:24.49 ID:X/AxWEVq0
まだ生きてるかテスト
183 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:15:26.00 ID:X/AxWEVq0
やっぱり依頼ださないと残ったままかー

とりあえず春エンド編が8割ほどできたので、ゆっくり投下していこうかと思います
新スレ立てようかと思ったけど、まぁ再利用できるなら使っていこうか

とりあえずテンプレ(仮)でも





京太郎「派遣執事見習い高校生?」春「春エンド」京太郎「春エンド!?」


※このスレは咲の二次創作スレです

※もはや何個あるんだよ……な、京太郎視点です

※少し前に投げだした安価スレのエンディングだけを作った、恥知らずな代物です

※安価スレについては↓参照

パート1
【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389148459/

最終スレ(このスレ)
パート45
【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」いちご「その45じゃ」【咲-Saki-】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1518952845/

※少し地の文が入ったりしますが、基本的にいつもの台本形式

※春以外のエンドについては……んにゃぴ

※最後まで頑張ります
184 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:16:29.26 ID:X/AxWEVq0

〜二年目9月一週0日


 二年夏の大会を、優勝という最高の結果で。
 それも春夏連覇という快挙のおまけつきで達成した京太郎だが、派遣執事生活はまだ終わらなかった。

 それは周囲から望まれたことが理由でもあり、久の叶えた願いの期限が切れていないことも理由ではあったが――。
 最大の理由はやはり、京太郎がそれを望んだことになるだろう。

京太郎「――で、今月はここか……久々だな」

 見上げるのは歴史を感じられる大鳥居と大社。
 霧島の歴史と神域を保護する神代大社――ここが、京太郎が本日より世話になる場所だ。
 訪れるのは二度目で(滞在でなければさらに何度か)はあるが、この地域ではまさしく王族のように扱われる一族、組織の敷地内である。
 失礼があっては許されないと、明日より永水女子へ通うことが決まっている京太郎は、挨拶のために足を運んでいた。

霞「いらっしゃい、京太郎くん。迷わなかったかしら?」

京太郎「霞さん……お久しぶりです、ご心配ありがとうございます。わかりやすい道中でしたから、すぐに着けましたよ」

 それはなによりね、と微笑んだ霞に案内され、境内に足を踏み入れる。

京太郎(さすが……神秘的というか、気圧されるというか……外の空気とは全然違うな)

 ともすれば飲み込まれてしまいそうな空気に、キンと耳鳴りがした。
 同時に湧き上がる恐怖にも似た感情を、唾液とともにゴクリと飲み下す――と。
 その音が頭に響き、耳鳴りが掻き消されたとき。
 気がつくと目の前には、大きな社務所が現れていた。

霞「さ、上がってちょうだい。皆も待ち侘びている頃よ」

京太郎「お、お邪魔します……」

 本来ならば、社の事務を取り仕切っている方に挨拶するのが筋だろう。
 大社を取りまとめる宗家の当主、小蒔の父親に目通りすることは、さすがに叶わないはずだ。
 そこには、一高校生に過ぎないという京太郎の立場もあるが――それに加え、家柄という複雑な問題も絡んでいる。

 いまは縁遠くなってしまっているが、京太郎の父方の実家は、神道や神の力というものに深く関わりのある家系だった。
 その家は北九州において権勢を誇り、南九州に根付いている霧島神境、神代家とも密接な仲だったという。
 中でも、京太郎の曽祖父と小蒔の祖父という先代の当主同士は親友とも呼べる間柄であり、それぞれが溺愛する曾孫と孫――つまり京太郎と小蒔は、許嫁のような扱われ方をしていた。

 だが、ある事件をきっかけにそのすべては崩壊し、両家の関係は悪化とまではいかないが、同業他社という程度の関係に落ち着いてしまっている。
 京太郎と小蒔に至っては、その記憶まで封印されており――最近になって思いだすまで、二人は互いのことすら忘れていた。
 もっとも、思いだしたからといって、その頃の関係に戻れたわけではない。
 いまの二人の仲は、友達以上恋人未満やや友達寄り――という程度のもので、他の女子が割り込む隙は十二分以上に存在していた。

 閑話休題。

 ともあれ、そうした家の当主に挨拶することなど叶うはずもない京太郎は、別の方々に挨拶をすることになる。
 それは事務方の責任者でもなければ、観光責任者というわけでもないが、一個人と呼んでいい相手でもない。
 神域において絶大な力を持つとされる、六つの家――その跡取りである六女仙という、この地域ではやんごとない立場と言って差し支えない方々だ。
 もっとも、いまは家を離れている方もいるため、全員にお会いできるというわけではない。

 それでも、久々の再会というのはやはり、心躍るものになる。

京太郎「……まぁ、夏の大会で全員に会ってますけどね」

霞「ふふ、そう言わないで。みんなも気にしているのよ――優勝直後の巴ちゃんとの抱擁とか、ねぇ?」ゴッ

京太郎「」

霞「うふふふ。さ、奥でみんな待っているわ……感動の再会、楽しみねぇ?」

京太郎(帰りたい……)
185 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:17:35.23 ID:X/AxWEVq0

〜応接広間

春「京太郎!」ガバッ

小蒔「京くん!」ガバッ

京太郎「っと……久しぶりだな、春。それに……こまちゃん」

春「本当に久しぶり……キョウタリウム、補給しないと……」スリスリスリスリ クンクンクンクン スーハースーハー

京太郎「犬か!」

小蒔「………………」クンクンスーハー スリスリスリ

京太郎「こまちゃんまで!? ちょっ、お姫様がこんなことしてるの、誰かに見られたらまずいからっ……」

小蒔「お姫様じゃないです……いまはこまちゃんです……」スリィ…

京太郎「いや、あの……でもなぁ……」

初美「まーまー、二人もずっと楽しみにしてたんですから……遠路はるばる、ごくろーですよー」

京太郎「はぁ……今年もお世話になります、初美さん」

明星「遅くなりましたけど、優勝おめでとうございます! 京太郎先輩!」

湧「今年は私たちも、部活に参加していますので……よろしくお願いします」

京太郎「ああ、よろしく。明星ちゃん、湧ちゃん」

霞「はい――それじゃ、挨拶も一通り済んだし、さっそく決めちゃいましょうか」

京太郎「決めるって、なにをですか?」

春「京太郎の居候先」

京太郎「――――――は?」

初美「忘れたんですかー? 京太郎が言ってたんですよー、次にうちに来たときは、こっち方面の修行もしたいって」

小蒔「そのための場所として、誰かの家に居候していただこうということです……うちは、さすがにダメだったんですが……」シュン

京太郎(そういえば、そんなことを言ってたような……)

京太郎「あー、でも、ほら……あれですよ。そんな本格的なのじゃなくて、危ないのが見えちゃってもうまく対処するやり方みたいなのを――」

春「そんな方法はない」

京太郎「えっ」

霞「もう見えてしまった時点で、本格的な対処をしないといけなくなってしまうのよ。以前、永水の校舎で会ったのも、本当は危なかったのよ?」

京太郎「」ゾワッ

初美「なまじ素質があるせいですかねー。京太郎は見えやすいみたいですから、一度本格的な修行をしたほうがいいんですよー」

京太郎「マジすか……」

小蒔「まじです」エヘン

京太郎「……でもそれ、居候しないとダメなんですかね?」

春「だめ」

霞「というよりは――なにかあったとき、近くにいたほうが対処しやすいからなのよ」

京太郎「…………よろしくお願いします」

明星「センパイの完全降伏、いただきましたー♪」
186 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:18:12.40 ID:X/AxWEVq0

湧「でも、どうやって決めるんですか?」

初美「決まってますよー。私たちが集まってなにか決めるとなれば、方法はもちろん――」

春「麻雀しかない」ゴッ

霞「小蒔ちゃんは残念だけど抜きにして、私とはっちゃん、それに春ちゃんと――」チラッ

明星「あ、私はお従姉様にすべて委ねますので」

小蒔「明星は霞ちゃんと同じ家ですからね……」ズルイデス  ※という設定で

明星「だから、あと一枠は――湧、任せたよ?」

湧「え……えっっ!? わ、私も、やるの……?」

霞「ふぅん……まぁいいわ。それじゃ、準備しましょうか」

湧「ちょ、ちょっと待ってください、そのっ……わ、私は、須賀さんと住むなんて……無理ですっ、無理……」

初美「初々しいですねー」

春「京太郎、どうする?」

京太郎「そこで俺に振るか!? いや、まぁ……本人が言ってるし、三麻でいいんじゃないか?」

霞「京太郎くんが入って、勝てば選べるっていうのもありだけれど?」

京太郎「……嫌がられたときのダメージが大きいので、勘弁してください(よし、ナイス言い訳!)」

霞「……嫌がる?」

初美「京太郎を?」

春「ありえない」キリッ

明星「……いや、つまりですよ。嫌がるかもしれない相手を選ぶってことですよね? ということは、一人拒否った――」

湧「!?」

霞「へぇ……そうなの、京太郎くん?」

京太郎「誤解です、とんでもない誤解です!!」

湧(……そうまで否定されるのも、なんだか少し……って、私はなにを考えてるのっ……)ブンブン

初美「ま、それなら三人で打ちますかねー」

小蒔「あ、あの、私も入っていいですか? 普通に、練習としてですけど……」

春「もちろん」

霞「そうね、コクマのことも考えるなら、そうしておいたほうがいいわ」

小蒔「は、はい! 頑張ります――ので、えっと……京くん、後ろで見ててもらえますか?」

京太郎「え」

春「は?」

霞「あらあらあらあら、練習といえど真剣勝負で助言もらうのはいけないと思うわ」

初美「……まぁ練習ですし、いいんじゃないですかねー」

明星「おっと、2対2ですねー」

湧「ここは須賀さんに決めてもらっていいんじゃないでしょうか」

京太郎「えっ」

春「京太郎、すっぱり断って?」

小蒔「京くん、お願いします……」

霞「……京太郎くん、わかってるわよね?」

京太郎(不幸だ……)

 その後――断るのも申し訳ないという理由で、京太郎は小蒔を見守ることにしたのだが、対局を制したのは春だった。
 霞、初美の能力対策ができていたことも大きいが、それ以上に大きかったのが地力の差だ。
 一年間、ほぼ麻雀詰めで雀力を磨き、ついには全国五位にまで上達した実力――。
 なにより、京太郎への想いが普段以上の力を発揮させたといえる。
187 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:18:42.91 ID:X/AxWEVq0

〜滝見家

京太郎「……でかいな」

春「京太郎好きでしょ? 大きくなってよかった」ポヨン タプン

京太郎「そっちじゃなくて家!」

春「役割とかの関係で、偉い人をお招きすることもあるから。あまり小さいと、失礼にあたってしまう」

京太郎「ああ、なるほど……権力とか影響力とか、そういうのも大変なんだな」

春「お父さんたちは、あまり気にしていないと思うけど」

京太郎「そっか……ところで、俺が来るかもしれないってことは、ご両親には?」

春「もちろん」

京太郎「なら安心だな」

春「言ってない」

京太郎「」

春「大丈夫。京太郎のことは家でもよく話してる。きっと気に入ってもらえる」

京太郎「……なんて説明すればいいんだよ、この状況」

春「これから一ヶ月、うちで寝泊まりする?」

京太郎「俺、春のお父さんに殴り殺されるかもしれん……」

春「大丈夫……さ、入って」カラカラカラ

京太郎「くそうっ、お邪魔します!」
188 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:20:32.14 ID:X/AxWEVq0

〜玄関にて

滝見父「なんだ貴様は! なんの用があって我が家に参った!」ムキムキー

京太郎「(おおう、ものすごいマッソーなおじさんが……)は、はじめまして。自分は須賀京太郎と申します」

滝見父「名前など聞いておらん! なんの目的かは知らんが、早々に立ち去れ!」

京太郎「っ……」

春「お父さん、落ち着いて……」

滝見父「春は黙っていなさい。私はこの男に話しているんだ」

春「でも……京太郎は、私のお客様だから」

春「それと……とっても大事な人」ポッ

滝見父「なん……だと……おい貴様! うちの春になにをしたぁ!」ガシッ

京太郎「ぐっっ……」

春「お父さん、やめてっ……」クイッ

滝見父「黙っていなさいと言っているだろう!」ドンッ

春「あっ……」フラッ

京太郎「っっ……春っ!」バッ ガシッッ

滝見父「ぬぅっ!? 私の組み手を抜けただとっ……」

京太郎「春、大丈夫かっ?」

春「うん、平気……京太郎が支えてくれたから」ニコッ

京太郎「そうか…………滝見さん、失礼を承知で言わせていただきます」

滝見父「ほう、なにかな?」

京太郎「ご自分の娘をあんな形で突き飛ばすのは、さすがに可哀想です……春に謝ってください」

春「京太郎……私は平気」

京太郎「けど……いくら親とはいえ、あれはない。春があんな目に遭わされるなんてことを、俺が許せない」

滝見父「ほほう。許せないか……なら、どうするかね? 私が謝らなければ、無理やりにでも頭を下げさせるか?」

京太郎「荒事は嫌いです。それに、無理やり頭を下げさせても意味はない……形だけでも下げさせたいだけなら、そうしても構いませんが」

滝見父「ふん、自分の腕を相当に過信しているようだ」

京太郎「ご自由に受け取ってください。ただ、荒事は望まないと申し上げました。ですから、もし謝ってくださらないのであれば――」

滝見父「謝らないなら、どうする?」

京太郎「春を連れて、この家を出ます」

滝見父「は!?」

春「えっ!?」

京太郎「端的に言えば誘拐ですね。あるいは駆け落ち……とは違うか?」

春「駆け落ちでいい!」キリッ

京太郎「……まぁとにかく、そんな形です。娘に暴力を振るって平気でいられるような父親の元に、春を置いておけませんから」

滝見父「き、貴様……それは犯罪だぞ! わかっているのか!」

京太郎「必要とあらば、春のためです」

春「京太郎……」ポー

滝見父「そ、そんなことをしても、いずれは捕まる……滝見の、霧島の力を甘く見ているようだな」

京太郎「そんなつもりはありませんが……春一人を守る力はあるつもりです。権力が必要なら、心苦しいですが伝手を使って庇護を求めてもいい」

京太郎「そのくらいの覚悟はできています」

春「きょう……たろぉ……」トローン
189 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:21:07.27 ID:X/AxWEVq0

滝見父「ぬ、ぬぬぬ……そこまで春のことを……大事な女だと思っているのか!」

京太郎「当然です。俺にとって春は、かけがえのない――」

春「か、かけがえのない……?」ドキドキ

京太郎「かけがえのない――大切な友人です」ドヤ

春「………………」シュン

滝見父「………………くっ、くくっ……ははははははっ! 残念だったなぁ、春よ! ははははは!」

京太郎「――え?」

滝見父「ははははっ……っと、いかんいかん。春、大丈夫だったか? 芝居とはいえ、ついやりすぎてしまった」

春「それは平気。でもいまは、心のほうが若干痛い」

京太郎「えっ、えっ? いや、あの……え?」

滝見父「ははははは、それは心が健康な証よ! まぁあまり落ち込むな、なかなか見どころのある、誠実で真摯な若者のようだからな!」

春「それは当然。京太郎以上の男の子は、たぶん日本にいない」

滝見父「ほほう、春がそこまで入れ込んでいるとは……いやいや、これから一ヶ月が実に楽しみだな」

京太郎「………………あの! どういことですか、これは! 春もだぞ!?」

春「……ごめんなさい。お父さんが京太郎の人となりを知るために、本音を見せられる場を整えると言って」

滝見父「そういうことだ、はははは! いや、笑うのは失礼だな、うむ……この通り、申し訳なかった!」ドゲザッ

京太郎「うおおっ!? いえ、そんな、そこまでされなくとも……きょ、恐縮ですっ……」ドゲザガエシッ

春「私も、ごめんなさい……」ミツユビー

京太郎(なんだこの状況……なぜ俺たちは、玄関で土下座合戦を?)

カラカラカラ
滝見母「ただいま戻りました……あらあら、こんなところでなにをしているの? あなたも春も、京太郎さんも」

春「あ、お母さん……お帰りなさい」

京太郎「えっ!? は、春のお母様ですか? はじめまして、須賀京太郎と申します! あの、これには事情が――」

滝見父「うむ、京太郎くんの人柄を確認しようと思ってな。私もまだ修行不足、一目で判別するのはなかなかに難儀なものゆえに……」

滝見母「はぁ、まったく……そんなことをされずとも、春の普段の口振りからして、いい子に決まってるではありませんか」

滝見父「念には念をというやつだよ。これも性分と言うべきか、石橋を叩いて壊し、川を泳いで渡る性格なのでな、ははは!」

京太郎「橋使って!」

春「ふふ、お父さんったら」

京太郎「え、ここ笑うとこ!?」

滝見母「ともかく――いつまでもお客様を玄関に留めておくのは忍びないわ。京太郎さん、居間のほうに上がってくださいな」

京太郎「は、はい、お邪魔いたします!」

滝見母「ふふ、そんな他人行儀に畏まらなくて大丈夫よ?」

滝見父「その通りだ。これからひと月、同じ釜の飯を食う仲になるのだから――いわば家族のようなもの」

滝見母「私のことはお母さんと思って」

滝見父「私のことは父親と思って」

滝見夫妻『普段通りの態度で接していいの(よ・だぞ)』

京太郎「………………色々言いたいことはありますけど、とりあえず――春?」

春「はい」

京太郎「……俺がここに居候するって話、ご両親には?」

春「先月から話してる」

京太郎「まだ決まってない時期じゃねぇか!」
190 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:22:18.32 ID:X/AxWEVq0

〜居間にて

京太郎「……たとえお父さんに頼まれたんだとしても、嘘はよくないぞ」

春「うん……ごめんなさい。反省してます」

滝見父「本当に、申し訳ない」

京太郎「まぁ――いきなり男が居候してくるとなれば、心配される気持ちもわかります。でもそれなら、断ってくださっても……」

滝見母「あらあら。そんなことしたら、私たち一生、春に恨まれてしまうもの……ねぇ?」

春「末代まで祟る」

京太郎「それ自分の子孫だからな!? なんなら自分も入ってるから!」

滝見父「ははは、まぁまぁ。そんなわけで、居候自体は構わんのだ。息子ができるようなものと思えば、これがなかなか楽しみでな」

京太郎「それは言いすぎかと思いますけど……」

春「お父さんは格闘技か武道をする相手が家にいればって、いつも言ってたから。あと、言いすぎじゃないと思う」

滝見母「それでも、男親としては気になるところがあったんだと思うわ……本当にごめんなさいね」

京太郎「いえ、こちらはもう気にしていませんから。まぁ、その……組手の相手というのも、もちろんお付き合いしますので」

滝見父「おお、それはありがたい! 先ほどの動きといい、なかなかの使い手のようだからな……ふふ、腕がなるわ」ボキボキ

春「京太郎は強い。ただ、その……別の力の出し方と使い方は、修行しないといけない」

滝見母「それは私の分野かしら……でも、せっかくだし春が指導してあげたいわよねぇ?」

春「う、うん……できれば……」

京太郎「――なら、春に頼もうかな。おじさんとは武道の修練をして、俺は春に麻雀を教える」

滝見母「あら、それじゃあ私は?」

京太郎「え、えっと、その……なんでしょう」ハハハ

春「……家事全般、京太郎が教えてくれる」

京太郎「いやいや、さすがに主婦の方に教えられることなんて……」

春「大丈夫。お母さんは家のお役目があるから。専業じゃないし、色々と隙はある」

滝見母「うふふふ……春ちゃん?」ゴッ

春「……ごめんなさい」ブルブル

京太郎「ま、まぁまぁ……でもそういうことでしたら、お母様がいらっしゃらないときの家事は、俺が引き受けさせていただきますよ」

滝見母「あらあらあら、本当? でも、さすがに忙しくなりすぎないかしら?」

京太郎「いえ。家に泊めていただけるなら、そのくらいはやらせてください。こちらからお願いします」

滝見父「ふむ、そこまで気を遣わずともいいのだが……本人がやりたいと言うなら、止めるのも野暮というものだな」

京太郎「はい、ありがとうございます」

滝見母「それじゃ、申し訳ないけどお願いするわね」

京太郎「お任せください。それでは――これから一ヶ月、よろしくお願いします」

春「こちらこそ。不束者ですが……誠心誠意、京太郎にお仕えします」

京太郎「いや、むしろ俺が仕えさせてもらう感じなんだが……ま、いいか」

春「じゃあ……一回、部屋に行こう? 荷物の整理しないと。私が案内する」

京太郎「っと、そうだな……では、失礼します」ペッコリン

滝見夫妻『ごゆっくり(意味深)』

191 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:24:03.28 ID:X/AxWEVq0

〜部屋?

春「ここ」

京太郎「おう、ありがとう……って、あれ?」

京太郎(机とか本棚とか……タンス? なんで家具が揃って――)

京太郎「…………春さん、つかぬことをお伺いするがね?」

春「なんなりと」

京太郎「ここって……もしかして、春の部屋か?」

春「うん。一緒の部屋」ニコッ

京太郎「アウトォ!」



〜部屋

春「廊下の反対側にする? 襖挟んだ隣にする?」

京太郎「もっと離れた場所は……?」

春「私と近い部屋、イヤ?」ウルウル

京太郎「そ、そういうことじゃないんだけど……あー、わかった。それじゃ廊下挟んだ向かいにするか」

春「うん! あの、えっと……時々、遊びに行っていい?」

京太郎「もちろん。ただ、一応ノックはしてくれ。俺も春の部屋に用事があるときは、ノックして返事を待ってから開けるからな?」

春「わかった(着替え中でもいいよって言おう)」グッ

京太郎「それじゃ、荷物置いたら……なにがしたい、春?」

春「一緒にいたい」

京太郎「あー……俺が考えてるのは、麻雀の練習か、おじさんと組手するか、お母様と昼食作りをするか、ここでの修行をするか、なんだが」

春「修行……というか、毎日のお務めは朝にすることになってる」

京太郎「なら、明日の朝からか……どんなことするか、先に聞いておける範囲があるなら、教えて欲しいんだけど」

春「わかった。じゃあ、荷解き手伝いながら説明する」

京太郎「疲れるぞ? 結構、荷物多いしさ」

春「平気。京太郎と同じことをしてたい」

京太郎「……なら、お願いできるか?」

春「はい」ニコッ


春「本がない」

京太郎「も、持ってきてないから(震え声)」
192 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:24:55.75 ID:X/AxWEVq0

 春から隠しつつ、持ってきていた本(居候するのを知らなかったから仕方ない)を厳重に包装して封印し、他の荷物を片づける。
 その合間に春から聞かされたお務め内容は、基本的には水垢離、掃除、朝拝。
 朝拝のあとに、必要であれば霊的な力を集中するための、頭と身体のトレーニングを行うこともあるという。

京太郎「行うこともあるってことは、しないこともある?」

春「忙しいときとか」

京太郎「それでいいのか? バトルものとかスポ根だと、追い詰められた状況で力をだすために、そういうときこそ励むんだが」

春「そんな状況にはならない」

京太郎「い、いや、でもほら、いきなりすごいのに襲われたりとか……」

春「そういうときは逃げる。逃げられないなら諦める」

京太郎「いや、諦めたくないんだけど……」

春「見つけても凝視したり声をかけたりして、刺激しなければすぐには襲われない。だからそのまま逃げて報告、あとは態勢を整えて封印に動く」

京太郎「……刺激しちゃったら?」

春「諦める。むしろそうならないよう、いつでも余裕を持って自分をコントロールできるよう、頭と身体を慣れさせる」

京太郎「な、なるほど……」

春「夕方も同じことがある。でも部活後は遅くなるから、掃除は難しい。あと、お父さんが京太郎と組手と乱取りをしたがると思う」

京太郎「遅くなってもいいなら、夜に掃除させてもらうんだけど……おじさんの相手は大変そうだ」

春「たまにでいい」

京太郎「そうか、ならそれで……できれば夜も少し修行したいところだし」

春「帰ってから、掃除するかお父さんと戦うか。それが終わったら夕食。あとはお風呂に入って寝るだけ」

京太郎「……勉強と麻雀の時間を取ろう。せっかく一緒に住むんだし、春にもできる限りのご奉仕がしたい」

春「――っ!」ビビクン

京太郎「どうした?」

春「もう一回言って」

京太郎「……勉強と麻雀の時間を取ろう」

春「その次」

京太郎「……せっかく一緒に住むんだし、春にもできる限りのご奉仕がしたい」

春「〜〜〜〜っっ!!」ゾクゾクッ ビクビクンッ

京太郎「だ、大丈夫か?」

春「へ、平気……嬉しいだけ」キュン

京太郎「な、ならいいけど……ま、勉強が終わったらちょっとリラックスできるだろうし、そのときに頭のトレーニングさせてもらうか」

春「そっちは、私がお手伝いする……京太郎が力を扱えるようになれたら、私たちも嬉しい」

京太郎「ああ、頼む……それじゃ、春」

春「はい」

京太郎「一ヶ月、よろしくな。いままで通り、仲良くやっていこう」

春「……いままで以上に、仲良くなる」

京太郎「そうだな、そうしよう」

春「うん」グッ
193 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:25:45.75 ID:X/AxWEVq0

〜修行 庭にて

春「それでは……お夕食まで時間があるから、簡単な修行をします」

京太郎「はい、よろしくお願いします」

春「まず服を脱ぎます」

京太郎「え!?」

春「返事は『はい』」

京太郎「あ、はい……えぇ……」ヌギヌギ

春「●REC」

京太郎「黙って撮影すんなぁ!」

春「撮ります」●REC

京太郎「そういうことじゃなくて……その、それも修行なのか?」

春「特にそういうことじゃない」

京太郎「……なら、撮影はいったん止めようか」

春「ん」

京太郎「服は着てていいんだな?」

春「脱いだほうがいいけど……最初だし、着た状態でやる?」

京太郎「……春が教えやすいように頼む。必要なら脱ぐから」

春「じゃあ、シャツだけになって……まず、ここに正座」ポンポン

京太郎「押忍」

春「目を瞑って……背中に意識、集中してて」ギュッ

京太郎「っっ……お、おい、これは――」

春「シッ……私の鼓動を背中で聞いて。その音に、自分の鼓動と呼吸を合わせて……」スー ハー

京太郎「……はい」スー ハー

春「――そのまま呼吸をしていて。私がいまから、少しだけ力を動かしてみるから……それを感じ取って欲しい」

京太郎「…………」

 ジワリ――と背中に温かななにかが伝わり、肩や腕、下は腰回りへと染み広がる。
 その感覚が、いわゆる霊能的な力ということだろう。
 鼓動と呼吸を春と通い合わせ、彼女と一体化したような状態を保つことで、その流れが鋭く感じられる。

春「……京太郎の力は、おそらく封印されていたはずなのに、それでも普通に見えてしまうくらいに強い」

春「それを引きだして制御しようと思ったら、そのことを意識しなければならない」

春「自分の中にある、いま動いているのと同じ力を感じること……それが第一歩」

 どのくらいそうしていたのだろうか。
 十分、数十分、ともすれば一時間か、数時間か――。
 時間の感覚すらなくなるほどに、意識と感覚は春の力に集中していた。
194 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:26:18.35 ID:X/AxWEVq0

春「……ろう……太郎、京太郎……?」

京太郎「ぅ――おっ、あっ……はぁっ、ふぅっ……どうした、春……?」

春「大丈夫……?」

京太郎「え――あ、ああ、なんともないけど……あれ、終わったのか?」

春「うん。離れて、もう目を開けてもいいって言ったけど動かないから……心配した」

京太郎「すまん、全然気づかなかった……なんかずっと、春の感覚が動いてる気がして……」

春「……大丈夫。それはきっと、私のじゃなくて京太郎の……同じ力の感覚だったから、自分のものをそうと捉えていたはず」

京太郎「え、マジか? それじゃ、いまの感覚が俺の……」

春「……初めてでここまで感じられる人は、おそらく希少。元から才覚があって、素質もあったからとはいえ……もしかしたら――」

京太郎「春?」

春「もしかしたら、私では十分に教えられないかもしれない……姫様や霞さんのほうが、うまく指導できると思う」

京太郎「…………なぁ、春」

春「はい」

京太郎「確かにそうかもしれないし、春の家に居候するのが決まったのも、麻雀の結果だった」

京太郎「それでも――俺は断ることだってできたのに、この家でお世話になることにした」

春「……うん」

京太郎「たぶん……俺自身、春の家で世話になりたかったんだと思う」

京太郎「そういう力を扱う方法も、きっと春から教わりたかったんだ……だから春、この際みんなのことは気にしないでおこう」

春「京太郎……」

京太郎「いまのだって、春がわかりやすく教えてくれたからできたんだ。だから俺は、この先のことも春に頼みたい」

京太郎「春に、助けてもらいたい……それじゃ、春に教わる理由にならないか?」

春「!」

京太郎「春、どうだ?」

春「っっ……なる、十分っ……私も、そうしたい……霞さんたちじゃなくて、私が……京太郎に、教えたいっ……」

京太郎「――ならよかった。これからもよろしく頼む、春」

春「……はいっ……」ギュッ

京太郎「……暗くなったし、そろそろ戻るか」ナデナデ

春「はい……お夕食の前に、お風呂にしたほうがいい」

京太郎「ああ、そうだな。座ってて泥もついたし、さすがに汗もかいたしな……」

春「着替え持ってくるから……先に入ってて」

京太郎「おう――って、ちょっと待ちなさい」

春「なに?」

京太郎「……確認するまでもないと思うけど、一緒に入るわけじゃないよな?」

春「……………………もちろん」

京太郎「その間はなんだっ!?」
195 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:30:04.66 ID:X/AxWEVq0

〜お夕食

滝見母「………………参りました」フカブカ

京太郎「と、とんでもありませんっ……その、使いやすいキッチンですし、土地柄なのかいい食材ばかりだったおかげでして……」

春「相変わらず、京太郎のご飯は最高……」ポー

滝見父「はっはっは、これは見事! だが母さんの料理もおいしいぞ? 私はこちらのほうが好きだなぁ」ハッハッハ

京太郎「ほ、ほら、おじさんもこう仰ってますし……」

滝見母「…………本当ですか?」ジッ

滝見父「はっはっは、もちろんだとも! 今日まで私の身体を作り、健康に支えてくれた料理だからな!」b

滝見母「あなた……」ジーン

春「ごちそうさまです」

京太郎「いいご両親だな……いいご夫婦だ」

春「うん……わ、私も……こんな夫婦になりたい」ポッ

京太郎「ああ、理想だよな」

春(微妙に通じてない……)ショボンヌ

滝見母「それにしても……京太郎さんは、どこでこれほどの料理を?」

京太郎「まぁ……話すと長いんですけど、いい先生に――先生方に教わった、ってところでしょうか」

春「京太郎は奈良の老舗旅館や、東京の老舗料亭で働いたりもしてる」

滝見父「ほほう、それはそれは……若いうちから、なかなかの試練を越えているな」ニヤリ

京太郎「試練……と思ったことはないですね。誰かの役に立てるならと、できる限りのことをしてきただけです」

滝見父「はっはっは、それは末恐ろしい! そういう気持ちを保てる人間は、苦を苦とも思わんからな。だが――」

春「だが?」

滝見父「それゆえに危うくもある。自分ができることなら自分が、という気持ちが強すぎるあまり、他者を蔑ろにしてしまうこともあってな」

京太郎「他者を、蔑ろに……」

滝見父「ぞんざいに扱うだけが蔑ろではない。大事にすることは、突き詰めれば甘やかすことにもなるということだ」

春「どうすればいい?」

滝見父「周りに任せることを覚える、それだけの話だ。料亭でも、下の者ができることなら、上はそれを任せたりするだろう?」

京太郎「……はい、その通りです」

滝見父「ただそれだけのことだ。そちらを突き詰めれば、周りを信頼するということだな。簡単のようで難しい、だが大事なことだ」

京太郎「肝に銘じておきます」

滝見父「はっはっは、京太郎くんは生真面目な青年だな! 年寄りの言うことなど、頭の片隅にでも留めておけばいい」

春「忘れていい、と言わないところがずるい」

滝見父「なに、渾身の説教だったからなぁ。年に一度、できるかできないかだぞ?」

居太郎「いえ。本当に為になりました」

滝見母「まったく、この人ったら。春にはこんなに口うるさいことは言わないのに、ねぇ?」

春「うん」

滝見父「はっはっは! そんなことをして春に嫌われたら大変だろう!」
196 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:31:31.49 ID:X/AxWEVq0

京太郎「……知り合うのが女子ばっかりだからか、娘さん大好きすぎる父親ばっかりな気がする」

春「たとえば?」

京太郎「……え?」

春「誰のお父さんに会った? 誰のお父さんがそういうお父さん?」

京太郎「え、と……そんな食いつくとこか?」

滝見母「ふふふ、これも偵察の一環なのね?」

京太郎(偵察?)

滝見父「いやいや、私も少し興味があるぞ。世の父親と娘の関係、春への接し方の新たな扉になるやもしれん!」キリッ

京太郎「えぇ……えー、そうですね……永水だと、霞さんの――たぶんお父さんだと思うけど、ご当主って方に」

滝見父「ああ。なかなか霞殿に厳しいようだが……あれもあいつなりの愛情でな。立場もあって、人前ではそうするしかないというのも難儀なものだ」

京太郎「……そうなんですか」

滝見母「京太郎くんは、霞ちゃんのことを心配してくれていたのね。でも大丈夫よ、ありがとう」

春「霞さんは強いし、自分の役割をすごく理解してる……尊敬できる先輩」

京太郎「……まぁ、そうか。俺が心配して、どうなるってものでもないか」

滝見母「んー、そうでもないと思うけれど……心配してるってことを、伝えてみたらどうかしら? きっと喜ぶと思うわよ」

春「だめ」

京太郎「えっ……なんでだ?」

春「……なんででも」

京太郎「アッハイ」

滝見母「あらあら」クスクス

滝見父「はっはっは。まぁ石戸のことはいいとして、ほかはどうかな?」

京太郎「うーん……いまプロになってる方のお父さんには、めちゃくちゃ嫌われてましたね。娘に近づくダニめ、みたいな扱いでしたし」

春「よし!」グッ

京太郎「えっ」

春「なんでもない」

滝見父「ほっほう、それはまた強烈な御仁。一応聞いておくが、その娘さんに不埒な真似などは?」

滝見母「あなた、失礼ですよ。ねぇ、京太郎さん?」

京太郎「………………は、はは……いえ、そんな。お気遣いなく……」

京太郎(下着で同衾事件とか、やばい事実がありすぎる……シロさんのお父さんにはバレてなかったはずだけど)

春「なにかしたの? えっと……小瀬川さんに」

京太郎「なんでわかんの!?」

春「お父さんに会ったということは、いままでの滞在先。その中でプロになった人は限られている。あとは一番仲がよさそうな人を選んだ」

京太郎「プロファイラーかよ……いや、ほら、でも照さんとか洋榎さんとか――」

春「京太郎のお父さんと愛宕プロのお父さんは知人、友人と聞いてる。お母さんの愛宕監督とも良好な関係なら、お父さんに嫌われるわけがない」

春「宮永家とは姉妹揃って仲がいい。咲のほうは中学からの付き合い……それならご家族とも面識があって、付き合いが途切れない関係と予想できる」

京太郎(やべーよこの子、完全にプロファイラーだ)
197 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:32:03.40 ID:X/AxWEVq0

京太郎「……っていうかあれだな、咲のこと名前で呼んでんのか。随分、仲良くなったんだな?」

春「基本的に派遣先同士はみんな仲がいい。ただ、同じ学年は特に繋がりが深くなってるのは否定しない。憧や由暉子とは特によく話す」

滝見母「新子のお嬢さんね。春とは違うタイプみたいで、いい刺激になっているみたいよ」ニコニコ

滝見父「それはありがたいことだ。自分を深め、高めてくれる相手に巡り合うのは、よほど人と縁に恵まれなければ難しい」

春「京太郎の、おかげ……ありがとう」

京太郎「……俺はなんもしてないって。春がいい子だから、みんなと仲良くなれるんだろ」ポンポン

春「あふ……うん、それでも……ありがとう」

滝見母「あらあら」

滝見父「はっはっは! 小瀬川殿の父上のお気持ちが、少しだけわかってきたなぁ」

京太郎「えっ」

滝見父「はっはっは、冗談だとも!」

京太郎(冗談っぽくなかったよ、こええええええええええ!)
198 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:32:49.45 ID:X/AxWEVq0

〜食後、春の部屋

京太郎「明日から二学期だな」

春「うん」

京太郎「宿題は終わってるよな?」

春「もちろん」

京太郎「となると――あとは明日に備えて寝るだけか」

春「喜んで」

京太郎「ああ、おやすみ。それじゃ、また明日――」

春「違う、そうじゃない」ガシッ

京太郎「え」
199 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:33:29.40 ID:X/AxWEVq0

春「部屋に戻るなら、もう少しやることがある」

京太郎「えぇ……ま、まぁそういうなら……で、なにかあったか?」

春「夏の大会が終わったら、姫様は引退する……元々は姫様のためにできた麻雀部は、これ以上存続する理由はない」

京太郎「それは……元はそうかもしれないけど、春は――」

春「わかってる。私も麻雀が好きだし、下には明星と湧もいる。姫様にはコクマもあるし、まだ部活を終わらせる気はない」

京太郎「そっか……ああ、そうだな」

春「来年のために、もっと強くなりたい……今夜から、時間があるなら京太郎に特訓してもらいたいの」

京太郎「……わかった。春がその気なら、俺もとことん付き合う」

春「うん、付き合って」ポッ

京太郎「ま、学校に影響がない範囲でな」

春「はい」

京太郎「なら、さっそく――とりあえず今日は東風戦にしとこう。俺は北家に入る、春は残りの家だ」

春「……負担が大きい」

京太郎「はは、悪いな。けど、俺が見て方針を決めるなら、なるべく多角的に春の打ち方を見ておきたい。いまの実力も含めて」

春「ん……京太郎がそう言うなら、私はどんなことでも従う」

京太郎「よし、いい覚悟だ……それじゃ、俺に勝ったらなにか一つ、言うことを聞くってご褒美もつけようか」

春「! な、なんでもいい……の?」

京太郎「まぁ、そうだな……あ、対象は俺だけだぞ。俺に誰かをどうにかさせたりするのはなしで、物理的に可能なことで頼む」

春「問題ない」

京太郎「……あの、法外な金額を要求とかもなしな?」

春「わかってる……京太郎は、私をなんだと思ってるの?」ムー

京太郎「すいません……いや、ついな。っていうか、一応?」

春「私も常識は弁えてるから……そんなことはお願いしない。もったいないし」

京太郎「それならいいんだが……なら、さっそく始めるか。確か春の家だと、手積みになるんだっけ?」

春「うん。卓と牌はここ……では、よろしくお願いします」ペッコリン

京太郎「ああ――よろしくお願いします」

 なお、京太郎が圧勝したもよう。


春「……なんで? 三対一なのに」

京太郎「いや、まぁ……ほら、春が三人分考えてる間、俺は一つ考えるだけでいいわけだし」

春「ずるい」プクー

京太郎「そう膨れるなって、な?」ツンッ

春「ふぁい」プシュー

京太郎「よし――なら、今日はここまでにしよう。続きは明日――放課後だな、部活で」

春「ん……おやすみなさい、京太郎」

京太郎「ああ、おやすみ」

春「すぐにお布団敷くから、泊まって行って」イソイソ

京太郎「さぁて、部屋に戻るかな!」
200 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 05:36:30.11 ID:X/AxWEVq0

ひとまずここまで
書けてる分の三分の一ほど、かな?
ここからは、もうちょっと少しずつ投下になるはずです

次の投下は、もうちょっと書き進んだらということで
限りある資源は大切に

それでは
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 05:39:12.78 ID:lTP4nJ1iO
まさか帰ってきてくれるとは…!
乙です!
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 05:39:44.52 ID:/yxFCt370
乙ー
久しぶりの執事スレのはるるウレシイ…ウレシイ…
なんだかんだ安価スレは書き溜めも出来ないし時間食うよね
203 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/22(土) 06:25:22.80 ID:X/AxWEVq0
あ、そうそう
一日ごとの日程じゃなく、一ヶ月の中でのダイジェストって形になります
15日分全部書くのは大変だからね、仕方ないね
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 09:11:39.20 ID:6J3a/Tvoo
>>1が帰ってきた!
>>1のはるるが帰ってきた!
続き待ってます
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 16:20:00.01 ID:HCxS2zrSo
待ってた!
出来れば好感度ランキング10位まで付けてた人はゆっくりでもいいから皆やって欲しい
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 16:35:54.78 ID:XbvVOKkh0
すばらすぎです
はるるかわいいよ
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 16:41:03.56 ID:Rzk1b7vM0
うわ、うわうわうわ!?ホントに帰ってきてた!!
待ってました!今更新されたの確認してないけど、待ってました!!やったー!!
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/12/24(月) 18:54:41.42 ID:LOfN9DG50
マジかよ
待ってた
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/25(火) 12:27:27.78 ID:m7BHTDt30
>>195の居太郎に笑った

210 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 15:55:53.37 ID:S1bEXKr20

全然書き進んでないけど、年末に備えてちょっとだけ置いておきます
だから年始はたぶんないです
211 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 15:57:18.46 ID:S1bEXKr20

〜それから一週間後

〜二年目9月二週月曜

〜朝

春「――はい、お疲れ様でした。今朝のお務めと修練はここまでにします」

京太郎「ありがとうございました……さて、朝飯の支度をしないと」

春「私も手伝う」

京太郎「春はゆっくりしてていいんだぞ」

春「旦那様にだけ家事をさせるわけにはいかない」

京太郎「俺はどっちかというと執事だし……旦那様というか、主はむしろ春のほうじゃ……」

春「じゃあ主として執事の仕事を手伝う」キリッ

京太郎「……はいはい。まぁ毎朝のことだし、もういい加減、こうして断るのも失礼だよな」

春「そういうこと」

京太郎「では――よろしくお願いいたします、お嬢さま」

春「……それはなかなか。学校でも、一回だけそれでお願い」

京太郎「え……まぁいいけど。だったら、部活中じゃないほうがいいな」

春「いや、部活中で!」

京太郎「な、なんかよくわからんが、わかった……って、しゃべってる場合じゃない。飯と弁当の準備だ」

春「はい。あ、それからお父さんとお母さんも、お昼は京太郎のお弁当がいいって言ってた」

京太郎「あ、はい……ならせっかくだし、昨日仕込んでおいた角煮を使うか。本当は、夕飯用だったんだけどな」

春「なら、帰りは夕食の買い物に行かないと」

京太郎「だな。ちょっと早めに部活は抜けさせてもらおう……って、大丈夫かな。こまちゃん、コクマの選抜も近いのに」

春「今日は初美さんがオフで、コーチに来てくれるって言ってたから平気」

京太郎「ならいいか。よし、じゃあ忘れないようにしよう」

春「朝はどうする?」

京太郎「昨日いただいた干物をメインにしよう。それと、玉子焼きにアレンジを考えたから、それは俺が。で、味噌汁の具なんだけど――」

春「ん、わかった……それなら――」


滝見父「ははは、なかなか睦まじくやっているようだな。善哉善哉」

滝見母「ええ、あなた。あんな上機嫌な春の姿、なかなか見られないですよ」

滝見父「京太郎くんがいないときの寂しげな姿や、電話やメールを確認した瞬間に輝く様も、捨てがたいものだったがな」ハハハ

滝見母「人に感情を伝えるのが苦手なあの子だから、こんな風に恋愛できるか少し不安だったのだけど……京太郎さんのおかげね、これも」

滝見父「機微を察するのが得意だからなぁ、彼は。それに引っ張られてか、春の表情もわかりやすくなっている」

滝見母「ええ、本当に……そろそろ、他家にも根回ししておこうかしら」

滝見父「ははは、気が早いぞ。二人ともまだ若い、可能性はいくらでもあるのだ。他家の娘さん方も、それはそれは魅力的だしな」

滝見母「それはわかっています、だからこそですよ。あんないい子、狙われていないわけがないんですから」

滝見父「だとしてもだ。若人の恋愛に大人が嘴を挟んで、よい結果を迎えた例などない……彼が一番、そのことを知っている」

滝見母「……そうでしたね。だからこそ、姫様のアピールが怖いんですけど」

滝見父「そうさな……姫がご当主になるまで彼が独身なら、それはえらいことになるだろうなぁ。はははは」

滝見母「そこまでいくと、全員の共有財産になっていそうね……」
212 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 15:57:46.52 ID:S1bEXKr20

京太郎「なにか不穏な噂をされている気がする」

春「よくわらかないこと言ってないで、味見して」

京太郎「はい、すいません……ん、うまい」

春「じゃあこれで完成」

京太郎「おう、こっちもだ。さて、運ぶとするかな」

春「はい……あなた(ボソッ」///
213 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 15:58:13.24 ID:S1bEXKr20

〜学校にて

「申し訳ございません。昨日の宿題なんですが、ここをお教えいただけないでしょうか」
「あ、私も! 英語の和訳がさっぱりすぎた!」
「私も……あの、数学を……」

京太郎「ああ。じゃあ近い授業から先に済ませよう。まとめて説明するから、聞きたい人は集まってくれ。じゃ、まず数学から――」

春「…………むー」プクー

モブ子「おやおや、春ちゃ〜ん? ご機嫌ナナメですなぁ?」

春「……そうでもない。でも、京太郎と話せないのが退屈」

モブ子「宿題聞いてくればいいのにー」

春「それは夜に、京太郎から二人きりで教えてもらってるからいい」

モブ子「……あー、はい。ごちそうさまです」モグモグ

春「……なに食べてるの?」

モブ子「京太郎の弁当?」モグモグ

京太郎「お前またかあああああああああああああ!」

モブ子「私の胃袋は宇宙だああああああああああ!」ダッシュ

京太郎「クソァ!」

春「……私の、わけてあげる」

京太郎「あ、ああ、ありがとう……けど、量が少なくなるからな。俺は学食でも行くから、それは春がしっかり食べてくれ」

春「ん。それでも、学食は一緒に行く。角煮せっかく作ったんだし、一つ食べてみたほうがいい」

京太郎「そうだな。じゃあそれだけ、俺のランチとオカズ交換しよう」

春「ん♪」

「ちょっとー、せんせー!」
「あの、最後の問題は……」

京太郎「っと……それじゃ春、昼休みはその約束で」

春「はい……えへへ」ニコニコ

214 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 15:58:50.01 ID:S1bEXKr20

〜お昼

京太郎「春、行こうぜ」

春「うん」ウデクミー

京太郎「おっと……よし、急ぐか。レディースセットは女子じゃないと注文できないからな」

春「レディースセット?」

京太郎「あるんだよ……ほら、あれ」

春「どうして女子校に、レディースセットがあるの……」

京太郎「あー、それな。俺も去年、同じこと思ったよ」

春「それにこれ、女子じゃなくても頼めるみたい……」

京太郎「え、そうなのか!? うおお、清澄では女子しか頼めないから、こっちもそうだとばかり……」

春「………………誰に?」

京太郎「え?」

春「誰に頼んでもらってたの? 咲? 和? 優希? 先輩?」

京太郎(食いつきがすごい……)「えっと、咲だけど」

春「……これ、私のお弁当」スッ

京太郎「あ、ああ。でもこれは春が――」

春「これを持って、席を取っておいて。私がレディースランチ、頼んでくる」フンスッ

京太郎「いや、あの――はい。よろしくお願いします」


春「お待たせ」

京太郎「ああ、サンキュ。おお、うまそうだ……それじゃ、食うか」

春「はい。いただきます」

京太郎「いただきます……ん?」

春「まずは一口。あーんして」ズイッ

京太郎「あ、あーん……もぐ」

春「おいしい?」

京太郎「お、おう……手前味噌になるけどな」

春「じゃあ私も。あーん」

京太郎「……どれがいい?」

春「ほぇへもひぃ」(どれでもいい)

京太郎「では、このミンチカツを……あーん」

春「もぐ……おいしい。ただ、京太郎が作るほうがおいしい」

京太郎「そりゃどうも。んー、なら今夜はミンチカツにするか」

春「じゃあ、それで献立考えて、放課後の買い物?」

京太郎「だな。メニューはまた、休み時間に考えとくよ」

春「うん、お願い……もぐ……」

春「おいしい」パァッ

京太郎「そう言ってもらえると、作った甲斐がある」

春「毎日、京太郎のご飯が食べられる……とても幸せ……」ホフゥ

京太郎「……ありがとな」ポリポリ

215 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 15:59:28.24 ID:S1bEXKr20

〜部活中

小蒔「――といった目撃証言がありました」

京太郎「アッハイ」

明星「ちなみに証言したのは私です」

湧「余計なことは言わなくていいんじゃ……」

明星「ちなみに目撃したのは湧です」

湧「余計なこと言わないで!」

春「問題はないと思う」

小蒔「そ、そんなことありませんっ! 男の子が学内に一人なのに、そ、その人と腕を組んで歩いたり、た、た、食べさせ合いっこしたり!」

小蒔「えっと、その……ふーきに反します!」

春「……食べさせ合いっこは、去年もしてた」

小蒔「!?」

春「だから……今年になって言いだすのは、むしろ言いがかりレベルです」

小蒔「そ、そうなんですか、京くん!?」

京太郎「……まぁ、はい。してましたね、確かに……」

京太郎「……ってか、他校でも」ボソッ

春・小蒔『は?』

京太郎「なんでもありません!」
216 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 16:03:57.59 ID:S1bEXKr20

〜少年少女練習中

京太郎「――あ、やべ。そろそろ買い物行かないと」

初美「えー、まさか勝ち逃げするつもりですかー」

京太郎「そ、そんなつもりはないんですけど……ほら、夕飯の支度とか色々ありますから」

明星「主夫みたいになってますね」

春「明星、黒糖をあげる」スッ

明星「わーい!」

小蒔「あ、あと一局だけ……東風戦だけでも……」

京太郎「んー……いや、やっぱり明日だな。最初に打とう、半荘でしっかりとな」

小蒔「わかりました……」シュン

京太郎「そ、そう肩落とすなって……本番に近い形で打つほうが、実力になるんだからさ……」ナデナデ

小蒔「はい……では、あの……また明日、です」

京太郎「ああ、また明日。それじゃ、お先に失礼します」

初美「おつかれですよー」

湧「お疲れさまです」

他部員『お疲れさまです!』

京太郎「おう。それじゃ行くか、春」

春「ん。じゃあ、お先に」

小蒔「――待ちなさい」

明星「姫様のちょっと待ったが出たー!」

初美「そんな古いのよく知ってますねー」

湧(それ突っ込める初美さんもでは……)

春「……なんでしょう」

小蒔「京くんが買い物に行くのはわかりました。でも、毎度のように春が付き合う必要はないと思います」キリッ

春「そんなことはありません。それは家主権限で京太郎を使用人扱いするようなもの。誰の家にいたとしても、そんな扱いは許さない」

小蒔「そ、それは……そう、なんですけどぉ……」シュン

春「京太郎は部活に穴を開けないよう、まとめ買いで買い物回数も減らしてる。荷物が増えるから、人手がいるだけ。努力を認めてあげてください」

小蒔「きょ、京くんには文句なんてありませんっ!」

春「……逆に考えます。姫様の家に京太郎がいる場合、京太郎一人に毎日の買い物を任せますか?」

小蒔「………………任せません」

春「ついていきますか?」

小蒔「………………はい」

春「なら――私がしても、おかしくないですね?」

小蒔「………………う、うぅー、京くーん! 春がいじめます!」ダキッ

京太郎「えぇ……う、うーん、そう言われても……なぁ、春――」

春「京太郎一人に買い物させたら、私がお父さんとお母さんに怒られる」

京太郎「……そ、そういうことだから、こまちゃ――」

小蒔「じゃ、じゃあ私も行きます!」

京太郎「えっ」

春「ど、どうしてそうなるんですか……姫様にそんなことは――」

小蒔「ぶ、ぶちょー命令です!」

春「部活、関係ないのに……」
217 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 16:04:36.80 ID:S1bEXKr20

初美「おもしろくなってきましたよー」ワクワク

湧「わ、私たちはどうすれば……」

明星「ここは『見』に徹しよう」

「……どう見る?」
「姫様優勢」
「京太郎先輩が一人で逃げるに一票」
「春先輩との逃避行に一票」

京太郎「……大会前なのに、早く切り上げるのは感心しない」

小蒔「う、うぅ……でもそれなら、春だって……」

京太郎「春はその分、家で俺と練習してるから――あっ」

初美「お?」

明星「これは……」

春「京太郎?」

京太郎「よし、こまちゃんも一緒に行こう。それで――家にも来てもらう、いいな?」

春「!?」

小蒔「いいんですかっ!」

京太郎「ああ。春の家に行くなら、こまちゃんの家も文句はないだろ? 一緒に夕飯食べて、それから練習すればいい」

小蒔「賛成です!」

春「あ、う……も、門限は――」

小蒔「滝見の小父さまから連絡していただきます!」

春「しょ、職権濫用っ……」

明星「姫様だけずるいー!」

小蒔「大会があるから、特訓は当然です」キリッ

湧「……もう好きにしてください」

初美「まぁ、三人がいいならいいですよー。あと、ほかの部員も納得するなら、ですけどねー」

京太郎「っと、そうですね……と、とりあえず数日に一回だから、大目に見てくれると助かるんだが……」

「全然オッケーです!」
「その代わり、後日の詳細レポートを要求します!」
「あと、差し入れのお菓子はザッハトルテがいいです!」

京太郎「……わかった。じゃあとりあえず、今日は俺と春とこまちゃんは、ここまでで帰らせてもらうな。みんな、お疲れさま。先に悪いな」

春「……お疲れ。レポートは日誌に上げとく」

小蒔「一緒に書きましょう!」

京太郎「練習しに行くんだぞー、遊びじゃないんだぞー」


湧「……ところで、なんですけど」

初美「あー、はいはい。気づいてますよー」

明星「家に『来て』もらおう。それに、春先輩にも滝見のご当主さまたちにも断ることなく、誘ってましたよね」

初美「まったく、数日も滞在してないっていうのに、家族みたいになってるじゃないですかー」

明星「ああ、お従姉さまになんて説明すれば……」

湧「言わなきゃいいんじゃ……」

明星「なぜか起きたこと全部知ってて、帰ったら事細かに追及される気持ち、わかる?」

湧「ごめん……」

218 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 16:05:22.69 ID:S1bEXKr20

〜買い物

京太郎「今日はミンチカツ。その材料とキャベツと、味噌汁は――」

春「明日は魚。あ、海老が安い……あとは、お弁当の献立と――」

小蒔「お菓子買ってもいいですかっ」

春「ダメです」

京太郎「夕飯入らなくなるから、また今度な」

小蒔「うぅ……」

京太郎「その代わり、夕飯にこまちゃんの好物を一つ、入れてあげよう」

小蒔「わぁい!」

春「……またそうやって、姫様を甘やかす……教育によくない」

京太郎「いや、大会中の永水もこんな感じだったって」

春「私たちは、姫様として敬ってるだけだから」

京太郎「お、俺のも……」

春「全然違う」

京太郎「はい……あ、あの、こまちゃん、そういうことだから……」

小蒔「なにがいいでしょうか……揚げ物をするなら、しょうが天……ううん、やっぱり甘いもの……ああ、でも――」

京太郎「………………」

春「今回だけは許す」

京太郎「……だな」

219 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 16:05:54.06 ID:S1bEXKr20

〜滝見家

滝見母「まさか姫様に足をお運びいただいているとは、つゆ知らず……お出迎えできず、申し訳ありませんでした」

小蒔「いえ、今日は私用ですから大丈夫です」

滝見父「ごゆるりとしていかれるとよい。宗家には私から連絡しておきますので。帰りは車をださせましょう」

小蒔「お願いします――と、言いたいのですが、その……きょ、京くんに送っていただけたら、私はそれで……」

春「……姫様、それは無理。さすがに問題になる」

小蒔「……そうですね。いましばらくは、我慢しましょう」

京太郎「悪いな、こまちゃん――っと、えっと……こ、小蒔先輩」

滝見母「ふふっ……うちにいるときくらいは、構わないわよ」

滝見父「それに京太郎くんが謝ることではない。まぁ、いまは扱いに迷っているというのが現状でな……直に落ち着くだろう」

京太郎「はい……では、ご挨拶はこの辺にしておいて、とりあえず食事にしましょうか」

小蒔「はい、そうしましょう!」

春「いただきます……」ザクッ

滝見父「ふむぅ! なんと見事なミンチカツ……」

滝見母「た、ただのミンチカツじゃないわ、これは――中に卵が!」

京太郎「ふふふ、スコッチエッグ風にしてみました」

春「これは……半熟の、煮卵……?」

京太郎「ちょっと違うな。味付け冷凍たまごというか……そうすることで、カツを揚げても卵が半熟で仕上がってくれる」

京太郎「で、牛ミンチへの味付けも最小限に抑えられるから――肉の旨味が、しっかりと味わえるってわけだ」

小蒔「ご、ご飯が進みます、止まりませんっ」ザクザクザク

京太郎「こまちゃん、野菜もバランスよく、な? キャベツもそうだけど、秋茄子もいいのがあったからな」

小蒔「はい!」

春「むー……姫様にばっかり構って……」

滝見父「はっはっは、賑やかで結構!」

滝見母「しっかり食べていってちょうだいね。姫様に満足なお食事をご提供できなかったと知れたら、お叱りを受けてしまうわ」クスクス

小蒔「はい! ありがとうございます!」モキュモキュ

京太郎「……練習中に、寝ちゃわないようにな」

220 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 16:06:21.40 ID:S1bEXKr20

〜夜練

京太郎「やっぱり寝てるじゃないか(嘆息)」

春「姫様、毎日頑張ってるから……」

京太郎「……まぁ、それはわかってるけど」

春「……京太郎は、たぶんわかってない」

京太郎「え?」

春「学校でも部活でも頑張ってる。でも姫様が本当に頑張っているのは、宗家での姫様の立場」

京太郎「…………ああ、そうか」

春「気を張ってるということはないと思う。だけど、姫様としての振舞いは、やっぱり凛としてないとだから」

京太郎「こまちゃんには難しいよな……そりゃまあ、頑張ってるか」

春「……撫でてあげて」

京太郎「…………ん?」

春「撫でて、労ってあげてほしい。私にはなにもできない、だから京太郎がしてあげて」

京太郎「…………いや、でも勝手に女性の頭に――」

春「私が許す」

京太郎「えぇー……いや、いい。俺の責任で、いつも頑張ってるこまちゃんにご褒美だ」ナデナデ

小蒔「ふみゅぅ……」スヤァ

春「ちなみに……どうやって責任取るの?」

京太郎「えっ」

春「寝ている女性、ましてや姫様の御髪を撫でて、どう責任取るの?」

京太郎「や、あの、そ、それは……マジで?」

春「大丈夫、たとえ話。だから聞かせて」

京太郎「お、脅かすなよ……んー、けど……まぁ俺にできることなんて、傍に仕えることくらいだ。許してもらえるまで、雑用して尽くすかな」

春「一生、かかっても?」

京太郎「う……ま、まぁお姫様相手なら、そういうこともあるか……そうなったら、そうするしかないだろ」

春「……ここに残って、骨を埋めることになっても、いいの?」

京太郎「……真面目なこと言うぞ?」

春「はい」

京太郎「――滝見の家で世話になって、改めてこの土地で暮らして、思ったことがある」

京太郎「俺はこの土地のことが、思ってたより大好きみたいだ」

春「っ!」

京太郎「だから――もし、ずっとここで暮らすことになっても……それはそれで、困らないと思ってるよ」

春「そう、なの……?」

京太郎「まぁ、あれだ……春がいつも助けてくれてるしな。俺が一生ここで暮らすことになっても、助けてくれよ?」

春「助ける。なにがあっても、京太郎を支える……京太郎がそこまで思ってくれていたなら、私も全身全霊で応える」

京太郎「大袈裟だっての。でも――それなら、ここで暮らしていくのもいいかもな」

春「嬉しい……あと、ごめんなさい。変な話をしてしまって。姫様はたぶん怒らないし、宗家も……そのくらいじゃ、たぶん……」

京太郎「たぶんばっかりだな、おい」

春「だ、大丈夫……なにかあったら、守るから……」

京太郎「……ああ、頼んだ。心強いよ」ポンッ

春「…………えへへ」///

小蒔「………………」

221 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 16:07:10.06 ID:S1bEXKr20

〜小蒔ちゃん起きる

小蒔「ふぁ……すみません、寝てました……」

京太郎「大丈夫だよ、いつものことだし」

小蒔「そ、そんなことはっ……ない、と……思い、ますけど……」モジモジ

春「そろそろ御帰宅したほうがよろしいかと」

小蒔「そんな! 特訓してません!」

京太郎「……明日、朝練でもするか?」

小蒔「やります!」

春「急すぎるから、私たち三人だけで、ということなら」

小蒔「では、それで!」

春「では――明日はいつもより30分早く、学校に行きましょう。それで、今日お預けにしてた半荘一回……に、ギリギリ足りる?」

京太郎「妥当なとこだな。じゃあこまちゃん、寝坊しないように――あと、朝の仕事とかで難しいなら、無理しなくていいからな?」

小蒔「京くん……はい、ありがとうございます。大丈夫です、絶対に行きますから」

春「では、その予定にしておきましょう。姫様、お支度してください」

小蒔「はい。春、車まで付き合ってくれますか?」

春「もちろんです」

京太郎「じゃあ俺も――」

小蒔「京くんはだめです」

京太郎「」

春「女の子同士の話があるから」

京太郎「……ごゆっくりどうぞ」

222 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 16:07:36.43 ID:S1bEXKr20

〜ガールズトーク

小蒔「……気づいてましたか?」

春「寝言が止まってましたので」

小蒔「え!? いつもなにか言ってますか!?」

春「たまに……まぁ静かすぎたので。京太郎は気づいてないと思います」

小蒔「うぅ……ま、まぁいいです。それより、いくつか春に命令です!」

春「はい」

小蒔「……お、お買い物は、これからも自由にしていいです。二人で行くのも、仕方ないことですから」

春「ありがとうございます」

小蒔「でも……買い物の次の日は、特訓の日にしましょう」

春「はい」

小蒔「それと……私も、まだ諦めませんから」

春「……私も、確かな気持ちはもらってません。姫様も、霞さんも、巴さんや初美ちゃん、明星、湧も同じです。みんな、同じ」

小蒔「それでも………………いえ、そうですね。では、恨みっこなしで頑張りましょう」

春「はい。京太郎がこの地に残ることは、私的にも公的にも、得難い利益になります」

小蒔「そうですね……あの、いざというときでも……たまになら、シェアできませんか?」

春「……同じ条件をいただけるなら、呑みます」

小蒔「…………この件は、またゆっくりと話し合いましょう」

春「御意」

小蒔「春も貫禄がでてきましたね。いい部長さんになってくれそうです」

春「姫様も、すごくしっかりしています……去年までとは、全然違います」

小蒔「……京くんには、どれだけ感謝しても足りませんね」

春「そのために、尽くしています……いつも、これからも」

小蒔「お願いしますね、春。それでは、また明日……おやすみなさい」

春「おやすみなさい、姫様」

223 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 16:08:16.11 ID:S1bEXKr20

〜ガールズトーク帰り

春「おまたせ」

京太郎「お、おう……あの、なんか悪いことしたか、俺?」

春「うん」

京太郎「」

春「一緒にお風呂に入る準備、できてない」

京太郎「入らねーから!」

春「冗談。大丈夫、本当に女の子同士の話があっただけ。ガールズトーク」

京太郎「な、ならいいけど……髪のことで怒ったのかと思ってな」

春「っ…………寝てたから、平気」

京太郎「ん……ああ、そうだったな。なら、心配しなくてよかったか」

春「うん、そう」

京太郎「さて――それじゃ、明日の朝もちょっと早くなったし、さっさと風呂入って寝るか」

春「うん。先に行ってて、支度したら行くから」

京太郎「俺はあとで入るんで、ごゆっくり!」

224 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2018/12/29(土) 16:11:26.79 ID:S1bEXKr20

とりあえずここまで!
このあとの分が、3章(仮)分くらいしかできてないので、今度こそ書き溜めるまで無理かな
もう3章分くらい書けたら終わりの予定

おかしい、あと2割ほどのはずなのに、先が長い
では、よいお年を
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/29(土) 16:14:11.30 ID:u+i4yvuR0
乙ーよいお年を
春も小蒔ちゃんも可愛いよ
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/29(土) 19:24:54.57 ID:RCBhxuwXO

ミンチカツって関西でmのメンチカツの呼称なんだね初めて知った
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/29(土) 21:03:36.58 ID:f5Wwyvoeo
乙!!
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/30(日) 00:24:40.21 ID:YTANCF45o
旦那様の一歩後ろを袖きゅっと掴んで歩く感じのはるるマジ良妻かわいい
乙です
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/30(日) 01:40:06.00 ID:m2w2Ee5y0
復活していたのですね
本当に良かった
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/30(日) 08:23:22.14 ID:2xAMRrkn0

はるるかわいいよおおおおお
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/01(火) 21:18:23.62 ID:wFlK7meW0
とりあえず、春エンドだけで終わりって感じかな?
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/02(水) 09:28:28.98 ID:7J3mXDAv0
良い!!
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/03(木) 17:00:50.22 ID:Km0qiUVu0
乙!
復活してたの知らなかったぜ!
やっぱこのSSは素晴らしい!!
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/04(金) 10:40:46.56 ID:GYNb4pN10
今更かもしれませんが復活おめでとうございます!
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/19(土) 09:01:15.90 ID:FrTsQftYO
今更ながら…帰ってきてくれてたんだ…
嬉しいなぁ…
236 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/01/28(月) 14:55:44.60 ID:nQbunl160

〜二年目9月二週水曜

〜学校、部活

京太郎「――それです、ロン」

霞「……ふぅ。さすがね、京太郎くん」

京太郎「いえ、いまのは運がよかっただけです」

霞「そう? まぁ、それだけではないと思うのだけれど――それじゃ、感想戦を済ませましょうか」

京太郎「はい」

霞「明星、湧。それぞれに感じた問題点はあるかしら」

明星「は、はい! その、色々とありすぎるというか……」

湧「お二人に振り回されっぱなしで、どうにも……」

京太郎「……俺としては、二人とも委縮しすぎかなって感じたかな。普段は、もう少し伸びやかにやってると思うんだけど」

明星「えっ」

霞「あら……そうなの?」

湧「そ、そんなことは、けして!」

霞「そんなことって、どんなこと?」

湧「」

京太郎「あ、あの、霞さん? 二人も、霞さん相手に委縮してたわけではないと――」

霞「私もそんなことは言ってないわよ?」ニッコリ

京太郎「」

明星「違うんです、お従姉さま! その、えっと、試合が近いので、少し気が張っているだけでして、はい!」

霞「……まぁ、そういうことにしておきましょうか」

京太郎「――ん? ちょ、ちょっと待った……試合って、なにかあるのか?」

明星「やだなぁ、京太郎センパイ、なに言って――あ」

霞「……ちょっと、春ちゃんと小蒔ちゃんを呼んでちょうだい」

湧「は、はい! ただいま!」
237 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/01/28(月) 14:57:12.09 ID:nQbunl160


霞「――で、京太郎くんが知らないみたいだったけど?」

小蒔「……春が言ってるものかと」

春「姫様が言ってるものかと」

京太郎「いや、俺がスケジュール把握してなかったのが悪い……で、試合ってなんなんだ?」

霞「今週末に、隔年開催のちょっとした地方大会があってね。それに今年は永水も参加するのよ」

京太郎「なるほど――道理で、去年はなかったわけです」

小蒔「ごめんなさい。お伝えするのが遅くなって……」

春「私も。家にいると一緒にいるのが楽しくて、事務的なお話はしなくなっちゃう」

霞「…………」

小蒔「…………ずるい」

京太郎「んんっ……と、とにかく、それでみんな集中してたんだな。コマちゃんも、コクマに向けてだと思ってたんだけど、そっちも出るのか」

小蒔「はい! 実戦練習にもなりますし、三年生も参加できますから」

京太郎「なるほど……となると、今日からは試合に向けた調整も考えたほうがいいか……」

霞「うーん、そこまで重く考えなくてもいいわよ? お祭りみたいなものでもあるのだし……」

京太郎「そうですか? まぁでも、あまり根を詰めるのもなんですから、練習時間も長く取りすぎないようにはしておきましょう」

小蒔「はい!」

春「……あ」

京太郎「お? どうした?」

春「……ううん、いい。あとで言う」

京太郎「そうか? なら――いや、ちょうどいいし、ちょっと休憩にしようか。霞さん、いいですか?」

霞「そうね――なら、支度をお願いできるかしら」

京太郎「かしこまりました。あ、明星ちゃん……それに湧ちゃん、手伝ってくれるか?」

明星「はい♪」

湧「かしこまりました」

京太郎「それじゃ、お茶の用意を頼む。俺はお菓子のほうを――」

霞「よろしくね。その間に私は、部長と副部長にお説教しておくから」ゴゴゴゴゴゴ

小蒔「わ、私もお茶のお手伝いを!」

春「私も」

霞「ダメ♪」

小蒔・春「」

京太郎「な、なるべく穏便にお願いしますね……じゃ、行こうか」メソラシ

明星「了解です!」タキアセ

湧「それでは失礼します」ソソクサ

小蒔・春「」
238 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/01/28(月) 14:58:16.31 ID:nQbunl160

〜部活後、帰宅

春「……ひどい目に遭った」

京太郎「う……すまん」

春「ううん。伝え忘れたのが悪い……京太郎と一緒にいすぎて、ちょっと油断が出てた」イマシメ

京太郎「まぁ、気をつけるに越したことはないけど……あんまり肩肘を張らないようにな。あ、それと――」

春「あのとき、言いかけてたこと?」

京太郎「ああ。なにか思いついた感じだったけど、試合のことか?」

春「そう。ただ、試合内容とかじゃなくて……京太郎にお願いがある。というより、賭け?」

京太郎「む……春がそういうことを言いだすのは珍しいな。どんな賭けだ?」

春「ん。永水が決勝に残って、私に回ってきたとき、そこで飛ばして勝てたら――」

京太郎「勝てたら?」

春「次の日、一緒におでかけしたい」

京太郎「…………」

春「だめ?」

京太郎「いや……まぁ、その……いいんじゃないか?」ポリポリ

春「よかった……」ホッ

京太郎「俺も、せっかく一緒に住んでるんだし、春とどっか行けたら――とは思ってたからな。ただ……」

春「京太郎に誘われるのを待ってたら、今月が終わっちゃうと思って」

京太郎「ごめんなさい! いや、その、なかなか機会が……」

春「冗談。でも、あくまでご褒美として……だから」

京太郎「……ああ、わかった。飛ばせたらってことで、約束だ」スッ

春「ん……」ユビキリー

京太郎「その……あんまり力まないようにな」

春「わかってる」

京太郎「……あと、無理な打ち方はするなよ? 飛ばせなくても、次は……改めて俺のほうから誘うから、な?」ポンッ

春「本当?」

京太郎「た、たぶん……」

春「……そんな風に言われたら、わざと負けそう」クスッ

京太郎「げっ……言わなきゃよかったか?」

春「ううん、大丈夫。ちゃんと打つし……勝てなくても京太郎が誘ってくれるって思えば、リラックスできる」

京太郎「そうか。ならよかった」

春「……ちゃんと、誘ってね?」

京太郎「……善処します」

春「はい。よろしくお願いします」ニコッ
239 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/01/28(月) 15:01:00.11 ID:nQbunl160

〜二年目9月二週連休初日

〜とある競技会場

京太郎「なるほど、こういう大会……というか、イベントみたいな感じか」

春「そう……だから、半分はお祭り」

霞「元は高校生主体の大会だったのだけれど、子供たちも集まるようになって、プロも噛んできて、規模が大きくなったのよね」

初美「おかげで参加校も増えて、ふるいにかけるのもなんだかなーってことで、全チーム参加ってわけです」

明星「トーナメント一つに16チームが参加して、初戦を一位で抜ければ二試合目に進出、そこでトップなら優勝です」

京太郎「――え、二試合しかないのか?」

湧「トーナメント自体がいくつもありますから、優勝校は多いんですけどね」

京太郎「まぁ、九州全部から集まってるわけだしな……そうか、二試合か……」

小蒔「私たちも、目指せ優勝、です!」フンッ

京太郎「ん……ああ、そうだな。個人戦はないから、俺はエントリーしてないけど、応援は任せとけ」

明星「勝ったね。お風呂入ってくる」

湧「選手でしょ、あなた……というより、すでに周囲からの視線がすごいです……」

初美「……京太郎、このお面つけててくださいー」

京太郎「なんですか、このごっついお面は……」

霞「そのほうが悪目立ちしちゃうんじゃない?」

京太郎「騒ぎになるようなら、適当に隠れますから……なんか芸能人みたいになってるな……」

小蒔「むー、まんざらでもない顔してますねっ」

京太郎「い、いや、そんなことは――お、あれが子供麻雀教室か」

小蒔「あ、話を逸らしました!」

京太郎「そ、そういうんじゃなくて……って、なんかすごい人気じゃないか?」

春「すでに大盛況……あれ?」

霞「……見なかったことにしない?」

初美「無理ですよー、気づかれてます」

明星「しかもこっち来ますけど」

湧「ニッコニコですね、ニッコニコ」

240 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/01/28(月) 15:03:18.56 ID:nQbunl160
良子「おや、これはこれは。私の可愛い弟子に従妹、それに永水女子の麻雀部ではないですか。お揃いで……今日は大会に出場を?」

春「白々しい……」

小蒔「驚きの白さです」

京太郎「ご無沙汰してます。良子さんは、麻雀教室の先生ですか?」

良子「こうしたイベントで、地元――出身地の活性化を図るのも、プロの務めですからね。あとは、子供たちに麻雀の楽しさを伝えるのも」

京太郎「とても素晴らしい考えだと思います」

良子「ふふ、そうでしょうそうでしょう。ああ、すっかり捻くれた従妹や後輩たちと違って、我が愛弟子は素直でいい子ですね、よしよし」ハグッ

京太郎「ちょおっ!?」

霞「……ご無沙汰しております、良子さま。ですが良子さまも顔の知られたお方ですし、このような軽率な振舞いは慎まれては?」ニコッ

良子「弟子との抱擁も、師匠としての務めなので」ギュー

京太郎(おほぉ、おもちが……)

春「……離れて」グイグイ

小蒔「そ、そうですっ、皆さん見てらっしゃいますし!」グイグイ

良子「おや、そうですか? では見せつけてやりましょうか」ギュー

「おー、なんだなんだ!」
「エッチか! エッチすんのか!」
「いや、シュラバだよ、シュラバ!」
「ニンジョーザタに発展すんのか、これ!」

明星「うわぁ……」

湧「擦れた子供たちですね……」

「プ、プロになれば、あんなかっこいい人と付き合えるの……?」
「誰よ、プロ雀士は婚期が遅れるとか言ってたの!」
「私も教室参加する! あのせんせーに教えてもらいたい!」
「イケメンを捕まえる方法、だね!」

明星「oh……」

湧「世も末だわ……」

利仙「まぁまぁ、そう仰らずに。日頃が平和なものですから、刺激に飢えているのですよ」

明星「そんな子供イヤですよ……」

湧「そもそも、平和な県ばかりでもないし――って!? あなたはっ……」

京太郎「あ、利仙さんじゃないですか」

霞「なんですって!?」キッ

初美「はいはい、落ち着くですよー」

利仙「お久しぶりですね、京太郎さん。戒能プロも、本日はよろしくお願いいたします」

良子「利仙、早いですね」

利仙「いえ、戒能プロほどでは……永水の皆さんも、お久しぶりです。大会のほう、どうぞ頑張ってくださいませ」

霞「言われなくとも勝つわよ、永水は!」

小蒔「か、霞ちゃん、激励してくださってるんですから……」

京太郎「ありがとうございます、利仙さん。利仙さんも、麻雀教室ですか?」

利仙「はい。あとは母校の応援にと――あの、戒能プロ? わたくしもよろしいでしょうか?」

良子「…………まぁよいでしょう」

利仙「ありがとうございます」

京太郎「え、あの――おほっ!?」

利仙「戒能プロが前から抱きつかれていますので、背中のほうを失礼いたします」ムギュ

霞「ごるぁあああああああああああああ!!!!!」

明星「ああ、お従姉さまが!」

湧「人に見せられない顔してますね……」
241 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/01/28(月) 15:03:47.50 ID:nQbunl160

初美「と、止めたほうがいいですかねー、これは――」

春「そう、止める……その辺にしておくべき、そうすべき」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

小蒔「藤原さん……じゃない、えっと……ふ、藤原プロ! 離れてください! 良子さんもですっ!」

利仙「お断り申し上げます」ニッコリ スリスリ

良子「ミートゥー」ギュー ムニュムニュ

京太郎「やややややや、やばいですって、この状況――ほ、ほら、マスコミとかも来てますしっ……」ムクムク

良子「ほう、望むところではないですか」

利仙「早めに来てくださるとありがたいのですが……」チラッ

「おい、あれ! 戒能プロと藤原プロだぞ!」
「なにやってんだ……お、男に抱きついてる!?」
「おお、シャッターチャンス――って、あれ?」
「ああ、なんだ。派遣執事か……」
「うーん、目新しいネタにはならないな……」

明星「マスコミが仕事してない!」

湧「いや、むしろいい仕事なんじゃ……」

良子「シット! 使えない連中ですね……」

利仙「京太郎さん、普段いったい、どのようなことを……」

京太郎「お、俺はなにも……いや、本当に――本当だからな!?」

春「……ふーん」

小蒔「そーですかー」

初美「さて、そろそろ受付に向かうとしましょうかー」

明星「あ、えっと……そ、それでは、失礼します」

湧「須賀さんも、ほどほどにして、いらしてください」

霞「女狐に噛まれないよう、気をつけてね」

京太郎「ほっとかないで! お、俺も行きますので、またあとで――し、失礼しますっ」

良子「おっと……ふむ、いまの身のこなし……」

利仙「スルリと抜けられてしまいましたね」

良子「滝見の小父さまが、ああした体捌きも得意だったはず……すでに相当の手合わせをしているようですね……」

利仙「難しい顔をされていますが?」

良子「……京太郎が春の家に身を寄せている、というのは本当でしたか……これはこまめに足を運んで、監視すべきかもしれませんね……」ブツブツ

利仙(あ、これなにか企んでるときですね……そっとしておきましょう)
242 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/01/28(月) 15:04:15.15 ID:nQbunl160

〜会場ロビー

京太郎「くそっ、はぐれちまった……」

煌「おや――京太郎くん、お久しぶりですね」ポンッ

京太郎「え……煌さん! ということは、新道寺も参加されるんですか?」

姫子「そん通りよ!」

朱里(友清)「まぁ、三年は引退しとーけん、私ら主体ばなっとるけどな」

京太郎「では、お二人は応援に?」

姫子「兼マネージャー、いうとこやね」

煌「とはいえメインは、お祭りの雰囲気を楽しむことですよ。姫子は特に、コクマの前に息抜きをさせておきたいので」

朱里「そっちも、お姫様はそがん立場やなかか?」

京太郎「あー……コクマに向けて練習したいってことで、参加予定だよ」

姫子「ふぅん? あの神代小蒔なら、必要なかち思うとやけど……」

煌「そういうことなら、姫子も参加しておけばよかったですね」

姫子「まぁ今回は研究に徹しとくちゅうことで……そいよか京太郎、久しぶりよ!」ダキッ

京太郎「あ、はい……お久しぶりです。朱里も、久々だな」

朱里「う……そやね、えーっと……ちゃんと言うとらんかったと思うけど……全国優勝、あと春夏連覇、おめでとう」

京太郎「おう、サンキュ」

姫子「二年も一年も会いたがっとうし、ちょっとうちらのとこに寄ってかんね?」

煌「……確かに喜ぶとは思いますけど、いまの京太郎くんは永水の子ですから。ね?」

京太郎「……そうですね。申し訳ありませんけど、試合前は遠慮しておきます」

姫子「そ、そがんかぁ……」

朱里「トーナメントは別枠に入っとるけん、当たらんしええんやなか?」

姫子「そや!」クワッ

煌「姫子……あのねぇ――」

京太郎「ま、まぁまぁ……でも、確かにそうですね。ただ、うちも準備がありますから――あ、そうだ」ゴソゴソ

朱里「え」

姫子(な、なんもない空間に手を!?)

煌(すばら!?)

京太郎「これ――糖分補給のために作ったクッキーです。差し入れってことで……よろしかったら、皆さんでどうぞ」

煌「こ、これはどうも……ですが、永水の皆さんの分は?」

京太郎「そっちは別に作れますし、持ってきたのはクッキーだけじゃありませんから」

朱里「ピクニックか! なんでそんなお菓子ばっかり持ってきとうよ……」

姫子「はぁ、やっぱり一緒の学校がよかぁ……」ウルッ

煌「はいはい、過ぎたことは仕方ないでしょう。私たちもそろそろ行きますよ……京太郎くん、永水の皆さんにもご武運を」

京太郎「はい、伝えておきます。では、俺もこれで――」

朱里「また、その……試合後に、会えたら……会おな?」

京太郎「おう、そうだな」

姫子「きょ、京太郎ぉ〜〜〜〜〜〜っ! またっ、またねぇ〜〜〜〜〜〜っ!」ブンブン

京太郎「はい、また。それでは、失礼します」
243 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/01/28(月) 15:04:58.99 ID:nQbunl160

〜永水集合場所

京太郎「お、遅くなりました……すいません、はぐれてしまって」

春「京太郎!」ビュンッ

小蒔「し、心配しましたぁっ……」トテトテ

霞「ごめんなさいね、意地悪な態度を取ってしまって……あの二人が絡むと、つい――」

京太郎「いえ、こちらこそ……あと、新道寺の皆さんにお会いしまして。お互い頑張りましょうって、激励をいただいてきました」

初美「ご苦労さんですよー」

明星「こっちは受付も終わりまして、あとは試合時間待ちです」

湧「これは須賀さんの入場証です。一応、選手の控室があるエリアにも入れるようになりますので」

京太郎「おう。ありがとう、湧ちゃん」

湧「い、いえ……」

霞「それじゃ、全員揃ったことだし、行きましょうか。九州赤山高校には負けないように!」

京太郎「…………ああ、利仙さんとこの」

明星「どうしてこの二校で当たるんでしょうね。鹿児島のトップ2なのに」

湧「抽選だから、ある程度は運だよ」

小蒔「腕が鳴ります!」フンッ

春「京太郎、見ていて」キリッ

京太郎「ああ。心配はしてないけどな、春は強くなったし」ナデナデ

春「ん……」ニヘー

霞「……京太郎くん、春ちゃんばかり甘やかさないように」ゴッ

京太郎「す、すいません」ヒエッ

霞「……撫でるなら、全員撫でて鼓舞してちょうだい」

小蒔「霞ちゃんナイスアイデアです! お願いします!」

京太郎「えぇ……まぁ、はい」ナデナデ

明星「次、お願いします!」

湧「……わ、私はいいです」

初美「じゃあ代わりに私ですよー」

霞「では、最後は私が――」

京太郎(もう一人、二年がいるんだけど……お前もする?)チラッ   ※並び 小蒔→二年A→春→湧→明星

二年部員(私のことは気にしないで! というか、霞さまに目をつけられたくないの!)パチパチ

モブ子(この子もこう言うとるわけやし、ええんやない?)バッチーン

京太郎(なんで関西弁やねん、ってかなんでいるんだよ)ジロッ

霞「……目と目で会話しない」

二年部員「ひっ」

京太郎「か、霞さんも、撫でさせていただきます!」ナデナデ

霞「あらあら♪ なんだか昔に返ったみたいで、懐かしいわねぇ」

京太郎「ふぅ……さて、それじゃ行きましょうか」
244 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/01/28(月) 15:06:22.11 ID:nQbunl160

〜控室?(大部屋、複数校と一緒)

ザワザワ ガヤガヤ ワイワイ

京太郎「まぁ、この規模ならこうなるよな……どうぞ、お茶が入りました」

春「ありがとう……いい香り。レモングラス、ミント、ハイビスカス、ローズヒップ……ジンジャー、アップル、パイン……あとはわからない」

京太郎「いい線いってる。あとはダンデリオン、ジュニパーベリー、フェンネル、パパイヤビッツ、サワーチェリー、グレープ、ラズベリー、ローズマリー、ステビア、マリーゴールド、サフラワーだな」

初美「魔法かなにかですかー?」

京太郎「全部ハーブです。フェンネルはダイエット効果もあるそうで、これからの季節にピッタリかと」

霞「へぇ……」コク

京太郎「他意はないです!」

霞「ん、おいしいわ」ニコッ

京太郎「よ、よかったです……あ、これはお茶請けにどうぞ。ドライフルーツを使ったマドレーヌです」

明星「う、おいしい……これはまた、食べ過ぎて太っちゃうかも……」

湧「あ、明星……」

明星「あ」

霞「………………」

明星「違うんです、お従姉さま!」

「ほ、本当にやってる、お茶会……」
「派遣執事って、本当にあんななんだ……」
「ごくりんこ……」

京太郎「……よろしければ、皆さんもいかがですか? いまお席をご用意しますので」

「椅子!? テーブル!?」
「どこから……」

京太郎「大勢で観戦したほうが、盛り上がりますからね……さ、どうぞ遠慮なく。お嬢様方」ニコッ

『んはぁっっ!!』ビビクンッ

湧(……これは勝てそう)

明星(男性耐性のない箱入り麻雀選手じゃ、戦意は削がれる一方でしょうねぇ!)

初美「……あの、姫様がいまだかつてない迫力で試合してるんですが、こっち見えてるんですかねー?」

霞「午前と午後に分かれているとはいえ、二試合あるのだから、あまり飛ばしすぎないほうがいいのだけれど……」

京太郎「おかしいな、一回戦は素の状態で打とうって言ってたのに……寝てる?」

春「寝たものは仕方ない。二回戦は私たちでなんとかする……ということで、おかわり」

京太郎「ご用意しております、お嬢様」

春「ありがとう……あと、中堅に回るようなら、髪を――」

京太郎「ん、結い直しだな、了解。なら、先に梳いておくか。いったん解くぞ?」

春「はい」サラッ

京太郎「……やっぱ綺麗だなー、春の髪は」

初美(ハーブティーがゲロ甘になってきたですよー)

霞(ああっ、小蒔ちゃんの打ち筋が激しくっ……)

湧(これは飛びそうですね……)

明星(はい、飛んだ)
245 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/01/28(月) 15:07:59.11 ID:nQbunl160

〜日程終了後

京太郎「優勝おめでとう」

小蒔「ありがとうございます!」

春「決勝なのに、湧と明星まで回せなかった。ごめん」

湧「いえ、問題ありません。今大会は、コクマに出られるお二人がメインでしたから」

明星「京太郎センパイのお弁当も食べられたので、それだけで十分です」

初美「……はるる、こんなに強かったですかー?」

霞「……髪を結び直したのと、なにか関係あるのかしら」

春「あります」

霞「そうなの!?」

春「――愛の力」キリッ

初美「じゃ、暗くなる前に帰りますかー」

小蒔「晩御飯、食べて帰りましょう!」

湧「屋台も出てますし、買って参ります」

明星「こういうのはみんなで回るのがいいんだよー」
246 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/01/28(月) 15:08:28.76 ID:nQbunl160


春「……むぅ」プクー

京太郎「……あー、その……いや、本当によくやったと思うぞ?」

春「愛の力」キリッ

京太郎「…………なぁ、あの約束なんだけど」

春「決勝で、飛ばして、勝った」

京太郎「う……けど、あの……二試合しかないってのは、ここにきて初めて聞いたわけで……」

春「聞かれなかったから」

京太郎「うぐ……確かに、確認しなかったな。それに二試合だろうと十試合だろうと、運要素の強い麻雀で飛ばすのは難しいし……」

春「頑張った」ムフー

京太郎「……どっか、行きたいところあるのか?」

春「京太郎に考えて欲しい」

京太郎「……なら、また海でも行くか。こっちの海って行ったことないし」

春「……新道寺で行ってた」

京太郎「か、鹿児島では行ったことないから……」

春「ふふ」

京太郎「……嫌か?」

春「ううん。京太郎が誘ってくれたなら、どこでも行く、喜んで」

京太郎「……そっか」ポリポリ

春「うん、楽しみ」

京太郎「――あ、そういやいまさらだけど、家の仕事とかは大丈夫なんだよな?」

春「平気。じゃあ、改めて約束……ゆーびきーりげーんまーん」

京太郎「うーそつーいたーら……」

春「……京太郎の持ってきた本、全部すーてるー……指きった」

京太郎「やめて! いや、持ってきてないけど!」

春「なら、平気?」

京太郎「う……お、おう、そうだな……っていうか、約束は破らないしな」ナデナデ

春「うん……ありがとう」

京太郎「どういたしまして……そんじゃ、俺らも屋台行くか」

春「はい」キュッ
247 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/01/28(月) 15:10:36.54 ID:nQbunl160

よし、今月分終わり!
次はまた、もう一章書けたときに
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 20:17:35.77 ID:Vb8WuwhJ0
乙ー
やっぱりたくさんキャラが出てるのを見るのは楽しい
…書くのは大変だろうけど
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 21:35:28.81 ID:Lo2o5q3Eo
乙です
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/29(火) 10:13:54.82 ID:TtGteo8Zo

はるる見たさに過去スレ読み返してます
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/29(火) 15:04:35.93 ID:FMiq8T52o
乙!!
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/29(火) 16:25:55.39 ID:xi9hHuD90
乙!
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/30(水) 10:31:14.56 ID:e+FiVunZ0
はるるかわいいな
254 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/03/03(日) 19:00:47.84 ID:C92gNRTN0

〜二年目9月二週連休二日目

〜海 デート2回目

京太郎「うーん、波が高くなってきたな」

春「そろそろ帰る?」

京太郎「まぁ……そうだな、そうするか。ある程度は釣れたし、夕飯には十分だろ」

春「よかった……泳げなかったのは残念だけど」ピラッ

京太郎「スカートをめくらない!」

春「水着だから平気」

京太郎「スカートをめくるのは平気じゃないから!」

春「京太郎になら平気。下から覗いてもいい」ピラピラ

京太郎「………………」

京太郎「い、いやいや……春、恥じらいをもってくれ。心配になるから」

春「京太郎にしかしない……」

京太郎「えーっと……は、恥じらってるほうが、その……可愛いぞ?」

春「!」

京太郎「そういうことだから、こういうのはあんまり――」

春「恥ずかしい、けど……京太郎のためなら……」モジモジ ピラッ

京太郎「そういうことじゃなくて!」

春「せっかく京太郎がくれた水着なのに、一回しか見せてないから、見せたかった」

京太郎「う……ま、まぁあれだ。そのうちまた、時期がきたらな……なんだったら、温水プールにでも行けばいいし」

春「……嬉しい」

京太郎「ん?」

春「約束……あの……次は、京太郎から誘ってくれるって……」

京太郎「ああ――そうだったな。なら、来週にでも行ってみるか?」

春「行く。でも温水プールなら、お風呂でも同じ……いっそ家で、水着に混浴――」

京太郎「よし! その辺の計画のためにも、早いとこ帰るか! さ、支度するぞー」

春「はい」

京太郎(ふぅ、危ないところだった……しかし、なんというか……最近の春は、いままでにも増して無防備というか……)チラッ

春「…………(黙々と作業中)」

京太郎(……懐かれてるというか、その……意識させられるというか、なんというか……)

春「どうかした?」

京太郎「っ……いや、別に――ん?」

春「ん?」
255 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/03/03(日) 19:01:17.67 ID:C92gNRTN0

京太郎「なぁ、春……あれ――」

春「――っ! 京太郎、これ見て!」グイッ

京太郎「うおっ!?」グリンッ

春「……落ち着いて、あっちを見ないで。大きな声もださないように」

京太郎「あ、ああ……なんか、やばいやつか?」

春「京太郎が見たのは倒れた石碑? それとも――」

京太郎「…………子供だ」

春「絶対に見ちゃダメ。このまま、なにもなかったように支度して、見ないように帰る……できれば意識もしないで」

京太郎「……わかった。その、帰ったあとは……」

春「お父さんたちに伝えれば、対応する人たちが動いてくれる。私たちは無事に帰れば大丈夫」

京太郎「わかった……そんなにまずいのか?」

春「よくて死ぬ。悪くて――」

京太郎「いい、言わなくていい。荷物はまとまったし、急いで帰ろう」

春「ん」

京太郎「手、繋ごう」

春「ん」キュッ

 京太郎の目に見えたのは、倒れた石碑の上に座る、年端もいかない少年だった。
 すでに暗くなった海辺に一人でいる、そんな少年に違和感を覚えたのだが――いわゆる、見えてはいけない相手だったらしい。

京太郎「……これ、春のおかげってことだよな」

春「見えるようになっただけで、見分け方を教えなかった私のミス。反応したらだめなのは教えてたのに」

京太郎「……春がいてくれてよかったよ」

春「ごめんなさい」

京太郎「謝らなくていい。あと、なにかあったら指示してくれ……絶対に、春だけは守るから」

春「私より、京太郎は自分を大事にして。私は一人でも――」

京太郎「死ぬのがマシって相手に、なにもできないだろ……それより、スマホとか通じないのか?」

春「影響が出て、こっちの察知が知られたらおしまいだから……」

京太郎「わかった」

 黙々と歩く二人の視界に、少年は映っていない。
 けれど強い視線は横から、そして歩くうちに斜め後ろから、痛いほどに感じられる。
 知らず、握り合う手には力がこもり、じっとりとした汗が滲んでいた。

京太郎(いざとなったら、飛雷神……いや、神威で飛ぶか? けど、二人で飛んだことはないからな……)

春「――京太郎」

京太郎「お?」

春「なにか方法があるなら、一人でも逃げて。二人で逃げられないなら、一人でも帰らないと大変なことになる」

京太郎「……ああ、わかってる。けど、いきなり動いたら気づかれるだろ。しばらくは普通にしてよう」

春「ん……ありがとう」

 春の声と手の平の温もりが、心に余裕を与えてくれていることに、京太郎は気づいていた。
 だが、安堵しているわけにはいかない。
 視線は斜め後ろから真後ろへ――それも、すぐ後ろに移動し、張りついてきたからだ。

春「…………」ギュッ
256 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/03/03(日) 19:01:51.32 ID:C92gNRTN0

 春の手に力がこもったことで、京太郎は察することができた。
 ここからは彼――子供についての話はできないこと。
 会話をするなら、他愛のない話に限るということ。

京太郎「ゆ――夕食、手をかけないとな」

春「うん。お魚屋さんに寄る?」

京太郎「いや、俺が捌くよ。タコは時間がかかるだろうから、明日に回すけどな」

春「じゃあスズキとサヨリ」

京太郎「ああ。あとはキスだな」

春「キス」

京太郎「スズキは香草焼きにしよう。で、サヨリでお吸い物と刺身――炊き込みご飯もいいかな」

春「キス」

京太郎「キスは天ぷらかな、やっぱり」

?「キス」

京太郎「あとは唐揚げなんかも――え」

春「京太郎――」

?「キス、しないの?」

京太郎「しねぇよ! あ――」

?「…………」クスクスクスクス

春「京太郎、逃げて!」

 ドクンッ――と鼓動が跳ねる。
 そのとき聞こえた声は、京太郎のすぐ耳元だった。
 振り返らずにはいられない位置と距離、そこにやった視線に移り込む、少年の真っ赤に裂けた口――。

春「京――」

京太郎「春、離れるな!」

 強く手を握り締めた瞬間、京太郎のチャクラが二人を包み、その身体を移動させようとする。

 傍目には一瞬のワープと見える術式だ。
 実際に、時間も経過することはない。
 けれど術者にとっては、異空間のようなトンネルを経て、別の場所へ向かうような移動方法である。

 その空間に他者を伴うのは初めてのこと、どんな異常が起きるかはわからない。
 けれど――。

京太郎(あれの気配はついてきてない……なら、なんとか……家まで、帰れれば――)

 これなら逃げ切れる、であればやるしかない。
 その一心で京太郎はチャクラを練り、自分と春を自宅へと飛ばす。

京太郎(っ……ぅっ、おぉ……これは、きつ……いっ……)

 チャクラの消耗は二倍どころではなく、秒単位で数十倍もの量が削られていた。
 視界が眩み、霞み、意識が遠のきかけるのを必死に繋ぎ止め、京太郎は転移先を目指す。

 ここで意識を失えば術は途切れ、二人はあの場所へ取り残される。
 あのおぞましい人外のいた場所で、無責任に気絶し、春を一人にしてしまうことになる――。

 そのことへの恐怖が京太郎の意識を繋ぎ止め、暗がりを抜けさせ、見慣れた光景へと誘っていた。

京太郎「――がっっ! はぁっ、はぁっ……やった、か……?」

春「あ……えっ!? なんで、家に……きょ、京太郎……?」

 春の戸惑った声が、心に安堵を与えてくれる。
 狭まり霞んだ視界に映るのは、いつしか見慣れていた門構え、古いながらも立派な和風建築。

 なんとか無事に、彼女を連れ帰ることができたようだ。
 そのことに胸を撫で下ろしつつ、京太郎は足を進めようとし――。

京太郎「ぁ――ぅ……」

春「京太郎っっ!!」

 敷地の砂利石を踏みしめたところで、京太郎の意識はプツリと、電源を切られたように途絶えた。
257 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/03/03(日) 19:02:45.34 ID:C92gNRTN0

〜二年目9月三週月曜

〜早朝

京太郎「――ん……お……?」

 自然な目覚めのようにパチリと目が開き、身体を起こそうとするが、妙に関節が硬かった。

京太郎「ここは――そ、そうだ、確かっ……つぅっ……」

 固まった関節をギシリと軋ませ、布団から起き上がろうとする。
 それを押し止めるのは、目の前に伸びた白い手。

霞「無理しないで。そのまま寝ていてちょうだい。必要なものがあれば、私たちが用意するから」

京太郎「霞、さん……それじゃ、ここは……」

霞「ええ、霧島――滝見家よ。どうやら、帰ってきたことも記憶に残ってないようね」

京太郎「いえ、それは、なんとか……一瞬、夢だったんじゃないかと思っただけで……」

霞「それを覚えてないって言うのよ」

 クスクスと笑う霞だが、その顔には色濃い憔悴が滲んでいた。

京太郎「寝てないんですか……?」

霞「ええ、一番年上だもの。だけど、おかげで得しちゃったわね」

京太郎「はぁ……そうなんですか?」

霞「……目が覚めた京太郎くんと、一番に会話できたじゃない」

京太郎「あ、と……お、おはようございます……で、いいんですかね? 時間……」

霞「ええ、おはよう……いまは、四時半かしら」

京太郎「ちょっと早めですね……あっっ……つぅっ!?」

霞「ちょっ……だ、だめよ、急いで起き上がろうとしちゃ! なにかいるなら、私に言ってちょうだい……」

京太郎「じゃなくて――春っ……春は、無事ですかっ……それに、あいつは――」

霞「……春ちゃんなら、ついさっきまで目に隈こさえて看病していたわよ。仮眠を取るように言いつけて、さっきようやく寝てくれたの」

京太郎「そ、そう、ですか……よかった、春っ……あいつにもしものことがあったら、俺はっ……」

霞「………………もう一つの心配事のほうだけれど」

京太郎「あ、はい! その、それは……うまくいった、ん……ですよね?」

霞「ええ。春ちゃんが相手の正体をきちんと教えてくれたから……封じの石碑も戻されて、周辺区域も立ち入り禁止になっているはずよ」

京太郎「………………ありがとうございました。それと――」

霞「もし謝ろうとしているなら、その必要はないわ。というより……お礼を言いたいのも謝るのも、むしろこちらのほうね」

京太郎「いや、俺はなにも……」

霞「春ちゃんを連れて帰ってきてくれた。おかげで情報が伝わった……迅速に術士が動けて、被害が出る前に事態を収拾させられたわ」

霞「あなたのおかげよ、全部……本当に、ありがとう――ありがとうございました、須賀様」

京太郎「……その呼び名は、あんまり好きじゃないです」

霞「色んな人に言われるだろうから、慣れておいたほうがいいわよ?」

京太郎「ほかの人はいいですけど……永水のみんなに呼ばれると、寂しくて泣きますね」

霞「そう……なら、京太郎くん……ありがとう。春ちゃんと、霧島を守ってくれて……ね」

京太郎「いえ。なんていうか……俺も、この町が好きですから……できることをやって、その結果で守れたなら……やったかいがありました」

霞「……霧島は、あなたを遠ざけた場所なのに?」

京太郎「はは……そっちは覚えてないことですから。俺にとっては、いま生活しているこの霧島が、俺の好きな霧島です」

霞「っ……ありがとう、京太郎くんっ……」ギュッ

京太郎「………………」
258 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/03/03(日) 19:03:21.50 ID:C92gNRTN0

京太郎(おもちに顔が挟まってる。これは死んだね、俺)

春「……………………………………なに、してるの、霞さん」ゴッ

霞「え」ビクッ

京太郎「え――は、春っ!?」グイッ

春「京太郎……霞さんと、抱き合ってた……なに、なにがあったの?」

京太郎「そんなことより、春! 大丈夫なのかっ、身体――なんともないか!? それに、さっき寝たとこだって……まだ寝てたほうが――」

春「え、あ、あのっ……だい、じょうぶ……です……寝たのも、仮眠で……二時間も寝たら、スッキリで……それより、京太郎のことが……」シンパイデ

京太郎「……大丈夫、なんだな?」

春「…………ん」コクン

京太郎「よ……かった……よかった、春っ……」ググッ

霞(あらあら)

春「京太郎、無理に動いちゃだめっ……」スッ

京太郎「なら、こっちに……」グッ

春「わ、わかったから……本当に、動かないで……休んでて、京太郎……」ウルッ

京太郎「ちゃんと、確かめさせてくれ……春っ……」ダキッ

春「はうっ……あ、あのっ……」ダカレッ

京太郎「あぁ――ちゃんといる、春……無事で、よかった……春ぅ……」ギューッ

春「京太郎の、おかげ……ありがとう……」ギュッ

霞(………………)スススッ スー パタン

春「…………私はここにいるから。京太郎、もう少し休んでて」

京太郎「あ、ああ……そうだな……そうするか」ギュー

春「…………あの……」ギュッ

京太郎「……すまん、もうちょっとだけ」ギュー

春「…………はい」ギュッ スリスリ


京太郎「…………釣ってきた魚、どうなったんだろ」ギュー

春「……たぶん、冷凍されてる」スリスリ

京太郎「解凍してから捌く、しかないか……」

春「捌かれたあとだと思う」

京太郎「ん……そか」

春「うん……」

京太郎「……治ったら、ってか……動けるようになったら、ちゃんと料理するからな」

春「うん……それまでは、寝てて」

京太郎「ああ、そうする……春も、ちゃんと寝てくれよ」

春「…………ここで寝ていい?」

京太郎「ああ……そうしてくれたほうが、俺も嬉しい」

春「はい……じゃあ、失礼します」ススッ

京太郎「手だけ、握っててくれな……」キュッ

春「うん」キュッ

京太郎「おやすみ、春……」スヤァ

春「おやすみなさい……」ウトウト
259 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/03/03(日) 19:03:53.31 ID:C92gNRTN0



初美「……これはもう、はるるの優勝では?」

小蒔・霞『まだです!』

湧「……まぁ、そう思われるならそうなんでしょうね」

明星(お二人の中ではね)

巴(スカイプ)『それより、すみません……大変なときに、いられなくて……』

霞「どちらにせよ、動くのは私たちではなかったから……やることといったら、京太郎くんの看病だけだったわよ」

巴『……なおさらだなぁ』

小蒔「ともかく、京くんと春が無事でよかったです!」

巴『はい、ですね』

霞「お昼頃になったら、もう一度起こしてあげましょう」

初美「それまでは、私たちもひと眠りですかねー」ファー

小蒔「そうですね。おそらく、忙しくなるのはそれからですから――しばらく、英気を……」ウトウト

明星「あ、私たちはさっき休ませていただいていたので……」

湧「姫様たちは、ごゆっくりお休みください。6時間後に起こしますので」

霞「お願いね。それじゃ、巴ちゃんも、またね」

巴「はい。こっちも一応、モーニングコールしますから」

初美「よろしくですよー」

小蒔「おにゃ……しゅみ、なひゃい……」カクンッ



※怪異解説
 昔の戦乱や飢餓による犠牲者らの怨念が形を成したもの。
 神代のご先祖が数百年前に退治し、封印した。
 意思を持って間もなく封印されていたので、子供の姿。
 無邪気さと残虐さと好奇心の同居した性質は子供そのもの。
 主食は人間の魂。好物は魂を食べたあとの肉体。

 その正体に気づいてしまったあなたはSANチェック、1or1d10
260 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/03/03(日) 19:05:50.43 ID:C92gNRTN0

先月は全然書き溜められてないので、在庫がピンチです
もう更新2回分くらいしか残ってません

よし、更新期間遅らせよう(延命措置)
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 19:28:10.74 ID:SzktCVAUo
待 っ て た
落ちさえしなければへーきへーき
チャクラ持ち前提なのはちょっと草
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 19:53:59.04 ID:roW+Uzt40
乙ー
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 20:47:07.50 ID:CBfikoydo
乙〜
てけり・り
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 22:47:50.78 ID:A05/+Lkh0
乙!
執事になると忍術が使えるのかw
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/05(火) 01:12:28.00 ID:AboGNXFz0
おつおつ
割とホラー展開に力入ってて驚いた。京ちゃんあんなに修行したけどまだ複数人の避雷針はキツイか
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/06(水) 20:10:22.90 ID:RUwnWTOCo
乙です!
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/16(火) 02:18:07.36 ID:xSvm78cto
保守
268 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/05/02(木) 16:04:51.52 ID:dop3vfBI0

〜二年目9月三週金曜

京太郎「っ……降参です」

滝見父「うむ、いい手合わせだった。体調はすっかり戻ったようで、なによりだな」

京太郎「おかげさまで……学校への手続きや事後処理など、ご尽力くださってありがとうございました」

滝見父「はっはっは、なんのなんの! それはそもそも、我々の義務というものだからな。おかげで助かったとは、こちらの言葉だとも」

滝見父「まぁ、どうしても礼をというなら……回復まで付きっきりで世話をしていた、春に伝えてやってくれい!」

京太郎「そ、それはもちろん……春には本当に、足を向けて寝られません」

滝見父「はっはっは、ならばよし! 春も果報者だ……おっと、そうだった。回復したところで悪いが、少し頼まれてもらえるかな?」

京太郎「はい、なんでしょう?」
269 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/05/02(木) 16:05:18.07 ID:dop3vfBI0

滝見父「明後日――つまり日曜日の昼、大事な客人が家に参られる。接待というわけではないが、もてなしをしたいのでな……料理を頼みたい」

京太郎「えっ……お、俺の料理ですか?」

滝見父「うむ、その通り。ただ、いわゆる家庭料理でなく、松花堂風の弁当を頼みたいのだが……可能かな?」

京太郎「……お相手の好みや、口にできない食材などをお聞かせくだされば、献立は作れると思います。ただ――」

滝見父「ただ?」

京太郎「――それほど大事なお客様なら、俺ではなく、プロの料理人をお招きするほうが確実ではないでしょうか?」

滝見父「うむ、確かに……我々が懇意にしている、料亭や旅館に頼むのが筋ではある」

京太郎「では――」

滝見父「だが、今回はあくまで内々の席でな……あまり多くの者、部外の者に知らせるわけにはいかんのだ」

京太郎「……わかりました。そういうことであれば、料理長を務めさせていただきます」

滝見父「おお、ありがたい! それでは、よろしく頼む。食材の好みなどについては、メモを用意しておこう」

京太郎「ありがとうございます。ただ――」

京太郎「用意が難しそうな食材があれば、調達をお願いするかもしれませんので……その旨だけ、ご承知くださいますか?」

滝見父「うむ、心得た。しかしまぁ、なんだ……もてなしとは言ったが、気楽に臨んでくれて構わんのだぞ? 私的な客人であるわけだからな」

京太郎「それでも、大事なお客様と仰ったからには、心よりのもてなしをして然るべきです。そう教えられてきましたし、俺もそう思いますから」

滝見父「……ふむ、なるほど……いや、ならば重ねては言うまい。その気持ちはきっと、料理から客人らにも伝わるだろう」

京太郎「そう言っていただけると励みになります。それで――客人『ら』ということは、複数名いらっしゃるんですか?」

滝見父「ああ、私を含めて7――いや、6人分だな。そうか、となると一人での準備は難しいか……」

京太郎「……いえ。料理のほうは、俺一人で用意するべきかと思いますので、そうさせていただきます。給仕のため、2名ほど人をお願いできましたら」

滝見父「……む?」

京太郎「あ、いえ……料理の提供が遅くなるとか、そういったことは決してありませんので……」

滝見父「はは、そういうことではないのだがな……うむ、やはり聞いておこう。なぜ、自分一人でやるべきと思ったのかね?」

京太郎「それは――小父さんが、俺に頼まれたからですよ。部外の者に話せないなら、俺にこそ話すべきじゃありません」

京太郎「腕が確かで口も堅く、信頼の置ける料理人を付近で探すほうが、滝見家にとっては容易なはずです」

京太郎「にも拘らず、俺にお話をくださったということは、俺に料理を作らせる必要があるってことでしょう」

京太郎「その理由はわかりませんけど……誰かの手を借りず、俺だけの手で作ることが、そのご依頼に応える誠意かと思いました」

滝見父「――――ふっ……ふははははははっ!」

京太郎「えっ」ビクッ

滝見父「いやぁ、慧眼よ! そこまで言い当てられるとは、いやはや、恐れ入った!」

京太郎「い、いえ、そんなことは……お相手のことも、理由も、何一つわかっていませんし……」

滝見父「そこまで見通されては、京太郎くんがエスパーであると疑わざるを得なくなるなぁ」

京太郎「すみません。でも、詮索するつもりなんかは、本当にありませんので……」

滝見父「うむ、そうしてもらえるとありがたい。が――そうだな、もしかするとその辺りは、その席で明らかになるかもしれんぞ」

京太郎「はぁ……えっと、それは俺が知っておくべきことでしょうか?」

滝見父「どうだろうな……知らぬほうがよいこと、かもしれん。だが、知って損はないはずだ。先方も、その機会が欲しいのかもしれん」

京太郎「…………そうですか」

滝見父「ふむ、依頼したばかりで脅かしてしまったかな……支度に影響がなければよいのだが」

京太郎「はは、大丈夫ですよ。そういうの気にして料理ができるほど、俺は器用じゃありませんので。そのときは、料理に集中するだけです」

滝見父「ははは、それは頼もしい。では、よろしく頼む」

京太郎「はい、お任せください」

270 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/05/02(木) 16:06:05.55 ID:dop3vfBI0

〜二年目9月三週土曜

京太郎(……明日が当日、メニューはできた。食材のほうも、明日の朝には届く……さて、あとは――)

春「……京太郎?」

京太郎「お、おう、どうした?」

春「休憩、そろそろ終わり」

京太郎「そうか、なら練習再開――の前に、明日の練習のことなんだけど」

春「うん」

京太郎「あー、えっと……俺はちょっと用事があるから、休ませてもらいたいんだけど、いいか?」

春「…………どんな用事?」

京太郎「え」

小蒔「私も、気になります!」

京太郎「うお! こまちゃんどこから!」

明星「京太郎先輩がぶっ飛んだこと言うから、部員みんな気にしてますよ」

京太郎「えぇ……いや、みんなもよく休んでるじゃん?」

湧「須賀さんが休むというのが異常事態なんです」

京太郎「」

初美「で、用ってなんですかー?」

京太郎「あー……最後の検査? みたいな感じです。時間がかかるんで、日曜にやってくれるってことになったらしくて……病院側から」

春「……それなら仕方ない」

小蒔「ですね! 京くんにはお世話になりましたから、後遺症がないようしっかり見ていただかないと!」フンスッ

明星「私たちは聞いてませんけど、上のほうで病院に手配してたんでしょうか?」

初美「そうじゃないですかねー」

湧「付き添いなどは、必要じゃありませんか?」

春「やる!」

小蒔「私が!」

京太郎「あー、いや……送迎も兼ねて、人をつけてくれるってことらしい。みんなは練習しててくれたほうが、俺としても助かる」

春「むぅ……わかった」

小蒔「そうですね、大会も近いわけですから……でも、なにかあったら連絡してください!」

明星「姫様は電話をお持ちでないのでは……」

初美「まぁ、私たちの誰かにかければいいですよー」

京太郎「はい、そうさせてもらいます。それじゃ、練習の続きを始めましょうか」

271 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/05/02(木) 16:07:08.09 ID:dop3vfBI0

〜二年目9月三週日曜

〜食後

滝見父「いやぁ、いつも以上にうまかったぞ! 急に頼んでしまってすまなかったな、京太郎くん」

京太郎「いえ、とんでもありません。それでは、ただいま水物をお持ちしますので、失礼します」

滝見父「う、む……あー、ゴホン……その前に、だな」

京太郎「はい?」

滝見父「その、なんだ……皆が、聞きたいことがあるそうでな」

???「お、おい待て、どうしてそういう流れになるのだ」

???「そうですよ。滝見さんのほうから話をしていただくということでは……」

滝見父「ははは、まぁいいではないか! まずは自己紹介から、というのがお約束だろう。どうかな、京太郎くん」

京太郎「は、はぁ……では――はじめまして、皆様。今月より滝見家に居候しております、須賀京太郎と申します」

京太郎「本日は、このような貴重な機会を与えていただいたこと……それと、えーっと――」

滝見父「うん?」

京太郎「……また、皆様のお嬢さま方より、日頃からご指導いただいておりますこと、深く感謝いたします」

滝見父「――京太郎くん、それをどこで?」

京太郎「すみません、確信できたのは、いましがたです……けど、いらっしゃるのが6人ということで、そうじゃないかな、と」

京太郎「あとは――先ほどの言葉に、一つだけ嘘がありました。こちらにいらっしゃるお一方だけは、はじめましてではありませんから」

???「………………」

京太郎「今年の春に、一度だけお目にかかりました。霞さんのお父様……石戸家のご当主様、ですよね?」

石戸父「……その通りだ」

滝見父「おいおい、その反応はなかろう。なにか挨拶はないのか、自己紹介でもいいのだぞ?」

石戸父「……原作で名前が出てない以上、名乗ることができん」

京太郎(メタぁい!)

薄墨父「まぁそもそも、当主が男かどうかって話もありますけどね。六女仙という以上、女系家系でもおかしくないわけですし。あ、僕は薄墨です」

京太郎「初美先輩のお父様ですか。いつもお世話になっております」フカブカー

狩宿父「私は狩宿。こちらは十曽。そして――」

京太郎「………………」

神代父「………………」

滝見父「神代――霧島の当主、小蒔様の父上でいらっしゃる」
272 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/05/02(木) 16:07:35.56 ID:dop3vfBI0

京太郎「は……はじめまし――」

神代父「いや……はじめてではない。その意味は、わかるね?」

京太郎「……はい」

神代父「すでに記憶も戻っていると聞いた……簡単に破れる術式ではなかったはず、だがな」

石戸父「須賀のご老公肝煎りと聞く。術式を破っても不思議はない」

京太郎「その、俺は本当に、なにも……」

狩宿父「ああ、その点はわかっています。申し訳ないね、彼は少し頭が固いというか……保守的というか頑固というか、融通が利かないというか……」

滝見父「真面目というか、生真面目というか、クソ真面目というか、親バカというか、過保護というか――」

薄墨父「可愛い娘に虫がつくのが気に入らないんですよー。困った父親です、本当に」

石戸父「そんなことは言っていないっっ!!!」ドンッ

京太郎(シロさんのお父さんかな?)

神代父「ともかく――」

京太郎「はい」ピシッ

神代父「過去に、私とも面識があった……すでに、その辺りの話は知っている、そうだったかな?」

京太郎「はい、一応……俺の――私の曽祖父と、小蒔先輩のおじい様が友人だったとか」

神代父「普段の言葉遣いで構わないよ。そう……それで、だ……その……君は、どうしてここに戻ってきたのかね?」

京太郎「それは――やはり、俺がここにいるのは、まずいということでしょうか」

石戸父「質問に質問で返すものではない」

京太郎「っ……すみません……」

滝見父「あー、京太郎くん、こいつの言うことは気にしなくて構わん」

石戸父「なんだとっ……」

狩宿父「いえ、実際そうでしょう。ご当主も、そうした意味で問われたわけではないですし、あなたがいると話が進みません」

薄墨父「やっぱ呼ばないほうがよかったんじゃないですかねー。毎日毎日、あんなやつが霞に霞にって、うるさくてかないませんでしたし」

石戸父「貴様ぁ!」

京太郎(えぇ……)

十曽父「お、落ち着いてくださいっ! ご当主が京太郎くんとお話しているわけですからっ……」

石戸父「くっ……」

神代父「……京太郎くん」

京太郎「は、はい!」

神代父「……私はここに、当主として来たわけではない。君からすれば、友人の父親と話しているのと同じだ、そう考えてほしい」

京太郎「はい……」
273 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/05/02(木) 16:09:35.62 ID:dop3vfBI0

神代父「先の質問は、少し言葉が足りなかったな……どう言うべきか――よい思い出のないこの地にいて、辛いとは思わないか、ということだよ」

京太郎「…………そういう意味でしたら、辛いと感じたことはありません。それ以前に、よい思い出がないとも思いません」

神代父「大人たちの身勝手な思惑に巻き込まれ、幼い記憶を奪われ、約束されていた輝かしい未来を奪われたというのにかね?」

京太郎「確かに……昔の記憶がなかったことで、こまちゃ――小蒔先輩に申し訳ないことをした、とは思っています」

京太郎「でも、それを思いだすより前に、俺はここで色々な思い出を作りました。多くの人のお世話になり、自分を成長させることができました」

京太郎「記憶が戻っても、その頃とのギャップを感じても、それ以上にいい思い出が、この地にはあるんです……だから、俺はここにいます」

京太郎「この場所が好きなんです、ここに住む人たちが……とても」

神代父「……だが、それでもだ。あの頃、私たちがもっと冷静で分別がついていれば、君はより多くのものを手にしていたはずだ。違うかね?」

京太郎「……違います。そのことで手にしたものがあったとしても、手にしていなかったものも、同じくらい――それ以上にありました」

京太郎「麻雀の腕も……今日提供した料理も、俺がこの地を離れたからこそ、得られたものです」

京太郎「確かに、一時期は……俺にはなんの力もない、才能もないと打ちのめされて、ヤケになりかけたこともありました」

京太郎「そんな俺に差し伸べられた手と、そのことで得られたいくつもの縁や経験は、俺がこの地を離れて得られたものです」

京太郎「いま、俺の周りにいる人たちが与えてくれたものです。胸を張って誇れる、俺の宝物です」

京太郎「その一つが、この場所と、この地にいる人たちなんです。俺がここにいる理由も、ここにいたいと俺が思うから――それだけです」

神代父「…………ああ……ああ、そうか……そう、なのだな――」

京太郎「あの……?」

神代父「いや、すまない……この地を、そのように思ってくれていることを、この地に根ざすものとして、心から嬉しく思う」

神代父「確かに、君の言う通り……君はここを離れ、よい経験をし、よい成長をしたようだ。私たちの過ちを正当化するわけではないが、本当に……」

神代父「…………なぁ、京太郎くん」

京太郎「はい」

神代父「先はああ言ったが……これは、神代の当主からの言葉として、聞いてほしい」

京太郎「はい」

神代父「私たち大人の間違った行いが、君と小蒔……幼い子供の心を深く傷つけたことを、心から詫びさせてもらう。本当に、申し訳なかった」フカブカ

狩宿・薄墨・滝見・十曽『………………』フカブカ

石戸「………………」シブシブ
274 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/05/02(木) 16:10:02.13 ID:dop3vfBI0

京太郎「っ――と、とんでもありません! どうか頭を上げてください、お願いします!」

神代父「うむ、すまないな……こんな大人に頭を下げられても、心苦しいばかりだろう。これは、私たちの自己満足に過ぎない」

神代父「ここからは、少し建設的な話をしよう……私たちが今日、このような場を設けたこと、少し急に思わなかったかな?」

京太郎「そう、ですね……言われてみれば。ただ、俺と小蒔先輩の記憶が戻ったことを知られたのであれば、遅かれ早かれ動かれたのではないかと」

神代父「ふむ、話が早い……そう、君らの記憶が戻ったことが、すべてに起因すると言える。が、これでも少し、時間のかかったほうでね」

神代父「あの事故の日より、神代と須賀の間には亀裂が入ったわけだが、それは宗家の本意ではなかった」

神代父「だが、そうせざるを得ない理由があった……そこで双方の宗家は、まず分家の掌握に尽力することにした」

神代父「宗家の失脚を目論む、いわゆる反乱分子を燻りだし、掌握し、場合によっては――」

石戸父「ゴホンッ」

神代父「……うむ、まぁ、それはさておいて……要するに、宗家主導にて統制を取れるよう、今一度引き締めにかかっていたわけだ」

神代父「それには多大な時間を要したわけだが……それを果たさんとした目前、君らの記憶が戻ったわけだな」

神代父「そのことは、連中も知ることとなり――思わぬ事態に浮足立ったことで、連中にも隙が生まれた。おかげで、よりスムーズに事は運んだよ」

京太郎「はぁ……それは、おめでとうございます……?」

神代父「ふふ、ピンと来ないかな? まぁ、直接には君に関わりのないことだ。だが、その件に関わり、重大な失態が発覚した……わかるかな?」

京太郎「んー……俺にわかる範囲で、重大な――あっ! この前の、石碑の!?」

神代父「ご明察だ。あれの管理を務めていたのは、反乱分子の主犯となる力を持った分家でな。対処が遅れれば、家の取り潰しだけでは済まされない」

神代父「その危機を、自分たちが貶めた少年に救われたとあっては、もはや立つ瀬はない……彼らの発言権、影響力は地に落ちたも同然だ」

京太郎「……救われたってことは、やっぱり被害はださずに済んだってことですよね? 一応、そう聞いてはいるんですけど……」

神代父「うむ。迅速な対応ができたおかげでね……今後は宗家の管理にて、厳重に監視することになるだろう」

神代父「君のおかげで被害はなく、今後、被害をだすこともないはずだ……本当にありがとう」

京太郎「そう、ですか……はぁ、よかった……」

神代父「まず気にするのは、周囲の被害か……ああ、まったく……須賀のご老公、実に慧眼であらせられたな」

京太郎「?」

神代父「いや、その心根が素晴らしいと思ってね……さて、話を戻そう」
275 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/05/02(木) 16:10:55.31 ID:dop3vfBI0

神代父「そうして君らの記憶が戻り、分家の掌握もできたことで、ようやく準備が整ったのだ。当時の非礼を詫びる、その準備がね」

京太郎「…………えっと、つまり……今日来られたのは、俺に謝るため、ということですか?」

神代父「ふふ、まぁそういうことだ。料理については、滝見からは聞かされていなかったがな……サプライズのつもりだったのだろう」

滝見父「あの日から今日まで、京太郎くんがいかな薫陶を受けてきたか……それを感じてもらう趣向にしたかったのですよ。すまんな、京太郎くん!」

京太郎「は、はぁ……その、なんというか……すみません、わざわざ足を運んでいただいて……」

薄墨父「はー、確かに……初美の言ってた通り、腰が低すぎるねー、これは」

狩宿父「……やるときはやる男、と聞いてはいますけどね」

十曽父「ちょっと待ってください、皆さんそんなに話を聞いてるんですか? うちの娘、全然話題にしてくれないんですけど!」

滝見父「ははは、いかんなぁ十曽。娘とのコミュニケーション不足ではないか?」

石戸父「なにを言うか! 嫁入り前の娘が、男の話題を口にするなど……はしたない、けしからん! 霞にも、十曽の娘を見習わせてやらねば!」

京太郎(……俺が聞いちゃダメな話じゃないか、これ?)

神代父「まぁ、石戸の娘の反抗期はともかく――」

石戸父「は、反抗期ではありませんっ」

神代父「ともかく――無論、我々もただ、謝りにだけ来たわけではない」

京太郎「……察するに、そちらが本題ということでしょうか?」

神代父「いかにも。それで、だ――単刀直入に言わせてもらう。京太郎くん、小蒔ともう一度、婚約する気はないかな?」


京太郎「は………………はいいいぃぃぃっっっっ!?」


神代父「おお! そこまで快く応じてくれるとは……感謝するぞ、京太郎くん! いや、息子よ!」

京太郎「違います! いまのは聞き返しただけでっ……って、冗談ですよねっ?」

神代父「……真面目な話、冗談ではない。君と小蒔が婚約、婚姻ということになれば、我が家も霧島も安泰。須賀との関係も改善される」

神代父「もちろん、そういった政治的な話は抜きにしてもだ。君のような青年が娘婿となってくれれば、これほど喜ばしいことはないのだが」

京太郎「そ、そんなこと仰られても……その、小蒔先輩もお困りになると思いますし!」

薄墨父「……あー、はいはい。なるほどですよー」

狩宿父「これは……思っていた以上ですね」

滝見父「ははは、これだからいいのだよ、これだから!」

京太郎(え、なにその反応)コワイ
276 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/05/02(木) 16:11:41.73 ID:dop3vfBI0

十曽父「うちは構わないのですが……お三方は、言い分があったのでは?」

薄墨父「あ、ああ、そうでしたよー。京太郎くん、姫様のお相手は荷が重いと言うなら、うちの初美なんかどうですかー? お買い得ですよー?」

京太郎「娘を差しだすのに軽い! っていうか同じですよ、初美先輩がなんて仰るか――」

狩宿父「では、うちの巴はどうですか? すでに聞いておいたのですが、京太郎くんのほうが構わないなら、私のほうは――と」メガネクイー

京太郎「えっ?」

狩宿父「ですから――おや、電話ですね。すみません、失礼します」

『ちょっとお父さん、なに勝手なこと言ってるの!?』
「覗き見とは感心しませんね……はしたないですよ?」
『六家が集まろうとしてたから、つい……って、そうじゃなくて! 勝手になんの話してるの!』
「やれやれ、わかりませんか? 彼の血を入れることが、どれだけ有益か……巴もまんざらではないはずですよ?」
『そ、それとこれとは別! 親のほうから圧力かけるとか、色々な協定に引っかかるの!』
「やれやれ……巴、こういうのはですね、やったもの勝ちですよ」メガネクイッ
『お・と・う・さ・ん!』
277 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/05/02(木) 16:12:09.86 ID:dop3vfBI0

十曽父「……揉めてるみたいですし、放っておきましょう」

京太郎「は、はぁ……」

神代父「それより、滝見はどうなのだ? なにかあるなら、言っておくほうがいいぞ?」

滝見父「そうですな――」

京太郎「っ…………」ソワソワ

滝見父「ふっ……いや、私からは特には。こうしたことはやはり、若人同士で話すべきことですからな」

石戸父「わ、私は許さんぞ! どうせ貴様も、霞のことを不純な目で見ておるのだろう、許すものか!」

京太郎「ゆ、許すもなにも(見てないとは言ってない)……霞さんほど大人びた人に、俺みたいな子供は不釣り合いというか――」

石戸父「貴様ぁ! うちの霞がお前には不釣り合いだと!? 言わせておけばっ……」

京太郎(どうしろっちゅーねん)

神代父「ふふ、人気者だな、京太郎くん」

京太郎「そんな、他人事のように……」

神代父「まぁ、しかしだ――まだ高校生という若い身空でもある、話が急すぎたのは確かだね」

京太郎「そ、そうですよ……」

神代父「我々も、ここですぐ結論をもらいたいわけではない……ただ、そうした話があるということを、意識しておいてくれたまえよ」ポンポン

京太郎「そう言われましても……というか明日から、どういう顔でみんなと会えばいいのか……」

薄墨父「ああ、そうそう。僕たちがこういう話をしたってことは、娘たちには内緒で頼みますよー?」

京太郎「思いっきりバレてる人がいるんですが、それは……ん?」

メール『私はなにも見てないし聞いてないし言わない』

京太郎「巴さん……」

狩宿父「まぁそういうことですから、ご安心を」

京太郎「アッハイ、ご安心です」

滝見父「さて、それでは今日のところは、これで解散としよう。まぁただ、一つだけ言えることは、だ――」

京太郎「はい」

滝見父「我々は、そしてこの土地は、これからも君を歓迎する――ということだ。どうか末永く、誼を通じてくれたまえ」

京太郎「……はい、こちらこそ。これからも、よろしくお願いします」

石戸父「ふんっ……」

京太郎(やっぱり……前に会ったときより、なんか当たりがキツい気がする) ※その19、レス777参照

神代父「では、いずれまた、顔を合わせる機会もあるだろう。そのときは、もっとゆっくりと話せればよいのだが」

京太郎「そうですね。ですが、さすがにお忙しいでしょうから……お気持ちだけで十分です、ありがとうございます」

薄墨父「この気遣いですよー」

狩宿父「うちの役割と、相性がよさそうなんですけどねぇ」メガネクイッ

石戸父「なにがあろうと、私は認めん……認めんぞっ……」

十曽「最後までこれですか……では、失礼しますね」ハァ

京太郎「はい。それでは皆様、どうぞお気をつけて」

278 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/05/02(木) 16:12:56.05 ID:dop3vfBI0

京太郎「……あ、水物だすの忘れてたな」

滝見父「なに、夕食のデザートにでもすればよかろう」

京太郎「それもそうですね……あ、そうでした。給仕の人手を貸していただいて、ありがとうございました」

滝見父「いやいや。こちらこそ……頼みを聞いてもらっただけでなく、汚い大人たちの悪だくみに付き合ってもらって、本当にありがとう」

京太郎「……俺がお聞きした限りでは、どなたも汚い大人には思えませんでしたよ。ご自分の子供を案じられる、いいお父さんばかりでした」

滝見父「そうか……ありがとう」

京太郎「ただ、その……本人に無断で、意思を無視して、結婚の話をするのはどうかと思いましたけどね」

滝見父「ははは、確かにな! だが、意思を無視していたかどうかは、わからんぞぉ?」ニヤッ

京太郎「? えっと、どういう意味でしょうか……」

滝見父「ははははは、気にするな! 中年の戯言と聞き流してくれい!」ポンポン

京太郎「は、はぁ……」

滝見父「まぁ、なんにせよだ……君がもし、麻雀部の誰かとそういった仲になったとしても、反対する親は一人しかおらんということだ」

滝見父「そう考えれば、彼女らと深い仲になるということにも、現実味が出てこないかな?」

京太郎「……そう……かも、しれませんね」

滝見父「だろう? まぁ、まだ君らは若い……そうした悩みこそ、青春の華よ! 大いに悩め、若人!」バンバンッ

京太郎「そうします……」

滝見父「さて、それでは中に戻ろうか。外はまだまだ暑いからなぁ」

京太郎「あの……もし……俺と、春が――」

滝見父「うん?」

京太郎「……いえ、なんでもありません」

滝見父「そうか……どうだね、片づけが終わったら、道場で一勝負といかんか?」

京太郎「は――いえ、学校に行きます。みんな練習中でしょうから、少しだけでも顔をだしたいので」

滝見父「……うむ、そうだな。そうするといい。皆も喜ぶだろうからな」ポンポン

279 : ◆t2KkLw8Fc7QA [saga]:2019/05/02(木) 16:14:38.37 ID:dop3vfBI0

令和になったので、初投稿です

まぁ書き溜めはこれでほぼなくなったので、次は同じくらい間を空けて、かなり短めのを一つ
そこから最終章です
最終章はあと90%くらい書けば終わりのはずです
夏くらいに終われたらいいなぁ
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 16:55:21.78 ID:KIzjD0Dh0
乙!
待ってるぜ!
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 18:50:44.17 ID:eHfew1d/0
乙ー
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 22:18:20.92 ID:uvctQukLo
乙〜京ちゃんもはるるに惹かれてるかんじがみえてうれしい
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 22:27:20.89 ID:UJiBZl2SO
……つまり修行ダイスで熱烈出しまくれば強キャラが出来る?
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/02(木) 22:27:58.86 ID:UJiBZl2SO
誤爆すまぬ
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 01:38:14.68 ID:bcergcdMo
乙です
最終章も次のキャラも期待
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/03(金) 07:48:53.83 ID:eAH+GPpY0

おっさん回
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/03(月) 00:40:29.19 ID:dRvpq1X/o
保守
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/03(月) 01:25:23.78 ID:8FKsPW86o
積んできたものをじわじわと確認していくようなこの感じが尊い、たまらない
乙です
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