千歌「7人で新しいAqoursを!」

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53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:04:35.80 ID:VjjEhiYl0
果南「二度目の経験は今だね」

善子「今?」

果南「そう、今」

果南「何てったって私だけ1歳年上だからね。割と私の方を見てヒソヒソ話される事もあるよ」

果南「それでも逃げるわけにはいかない。今、逃げても得るものは無いし、立ち向かっていかないと得る事はできないと思うんだ」

善子「…」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:06:59.56 ID:VjjEhiYl0
梨子「私もピアノが辛くて逃げた事があるよ。でも、もう一度向き合う事ができたから今があると思うの」

善子「リリー…」

千歌「私も廃校が決まって、どうにもできないって事がわかると逃げそうになっちゃってた」

曜「私だって色々あるよ(千歌ちゃんの事でね)」

果南「それに新しい学校のみんなに受け入れてもらうためにライブをやるんでしょ?だったらここで休んでちゃいけないよ」

花丸「善子ちゃん、マルは善子ちゃんに学校に来て欲しい。善子ちゃんと一緒にスクールアイドルやりたいよ」

ルビィ「ルビィも善子ちゃんと一緒が良い!」

善子「…」

善子「ごめんなさい、みんな…。私、明日から学校に行く」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:07:47.79 ID:VjjEhiYl0

千歌「次の日から善子ちゃんは学校に行く事になりました」

千歌「ちょっと心配だったけど、善子ちゃんも新しい学校に慣れるように頑張ってるみたいです」

千歌「やっぱり新しい学校のみんなに認めてもらえるためにもライブを成功せないとね!」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:09:05.17 ID:VjjEhiYl0
英語の授業中


先生「松浦さん、この黒板に書かれてる英文を訳して下さい」

果南「はい」

果南「…」

先生「どうしたの?」

果南「わかりません」

「あんな初歩的な文章も読めないの?」「だから留年したんだ」ヒソヒソ

果南「…」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:11:23.13 ID:VjjEhiYl0
放課後の部室


ルビィ「もうすぐライブの日だね」

梨子「そう思うと少し緊張してくるわね」

曜「何度もライブをやってきたはずなのに…」

善子「私たちはラブライブを優勝したのよ!こんなのでビビるわけないじゃん」

花丸「本当はビビってきてるずら?」

善子「うぐっ…」

千歌「このライブが新しいAqoursの第一歩だもん。緊張しちゃっても仕方が無いよ」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:11:56.51 ID:VjjEhiYl0
千歌「あれ?そういえば果南ちゃんは?」

曜「今日は来てないみたいだね」

花丸「珍しいずら」

梨子「それが本来なら普通なんだけどね…」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:14:06.10 ID:VjjEhiYl0
果南「居残り自主勉強中かなん?」

果南「そりゃあ、あんな笑われ方したら悔しいからね」

果南「…何、私独り言を言ってるんだろ…」

果南(今頃…千歌たちは練習中かな?)

果南(もうすぐライブの日だもんね。頑張れよ!)

果南(…ちょっと見に行ってみようかな?)

果南(駄目駄目!勉強に集中!)

果南「…家で勉強した方が良かったかな」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:15:02.28 ID:VjjEhiYl0
数日後


千歌「明日がついにライブの日だね」

梨子「ドキドキしてきたわ」

曜「気合が入るであります!」

「Aqoursは明日がライブなんでしょ?」

「楽しみにしてるよ!」

千歌「ありがとー!」

梨子「クラスのみんなにも応援されるようになってきたね」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:16:14.78 ID:VjjEhiYl0
「そういえば松浦さんはライブに出るの?」

千歌「え?果南ちゃん?果南ちゃんは出ないけど…」

曜「っていうか果南ちゃんはスクールアイドル部に入ってないしね…」

「そうなんだ、残念だなー」

「私、Aqoursが9人だった時は松浦さんのファンだったのに…」

梨子「ごめんね…」

「松浦さん、一人でダンス練習してるとこ、つい最近見たからライブにも出ると思ってたんだけどなー」

千歌「え!?」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:17:17.86 ID:VjjEhiYl0
千歌「ねえ、果南ちゃん」

果南「ん?」

千歌「果南ちゃんもやっぱりライブに出ない?」

果南「…駄目だよ。今年は勉強に集中するって言ったじゃん」

千歌「クラスの人は何人か果南ちゃんがライブに出てくれる事を期待してたよ?」

果南「そうなんだ…その子たちには悪いけど仕方ないよ」

千歌「後、果南ちゃんが一人でダンスの練習をしてるのを見たってのも聞いたよ」

果南「!」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:18:04.20 ID:VjjEhiYl0
千歌「果南ちゃんもやっぱりライブに出たいんじゃないかな?」

果南「…あの時はたまたま気晴らしに身体を動かしただけだよ」

千歌「割と頻繁に果南ちゃんがダンスの練習してるっていう話も聞くんだけど…」

果南「…」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:21:00.60 ID:VjjEhiYl0
曜「果南ちゃんがライブに出れるように振り付けやフォーメーションも少しなら変更できるし」

梨子「歌のパートだって変更できるよ」

果南「…気持ちは嬉しいよ。でも駄目だよ。今は勉強に集中しなきゃ!」

果南「私、全然勉強できてないから…あははは」

果南「また卒業できなくて来年ルビィたちと一緒の学年になるのは流石にね」

果南「ごめんね…みんな」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:22:47.42 ID:VjjEhiYl0
千歌「断られちゃったね…」

梨子「仕方が無いわよ、今度ばっかりは。果南ちゃんの人生がかかってるんだし」

曜「ごめんって謝られちゃうとね…やっぱつらいな」

千歌「私は果南ちゃんと一緒にスクールアイドルやりたいけど…やっぱり仕方が無いかな…」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:23:44.04 ID:VjjEhiYl0
放課後


果南(家に帰ってきたは良いけどあんまり勉強に集中できないな…)

果南(ライブか…)

果南「ふぅ…」

ピンポーン!

果南「チャイムの音!誰だろ?」

果南「はーい!」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:24:52.85 ID:VjjEhiYl0
果南「!?」

鞠莉「ハーイ!」

ダイヤ「お久しぶりです」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:25:48.55 ID:VjjEhiYl0
鞠莉「か〜な〜ん!!!!」ダキッ

果南「なっ、何で鞠莉が!?」

ダイヤ「鞠莉さん!急に抱きついたら果南さんが驚くでしょう!」

果南「ダイヤまで、どうして!?」

鞠莉「だって久しぶりの果南なんだよ!ハグしちゃうに決まってるじゃない!」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:27:53.56 ID:VjjEhiYl0
果南「ちょっ、ちょっと待ってよ!?何これ!?夢なの?」

鞠莉「正真正銘、現実の鞠莉だよ!感触で分かるでしょ?」

果南「確かにこの体重は鞠莉だ…鞠莉少し太った?」

果南「いてっ!?何で脇腹をつねるの!?…痛いって事は夢じゃない!」

鞠莉「久々に会って早々そんな事言う!?」

ダイヤ「向こうで美味しいイタリアンばかり食べてるからそうなるんですわ」

鞠莉「そういうダイヤも東京に行って少し肉がついたんじゃない?」わしわし

ダイヤ「こら///やめなさい///もう!!」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:29:46.91 ID:VjjEhiYl0
果南(何だかこのやりとり懐かしいな…)

果南「って何で二人が沼津にいるの?!イタリアは?東京は?」

ダイヤ「ですから東京から帰ってきたのですよ」

果南「まあダイヤは良いよ。普通に里帰りという事で東京に帰ってくるのは理解できる。帰ってこれる距離だ。問題は鞠莉!鞠莉はイタリアでしょ?おいそれと帰ってこれる距離じゃないでしょ!?」

鞠莉「小原家のジェット機を使えばひとっ飛びデース!」

果南(これだから金持ちは…)
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:30:18.22 ID:VjjEhiYl0
果南「帰ってくるなら何で知らせてくれなかったの?」

ダイヤ「私もそうした方が良いと鞠莉さんにおっしゃったのですが…」

鞠莉「サプラーイズ!!」

果南「ああ、うん。鞠莉はそういうキャラだったもんね…」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:30:47.19 ID:VjjEhiYl0
果南「何でこの時期に何のために?!」

ダイヤ「それはもちろん…」

鞠莉「明日にある果南たち新生Aqoursのライブを見るためよ」

果南「!!」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:32:06.72 ID:VjjEhiYl0
果南「誰から聴いたの?」

鞠莉「千歌っちから」

ダイヤ「ルビィからですわ」

果南「まあ、確かに連絡しててもおかしくないか…」

ダイヤ「ルビィは動画で見せてあげるねって言ってたのですけど…」

鞠莉「どうせならリアルで見ようよって私がダイヤを誘ったの♪」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:33:37.31 ID:VjjEhiYl0
果南「まったく…大学はどうしたの?」

鞠莉「少しぐらい休んでも大丈夫よ!」

果南「鞠莉はまあそんな感じだけど、真面目生徒会長だったダイヤまでズル休みとはねぇ」

ダイヤ「コホン///1日ぐらいなら休んでも何とかなると思いまして」

果南「東京に行って悪い女になったねダイヤ」ニヤニヤ

鞠莉「Oh…ダーティーダイヤ!」

ダイヤ「そ、そんな事ありませんわ!東京に帰ったらちゃんとその埋め合わせはするつもりです!」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:34:15.80 ID:VjjEhiYl0
鞠莉「で、明日のライブはどんな曲を歌うの?衣装は?」

ダイヤ「鞠莉さん。そういうのは明日見てのお楽しみにしましょうよ」

鞠莉「果南がまたスクールアイドルやるなんてね!本当に明日は楽しみ!」

果南「残念だけど…私はやらないよ」

鞠莉・ダイヤ「え!?」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:34:43.60 ID:VjjEhiYl0
ダイヤ「何故ですの!?」

鞠莉「Why!?」

果南「何故って卒業できなかった理由を考えてよ」

ダイヤ・鞠莉「あっ…」

果南「今年の私は勉強に集中するんだ」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:35:26.73 ID:VjjEhiYl0
ダイヤ「そうですの…」

果南「うん。だから明日は観客席で一緒に千歌たちを応援しよ」

鞠莉「…」

鞠莉「果南…本当の気持ちを言って!」

果南「え!?」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:36:53.70 ID:VjjEhiYl0
鞠莉「果南、何だか辛そうな顔してる…。本当の気持ちを言えないって辛い事よ。私にはわかる…だから言って」

果南「…」

果南「…私も出たいよ」

果南「スクールアイドルをもう一度やりたいよ!」

果南「でも仕方ないじゃん…」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:44:00.83 ID:VjjEhiYl0
ダイヤ「果南さんの言う事は理解できます。正直、果南さんの去年の成績は絶句するほどでしたもの…」

果南「そこまでなの!?」

ダイヤ「でも、仕方ないで済ませてしまったら後悔するかもしれませんよ」

果南「…」

ダイヤ「そんなモヤモヤした気持ちを抱えて勉強してても果南さんの場合、身につくとは思えません」

ダイヤ「スクールアイドルと勉強、両方努力しようとする方があなたに合っていると思いますわ」

果南「そんなの無理だよ…」

ダイヤ「それなら勉強は教えてもらったら良いじゃないですか?あなたの周りには助けてくれる仲間がいるでしょ?」

果南「…」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:45:32.10 ID:VjjEhiYl0
果南「…本当はね、勉強の事だけじゃないんだ」

果南「鞠莉とダイヤが卒業してスクールアイドルを辞めたのに、私だけがスクールアイドルをやるなんて許される事じゃない」

果南「一度切りの高校生だから…かけがえのない時間の中だからこそ輝ける…それがスクールアイドルなんだよ」

果南「鞠莉とダイヤはその大切な時間を立派にスクールアイドルとしてすごし、それを終えた…」

果南「私だけが延長時間が与えられるなんてそれは卑怯な事だって思ってしまうんだ…」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:46:57.86 ID:VjjEhiYl0
ダイヤ「果南さん…あなたらしい考えですわね。その気持ちは理解できます。私も同じ立場になったら同じ事を言ったかもしれません」

ダイヤ「でも…」

ダイヤ「もう一度スクールアイドルができる…それはとても羨ましい事ですわ」

果南「!!」

ダイヤ「もう一度Aqoursとしてみんなで歌い、踊る…本当に夢のような話です」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:48:05.51 ID:VjjEhiYl0
果南「私だってみんなとスクールアイドルしたいよ!でも、二人はいないんだよ!鞠莉とダイヤは!!」

鞠莉「果南…ありがとう。私とダイヤの事をこんなにも好きでいてくれて…」

鞠莉「でも…」

鞠莉「私はもう一度スクールアイドルとして輝く果南が見たい」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:50:02.46 ID:VjjEhiYl0
果南「…」

ダイヤ「どうか、私たちに遠慮しないで下さい。新しくスクールアイドルとして羽ばたく千歌さん達の助けになって欲しいのです」

鞠莉「私たちがいないと嫌?それじゃあ、私とダイヤの想いも乗せて三人分で輝いてよ果南」

果南「…ずるいな二人とも」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:50:40.92 ID:VjjEhiYl0
果南「こんな事言われちゃ、もう一度スクールアイドルやるしかないじゃない…」

果南「また卒業できなかったらどう責任とってくれんの?」

ダイヤ「そうならないように沼津に帰ってきた時は勉強を見てあげますわ」

鞠莉「私だって!」

果南「鞠莉は流石に止めた方良いよ」

鞠莉「何でよ!」

果南「だって遠いし」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:53:41.06 ID:VjjEhiYl0
果南「せっかく二人が帰ってきてくれたのに用事ができちゃった。ごめん」

鞠莉「明日がライブだもんね」

ダイヤ「今からだと大変ですわよ」

果南「やれって言った張本人がそれ言うかな?」

鞠莉「大変な時こそ果南は実力を発揮するじゃない」

果南「まぁ、そうかもね」

ダイヤ・鞠莉「さぁ…」

ダイヤ・鞠莉「いってらっしゃい」

果南「うん、いってきます!」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:54:59.04 ID:VjjEhiYl0
部室


果南「みんな!」

曜「果南ちゃん!?」

ルビィ「ピギィ!?」

果南「ごめん…今から凄く勝手な事言うよ私」

千歌「…いいよ」

果南「明日ギリギリだけど私もスクールアイドルやりたい!!」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:55:39.14 ID:VjjEhiYl0
千歌「みんな、どうする?」

梨子「答えは決まってるでしょ?」

千歌・曜・梨子・ルビィ「もちろん大歓迎!!」

花丸「ずら!」

善子「ようこそリトルデーモン!」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:57:48.77 ID:VjjEhiYl0
果南「後、勉強も教えてね…(小声)」

千歌「みんな、どうする?」

曜「私、正直自分の勉強の事で精一杯かも…」

梨子「で、できるだけみんなで協力して教え合いましょ!」

花丸「三年生は大変ずら」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 05:59:14.61 ID:VjjEhiYl0
ライブ当日、体育館


ガヤガヤ

「私、楽しみー」

「Aqoursのライブが生で見れるなんてー」

「私、浦の星まで見に行った事あるよ」

「私、Aqoursもスクールアイドルも知らないけど大丈夫かな?」

「大丈夫ー大丈夫!見たら一目で大好きになるはずだから」

「全国優勝したスクールアイドルのライブが生で見れるなんてね!」

「でも、あの時は9人だったんでしょ?」

「私、ダイヤ様のファンだったのにー!」

「私は鞠莉ちゃん大好きだったよー!」

「人数減ってどうなってるかな?」

「脱退したメンバーの穴埋めをどうするかにも期待したいところだね」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 06:00:20.65 ID:VjjEhiYl0
鞠莉「聴いたダイヤ!私たちのファンがいるんだって!キャー!!」

ダイヤ「お静かに!」

ダイヤ「サングラスとマスクをつけて変装したのですから、バレたら意味がないじゃありませんか!」

鞠莉「そんな事する必要ないと思うんだけどなー」

ダイヤ「なんせ私たちは全国優勝を果たしたメンバーの一員なのですよ!有名人としての自覚を持たないと!」

「何だかあの二人怪しくない?」

「マスクとサングラスつけてるとか不審者丸出しじゃん」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 06:03:45.82 ID:VjjEhiYl0
ルビィ「うわぁ…人がたくさんいる…緊張してきた…」

善子「こ、こ、こんな事で緊張してるなんて…まだまだリトルデーモンとして修行が足りないわよ」

花丸「よ、よ、善子ちゃんもき、緊張してるずら…」

善子「ズラ丸だって、そうでしょ!」

花丸「手のひらに人という字を書いて…」

善子「我が心を静める呪文を唱えねば…エロイムエッサイム…」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 06:11:22.88 ID:VjjEhiYl0
いつき「全国優勝したのにまだ緊張するんだ」

よしみ「こんな事じゃ浦の星の名が泣くよ」

千歌「ありがとうね!三人とも。新しい学校になってもAqoursの手伝いをしてくれて」

むつ「いいって事よ!…それに嬉しかったんだ、またAqoursがスクールアイドルをやってくれるなんて…」

よしみ「だって千歌たちが初めて浦の星でライブをした時から私たち手伝ってきたんだもんね!」

曜「懐かしい話だね…」

いつき「がんばってね、みんな」

梨子「うん!」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 06:12:22.95 ID:VjjEhiYl0
千歌「さぁ行くよみんな!」

千歌「1!」

曜「2!」

梨子「3!」

花丸「4!」

ルビィ「5!」

善子「6!」

果南「7!」

千歌「0から1へ!」

千歌「1から新しい冒険に!」

千歌・曜・梨子・花丸・ルビィ・善子・果南「新生Aqours!サンシャイーン!!!」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 06:13:32.44 ID:VjjEhiYl0
千歌(別れの後の新しい出会いと旅路がテーマなんだ)

曜(何だか難しいテーマだね)

梨子(作詞できる千歌ちゃん?)

千歌(難しいけど頑張ってみるよ)

花丸(マルも手伝うずら!)

梨子(テーマに相応しい曲を作らないとね…)

曜(私たちも良い衣装を作ろうね)

ルビィ(うん!)

善子(あれ?ヨハネする事なくない?)

果南(善子はサポートしてあげないとね)
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 06:17:45.03 ID:VjjEhiYl0
『HAPPY PARTY TRAIN』


果南「開いたー花の香りから ー♪受けとったよーつぎの夢をー♪」

果南「さあどこへ行こうかなー跳ねるように行こうかな♪はじまりとー (さよならを) 繰り返して♪」

善子「会いたいのはー新しいときめき♪生まれたて 願いの熱さー♪」

善子「抱きしめて行きたいね♪軽やかに行きたいね♪思い出はポケットのなか♪」

花丸「ステキなー旅に出よう♪人生ってさ♪」

花丸「たくさんの場所へ続いてる♪ ワクワクだらけさ!」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 06:20:56.56 ID:VjjEhiYl0
「想いを乗せて♪ HAPPY HAPPY TRAIN to go!」

「あしたが呼んでるー僕たちをー♪」

「期待でかがやく♪瞳なら見えるよ♪遠い駅でーきっとなにかが待ってるね♪」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 06:23:06.39 ID:VjjEhiYl0




梨子「凄い拍手と歓声…」

善子「これでリトルデーモンを続々と増やす事ができるわ」

花丸「これで安心して学校に行けるずらね」

善子「うん、まぁね…」

ルビィ「良かった…成功して」

曜「やっぱりいつだって緊張しちゃうよね」

果南「あっ」

千歌「どうしたの果南ちゃん?」

果南「あそこで手を振ってるの鞠莉とダイヤだよ」

千歌「ほんとだ!マスクとサングラスしてるけどわかっちゃうね」

果南(ありがとう…鞠莉、ダイヤ)
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 06:26:44.27 ID:VjjEhiYl0

千歌「こうして新生Aqoursのファーストライブは大歓声とたくさんの拍手によって幕を閉じました」

千歌「ようやく私たちがこの新しい学校の一員になれたような気がします」

梨子「これから私たちは受験勉強をしながらスクールアイドルをしなければいけない事になるわけですが…」

曜「本当にこれが大変!」

千歌「両立してたダイヤちゃん鞠莉ちゃんは偉いなぁ」

果南「両立できてなかった私への嫌味?」

千歌「そんな事無いよ、多分…」

ルビィ「私たち7人は色んな苦労を重ねながら再びラブライブの舞台に挑む事になります」

善子「今度は挑戦者じゃなくて王者としてラブライブに出るのよ!」

花丸「でも、それはまた別のお話ずら…」


終わり
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/01(木) 06:29:05.15 ID:VjjEhiYl0
これにて終了です。
最後まで読んでくれた方、感謝です!
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/02(金) 07:44:35.21 ID:wof9WKRWO

面白かった
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 01:10:11.61 ID:UJAz5LSW0

かなんの卒業が一歩遠のいたか
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 08:55:52.04 ID:MJLozCSL0
これ果南は公式大会に出られるのか?
高校野球とかだと留年した3年生ってダメだろ
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