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【オリジナル】札束を拾った。
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/09(金) 06:30:41.64 ID:SDAm+7zR0
札束を拾った。
場所は〇〇町の小学校の通学路。
時間は下校途中。
雑学に定評があるAくんによると、お金というものは100万円で一束になっているらしくて、それが6つ、いつもの登下校の道端に落ちていた。
一番最初に見つけたのは、控え目な性格のBちゃんだった。
いつも何となく不安げにキョロキョロとあたりを見渡すような子である彼女が、これまたいつも通り私達のグループから一歩遅れてついてきていると、
「っ」
と声にならない声を上げて彼女は立ち止まった。
話題を振られない限り、会話にはあまり参加しない彼女が小さく声を上げたので、私達はなんだなんだと振り向くと、Bちゃんは顔を青くして左方を見つめていた。
同じ方向を数人が見やる。
「あほ、そんなぼーっとして、また転ぶぞ」
Bちゃんは凄く可愛い子だったので、やんちゃなCくんはいつもみたいに彼女を小突いてからかおうとしていて、それをAくんがたしなめていた。
(Aくんは知らないが、CくんがBちゃんを好きなのは私達の間では有名な話だ)
「どれ?」
「なにー?」
まあ、同じ方向を見つめたところで必ずしも目的の物が見つかるわけではない。
口々に私達が疑問の声を上げていると、Bちゃんはずっと左に顔を向けたままキョロキョロしてた目線を私に向けた。
「帰ろ!」
今までで初めて聞いた、Bちゃんの大声だった。
「え、え」
面食らった私の肩を掴む彼女を他所に、Cくんは気付かぬうちに左の原っぱを歩き回っていて、次にみんなを大声で呼んだ。
「すげぇぞ、これ」
Bちゃんが止める声などお構いなしにみんなが集まっていく。
私は顔を横に降る彼女の手を引き、その輪に加わる。
するとそこには6つの札束と、かたっぽだけの革靴が無造作に転がっていた。
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