【再放送】ジャビット「マスコット集合!!!」

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59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:03:49.18 ID:kTIya7fx0
BB「簡単な話なんだ。レオ、ハリー、そしてボクでカギ番を持ちまわっている…
   今のうちに準備を整えておいて、次のボクのカギ番の時にすぐに逃げればいい」

ジャビット「ほ、本当に協力してもらえるのか…?」

BB「もちろん。ボクは恋人を悲しませる様なことはしないヨ」

ビッキー(いつ恋人になったのかしら)

ドアラ「わーやったー!」

スターマン「出られるぞー☆やったーやったー☆☆」

 トラッキー「ちょぉ待てや」

ジャビット「トラッキー?」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:04:26.99 ID:kTIya7fx0
トラッキー「逃げるやぁ?それやったらラッキーはどうなる?さっきのカモメの姉ちゃんはどうなるんや?…それにな」

トラッキー「俺ぁ、あのモジャモジャの顔一発ドツいたらな気ぃすまへんで…!!」

マーくん「そ、そうだぞ!リーンちゃんを取り戻さないと!」

BB「ま、待ってくれ危険だ!スラィリーはいつも奥の部屋にいる…。 そこにはボクはほとんど入ったこともないし、開けることもできないんだ!」

ジャビット「そうだトラッキーまずはここから出なければ…」

トラッキー「ケッ、球界の盟主やなんやとエバっておきながら、
      スラィリーにあんなデカイ顔されたらケツまくって逃げるんかい」

ジャビット「な…!」

トラッキー「ほなあんたはそうしたらええわ。
      檻から逃げた野ウサギ様がこれからもプロ野球をまとめてくれるんやろなぁ」

ジャビット「ちっ…!分かったよ!!そうさ!スラィリーを倒す!あの糞野郎を!」

BB「キ、キミ達……!!」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:05:15.31 ID:kTIya7fx0
BB「いいかい?奥の扉を通ると三つに分かれている
   真ん中がスラィリーの部屋。残りの二つに、カレの強さの秘密が隠されているかもしれない」

ジャビット「そんなにヤツは強いのか?」

BB「ああ、間違いない。ボクも段々と思いだしてきたんだが、ボクもカレと戦ったんだ…だが、手も足もでなかった」

ドアラ「それでいつの間にか、手下にされていたんですか?」

BB「ウン。とてもじゃないけど何人かが一斉に飛びかかったくらいじゃ倒せないと思うヨ」

トラッキー「それにお前の話やとまずそこに入られへんやろ?どうするんや」

BB「一つ手がある。スラィリーは女のコを連れていくだろう?」

マーくん「……」

BB「そろそろ次の獲物を欲しがる頃サ…。そこを突くんだ」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:05:43.15 ID:kTIya7fx0
………

………………

BB「大体計画がまとまったネ。だがあと二人。協力者が必要だヨ」

トラッキー「んなモン、俺とジャビットでええやんけ」

BB「キミ達はこの中でも特に目立つ二人だ。キミ達がいなくなれば、すぐに相手に気づかれてしまうヨ」

マーくん「お、俺が頑張るぞ!リーンちゃんを取り戻すんだ!絶対絶対だぞ!!」

ジャビット「……マーくん、お前は少し意気込み過ぎだ。
      リーンちゃんのことに目が行き過ぎて冷静に任務を遂行できないんじゃないか?」

マーくん「そ、そんなことはない……と思うけど…そう言われると自信ないぞ……」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:06:28.62 ID:kTIya7fx0
クラッチ「…なんだか誰か協力者が要るみたいだね。僕でよければ立候補しようかなぁ」

スターマン「ええ〜☆!?何言ってんのさァ〜☆
      そもそもさっさと逃げればいいのにさぁ、モジャ公を倒すだなんてマジイミフなんだけどー☆」

クラッチ「…僕は新参者だから…少しでもみんなの力になりたいんだ…」

スターマン「そんなこと気にするゥ〜?☆ ないないないないマジ意味ない!
      内輪もめなんだからさぁ、昔っからいる人らに任せればいいじゃーん☆」

クラッチ「うん、そうかもしれないけど…。でもこのままじゃ僕は本当のマスコットになれない気がするんだ」

スターマン「どゆこと?」

クラッチ「他の人たちは…色々なシーズンや試合を一緒に乗り越えて来たんだよ。その中には苦しい時もあったと思う。
     僕はまだ生まれて数年で…。まだ全然そういう経験が少ないんだ。
     ここでみんなの力になれれば…みんなの本当の仲間というか、本当のマスコットになれるんじゃないか…って」

スターマン「…………」

クラッチ「………へへ、考え過ぎかな…」

スターマン「なんだよ…カッコいいじゃん……☆」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:07:20.40 ID:kTIya7fx0
ドアラ「え…?」

BB「君達が協力してくれるのか?」

クラッチ「うん。怖いけど…絶対頑張るよ!」

スターマン「き、基本無料で協力してあげるけど不測の事態が発生した時はか、課金するからねっ☆」

BB「センキュー二人とも…!これでこの計画がうまくいきそうだ!」

………

……………

  ガチャリ

スラィリー「やあ君達、また来てしまったよ」

リーンちゃん「あ〜んスラ様待ってぇ〜」

マーくん「!!」

COOL(落ち着くんだゼ、マーくん)
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:08:17.37 ID:kTIya7fx0
スラィリー「はっはっ…リーンちゃん、マーくんに挨拶してあげなさい」

リーンちゃん「あら〜マーくん。ごめんネ、あなたとの関係終わりにしたいの。だってあなた…魅力がゼ・ロなんですものキャハハ」

マーくん「……ぅぅ…!!」

スラィリー「ま、そういうことだ。さて今日も一人だけここから出してあげよう。よ〜し誰がいいかな…?」

スラィリー「決めた!君にしよう。バファローベル君!きたまえ!」

ベル「は…はいですも…」

スラィリー「そうそう…素直なのが一番だよ」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:11:38.68 ID:kTIya7fx0
https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/44/0000236644/25/imgb74e40d8zik4zj.jpeg
COOL(千葉ロッテマリーンズ)
現在は引退
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:12:28.37 ID:kTIya7fx0
ブル「ベ、ベルゥ!行っちゃダメだぁ!戻ってこい!戻ってくるんだぁ!!」

ベル「も、も……?」

ブル「駄目だ駄目だ駄目だ!ベルゥゥゥゥゥーーーー!!!行かないでくれぇえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

ジャビット(なんかアイツいやに張り切るな)ヒソヒソ

トラッキー(最近アイツ、ベルと絡まんと出番あらへんねん。目立と思とんのやろ)ヒソヒソ

ベル「お兄ちゃん…わたしはスラィリーさんと…いえ、スラ様と一緒に行くことに決めたも…」

ブル「ベルゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーー!!!!」

スラィリー「まぁそういうことだ。バファローブル君、残念だったな。では行こう、ベル君」

ベル「はいですも…」

 キィィ…ガチャン
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:13:38.49 ID:kTIya7fx0
〜廊下〜

スラィリー「ふふ…君は本当に素晴らしい。ラッキー君もリーンちゃんもはじめは酷く暴れてね…
      やはり素直が一番だよ」

ベル「わ、わたしも早くあんな所から出たかったですも…」

スラィリー「もうお兄さんのことは気がかりではないかね?」

ベル「も、もちろんですも…わ、わたしは…スラ様に尽くしますも…」

スラィリー「ふふふ…そうかね。楽しみだ。さて、ここが私の私室につながる扉だ」

 ウィィィィィ……ン ガシャン

ベル(こ、ここが…。確かにBBさんの言った通り三つに道が分かれてるも…)

スラィリー「さぁベル君。こちらにきたまえ…うん?ベル君?」

ベル「あ…あの…お願いがありますも…」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:14:24.29 ID:kTIya7fx0
ベル「スラ様は…メイドは嫌いですも…?」

スラィリー「メ、メイド?」ピュイー

ベル「ナースさんやスチュワーデス、巫女さんなんかはどうですも…?」

スラィリー「な、なんの話だね?」

ベル「わたし…スラ様に精一杯ご奉仕したいんですも。それでわたしコスプレが趣味だから…」

ベル「色んなわたしでご奉仕できたら嬉しいなって…思ったんですも」

スラィリー「ああベル…嬉しいよ。その気持ち…とても嬉しい」ピュイーピュイーピュイー

ベル「ありがとうですも!」ニッコリ

ベル「それではわたしの衣裳箱がこちらに届きますので、手配しておいて下さいも!」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:14:54.46 ID:kTIya7fx0
〜数十分後〜

BB「皇帝陛下!何やら大きな箱が届いておりますが…」

スラィリー「おおBB!待ちかねていたぞ!扉を開けるからそこに置いておくんだ」ピュイーーー

 ウィィィィィン…

BB「…では陛下、ここに置いておきますネ」

 ゴトッ…

BB「それでは…」

 プシューッ ガシャン
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:15:34.50 ID:kTIya7fx0
スラィリー「さあ届いたようだね。では取ってこようか」

ベル「お待ちくださいもスラ様!服を観られるのは恥ずかしいですも。それに…」

ベル「どんな服があるかは…お楽しみですもっ♪」

スラィリー「ふふふ…なるほどその通りだ」ピュイーーー

ベル「では…わたしが取ってきますも!」

 タタタ…
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:16:24.53 ID:kTIya7fx0
ベル「……」カチャカチャ

 がちゃっ

クラッチ「ふう〜やっと外に出られる」

スターマン「ほんとほんと☆暑苦しいったらないよ〜☆この衣裳箱〜☆」

ベル「しっ!二人とも静かにだも!計画はここからだも!」

クラッチ「うん。それじゃあ僕は右の道を…」

スターマン「僕は左の道から情報を探ってみるねぇ〜☆」

ベル「大丈夫だも?」

クラッチ「うん。僕達は情報には強いから。ベルちゃんこそ大丈夫?」

ベル「大丈夫だと思うも。計画通りは私はここから出てみんなの所に戻るも」

スターマン「じゃあ…グッドラック☆」

 タタタッ…
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:17:00.62 ID:kTIya7fx0
ベル「さぁ…早くここからでないと…」

 カチャカチャ

ベル「え…?」

 『パスワードを入力して下さい』

ベル「パ、パスワードかも?」

ベル「え、えっとえっと…」

ベル「分かんないも!」

ベル「どうしよう…」

ベル「と、とりあえずあの二人のどっちかと合流するも!」

ベル「………」

ベル「クラッチ君の方にしよっ!」

 タタタタタ…
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:17:45.53 ID:kTIya7fx0
スラィリー「ベル君…まだかね?いくらなんでも遅…  !」

スラィリー「ず、随分と大きな衣裳箱だな…なんだこれは…」

スラィリー「…」

スラィリー「確かに衣裳はたくさん入っているが…いくらなんでもこの衣裳箱は大きすぎる」

スラィリー「この服の量に明らかに合っていない」

スラィリー「……」

スラィリー「なるほど…そういうこと、か」ピュイー
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:18:25.30 ID:kTIya7fx0
〜右の道〜

 タッタッタッタッ…

クラッチ「はぁはぁ…どこまで続いてるんだろ…」

ベル「もっ、もっ、クラッチ君待って…も」はぁはぁ

クラッチ「ベ、ベルちゃん!?なんでここに!?」

ベル「ち、中央の扉を開けようと思ったらパスワードが必要だって…それで私分からなくて…」はぁはぁ

クラッチ「そ、そうなんだ…それなら僕らの計画一から考え直さないと…」

ベル「でも…この先に何か情報があるかもしれないも!」

クラッチ「あ!行き止まりだ!」

ベル「……部屋があるも…」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:19:16.71 ID:kTIya7fx0
ベル「……真っ暗だも…?」

クラッチ「ベ、ベルちゃん待ってよ」

ベル「入ってみないと何も分からないも!」

ベル「もしもーし、誰かいるかも…?」

ベル「……暗くてよく見えないも…」

クラッチ「………」

ベル「えーと明りは…」

 ポンポン

???「もしもし……?」

ベル「えっ……!?」

???「なにか……用か……!?」

ベル「キャ、キャアアアァァァァァァァァァァ!!!」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:19:49.88 ID:kTIya7fx0
〜左の道〜

スターマン「はぁはぁ…」とてとて

スターマン「な、長いなぁこの道…もう疲れたから帰ろうかな…☆」とてとて

スターマン「ん…んん?あれは…行き止まり!?」

スターマン「部屋があるぞ…☆」

スターマン「もしかしたらここに…何か情報が?」

 ガチャッ

スターマン「お、おじゃましまーす…。えーと僕、あやしいものじゃ…」

スターマン「!」

スターマン「こ、これは…たくさんの情報…!?これさえあれば…あのモジャ公に…!」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:20:18.33 ID:kTIya7fx0
〜牢獄〜

トラッキー「遅いなぁ…連中」

ジャビット「BBがカギ番をしている今のうちに帰って来ないといけない筈なんだが…」

BB「! 誰か来たようだヨ」

 ぎぃ…


スターマン「た、ただいまぁ〜☆」


ジャビット「! スターマン!無事だったか!」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:20:48.04 ID:kTIya7fx0
トラッキー「なんやて…!?あのモジャ男を倒すチャンスがあるやて…!?」

ジャビット「本当かスターマン?」

スターマン「うんっ☆情報室から得た情報だから間違いないよっ☆」

マーくん「す、すごいゾ〜スターマン!」

スターマン「へへへ…☆」

バファローブル「……ちょっと待ってくれ…ベルはどうしたんだ?予定ならもう帰ってきてる筈だろ?」

スターマン「……よく分からない…☆」

ビッキー「そんな…!」

スターマン「でも…僕の得た情報通りにすればきっとみんな助けられるよ☆」

ジャビット「よし!じゃあスターマンの持ってきた情報をもとにスラィリーを倒す計画を練るぞ!」

スターマン「うんっ☆きっとうまくいくよっ☆」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:21:36.67 ID:kTIya7fx0
〜そして夕方〜

BB「…さて、僕のカギ番が回ってきたわけだが…ラビットボーイ、本当にやるのかい?」

ジャビット「ああ…もちろんだ!」

BB「オーケー。それじゃカギを…開けるヨ」

 ガチャリ

トラッキー「よっしゃ行くでえ…!あんにゃろうをノシたる…!!」

つば九郎『しゃばのくうき ぷは〜』

マーくん「リーンちゃんと…クラッチも心配だぞ…。絶対助けだすゾ!」

ビッキー「あ、あのBBさん…どうもありがとう…」

BB「いいのさ。人生のパートナーのためなら何をしたって痛くもかゆくもないヨ」

ビッキー(いつ人生のパートナーになったのかしら)

スターマン「さあみんな☆ 僕についてきてっ☆」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:22:23.81 ID:kTIya7fx0
そろ〜っ

燕太郎「うん。誰もいないみたいだ。通れるよ」

ジャビット「それにしてもツイてるな…ここまでハリーにもレオにもあってないぜ」

スターマン「僕の情報通りだよぉ☆」

八カセ「むむ…これが噂の中央への扉か…?どれどれ」ピポピポ

 ブブーッ

 『パスワードが違います』

八カセ「むむ…分からん!」

スターマン「大丈夫だよ、八カセ☆ パスワードは…」ピッピッピッ…

 『やっぱりカープはナンバーワン』

 ピーーッ

 『パスワードを認証しました』

ジャビット「よし!これで先に進めるな!」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:23:21.22 ID:kTIya7fx0
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八カセ(オリックスバファローズ)
現在は引退
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:24:01.98 ID:kTIya7fx0
スターマン「さっ、こっちだよぉ☆」

スターマン「こっちだ…この先に進めばスラィリーがいるよっ☆」

トラッキー「よぉしいよいよや…拳がうなるでぇ!」

ジャビット「よーし観念しろぉスラィリー!……って」

ドアラ「あれ?」

ジャビット「なんだこりゃ…ただの広い部屋じゃないか…」

つば九郎『がら〜ん』

トラッキー「おいスターマン、間違っとるんちゃうか?スラィリーなんておらへんやんけ」

スターマン「ん〜ん★ な〜んにも間違ってないよぉ★ 計画通り計画通り★」

スターマン「ここでみ〜んな死んでもらうっていうスラィリー様の計画通り★★★」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:24:49.59 ID:kTIya7fx0
スラィリー「くっくっくっ…よくやったぞスターマン」

トラッキー「スラィリー!!」

スラィリー「よくやったぞスターマン。一階級特進だな」

スターマン「ハッ★ ありがたき幸せです皇帝陛下★」

ジャビット「おま…スターマン!お前…俺達を売ったのか!?」

マーくん「ヒドいゾスターマン!!」

スターマン「やめてよ人聞き悪いなぁ…★ 僕は皇帝陛下に『幸せ』にしていただいたんだ。とっても素晴らしいんだよぉ★」

スターマン「みんな皇帝陛下にひざまずこうよ。それで幸せ…それが幸せ…みんな幸せ…★★」

トラッキー「お前…よくも…よくも!!」

ジャビット「落ちつけ!俺達の方が数的有利!!一斉にかかれば絶対に倒せる!」

 ハリーホーク「そうかな?ジャビット君」

  ドサッ

 BB「う…う……」

ビッキー「BBさん!!」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:27:11.93 ID:kTIya7fx0
ハリーホーク「我らがホークファミリーの手でちょいと制裁を加えさせてもらったよ。ちょっとやり過ぎちゃったかな?」

BB「うう…」

つばみ「ひ、ひどいわ…!」

レオ「酷い?貴様らもいずれはこうなる運命だ」

ジャビット「レオ!」

レオ「我…鷲、鷲のはらから共…そして我が妹ライナ…果たして数的有利などと言えるかな?兎よ」

トラッキー「な、なに言うてんねん!これでもまだまだこっちの方が数は多いでえ!」

マーくん「い、いや違うゾ!」

リックホーク「ふふ…その通りです!」

 ジャキッ ジャキッ ジャキッ

ハリーホーク「こっちにはバスーカがあるのさ。君達などイチコロだ」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:27:54.96 ID:kTIya7fx0
https://stat.ameba.jp/user_images/20141021/03/bt1229/f1/8c/p/o0480064013104584775.png?caw=800
ライナ(埼玉西武ライオンズ)
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:29:20.53 ID:kTIya7fx0
ジャビット「く……!!」

トラッキー「くそっ…こっちには何の武器もあらへんで…!」

ジャビット「ここまで…か…」

ドアラ「諦めるんですか?」

トラッキー「……」

ドアラ「相手が強いからって戦いをあきらめてたら何もはじまりませんよ」

ジャビット「……」

ドアラ「『相手で星勘定してたら何もはじまんねぇよ。野球もガンダムも同じだよ。なぁドアラ』」

ドアラ「…僕のかつての上司の言葉です」

ドアラ「お二人がどうなさるのかは勝手です。でも僕は…僕達は戦います」

マーくん「その通りだゾ、ドアラ!やってみなきゃわかんねぇゾ!」

つば九郎『おりのなかじゃる〜び〜ものめない。ふたりもはやくはらきめよう』

ブル「やるぞ!勝てない戦いなんてないって選手達が教えてくれたんだ!」

ジャビット・トラッキー「…………」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:30:22.55 ID:kTIya7fx0
ドアラ「いくぞーかかれー」

ハリーホーク「フン…馬鹿な連中だ。やれぇ!ファミリー!!」

 ウワァァァァァァ…

ジャビット「…トラッキー」

トラッキー「なんや」

ジャビット「この前は悪いこと言っちまったな」

トラッキー「もうええてそのことは」

ジャビット「…俺はお前を…共にプロ野球を支えていくライバルであり、仲間だと思ってる。今までも…これからも」

ジャビット「今までありがとよ。そして…これからも絶対負けねえからな」

トラッキー「こっちの台詞や。ジャビット」

ジャビット「うおおおおおお!!行くぞぉぉぉぉーーーー!!!」

 ウワァァァァ…
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:31:19.49 ID:kTIya7fx0
ブル「うぉぉぉ!僕は牛型ロボットなんだ!バズーカなんて効かないぞ!!」ドガッ

八カセ(まだその設定覚えてたんか)

ドアラ「いくぞ!必殺バク転キック!」 タッタッタッ…クルッ ドテッ

つば九郎『おなかでぼい〜ん』 ボイーン

ハーキュリーホーク「うわぁっ!?」

つばみ「こっちもボイーンよ!」ボイーン

ライナ「きゃああっ!」

トラッキー「おりゃぁぁぁ!数年前まで暴れん坊やった俺をなめるなよ!!」ゲシィ

ジャビット「こい!球界の盟主の力を見せてやる!」バキィ

COOL「いくゼ!環境戦士の力を受けてみろ!」ドカッ

レオ「ぐふぅ!?」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:32:14.90 ID:kTIya7fx0

……
…………

ライナ「あ、あァン…」はァはァ

ハリーホーク「な、なんてことだ…この私が…この私がッ…!」

レオ「ぐ、ウウウ…体が動かぬ…!」


ジャビット「はぁはぁ…ざまぁみやがれ」

トラッキー「ヘッ…大したこと…あらへんな…」はぁはぁ

スラィリー「まさか本当に君達がハリー達を倒してしまうとはな…」

 スターマン(ヒェーッ 大変だ★隠れてて良かった★)

スラィリー「だが君たちも満身創痍じゃないか。それで私を倒せると?」

トラッキー「ぬかせ。いくら疲れとってもこの人数に対応できるとおもとんのかい!」

ジャビット「その通りだ!諦めるんだな、スラィリー」

 BB(駄目だ…人数の問題じゃないんだ、ラビットボーイ…やつは…やつは…)

ジャビット「いくぞぉぉぉーーーー!!!」

スラィリー「ククク…残念だ…君達がそこまで愚かだとはな…」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:33:22.31 ID:kTIya7fx0
スラィリー「私には究極の奥の手があるのだよ…」パチン!

スラィリー「む・・・!?」

スラィリー「……!!」パチン!パチン!

スラィリー「むぅ…!?なぜだ…奥の手が……!?」

 
  ベル「無駄だも!スラィリー!!!」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:34:30.01 ID:GnDCDQeTO
スラィリー「ベル……!!!」

ベル「あなたの奥の手はお見通しだも!」

ベル「これが…いえ、この人があなたの強さの秘密だも!!」

  ヌッ
 
???「…………」

トラッキー「な、なんやアレ!?」

ジャビット「スラィリーが…もう一人!?」

クラッチ「それは違いますよ!」

マーくん「クラッチ!無事だったのか!…じゃあそのスラィリーみたいな人は!?」

クラッチ「この人は…メジャーのフィラデルフィア・フィリーズのマスコット、『フィリー・ファナティック』です!」

フィリー・F「弟よ…もうやめよう……こんなことは…」

スラィリー「く……!!」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:36:38.54 ID:kTIya7fx0
http://assets.nydailynews.com/polopoly_fs/1.2831128.1476477056!/img/httpImage/image.jpg_gen/derivatives/gallery_320/philadelphia-phillies-phillie-phanatic.jpg
フィリー・ファナティック(フィラデルフィア・フィリーズ)
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:37:26.84 ID:kTIya7fx0
トラッキー「スラィリーの…」

ジャビット「兄弟…!?」

スラィリー「くぅッ……!!」


クラッチ「この人は今までスラィリーさんの影役として暗躍していたんです」

フィリー・F「…今までハ、弟のためだト思って協力しテきたが…」

フィリー・F「どれだケ、酷いコトをしていたのカ…この二人から聞いたヨ…」

スラィリー「ムムム……」


トラッキー「それにしてもお前ら、よう外人さんにちゃんと伝えられたな」

クラッチ「一応ウチは公用語が英語なので…」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:38:23.55 ID:kTIya7fx0
ベル「そういうことだも!スラィリー!あなたのもくろみはこれでおしまいだも!」

スラィリー「………」

フィリー・F「弟ヨ…もう終わりにしよウ……」

スラィリー「……負けた…よ…」ガクッ

ジャビット「……スラィリー…なぜこんなことを……」

スラィリー「……」

フィリー・F「こんなコトをしてしまった弟だけド…可哀想な身の上なんダ…」

スラィリー「……話すよ…全てを……」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:39:06.30 ID:kTIya7fx0
私はこれまでプロ野球チームのマスコットでありながら、 ファンから好かれているとは言い難かった……

スラィリー「どれどれ、少し私の評判をネットで調べてみようかな」カチャカチャ

スラィリー「こ、これは!?」

『スラィリー キモイ』
『スラィリー 怖い』
『スラィリー 不気味』

スラィリー「なんてことだ…!」

その日以来、私は他のマスコットの評判を気にするようなった…。 すると今まで気づかなかったのが不思議なほど、私と他のマスコットでは、ファンの反応が違ったのだ…

スラィリー「やぁ!子供たち!」

子供たち「わぁぁぁぁーーん!こわいよぉーーー!!」

スラィリー「……」

ジャビット「やあ子供たち!」

子供たち「わぁー!キャッキャッ」

スラィリー「…………」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:39:51.76 ID:kTIya7fx0
だが私には唯一の支えがいた…それは広島ファンの両親に育てられた少女…広子ちゃんだ…

広子ちゃんは赤ちゃんの時から毎試合のように広島市民球場に連れてこられていた…
   
広子の親「おっ、スラィリーだ!スラィリー、僕の子供の広子だ。抱いてやってくれよ」

スラィリー「……」

広子「キャッキャッ…スラ、スライリー、キャッキャッ」

スラィリー(広子ちゃん…)

彼女は何度も笑った…。 試合にくるたび、私は広子ちゃんをだっこした…。彼女は私の腕の中で育ったようなものだよ…
赤ちゃんのころ…一人で立てるようになったころ…幼稚園に入ったころ…ずっと私は見守り続けたんだ。だが…

スラィリー(あれ…?今日はご両親だけだ。広子ちゃんは来ていないのか)

数年して様子が変わった…
ちょうど彼女が小学生に入る頃だろうか…。広子ちゃんは球場に来なくなった。

スラィリー「…広子ちゃんはもう小学生…。野球なんて興味なくしてしまったんだろう…。そう、自然なことじゃないか…」

私はあきらめていた…。
しかし今年…ついに広子ちゃんを球場で見つけたんだ。
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:41:02.56 ID:kTIya7fx0
広子ちゃんはマツダスタジアムの前で友だちと待ち合わせをしているようだった 。彼女は背番号13、堂林のユニフォームを着ていた。 戻ってきてくれたんだ。彼女はカープファンとして球場に…。

私は思わずかけよった…。
ずっと成長を見守り続けていた広子ちゃんはもう小学校高学年といったくらいだろうか…。
その成長した姿に、私はつい感動し、我を忘れてしまったんだ。

スラィリー(ひ、広子ちゃん…)トテトテ

広子「んーもう着いたよー。早く中入って翔太クン見たいからさー、早く来てよ…ってキャァ!」

スラィリー(広子ちゃん…すっかり大きく…)

広子「キャ、きゃっなんなの?!キモイんですけど!」

スラィリー(え……?)

私はますます我を見失ってしまった…。
広子ちゃんに忘れられたことを、拒絶されたことを受け入れられなかったんだ…

スラィリー(広子ちゃん!私だ!スラィリーだよ!)

広子「き、キモイって!なんなの!もう!」

スラィリー(広子ちゃん!)ピュイー

広子「ちょっとやめ…  !!?  ………。
……スラィリースキ…」

スラィリー「!!?」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:42:05.91 ID:kTIya7fx0
広子「スラィリースキ…スラィリーカワイイ…」

スラィリー「…私が鼻からピロピロ笛を出した途端…何が…!?」

私は気付いてしまった…。
飾りだと思っていたピロピロ笛は、人の脳を改造する能力があったのだ…。
それだけでなく、毒を噴射するなど…様々な恐ろしい力を秘めていたのだ…。

広子「キャーッ!スラィリーカワイーッ!スラィリースキーッ!」

その日以来、広子ちゃんは私の応援だけをするようになってくれた…。

広子「スラィリーカッコイイよーッ!」

だが彼女の声を聞くのは…辛かった……。

私は堪え切れなくなり…とうとう彼女の脳をもとに戻した…。

広子「翔太クーン!ホームラン打ってー!」

……。再び私への歓声はなくなった…。
そんな中、他のマスコット達が好かれている姿が、たまらなく憎かった……

スラィリー「………」

私は決めた…。もう好かれなくてもいい。
だが他のマスコット達にも…嫌われる悲しみを…愛する人から拒絶する辛さを植え付けてやると誓ったのだ…
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:42:50.17 ID:kTIya7fx0
スラィリー「そして私は、まずレオ君とハリー君を呼び寄せ、彼らの思考を改造したのだ」

フィリー・F「そのコロ…ワタシも弟からその話を聞いタ…弟の不幸を和らげてあげたいと思イ…協力しタ」

スラィリー「だが、それが愚かな行為だと心の底では思っていた。 もう終わりにするよ。改造したレオ君やラッキー君も元に戻そう…」

ジャビット「……」

スラィリー「君たちも解放しよう。ここはマツダスタジアムの地下だ。 ここから出ればマツダスタジアムに出られる…」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:43:32.41 ID:kTIya7fx0
ウィィィーン… ガシャン

マーくん「階段が出て来たゾ〜」

ドアラ「でも…もう夕方だ。カープの試合がはじまってるじゃないですか」

ブル「そうだ、スラィリー、君はどうするんだ?」

スラィリー「……一人になりたい…私はここに残るよ…」

ベル「で、でも試合にあなたがいないと…」

スラィリー「すまない…だが、一人にしてほしい…」

ジャビット「……」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:45:19.20 ID:kTIya7fx0
………
…………

ハリーホーク「ふぅ…酷い目にあったな…」

レオ「うむ。まだ頭がクラクラする…」

ベル「でもスラィリー、これからどうするんだも…?」

トラッキー「知らんがな。アイツが立ち直るかどうかはアイツの問題や」

ドアラ「あ、そろそろ外だ。今日はカープ対ベイスターズですね」

  ワァァァァァァァ……
 
客「おい今日の試合なんか足らなくね?」
客「あ、そうだ人形がいねぇよ、どっちのチームも」
客「あれ?あれ、ジャビットじゃね?」
客「ほんとだ、他のマスコットもいるじゃん」
客「何アレ、イベント?」
客「今日ってオールスターじゃねーよな?」

BB「…HAHA…ちょっと気まずいね。早く僕達それぞれのホ ームに帰ろう」

ハリーホーク「いや…だが、なぁんか腹立たないか?あのモジャ野郎に好き放題されてよ…」

レオ「うむその通りだ。鯉の者に復讐をせねば気が済まないな」

ハリーホーク「ここの客…ボコっちまおうぜ」

ジャビット「えっ……?」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:46:08.25 ID:kTIya7fx0
ジャビット「お、おいお前ら…何を…!おい!」

ハリーホーク「フハハ!広島のファン共め!食らえ!」ぺちっ

レオ「広島の子供たちめ!復讐だ!食ってやるぞ!」

 子供たち「キャーーッ!!」

トラッキー「ククク…おもろいことするやんけ。俺もやるで!」ガバッ

ドアラ「確かにまだ気はすみませんね…。ドアラもやります」

BB「よぉし!ボクもやってやろうじゃないか!」

 子供たち「キャアァァーーーーーーッ!!」

ジャビット「おま、やめろ…!やめろ!!何やってるんだ!!」

トラッキー「……ニブい奴やなぁお前も…」

ジャビット「え…?」

 子供たち「キャアーッこわいよー!助けてーっ!」

ジャビット「ああ…そういうこと…か…」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:46:55.78 ID:kTIya7fx0
スラィリー「………」

フィリー・F「弟ヨ…」

スラィリー「すまない…でもグラウンドに立つのがたまらなく怖いんだ…」

フィリー・F「ン…?何か聞こえないカ…?」

 キャーッ ヤメテーッ タスケテーッ

スラィリー「子供たちの声…?」

 タスケテーッ ジャビットヤメテー ライオンコワイヨーッ

スラィリー「やめろ…」

スラィリー「カープファンのみんなに手を出すのはやめろぉぉぉぉ!!!」ガバッ

 ダダダダダダダダダダ…
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:47:51.46 ID:kTIya7fx0
スラィリー「お、おいお前ら!!やめろ!子供たちを放せ!」

ハリーホーク「ふん。お前に好き放題やられた仕返しだ。この子供たちは食ってしまおう」

子供たち「うわーーーん!!食べられたくないーーーっ!!!」

BB「この女の子達はボクがもっとイイ所に連れてってあげるよフヒヒ」

燕太郎「パ○チラパシャッ!パ○チラパシャッ!」

女の子たち「ちょっキモイって!やめてよ!」

トラッキー「そういうことや。ま、因果応報やな」

つば九郎『しゃーない』

スラィリー「ファンは…子供たちは関係ない!巻き込むのはやめろ!!」

ジャビット「じゃあ止めてみせるんだな。…力づくで」

スラィリー「う、うおおおおおおおおおお!!!」

スラィリー「血管針攻撃!毒ガス攻撃!粘膜バリア!血液凝固弾!!」バババババ
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:48:31.72 ID:kTIya7fx0
ジャビット「ぐ…ぐわぁあああああ!!」

レオ「や、やられたー」

トラッキー「くぅ…こ、ここは引き上げるで!!」

ハリーホーク「お、覚えておけよ!子供たちは解放してやるよ!」

BB「クソゥ…女の子たちは惜しいが相手が悪い!逃げさせてもらうヨ!」

スラィリー「……!みんな…!?」

 子供たち「わぁーーっ!スラィリーありがとう!!」

 女の子達「え、何コレイベント?ケッコードキドキしたんだけどー。スラィリーありがとっ!」

スラィリー(……みんな……ありがとう…)

ジャビット(気にすんな)

トラッキー(俺らお前と違って、そんな簡単に嫌われたりせぇへんねん)

広子「あ…スラィリー……」

スラィリー(! 広子ちゃん…!)

広子「かっこよかったよ…スラィリー」ぎゅっ

スラィリー「………!」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:49:07.38 ID:kTIya7fx0
ブル「はぁーくたびれた」

ハリーホーク「全く…もうすっかり試合がはじまってる時間だ」

レオ「帰るのなら送って行くぞ?我が西武バスでな」

トラッキー「関西近辺で試合あるヤツぁ阪神電鉄使ったってや」

BB「しかしボクはどうしようかな…西武バスは北海道まで運んでくれるのかい?」

レオ「ハハハ!よかろう!だが特別料金だ!」

ベル「うふふ、でも、よかったもね。スラィリーさん」

ジャビット「ああ。だがここから先はあいつ次第だ」

ドアラ「でも、きっとうまくやってくれるでしょう。同じキモマスコットとして応援します」

つば九郎『みなさん なにか わすれてませんか』

ジャビット「ん、何か…?……あ。」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 19:49:49.10 ID:kTIya7fx0
スターマン「皇帝陛下!ご機嫌麗しゅう!囚人どもが脱走したそうですが大丈夫でしょうか!?」

スラィリー「………u」


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