Jervis 「Hey、Darling!ゼッタイ離さないでね!」 五月雨 「......」

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141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 04:18:43.71 ID:ran6AopdO
雨は、いつか病むさ
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 07:40:03.12 ID:zP5ChHeg0
五月雨は、止まない・・・
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 09:31:14.73 ID:jHX8e2KDo
Jervisのゲス顔が見える
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 09:36:24.70 ID:q9w/jbrmo
きっと五月雨がこうなる事も織り込み済みなんだろうな
後は破滅させて合法的に排除か
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 13:36:52.22 ID:6n5tSBhDO
>>140
はんごろしがいいなあ
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 13:43:28.28 ID:UP5+yiBkO
五月雨に暴力振るわせようとしてるところを撮影&提督に目撃させて解体処分ダゾ
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 16:35:11.98 ID:mjNroK9YO
堕天使五月雨エル
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 21:16:16.71 ID:VtlfSFYD0
しかしこの手のドロドロ模様に高確率で絡まない白露型の
長女と3女は余り重くないという印象が有るからだろうか
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 22:05:32.09 ID:AxM3x3hd0

時雨(1日を経て、週末を経て、1週間を経て)

時雨(ボクの行動は、あの場にいた子と、山城を含む一部の子しか知らない)

時雨(ボクも、あんまり知られたくないから正直、良かった)

時雨(そしてあの時、五月雨が口にした目標は達成されている、と思う)
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 22:06:36.64 ID:AxM3x3hd0

時雨(今までよりも、みんなは提督に振り向いてもらおうと頑張ってるし)

時雨(五月雨も、いつものように笑顔を崩さず、提督の傍にいて)

時雨(いや、違う、前よりも、もっと近くに提督の傍にいると思う)

時雨(それは、誰から見ても明確で、ボクらは振り向いてほしいから、正直、そう思ってて)

時雨(目標は達成されてる、でも、鎮守府の雰囲気が良くなったとは、一概に言えない)
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 22:07:29.31 ID:AxM3x3hd0

Jervis「Ah、シグレ、お久しぶり!」

時雨「久しぶり、ジャーヴィス、最近あんまり、提督の近くにはいないね」

Jervis「For busy!でも、これで良いのよ!」

時雨(ジャーヴィスは、あの日以降、最低限の用事以外で執務室には行かなくなった)

時雨(それは恐らく五月雨にとって良いことであって)

時雨(そして、あれほど彼女を嫌悪していたみんなにとって、悪いことでもある)
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/08(日) 22:08:24.04 ID:AxM3x3hd0

時雨「まさか、ジャーヴィスの遠慮ない行動を寂しく思う日が来るとは思わなかったよ」

時雨(ボクらは、ジャーヴィスみたいに全く遠慮しないような行動は出来ない、ちょっとは遠慮する)

時雨(だけど、心を決めた以上、遠慮はしたくないわけであって、でも遠慮して、今でも葛藤して)

時雨(五月雨は、元々遠慮なんて無かったけど、独占欲が強くなったと思う)

時雨(ボクらは葛藤してて、五月雨は独占欲が強くて、そんなの、思うことは一つ)

Jervis「Straightに言っちゃいなよ、シグレ、五月雨が邪魔だって」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/09(月) 21:25:07.12 ID:emV3fMAt0
い、胃が痛い
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/09(月) 22:12:01.65 ID:eR/7F6tF0

時雨「君がいつものような行動を見せてくれたら、ボクらも勇気を貰えるのに、意地悪な子だね」

Jervis「『今日も一日お疲れ様』って、ズイホウはまた言いたいでしょうね」

Jervis「いつも気軽にHugしてたのに、毎回睨まれたらユウダチも不快に感じるよ」

Jervis「提督がサミダレに遠慮しちゃって、タバコも吸えないってベールヌイが愚痴たれてたよ」

Jervis「みんなのために置いてた机のお菓子の箱が無くなって、モガミはつまみ食いが出来ないんだって」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/09(月) 22:12:57.39 ID:eR/7F6tF0

時雨「すごいね、君は、本当によく見てる」

Jervis「その場のことしか分からないのはOut Of the Question、未来を予想するだけじゃThird-rate」

Jervis「予想して、誰が得するかを考えたらSecond-rate、誰が損するか分かればTop-rateよ」

Jervis「カガとヤマシロはこの状況を危惧してるけど、今回の件に関して注意を諭すTypeじゃないわ」

Jervis「当たり前よ、二人は誰よりも五月雨と長く過ごしてるもの」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/09(月) 22:14:00.64 ID:eR/7F6tF0

Jervis「さて、シグレ、この先はどうなると思うかなー?」

時雨「愚問だね、三流のボクには分からないよ、一流のジャーヴィスが、教えてくれないかな」

Jervis「それこそ愚問よ、だって、そんなの分かりきってるじゃない!」

Jervis「このままみんなのStressが溜まって、提督は今度こそ決断を迫られると思うわ」

Jervis「でも、提督は軍人だもの、軍の士気を損なわない未来を選択して、サミダレは見限られる」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/09(月) 22:15:03.91 ID:eR/7F6tF0

Jervis「そうしたら、後は私達の戦いよ、だから、勝てるBattleって言ったの!」

時雨「そっか、でも、そんなに簡単に五月雨が見限られるとは思わないけどね」

Jervis「提督は、提督のことを第一に考えてたサミダレが好きだったんだよ」

Jervis「でも、今のサミダレは余裕がなくて、私達と同じように、自分が一番になっちゃったんだから」

Jervis「同じ立場の人とは、Equal Footingで争うのが、この国で言うところのスジってものでしょ?」
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/09(月) 22:16:21.06 ID:eR/7F6tF0

時雨「キミは本当に、物の言い回しが上手だね、そう言われたら、ボクもそう思ってきちゃったよ」

Jervis「でも、今私が行ったら、サミダレはまた自信を失くして、Positiveじゃなくなるわ」

Jervis「Rivalがいないから、独占しちゃうのよ、だから私は、まだ参戦しないかな」

時雨「計算高い子は同性からも嫌われるよ、あんまり、他の子には言わないでね」

Jervis「信頼してるシグレだからこそよ!それこそサミダレに聞かれたら、殺されちゃうわ!」
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/09(月) 22:17:21.95 ID:eR/7F6tF0

時雨「...本当に、気を付けてね、君の性格はともかく、論理を聞けなくなるのは辛いから」

Jervis「Don’t worry!でも、シグレの忠告、胸に留めて気を付けるわ!」

時雨「嫉妬してるとは言え、ボクの大切な妹だ、ボクはボクで、君の未来が破綻することを願うよ」

Jervis「Aha! I mean the future is a future! Let’s enjoy now! See you , Shigure!」

時雨「うん、じゃあね、ジャーヴィス」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/09(月) 22:20:53.26 ID:eR/7F6tF0

時雨「さて、ボクもお昼の業務に、ん?」ガタッ

時雨「...誰かいるの、かい?」

時雨「気のせい、だよね...」クルッ

バタンッ

五月雨「 あ は っ 」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 22:35:42.14 ID:mutoTbXLo
ひいぃ
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/09(月) 23:47:21.18 ID:hyR72HSJ0
さあ、ほのぼのして参りました(吐血)
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 01:15:18.33 ID:7mTsVAO30
この五月雨すらも、実はジャヴィは織り込んでる気がして怖かっこいい
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 02:19:52.37 ID:pj+roOiq0
アハ体験ですね。脳にきましたか
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 13:54:48.36 ID:h2weoCCzO
やっちゃえ五月雨ちゃん!
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 14:03:57.86 ID:JuFUWhU/O
個人的には五月雨やジャービスより手首くるっくるの時雨の方が嫌い
最初は五月雨の味方面してたのにあっさりとジャービスに言い包められて手のひらで利用されてるし
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 01:35:41.53 ID:umpw2/p+O
狡猾になりきることも、自分の欲望に忠実になることもできない、比較的常人ポジションなんだろう。主人公としてはいい設定づけだ。
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/11(水) 16:47:28.87 ID:rPa0KJQTO
五月雨本妻の力を見せつけるんだ
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/11(水) 22:27:47.27 ID:ZDLpW8vz0

翌日 フタヒトマルマル

コンコン

時雨「誰だい、こんな時間に」ガチャッ

Jervis「...Hey、シグレ、夜遅くにゴメンね」

時雨「ジャーヴィス?どうしたんだい、そんな神妙な顔して」

Jervis「サミダレが、私に工廠へ来い、って」
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/11(水) 22:35:00.13 ID:ZDLpW8vz0

時雨「...こんな夜遅くに、かい」

Jervis「Yes、提督から、何か聞いてる?」

時雨「いや、何も聞いてないよ」

Jervis「シグレの話、胸に留めてるわ、付いてきてもらえるかな?」

時雨「万が一何かあったら、デメリットしかないからね、お安い御用だよ」ガチャッ
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/11(水) 22:53:34.19 ID:ZDLpW8vz0

加賀「あら、こんばんは、二人共」

時雨「お疲れ様、加賀、夜間見回りの帰りかい?」

加賀「ええ、後は五航戦に任せてきたわ、二人はどうしたのかしら」

時雨「どうする、加賀にも話しておいた方が良いと思うよ」

Jervis「そうね、実は...」
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/11(水) 23:05:44.41 ID:ZDLpW8vz0

加賀「嫌な予感しかしないわね...」

時雨「何かを話し合うにしても、この時間、しかも工廠だよ」

Jervis「カガが大丈夫なら、是非とも付いてきてもらえる?」

加賀「ええ、全然構わないわ、むしろお願いしたいくらいよ」

Jervis「Thank you、加賀、よろしくね」
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/11(水) 23:13:14.94 ID:ZDLpW8vz0

時雨「それにしても、君がこういったお願いをしてくるとはね」

加賀「同感ね、あなたならこんなことにも一人で対応するかと思ってたのだけれど」

Jervis「私が自分の行動に責任を持てないってこと?そんなことはないよ」

Jervis「Britishは何かあれば面と向かって言ってくるわ、どんな議論でもEqualityよ」

Jervis「こんな、片方にAdvantageのあるような場を設けたりはしない、陰険、って言うのかしら」
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/11(水) 23:17:33.28 ID:ZDLpW8vz0

時雨「そう言った国民性だとはよく言われるよね、僕は、よく分からないけど」

Jervis「良い意味もあるよ、自分にAdvantageがあるってことは、勝てるってことだもの」

Jervis「国際会議における日本のNEMAWASHIはGlobal Languageと言われるからね」

Jervis「でも、今回に限っては陰険よ、こんなの、対応したことが無い、対応の仕方が分からない」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/11(水) 23:18:17.68 ID:ZDLpW8vz0

加賀「五月雨は幼いけれど、提督のことを第一に考えてる子よ、そんなことはしないわ」

Jervis「提督のことを、ね、もうそんな余裕は残ってないと思うけど」

時雨「追い詰めすぎたんだよ、正論が自分の立場を良くするとは限らないからね」

Jervis「それにしても、逆恨みが過ぎるわ!だから対応の仕方が分からないって、言ってるじゃない...」
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/11(水) 23:48:42.83 ID:ZDLpW8vz0

Jervis「入るよ、シグレ」ギイィ

五月雨「...ジャーヴィス、ちゃん」

Jervis「な、なに、要件があるなら早く言ってほしいかな」

五月雨「え、あっ、ジャーヴィスちゃん!ごめんね!こんな時間に呼び出して!」
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/11(水) 23:49:25.00 ID:ZDLpW8vz0

時雨(薄暗い照明が辺りを幽かに照らすだけの工廠で五月雨は立っていて)

時雨(亡霊のような、そんな、この雰囲気に合致した五月雨は、一瞬の後、いつもの五月雨に戻った)

時雨(肩透かしを食らったようだった、もっと、どす黒い雰囲気になると思ってたから)

時雨(ジャーヴィスでも緊張してたんだ、だから、いつもの五月雨を見て、安心して)

時雨(安心して、安心して、安心して、一瞬感じた違和感なんて、掻き消されてしまって)
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/11(水) 23:50:32.89 ID:ZDLpW8vz0

Jervis「え、えと、何かな本当に、私だって忙しいんだよ」ハァ

五月雨「ごめんね、でも、一つ伝えたいことがあって」

Jervis「Uh?この前、伝えたいことは伝えたんじゃないの、他に何があるって」

五月雨「昨日、時雨ちゃんと話してたこと、全部聞いたよ」ユラァ

時雨「なっ」
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/11(水) 23:51:27.03 ID:ZDLpW8vz0

Jervis「っ、サミダレ、どこで聞いてっ」

五月雨「全部、聞いたよ」ガシッ

Jervis「ひっ」

五月雨「全部、全部、全部、全部、ぜんぶ、ぜんぶ」

五月雨「きいたよぉ?」ニヤァ

Jervis「あ、あぁ、あぁぁぁ...」ガチガチガチガチ
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 00:16:25.81 ID:LfekX1XCo
やだこわい
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 00:32:30.43 ID:1VButNL7O
でもジャーヴィスのこれ演技でしょう?
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 00:41:16.13 ID:Yo5AW/tnO
まあこうなる事を考えての時雨と加賀の布石だもんなあ
予定調和でしょ
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 12:50:03.47 ID:iOfDOjuDO
予定調和過ぎても面白くないからここは五月雨が他殺に見せかけた自殺を謀るに1億ジンバブエドル
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 15:49:07.65 ID:QLtPs1Qlo
>>183
しね
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 21:23:11.03 ID:LfekX1XCo
提督の管理不行き届きだよね。
最初に五月雨のケアをしにいった時に事情を把握すべきだった
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 05:50:32.47 ID:sRnuPvarO
提督が五月雨と一発ヤれば解決だな
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 17:38:26.54 ID:+L4idGhw0
指輪をモルドールに捨てに行こう。
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 18:43:06.75 ID:8wp3s503o
五月雨ちゃんはサウロンだった…?
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 10:57:55.58 ID:w5d8/s7J0
提督がハッキリとした態度を示さないのが悪いだろ
どんな考えをもっていても、それをちゃんとした言葉にしなかった時点でただの日和見主義者よ
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/18(水) 13:36:11.50 ID:Bmz6+7Y10
sedov_taylor-master
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/01(火) 04:06:53.66 ID:3uGFWs9N0
まだすか
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/03(木) 19:25:32.45 ID:Ljcy6ur+0

加賀「いい加減にしなさい!五月雨!」

加賀「トラブルの元がどちらであろうと、恐怖で相手を追い詰めて良い理由なんて無いわよ!」

五月雨「...そうですね、加賀さんの言う通りです、ごめんね、ジャーヴィスちゃん」パッ

Jervis「っ、Fucking Shit!聞いたからなに!何かあるなら言いなよ!」

五月雨「Jervisちゃん、鎮守府の雰囲気壊して楽しいの?」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/03(木) 19:26:14.07 ID:Ljcy6ur+0

Jervis「私はみんなにきっかけを与えただけよ!」

Jervis「自分の気持ちをopenにして鎮守府の雰囲気が悪くなる?そんな場所潰れてしまえばいいのよ!」

Jervis「自分の立場を盾にして!何かあったらこうやって呼び出して!」

Jervis「陰険なあなたが、サミダレが、この鎮守府の雰囲気を壊してるんじゃない!」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/03(木) 19:28:32.20 ID:Ljcy6ur+0

五月雨「そんなんことないよ、ジャーヴィスちゃん」

Jervis「っ、今の話が、realじゃない!」

五月雨「私は他の子も遠慮しないでって言ったよ」

五月雨「その上で、私もみんなと同じように遠慮してないだけ」

五月雨「それなのに、他の子は遠慮してるのに私は遠慮してない、なんて言われたら、私はどうすればいいの?」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/03(木) 19:32:29.42 ID:Ljcy6ur+0

Jervis「それは、っ、あなたが何度も伝えるしかないでしょ!」

Jervis「鎮守府の雰囲気を壊したくないなら!それなら、それくらいの面倒事引き受けて」

五月雨「私が、みんなに遠慮した時、塞ぎ込んでた時、手を伸ばしてくれなかったのに?」

時雨「っ、ボクは、それでも、五月雨を!」

五月雨「山城さんに促されて、ね、そうだとしても、時雨ちゃん以外には言わなくていいよね?」
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/03(木) 22:10:52.88 ID:ieMB63qVO
流れ変わったな
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 23:20:15.79 ID:NnJl/ddr0

Jervis「...Jesus I'm gonna wretch my fucking guts out!」

五月雨「そう怒らないでよ、だって、私はあなたと同じ土俵で勝負してるだけだもん」

五月雨「だからね、ジャーヴィスちゃん、今の雰囲気の責任を私に求めるのはお門違いなの」

五月雨「でも、実際に雰囲気は悪くなってるんだから、犯人探しはしなきゃいけないよね」

五月雨「だから、ごめんね、ジャーヴィスちゃん、もう一度言うよ、雰囲気壊して楽しい?」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 23:25:48.90 ID:NnJl/ddr0

Jervis「...お前は、お前はぁぁぁっ!」ガシッ

五月雨「離してよ、ジャーヴィスちゃん」パッ

Jervis「何を分かったように言ってるの!あなたが、何を知っているの!」

Jervis「私と一緒に戦ってたみんなは、あなたのいないカンタイは、本当に眩しかったのに!」

Jervis「Darlingもいて!みんなもいて!だから、だから来たの!」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/04(金) 23:32:03.39 ID:pZ47lbCTO
やめてよね
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 23:34:41.68 ID:NnJl/ddr0

Jervis「お前がいなければ!お前さえいなければっ!」グッ

Jervis「お前のせいでぇぇぇ!うああああぁぁぁ!」ダッ

加賀「ジャーヴィス!」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 23:35:54.40 ID:NnJl/ddr0

時雨(一瞬だった)

時雨(ジャーヴィスが五月雨に掴みかかろうとするのも)

時雨(五月雨が不自然に一歩後ろへ下がるのも)

時雨(何もかもが一瞬で、でも、確かに)

時雨(五月雨は、見たことの無い笑顔を見せて)
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 23:51:07.66 ID:NnJl/ddr0

五月雨「ダメだよ、ジャーヴィスちゃん、足元には気を付けないと」

ピンッ

Jervis「っ、な、に」

ドンッ

Jervis「...ぇ」
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 23:52:02.58 ID:NnJl/ddr0

時雨(何かの線を引っ張ったような音が、工廠に響いて)

時雨(ジャーヴィスが足元に目をやった瞬間に、聞き慣れた音が、砲撃の音が耳を劈いて)

時雨(ジャーヴィスの背中から、天使の翼が開いた)

時雨(真っ赤な真っ赤な天使の翼が、一瞬開いて、羽はすぐに嫌な音と共に地面へと落ちていって)

時雨(一瞬硬直したジャーヴィスは、前のめりになって、その場に崩れ落ちた)
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 00:33:21.43 ID:BO7ILPnPO
やったぜ。
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 01:03:37.33 ID:tOWja8JL0

加賀「え、あ、え、え?」

時雨「五月雨!何をやって」

ドンッ

時雨「っ痛!」

五月雨「ごめんね、時雨ちゃん、大事な顔に傷つけちゃって、でも、これで全部解決するから」ジャキッ
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 01:05:03.55 ID:tOWja8JL0

時雨「っ、単装砲なんて、どこに隠して...!」

五月雨「使われてない装備の山に黒い布を被せるだけでも、薄暗い工廠の中じゃ見えないんだよ」

加賀「な、に、うそ、うそよ、だって、だって...」

時雨「加賀!落ち着いて!早く提督を!」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 01:05:54.60 ID:tOWja8JL0

五月雨「加賀さん、ダメですよ、加賀さんがいないと、時雨ちゃんが大変なことになっちゃう」

加賀「っ」ビクッ

五月雨「ごめんなさい、加賀さん、時雨ちゃん、でも、後少しで、みんなシアワセになれるから」

五月雨「ねえ、ジャーヴィスちゃん?」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 01:07:22.15 ID:tOWja8JL0

Jervis「い、や...こんな、ところで...」

五月雨「大丈夫だよ、ジャーヴィスちゃん、また、すぐに会えるから」

五月雨「この国では介錯って言葉があってね、徒に苦しみを長引かせたらダメなんだよ」

Jervis「うそ、だ...お願い、だから、だから...」

五月雨「だぁめ、今、楽にしてあげる」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 01:09:06.28 ID:tOWja8JL0

Jervis「Jervisは、Jervis、は...」

五月雨「バイバイ、ジャーヴィスちゃん、また、後で」

Jervis「たす、けて、Darli...」

ドンッ

ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ ...
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 01:13:31.17 ID:HhwYxCAzO
実力行使に出るなんて失望しました那珂ちゃんのファンやめます
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 04:18:25.15 ID:blhMWOKZO
ハイクを詠め
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 10:06:59.56 ID:G4MWkaiPo
かーなーしーみのー
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 10:13:38.98 ID:TJ57nlXaO
暴発事故に巻き込まれるなんてラッキージャービスも運が悪い
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 12:03:44.74 ID:/++glE7s0
敵を追い込むときは、逃げ道を一つで良いから与えておかねば死力を振り絞られてしまうのだ
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 15:18:38.55 ID:tOWja8JL0

時雨(永遠に続くようにも感じられた砲撃音は、気付けば止んでいて)

時雨(硝煙の匂いと、血生臭さが、世界を包み込んでいた)

時雨(加賀は、胃の中身を全て出してなお、何かを吐こうとして、えずいて)

時雨(ボクは、あまりに現実離れした光景をただ茫然と、気付けば涙を流しながら見ていて)

時雨(そして、五月雨は、ジャーヴィスだったモノを、無数の肉塊を、ドロドロな眼に映していた)
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 15:49:54.28 ID:tOWja8JL0

五月雨「よしっ、終わった、終わった、やっと、終わった!」

五月雨「あはははっ!ねえ!見てよ二人共!アレを!何も喋らない、ただの血肉袋を!」

五月雨「今寝たら、すっごい良い夢見えるんだろうね!ああ、もう!ホントに残念だなぁ!」

五月雨「だからさ、この余韻をベッドまで残すためにも、二人も後少しだけ手伝ってください!」

五月雨「ねえ、加賀さん、時雨ちゃん、ふふ、頑張ろうねぇ!」ニコニコ
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 15:59:15.41 ID:tOWja8JL0

加賀「ひ、いやっ、こな、いで...っ」

五月雨「もう、加賀さん、そんなに怖がらないでくださいよ、すぐに終わります、からっ」グイッ

加賀「ひいっ!」

五月雨「加賀さんは、ただ、あの汚れを清掃してもらうだけですから、だから」

五月雨「お願いしますね、それとも、加賀さんも同じ姿をご所望ですか?」ニコッ

加賀「う、ぁ、わかった、わかったから、だから、うぁ、ああぁぁぁ...」ポロポロ
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 16:06:49.39 ID:2NcOATpm0
昼メロとラノベの嫌なところを足したような後味の悪さ
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 16:07:56.95 ID:tOWja8JL0

五月雨「ありがとうございます、加賀さん、それじゃあ、時雨ちゃん」

時雨「っ」ビクッ

五月雨「時雨ちゃんは、一緒に付いてきてくれる?」

時雨「なん、で?」ビクビク

五月雨「行けば分かるよ、時間も限られてるから、ほら、いこっか」
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 16:22:12.46 ID:88SXzLsGO
時雨にもお仕置きしなきゃね
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 16:32:15.94 ID:tOWja8JL0

時雨(何も考えられなくて、でも本能的に、震える足を無理やり立たせて)

時雨(連装砲と探照灯を手渡されて、工廠を、鎮守府を、五月雨に付いていくまま移動する)

時雨(満月、月光に照らされる空の下、海の上、鎮守府近海を、会話なく進んで)

時雨(進んで、進んで、鎮守府も見えないくらい沖に出たところで、不意に五月雨は足を止めた)

時雨(背中に見慣れないドラム缶を背負った五月雨の表情は、月の光の陰に隠れてる、けど、きっと)
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 16:39:37.34 ID:tOWja8JL0

五月雨「落ち着いた、時雨ちゃん?傷つけちゃったことは、本当にごめんね」

時雨「…もう、後戻りはできないよ、君は解体される、それくらい、君のしたことは重罪だ」

五月雨「ううん、時雨ちゃん、私だって、後先考えずにあんなことしないよ」

時雨「っ、もう全てが遅いんだよ!今更どんな手を打っても、ジャーヴィスを殺した事実は!」

五月雨「時雨ちゃん、なんで深海棲艦を撃滅すると、艦娘が現れるんだと思う?」

223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 16:47:33.27 ID:tOWja8JL0

五月雨「話を逸らして、って顔してるね、でも、ちゃんと説明するから、私がしようとしてること」

時雨「...敵が、艦娘の体を体内に取り込んでいるから、深海棲艦を倒すと、取り込まれてた魂が解放される」

五月雨「じゃあ、それぞれの海域で現れる子が異なる理由は知ってる?」

時雨「...噂程度だけど、聞いたことはあるよ、依代が無いんだろう?」

五月雨「そう、半世紀前の遺物でもいい、今の私達の、遺骸でもいい、依代がないと、みんなは顕現されないの」
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 17:02:44.21 ID:tOWja8JL0

五月雨「でも、だとしたら、こういう見方も出来るよね」

五月雨「過去の遺物も何も関係ない場所で轟沈した人も、自分の遺骸がそこに残っていれば顕現できるって」

時雨「...言ってることは分かるよ、ボクは海流で遺骸が流されるから、って解釈してるけど」

五月雨「うん、それもある、でも一番の理由は、他に理由があるの」

五月雨「過去の出来事と関係ない場所の遺骸は、時間と共に、依代としての能力が失われるんだ」
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 17:10:19.98 ID:tOWja8JL0

時雨「それが、今回のことと何が関係して」

五月雨「じゃあもう一つ、なんで轟沈された艦娘は、無傷で顕現するんだと思う?」

時雨「…考えたこともないよ、そんなこと」

五月雨「深海棲艦はね、私たちみたいに入渠ドックが無いから、体内に回復機能を有してるの」

五月雨「その中で、艦娘の体が回復することが極稀にあるの、恐らく誤飲で、体の一部がそこに入るんだろうね」
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 17:16:06.03 ID:tOWja8JL0

五月雨「もちろん、体の一部から全快ってことはないから、結局は魂の回復を指してるんだろうけど」

五月雨「機密情報も色んな学者さんが色んな解釈をしてるから、でもこれだけは確実」

五月雨「敵の体内に体の一部があって、海域に依代があれば、どんな艦娘であれ、轟沈後すぐなら顕現できる」

時雨「五月雨、君はいったい、なに、を、っ!」ハッ
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 17:19:48.84 ID:tOWja8JL0

時雨「まさか...っ!」

五月雨「うん、そうだよ、時雨ちゃん、これが私の最善策」

五月雨「ここで、ジャーヴィスちゃんをばら撒いて、もう一度顕現させる」
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 18:14:22.54 ID:tOWja8JL0

時雨「正気じゃない!そんなの!そんなこと!」ガシッ

五月雨「時雨ちゃん、落ち着いて、まだ出来ないと決まったわけじゃないから」

時雨「出来る出来ない以前の問題だ!亡骸の一部を利用して顕現させる!?死者を愚弄するにも程があるよっ!」

時雨「それに、そんなことが可能ならもう噂になって!」

五月雨「噂になってないって、実現されてないって意味じゃないんだよ、時雨ちゃん」
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/05(土) 19:50:49.16 ID:1DZW2KDA0
時雨も口封じに一度轟沈させられるんじゃね?
というかトラブルの度に五月雨が毎回轟沈させてる気がする
その五月雨も提督に轟沈させられるor提督すら轟沈させてドロさせられず発狂とか
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 20:21:47.79 ID:tOWja8JL0

時雨「そん、な...」

五月雨「機密情報だし、報告数も少ないから、でも、確かにそう言うことはあったの」

五月雨「だけど、成功確率は高くない、深海棲艦が誤飲してくれないと、顕現されないから」

時雨「そうだよ!そんな低い確率に賭けるなんて、どうかしてる!」

五月雨「でも、やるしかない、時雨ちゃん、探照灯点けてもらえる?」
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 20:30:18.10 ID:tOWja8JL0

時雨「...確かに、探照灯で深海棲艦の注意は引きつけられる、でも、だからと言って、誤嚥の為には」

五月雨「飲み込む数そのものが多くなくちゃいけないよね、だからこそ、こうしたの」

五月雨「時雨ちゃん、このドラム缶の中には、何が入ってると思う?」

時雨「...砲撃が尽きた時の為の資材、だろう」

五月雨「違うよ、中身は、これ」ドチャッ ベチャッ
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 20:32:06.25 ID:tOWja8JL0

時雨「...え、あ、あ、それ、って」

五月雨「うん、ジャーヴィスちゃんだよ、もう、跡形もないけどね」アハハ

時雨「ぅぁ、あああ、っぷ、おええぇぇぇ...」ビチャッ

五月雨「ほら、時雨ちゃん、吐いてる暇はないよ、どうやら、おでましみたい」

時雨「おぇぇ、ぇ、っぁ、うああぁぁっ!」
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 20:38:48.39 ID:tOWja8JL0

イ級「」ゾロゾロ

五月雨「探照灯と、音と、匂いと、集まれるだけ集まった、って感じだね」

時雨「夜戦で、駆逐艦6隻なんて、そんなの、下手すれば...っ」

五月雨「うん、だから、もうやるしかないんだよ、時雨ちゃん、準備は良い?」

時雨「わ、わかった!」バッ
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 20:39:50.08 ID:tOWja8JL0

五月雨「イ級程度の知能なら、私達の存在よりも、目の前の肉塊に目がいく」

五月雨「探照灯はこのドラム缶の上に乗せて、私達は少し離れた場所で様子見」

時雨「砲撃は、どのタイミングで」

五月雨「イ級がアレを食べきって、探照灯に目を遣った瞬間に、横から」

五月雨「落ち着けば大丈夫だから、さあ、そろそろ食べ終わるよ、じゃあ、いこっか」

235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 20:40:56.11 ID:tOWja8JL0

時雨(目の前に自分達の欲するモノが無いと分かったイ級が一斉に探照灯へと目を遣る)

時雨(その瞬間に、ボクと五月雨の砲撃、相手が混乱している間に、また砲撃)

時雨(残り2体、探照灯の裏に回って、逆光を生かしてまた砲撃、ボクが外して、残り1体)

時雨(ここまで、顕現を意味する光球は現れていない、残り1回、もう、後は無い)

時雨(隣の五月雨の目が、一瞬不安に駆られて、でも、砲撃するしかなくて)

時雨(砲撃、轟沈、五月雨は、イ級の沈んだ場所から浮き出た光球を見て、ようやく震えを止めた)
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 20:49:33.28 ID:tOWja8JL0

五月雨「...よか、った」

時雨「...まだ、ジャーヴィスかどうかは分からないよ、もしかしたら、他の子の可能性も」

五月雨「ううん、こんなはぐれ海域で誰かが沈んだって話は聞かないから、該当するのは、一人だけだよ」

時雨「でも、ジャーヴィスの記憶は無いんだから、絶対に提督の前でボロが出て」

五月雨「時雨ちゃん、これは本当に報告数が少ないんだけど、私、ある情報に賭けてるんだ」
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 20:53:55.26 ID:tOWja8JL0

五月雨「陸で死んで、本体が依代として海域にあるレアケース、こういう場合はね」

Jervis「っ、ぇ、あれ、なんで、だって私は...」

時雨「...うそ、だ」

五月雨「死ぬまでの記憶が保持されてるらしいよ、ねえ、ジャーヴィスちゃん?」

238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 20:55:26.90 ID:tOWja8JL0

Jervis「え、あ、サミ、ダレ、い、や、こないで、来ないでえええぇぇぇぇ!」

Jervis「いやああああぁぁぁぁ!もう死にたくない!死にたくないいいいぃぃ!」

五月雨「ジャーヴィスちゃん、さっき振りだね、言ったでしょ、また後でって」

Jervis「お願い!来ないで!近寄らないで!もう許してぇぇ...」

五月雨「うん、もう許してあげるよ、だから、もう雰囲気悪くしないでね」
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 20:56:26.72 ID:tOWja8JL0

Jervis「分かった!分かったから!もう、何も口出さないからぁっ」

五月雨「うん、ありがとう、ジャーヴィスちゃん、でも、誰にも今夜のことは言っちゃダメだよ」

五月雨「私の砲撃、最初のは痛かったでしょ、ああでも、最期のも最初は手足撃ってたから、痛かったかな」

五月雨「思い出して、私の砲撃、あなたの死ぬ瞬間、脳まで刻み込んで、でも、忘れそうになったら、また」

五月雨「また、思い出させてあげるねぇ」ボソッ
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 21:05:17.87 ID:P3o93BRO0
でも、この姿を実は提督が見ていたとかなら、百年の恋も冷めるわな
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