【つうかあSS】ゆり「コーチに・・・」めぐみ「フラれた・・・」みんな「えっ?」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/07(土) 04:50:29.52 ID:taFhtwyq0
みんな『・・・・・・。』

みつわ旅館にて、ゆりとめぐみの言葉に沈黙する一同・・・。

たまえ「えっ・・・?えっ?」

なぎさ「あ・・・あの・・・」

みさき「聞き間違いかもしれないけど・・・」

めぐみ「聞き間違いじゃないよ」

みさき「・・・うん」

かなえ「ホンマ・・・ってわけか」

ゆり「うん、ホンマだよ」

ありす「同時に告白はしたんどすな?」

ゆり「うん」

ありす「で、振られた?」

めぐみ「うん」

ありす「ほう・・・」

そして2人は立ち上がり・・・。

みんな「ん?」

めぐみ「アホくさいから寝るわ」

ゆり「私も家(うち)戻って寝るわ」

自身の部屋へと戻って行った。

むつき「あっ、おやすみなさい・・・」

ゆり「おやすみ」

めぐみ「おやすみ」

横入りしたむつきは12個分の麦茶を持って来た。

むつき「どうぞ」

かなえ「おう、ありがとさん・・・」

たまえ「なぁなぁ、むつきちゃん」

むつき「はい?」

たまえ「あの2人、棚橋コーチに振られたってホンマ?」

むつき「はい、それでお2人とも、あんな感じで・・・」

たまえ「マジか・・・」

そしてみんなは一斉に麦茶を飲む。

まお「何というか・・・なあ・・・」

ひとみ「ええ・・・とても慰められないわ・・・」

ちゆき「特に目が・・・死んでたわ・・・」

そう、みんながさっき見たゆりとめぐみの目は絶望、または死んでいるかのようにかーなーり、色が黒だった。

たまえ「どうしたらいいのやらなぁ・・・」

いずみ「えぇ、何か解決策があるといいけど・・・」

みんな『うん・・・』

そして、みんなは2人を元気にする解決策を考え始めてる。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1523044229
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 09:59:28.17 ID:rC4tG8SQ0
期待
3 :マモン [sage]:2018/04/17(火) 10:31:25.37 ID:XbIUmG6SO
楽しみ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 03:34:02.86 ID:dv+Ubggm0
一方、まりあとゆりあの宍戸姉妹は・・・。

まりあ&ゆりあ「「・・・・・・」」

みんながいた所の隣に隠れて見ていた。

まりあ「どうしよう・・・」

ゆりあ「あの2人、多分、明日も明後日もあんな感じになるかも・・・」

まりあ「何せ棚橋コーチは2人が自ら尊敬していた人だったからね・・・」

ゆりあ「うん、まさか、その尊敬していた人に・・・」

まりあ&ゆりあ「「・・・・・・」」

すると、2人の近くの襖が開いた。

まりあ&ゆりあ「「うわっ!」」

いずみ「貴方達はなぜそこにいるのかが全く理解できないんだけど」

かなえ「確かにあの2人があんな発言した時から隠れてたよな、こいつら」

まりあ「いや、これはその・・・」

ゆりあ「色々、準備が出来たりしてて・・・」

みさき「準備って・・・。ああ〜・・・」

宍戸姉妹の後ろには『告白おめでとう!』と描いてある絵が置かれていた。

たまえ「いつの間にこんなん完成したん?」

まりあ「あの2人のどっちかが告白成功用にここで作ってみたんです。しかもこれも」

『ゆりちゃん』『めぐみちゃん』の2つの絵も描いていた。

まお「中々いい出来じゃないか」

ひとみ「えぇ、とっても上手」

まりあ&ゆりあ「「あっ、ありがとうございます」」

なぎさ「でも、振られたって聞いちゃったら・・・」

ありす「さすがにそれを出したら・・・」

ちゆき「ですよね・・・」

みんな『うん・・・』

むつき「皆さん、本当にすみません。だから2人を何とか元気にしようと思って皆さんを呼び戻したんですけど・・・」

かなえ「むつきちゃんが謝る事ちゃうやろ」

たまえ「そうや、そんなに自分を責めたりしたらアカンで」

ちゆき「私達で何とか解決します。ねぇ、みさき?」

みさき「あぁ、ほっとくわけにはいかないからね、あの2人の事も。」

いずみ「そのために私達を呼んだんでしょ?」

なぎさ「私達だってゆりさんとめぐみさんを元気付けたいです!」

なお「あぁ、皆で力を合わせて、」

ひとみ「ゆりちゃんとめぐみちゃんを元気にして見せましょう」

ありす「例え高校は違うてもウチ等は、」

くろす「仲間どすえ」

まりあ&ゆりあ「「うん!」」

そう聞いてむつきは感謝をする。

むつき「ありがとうございます、皆さん!」

かなえ「よし、そうと決まれば、皆で作戦でも考えるで!」

まりあ「あっ、私、今思いついた事があるんだけど・・・。」

みんなが一斉にゆりとめぐみのために作戦会議をし始めた。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/08(日) 11:31:29.01 ID:3slYE8bz0
一方、自宅である洋風民宿「暁」へと戻り、部屋へと着いたゆりは・・・。

ゆり「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

かなり落ち込んでいるかのようにしゃがんでいた。


同じく、みつわ旅館の中にある自分の部屋へと戻っためぐみは・・・。

めぐみ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

こちらもかなり落ち込んでいるかのようにしゃがんでいた。


やはり、棚橋コーチに振られたからだろうか。それは一ヶ月前、あの大きな木がある場所での出来事。
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/08(日) 12:14:27.07 ID:3slYE8bz0
〜一ヶ月前〜

ゆり「・・・・・・。(めぐみを睨む)」

めぐみ「・・・・・・。(ゆりを睨む)」

同じ場所で2人は会ってしまったのだ・・・。やはりお互いついに棚橋コーチに告白をすると思い、睨みあう。

ゆり「何であんたまでいんの?」

めぐみ「そっちこそ。」

ゆり「私はコーチに話があるの!」

めぐみ「私だってコーチに話があんの!」

ゆり「何の話よ?」

めぐみ「そっちこそ!」

ゆり&めぐみ「くううう・・・ッ!」

お互いにお凸をぶつけながら睨み続ける。すると・・・。

棚橋「宮田、目黒。」

ゆり&めぐみ「「あっ、棚橋コーチ!」」

棚橋コーチが来た。

棚橋「話がしたいと聞いたが、2人共、また喧嘩でもしてたのか?」

ゆり「あっ、いえ、別に喧嘩ではないです。」

めぐみ「そうです。偶然会ったので・・・。」

棚橋「それで何だ?話しって。」

ゆり&めぐみ「「棚橋コーチ、実は・・・。」」

棚橋「・・・?」

ゆり&めぐみ「「くっ・・・!」」

再び睨み始める2人。だが・・・。

ゆり「私・・・。」

めぐみ「私・・・。」

ゆり&めぐみ「「ずっと前からコーチの事が好きでしたッ!」」

棚橋「・・・・・・!」

2人はついに同時に告白した。さすがの棚橋コーチも驚く。

ゆり「出会った頃から、色々と教えてもらい、色々と厳しくしてもらってから、初めてコーチに好意を抱きました!」

めぐみ「でも、コーチがベティさんと婚約したと聞いた時は、正直戸惑ってしまって・・・。でもあの女がコーチを振った時はまさかと感じて・・・。」

棚橋「お前達・・・。」

ゆり&めぐみ「「そして、今この場所で伝えようと決心したんです!だから・・・・・・どうか私とお付き合いしてください!!」」

2人はお互いに言い終わった後にお辞儀をして、右手をコーチに向ける。だが・・・。
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/08(日) 19:31:36.86 ID:3slYE8bz0
棚橋「・・・・・・。あの時、ベティはどうして俺を振ったのが、今分かった。」

ゆり&めぐみ「「・・・・・・えっ?」」

棚橋「・・・・・・2人共、」

ゆり&めぐみ「「・・・?」」









































































棚橋「すまない。」

ゆり&めぐみ「「えっ・・・?」」

2人の教え子に頭を下げる棚橋コーチ・・・。
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/08(日) 21:08:58.53 ID:3slYE8bz0
棚橋「お前達のどちらかを・・・・・・付き合う事など・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・出来ない。」

ゆり&めぐみ「「・・・・・・!」」

棚橋「お前達が俺の事を愛しているのは分かる。だが俺にとってお前達は教え子であり、恋人ではない。」

ゆり「いや、ちょっと待ってくださいよ、コーチ!」

棚橋「それにお前達はまだ未成年だ。そんな未成年がこんな俺と付き合ったら、ダメになる。」

めぐみ「そんなの・・・・・・そんなのって!」

棚橋「・・・・・・悔むのは分かる。だがこれが俺のお前達への・・・・・・・・・・・・・・『返事』だ。」

ゆり&めぐみ「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」」

棚橋コーチの今の言葉を聞いた時、ゆりとめぐみの目から涙を一粒流した。

棚橋「本当に・・・・・・申し訳なかった。」

そう言って、棚橋コーチは2人の前から去る事に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
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