【艦これ安価】那珂「みんなを笑顔にするよ!」

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101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 00:12:24.27 ID:vSqaOUoo0
夕暮描き忘れたせいかw
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 00:13:47.02 ID:dY9AeJkJO
秋雲先生が関わると完全解決しない説
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 00:17:35.01 ID:+t+toE1zo
那珂ちゃんさん、四水戦旗艦モードで懲罰やっちゃって下さい
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 00:19:11.39 ID:UkXQ8FqH0
深刻度:5−1=4


若葉・初霜「……」

秋雲「どう? 可愛でしょ!」

若葉「……ああ」

初霜「とっても可愛いです……」

秋雲「……?」

那珂(あれ? 2人の目からまたハイライトが……)

若葉「夕暮は……?」

秋雲「へ?」

若葉「夕暮はどんな姿をしているんだ」

初霜「どこにもいませんよ? 夕暮ちゃん」

那珂(な、なんか様子がおかしい)

秋雲「夕暮ちゃんはまだイメージできてなくて…」

若葉「早く描いてくれ」ズイッ

秋雲「ひっ!?」

初霜「お願いします。秋雲さんの手で、私たちの妹を生み出してあげてください」

秋雲「生み出すって……!」ガタガタ

那珂(おや? これ2人とも病んでない?)

那珂「秋雲ちゃん、とりあえず描いてあげて」ヒソヒソ

秋雲「待って、イメージを固めてるから……」

秋雲「で、できた! 今描くからね!」サラサラ
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 00:39:33.75 ID:UkXQ8FqH0
秋雲「はいどーぞ!」スッ

若葉・初霜「……」

初霜「可愛い」

若葉「ああ、可愛い」

初霜「ありがとうございます秋雲さん。あなたのおかげで妹たちを迎えることができました」

秋雲「む、迎える……?」プルプル

若葉「やっと来てくれたな。さあ行こうか、部屋を案内する」

初霜「艦娘のみなさんにも紹介しなければいけませんね」フフ

初霜「それでは、私たちはこれで」ペコリ

若葉「ありがとう那珂、秋雲」

ガチャ パタン

那珂・秋雲「……」

秋雲「もしかして、秋雲やらかした?」

那珂「どういう結果を狙ってたの?」

秋雲「アートセラピーで、絵を見せればメンタルを回復できるかなって」

那珂「悪くはないんじゃないかな。結果的に闇を作り出しちゃったけど」

秋雲「どうしよう」

那珂「那珂ちゃんにも分からない……」


那珂(その後、秋雲ちゃんは日課の懲罰訓練を始めたよ)

那珂(那珂ちゃんは提督にこの事を伝えて、必死に説得して何とか2人を現実に引き戻せたの)

那珂(提督の『何でもするから戻ってきてくれ!』という言葉が無ければどうなってたんだろう……)

那珂(もちろん約束通り、提督は若葉ちゃんと初霜ちゃんのお願いを何でも聞いてあげてるらしい)

那珂(何をされてるかは不明だけど……噂では、夜な夜な提督の喘ぐ声が聞こえるとか……)


満足度:199
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 00:46:28.16 ID:vSqaOUoo0
もしかして秋雲の狙いはこれだったのか
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 00:48:27.87 ID:UkXQ8FqH0

――――

那珂(若葉ちゃんと初霜ちゃん、今ではすっかり笑顔になってるけど)

那珂(提督に何をお願いしてるんだろう……)

那珂(那珂ちゃんにも悩みというか、気になることが増えちゃった)

コンコン

那珂「あ、はい! 開いてるよー!」

ガチャ

???「……」

那珂「あなたは……」


↓2 艦娘の名前、複数可 コンマが満足度
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 00:52:46.45 ID:+t+toE1zo
イタリア
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 00:52:48.57 ID:tXueWs70O
ヒトミ イヨちゃん
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 00:55:52.47 ID:UkXQ8FqH0
今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 00:56:09.39 ID:+t+toE1zo
おつ
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 01:00:35.73 ID:tXueWs70O
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 01:09:05.32 ID:vSqaOUoo0
おつ
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 15:25:37.32 ID:FQKcPhCLO
乙でした。懲罰訓練が日課になってるオークラ先生ェ…w
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 22:28:51.14 ID:UkXQ8FqH0
那珂「ヒトミちゃんとイヨちゃん!」

イヨ「那珂ちゃんおはよー!」

ヒトミ「……」コソコソ

イヨ「なにしてんだよ姉貴ー、こっち来なって!」グイグイ

ヒトミ「ふ、服が伸びる……! 引っ張っちゃだめ……」

――――

イヨ「あー、お茶うまい! 茶菓子も最高!」モグモグ

ヒトミ「……」

那珂「あのー……そろそろ話してもらえるかな」

イヨ「?」

那珂「悩みがあるからここに来たんでしょ?」

イヨ「ああ! 忘れてた!」

那珂「えー……」

イヨ「この部屋、不思議とくつろげるんだ。ごめん」

イヨ「んーと、悩みっていうのはさ」

ヒトミ「待って……私から話す……」

イヨ「そう? じゃあお願い」


↓2 2人の悩みとは コンマが深刻度
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 22:30:05.78 ID:+t+toE1zo
お給金全部酒代に消えちゃってさー、お願いっ!お金貸して?
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 22:32:44.34 ID:vSqaOUoo0
海で冷えるせいかトイレが近くて出撃中辛い
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 22:50:00.56 ID:UkXQ8FqH0
深刻度:34


ヒトミ「夏の海……」

那珂「え?」

ヒトミ「今の時期……夏の海が冷たくて気持ちいいんです……」

那珂「分かる! 海水浴に行きたいよね!」

ヒトミ「はい……でも、私たち潜水艦は、海の中で過ごすことが普通の人より多くて……」

那珂「演習も出撃もほとんど海中だもんねー」

那珂「猛暑が続くと、潜水艦の娘たちが羨ましいなーって思うんだ」

ヒトミ「みなさんそう言います……だけど、辛いこともあるんです……」

那珂「辛いこと?」

ヒトミ「海の中にずっと入ってると……体が冷えちゃって……」モジモジ

ヒトミ「……と……トイレが近くなるんです……」カァァ

那珂「あー」

ヒトミ「それで出撃中、我慢してる時が辛くて……」

イヨ「漏らすわけにはいかないしね」

那珂「うんうん」

ヒトミ「だから、任務が終わっても……鎮守府に帰るまで、必死で……」

イヨ「帰投しても、潜水艦の戦いは終わってないんだよね」

ヒトミ「とても困ってるんです……解決方法はないでしょうか……」

那珂「ふむ」

那珂(これは女の子として何とかしてあげたい。良い方法はないかな?)


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 22:52:39.85 ID:dwdh7woX0
はい、テキオー灯
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 22:57:00.38 ID:oBGUaql80
出撃前にブランデーや泡盛の強い酒飲んで我を忘れる
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 23:15:46.97 ID:UkXQ8FqH0
深刻度:34−38=0


那珂「閃いた!」ピコーン

イヨ「お! 聞かせて!」

那珂「体が冷えてトイレに行きたくなる……それは何でか分かる?」

ヒトミ「え……体が冷えるからじゃ…」

那珂「なぜ体が冷えるとトイレに行きたくなるの?」

イヨ「ごめん、体の仕組み的なことは分かんない」

那珂「那珂ちゃんも分かんないけど、求めてるのはもっと単純な答えだよ」

那珂「ずばり! 脳がトイレに行きたいっていう信号を送るから!」

ヒトミ・イヨ「……」

イヨ「そ、そりゃそうだよね」

那珂「うん! だからつまり、その脳をマヒさせればいいんだよ!」

ヒトミ「マヒ……?」

那珂「例えば、自分に催眠術をかけて出撃中トイレに行きたくなくならせるとか」

イヨ「現実味がなくない?」

那珂「じゃあこれは? 出撃前にブランデーとか泡盛とか、強いお酒を飲むの!」

イヨ「するとどうなる?」

那珂「分からない? 我を忘れる」

イヨ「意識無くなるほど酔えってこと!?」

那珂「その通り! ジャッキーチェンの酔拳みたいに戦闘にも強くなるかもよ!」

ヒトミ「な、ならないです……! そんなことしたら、余計にトイレ行きたくなっちゃうし……!」
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 23:30:14.76 ID:UkXQ8FqH0
那珂「あはは、だよね。これは冗談で、本当は…」

イヨ「分かんないよ姉貴」ポンッ

ヒトミ「……?」

イヨ「ひょっとしたらひょっとするかも。那珂ちゃんの作戦を試してみようよ!」

那珂「へ?」

ヒトミ「イヨちゃん……お酒飲みたいだけじゃないの……」

イヨ「んっふふ〜♪ 断じて違うよ♪」ニコニコ

ヒトミ「あ、その顔は……! お酒を楽しみにしてる時の……!」

イヨ「ありがとう那珂ちゃん! 試してみるね!」

那珂「いや、あのね。今のは冗談で…」

ガチャ パタン

那珂「……どうしよう」

那珂「まあダメならダメで報告に来るだろうし、その時にまた助言をしてあげれば……」

――――

イヨ「那珂ちゃーん!」ガチャ

那珂「わっ! ノックしてよ!」

イヨ「ごめんごめん。お礼を言いにきたんだよ!」

那珂「お礼?」

イヨ「お酒で我を忘れる作戦、成功したよ!」

那珂「嘘!?」

イヨ「本当! トイレ行きたくならなかったの!」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 23:43:11.69 ID:UkXQ8FqH0
那珂「ほえー。っていうか酔った状態で戦えたの?」

イヨ「戦闘に入ると、イヨたちスイッチ入るみたいでさ。すごく調子よかった!」

イヨ「他のことが気にならなくなるほど集中して、敵の動きが遅く見えたよ!」

那珂(お酒を飲むと強くなる。リアル酔拳だ)

イヨ「でもね」

那珂「?」

イヨ「酔いが醒めたら一気に来たよ……反動はちゃんとあるみたい」

那珂「あらら。まあそんな都合よくないよね」

イヨ「酔いが醒めてきた、と思ったら急いでトイレに行かないと」エヘヘ

イヨ「任務で今はいないけど、姉貴もお礼を言ってたよ」

イヨ「今後もこの作戦を使うことにする! ありがとう!」

那珂「うん、また何かあれば来てね!」

ガチャ パタン

那珂(ビックリ。普通は酔ったらフラフラしそうなのに)

那珂(艦娘の体って特別なのかな?)


満足度:256
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 23:47:09.46 ID:UkXQ8FqH0

――――

那珂(ちょっと待って? イヨちゃんはああ言ってたけど)

那珂(本人たちが気づいてないだけで、海中にやっちゃってる可能性も……)

那珂(確かめる必要がありそうだね。今度潜水艦の娘たちに話を聞いてみよう)

コンコン

那珂「どうぞ! 入ってくださーい!」

???「……」ガチャ


↓2 艦娘の名前 コンマが満足度
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 23:47:47.76 ID:+t+toE1zo
赤城
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 23:47:49.71 ID:3l+2IZts0
黒潮浦風
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 23:48:03.84 ID:1d2/noHNo
時津風
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/13(金) 23:51:41.11 ID:zoNcD5C0o
確かめるってどうやって……
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/14(土) 00:00:54.47 ID:lBYpPxdF0
黒潮「お邪魔します〜」

浦風「お客は来とらんね?」

那珂「大丈夫だよ! 座って!」

黒潮「おおきに」スッ

浦風「ふかふか座布団や」スッ

那珂「提督が買ってくれたの。お悩み相談所を認めてくれてるみたいでね!」

浦風「鎮守府で人気じゃけぇね♪」

那珂「軽い気持ちで始めたんだけど、こんなに忙しくなるとは思わなかったよ」エヘヘ

那珂「さてと、始めよっか。2人の悩みを聞かせて?」

黒潮「よろしゅう。うちらの悩みはな……」


↓2 2人の悩みとは コンマが深刻度
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 00:02:38.13 ID:nbnJJZbTo
借金の返済が間に合わない
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 00:02:40.73 ID:p5+MxneU0
日常会話で谷風が確実にスベるギャグを直球で繰り出してくるからなんとか阻止すべし
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 00:03:06.03 ID:qtiaqNM00
思いつきでやった広島キャラがしんどい、標準語に今更変えたらダメですか?
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 00:05:48.47 ID:lBYpPxdF0
>>128
ヒトミイヨとの出撃で温かいものが触れなかったか、とかそのくらいしかなさそうですね
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/14(土) 00:19:58.75 ID:lBYpPxdF0
深刻度:73


黒潮「谷風がな」

那珂「谷風ちゃん?」

浦風「日常会話でな。確実に滑るギャグを直球で繰り出してくるんじゃ」

那珂「ギャグを」

黒潮「そう、ギャグ。あれきっついんやわぁ……かと言って指摘するのも可哀想やし」

浦風「なるべく傷つけんよう阻止したいんじゃ」

那珂(友達思い)

黒潮「なんとかしてくれん?」

那珂「那珂ちゃんが!?」

黒潮「そやからここに来とるんやし」

浦風「うちらのため、谷風のためにひと肌脱いで!」

那珂(むうー……ギャグを阻止しろったって、そんなのどうすればいいの)

那珂(上手い方法が見つかるかな?)


↓2 解決策 コンマを深刻度からマイナス
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 00:22:49.50 ID:9aU2pl7+o
ユーモアを学ばせよう
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 00:24:24.90 ID:Kgu2O2BF0
那珂ちゃんのアイドルダジャレでプロとの格の違いを見せつけて素人がやるものではないと思い知らせよう
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/14(土) 00:45:57.10 ID:lBYpPxdF0
深刻度:73−90=0


那珂「……仕方ないね」

黒潮「え?」

那珂「こうなったら、那珂ちゃんのアイドルダジャレを披露するしかないよ」

浦風「アイドルダジャレ!?」

黒潮「何それ?」

那珂「アイドルのみ発することが許されるアイドルのためのダジャレだよ」

那珂「これを聞けば、谷風ちゃんも恥ずかしくなっちゃうんじゃないかな?」

那珂「自分のレベルの低さにね!」バンッ

浦風「す、すごい自信じゃ……!」

黒潮「そないにハードル上げてええの?」

那珂「ええの。早速谷風ちゃんのところへ行くよ」スタスタ

黒潮・浦風「……」

黒潮「あの自信、只者ちゃうね」

浦風「興味しかない。うちらも隠れて聞こう!」

――――

谷風「ぷくくっ。やっぱり谷風の最高傑作は、ふとんがふっとんだだねぇ」

谷風「王道こそ至高! このダジャレをどう組み込むかだけど……」


那珂「谷風ちゃん」

谷風「!」

那珂「ちょっとお話があるんだけど、いいかな?」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/14(土) 01:06:46.91 ID:lBYpPxdF0
谷風(ちょうどいいや。那珂ちゃんに谷風のダジャレで大笑いしてもらおうか)ニヤリ

谷風「なになに?」

那珂「そんな大した内容じゃないんだけどねー」


黒潮「一体どんなダジャレを言うんやろ」

浦風「さっぱり分からん……ある意味楽しみじゃのう」

那珂(まずは1回、威圧しとこうかな)パキパキ

黒潮(手をパキパキやっとる)

那珂「あのね、鎮守府の中庭あるじゃん」

谷風「あるね」

那珂「あそこの庭には二羽ニワトリがいるんだけど、知ってる?」

黒潮・浦風(!?)

黒潮「定番や……! 定番言うたで……!」ヒソヒソ

浦風「誰でも知っとるようなの言うたな……!」ヒソヒソ

浦風「何しよるんじゃ……!? その程度で格の違い見せつけられるわけ……!」

黒潮「待って浦風。谷風見て」

浦風「?」


谷風「……っ!!」ガタガタブルブル


浦風「とてつもなく怯えとる……!?」ガーン

黒潮「これは上手くいくかもしれへんよ」

浦風「あれで!? 谷風どんだけレベル低いんじゃ……!?」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/14(土) 01:39:08.05 ID:lBYpPxdF0
谷風(い……今、なんて……!)アワワ

谷風(ダジャレ……? 庭には二羽……どれだけかかってた……!?)

谷風(『庭』、『には』、『二羽』、『ニワ』トリがいる。同じ言葉が4つも!)

谷風(ま、まさか……こんな並外れたダジャレ、知らない……!!)

那珂(上手くいったみたいだね)ニヤリ

谷風「!!」

谷風(……なるほど。那珂ちゃんは勝負を仕掛けてきてるわけだ)

谷風(この谷風に、ギャグの勝負を)ゴゴゴゴ

那珂(決戦の幕開け、かな)ゴゴゴゴ

黒潮(すごく低レベルな争いが始まろうとしとる)


谷風「へー。ニワトリがいたんだ」

那珂「提督が飼育してるのかな?」

谷風「さーどうだろうねー。それより谷風も話があるんだよ!」

那珂「なに?」

谷風「昨日朝食にパンを食べたんだけどさー」

谷風「寝ぼけててフライパンかじってたんだよね」ドヤッ

黒潮・浦風(ひどい)

那珂「そっかー。それは超ショックだね……朝食だけに」ドヤッ

谷風「!?」

黒潮(返した!)

浦風(既存とはいえ、ちょっと上手いかも)
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/14(土) 01:52:28.73 ID:lBYpPxdF0
谷風(朝食と超ショック!? なんて繋げ方を!)

谷風(くぅっ、まだまだ! こうなれば谷風のとっておきを!)

谷風「そういえば昨日、鳳翔さんが布団を干してたらね」

谷風「突風が吹いて、布団がふっとんだんだよ!!」

黒潮(出た、懲りずに何度も言うダジャレ)

那珂「ふーん、そうなんだ」

谷風(え!? 今のを聞いて平然としてられるなんて……!)

那珂「那珂ちゃんの話も聞いてくれる?」

那珂「この前紅茶を冷やしてたら、凍っちゃったんだよね。えらいこっちゃ! だよ」

谷風「!?」

那珂「昨日キッチンのテーブルにね、アルミ缶があったんだ」

那珂「その上にミカンが置いてあった。アルミ缶の上にあるミカンだね」

谷風「!?!?」

谷風(なんて鋭くキレのあるダジャレ! こ、こんなことって……!)


浦風「……つまり」

黒潮「うん」

浦風「那珂ちゃんも寒いギャグ感を持ってるってこと?」

黒潮「そうやね。でも谷風圧倒されてるし、うちらの悩みは解決できそうやない?」

浦風「ならええんじゃけど」
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/14(土) 02:03:13.88 ID:lBYpPxdF0
黒潮「大丈夫そう。だって谷風かなりダメージ受けてるし」

那珂「アリが10匹でありがとう。石がストーンと落ちてきた」

谷風「ぐはっ!?」

浦風「吐血した!?」

谷風「はぁ……はぁ……」

谷風(こ、こんな上質なダジャレを何回も聞かされたら……谷風はもう……)

那珂「谷風ちゃん。最後にもう一つだけ」

谷風「え……?」

那珂「シャレを言うのはやめなシャレ」

谷風「うぐぅっ!?」

ガクッ

谷風「……負けたよ……谷風よりも、こんなにすごい人がいるなんてね……」

那珂「気を落とさないで。谷風ちゃんは上手だよ」

谷風「へへ……今のを聞かされたら、ダジャレを口に出すのは恥ずかしいよ……」

谷風「もっと力をつけないと。那珂ちゃんに勝つために」

谷風「それまでは封印することにする」

那珂「……そっか」

黒潮「決着ついたな」

浦風「うん。よかった」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/14(土) 02:09:38.72 ID:+gGAzzcwo
かわいい界王様だな
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/14(土) 02:10:11.56 ID:lBYpPxdF0
谷風「だけど」

谷風「谷風はもっと成長するよ……もっとギャグを磨く」

谷風「那珂ちゃんを追い越すくらいにね」

那珂「……」

谷風「もしその時が来たら、戦ってくれる?」

谷風「一対一の真剣勝負」

那珂「もちろん♪」ニコッ

――――

那珂「どう? すごかったでしょ那珂ちゃん!」

黒潮「あ、ああ……」

浦風「キレキレじゃったなぁ」

那珂「谷風ちゃんのギャグ、やめさせることに成功したよ」

那珂「これでよかったよね?」

浦風「うん! ありがとう!」ニコッ

黒潮(あのレベルやったら、うちらが対処してもよかったなぁ)

那珂「黒潮ちゃん? ぼーっとしてどうしたの?」

黒潮「いや、何でもないよ。おおきに!」ニコッ

那珂「えへへ♪ お礼なんていいよ」

那珂「また何か困ったことがあれば相談に乗るよ! ここに来てね!」
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/14(土) 02:21:41.15 ID:lBYpPxdF0
満足度:327


――――

ガチャ

那珂「また悩みがあれば相談に乗るからねっ。それじゃ」パタン

那珂「ふぃー、今日も相談所に艦娘がいっぱい。那珂ちゃん大忙しだよ」

那珂(ライブでお客さんを笑顔にするのもいいけど……こういうのも性に合ってるかも♪)フフ

コンコン

那珂「はい、どうぞー!」

ガチャ

提督「……」

那珂「提督! どうしたの、げっそりして」

提督「悩みがあるんだ……毎晩艦娘から迫られて、断れずに……」

提督「どうしたらいい?」

那珂「あー……それはなかなか深刻だね」

那珂「でも任せて! この艦隊のアイドル那珂ちゃんが、相談に乗ってあげる!」

那珂「解決できるかどうかは置いといて」

提督「頼むよ……! このままじゃ体力がもたないんだよ……!」ガシッ

那珂「分かった分かった! そこに座って!」

那珂「それじゃあまずはねー」


おわり
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 02:23:46.58 ID:lBYpPxdF0
100レスくらいを目途にしてたので、終わります
安価レスしてくださった方、読んでくださった方、ありがとうございました
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 04:40:14.60 ID:nbnJJZbTo
乙ー
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 06:16:49.31 ID:iC9hAn7aO
おつー
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 06:34:08.44 ID:9aU2pl7+o
おつおつ
楽しかった
また宜しくお願いします
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/14(土) 11:18:33.92 ID:+gGAzzcwo
えーっ!( ゚д゚)
もう終わりかいな
最初に決めたとおりとは言え早すぎる…

同じルールでまたやってほしい
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 15:44:56.18 ID:2XIF5cxI0
おつー
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