【艦これ安価】大淀「提督、艦娘たちがグレました」

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173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 21:32:55.29 ID:Cel/jvlU0

――――

カポーン

提督「あー、良い湯だー」ザバー

提督(由良と行った銭湯もいいけど、温泉もいいよなぁ)

提督(……この竹でできた塀の向こうに女湯があるんだよな)

提督(大井と北上もゆっくりしてるんだろうな)

提督(んー、大井と北上……大井はだいぶ機嫌を直してくれてるけど)

提督(北上はまだ難しいか)

――――

大井「あ」スッ

提督「おお、出る時間がピッタリだな」スッ

大井「どうでしたか提督、男湯の方は」

提督「良い湯だったよ」

北上「……」

提督「北上、そっちはどうだった?」

北上「うん……良い湯だった」

北上「大井っち、向こうで卓球やれるとこあったよね。遊んで行かない?」

大井「え? でも温泉に入ったばかりですし。汗かいちゃうと……」

北上「また入ればいいじゃん。ということで提督、アタシたち2人で遊んでくよ」

提督「了解。俺はお土産コーナーに寄ってるから」

北上「行こう大井っち」グイ

大井「あっ……は、はい」
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 21:49:16.56 ID:Cel/jvlU0
提督(やっぱり避けられてるな……どうしたものか)

提督(あ、そうだ)

――――

北上「ご飯美味しかったね」

大井「牛のお肉が柔らかかったですね。味が忘れられません」フフ

提督「2人とも、ちょっといいかな」

大井・北上「?」

提督「実はさっき、お土産コーナーで良いもの見つけてさ。プレゼントしたいんだよ」

提督「まずは大井。この土地限定のハンドクリーム」スッ

大井「そんなの売ってたんですか!? あ、ありがとうございます」

提督「そして北上。この土地限定のポテチ3種類」スッ

北上「……!」

大井「はあ? ちょっと提督! 私に比べて何でそんな安値なもの北上さんに……!」

北上「へぇ……いいセンスしてるね」

大井「!?」

提督「だろ」

北上「でもさー、大井っちの言うとおり、ハンドクリームとポテチって差があるよね」

提督「う……それは……」


北上「ま、嬉しいけどさ。ありがとね」

提督・大井「!!」

提督「ああ! 喜んでもらえて何よりだよ!」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 22:08:23.21 ID:Cel/jvlU0

――――

北上「zzz……」

提督「北上もう寝たのか」

大井「最近あまり眠れてなかったんですよ」

大井「ずっと提督のこと気にかけてましたから」

提督「そ……そうだったのか……」

大井「でも、トランプをやってる時は完全にいつもの北上さんでした」

大井「あんなに楽しそうに笑ったのも久しぶりです。少しは元の関係に戻れたみたいですね」ニコッ

提督「そうだといいけど」

提督(北上には改めて償いをしに行こう)

大井「ところで」

提督「?」

大井「私と北上さんの浴衣を見て、結局何も言ってくれませんでしたね?」

提督「あ……ごめん。心では思ってたんだけど」

提督「綺麗だな、似合ってる」

大井「遅すぎです。マイナス2ポイント」

提督「何だそれ」

大井「提督の善行ポイントです。この旅行中、密かに審査してたんです」

大井「10ポイントたまったら私の機嫌が良くなります」

提督「最初から言ってくれよ……というか、許してくれたんじゃないのか」

大井「許したのと私の機嫌の良し悪しは別物ですから」

提督「マジか。今何ポイントたまってる?」
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 22:21:55.35 ID:Cel/jvlU0
大井「7ポイントです」

提督「結構たまってるな」

大井「私と北上さんが楽しめるように、色々してくれましたから」クスッ

提督「残りは何をすればたまる?」

大井「そうですね……また今度、何かしてくれたら」

大井「思いついたら言うので、楽しみに待っててくださいね♪」

提督(何を要求されるんだ……)

大井「話は変わりますけど、提督はとても反省してますね」

提督「心から反省してる。もう大井たちに心配をかけないと誓った」

大井「それは充分伝わりました」

大井「……艦娘組のみんなにも、提督は反省してるってこと言った方がいいわね……」ボソッ

提督「!!」

提督「今艦娘組って言ったか?」

大井「ごめんなさい、こっちの話です」

提督「艦娘組のことは知ってるよ」

大井「え?」

提督「山風から聞いたんだ。俺に色々することが目的の組織を、グレてる艦娘たちが作ってるって」

提督「まさか大井、お前……」

大井「……」

大井「そうです。艦娘組のメンバーです」

提督「!!」
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 22:33:21.38 ID:Cel/jvlU0
大井「でも、もう抜けますから…」

提督「頼みがある! 艦娘組全員に合わせてくれないか?」

提督「俺のせいで荒んでしまって、申し訳なく思ってるんだ……1人1人に謝りたいんだ」

大井「そうですね……中にはかなりグレてる娘もいますからね」

大井「まず、私に任せてもらえませんか? みんなを説得してみます」

大井「それでダメだったら提督が何とかするしかないですけど」

提督「ありがとう! お願いするよ!」

――――

大淀「旅行楽しかったですか?」

提督「楽しかったよ。2人も楽しんでくれたみたいで、本当によかった」

大淀「いいなー……」ボソッ

提督「ん?」

大淀「……提督、お願いがあるですけど」

大淀「今度私とも旅行しませんか?」

提督「大淀と?」

大淀「最初、ハグしてくれたじゃないですか。でも他の艦娘とのやり取りを見てて」

大淀「ハグだけじゃ物足りなくなってきたんです」

提督「いいよ」

大淀「!」

提督「行こうか、旅行。計画しないとな」

大淀「ありがとうございます!」

大淀(言ってみるものね!)フフ
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 22:40:00.13 ID:Cel/jvlU0
提督「それで大淀、艦娘組のことなんだけど」

大淀「あ……こほん。そうでした、大井さんがメンバーだったんですよね」

提督「説得してくれるみたいだけど、ダメだったら俺が何とかするしかないって」

大淀「そうするしかないですよね。私もできる範囲内で協力しますから」

提督「ありがとう」


↓2「……」


大淀「提督」

提督「?」

大淀「艦娘組のことはひとまず大井さんに任せて、再び艦娘のご機嫌をとってあげましょう」

大淀「↓2が歩いてますよ」

提督「うん。行ってくる」


↓2 艦娘1人、または複数(金剛型、第七駆逐隊などの呼び方でもOK) コンマがグレ度
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:41:13.15 ID:SQtIDmkDO
神通
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:41:14.66 ID:Zgp0/aH/0
羽黒
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:41:15.06 ID:1rN9ThNN0
秋津洲
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:41:30.29 ID:HovfV0l80
初雪
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:41:47.27 ID:OImlk23uO
雲龍
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 22:42:20.21 ID:yobjOhzWo
まだ大丈夫
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 23:04:44.85 ID:Cel/jvlU0
羽黒:グレ度66(中グレ)


提督「羽黒!」

羽黒「!!」

羽黒「こ、この声は……司令官さん……!」

提督「久しぶり。1か月も留守にして申し訳……」

羽黒「……」ゴゴゴゴ

提督(怒ってる。当たり前だ、いくら心優しい羽黒でも怒るに決まってる)

羽黒「……!」ゴゴゴゴ

提督(しかし怖さはない。ウサギが威嚇してるみたいで可愛らしささえ覚える)

提督(だからといって和んだりはしない。羽黒が怒っているという事実を重く受け止め、謝罪をする)スッ

提督「すまなかった」

羽黒「……」

提督「俺はとんでもないことをしてしまった。ひと月も鎮守府を留守にして、連絡もしない」

提督「他の仕事をしていたとはいえ最低だ。心から謝る」

羽黒「……他のお仕事……?」

提督「詳しく聞きたいなら答えるけど、色んな仕事だよ」

羽黒「お怪我をされていたとか、ご病気になられたとかじゃ……」

提督「違う。仕事に熱中していたんだ」

羽黒「……」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 23:19:04.70 ID:Cel/jvlU0
羽黒「そうだったんですか……」

提督「ああ」

羽黒「……では、私はこれで」スタスタ

提督「え? ち、ちょっと待ってくれ羽黒!」ガシッ

羽黒「この本を倉庫に持っていかなきゃいけないんです! 放してください!」

提督「少しだけ俺に時間をくれ! 1分でいい!」

提督「俺は反省してる。羽黒を、艦娘たちを心配させてしまったことを悔いている」

提督「謝っても羽黒の心には届かないだろう」

羽黒「……」

提督「だから、違う方法で俺の気持ちを示したい」

提督「羽黒の言うことを何でも聞こう。どんなことでもいい」

提督「羽黒の望むこと、して欲しいことを何でもする」

羽黒「!」ピクッ

羽黒「……なん……でも……?」

提督「そうだ、何でもだ! 俺にチャンスをくれ!」

提督「羽黒に謝罪の気持ちを伝えるチャンスを!」

羽黒「分かりました」

羽黒「お願い、聞いてくれるんですね?」

提督「聞く。絶対に」


↓2 羽黒の要求 コンマをグレ度からマイナス
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 23:20:55.48 ID:zA9vvtO30
ksk
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 23:20:57.27 ID:DUnlwtpT0
氷の王国を作りたいです…
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 23:20:58.38 ID:kWPqdEo3o
提督の耳を舐めたり甘噛みしたい
(できれば実際にやるまで言わずに)
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 23:20:58.72 ID:rvgMUK4PO
高いお酒を奢ってください
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 23:32:38.68 ID:Cel/jvlU0
66−27=39


羽黒「氷の王国を作りたいです……」

提督「は?」

羽黒「氷の王国です。最近、何回目かのアナと雪の女王を観たんですけど」

羽黒「あんな風に氷で物を作れたら素敵だなって思って」

提督「それで、氷の王国を?」

羽黒「子供みたいですよね……でも、一度でいいから夢を叶えてみたいんです!」

提督(夢なのか)

羽黒「ど、どうですか!? こんな望み、司令官さんに叶えることができますか!?」

提督「できる!」

羽黒「!!」

提督「やってみせる。待ってろ羽黒、俺が必ず氷の王国を作ってみせる」

提督「その時は、もう一度俺の謝罪を見て欲しい」

羽黒「し、司令官さん……」

提督「やってやるぞ!」スタタタッ

羽黒「……」

――――

提督(ああ言ったけど、どうやって作ればいいんだ)

提督(今は夏だぞ? 氷も作るのに時間や金がかかるのに……)

大淀「お困りのようですね」

提督「大淀!」
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 23:45:07.49 ID:Cel/jvlU0
大淀「氷の王国をどうやって作るかお悩みのようで」

提督「そうなんだよ……方法が思い浮かばない」

大淀「提督、こういう時こそあの艦娘の力を借りるべきですよ」

大淀「明石の力を」

提督「いや……明石とも仲が回復してないし、無理だろう」

大淀「本人から知恵を借りるのは無理かもしれませんけど」

大淀「これは何だと思いますか?」スッ

提督「大きな箱だな」

大淀「ただの箱じゃないですよ。明石の作った、四次元ボックスです」

提督「四次元ボックス!?」

大淀「この中には明石の発明したすごい秘密道具がたくさん収納されてます」

大淀「確か、氷を生み出して建物を作れるものもあったはずですよ」

提督「明石のやつ、ついにネコ型ロボットの域にまで達したか。そんな貴重な箱を借りていいのか?」

大淀「これは私にくれたものなので。好きな時に使っていいよって」

大淀「ちょっと待っててくださいね。えっと……」パカッ ガサゴソ

大淀「あった! 氷製造機とふにゃふにゃグローブ〜!」

提督(ドラえもんっぽく言った)

大淀「説明すると、この大きな機械は名前の通り氷を作ってくれるんです」

提督「材料は?」

大淀「要りません」

提督「すごいな」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 00:03:44.45 ID:hFXfYz8p0
大淀「そしてこのふにゃふにゃグローブをつけると、石や鉄など、どんな固いものでもふにゃふにゃにできるんです」

大淀「もちろん氷も。まるで紙粘土のようにね」

提督「それで氷を変形させるってことか!」

大淀「はい。ただ、そうすると時間がかかってしまいますよね」

提督「そうだな……王国だから、下手すれば1年以上……」

大淀「そこでさらにこの道具です! 精神と時の部屋〜!」

提督「聞いたことあるぞそれ!? 別作品のだろ!」

大淀「まあまあ落ち着いてください。一見すると普通のドアですよね?」

大淀「しかし、このドアをどこでもいいので適当な場所に……例えばこの壁に」スチャ

大淀「設置します。するとこのドアの先には、精神と時の部屋とほぼ同じルールの空間ができます」

提督「ほぼ?」

大淀「別に修行するわけではないですからね。空気や重力は地球と同じです」

提督「なるほどな。どれ」ガチャ

提督「うわ、本当だ! ドラゴンボールとは違うけど真っ白な空間が広がってる!」

大淀「氷の王国はここに作りましょう。空間も真っ白だと味気ないので、辺り一面が雪景色なんていいですね」スチャ

提督「ドア外していいのか?」

大淀「はい。どの壁に設置しても通じる場所は同じです」

提督「そうか……感謝するよ大淀! これで羽黒の夢を叶えてやれる!」

――――

(1日後)

羽黒(司令官さん、何をしてるんだろう)

羽黒(あれから顔を合わせてないし、やっぱり無理なお願いをしちゃったかな……)


提督「羽黒ー!」スタタタッ

羽黒(司令官さん!?)
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 00:11:28.52 ID:hFXfYz8p0
提督「はぁ、はぁ……できたよ、氷の王国」

羽黒「え?」

提督「羽黒の思うような王国かは分からないけどな」

提督「ついて来てくれ」

羽黒「……はい」

羽黒(まさか本当に? ううん、そんなはずは……)

――――

羽黒「う……ウソ……!」

提督「どうだ? ここが城下町だ」

提督「向こうにある噴水は、水じゃなくて雪が出る」

提督「氷のランプは、暗くなると綺麗に光るぞ」

羽黒「ど、どうやって作ったんですか……!?」

提督「明石と大淀の力を借りてな」

羽黒(こんなこともできちゃうんだ……)

提督「さて、肝心の城へ行こうか」

――――

羽黒「わぁ〜……!」キラキラ

提督「アナと雪の女王の城を、見よう見マネで作ってみた」

提督「どうかな?」

羽黒「素敵です……とっても素敵……!」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 00:18:14.95 ID:hFXfYz8p0
羽黒「あっ、向こうにあるのは玉座?」

提督「そう」

羽黒「座ってみてもいいでしょうか」

提督「どうぞ」

羽黒「そ、それじゃあ……」スタスタ

スッ

羽黒「ひゃっ!? 冷たいっ」

提督「全部氷だからな。俺の服を敷いてくれ」ヌギヌギ

羽黒「いいんです、このままで」

羽黒「わー……本当に氷でできてるんだ……」

提督(喜んでくれてるみたいだ)

羽黒「ありがとうございます、司令官さん」

提督「!」

羽黒「夢が叶うとは思ってなかったです……嬉しい」エヘヘ

提督「お礼はいいよ。これは償いだから」

提督「俺が羽黒にしてしまったことのな」

羽黒「司令官さん……」

羽黒「……あ、あの……ここまでしてもらって、こんなこと言うのもあれなんですけど……」モジモジ

提督「?」

羽黒「もう一個、いいですか」

提督「お願い? いいよ」

羽黒「いいんですか! あ、ありがとうございます」


↓2 羽黒の要求その2 さらにコンマをマイナス
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 00:19:37.24 ID:g60ltzA2o
ksk
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 00:20:47.24 ID:1SkUVIVu0
氷を使って提督と宇治金時食べたい
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 00:22:08.93 ID:fcVU+r2aO
毎日一回でも良いからキスして欲しい
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 00:30:54.60 ID:hFXfYz8p0
39−24=15


羽黒「氷、まだ作れますか?」

提督「作れるよ」

羽黒「その氷で、かき氷を作ってもいいでしょうか……宇治金時の」

羽黒「司令官さんと一緒に食べたいです」

提督「お安い御用だよ。というか、それならわざわざ氷を作らなくても建物のどこかから…」

羽黒「だ、ダメです! 司令官さんが私のために、一生懸命作ってくれたんですから……」

羽黒「壊しちゃダメです」

提督「はは……そうか。嬉しいよ。じゃあ2人分作ってくる」

羽黒「私も行きます!」

――――

提督「うん、美味いな」

羽黒「美味しいですね」ニコッ

提督「夏の暑い日に食べるのも美味いけど、こういう寒いとこで食べるのもいいよな」ハハ

羽黒「分かります」フフ

羽黒「……司令官さん。また、お願いしてもいいですか?」

提督「お願いか」

羽黒「欲張りですみませんっ! でも、あと一つだけして欲しいことがあるんです!」

提督「いいよ、言ってくれ」
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 00:44:53.49 ID:hFXfYz8p0
羽黒「その……この場所、他の艦娘にも来てもらいたいんです」

羽黒「私だけが楽しむなんてもったいないので……」

提督「良い考えだな。そうしようか」

提督「スケート場やスキー場なんかも作って」

羽黒「素敵ですね! 今から呼びにいって…」

提督「あー、ちょっと待ってくれないかな……俺はまだ艦娘全員と仲直りしてないから」

提督「解放するのは、全て終わってからにして欲しいんだ」

羽黒「あ……そうですね」

提督「ごめん」

羽黒「いいんです! じゃあそれまで、施設の建設を進めておきます!」

提督「俺も手伝うよ」

――――

大淀「喜んでもらえましたね」

提督「ああ……本当に助かったよ大淀。ありがとう」

大淀「いえいえ。私も氷の王国見てみたかったですし、このくらいどうってことないですよ」ニコッ

大淀「そういえば提督が氷の王国へ行っていた時、大井さんが私のもとに来たんですよ」

提督「大井が?」

大淀「艦娘組のみんなに、留守の真相と提督が反省していることを伝えたら、解散の方向へ進んだらしいです」

大淀「大体の艦娘が提督の行いを許してくれたらしいですよ」

提督「本当か!? よかった!」

大淀「ただし機嫌は直ってないので、1人ずつちゃんと謝って、償いをしてあげてくださいですって」

提督「もちろんだよ。大井に会ったらお礼を言わないと」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 00:52:35.72 ID:hFXfYz8p0


↓2「……」キョロキョロ


大淀「あ、噂をすれば。↓2が提督を探していますよ」

提督「あれは俺を探してるのか?」

大淀「きっとそうですよ。もうほとんどの艦娘が、提督が帰ってきたことを知ってると思いますし」

大淀「私はお仕事に戻るので、頑張ってくださいね」

スタスタ

提督(本当に俺を探してるのか)

↓2「……!」ピクッ

提督(こっちに気づいた)

↓2「……!!」スタタタッ

提督(ものすごい勢いで走ってきた!?)


↓2 艦娘1人、または複数(金剛型、第七駆逐隊などの呼び方でもOK) コンマがグレ度
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 00:53:28.36 ID:N45Ydu2No
ぷんすか!な第六駆逐隊
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 00:53:33.23 ID:Q38Qw7Hc0
睦月
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 00:56:06.62 ID:hFXfYz8p0
ここまでにします、お付き合いありがとうございます
睦月を含めて残り3人で終わる予定です
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 01:17:44.28 ID:3w80kt2vO
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 16:37:13.40 ID:1SkUVIVu0
おつ
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 22:57:33.09 ID:hFXfYz8p0
睦月:グレ度23(小グレ)


睦月「提督ー!」ドンッ

提督「ぐはっ!?」

提督(腹に突進……!?)

睦月「提督! 提督提督ー!」ムギュー

提督「む、睦月……げほっ……!」

睦月「はっ! ご、ごめんにゃしぃ……お腹に体当たりしちゃった……」ササッ

睦月「大丈夫?」

提督「このくらい平気だよ……」

睦月「ごめんなさい。提督が久しぶりに帰ってきたって聞いて、感情が高ぶっちゃって」

睦月「すっごく心配した! もしかしたらもう会えないんじゃないかと思った!」ギュー

提督「不安にさせてごめん。もう連絡なしに留守にすることはないから」ナデナデ

睦月「お仕事してたんだよね?」

提督「そう。色んな仕事だよ」

睦月「プロデューサー?」

提督(それも知ってるのか)

提督「ま、まあそうだな」

睦月「……私、調べたの」

提督「えっ」

睦月「提督がしてるっていう、他のお仕事について」

睦月「プロデューサーって、アイドルをプロデュースするお仕事なんでしょ?」

提督「そうだよ」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 23:15:18.43 ID:hFXfYz8p0
睦月「可愛くて美人な女の子ばかりなんだよね」

提督「あ、ああ……」

睦月「団長やマスターについても調べた」

睦月「魅力的な女の子と一緒に行動してるんだよね?」

提督「イケメンとかオッサンもいるけどな……」

睦月「ねえ提督、本当にお仕事だけに熱中してたの?」ジトー

提督「え?」

睦月「でも可愛い女の子たちが近くにいるんだし、お仕事の合間のプライベートで…」

提督「してないしてない! 睦月が思ってるやましいことは一切してない!」

睦月「ふーん」

睦月「ま、いいにゃ! 提督が帰ってきてくれただけで!」スリスリ

提督「睦月……もう一度言うよ。ごめん」

提督「俺は酷いことをしてしまった……」

睦月「反省してくれてるならそれでいいよ」

提督「いや、俺は睦月に償いをすべきなんだよ。ほったらかしにしてしまった償いを」

睦月「償い? 何をするの?」

提督「睦月の頼みを聞く」

睦月「頼みを!?」

提督「何でも」

睦月「何でも!?」

睦月「いいの? お願い聞いてくれるの?」

提督「ああ。言ってくれないか? どうか罪滅ぼしをさせてくれ」


↓2 睦月の要求 コンマをグレ度からマイナス
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:16:50.33 ID:tj6LAv0no
睦月型に間宮券を
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/23(月) 23:16:52.13 ID:1SkUVIVu0
幼稚園の先生を体験してみたい
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:16:52.18 ID:9FdefqoUO
今日一日睦月の身の回りのお世話をするがよいぞ
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:16:54.14 ID:SMucqHRco
ガチの子作り
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:17:11.31 ID:elq+teo+0
可愛いアイドル衣装を着てみたい
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:17:18.69 ID:cO/dDOvhO
睦月型全員分の間宮券
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 23:33:07.80 ID:hFXfYz8p0
23−13=10


睦月「じゃあじゃあ、幼稚園の先生を体験してみたいにゃしぃ!」

提督「幼稚園の先生か」

睦月「うん! 私子供が大好きだから、先生として働いてみたいの!」

睦月「1日だけでもいいから! お願いっ」

提督「そうだな……知り合いに幼稚園の園長先生がいるから、お願いしてみるよ」

睦月「ありがとうっ!」

――――

睦月「みなさん初めまして! 名前は睦月っていいます、よろしくね!」ニコッ

園児たち「「「よろしくおねがいします!」」」

先生「睦月ちゃんには、1日先生としてみんなと遊んでもらいます。仲良くしてね」

園児だち「「「はーい!」」」


提督「すみません、急にこんなお願いを」

園長「いえ、子供たちも喜んでくれているので」ニコニコ

提督(大丈夫かな、睦月)

――――

睦月「お歌を歌いましょー!」

〜♪ 〜♪

提督(もう園児と仲良くなってるな)

睦月「みんな上手だね♪」
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/23(月) 23:43:34.28 ID:hFXfYz8p0

――――

女の子「むつきちゃん、おままごとしよー!」

睦月「いいよ!」

女の子「むつきちゃんは赤ちゃんやって」

睦月「え? う、うん分かった!」

睦月「あーうー」

女の子「よしよし」ナデナデ

睦月「ままー」

提督(楽しそうだ)フフ

――――

スヤスヤ zzz

女の子「zzz……」

提督(昼寝の時間、か。睦月はどこだ?)

睦月「すぴー……くぅ……すぴー……」zzz

提督(一緒になって寝てる。微笑ましい)

――――

睦月「よーし、捕まえるぞー!」

提督(今度は鬼ごっこ)

男の子「にゃしぃ星人がくるぞー!」

睦月「誰がにゃしぃ星人にゃしぃ!」スタタタッ

男の子「それ!」ガバッ

睦月「!?」

男の子「ぱんつ見えた!」

睦月「こら! そういうことしちゃめっ、だよ」
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 00:07:31.51 ID:yiTTlyki0
男の子「おこった!」

睦月「決ーめた! 君から捕まえるにゃしぃ!」スタタタッ

男の子「つかまるかばーか!」スタタタッ

提督(元気だなぁ……子供は)

――――

女の子「うえええええんっ」

睦月「あっ、転んじゃったの……。よしよし」ナデナデ

女の子「ひっく……ぐすっ……」

睦月「怪我はない? 痛いところは?」

女の子「ひざ……」

睦月「見せてくれる? んー、傷はないけど……」

睦月「お水で洗おっか。おいで」ニコッ

女の子「うん」

提督(すっかり懐いてるな)

提督(ん、そろそろ降園の時間か)

――――

睦月「はー、子供可愛かったぁ♪」ニコニコ

提督「みんな睦月に懐いてたな」

睦月「そう見えた!? 嬉しいにゃ♪」

睦月「楽しかったなー。また1日先生やりたい」

提督「園長先生も、よければまた先生をお願いしますって言ってたぞ」

提督「近いうちに行くか?」

睦月「行く! 絶対行く!」ピョンピョン
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 00:11:59.37 ID:yiTTlyki0
提督「よし、じゃあ話をしておくよ」

睦月「……提督?」

睦月「あの、あのね。1日先生とは別に、お願いがあるにゃ」

提督「お願い?」

睦月「うん」

提督(何だろう?)


↓2 睦月の要求その2 コンマをさらにマイナス
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 00:12:07.82 ID:n2YCBZ0FO
早くこの戦争を終わらせて
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/24(火) 00:12:09.70 ID:hWNQ3oUU0
遊園地で遊びたい




でも並ぶのは嫌だから遊園地丸ごと貸し切りにして
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 00:26:36.08 ID:yiTTlyki0
10−70=0


睦月「遊園地で遊びたい」

提督「遊園地か。いいよ、どこの…」

睦月「待って、まだ続きがあるの!」

睦月「その……丸ごと貸切にして?」

提督「へ?」

睦月「最近の日本の夏は暑すぎるでしょ? 並ぶのは嫌だから、丸ごと貸切にして欲しいの」

提督「睦月、俺のこと金持ちだと思ってないか」

睦月「ご、ごめんなさい。園長先生の知り合いがいるから、もしかしたら遊園地のオーナーの知り合いもいるんじゃないかって思って」

睦月「お金を払わせようと思ったんじゃないの……」

提督(考えが飛躍しすぎだろ)

提督(いや、待てよ?)

提督「貸切にできるかも」

睦月「え?」

提督「鳳翔の経営してる居酒屋の常連に、そういう人がいるって話を聞いたことがあるんだ」

提督「鳳翔に頼めば……でも、まだ鳳翔とは仲直りしてないし……」

睦月「私がお願いしてみる!」

提督「いや、俺が行くよ。睦月のために俺が動かなきゃいけないから」

――――

提督「というわけなんだ」

鳳翔「……」ツーン

提督「遊園地のオーナーに、1日だけ貸切にしてもらうようお願いできないかな」

鳳翔「……」ツーン
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/24(火) 00:33:58.76 ID:jM4Lqk8Ro
人のいない遊園地ってつまらんそ
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 00:40:55.32 ID:yiTTlyki0
提督「分かってる。すごいことを言ってるよな」

提督「鳳翔との間にもまだ色々あるし、勝手なことだとは思うんだけど」

提督「頼む! この通りだ!」ペコリ

鳳翔「……」

鳳翔「……その償いというのは」

提督「?」

鳳翔「私にもしていただけるんですか?」

提督「当然だよ! 俺は鳳翔にも酷いことをしたんだから!」

提督「この件が終わったらすぐ鳳翔のもとに行くよ。だから…」

鳳翔「分かりました」

提督「!!」

鳳翔「お願いしてみます。ただし……わ、私にも償いをしてください」

鳳翔「別に睦月ちゃんの後でなくても、いつでもいいですから……」

提督「分かった! ありがとう鳳翔!!」

鳳翔「電話で交渉してみます」タプタプ

――――

提督「睦月! 貸切にできるぞ!」

睦月「本当!?」

提督「ああ! 1週間後の休園日に、特別にやってくれるそうだ!」

睦月「夢みたい……! ありがとう提督!」

睦月「ねえねえ、艦娘のみんなも誘っていい? みんなで遊園地!」

提督「もちろんだよ。みんなで楽しもう」

睦月「楽しみだなぁー。えへへ♪」
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 00:53:45.02 ID:yiTTlyki0

――――

大淀「遊園地を貸切ってすごいですね」

提督「鳳翔とすごく仲の良い人でな。鳳翔さんの頼みならと言ってくれたそうだ」

大淀「とんでもないお金持ちですね」

大淀「まあせっかくですから、私もうんと楽しませてもらいます」

提督「楽しみにしててくれ」


↓2「……」キョロキョロ


大淀「それまでには提督も、艦娘全員と関係を元通りにしとかなきゃいけませんね」

大淀「↓2がいますよ。話しかけてあげてください」

提督「睦月と同じで俺を探してるのかな」スタスタ


↓2 艦娘1人、または複数(金剛型、第七駆逐隊などの呼び方でもOK) コンマがグレ度
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 00:55:02.30 ID:/e4dfsCDO
神通
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 00:55:07.07 ID:sRbV2F5W0
朝潮
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:01:10.28 ID:Fc1+z79oo
これは忠犬朝潮
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 01:10:22.00 ID:yiTTlyki0
朝潮:グレ度7(小グレ)


朝潮「司令官!」

提督「朝潮……すまなかった」ペコリ

提督「もう知っているとは思うが、俺は他の仕事に勤しんで、1か月の時を経てここに帰ってきた」

提督「連絡すらも入れなかったバカな男だ。申し訳ない」

朝潮「お気になさらず」

提督「え?」

朝潮「司令官も事情があってのことです。致し方ありません」

朝潮「他のお仕事での成果はどうでしたか?」

提督「えっと……上手くやれたよ」

朝潮「それは何よりです!」ニコッ

提督「……」

提督(不安だった素振りもない。怒られるのが当然なのに)

提督「朝潮がそう言っても俺は頭を下げなきゃいけないよ。心配をかけんだ」

朝潮「確かに、お体に大事はないかなど心配はしました」

朝潮「でも、私にできることは司令官を信じて待つことだけなので!」ビシッ

提督「朝潮……」

ピラッ

提督「ん? 何か落ちたぞ」

朝潮「!!」
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 01:17:20.67 ID:yiTTlyki0
提督「これは……」スッ

提督(俺のアップ写真だ。花見に行った時のやつか)

朝潮「……!」ササッ

提督「あっ」

朝潮「こ、これは……その……」カァァ

朝潮「私のお守りなんです……司令官のお顔を見ると、頑張れるんです……」

朝潮「演習の時も、寂しい時も、これを……」

提督「……」

ナデナデ

朝潮「あ……」

提督「すまなかった……本当に……」

朝潮「いえ、いいんです」

提督「良くないよ。償いをしないとダメだ」

朝潮「え?」

提督「朝潮、俺に何かして欲しいことはあるか。何でも聞くよ」

提督「お前たちに心配をかけた罪、償わせてくれ」

朝潮「し、司令官がどうしてもとおっしゃるなら……」


↓2 朝潮の要求 コンマをグレ度からマイナス
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:22:39.85 ID:X+q6o9sdo
今度は駆逐艦娘の体に溺れてみませんか?

言い放った途端に睦月型と朝潮型が勢揃いし遊園地内のリゾートホテルへ連れ込まれる
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:22:42.26 ID:X/S9ivpbO
今日から毎日一緒に寝てください
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:24:49.85 ID:yiTTlyki0
今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:57:51.52 ID:6QpdQ8XB0
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 07:25:00.80 ID:nChBY6sto
なにも起きないはずもなく
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 22:06:42.61 ID:yiTTlyki0
7−26=0


朝潮「あの……何でもいいんですよね?」

提督「いいよ」

朝潮「それじゃあ……今日から毎日一緒に寝てください」カァァ

提督「……」

提督「今日から毎日?」

朝潮「はい」

提督「一緒に寝る?」

朝潮「一緒のお布団で寝てください」

提督「本気で言ってるのか」

朝潮「はい……やっぱり無理ですか?」

提督「無理ではないけど」

提督(小さい女の子と一緒に寝るって、下手をすれば憲兵さんに……)

提督(まあ知ってる仲だし大丈夫かな)

提督「分かった」

朝潮「!」

提督「どっちの部屋で寝る? 朝潮の部屋から俺の部屋か」

朝潮「提督のお部屋がいいです」

提督「よし。寝る時間になったら来てくれ」

朝潮「はい! ありがとうございます!」
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 22:22:04.03 ID:yiTTlyki0

――――

コンコン

提督(来たか)

提督「入ってくれ」

朝潮「失礼します」ガチャ

朝潮「司令官……ふ、ふつつか者ですがよろしくお願いします」ペコリ

提督「何で畏まってるんだよ。ただ寝るだけだろ?」ハハ

朝潮「すみません、緊張してしまって」

提督「いつもの調子でいいよ。水玉のパジャマか……可愛いな」

朝潮「そう言っていただけて嬉しいです。お気に入りなんです、これ」

提督(姉妹と選んだのかな。しっかり者のイメージだけど、こういうところは年相応の女の子だ)

提督「さてと、寝るか」

朝潮「は、はい! これが司令官のベッド……」ドキドキ

提督「スペースが2人寝れるかどうかくらいなんだよ。狭くてごめん」

提督「もし窮屈なら、俺はソファーで寝るから…」

朝潮「それでは一緒に寝ることになりませんから! 一緒のベッドでいいです!」

提督「そ、そうか」

朝潮「……狭いければ、いっぱいくっつけますし……」ボソッ

提督「ん?」

朝潮「何でもないです! 先に失礼します」モゾモゾ

朝潮「よいしょ……準備できました。司令官も、どうぞ」

提督「ああ」モゾモジ
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 22:26:41.62 ID:yiTTlyki0
提督「ごめん、もうちょっとそっちに詰めてくれるか?」

朝潮「はい」ススッ

提督「ありがとう。それじゃ、電気を消して」パチッ

提督「おやすみ朝潮」

朝潮「おやすみなさい司令官」

提督「……」

朝潮「……」

提督「……」

朝潮「……し、司令官……」

提督「ん?」

朝潮「手……繋いでもいいですか……?」

提督「うん」

朝潮「ありがとうございます……」ギュッ

朝潮(あったかい)ドキドキ

提督「……ふあぁぁ……」

朝潮「……」ドキドキ

提督「……」

朝潮「……」ドキドキ
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 22:32:26.27 ID:yiTTlyki0

(10分後)

提督「zzz……zzz……」

朝潮「……」ドキドキ

朝潮(緊張して寝れない)

提督「……zzz……」

朝潮(司令官、寝ちゃった……?)

朝潮(私と一緒で緊張しないのかな)

提督「……」

朝潮(……本当に寝てる、よね……)

朝潮「司令官」ボソッ

提督「zzz……」

朝潮「司令官?」

提督「……zzz……zzz」

朝潮(完全に眠ってる)

朝潮「……」

ギュッ

朝潮(だ、抱き着いちゃった)ドキドキ

提督「んがっ」

朝潮「!!」ドキッ

提督「……んん……zzz……」

朝潮(び、びっくりした。気づかれたかと)ドキドキ
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 22:46:41.91 ID:yiTTlyki0
提督「zzz……」

朝潮「……」

朝潮(司令官の寝顔もカッコいい)ドキドキ

提督「……zzz……」

朝潮「……」ズイッ


チュッ


朝潮(ほ、ほっぺにキス……しちゃった……)カァァ

朝潮(普段できないことでも今なら……)

朝潮(勝手にこんなことして、ごめんなさい司令官)

提督「zzz……」

朝潮(悪い子な朝潮を……許してください……)ドキドキ

朝潮(司令官……♡)モゾモゾ

――――

(翌朝)

提督(朝潮と一緒で少し暑かったけど、快眠できたな)

提督(ただ、パジャマが結構着崩れてたのは何でだろう。俺ってこんなに寝相悪かったっけ)

提督(顔や体もやけにベトベトしてたし……不可解だ)

朝潮「んぅ……」

提督「起きたか。おはよう朝潮」

朝潮「しれいかん……おはようございます」ペコリ

提督「よく眠れたか」

朝潮「はい。とっても」
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 22:57:37.41 ID:yiTTlyki0
提督「それはよかった」

提督「……服、乱れてるぞ」

朝潮「え? あっ……!」ササッ

提督「きっと暑くて脱ごうとしたんだろうな。脱ぎ捨てなくてよかった」

朝潮「そ、そうですね」

提督「あれ?」

提督「朝潮……なんかツヤツヤしてないか。調子良さそうだな」

朝潮「そう見えますか?」ツヤツヤ

提督「うん、見える」

朝潮「何ででしょうね。もしかして、司令官と一緒に寝ると美容効果があるのかも」ツヤツヤ

提督「そんなバカな」ハハ

朝潮「あははは……」

朝潮(気づかれてなかった。よかった)ホッ

朝潮「司令官」

提督「?」

朝潮「今日も一緒にお願いしますね」

提督「約束だからな。これから毎日だろ?」フフ

朝潮「はい。毎日、です♪」

――――

大淀「おはようございます」

提督「おはよう大淀」

大淀「朝潮ちゃん、機嫌直してくれたみたいですね」

提督「もともとそんなに怒ってなかったみたいだけどな」

大淀「毎日一緒に寝るんですよね? ほどほどにしてくださいね」

提督「は?」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 23:03:51.59 ID:yiTTlyki0
大淀「あんなことやこんなことするのもいいですけど、相手は駆逐艦ですから…」

提督「してないよ!」

大淀「本当ですかぁ?」

提督「本当だ。朝潮にそんなことしたら嫌われるしな」

大淀「それはどうかなー」

提督「どうかなって?」

大淀「こっちの話です。さあ、今日も艦娘たちのご機嫌を直していきましょう!」

大淀「ナイスタイミングで向こうに↓2がいます。行ってきてください」

提督「朝飯まだなんだけど……まあいいか」


↓2 艦娘1人、または複数(金剛型、第七駆逐隊などの呼び方でもOK) コンマがグレ度
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:04:20.48 ID:cfnH5egb0
夕立
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:04:32.95 ID:uljJHI8e0
龍田
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:04:34.15 ID:/0dCcMkS0
夕雲
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:04:36.40 ID:V4RMbFZSo
島風
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:04:38.24 ID:A/E7GIFio
第6駆逐隊
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/24(火) 23:10:57.52 ID:hWNQ3oUU0
ついに
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:15:46.18 ID:NsjSdJKEo
人選、コンマともにベネ!
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 23:22:31.34 ID:yiTTlyki0
龍田:グレ度95(大グレ)


龍田「……」ゴゴゴゴ

提督「……なあ大淀」

大淀「はい」

提督「龍田の周りにどす黒いオーラが見えるんだけど」

大淀「見えますね」

龍田「うふふ……ふふふふ」

龍田「あはははは」

提督「笑ってるんだけど」

大淀「笑ってますね」

提督「今まで接してきたどの艦娘よりも機嫌が悪そうだ……」

大淀「むしろあれが普通なんだと思います。今までの艦娘が優しかったんですよ」

提督「だな……怖いけど行ってくる……」

――――

提督「た、龍田」

龍田「……うふ」

龍田「みーつけたぁ……♪」ニコッ

提督「!?」ビクッ

龍田「みんなこそこそと、私に何か秘密にしてるなーって思って」

龍田「さっき天龍ちゃんに問い詰めたら……提督が帰って来てるって言うじゃない」スッ

提督(薙刀を……?)

龍田「どうりで内緒にしてたわけだわぁ……だって」

龍田「今の私に見つかったら、提督はバラバラになっちゃうもの」ヒュンヒュンヒュン

提督(振り回し始めた!?)
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 23:50:05.36 ID:yiTTlyki0
龍田「覚悟してね〜」ヒュオンヒュオン

提督「待ってくれ龍田! 俺はお前に…」

ヒュッ

提督「ひぃっ!?」ササッ

龍田「逃げちゃだーめ。綺麗に切り飛ばさないと痛いわよ〜」

提督「切り飛ばすってどこを!?」

龍田「分かってる癖にっ」ヒュインッ

提督「おわぁっ!?」ササッ

龍田「も〜、動かないでって」

提督「龍田! 話を聞いてくれ!」

提督「俺はお前に謝りたいんだ!!」

龍田「謝っても許さないわ〜」

提督「許されなくてもいい! ただ、俺の今の気持ちを聞いて欲しい」

提督「俺は酷いことをした、最低の提督だ! お前たちを放って、連絡もせず1か月ここを留守にした!」

提督「久しぶりに帰ってきて、自分のしたことの重大さを改めて認識したよ……色んな艦娘と話し合ったんだ」

提督「そしたらみんな、俺の体の心配をしてくれてた。怪我や病気をしてないか不安だったと」

龍田「……」

提督「俺の中の罪悪感ははち切れんばかりに膨らんだ。仕出かしたことを悔いた」

提督「そして、何とか償いができないかと考えた。許してもらうためじゃない、罪滅ぼしがしたかった」

提督「その内容は、艦娘たちに何でもいいからお願いをしてもらって、俺ができる限り叶えるというものだ」

龍田「……」

提督「自己満足だと言われたら否定できないよ、その通りだから」

提督「でも、俺にできることと言ったらそれくらいなんだ。頭を下げて謝罪をする。できるだけ留守にしない」

提督「留守にする用事があっても必ず連絡は入れる。そして、してしまったことへの償いをする」

提督「これしか俺にできることはない」
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 00:03:38.43 ID:EdQbbjZU0
龍田「……」

提督「他に何かあればぜひやらせて欲しい……いや、それは償いの内に入るのか」

提督「龍田、俺は深く反省している。もうお前を傷つけてしまうようなことは絶対にしないと誓う」

提督「その思いを、償いを通じて伝えたい」

龍田「……」

提督「だから、どうか薙刀を収めてくれ」

龍田「……分かった」スッ

龍田「でも〜。今提督が言った、償い? をしてもらっても」

龍田「私、たぶん許さないと思うけど〜」

提督「許してもらおうとは思ってない。ただ、龍田の気が晴れてくれさえすれば充分だ」

龍田「気分解消してくれって〜?」

提督「ああ」

龍田「そう……ちょっと待ってね〜、考えるから」

龍田「して欲しいこと、か〜……」


↓2 龍田の要求 コンマをグレ度からマイナス
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/25(水) 00:03:50.68 ID:8LloVW370
手足の二、三本くらいはくれないと
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 00:03:51.97 ID:R/SJ6mLrO
できない事は言わない



5、6発撃たせろ
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 00:07:14.03 ID:Qfbew7dpo
スッキリしてやがる…
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 00:07:50.56 ID:QIFIemZCo
コンマ的に完遂したら色々終わっちゃいますんですがそれは
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 00:17:10.00 ID:EdQbbjZU0
95−97=0


龍田「そうね〜」

提督(ど、どんな要求を……やっぱり殺されるのか……)

龍田「ふふ、そんなに怯えないで〜。提督ができない事は言わないから」

提督(俺が大丈夫な範囲と龍田が大丈夫な範囲には違いがあるから何とも言えない……)

提督「何をすれば?」

龍田「決めたわよ」

提督「……っ」ゴクリ

龍田「私が提督にお願いしたいことは〜」


龍田「5、6発撃たせて」

提督「!!」


提督「……え……?」

龍田「5、6発撃たせてくれたら、スッキリすると思うの」

提督「それって……」

提督(ピストルを5、6発ってことか!?)

龍田「できないの?」

提督「……できる……」

提督「やるよ。やらせてくれ」

龍田「へぇ〜、躊躇わないのね」

龍田「普通こんなこと言われたら、『それだけは』とか言いそうだけど」
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 00:31:14.81 ID:EdQbbjZU0
提督「言わないよ。それで龍田の気分が良くなるなら二つ返事で頷く」

提督「どこを撃つんだ? 手か?」

龍田「それは私の気分次第かな〜」

龍田「ここだと人目につくから、場所を変えましょう。ついて来て」スタスタ

――――

提督「ここは?」

龍田「弓道場の下に作った、艦娘組のための施設よ」

提督「!?」

龍田「私も艦娘組のメンバーなの。というか、立ち上げた人ね〜」

提督「リーダーってことか!?」

龍田「そうよ〜。提督に色々するため、この広いスペースで計画を練ってたわ」

龍田「警備も厳重で、防音だからどれだけ音を立てても気づかれない。エアコンもついてて安心快適♪」

龍田「訳も分からず解散しちゃったけど、まさか提督絡みだったなんて……」

提督(ここならいくら発砲しても安心ってことか。死なないよな俺?)

龍田「お喋りはこの辺にして、始めましょうか」

提督「一つ聞いていいかな。応急処置用に道具はあるか?」

提督「撃たれたら手当をしたいんだ」

龍田「一応あるけど、必要ないと思う」

提督「え」

龍田「もし必要だったら私が処置してあげる♪」

提督「……」

提督(必要ないってどういうことだ? 殺す気なのか?)
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 00:54:58.17 ID:EdQbbjZU0
龍田「提督、こっちに来て。壁についてる鎖に繋いであげる」

提督「なっ……!?」

提督(何だこれは! 俺を壁に張り付けるのか!?)

提督(カメラなどの撮影道具も用意されてる……俺が苦しむ姿を撮って楽しむのか……!)ガタガタ

龍田「どうしたの?」

提督「いや……」スタスタ

カチャカチャ

龍田「♪」カチャカチャ

提督(こ、怖い……! 今になって恐怖が湧いてきた……!)

提督(いくら償いとはいえ、死ぬ恐怖を体感するなんて……!)

龍田「でーきた。これで動けないでしょ?」

提督「あ、ああ……ガッチリホールドされてる」グイグイ

龍田「それじゃ、お楽しみの時間ね〜」スタスタ

龍田「距離をとって、と……これは何だか分かる〜?」スッ

提督(リボルバー!?)

提督「ま、待て!! そんなので撃たれたらさすがに……!」ブルブル

龍田「もう遅いわよ〜。これで提督を……」


龍田「た〜っぷりとイジめてあげる♡」レロォ…

提督「あ……ああ……っ!!」ガタガタ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 01:08:52.68 ID:EdQbbjZU0
龍田「うふふっ♪ 怖い?」

提督「怖いよ……体を撃ち抜かれるんだから……!」

龍田「そうよね〜。肝心な部分を説明してないから、とっても怖いわよね」

提督「肝心な部分……?」

龍田「安心していいわ〜。これ、弾丸は出ないから」

提督「……は?」

龍田「見かけは本物のリボルバーっぽいけど、中身は全くの別物」

提督「……」

提督(お、オモチャってことか?)

提督(よ……よかった……!! 死なずに済む……!!)

龍田「そこまでホッとする〜?」

提督「するよ……龍田に殺されると思ったんだから」

提督「でもよかった。オモチゃなら死ぬ心配はないよな」ハハ…


龍田「いいえ〜。ひょっとしたら死んじゃうかも」

提督「!?!?」


提督「ど、どういうことだ!?」

龍田「説明するとね〜、この銃は明石ちゃんの発明なの〜」スチャ スチャ

龍田「弾をセットして引き金を引くと、銃口から特殊な波動が発射されて〜」シュルルルッ カシャン

龍田「当たった人に、とてつもない快感が与えられるんだって〜」チャキ

提督「か……快感……?」

龍田「そう、快感。気持ち良すぎて意識が飛ぶ可能性もあるらしいわ〜」

龍田「下手をすると、そのまま死んじゃうかも、だって」

提督「……」

龍田「まあ、冗談っぽく言ってたから大丈夫だと思うけど」
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 01:22:44.68 ID:EdQbbjZU0
提督「それで……その銃を俺に撃って、どうするんだ……?」

龍田「どうするって、楽しむのよ〜。動画にも撮ってね〜」

龍田「提督の情けな〜い姿を見てあげる」ニコニコ

提督「……」

提督(毛色の違う危機を感じてきた)

龍田「撮影を開始して〜」ピッ

龍田「いくわね〜」

提督「え? まずどこを撃つかを教え…」


パァンッ


提督「あはあぁっ!!♡」ビクビクッ

龍田「ごめんなさい。次からそうするわ〜」クスクス

龍田「まずはお腹の辺りを撃ったんだけど、どうかしら〜?」

提督「うっ、ああっ……はぁっ……!」ビクビク

龍田「とっても気持ちよさそうね。涙や鼻水まで垂らして」

龍田「あははっ、だらしない顔ぉ……♡」ゾクゾクゾク

提督(こ、これは……とんでもない道具だ!!)

提督(明石、こんなものを開発するなんて……自業自得とはいえ……!!)

龍田「楽しくなってきたわ〜。次はどこを狙おうかしら〜」

龍田「そうね〜……胸の辺りにしよっと」チャキ

提督「待ってくれ龍田っ……待っ…」


パァンッ


提督「ひぐうぅっ!?♡」ビクビクビク

龍田「うふ、うふふふ♪ のけ反っちゃって、面白いわ〜」
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 01:38:11.04 ID:EdQbbjZU0
提督(ダメだこれ……危険な道具だ……!)ビクビク

提督(波動が当たった箇所から、ものすごい快感が全身に広がって……立ってられない……!)ガクガク

龍田「どんどんいきたいけど、あと4発しかないのよね〜」

龍田「5、6発じゃなくて、好きなだけにすればよかった」

提督(そんなことされたら間違いなく意識が飛ぶ!!)

龍田「今さら変更するのも卑怯だし、約束通り6発撃つわね」

龍田「残り4発……どこにしよう」

提督「はぁ……はぁ……!」

龍田「……決めた」


龍田「残り4発、贅沢に全部使って……提督の大事なところを撃ち続けてあげる」チャキ

提督「!?」

提督「た……頼む……! それは、やめて……!」

龍田「やめない。大丈夫よ、間隔を開けて撃つから〜」

提督「股間だけは! 股間だけはやめてくれぇ!」ガシャガシャ

龍田「いくわよ〜」

提督「うわぁぁぁぁぁぁ!!」


――――

(30分後)


提督「」ビクビク

龍田「はぁ……はぁ……♡」

龍田「ふふ……撮影完了♪ とってもよかったわ〜提督」

提督「」ガクガク

龍田「まだ意識が戻ってないわね……起きるまで、私が全部片づけてあげるから」ニコ
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 01:52:52.78 ID:EdQbbjZU0

――――

提督「……」

大淀「提督、午前中ずっと姿が見えませんでしたけど……龍田さんと何を?」

提督「聞かないでくれ……」ハハ…

大淀(この疲れた顔、相当なことされたみたい)

大淀「分かりました。でも、機嫌は直ったんですよね?」

提督「ああ……上機嫌だよ。今まで見たことがないくらいに」

大淀(ますます何をしたのか気になるわ)

大淀「提督、気を取り直してください! まだまだ艦娘と仲直りしなきゃいけないんですから!」

提督「そうだな……よし」


???「……」


大淀「あ、艦娘がいましたよ! ご機嫌をとってあげてくださいね」

提督「うん。行ってくる」スタスタ


――――

――――――

――――――――


大淀(あれから約1週間。提督はちゃんと艦娘全員と和解しました)

大淀(話しかけて、謝罪と共に償いをして。可愛らしいものからエグいものまで様々だったらしいですけど)

大淀(誠意が伝わったらしく、今ではみんなと遊園地で楽しく遊んでいます)


睦月「提督! 次はあれに乗るにゃしぃ!」

提督「よーし! 一緒に乗る人を集う!」

初霜「乗ります!」

山風「あたしも……!」
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 02:06:57.38 ID:EdQbbjZU0
提督「何人でもいいぞ。貸切だからな!」

愛宕「提督!」

提督「お、愛宕も乗るか」

愛宕「いえ、ちょっとお知らせに来たんです」

提督「?」

愛宕「あとで一緒にお化け屋敷に行きませんか?」

提督「面白そうだな!」


扶桑「お待ちになって」

愛宕「!!」


扶桑「私も一緒に参ります……」

提督「扶桑もか」

愛宕「えー、でも私は2人で…」


大井「待ってください」

愛宕・扶桑「!?」


大井「お化け屋敷より迷宮系のアトラクションですよ。提督、あとで北上さんと3人で行きましょう!」

北上(本当は提督と2人で行きたいくせにねー)ニヤニヤ

提督「それもいいな! 面白そうだ」


由良「待ってください!」

愛宕・扶桑・大井「!?」


由良「そろそろお昼ですから、何か食べましょう!」

由良「実は由良、お弁当を作ってきたんです。食べてもらえませんか?」モジモジ

提督「いいのか? 嬉しいよ! アトラクションの前に、みんなで腹ごしらえするか」
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 02:33:22.16 ID:EdQbbjZU0
大鯨「提督、私もお弁当作ってきました!」

羽黒「私もです。サンドイッチなので、みんなで摘まんでください」ニコッ

朝潮(くぅ、しまった……! 遊園地が楽しみすぎて忘れてた……!)

提督「すごいな。鳳翔と間宮も作ってきてくれたし、これだけあるならここで買う必要も無さそうだけど」

提督「いや、赤城加賀を中心とした大食い艦娘がいたか……」

初霜「足りなくなることはあっても、余ることはないですね」アハハ…

龍田「私が買ってくるわ〜」ニュッ

提督(龍田!? 一体どこから!)

山風「山風も、みんなの買う……」

山雲「山雲もー」

朝潮「お手伝いします!」

扶桑「駆逐艦の娘たちだけに任せられないわ……」

愛宕「ふふ、そうですね♪」

大井「みんなで買いに行きましょうか」ニコッ

大鯨「私はお弁当をつまみ食いされないか見張ってます」

羽黒「あ、じゃあ私も」

提督「さすがに大食い勢もそんなことはしないと思うけど……一応頼むよ」


大淀(和気藹々とした雰囲気って、ああいうことを言うんですね)フフ

グー

大淀(う……私もお腹空いてきちゃった。食べに行こっと♪)スタタタッ

大淀「提督ー! 私も買いに行きます!」

提督「助かるよ。意見を聞くぞ、みんな何食べたい?」

ワイワイ キャッキャッ


おわり
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 02:35:33.20 ID:EdQbbjZU0
安価レスしてくださった方、読んでくださった方、お付き合いありがとうございました
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 02:39:16.03 ID:TLhzTWjD0
おつー
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 02:40:30.09 ID:+qR/PbI8o
おつおつ。終わらない修羅場
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 02:48:29.95 ID:EdQbbjZU0
追記ですが、>>264の山風「山風も、みんなの買う……」というセリフ
正しくは
山風「あたしも、みんなの買う……」でした
呼称間違いすみません
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 02:50:45.60 ID:xvoKChKs0
おつです
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 05:35:21.68 ID:QIFIemZCo
おつおつ
龍田さんよく捌いた

次回作も期待
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 09:53:05.76 ID:cI5OYrAw0
乙 また書いてくれー頼む
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/25(水) 10:51:08.53 ID:WPwcOU9XO
おおおー
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