【艦これ安価】大淀「提督、艦娘たちがグレました」

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224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 00:53:45.02 ID:yiTTlyki0

――――

大淀「遊園地を貸切ってすごいですね」

提督「鳳翔とすごく仲の良い人でな。鳳翔さんの頼みならと言ってくれたそうだ」

大淀「とんでもないお金持ちですね」

大淀「まあせっかくですから、私もうんと楽しませてもらいます」

提督「楽しみにしててくれ」


↓2「……」キョロキョロ


大淀「それまでには提督も、艦娘全員と関係を元通りにしとかなきゃいけませんね」

大淀「↓2がいますよ。話しかけてあげてください」

提督「睦月と同じで俺を探してるのかな」スタスタ


↓2 艦娘1人、または複数(金剛型、第七駆逐隊などの呼び方でもOK) コンマがグレ度
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 00:55:02.30 ID:/e4dfsCDO
神通
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 00:55:07.07 ID:sRbV2F5W0
朝潮
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:01:10.28 ID:Fc1+z79oo
これは忠犬朝潮
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 01:10:22.00 ID:yiTTlyki0
朝潮:グレ度7(小グレ)


朝潮「司令官!」

提督「朝潮……すまなかった」ペコリ

提督「もう知っているとは思うが、俺は他の仕事に勤しんで、1か月の時を経てここに帰ってきた」

提督「連絡すらも入れなかったバカな男だ。申し訳ない」

朝潮「お気になさらず」

提督「え?」

朝潮「司令官も事情があってのことです。致し方ありません」

朝潮「他のお仕事での成果はどうでしたか?」

提督「えっと……上手くやれたよ」

朝潮「それは何よりです!」ニコッ

提督「……」

提督(不安だった素振りもない。怒られるのが当然なのに)

提督「朝潮がそう言っても俺は頭を下げなきゃいけないよ。心配をかけんだ」

朝潮「確かに、お体に大事はないかなど心配はしました」

朝潮「でも、私にできることは司令官を信じて待つことだけなので!」ビシッ

提督「朝潮……」

ピラッ

提督「ん? 何か落ちたぞ」

朝潮「!!」
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 01:17:20.67 ID:yiTTlyki0
提督「これは……」スッ

提督(俺のアップ写真だ。花見に行った時のやつか)

朝潮「……!」ササッ

提督「あっ」

朝潮「こ、これは……その……」カァァ

朝潮「私のお守りなんです……司令官のお顔を見ると、頑張れるんです……」

朝潮「演習の時も、寂しい時も、これを……」

提督「……」

ナデナデ

朝潮「あ……」

提督「すまなかった……本当に……」

朝潮「いえ、いいんです」

提督「良くないよ。償いをしないとダメだ」

朝潮「え?」

提督「朝潮、俺に何かして欲しいことはあるか。何でも聞くよ」

提督「お前たちに心配をかけた罪、償わせてくれ」

朝潮「し、司令官がどうしてもとおっしゃるなら……」


↓2 朝潮の要求 コンマをグレ度からマイナス
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:22:39.85 ID:X+q6o9sdo
今度は駆逐艦娘の体に溺れてみませんか?

言い放った途端に睦月型と朝潮型が勢揃いし遊園地内のリゾートホテルへ連れ込まれる
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:22:42.26 ID:X/S9ivpbO
今日から毎日一緒に寝てください
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:24:49.85 ID:yiTTlyki0
今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:57:51.52 ID:6QpdQ8XB0
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 07:25:00.80 ID:nChBY6sto
なにも起きないはずもなく
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 22:06:42.61 ID:yiTTlyki0
7−26=0


朝潮「あの……何でもいいんですよね?」

提督「いいよ」

朝潮「それじゃあ……今日から毎日一緒に寝てください」カァァ

提督「……」

提督「今日から毎日?」

朝潮「はい」

提督「一緒に寝る?」

朝潮「一緒のお布団で寝てください」

提督「本気で言ってるのか」

朝潮「はい……やっぱり無理ですか?」

提督「無理ではないけど」

提督(小さい女の子と一緒に寝るって、下手をすれば憲兵さんに……)

提督(まあ知ってる仲だし大丈夫かな)

提督「分かった」

朝潮「!」

提督「どっちの部屋で寝る? 朝潮の部屋から俺の部屋か」

朝潮「提督のお部屋がいいです」

提督「よし。寝る時間になったら来てくれ」

朝潮「はい! ありがとうございます!」
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 22:22:04.03 ID:yiTTlyki0

――――

コンコン

提督(来たか)

提督「入ってくれ」

朝潮「失礼します」ガチャ

朝潮「司令官……ふ、ふつつか者ですがよろしくお願いします」ペコリ

提督「何で畏まってるんだよ。ただ寝るだけだろ?」ハハ

朝潮「すみません、緊張してしまって」

提督「いつもの調子でいいよ。水玉のパジャマか……可愛いな」

朝潮「そう言っていただけて嬉しいです。お気に入りなんです、これ」

提督(姉妹と選んだのかな。しっかり者のイメージだけど、こういうところは年相応の女の子だ)

提督「さてと、寝るか」

朝潮「は、はい! これが司令官のベッド……」ドキドキ

提督「スペースが2人寝れるかどうかくらいなんだよ。狭くてごめん」

提督「もし窮屈なら、俺はソファーで寝るから…」

朝潮「それでは一緒に寝ることになりませんから! 一緒のベッドでいいです!」

提督「そ、そうか」

朝潮「……狭いければ、いっぱいくっつけますし……」ボソッ

提督「ん?」

朝潮「何でもないです! 先に失礼します」モゾモゾ

朝潮「よいしょ……準備できました。司令官も、どうぞ」

提督「ああ」モゾモジ
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 22:26:41.62 ID:yiTTlyki0
提督「ごめん、もうちょっとそっちに詰めてくれるか?」

朝潮「はい」ススッ

提督「ありがとう。それじゃ、電気を消して」パチッ

提督「おやすみ朝潮」

朝潮「おやすみなさい司令官」

提督「……」

朝潮「……」

提督「……」

朝潮「……し、司令官……」

提督「ん?」

朝潮「手……繋いでもいいですか……?」

提督「うん」

朝潮「ありがとうございます……」ギュッ

朝潮(あったかい)ドキドキ

提督「……ふあぁぁ……」

朝潮「……」ドキドキ

提督「……」

朝潮「……」ドキドキ
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 22:32:26.27 ID:yiTTlyki0

(10分後)

提督「zzz……zzz……」

朝潮「……」ドキドキ

朝潮(緊張して寝れない)

提督「……zzz……」

朝潮(司令官、寝ちゃった……?)

朝潮(私と一緒で緊張しないのかな)

提督「……」

朝潮(……本当に寝てる、よね……)

朝潮「司令官」ボソッ

提督「zzz……」

朝潮「司令官?」

提督「……zzz……zzz」

朝潮(完全に眠ってる)

朝潮「……」

ギュッ

朝潮(だ、抱き着いちゃった)ドキドキ

提督「んがっ」

朝潮「!!」ドキッ

提督「……んん……zzz……」

朝潮(び、びっくりした。気づかれたかと)ドキドキ
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 22:46:41.91 ID:yiTTlyki0
提督「zzz……」

朝潮「……」

朝潮(司令官の寝顔もカッコいい)ドキドキ

提督「……zzz……」

朝潮「……」ズイッ


チュッ


朝潮(ほ、ほっぺにキス……しちゃった……)カァァ

朝潮(普段できないことでも今なら……)

朝潮(勝手にこんなことして、ごめんなさい司令官)

提督「zzz……」

朝潮(悪い子な朝潮を……許してください……)ドキドキ

朝潮(司令官……♡)モゾモゾ

――――

(翌朝)

提督(朝潮と一緒で少し暑かったけど、快眠できたな)

提督(ただ、パジャマが結構着崩れてたのは何でだろう。俺ってこんなに寝相悪かったっけ)

提督(顔や体もやけにベトベトしてたし……不可解だ)

朝潮「んぅ……」

提督「起きたか。おはよう朝潮」

朝潮「しれいかん……おはようございます」ペコリ

提督「よく眠れたか」

朝潮「はい。とっても」
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 22:57:37.41 ID:yiTTlyki0
提督「それはよかった」

提督「……服、乱れてるぞ」

朝潮「え? あっ……!」ササッ

提督「きっと暑くて脱ごうとしたんだろうな。脱ぎ捨てなくてよかった」

朝潮「そ、そうですね」

提督「あれ?」

提督「朝潮……なんかツヤツヤしてないか。調子良さそうだな」

朝潮「そう見えますか?」ツヤツヤ

提督「うん、見える」

朝潮「何ででしょうね。もしかして、司令官と一緒に寝ると美容効果があるのかも」ツヤツヤ

提督「そんなバカな」ハハ

朝潮「あははは……」

朝潮(気づかれてなかった。よかった)ホッ

朝潮「司令官」

提督「?」

朝潮「今日も一緒にお願いしますね」

提督「約束だからな。これから毎日だろ?」フフ

朝潮「はい。毎日、です♪」

――――

大淀「おはようございます」

提督「おはよう大淀」

大淀「朝潮ちゃん、機嫌直してくれたみたいですね」

提督「もともとそんなに怒ってなかったみたいだけどな」

大淀「毎日一緒に寝るんですよね? ほどほどにしてくださいね」

提督「は?」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 23:03:51.59 ID:yiTTlyki0
大淀「あんなことやこんなことするのもいいですけど、相手は駆逐艦ですから…」

提督「してないよ!」

大淀「本当ですかぁ?」

提督「本当だ。朝潮にそんなことしたら嫌われるしな」

大淀「それはどうかなー」

提督「どうかなって?」

大淀「こっちの話です。さあ、今日も艦娘たちのご機嫌を直していきましょう!」

大淀「ナイスタイミングで向こうに↓2がいます。行ってきてください」

提督「朝飯まだなんだけど……まあいいか」


↓2 艦娘1人、または複数(金剛型、第七駆逐隊などの呼び方でもOK) コンマがグレ度
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:04:20.48 ID:cfnH5egb0
夕立
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:04:32.95 ID:uljJHI8e0
龍田
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:04:34.15 ID:/0dCcMkS0
夕雲
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:04:36.40 ID:V4RMbFZSo
島風
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:04:38.24 ID:A/E7GIFio
第6駆逐隊
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/24(火) 23:10:57.52 ID:hWNQ3oUU0
ついに
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:15:46.18 ID:NsjSdJKEo
人選、コンマともにベネ!
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 23:22:31.34 ID:yiTTlyki0
龍田:グレ度95(大グレ)


龍田「……」ゴゴゴゴ

提督「……なあ大淀」

大淀「はい」

提督「龍田の周りにどす黒いオーラが見えるんだけど」

大淀「見えますね」

龍田「うふふ……ふふふふ」

龍田「あはははは」

提督「笑ってるんだけど」

大淀「笑ってますね」

提督「今まで接してきたどの艦娘よりも機嫌が悪そうだ……」

大淀「むしろあれが普通なんだと思います。今までの艦娘が優しかったんですよ」

提督「だな……怖いけど行ってくる……」

――――

提督「た、龍田」

龍田「……うふ」

龍田「みーつけたぁ……♪」ニコッ

提督「!?」ビクッ

龍田「みんなこそこそと、私に何か秘密にしてるなーって思って」

龍田「さっき天龍ちゃんに問い詰めたら……提督が帰って来てるって言うじゃない」スッ

提督(薙刀を……?)

龍田「どうりで内緒にしてたわけだわぁ……だって」

龍田「今の私に見つかったら、提督はバラバラになっちゃうもの」ヒュンヒュンヒュン

提督(振り回し始めた!?)
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 23:50:05.36 ID:yiTTlyki0
龍田「覚悟してね〜」ヒュオンヒュオン

提督「待ってくれ龍田! 俺はお前に…」

ヒュッ

提督「ひぃっ!?」ササッ

龍田「逃げちゃだーめ。綺麗に切り飛ばさないと痛いわよ〜」

提督「切り飛ばすってどこを!?」

龍田「分かってる癖にっ」ヒュインッ

提督「おわぁっ!?」ササッ

龍田「も〜、動かないでって」

提督「龍田! 話を聞いてくれ!」

提督「俺はお前に謝りたいんだ!!」

龍田「謝っても許さないわ〜」

提督「許されなくてもいい! ただ、俺の今の気持ちを聞いて欲しい」

提督「俺は酷いことをした、最低の提督だ! お前たちを放って、連絡もせず1か月ここを留守にした!」

提督「久しぶりに帰ってきて、自分のしたことの重大さを改めて認識したよ……色んな艦娘と話し合ったんだ」

提督「そしたらみんな、俺の体の心配をしてくれてた。怪我や病気をしてないか不安だったと」

龍田「……」

提督「俺の中の罪悪感ははち切れんばかりに膨らんだ。仕出かしたことを悔いた」

提督「そして、何とか償いができないかと考えた。許してもらうためじゃない、罪滅ぼしがしたかった」

提督「その内容は、艦娘たちに何でもいいからお願いをしてもらって、俺ができる限り叶えるというものだ」

龍田「……」

提督「自己満足だと言われたら否定できないよ、その通りだから」

提督「でも、俺にできることと言ったらそれくらいなんだ。頭を下げて謝罪をする。できるだけ留守にしない」

提督「留守にする用事があっても必ず連絡は入れる。そして、してしまったことへの償いをする」

提督「これしか俺にできることはない」
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 00:03:38.43 ID:EdQbbjZU0
龍田「……」

提督「他に何かあればぜひやらせて欲しい……いや、それは償いの内に入るのか」

提督「龍田、俺は深く反省している。もうお前を傷つけてしまうようなことは絶対にしないと誓う」

提督「その思いを、償いを通じて伝えたい」

龍田「……」

提督「だから、どうか薙刀を収めてくれ」

龍田「……分かった」スッ

龍田「でも〜。今提督が言った、償い? をしてもらっても」

龍田「私、たぶん許さないと思うけど〜」

提督「許してもらおうとは思ってない。ただ、龍田の気が晴れてくれさえすれば充分だ」

龍田「気分解消してくれって〜?」

提督「ああ」

龍田「そう……ちょっと待ってね〜、考えるから」

龍田「して欲しいこと、か〜……」


↓2 龍田の要求 コンマをグレ度からマイナス
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/25(水) 00:03:50.68 ID:8LloVW370
手足の二、三本くらいはくれないと
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 00:03:51.97 ID:R/SJ6mLrO
できない事は言わない



5、6発撃たせろ
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 00:07:14.03 ID:Qfbew7dpo
スッキリしてやがる…
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 00:07:50.56 ID:QIFIemZCo
コンマ的に完遂したら色々終わっちゃいますんですがそれは
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 00:17:10.00 ID:EdQbbjZU0
95−97=0


龍田「そうね〜」

提督(ど、どんな要求を……やっぱり殺されるのか……)

龍田「ふふ、そんなに怯えないで〜。提督ができない事は言わないから」

提督(俺が大丈夫な範囲と龍田が大丈夫な範囲には違いがあるから何とも言えない……)

提督「何をすれば?」

龍田「決めたわよ」

提督「……っ」ゴクリ

龍田「私が提督にお願いしたいことは〜」


龍田「5、6発撃たせて」

提督「!!」


提督「……え……?」

龍田「5、6発撃たせてくれたら、スッキリすると思うの」

提督「それって……」

提督(ピストルを5、6発ってことか!?)

龍田「できないの?」

提督「……できる……」

提督「やるよ。やらせてくれ」

龍田「へぇ〜、躊躇わないのね」

龍田「普通こんなこと言われたら、『それだけは』とか言いそうだけど」
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 00:31:14.81 ID:EdQbbjZU0
提督「言わないよ。それで龍田の気分が良くなるなら二つ返事で頷く」

提督「どこを撃つんだ? 手か?」

龍田「それは私の気分次第かな〜」

龍田「ここだと人目につくから、場所を変えましょう。ついて来て」スタスタ

――――

提督「ここは?」

龍田「弓道場の下に作った、艦娘組のための施設よ」

提督「!?」

龍田「私も艦娘組のメンバーなの。というか、立ち上げた人ね〜」

提督「リーダーってことか!?」

龍田「そうよ〜。提督に色々するため、この広いスペースで計画を練ってたわ」

龍田「警備も厳重で、防音だからどれだけ音を立てても気づかれない。エアコンもついてて安心快適♪」

龍田「訳も分からず解散しちゃったけど、まさか提督絡みだったなんて……」

提督(ここならいくら発砲しても安心ってことか。死なないよな俺?)

龍田「お喋りはこの辺にして、始めましょうか」

提督「一つ聞いていいかな。応急処置用に道具はあるか?」

提督「撃たれたら手当をしたいんだ」

龍田「一応あるけど、必要ないと思う」

提督「え」

龍田「もし必要だったら私が処置してあげる♪」

提督「……」

提督(必要ないってどういうことだ? 殺す気なのか?)
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 00:54:58.17 ID:EdQbbjZU0
龍田「提督、こっちに来て。壁についてる鎖に繋いであげる」

提督「なっ……!?」

提督(何だこれは! 俺を壁に張り付けるのか!?)

提督(カメラなどの撮影道具も用意されてる……俺が苦しむ姿を撮って楽しむのか……!)ガタガタ

龍田「どうしたの?」

提督「いや……」スタスタ

カチャカチャ

龍田「♪」カチャカチャ

提督(こ、怖い……! 今になって恐怖が湧いてきた……!)

提督(いくら償いとはいえ、死ぬ恐怖を体感するなんて……!)

龍田「でーきた。これで動けないでしょ?」

提督「あ、ああ……ガッチリホールドされてる」グイグイ

龍田「それじゃ、お楽しみの時間ね〜」スタスタ

龍田「距離をとって、と……これは何だか分かる〜?」スッ

提督(リボルバー!?)

提督「ま、待て!! そんなので撃たれたらさすがに……!」ブルブル

龍田「もう遅いわよ〜。これで提督を……」


龍田「た〜っぷりとイジめてあげる♡」レロォ…

提督「あ……ああ……っ!!」ガタガタ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 01:08:52.68 ID:EdQbbjZU0
龍田「うふふっ♪ 怖い?」

提督「怖いよ……体を撃ち抜かれるんだから……!」

龍田「そうよね〜。肝心な部分を説明してないから、とっても怖いわよね」

提督「肝心な部分……?」

龍田「安心していいわ〜。これ、弾丸は出ないから」

提督「……は?」

龍田「見かけは本物のリボルバーっぽいけど、中身は全くの別物」

提督「……」

提督(お、オモチャってことか?)

提督(よ……よかった……!! 死なずに済む……!!)

龍田「そこまでホッとする〜?」

提督「するよ……龍田に殺されると思ったんだから」

提督「でもよかった。オモチゃなら死ぬ心配はないよな」ハハ…


龍田「いいえ〜。ひょっとしたら死んじゃうかも」

提督「!?!?」


提督「ど、どういうことだ!?」

龍田「説明するとね〜、この銃は明石ちゃんの発明なの〜」スチャ スチャ

龍田「弾をセットして引き金を引くと、銃口から特殊な波動が発射されて〜」シュルルルッ カシャン

龍田「当たった人に、とてつもない快感が与えられるんだって〜」チャキ

提督「か……快感……?」

龍田「そう、快感。気持ち良すぎて意識が飛ぶ可能性もあるらしいわ〜」

龍田「下手をすると、そのまま死んじゃうかも、だって」

提督「……」

龍田「まあ、冗談っぽく言ってたから大丈夫だと思うけど」
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 01:22:44.68 ID:EdQbbjZU0
提督「それで……その銃を俺に撃って、どうするんだ……?」

龍田「どうするって、楽しむのよ〜。動画にも撮ってね〜」

龍田「提督の情けな〜い姿を見てあげる」ニコニコ

提督「……」

提督(毛色の違う危機を感じてきた)

龍田「撮影を開始して〜」ピッ

龍田「いくわね〜」

提督「え? まずどこを撃つかを教え…」


パァンッ


提督「あはあぁっ!!♡」ビクビクッ

龍田「ごめんなさい。次からそうするわ〜」クスクス

龍田「まずはお腹の辺りを撃ったんだけど、どうかしら〜?」

提督「うっ、ああっ……はぁっ……!」ビクビク

龍田「とっても気持ちよさそうね。涙や鼻水まで垂らして」

龍田「あははっ、だらしない顔ぉ……♡」ゾクゾクゾク

提督(こ、これは……とんでもない道具だ!!)

提督(明石、こんなものを開発するなんて……自業自得とはいえ……!!)

龍田「楽しくなってきたわ〜。次はどこを狙おうかしら〜」

龍田「そうね〜……胸の辺りにしよっと」チャキ

提督「待ってくれ龍田っ……待っ…」


パァンッ


提督「ひぐうぅっ!?♡」ビクビクビク

龍田「うふ、うふふふ♪ のけ反っちゃって、面白いわ〜」
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 01:38:11.04 ID:EdQbbjZU0
提督(ダメだこれ……危険な道具だ……!)ビクビク

提督(波動が当たった箇所から、ものすごい快感が全身に広がって……立ってられない……!)ガクガク

龍田「どんどんいきたいけど、あと4発しかないのよね〜」

龍田「5、6発じゃなくて、好きなだけにすればよかった」

提督(そんなことされたら間違いなく意識が飛ぶ!!)

龍田「今さら変更するのも卑怯だし、約束通り6発撃つわね」

龍田「残り4発……どこにしよう」

提督「はぁ……はぁ……!」

龍田「……決めた」


龍田「残り4発、贅沢に全部使って……提督の大事なところを撃ち続けてあげる」チャキ

提督「!?」

提督「た……頼む……! それは、やめて……!」

龍田「やめない。大丈夫よ、間隔を開けて撃つから〜」

提督「股間だけは! 股間だけはやめてくれぇ!」ガシャガシャ

龍田「いくわよ〜」

提督「うわぁぁぁぁぁぁ!!」


――――

(30分後)


提督「」ビクビク

龍田「はぁ……はぁ……♡」

龍田「ふふ……撮影完了♪ とってもよかったわ〜提督」

提督「」ガクガク

龍田「まだ意識が戻ってないわね……起きるまで、私が全部片づけてあげるから」ニコ
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 01:52:52.78 ID:EdQbbjZU0

――――

提督「……」

大淀「提督、午前中ずっと姿が見えませんでしたけど……龍田さんと何を?」

提督「聞かないでくれ……」ハハ…

大淀(この疲れた顔、相当なことされたみたい)

大淀「分かりました。でも、機嫌は直ったんですよね?」

提督「ああ……上機嫌だよ。今まで見たことがないくらいに」

大淀(ますます何をしたのか気になるわ)

大淀「提督、気を取り直してください! まだまだ艦娘と仲直りしなきゃいけないんですから!」

提督「そうだな……よし」


???「……」


大淀「あ、艦娘がいましたよ! ご機嫌をとってあげてくださいね」

提督「うん。行ってくる」スタスタ


――――

――――――

――――――――


大淀(あれから約1週間。提督はちゃんと艦娘全員と和解しました)

大淀(話しかけて、謝罪と共に償いをして。可愛らしいものからエグいものまで様々だったらしいですけど)

大淀(誠意が伝わったらしく、今ではみんなと遊園地で楽しく遊んでいます)


睦月「提督! 次はあれに乗るにゃしぃ!」

提督「よーし! 一緒に乗る人を集う!」

初霜「乗ります!」

山風「あたしも……!」
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 02:06:57.38 ID:EdQbbjZU0
提督「何人でもいいぞ。貸切だからな!」

愛宕「提督!」

提督「お、愛宕も乗るか」

愛宕「いえ、ちょっとお知らせに来たんです」

提督「?」

愛宕「あとで一緒にお化け屋敷に行きませんか?」

提督「面白そうだな!」


扶桑「お待ちになって」

愛宕「!!」


扶桑「私も一緒に参ります……」

提督「扶桑もか」

愛宕「えー、でも私は2人で…」


大井「待ってください」

愛宕・扶桑「!?」


大井「お化け屋敷より迷宮系のアトラクションですよ。提督、あとで北上さんと3人で行きましょう!」

北上(本当は提督と2人で行きたいくせにねー)ニヤニヤ

提督「それもいいな! 面白そうだ」


由良「待ってください!」

愛宕・扶桑・大井「!?」


由良「そろそろお昼ですから、何か食べましょう!」

由良「実は由良、お弁当を作ってきたんです。食べてもらえませんか?」モジモジ

提督「いいのか? 嬉しいよ! アトラクションの前に、みんなで腹ごしらえするか」
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/25(水) 02:33:22.16 ID:EdQbbjZU0
大鯨「提督、私もお弁当作ってきました!」

羽黒「私もです。サンドイッチなので、みんなで摘まんでください」ニコッ

朝潮(くぅ、しまった……! 遊園地が楽しみすぎて忘れてた……!)

提督「すごいな。鳳翔と間宮も作ってきてくれたし、これだけあるならここで買う必要も無さそうだけど」

提督「いや、赤城加賀を中心とした大食い艦娘がいたか……」

初霜「足りなくなることはあっても、余ることはないですね」アハハ…

龍田「私が買ってくるわ〜」ニュッ

提督(龍田!? 一体どこから!)

山風「山風も、みんなの買う……」

山雲「山雲もー」

朝潮「お手伝いします!」

扶桑「駆逐艦の娘たちだけに任せられないわ……」

愛宕「ふふ、そうですね♪」

大井「みんなで買いに行きましょうか」ニコッ

大鯨「私はお弁当をつまみ食いされないか見張ってます」

羽黒「あ、じゃあ私も」

提督「さすがに大食い勢もそんなことはしないと思うけど……一応頼むよ」


大淀(和気藹々とした雰囲気って、ああいうことを言うんですね)フフ

グー

大淀(う……私もお腹空いてきちゃった。食べに行こっと♪)スタタタッ

大淀「提督ー! 私も買いに行きます!」

提督「助かるよ。意見を聞くぞ、みんな何食べたい?」

ワイワイ キャッキャッ


おわり
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 02:35:33.20 ID:EdQbbjZU0
安価レスしてくださった方、読んでくださった方、お付き合いありがとうございました
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 02:39:16.03 ID:TLhzTWjD0
おつー
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 02:40:30.09 ID:+qR/PbI8o
おつおつ。終わらない修羅場
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 02:48:29.95 ID:EdQbbjZU0
追記ですが、>>264の山風「山風も、みんなの買う……」というセリフ
正しくは
山風「あたしも、みんなの買う……」でした
呼称間違いすみません
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 02:50:45.60 ID:xvoKChKs0
おつです
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 05:35:21.68 ID:QIFIemZCo
おつおつ
龍田さんよく捌いた

次回作も期待
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 09:53:05.76 ID:cI5OYrAw0
乙 また書いてくれー頼む
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/25(水) 10:51:08.53 ID:WPwcOU9XO
おおおー
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 10:57:17.91 ID:kscr54RVO
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