【艦これ安価】大淀「提督、艦娘たちがグレました」

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69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 01:36:26.36 ID:g7uB8pSFO

大淀さん某SSみたいに最後の最後に提督をかっさらっていきそう
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 07:47:51.74 ID:9QQAtf5H0
おもろいやん
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 10:30:58.82 ID:vpt86dYco
おつー
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 21:05:05.60 ID:lcrXybsG0
>>69
なるべくそういうことが無いよう気をつけます…
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/18(水) 22:02:18.45 ID:lcrXybsG0
大鯨:グレ度48(中グレ)


大鯨「……」

提督「元気がないな」

大淀「原因が言わずもがな提督ですけどね。早く声をかけてあげてください」

提督「ああ」スタスタ

――――

提督「大鯨」

大鯨「……提督……?」

提督「1か月も留守にしてすまなかった」ペコリ

大鯨「……」

スタスタ

提督「お、おい! どこ行くんだ?」

大鯨「知りませんっ」プイッ

提督「待ってくれ大鯨! 悪かった!」ガシッ

提督「全部俺のせいだ……知らんぷりされても仕方ない」

大鯨「ごめんなさい。今急いでるので」

提督「ち、ちょっとでいいから話を聞いてくれないか!」

提督「怒ってるよな? 当然だ、連絡もよこさず1か月も不在だったんだ」

提督「反省してるよ……他の仕事が忙しかったとはいえ、お前たちに酷いことを……」

大鯨「他のお仕事?」

提督「提督業の他にもいくつかやってるんだよ」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/18(水) 22:17:45.11 ID:lcrXybsG0
大鯨「どんなことをしてるんですか?」

提督「プロデューサーとか団長とかマスターだ」

提督「たまに監督や決闘者としても行動してる」

大鯨「よ、よく分かりませんけど、たくさんありますね……」

大鯨「てっきり美人な女の人と毎日イチャイチャして、私たちのことを忘れてるんだと思いました」

提督(当たらずとも遠からず)

大鯨「……何ですかその顔」

提督「え」

大鯨「まさか、本当に女の人と……?」

提督(目から光が消えた!?)

提督「してないしてない!! イチャイチャなんてしてない!!」ブンブンブン

大鯨「そうですか」

提督(詳細を聞かれたらヤバいかもしれない)

提督「何はともあれ、心配をかけてしまったから面と向かって謝罪をしたかったんだ」

提督「あと償いもしたい」

大鯨「つぐない……?」

提督「お詫び……って言い方はおかしいかもしれないけど、何でも言うことを聞く」

提督「大鯨の仕事を手伝ったり、代わりに買い物行ったり、本当に何でもいいんだ」

提督「どうか俺に罪を償わせてくれ」

大鯨「なるほど。そういう……」

大鯨「分かりました。私のお願いを聞いてください」

提督「ぜひ!」


↓2 大鯨の要求 コンマを深刻度からマイナス
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 22:20:24.40 ID:0lbD0lNP0
提督業以外のお仕事の詳細を教えてほしい
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 22:20:26.31 ID:L5Cck9nS0
300坪の土地を貰って畑を耕したい
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/18(水) 22:41:50.74 ID:lcrXybsG0
48−31=17


大鯨「300坪ほど土地をいただけますか?」

提督「300坪? 貰ってどうするんだ」

大鯨「畑を耕したいんです。お野菜や果物、お米なんかも育ててみたいなって思ってるんです」

提督「ふむ……」

提督(買うとなると数百万ほどか? 土地によって違うだろうけど)

提督(あ、そうだ)

提督「分かった。300坪でいいんだな?」

大鯨「いいんですか!? ダメもとで言ってみたんですけど」

提督「ここから3キロほど行った場所に無人島があるのは知ってるよな」

大鯨「はい。駆逐艦の娘がよく遊びに行ってますよね」

提督「あそこはどうかな。耕しやすいように土地を切り開いておくから使ってくれ」

大鯨「でも、あの無人島は綺麗な自然に恵まれてて、手を付けないようにって決めたはずじゃ……」

提督「畑くらいなら島の神様も許してくれるさ」

大鯨「本当にいいんですか……?」

提督「うん」

大鯨「あ、ありがとうございます! 早速開拓の準備を進めないと!」

大鯨「……あの」

提督「?」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/18(水) 22:48:03.29 ID:lcrXybsG0
大鯨「欲張りかもしれないですけど……もう一つだけいいですか?」

提督「あ、ああ。気が済むまで言ってくれ」

大鯨「すみません……」

提督「謝らないでくれ。俺が悪いんだから」

大鯨「えっと……」


↓2 大鯨の要求その2 コンマをさらにマイナス
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 22:50:30.23 ID:28hRkhcxo
一緒に住みましょう?
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 22:50:56.24 ID:RFGA0+4c0
どうせなら島に自然と調和した村を作るメンバーを募ってほしい
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 22:50:56.33 ID:3GvA1rUmo
開拓のために艤装の使用許可を申請したい
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/18(水) 22:51:33.91 ID:u2XX08600
秘書官の座
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 22:58:27.73 ID:Q07MD/9m0
いったいどこのD○SH島ですかね……?
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 23:02:15.69 ID:iJSEyaf/0
メンバーの内の誰かが男の子をパックンチョ()して解体されるのか……
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/18(水) 23:04:09.09 ID:nRjN8mo90
水路とか反射炉とか作り始めそう(D〇SH島感)
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 23:08:23.06 ID:Y5tWLto90
艦娘(農家)
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/18(水) 23:19:02.63 ID:lcrXybsG0
17−24=0


大鯨「どうせなら、島に自然と調和した村を作りたいです」

提督「自然と調和した村、か」

大鯨「自然を壊すのではなく、自然を大事に、豊かにするような村です」

大鯨「村を作るという時点で、多少なりとも自然を追いやってしまいますけど、開拓は最小限に抑えます」

大鯨「そこに畑のための道具を置けば作業しやすくなりますし、自然を豊かにする仕組みを作ったり……」

提督「分かった」

大鯨「!」

提督「大鯨なら島を大切にしてくれるだろうし、任せるよ」

大鯨「ありがとうございますっ!」

提督「だけど村を作るとなると人員が必要だな」

大鯨「はい。そこでお願いがあるんですけど、村を作るメンバーを募って欲しいんです」

提督「任せてくれ。厳正な審査をして、しっかり働いてくれる艦娘を選ぶよ」

提督(しかし、村を作るためにメンバーを募る……か。まるで某アイドルの番組だな)

提督(鉄腕DASHじゃなく艦娘DASHだな)

大鯨「早く決まって欲しいな……楽しみ♪」ワクワク

――――

提督「大淀は農作業好きか?」

大淀「なんですか唐突に」

提督「大鯨との会話聞いてなかったのか」

大淀「私も艦娘としての仕事がありますし、そんなにぴったりとくっついてられませんよ」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/18(水) 23:27:07.95 ID:lcrXybsG0
提督「そうか。で、農作業や建築的な仕事は好きか?」

大淀「効率の良いやり方とか設計を考えるのは楽しそうですね。作業はあまり」

提督「なるほど」

提督(大淀や明石に計画を練ってもらうのもいいな)

大淀「ところで、大鯨ちゃんの機嫌は直りましたか?」

提督「ちゃんと謝って、元気になってもらえたよ」

大淀「それは何よりです。そういえばさっき、提督が鎮守府に戻って来てるという話を聞きつけたらしく」

大淀「↓2が提督を訪ねると言ってましたよ」

提督「↓2か……様子はどうだった?」

大淀「様子ですか」

コンコン

大淀「あ、噂をすれば」

提督「様子はどうだった? グレてたか?」

大淀「ご自分の目で確認してください」

提督「……どうぞ」

ガチャ


↓2 艦娘1人 コンマがグレ度
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 23:28:39.89 ID:3GvA1rUmo
大井
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 23:28:41.56 ID:sNxsfSYwo
扶桑
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/18(水) 23:53:15.79 ID:lcrXybsG0
扶桑:グレ度56(中グレ)


扶桑「失礼いたします……」

提督「扶桑!」

扶桑「提督……お話は事実だったのですね……」

扶桑「1か月の時を経て、鎮守府に帰ってきているという……」

提督「あ、ああ。留守にしてしまい申し訳ない」

扶桑「お仕事なのですよね……? 仕方ありません」フフ

提督「それでも心配かけてしまったからな。連絡も入れなかったし」

提督(な、なんだ? いつに増して、扶桑が暗いオーラに包まれているような)

提督「大淀、あれはどういうことだろう」ヒソヒソ

提督「あれ……大淀?」キョロキョロ

提督(知らぬ間に消えてる!?)


扶桑「それで」

提督「!」

扶桑「本当は?」

提督「え……」

扶桑「本当は、どうお過ごしになっていたのでしょうか」

扶桑「愛らしい女性と逢引きなさっていたとか、ね……? 本当のことをおっしゃって」ゴゴゴゴ

提督「!?」

提督(見間違えじゃない! 扶桑のオーラが、いつもより黒く……!?)ガタガタ
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/19(木) 00:09:46.56 ID:wa9ei11J0
扶桑「その方、艦娘たちのことを忘れるほどの魅力をお持ちなのですか?」

提督「し、信じてくれ! プライベートで女性とは会ってないよ!」ガシッ

扶桑「っ!」

提督「この目を見てくれ扶桑。俺は決して恋愛にかまけていたんじゃない」

提督「仕事が忙しかったんだ……連絡することも忘れ、あれやこれやと熱中してしまって……」

提督「俺は嘘偽りない事実を言ってるよ」

扶桑「……提督……」

扶桑「すみません……私ったら、提督を疑うようなこと……」シュン

提督「悪いのは扶桑じゃない、俺なんだ。誤解させてしまうような事をした俺が悪い」

提督「すまなかった。自分がしてしまったこと、悔やんでも悔やみ切れない……」ペコリ

扶桑「いいんです……こうして帰ってきてくださっただけで……」ニコッ

提督「そうはいかない。俺が扶桑にしてしまった行為は重い罪だ」

提督「何か罪滅ぼしをしたい。させてくれないか?」

扶桑「どういうことでしょう?」

提督「何でも言うことを聞く。扶桑の望みを叶える」

提督「それで扶桑の気が晴れるかは分からない。でも、少しでも足がかりになってくれれば充分なんだ」

扶桑「……」

提督「頼む、望みを言ってくれ」

扶桑「……何でも、よろしいのですか?」

提督「ああ」


↓2 扶桑の要求 コンマをグレ度からマイナス
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/19(木) 00:14:30.61 ID:4w144c8P0
扶桑改(中破ホロ)36枚
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/19(木) 00:15:44.93 ID:jT1Zyxa7o
膝枕させろ
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/19(木) 00:16:06.68 ID:0ssFCrFa0
昨日最上が家出してしまったので一緒に探してください
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/19(木) 00:45:23.65 ID:wa9ei11J0
56−93=0


扶桑「それでは……膝枕させてください」

提督「膝枕か」

扶桑「何でもよろしいのですよね。まさか、今更断ることなどしませんよね……?」

提督「いや、そのくらいなら二つ返事でオッケーだよ。というか膝枕だけでいいのか?」

扶桑「膝枕だけ……? 提督、お言葉ですが……」

扶桑「私がどれだけ提督に膝枕をしてさしあげたいと思っていたか、ご存知ですか?」

扶桑「提督がお仕事でへとへとに疲弊している様子を見て、この膝で安らぎを与えたいと」

扶桑「この膝の上でくつろいでいただきたいと、どれだけ願っていたか……」

提督「まさかそんな熱く秘めた思いがあったとは。言ってくれれば喜んで言葉に甘えたのに」

扶桑「だって……色んな方が提督に詰め寄るので、隙がなかったですし……」

提督(そういえば休憩中は、お茶会だったり駆逐艦が肩を揉んでくれたり色々してくれてたな)

提督「よし。じゃあ今から思いっきり膝枕してもらおう」

提督「膝を貸してくれるか?」

扶桑「ええ……!」

提督「どうすればいいかな。ソファーに寝転べばいい?」

扶桑「あ……待ってください。どうせなら、オプションを追加してもよろしいですか?」

提督「オプション?」

扶桑「その……夫婦のしちゅえーしょんでしてみたいのです……」ツンツン

扶桑「提督が旦那様で、お仕事から帰ってきたところを妻の私が迎えるというシーンから始まります……」モジモジ

提督「な、なるほど。まあ扶桑の好きにしてくれ」

扶桑「では、執務室のドアが玄関です。疲れた様子で帰ってきてください」

提督「了解」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/19(木) 00:47:10.23 ID:wa9ei11J0
今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/19(木) 00:55:49.29 ID:jT1Zyxa7o
おつ
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/19(木) 01:05:55.80 ID:oCHILYHEO

ケッコンカッコガチとか申し込んできたらどうするんですかね...?
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/19(木) 09:49:52.01 ID:9EkUrQD10
まだガチグレ出てないけど893式ケジメ要求されても困るな

あとはいない娘やガチレア装備とかも
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/19(木) 23:33:50.84 ID:wa9ei11J0

ガチャ

提督「ただいまー」

扶桑「あなた、お帰りなさい」ニコッ

扶桑「もうご飯できてるわ。あなたの好きなサバの味噌煮よ」

提督「嬉しいな。腹ぺこぺこだったんだ」

――――

扶桑「お味はどうだった……?」

提督「美味しかったよ。扶桑の料理は最高だからなぁ」

扶桑「まあ」クスクス

提督(食べる演技までしたけど、膝枕はいつくるんだ)

扶桑「あなた、お風呂もうすぐ沸くから」

提督「ありがとう」

扶桑「それまで膝枕をしてあげる」

提督(このタイミングでか)

扶桑「あなた、私の膝枕が好きでしょう? 扶桑の膝枕は疲れがとれる、膝枕なしじゃ生きていけないって」

提督(扶桑の中の俺はそんなことを言ったのか)

提督「そうなんだよ。扶桑に膝枕してもらうと疲労が吹っ飛ぶんだ」

扶桑「今準備しますね。ソファーに座って……」スッ
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/19(木) 23:48:04.06 ID:wa9ei11J0
扶桑「はい、どうぞ」ニコッ

提督「それじゃあ失礼して…」

扶桑「提督」

提督「えっ? な、何?」

扶桑「私たちは夫婦という間柄なのに、『失礼して』なんて他人行儀なセリフはおやめになって」

提督「そうか、ごめん……なんて言えばいい?」

扶桑「『扶桑の膝枕にダーイブ♪』と」

提督「セクハラオヤジっぽいノリだな。分かったよ」

提督「扶桑の膝枕に、ダーイブ♪」ポフッ

扶桑「うふ、お茶目な方」ニコニコ

提督「……」

提督(これは冗談抜きで疲れがとれそうだ。柔らかくて人肌の温もりが伝わってきて)

扶桑「頭を撫でられるのも、お好きですよね」ナデナデ

提督「ああ」

提督(これもなかなか……リラックスできる)

提督(眠くなってくるな……)

扶桑「どうですか?」

提督「気持ちが安らぐよ。温かくてゆったりできる」

扶桑「それは何よりですわ」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:00:31.65 ID:914Jky7Z0
扶桑「あっ、良いことを思いついた」

提督「?」

扶桑「耳かきなんてどうかしら。あなた、いつも私に耳掃除をしてもらってるでしょう?」

提督(変な設定を……)

提督「そ、そうだな。お願いしていいかな」

扶桑「任せて♪」スッ

提督(所持してる!? 最初からするつもりだったな)

扶桑「優しく、そーっと」カリカリ

提督「ふふっ」

扶桑「あら、どうされました?」

提督「いや、くすぐったくてつい……」

扶桑「ごめんなさい。力加減が分からなくて」

提督「気持ちいいから続けてくれ」

扶桑「本当ですか? では」カリカリ

――――

扶桑「ありがとうございます提督……じっくり満喫できました」ツヤツヤ

提督(満足してつやつやしてる)

提督「本当に膝枕だけでよかったのか?」

扶桑「ええ……充分です」

扶桑「それでは、そろそろ演習があるので……また膝枕させていただけますか?」

提督「ああ。断らないから好きな時に来てくれ」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 00:18:47.57 ID:ZCdq7FrMo
あぁ^〜
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:18:51.68 ID:914Jky7Z0
扶桑「ありがとうございます」ペコリ

ガチャ パタン

提督(そんなに膝枕したい理由って何だ? 頭の中が読めないな)

大淀「提督」

提督「うわっ!? 大淀、どこにいた!」

大淀「提督の机の下に隠れてました」

提督「何故」

大淀「扶桑さんのオーラにたじろいでしまったんですよ……思ったより荒れてなくてホッとしました」

提督「確かに隠れたくなる気持ちは分かるけど」

大淀「ご機嫌になってもらえてよかったですね。さて、次の艦娘に移りましょうか」

提督「一つ閃いたことがある」

大淀「何でしょう」

提督「1人1人に謝らず、外に艦娘たちを招集して全員に謝罪をするのはどうだ?」

提督「まずは俺が帰ってきたことを知らせて、その後に…」

大淀「やめた方がいいです。何度も言ってますけど艦娘たちは機嫌を損ねてるんですよ」

大淀「グレた艦娘たち全員が提督を目の当たりにしたら、何が待っているか……」

提督「かといって、こっそり行動するのも悪い気がする」

大淀「1人ずつ、真心を込めてが正解です。さあ、出かけましょう」


↓2 艦娘1人、または複数(金剛型、第七駆逐隊などの呼び方でもOKです) コンマが深刻度
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 00:19:32.64 ID:ZCdq7FrMo
阿賀野
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 00:19:34.42 ID:z70pK4+No
愛宕
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 00:19:34.48 ID:VygfbHc8O
翔鶴
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 00:19:44.49 ID:rqqdYU0+0
山城
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 00:27:50.41 ID:ZCdq7FrMo
大グレがいない……平和だなぁ
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:31:53.45 ID:914Jky7Z0
愛宕:グレ度42(中グレ)


提督「扶桑も言ってたけど、そういえば演習の時間だったな」

大淀「ほとんどの艦娘が外に出てますね」

提督「室内に残ってるのは誰がいる?」

大淀「えーっと、確か……」


愛宕「提督……!」

提督「!!」

提督(愛宕。目を丸くして……って)

提督(あれ? 大淀がまた一瞬で消えたぞ)キョロキョロ

提督(いや、それより今は愛宕だ)

愛宕「……」ジトー

提督「1か月ぶりだな……長い間留守にしてしまった」

愛宕「……」ジトー

提督「すまなかった。心配させてしまったな」ペコリ

愛宕「……」ジトー

提督「猛省してるよ。俺は本当に酷いことをしてしまった」

提督「連絡の1つくらい入れればよかったのに、それすらも……」

愛宕「……」ジトー

提督(じと目をやめてくれない。当然か)
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:46:51.88 ID:914Jky7Z0
愛宕「ごめんなさい、私用事があるので」スタスタ

提督「あ、愛宕! 待ってくれ!」

提督「申し訳なかった」スッ

愛宕「! ど……土下座なんてやめてください」

提督「そうはいかないよ。これは俺の反省の意だ」

提督「お前たち艦娘にしてしまったことへの、謝罪の気持ちだ」

愛宕「……」

愛宕「分かりました。その気持ちは伝わりましたから、土下座はやめてください」

提督「お前の迷惑になるなら」スッ

愛宕「迷惑とかじゃないですけど……」

愛宕「とりあえず、詳しい話は人目につかない場所でしましょう」

提督「何で?」

愛宕「ここにいるとグレてる艦娘に見つかっちゃう可能性があるので」

提督(グレてる艦娘か……いまだに出会わないけど、誰がグレてるんだろう)

提督「分かった、どこに行く?」

愛宕「執務室……は遠いですね。私の部屋が近いですから、行きましょう」

――――

愛宕「提督以外のお仕事、ですか」

提督「そうなんだ。忙しくてな」

愛宕「女の子と遊びまわってるのかと思いました」

提督「みんなそう言うよ……」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:52:30.92 ID:914Jky7Z0
愛宕「それで、償いでしたっけ」

愛宕「私たちのストレスを解消するために、何でも言うこと聞いてくれるんですか?」

提督「ああ」

愛宕「何でもいいんですか?」

提督「何でもいい、俺にできることなら」

提督「言ってくれ愛宕。どうか償いをさせてくれ」ペコリ

愛宕「……ふぅん……償いかぁ……」

愛宕「そういうことなら、お願いしちゃおうかな♪」


↓2 愛宕の要求 コンマをグレ度からマイナス
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 00:54:00.60 ID:K5ImkEO3O
甘やかさせて
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 00:54:03.38 ID:rqqdYU0+0
溺れてください…私の体に
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 01:03:37.83 ID:914Jky7Z0
42−38=4


愛宕「うふっ」シュルッ

提督「え?」

愛宕「えい」パサッ

提督「あ、愛宕……何してるんだよ……」

愛宕「服を脱いでまーす♪」

提督「それは見れば分かる! ま、まさかお前」

愛宕「何でもしてくれるんですよね?」

愛宕「じゃあ、溺れてください……私の体に」

提督「いや……それは……」

愛宕「断るんですか?」ジリジリ

提督「何でもするとは言ったけど、そういうのはな……」

愛宕「……そう」

愛宕「ならもういいです。償いしなくていいので、出て行ってください」

提督「!!」

提督「……わ、分かった」

提督「俺は反省している。その気持ちを示すために、愛宕の言うことを聞こう」

愛宕「本当ですか? ふふ♪」

愛宕「あ、ついでにもう一ついいですか?」

提督「もう一つ?」


↓2 愛宕の要求その2 コンマをグレ度からマイナス
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 01:04:16.72 ID:yVesKyQe0
一緒に寝て
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 01:04:56.71 ID:1xfSxkIwO
ゴムは無しで
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 01:11:28.74 ID:bxxkfWxDO
(R-18は板的にも)まずいですよ!
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 01:16:15.65 ID:914Jky7Z0
4−71=0


愛宕「余計なものはつけないでください」

提督「余計なもの?」

愛宕「ほら、あるじゃないですか。行為に使うゴム的なものが」

提督「!!」

提督「……ゴム無し……?」

愛宕「そう、ゴムは無しで」

提督「それはちょっとマズい…」

愛宕「嫌なら、回れ右して私の部屋から出て行ってくださーい」

提督「うぐ……! 分かった!」

提督「ゴム無しで愛宕の体に溺れよう」

愛宕「決まりですねっ♪」

愛宕「そうだ、カギを閉めないと」カチャリ

提督(まさかこんな要求もされるとは……予想はしていたが、ありえないだろうと高を括っていた)

提督(大目に見てくれ大淀。これは償いなんだ)

愛宕「提督?」

提督「!」

愛宕「始めましょうか」

提督「あ、ああ」

愛宕「♡」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 01:29:22.15 ID:914Jky7Z0

――――

(1時間後)


提督「……」ボー

愛宕「提督? ぼーっとしちゃって、どうしました?」

提督「いや……」

提督(とてもすごかった)

愛宕「うふ、私の体に溺れてくれたみたいですね♪」

提督「うん」

提督「……どうしよう」

愛宕「?」

提督「俺はとんでもないことをしてしまった」

提督「償いとはいえ、ゴム無しで発射を……! 発射してしまったんだ!」

提督「愛宕に発射を!! 発射…」

愛宕「発射発射言わないでください! それにしーっ、ですよ」シー

提督「ご、ごめん……」

提督「愛宕」

愛宕「はい」

提督「できてしまったら、どうしようか」

愛宕「責任とってくれないんですか?」

提督「とるよ。でも周囲から大バッシングだぞ? 部下に手を出したと」

愛宕「職場結婚ですね♪」

提督「ははは……そうだな……」

提督(もうどうにでもなれ)
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 01:37:30.86 ID:914Jky7Z0
愛宕「演習が終わるまであと1時間くらいですね」

愛宕「それまで服を着て、ここから出ないと」

提督「そうだな。誰かに見られるとマズイ」

愛宕「念のため今のうちに行動しておきましょう」

提督「よし」ササッ

提督(なんか俺、愛宕の浮気相手みたいだな)

――――

愛宕「それじゃあ、他の艦娘とも関係が元通りになることを祈ってますね」

提督「ありがとう」

パタン

提督「ふぅ……」

提督(出歩いてたらグレてる艦娘に見つかる、か)

提督(どうすればいいんだろう。なるべく人通りが少ない場所で待ち受けるか?)


大淀「提督」

提督「!?」ビクッ


提督「大淀」

大淀「愛宕さんとお楽しみでしたね」

提督「やっぱりバレてるよな……」

大淀「声がダダ漏れでしたよ」

提督「嘘だろ!?」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 01:51:27.19 ID:914Jky7Z0
>>105 すみません、最後の安価出すところが深刻度になっていますが、グレ度に訂正します
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 01:51:52.99 ID:914Jky7Z0
大淀「本当です。耳を澄ますと聞こえる程度でしたけどね」

大淀「幸い私以外の艦娘は通らなかったので安心してください」フフ

提督「……ごめん」

大淀「何故謝罪を?」

提督「償いとはいえ、愛宕と寝てしまったから怒ってるんだろ?」

大淀「やですねぇ、なんで私が怒らなきゃいけないんですか」クスクス

提督「ずっと目が笑ってないだろ!? 血走ってるし!!」

大淀「気のせいですよ。さ、次の艦娘のもとへ行きますよ」

大淀「愛宕さんの言うとおり、安易に出歩くのはマズイと思います。集団を避けるため人通りの少ない場所へ」

提督「わ、分かった……向かおう」

――――

提督「なるほど、ここか」

大淀「はい。工廠へ続く道はいくつかありますけど、その中でもあまり艦娘が通らないルートです」

大淀「ここなら大勢の艦娘に出会うことはないと思います」

提督(まだ目が怖い……)

提督「よし、張り込んで待つか」

大淀「頑張ってください。私はまた仕事で抜けるので」

提督「案内ありがとう」

提督(さて、誰が通るかな)


↓2 艦娘1人、または複数(金剛型、第七駆逐隊などの呼び方でもOK) コンマがグレ度
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 01:52:49.36 ID:K8ilRWCTo
島風
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 01:52:54.32 ID:FzlejaEKo
山風
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 01:54:12.36 ID:914Jky7Z0
今日はここまでにします、お付き合いありがとうございます
ここは結構和やかな鎮守府なのかもしれない
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 01:57:52.62 ID:K8ilRWCTo
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 02:00:51.58 ID:bxxkfWxDO

大淀さんのグレ度解消はまーだ時間かかりそうですかね〜?
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 02:18:53.55 ID:FkEnvD5Wo

そんなフラグを立てるととんでもない爆弾が……
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 15:11:31.84 ID:9JL100gKO
複数選択の場合グレ度はどうなるのか
全員同一?そうなると全員99の修羅場や全員1の無害が揃う場合もあるのか
こわいなーとづまりすとこ
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 22:54:00.33 ID:914Jky7Z0
山風:グレ度32(小グレ)


提督「あ」

山風「……!」

山風「提……督……?」

提督「山風……留守にして申し訳なかった」

山風「なんで、ここにいるの……?」

提督「帰ってきたんだ」

山風「何してたの……?」

提督「仕事だよ。提督以外にも色々やってるんだ」

提督「本当にごめん。1か月も鎮守府を開けてしまって」ペコリ

山風「……」

提督「深く反省している」

ギュッ

提督「!」

山風「……バカ……」

山風「提督のあんぽんたん……!」ポカポカ

提督「ご、ごめん。寂しい思いをさせてしまったな」

山風「べ、別に……あたしは寂しくなかった……でも、みんな心配してた……」

提督「聞いたよ。俺は大馬鹿者だ」

山風「うん……大バカ……」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 23:12:29.05 ID:914Jky7Z0
山風「あと、最低……」ギュー

提督「本当に最低だよ……ただ謝るだけじゃ、山風たちの鬱憤は晴らせないだろう」ナデナデ

提督「そのくらいのことをしてしまったからな」

提督「山風」

山風「……?」

提督「俺に罪滅ぼしをさせてくれないか」

提督「謝罪の気持ちを、頭を下げる以外の方法で表したいんだ。当然それで許してもらおうとは思ってない」

提督「ただ、山風を不安にさせてしまった報いを受けたい」

山風「ふ、不安になんかなってない……みんなは不安がってたけど……」

山風「報いって……何をしてくれるの?」

提督「山風のして欲しいことをする。何でも言ってくれ」

山風「何でも……」

提督「どんなことでもいい。とはいえ、男1人にできることは限られているけど」

提督「できる限りのことはするよ」

山風「……」

山風「……分かった……」


↓2 山風の要求 コンマをグレ度からマイナス
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 23:13:06.77 ID:TX3PC0zX0
改二になりたいんよ
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 23:14:52.17 ID:quVqnFxy0
本当のお父さんになって
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 23:21:07.90 ID:ZCdq7FrMo
パパー!
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 23:34:07.05 ID:914Jky7Z0
32−17=15


山風「……本当の……」

提督「え?」

山風「本当の……お父さんになって……」

提督「本当のお父さん?」

提督「えっと、つまり法的な手続きをして正真正銘俺の娘になりたいってこと?」

山風「そ、そう……艦娘のお仕事が、終わってからでいいから……」

提督(驚いたな。まさか山風がこんな要求をしてくるとは)

提督(養子縁組か……俺結婚してないけどいいのかな。まあ詳しいことは後で調べるか)

提督(山風が俺の娘……)

山風「ど、どうなの? ダメ……?」

提督「いいよ」

山風「え……本当……?」

提督「山風がなりたいと言うのなら」

山風「……!」パァァ

提督「ただし、これは仮約束だ」

山風「え?」

提督「山風を娘にする上で、色々覚悟しなきゃいけない事があるからな。正式にイエスとは言えない」

提督「この話は、艦娘の仕事が終わってから改めてしよう」

山風「それだと、提督が話を忘れてるかも……」

提督「絶対に覚えておくよ。だから、それまで2人だけの秘密にしておこう」

提督「どうだ?」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 23:42:39.86 ID:914Jky7Z0
山風「分かった……」

提督「決まりだな」

山風「でも、忘れないでね……絶対に……」

提督「もちろんだよ」

山風「あと……パパって呼んでいい……?」

提督「えっ」

山風「2人だけの時でいいから……いいでしょ?」

提督「ま、周りに誰もいないことを確認してからな」

山風「ありがとう、パパ」

提督「!!」

提督(結構いいなこの響き)

山風「パパ……もう一つお願いしてもいい……?」

提督「へ? 山風の父親になる、で終わりじゃないのか」

山風「あたしを不安にさせた代償は、高くつく……」

提督(やっぱり不安だったのか。親子になりたいって結構レベルの高い要求だと思うけどな)

提督「何でも言ってくれ」

山風「うん……」


↓2 山風の要求その2 コンマをグレ度からマイナス
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 23:43:11.62 ID:yVesKyQe0
手を握って
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/07/20(金) 23:43:16.48 ID:e9ieI7Dr0
893式ケジメよこせ
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 00:02:57.95 ID:zw5Ou62k0
15−48=0


山風「それじゃあ……」

山風「提督には……けじめをつけてもらう……」

提督「ケジメ?」

山風「そう、やくざ式けじめ……」

提督「いきなりどうした!?」

山風「1か月も留守にして、みんなを……あたしを心配させたのは重罪……」

山風「だから、そのくらいのことをやってもらわないと……」

提督「冗談だよな?」

山風「……」ジー

提督(本気の目だ!!)

提督「いやいや、でも指をつめるのは……!」

山風「指……? 指には、何もしない……」

提督「え……」

山風「指をつめるのは……やくざ同士のやり取りで、ありえること……」

山風「提督は、かたぎだから……お金で解決……」

提督「お前どこでそんな知識を得た!?」

山風「さあ、お金をちょうだい……」

提督(お金か。まあ指を切るよりは……)スッ

提督「ど、どれくらい必要なんだ……?」ゴクリ

山風「え? き、決めてなかった……」

山風「……500円……」

提督(低出費)
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 00:15:41.39 ID:zw5Ou62k0
提督「500円でいいの?」

山風「駄菓子屋で、お菓子買いたい……」

提督「そうか。はい、どうぞ」スッ

山風「ありがとう」

提督「無駄使いするなよ」

山風「はーい」

提督(けじめっていうよりお小遣いだな)

山風「それじゃあ、提督……あたしはこれで」

提督「待った。どこでそんな知識を得たのか聞いてないぞ」

山風「て、提督には関係ないでしょ……」

提督「あるさ。仮とはいえ、お前の父親だからな」

山風「!!」

山風「そうだった……パパ……」

提督「無理にパパって呼ばなくていいんだぞ? 提督が呼びやすいならそれでいい」

山風「2人きりの時はパパって呼ぶ……! そう決めたから」

提督「好きにしていいけど。で、どこで知ったんだ」

山風「……艦娘組……」

提督「は?」

山風「艦娘たちで結成された、組織が出来てるの……」

山風「その名も、艦娘組……」

提督「いつの間にそんなものが」

山風「提督が、ずっと留守にしてたから……グレた艦娘たちが集結して作られたの」

山風「そのグループの目的は……提督に色々すること……」

提督「色々って何!?」
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 00:20:20.83 ID:zw5Ou62k0
↑すみません、ミスをしたのでもう一度上げます
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 00:20:51.53 ID:zw5Ou62k0
提督「500円でいいの?」

山風「駄菓子屋で、お菓子買いたい……」

提督「そうか。はい、どうぞ」スッ

山風「ありがとう」

提督「無駄使いするなよ」

山風「はーい」

提督(けじめっていうよりお小遣いだな)

山風「それじゃあ、提督……あたしはこれで」

提督「待った。どこでそんな知識を得たのか聞いてないぞ」

山風「て、提督には関係ないでしょ……」

提督「あるさ。仮とはいえ、お前の父親だからな」

山風「!!」

山風「そうだった……パパ……」

提督「無理にパパって呼ばなくていいんだぞ? 提督が呼びやすいならそれでいい」

山風「2人きりの時はパパって呼ぶ……! そう決めたから」

提督「好きにしていいけど。で、どこで知ったんだ」

山風「……艦娘組……」

提督「は?」

山風「艦娘たちで結成された、組織が出来てるの……」

山風「その名も、艦娘組……」

提督「いつの間にそんなものが」

山風「パパが、ずっと留守にしてたから……グレた艦娘たちが集結して作られたの」

山風「そのグループの目的は……パパに色々すること……」

提督「色々って何!?」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 00:51:15.04 ID:zw5Ou62k0
山風「分からない……噂だと、子供が見ちゃいけないことだとか」

山風「今は使われてない部屋で、プロレスや、柔道の技を練習してるとか……聞いたことある」

提督「何にせよ、ただじゃ済まないっぽいな」

提督「それで、そのメンバーの誰かにヤクザのことを教えてもらったと」

山風「違う……噂で聞いたの……」

提督「なんて噂だよ。発信源は誰なんだ……」

提督「なあ山風、その艦娘組のメンバーに心当たりはないか?」

山風「ごめんなさい……みんな、艦娘として活動してる時は普通だから……」

提督「いいんだよ。ありがとう」

提督(ということは、秘密裏に活動してるってことかな)

提督(メンバー大勢に捕まるのはマズい気がするから、誰か1人を見つけて和解しよう)

提督(そしてそれをきっかけに、艦娘組全員に謝罪して元の関係に戻れたら……)

山風「パパ……あたし、そろそろ行かないと……」

提督「ん、そうか」

山風「忘れないでね、あの約束」

提督「もちろんだ。情報ありがとうな」ナデナデ

山風「……♪」

――――

大淀「へー、初耳ですよ」

提督「大淀が知らないってことは、やっぱり密かに活動してるんだな」

大淀「そもそも、本当にそんな組織あるんですか?」

提督「あくまで噂だから、何とも言えないな」

提督「事実だとしたら、反省してもし切れないよ。俺のせいなんだから」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 00:57:17.35 ID:zw5Ou62k0
大淀「早く謝らないとですね」

大淀「ひとまず警戒はしておきましょう。引き続き、この人通りの少ないルートで艦娘を待ちながら」

提督「うん」

スタスタ

大淀「あ、早速来ましたね」

提督「あれは……」


↓2 艦娘1人、または複数(金剛型、第七駆逐隊などの呼び方でもOK) コンマがグレ度
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 00:57:57.44 ID:yMnl+Kzxo
山城
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 00:58:05.68 ID:pPZtD3Sco
大井
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 01:07:20.48 ID:zw5Ou62k0
大井:グレ度68(中グレ)


提督「大井だ」

大井「……」イライラ

提督「明らかに苛立ってるな」

大淀「最大限に気を配って接してあげてくださいね」

提督「もちろん」スッ

――――

大井「ったく……なんであの人は……」ブツブツ

提督「大井」

大井「!!」

大井「て……提督……!」

提督「長い間、留守にしてすまな…」


大井「ここで会ったが百年目ー!!」スタタタッ

提督「!?」


大井「はっ!」シュッ

提督(鋭い蹴り!?)ササッ

提督「ま、待ってくれ大井! 気持ちは分かる、俺はお前たちを…」

大井「このっ!」シュッ

提督「うわっ!?」ササツ
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 01:22:33.95 ID:zw5Ou62k0
大井「避けないでください!」シュシュッ

提督「避けるだろそりゃ!」ササッ

大井(後ろに回り込んだ!?)

提督「頼む! 落ち着いてくれ!」ギュッ

大井「きゃっ……!?」

大井「は、放してください!」ジタバタ

提督「落ち着いてくれたら放す! お願いだ、話を聞いてくれ」

大井「私たちを放っておいた人の話を聞く筋合いはありません!」ジタバタ

提督「すまなかった!」

提督「すごく反省してる……俺は連絡すら入れず、1か月もここを訪れなかった」

提督「お前たちを放って、お前たちの気持ちを考えず、他のことに熱中していた」

大井「……」

提督「最低な指揮官だよ。どれだけ頭を下げたところで、大井は許してくれないだろう」

提督「それほどまでに、俺はお前を傷つけてしまった」

大井「……そうですね」

大井「何せ、私たちを無視して女性と熱愛していたんですから。腹の虫が収まるわけありません」

提督「は? ね、熱愛なんて……」

大井「それしか無いじゃないですか」

提督「仕事をしてたんだよ! 提督以外にも色んな事してるんだ!」

大井「し、仕事?」

提督「そう、仕事。間違っても他の女性と熱愛なんてそんなことしないよ」

大井「嘘じゃないですよね」

提督「誓うよ」
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 01:33:22.94 ID:zw5Ou62k0
大井「ふーん……具体的に何を?」

提督「主にプロデューサー、団長、マスター。他には監督とか決闘者とか」

大井「と、特殊ですね」

提督「それを言ったら提督もだろ」

大井「……」

大井「放してください。もう攻撃しませんから」

提督「本当に?」

大井「本当です」

パッ

大井「えいっ」ピンッ

提督「痛っ!? 攻撃しないって……」

大井「デコピンくらいどうってことないでしょう。蹴りを入れる予定だったんですから」

大井「それで?」

提督「?」

大井「ここに帰ってきたってことは、そのお仕事たちを済ませたってことですよね?」

提督「ある程度は。すんなりと理解してくれるんだな」

大井「こちらにも誤解がありましたし、提督を信用してますからね。すみませんでした」ペコリ

提督(お、大井……!)

提督「謝るのは俺の方だよ! すまなかった!」ガバッ

大井「もういいですよ。お仕事なら仕方ないですし」

大井「女性関係だったら容赦しなかったですけど」

提督(そこが重要なのか)
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/21(土) 01:40:52.13 ID:zw5Ou62k0
大井「あの、いつまで土下座してるんです? やめてください」

提督「まだだ。実は大井に頼みがある」

大井「頼み……?」

提督「償いをさせて欲しい」

提督「仕事とはいえ、鎮守府を留守にしてしまったこと。連絡も入れなかったこと」

提督「これは大きな罪だ」

大井「はあ」

提督「だから償いをしたい! 何でも言ってくれ、言うことを聞くから」

提督「どんなことでも……というわけにはいけないかもしれないけど」

提督「できる限り叶える! 大井の頼みを叶えてみせる!」

大井「……へーえ」

大井「それは、心に溜まっていたものがスッキリするかもしれませんね」

提督「スッキリしてもらいたい」

大井「何でもいいんですね?」

提督「ああ、何でもだ」


↓2 大井の要求 コンマを深刻度からマイナス
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 01:42:02.54 ID:vaIcJLCso
文月
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 01:42:15.44 ID:ssz6ePiOO
私と温泉旅行(一泊二日)に行きなさい
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 01:46:10.33 ID:zw5Ou62k0
今日はここまでにします
お付き合いありがとうございます
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 01:52:55.52 ID:W+6BYsBWO
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 01:56:20.86 ID:ssz6ePiOO
乙です
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/21(土) 19:01:47.14 ID:KWgVXbjKO
実に最高である
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 22:17:16.52 ID:zw5Ou62k0
すみません、再開は明日になります
20時頃から始める予定です
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 22:30:15.37 ID:o9BnBjsu0
了解
お疲れ様です
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 22:34:57.78 ID:dwOAAyBMO
把握
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 20:26:06.00 ID:Cel/jvlU0
68−44=24


大井「それなら……」

大井「わ、私と温泉旅行に行きなさい! これは命令です!」ビシッ

提督「温泉旅行!?」

大井「ダメなんですか?」

提督「ダメじゃないよ。大井の口から、そんな言葉が出てくるなんて思わなかったから驚いたんだ」

提督「聞き間違いじゃないよな」

大井「ハッキリ言いましたよ、温泉旅行って。ちなみに一泊二日なので、すぐに鎮守府に帰れます」

提督「……」

大井「やっぱりダメですか?」

提督「いや、分かった。すぐに予約をとろう」

提督(まさか大井、俺を好いてくれてるのか)

大井「あ、そうそう。勘違いしないでくださいね」

提督「え」

大井「提督と一緒に旅行するのは、長い間留守にしてた罰として召使いをしてもらうためですから」

大井「仲を深めたいだとか、そんなことありえませんからね! 絶対に!」

提督(召使いって……)

提督「分かったよ、肝に銘じとく」

大井「あ! それと」

提督「まだあるのか」
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 20:34:53.35 ID:Cel/jvlU0
大井「温泉旅行だけじゃ飽き足らないので、もう一つお願いいいですか?」

提督「いいよ」

大井「ありがとうございます」

提督「お礼はいいって」

提督(温泉旅行ともう一つか……何だろう)



↓2 大井の要求その2 コンマをさらにマイナス
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 20:37:04.31 ID:iKDSWmQDO
プリクラでツーショット
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 20:37:43.16 ID:mJ6mMQvao
すっかりいじけた北上も一緒に
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 20:37:55.23 ID:0dwnGWoGO
混浴しましょう
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 20:44:57.30 ID:YH1NY1mxO
要求多スギィ!
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/22(日) 20:50:03.25 ID:Cel/jvlU0
24−16=8


大井「んーと……すみません、やっぱり旅行だけでいいです」

提督「そうか」

大井「ただ、もう1人連れて行きたい艦娘がいるんです」

提督「もう1人か」

提督(大体予想はつく)

――――

北上「……」

提督(まあ北上だよな)

大井「北上さん、今日はよろしくお願いしますね」

北上「よろしくねー」

北上「……提督」

提督「?」

北上「アタシ、大井っちと旅行を楽しむつもりだから」

北上「提督とは楽しむつもりないから。そこんとこ忘れないでよね」プイッ

提督「あ、ああ」

提督(やっぱり機嫌を損ねてるよな)

大井「そろそろ出発しないと、電車に間に合いませんよ」

提督「そうだな。行こう」
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