伊織「やよいのパーおじさん」

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1 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/17(火) 16:45:52.42 ID:6z8FIPvD0
・アイマス

ゴルフをする

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531813552
2 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/17(火) 16:47:29.41 ID:6z8FIPvD0
――予約――

伊織「今日も疲れたわね。なんだかソロの活動も増えてきているみたい」

ガチャ

真美「うぉー、ヒデキ! そこだー」

亜美「ナイスバーディだYO!」

伊織「何見てるのよ。ってゴルフの中継ね」

真美「いやー、さすがヒデキだね」

亜美「ねー、いおりーん。今度ゴルフ行こうよ」

伊織「別に行かないわよ。プロの試合を見てそれは短絡的すぎるでしょ」

3 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/17(火) 16:48:11.49 ID:6z8FIPvD0

亜美「ちぇ、いいもん。千早お姉ちゃん、今度ゴルフ行こうよ」

千早「ええ、いいわよ」

伊織「千早がゴルフをするなんて、意外だわ」

千早「そうかしら? 765だと皆しているからそこまで意外でもないと思うけれど」

伊織「初耳なんだけどそれ」

真美「何言ってるのさ、いおりん。この前みんなでコンペやったじゃん」

亜美「そうだよ。もう忘れたの?」

伊織「本気で言ってるの?」

亜美「ま、いっか。おーい、やよいっち。今度ゴルフ行こうよー」

やよい「わー、誘ってくれてありがとう。楽しみですー」

4 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/17(火) 16:48:44.90 ID:6z8FIPvD0

伊織「待ちなさい」

真美「どうしたのさ」

伊織「やよいが行くのになんで私が行かないのよ」

亜美「行かないって言ったのはいおりんじゃん」

伊織「う、そうだったわね」

真美「まあまあ亜美くん。その日は私はお仕事が入っているからね。キミと千早お姉ちゃんとやよいっちと伊織くんでちょうど4バッグじゃないか」

亜美「ほほう、さすが真美ですな。お忙しい」

真美「いやー、人気者はつらいね」

「「あっはっはっは」」

5 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/17(火) 16:49:32.45 ID:6z8FIPvD0

真美「そういうわけでいおりん。予約は頼んだよ」

伊織「なんで私が」

亜美「持つ者の義務っしょ。会員権持ってるんでしょ」

伊織「まあ持ってるけど」

真美「そうだよ、いおりん。noblesse obligeだYO!」

伊織「なんでそこだけ流暢なのよ!」

千早「水瀬さん、お願いしていいかしら」

伊織「仕方ないわね。私の名前で予約しておくから時間に遅れないでよね」

やよい「ありがとう、伊織ちゃん」

伊織「ふん、このくらい当然よ」

――――――
――――
――
6 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 15:57:10.19 ID:xksMz+fa0
――当日―――

伊織「みんなちゃんと来てるかしら」

フロント「いらっしゃいませ。おはようございます。水瀬様、ご無沙汰しております」

伊織「お久しぶりね。他のみんなはチェックインしているかしら」

フロント「皆様お揃いです」

伊織「私が一番最後? 予想外だわ」

フロント「スタートは定刻通りです。いってらっしゃいませ」

伊織「さて、着替えてから少し練習をして。パッティングレンジ(練習グリーン)に行けばみんないるかしら」

7 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 15:57:38.48 ID:xksMz+fa0
――ドライビングレンジ(打ちっぱなし練習場)――

久しぶりだけどなんとかなるでしょ。まずは1W(ドライバー)からっと」

パコーン

ドロー軌道(右打ちの場合、緩やかな左曲がりの球筋)を描き、キャリー(ノーバウンド)で190y付近へ。

伊織「あら、いきなり思い通りに飛ばせたわ。考えてみれば鬼軍曹のおかげで基礎体力も上がってるか」

8 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 15:59:10.54 ID:xksMz+fa0

残りのクラブを5W、8I、7I、1W、3W、4UT、PWの順で流していく※1。

※1
【数字】W: ウッド。飛距離重視のクラブ。数字が小さいほど弾道が低い。
【数字】I: アイアン。方向性重視のクラブ。数字が小さいほど弾道が低い。
【数字】UT: ユーティリティ。ウッドとアイアンの中間のような性能。
PW: ピッチングウェッジ。アイアンの中で一番数字が大きいクラブ。10I。

伊織「さてAW※2の距離合わせは3球でいいかしら」

※2
AW: アプローチウェッジ。グリーン周りからカップに接近させるために使用することが多い。短い距離で正確さを求めるためのクラブ。

9 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 15:59:37.91 ID:xksMz+fa0

伊織はAWでスリークォーター、ハーフ、クォーターでのスイング距離を確認した※3。

スリークォーター:通常のフルスイングに対して3/4のスイング。
ハーフ :通常のフルスイングに対して1/2のスイング。
クォーター :通常のフルスイングに対して1/4のスイング。

10 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 16:00:44.47 ID:xksMz+fa0

伊織「なんだか全体的に飛ぶようになったわね。次はPT※4を3球やっておきましょう」

※4
PT:パター。グリーン上でカップインを目指してボールを転がすためのクラブ。

PTでハーフスイングをしてフェアウェイでどのくらい転がるか確認する。

伊織「結構転がったわ。このゴルフ場の管理が行き届いているのか、私の体力が向上したからなのか。さぁ、残りの球でバンカー練習ね」

11 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 16:01:11.81 ID:xksMz+fa0

SWでエクスプロージョンを3球、PWでカットロブを3球試す※5。

SW: サンドウェッジ。主にバンカーからの脱出に使用するクラブ。
エクスプロージョン:バンカーから脱出するときの技術。SWをボールではなく手前の砂にたたきつけて、砂がはじける勢いでボールを飛ばす。
カットロブ:ここではポール・ラニアンが定義するカットロブとする。ボールを上にあげるための技術。バンカーでは砂が固いときに利用することがある。

伊織「軽くてふわふわした砂だこと。珊瑚砂って綺麗よね。そろそろパッティンググリーンに行きましょう」
――――――
――――
――



12 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 16:01:43.43 ID:xksMz+fa0
――パッティンググリーン――

亜美「あっ、いおりーん」

千早「おはよう、水瀬さん」

伊織「はい、おはよう。みんな早いわね」

亜美「いおりんはバッチリ決まってますなー」

伊織は上がピンク下が白のキュロットスカートで、アイドルに似つかわしい恰好だった。

伊織「あんたもね」

亜美は上がレモン下が白のスカートだった。

亜美「んっふっふー。今日はかき氷のレモンなんだ」

伊織「そんなイメージなの!?」

千早「ぷっ」

亜美「ジョ→ダンだよ」

13 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 16:02:09.12 ID:xksMz+fa0

伊織「千早は……意外ね」

千早は明るい青のワンピースでスカートは短かった。

千早「そうかしら? いつもの衣装よりは大人しいと思うけれど」

伊織「あんたが選んだ服っていうのがね。正直驚きだわ」

千早「かわいい服を選ぶのも、なかなか楽しかったわ」

14 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 16:02:37.61 ID:xksMz+fa0



その偶像(アイドル)は――黒かった

シャツも

ズボンも

靴も

そしておそらくは――下着も



15 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 16:03:04.44 ID:xksMz+fa0

伊織「やよい?」

やよい「あ、伊織ちゃん! おはよう」

伊織「え、えぇ。おはよう」

やよい「ここのグリーンはすごく早いね。手入れが行き届いている感じがします―」

伊織「そうね。きっとコース管理の人間が頑張っているのよ」

やよい「わー。今日のラウンドは楽しみだね。伊織ちゃん? グリーンのタッチ※6を見ないの? もうすぐスタートの時間だよ」

※6:グリーン上の球の転がり具合。

16 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 16:03:37.06 ID:xksMz+fa0

伊織「もうそんな時間? 6球だけはしておくわ」

下りのパット、上りのパット、フックライン、スライスライン、ロングパット、最後にフラットな1mをカップインさせた」

伊織「いいかんじね」

亜美「やるね、いおりん」

千早「そろそろ行きましょう」

やよい「うっうー! 頑張ります―!」

――――――
――――
――
17 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/18(水) 18:57:36.01 ID:xksMz+fa0
>>13.5


伊織「さて……やよいは」

なんとなくオレンジを基調とした服装をしていると思っていた。

それらしき人物を探して周囲を見渡す。

伊織「もしかして?」

18 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:04:07.80 ID:pVQxGSm90
――OUT No.1 PAR4 305y ピンはグリーン手前――

伊織「レディースティからでいいのよね」

カートから降りて1Wを手に取る。

やよい「わぁ。かわいいヘッドカバーだね」

伊織「え、えぇ。ありがとう。1Wはうさちゃんなのよ」

やよいはいつもの調子だが服装が圧倒的に不自然だった。

キャップは黒いしサングラスも真っ黒だ。

19 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:05:08.27 ID:pVQxGSm90

伊織「始めは誰が打つ? くじを引く?」

亜美「いえいえ。予約してくれたいおりんからどーぞ」

伊織「そう? ならそうさせてもらおうかしら」

伊織はティグランド※6に立ち一礼する。

※6
各ホールの第1打をプレイする場所。ティペグを利用したティーアップが可能。

伊織のその姿を見た3人は確信した。

間違いなく上級レベルのゴルファーだと。

20 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:07:11.99 ID:pVQxGSm90

伊織1打目
1W 205y フェアウェイ
残り100y

亜美1打目
1W 180y フェアウェイ
残り125y

千早1打目
1W 170y フェアウェイ
残り135y

やよい1打目
5W 190 クロスバンカー※7
残り115y

フェアウェイに設置されるバンカー。2打目を打ちにくくする目的や景観目的で設置される。



21 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:08:01.82 ID:pVQxGSm90

やよい「あぅー。クロスバンカーに入っちゃいました」

伊織「ちょっと待って。やよいはずいぶん飛ばすわね」

亜美「んふっふー。やよいっちの飛距離にびっくりいおりん」

千早「高槻さんすてきだわ。次は私ね」

22 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:08:51.11 ID:pVQxGSm90

千早2打目
4UT ピン奥 カップまで8m

亜美2打目
UT ピン奥 カップまで4m

伊織2打目
9I ピン手前 カップまで1.5m

やよい2打目
9I グリーン手前フェアウェイ カップまで5m

23 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:09:27.80 ID:pVQxGSm90

亜美「いおりん、すごいね」

千早「そこまで狙えるものなのね」

伊織「いや、むしろ二人とも当たり前のようにパーオンさせてきているのが驚きなんだけど」

やよい「うぅー、届きませんでした」

亜美「ここからの寄せっしょ!」

伊織「……なんであそこのクロスバンカーから9Iで届かせられるのよ」

千早「高槻さん、何を使う? そのまま9Iかしら」

やよい「PTをお願いします―」

24 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:10:24.72 ID:pVQxGSm90

やよい3打目 PT カップオーバー30cm



25 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:11:18.53 ID:pVQxGSm90

やよい「お先ですー。わー、パーが取れました!」

千早「ナイスタッチ! 私も頑張ろう」

26 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:12:11.87 ID:pVQxGSm90

千早3打目 カップオーバー70cm

27 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:13:10.84 ID:pVQxGSm90

やよい「ナイスタッチです、千早さん」

亜美「お、次は亜美ですな。いけ! バーディチャンス。千早お姉ちゃんのラインに乗れ!」

28 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:14:35.97 ID:pVQxGSm90

亜美3打目 カップオーバー2m

29 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:15:47.38 ID:pVQxGSm90

亜美「ふっ。完璧にラインに乗りましたなー」

伊織「千早も外しているんだから同じラインに乗せちゃダメでしょ」

やよい「でもでも。亜美、ナイスファイト!」

伊織(亜美はかなりオーバーしたわね。……えいっ)

30 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:16:27.72 ID:pVQxGSm90

伊織3打目 カップ手前5p

31 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:17:13.77 ID:pVQxGSm90

伊織「くっ、お先よ」

やよい「惜しかったね、伊織ちゃん」

亜美「よし! 次はいおりんのラインに乗せちゃうよ!」

32 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:18:04.67 ID:pVQxGSm90

亜美4打目 カップにぶつけて奥10p

33 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:18:59.43 ID:pVQxGSm90

亜美「これが竜宮の絆の力だね……お先っ!」

伊織「私が悪いみたいじゃないのっ!」

やよい「まぁまぁ」

亜美「挑戦した結果のボギーだからね。バンカーの砂粒……ひとつほども後悔はしていない!」

千早「最後は私ね。水瀬さんと亜美の後で助かった。こっち側からはなんて重いのかしら」

34 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:20:28.77 ID:pVQxGSm90

千早4打目 カップイン

35 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:21:40.49 ID:pVQxGSm90

伊織「千早もパーを決めて来たわね」

千早「とっても幸先がいいわ」

亜美「そこのお嬢ちゃんたち。早く乗りな!」

やよい「カートありがとう」

亜美「カートでもロボットでも。運転は亜美に任せるといい」

千早「ぷっ」

36 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/23(月) 16:23:01.32 ID:pVQxGSm90

Total

伊織:0
千早:0
やよい:0
亜美:+1
37 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/29(日) 14:04:34.46 ID:iqDAtrJe0
――OUT No.2 PAR4 280y ピンはグリーン右サイド――

亜美「オナーはいおりんだね。バシッと決めてよ!」

伊織「期待に応えられるよう頑張るわ」



伊織 1打目 1W 175y フェアウェイ 残り 105y
千早 1打目 1W 160y フェアウェイ 残り 120y
やよい1打目 5W 170y フェアウェイ 残り 110y
亜美 1打目 1W 160y フェアウェイ 残り 120y



伊織「亜美はなんでゴルフをしてるのよ」

亜美「パパがゴルフ好きだからね。とうぜん亜美も真美もやるよね」

伊織「それじゃあ結構長いのね。HDCPはどのくらいなの?」

亜美「んっふっふー。亜美のハンディはねぇ。6だよ!」

伊織「どんだけ本気なのよ! ビックリしたわね」

亜美「その亜美がいおりんのハンディを予想するとね。うん、5だね!」

伊織「あってるけど。ま、あんたとほとんど変わらないわね」

亜美「いやいや伊織さん。5下のシングルはまた一つ大きな壁が立ちはだかっていますから」

伊織「妙な言葉遣いにならないの」



千早 2打目 8I 80y フェアウェイ バンカー前 残り40y
亜美 2打目 UT オングリーン ピンまで6m
やよい2打目 7I オングリーン ピンまで7m
伊織 2打目 8I オングリーン ピンまで3m



38 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/07/29(日) 14:05:24.70 ID:iqDAtrJe0

亜美「さすがのシングルですなぁ」

伊織「ちゃかさないの」



千早 3打目 SW カップまで10cm
やよい3打目 PT カップ奥80cm
亜美 3打目 PT カップ奥2.5m



亜美「ありゃりゃ、また超えちゃったよ」

伊織「6mもあってよくそんなに強く打てるわね」

亜美「買いかぶりすぎだよいおりーん。まだまだ下手なのさ」

亜美「さあバーディチャレンジだよ!」

伊織「上りの3mくらい、この伊織ちゃんにかかれば! ぇぃ」

伊織3打目 PT カップイン

伊織「やったわ!」

亜美「ナイスバーディ! さっすがいおりん」

伊織「ま、こんなとこかしら」

亜美「また亜美ですなぁ。見事なスライスラインを決めるぜ」

亜美 4打目 PT カップ左を通過。10cm奥」

亜美「またやっちゃったYO! お先!」

伊織「惜しいんだけどね」

やよい4打目 PT カップイン

千早 4打目 PT カップイン



Total
伊織 -1
千早 0
やよい0
亜美 +2



亜美「うーん、ハーフ+3を目指してるけど。これはむずかちいね」

伊織「まだまだこれからよ」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/29(日) 15:14:44.00 ID:kjuXFo+Ho
やよいは5Wであの飛距離
ロングホールまで1Wは封印か?
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 17:26:14.55 ID:Px0ZJQ0xO
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このことを多くの方へ伝えて下さい
41 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/02(木) 11:52:08.59 ID:v9DPtQgo0
――OUT No.3 PAR3 140y ピンはグリーン中央――

伊織「伊織ちゃんからね」

伊織(前2ホールの調子がよくて緊張しちゃうわ。打ち下ろしの140yよね)

伊織(5UTでグリーンに止められるかしら。奥のガードバンカーに入ったとしても……それはいやね)

伊織(グリーン手前には池があるけどレイアップ※はしたくないし)


自分のショットの飛距離を照らし合わせた場合に、リスクマネジメントをして番手を短いものにして手前に打つこと。

伊織「ねぇ、千早ならどうする?」

千早「答えていいのかしら※。コンペではないから水瀬さんさえよければ答えるけれど」


競技中のアドバイスに係わるルール(規則 8-1)で 競技者間のある種のアドバイスを禁止している。
質問したら2打罰。回答しても2打罰が加算される。

伊織「ごめんなさい。お友達とプレーするのが初めてだったからつい聞いてしまったわ」

千早「お友達……」

伊織「なによ! 別にいいじゃなない、私が友達って言っても」

千早「いえ、そう言ってもらえて嬉しいなって思っただけよ」

伊織「あんたいまだに反応がつかみにくいわね」

千早「教えるわけではないけれど、私のアイアンでは届かせられないわね」

伊織「そう。見てなさい、5UTでバシッとオンさせるんだから」

千早「頑張ってね」



伊織 1打目 5UT 150y グリーン奥ガードバンカー 残り6m



伊織「ステーイ! あ、奥まで行っちゃったわ」

千早「大きかったのかしら? 幸い顎※は低いみたいだから水瀬さんならリカバリーできるわね」


バンカーの淵の高さ

42 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/02(木) 11:54:06.37 ID:v9DPtQgo0

伊織「慰めてるつもり?」

千早「いえ、全く。私たちアマチュアはそうそうパーオンはしないから。これもゴルフね」

伊織「そうね。って、千早。そのクラブはさすがに大きいでしょう」

千早はドライバーを持ち素振りをしていた。

伊織(しかもずいぶん右よりでティアップも低いわね)

パコン!

伊織(ものすごく低い球筋だけれど……あっ!)

千早「走开(ゾウカイ)ッ!! : (行けーッ!!)」

伊織「中国語!? それよりも水面で球が跳ねるなんて!!」



千早 1打目 1W 140y オングリーン 残り2m



千早「トップボールを打って水切りさせ減速させてのせていく。これが首転の技」

千早「首転とはトップのこと」

千早「昔、深く愛し合った夫婦が居たのよ。2人はいつもゴルフをしてたのよ。夫が死ンで取り残された妻は生前、夫に愛人がいたことを知るの……」

伊織「ち、ちょっと、千早?」

千早「怒った妻は夫の頭(トップ)を掘り出すのよ。昔は土葬だからね」

千早「頭つまり首よね。そしてその首をコースで打ったの!!」

千早「つまり頭蓋骨を。そンなものは上がりはしない、転がるだけ。トップボールの意味はここからきてるのよ。そしてそれが首転の技!!」

伊織(この娘、誰にゴルフを習ったのよ……)

43 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/02(木) 11:55:07.60 ID:v9DPtQgo0

千早「私は飛距離がないからしかたないのよ。けど、上手に乗せられたわ。あ、高槻さんはグリーンオーバーね」

伊織「えっ?」



やよい 1打目 8I 146y グリーンオーバー 残り5m



伊織「やよいってば。ユーティリティでは止めにくいから仕方ないわ」

千早「亜美は、すごいわね。7Wでオングリーンさせて来たわ」

伊織「ウッドで止めたの!? すごいわね」



亜美 1打目 7W 142y オングリーン 残り3m



伊織「私からね。目玉※にならなくてよかったわっと」


ボールが落下する勢いで砂に埋まり、そのとき弾かれた砂によってボールの周囲がクレーター状に盛り上がること。



伊織 2打目 SW オングリーン 残り1.5m



伊織「何よ千早。妙な顔でこっちみて」

千早「何というか王道のゴルフよね。見ていて惚れ惚れするわ」

伊織「これは褒めてるのよね? まぁ、ありがとう」

千早「水瀬さんはどうしてゴルフをしているのかしら」

伊織「おじいさまがゴルフを教えてくれたのよ。兄妹の中でも私がうまかったのかよく褒めてもらったわ」

千早「そう」

伊織「家族での楽しい思い出ってあんまりないのよ。けどゴルフは楽しかったわね」

千早「家族の良い思い出……正直うらやましいわ」

伊織「1人で暗くなろうとするんじゃないわよ。あんたにとって私たちがそれでしょ!」

千早「水瀬さん。そのプロポーズは嬉しいんだけど。私たち女の子だから」

伊織「違うわよ!」

千早「冗談よ。けれどありがとう。とてもうれしいわ」

伊織「まったく」

44 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/02(木) 11:55:35.88 ID:v9DPtQgo0

千早「高槻さんの2打目は池の手前みたいね。ものすごく転がったわ」



やよい2打目 5I 残り 4m



伊織「また見逃した。どうも今日は集中力がないわね」

千早「きっと今日が楽しみで昨夜眠れなかったんでしょう」

伊織「うっ、そうだけど」



やよい3打目 6I カップまで 20cm
やよい4打目 PT カップイン



伊織「ボギーね。やよいってウェッジは苦手なのかしら」



亜美 2打目 PT カップに蹴られる 残り 5cm
亜美 3打目 PT カップイン



伊織「おしい。あとほんのちょっとなのに」

千早「亜美はグリーンで強いから大丈夫でしょう。次は私ね。絶妙な距離だわ」

千早 2打目 PT カップに蹴られる 残り 10cm

千早「お先よ」

千早 3打目 PT カップイン

伊織「あんたも惜しいわね。最後は私ね。えいっ」

伊織 3打目 PT カップイン

伊織「ふぅー。緊張しちゃった」

千早「ナイスパーセーブ」

伊織「ありがと」



Total
伊織:-1
千早:0
やよい:+1
亜美:+2



45 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/02(木) 12:08:16.16 ID:v9DPtQgo0
――OUT No.4 PAR5 480y ピンはグリーン手前――

伊織「480yか。下りとは言えさすがに長いわね」

亜美「いおりん。このホールはやよいっちをよく見ておいたほうがいいよん」

伊織「やよいを? ロングホールが得意ってこと?」

千早「そう言うことね。きっと新しい発見もあると思うの」

伊織「ふーん。じゃあ、しっかり見させてもらうわ」



伊織 1打目 1W 210y フェアウェイ 残り 270y
千早 1打目 1W 180y フェアウェイ 残り 300y



やよい「頑張りますね!」

亜美「出たー! やよいっちのドライバーッ!!」

伊織「なんでそんなに盛り上がってるのよ。さっきから使ってたでしょ」

千早「いえ。高槻さんはまだドライバーを使ってないわ」

伊織「どういうことなの。まさか?」

やよい「うっうー、行きますよー」



バチコーンッ!!



やよい1打目 1W 250y フェアウェイ 残り 230y



やよい「いえい!」

亜美「ナイスショット!」

千早「お見事ね」

伊織「はい? どうなってるの? キャリーで230yはいったわよ!?」

亜美「これがやよいっちなんだよ、いおりん」

千早「スイングを見ていたでしょう?」

伊織の頭を駆け抜ける情報。

右手のリリースが異様に遅く、インパクトの直前までクラブが立っていたこと。

信じられない程の飛距離が出たこと。

やよいの全身が黒ずくめなこと。

伊織「トイチ※のパンチショット、なのかしら」


戸田 藤一郎
18歳から56歳まで公式戦17勝の鉄人
http://www.golfdendou.jp/commendation/toda

やよい「わぁ、伊織ちゃん。よく知ってるね」

伊織「知識だけなら何とか。けど、これってロストテクノロジーなんじゃ」

亜美「目の前の現実が真実なんだぜ。亜美も打つよーん」



亜美 1打目 1W 190y フェアウェイ 残り 290y



46 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/02(木) 12:08:55.92 ID:v9DPtQgo0

亜美「おー、けっこうランがでたね! そしてそのまま右のクロスバンカーにイン! 困ったね、どーも」

やよい「トラブル処理は得意でしょ?」

亜美「ま→ね♪」

伊織「千早はパーオンを狙えるの? これまでのホールを見る限りだと……」

千早「無理ね。私にとってこのホールはPar 5 ではなくPar 6だと思ってるわ」

伊織「試してみる気はないの?」

千早「一か八かには賭けない。スプーンを2連続、まっすぐに完璧に当てたうえでグリーンで止めるなんて私の技量では無理よ」

千早「私にはね」



千早 2打目 3W 150y フェアウェイ 残り 150y



やよい「ナイスショットです!」

千早「ありがとう、高槻さん」

亜美「よーし、バンカーから脱出するよ」



亜美 2打目 PW 60y 左側の林 残り 230y



亜美「いやーん、バンカーん、あはっ。そこは林なの、あはっ♪」

千早「んふ」

亜美「バンカー脱出だからね。ランが出てもちかたないね」

伊織「次は私ね」

伊織は緊張というより同伴者に動揺させられてしまった。

やよいは伊織のティーショットをオーバードライブした。

千早は鉄壁のような心でこのホールに臨んでいた。

亜美は右のバンカー左の林とトラブル処理を楽しんでいた。

この状況で力むのはしかたがなかった。



伊織 2打目 3W 160y 左側の林 残り 110y



伊織「くっ! ひっかけたわ」

亜美「どんまい、いおりん。パーセーブはできるっしょ!」

伊織「なんとか頑張るけど」

やよい「次は亜美だね」

亜美「ありゃ、3打目なのにやよいっちより遠いのか。じゃあ行くねー」



亜美 3打目 6I 70y フェアウェイ 残り 160y



やよい「ナイスリカバリー! すごく低い球筋だったよ!」

亜美「ふっ、秘剣燕返し! 成功してよかったYO」

伊織(なんてこと。亜美はまったく諦めてないわ。冷静そのもの)

伊織(3打でオングリーンできないのは明白だから、フェアウェイのライのいい所に置いて4打勝負に持ってきたわ)

47 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/02(木) 12:09:45.93 ID:v9DPtQgo0

やよい「次は私ですねー。行きますよー」



やよい2打目 3W 215y フェアウェイ 残り 15y



亜美「うわー、おしい! やよいっち!」

千早「ナイスショット、高槻さん!」

やよい「えへへっ、ありがとうございます。でもでも、グリーンには届かないんですよ」

伊織は言葉をなくした。

飛距離も驚きだがそれ以上に驚いたのはランが出ることなく球がフェアウェイに留まったことだった。

伊織(ウッドでそんな止め方はできないわよ! 糊でもつけてるの!?)

亜美「よーし、亜美もやっちゃうからね。バーディートライ!」

伊織「いや、数字の上ではそうだけど……」



亜美 4打目 3W 160y オングリーン カップまで2m



やよい「わー、スーパーショットだね!」

亜美「ふっ、亜美が尊敬しているドッキー※曰く、『3W以下は全部アプローチ』だYO!」


井戸木 鴻樹
全米プロシニアで男子日本人選手初のメジャー優勝
http://www.golfdendou.jp/commendation/idoki

千早「抜群の距離感だわ」

伊織(言うのは簡単だけど、普通できないわよ!?)



千早 3打目 7I 100y 右ガードバンカー手前 残り 50y



伊織(レイアップしたわね。けどフェアウェイを外した?)

亜美「でるよ! 千早お姉ちゃんの必殺技!」

伊織(狙ってあの場所に置いたってこと? けど、まずは私の番ね)



伊織 3打目 PW 80y 左側の林 残り 30y



やよい「伊織ちゃん、グレイティストリカバリー!」

伊織「ありがとう、やよい。いい距離を残せたわ」

亜美「木でグリーンが見えなかったのにね。グッドインテンショナルフック※だね!」


意図的にフック(左曲がり)させること。
右曲がりならインテンショナルスライス

千早「水瀬さんは冷静そのものね。私も見習わないと」

伊織(いや、心臓がバクバクしてるわよ)

やよい「伊織ちゃん。千早さんが必殺技を出すから早く早く」

伊織(やよいまで。ゴルフで必殺技って何よ?)

千早「ふぅ〜」

伊織(千早が踊りだした? いえ、違うわ。あれは……太極拳?)
48 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/02(木) 12:10:46.05 ID:v9DPtQgo0



千早「羅綾(らりょう)〜」



49 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/02(木) 12:11:50.88 ID:v9DPtQgo0
千早の放った球は放物線を描き、カップに向かってふわりと落ちた。



千早 4打目 SW 50y カップから吐き出されて 残り10cm



亜美「でた! 秘技ラリョウ!」

伊織(め、目眩がするんだけど!? ラリョウって薄絹とか綾織物の羅綾のことよね?)

やよい「いつ見ても凄いです!」

千早「とても上手にできたわ」

亜美「次はいおりんだね!」

伊織「……そうね。30yかしら」



伊織 4打目 AW 28y カップまで 1m



やよい「ナイスアプローチ! いおりちゃんのゴルフは本当に綺麗だね!」

伊織「ありがとう。やよいの方は、なんかとんでもないわね」

やよい「うっうー! イーグルチャレンジです!」



やよい3打目 PT 15y カップまで20cm



亜美「おしい!」

やよい「お先です!」

やよい4打目 PT カップイン

亜美「ナイスバーディ―!」

千早「高槻さん、素敵だわ!」

やよい「ありがとうございますー!!」

亜美「亜美もやよいっちに続け―!」



亜美 5打目 PT カップイン



やよい「亜美、すごい! ナイスストレート!」

伊織「下りなのによく打ったわね」

亜美「いやー、どーもどーも」



伊織 5打目 PT カップイン
千早 5打目 PT カップイン



伊織(これはいろいろと聞かないといけないわね)




Total
伊織:-1
千早:0
やよい:0
亜美:+2
50 : ◆0eT/mKPbWs :2018/08/29(水) 21:18:22.44 ID:iPKsOBOF0
――OUT No.5 PAR3 y 170y ピンはグリーン右サイド――

伊織「やよい。あんたもゴルフは長いの?」

ゴルフ場には結構通ったかなぁ」

伊織「へぇ。言っちゃ悪いけど結構いい生活してたのね」

やよい「うーん、ウチって結構貧乏で本当にお金がない時があったの」

やよい「その時にゴルフ場の草むしりの手伝いをしてたんだ」

伊織「草むしり?」

やよい「そうだよ? フェアウェイとかグリーンに生えると手で取らないといけないからって」

伊織「……」

やよい「朝早くに行ってコース管理の人たちと周ったの。 しかも! 終わった後、学校に行く前におにぎりとお味噌汁を食べさせてもらえたんです。『やよいちゃんは偉いね。支配人には内緒だよ』って。えへへ、今思うと支配人が気をきかせてくれてたのかも」

伊織「そうかもしれないわね」

やよい「だからね、ゴルフ場のおかげでみんなの給食費も払えたし学校にもちゃんと行けたんだ。伊織ちゃん、やっぱりゴルフっていいよね」

伊織「私が思っていた 『いい』とはだいぶ違うけど。その通りだわ」



伊織 1打目 4UT 170y グリーン右奥 ラフ 残り 20y
千早 1打目 3W 170y グリーン左奥 ラフ 残り 40y
やよい1打目 6I 170y グリーン左奥 ラフ 残り 40y
亜美 1打目 4W 170y オングリーン カップまで7m


51 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/29(水) 21:19:05.92 ID:iPKsOBOF0

伊織「けど、別にゴルフをプレーしてたわけじゃないじゃない。やよいのレベルはプレーせずに到達できる場所をはるかに上回ってるわ」

やよい「ゴルフはさせてもらえたんだよ? 草むしりが終わった後に1ホールだけしていいよって」

伊織「へぇ、そんなやり方もあるのね。感心したわ」

やよい「ただクラブを持ってないかったからできなかったけど」

伊織「ダメじゃないの」



千早 2打目 AW 30y オングリーン カップまで9m
やよい2打目 7I 45y グリーン右 フェアウェイ 残り 7y
伊織 2打目 AW 35y オングリーン カップまで4m
亜美 2打目 PT 8m カップまで30cm

52 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/29(水) 21:19:39.23 ID:iPKsOBOF0

やよい「でもね、何か月もお手伝いをしてたからルールは自然と覚えたんだ。ゴルフ場にいる人はだいたいゴルフ好きだから」

やよい「ある日にね、OB区画を歩いて管理等に戻っている途中でプレー中の組を見かけたの」

やよい「特に黒い人がものすごく楽しくなさそうな顔をしてて私まで悲しくなっちゃって」

やよい「その人のセカンドショットにぶつかったの」

伊織「待って。話についていけなくなったわ」



やよい3打目 5I 7y カップまで50cm
千早 3打目 PT 8m カップまで 1.5m
伊織 3打目 PT 4m カップまで 60cm
亜美 3打目 PT カップイン

53 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/29(水) 21:20:13.00 ID:iPKsOBOF0

やよい「きっとスコアが悪いから楽しくないのかなーって。OBにならないようにボールを弾いたんだ。ほんとはだめなんだけど」

伊織「いえ、ぎりぎりルール内ね。やよいは第三者だから」

やよい「後日その黒い人に呼び出されて心臓が止まりそうになりました」



やよい4打目 PT カップイン
千早 4打目 PT カップイン
伊織 4打目 PT カップイン




伊織「壮絶な人生だわ……。」



Total
伊織:0
千早:+1
やよい:+1
亜美:+2

54 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/29(水) 21:21:13.11 ID:iPKsOBOF0
――OUT No.6 PAR4 y 286y ピンはグリーン右サイド――

〜〜回想〜〜クラブハウスレストラン個室

黒い男「キミ、なぜボールにぶつかったんだね」

やよい「えっと、その……」

黒い男「私は忙しいんだ。はっきり言いたまえ」

やよい「怒った顔をしてたから。スコアがよくなれば楽しくなるかなって」

黒い男「ふん、ナンセンスだ」

やよい「うっう〜。ごめんなさい」

―――
――

55 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/29(水) 21:21:57.64 ID:iPKsOBOF0

伊織「それでどうなったのよ?」

やよい「クラブセットを貰いました!」

伊織「やよい、説明が下手すぎるわ」

やよい「うっう〜。ごめんなさい」

伊織「ま、いいんだけどね。このホールも何とかパーセーブできたわ」

やよい「私もなんとかできました!」

伊織「やるわね。やよいとの真剣勝負が楽しいわ」

やよい「次のホールも頑張ります―!」

伊織「私もよ!」



Total
伊織:0
千早:+1
やよい:+1
亜美:+3

56 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/29(水) 21:22:47.01 ID:iPKsOBOF0

やよいは多くを語らなかったが、黒い男をかばったことで彼女の人生は転機を迎えた。

その男は『P』であり、やよいに助けられたことに恩義を感じ、後日やよいに会いに行って感謝を告げただけでなく『恩返し』をしてくれた。

その『恩返し』のおかげで父親は仕事に就き、クラブセットを手に入れたやよいは真っすぐな心に磨きをかけ、子供相手に一人の人間として接してくれた名前も知らない男にあこがれ、自らも同じ世界に飛び込むことを志すようになる。



57 : ◆0eT/mKPbWs [sage saga]:2018/08/29(水) 21:31:15.38 ID:iPKsOBOF0
>>56 差し替え



『キミがしてくれた事は決して忘れない」



やよいは多くを語らなかったが、黒い男をかばったことで彼女の人生は転機を迎えた。
その男は『P』であり、やよいに助けられたことに恩義を感じ、後日やよいに会いに行って感謝を告げただけでなく『恩返し』をしてくれた。
その『恩返し』のおかげで父親は仕事に就き、クラブセットを手に入れたやよいは真っすぐな心に磨きをかけ、子供相手に一人の人間として接してくれた名前も知らない男にあこがれ、自らも同じ世界に飛び込むことを志すようになる。
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