【ガルパン】優花里「丑の日ですよ、西住殿!!」

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40 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:23:35.80 ID:d0UvfASqO

〜サンダースの場合〜

ケイ「WOW! 今日はCOWの日ね! ナオミ、アリサ。うなぎでも食べに行きましょうか!」

ナオミ「イエスマム」

アリサ「・・・」

ケイ「あれ? どうしたの、アリサ?」

アリサ「・・・実はわたし、おこづかいがなくって・・・・・・」
41 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:24:12.63 ID:d0UvfASqO

ナオミ「そうなのか? アリサ、結構おこづかい貰ってなかったっけ」

アリサ「ぎく」

ケイ「うーん、別におごるのはノープロブレムだけど、浪費するのはよくないわね。何に使ったの、アリサ?」

アリサ「そ、それは・・・」

ナオミ「・・・」

ケイ「?」

アリサ「えっと・・・、戦車道・・・、そう! 戦車道の練習用のバーベルに使っちゃって・・・。はは、あははは」
42 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:25:00.28 ID:d0UvfASqO

ナオミ「バーベル?」

アリサ「ほ、ほら! ナオミだって、こないだわたしのこと力が足りないって言ってたじゃない!」

ナオミ「あー」

ケイ「確かにアリサにはパワーもスタミナも足りてないわね」

アリサ「は、はい! そうなんです!! だから、力をつけようかと・・・」

ナオミ「ちなみに、何キロのバーベルを買ったんだ?」

アリサ「え!?」

ナオミ「いや、軽いバーベルだとそんなに高くないし。一体何キロの買ったんだろうって」

アリサ「そ、それは・・・」
43 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:25:26.64 ID:d0UvfASqO

アリサ「え、えっと・・・」モジモジ

ケイ「? アリサ、バーベルの重さを言うと何かまずいことでもあるの?」

アリサ「い、いえ! その・・・。50キロ・・・? そう! 50キロです!!」

ナオミ「50キロか・・・。それだと結構高いかもな」

アリサ「そうなのよ! いやあ、奮発しちゃったのよ!! はは、ははは」

ケイ「結構パワフルじゃない、アリサ!」

アリサ「お、お褒めいただき光栄です、マム!」
44 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:26:01.24 ID:d0UvfASqO

ケイ「じゃあ、そうね・・・。その成果を見るために」

アリサ「え?」

ケイ「このバーベルでもあげてもらいましょうか!」ヒョイッ


アリサ「ええええ? って、そのバーベルは一体どこから・・・」

ナオミ「細かいことは気にするなアリサ。ちなみにそのバーベルは30キロある」

アリサ「さ、30キロ!?」

ケイ「うーん、アリサにはちょっと軽すぎるかもね」

ナオミ「まあ、持ってみればいいんじゃないか?」

アリサ「そ、そうね・・・」
45 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:26:56.54 ID:d0UvfASqO

アリサ(30キロなんて持ち上げられるわけないじゃない!!)


ナオミ「ほら」ヒョイッ

アリサ「う、うん・・・」

アリサ(でも、ナオミもケイ隊長も軽々持ってるし、案外いけるのかも・・・?)

アリサ「い、いきます!」


ずしっ ぐりっ

アリサ「うわああああん!!! 手があああああああ!!!! 腰がああああああ!!!!!!」ゴロンゴロン
46 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:28:11.27 ID:d0UvfASqO
ケイ「アリサ!? どうしたの!?」

ナオミ「そのバーベル、1ミリも動いてないように見えたんだが・・・」

アリサ「うわあああああん!!!」ゴロンゴロン

ケイ「アリサ、パワーついてないじゃない!!」

ナオミ「はぁ・・・」

アリサ「ごごご、ごめんなさい!! バーベル買ったの嘘なんです!!」ゴロンゴロン

ケイ「What!?」

ナオミ「やっぱりか・・・。変だと思った」
47 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:28:41.40 ID:d0UvfASqO

アリサ「うぅ・・・」ゴロンゴロン

ケイ「嘘ついちゃダメだっていつも言ってるでしょ、アリサ!!」

アリサ「すみません、マム・・・」グスン


ケイ「全く・・・。それで、本当は何に使ったの、アリサ?」

アリサ「・・・」


ナオミ「マム、反省会の準備をしてきます」

ケイ「そうね、お願いするわ、ナオミ」

アリサ「わー! わーわーわー!! 言います! 言いますから!!」

ケイ「よろしい」
48 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:32:33.03 ID:d0UvfASqO

アリサ「・・・カメラ」

ナオミ「え?」

アリサ「タカシを見守るためのカメラに使ったのよ!! 悪い!?」

ケイ「・・・Ooops」

ナオミ「・・・アリサ、お前」

アリサ「あああ、もう!! こうなったら開き直るわ!! そうよ! アリサのアリサによるタカシのためのカメラよ!! タカシの動きを逐一報告してくれる機能付き、音声応答AI付き、プリンター転送機能、GPS機能、ウィジェット機能に電子マネー、電卓、ものさし、栓抜きまでついた優れものよ!!」

ケイ「・・・」

ナオミ「・・・」


ブーッブーッ

アリサ「あ! そのカメラから通知だわ。ちょっと待っててください、マム!」

ケイ「・・・」

ナオミ「・・・」

アリサ「なんですって・・・? タカシ、今日はうなぎを食べてるのね! なんてかわいいの!? タカシ、わたしも同じもの食べるからね! タカシ!!」ちゅっちゅっ

ケイ「・・・」

ナオミ「・・・」

アリサ「マム! うなぎを食べに行きましょう! マムの奢りで!!」キリッ

ケイ「・・・」

ナオミ「・・・」
49 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:34:05.82 ID:d0UvfASqO

アリサ「? どうしたんですか、マム」

ケイ「・・・帰ろっか、ナオミ」

ナオミ「・・・そうですね」

アリサ「え!? マム!? な、ナオミ! どこ行くのよ!!」

ケイ「・・・」ザッザッザッ

ナオミ「・・・」ザッザッザッザッ

アリサ「も、戻ってきてよ!! 戻ってきなさいよ!! F○ck!! ふ○――――――っく!!! わたしをF○ckしなさいよ、タカシぃいいいいいいい!!!!!」

ケイ・ナオミ「・・・・・・・・・・・・・」ザッザッザッザッザッザッ


〜サンダースの場合・完〜
50 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:35:07.19 ID:d0UvfASqO

〜アンツィオの場合〜

ペパロニ「ドゥーチェー!!!!!!」ダダダダ

アンチョビ「ん? どうしたペパロニ、そんなに急いで?」

ペパロニ「」キキキーッ

ペパロニ「大変っす! うちの店、牛肉切らしてるっすよ!!」

アンチョビ「お、おう・・・。今のメニューに牛肉は入ってないから、別にいいんじゃないか?」

ペパロニ「え? 姐さん何言ってんすか! 今日牛肉切らしてたらまずいっすよ!!」

アンチョビ「なんで?」
51 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:36:25.41 ID:d0UvfASqO

ペパロニ「姐さんそんなこともしらないんっすか? 今日は丑の日っすよ! 丑の日は牛が売れるに決まってるじゃないっすか!!」

アンチョビ「はああ!? ペパロニ、お前それ本気で言ってるのか・・・?」

ペパロニ「え? どういうことっすか、ドゥーチェ」

アンチョビ「あのなあ・・・」

カルパッチョ「ペパロニ、別に丑の日は牛肉を食べる日じゃないのよ」

ペパロニ「え? そうなのか、カルパッチョ?」

アンチョビ「丑の日と言ったら、うなぎに決まってるだろうが・・・」

カルパッチョ「丑の日にうなぎを食べるっていう文化があるのよ、ペパロニ」
52 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:37:09.70 ID:d0UvfASqO

ぺパロニ「なーんだ。てっきり牛肉が売れる日かと」

アンチョビ「あのなあ! うちの地元の近くでとれるうなぎを日本全国で食べるのが丑の日なんだ! まったく・・・」

カルパッチョ「ドゥーチェ、愛知県ですもんね」

ペパロニ「へー。愛知県ってところ、うなぎがとれるんすね。てっきり名古屋県でとれるもんだと思ってました」

アンチョビ「あのなぁ・・・」

ペパロニ「?」

アンチョビ「はぁ・・・、まあいい・・・。でもそうか、うなぎか・・・」

アンチョビ「ふーむ・・・」
53 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:38:05.36 ID:d0UvfASqO

カルパッチョ「どうしました、ドゥーチェ?」

アンチョビ「よーし!! お前ら、今日はわたしの奢りでうなぎを食べに行くぞ!!」

ペパロニ「マジっすかドゥーチェ!!」

カルパッチョ「でもドゥーチェ、うなぎって高いんじゃあ・・・」

アンチョビ「なに、気にするな! お前らは黙って奢られとけばいいんだ!」

ペパロニ「さすがウチのドゥーチェは最高っす!!」

カルパッチョ「ドゥーチェ、ありがとうございます!」

アンチョビ「はっはっはー! ドゥーチェの懐の広さに恐れ入れー!!!」

ペパロニ・カルパッチョ「「はい、ドゥーチェ!!」」

〜〜〜〜〜
54 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:38:37.15 ID:d0UvfASqO

〜チョビの家〜

ガチャ

アンチョビ「はー・・・、ただいまー」

アンチョビ「まったく・・・、並のつもりだったのに特上を頼むなんて、あいつら・・・」

アンチョビ「・・・はぁ、これで来月までまた塩パスタかぁ」

アンチョビ「・・・」
55 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:39:07.09 ID:d0UvfASqO

ペパロニ『ドゥーチェ、このうなぎ最高っすよ!! 超旨いっす!!!』

カルパッチョ『さすが、愛知県のうなぎですね。このひつまぶし、とっても美味しいです!!』


アンチョビ「・・・」ニヘラ

アンチョビ「まあ、ペパロニもカルパッチョも、美味そうだったからそれでいいか」フフッ

アンチョビ「塩パスタでも上手くゆでれば美味しいしな!」

アンチョビ「よーし・・・。今月も頑張れよ、統帥アンチョビ!!」

〜アンツィオの場合・完〜
56 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:39:34.07 ID:d0UvfASqO

〜プラウダの場合〜

カチューシャ「うーん・・・、今日も疲れたわね」

ノンナ「今日はいっぱい練習しましたからね」

クラーラ「カチューシャ様、今日も頑張っておられました。素晴らしいです」

カチューシャ「当然よ! それから、かーべーたんの動きもよくなってきたけど、やっぱりまだまだね。ニーナとアリーナにはびしばし仕込んでいかなくっちゃ!」

ノンナ「そうですね、カチューシャ」

ぐぅ〜
57 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:40:21.40 ID:d0UvfASqO

カチューシャ「あぅ・・・」

ノンナ「お腹がすきましたね。わたしもですよ、カチューシャ」

カチューシャ「う、うるさいわね! ごほん・・・。まあいいわ。今日のご飯はなにかしら?」

ノンナ「今日は丑の日ですから、うなぎみたいですね」

クラーラ「まあ! 日本ではうなぎを食べる日が決まってるんですね!」

カチューシャ「うなぎ? うなぎって、あのにょろにょろした蛇みたいなやつよね?」

ノンナ「ええ。そうです」
58 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:41:09.38 ID:d0UvfASqO

カチューシャ「うえ・・・、カチューシャ、あれ食べたくないわ」

ノンナ「どうしてですか、同志カチューシャ?」

クラーラ「うなぎはロシアでも人気がある日本食ですが・・・」

カチューシャ「そうなの? う〜・・・。でも、あれってにょろにょろしてるじゃない。なんだかあれを食べるって変な感じ・・・」

クラーラ「カチューシャ様はうなぎを食べたことがないのですか?」

カチューシャ「そうね。ダージリンのところで出されたことはあるけど、見た目が気持ち悪くて・・・うっぷ」

ノンナ「カチューシャ。あれを日本のうなぎと一緒にしないでください」

カチューシャ「違うことぐらい知ってるわよ! でも、あれが思い浮かんで食べられないのよ」

クラーラ「おいたわしや、カチューシャ様・・・」

ノンナ「とりあえず、食堂へ向かいましょうか」

カチューシャ「うん。・・・でも、いーい? カチューシャはうなぎは食べないんだから!」

ノンナ「・・・」

〜〜〜〜〜
59 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:41:47.79 ID:d0UvfASqO

カチューシャ「う〜、今日はほんとうにうなぎだけなのね・・・」

ノンナ「肝吸いとおつけものもついてますよ」

カチューシャ「お味噌汁とつけものだけじゃない!」

クラーラ「カチューシャ様、肝吸いとお味噌汁は別物です」

カチューシャ「し、知ってたわよそれくらい!」


カチューシャ「でも、それだけしか今日はカチューシャ食べるものない・・・」グスン

ノンナ「・・・」

クラーラ「カチューシャ様・・・」
60 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:42:32.12 ID:d0UvfASqO

ノンナ「カチューシャ、せっかくだから一口だけ食べてみましょう。きっとおいしいですから」

カチューシャ「うぅ・・・、どうしても食べなきゃダメ?」

ノンナ「はい。一口食べれば、あとは何かわたしが買ってきましょう」

カチューシャ「それなら・・・、食べてみる。でもいい? 一口だけだから!」

ノンナ「はい、わかりました」

カチューシャ「う・・・」

クラーラ「カチューシャ様、頑張って!」

カチューシャ「えい!」パクッ
61 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:43:05.19 ID:d0UvfASqO

カチューシャ「むー・・・」モグモグ

カチューシャ「・・・!」

ノンナ「どうしました、同志カチューシャ」

カチューシャ「・・・しぃ」

クラーラ「え?」

カチューシャ「おいしい・・・! ダージリンの家で見たやつと違って、全然生臭くない!!」

クラーラ「あらあら、それはよかったですね」クスッ

ノンナ「だからそう言ったじゃありませんか」

カチューシャ「うん!」モグモグ ゴックン


ノンナ「ではカチューシャ、一口食べ終わりましたね」

カチューシャ「え?」
62 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:43:41.61 ID:d0UvfASqO

ノンナ「約束ですからもう食べなくてもいいですよ。ノンナが何か買ってきましょう」


カチューシャ「・・・!! ダメ! カチューシャが全部食べるんだから!!」バッ

ノンナ「ふふ・・・、知ってます」

カチューシャ「もう! ノンナのいじわる!!」プクー
63 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:44:17.85 ID:d0UvfASqO

クラーラ「Катюша Я симпатичный Катюша Хочу как-нибудь вернуться. Правильно. Давайте попробуем держать под стражей похищение. Это правило!
(ふくれっ面するカチューシャ様かわいいです。そうだ、うちへ持って帰りましょうそうしましょう!)」はあはあ

ノンナ「Товарищ Клара, соглашусь, пожалуйста, успокойтесь.(同感ですが同志クラーラ、少し落ち着いてください)」

カチューシャ「あんたたち、日本語で話しなさいっていつも言ってるでしょ!!」

クラーラ「シトー?」

カチューシャ「シトーじゃないわよ!! それくらいカチューシャにだってわかるんだから!!」


ノンナ「カチューシャ、早く食べないとうなぎが冷めてしまいますよ」

カチューシャ「あ、ダメ! 食べるの!!」モグモグ
64 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:45:36.22 ID:d0UvfASqO

カチューシャ「ふぃーふぃ、ふふぁーふぁ。ふぁんふぉふぃふぉんふぉふぇふぁふぁふぃふぁふぁいひょ(いーい、クラーラ。ちゃんと日本語で話しなさいよ)」モグモグ

ノンナ「カチューシャ、お行儀が悪いですよ」

クラーラ「努力します、カチューシャ様」


カチューシャ「ごくん・・・。あー、おいしい! 毎日うなぎだったら嬉しいのに!」

ノンナ「Каждый день・・・(毎日・・・)」

クラーラ「угорь・・・(うなぎ・・・)」

カチューシャ「そしたらカチューシャ、嬉しくってちゅーってしちゃうかも! なんてね!!」ケラケラ

ノンナ・クラーラ「! ! !」

カチューシャ「はむ・・・。あー、おいしい!」

ノンナ・クラーラ「・ ・ ・」

〜〜〜〜〜〜
65 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:46:55.00 ID:d0UvfASqO

〜〜〜〜〜〜

アリーナ「の、ノンナ副隊長! クラーラさん! この縄ば解いてけろ!!」ギチギチ

ノンナ「では、わたしの命令に従うのですね。同志アリーナ」

ニーナ「そんなの無理にきまってるじゃ!! うなぎ屋でバイトしで毎日うなぎを持って帰るなんてこたぁ、できっこねえべ!!」ギチギチ

クラーラ「うるさいですよ、同志ニーナ」ギュッ

ニーナ「あでで! あででで!! 縄ばきつくすんのは勘弁してほしいじゃ!!」
66 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:48:12.77 ID:d0UvfASqO

ノンナ「さあ、選ぶのです。同志ニーナ、同志クラーラ」

クラーラ「わたしたちの命令に従うか・・・」

ノンナ「このままシベリアで強制労働365ルーブルか」

クラーラ「それとも・・・、それすらできない体になるか」

ニーナ・アリーナ「」ガクガクブルブル

ノンナ・クラーラ「「さあ!!」」

ニーナ・アリーナ「「か、カヂューシャ隊長!! 助けてけろー!!!!!!!」」


〜〜〜

カチューシャ「ノンナ? クラーラ? ・・・どこ行ったのかしら」

カチューシャ「それにしても、次のうなぎはいつ出るのかしら・・・。ふふっ、楽しみ!」

〜プラウダの場合・完〜
67 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:48:41.51 ID:d0UvfASqO

〜継続高校の場合〜

ザー…

ミッコ「うーん・・・。アキ、そっちにいた?」ザブザブ

アキ「えーっと・・・。あ! そっちに行ったよミッコ!!」

ミッコ「なに!? あ、ほんとだ!! とりゃあ!!」ザバーン

アキ「やったぁ! 獲れたぁ!!!」

ミッコ「よしよし、これをこの魚籠の中に入れて・・・」

ミカ「ミッコ、左!」

ミッコ「え? あ! ほんとだ!! とりゃあ!!! 獲ったどー!!!」ザパァ

アキ「すごーい!! 今年は大漁だね!!」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 20:49:40.09 ID:mfAhMmvuO
投稿の勢いに笑ってもた。ついさっきレス数一桁だったのに、、、。
肉欲の悪魔大好きだったぜ、エレファントにまとめられず残念やったね。
後で読むのか楽しみまです。
69 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:50:09.79 ID:d0UvfASqO

ミッコ「いやあ、近くに川があってよかったなー! 今年はこれでうなぎがお腹いっぱい食べられるぞー!!」

アキ「ミッコ、頑張ってもっとうなぎ獲ろうね!」

ミッコ「よしきた!」


ミカ「・・・」コソコソ

アキ「・・・ミカ?」

ミカ「え? あ、ああ。そうだね。風のせいだね、きっと」ポロロン

アキ「・・・?」

ミッコ「あ、あそこにもいる! よーし・・・」

アキ「え、ほんと? わたしがこっちから追い込むね!」ザブザブ

ミカ「・・・」ポロロロン

〜〜〜〜〜
70 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:50:44.75 ID:d0UvfASqO

パチパチ…

ミッコ「いや〜、一人一匹ずつなんて、今年はいっぱい獲れたな〜!!」

アキ「ほんとだね! ミッコ、うなぎ掴むの上手くなったもんね」

ミッコ「えっへへ、だろ?」

ミカ「人は上達を繰り返すものだからね」ポロロン

アキ「あ、そろそろいいんじゃない?」

ミッコ「よーし・・・、いっただっきまーす! はむ! むぐ! ん〜、うーまーいーぞー!!」

アキ「どれ、わたしも・・・。はふ、はむ、はむ・・・。おいし〜い!!」

ミカ「蒲焼きが、囁いてるね。わたしをどうぞって」モグモグ
71 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:52:06.66 ID:d0UvfASqO

ミッコ「っはー。おいしかった〜!!」

アキ「じゃあ、ちょっとジュース持ってくるね」

ミッコ「あ、あたしも行く!!」

ミカ「・・・」ポロロン

〜〜〜〜

ジゥ・・・

ミカ「・・・あと少し」ポロロロン

アキ「とってきたよ〜」

ミカ「・・・」ギクッ

ミッコ「コーヒーにコケモモジュース、いっぱい大学選抜が貸してくれたから助かるな〜!」

ミカ「・・・」

ミカ「随分、早かったんだね」ポロロロン
72 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:52:56.91 ID:d0UvfASqO

アキ「え〜、そうかな? ・・・あれ?」

ジゥ・・・

ミカ「・・・」ポロロン

ミッコ「どしたの、アキ?」

アキ「わたしたち、白焼きなんて作ったっけ・・・?」

ミッコ「うんにゃ、全部蒲焼きにしたはずだけど・・・」

アキ「じゃあ、なんで七輪の上に白焼きが・・・」

ミカ「・・・風が運んできたのさ」ポロロン

ミッコ「あ! ひょっとしてミカが獲ったの?」

アキ「すごいじゃんミカ! わたし、白焼きも食べたい!!」

ミッコ「あたしもー!! っていうか、もう焼けそうじゃん!!」

アキ・ミッコ「「はーやーくー!! はーやーくー!!」」

ミカ「・・・」ポロロロン
73 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:53:58.08 ID:d0UvfASqO

ミッコ「・・・どうしたんだ、ミカ?」


アキ「・・・あ、ひょっとしてミカ、独り占めしようと思ってずっと隠してたんj」

ミカ「トゥータ!!!」モグモグモグッ

ミッコ「あ゛ーーーーーー!!!!! 全部食べたーーーーー!!!!!」

アキ「ごらぁミカ!!!! またそうやって独り占めしてーーーー!!!!!!」

ミカ「ふぉふふぉふぁふぃふぁふぃふぁふぁふぁふぇふぁふぉふぁ」

ミッコ「何言ってるかわかんないし、ずるいぞミカー!!!」

アキ「今日という今日は、もう許さないよー!!!!」ガー


ミカ「・・・」モグモグ

ミッコ「・・・」ジリ…

アキ「・・・」ジリ…

ミカ「」ゴクン
74 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:54:35.46 ID:d0UvfASqO

ミカ「トゥータ!!」ダッ


ミッコ「あ、逃げたぞ!!!」

アキ「待てー!! ミカー!!!!!」ダッ

ミカ「うなぎには、人生に大切なすべてのものが詰まってるんだよ」ダダダダ

アキ・ミッコ「「まああああてええええええ!!!!!!」」ダダダダ

〜継続の場合・完〜
75 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:55:05.54 ID:d0UvfASqO

〜黒森峰の場合〜

まほ「・・・今日は丑の日か」

小梅「そうですね。隊長、うなぎ、好きですか?」

まほ「ああ。それなりにな。昔はよくみほと一緒に食べたものだ・・・」

小梅「そうだったんですか・・・」

まほ「・・・」

小梅「・・・」
76 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:56:00.34 ID:d0UvfASqO

エリカ「隊長、次の練習試合ですが・・・。隊長?」


まほ「・・・小梅、今日はうなぎを食べようか」

小梅「え? で、でも・・・」

まほ「お金のことなら気にしなくていい。強化選手として、いくらか連盟からもらっているからな」

小梅「い、いえいえ! そういうわけには・・・」

まほ「みほにも、いつも食べさせてやってたんだ。・・・今日ぐらい、その時の気分を味わわせてくれ」

小梅「隊長・・・。はい、わかりました。ありがとうございます」


エリカ「隊長・・・? 一体、何の話ですか?」

まほ「なんでもない。それよりエリカ」

エリカ「はい、なんでしょうか。隊長?」

まほ「商店街のうなぎ屋を三人分で予約しておいてくれ。わたしと小梅とエリカで、今日はうなぎだ」

エリカ「え? あ、は、はい。わかりました」

小梅「・・・」
77 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:56:40.54 ID:d0UvfASqO

〜〜〜〜〜

エリカ「うなぎ屋ねえ・・・。隊長も、突然いろんなことを言いだすわね」テクテク

エリカ「うなぎ屋うなぎ屋、うなぎ屋の電話番号・・・っと」タウンページペラペラ

ポトッ

エリカ「・・・ん? チラシが・・・」ピラッ

チラシ『おう! ボコのボコボコハンバーグ屋、本日開店だぜ! 牛だけに、丑の日だぜ!来ないとボコボコにしてやるぜ!!』

エリカ「」

エリカ「」

エリカ「」


〜〜〜〜〜〜〜
78 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:58:15.81 ID:d0UvfASqO

エリカ「隊長、この店がその店です」キリッ

まほ「ほう・・・この店が」

小梅「・・・」

『ボコのボコボコハンバーグ屋さん』

まほ「ほう・・・」ゴゴゴ…

小梅(あっ・・・)

エリカ「特上三人前で予約してあります。入りましょう、隊長!」

まほ「ほほう・・・、面白いことを言うな、エリカ・・・」ゴゴゴゴゴゴ

小梅(・・・・)スススス…

エリカ「? 隊長、どうしたんですか・・・って、そ、その顔・・・。あれ? 小梅? え!?」キョロキョロ

まほ「ちょっと、話がある。わたしの家に来ないか・・・?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エリカ「ええ? ちょ、小梅! ちょっと! どこ行ったのよ!! 小梅!!!」

まほ「大丈夫だ。お母さまも菊代さんもいる。すぐに片付く・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エリカ「え、ちょっと、片付くって何が・・・、え、き、きゃああ!! た、助けて、元副隊長!!! いやあああああああ!?!!!!!!!!!!」

〜黒森峰の場合・完〜
79 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:59:21.11 ID:d0UvfASqO

〜BC自由学園の場合〜


キーンコーンカーンコーン

安藤「ふふ・・・、さ、帰るか」

押田「おい」

安藤「む、なんだ」

押田「キミ、随分とご機嫌じゃないか。何かあったのか?」

安藤「別に。ただ、今日うなぎを食べるからな。それで機嫌がいいだけだ」

押田「うなぎ・・・?」ピクッ

押田「・・・おい、まさかとは思うが、うな重じゃないだろうな」
80 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 20:59:55.14 ID:d0UvfASqO

安藤「ああ。そのつもりだが、どうかしたのか?」

押田「そんな庶民的な料理をどうして食べるんだ!? もっと我らがBC自由学園らしいものを食べたらどうなんだ!」

安藤「はああああ!? ふざけるな、うな重がどれだけ高級品かわかっているのか貴様は!?」

押田「そんな話をしているんじゃない! いかにも日本的な庶民的なものを、この高貴な街並みを持つBC自由学園でよく食べようと思うな、と言ったんだ!!」

安藤「丑の日にうなぎを食べるぐらいいいだろうが!」
81 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 21:01:09.73 ID:d0UvfASqO

押田「ふん、まあ好きにすればいい。うなぎがキミにとってそんなに楽しみなのならばな」プイッ

安藤「この・・・」ワナワナ

押田「・・・」チラッ

安藤「フゥー・・・、落ち着け・・・」

押田「・・・」

安藤「・・・ああ、楽しみさ。じゃあ、失礼する」

押田「・・・」

押田「お、おい。ちょっと待て」

安藤「なんだ、まだなにかあるのか」
82 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 21:02:19.50 ID:d0UvfASqO

押田「ち、ちなみにだが・・・、そのうなぎというのは誰と食べに行くんだ?」


安藤「? 一人で食べに行くつもりだが・・・」

押田「そ、そうか」

安藤「ああ」

押田「・・・」

安藤「・・・」


押田「そ、それは今から一人増えたとしても大丈夫なのか?」

安藤「店が混んでるかは知らないが、大丈夫なんじゃないか?」

押田「そ、そうか」

安藤「? ああ」

押田「・・・」

安藤「・・・」
83 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 21:02:52.51 ID:d0UvfASqO

押田「・・・」

安藤「なあ、もう帰っていいか? はやくわたしはうなぎを・・・」

押田「し、しかたがないな!! キミ、一人で行くのも寂しいだろう!!」

安藤「は?」

押田「わたしが一緒に行ってやると言っているんだ! ありがたく思うんだな」

安藤「・・・行きたいのか?」

押田「なっ・・・、別にそんなことは言っていないだろう! ただ、キミが一人で店に入るのを憐れに思っているだけだ!!」

安藤「はぁ・・・」

押田「な、なんだ?」ドキドキ

安藤「・・・好きにしろよ」

押田「ああ、好きにさせてもらおう!! さあ、行くぞ。すぐに行かないと席が埋まってしまう。なぜなら今日は丑の日だからな!!」キラキラ

安藤(うなぎ好きで食いたいなら最初からそう言えよ・・・)

押田(う、うなぎだ! それに安藤といっしょだ!! こんなうれしいことがあるだろうか、いやない!!)

〜〜〜〜
84 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 21:03:19.05 ID:d0UvfASqO


マリー「・・・」

マリー「どうしてわたしの出番がなくならなきゃいけないの〜!?」

〜BC自由学園の場合・完〜
85 :らぐB ◆asJU3gh8ZA [saga]:2018/07/20(金) 21:07:27.86 ID:d0UvfASqO

以上になります。

当初はあんこう編とアンツィオ編、聖グロ編だけのつもりだったんですが気付いたら全校書いてました。

サメさんチームとウサギさんチーム編とか、大学選抜チーム編とかも書きたかったけど丑の日に間に合わなかったよママン・・・

どうしてもローズヒップとチョビにうなぎを食べさせたくなったので書いてみました。


うなぎが減っていますが、書いて応援していくスタイルです。反省している。後悔はしていない。

それでは、また
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 00:20:37.81 ID:YGyYRcuCo
乙ー
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 04:51:16.19 ID:Op+eeqICo

聖グロだけは予想できてたw
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/21(土) 12:54:38.38 ID:lrneZo9io
乙です
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 10:21:03.27 ID:RSThOX2bO
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