高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「ある意味でヤバイカフェで」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:02:58.08 ID:dsF9acmL0
――路上――

北条加蓮「……ねえ、藍子」テクテク

高森藍子「はい」テクテク

加蓮「ホントにさ、そのカフェに行くの?」

藍子「…………」ピタッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1532858577
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:03:33.57 ID:dsF9acmL0
――まえがき――

レンアイカフェテラスシリーズ第57話です。
以下の作品の続編です。こちらを読んでいただけると、さらに楽しんでいただける……筈です。

・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「膝の上で」
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「最初にカフェで会った時のこと」

〜中略〜

・北条加蓮「藍子と」高森藍子「都会のカフェで」
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「郊外のカフェで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「謎解きと時計のカフェで」
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「昔も今もこのカフェで」

※ちょっと季節感ないですが許してくださいな
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:04:12.88 ID:dsF9acmL0
前々回までのあらすじ

加蓮ちゃんと藍子ちゃんがカフェ巡りをしているようです。


藍子「これで何度目ですか! 行くっていったら行くんですっ」

加蓮「……」

藍子「……何ですか」

加蓮「……藍子が頑固で意地っ張りで、言い出したら引っ込まないってことは知ってる」

加蓮「でも!」

加蓮「私にだってプライドがあるのっ!! もうあんな姿は見られたくないの! 特に藍子には! 何度言えば分かるのっ!!!?」

藍子「このカフェに行くのは加蓮ちゃんの為でもあるんです!」

加蓮「余計なお世話だって言ってるでしょ!!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:04:42.40 ID:dsF9acmL0
藍子「モバP(以下「P」)さんからもお願いされてます!」

加蓮「見られたくないって気持ち、藍子だって分かるでしょ! 私だってそういう藍子を何度も見てるんだから!!」

藍子「それは……。分かりますけどもういいじゃないですか! 今さらそんなに意地を張らなくても!」

加蓮「今さらって何よ! 今さらって!」

藍子「今さらは今さらです!!」

藍子「私は、そんな加蓮ちゃんの姿を見ても絶対に笑いません。それどころか安心するくらいなんです」

藍子「加蓮ちゃんがそういうところをぜんぜん見せてくれないから、私もPさんも逆に不安になっちゃうんですよ!!」

加蓮「うぐぐぐ……! 藍子の分からず屋!!!」

藍子「それは加蓮ちゃんの方ですっ!!!!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:05:12.39 ID:dsF9acmL0
……。

…………。


――15分後――

――足湯カフェ――

加蓮「くー」(藍子の隣で寝てる)

藍子「5分も経たずに寝ちゃった……」(加蓮の隣に座ってる)

加蓮「すぅ……」zzz
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:05:42.35 ID:dsF9acmL0
藍子「さて、コラムを書かなくちゃ」ガサゴソ

加蓮「くー」zzz

藍子「ここは、足湯を楽しめるカフェです。……温泉というよりはレストランに近いのかもしれません。
大通りの、高速道路の近くにあるので、これから旅をされる方も、旅から帰ってきた方も……」カキカキ

加蓮「んー……」zzz

藍子「お店に入った時には、……お店に……うーん」

藍子「出入り口の戸を叩いた時、水の流れる音が……。水の流れる、しゃらしゃら、って音がして」カキカキ

加蓮「んん……」クタ

藍子「(あ、加蓮ちゃんがよりかかってきた……)お湯に足をつけると、すごく暖かくて……。
ううん、お湯に足をつける前から、とっても暖かい気持ちに――」カキカキ

加蓮「くぅ……」zzz(ぽてっ)

藍子「わひ」

藍子「ひ、膝の上に加蓮ちゃんが……。い、今の声、聞かれてない……よね?」キョロキョロ
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:06:12.45 ID:dsF9acmL0
藍子「他には……。メニューがあって、内装が……店員さんは……。疲れた時には、ワンコインで受けられるマッサージも……」カキカキ

加蓮「すー」zzz

藍子「……」チラ

藍子「……もうっ。加蓮ちゃんのせいで集中できません! 集中できなかったことまで書いちゃいますからっ」カキカキ

加蓮「あいこがわるいのよー」zzz

藍子「!? 起きていたんですか? いやその悪いとかじゃなくてっ――」

加蓮「あいこのばかー……」zzz

藍子「あれ?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:06:42.54 ID:dsF9acmL0
藍子「なんだ……。眠っていたんですね」

藍子「……あはは。加蓮ちゃんの夢の中でも、私は加蓮ちゃんを怒らせてるのかな?」

加蓮「すー」zzz


藍子(最初に話し合った時から、このカフェだけは何度も渋い顔をされました)

藍子(絶対に寝てしまうから、寝てるところを見られたくないから、って)

藍子(加蓮ちゃんが、気を抜いてる姿……。見るの、結構好きなんです。ほっとしている顔、ゆっくり休んでいる顔……)

藍子(加蓮ちゃんは見られたくないって何度も言うんです。今日までに、何度もケンカしちゃいました)

藍子(でも――)


藍子「……来てよかったなぁ」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:07:12.46 ID:dsF9acmL0
藍子「寝顔、Pさんにも送っ――たら、さすがに口も利いてくれなくなっちゃいそう」アハハ

藍子「寝顔は、私の心のメモリーに、そっとしまって。Pさんには、お話だけで我慢してもらうことにしましょう」

加蓮「すー」zzz

藍子「……ふわ」

藍子「足、すごくあったかい」チャプ

藍子「それに……加蓮ちゃんも……」

加蓮「ん……」zzz

藍子「加蓮ちゃんが眠っているのを、見てたら、私まで眠く……」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:07:42.42 ID:dsF9acmL0
藍子「はっ。いけないいけない。コラムコラムっ」

藍子「ええと――」

加蓮「くぅ……」zzz

藍子「メニューは……。あぁ、注文してないっけ……」

加蓮「すぅ……」zzz

藍子「それ、から……。ええと……」ウトウト

加蓮「ぅん……」zzz

藍子「……くー」zzz

……。

…………。
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:08:12.32 ID:dsF9acmL0
――30分後――


藍子「ん……」コスリコスリ

藍子「ふわ……?」

藍子「ん〜〜〜〜っ!」ノビ

藍子「ねちゃってた……。メモ、ひらきっぱなし……」

藍子「んーっと……」

藍子「あ、加蓮ちゃんは」チラ

加蓮「んん……」モゾモゾ

藍子「ふふ。加蓮ちゃんも、今起きたばっかりなのかな?」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:08:42.53 ID:dsF9acmL0
加蓮「……ぁー……。なんか、あったかい……?」

藍子「おはようございます、加蓮ちゃん」

加蓮「あれ……。藍子がいる」ニヘ

藍子「はい。藍子ですよー?」エヘヘ

加蓮「ここどこー?」オキアガリ

藍子「足湯カフェですよ。ほら、コンセプトカフェその2ってことで、取材に」

加蓮「ぁー……あー。あぁ。そういえばそうだっけ。私、やっぱり寝ちゃってたか」

藍子「顔、洗って来ますか?」アハハ

加蓮「ん〜〜〜〜〜!」ノビ

加蓮「もう! 絶対こうなるから行きたくないって言ったのにっ」

藍子「いいじゃないですか〜。のんびりする為の足湯なんですよ? のんびりしましょうよ〜」

加蓮「のんびりするのはいいけどさ……」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:09:12.66 ID:dsF9acmL0
藍子「ほら、あっちにも。テーブルに突っ伏せて、おやすみされてる方がいますよ」

加蓮「そんなに疲れてたのかな? そういえば駐車場にトラックが停まってたよ。結構いっぱい」

藍子「ここ、運転手さんの間では有名なスポットみたいですよ。特に、トラックの方には」

藍子「あ、でも最近ではいろいろな人も来るようになったみたいです」

加蓮「藍子が宣伝したらもっといっぱい人が来そうだね」

藍子「そうなるといいですね」

加蓮「喉乾いちゃった。藍子、何か飲む?」

藍子「それなら……。何か、ジュースがいいかな? 今、ちょっぴり甘い物が飲みたい気分かもっ」

加蓮「オッケー。じゃあ取ってくるねー」

藍子「お願いしますっ。味は加蓮ちゃんにお任せしますね」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:09:42.56 ID:dsF9acmL0
加蓮「……」

藍子「……?」

加蓮「……」

藍子「……」

加蓮「……藍子にお願いしていい? ほら、たまには」

藍子「へ?」

加蓮「ね、ね。たまにはお願いっ」

藍子「はあ。じゃあ、私が行ってきますね?」

加蓮「いってらっしゃーい♪」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:10:12.55 ID:dsF9acmL0
藍子「……」

加蓮「……?」

藍子「……」

加蓮「……」

藍子「……やっぱり、加蓮ちゃんが行ってきてくれませんか?」

加蓮「えー」

藍子「加蓮ちゃんが行ってきてください」

加蓮「やだよ。藍子が行ってきてよ」

藍子「加蓮ちゃんが」

加蓮「藍子が」

藍子「加蓮ちゃんっ」

加蓮「藍子!」

藍子「む〜」

加蓮「むー」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:10:42.34 ID:dsF9acmL0
藍子「そうだ。やっぱり顔を洗ってきた方がいいですよ。加蓮ちゃん、まだねぼけまなこになってます」

加蓮「藍子こそ、身体がのびきってないでしょ。肩がだらーんとなってるし。歩いたらスッキリするんじゃない?」

藍子「ドリンクバーですよ。ほら、そこにドリンクバーがありますよ〜。加蓮ちゃんの大好きなドリンクバーですよ〜」

加蓮「ほどほどにお客さんもいるみたいだし、今のうちに許可とって写真とか撮っておきなさいよ」

藍子「私が行ってしまうと、加蓮ちゃんがカバンやスマートフォンを漁りそうです。だから私はここを離れる訳にはいきません」

加蓮「藍子こそ私のいない間に何かするでしょ。なんで私のスマフォの待受が猫になってんのよ」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:11:12.35 ID:dsF9acmL0
藍子「何もしませんよ」

加蓮「するって」

藍子「しません」

加蓮「する」

藍子「しません」

加蓮「藍子ならやる!」

藍子「それは加蓮ちゃんですっ」

加蓮「私もするけど藍子もする!」

藍子「するって言いましたね!? なら私は行きません! ぜーったいにいきません! 加蓮ちゃんが行ってくればいいじゃないですかっ」

加蓮「私だって行かないし!」

藍子「ふんっ」プイッ

加蓮「ふんっ」プイッ
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:11:42.34 ID:dsF9acmL0
藍子「……」

加蓮「……」

加蓮「……正直に言いなさいよ」

藍子「……加蓮ちゃんこそ、はっきり言ったらいいじゃないですか」

加蓮「足湯から出るのが辛いから行けません、って! ほら! 正直になりなさいよ!」

藍子「正直になりなさいって加蓮ちゃんが言いますか!?」

加蓮「だって私だし?」

藍子「じゃあ私だって私ですっ」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:12:12.36 ID:dsF9acmL0
加蓮「……それなら、こうしようよ」

藍子「……どうするんですか?」

加蓮「一緒に行こう。こう、せーの、で足をお湯から出して。それなら平等でしょ?」

藍子「確かに。どっちが行くんだって喧嘩も、終わらせられますね」

加蓮「そうそう」

藍子「では、いっせーの、で足を出しましょう」

加蓮「いっせーのっ」

藍子「でっ」

加蓮「……」シーン

藍子「……」シーン

加蓮「……出なさいよ! せーのっ、って言ったでしょ!」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:12:42.45 ID:dsF9acmL0
藍子「加蓮ちゃんこそ! 1ミリも動いてないじゃないですか!」

加蓮「5ミリくらいは動いてるし!」

藍子「何ですかその細かいの!? 出てないんだから同じです!」

加蓮「なんで今日の藍子はこんなに頑固なの! ここに来る時といい今といい!」

藍子「わたしにだって譲れないことはあるの!」

加蓮「もっと別のに意地張りなさいよ!」

藍子「いじっぱりばっかりの加蓮ちゃんに言われたくないもんっ!」

加蓮「……」ポカン

藍子「……」ハッ

藍子「……な、なんですか」

加蓮「……いや別に」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:13:12.40 ID:dsF9acmL0
加蓮「ならこんなのはどう?」

加蓮「私はドリンクバーに行って、私の飲み物と、藍子は甘いジュースだっけ? を持ってくるから、藍子はほら、写真取って、ついでにそこのパンフレットを取ってきてよ。で一緒に見よう」

藍子「なるほど。別々に行動して、持ってくるんですね」

加蓮「今度は、ワンツースリーって言うから。あ、スリー、って言い終えた瞬間だからね?」

藍子「なら私が言いますね。わん、つー……」

加蓮「……」

藍子「……」

加蓮「……」

藍子「……」

加蓮「……言いなさいよ!!!」

藍子「ごめんなさい〜〜〜! でもそのっ……うぅ……だって、ここあったかくて、気持ちよくて……」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:13:42.38 ID:dsF9acmL0
藍子「加蓮ちゃあん……! 今日だけ、今日だけですから!」ウルウル

加蓮「うぐ。そ、そのあざとい感じやめてよ。その感じを出せば誰でも言うことを聞いてくれると思って……」

藍子「ううぅ〜」ウルウル

加蓮「……………………」

加蓮「……ここ藍子のおごりだからね!」ザバッ

藍子「! ありがとう加蓮ちゃんっ!」

加蓮「ったく!」フキフキ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:14:12.35 ID:dsF9acmL0
……。

…………。

加蓮「ただいま」

藍子「ふわぁ〜♪」ヌクヌク

加蓮「……ただいま」

藍子「あ、おかえりなさぁい加蓮ちゃん……。えへ〜」ホケー

加蓮「……」

藍子「やっぱり、足湯っていいですよね〜。ずっとこうしていたいなぁ……♪」ホケェ-

加蓮「……」(ジュースとパンフレットをテーブルに置く)

加蓮「……」(右頬を叩く)

藍子「あたっ!?」

加蓮「……」(左頬も叩く)

藍子「あうっ!」

加蓮「……」(おでこをぶっ叩く)

藍子「いったぁ! さ、3回もたたかなくても!」

加蓮「ごめん。つい」スッ

藍子「そう言いながら4回目の準備をするのやめてください!!」

加蓮「ごめん。つい」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:14:42.66 ID:dsF9acmL0
加蓮「はいジュース。っと」スワル

藍子「ひゃ」

加蓮「ぁ〜、足湯やっぱり気持ちいい……。眠くなりそ……。次何かあったら絶対藍子の番だからね。絶対だからっ」

藍子「……」ジー

加蓮「……? どうしたの藍子。お湯が散っちゃった?」

藍子「あ、ううん……」ジー

加蓮「いや、だからどしたの……」

藍子「……なんとなく、ですけれど……。最近、加蓮ちゃんが隣に座ることが増えてきたなぁって」

加蓮「そだっけ」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:15:13.73 ID:dsF9acmL0
藍子「一緒にコラムを書いた時や、おじいさんの時計と謎解きのカフェに行った時もそうでしたよ」

藍子「それに……ほら、この前も。一緒に写真を撮った時に……えへへ」

加蓮「……どしたの急に?」

藍子「う、ううんっ。なんでもないですっ」

加蓮「?? でも言われてみれば、そういうことも結構あるんだね」

藍子「こうしているとなんだか、加蓮ちゃん――」

加蓮「うん」

藍子「普通の友だちみたいだなぁ、って」

加蓮「じゃあそれまでは?」

藍子「加蓮ちゃんは……加蓮ちゃん?」

加蓮「??」

藍子「今の加蓮ちゃんは普通の友だちで、前の加蓮ちゃんは加蓮ちゃんなんです」

加蓮「????」

藍子「だから、今の加蓮ちゃんは普通の――」

加蓮「繰り返せってことじゃないっ」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:15:42.25 ID:dsF9acmL0
藍子「どうしたら伝わるかな……。……じー」

加蓮「伝わらないからってじっと見られても……。でも、藍子の言いたいこと、ちょっと分かるかも。いや分かんないけど」

藍子「どっちなんですか〜」

加蓮「藍子だってさ、藍子なんだけど……」チャプチャプ

加蓮「こうしてると、普通の友達みたい」

藍子「そういうことですよ。よかった、伝わりましたっ」

加蓮「よかったねー」チャプチャプ

藍子「よかったー♪」チャプチャプ
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:16:12.41 ID:dsF9acmL0
加蓮「そもそも友達って何なんだろ」

藍子「うーん……? あ、ジュース、頂きますね」

加蓮「んー」

藍子「ごくごく……ふうっ。美味しい♪」

加蓮「ファミレスに一緒に行ったら友達とか? じゃあ、カフェに一緒に行く藍子とは友達じゃないのかな」

藍子「どっちでもいいじゃないですか」

加蓮「藍子がそれ言う?」

藍子「それなら今度、ファミレスに行きますか?」

加蓮「ああいうところって約束して行くものでもないでしょ。ノリで行くとこでしょ」

藍子「カフェなら?」

加蓮「それはー……約束して行くところかも?」

藍子「ふふっ」

加蓮「約束がしたいだけなのかな」

藍子「カレンダーを見る度に、楽しみになれますよね」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:17:46.41 ID:dsF9acmL0
加蓮「今日も私はメロンソーダー」ゴクゴク

藍子「ごくごく」

加蓮「……ドリンクバーってそれこそファミレスでしょ普通。ここって何なの?」

藍子「足湯カフェですよ?」

加蓮「雰囲気ファミレスだけどね。ほらあっち、親子連れ」チラ

藍子「お父さんがぐったりされてますね。お疲れ様です」ペコリ

加蓮「お疲れ様です」テアワセ

藍子「そのポーズだと、ご愁傷様です、みたいになりますよ?」

加蓮「じゃあ、ご愁傷様です」フカブカ

藍子「ご愁傷様ということは、お墓参りとかでしょうか」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:18:44.49 ID:dsF9acmL0
加蓮「男の子はつまらなさそうにしてるねー」

藍子「やんちゃな子には、退屈な場所かもしれませんね」

加蓮「あ。でも足ちゃぷちゃぷってさせてる。かわいー♪」

藍子(……私たちもさっき同じようにやってましたよね? って言うのは……やめておきましょう)アハハ

加蓮「?」

藍子「ふふ、なんでも」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:19:44.11 ID:dsF9acmL0
藍子「ん〜〜〜〜♪ いつまでも、のんびりしちゃいそう……」

加蓮「足、ちょっとふやけてきちゃったかもー」

藍子「あ。そういえば、パンフレットを取ってきていませ――」

加蓮「行かないからね」

藍子「……もう。じゃあ、あとで一緒に行きましょうね?」

加蓮「む。藍子が落ち着いてる。なんかムカつく」

藍子「どうしてですか〜」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:20:12.46 ID:dsF9acmL0
加蓮「もっとこう、ムキになる藍子ちゃんとか見てみたいなー?」

藍子「むきになる……。こんな感じに?」プクー

加蓮「期待した私がバカだった」

藍子「えー」

加蓮「やっぱり人に期待しちゃダメだよね。どうせ裏切られるんだから」

藍子「加蓮ちゃん……。って、口元、笑ってるじゃないですか。手で抑えててもバレバレですよ」

加蓮「たはは」

藍子「くすっ」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:20:42.32 ID:dsF9acmL0
加蓮「藍子ならこの後、どこに行きたい?」

藍子「私?」

加蓮「足湯とか温泉とか、行った後」

藍子「うーん……。のんびり温まった後は、体を動かしてみるのもいいかもしれませんね」

加蓮「あー」

藍子「ほら、温泉にはお散歩コースがあるじゃないですか」

加蓮「遊歩道とかだよね。あるあるー。景色が綺麗だったり、遊ぶ場所があったりするよね」

藍子「そういえば、このカフェにはそういう場所は……」キョロキョロ

加蓮「ないみたいだね、残念」

藍子「要望書に書いちゃいましょう。お散歩コースがほしいです」カキカキ
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:21:12.45 ID:dsF9acmL0
加蓮「……」(頬杖をつきながら眺めてる)

加蓮「……ぷっ」

藍子「?」

加蓮「ううん。そういえばこうして隣から眺めるのって初めてかも、って思って」

藍子「さっきのお話の続きですか?」

加蓮「かもね。で、見てたらなんだか面白くなっちゃった」

藍子「じゃあ私も加蓮ちゃんを眺めてみることにします。じー」

加蓮「こらこら。アンケートを書き終わってからにしなさい」

藍子「そうでした。ええと、例えばみんなでわいわいできる遊歩道とか――」

加蓮「ぷくくっ」

藍子「……もう。何回も笑われると、書けなくなっちゃいますよ」

加蓮「だってさー。ただのアンケートなのに、藍子、すごく熱心にしてるから。なんだかおかしくて」

藍子「む〜」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:21:43.00 ID:dsF9acmL0
加蓮「ね。そういえばさ、ドリンクバー以外に何も注文してないよね。藍子、何か食べる?」

藍子「そういえば――」グー

藍子「!」ハッ

加蓮「あははっ。すみませーん」

加蓮「えーっと」

加蓮「……」

加蓮「……藍子、何がいい?」

藍子「私は、このホットサンドとスクランブルエッグの――え? これは朝限定なんですか?」

藍子「あ、本当だ。書いてありましたね。ごめんなさいっ」

藍子「それなら、こっちの……ミニ玉子丼で」

加蓮「……」ジ-

藍子「加蓮ちゃんは?」

加蓮「あ、じゃあ私はこの、今日のオススメ? のパンケーキで」

藍子「お願いしますっ」ペコッ

加蓮「お願いします」

……。

…………。
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:22:12.38 ID:dsF9acmL0
――数分後――

藍子「いただきますっ」アムッ

加蓮「いただきます」アーン

藍子「もぐもぐ……。……! たまごがふんわりしてて美味しいっ。ご飯も、すごく食べやすくて、あったかい……♪」

加蓮「これ私もグルメリポやらないといけない感じ?」

藍子「はっ。今のはつい……。カフェで食べたものをコラムに書いてるからですっ」

加蓮「いやそんなにムキになんなくても」

藍子「ムキになってほしいって言ったの加蓮ちゃんですっ」

加蓮「あ、そだっけ」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:22:43.09 ID:dsF9acmL0
加蓮「しょうがないなー、私もアイドルだってところを見せてあげよう」キリッ

加蓮「あーん」モグモグ

藍子「じー」

加蓮「うん。パンケーキおいしー♪」

藍子「…………」

加蓮「あむあむ……。む。なにふぉの、」ゴクン

加蓮「何その目。美味しいんだから別にいいじゃん」

藍子「パンケーキ……」ジー

加蓮「……、ほしいの?」

藍子「…………えへ」アーン

加蓮「玉子丼のすぐ後に食べるんだ……。いいけど」ハイ

藍子「あむっ」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:23:12.58 ID:dsF9acmL0
藍子「もぐも……ぐ……。……な、なんだか口の中が変な感じに」

加蓮「そりゃそーでしょ……。私はいらないか――」

藍子「じゃあ次は、加蓮ちゃんの番っ」ハイ

加蓮「らね……。いらないからね?」

藍子「そう言わずっ。ほらほら」ハイ

加蓮「いらないってば」

藍子「私だけもらっちゃうのは悪いですから。ね?」ハイ!

加蓮「いや私にもその"へんなかんじ"を味わわせたいだけでしょ」

藍子「ね?」ハイッ!

加蓮「……はいはい」アム
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 19:23:29.04 ID:m252BMG9O
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加蓮「……」モグモグ

加蓮「……あれ? 案外いけるくない?」

藍子「あれっ?」

加蓮「玉子丼のふんわりした感じと、さっきまで食べてたパンケーキのこう、
ご飯とは違うけどご飯みたいなほどほどの甘さ……ビター感? がいい具合にさ、混ざり合って」

加蓮「いけるよこれ! 玉子丼パンケーキ。絶対いけるって!」

藍子「えぇ……」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:24:43.12 ID:dsF9acmL0
――さらに数分後――

藍子「ごちそうさまでした」パン

加蓮「ごちそうさまでした」パン

<ぶぶぶぶっ

加蓮「あ」

加蓮「……あー」ポチポチ

藍子「連絡ですか?」

加蓮「連絡……かなぁ。さっき言ってた玉子丼パンケーキさ、未央に提案してみたんだ」

藍子「未央ちゃんに……ってあれ本気だったんですか!?」

加蓮「そしたら一言。「それはない。」って。ほら見てよこれ、スタンプすらない」

藍子「あ〜……」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:25:12.56 ID:dsF9acmL0
加蓮「やっぱないのかなー」

藍子「せめてご飯とご飯か、スイーツとスイーツとかにしましょうね」

加蓮「じゃあ私ポテトとかサンドイッチを担当するから、藍子はスイーツね」

藍子「はーいっ。……あれ、これ私もやるんですか?」

加蓮「何言ってんの。カフェマスターでしょ?」

藍子「関係あるのかな……?」

藍子「お腹いっぱいになったら、また眠くなっちゃいました。ふわ……」

加蓮「足湯もそろそろ飽きてこない?」

藍子「そうですか? 私はまだ、あと5時間はここにいられますよ〜」

加蓮「5時間」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:25:42.55 ID:dsF9acmL0
藍子「じゃあ、加蓮ちゃんは足を出せるんですか? パンフレットをお願いします、って言ったら取ってきてくれますか?」

加蓮「……、ま、たまにはのんびりするのもいいかなー」

藍子「♪」

加蓮「しょうがないなー」グニー

藍子「って、ほっへのばふぁないで〜」ペチ

藍子「もうっ」

加蓮「ふふっ」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:26:12.52 ID:dsF9acmL0
加蓮「……」

藍子「……」

加蓮「……しゃらしゃらっていってるね。水の音だよね」

藍子「そうですよ。ずっと、綺麗な音が聞こえます」

加蓮「ふぁ……。あはは、私まで眠くなっちゃったかも」

藍子「ふふっ」

加蓮「ちょうど、お客さんが少なくなる時間なんだね……。急に寂しくなっちゃった」

藍子「……出ますか?」

加蓮「んー、いい。もうちょっと、音を聞いてたいかなぁ」

藍子「なら、私も」

加蓮「……」

藍子「……」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:26:43.02 ID:dsF9acmL0
藍子「そういえば、加蓮ちゃん」

藍子「……あ」

藍子「お話しても、いいですか?」

加蓮「いいよ。何?」

藍子「はい。この間、ファンレターをもらったんです。女の子から」

加蓮「やったじゃん」

藍子「えへへ。……その子、私が行ったカフェに行ってみたそうですよ。ほら、前に行った、郊外の静かな場所の」

加蓮「うんうん」

藍子「店員さんと、お話もしたそうです。ちょうど、あまり人のいない時間帯だったみたいで、盛り上がったって」

加蓮「店員ってあの時の女の人?」

藍子「かもしれませんね。その時に……私たちのことも、聞いたそうなんです」

加蓮「えっ」

藍子「私と、加蓮ちゃんのこと」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:29:19.94 ID:dsF9acmL0
加蓮「私達のことって……待って。変なこと吹き込まれてないよね? 私あのカフェで何したっけ?」

加蓮「確かパンケーキ食べて藍子を手伝って、田舎の話をし――」

藍子「あはは。大丈夫ですよ、加蓮ちゃん……一応、私たちもアイドルですから。
詳しいことを聞いたのではなくて、このカフェに私たちが来たことを確認したくらいって。その後は、別のお話で盛り上がったそうですよ」

加蓮「そ、そうだよね。よかった。……あはは。藍子に"私たちもアイドルだから"って言われる日が来るなんて」

藍子「私だって、言う時には言うんですからっ」

加蓮「でも"一応"って言ってるのはマイナスかなー」

藍子「うぅ。厳しいです」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:30:12.29 ID:dsF9acmL0
加蓮「で、その子がどうかしたの?」

藍子「ファンレターには……。応援していますって言葉と、加蓮ちゃんがすごいアイドルだってことが書いてありました」

加蓮「……藍子へのファンレターなのに、私のこと?」

藍子「ふふ。加蓮ちゃんの出た番組を見たそうです」

加蓮「なんだか照れるね、こーゆーの」

藍子「あと……うらやましいですって言葉が書いてありました」

加蓮「うらやましい?」

藍子「その子、カフェに1人で行ったみたいなんです」

加蓮「あぁ」

藍子「私も、1人で行くことはよくありますけれど……。たぶん、そういうことじゃないですよね」

加蓮「だろうねー」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:32:42.65 ID:dsF9acmL0
藍子「でも、店員さんとは仲良くなれたそうですよ」

加蓮「すごいじゃん。その子って女の子なんだよね? 大人じゃん」

藍子「大人ですね」

加蓮「もしくは藍子」

藍子「? はい」

加蓮「いや。その女の子は大人か、藍子と同じだなーって。すぐカフェの人と仲良くなれるところとか」

藍子「……ふふ。加蓮ちゃん、さっきちょっぴり緊張」

加蓮「してないから。あれは藍子が何注文するか聞きそびれてただけだから」

藍子「はいはい。そういうことにしておきますね?」

加蓮「ホント違うからね……。とりあえずお湯、散れっ」ピチャ

藍子「わっ。もうっ、スカートが濡れたらどうするんですか〜」

加蓮「散れっ」ピシャ

藍子「こらっ」ゲシ
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:33:12.66 ID:dsF9acmL0
加蓮「ふうっ。その子ってさ、実は大人びすぎてて周りと話が合わないとか?」

藍子「はい。書いてありました。加蓮ちゃんが言うようなことが」

加蓮「あー」

藍子「なんとなく合わない、って」

加蓮「そっかー……」

藍子「加蓮ちゃんとなら、仲良くなれそうかな?」

加蓮「……さぁね。藍子の思う通りなら、藍子の方がむしろ仲良くなれるんじゃない?」

藍子「そんなことないですよ〜。だって、ほらっ」チャプチャプ

加蓮「たはは。それなら私もなんだけどね」

藍子「もっと、心を軽くさせてあげられたらいいな……」

加蓮「頑張れゆるふわ」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:34:13.28 ID:dsF9acmL0
藍子「ねぇ、加蓮ちゃん」

加蓮「ん?」

藍子「実はさっきから、少しだけ体が動かしたくて」

藍子「加蓮ちゃんじゃないですけれど、足湯も、ちょっぴり飽きちゃったのかもしれません」

藍子「でも――」

藍子「やっぱり今日は、もうちょっとだけ、のんびりしてもいいですか?」

藍子「隣同士、いっしょに」

加蓮「……しょうがないなぁ」

藍子「ありがとうございますっ」

加蓮「しょうがないなぁ」

……。

…………。
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:35:13.04 ID:dsF9acmL0
――後日・高森藍子のコラムより一部抜粋――

足湯を楽しめるカフェです。温泉というよりは、レストランに近いのかもしれません。
賑やかな場所だけれど、目を閉じていると、水の「しゃらしゃら」って音が、すーっと染み渡って、それがすごく心地よくて――





これは、私たちが座った窓際の席の写真です。お昼前から夕方まで、ずっとのんびりしてしまいました。
こうしていると、大人になれた気分……♪
でも、時々足をちゃぷちゃぷってしたくなっちゃいますよね♪

どっちも楽しめちゃうのが、足湯カフェなんです!


――左下に小さな吹き出しがある――

↑藍子ちゃんのなまあしー♪(by加蓮ちゃん)
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/29(日) 19:35:42.62 ID:dsF9acmL0

おしまい。
読んでいただき、ありがとうございました。
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 02:22:40.67 ID:oNqQvuYDO
おつですー
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