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姫川友紀「引っ越したい」
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66 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:40:42.70 ID:vsUYPYm+0
P「……そんなに、考えこまなくても良いんじゃないか」
友紀「だ、だけど、」
P「俺も少し思った。この話題、突っ込んで訊いてもいいやつなのかなって」
P「難しいよな、ああいう家庭環境とか、昔の話とかって。人によってはすげー繊細で……隠したかったり、公にしたくなかったり、様々」
P「そういう一面、多分誰にでもあるんだと思う」
友紀「……うん」
P「でも、今回は流れちゃったし。だから、こればっかりは仕方ない」
友紀「……」
P「志希も賢い奴だ。こっちが心配しなくたって、踏み込まれたくない領域とかは自分で線引きできてるだろ、きっと」
P「大して気にしてないかもしれないし、そんなの俺らには分からん。向こうが話すの飽きたって言うんだから、そういうことにしといてやるべ」
67 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:41:21.97 ID:vsUYPYm+0
友紀「男のお嫁さんがどう、ってやつは?」
P「あれだって、そこまで本気で議論したかった訳じゃないだろ別に」
P「ほら、最近の志希、男装したり花嫁衣装着たりで忙しかったろ? そういうの続いたから、なんかこう……性別について、色々と感じることがあったんじゃないかな」
友紀「……」
P「元々、発想が斜め上な子だとは思ってたし。自然にああいう考えに行き着けるのなら、それも立派な才能だよなぁ」
友紀「……あたしのこと貰うってのが、本気だったら」
P「いーやいやいや、それこそ1番の冗談だろ。真に受けんなって」
P「案外、寂しさから思わず口に出た、ってのが本音なんじゃないの。これだって俺の想像でしか無いけど」
P「……ま。もし本当に本気なんだとしたら、その時はまた向き合って考えなくちゃいけないだろうけどね」
68 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:41:57.06 ID:vsUYPYm+0
P「とにかく、ちょっと考えすぎ。1回リセットした方がいい」
P「そうやって相手の事情汲んで考えてやれるのはすごく良いことだし、大切なことだと思うけど。今のお前は、少しやりすぎ」
友紀「でも……」
P「大丈夫だよ。志希だって、お前のことそんな風にネガティブにしたくて言った訳じゃないんだから。多分」
友紀「多分かぁ」
P「難しく悩むことないさ。それぞれ、それなりの色んな事情抱えてやってんだから。友紀だってそうだろ」
友紀「……ん」
P「ちょっと考えて、それでも飲み込めないとしたら。そういうもんだなって、それで終わりにするのも正解だと、俺は思う」
P「どうしても気になるなら……次会った時にでも改めて聞いて、その時真っ直ぐ受け止めてやれば良い。そっちのが、お前らしいんじゃないか」
友紀「……そうかな」
P「だから、大丈夫」
69 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:42:24.93 ID:vsUYPYm+0
P「ハイ、そういう訳で。気分転換にでも行きませんか、ってのが俺の提案。チケット、あるんだろ」
友紀「ある……けど」
P「よし。出る準備するか」
友紀「……ホントに、良いの?」
P「あ? 何が」
友紀「だって、まだお仕事あるってさっき……」
P「だーから終わったって言ったでしょ」
友紀「……」
P「終わったものは終わった。これ以上はやれと言われてもやらない。文句ある?」
友紀「ない、です」
P「よろしい」
友紀「……ありがと」
P「ん」
70 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:42:51.93 ID:vsUYPYm+0
P「……あぁそうだ。乃々は、これからどうする?」
乃々「……まだ、ここに居ます」
P「ほんとに? 今ならユッキが奢ってくれるぞ」
友紀「えっ」
乃々「いえ……もりくぼ、お邪魔でしょうし……お留守番してますけど……」
P「そっか。なら、悪いけどよろしく」
乃々「はぁい……」
71 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:43:25.38 ID:vsUYPYm+0
P「電話とか来ても、出なくていいから。ちひろさんには、俺は打ち合わせ行ってそのまま直帰したって適当に言っておいて」
乃々「そ、それだと、もりくぼも共犯ということに……」
P「何が欲しい? 何でも良いぞ」
乃々「……ズルい大人ですね」
P「よく言われる」
乃々「こんなプロデューサーさんと一緒だと、もりくぼもズルを覚えてしまいそうなんですけど……こっそり帰ったりして……」
P「はっはっは、言ってろ。で、どうよ」
乃々「……考えておきます」
P「やったぜ、大人の仲間入りだ」
乃々「ずるくぼですので……」
P「この事は、3人の秘密ってことで。1つよろしく」
友紀「な、なんかごめんね、乃々ちゃん」
乃々「いえいえ、大丈夫ですよ……」
72 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:43:58.59 ID:vsUYPYm+0
P「じゃ行くか」
友紀「はーい」
乃々「お気を付けて……」
乃々「……欲しいもの」
乃々「一緒に、暮らす……とか?」
乃々「……むっ、むむ、む、むーりぃー……」
――
―
73 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:44:26.12 ID:vsUYPYm+0
――
―
友紀「はぁーー……」
友紀「打った!」
P「お疲れ」
友紀「打率は2割3分ってところかな。数字はちょっとイマイチ」
P「序盤がちょっと微妙だったからなぁ」
友紀「ロッテのチーム打率並みだね」
P「ンだとコラ喧嘩売ってんのか 今年はもうちょい打ってるわ」
友紀「えー、ホントにぃ?」
P「……あれ? 打ってるよね? 大丈夫だよね?」
友紀「あっはは、不安になる時点でダメダメじゃーん♪」
P「ぐぬぬ……」
74 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:44:54.70 ID:vsUYPYm+0
友紀「でも、尻上がりに良くなってったよ?」
P「おう、大した修正力だ」
友紀「最後にはホームランも打てたし! あたしは、あれで充分かな」
P「そーかい、そりゃ良かった」
友紀「外の空気吸って身体動かしたら、すっきりした!」
P「おう」
友紀「むつかしく考えるのも、やめ! やっぱりあたしには、こっちの方が向いてるや」
友紀「いつも通りで良いんだよね。あたしも、志希ちゃんとも」
P「そうこなくっちゃ」
友紀「次は志希ちゃんとも来れると良いな、バッティングセンター」
P「なら、どっか行かないよう見張っとかないとな」
友紀「うん!」
75 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:45:23.81 ID:vsUYPYm+0
友紀「付き合ってくれて、ありがとね」
P「良いの良いの、俺だってバッセン来たかったし」
友紀「その割にはあんま打ってなかったような」
P「2、3周打てれば十分なの。年だから」
友紀「年かー」
P「もう立派なオッサンだよ俺も」
友紀「それは言いすぎなんじゃ……」
P「それに、お前打ってるの見てる方が楽しいっつーか」
友紀「へ」
友紀「……へー。そうなんだ。ふーん」
P「……やっぱ今の無し。忘れて」
友紀「う、うん」
P「忘れろよ 絶対だぞ」
友紀「……ん」
76 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:46:36.15 ID:vsUYPYm+0
鷹富士茄子「あら、あれは……」
原田美世「お、プロデューサーさんに友紀ちゃんだ! おーい」
友紀「ふぉあ?!」ビク
P「む」
美世「やほー」
友紀「び、ビックリした……やっほー……」
茄子「やほー♪ ふふ、なんだか検索エンジンみたいですね」
友紀「それヤフーでしょ」
美世「ちょっとネタが古いような……って、友紀ちゃん大丈夫? なんか顔赤くない?」
友紀「そ、そんなことないよ?! 平気!」
茄子「ホームページみたいな顔色ですね」
友紀「確かにヤフーも赤いけど! そうじゃないから!?」
P「……えぇと」
77 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:47:08.50 ID:vsUYPYm+0
P「美世と……鷹富士さん、ですか」
茄子「はい〜♪ 鷹富士茄子と申しますー」
美世「あれ、プロデューサー初対面? じゃないよね?」
P「うん、前に打ち合わせで1回」
美世「ああ、冬の時!」
P「あの時顔合わせて、それ以来ですかね」
茄子「そうですねぇ……となると、お久しぶり? でしょうか」
P「あ、こ、こちらこそお久しぶりです……」
78 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:47:34.74 ID:vsUYPYm+0
P「2人で、お出かけですか?」
茄子「はい。美世ちゃんとデートしていました♪」
美世「ちょっと買い物あってさ。ついでに、ドライブしない? って」
P「どうも、仲良くしてもらって。いつもお世話になってます」
茄子「うふふ、こちらこそ。……あの、あんまりかしこまらなくっても良いんですよ、Pさん?」
P「いや そういう訳には……別部署の子ですし……」
茄子「まあ紳士的。お仕事の人なんですね」
P「や、そういう訳でもない、というか……うーん……」
友紀(……なんか、プロデューサー変じゃない?)ヒソ
美世(うん。たじろいでるっていうか)ヒソヒソ
友紀(緊張でもしてるのかな)ヒソソ
79 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:48:06.45 ID:vsUYPYm+0
茄子「そういうお2人は何を?」
P「えっ あ、ええと あの、ちょっと出かけてたって言うか」
美世「……そういえば。まだ終業時間じゃないような」
友紀「あっ」
P「ほら! 営業! 営業に来てたの! な、ユッキ」
友紀「え、あ うん。ソダネー」
美世「……キャップ被って?」
友紀「こ、これは ほら、あたしの正装! ユニフォームみたいなもんだから!」
茄子「カバンも持って?」
美世「事務所から帰る時みたいな格好じゃない?」
茄子「まるでそのまま遊びに行った、みたいな恰好ですね〜」
友紀「それは……その、えっと……」
友紀「ぷ、プロデューサぁ……」
P「……まぁ、こうなるよな」ハァ
80 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:49:09.98 ID:vsUYPYm+0
美世「……どういうこと?」
P「その、色々あってな?」
美世「サボり。いけないんだ」
P「いやいや、サボりじゃなくって。必要不可欠なことだったというか」
茄子「じゃあ、お忍び?」
P「お忍びでもなくって」
茄子「抜け駆け?」
P「何からですか……」
茄子「ハッ……! Pさんと友紀ちゃんも、デートを……?!」
美世「え」
友紀「ちょっと!」
P「あらぬ方向に話がどんどん膨らんでいく……。違います、そういうんじゃなくて」
81 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:49:37.18 ID:vsUYPYm+0
美世「じゃ、じゃあ……?」
P「……どこからどこまで説明したらいいんだか」
友紀「えと、志希ちゃんと話してて、身体動かしに行こうってなって……」
美世「やっぱりサボりじゃないの」
友紀「うぐ……」
P「……気分転換だよ、気分転換。美世もよくやるだろ?」
美世「え? んー……そりゃ、まあ」
P「な? ぷらっと出かけたくなる時、あるだろ」
美世「ちょっと海まで走ったり?」
P「山まで走ったり」
美世「湘南まで飛ばしたり」
P「それと同じようなもん」
美世「そっか、なるほど!」
P「よし」
友紀(ちょろっ)
82 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:50:05.23 ID:vsUYPYm+0
P「……そういう訳なんで、鷹富士さんも大目に見てもらえませんか」
茄子「ど、どういう訳なんでしょうか」
P「内緒にしててもらえると、助かります」
茄子「うーん……よく分かりませんが、そうですねぇ……」
茄子「ではナイショにする代わりに、私も何処かに連れて行ってもらえませんか?」
P「ぅえ゛っ」
茄子「すごい声出るんですね……私とお出かけ、そんなに嫌でしたか……」
P「あ いや、ちが、すみません」
茄子「Pさんに拒絶されてしまいました。くすん」
P「そうじゃなくって、ちょっと驚いただけっていうか……でもほら、担当も違いますし、ね?」
茄子「部署が違えば、一緒には行けませんか?」
P「そういうことでも無い、ですけど……」
茄子「私とは、お出かけできませんか」
P「……参ったな」
83 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:50:34.19 ID:vsUYPYm+0
美世「……じーっ」
友紀「……」
P「視線が痛い……」
茄子「あらあら」
P「助けてくれよぉ」
友紀「知ーらない」
美世「でれでれしちゃってさ」
P「……」
茄子「うふふ。心配しなくっても、今度友紀ちゃんともデートしてあげますよっ」
友紀「そういうことじゃないよ!」
P「あの、他の事じゃ駄目ですか……? 知らない男と2人で出かけるってのも、あんまり……ね?」
茄子「知らない訳ではないですけど……」
P「いやほら、関係ない人間、というか。アイドルなんですし、相手はもうちょい選ぶべき、というか」
茄子「……仕方ないです。お出かけの話は、とりあえず保留にして」
84 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:51:00.52 ID:vsUYPYm+0
茄子「では、私のことも名前で呼んでもらえませんか?」
P「名前?」
茄子「はい、『鷹富士さん』じゃなくって、『茄子』。 それで手を打ちましょう♪」
P「まあ、それくらいなら……」
茄子「ナスじゃなくて、カコですよ?」
P「知ってますよ……じゃあ、茄子さん」
茄子「もういっかい♪」
P「茄子さん?」
茄子「呼び捨てでも良いんですけどね? はい、もう1度」
P「茄子……サン」
茄子「ついでに、敬語も無くしてみましょうか。さんはいっ」
P「……あの、これくらいで勘弁してもらえませんか、マジで」
茄子「あらら。はぁい♪」
P「俺なんかからかって何が楽しいんだか……」
茄子「うふふ、ごめんなさい。友紀ちゃんに美世ちゃんの担当さんと、こんなところで運良くお会いできたんです。私もお近づきになりたくって」
P「そんな珍しいモンでもないでしょうに」
茄子「いえいえ、今日会えたのも何かの縁ですから。袖振り合うも、って言うでしょう?」
P「袖付きなんて着てないですけど……」
美世「なーんか妙に仲良くしちゃって」
友紀「むー…」
85 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:51:28.20 ID:vsUYPYm+0
P「なんの話してたんだっけ……」
美世「2人がサボってたって話だよ!」
友紀「そうだそうだ!」
P「お前さんはこっち側じゃなかったのか」
P「……いや違うってば、サボりじゃなくて」
美世「じゃあ何だっての?」
友紀「そもそも引っ越しの話だったよね」
P「それだ、それ」
美世「引っ越し? 誰が」
茄子「Pさんが?」
P「俺じゃないです」
茄子「では、お2人で一緒に? おめでとうございます♪」
P「だから俺じゃなくって」
茄子「なるほど、今日は住居探しにでしたか。籍はいつ入れられたんですか?」
P「違うって言ってんでしょ!!」
美世「おぉ……茄子ちゃん、からかう相手を見つけてイキイキしてるなぁ……」
友紀「……ふんっ」
――
―
86 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:52:10.86 ID:vsUYPYm+0
――
―
美世「友紀ちゃんが引っ越し、ねえ」
友紀「そういうこと」
P「つ、疲れた……なんで説明だけでこんな……」
茄子「お疲れ様です」
P「どうも……大体は鷹富士さんのせいですけど」
茄子「あら、もう下の名前では呼んでくれないんですか」
P「……茄子サンのせいデスケドネ」
茄子「うふふ、早く慣れてくださいね♪」
P「はいはい……」
87 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:52:47.62 ID:vsUYPYm+0
友紀「で、場所選びの参考にしようと思って色々話聞いてるところだったの」
茄子「なるほど……」
美世「不便といえば、そうなのかな」
友紀「事務所に行く分には、そうでもないんだけどねー」
美世「言ってくれれば、私が毎日でも送ってくのに」
友紀「そ、それは流石に申し訳ないよ……」
美世「そう? 気にしないけど」
P「すげえな車乗り 普通は気にするぞ」
美世「鼻の下伸ばし男はちょっと黙っててよ」ジト
P「伸ばしてないが」
友紀「そうだよ、茄子ちゃんとだけ仲良くお話してれば良いじゃん」
P「ひどくない? 風当たりが強すぎる」
茄子「あらら……」
88 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:53:31.52 ID:vsUYPYm+0
【B 原田美世の場合】
友紀「美世ちゃん、引っ越しのコツとかなんか知ってるのある?」
美世「こ、コツ……うーん、そう言われてもなぁ」
友紀「やっぱり、したことないとぴんと来ないよねー」
美世「こればっかりはね……」
茄子「……あら? 美世ちゃん、出身こちらでしたっけ」
美世「ううん、石川」
茄子「では、お引っ越しは……」
美世「ちっちゃい頃、ずーっと前にね。昔はあっちに住んでたんだけど、親の都合でこっち来たの」
茄子「そうだったんですか」
美世「引っ越し、一応経験はしてる筈なんだけど……もう十何年も前だし。全然覚えてないんだ、引っ越しの時のこと」
茄子「ほうほう……」
89 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:54:46.27 ID:vsUYPYm+0
茄子「……むむ。となると、美世ちゃんは実家通いということでしょうか」
美世「うん」
友紀「美世ちゃんち、すっごく広いんだよ?」
茄子「お家が?」
美世「いやいや、そんなことは……」
友紀「車庫が」
美世「そっち!? 確かに自分でもちょっと思うけど!」
茄子「まあ……」
友紀「実際家もおっきかったけど。でも、やっぱ目に入るのは車庫の方だったなぁ」
美世「アレだよ、お父さんも車好きでさ。家族で使える用にって、家の隣にばーんと建てたらしいんだ」
友紀「前見た時なんかね、車とかバイクが2、3台ずつ、ででーん! って並んでるの。あたし、車屋さんかと思っちゃった」
美世「あはは……まぁ、ウチの全部入るとああなるよね」
茄子「全部美世ちゃんのですか?」
美世「ち、違う違う! 親のも合わせてだよ! 流石に、あんなに持てないって」
茄子「冗談ですよ〜♪」
90 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:55:16.69 ID:vsUYPYm+0
茄子「でも、なんだか素敵です♪ ご家族揃って車好きって」
美世「んー……ま、家庭の影響も大きいよね、確実に」
美世「家のガレージなかったら、そもそも車もバイクも意識することは無かったろうし。自分で買うこともできなかっただろうなあ」
友紀「確かに……車のことまで考えると、家ってかなり大事だよねぇ」
美世「そうそう。後は、近くにあるディーラーさん!」
友紀「ホントの車屋さん?」
美世「うん、ウチがずっとお世話になってるところ。よく顔出してたし、あそこの影響もあるね、絶対」
友紀「おぉー……車好きになるべくしてなった、みたいな感じなんだ」
茄子「ご両親と環境に感謝、ですかね」
美世「本当だよ。……いやホント、車もバイクも好きにできてるの、完全にウチのおかげだわ……」
茄子「ふふ。じゃあ、私もいつか、その原田家にご挨拶しに行かないとっ♪」
美世「挨拶……? 何の挨拶かは分かんないけど……遊びに来るんならいつでも良いよ! 迎えに行くから!」
友紀「迎えに行くのがメインなんだ……」
91 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:55:51.57 ID:vsUYPYm+0
【C 鷹富士茄子の場合】
美世「茄子ちゃんは?」
友紀「引っ越し、どんな感じだった?」
茄子「そうですね……かく言う私も、ほとんど両親に任せてしまいましたから……」
友紀「地元、島根だっけ」
美世「遠いよねぇ。休憩しながらでも、半日はかかるかな」
友紀「やっぱり車で行くのが前提なんだね……」
美世「もちろんっ」
茄子「お仕事機能が現実にあれば、移動もあっという間なんですけどね」
友紀「何の話?」
茄子「もしくは、この前追加された営業機能でしょうか。あれだと5人までしか一緒に行けませんけど」
美世「パレードの時とかもそうだよ」
茄子「凸凹スピードスター、イベント絶賛開催中でーす♪」
友紀「ねえ待って ほんとに何の話してるの」
92 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:56:23.14 ID:vsUYPYm+0
美世「そもそも、茄子ちゃんがこっちに来た理由って?」
友紀「あ、話戻った」
美世「遠いのによく来たよね。やっぱ進学?」
茄子「……短大に入学したのも確かに理由の1つです。でも……」
友紀「でも?」
茄子「実は……地元に嫌気が差してしまって」
友紀(おぅっふ……また重そうなのが来ちゃったぞ)
茄子「幸か不幸か、何故か何でも上手くいってしまう地元での生活……。退屈、安寧……その他諸々……」
茄子「何より、パソコンも無い島根での田舎暮らしなんて耐えられない……!」
友紀「あ、これは冗談だな」
美世「冗談だね」
友紀「島根にだってパソコンぐらいあるでしょ」
美世「イマドキのデジタル現代を舐めちゃいけないよ」
茄子「まぁありましたけど」
友紀「やっぱり」
茄子「てへ♪」
美世「可愛く言っても誤魔化されないからね」
93 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:57:21.79 ID:vsUYPYm+0
友紀(……あれ? そういえば、いつの間にかプロデューサーいないや。どこ行ったんだ)キョロ
茄子「パソコンはともかく、進学でこちらに越してきたというのは本当ですよ?」
美世「そうじゃなかったら茄子ちゃんの何を信じて良いのか迷子になるところだよ」
友紀(意地悪したから帰っちゃったかな……悪いことしたかも)
美世「家はどうやって決めたの?」
茄子「えぇと……こちらに越すことが決まって、近くの良さそうなアパートとかを探していたんです。そうしたら……」
美世「そしたら?」
友紀(……あ、いた あんな所に。しゃがんで何やってんだろ)
94 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:58:12.18 ID:vsUYPYm+0
茄子「『知り合いが以前住んでいたマンションを紹介してあげようか』、って親戚の方に声をかけて頂いて」
美世「へぇ」
友紀(んー……尻尾みたいなのがチラチラ動いてるの見える。猫とでも遊んでるのかな)
茄子「問い合わせてみたら、偶然にもお部屋が1つ空いてまして」
美世「偶然」
茄子「そこが、たまたま学校にも歩いていけるぐらいの位置にありまして」
美世「たまたま」
茄子「防犯やその他諸々、親戚の方のお墨付きもあって、あれよあれよと言う間に母が決めてしまったんです」
美世「するするーっと決まったんだ」
茄子「まぁ、私も特に不満はなかったので」
美世「タイミングが良かったんだねぇ。……運が良かったというか、なんというか」
茄子「住居選びに苦労しなくて、ラッキーでした♪」
友紀(くふふ。いじけてノラ猫と戯れるなんて、結構カワイイところあるじゃん)
95 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:58:43.48 ID:vsUYPYm+0
茄子「私の時は、こんな感じでしたね」
友紀「……全く、しょうがないなぁ」
美世「友紀ちゃん?」
友紀「ハッ。な、なにかな」
美世「話聞いてた?」
友紀「あ、うん。聞いてたよ? 茄子ちゃんの運がすごくて、部屋探しに困らなかったって話でしょ?」
茄子「はい♪ ……ごめんね、あんまり参考にならなくて」
友紀「そ、そんなことないよ! タイミングとか、色々大事ってのは分かったし!」
茄子「良いところ、空いているといいですね」
友紀「うんっ!」
美世「友紀ちゃんは一体何見てたの………あー」
96 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/06(月) 23:59:17.63 ID:vsUYPYm+0
茄子「あら、Pさんあんなところに」
友紀「うん。居ないなーと思ってさ」
茄子「ネコちゃんでしょうか? ふふ、かわいいですね」
美世「うーん……ちょっといじりすぎちゃったか」
茄子「ダメですよ? あまり担当さんをいじめちゃ」
美世「そっちこそ、あんまウチの人からかいすぎないでよ? 不機嫌なると割とめんどくさいんだから、あの人」
茄子「まぁ……"ウチの"ですって。よくできた奥様ですわね」
美世「そういうところだよ私が言ってるのは!?」
茄子「あらまぁおほほ。すみませ〜ん♪」
美世「もう……プロデューサーさんのとこ行こっか、友紀ちゃん」
友紀「おっけー!」
――
―
97 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:01:29.64 ID:bPhsI1Ty0
――
―
美世「……それじゃ、私まだ寄りたい所あるから」
茄子「私たちはこれで〜♪」フリフリ
友紀「またねー!」
美世「引越し、何かあったらいつでも呼んでよ? 手伝うからさ!」
友紀「ありがと! また明日っ」
P「帰り道、気をつけてなー」
美世「お互い様!」
茄子「では失礼しますね、Pさん」
P「あ、はい。次はお仕事で」
茄子「うふふ、はーい」
友紀「ばいばーい!」
98 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:01:56.39 ID:bPhsI1Ty0
P「……行ったか」
友紀「うん」
P「ふはぁーー……やれやれ……」
友紀「え、えぇ……なんでそんな疲れてるの」
P「……誰かさんたちが散々おちょくってくれたからな」ジロ
友紀「う……」
P「3人寄れば姦しい、なんて言うけどさ。途中からマジで居心地悪くって、もうね……」
友紀「ご、ごめんね」
P「謝らなくて良いよ。何度も言うけど、仲が良いのに越したことはないし。あと、俺に鷹ふ……茄子さん耐性が無いのが悪い」
99 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:02:24.07 ID:bPhsI1Ty0
友紀「……プロデューサーさ、もしかして、茄子ちゃん嫌い?」
P「あぁいや、そんなことはないんだ。ただ……」
友紀「?」
P「……白状すると、ちょっとだけ苦手意識、というか。慣れてない、というか」
友紀「はぁ……?」
P「ほら、茄子さんってさ。あんな美人の癖に、突拍子もない冗談とか当たり前のように投げ込んでくるだろ?」
友紀「……」
P「初対面の時からあんなだし。ギャップっていうか、温度差になんか面喰らっちゃって」
P「面白い人なんだなーとは思うんだけど、距離感とかどうしても……」
友紀「……ふーん。なるほどね、ふーん」
P「……あれ、ユッキ?」
友紀「美人だって。あたし、そんなこと言われた覚えないや。茄子ちゃんみたいのが好みだったんだね」
P「えっ ちょ 待って」
友紀「道理で仲良く話が弾むわけだ。美世ちゃんにも教えてあげよーっと、ふーん」
P「待て待てまてまて。言葉の綾だろ、好みとかそういうのじゃなくてだな……」
100 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:02:56.22 ID:bPhsI1Ty0
友紀「……へへ、なーんちゃって」
P「え」
友紀「どうどう? 茄子ちゃんみたいだった?」
P「……冗談?」
友紀「うん!」
P「か、勘弁してくれよ……」
友紀「ごめんごめん」
P「これ以上はマジで胃と心臓に悪い」
友紀「安心してよ、別にもう怒ってないから」
P「……すんませんでした」
友紀「何が?」
P「茄子さんとばっかり話してて?」
友紀「よろしい。次はもっと、あたしたちにも構うこと!」
P「はい……」
友紀「♪」
P(なぜ俺が怒られているんだ)
101 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:03:25.39 ID:bPhsI1Ty0
友紀「さてと。それじゃ、今日はもう飲みにでも行こっか!」
P「は?」
友紀「どこがいいかな。居酒屋? ビール買ってって、家で飲むのも良いよ?」
P「いやいや待ちなさい、何をそんな急に」
友紀「構ってくれるんじゃなかったのー」
P「それとこれとは話が……てか、引っ越しはどこ行ったんだよ」
友紀「だって今すぐってわけでもないし」
P「……そりゃまあ」
友紀「色々話聞けて、今日はもう満足だなーって感じする!」
102 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:04:03.47 ID:bPhsI1Ty0
友紀「場所決めたしっかりした理由とか、其処に住んでる事情とか。みんなそれぞれちゃんとあってすごいなぁって」
P「比奈とか美世は、分かりやすかったよな。趣味と住居がリンクしてるというか」
友紀「うんうん。茄子ちゃんとか志希ちゃんは……ゴーリテキ? ヒツゼンテキ? に住む場所が決まった、みたいな」
友紀「でも、別に不満がありそうな感じでもなかったし。今の生活にはそこが合ってるんだろうな、って感じたよ」
P「十人十色、様々だ」
友紀「あたし、そういうのないからさー。ただただ感心っていうか」
友紀「最初はさ、思い立ったが吉!って思って。プロデューサーに話聞いてもらって、何となく決めようかと思ってたんだけど」
P「うん」
友紀「でも他の人の話も聞いてたら、もうちょっと考えなきゃいけないのかなー、とか思ったりもして」
P「……ほーん」
友紀「場所が人を作るというか。足元さえちゃんとしてれば、場所も人も自ずと固まっていくっていうか。過去の自分がいるから今の自分がいる、みたいな? そういうの、なんか良いなぁって思った」
P「……」
103 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:04:34.30 ID:bPhsI1Ty0
P「……最後のはよく分かんなかったぞ」
友紀「……あは、確かに。あたしも途中から、自分で何言ってんのか分かんなかった」
P「急に難しいこと言い始めたと思えば……」
友紀「とにかく! あたしもああいう、此処で良かった、みたいなの欲しい!」
P「子どもか」
友紀「良いじゃん別に! そういうのあった方が楽しいでしょ、絶対!」
P「んー……まぁ、そうかもしれんけど」
友紀「でも、今すぐに見つかるものでもないし。必ずしもみんなの近くに住まなきゃいけないなんてこともないし」
P「それは、確かに」
友紀「こうしてふわふわしたまま考えるより、何か明確な指針がある方が、案外あっさり決まるかもじゃん?」
友紀「だから、今日のところはこれでおしまいにしようと思うの。これだ!ってのが見つかるまで、ゆっくり探してみることにしようかな、って思いました!」
104 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:05:30.41 ID:bPhsI1Ty0
友紀「どうかなっ」
P「……ま、お前がそれで良いんなら、良いんじゃないの」
友紀「良いんですぅー」
P「はいはい」
友紀「というわけで、飲みながらでも一緒に考えてみようね」
P「い、今から……?」
友紀「当然!」
P「マジかよ……明日も仕事……」
友紀「ほら、歩いた歩いた! 良い汗かいたし、今ビール飲んだら絶対気持ちいいって♪」
P「はぁ……しかたない……」
友紀「……ねえねえ」
P「おん?」
友紀「最後にさ、プロデューサーの話も聞かせてよ」
105 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:06:39.07 ID:bPhsI1Ty0
P「俺?」
友紀「うん。いやほら、参考までに、というか。何というか」
P「……まぁ、別にいいけど」
友紀「っしゃー!」
P「言っても、大したことあるわけじゃ無いぞ?」
友紀「良いの良いの! じゃあもしだよ? もし引っ越すなら、どんな家が〜とか……」
…………。
――
―
106 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:07:23.38 ID:bPhsI1Ty0
――
―
〜数日後・姫川宅〜
友紀「ただいまぁ……」
友紀「だあぁ゛ーー、、つかれたぁー……」ドサリ
友紀(なんか今日めっちゃしごかれたんだけど……最近LIVEとかあったっけ……?)
友紀(トレーナーさん機嫌悪かったのかなぁ……うぅ、腕動かすのだる……だるすぎてダルビッシュなんですけど……)
友紀「……くだらないこと言ってないで、シャワー浴びてもう寝ちゃお」
107 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:08:08.20 ID:bPhsI1Ty0
友紀(慣れたもんだよね、この家も。来たばっかの時は、シャワー1つにしたっていちいちお兄ちゃんに聞いてたくらいだったのに)
友紀(他にも、トイレにベッドにストーブとか、何でもそうだ。もうすっかり慣れちゃって、当たり前みたいに使ってる)
友紀(台所は……うん。たまに使うし。たまに。セーフセーフ)
友紀(引っ越しちゃうと、君たちともお別れなんだねぇ……まだ決めた訳じゃないけどサ)
友紀(そう考えると、別れるのがなんとなくさみしいような、そんな気がするよ……なんつって)
友紀「……あ、シャンプーの詰め替え買っとかないとな」
――
―
108 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:09:10.12 ID:bPhsI1Ty0
友紀「へっへへ……冷蔵庫にビール1本残ってたぜ」カシュ
友紀「……ぅあ〜、うまっ。お風呂上りのビール、犯罪だよこれ……」
友紀(どれどれ、今日のキャッツの結果は……お、勝ってる!)
友紀(決勝打は……良いねえ良いねえ、若手が頑張ってるのは)
友紀「……あ、ロッテが負けてる。しかもボコボコだ。ぷぷぷ、今どんな顔してっかな」
友紀「明日、それとなく慰めてあげよーっと。ねー? ねこっぴー」
109 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:10:15.02 ID:bPhsI1Ty0
友紀(このねこっぴーくんは、ウチに来てどれくらいだっけ。あの写真は、あっちのユニフォームは……)
友紀(まだ住んで全然経ってないと思ってたのに……こうして見回してみると、部屋の中の住んでる形跡、みたいなのがいっぱいだ。こういうのも、一気になくなっちゃうんだろうなぁ)
友紀「まぁ、引っ越したところで同じような部屋になるんだろうけど」
友紀「……引っ越し」
友紀「うーん。やっぱり、まだピンと来ないや」
友紀「場所探しもイマイチ進まないし。下手すりゃ、事務所とか駅までが逆に遠くなっちゃうとこばっかだし」
友紀「みんなのとこから近くに、とは言ったものの。近けりゃどこでも良いってんでもないしなぁ……」
友紀(結局。これだっていう決定的な理由は見つからないまま、住居探しはまだ続きそうな予感)
110 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:11:43.34 ID:bPhsI1Ty0
友紀「部屋のイメージは何となくできてるんだけどなぁ。えーと……玄関あってー、キッチンあってダイニングがあってー」
友紀(他には何て言ってたっけ。角部屋がいい、とか言ってたような気が)
友紀(あとは……スーパーとかに近い方が良いらしくって……それで、アクセスも便利で……)
友紀(テレビ置くスペースだけは必ず確保しなきゃ……おっきいやつ買って、一緒に野球みるんだぁ……)うとうと
友紀「……へへ。それまでは、まだちょっと、もう少しここで暮らすのでもいいかなぁ」
友紀「ふわぁ……もうねむいや……また今度考えよ……」
友紀「おやすみ、ねこっぴー……♪」むにゃ
おわり。
111 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:16:15.85 ID:bPhsI1Ty0
【おまけ 森久保乃々の場合】
P「ところで、乃々の引っ越し事情は」
乃々「……もりくぼ、寮に住まわせてもらってるので……」
友紀「あ、そっか」
乃々「でも、こんな感じだったら……みたいなのは、いくつか」
P「ほう?」
乃々「森の中に、お家を建てるんです……俗世を離れて、1人……」
友紀「おおー」
乃々「そこで家具やインテリアを揃えて……リスや小鳥さん、森の生き物さんたちと一緒に暮らすんです……」ポワワ
P「どうぶ○の森かな?」
乃々「それでそれで……お仕事もなくて……理想郷……平和な……うふふふ……」ポワポワ
P「……あ、精神が向こうにお引っ越ししてしまった」
P「しゃーない、これはもう放っておこう」
友紀「う、うん。じゃあね乃々ちゃん……」
乃々「リスさん……へへぇ……」
112 :
◆uMEAzbBMSc
[saga]:2018/08/07(火) 00:16:42.44 ID:bPhsI1Ty0
おまけもおわり
茄子さんはボイス実装おめでとうございました
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/07(火) 05:45:37.01 ID:26aSf7Olo
乙
ゆっき可愛い
WFDはイイゾ
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/07(火) 07:41:18.95 ID:MKAyaj5go
乙カレー
かわいすぎてハゲそう
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 06:59:41.47 ID:J7hxkj8iO
こんなに長いのに中身がスカスカすぎる
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