春香「AM@ZON」

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30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/27(月) 18:18:46.10 ID:p5f/HbWF0
「……私を、食べて」

「あ、あ……、あ……」





「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!!!!」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/27(月) 18:25:07.14 ID:p5f/HbWF0
内側から抉られるような衝撃

やっぱり痛みは感じないけど、視界は徐じょに、くもっていく

これが、せいかいだとは、おもって、ない

でも、なにかが

わたしの

なか、の

なに



が、

……、
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/27(月) 18:25:52.04 ID:p5f/HbWF0
ここで私、『天海春香』の意識は途絶えました
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/27(月) 18:38:18.47 ID:p5f/HbWF0
────

──

「おいおい、なんだこれ……」

「清掃班への心配か?」

「そんな訳無いだろ。こっちに決まってんだろ」

「……やはりレジスターからの反応はありません」

「『ヤツ』に先を越された後かと思ってきたからこれかよ」

「どうする?」

「どうするって……」

「おーい!お嬢から連絡だ」

「……なんて来ている」

「『どちらも生きている状態で回収しろ』だそうだ」

「どうしますか?」

「どうもこうも……。雇い主からの指示通りに動くしかないだろ」

「了解しました」

「ったく。すんなり害虫駆除じゃ終わんねぇのかよ」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/27(月) 18:47:48.00 ID:p5f/HbWF0
【1ヶ月後】

千早「……」

美希「千早さん、どうしたの?」

千早「美希……。もう撮影は終わったの?」

美希「うん、ミキの分はもう終わったの。だから千早さんを呼ぶよーにって」

千早「そう……」

美希「……」

千早「……」

美希「やっぱり千早さんも納得いかない感じ?」

千早「……ええ。ずっと1ヶ月考えてきたけど、やっぱりおかしな話だと思う」

美希「だよね。急に3人もアイドル辞めちゃうなんて」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/27(月) 18:54:22.45 ID:p5f/HbWF0
それはちょうど1ヶ月前

朝一番に春香と四条さんが事務所を辞めたことを伝えられた

その時私は一瞬で様々な事を想像したが、その顔で察したのかプロデューサーからは

「2人は一身上の都合で辞めただけ」

と言われた

それを聞いてほんの少しの間だけ安心した

少なくとも2人の身に何かが──、そんな話ではなかったということ

そしてその直後に湧いてくる何故あの2人が?なぜ同時に?

それ以上をプロデューサーに聞いても何も答えは返ってこなかった
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/27(月) 19:23:08.24 ID:p5f/HbWF0
『おかけになった番号は現在利用されておりません』

夕方、春香の家を訪れたがそこは更地になっていた

まるで初めから何もなかったように

先週私がお泊まりしたのも嘘のように

もう、どう考えればいいのか分からず、様々な感情が頭の中で入り乱れ私はその場でへたれ込み涙を流していた

春香は──、
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/27(月) 19:46:09.55 ID:p5f/HbWF0
その翌日、それは本当に不自然だった

どのメディアにおいても2人の引退が一切話題にされない

まだ2人とも名前が売れてきたばかりなのでテレビで取り扱わないのは分からなくもないが、アイドルの専門誌ですらも一切出てこない

ネット掲示板でも春香たちに関することを書こうとすると

『404エラー』

ファンクラブも消され、ファンでさえもなにもアクションを起こさない

それこそまるで本当に2人がいなかったように……

ここで私はある考えに至る

2人は何か、それこそ国家規模のとんでもない事に巻き込まれているのではないかと

そして更に翌日、水瀬さんが事務所を辞めた事を聞かされると同時に疑惑は確証に変わる
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/27(月) 21:15:11.77 ID:XbiM+YSR0
アマゾンズと聞いてさっきまで命だった物を辺り一面に転がしに来ました
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/27(月) 22:21:24.49 ID:0Lw+Wzv3o
溶原性だったっぽいな
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 18:39:06.28 ID:zcgl6zW50
一応水瀬さんは海外留学というもっともらしい名目ではありました

ですが、あんなにも仲の良かった高槻さんさえも、そのような話をしていなかったというかなり不自然でした

それから立て続けに3人も辞めるという事態には他のメンバーも堪えたようで、この1ヶ月の間に私と美希以外は活動を休止してしまいました

社長からも落ち着くまでは休んではどうかと勧められましたが、私たちは敢えて続けることにしました

全ては真相を知る為に
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 18:49:37.44 ID:zcgl6zW50
千早「そうね。でも、私たちには仕事があるわ。今はそれに集中しないと」

[どうだった?]

美希「そうだね。まだあっちは準備中みたいだから……、それまでラジオの台本打ち合わせでもしよっか」

[口止め?みたいなことはされてるみたい]

千早「……じゃあ、ここから」

[知ってそう?]

美希「この話題は次の曲に合わなそうなの」

[見た感じ3人の件はスルーって感じ]
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 18:58:51.05 ID:zcgl6zW50
台本の打ち合わせという形での情報交換

もしこの件の規模が私の想像通りなら、私たちも監視されているかもしれない

ならば少しでも誤魔化せるようにと筆談で交わす

自然な形で

現に2週間ほど前から事務所には見慣れない人達が彷徨くようになったから

今の私たちはもう、誰も信用出来ない
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 19:02:24.83 ID:zcgl6zW50
スタッフ「準備ができましたよー」

千早「はい、今行きます」

美希「……」

[続きは次の現場で]

美希「……」

千早「美希?」

美希「頑張ろう、ね」

千早「……!ええ」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 19:09:35.49 ID:zcgl6zW50
決して表情には出ないよう瞳を濡らす美希は実に頼もしく見えた

彼女も春香を姉のように慕っていたからこそ、こうして私と共に動いてくれている

だからこそ私は守らなければならない

危険な事をしているかもしれない

だからこそ彼女だけはどんなことがあったとしても
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 19:14:57.21 ID:zcgl6zW50
カメラマン「はい、ではまずそのベンチで──」

千早「こうですか──」

カメラマン「いえ、もう少し──」

美希「このほーが──」

カメラマン「では、それを──」

千早「……あまりこれは──」

美希「でもでも──」

カメラマン「うーんそれなら──」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 19:19:01.56 ID:zcgl6zW50
たんたんとこなす仕事ではあるが、今ではこの時間が唯一の落ち着ける時間になっている

この時間だけは前とは変わらないものだから

強いて言えばその隣に春香がいない

それだけの、とても大きな違いはあるが
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 19:27:05.03 ID:zcgl6zW50
美希「これでおっけー?」

カメラマン「はい。ではそのまま、」

ガチャンッ

カメラマン「ぐっ……!」

美希「!?」

千早「大丈夫ですか?」

カメラマン「す、すいません。ちょっと、気分が」

バタッ......

千早「きゅ、救急車を!」

カメラマン「ぐ、ぐぅっ……!」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 19:30:15.56 ID:zcgl6zW50
スタッフA「2人は控え室の方にお願いします!」

スタッフB「大丈夫ですか!?」

カメラマン「……も、もう、ダメかっ!!」

スタッフB「取り敢えず仰向けに!」

カメラマン「に、逃げ、あ、ああ……」

「がああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁ!!!!!」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 19:43:03.12 ID:zcgl6zW50
叫び声と同時に倒れ込んだカメラマンの体から蒸気の様なものが勢いよく吹き出す

スタッフB「なにこ」

直後、カメラマンの近くにいたスタッフの私たちの視界から消えた

美希「……ドッキリ?」

だがそれは消えた同時に私たちの足元に転がり込んできたボール……、スタッフの頭部で否定される

そして蒸気が消えた時、それは姿を現す

「Aaaaaaaa……」

人ではない何かがそこには立っていた
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/28(火) 21:08:42.62 ID:Pgj69Ava0
伝説のヒモ呼ばないと・・・
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 14:06:48.91 ID:wptvbjmn0
千早「美希!」

強引に彼女の肩を押しながら走り出す

じっくり観るまでもない

アレは正真正銘の化け物だ

逃げる以外にアレから生き延びれる選択肢はない

幸いもアレは私たちとは別の方向を向いていたのか追ってくる様子はない

だが、背中にはあの現場にいたスタッフ達の悲鳴と絶叫が絶えず響いてくる
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 14:13:49.70 ID:wptvbjmn0
千早「美希、まだ走れる!?」

美希「う、うん」

千早「ひとまずは下の階に降りるわよ」

美希「それからどうするの……?」

千早「タイミングを見計らってこの建物から脱出、その後に警察へ連絡ね」

美希「今すぐしないの?」

千早「ここでするのは色々踏まえても危険だわ。今1番優先すべきは自分の命を確保することよ」

美希「……」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 14:21:22.93 ID:wptvbjmn0
現状で1番不味いのは、生き証人が居なくなること

この建物内には私たちと撮影スタッフ以外がいなかった事を考えると、あの化け物の目撃者は私たちしかいない

必ず1人は生きてこの状況を外に伝えなければならない

美希だけでも、必ず
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 14:27:47.77 ID:wptvbjmn0
美希「千早さん」

千早「なに?」

美希「声が、止んでるの」

千早「えっ……」

それはつまり

「Aaaaaaaa……」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 14:35:52.09 ID:wptvbjmn0
千早「危ない!」

それは真っ直ぐ美希へと向かい高速で伸びくる

咄嗟に美希を押しのけ、

ドシュッ

千早「がっ……!」

美希「千早さんっ!?」

肩に生じる痛み

アレの手から伸びた針状のものが私の肩を貫通している

「Aaaaaaaaaaaaaaaa!!」

千早「っ!!!」

強引に持ち上げる様に引き抜かれ、肩口から血が吹き出す
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 14:45:03.11 ID:wptvbjmn0
まだ致命傷ではない

だが、いよいよこれは腹を括らざるを得ない状況だ

「Aaaaaaaaaa……」

美希「血が、血が!と、止めなきゃ、」

千早「美希!!」

美希「っ」

千早「逃げなさい」

美希「で、」

千早「早くっ!!」

美希を後ろへ押しのけ、壁に駆け寄り消化器を引っこ抜き投げつける

火事場の馬鹿力と言うのが働いているのか、消化器は私の普段の腕力を無視して飛んでいく

「!!」

だが呆気なく叩き切られる

あと2本
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 14:54:05.08 ID:wptvbjmn0
背後から足音が遠のいていく

美希は逃げてくれたようだ

この場に残るのは私と化け物

「Aaaaaaaaaa……」

千早「ここから先へは行かせない!」

消火器を掴み投げつける

反応が遅れたのか今度は頭にぶち当たる

「Aaaa!」

多少は効いているようだ

頭を抱えるように悶えている

これなら何とか
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 15:02:25.37 ID:wptvbjmn0
千早「っ!」

続けざまにもう1本

これで最後だが、怯んでくれるなら私も逃げる隙が

「Aaaaaaaaaa!!!!」

だが、その目論見はあっさりと切り裂かれる

化け物の身体中から針が飛び出し、私の投げた消火器は当たることなく針に突き刺さり静止する

千早「なっ……!?」

針が引っ込みごとりと消火器が落ちる

1本だけなら回避も出来そうだが、あの量は……

「Aaaaaaaaaa!!」

詰み、か
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 15:11:42.90 ID:wptvbjmn0
化け物の全身から針が更に量と勢いを増して飛び出す

千早「っ!」

全力で後ろへ飛び退くが、

千早「づあっ!!」

庇うように出した腕と脚に突き刺さる

そしてそのまま横薙ぎに体を壁に打ち付けられる

千早「かっ……」

ゴキリッと、何処かの骨が折れる

針が抜けるが、私はそのまま受身も取らずに倒れ込む
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 15:19:39.62 ID:wptvbjmn0
「Aaaaaaaaaa……」

近づいてくる足音

ぽたぽたと何かが落ちる音もする

逃げないと……

千早「ぁ……、」

でも、もう声を出すことすらままならない

べちょりと顔に液体がかかる

腐臭に似た匂い

視線を上げると化け物が口からそれを垂らしながらこちらを見下げている

唾液か

つまり私は食べられるのか
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 15:33:12.10 ID:wptvbjmn0
髪を掴みあげられ強引に体を持ち上げれる

そして化け物は私の首元にその口を大きく広げながら近づいてくる

迫る、死

だが、今の私は動くことも、声を出すことも、涙を流すことも出来ない

人間は死ぬ間際に走馬灯が流れると聞いたことがあるが、それすらもない

ただ、脳裏に浮かぶのは、嘗て事故で失った弟の顔、こんな私に妹の様に懐いてくれた美希の顔

そして、

千早「……春香」

私のただ1人の親友の顔

千早「さようなら」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 15:35:13.26 ID:wptvbjmn0
「それはまだ早いよ」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 15:44:32.00 ID:wptvbjmn0
勢いをそのままにぶん殴る

義手の人工皮膚が剥がれるのも無視して拳を振り抜く

どうもこの実験体は耐久性が低いのか、そのまま綺麗にぶっ飛んでいく

その直後耳に怒鳴り声が飛び込む

『あんたなに勝手に突っ込んでのよ!!』

「ごめんごめん!でも、助かったわけだし、」

『ったく。まあ、言うことを聞かないのはいつも事だけど』

「あはは……」

『下にも潜んでたみたいだけど、もう処理は済ませてるわ。そこも含めて今のところ2名の生存者と言ったところかしら』

「ならここはこれで最後かな」

『そうね。じゃ、任せるわよ』

「はーい」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 15:52:39.84 ID:wptvbjmn0
「まあ、この程度で沈んだら苦労はしないよね」

「Aaaaaaaaaa……」

ゆっくりと実験体は起き上がる

「よし、やろっか」

「待って!」

くいっと、ズボンの裾を引っ張られる

「……なに?救護班は呼んでるけど、喋らない方がいいよ」

「……春香、なの?」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 15:57:57.33 ID:wptvbjmn0
「……」

「答えてっ!」

「私を見て、それは決めて」

──あらいいの?あんなに会いたがっていたのに

今の私はもう、『天海春香』じゃないから

──面倒ね。本質はなにも変わらないのに

それを決めるのは私じゃないから

だって私は、
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 16:14:51.66 ID:wptvbjmn0
『ζ ゼータ』

「……アマゾン!」

『All kill! All kill! Death to all...』

「!!!」

「今の私には殺すことでしかあなた達を救えないから……」

──だからあの子以外は殺して救ってあげる
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 16:16:57.69 ID:wptvbjmn0
END
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 16:33:51.47 ID:wptvbjmn0
短い内容をダラダラと続けてましたが、ここで終わりです
ここまでを前編にした後編も考えていましたが、ただの長たらしい説明で終わりそうだったのでやめました

この後考えていた設定等を載せますので、その後のストーリーについてはそらでご想像の程をお願いします
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/01(土) 20:50:40.56 ID:6JtJjCsm0
えっこれからじゃん・・・
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/01(土) 21:14:58.97 ID:uL7RSNIXO
順当。展開も面白くないし注意書きもない時点で察し。無駄だからもう書かなくていいよ
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/01(土) 22:25:29.79 ID:OumT5G560
ここからなのに……まあ、乙
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 00:02:42.46 ID:gPW4rQVK0
用語

765プロ
・アイドル事務所
・今現在は千早と美希の2名しか機能していない

アマゾン
・アマゾン細胞から生まれた人工生命体
普段は人間と変わらない姿をしている
しかし、ヒトのタンパク質を好む食人細胞を持つ
・嘗ては後述の野座間製薬によって作られ管理されていたが、2年前のとある事件で4000匹が脱走した
四条貴音もその内の一体
・左腕には食人衝動を抑制する抑制剤を注入する『アマゾンズレジスター』が着いている
これの有無がアマゾンを見分ける唯一の方法でもある
が、2年分しか入ってないので貴音の様に抑制剤が切れると食人衝動が抑えられなくなりアマゾンへとその姿を変える

野座間製薬
・強大な力を持つ製薬会社
だった
2年前のとある事故で会長含めた重役が死亡(処理)されてしまった為、現在は大元である水瀬グループが乗っ取る形で業務を続けている
・アマゾンを作って事故で逃がした諸悪の根源

水瀬グループ
・巨大財閥
・様々な業界にその根を張っており、野座間製薬も下部組織の1つであった
後に乗っ取る

駆除班
・名目は水瀬伊織の執事である新堂管轄の護衛部隊
しかし、その実態は逃げたアマゾンの駆除と研究を目的とした組織
・だが、四条貴音と天海春香の1件で御令嬢直々に指揮を執る形となる
・他にも似たような組織はグループ内には存在しており、一部はこの駆除班と同じようにアマゾンを使っているという噂もある
・現在は天海春香と四条貴音が所属している
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 00:21:48.94 ID:gPW4rQVK0
天海春香



アマゾンとして覚醒した四条貴音に右腕と内蔵の4割を奪われるが仮死状態で発見される
その後失った臓器をアマゾン細胞の移植によって補い復活する

シグマ✱と違い、完全に死亡した状態から生まれた訳では無いので感情はある
だがその代わりに明確に個別の意志を持つ別人格が発現している

体液がアマゾンズレジスター内に含まれる抑制剤と似たような性質になっており、野座間製薬が存在しない現在では唯一の抑制剤製造機である

左腕上部に謎の円形状の器官が存在している
これが一連の仮死状態や抑制剤効果を生み出しているのでは考えられているが、現状はどのような機能を持つ器官かは不明
1人の科学者が独断でメスを入れ中を調べようとしたところ、爆発的に発生した何かのエネルギーにより消し飛んだ事から以降は触れないようにされている

四条貴音を含めた実験体(アマゾン)に対して母性本能に似たような感情を抱いている
現状では貴音1人しか生かせることが出来ない為、彼らを救う為に殺している

先の事は特に考えておらず、今は自分が仲間だと思う者を守る為に闘っている



✱死体にアマゾン細胞を移植して作られたアマゾン。基本的に生前の感情はない
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/02(日) 01:02:26.81 ID:JcmFR2PaO
うわっ、くっさ…
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 01:08:37.70 ID:gPW4rQVK0
仮面ライダーアマゾンゼータ

『ZETA』

『All kill! All kill! Death to all...』

天海春香が変身するライダー

他のライダーとは違い生身がほぼ人間の為、変身後の大部分は特殊装甲で覆われている
素の性能はほかのライダーの2/3程度
イメージ的にはニュー・オメガに更に追加で全身に装甲を増やした感じ
モチーフ生物は不明

その代わり特殊な武装が全身にセットされており、他のライダーと比べてもバラエティに富んでいる

左腕上部には特殊なピンが付いており、これを抜くと中の器官が刺激され、爆発的なパワーを得る
全身のヒレ状の部分が肥大化し、一転して生物のような外見になる
しかし、この状態になると理性が吹き飛び、放つ言葉も半ば奇声となる



使用品
・アマゾンズドライバー
既存の物と同系統に近い物
嘗て野座間製薬に務めていた科学者が作ったのを、グループの科学者が模倣して作ったので、厳密に言えば別物

・アマゾンシールド
前腕に沿うように取り付けられた、2枚の鋭利なファン
ガードの際はこのファンを高速回転させて攻撃を防ぐ
勿論これを押し付けてすり減らすことも出来る

・アマゾンシャワー
掌に設置されている体液発射機
目くらましの他、実験体の殆どがこれを浴びると動きが悪くなる傾向がある為、割と使える
しかし、過度に使えば貧血になるので使用には注意が必要

・アマゾンスパイク
足の裏から出される鋭い杭
速力アップの他、蹴りの殺傷能力も高められる

・アマゾンマイク
マウスクラッシャー近くに付けられた拡声器
発せられた声を特殊音波に変換し、聴覚に優れたアマゾンの弱体化が可能

・アマゾンアンカー
背中と腰の左右計4箇所に設置された移動補助機
環境に左右されるが、基本スペックの低さをこれを用いて補う

・アマゾンパージ
追加装甲を全て吹き飛ばす
特殊ピンを抜いた場合に使用可能
キャス○オフ
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 01:16:08.40 ID:gPW4rQVK0
四条貴音


キツネアマゾン
事故で逃げ出した4000匹の内の1体

今現在は週一で天海春香の体液を摂取することで己の中の食人衝動を抑えている

事件後は天海春香を母のよう慕っている

割と早い時期に既に食人衝動が出ていたのだが、別の物を食べまくることでそれを抑えていた
これが意図せず腹ぺこキャラになっていた
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/02(日) 01:22:27.91 ID:gPW4rQVK0
考えていた設定は以上です

後日別スレでサラっと補完程度はするかもです

何だかんだ追っかけてくれてた人もお疲れ様でした

それでは
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/02(日) 01:22:57.58 ID:xGAF44m0o
そういうのはSS内で説明しろよ
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/02(日) 03:38:44.69 ID:WYOjV/USO
補完程度ならこのスレでやってくれ
どうせHTML化されないんだし
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