春原「おい岡崎、あそこに可愛い子がいるぞ!」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/25(土) 06:47:46.68 ID:mUoZrsoy0
春原「しかもかなり清楚なタイプっぽいしアタックしてみようかな?」

岡崎「勝手にしろ。てかお前いつも逃げられてんじゃねーか」

春原「だーいじょうぶだって!よぉし!いざ、参らん!」

春原「ねぇねぇそこの君!今時間ある?」

「えっ?……まぁありますけど……」

春原「おぉ!!ならさ、俺とあともう1人連れが居るんだけど一緒にどっか行かない?君の行きたいとこでいいからさ」

「なら……今ちょうどお腹が空いているんでお昼ご飯を食べたいですね」

春原「いよっしゃあ!!よーし!岡崎!美味い飯屋に行くぜ!!」

岡崎「へーへー、ていうかよく逃げられなかったな、そんな不良みたいなナリしてよ」

「そんな事ないですよ。男らしい感じで良いと思います」

春原「ウッヒョォッ、そんな事言ってくれるだなんて嬉しいなぁ!いいよいいよ!昼メシは俺が奢ってやるぜ!」

岡崎「お前チョロすぎな、とりあえず行くか」

岡崎(でもどっかで会ったことあるような顔なんだよな……)

「…………」

女装理樹(ほんと、チョロいもんだよ)



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1535147266
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/25(土) 07:00:35.24 ID:mUoZrsoy0
理樹(なんで僕がこうやって女装してるのか、別に女装趣味な訳ではない)

以前、来ヶ谷達に女装をさせられたのち、今度は街に繰り出してみようとの話になった。

来ヶ谷「はっはっは、少年とは思えないほど女性っぽくなったな」

理樹「そんなぁ……」

(一日中街を歩いて分かったのは……とりあえず都会はナンパが非常に多い。そして、僕と来ヶ谷さんも例外ではなかった)

ナンパ師「よっ!そこのお二人さん!今暇?」

来ヶ谷「あいにく、私は今友人との時間を楽しんでいるのでな。また今度にしてもらおう」

(と言った具合でいとも簡単にあしらう来ヶ谷さんであったが、ふと思った)

(こうやってナンパされておけばタダ飯にありつけるのではないか、もっと言えば良いものを買ってもらえたりするのではないか、と)

(事実、他の場所ではナンパ師について行って昼ご飯を食べたり、映画などを見に行ったりしてる女性もそれなりにいる)

(それで、以前から朝早くに起き、女装をして街に繰り出してみたのだが……)

(どうも僕は声をかけられやすいようだ。多分一日で10回は声をかけられた。お陰で映画も観れたし昼ご飯もタダ、なんか高そうなネックレスまで貰ってしまった。ちなみに当然このネックレスはメル◯リで売り払った)

(て言う具合に、下半身に頭が支配されている連中をカモにしているのだが……)

(まさかこの2人に出会うなんてね)

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/25(土) 07:20:27.29 ID:8nd78Ys/0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534797340/
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/25(土) 07:34:26.39 ID:c2YUWglhO
(以前古河ベイカーズとリトルバスターズが試合をした際に知り合った2人、特に朋也の方と仲良くなったんだけど……)

理樹(て言うかホントに陽平はナンパしてるんだ……こんなチャラそうな見た目の人怪しすぎて普通逃げるよ……)

春原「あれ?どうしたの?早く行こうぜ!」

理樹「あっ、ゴメンゴメン、今行きます」

理樹(ま、いいか。今日はこの人たちにきーめた)

レストラン

春原「さぁさぁ今日は俺の奢りだよ!好きなもの頼んでいいからね!」

岡崎「ならまず俺が頼むとするか」

春原「お前は自腹じゃアホ!」

理樹「アハハッ、面白い人達ですね」

春原「そういえば君、名前はなんて言うの?」

理樹「あぁ、そう言えばまだ名乗ってませんでしたね、私の名前は『理香』って言います」

春原「ほぉ〜理香ちゃんかぁ……可愛い顔に似合う名前だねぇ」

岡崎「調子いいヤツ……」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/25(土) 07:50:31.40 ID:c2YUWglhO
以降はデート中理香表記になります


理香「うぅ〜ん、これすごく美味しいですねぇ」パクパク

春原「美味しいねぇ〜、というか君ホントよく食べるね、下手すりゃ俺より食ってるんじゃない?」

理香「あっ……すみません。はしたなかったですかね……///」カァッ

春原「」ズキューーン!!

春原「い、いやいやそんな事ないよ、メチャクチャ可愛いよ……」

春原(おい!岡崎も見ろよ!こんな可愛い子中々居ないぞ!)ヒソヒソ

岡崎(まぁ確かに可愛いな……)

岡崎(控えめに言って確かにこの子は可愛い。と言うか相当な数のナンパをされてきたのだろうか、凄く場慣れしている)

岡崎「て言うか理香はやっぱり何度もこんな感じで声をかけられてるのか?」

理香「はい…中には強引に連れて行こうとする人もいて結構怖かった思い出もあります。貴方達は今まで会った中で一番紳士な人たちだと思いますよ」

春原「ウヒヒヒヒ、だってよ岡崎!俺紳士だってよ!聞いたか!?」

岡崎(いや社交辞令だろ)

岡崎(ただ、ナンパされまくってるのは本当だろうな……可愛いだけじゃなくていかにも大人しそうな黒髪ロング、それでいて薄化粧だ。どんなに可愛くてもケバいメイクをしてたら敬遠されるものだからな)

理香「エヘヘヘヘ……」

春原「いやー笑った顔も最高だねぇ〜俺惚れちゃったよ」

理香「わ、私も……陽平君の笑った顔、かなりイケメン寄りだと思います……」///

春原「オヒョヒョヒョォ〜〜そ、そんな事言わないでくれよう!これ以上言われたら俺……本気で好きになっちまうよ!!」

理香、岡崎(キモい)







6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/25(土) 07:51:13.85 ID:c2YUWglhO
肝心の2人の自己紹介忘れてました。まぁ移動中に名乗ったと言うことにしておいて下さい
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/25(土) 08:00:22.50 ID:c2YUWglhO
昼食後

理香「今日はありがとうございました!おふたりのおかげで楽しく過ごせました」

春原「いや〜こちらこそ、こんな楽しい時間を過ごせて良かったですよ!」

岡崎「俺も楽しかったよ、今日はありがとな、こんなアホに付き合わせて」

理香「いえいえ、見ていて飽きなかったですよ」

春原「んもぉ〜岡崎ったらそんな事いうなって、……良ければLINE交換しない?」

理香「はい、構いませんよ。……こっちが私のLINEです」

春原「うおおおおおお!!!!!かわいこちゃんの連絡先ゲットおおおおおお!!!」

岡崎「うるせぇ!!……よし、登録したぞ」

理香「はい!今日はありがとうございました!それではまた今度!」タタタッ……

春原「バイバーイ!……おい、聞いたかよ!また今度、だってよ!これは脈ありだぜ!!」

岡崎「楽しそうだなお前……他にも人がいるかもしれないんだぞ?」

春原「だーいじょうぶだって!俺の魅力で理香ちゃんもイチコロよ!」

岡崎「全くお前って奴は……」



……………




理樹「ふぅ……楽しかったなぁ……さて、夜ご飯を調達した後寮に帰ろっと」


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/25(土) 08:10:25.47 ID:c2YUWglhO
夜10時


理樹「ふぅ……やっと帰ってこれたよ、全く…仕事帰りのリーマン引っ掛けたはいいけど遠回しにホテルに誘って来るんだから……高校生に手を出したらアウトだよ?って言ってやりたかったよ」

恭介「……理樹、またこんな遅くまで出歩いてたのか」

理樹「あっ、ただいま!恭介こそこんな遅くまでどうしたの?」

恭介「どうしたもこうしたもあるか!!!言ったよな!こんな事してたらいつか酷い目に遭うぞ!!!」

恭介「今だってホテル云々と言っていたし……もしも無理矢理連れていかれたらどうするつもりなんだ!それでさらに男だとバレたりしたら……最悪激昂した相手に暴行される可能性だって……」

理樹「ホテル、ねぇ……恭介が言うと重みが違うよね」

恭介「うっ…」ビクッ

理樹「思い出すだけで笑えちゃうよ、『あの恭介』があんなことするなんて」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/25(土) 08:21:59.81 ID:mUoZrsoy0
……………………

恭介「よっ、君中々可愛いね。良ければ、一緒に食事でもしないか?」

恭介「あぁ、俺か?俺は恭介って言うんだ。君は……そうか、理香って言うのか」

恭介「ふふふっ、俺の可愛がってる後輩にそっくりな名前だな。いやなに、口説いてるって訳ではないさ、ただ、その後輩に似てすごく可愛らしいと思ったんだ」

恭介「今日は楽しかったよ、ただ……俺としてはもうちょっと一緒にいたい、ん?もう夜遅いって?……言わせるなよ、俺と一緒に一晩過ごさないか?自慢じゃないが、これでも学校ではモテるんだせ?俺は」

恭介「ホテルは初めてなのか、意外だな。ま、俺もせいぜい2回ほどしか来てないがな」

恭介「シャワーを浴びたい?そうだよな、じゃあ俺はここで待ってるよ」

恭介「……っ!!お、お前……なんで……」

恭介「すまん……!!本当に悪かった!!誤解しないでくれ!!!俺は、本当にお前らの事が大好きで……」

理樹「…………いいから、顔を上げてよ恭介。僕はそんな情けない格好した恭介の事は見たくないよ」




理樹「そうだよね、ホテルに連れ込むだなんて恭介が言うと説得力があるよね」

恭介「……っ」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/25(土) 08:35:21.53 ID:mUoZrsoy0
理樹「あの時は僕もびっくりしたよ、なにせ恭介が声をかけてくるなんて」

理樹「でも同時に思ったんだ。恭介は僕ら以外にどう接してるのか、と」

理樹「そしたらびっくりだよ、あんな欲求丸出しの発言までしちゃって、誇らしげにナンパした他の娘とホテルでヤッた話までしてね」

恭介「違うんだ……それは本当に」

理樹「本当にってなに?事実僕の事だと気づかなかったらあのまま一線こえてたんでしょ?……ねぇ」

恭介「俺は本当にお前の事を心配して言ってるんだ。それだけは忘れないで欲しい」

理樹「……あっそ、一応心に留めておくよ」

理樹「あと一つ言っておくと、僕は別に恭介の事は嫌いになってないよ。ただ……もうちょっと、気持ちの整理をつけさせて……」

恭介「……あぁ、そうだな……早く寝ろよ、明日は授業だからな」

理樹「うん、おやすみ恭介」スタスタ



理樹「…………寝るか」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/25(土) 08:46:47.90 ID:mUoZrsoy0
次の日


理樹「……ふわぁ……もう朝か、早いな……」

真人「よっ、理樹、また遅くに帰って来てたのか」

理樹「……まぁね」

真人「そっか……なるべく早く帰ってこいよ、俺が寂しくなっちまう」

理樹(真人は全てを知った上であえて口を出さない。でも、帰って来て欲しいと言って引き留めてくる、正直僕は学校には行きたくない。色々な問題があるからだ」

朝食


鈴「おそいぞ理樹と馬鹿!!はよしろ!!」

理樹(鈴は何も知らない。いや、周りが知らせていない、こんな事話したら鈴は多分情緒不安定になってしまうから)

謙吾「……理樹……」

理樹「うん、わかってるよ。『後でね』」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/25(土) 12:44:30.45 ID:ICtgC0WRO
http://imgur.com/poxAI0F.jpg
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/26(日) 01:46:48.25 ID:HRdVWjyaO
理樹「ここならいいかな?」

謙吾「あぁ、ここはあまり人が来ないからな」ウズウズ

理樹「そっか、じゃあ着替えるから待ってて」バタン

理樹(やれやれ、謙吾がここまでヘンタイだとは思わなかったよ)

修学旅行の時の件以来、どうも謙吾は僕の事を特別視するようになった。いや、その前から既に僕のためなら何でもするって感じではあったけど……

理樹(身も蓋もない事言うと僕とやたらスキンシップを取りたがるようになった)

理樹「おまたせ、て言うかわざわざこのためにこんな服用意して来たのか……」

謙吾「ああ。前回はヒラヒラした感じの服だったからな、今回は西園が着てるような服を用意してみた」ナデナデ

理樹「も、もぉ…いきなり触らないでよぉ〜」

謙吾「おおぅ……そんな可愛い喋り方するなよ…」

理樹(たまにはサービスしてあげないとね、謙吾も嬉しそうだし)

理樹「ここまでしてあげるのも謙吾が僕の味方だからだよ?もし謙吾が裏切ったりしたら僕は一生謙吾とは関わらないから」

謙吾「そんな事しない!!俺は何があっても理樹の元を離れん、それこそ理樹の為なら[ピーーー]るまであるぞ」

理樹「死ぬのはダメだけど……謙吾は恭介みたいな事してないと信じてるよ?」

謙吾「あぁ、俺はお前の期待を裏切ったりなんて絶対にしないからな。安心しろ」



恭介の件は謙吾にだけ言っている。こうして秘密を共有させる事で、一層僕が信頼してると思わせて、裏切らないようにする。事実、謙吾は理樹が自分を特別視していると思っており、それに応えなければと思っていた





14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/26(日) 01:55:51.33 ID:HRdVWjyaO
20分後


理樹「やれやれ、謙吾ったらすっかり僕にべったりになっちゃったよ。以前のクール(に見せていた)時の方が良かったかもなぁ……」

理樹「さて、最初の授業は数学か……教室行こっと」

来ヶ谷「やあ少年、ちょっとこちらに来てもらおうか」ガシッ

理樹「うわぁっ!?来ヶ谷さんか……いや、ちょっと授業が」

ギリギリギリギリィッ……

理樹(うっ…いたい……絶対離さないつもりか。仕方ない、ここはついていかなくては」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/26(日) 14:15:36.17 ID:Sa8wFoEn0
乙そして続きはまだか
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/26(日) 22:15:16.37 ID:v9uhvwIs0
裏庭


理樹「結局いつもの場所に来てしまったけど……何の用?」

来ヶ谷「とぼけるだなんていい度胸だな。君がそんな子だとは思わなかった」

理樹「……僕は来ヶ谷さんが思ってるほど良い人なんかじゃないよ」

来ヶ谷「いや、君は間違いなく優しい人間だよ。こうして人を騙している事にだって君は心の中で罪悪感を感じているハズだ」

来ヶ谷「それに……そんな危ない橋を渡るような事はやめてもらいたいんだ。少なくとも私は……君が傷ついてしまう事は耐えられない」

理樹「……」

理樹(そんなことは分かってる。みんなが僕を心配してるのなんて百も承知だ。でも……)

(僕はそんなスリルが病みつきになってしまったんだ)

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/26(日) 22:24:11.29 ID:v9uhvwIs0
理樹(正直言って僕は鈴と同じく、ものすごーく過保護にされていたと思う。それこそ、真人や謙吾、そして恭介たち、リトルバスターズのメンバーもそうだ)

(事実、そのおかげで僕は成長できたし、みんなを助けることもできた。ただ……そのせいで僕は以前の穏やかな日々が少々退屈に感じるようになってしまった。そう、あの何とも言えない非日常的な事をまたしてみたくなったのだ)

理樹「それに、いろんな出会いがあるからね。楽しいものなんだよ」

来ヶ谷「でもそれは極めて危険な事なんだぞ?君は楽しくても相手は女性として見ているのかもしれん。そんな事はとてもじゃないが危険すぎる」

理樹「はいはい、確かにあぶないもんね。……じゃあとりあえず安易に男の人と連絡を取るのはやめにするよ」

来ヶ谷「あぁ、それがいい。……君は今のままでも充分だ」スタスタ

理樹「はぁ〜まったく、来ヶ谷さんも僕に対しては心配性だからなぁ……まあ気遣いは受け取っておいとこっと」

ピコーン?

理樹「おっ、LINE来てる……あっ!そう言えば今日は往人さんと会う日だったよ!学校終わったらすぐ行かなくちゃね!」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/26(日) 22:32:51.46 ID:v9uhvwIs0
理樹「往人さんかぁ……早く会いたいなぁ」

往人さんというのは僕が以前強引に連れてかれそうな時に助けてくれた人だ。その出会いは結構衝撃的だった


ナンパA「いーじゃん!はやくいこーぜ!」ガシッ

理香「ちょっ、待って!離して!」バタバタ

ナンパB「ほらほら〜そんな暴れんなって」ギュッ

理香「ちょっ、そんな、乱暴に引っ張らないで……」

「おいお前ら!何やってんだ!!」

ナンパA「あ?誰だお前」

国崎往人「お前らよってたかって何やってんだ?早く離してやれよ」グイッ

ナンパA「……っ」

ナンパA(こ、こいつ……デカイ上に力強え……)

ナンパA「ちっ……もういい!行くぞ!!」

ナンパB「あ、あぁ……」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/26(日) 22:36:31.22 ID:v9uhvwIs0
往人「……おい、大丈夫だったか?」

理香「は、はい……」

理香(この人、すごく背が高いなぁ……180は余裕で超えてるや)

理香「あ、あの!よければ何かお礼を……」

往人「いや、俺はそんな事の為にたすけたんじゃあねぇ。礼には及ばな」

ギュルルルルゥゥゥ〜〜

理香「………おなか、空いてるんですか?」

往人「…………あぁ、無一文なせいでここ数日なんも食ってねぇ」

理香「なんか食べますか……?」

往人「……ラーメン屋で頼む」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/26(日) 22:45:46.00 ID:v9uhvwIs0
ラーメン屋


往人「ふぃ〜食った食った。悪いな、付き合わせて」

理香「いえいえ、助けてもらったお礼ですよ」

理香「それよりもなんで無一文なんですか?お金を落としたりでもしたんですか?」

往人「あぁ、それは話せば長くなる……」

……………


美凪「今日は廃駅で星を見る予定なんです。一緒に見ませんか?」

往人「あぁ、そうだな。俺も行くとしよう」

美凪「えぇ、そうですか……では、布団の準備もしなければなりませんね」

往人「え?必要なのか?」

美凪「はい、夜遅いので……そのままそこで寝てしまっても構わないでしょう」

往人「ん〜一応観鈴に確認取っておくか。じゃあまた夜な」

…………




往人「と、ここまでは問題なく進んだんだ」

理香「はぁ……じゃあそこからどうしてこんな事に?」

往人「……それはだな……こんな事が起きてしまったんだ」



21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/26(日) 23:01:42.17 ID:v9uhvwIs0
神尾家


往人「おーい、観鈴ーいるかー?」

往人「居ないのか……まぁいいか、帰ってこないって分かるだろ」ガチャッ

…………



観鈴「ただいまー!往人さーん、約束通り星を見に行こうよー!」


観鈴「あれ?おっかしいなー、帰って来るまで待ってるって言ってくれたのに」

観鈴「まぁいいか、それよりも今日いかにして往人さんといい雰囲気になるかのシミュレーションをしなくちゃね!」

観鈴「観鈴……お前の事が好きだ。結婚しよう」イケボ

観鈴「が、がお〜〜///想像するだけで恥ずかしいよぉ」

しかし俺が観鈴の元に行く事は無かった……



理香「いやそれ完全にあなたが悪いですよね!!その子かわいそすぎじゃないですか!?」

往人「あぁ、分かってる。しかもその後がまたまずかった」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/26(日) 23:11:37.34 ID:v9uhvwIs0



往人「」ウトウト

美凪「うふふ……お風呂にも入ったし、すっかり眠そうですね。今日はもう寝ましょう」

往人「あ、あぁ……俺はベンチで寝るよ、お前は布団に入れ」

美凪「いえいえ、一緒に入りましょう?その方がいいですよ」

往人「そ、そうか……じゃあお言葉に甘えて」ふわぁ〜


今思えばこれが今回の事態を招いた最後のピースだった。眠すぎるあまり、特に何も考えずに美凪と共に眠った訳だが起きて見ると………



往人「…うぅ〜ん、結構長く寝ちまったな……」



観鈴「<●> <●>」



往人「」ビクゥッ

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/27(月) 03:12:09.07 ID:Iw9X42ce0
観鈴「へぇ〜〜、私との約束を忘れてどこに行ったのかと思ったらこんなトコにいたんだね」

往人「や、約束……?あ、あぁ!!すまん!!でも、決して悪気は……」

観鈴「そうだね、往人さんに悪気はないよね、でもさ?なんで遠野さんと一緒に寝てるの?それでどうして同じ布団にいるの?ねぇねぇ、私バカだから全然分からないよ???」

往人「あばばばばばば」

美凪「おや……神尾さんではないですか、おはようございます」ペコッ

観鈴「お、おはよう、遠野さん……」プルプル

往人(ヤバイヤバイ絶対キレてるよこれ、どうやって機嫌戻そう……)

観鈴「ま、今回は許してあげるよ。さっ、早く帰ろ?往人さん」

美凪「そうですね、あっちなみに往人さんの手は非常に暖かかったですよ?」

観鈴「そ、そうだね……」ビキビキ

往人「頼むから煽らないでくれぇ!!!」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/27(月) 03:21:08.88 ID:nOczxIuwO
こうして神尾家に帰ってきて朝食を食べているわけだが……意外と観鈴は怒らなかった

観鈴「はい、往人さん。卵焼きあげるよ」

往人「な、何だこの禍々しい色した卵焼き!?これ食えるのか??」

前言撤回、多分キレてる


観鈴「へぇー、往人さんは私の卵焼きを食べれないって言うんですか?まぁそうですよね、呪われてた娘よりも多少愛が重くても美人で成績も性格も良い遠野さんの方が好みですよね」

往人「そ、そんなつもりじゃ……」

観鈴「……私、これでも楽しみにしてたんです。往人さんと一緒に遊べるって、それなのに……」グスッ

往人「ま、待て……俺は本当に申し訳なく思っていて」


晴子「ほーーん。申し訳ないと思っとけばそれで許されるって言うんやな?」

往人「は、晴子さん!?いつの間に……」

晴子「アンタ、うちの観鈴を泣かせよったな??それも最低の理由で」

晴子「だから今からアンタには……オシオキをしなくちゃあならんな」スゥッ…

往人「ま、待ってくれ!なんだその痛そうな棒は!?」

観鈴「往人さん……私しばらく往人さんと会いたくないや」

往人「うわああああああ!!!!!」


ゴスッ!!

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/27(月) 03:33:20.27 ID:Iw9X42ce0
往人「そして気がついたらこの都会の外れにある河川敷に倒れていたんだ」


理香「そ、それは大変でしたね……」

往人「ちなみにバッグの中に入っていたのはテントとスマホ(通話とLINEのみの上充電切れ)と10円玉一枚、それに人形劇用の人形しかなかった」

往人「俺はただちにその10円を使って電話をかけた。そして帰ってきたのは……」

…………………

晴子「アンタ、これでも観鈴に酷いことしたって自覚はないんか?」

往人「そんな事は最初から考えてない、本当に俺が悪かった」

晴子「そっか……まっ、今分かる通りアタシがわざわざアンタを背中に括り付けてそんなとこまで走ったわけなんや」

往人「お、俺はいつまでこうしてなきゃいけないんでしょうか……」

晴子「無論、観鈴の気がすむまでや。アンタお得意の人形劇で日銭稼いで生き延びといとき」

ガチャッ、ツーッツーッ

往人「」

…………



往人「そしてロクに銭も稼げず、丸一日何も食わずに今に至る。全く……下手すりゃ死んでたぞこりゃ」

理香(いやよくそんな調子で不良に凄めたな)

往人「と、言うわけだ。正直言って俺の生活は非常に苦しい、だから俺は人生相談をしようと思う」

理香「へっ?」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/27(月) 03:48:13.96 ID:nOczxIuwO
理香(いやいや……正直言って僕の方が何倍も修羅場くぐって来てると思うんだけど……)

往人「あーー、お前胡散臭く思ってるだろ、これでも俺は色々と大変な目にあって来てるんだぞ?とりあえず1回100円だ。本来なら1000円、いや5000円とっても良いぐらいなんだが、記念すべき最初の会員、それも女子のだからな。特別サービスだ」

理香(まぁ僕男なんですけどね…)

往人「よし、とりあえず連絡先の交換だ。携帯だせ」

理香「いいけど充電大丈夫なんですか?」

往人「大丈夫だ。昨晩駅のホームで人目を忍んでコンセントを拝借した」

理香(うわぁ……)





ちなみに元ネタのAIRもCLANNADもリトバスもスマホない時代だけど許してね。あとAIRなんかは大体キャラが死んでるけど優しい世界でみんな幸せになってるってことにしておいて貰えれば
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/27(月) 09:01:51.97 ID:tkZ5UeiFo
AIRとは珍しい
喋り方とか呼び方に違和感あるけど

取りあえず支援
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/27(月) 21:23:39.52 ID:oYMHU62T0
めっちゃ楽しみにしてるぞ
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/30(木) 14:52:47.48 ID:i3PZ9jjC0
理樹(とまあそんな感じで出会ったわけだ。何だかんだ言って一緒にいるといろいろと面白かったし、今回も楽しめそうだ)

真人「おい理樹、もう授業だぞ?なにぼーっとしてんだ?」

理樹「あっ、そうだった!早く行かなくちゃね」ダッ


キーンコーンカーンコーン


…………………

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/30(木) 15:02:19.47 ID:i3PZ9jjC0
お昼休み


理樹(さて……学校で一番キツイ時間が来た。僕はお弁当を持って来ていない、それは作って来てくれる人が居るからだ。それ自体は嬉しいんだけど……)

小毬「理樹くーん!一緒に食べようよぉ〜」

西園「はい、今日も直枝さんの好きなサンドイッチですよ?食べて下さい」

葉留佳「理樹くん?私が心を込めて作ったこのお弁当、食べてくれる?」

来ヶ谷「私はクドリャフカ君と共に作ったんだ。当然、食べてくれるよな??」

クド「わふーー!!」

理樹「……うん、全部たべるよ……」

理樹(ぼくが学校で一番嫌なイベントである。以前断ろうとしたら全員がレイプ目になって迫って来たので当然断ると言う選択肢は無い)

理樹「あ、あの……前も言ったよね……僕は食べきれないからせめて日を分けてって」

西園「一応気を使って一人一人少なめに作ってあるのでそのへんは大丈夫かと」

理樹「どこが!?」

葉留佳「あ、あはは……理樹くんは食べたくないみたいだから……ごめんね!やっぱり持ち帰ることに……」

理樹「そんな事ないから!大丈夫だよ!全部食べる!」バクバク

理樹(仕方ない、死ぬ気で食べよう)

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/30(木) 15:13:22.88 ID:i3PZ9jjC0
理樹(こうしてなんとか全員分を食べきった僕だけど……正直かなりキている)

理樹(食べる時には全員が僕の事をガン見している、そして詳細に美味しいかどうかを聞いてくる、なによりそんな見られた状態で食べるのはとてもやりにくい)

理樹「……ぅぷっ」

理樹(だめだ、今動いたら間違いなく逆流する)


謙吾「相変わらず大変そうだな、理樹」

理樹「ホントだよ、どうしたらいいか……」

謙吾「まぁ仕方ない事だ。それより理樹、実は久し振りにリトルバスターズで対外試合を行おうと思っているんだ。お前も賛成だろう?」

理樹「そうなんだ!当然賛成だよ!」

謙吾「相手はまた古河のとこだ。どうもあっちの人達が試合をしたがっていてな、今回のも向こうからやりたいと言われた」

理樹(ま、とりあえず今日じゃないならいいや)


謙吾「まぁそう言う訳だ、残りの授業も少ないし、吐かないように気をつけろよ、ハッハッハ」

理樹「他人事なんだから……」


32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/30(木) 15:30:30.97 ID:i3PZ9jjC0
眠い午後の授業中に、ふと恭介の事を思い出す。なんで僕はここまで恭介を避けているのだろうか、明確な理由が分からない


理樹(嫌いなわけじゃない、むしろ今でも大好きに思ってる、じゃあなんでこんなにもモヤモヤしたまま来ているのだろう)

(ふと、往人さんの事を思い出した。『人生相談1回100円』だなんて言ってるけど果たしてあんな行き当たりばったりな人がまともな事を言えるのだろうか)

(でも、一つだけ気になったのは、ここに来た経緯。「みすず」とか言う子の約束をすっぽかして怒られたと言っていたが……)


理樹「その子の話をしてる時の往人さん……なんだかすごく不思議な雰囲気だった」


(そう、なんだか慈しむようなあの目。苦労話をしているのにも関わらず、とても楽しそうに話していたのを見て僕は羨ましさを感じたんだ。つい最近までの恭介との関係を見ているようで……)

理樹(100円硬貨、何枚か持っていこうっと)
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/30(木) 15:37:50.04 ID:i3PZ9jjC0
「一方の春原、岡崎」

春原「はぁ〜〜全く、午後の授業をサボって飲むコーラは最高だぜ!」

岡崎「お前なに俺を巻き込んでるんだよ、飲みたいなら一人で飲んどけ」

春原「そんな釣れない事言うなって、さっきから重要な話をしてるじゃないか!親友として相談に乗ってもらいたくてだなぁ」


岡崎「はぁ……あの理香とか言う女にどうやって誘いのメールを送ろうかぐらい一人で考えろよ……」

春原「いやいや、あんないい女なかなかいないだろ!?それを逃さない為にも女侍らせまくってるお前に助言を…」

岡崎「うっせぇ!侍らせてとか聞こえの悪い事言うんじゃねー!」

春原「ここはやっぱり、ご飯にでも誘うべきか……それともいきなりホテルとか言っちゃって……ウヒヒヒ……」

岡崎(こんな調子じゃ上手くいかないだろうな……)
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/31(金) 23:27:48.27 ID:JRQijxHR0
リトルバスターズ最高!
いやっほーーーぅ!!
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/03(月) 02:11:19.45 ID:WJsGIZ7To
国崎も岡崎もリトバスも斎藤ー!

待ってる
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/16(火) 23:56:06.97 ID:0BEO7RoB0
久しぶりに戻ってきました!週末から再開するのでもうしばらくお待ち下さい
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/21(日) 18:38:27.26 ID:RmrH9hGz0
いつの間にか復活してたのか
速報復活したの気がついてない人も多いと思うけど待っとる
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/22(月) 03:52:27.82 ID:MPXVEDYr0
理樹(いよいよ放課後、僕はいつものように女の子の格好をする。こうしてあってるうちに、いつか正体がバレたりするのだろうか……)

往人「よっ、久しぶりだな」ぷ〜ん

理香「ってくさ!!なにその匂い!?」

理香(あまりの匂いについ素の喋り方がでてしまった……)

往人「あぁ、すまないな……河川敷にテントを張ってるんだが、どうも水浴びだけじゃ匂いが取れなくてな……近所のガキにはカブトムシの匂いとか言われちまった」

理香(それなんてパワポケの話!?)

理香「と、とにかく!銭湯行くよ!今すぐに!!」

往人「で、でも金を使うのが惜し……」

理香「分かった!私が払うから!だからお願い、来て!」

理香(なんでだろう……この人といると自分の方がたかられてる感じ……)
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/22(月) 03:57:34.36 ID:FObRothDO
銭湯


往人「ふぃ〜スッキリスッキリ。お前本当にいい奴だなぁ……風呂上がりのコーヒー牛乳まで奢ってくれるとは」

理香「いやいや、ねだったの往人さんじゃない……」

理香(多分僕よりもよっぽどヒモスキル高いと思う……)

理香「と言うか小綺麗になったのを見てみると……ちょっとカッコいいと言うか……」

往人「おっ、分かってるじゃねーか。このイケメンさに気づくとはな」

理香(まぁ性格だけでマイナス点つくんだけど……)
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/22(月) 04:07:46.65 ID:MPXVEDYr0
往人「……なぁ、」

理香「これ以上は奢れないよ」

往人「な、何故俺の言う事が分かった!?エスパーか!?」

理香「あのねぇ……所持金は?」

往人「……自販機の下を漁って得た248円、そして人形劇のおひねり100円だ」

理香「うん、警察行って送り返してもらおうか」

往人「うわああああ!!そんな恥ずかしい事嫌だああああ!!」

理香「う、うるさい!!冗談だからそんな大声出さないで!!」

往人「いやホントによぉ……腹減ってロクに動けねぇんだ……コンビニのおにぎり一個じゃあ生きていけねぇ……」

理香「分かったよ……ラーメン屋にいこ?」

往人「さすが、分かってるぜ!いよっ!日本一の美女!」

理香「全くぅ……調子いいんだから……」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/22(月) 04:20:54.40 ID:MPXVEDYr0
眠いのでここまで、さすがに3本書くのは疲れますね……それではまた
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