京太郎「京ちゃんクエスト?」優希「だじぇ」【第二ステージ】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 19:28:19.04 ID:Q/0yzCyX0

憩(いや、確実に傷のとこにアレがかかったはずや… ウチの推測が正しければこれで止まるはず…!)


しかし、スエハラはその勢いを弱めることなく飛来し、ぐんぐんとその姿が大きくなってくる――。


憩(―! ダメや! ごめん、怜ちゃん…! ウチでは倒せんかった――!)ギュッ


観念し、両目を閉じた憩…

しかし、すぐにやってくるはずの衝撃は、いつまでたっても、その身体に来なかった…


憩「・・・・・?」パチ…


おそるおそる目を開くと、そこには―――
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 19:30:05.64 ID:Q/0yzCyX0

スエハラ『・・・ジョウタイ、イジョウ ハッセイ エマージェンシ― エマージェンシ―…』ピーッ、ピーッ

いくのん『!? な、なんや、末原ちゃん、どないしたんや?』


憩に衝突する直前で、スエハラは止まり、床の上にうつぶせに倒れていた。


スエハラ『カイセンノ ショート ハッセイ・・・』

スエハラ『キノウ テイシ シマ、ス・・・』ピ――ッ!【-37】


憩(…! と、止まった…! や、やった! 成功したんや!)
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 19:32:12.22 ID:Q/0yzCyX0

スエハラ『・・・・・・』シィーン…


ロボスエハラ、遂に完全停止――!

そこにあるのはもう、ただの電子部品の塊でしかなかった。


いくのん『なんやなんや一体! 末原ちゃん…?』カチャカチャ

いくのん『荒川アンタ…! 末原ちゃんに何をしたんや?!』


一体、憩がスエハラにぶっかけた皮袋の中身はなんだったのか…


憩「ふん…w 別に大したことはしとらんで…w」ニヤァ

憩「ただ… 傷口に、“水”をぶっかけただけやで!」
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 19:35:42.34 ID:Q/0yzCyX0

いくのん『み、水?!』

憩「そうやでーぇ♪ ウチがかけたのはただの飲料水…! 電子機器の天敵言うたら、なんといってもまず水や。 電気が流れてる精密機械は、水をかければショートして故障する…」

憩「子どもでも知っとる常識や。 こんな簡単な方法、どーして今まで思いつかんかったんか、不思議やでほんま…w」

いくのん『く…?』

憩「さああぁ!コレで完全にロボは沈黙したでっ! 次はアンタの番や赤阪!」クワッ
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 19:38:40.98 ID:Q/0yzCyX0

怜「はぁ、やっと倒しよったか荒川… そんなガラクタ相手に、手こずり過ぎやで」


倒れたままのん気に観戦を決め込んでいた怜…


怜「とりまうちにヒールかけてぇーな。 足の骨、ガチで折れとるみたいやねん」

憩「いや、骨折の治療はちょい時間かかるから、今はできんで怜ちゃん」

怜「は?」

憩「必ずあとで戻って来るから… ちょいガマンして待っとってなーぁ!」ピューン


憩は、アッという間に部屋を出ていってしまった…


怜「な、なんやアイツ、ケガ人ほっぽって… どこに行ったんや?」




425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 19:41:52.42 ID:qzbGp4Of0

〜地下4階層〜


のどっち『ふ…w 逃がす訳がないでしょう』スゥ…

のどっち『うなれ・・・“グングニル”!!』ヒュンッ!


桃子「あっ!!」グサァッ
憧「ぎゃあっ!?」グサグサァッ!


部屋の外へ逃げようとしていたモモと憧の背後から、のどっちの神速の槍の連撃が発射…!

ふくらはぎのあたりを数か所撃ち抜かれた二人は、ドッとなだれこむように石畳の上に倒れていた。


桃子「あっつぅ・・・!」


石畳に… じんわりと、赤い血だまりが広がっていく…


桃子(…こ、これはもう、立てないっす…! …うっ!?)


見上げると… そこには氷のような目の天使がたたずんでいた。


のどっち『勝負ありましたね… 今、楽にしてあげましょう』スウゥ…
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 19:44:12.84 ID:qzbGp4Of0

桃子(こ、こ・・・殺されるっす!)ガタガタ

憧「ま・・・待ってよ和! わ、私たち、幼馴染でしょ…?」ガタガタ

のどっち『だからなんだというのですか…? 敵として認識した相手は、私は殲滅するのみです』


原村和の記憶はあっても… そこにいるのはもはや、任務を確実に遂行するのみの殺人マシーンだった…


のどっち『祈りなさい。 あなた方に出来ることは・・・それだけです!』バッ


のどっちの凶槍が再び振り上げられるっ!

その切っ先が、周囲のガス灯の光を反射してギラリと光った。


桃子「あ・・・」
憧「…!」ギュウ…!


お互いの体を固く抱き締め合いながら、モモと憧は、観念して目をつぶった…
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 19:45:55.70 ID:qzbGp4Of0

だが・・・

すぐに来るはずの、自分の肉体に潜り込んでくる冷たい金属の感触は、いつまでたってもやって来なかった。


桃子「・・・・・?」パチッ…


恐る恐る目を開けるとそこには…


のどっち『… データ、変更…』スウゥ…

のどっち『敵、としての、認識、を、解除、します… 戦闘、終了――…』

のどっち『任務、消滅――… 活動を、停止、します…』ピーッ…
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 19:47:53.25 ID:qzbGp4Of0

微かな電子音と共に… 振り上げた槍をゆっくり下ろしたのどっちは、その凶悪で冷徹な表情が消え…

最初の柔和で穏やかな表情に戻り、そのまま、マネキンのように、ぴくりとも動かなくなってしまった…


桃子「・・・と、止まった…?」

憧「…の、和…? 一体、何が…」


と――


“憩『モモちゃん憧ちゃん! 大丈夫ーぅ?』”


桃子「へ?」
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 19:56:28.64 ID:pYWjB0HO0

見上げると… 今までマッドサイエンティストフナQがいたスクリーンに、仲間の憩の姿が映っていた。


憩『良かった…! どうやら間一髪で間に合ったみたいやねーぇ!』

桃子「け、憩さん…? ど、どうして、そこに…?」

憩『ウチもな、別の階で怜ちゃんと一緒に闘ってたんや。 さっき、その相手をなんとか撃破して…』

憩『黒幕を探し当てて、急襲したんや! そんで今、そっちのロボットも、こっちの機械で活動を停止させたところやで♪』ニッ


よく見ると… 憩の後ろに、縛られて猿ぐつわをかまされているフナQと赤阪の姿があり… 憩の右手にはメスが握られていた。

アレで脅してのどっちのプログラムを変更させたようだった…


憩『もう安心してええでっ! このダンジョンの管理運営室は、ウチが制圧した…!』

憩『すぐにヒールに行ってあげるから、ちょーっとだけ我慢して待っとってなーぁ♪』プチッ、ヴーン…


そこまで言うと、憩と、その空中に浮いていたスクリーンは消えてしまった…


桃子「…た、助かった、みたい、っすね…」ハア…

憧「そ、そうね… 良かった…」フウ…

桃子「憩さんと園城寺さんが一緒だったってことは… あとは京太郎と、テルさんっすね…」

憧「そうだね… また、別の敵と戦ってるのかな? 無事かしら…」

桃子「あの二人なら、きっと…大丈夫っすよ……」グタァ…


かつてない激闘を、ようやく切り抜けた二人は… 助かったと思った途端に気が抜け、その場にぐったりと横たわり、そのまま気を失ってしまったのだった…




430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 20:00:15.66 ID:pYWjB0HO0

〜地下5階層〜


京太郎「がはああぁっ!??」=3


痛烈――!

超人ハギヨシ、照に右腕をトバされながらも、体を翻してジャンプ…!

その芸術的な跳び後ろ回し蹴りは、正確に京太郎の顔面を打ち抜いていた。


京太郎(あう――!)グラァ…


仰向けに倒れていく京太郎…

しかし、ハギヨシは… 京太郎を攻撃するためにジャンプしてしまったのは、悪手だった…!


照(好機――! 今しかない!)ギラッ

照「コークスクリュー・・・」ググッ

照「“フ ァ イ ナ ル フ ラ ッ シ ュ ”!!!!」ブワアアアアァッ!!

ハギヨシ『!?』


まだ空中に浮いていたハギヨシに向かって… 照渾身のファイナルブローが放たれていた。
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 20:02:57.58 ID:pYWjB0HO0

 ピカァッ! ズドオオオオオオオオオオオオオオォォ――――――――ンッッッ!!!!!


京太郎「わっ!??」


一閃―――!

ダンジョン地下に、一瞬、目も眩むばかりの閃光が煌めき…

その直後、爆撃のような超衝撃波が一直線に走った。





〜地下3階層〜


 グラグラグラァ…


怜「ん…? なんや、地震か?」





〜地下4階層〜


憩「ぅわっとっと…?」グラグラ

憩「な、なんや今の爆音と揺れは… 爆弾かいな?」

憩「それとも… 下の階で誰かが…?」
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 20:07:03.11 ID:pYWjB0HO0





〜地下5階層〜


 シュウウウウウウウウウゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜・・・・!!


照「………」ハアッ、ハアッ、ハアッ…

照「う… 痛ぁ…! さ、さすがに、拳が… 骨にヒビが入ったかな?」スッ


顔をしかめて右拳をおさえる照。

しかし、その正面には・・・


ハギヨシ『・・・・・』シュウウウウウゥゥ〜〜…【-65】


最初の一撃でトバされた右腕だけでなく… 両脚までも吹っ飛ばされたハギヨシが、ぐったりと壁にもたれかかっていた。

そのトレードマークの燕尾服もボロボロで、全身のあちこちからしゅうしゅうと煙が噴き出している…

そう、さすがのハギヨシも、逃げ場のない空中で照のファイナルブローをよける術は無かったのである。
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 20:10:47.41 ID:ptEZHM5T0

ハギヨシ『う、ううぅ・・・』パチ…


わずかに残っている意識の中、ハギヨシは目蓋を上げた。

そこには… 照と、よろよろと立ち上がってきた鼻血まみれの京太郎がいた。


ハギヨシ『・・・・少年・・』

京太郎「ハギヨシさん…」

ハギヨシ『…どうしたんです、トドメをささないのですか…?』

京太郎「…………」

ハギヨシ『フフ…w もうわざわざ、トドメをさすまでもありませんね…w』グラァ… ドスッ


自嘲気味に笑ったハギヨシは… もたれていた壁をずるずると滑り、力無く床に横たわった。


ハギヨシ『・・・・・・』


ぼんやりと視界が霞んでいく。

AIであるハギヨシの人工頭脳は、自分の死期… 自己という一つのプログラムが完全に消滅する瞬間が迫っていることを自覚していた。
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 20:14:18.85 ID:sioskFus0

京太郎「…… ううぅ…! ハギヨシさん…!」ポロッ、ポロォ…

ハギヨシ『!?』


ハギヨシの視界に映る京太郎は、その双眸から、確かに涙を流していた…


ハギヨシ(少年… 私の為に泣いているのですか…?)

ハギヨシ(なんと優しい… そして、芯の強い少年…!)

ハギヨシ(ふふ…w あなたとは、出来れば、違う出会い方をしたかったですね…)フウ…

ハギヨシ『… お行きなさい、少年――』


その言葉が、ハギヨシの最期の言葉になった。


ハギヨシ(君なら… 魔王様の深淵なる孤独も… 癒してさしあげられるかもしれません…)

ハギヨシ(さようなら少年… 願わく、ば… また、別の、世界…で………)


 “ピーッ、 プログラム、ショウメツ…  カツドウヲ テイシシマス”


京太郎をその瞳に映しながら… ハギヨシは、ゆっくりと目蓋を閉じた。




435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 20:27:37.49 ID:0lx6yM/50

〜地下6階層〜


憩「いやぁ… みんな大変だったみたいやけど、とりあえず無事で良かったなーぁ♪」

怜「無事じゃあらへんわ! うちまだ右足首痛いで。 ほんまにお前のヒール効いとるんか?」

憩「骨折はウチのヒールでも完全には治せんからなぁ… でも、自己治癒力も高めといたから、明日には完治しとると思うで!」

憧「憩さん、ほんとにありがとう… 憩さんが来なかったら、私たち完全に和にヤラれてた…」

桃子「命の恩人っす!」

憩「パーティなんだから、助け合うのは当然やでーぇ♪」


 ワイワイガヤガヤ、ザワザワザワ…


激闘を終えた憩、怜、憧、モモ、京太郎、照の6人は、全員が憩のヒールを受け、地下6階のダンジョン管理運営室に集まっていた。


憩「それにしても、あの爆音はテルさんのパンチやったとはなぁ… 爆弾か地震かと思うたで」

照「うん、奥義の一つを使った… 拳を痛めたけど、ヒールのおかげで治ったよ、ありがとう」

憩「どういたしましてやで! ところで…」チラッ

憩「なんで京太郎クンは、目が赤いんのん?」

京太郎「え? あ、いや、これは、別に… あ、あくびで涙が出ちゃって…///」

憩「…ふーん?」
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 20:31:45.07 ID:Mm2UFoOY0

憩「まーええわ。 ほな、みんなで目的のブツ・・・“賢者の石”を拝みに行こーかねっ♪」

憩「さあ、ウチに拷問されたぁなかったら… 大人しく案内してもらうで! 科学者サン!w」ニタァ

フナQ「わ、分かったわ…! 賢者の石は、ここの下… 地下7階層の金庫や!」


こうして… 6人はフナQの先導のもと、遂に、賢者の石がある部屋に向かったのだった…



☆第四バトル(第二ステージファイナルバトル)結果

VS『ロボ末原・メカのどっち・サイボーグハギヨシ』

バトル回数6回(全員、HP−60)

各攻撃回数 憩5 桃子2 怜1 憧5 京太郎4 照4(それぞれ戦闘レベルに加算)

ダメージ  憩−300 桃子−100 怜−200 憧−200 京太郎−300 照−100


☆ステータス修正

憩   HP1644→1284 戦闘レベル37→42
桃子  HP1264→1104 戦闘レベル42→44
怜   HP 974→ 714 戦闘レベル46→47
憧   HP1139→ 879 戦闘レベル49→54
京太郎 HP1589→1229 戦闘レベル60→64
照   HP1084→ 924 戦闘レベル65→69


☆憩のヒール発動(全員)
 
桃子  HP1104→1154 
怜   HP 714→ 764 
憧   HP 879→ 929 
京太郎 HP1229→1279 
照   HP 924→ 974 

憩   HP1284→1274(自己ヒールで+50、6人全員にヒールで消耗して−60)
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 20:34:03.74 ID:eU++2LBM0





〜地下7階層〜


京太郎「これが…賢者の石?」

桃子「へえ… 綺麗な石っすね…!」


ダンジョン最下層最深部、7階層のその部屋には…

洋服ダンスほどの大きさの金庫があり、中には、占い師が水晶を置くクッションのような布の上に、コブシほどの大きさの黒い石が載っていた。

黒曜石のように透き通っており、きらきらと僅かに光を放っているように見えた。


怜「ほーん… うちも初めてお目にかかるわ… …ん!?」

憩「? 怜ちゃん、どないした?」

怜「こ、これ… よう見ると、中に人が入っとるで!」

憧「ひ、人??」
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 20:37:27.84 ID:eU++2LBM0

 マジデ?  ホントッスカ? ワイワイガヤガヤ…


賢者の石の周りに集まる一同…


照「ほ、本当だ… 中に人がいて、昼寝してる!」


確かに… 非常に小さな、身長5cmほどの大きさの巫女服を着た少女が、その石の中で目をつぶってジッとしており…

微かにスース―と寝息をたてているようだった。


憧「な、何これ、妖精…? なんで、石の中に人が…」

フナQ「それは賢者の石の“番人”や…」

京太郎「番人?」

フナQ「賢者の石の力は、“神を召喚し、願いを叶える力”…」

フナQ「その中の巫女を起こして、神様…つまり天界の住人を呼び寄せてもらうんや」
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 20:39:34.96 ID:eU++2LBM0

桃子「へえ… その召喚された神様が、願いを叶えてくれるわけっすね」

京太郎(なるほど…? ドラ○ンボールみてーだな)

怜「願いは何でも効いてくれるんか?」

フナQ「いや、神にも出来る事と出来ない事があるし、その召喚された神個人の機嫌とかにも左右されるんやけど…」

フナQ「自分の能力を上げることに関しては、かなりいろいろ聞いてくれるみたいやで」

憩「この、寝とる巫女さんを起こすにはどーするんや?」

フナQ「呪文…ちゅうか、合言葉があるんや。 石を掲げて、“全力以上であたらせてもらいます!”って唱えれば、石から出てきてくれんで」

憩「? 全力以上で、あたらせてもらいます…?」
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 20:42:25.69 ID:eU++2LBM0

憩「ほな… 召喚するのは、リーダーの京太郎クンの仕事かなぁ?」

京太郎「お、俺っすか…?」

怜「頼んだで京太郎」

照「しっかりね」

憧「出てこなかったら京太郎のせいだねw」

桃子「頑張るっす! 気合いっす!」フンス
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 20:44:45.49 ID:8LaHfNH30

京太郎「い、いや、唱えるだけなら、別に頑張るも何もねーけど… ま、まあ、やってみるわ」スイッ


賢者の石を手に取り、高く掲げた京太郎…


京太郎「じゃ、じゃあ…」ゴクッ

京太郎「全力以上で・・・あたらせてもらいます!!」クワッ


 ピカァッ!  ボワワワワワ〜〜ン・・・・・!!


京太郎「うおっ!?」


一瞬、石が光り、周囲に白煙が沸き… その中から、おさげの髪型のかなりのモノをおもちの巫女少女が現れた…!


小蒔『あ…』パチクリ

小蒔『ご…ごめんなさい、少し寝てました… え、えっと、私のツモ番ですか?』ホワワン
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 20:47:53.43 ID:BuxU/G780

京太郎「い、いや、えっと、麻雀じゃなくって… 俺たち、魔王を倒しに行くんで、それに役立つ神様を呼んで欲しいんっすけど…」

小蒔『あ…はい、冒険者の方々でしたか』

小蒔『そうですね、でしたら… とりあえずHP回復の神様と、能力付与の神様なら今、召喚出来ると思いますけど…』

照「能力付与…? なんでもいいの?」

小蒔『その、付与を受ける方の個性に合わせて… 神様が適したモノを与えてくれるはずです』

怜「あん? こっちの希望は聞いてくれんのか」

小蒔『い、いえ、それは神様との相談によりますね…』
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 20:58:31.02 ID:G5krHsU/0

憩「ん〜… じゃ、とりあえずここにいるみんなの、HPをもっと回復して欲しいんやけど…」

小蒔『分かりました。 では・・・』スウゥ…

小蒔『天界より降臨せよ…! “治癒回復の神”!!』カッ!


☆HP回復イベント発生!(賢者の石)

最後なので、今から明日朝7:00までにレスされたコンマ全ての合計の分だけHP回復(連投不可、お一人一回でお願いします)


※同時に、メンバーに付与する能力を募集します。 もし何かアイデアがあったら書き込んで下さい(それも回復レスとして受け付けます) 。

テキトーでいいっす。 例えば…

「京太郎→仲間がピンチに陥った時に覚醒、身体能力が3倍ほどに上がる」

とか。

誰に付与するかの名前と、能力の具体的な内容を書いて下さい。 よほどチートじゃない限り、受け付けられると思います…(魔王城に臨むにあたって、メンバーそれぞれに一つずつ追加能力が与えられます)


※参考に、現在の各自能力↓

<パーティメンバー各自能力>

荒川憩   各種治療、回復魔法(ヒール)、直観映像記憶素質、バイタル読み取り、解毒、結界発動、神撃

東横桃子  ハイパーステルス、超感覚(グレートファイブセンシズ)  

園城寺怜  未来予知、枕神トキちゃん召喚、時空操作によるあらゆる次元干渉(時の流れを操る、時空間移動、アカシックレコード読み取りetc.)

新子憧   火・水・雷・風・光の五属性のあらゆる精霊術、各種召喚術

須賀京太郎 スマイル  

宮永照   照魔鏡、黄金のコークスクリュー、ギギギーってやつ、方向オンチ
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/27(土) 22:16:04.64 ID:mVnUbeSso
はい
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/27(土) 22:39:13.77 ID:Mfj5Qb1T0
桃子

一分間だけ無味無臭の気体になる
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/27(土) 23:42:16.33 ID:HnxpeXWX0
照 お菓子を召喚して武器にできる
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/28(日) 00:33:45.36 ID:FZRsDIgJ0
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/28(日) 01:07:47.37 ID:lf8MHAQDo
京太郎 ギア○めいた厨二病的台詞(呪文代わり)で全体バフ
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 07:03:36.17 ID:dEZGLaVD0
64+77+33+36+37=247 

☆全員247だけHPアップ!

憩   HP1274→1521 
桃子  HP1154→1401 
怜   HP 764→1011 
憧   HP 929→1176 
京太郎 HP1279→1526
照   HP 974→1221 


☆付与される新能力(暫定)

・桃子 「一分間だけ無味無臭の気体になれる」

・照 「お菓子を召喚して武器にできる」

・京太郎 「ギア○めいた厨二病的台詞(呪文代わり)で全体バフできる」

コンマ&アイデアあざした!
また今日19:00頃から進めていきます。第二ステージももう終わります。
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 18:59:53.92 ID:TVT4kJYD0
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー

小蒔『天界より降臨せよ…! “治癒回復の神”!!』カッ!


 ピカアアァ―――ッ・・・!


京太郎「う…!」マブシッ


周囲が、目もくらむばかりの神々しい光に包まれ… それがおさまると同時に、頭上には…


誓子『冒険者の方々… 初めまして、“治癒回復の神”です』


シスターの恰好をし、背中には白い羽の生えた金髪の少女が現れていた。


誓子『あなた方の前途を祝福し… 力を授けてあげましょう♪』
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 19:03:30.74 ID:c6RV2omr0

誓子は、パーティメンバー全員を片膝立ちにかがませ… その頭に、右手をかかげてヒールをかけていった。

誓子の手からふんわりとした黄色い光が現れ、それはメンバー一人一人の体全体に優しく染み通っていった…


京太郎「お、おおおぉ…! すっげ! 全身に力が漲ってくるぜ!」

桃子「は、はああぁ… き、キモチイイっすううぅ…!」ホワワワァン

照「凄い… 体の痛みが全部引いていく…!」

憧「身体全体の細胞が生まれ変わっていくみたいな感じするね…」

憩「これがまさに神級の治癒魔法…! 勉強になるなぁ…」


怜「なあ神様、ヒールだけでなく膝枕もしてくれると嬉しいんやけど、お願いできへんか?」

誓子『え…? だ、ダメです/// 下界の方々は、特別な理由なく天界の住人に触れてはいけないんですよ…』

怜「そこをなんとか…!」

誓子『ダメですよ! 私が大神様に怒られてしまいます///』
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 19:06:04.35 ID:c6RV2omr0

誓子の治癒魔法により、憩のヒールでは十分に治せなかった怜の足の骨折や京太郎の肩の脱臼、憧と桃子のふくらはぎの刺し傷なども、完全に治っていた…


憩「治癒の神様! ほんまに助かったでーぇ♪ おおきになっ!」

誓子『はい、どういたしまして… お役に立てたみたいで良かったです』ニコニコ

誓子『私…実は最近、神職試験で神様になったばかりの新米神様なので、ちゃんと出来るか不安だったんですよ』

京太郎「へー… 神様って、試験でなるんですか」

誓子『そうですよ。 天界の天使たちにとって、神様は憧れの職業です。 神様の種類にもよるけど、試験の倍率は数百倍から1000倍くらいもあるんだから』

桃子「なるほど… 神様って実は超エリートなんっすね…」

誓子『神様予備校に通っていっぱい勉強したんですよ… 神様になれれば、たくさんお給料がもらえるし、大勢の天使たちを顎で使ってデカい顔ができますからね♪』

憩「…なんか、夢があるような無いような話やなぁ…」

憧「天界の中間管理職が神様ってわけなのね」
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 19:08:32.49 ID:c6RV2omr0

照「じゃあ、次だね… 巫女さん、“能力付与の神様”を呼んでくれる?」

小蒔『承りました。 霞ちゃーん、出番ですよっ!』


 ピカアアァ―――ッ! ドタポヨオォンッ!! 


京太郎「どひっ!?」


視界を覆い尽くさんばかりの… 巨星の如き双丘が顕現!


霞『あらあらうふふ…♪ 久しぶりのお仕事ね』


能力付与の神として現れたのは、おもち大魔神石戸霞だった…
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 19:11:50.35 ID:kIIN6DfP0

憧「あ、あの、神様… 私たちこれから魔王を倒しにいくので、なるべく強力な能力をもらえると嬉しいんですけど…(てかデカッ! 胸にスイカがついてるよこの神様…)」

霞『ふんふむ… 魔王討伐パーティね』ポヨヨォン

霞『でも、実はあなた方6人のうち、半分の3人はもう決まってるのよね…』

桃子「へ? な、なんでっすか?」

霞『私ではない他の神様たちから具体的な指示をもらってるの。 こんなカンジで』スイッ


霞が、何か印を切るように指を動かすと、空中に3つのスクリーンが現れた…


京太郎「ん…? な、これは…?」

桃子「っす?」

照「…!」


“東横桃子  「一分間だけ無味無臭の気体になれる」”

“宮永照   「お菓子を召喚して武器にできる」”

“須賀京太郎 「ギア○めいた厨二病的台詞(呪文代わり)で全体バフできる」”
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 19:13:44.60 ID:kIIN6DfP0

桃子「“一分間だけ無味無臭の気体になれる”…?」

憩「なるほどなーぁ… つまりモモちゃんのステルス能力の強化版ってワケやな」

桃子「確かに、空気なら最強のステルスっすけど… 風に飛ばされたりしないか不安っすね…」

霞『気体とはいっても、自分の身体として意識的に動かすことが出来るから大丈夫よ♪』


照「“お菓子を召喚して武器にできる”… この召喚したお菓子って、武器じゃなくって食べちゃ駄目なの?」テルテル

霞『えーっと… 召喚できるのは食用のお菓子じゃなくて武器専用のお菓子みたいだから… 食べるのは無理じゃないかしら…?』

憧「武器専用お菓子って言葉、初めて聞いたわ…」
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 19:16:18.23 ID:kIIN6DfP0

怜「京太郎の全体バフってのはなんのこっちゃ」

憧「それは… 発動すれば、京太郎だけでなく私たち全員の戦闘能力が上がるってことよ」

怜「ほお…? そりゃありがたいな!」

京太郎「あ、あのー… 全体バフはいいんっすけど、ギア○めいた厨二病的台詞っていうのは… 言わないとダメなんですか?」

霞『勿論…! >>448の神様の御意向なんだから、それはちゃんと守らないと発動しないわよ』

京太郎「そっすか… いいだろう…、結ぶぞ! その契約!」キリッ!

憧「ん? 何よいきなり、京太郎」

京太郎「え、いや、厨二病的台詞の練習を…///」

桃子「全然サマになってないっすw」

京太郎「う、うるせーなっ!///」
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 19:18:28.68 ID:kIIN6DfP0

憧「じゃあ、モモ、テルさん、京太郎はこの能力を頂くとして… 私たち3人は?」

怜「うち、だれでも強制的に膝枕させられる能力がええんやけど」

憩「ウチは神級の治療術師にランクアップさせて欲しいなーぁ♪」ワクワク


霞『そうねぇ… あなたたち3人は・・・』




458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 19:20:44.20 ID:8C2ld80q0
ーーーーーーーーーー
今日はこれだけなのよー

残り3人の追加能力は、一応、

憧「集中するとスーパーコンピューター並の演算が出来る」

怜「相手を、自分を献身的に看病させたくなるようにマインドコントロールできる」

憩「ウイルスなどの微生物を召喚、操作できる」

とかの能力を考えてるけど、もし他に良さそうなのがあったらまたご提案下さい。


最終第三ステージは、3週間後くらいから始めます。
このセカンドステージとは、また形式が変わって、最初のゲームブック形式とか安価形式とか普通の物語形式とかになるかもしれない。

このスレの最後の締めくくりを投下してから、新しくスレを立てて始めます。

毎回コンマや安価に参加下さりありがとうございました!
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/19(月) 19:00:19.83 ID:fqhQ/F+I0





ダンジョン探索で“賢者の石”をゲットした京太郎パーティ…

その石の不思議な力により、桃子は「一分間だけ無味無臭の気体になれる」、照は「お菓子を召喚して武器にできる」、京太郎は「ギア○めいた厨二病的台詞(呪文代わり)で全体バフできる」という新たな能力を獲得した。

残り3人の新能力は…?


憧「じゃあ、モモ、テルさん、京太郎はこの能力を頂くとして… 私たち3人は?」

怜「うち、だれでも強制的に膝枕させられる能力がええんやけど」

憩「ウチは神級の治療術師にランクアップさせて欲しいなーぁ♪」ワクワク


霞『そうねぇ… あなたたち3人は・・・』

霞『それぞれの個性に合わせて、こんな能力はどうかしら…?』スッ、スッ


霞が再び印を切り、空中に三つのスクリーンが現れる…!


怜「…お?」


“憧 「集中するとスーパーコンピューター並の演算が出来る」”

“怜 「相手を、自分を献身的に看病させたくなるようにマインドコントロールできる」”

“憩 「ウイルスなどの微生物を召喚、操作できる」”
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/19(月) 19:03:14.63 ID:fqhQ/F+I0

憧「…スーパーコンピューター…? って…リアースのアイテムかな? 京太郎、知ってる?」

京太郎「ん? あ、ああ… ネットを見る時にさ…」

憧「ねっと?」

京太郎「えーっとな、いろんなことが出来る機械で、計算とか分析とかを一瞬でやってくれる装置のことだよ」

憧「ふぅん… 要は頭の回転が早くなるってことね」 

桃子「憧ちゃんは賢者様でこのパーティの頭脳だから…その力が強化されるってことっすね」

憧(…魔王城では、どんな能力や魔法を使う敵がいるのか、未知の部分が多い…)

憧(戦闘時の一瞬の判断や、作戦の成否で勝敗が分かれることになるだろうから… 確かに、賢者としての私の役割を考慮するなら、まあまあの能力かな?)

憧「…うん、私はOK。 園城寺さんと憩さんは?」
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/19(月) 19:04:55.97 ID:fqhQ/F+I0

怜「“献身的に看病させたくなるように”ってのは、当然膝枕も含まれるんやろな?」

霞『そうね。 でも、魔力や精神力が強い相手には通じないこともあるかもしれないわ』

怜「ふん… ま、ただで貰えるんやし、贅沢は言わんで。 うちもOKや」

憩「ウチもOKやでーぇ♪ ほんまに微生物をなんでも召喚できるんなら、いろいろ応用して闘えそうやしね」


霞『じゃあ、能力付与の儀式を行います。みんな、片膝をついてもらえるかしら?』


女神霞は、誓子と同じように、膝をついて並んだ6人の頭上に手を掲げ… それぞれの能力を授けていった。
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/19(月) 19:07:52.44 ID:fqhQ/F+I0

憧「よーっし! 全員体力も回復したし、新能力も手に入れたし… いよいよ魔王城に出発ね!」

照「うん、あとは魔王を倒して、サキを助け出すだけ…!」

桃子「あと少し… 私、頑張るっすよ!」

怜「はよ魔王の膝枕を味わってみたいもんやな」

憩「うちは早くこの新能力を使ってみたいでーぇ♪」

京太郎「クク…w 滾るな。 俺の覇者の聖剣が魔王の血を求めてるぜ…w」ククク…

憧「いつまでそのキャラ演じてんのよw」

京太郎「うるせーな、練習だよ練習!」

憩「京太郎クンの全体ハブの能力は、勝負の鍵になるかもしれんもんねぇ♪」


 アハハハハ…w ワイワイガヤガヤ、キャッキャッキャ…♪


こうして、それぞれ新しい能力も手に入れたパーティ一行はダンジョンを出発、魔王城へと向かったのだった…
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/19(月) 19:09:55.04 ID:fqhQ/F+I0





砂漠を越えたところで海に出た一行は、そこで釣り船をチャーターし、沖合にある魔王城の島に向かった。


誠子「皆さん、見えてきましたよ。 あれが暗黒の島オプスキュリア…」

誠子「そして中央にそびえているのが、俗にアスモデウスと呼ばれている魔王城です」


魔王城『・・・・・・』ゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオォォ・・・!!


黒々とそびえ立つ、最終決戦の地魔王城。

その周囲には、点々とコウモリらしきものが舞っているのが見えた。


怜「ほほお… さすがに雰囲気出とるなぁ…」

桃子「遂に…遂に来たっすね…!」ゾクゾク

照「あの城にサキがいるんだね… サキ、お姉ちゃんがすぐ助け出してあげるからね!」

憧「テルさん、逸る気持ちも分かるけど焦りは禁物よ」

憩「せやな。 魔王城には、これまでとは比べ物にならんくらいの強力な敵が待ち構えとるやろからなぁ…」

京太郎「………」
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/19(月) 19:31:06.63 ID:fqhQ/F+I0

京太郎(ふぅ… やっとここまで来たな…)

京太郎(こっちの世界に来てから、居酒屋でバイトしたり、イケダ討伐に行ったり、勇者になるためのトーナメントに出場したり、パーティ組んでいろんな魔物と闘ったり…)

京太郎(苦しいこともあったけど、なんか充実した日々だったぜ… いよいよラストバトルだな!)

京太郎(このメンバーなら、どんな敵が相手でもきっと勝てるはずだ。 咲…待ってろよ!)グッ

憩「京太郎クン、どうしたん? 緊張しとるん?」ヒョコッ

京太郎「え? あ、いや…緊張なんかしてませんよ」

京太郎「むしろ早く敵と戦いたくてうずうずしてるくらいです」ニッ

憧「言うね京太郎… じゃ、リーダーとして、ここらでイッパツ私たちに気合い入れてくれない?」

京太郎「おう任せろっ! じゃあみんな・・・覚悟はいいな?」


6人はお互いに肩を組んで円陣をつくった。


京太郎「行くぜ! 打倒魔王・・・そしてサキ姫を救い出すために!!」


一同「「「「「オ―――――――ッ!!!!!」」」」」


カン!

〜「京ちゃんクエスト」セカンドステージクリア!〜 


≪パーティ各自戦闘力、HPまとめ≫

・須賀京太郎(勇者) 戦闘レベル3→64  HP1500→1526 

・宮永照(第一王女) 戦闘レベル52→69 HP1200→1221

・新子憧(賢者)   戦闘レベル45→54 HP1000→1176

・園城寺怜(魔道士) 戦闘レベル38→47 HP800→1011

・荒川憩(医術師)   戦闘レベル27→42 HP1600→1521

・東横桃子(諜報員) 戦闘レベル31→44 HP1100→1401
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/19(月) 19:35:51.51 ID:fqhQ/F+I0
以上で第二ステージは終了です。
次の第三ステージのスレ立てようとしたんだけど、なんかエラーが出てしまってどうしても立てられないので、また明日試してみます。
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/19(月) 19:42:14.76 ID:MmnyfI8Oo

Rの方に建ってたよ
専ブラじゃないとRに立つバグが起こってるらしい
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 08:34:35.11 ID:VM7jhQgo0
乙〜
応援しとるで〜
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 19:23:07.71 ID:I7XduNVG0
京太郎「てすと」
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/11/20(火) 19:24:58.42 ID:I7XduNVG0
乙あざす

>>466
キャーッ! ありがとんこつ

でもまたVIPの方では立てられずにRの方に立ってしまったので、とりあえずRの方でやってみます
リンク貼っときます↓ 次がファイナルステージとなります

京太郎「京ちゃんクエスト?」優希「だじぇ!」【最終第三ステージ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1542707802/
316.89 KB Speed:0.2   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)