モバP「未来のお嫁さん?」響子「はい!」

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1 : ◆UpHOrkEMJ2 [sage saga]:2018/08/28(火) 13:06:22.35 ID:edEH/mkm0
初投稿です、よろしくお願いします。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1535429182
2 : ◆UpHOrkEMJ2 [sage saga]:2018/08/28(火) 13:11:12.68 ID:edEH/mkm0
〜346プロ 第1芸能課〜
社長「P君 少しいいかね?」

P「あっ社長 お疲れ様です。いかがなされましたか」

社長「最近どうかね、プロデューサー業務は慣れてきたかい?」

P「はい!まだ見習いですけど、なんとかやっていけています」

社長「そうかそうか!君は入社時から頑張り屋だったからね。調子がよさそうで私も嬉しいよ」

社長「実はな、今日は君に頼みごとがあって来たんだ」

P「頼みごと…ですか?」

3 : ◆UpHOrkEMJ2 [sage saga]:2018/08/28(火) 13:12:15.52 ID:edEH/mkm0
社長「うむ シンデレラプロジェクトのことは知っているかな?」

P「はい。たしか新しく新設されたアイドル部門が始めた企画ですよね。個性的なアイドルの発掘・育成を目標としているとか…」

社長「ああ、君も知っている通り我がプロダクションは老舗でありながら常に新しい流行を取り入れることを信条としている。今最も盛んなのはアイドル業界だ」

社長「日高舞から始まり、765プロや961プロなど様々なプロダクションが多くのトップアイドルを輩出している。アイドル事業が最も活発なのだよ」

P「世間は常に新しいアイドルを求めている… だから社長はシンデレラプロジェクトを企画したのですよね」
4 : ◆UpHOrkEMJ2 [sage saga]:2018/08/28(火) 13:14:02.10 ID:edEH/mkm0
社長「そうだ。私が君にする頼み事というのはそのプロジェクトに所属するアイドルの女の子をスカウトし、プロデュースすることなのだよ」

P「スカウト…プロデュース… 僕がですか!?」

社長「既に何人ものプロデューサーがこのプロジェクトに参加している…君にもその一端を担ってもらいたい」

P「…」

P(シンデレラプロジェクト…新たなアイドル時代の誕生に立ち会うことが出来るのか… 僕が)

5 : ◆UpHOrkEMJ2 [sage saga]:2018/08/28(火) 13:16:23.44 ID:edEH/mkm0
社長「どうかね、引き受けてくれるか?」

P「…社長 僕は小さかった頃からプロデューサーに憧れていたんです。舞台で輝くアイドル達をかげながら支え続けるという仕事に」

社長「…」

P「やります。やらせてください!僕の…僕自身の手で新たなトップアイドルを生み出したいです!その為なら何でもやります!」

社長「ん? 今何でもするって言ったかい?」

P「勿論です!男に二言はありません!!」
6 : ◆UpHOrkEMJ2 [sage saga]:2018/08/28(火) 13:18:36.12 ID:edEH/mkm0
社長「よく言った!!それでこそ私の見出した男だ!」

P「社長!!!」

社長「それでは1週間以内にトップアイドルの卵を見つけてくれたまえ」

P「はい!!……え?」

社長「P君!君には期待しているよ〜はっはっはっはっ」

P「1週間……1週間!?ちょっ ちょっと待ってくださいよ社長!? 無理ですよ!! 社長〜!!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/28(火) 15:44:06.18 ID:XYziTSct0
支援
8 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 17:43:44.17 ID:edEH/mkm0
社長のお願いに二つ返事で応えてしまった僕はアイドルの卵をスカウトするため、日本のあらゆる場所を探し回ることになった。トップアイドルの原石はどこにいるのかわからない、自分の足で探し回るしかないのだ。
目についた女の子に片っ端から話しかけた結果、時には無視され、またある時には新手のナンパと勘違いされ、警察に取り押さえられたりとそれはもう散々な目にあった。
9 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 17:45:02.48 ID:edEH/mkm0
P「まだ何も出来ていないのにもう6日もたってしまった…」

P「もう見つけた同僚もいるって言うし、僕この仕事向いていないのかなあ…ん?」

男の子「うわーん 痛いよ〜」

P「君!大丈夫か!?」ダッ

男の子「ひっく ひっく」

P「怪我をみせてもらうよ、転んで膝を擦りむいたのか…これくらいの傷なら…」

P(先日、使った消毒液と絆創膏があったはずだ)
10 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 21:23:42.97 ID:edEH/mkm0
P「少し沁みるが我慢するんだぞ」

男の子「う〜しみる〜」ポロポロ

P「こらこら、男ならこんなことで泣いてちゃだめだぞ。男の涙はカッコ悪いぞ」

男の子「カッコ ひっく 悪い?」

P「おう 強い男はな、どんなときでも笑顔なんだぞ。お兄さんみたいにな」にやっ

11 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 21:25:04.49 ID:edEH/mkm0
男の子「…変な顔」

P「へ、変!?」ガビーン

男の子「ははは」

P(良かった、笑ってくれた)

P「よし!手当終わり!」

男の子「ありがとう!お兄ちゃん」
12 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 21:25:48.52 ID:edEH/mkm0
P「おう、また走って転ぶんじゃないぞ〜」

男の子「うんっ、わかった〜」タッタッ

P「…まったく」

P(コンビニで傷薬買った時は無駄な出費だと思ったけど、買ってて良かったな)

P「さ〜てと、おなかすいたし何か食べに行くかな」すたすた

P(まだ時間はあるんだ、へこんでなんかいられないよな!)

??「…」
13 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 22:54:17.30 ID:edEH/mkm0
〜とある一軒家〜
長男「母さん〜姉ちゃん〜ごはんまだ〜?」

三女「まだー?」

次男「まだー!」

長女「あと少しでできるからもうちょっとだけ待ってね〜」

次女「あんた達!お姉ちゃん達が今急いで作ってるんだから静かに待ってなさい!!ごめんね、お姉ちゃん、お母さん」
14 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 22:55:21.07 ID:edEH/mkm0
長女「ううん、元はといえば私の帰りが遅くなってお母さんのお手伝いが出来なかったせいだから。」

母「なに言ってるのよ〜いつも手伝ってもらっているんだから時間なんか気にせず遊んできて良かったのよ」

次女「そうだよ!私だっているんだから!最近は料理も少しはできるようになってきたんだよ」

長女「ううん、大丈夫!私がしたくてやっていることだから!」

長女(それに、本当はもっと早く帰れるはずだったし…)
15 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 22:56:09.36 ID:edEH/mkm0
〜回想〜
長女「5時か〜ちょっと遅くなっちゃったな…」タッタッ

長女(みんなおなかすかせているだろうし早く帰らないと…あっ!)

男の子「いたっ!!」ズッテーン!

男の子「うわーん 痛いよ〜」

長女「大変!転んで怪我しちゃってる、手当しない 男性「君!大丈夫か!?」と?」
16 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 22:57:13.26 ID:edEH/mkm0

男性「怪我をみせてもらうよ、転んで膝を擦りむいたのか…これくらいの傷なら…」

長女(わぁ、あの男の人、すごく手慣れている…お医者さんかな?でもスーツ着てるし…う〜ん)

男性「少し沁みるが我慢するんだぞ」

男の子「う〜しみる〜」ポロポロ

男性「こらこら、男ならこんなことで泣いてちゃだめだぞ。男の涙はカッコ悪いぞ」

男の子「カッコ ひっく 悪い?」

17 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 23:00:08.82 ID:edEH/mkm0
男性「おう、強い男はな、どんなときでも笑顔なんだぞ。お兄さんみたいにな」にやっ

男の子「…変な顔」

男性「へ、変!?」ガビーン

長女(…ふふっ)

男性「よし!手当終わり!」

男の子「ありがとう!お兄ちゃん」

男性「おう、また走って転ぶんじゃないぞ〜」

男の子「うんっ、わかった〜」タッタッ

18 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 23:00:45.90 ID:edEH/mkm0
長女(すごい…さっきまであんなに泣いてたのにもう元気になってる…)

男性「さ〜てと、おなかすいたし何か食べに行くかな」すたすた

長女「…」

長女「優しそうな人だったなあ…ってああっ!急いでたんだった!!」ダッ

長女(でもこんな田舎にスーツ姿の若い男の人がなにしていたんだろう?)
19 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 23:21:48.18 ID:edEH/mkm0
〜回想終わり とある一軒家〜
全員「「「「「「いただきま〜す」」」」」」

長男「やっとごはんだ〜」むしゃむしゃ

次男「だー!」

三女「えへへ」

次女「しっかり噛んでたべるのよ!」

長女「ふふふ 美味しく召し上がれ♪」

母「パパ、もう少しで家に着くって」

長女「それじゃあパパの分も用意しておかないとね」

次男「そういえばさ〜ここ最近不審者が出没しているって話、みんな知ってる?」

20 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 23:22:34.92 ID:edEH/mkm0
次女「あ〜そういえばそんな話もあったわね。なんでも通学途中の女の子にプロデューサーを名乗るスーツ姿の変質者が「君、アイドルにならない?楽しい思い出になるよ?」って声をかけてるみたいよ。」

長女(スーツ姿…?)

三女「プロデューサー?いいなあ、私アイドルになりたい!私の学校にも来ないかなあ」

次女「何言っているの!!こんな田舎にアイドル事務所のプロデューサーが来るわけないじゃない!きっと危ないやつに違いないわ!」

三女「ええー、そうかなあ」

長男「でも本物だったらすごいよな〜姉ちゃん可愛いし、明日あたりにスカウトされるかもよ?」

母「そうねえ、年齢的にも申し分ないし、その可能性もあるかもね」

長女「わ、私!?あ、アイドルかあ…」

長男「おっ、意外と乗り気?」

21 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 23:24:32.63 ID:edEH/mkm0
アイドルに対する憧れが全くないといえば嘘になります。テレビで自分とさほど変わらない年の子が歌っているのを見るととても眩しく感じます。でも自分がその舞台に立つ姿は想像したこともなかったです。
22 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 23:25:15.27 ID:edEH/mkm0
長女「プロデューサー…かあ、どんな人なんだろう」

父「ただいまー」ガチャ

母「あっ、パパ帰って来たわね、お帰りなさ〜い」

パパが帰ってきたところで、私の中のふわふわした思考は断ち切られることになりました。

23 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 23:26:04.02 ID:edEH/mkm0
〜翌日 学校にて〜
友達「ねえねえ!!例のウワサ聞いた?」

響子「ウワサ?もしかしてアイドルの子を勧誘して回っているっていうプロデューサーのこと?」

友達「そうそう!素敵よね〜大都会からはるばるとやって来たプロデューサー(王子様)!彼はごくごく平凡な女の子である私を見つめてこう言った…「僕は君に会うために生きてきたのかもしれない…」な〜んちゃって、なんちゃって〜 ふふふ、ロマンチックだわあ」デヘヘ

長女「と、友ちゃん…」

友達「想像してみなよ!自分がスカウトされる姿を!!」

長女「ええ!?う〜ん」

長女「………………………」

長女「ちょっ、ちょっといいかも//」

友達「でしょお〜」

先生「ほら〜席につけ授業はじめるぞ」ガラガラ
24 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 23:27:13.06 ID:edEH/mkm0
〜学校帰り〜
長女「学校帰りにスーパーでこの量はちょっと買いすぎだったかなあ」フラフラ

長女「でも安くお肉が買えて良かった!今日も美味しい料理作らないと♪ …ん?あ、あの人…!」

男性「…」

長女(昨日の男の人だ!仕事帰りなのかな?…少し話しかけてみようかな?)

長女「あっ、あのっ、こんにち」スカッ

長女(両手が塞がってて受け身が…!)

長女「ど、どいてくださいいい〜」

男性「へ!?」
25 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 23:45:13.15 ID:edEH/mkm0
〜同時刻〜
P「はあ、結局見つからなかったか…アイドルの卵」

P(社長…すいません、僕の力が及ばないばかりに…)

P「…東京に戻るか」

??「ど、どいてくださいいい〜」

P「へ!?」

P(お、女の子!?)

女の子「きゃっ」ドーン

P「あいたっ」ゴンッ

P(あたたた、受け止めきれなかったか…ん?)ムニュ
26 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 23:46:21.73 ID:edEH/mkm0
目を開けると、ピンク色のリボンで髪の毛をサイドテールに結んだ高校生くらいの女の子が僕の上に覆い被さる形で倒れていた。

P(こ、この子…か、かわいい)ドキッ

女の子「う、ううん…ん? きゃあっ!す、すいません//」バッ

P「あっ、い、いやこちらこそ受け止めきれなくて。 すまなかった(柔らかくて最高でしたっ!)」

女の子「こんなところで転ぶなんて、気が抜けてる証拠ですね、えへへ… って、ああー!今晩の食材が〜!」

P「お、落ち着いて。一緒に拾ってあげるから」

女の子「うう、すみません…」
27 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 23:47:39.05 ID:edEH/mkm0
女の子「本っ当にごめんなさい!!いきなりぶつかったあげく、拾い物の手伝いまでしていただいて…」

P「いいよいいよ、お互い怪我がなくて良かったよ」

女の子「私の家、7人家族なんです。だからお夕飯の食材もたくさん買わないといけないんです」

P「7人家族!?すごいな」

女の子「はいっ、みんな大切な家族なんです!」ニッコリ

P「!?」

P(な、なんて素敵な笑顔なんだろう…)
28 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 23:48:24.57 ID:edEH/mkm0
P「ティンときた」ボソッ

女の子「はい?」

P「い、いやなんでもな 女の子「あっ、あの!本当にありがとうございました!その、よろしければ是非お礼をさせてください!!」

P「お、お礼?そんな大したことしたつもりは…」

女の子「転びそうな私を助けようとしてくれたり、一緒に拾い物してくれたりしたじゃないですか!」グイグイ

P「いや、結局一緒に倒れてしまっ 女の子「だとしてもです!!」あっはい。」

P(す、すごく積極的な子だな)

29 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/28(火) 23:55:40.66 ID:edEH/mkm0
女の子「わ、私なんだってします!お願いします!!」

P「…なんでも?」

女の子「はいっ」

P「本当に?」

女の子「はいっ!」

P「それじゃあ」スッ

女の子「名刺?」

P「アイドルに興味ありませんか?」
30 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/29(水) 00:01:15.38 ID:endLyi5+0
女の子「アイ、ドル…私が、ですか?そんな…私の取り柄って家事が少し上手いってところだけですよ?」

P「最初に見た時はかわいい女の子だな〜としか思ってなかったんだ。でも君が家族のことを話す時の笑顔をみた時、確信したんだ…この子はたくさんの人達に幸せを届けられるアイドルになれるって!」

女の子「か、かわいい?//」

P「ああっ!プロデューサーとして…一人の男として君がステージの上で輝く姿を見届けさせてほしい!!」

女の子「!?」

女の子(まっすぐで綺麗な目をしている…この人なら私を…)
31 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/29(水) 00:05:02.20 ID:endLyi5+0
P「ど、どうかな?」

女の子「…私、お姉ちゃんだからしっかりするようにって言われてきて…。でも、私、本当はあんまりしっかりしてないんです。」

P「僕がずっと支えてみせる」

女の子「けっ、結構抜けてるところも…あるんです、よ?」

P「ドジっ子は大好きだ」

女の子「つ〜〜〜、得意料理は肉じゃがですよっ///」

P「大好物だ」

女の子「こんな私でも、うまく出来たら褒めてもらえて、笑ってもらえるなら…。アイドルになりたいです!!!」

P「ああっ! 僕が君を導いてみせる!!」

P「僕の名前はP 。ふたりでトップアイドルを目指そう!!」

響子「五十嵐響子15歳です!趣味はお料理、洗濯、掃除…家事全般ですねっ!Pさん…いえ、プロデューサーさん!これからよろしくお願いします!!」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/29(水) 02:15:21.44 ID:5PHOGFY+0
ちょろ過ぎて心配になるレベル
33 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/29(水) 11:19:11.19 ID:endLyi5+0
〜五十嵐家〜
P「娘さんを僕にください!」

父「」

母「まあ!」

長男「おお〜」

次女「!?」

三女「キャー!」

次男「まじで!?」

響子「プ、プロデューサーさん!?」

五十嵐さんをスカウトした俺は五十嵐家にアイドルとして活動を行うための許可を貰いに行っていた。
彼女は間違いなくトップアイドルになり得る原石だ。絶対に認めてもらわないと!
34 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/29(水) 11:20:02.90 ID:endLyi5+0
母「響子に年上彼氏がいたなんて!どうして教えてくれなかったのよ〜」

長男「姉ちゃんやるぅ!!」

P「か、彼氏?…あっ、違います違います! 僕はこういう者です」スッ

母「あっ、これはどうもご丁寧にありがとうございます。え〜なになに、346プロ 第1芸能課所属 シンデレラプロジェクト企画担当…芸能事務所のプロデューサーさんですか!」

P「はい、この度は響子さんを我が社のアイドルにすべく、挨拶に伺った次第です」

次女「プロデューサー?じゃああなたがここ最近話題になっていた変質者?」ジロジロ

P「へ、変質者!?僕が!?」ガビーン
35 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/29(水) 11:20:49.15 ID:endLyi5+0
次男「うん、近頃芸能事務所のプロデューサーを名乗る不審者が出没しているって話だよ」

P「そ、そうだったのか…本当なのに」ズーン

長男「でも、名刺見る限りだと本物みたいだぞ。346プロって結構有名な事務所じゃないか?」

三女「すご〜い!本物のプロデューサーなんだ!」

P「まだ見習いですけどね」タハハ

母「そうなんですか〜 ちょっとあなた!いつまで呆けているつもり?しっかりなさい!」

36 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/29(水) 11:21:21.73 ID:endLyi5+0
父「あ、ああ。それでこの男はどこの不届きものだ?」

母「あなた!失礼よ!不届きものじゃなくてプロデューサーさんよ。響子をスカウトしに来たんですって」

父「プロデューサー?こんなド田舎にどうしてスカウトしに来ているんだ?」ジトー

P「あはは…それはですね…」
37 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/29(水) 16:17:09.23 ID:endLyi5+0
それから、僕は346プロで新たなプロジェクトが企画されたこと、自分がスカウトのために各地を転々としていて気づけば鳥取にまで来ていたこと、五十嵐さんと知り合った経緯を説明した。
最初こそどこの馬の骨か分からない男の姿に五十嵐さんの父親や次女さんは警戒していた。だけど僕がアイドルのプロデューサーという職業を誇りに思っていること、五十嵐さんを最後までしっかり責任を持ってプロデュースすること、何より五十嵐さんが自分の意思をしっかりと言葉で伝えると五十嵐さんがアイドルになることを認めてくれた。
最終的に五十嵐家は全員、僕のこと受け入れてくれていた。
38 : ◆UpHOrkEMJ2 [saga]:2018/08/29(水) 16:18:14.91 ID:endLyi5+0
P「これでアイドルに関する要件は終わりです。ありがとうございました。」

響子「プロデューサーさん!折角の機会なんですから一緒にご飯を食べていってください!」

P「え、でもご家族にご迷惑がかかるんじゃないか?」

響子「そんなことないですよ!プロデューサーさんにはまだ助けてもらったお礼、受けてもらっていないですからっ」

P「へ?アイドルの話、受けてくれたじゃないか」

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