千歌「サッカー楽しいのだ!」

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284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 14:53:49.90 ID:78B4+AYy0
FW「オーディンソード!」

ダイヤ「私だって!!フェンフオブダイヤ、V4!」

ポーン

鞠莉「ナイスセーブ、ダイヤ!」

MF「うおおおおお!!」ズザー

鞠莉「シャイニーフェザー、V2」

MF「あっ!?」

鞠莉「剣城!」ポーン
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 14:54:17.04 ID:78B4+AYy0
〜イナズマジャパンベンチ〜

善子「何・・・皆、いつの間にこんなに強くなってるの!?」

葵「驚くのはまだ早いですよ・・・・」

善子「どういう・・・・」

バチイイイイイイ!!!

善子「!!?」

聖良「こ、これは・・・」
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 14:54:49.70 ID:78B4+AYy0
剣城「漆黒のデーモンロード!でえええええりゃあああ!!」

ズバーン!

実況「ゴオオオオオオル!!!何と剣城!オルフェウスを相手にハットトリック!」

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

実況「ここで試合終了のホイッスル!3-0、イナズマジャパン決勝トーナメントの進出決定!」
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 14:55:27.05 ID:78B4+AYy0
日本3-0イタリア
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 14:56:01.90 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

フィディオ「・・・完敗です」

黒岩「・・・・」

フィディオ「だけど俺は諦めません。この敗北を糧に、必ず決勝トーナメントでリベンジしてみせます!」

黒岩「そうか・・・・」

フィディオ「・・・ありがとうございました!」

黒岩「フッ・・・」
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 14:56:41.97 ID:78B4+AYy0
曜「やったよ千歌ちゃん決勝トーナメント進出だ!」

せんうた「う、うん・・・」

曜「千歌ちゃん?」

せんうた「いや、この試合は・・・今まで以上に圧倒的な勝利を収めたものだから・・・・なんだかあまりイナズマジャパンの勝利!って気がしないのだ」

曜(千歌ちゃんの汗の匂い嗅いでたらクラクラしてきたのであれます・・・もう我慢できない・・・)脇の下ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ

せんうた「うひゃっ!?よーちゃんなにしてるのだ!?」

曜「はっ!?む、無意識に・・・・////」

せんうた(曜ちゃんとはしばらく距離を置くのだ・・・)
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 14:57:52.09 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

黒岩「次の対戦相手が決まった。ブラジル代表ザ・キングダムだ」

葵「ザ・キングダムはここまでリトルギカントに勝利、オルフェウスに敗戦、ローズグリフォンに引き分けと1勝1敗1引き分けと来ています」

聖良「次のリトルギカント対オルフェウスの成績次第では、ザ・キングダムにも決勝トーナメント進出のチャンスは十分あり得るでしょうね」

鞠莉「オルフェウスが2勝1敗で、リトルギカント1勝2敗・・・ローズグリフォンは全日程を終えて3敗と1引き分けでグループ敗退が決まってるのよね」

聖良「はい」

花丸「監督、質問があるずら」

黒岩「なんだ?」

善子「私達はもう決勝トーナメント進出が決まった訳だし、主力温存とかするんですか?」

黒岩「温存は考えていない、毎回全力でやるだけだ」

ルビィ「ということは、次のブラジル戦も・・・」

黒岩「勿論勝つ」

せんうた「やっぱりそうじゃないと面白くないのだ!」

曜「よーし!ブラジル戦に備えて練習であります!」

「「「おー!」」」
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 14:59:13.78 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

剣城「でえええりゃあ!!」

ダイヤ「ぐっ!!あっ!!」

ズバーン!

ダイヤ「くそ!また止められませんでしたわ・・・」

剣城「ですがだいぶ正面で捉えられるようになってますよ」

ダイヤ「・・・さあ、どんどん打ち込んで下さい!」






せんうた「よっ・・・くっ!ふっ、えいっ!」

果南「たあっ!」ズザー

せんうた「わっ!」

ポーン

せんうた「流石果南ちゃん・・・守りが固いのだ」

果南「次はもっと厳しく行くよ!」

せんうた「おう!」

葵「皆いつも以上に気合い入ってますね!」

聖良「次のブラジル戦もそうですけど、その先の決勝トーナメントも戦う訳ですからね。燃えない訳はないかと!」

葵「そうですよね!」

天馬「葵ー!ドリンク頂戴!」

葵「はーい!今行くね!」

理亞「姉様、私もドリンク」

聖良「はい

理亞「ありがと」ゴクゴク
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:00:08.05 ID:78B4+AYy0
花丸「行くずら!」

善子「たああああ!」

花丸「ずらん!」ヒョイッ

善子「あ゙っ!?」

花丸「てぇい!!」

ギュゥゥゥゥン!!

ルビィ「うゆ!」

パシーン!

ルビィ「花丸ちゃん、シュートの威力がだいぶ上がったね!」

花丸「ルビィちゃんこそ、流石の鉄壁ずら!」

善子「ヨハネは!?」

花丸「まだまだずらね」

善子「ムッキー!今に見てなさい!必ずあんたからボールを奪うんだから!」

花丸「じゃあやってみるずら」ニヤニヤ

善子「バカにしてー!」

花丸「ずらん」ヒョイッ

善子「わっぷ!」ドサッ
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:00:48.66 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

せんうた「ひー、今日も練習疲れたのだ・・・」

梨子「皆格段にレベルが上がったもんね。その分1つのプレーごとに掛かるプレッシャーも凄くて、体力の消耗が早まっちゃうのがキツいかな?」

せんうた「だけどやり甲斐はあるのだ!」

梨子「・・・・うん」

せんうた「魔剤飲みたい」

梨子「確かに喉乾いたね。一緒に買いに行こっか」

せんうた「うん
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:01:20.48 ID:78B4+AYy0
〜自販機〜

せんうた「ぷはぁ!生き返る!練習中にスポドリ飲むのも美味しいけど、練習後のエナジードリンクは格別なのだ!」グビグビ

梨子「飲み方おじさん臭っwww」

せんうた「うっ・・・・////」カァァァ

せんうた(梨子ちゃんの前ではしたない飲み方しちゃったのだ・・・////凄く恥ずかしいのだ・・・・////)

梨子「・・・・やっぱり、通用しなくなったね。レッドバンズ」

せんうた「え?」

梨子「千歌ちゃんの言った通りだった。世界の壁は思う以上に分厚くて・・・固い」

せんうた「・・・」ゴクッ

梨子「・・・なーんて、せっかく3連勝で決勝トーナメント進出決めたのに、自分のことでナーバスになってる暇なんてないよね!帰ろ!明日も練習頑張らなきゃ!」
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:01:48.10 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

果南「よっ!」

せんうた「果南ちゃん」

果南「これからお風呂?」

せんうた「うん」

果南「実は私も。一緒に入ろうよ!」
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:02:17.53 ID:78B4+AYy0
〜大浴場〜

果南「ふぃ〜気持ちいいねぇ〜

せんうた「うん・・・」

果南「千歌、またおっぱい大きくなった?」

せんうた「え?そう?自分じゃまるで気付かったのだ」

果南「・・・何か元気ないね。練習の疲れ?」

せんうた「・・・・まあ、そんなところ」

果南「まあここ最近は今までにないプレッシャーを抱えて戦ってきたもんね。特に千歌はキャプテンとして色んなもん背負ってきた訳だし・・・・」

せんうた「・・・・・」

果南(もしかして今の千歌は自分でも気付いてない程疲弊してるんじゃ?)

せんうた「・・・・・・」
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:03:21.31 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

黒岩「今日の練習は休みとする」

曜「えー、休みなの?」

ダイヤ「まあまあ。決勝トーナメント進出が決まってる今、疲労回復を計る休暇を取るにはこれ以上にない絶好のタイミングですからね」

曜「・・・まあ、確かに」

ダイヤ「という訳ですから私はフランスエリアに売っている人気プリンを食べに行きますわ!」

曜「じゃあ・・・・私温水プールに!」

鞠莉「乗馬ー!」

花丸「図書館へ!」

天馬「剣城!カードゲームで勝負だ!」

剣城「いいだろう!!」

せんうた「・・・」

果南「千歌?」

せんうた「えっ?ああ。休みなんだよね?」

梨子「千歌ちゃん。ちょっとそこら辺を一緒に散歩しよ?」

せんうた「いいけど・・・」

果南(ここは梨子ちゃんに任せるか・・・・)
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:04:25.73 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

梨子「風が気持ちいいね」

せんうた「うん・・・・」

梨子「・・・もしかして、私のせい?」

せんうた「えっ?」

梨子「わかるよ。だって千歌ちゃん、昨日までは凄く元気だったのに・・・今日はなんだか悩んでるみたい」

せんうた「なんで・・・」

梨子「正直言って。私の昨日のあの発言が、千歌ちゃんに余計なことを考えさせちゃった?」

せんうた(言えない・・・実は昨日から梨子ちゃんとデートする方法を必死で考えてたなんて・・・こんな真面目な空気で絶対に言えない!!)

せんうた「い、いやー!そ、そそそそんなことは無いよ!チカは至って元気だよ!」アセアセ

梨子「なら・・・・いいんだけど」

梨子(何も言ってくれない・・・・やっぱり私じゃ、千歌ちゃんを助けてあげられないのかな?)

せんうた「さ、さあ!休みはまだ始まったばっかりなんだし!一緒に色んなとこ回るのだ!」
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:05:02.08 ID:78B4+AYy0
剣城「まずは俺から!バイシクルソード!」

天馬「流石剣城!でも今日の俺は一味違うよ!嵐・竜巻・ハリケーン!」

剣城「腕を上げたな、天馬!」

天馬「まだまだ、行くぞー!」





せんうた「あの2人・・・カードゲームで凄い盛り上がってるのだ」

梨子「じゃあ私着替えてくるね」

せんうた「あっ!チカも着替えるのだ!」
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:05:55.12 ID:78B4+AYy0
〜せんうたの部屋〜

せんうた「り、梨子ちゃんとのデート////何を着て行こ・・・・////」

コンコン

果南「千歌ー、入っていい?」

せんうた「果南ちゃん?どうぞー」

ガチャリ

果南「お邪魔しまーす・・・ってうわ!!服散らかってる!どしたの?」

せんうた「えへへ・・・////これから梨子ちゃんとデーt・・・・出掛けるから着替えようとしてたのだ////」

果南「ふ〜ん・・・」ニヤニヤ

せんうた「な、なんなのだその笑い方・・・////」カァァァ

果南「【デート】、しっかり楽しんで来なよ」

せんうた「〜〜ッ////か、果南ちゃん!!」

果南「お邪魔虫は部屋に戻らせて貰うね〜」ニヤニヤ

せんうた「んもう!!」
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:06:46.44 ID:78B4+AYy0
〜玄関〜

梨子「ご、ごめん。待たせた?」

せんうた「ううん。チカも今着替え終えたとこ

せんうた(き、今日の梨子ちゃん・・・・いつも以上に可愛いのだ////)ポー

梨子(あれ!?千歌ちゃんなんか動きやすそうな格好してる!も、もしかして私・・・変に変に意識し過ぎた!?)ガーン

※二人ともバレンタインメッセージの時の格好をしています

梨子「・・・・・・それじゃあ、行こっか」

せんうた「なのだ・・・////」





剣城「剣聖、ランスロット!」

天馬「魔神ペガサスアーク!」

「「勝つのは俺だ!」」

剣城「まだまだだな」

天馬「くっそー!もう1回勝負だ!」

剣城「いいぜ。今度はデッキを変えて勝負だ!」

((こいつらうるせええええ!!何で玄関でカードゲームしてるの!?せめて部屋でやってよ!))
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:07:29.25 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

せんうた「早速フランスエリアに来たのだ!美渡ねえ達にお土産を買っていくのだ!」

梨子「いいね。だったら私もお母さんにお土産を買っていこ」

せんうた「そのあとはイタリアエリアまで行って、スパゲッティ食べよ!」

梨子「いいね。剣城君や聖良さん達も美味しいって言ってたし」

せんうた「それから遊園地で日が暮れるまで遊ぶのだ!」
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:08:12.78 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

実況「FFIU-18Bブロックも、いよいよ残すところはここ、コンドル島スタジアムで行われる日本代表イナズマジャパン対ブラジル代表ザ・キングダムの1戦のみとなりました!」

葵「昨日ウミガメ島スタジアムで行われたオルフェウス対リトルギカントの試合、リトルギカントが1-0で勝利して、両チームリーグ戦成績を2勝2敗にしています」

聖良「イナズマジャパンの1位通過は確定しましたが、ブラジルもこの試合に勝てば決勝トーナメント進出が決まるわけですからね。厳しい試合になるかと思います」

黒岩「ルビィ、キーパーに入れ。ダイヤはディフェンスだ」

ルビィ「はい!」

黒岩「輝と理亞はベンチで待機、いつでも出られるように準備をしておけ」

「「はい!」」

善子「あの、監督、私は・・・?」

黒岩「ディフェンスに入れ」

善子(温存は考えてないって言われた時は試合に出られないと思ってたけど・・・もしかして監督は私を戦力として見てくれてる!!)

善子「はい!」

花丸「良かったずらね
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:08:44.82 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

実況「決勝トーナメント進出を懸けた最後の一戦、イナズマジャパンボールで間もなくキックオフ!」

審判「ピー!」

梨子「・・・」チョンッ

剣城「せんうたさん!」ポーン

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) 剣城(10)

せんうた(3)

曜(9) 花丸(7)

天馬(8)

ダイヤ(17) 鞠莉(6) 果南(2) 善子(4)

ルビィ(20)
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:09:46.14 ID:78B4+AYy0
FW「たあっ!」ズザー

せんうた「わっ!」

ポーン

実況「高海、開始早々にボールを奪われた」

FW「ミゲル!」ポーン

MF「おう!」

曜「たああああ!」

MF「デザートドリフト!」

曜「あっ!!」

MF「ソフィーヤ!」ポーン

FW「はい!」

実況「ザ・キングダム前線にボールが繋がった!」

FW「バブルボイル!」

ルビィ「ゴッドハンドX・・・改!」

パシーン!!

ルビィ「うゆ!」ジュウウウウウ〜〜

善子「改!?い、いつの間に進化させてたの・・・」

花丸「ルビィちゃん!こっちずら!」

ルビィ「えい!」ポーン
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:10:42.52 ID:78B4+AYy0
実況「国木田がドリブルで上がっていく!」

MF「抜かせるか!」

花丸「デコイリリース」パチン!

ヒュン!ヒュン!

MF「なっ!?分身した!?ど、どれが本物だ!?」

花丸「・・・・」パチン!

実況「国木田新必殺技でドナルドを抜いた!」

善子「花丸まで・・・・」

花丸「千歌ちゃん!」ポーン

せんうた「さっきのミスは取り返す!」

DF「うおおおおお!」

せんうた「スパークエッジドリブル、V2」

DF「うわああああ!!」

せんうた「頼んだよ!」ポーン

剣城「はいっ!」

実況「イナズマジャパンエースストライカー剣城にボールが渡った!」

剣城「でぇい!」バサッ!

バチイイイイイイ!!!

剣城「漆黒のデーモンロード!でえええええりゃあああ!!」

GK「シュートブレイクV3!」

ゲシ!ゲシ!ゲシ!ゲシ!ゲシ!

GK「ぐわあああああああ!!」

ズバーン!

実況「決まったあああ!イナズマジャパン、今日の試合も先制!」

剣城「フッ・・・」

MF「・・・・・いらつくんだよな、ああいうの」ボソッ
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:11:08.53 ID:78B4+AYy0
日本1-0ブラジル
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:11:57.25 ID:78B4+AYy0
審判「ピー!」

実況「ザ・キングダムのボールで試合再開です」

FW「ミゲル!」ポーン

MF「オッケー!」

MF「こっちだ!」

MF「おう!」ポーン

実況「ボールを受け取ったペドロ、イナズマジャパン陣内へ切り込んでいく!」

鞠莉「たああ!!」ズザー

MF「くっ!」

ポーン

鞠莉「天馬!」ポーン

天馬「はい!」

MF「・・・・さーて、そろそろやるか」ボソッ
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:12:55.64 ID:78B4+AYy0
剣城「こっちだ!」

天馬「頼む!」ポーン

剣城「ふっ!」ギュゥゥゥゥン!

MF「させるかー!」ギュゥゥゥゥン!

実況「剣城とドナルドが高く飛んだ!」

剣城(よし!取れる!)

MF「・・・・わああああっ!」グラッ

実況「おっと!?ドナルド空中で体勢を崩した!」

MF「がふっ!」ドサッ

剣城(何っ!?今普通に着地したら相手の腕が!!くっ・・・・!!!)

グニャリ・・・









剣城「〜〜ッ!!」ドサッ

MF「・・・・・・」ニヤリ

剣城「がっ・・・・ぁ゙ぁ゙」

天馬「剣城・・・」

審判「ピー!」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:13:47.95 ID:78B4+AYy0
FW「ドナルド!怪我は・・・!?」

MF「俺は大丈夫。だけどあの人が・・・・」

剣城「〜〜ッ!!」

実況「おっと、剣城立ち上がれません!」

天馬「剣城!」

剣城「・・・・くっ!!」

実況「VTRを見てみましょう」

解説「これは・・・・先程空中でバランスを崩したドナルド選手の手が偶然、剣城選手の足元に伸びてしまったようですね。恐らく剣城選手は腕を踏みそうになったことに気付き、咄嗟に避けたのでしょう。しかし着地に失敗してしまい足を痛めてしまったのだと思われます」

実況「なるほど・・・おっと!担架が来ました!どうやら剣城、戦列復帰は無理の模様!これは非常に痛い!」
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:14:16.70 ID:78B4+AYy0
剣城「天馬すまん、後は頼む・・・・・」

天馬「剣城・・・」

黒岩「選手交代、剣城に変わって影山」

黒岩「高海、フォワードに入れ」

せんうた「は、はい!」

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) せんうた(3) 輝(16)

曜(9) 天馬(8) 花丸(7)

ダイヤ(17) 鞠莉(6) 果南(2) 善子(4)

ルビィ(20)
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:15:05.11 ID:78B4+AYy0
実況「思わぬアクシデントがありましたが、イナズマジャパンボールで試合再開です」

審判「ピー!」

曜「果南ちゃん!」ポーン

果南「っ!」

果南「天馬君!」ポーン

天馬(剣城・・・無事でいてくれ!)

天馬「せんうたさん!」ポーン

せんうた「えっ!?」

GK「・・・・・」ポスッ

実況「おっと松風これは強く蹴り過ぎた。ボールはキーパー、エンゾに渡ってしまう」

天馬「〜〜っ!」

葵「天馬・・・」
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:15:39.02 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

曜「梨子ちゃん!」ポーン

梨子(高い!取れない!)




DF「隙だらけだ!」

花丸「あっ!?」

実況「あっとイナズマジャパン、剣城の離脱が響いたのか攻撃がチグハグだ!」

FW「うるああああ!!」

ズバーン!

実況「ゴール!ザ・キングダム同点!」

審判「ピッ、ピー!」

実況「ここで前半戦終了!」
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:16:08.10 ID:78B4+AYy0
日本1-1ブラジル
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:16:49.32 ID:78B4+AYy0
〜イナズマジャパンベンチ〜

天馬「剣城・・・」

黒岩「何処へ行く?」

天馬「何処って・・・医務室に・・・・」

黒岩「必要ない」

天馬「必要ない・・・・何で・・・・・!?」

葵「・・・・・剣城君、病院に搬送されたの」

天馬「えっ・・・・」

葵「相当酷いみたい・・・少なくとも医務室じゃとても設備が足りないって・・・・」ポロポロ

天馬「嘘だろ・・・・」ドサッ

葵「・・・・」グスン
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:17:23.73 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

実況「イナズマジャパン対ザ・キングダム後半戦開始、間もなくキックオフです」

実況「ピー!」

FW「・・・」ポーン

MF「うおおおおお!!」

せんうた「たあ!」ズザー

MF「そんな甘いスライディングで俺が捉えられるか!」

せんうた「くっ!」

天馬「うおおおおおお!!」ドガッ!

MF「ぐっ!!」ドサッ

審判「ピー!」

実況「おっと松風!これはファウルを取られた!」

天馬「そんな・・・・〜〜ッ!」
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:18:00.07 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

MF「おるぁ!!」

ズバーン!

審判「ピー!」

日本1-2ブラジル





FW「はあっ!」

ズバーン!

審判「ピー!」

日本1-3ブラジル
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:18:29.63 ID:78B4+AYy0
実況「イナズマジャパン最早戦意喪失!しかしザ・キングダムの猛攻は止まらない!」

ズバーン!

審判「ピー!」






319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:18:56.45 ID:78B4+AYy0
MF「さて、どうせなら2桁得点でも視野に入れるか?」

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

MF「おっ?」

実況「ここで試合終了のホイッスル!ザ・キングダム決勝トーナメント2位通過決定!」
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:19:25.17 ID:78B4+AYy0
日本1-9ブラジル
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:20:03.66 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

天馬「・・・・」ボー

せんうた「天馬君・・・さっきからずっとあんな調子なのだ」

曜「仕方ないよ。剣城君・・・全治1ヶ月って診断されたみたいだし」

梨子「しばらくはライオコット島の病院で入院するみたいだけど・・・・」

鞠莉「全治1ヶ月・・・決勝トーナメントにはとても間に合わないわね」

天馬「・・・・・・」ボー
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:21:18.20 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

黒岩「剣城を代表メンバーから外す」

天馬「・・・・!」ギリッ

葵「天馬・・・」

天馬(・・・今日の試合、1番悔しかったのは剣城自身なんだ。本当は剣城だって、世界のフィールドに立ちたかった筈だ。世界の頂点を争える俺達がしっかりしなきゃどうする!剣城のことを気にし過ぎて調子を崩したら、それこそ剣城に合わせる顔が無くなっちゃう!)

せんうた(天馬君の目に光が戻ったのだ!)

天馬「・・・俺達は世界を相手に戦わなきゃいけない。そして世界の頂点を取ることを期待して、応援してくれるたくさんの人が居る。いつまでも剣城のことを考える訳にはいかない、そんなの剣城だって望んでない筈だから!」

せんうた(天馬君・・・何て強さなのだ!剣城君の離脱で1番辛いのは天馬君の筈なのに、こんなに早く腹を括るとは!!)

鞠莉「・・・監督。剣城が居ない今、イナズマジャパンの選手層はとても薄いです。メンバーの補強を行うべきかと」


鞠莉「監督っ!」

ガチャリ・・・

鞠莉「・・・・あくまでも補強はなし、か」

果南「相変わらず、何を考えているのか読めない人だな」

善子(12人しか居ない訳だし、まさかヨハネがベンチってことはないわよね!?)ドキドキ

ルビィ「ま、多分ね。善子ちゃん頑張んなよ」

善子「ありがとう。ってまるで心を読んだかのような絶妙のタイミングでの返しね」

ルビィ「顔に出てたよ」

善子「ヨハネそんなにわかりやすい顔してた?」

ルビィ「うん」
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:23:30.93 ID:78B4+AYy0
〜翌日〜

葵「1人1枚ずつ取ってって下さい」

せんうた「葵ちゃん。この手紙はなんなのだ?」

葵「あ、はい。これはですね、ロシア代表の方々からの招待状です」

曜「招待状?なんの?」

葵「パーティーへの招待状です」

梨子「パーティーって・・・またどうして?」

葵「何でも、世界の頂点を争う前に決勝トーナメント進出国同士で親睦を深め合いたいんだとか」

果南「ふーん。世界の頂点を懸けて争う相手と仲を深めてやりにくさでも作ろうってとこ?随分安っぽい手段に出たもんだ」ソワソワ

鞠莉「あら?意外と釣れないこと言うのね。マリーはパーティー好きだから誘いに乗せて貰うけどね

果南「・・・・誰も行かないとは言ってないじゃん」

鞠莉「素直じゃないわね」ツンツン

果南「////」プイッ

ダイヤ「当然、私も行きますわよ!」

善子「何か、ダイヤのテンション高くない?」ボソッ

ルビィ「えっとね・・・ロシア代表の監督って、絵里ちゃ・・・・・絢瀬絵里さんだから」

ダイヤ「憧れのエリーチカに会えるなんて、夢のようですわ!!」キラキラ

善子「・・・・なるほど」

葵「はい、監督も」

黒岩「ああ・・・・準備が出来たらバスに乗り込め」

「「「はい!」」」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:24:54.45 ID:78B4+AYy0
〜バス内〜

ダイヤ「エリーチカに会うのが楽しみですわ〜

花丸「ねえルビィちゃん・・・オラのドレス姿、変じゃない?田舎者丸出しってバカにされたりしない?」ソワソワ

ルビィ「大丈夫、すごく似合ってる!」

花丸「良かったずら」

善子「・・・・」ソワソワ

ルビィ「善子ちゃんも似合ってるよ!」

善子「もう・・・ダメ・・・・////」ジョボボボボボボ

花丸「・・・・善子ちゃん、またおもらしずら?」ボソッ

善子「だ、だって・・・仕方なかったのよ。パーティーなんて初めてだから・・・・・緊張しちゃって/////」

花丸「緊張しちゃってトイレに行き忘れたんだね?」

善子「////」コクッ

花丸「善子ちゃんは相変わらず緊張しいずら」

善子「ぅぅ・・・・////」

花丸「・・・・おむつはちゃんと持ってきた?」

善子「・・・・・部屋に忘れちゃった」

花丸「だと思って、念のためにマルの方で用意してきたずら。会場に着いたらおむつ替えてあげるから、それまでの辛抱ずら」

善子「・・・・ありがと////」

ルビィ(母と小さい娘みたいなやり取りだけど・・・2人とも同い年なんだよなぁ)
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:25:35.72 ID:78B4+AYy0
〜パーティー会場〜

せんうた「会場に着いたのだ!」

黒岩「来たか。では受付で招待状を渡すように」

葵「あの、天馬達は?一緒じゃなかったんですか?」

黒岩「予定より早く着いたからな、松風と輝には先に会場に入って貰った」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:26:12.00 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

せんうた「手続きも済んだし、パーティーを楽しむのだ!」

曜「クンクン・・・美味しそうな匂いがあっちから!」

花丸「トイレ何処にあるずら?」

受付嬢「あっちにあります」

花丸「善子ちゃん行こう」

鞠莉「あ、マリー達も行っとこ」

果南「そだね〜」

ルビィ「あ、ルビィも・・・////」

曜「ご飯ー!」

梨子「あっ、曜ちゃん行っちゃった・・・・まあいいや。トイレに行こ」

理亞「姉様!」

聖良「今の内に行っておきましょう」

せんうた「皆でトイレ〜!」
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:26:53.71 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

天馬「・・・用を済ませたからトイレから出てみるとイナズマジャパンのメンバーが集団でトイレに入って行った」

輝「シュールな光景ですね」

天馬「まあいいや、会場に戻ろっか」

輝「はい」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:28:03.92 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

絵里「本日は急な招待の中参加して頂き、誠にありがとうございます。ロシア代表ホワイトエンジェルスの監督、絢瀬絵里です」

黒岩「イナズマジャパン監督の黒岩です」

ガシッ

ダイヤ「黒岩監督が・・・エリーチカと握手していますわ!羨まし過ぎですわ!」

曜「おいひい!らいやはん、ほれほっへもおいひいよ!!」モグモグ

ダイヤ「口に物入れながら喋らないで下さいまし。お下品ですわよ」

曜「あっ・・・・////」ゴクン

曜「・・・・・そうだった。ここパーティー会場だった////」

|X||^.-^||「おほ^〜そんな曜さんも可愛いですわ〜(気を付けるのですわよ)」

曜「ダイヤさん、逆になってるよ」

|X||^.-^||「お口を拭いてあげまちゅね〜

曜「開き直ったでありますか」
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:29:43.77 ID:78B4+AYy0
せんうた「さぁ、パーティーを楽しむのだ!」

天馬「はい!」

「天馬」

天馬「え?はぁっ!!」パァァァ

白竜「久しぶりだな」

雪村「レジスタンスジャパンとして試合した時以来だね」

天馬「白竜!雪村さん!」

せんうた「天馬君、知り合いなのだ?」

天馬「はい!」

白竜「イナズマジャパンのキャプテン、高海千歌さんですね。初めまして」

せんうた「は、初めまして!」ペコリ

白竜「ロシア代表ホワイトエンジェルスのキャプテン、白竜です」

せんうた「ろ、ロシア代表のキャプテン!?」

天馬「ロシアは確かAブロックを4戦全勝で1位通過したんだよね?」

白竜「ああ。メディアからはグループ敗退濃厚と言われていたのを大きく狂わせた完全勝利でな」

天馬「・・・やっぱり白竜は凄いな。流石、剣城のライバルを名乗るだけのことはあるよ」

白竜「・・・・・剣城の件は聞いている。だからと言って同情はしない。無論、手加減するつもりもない」

雪村「俺達だって、世界の頂点を取りたいんだ」

天馬「白竜・・・雪村さん・・・・」

白竜「とは言ったが、折角の機会だ。今はこのパーティーを楽しもう」

雪村「そうそう!話したいことはいっぱいあるからね!」

天馬「はい!」
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:31:04.40 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆


花丸「ん〜〜とっても美味しいずら〜〜

ルビィ「理亞ちゃん、あーん

理亞「////」パクッ

善子「ゴクゴク・・・・・ぷはぁ!!これ凄く美味しいわね!飲み心地もさわやかだし、何てジュースなのかしら?もう一杯飲もっと

聖良「そんなにガブガブ飲むと、またおしっこ漏らしちゃいますよ・・・」

善子「・・・・お、おむつしてるからいいもん////」カァァァ

聖良「・・・おしっこしたくなったら私か花丸さんに報告して下さいね」

善子「その前にトイレに行くわよ!そこまで子供じゃない!」プンプン

聖良(怒らせてしまいましたね・・・)

葵「////」ソワソワ

聖良「あれは・・・・」






聖良「葵さん!」

葵「ひゃっ!?」ビクッ

聖良「!?」ビクッ

葵「あっ・・・聖良さん」

聖良「ごめんなさい、驚かせちゃいました?」

葵「い、いえ・・・そんなことは・・・・そ、それよりあの・・・・////」ソワソワ

聖良「・・・・どうかしました?」

葵「・・・・・お、お手洗いって何処にあるかわかります?////」モジモジ

聖良「・・・一緒に行きましょうか」

葵「////」コクッ
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:31:48.55 ID:78B4+AYy0
〜女子トイレ〜

ジャ〜〜

葵「間に合って良かった・・・////」

聖良「この会場には女性はあまり居ませんでしたし、案外混むこともなくスムーズに個室に入れましたね」

葵「女性中心の代表チームって、私達イナズマジャパンしか居ませんからね」

聖良「それに対して、この会場の女子トイレには個室が10個以上ありますし、まず混むことはなさそうですね」

葵「・・・・あの、聖良さん////パーティーが終わったら・・・・私の部屋に来て貰ってもいいですか?」

聖良「えっ?」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:32:18.22 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

コンコンコン・・・・ガチャリ

聖良「失礼しまーす」

葵「聖良さん!来てくれたんですね・・・////」

聖良「ええ、まあ・・・それで一体何の用で?」

葵「女二人、個室・・・何も起きないはずがなく・・・」ガバッ

聖良「えっ・・・・あ、葵さん!?」

葵「聖良さん、私・・・・もう我慢できない////」

聖良「へっ!?あっ・・・・・/////」
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:32:48.46 ID:78B4+AYy0
〜翌朝〜

天馬「んー!早朝のランニング気持ちいい!」

葵「天馬ー!」

天馬「葵!おはよ・・・・ってどうしたの!?お肌、めちゃくちゃツヤツヤだよ・・・・」

葵「・・・・・ふふっそう?天馬の気のせいじゃない?」

天馬「えぇ・・・」
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:33:19.94 ID:78B4+AYy0
〜グラウンド〜

葵「さあ皆さん!今日もはりきっていきましょう!」

鞠莉「き、今日の葵・・・なんだかいつも以上にexcitingしてるわね・・・」

果南「そう?いつもあんな感じじゃない?」

聖良「////」ポー

理亞「姉様?」

聖良「昨日の葵しゃん・・・////しゅごかった・・・・/////」ボソッ

理亞「?」
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:34:16.35 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

黒岩「準決勝の相手はアメリカ代表、ユニコーンだ」

天馬(ユニコーンか・・・秋ねぇはしゃいでそう)

梨子「もしかして私と相性悪いかも・・・(中の人的に)」

曜「ユニコーンと言ったら!」

善子「ギラン!鍵となるのは当然、私達ね!」

「「ユニコーンブリザード!」」

葵「警戒すべきは10年に一人の逸材と称された、雨宮太陽君がアメリカ代表選手に居ることです」

曜「えっ?太陽とかユニコーン要素ないじゃん」

天馬「いや、ユニコーンってチーム名ってだけですし」

曜「えええええっ!?」ガーン!

理亞(アホばっかり・・・・)

善子「ま、まあヨハネもそんなことはわかってたし!」

花丸「嘘つけ・・・」ボソッ

黒岩「・・・これより対ユニコーンに備えた練習を行う」
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:35:07.15 ID:78B4+AYy0
〜グラウンド〜

梨子「行くよ!」

ルビィ「お願いします!」

梨子「たあ!」

ズバーン!

梨子(剣城君が居なくなったこの状況だ。何としても私が点を入れなきゃ!)

ルビィ「もう1回お願いします!」






果南「うりゃあ!」ズザー

花丸「あっ!?」

ポーン

果南(エースストライカーが居ない今、DFが・・・・私がしっかりしなきゃ!)

花丸「まだまだ、もっかい攻めるずら!」

果南「来い!」

せんうた(何だろう?皆気合いは入ってる筈なのに・・・チカにはどこかチームが機能してないように見えて仕方ないのだ・・・・)

天馬「・・・」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:35:45.63 ID:78B4+AYy0
〜数日後〜

実況「FFIU-18も、残すところは決勝トーナメントのみとなりました!本日からの試合は全て、ここタイタニックスタジアムで行われることが決まりました!そして本日の試合は、ロシア代表ホワイトエンジェルスvsブラジル代表ザ・キングダムの一戦をお送りします!」

天馬「ロシアか・・・ブラジルか・・・」






338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:36:27.29 ID:78B4+AYy0
審判「ピッ、ピー!」

実況「ここで試合終了のホイッスル!5-0、ロシア代表ホワイトエンジェルスは負けなしで決勝進出が決定です!」

果南「こ、これがダークホース枠扱いされてたチームの戦い方だなんて・・・」

花丸「結果は勿論、試合内容はむしろ王者の戦い方だったずら」

善子「貫禄ありすぎ・・・」ブルッ

鞠莉「マル、善子がまたおもらししたわ」ボソッ

花丸「・・・・わかったずら」ボソッ

善子「あんなのとどう戦うってのよ・・・・」

花丸「善子ちゃん善子ちゃん」ツンツン

善子「な、何よ・・・」

花丸「・・・・黙ってお股に手を当てるずら」ボソッ

善子「?」

善子「・・・・・・あっ////」

花丸「一緒におトイレに行こ?」ボソッ

善子「ぅぅ・・・・////」
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:37:55.75 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

せんうた「明日はアメリカとの試合だって言うのに・・・あんなの見せられたら嫌でも意識しちゃうのだ。集中しなきゃ!集中、集中・・・・チカ達が戦うべきはユニコーン!」

コンコン

せんうた「あ、はい。どうぞ」

ガチャリ

天馬「こんばんは」

せんうた「あれ、天馬君?珍しいねこんな時間にチカの部屋を訪れるなんて」

天馬「・・・せんうたさんには、今のチームはどう見えてますか?」

せんうた「え?」

天馬「せんうたさんには、今チームがどんな風に見えてるのか、キャプテンとしての意見を聞かせて欲しいんです」

せんうた「チーズがのっていないピザ」

せんうた「・・・・皆確かにやる気十分だし、力もどんどん付いてきてる。だけど、チームとしてのまとまりが以前より無くなって・・・旨味のないチームになってしまったような違和感を感じるのだ」

天馬「ですよね。皆がまとまってない」

せんうた「いくら個が強くなっても、サッカーは11人の力を合わせてやるもの。1人1人がバラバラだと力が発揮できない。ピザだってそうなのだ。ピザだって、生地があって、具があって、それぞれに適した役割を埋め合うことで初めて旨味を作ることが出来るのだ」

せんうた「・・・・正直こんなこと言いたくないけど、明日はまず間違いなく敗色濃厚に近い試合展開になると思う」

天馬「うん」

せんうた「だけどチカは諦めたくない!チカは皆で!サッカーがしたい!皆と力を合わせて勝ちたいのだ!だから絶対に皆をまとめて見せる!試合が終わる前にチームをまとめて、イナズマジャパンを勝利に導いてみせる!天馬君、力を貸してくれるよね?」

天馬「勿論です!じゃあ俺はこれで!」

ガチャリ

せんうた「ふぅ・・・・チカも腹を括ったのだ!今日はもう寝る!」
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:39:17.58 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

おおおおおおおお!!
わあああああああ!!

実況「本日もこのタイタニックスタジアムはこの大声援!FFIU-18準決勝、日本代表イナズマジャパンvsアメリカ代表ユニコーンの試合が、まもなく始まろうとしています!」

せんうた「りーこちゃん今日も、【皆と一緒に】!頑張ろうね

梨子「・・・千歌ちゃん円陣よ!」

せんうた「はえ?」

梨子「はえ?じゃないでしょ。キャプテンなんだから、皆の士気を上げてよね!」

せんうた「・・・おー!」

梨子「・・・勝とうね。【皆で】」

曜「ほら、千歌ちゃん!早く早く!」

せんうた(あれ?皆まとまってる?もしかして・・・考え過ぎはむしろチカの方だった?取り越し苦労ならまあいっか・・・)ガシッ

曜(千歌ちゃんの腕が私の首もとにいいいいい)

|X||^.-^||(おほ^〜!千歌さんが肩を回してくれるなんて幸せですわ^〜!)

せんうた「スーハー・・・・勝つぞ!」

「「「おおおおお!!」」」

黒岩「ポジションを発表する。FW・・・せんうた、梨子」

せんうた「梨子ちゃん!よろしく!」

梨子「ええ!」

黒岩「MF・・・松風、曜、花丸、そして鞠莉」

鞠莉「公式戦でのMFは初めてね」

黒岩「DF・・・果南、ダイヤ、理亞、善子」

ダイヤ「私がディフェンダー・・・というとこは」

黒岩「GK・・・ルビィ、行けるな?」

ルビィ「はい!」

黒岩「輝、いつでも出られる準備はしておけ」

輝「はい!」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:40:20.61 ID:78B4+AYy0
〜グラウンド〜

太陽「天馬!久しぶりだね」

天馬「太陽!」

ダイヤ「あれが・・・10年に1人の天才、雨宮太陽」

太陽「こうしてまた天馬とサッカーが出来る、しかも世界という夢の舞台で戦える!最高だと思わないかい?」

天馬「ああ!今からもう凄いワクワクしてるよ!」

太陽「・・・だけど、最後に勝つのは僕達だ!」

天馬「俺も負けるつもりはない!」

太陽「うん!今日は最高の試合にしよう!」

天馬「勿論!」

ガシッ

曜「天馬君・・・雨宮君とも友達なんだ。結構友好が広いんだね」

花丸「天馬君はさわやかでいい子だから、友達が多いのも納得ずら」

太陽「じゃあね、天馬!」

天馬「ああ!」
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:41:11.51 ID:78B4+AYy0
梨子「行くよ!えいっ!」

ルビィ「はっ!」

パシーン!

ルビィ「くっ・・・!」ジュウウウウウ〜〜

梨子「ルビィちゃんナイスセーブ!」

ルビィ「えへへ////」

梨子(良かった・・・ブラジル戦での大量失点を引き摺ってる訳ではなさそう。これなら、試合の方も大丈夫そうね)








善子(そろそろヨハネも"アレ"を披露する時ね)

善子「曜!」

曜「!」

善子「・・・機会があったらヨハネも上がるわ」ボソッ

曜「・・・・・・いよいよ"アレ"を使うんだね」ボソッ

善子「ええ。こんなギリギリになったけど、剣城が居ない今はもう出し惜しみ出来ないわ」ボソッ
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:42:05.13 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

実況「FFIU-18準決勝、間もなくキックオフです!」

審判「ピー!」

梨子「・・・」チョンッ

せんうた「天馬君!」ポーン

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) せんうた(3)

天馬(8)

曜(9) 花丸(7)

鞠莉(6)

善子(4) ダイヤ(17) 果南(2) 理亞(18)

ルビィ(20)
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:43:22.03 ID:78B4+AYy0
太陽「天馬!君とまたこうしてぶつかり合えるなんてね!だけど今日は負けないよ!」

天馬「ああ!俺もだ!」

実況「雨宮序盤から必死のブロック!だが松風もボールをキープしているぞ!」

天馬(ここはZスラッシュで・・・)

太陽「クレイジーサンライト!」

ピカアアアアアン!!

天馬「うわっ!!」ドサッ

太陽「貰ったよ!」

天馬「しまっ、うっ!目が・・・」

実況「ボールを奪った雨宮、イナズマジャパン陣内へ切り込む!」

鞠莉「行かせない!」

太陽「・・・」トンッ

鞠莉「えっ!?」

果南「させるかー!」ズザー

太陽「はっ!」ヒュウウウウン!

実況「何と雨宮!小原を抜き、スライディングに来た松浦を空中に飛んでかわした!」

ダイヤ「あの二人があんな簡単に!?」

太陽「アトミック、フレア!」

ギュウウウウン!

実況「空中でフリーになった雨宮!そのまま必殺シュートを打ち込んだ!」

ルビィ「ゴッドハンドX・・・改!」

パシーン!!

ルビィ「うゆ!」ジュウウウウウ〜〜

太陽「・・・・簡単には決めさせて貰えないか」シュタッ
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:44:04.32 ID:78B4+AYy0
一之瀬「いいぞ!雨宮!どんどん攻めていこう!」

太陽「監督・・・」

一之瀬「うん!」b

太陽(僕達の監督は、かつてフィールドの魔術師と呼ばれた天才MF一之瀬一哉・・・)
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:44:42.75 ID:78B4+AYy0
太陽(小さい頃にアメリカで子犬を助ける為に交通事故にあい、医者からサッカーが出来ないと言われ、自分を死んだことにしてまでサッカーを断念した過去を持つ・・・)

ルビィ「善子ちゃん!」ポーン

太陽(サッカーが出来ないと言われて、1度はサッカーを断念するも、サッカーを好きという気持ちに諦めをつけられなくて・・・必死のリハビリでアメリカ代表にまで登り詰めた・・・・)

善子「ずら丸!」ポーン

太陽(だけど登り詰めたアメリカ代表でも悲劇は続いた・・・)

花丸「デコイ・リリース」

DF「なっ!?」

実況「国木田抜いたー!これはシュートチャンスか!?」
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:45:27.62 ID:78B4+AYy0
太陽(実は事故の後遺症が残っており・・・手術をしなければ、サッカーどころか、命さえ落とす危険な状態だった・・・)

花丸「ダストジャベリン!」

GK「フラッシュ、アッパー!」

ポーン

DF「ナイスセーブだ!」

太陽(しかも手術をしても、失敗する確率の方が高いと言われ・・・日本との対決を、自分の最後のサッカーにしようと、文字通り命を掛けて戦った)

DF「コール!」ポーン

MF「おう!」

太陽(その後もまた、手術を経て復活して、プロのユースチームに所属しながら高校を卒業・・・卒業後は一度アメリカを離れ、ブラジルで活躍を続けていた)

天馬「行かせない!ワンダートラップ」

MF「うわっ!?」

太陽(ブラジルで活躍を続けながら、2年前・・・選手生命を脅かす大怪我をした)
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:46:11.91 ID:78B4+AYy0
太陽(今度は手術をしてもプロとしてフィールドを駆けるのは不可能と言われ・・・途方に暮れていた、らしい)

DF「うおおおおお!」

天馬「そよかぜステップS!」

DF「うわっ!!」

太陽(そんな時、アメリカから指導者としての誘いがやって来て・・・サッカーが続けられるのなら、どんな形でも!とオファーを受けた)

天馬「嵐・竜巻・ハリケーン!」

ギュウウウウン!

DF「ボルケイノカット!」カキイイイイン!

GK「フラッシュアッパー!」

ポーン

太陽(そして今や、アメリカ代表の監督として、僕達を世界の頂点へと導こうとしてくれている!)

実況「松風のシュートも決まらず!イナズマジャパン、やはり剣城の離脱が響いているのか攻め手を欠いている!」

太陽(どんなに絶望的な状況でも決して諦めず、何度も蘇って・・・またボロボロになっても最後の最後まで足掻いて、決して諦めない・・・そんな監督の生きざまを、僕は直接見たことがある訳じゃない。だけど!)
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:46:58.49 ID:78B4+AYy0
太陽「クリス!こっちだ!」

MF「太陽!」ポーン

太陽(僕はこの人と、この監督と一緒に世界一になりたい!)

太陽「キース!シエラ!」

FW「おう!」

MF「わかったわ!」

果南「何をするつもりか知らないけど止める!ウォーターフォール!」

「「「うおおおおお!!」」」

太陽「っ!」

FW「うらぁ!!」

MF「たああっ!!」

ギュウウウウン!

実況「何と!松浦のウォーターフォールの滝を潜り抜けた!そして3人が同時に交差!これは!!」

太陽「不死鳥は何度でも蘇る!」

「「「ザ・フェニックス!!!」」」

太陽「∞(インフィニティ)!」

ズバーン!

ルビィ「うわっ!!」ドサッ

実況「ゴール!先制点はユニコーンだ!」
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:47:26.88 ID:78B4+AYy0
日本0-1アメリカ
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:50:24.92 ID:78B4+AYy0
審判「ピー!」

梨子「天馬君!」ポーン

太陽「させないよ!」

実況「おっと雨宮パスカット!」

梨子「あんなのパスカットするの!?」

太陽「クリス!」ポーン

MF「任せろ!」

曜「うおおおおお!!」

MF「ふっ、ホログラムロック!」

曜「えっちょ・・・・わっぷ!」ビターン!

MF「太陽!」ポーン

理亞「させない!ディープm・・・」

太陽「スパークエッジドリブルZ」

理亞「きゃあああ!!」

太陽「アトミック、フレア!」

ギュウウウウン!

ルビィ「この技は見切ってる!ゴッドハンド・・・」

ダイヤ「ルビィ!それはシュートではありませんわ!!」

ルビィ「ピギッ!?」

グイッ!

実況「おおっ!?アトミックフレアが大きく曲がった!」

MF「〜〜ッ!!」

実況「何とシエラがゴール前まで走り込んで来た!」

MF「監督直伝のこの技で決める!」

ダイヤ(不味い、間に合いません!)

MF「ペガサスショット!」

ズバーン!

実況「ゴール!ユニコーン、鮮やかなシュートチェインが決まって追加点だ!」
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:50:59.55 ID:78B4+AYy0
日本0-2アメリカ
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:51:37.26 ID:78B4+AYy0
せんうた「皆!まずは1点を取り返そう!」

審判「ピー!」

せんうた「天馬君!」ポーン

天馬「うおおおお!!そよかぜステップS」

太陽「うわっ!」

天馬「曜さん!」ポーン

曜「はい!」

太陽「・・・流石だね、天馬」
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:52:11.29 ID:78B4+AYy0
実況「渡辺が敵陣奥深く切り込んでいく!」

曜「梨子ちゃん・・・・!?」

DF「ふふっ

梨子(あ、この子可愛い)

曜「千歌ちゃん!」

せんうた「離れるのだ!」

DF「じゃあシュートを打たないって約束できる?」

せんうた「ぐぬぬ・・・」

曜(千歌ちゃんも梨子ちゃんもマークされてる!ならここは私が!)

曜「フライングフィッシュ!」

GK「フラッシュアッパー!」

ポーン

曜「くっ!」

審判「ピッ、ピー!」

実況「ここで前半終了のホイッスル!0-2、ユニコーンリードです!」
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:52:41.20 ID:78B4+AYy0
〜イナズマジャパンベンチ〜

葵「皆さん!水分をしっかりと取ってくださいね!」

聖良「理亞・・・」

理亞「うん、ありがと・・・・」

天馬「まだまだ2点差です!なんとかなりますよ!」

理亞「今日は今日の進化系!ダンスなう!ダンスなう!」

天馬「ちょっ!?音楽聞いてる場合ですか!?」

せんうた「ま、まあ・・・余裕があるなら、そっちのがいいと思う・・・・のだ?」

理亞「・・・・」ギュッ

黒岩「後半はポジションを入れ替える」
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:53:10.13 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

実況「さあ後半は2点リードしているユニコーンからのキックオフ・・・ですが」

太陽「大きくポジションを変えてきたね・・・」

MF「何をするつもり?」

イナズマジャパンフォーメーション

曜(9) 善子(4)

せんうた(3)

梨子(11) 花丸(7)

天馬(8)

鞠莉(6) ダイヤ(17) 果南(2) 理亞(18)

ルビィ(20)
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:54:24.59 ID:78B4+AYy0
実況「この陣形の意図や如何に!?」

審判「ピー!」

太陽「行くよ!」

善子「っ!」

太陽「・・・」トンッ

善子「あっ!?」

実況「津島あっさりと抜かれた!」

太陽「ふっ、ほっ、はぁっ!」

ギュウウウウン!

太陽「キース!」ポーン

実況「高海、桜内、国木田も難なく抜き去りキースへパス!」

太陽(妙だ・・・なぜこんなにスムーズに敵陣へ切り込めるんだ?)

天馬「皆落ち着いて!連携すればきっと取れるよ!」

理亞「うああああ!」ズザー

FW「なんだ?てんでバラバラだな。奇策は失敗か!?」ポーン

太陽「ふっ!」

実況「ボールは再び雨宮に渡った!」
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:55:30.16 ID:78B4+AYy0
太陽(何を企んでるのか知らないけど・・・これで!!)

ギュウウウウン!

実況「おっと!?またしてもザ・フェニックス∞の体勢に入った!」

「「「ザ・フェニックス∞!!!」」」

天馬「させるかああああ!ぐっ!!」ズザー

実況「何と!松風体を張ってザ・フェニックスを止めに入った!」

「「何ぃっ!?」」

天馬「ぐっ、うううううう!!」ズザー!!

せんうた「天馬君踏ん張るのだ!」

実況「それを見た高海、ゴールに引きずり込まれるように下がっていく松風の後ろに回り込んで体を支える!」

鞠莉「ちかっち!」

花丸「千歌ちゃん!」

「「「「うおおおおお!!」」」」

実況「何と!4人掛かりでザ・フェニックスを止めにいった!」

「「「きゃああああ!」」」

天馬「がっ!」

実況「だが吹き飛ばされてしまう!」

ルビィ「シュートの威力が弱まった!これなら!」

パシーン!

ルビィ「うゆ!」ジュウウウウウ〜〜

太陽「・・・ほんと、相変わらず体張るね」

実況「と、止めたあああ!イナズマジャパン決死のブロックで、ザ・フェニックスを止めました!」

天馬「ハァ・・・ハァ・・・・ね?皆で力を合わせれば、止められたでしょ?」

ルビィ「天馬君・・・」

せんうた「天馬君・・・ありがとう!やっと思い出せたよ!私達のサッカーを!イナズマジャパンはこれまで、皆で力を合わせて勝ち上がってきたってことを!」

「「「うん!」」」

太陽「・・・どうやら、天馬の闘志がイナズマジャパンに伝染したみたいだね」

せんうた「さあ皆!ここからが本当の勝負なのだ!皆で攻めて、皆で勝利を掴もう!」

「「「おお!」」」
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:56:37.57 ID:78B4+AYy0
ルビィ「鞠莉ちゃん!」ポーン

鞠莉「OK!」

太陽「はああああ!クレイジーサンライト!」

鞠莉「くっ、目が・・・でもマリーは負けない!シャイニーフェザーV3!」

太陽「何っ!?」

鞠莉「見えなくたって、声を聞けばボールは蹴れる!天馬!」ポーン

MF「ふっ、やはり視界を遮られれば、まともにパスは出せn・・・」

ギュウウウウン!

天馬「たあっ!」

実況「松風追い付いた!」

MF「何っ!?」

天馬「ナイスパス鞠莉さん!」

鞠莉「マリーは見てパスを出すんじゃなくて、感性でパスを出すタイプなのよ

善子「こっちよ!」

天馬「はい!」ポーン
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:57:04.79 ID:78B4+AYy0
善子「行くわよ、曜!」

曜「了解であります!」

「「グレートブラスター!」」

実況「何と!ここで津島と渡辺の新必殺技が炸裂だー!」

DF「させるか!ボルケイノカット!」カキイイイイン!

ギュウウウウン!

GK「バカな!?まるで威力が弱まらない!?くっ、フラッシュアッp・・・」

ズバーン!

GK「がはっ!」

実況「ゴール!イナズマジャパン1点を返した!」

善子「切り札ってのは、ここぞって時まで温存するのが戦略ってものなのよ

GK「くっ!」

曜(本当は昨日急ピッチで仕上げたから今まで打てなかっただけなんだけど・・・言わなくてもいいよね)
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:57:31.68 ID:78B4+AYy0
日本1-2アメリカ
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:58:19.58 ID:78B4+AYy0
審判「ピー!」

善子「さーてもう1点貰うわよ!」ズザー

太陽「スパークエッジドリブルZ!」

善子「ぎゃああああ!」

花丸「善子ちゃん!?」

梨子「私に任せて!」

太陽「!?」

梨子「ザ・ウォール!」ゴゴゴゴゴ

太陽「うわあああ!」

梨子「今の私は、壁を理解し壁に理解された、究極の壁マニアよ!」

ギュウウウウン!

MF「なんだこいつ!?急に動きが!?」

実況「何と桜内!ザ・ウォールを発動してから動きが別人のように豹変した!」

DF「ボルケイノカット!」

梨子「今の私に、そんな必殺技は通じないわ!」ポーン

実況「桜内、ヒールで松風にボールを繋げた!」

天馬「うおおおおおお!!」ギュウウウウン!

DF「はやいっ!」

実況「松風トップスピードで一気にゴール前だ!」

天馬「嵐・竜巻・ハリケーン!!」

GK「くっ!ぐううううう・・・・、うわああああ!!」

ズバーン!

実況「ゴール!イナズマジャパン同点!」
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:58:46.46 ID:78B4+AYy0
日本2-2アメリカ
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 15:59:41.99 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

梨子「デビルバースト!」

GK「フラッシュアッパー!」

ポーン!




MF「ペガサスショット!」

ルビィ「ゴッドハンドX・・・改!」

パシーン!

実況「両者とも激しい攻防が続いている!残すところはもうアディショナルタイムのみ!果たして次の1点を決めるのはどちらのチームか!?」

ルビィ「オフェンス!上がルビィ!」ポーン

天馬「はい!」

太陽「天馬ああああああああ!!!」ズザー

天馬「あっ!?」

ポーン

実況「おっと!?雨宮ここでボールを奪い取る!」

太陽「僕達は、勝って世界に行くんだ!」

ギュウウウウン!

ルビィ「真、ゴッドハンドX!」

パシーン!!

ルビィ「うゆ!」ジュウウウウウ〜〜

審判「ピッ、ピー!」

実況「ここで試合終了のホイッスル!」

天馬「えっ?」
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:00:32.40 ID:78B4+AYy0
実況「えっと2-2の引き分け・・・FFIU-18の公式ルールによると、準決勝における試合で引き分けとなった場合は・・・延長戦を行わず、ブロックの1位通過したチームを優先的に決勝戦へ進める、と記録されてあります!」

せんうた「ということは・・・・・」

善子「私達の勝利よおおおお!」

ルビィ「やったあああああああ!!」

天馬「・・・・あの、太陽」

太陽「決勝戦進出おめでとう!」

天馬「〜〜ッ!!」

太陽「えっ!?何その顔!?」

天馬「俺はこんなの納得行かない!太陽達はまだ負けてないじゃないか!」

太陽「・・・・確かに、僕達はこの試合には負けなかった。だけどグループ2位通過した時点で僕達が決勝戦へ行くには勝ちしかなかった」

太陽「むしろ僕は、1位通過した中で同点になっても最後まで勝ちに来る試合をしてくれたイナズマジャパンに、感謝の気持ちでいっぱいだよ!」

天馬「太陽・・・」

太陽「胸張って決勝戦へ挑んでよ。僕達の夢を託すから・・・」ギュッ

天馬「・・・・・わかった」
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:01:41.27 ID:78B4+AYy0
〜バス内〜

天馬(太陽・・・・俺達イナズマジャパンは、必ず世界一になるから!)

せんうた(泣いても笑っても・・・次が最後の試合なのだ)

善子「どーよずら丸。ヨハネの新必殺技見たでしょ?こないだはまだまだとか言ってくれたけど、少しは見直してくれたわよね?」ドヤァ

花丸「そーゆー事はオムツが取れてから言うずらァァぁぁぁああ!!!!」

ペシン!ペシン!ペシン!

善子「に゙ゃぁぁぁぁ〜〜、ごべんなしゃ〜〜い!!」

葵「////」チラッ・・・

梨子(一応男の子も居るのに・・・花丸ちゃん、お構いなく善子ちゃんのお尻を叩いてる・・・・)

花丸「まだまだ!100叩きだから後97回叩くずら!」

輝「おじさーん?どうして僕の目と耳を塞ぐの?」

黒岩「ばっちいからみちゃいけません!」

理亞「・・・で、なんでこいつ尻叩かれてるの?」

ダイヤ「何でも、オムツが切れてしまったことを花丸さんに黙ったまま・・・試合終了後におもらししたみたいで」

花丸「マルは別に善子ちゃんがおもらしすることを怒ってる訳ではないし、新必殺技が完成して調子乗ってるのも可愛いなとは思ってるから、そこら辺では怒ってないずら」

花丸「マルが怒ってるのは、どうしてオムツの残りが無くなったのに黙ってたのか・・・」

善子「////」

花丸「・・・・まあ、言い訳は後で聞くずら」

黒岩「・・・・アメリカエリアに着いたぞ」

花丸「ありがとう。じゃあマル達は善子ちゃんの新しいオムツを買ってくるずら」

善子「ぅぅ・・・////」

黒岩「・・・・くれぐれも、遅くならないように」

花丸「はーい!」
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:02:32.70 ID:78B4+AYy0
〜アメリカエリア〜

ダイヤ「2人だけでは心配なので、私も一緒に来ましたわ!」

花丸「ありがとうダイヤさん」

善子「////」モジモジ

ダイヤ「善子さんって、もしかして今ノーパン?」

花丸「いや、マルが予め用意してた予備のオムツ穿かせてるよ?」

ダイヤ「高校生にもなっておむつとはこの先が心配ですわね善子さん・・・」

花丸「大丈夫だよ。もし善子ちゃんがこの先ずっとおむつが取れなくても、マルが一生養うずら!」

ダイヤ「・・・そうですか」

花丸「あ、ドラッグストアに着いたずら」

ダイヤ「どうしてわざわざアメリカエリアまで来たのですか?おむつくらい、日本エリアにも売ってるでしょうに」

花丸「ただおむつを買うだけならそれでもよかったんだけど、海外には高校生でも穿けるようなサイズで色々と可愛い絵がプリントされてるおむつが売ってるからそっちにしただけずら」

ダイヤ「そんなことよく知ってますわね」

花丸「いんたーねっとで調べたずら!」

ダイヤ「そう・・・」
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:03:40.09 ID:78B4+AYy0
花丸「善子ちゃん!善子ちゃん!」チョイッ、チョイッ・・・

善子「・・・なによ?」

花丸「じゃじゃーん!可愛いユニコーンの絵がプリントされたおむつが見つかったずら

花丸「今日の対戦相手もユニコーンだったし、何かの縁だと思って買ってみようと思うんだけど・・・」

善子「ユニコーンさん・・・////可愛い・・・/////」

花丸「気に入ったみたいだね

善子「ハッ!べ、別にユニコーンさんが可愛いから穿いてみたとか思ってる訳じゃないし、おもらししちゃうから仕方なくおむつ穿いてあげるだけなんだからね!」

花丸「素直じゃないなぁ」ニヤニヤ

善子「////」プイッ

ダイヤ「ではレジに行きましょうか」

善子「・・・・・えへへ
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:04:12.46 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

黒岩「決勝の相手は、ロシア代表ホワイトエンジェルスだ」

ダイヤ「ここまでエリーチカ監督の素晴らしい采配によって全戦全勝という、すんばらしい〜〜!成績を残して決勝まで勝ち上がってきましたわ!」

ダイヤ「このままエリーチカ監督の優勝というのも見たい気もしますが、イナズマジャパンの誇りを掛けて、たとえ相手がエリーチカでも打ち砕いてみせますわ!」

ルビィ「お姉ちゃんよく言った!」パチパチ

果南「何か策はあるのかなーん?」

黒岩「お前達は、私のアドバイスが無ければ何も出来ない程無能だったのか?」

果南「なっ!?」
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:04:41.45 ID:78B4+AYy0
〜グラウンド〜

せんうた「えいっ!」

ズバーン!

せんうた「ふぅ・・・」

梨子「気合い入ってるね」

せんうた「梨子ちゃん!」

梨子「ドリンク持ってきたよ。ちょっと休憩しよ?」
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:05:39.30 ID:78B4+AYy0
せんうた「・・・・」ゴクゴク

梨子「勝っても負けても、次がイナズマジャパン最後の試合になるんだね」

せんうた「・・・お腹が痛いのだ」 ギュルル

梨子「えっ、千歌ちゃn・・・」

せんうた「トイレえええええ!!」








曜「千歌ちゃん今凄い勢いで走って行ったけど・・・何だったの?」

梨子「トイレだって」

曜「ふーん」

梨子「曜ちゃんも自主練に来たの?」

曜「もちろん!やれることはやっときたいのであります!」

梨子「あ、そうそう。前の試合に使ったあの必殺技・・・」

曜「グレートブラスター?」

梨子「そうそう!曜ちゃん達、いつの間にあんな凄い必殺技を編み出してたの?」

曜「・・・・まあ、あの必殺技自体は実はアジア大会から取り組んでたんだけど、思ったより難易度が高くて完成がギリギリになったんだよ」

梨子「そうなんだ」

曜「でもこないだの試合で手応えはあったし、もっともっと精度を上げたいなって思ってるであります!」

梨子「・・・勝とうね、絶対に勝って世界一になろう!」

曜「うん!」
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:06:20.45 ID:78B4+AYy0
曜「よーし!早速グレートブラスターの打ち込みを開始するでありますよ!よーしこー!」

シーン・・・・

曜「・・・あれ?善子ちゃん?」

梨子「・・・居ないね」

曜「あれ?今さっきまで一緒に居たのに・・・トイレかな?」

梨子「グレートブラスター・・・私とじゃ無理かな?」

曜「ごめん、あの技は善子ちゃんが主導だから・・・」

梨子「あれ!?そうなの?てっきり曜ちゃんがタイミング取ってると思ってたんだけど、違うんだ」

曜「うん。だから・・・善子ちゃんが来てくれないと練習にならないんだ・・・」

梨子「肝心のよっちゃんが来ないんじゃ練習のやりようがないってことか」

曜「仕方ない。善子ちゃんが来るまでは別の練習するか」

梨子「だったらさ・・・」

曜「?」
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:07:09.99 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

葵「それでですね!」

聖良「あははwww」

善子「・・・」スタスタ

聖良「あ、善子さんだ。おーい!」

善子「な、何よ?」ビクッ

聖良「私、鹿角聖良は、空野葵さんと正式にお付き合いさせて頂くことになりました・・・////」テレッ

葵「////」カァァァ

善子「・・・・・は?」( ゚д゚)ポカーン

聖良「いや、だから・・・////私は今日から葵さんと・・・」

善子「いやいや、それが聞こえなかった訳じゃないから!え、何であんたらいきなり付き合ってるの!?」

聖良「い、いきなりではないですよ。ね・・・?////」

葵「はい・・・////マネージャーとして、その・・・・一緒に仕事したり、色んな話したり、休日に出掛けたりしていくうちにその・・・・////」

善子(マジか・・・)

聖良「と、という訳でして・・・その・・・・////同性同士の交際ですが、生暖かくでも認めて貰えると嬉しいなって思うんですが・・・・////」
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:08:32.49 ID:78B4+AYy0
善子「・・・・・ま、まあいいんじゃないの?ヨハネは別に同性愛に嫌悪感がある訳じゃないし・・・人の恋路にとやかく言うつもりもないから」

聖良「良かった・・・」ホッ

葵「えへへ////」

善子「・・・・んで、皆に発表するの?」

聖良「勿論です!」

善子「そう・・・・・頑張ってね」

聖良「はい!」

聖良「・・・・では葵さん、行きましょうか」

葵「・・・・呼び捨てにして欲しいな////」ギュッ

聖良「ふふっ」ギュッ

善子「手を繋いで行きやがった。しかも恋人繋ぎ・・・・」
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:09:11.36 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

善子「ってことがあってさ・・・びっくりしたのよ」

理亞「う、嘘だ・・・姉様がそんな・・・」

善子「いやー、すっごいラブラブだったわよ。去り際なんて恋人繋ぎで・・・」

理亞「嘘だあああああ!!」






聖良「あっ、理亞!ちょうどいいところに!実は私、葵とお付き合いすることになったの

理亞「うええええええん!!」

聖良「あっ!?理亞!」

善子「・・・・走って行った先に居たのか、ご愁傷です」
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:09:50.59 ID:78B4+AYy0
〜ルビィの部屋〜

理亞「姉様が・・・・姉様がロリコンだった!」

花丸「いや、単に好きになったのが葵ちゃんだっただけだと思うんだけど・・・」

理亞「うわあああああん!」ギュー

ルビィ「よしよし・・・理亞ちゃんにはりゅびぃがいるからね・・・」ナデナデ

理亞「ぅぅぅ・・・」グスン

花丸「・・・マルは自主練に行ってくるね」

ルビィ「わかった」

花丸(2人きりの時間をお楽しみに☆)(^_-)

ルビィ(花丸ちゃん、ありがとう!)
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:10:25.36 ID:78B4+AYy0
〜再びグラウンド〜

曜「うああっ!」

カーン!

曜「ハァ・・・ハァ・・・・何て難しい技なんだ」

梨子「ファイアトルネードDD・・・・まさかここまで難しかったなんて」

曜「もう1回行くよ!」

梨子「・・・・いや、少し休憩入れよう」

曜「何で!?うわっ・・・・」ドサッ

梨子「・・・貴女がそんなだからよ」
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:11:35.99 ID:78B4+AYy0
曜「ゴクゴク・・・・・はぁっ。生き返った」

梨子「そう。よかった」

曜「これって、確か剣城君が天馬君と一緒に使ってた技だよね。梨子ちゃんはどうしてこれを覚えようとしたの?」

梨子「・・・・レッドバンズとデビルバーストだけじゃ、決勝戦は足を引っ張っちゃうだけなのはわかってたから・・・・何かを変えたかったの」

曜「気持ちはわかるな・・・私も善子ちゃんも、アジア大会から足を引っ張っりたくないって気持ちで、剣城君にグレートブラスター教わったし」

梨子「えっ!?あれって曜ちゃん達のオリジナルじゃなかったの!?」

曜「あはは・・・実はね」ポリポリ
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:12:40.88 ID:78B4+AYy0
った技なんだって、私たちに伝授する前に聞かされたの」

梨子「白竜って・・・・ホワイトエンジェルスのキャプテン!?」

曜「そ。意外だったよね。あの2人が友好あったなんて」

梨子「うん・・・」

曜「しかもあの剣城君がライバルって認めた相手だからね」

梨子「剣城君がライバルと認める相手・・・正直想像したくない」

曜「だけどそんな2人が力を合わせて編み出した技だもん。強力だったし、身に付けるのにも凄く苦労した」

梨子「曜ちゃん?」

曜「・・・・本当に私達で出来るのかな?ファイアトルネードDD」

梨子「・・・」

曜「正直決勝戦までに完成させる自信もビジョンも、私にはまるでない・・・なんで梨子ちゃんは私を選んだの?」

梨子「元々は千歌ちゃんとやろうと思ってたけど千歌ちゃんがトイレに行ったから曜ちゃんとやることにしたの」

曜(えぇ・・・)

梨子「・・・さ、そろそろ休憩は終わりにして、続きやろ」

曜「うん・・・・」
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:13:40.23 ID:78B4+AYy0
曜「あの技は元々剣城君が白竜君と一緒に使う予定だった技なんだって、私たちに伝授する前に聞かされたの」

梨子「白竜って・・・・ホワイトエンジェルスのキャプテン!?」

曜「そ。意外だったよね。あの2人が友好あったなんて」

梨子「うん・・・」

曜「しかもあの剣城君がライバルって認めた相手だからね」

梨子「剣城君がライバルと認める相手・・・正直想像したくない」

曜「だけどそんな2人が力を合わせて編み出した技だもん。強力だったし、身に付けるのにも凄く苦労した」

梨子「曜ちゃん?」

曜「・・・・本当に私達で出来るのかな?ファイアトルネードDD」

梨子「・・・」
曜「正直決勝戦までに完成させる自信もビジョンも、私にはまるでない・・・なんで梨子ちゃんは私を選んだの?」

梨子「元々は千歌ちゃんとやろうと思ってたけど千歌ちゃんがトイレに行ったから曜ちゃんとやることにしたの」

曜(えぇ・・・)

梨子「・・・さ、そろそろ休憩は終わりにして、続きやろ」

曜「うん・・・・」
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:15:31.49 ID:78B4+AYy0
☆☆☆☆

花丸「グラウンドに来たずら」

梨子「ファイアトルネード!」

曜「ダブルドライブ!」

ヒュウウウウン!

梨子「ハァ・・・ハァ・・・・全然決まらない」

善子「ちょっとリリー!いつまで曜と練習してるつもり!?そんな未完成の技の特訓に付き合わせるくらいならグレートブラスターの精度を上げた方が良いと思うんだけど?」

梨子「・・・・・それもそうだよね。ごめん」

善子「わかればいいのよ。曜、グレートブラスターの特訓と行きましょうか」

曜「もしかしたら、3人ならうまく行くかもしれない!」

梨子「え・・・?」

善子「3人技か・・・なるほど。やってみる価値はあるわね」

梨子「よ、善子ちゃんまで!?」

曜「よーし!そうと決まれば早速やろう!」

善子「やるからには今回もヨハネ主導だからね!」

梨子「・・・・まあ、1回だけならいっか」

曜「で、どういう技にするの?」

善子「そうね・・・2人はとりあえずファイアトルネードDDの準備をして。タイミングを合わせてヨハネも一緒にボールを蹴るわ」

「「了解!」」

善子「・・・・じゃあ、行くわよ!」トンッ

曜「えいっ!」

梨子「ファイアトルネード・・・」

善子(今だ!)ヒュウウウウン!

「「ダブルドライブ!」」

善子「ヨハネえええ!!」






382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:16:12.43 ID:78B4+AYy0
梨子「嘘・・・本当に、出来ちゃった・・・・」

善子「」( ゚д゚)ポカーン

曜「凄いよヨーシコー!私達、こんな凄い必殺技を編み出したんだ!」

善子「ハッ!?ま、まあ・・・ととと当然の結果よね!このヨハネ様が考案した必殺技なんだから凄いのは当然よねぇ!!」

梨子(2人掛かりだとまるで完成しなかったファイアトルネードDDが・・・よっちゃんが加わっただけで別物の技に進化した・・・・)

善子「よーし!決勝戦へ向けてこの技の精度を上げていくわよ!」

曜「おー!」
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/21(日) 16:17:04.68 ID:78B4+AYy0
花丸「凄い必殺技だったずら!」パチパチ

善子「ずら丸・・・来てたのね」

鞠莉「マルだけじゃないわよ」

善子「マリー!」

鞠莉「私達も、自主練しようと思ってグラウンドに来てたのよ」

果南「そしたら善子ちゃん達が新必殺技に取り組んでるのが見えてね」

ダイヤ「グラウンドに入って一緒にボールを蹴っても良かったのですが・・・」

果南「どうせならどんな技になるのか覗いてから・・・って思って眺めてたの」

善子「ふーん。ま、なんでもいいわ。決勝戦は大船に乗ったつもりで居て貰って構わないわ。ヨハネ達が編み出したこの必殺技で、世界の頂点を引き寄せてあげるからね!」

鞠莉「頼もしいわね、diaper girl」

果南「ダイバーは私でしょ!?」

鞠莉「果南・・・【だいばー】ではなく【だいぱー】よ?」

花丸「つまり、おむつってことずら」ガバッ

善子「脱がすな・・・////」カァァァ

梨子「善子ちゃん、練習でもおむつするようになったんだね」ボソッ

曜「運動すると蒸れるからユニフォーム着てる間はおむつしない!ってあれだけ言ってたのにね」ボソッ

鞠莉「Wao,cuteなdiaperデース」

善子「か、勘違いしないでよね!こ、これは・・・////ユニコーンさんが可愛いから穿いてるんじゃなくて、おもらしが心配だから穿いてるだけなんだからね!」

曜「聞いちゃいないことを突然白状したんですが」ボソッ

梨子「でもあーいうよっちゃんも可愛いわ

果南「ふーん。ま、なんでもいいや。私たちも練習するぞ!」
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