安価)魔王♀「ボクも世界を救う旅に出たい!」勇者「はあ?」(ダークファンタジー)

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/03(月) 23:50:32.25 ID:n3InFmZF0
4
11 : ◆zOHxWglaaQ [saga]:2018/12/04(火) 00:04:00.32 ID:qrI3G/qbO
今日はここまで
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/04(火) 09:50:15.94 ID:Si6NWDhAo
おつ
13 : ◆zOHxWglaaQ [saga]:2018/12/04(火) 22:29:05.02 ID:Vqpcd4r4O
勇者「そんなことより、平民の暮らしをあんたは知っているのか?」

王様「いきなり何のことか。魔物どもは町に侵入しておらぬ。問題は無かろう」

勇者「魔物のことを言っているんじゃない。あの町の惨状だ!重税と無理やりの労働で倒れる人間に不衛生から来る病気、ロクな食べ物は無く、犯罪と暴力が横行している」

王様「知らぬ。どうでもよかろう。ああ、貴様もあの町の出か。安心しろ、貴様は魔王討伐したあと貴族になれるのだぞ」

勇者「そういう問題じゃない!あんなに人が苦しんでいるのにあんたは王として何もする気が無いのか!」

王様「知らぬと言っている。さっさと行け」


うざったそうにそう言い放つ王様


@勇者「言っても無駄か」
A勇者「改革を約束しろ!」
B自由安価

>>15
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/04(火) 22:34:29.62 ID:eKJYGzE5o
1
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/04(火) 23:00:12.11 ID:7I440YnA0
16 : ◆zOHxWglaaQ [saga]:2018/12/07(金) 20:10:49.10 ID:bRDkiDFvO
勇者「言っても無駄か」

あとは王は何も言わなかった
―――――
―――

勇者「やべ、武器貰ってない。金も貰ってない」


城を出てそんなことに気が付いた

その時


グサッ!!


勇者「うおっ」

足元に剣が降ってきた。地面に突き刺さっている


勇者「…ってこれ」


よく見れば見覚えがある。そうだ、これは前の世界で使っていた剣じゃないか


@女神の祝福を受けた祝福の剣
A魔王城に一番近い町で買った市販の帝鋼の剣
B謎の遺跡で手に入れた邪神の剣
C自由安価

>>17
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/07(金) 20:15:41.35 ID:ljXsXARMo
4
道端で拾った聖剣
18 : ◆zOHxWglaaQ [saga]:2018/12/10(月) 21:10:41.21 ID:is1DmlWvO
勇者「俺の聖剣…」


地面から抜くと手によく馴染む。常に右手に握り、何度も死線を掻い潜ってきた相棒


勇者「まさか」


降ってきた上方を見上げる…も、誰もいない


「誰を探しているのかな?」

勇者「おわっ!?」


後ろから声がかかる。と同時に首筋をツー、と細い指でなぞられて背筋が凍る


「くふふ、久しぶり。勇者君」


齢10歳と少し程度に見える愛らしい少女、しかしその表情はとても人間とは思えないほどにおぞましく、邪悪な笑みが張り付いていた


勇者「魔王…」


貴族の娘でも着ていないような高価な生地で出来た黒いゴスロリドレス、牙のような鋭い八重歯に赤い瞳

明らかにこの世界では浮いている恰好


魔王「嬉しいなあ、こんなに姿が変わっても分かってくれるなんて」


確かに前の世界の魔王は人間とは似ても似つかない化け物だった。だが可愛らしい少女になろうともその邪悪な気配は隠し切れていない
19 : ◆zOHxWglaaQ [saga]:2018/12/10(月) 21:58:45.29 ID:is1DmlWvO
勇者「…こんな…こんな世界がお前の望んだ世界なのか」

魔王「そうだよ。救い甲斐のある世界になったでしょ」

勇者「救い甲斐…だと?」

魔王「ふふ、闇が深ければ深いほど光はより強く輝く。より深い絶望の中でこそ希望は活きる。ボクは見たいんだよ、君という光がこの濃い闇の世界でどれだけ輝くかを」


魔王「さあ、この救いようのない救い難い世界こそ君の救うべき世界だ!ボクに見せてくれよ!無限の闇の中で君の輝しき活躍を!」

勇者「…お前を倒せばこの世界は元に戻る。そうだな?」


聖剣を魔王に向ける


魔王「まさか。この世界は改変後の世界だよ?作者を殺したところで既に書き終えた本は消えやしない。ボクの存在の有無はこの世界に何の影響も与えない」

魔王「そして、この世界の魔王はボクじゃない。ボクはただの人間の女の子だよ」

勇者「…何がただの女の子だ。化け物の気配を隠しきれてないぞ」

魔王「酷いなあ、傷ついちゃうじゃん」クスクス


少しも気にしてないどころか楽しそうに笑っている


魔王「でも一つだけ朗報だよ。世界改変の術式はまだ魔王城に残っている。君がこの世界を救った暁には、すべてを思い通りに作り直すことができるよ」

魔王「ほら、これで君は魔王城へ向けて旅するしかなくなった。あ、ボクと君で二人分の魔力が無いと世界改変出来ないことも忘れずにね?」クスクス


@無視するように無言で歩きだす
A勇者「そうだな、世界改変した暁にはお前の存在を抹消してやる」
B勇者「分かったから行くなら行くぞ」
C自由安価

>>20
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/10(月) 22:10:33.47 ID:xUFxo5G3o
3
21 : ◆zOHxWglaaQ [saga]:2018/12/10(月) 22:39:41.98 ID:Kd7GG0gVO
勇者「分かったから行くなら行くぞ」

魔王「はーい」ギュゥ


勇者「ひっつくな」

魔王「ふふふ、今のボクはただの人間の女の子だもん」


そう言って腕に抱き着く魔王


@勇者「はいはい…」
A勇者「ふざけんな化け物」
B勇者「自由安価」

>>22
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/11(火) 02:02:54.79 ID:8QxUywUn0
1
23 : ◆zOHxWglaaQ [saga]:2018/12/14(金) 19:43:03.51 ID:eHMg6BrvO
勇者「はいはい…」

魔王「んふふー、君は甘いなあ」

勇者「…おい、聞こえてるぞ」

魔王「空耳じゃない?」

勇者「…こいつ」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/05(火) 10:26:46.41 ID:FqfRzJwGO
(’ω’)ファッ!!ここで終わり!?
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/16(金) 17:48:42.14 ID:AEyy/Gj1O
なん…だと…
10.91 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)