優美子「あーしら海に来たし」八幡「は?」

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48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/23(水) 08:55:34.37 ID:6W8d/6960
戸塚「えーい」バシャッ


隼人「やったなー」バシャッ


戸部「よっと」


隼人「なんだ!?戸部お前、俺を持ち上げて何を?」


戸部「どりゃあ」ザブ-ン


隼人「ぶはあ!この海深いっ…!」


戸部「俺の鼻に海水がああ」


優美子「なにそれバカじゃないの」アハハハ


結衣「ぷっ…ふふふっ、戸部っちの髪がワカメみたいになってる…」


雪乃「というか、本当にワカメ付いてる…」


戸部「ワカメが髪に絡まったんだけどぉー」


隼人「自業自得だよ、お返しだ!」ザブン


戸部「ちょま、隼人君ちょm…」ザブン


隼人「ぷはっ、思い知ったか」


戸部「ぷはっ、……え?」


隼人「ど、どうした戸部…?」


戸部「なんだこれ」ブラ-ン


隼人「ん、パンツ、トランクスタイプの水着だな……」


隼人「!?…///」バッ


戸部「ん?」


隼人「それ俺のだ!返せ!」


海老名「キマシタワア」ブシャアアア
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/02/03(日) 00:15:58.32 ID:W16TEbnn0
結衣「ヒッキー」


八幡「なんだ?」


結衣「ヒッキーは泳がないの?さっきからずっとパラソルの下に居るし」


八幡「誰かが荷物番してないと危ないだろ」


結衣「私が代わろうか?」


八幡「別にいい、あっち行けよ」


結衣「あ、もしかしてヒッキー泳げないの?」


八幡「そ、そんなわけ…」ドキッ


結衣「せっかく海に来たのに勿体ないよ〜」


八幡「…」


結衣「…やっぱり泳げないの?」


八幡「泳げないわけじゃないけど、水泳は得意じゃないんだ」


雪乃「貴方、海で泳いだ経験はあるかしら?」


八幡「雪ノ下か…、無い」


雪乃「海水は真水より浮きやすいのよ、知らないの?泳ぎやすいわよ」


八幡「そうなのか」


雪乃「騙されたと思って行ってみたら?」


八幡「でも荷物が」


雪乃「荷物なら私が責任を持って番をするわ」


結衣「ゆきのんがここに居るなら私も荷物番するね!」


雪乃「そうね、由比ヶ浜さんと雑談でもしていようかしら」フフ


八幡「じゃあ、頼むわ」ザッザッ

50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/02/10(日) 10:13:35.46 ID:OhYct2IV0


八幡「…」スイ-


八幡(本当に浮きやすいんだな…、水面から上、水が浸かってない部分には太陽の光が当たって暖かい)


八幡「ふぁ…」プカプカ


戸塚「八幡なにしてるの?」


八幡「なにも、ただ浮いてるだけだ」


戸塚「それ楽しいの?」


八幡「やってみるか?」プカプカ


戸塚「やってみる」


戸塚・八幡「ふぁ…」プカプカ


戸部「何してんのヒキタニ君に戸塚君」


八幡「ん、浮いてるだけだ」プカプカ


戸部「へぇ、それって楽しいん?」


八幡「自然と一体化してる感じがして気持ちいいぞ」プカプカ


戸塚「戸部君もどう?」プカプカ





八幡・戸塚・戸部「ふぁ…」プカプカ


隼人「俺がジュース買いに行ってる間に何があったんだ」


八幡「何も無いぞ、浮いてるだけ…」プカプカ


隼人「完全に脱力状態だな」


戸部「隼人くんもやってみ、まじ心地いいから」プカプカ


戸塚「大海原を漂う丸太の気分…」プカプカ


隼人「ふむ…じゃあ俺も。力を抜いて」ダラ-ン



4人「ふぁ…」プカプカ


51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/14(木) 17:12:18.19 ID:eAiqrmtz0
女「キャー!あそこに漂流死体が〜!」


キャ-キャ-

ワ-ワ-


※※※※※※※※※※※※

八幡「ただ浮いてただけなのに、なんで叱られるんだ…やはり俺の海水浴は間違っている」


隼人「まさかあんな事になるなんてね」ハハハ


戸部「めちゃくちゃ目立ってチョー恥ずかしかったべ〜…」


雪乃「恥ずかしかったのは私たちの方だわ…」


優美子「ホントそれ、おかげで一緒に目立ったし」


海老名「子連れのお母さんが子供に『見ちゃいけません!』って言っててショックだったなぁ………」


男性陣「ウッ」


結衣「ま、まぁ、悪気は無かったみたいだし!」


小町「そうですね!気を取り直して昼ご飯でも行きましょう!」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/14(木) 20:05:35.40 ID:eAiqrmtz0
※※※※※※※※※※※※※

八幡「肝試し?」


戸部「そーそー!森の方に戦時、アメリカ兵の爆弾を受けて日本兵がいっぱい死んだ所があるんだけど」


そこは簡易的なお墓がいっぱい並んでてさ〜、叔父さんと親父が子供の頃に近くに住んでた友達を連れて一緒に肝試しをしたんだって。お墓とお墓の間に1本の道があるんだ、その道を真っ直ぐ行くと"中岡さん"っていう人のお墓があってそこに御札を置いて戻ってくる。

友達数人は無事に戻ってきて「やっぱりただの墓地だった、何でもなかったぜ」という。

そして、親父と叔父さんの番が来た


戸部父「ね、ねぇ、本当になんにも無かったのかな…」


叔父「わっ、大っきい水溜まりが…」


戸部父「驚かすなよ〜」


フラフラと墓地の一本道を進む2人。そして、"中岡さん"のお墓に到着する。


戸部父「御札もってきた?」


叔父「うん」


戸部父「これ置いて、帰るんだな…なんだ思ったより簡単じゃん!やっぱり幽霊なんて嘘…っ」


叔父「うわああああ!!」ダッ


戸部父「なん!なんだ!ちょっと待てよ!」ダッ




※※※※※※※※※※※※

戸部父「ハァハァ…何でいきなり走るんだよ」


叔父「誰かに足を握られたんだ」


戸部父「そんなのある訳ないだろ」


叔父「でも、ほら」


戸部父「!」






戸部「叔父さんの足には握った跡がくっきり残ってたそうだ…」

53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/14(木) 20:43:26.97 ID:eAiqrmtz0
結衣「ふぇぇぇ…」フルフル


八幡「絶対行きたくない…」


隼人「そうだね……夜に森に入るのも危険だし」


雪乃「そ、そうね。危ないわ」


優美子「ふーん、雪ノ下さん怖いんだ?」ニヤ


雪乃「そんなわけないじゃない?貴女こそ震えてるわよ?」


優美子「ちが、貧乏ゆすりだし!」


雪乃「へぇ」


優美子「なによ!」


海老名「まぁまぁ優美子ムキにならいの」


優美子「分かった……それじゃあ皆で肝試し行こ」


雪乃「そうね、同感だわ」


優美子「そこで決着をつけるし!」


雪乃「受けて立つわ、かかって来なさい」


小町「お兄ちゃーん小町怖い〜」


八幡「はいはい、お兄ちゃんが守ってあげますよ〜」


戸塚「うわぁ…肝試しかぁ……楽しみだねっ!ね!八幡」


八幡「ああ!そうだな!」キリッ


戸部「それじゃあ、けってーい!」

54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/17(日) 22:09:47.80 ID:HCjtHD9i0
戸部「ということで、皆これ引いて〜」


結衣「なにこの紐?」ムム


戸部「くじ引きに決まってるっしょ!この紐の先端に色がついてて色分けでペア組んでもらうんよ〜」


雪乃「肝試しって、大体一人でやるのが定番ではなかったかしら?」


隼人「そんな事もないと思うけど、でも、一人行った方怖いんだろうな」


海老名「きっととべっち1人だと怖いんだよ」


海老名「それより!、隼人くんかヒキタニくんのどちらかにとべっちペア当たるといいなー!」


海老名「暗闇の中2人のナニがナニして…腐腐腐」


八幡「まぁ、一人で行くのは危ないし丁度いいんじゃないか?」


雪乃「それもそうね」


小町「それじゃあ誰から引きますー?」


優美子「まぁここは公平に、ジャンケンでいいんじゃない?」


『ジャンケンポン!』

55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/17(日) 22:11:07.33 ID:HCjtHD9i0


八幡「俺からか、………青」


雪乃「次は私ね、………緑ね」


戸塚「僕の番だね!うーんと……赤だよ」


結衣「よーし!次は私っ……緑!やったー、ゆきのんと一緒だー!」


海老名「あ、赤、私戸塚くんと一緒だー」


小町「小町は黄色です!」


隼人「俺も黄色だな、よろしくね小町ちゃん」ニコッ


八幡「小町、もしコイツに変な事されたら大声出すんだぞ。お兄ちゃんが駆けつけてやるから」


小町「それは流石に、シスコン過ぎるよごみぃちゃん」


優美子「あーしは………青か八幡とペアだし」


戸部「よし!俺の番だべ!…ほい!……ってあれ、色ついてない」


八幡「今いる人数9人だから1人だけハブになるな…」


戸部「という事は……俺一人で行くの!?」


隼人「そうだな」


戸部「無理無理無理!まじっべーって!ホントにっべーて!隼人君マジ着いて来てくれよぉ〜」


隼人「いや、でも俺ヒキタニ君の妹さんとペアだし」


優美子「往生際が悪いよ戸部〜、諦めなって」


戸部「まじっべーわ!」


雪乃「やれやれね…」

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/17(日) 23:44:53.51 ID:HCjtHD9i0







八幡「ほう、ここか……結構雰囲気あるな」


優美子「ガチで怖いんだけど…」


隼人「いかにも、って感じだな」


戸部「お、俺生きて帰れるかな」


海老名「もー、とべっち考え過ぎだよ〜?」バンバン


結衣「ゆきのんは私が守ってあげるからね!」ギュッ


雪乃「うわっぷ…ゆひがひゃまひゃん、くるひいわ」


八幡(由比ヶ浜の胸に雪ノ下の顔が……百合だ)


優美子「えい!」ゲジッ


八幡「痛った!?優美子さん?蹴らないで?」


優美子「うっさいし!ほら行くよ!」グイッ


八幡「おっと、おい、くっつきすぎだ」


八幡(色々と当たってるんですが)
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 00:09:36.42 ID:BZj8Whs70
DQN「おい、準備はいいか?」


DQN3「おっけー」


DQN2「こっちも問題ない」


DQN「よし、行くぞ」


DQN(今行くぞ金髪女、ククク…)
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 01:12:30.31 ID:BZj8Whs70
八幡「……」


優美子「……」キョロキョロ


八幡「結構歩いたな…」


優美子「うん…」


ガサガサ


優美子「きゃっ!」グイッ


八幡「うおっ!?」


優美子「何今の……?」ギュッ


ムニィ


八幡(胸が当たってますよあーしさん?/////)


八幡「わ、分からん。多分野生の動物だろ……?」


優美子「得体の知れない奴が1番怖いし!」ウルウル


八幡「大丈夫さ……多分…きっと…」


優美子「頼りないし……」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 01:15:08.28 ID:BZj8Whs70
優美子「早く御札を置いてすぐ帰ろう?」スタスタ


八幡「おい、そんなに急ぐと危ないぞ」ガシッ


優美子「!/////」


八幡「危ねぇ、ほら、そこ。結構な段差になってるぞ」


優美子「ありがと/////」


八幡「全く…、幽霊なんて居ないから安心しろ」


優美子「八幡それフラグっぽくない?」


八幡「俺らはここから生きて帰るんだ」キメガオ


優美子「だからフラグやめろし!」ベシ


八幡「いてっ」



ガサガサ…

八幡・優美子「!?」


優美子「ほら!やっぱフラグじゃん!」


八幡「そんなはずは……」



ガサガサガサ…


八幡「そこに誰かいるのか?」

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 01:19:16.49 ID:BZj8Whs70



ドスッ


八幡「?!」ガクッ


優美子「え?…ちょっ、八幡大丈夫?!」


八幡「っ……なんだお前ら」


DQN「なんだとはなんだ、もやし野郎」ニヤ


八幡(こいつら、昨日の…さっきの物音はこいつらのだったのか)


優美子「急に人を殴るなんて、……ってあんたは」


DQN「忘れてたなんて感心しないねぇ…投げ飛ばされた俺はとんだ恥をかいたってのによぉ?」


優美子「あれはアンタらが悪いからでしょ!」


DQN「あぁん?知ったこっちゃないね、俺はただお前らが気に入らないだけだ」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 01:21:23.74 ID:BZj8Whs70


優美子「なにそれ………あーし達を捕まえてをどうする気?」


DQN「……ちょっとお仕置きをするだけだ。安心しろ。もやし野郎のそいつには手は出さない」


DQN「そいつが何かしない限りな」


DQN2「まぁ、俺達も何するかまだ決まってないんだが、こういう時はお約束ってのがあるだろ?」


DQN「エロ展開ってやつか」クックックッ


DQN3「俺からヤっていい?ほらこんなの持ってきたんだけど」


DQN2「エッグ、お前そんなの入れるのかよ」


DQN3「このバッグにまだ色々入ってるぜ?」


DQN2「うっわ!何だよ、この怪しい白い粉」


DQN3「知り合いから貰ったやつ、それキメるとどんな女もチョロいから」

62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 01:23:41.12 ID:BZj8Whs70

DQN「ばーか焦るなよ、まずはヤキを入れないとな」


DQN「つーことで、おい、女」グイッ


優美子「痛っ……、ちょっと髪引っ張んないで!」


DQN「立場わきまえろって、このくらいで痛いとか言ってられないから」グイイ


優美子「っ!痛いっつってんでしょ!」バシッ


DQN「……」


DQN「何すんだこの女!」ブン


優美子「ひっ!」


八幡「まずい…」バッ


八幡「〜っ!」バキッ


優美子「八幡…あんたあーしを庇って…」


八幡「だ、大丈夫だ。いいか、俺がコイツらを抑えてる間に一旦逃げろ、人呼んできてくれ」コソコソ


優美子「でも、それじゃあ八幡…」コソコソ


八幡「大丈夫、何も殺せれるわけじゃないんだから」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 01:25:58.36 ID:BZj8Whs70


八幡(と、言っても森の中で未成年を犯そうとしてる連中だ。まともなのかもどうか分からん…、というか普通に怖い)


DQN「この野郎、そこのクソアマ殴らせろよ!」バキッドカッ


八幡「うっ!ぐふっ」


DQN2「まぁまぁ、落ち着けってそんなにボコしたら気絶しちゃうよ」


DQN2「すぐに気を失うなんてつまんねーだろ?」フフフ


DQN3「じゃーんスタンガーン」バチバチッ


DQN2「ほんと色々持ってきてんのな、お前の将来不安だわ。あ、電圧は下げとけよ?上げすぎたらそれこそ、気失うから」


DQN3「はーい!」バチバチバチ


八幡「ぐううう!」バチバチ


八幡「この!」バッ


DQN3「離されちゃった…」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 01:30:23.00 ID:BZj8Whs70


八幡(スタンガン痛え、電圧下げてもこんなに痛いのかよ…)


八幡(だけど今は優美子が逃げれる隙を作らないと………)


八幡「へっ……お前、こんなもやし野郎に力負けしたのかよ」


DQN3「あん…?」ピク


八幡「いやぁ、最初ビビったけど案外そうでも無いんだなぁ」


八幡「お前ら3人まとめて相手してやるよ」


DQN「チッ……ほざいてろ、おい2人でこいつ抑えるぞ!」ガシッ


DQN2「大人しくしろ」ガシッ


DQN3「電圧最大にしたぞ。さっき言ったこと後悔させてやるよ」バチバチ


八幡(まず、俺が3人を相手にして喧嘩で勝つなんてまず不可能。だが、煽った事でこの3人を俺に注目させることが出来た。……後は)
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 01:32:35.84 ID:BZj8Whs70

DQN3「おら!」バチバチバチ


八幡「うううう!!」バチバチ


八幡「くっ!!」ガシッ


DQN3「なんだこいつ、いきなり俺の服を掴んで」バチチチ


八幡「逃げろ!優美子!」バチチチチ


優美子「!」ダッ


DQN「はぁ?!おい!スタンガンなんかいいから追っかけろ!」


DQN3「いや、でもこいつが離さないから、くっそ!」グイッグイッ


八幡「ううう!」バチバチバチ


八幡(まずい、気絶しそうだ。だけど今こいつの服を離したら優美子が危ない)

66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 01:34:32.64 ID:BZj8Whs70

八幡「まだだ…」グイッ


DQN3「もういいから、気絶しろよ!」バチバチバチ


DQN「チッ……俺が行く!」バッ


八幡「行かせるか…」ギュッ


DQN「離せ!この!」


DQN「くそ!くそ!もう追いつかねぇそ!どうすんだよ!」


DQN2「ここは逃げよう、通報されたら厄介だ。」ダッ


DQN3「なんか後味悪いなぁ」ダッ


DQN「…顔覚えたからな」ダッ


八幡「……」

67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 01:35:06.54 ID:BZj8Whs70

八幡「まだだ…」グイッ


DQN3「もういいから、気絶しろよ!」バチバチバチ


DQN「チッ……俺が行く!」バッ


八幡「行かせるか…」ギュッ


DQN「離せ!この!」


DQN「くそ!くそ!もう追いつかねぇそ!どうすんだよ!」


DQN2「ここは逃げよう、通報されたら厄介だ。」ダッ


DQN3「なんか後味悪いなぁ」ダッ


DQN「…顔覚えたからな」ダッ


八幡「……」

68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 01:35:54.88 ID:BZj8Whs70
書き溜めは以上です
おやすみなさい
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 12:00:08.73 ID:BZj8Whs70
ちょっと誤字ありました修正


八幡「まだだ…」グイッ?


DQN3「もういいから、気絶しろよ!」バチバチバチ?


DQN「チッ……俺が行く!」バッ?


八幡「行かせるか…」ギュッ?


DQN「離せ!この!」?


DQN「くそ!くそ!もう追いつかねぇぞ!どうすんだよ!」?


DQN2「ここは逃げよう、通報されたら厄介だ。」ダッ?


DQN3「なんか後味悪いなぁ」ダッ?


DQN「…顔覚えたからな」ダッ?


八幡「……」?
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/19(火) 23:53:01.06 ID:BZj8Whs70
八幡(あいつら行ったのか……)


八幡「……体が動かんし、痺れてる」


八幡「……」







優美子「はぁ…はぁ…」タッタッタッ


雪乃「あら…?」


結衣「優美子どうしたの?」


戸部「もしかして幽霊見た?見たんしょー?」


優美子「それ所じゃ……ゴホゴホッ…はぁはぁ…」


雪乃「何があったの三浦さん」


優美子「八幡が…はぁはぁ…昨日ナンパして来たやつに襲われて……」


雪乃「!…それで比企谷君はどこにいるの?!」


優美子「私を庇ってまだ森の中に…ひっぐ…」ポロポロ


優美子「えっぐ……助けて雪ノ下さん」ポロポロ


雪乃「行くわよ葉山くん戸部くん男手が必要だわ、あとの皆は危ないから先に帰ってて」


雪乃「三浦さん、怖かったでしょ?あとは私に任せなさい」


優美子「でも…ひっく…」ポロポロ


雪乃「三浦さんは少し休みなさい」


優美子「ううん、あーしも行く…」ウルウル


雪乃「でも、危ないわ……昨日の彼の狙いはナンパを断った貴女なのでしょ?」


優美子「確かにそう、あーしのせい」


雪乃「別に貴女のせいじゃ……」


優美子「なのにあーしは……」


優美子「あーしは、八幡を置いていっちゃったんだ…」ポロポロ


優美子「だから」グシグシ


優美子「あーしが迎えに行かないとダメ」


優美子「あーしも行く」


雪乃「……………。仕方ないわね、行くわよ」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/20(水) 00:05:06.92 ID:mkMk1etE0
戸部「しかし、アイツ卑怯な事するべ!」タッタッタッ


隼人「ああ、ヒキタニと優美子が二人きりになった所を狙ったんだろ」タッタッタッ


雪乃「許せないわ、たとえ目が腐ってひねくれてるシスコンとは言え、私の部活の部員をいたぶるなんてね……」タッタッタッ


雪乃「三浦さんまだ先なのかしら?」タッタッタッ


優美子「もうすぐ………あ!」タッタッタッ


八幡「……」


優美子「八幡!?ちょっと!?」ダッ


八幡「……」


雪乃「比企谷君!!」


隼人「ちょっとどいてくれ」


隼人「…」スッ


隼人「大丈夫、脈もあるし呼吸もしてる」


雪乃「驚かせないで頂戴……比企谷君」


優美子「よかった……あんな奴らに殺されちゃうかと思った……」ウル


雪乃「とにかく早く帰りましょう?比企谷君の手当てをしないと」


優美子「うん」


戸部「おっし、じゃあ俺がヒキタニ君背負うから」


戸部「よっしょ…と」


八幡「……ぅぅ」









72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 21:05:49.74 ID:MSubxxKz0
八幡「………うーん」パチッ


優美子「すぅ……すぅ……」


雪乃「あら、起きたの?」


八幡「あれ、俺なんでここに居るんだ?」


雪乃「森で倒れてる貴方を戸部君が担いで来てくれたのよ」


八幡「え?………そうか俺は」


雪乃「話は三浦さんから聞いたわ、災難だったわね」


八幡「まぁな」


雪乃「……」コポコポ


雪乃「はい、お茶よ」コト


八幡「ん、サンキュー」


八幡「ふー…ふー…」


八幡「ずずっ…」


八幡「なぁ、雪ノ下」


雪乃「なにかしら?」


八幡「優美子はずっと俺に付きっきりだったのか?」


雪乃「えぇ、あなたの身を案じてね」


八幡「そうか、………悪かった。せっかくの遠出でこんな事になっちまって」


雪乃「いいえ、貴方は何も悪くないわ」


雪乃「むしろ私が悪いわ、投げ飛ばしたりしなかったら。彼らもヤケになってこんな事をしなかったかも知れないもの」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 21:09:11.45 ID:MSubxxKz0
八幡「いや、でも投げ飛ばしてなかったら優美子は絡まれ続けてただろ、雪ノ下は間違ってない」


雪乃「そう言ってもらえると助かるわ」


優美子「う……ん?」


八幡「おはよう」


優美子「八幡…!」


優美子「八幡ごめん!あーし置いて行っちゃって!」


八幡「いや…俺こそすまん。無理させたみたいで」


優美子「八幡ほんとにごめん!」ポロポロ


八幡「大丈夫だ、優美子に目立った怪我は無いようだし………なにより無事でよかった」


八幡「ところで、他の皆は?」


優美子「今薬局に行ってる…八幡火傷してたから」


八幡「火傷?」


雪乃「貴方の身体に酷い火傷があったのよ、何か身に覚えはないかしら?」


八幡「…そういえばスタンガンを押し付けられたな」


雪乃「なるほど、その時の火傷かしら」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 21:11:20.56 ID:MSubxxKz0


隼人「おーい、ヒキタニ君の様子はどうだ?」ガラ


八幡「うっす…」


隼人「目が覚めてたのか、身体は大丈夫なのかい?」


八幡「あぁ、大した事はない」


隼人「でも無理するなよ、火傷に染みると思うけど…、ほらこれ塗り薬」スッ


八幡「おう、さんきゅー」


隼人「お前を襲った男はどうしたんだ?」


八幡「あぁ、アイツらなら俺が優美子を逃がしてすぐに逃げて行ったよ、通報を恐れてたみたいだった」


雪乃「自分から襲っておいて卑怯ね」


雪乃「私が徹底的に叩きのめしてあげようかしら?」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 21:13:13.36 ID:MSubxxKz0

八幡「やめとけ、俺らは高校3年なんだ。ここでトラブルを起こしたら進学に支障をきたす」


雪乃「トラブルならもう起きてるじゃない……」


八幡「だが、これ以上悪化させる事もないだろ?」


雪乃「……」


優美子「でも、あーしは悔しいよ…八幡がダメって言うならあーし1人でも」


八幡「何言ってんだ、そんなこと許すわけねぇだろ」


八幡「それに俺の事なら気にするなって言ってるだろ」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 21:14:53.60 ID:MSubxxKz0

隼人「……」


隼人「悪いが俺も……許せない」


八幡「ほら、葉山もこう言って…」


隼人「俺が許せないのはアイツらのことだよ」


八幡「なに言って、は?お前止めろよ?」


隼人「なぁ比企谷…お前が傷ついてるところを見て痛ましく思う人間がいる、俺もその1人なんだ」


八幡(なんだよ。俺の名前…ちゃんと知ってるじゃねぇか…)


隼人「なんとも思わないわけないだろ」


八幡「…」


平塚『君が傷つくのを見て痛ましく思う人間も居ることにそろそろ気づくべきだ…』


八幡「……すまん、俺が無神経だったかもしれんな」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 21:16:12.32 ID:MSubxxKz0


八幡「葉山お前は……いやお前に限らずか」


八幡「ありえないかもしれないが、俺の勘違い、独り言だと思って聞いてくれ」


八幡「お前らは俺の事を少なからず良く思ってくれてる、だから俺の事を気にかけてくれるのは分かった。」


八幡「例えば俺の妹の小町が同じ目に遭ったら俺は恐らく怒りを沈めることは出来ないだろうな 」


隼人「…ああ」

優美子「うん」

雪乃「そうね」


八幡「だから、その気持ちは分かるかもしれん」


八幡「だが、やっぱりこういうのは良くないだろ?」


八幡「俺もお前達に迷惑を感じて負い目を感じてるんだ」


八幡「それに、せっかくの旅の思い出を悪くする事をしたくない」


八幡「分かってくれ」


隼人「……」

78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 21:18:55.42 ID:MSubxxKz0
雪乃「ぷっ…ふふっ」


優美子「雪ノ下…さん?」


八幡「な、なんだよ」


雪乃「いいえ…ふふっ、去年の貴方とはまるで別人みたいだから」クス


雪乃「いいえ、つい最近の貴方かしら」


雪乃「優美子さんと関わるようになって貴方の何かが変わったのかしらね……」フッ


隼人「それもそうだな、お前本当に比企谷か?」ハハ


八幡「あぁ、捻くれ者で目が腐ってる比企谷八幡だよ」


雪乃「わかったわ、貴方の顔に免じて”今回は”何もしないわ」


八幡「雪ノ下」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 21:22:21.21 ID:MSubxxKz0
雪乃「何かしら」


八幡「お前も大分変わったと思うぞ?」


雪乃「ふっ、由比ヶ浜さんのおかげかしら?」


隼人「よし、じゃあ昼ご飯にしようか」


八幡「うん?もう昼か、どんだけ寝てたんだ俺は」


雪乃「比企谷君は薬を塗ってから食堂に来なさい」


雪乃「それとも美少女の私に塗ってほしいのかしら?」


八幡「んなわけねぇよ、てか自分で美少女とか言うなよ」


八幡「確かに事実だけど」


雪乃「…分かってるじゃない」


隼人「それじゃあ先に行ってるから」


八幡「おう」


ガラガラ…バタン
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 21:24:35.64 ID:MSubxxKz0

八幡「で」


八幡「なんで居るんですか」


優美子「ふ、ふん。あーしが薬塗ってあげんのよ」


八幡「なんでそうなるんだ」


優美子「いいじゃん、優しくするし」


八幡「多分鼻血出るけどいいか?」


優美子「なんでだし!?」

八幡「ボッチっていうのは女の子慣れしてないものからな」


八幡「女の子に素肌に触れられて下手したら血圧上がって鼻血が出るんだよ」


優美子「うっわ、きんも」


八幡「へいへい、さいで」


優美子「鼻血でもなんでも出せば?そんな事言ってもあーしは塗るから」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 21:25:43.13 ID:MSubxxKz0

八幡「お願いします」


優美子「そ、それじゃあ失礼して」


優美子「上を脱がせるね……?/////」カァ


八幡「お、おう/////」


八幡(上目遣いでその台詞は色々やばいですよ?)


八幡「…」スルスル


優美子「へえ、八幡意外と筋肉あるじゃん」


八幡「そ、そうか?」


優美子「それじゃ、塗るね」


八幡「はいよ」


優美子「…」ヌリヌリ
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 21:26:58.13 ID:MSubxxKz0

優美子(ゴツゴツしてて、硬い…)


優美子(この体があーしを守ってくれたんだなぁ……)


優美子(ありがと、八幡)


八幡「そういえば、優美子初日のバイトの時アイツに殴られただろ?そこは大丈夫なのか?」


優美子「もう全然痛くない、てか八幡の方が重症だし」ヌリヌリ


八幡「そうか」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 21:28:47.95 ID:MSubxxKz0

八幡「…」
優美子「…」ヌリヌリ


八幡「…?」
優美子「…」ヌリヌリ


八幡「…???」
優美子「…」ヌリヌリ


八幡「あの」
優美子「んー?」ヌリヌリ


八幡「いつまで塗ってんの」
優美子「あっ!」ピタッ


優美子「ごめん!つい夢中で腹筋を」


八幡「別に謝らなくても」


八幡「優美子は腹筋が好きなのか」


優美子「っ///」テレ


八幡「一緒にいる時なら触っていいぞ。大したものついてないけど」


優美子「いいの?えへへ!やったし!」パァ
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 21:35:50.97 ID:MSubxxKz0
戸部「ちょっちょっちょ!ヒキタニくん!!目覚めたってホント?」ガラガラバンッ


八幡「あ…」(上半身裸)

優美子「あ…」(腹筋を撫で回し中)


戸部「あ、ごめっ!」バタン


優美子「ちょっ……!戸部まてこらぁ!!!///」バタバタ

ガラガラバタン


八幡「……はは…」


八幡「はぁ…」







こうして、この旅行の最終日を迎えた
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 21:49:57.26 ID:MSubxxKz0

夕方




八幡「今度は夏祭りか…」


優美子「でも、八幡を狙ったアイツも居るかも…」


結衣「ヒッキーまた狙われたら……」


雪乃「そうね、これは中止した方が」


八幡「何も俺に気を遣うとはない、お前らだけで行けよ」


戸部「いやいや、ヒキタニ君も連れて行くべ」


八幡「いや、別に俺は」


隼人「別に無理にとは言わないさ、でも戸部はヒキタニ君を楽しませたいんだろ?」


戸部「そうそう!」


隼人「それに、皆でまとまればあいつらも襲って来れないだろうし」


八幡「そうか?うーん………そうだな行こうか」


小町「まっ、お兄ちゃんが友達と夏祭り行くなんて、この先一生無いだろうし行った方が小町的にポイント高いよー」


八幡「うぐっ」グサッ


海老名「そういう事で女子の皆様〜」


女子一同「??」


海老名「あっちに浴衣レンタルしてたから良かったら着てみない?」


結衣「へー!いいじゃん!私着てみたいかも!」


八幡(浴衣っ!?)


八幡「と、とと戸塚お前もき着替えてこいよ」キョド


戸塚「ええ?!また八幡は……しょうがないな…」テクテク


隼人・戸部「グッジョブ」


八幡「フッ…」


86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 22:03:16.20 ID:MSubxxKz0
数十分後


旅館の玄関先

戸部「でさー!まじやべぇのよ!先輩が卒業式の合唱の時にヘリウム吸ってさぁ」


八幡「いや待て、それはほんとにやばい奴じゃねぇか……」


隼人「お待たせヒキタニ君〜」


戸部「お、隼人くーん!どうだった?」


隼人「海老名さんがそろそろ皆の準備が出来るってさ」





海老名「おまたせー」


隼人「噂をすれば」


雪乃「ご、ごめんなさい着付けに時間がかかってしまって…」


結衣「へへへ、ヒッキーどうかな?」


八幡「えっ、俺?似合ってるじゃねーの?」


優美子「ちょ、あーしは?」


八幡「もちろん似合ってるよ」


雪乃「比企谷君…?」チラッ


八幡「お前はなんでも似合うぞ」


優美子「なんか適当…」ジト-


戸塚「はちまーん!」トテトテ


八幡「お、戸つk……」


戸塚「ど、どうかな?海老名さんに髪飾りも着けられちゃって……///」



八幡「」ピシッ

隼人「」ピシッ

戸部「」ピシッ


※※※※※※※※※※※※

87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/04(木) 22:13:50.61 ID:MSubxxKz0
祭会場

ヘイラッシャ-イ



優美子「何この会場!?広すぎでしょ?!」


八幡「うわぁ……なんか疲れた」


結衣「いや疲れるの早いし!来たばっかじゃん…」


雪乃「人が沢山いるわね…」


戸部「だべー、ここの名物がこの夏祭りなんよー」


戸塚「あ!八幡!あっちにわたあめあるよー」


小町「小町りんご飴食べたい〜」


結衣「あっ!私もりんご飴食べたい〜」


海老名「それじゃあ一つずつ回ろっか」

88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/05(金) 00:57:49.56 ID:Jr8f7xKP0
八幡「おい、優美子お前はなんか食べたいものあるか?」


優美子「そうね〜、あーしはガッツリした奴がいいかな〜」


戸部「ガッツリしたものなら唐翌揚げ串とかどうよ?」ズイッ


優美子「って、戸部それいつの間に買ってんのよ…」


戸部「ちょこっとね〜。ほらほら〜、冷めないうちにぃ〜!」


優美子「ん、あんがと」


戸部「ほら、ヒキタニ君の分もね〜」


八幡「おー…、ほっかほか…」


八幡・優美子「いただきます」


ザクッ!

フワァ…

ジュアアア…


八幡「うめぇ…」


優美子「衣のザクザク感は……まるで歯ごたえのあるスナック菓子みたい」


八幡「それを香ばしくした様な……そして極めつけに肉汁だ……」


優美子「なんていうか、肉に味を染み込ませてるのかな……」


八幡「あぁ、肉汁に甘じょっぱい濃い味がついてる、しつこくない味」


八幡「それでいて肉にテカテカとツヤ感が…肉の食感はプリップリだ」


戸部「喜んで貰ってこっちも嬉しいっしょ」


八幡「ほんとに美味い」モグモグ

89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/05(金) 01:02:02.37 ID:Jr8f7xKP0

小町「あっお兄ちゃんずるい!小町にもちょーだい」


八幡「食い意地を張るなよ、ほれ、あーん」


小町「あーむっ」パクッ


八幡「よちよち、美味しいか小町〜」


小町「その赤ちゃん扱いは普通に気持ち悪くて小町的にポイント低いよゴミぃちゃん」


八幡「そうだな、甘やかしは良くないもんな」


八幡「お兄ちゃん今度から小町を甘やかさないように厳しくするから」


小町「いやだいやだー!甘やかしてー!」


優美子「…」ジ-


八幡「ん、なんだ?」


優美子「ほら八幡」ア-ン


八幡「えっ?えぇ?」


八幡「あ、あーん」


優美子「あー、なんちゃって」パクッ


八幡「……」


優美子「あはは、ごめんってー!はいあーん」


八幡「別にいい…」


優美子「ほれ、拗ねんな拗ねんな」グイッ


八幡「く、首痛っ!」グリッ


優美子「それ」


八幡「痛いって優美…っんむ!」パク


八幡「……」モグモグ


八幡「お前無理やり押し込むなよ…喉詰まったらどうすんだ…」


優美子「大丈夫だっての!」


優美子「今度はあーしに、あーん」


八幡「はいはい」ヒョイッ


優美子「んむ」モグモグ

90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/05(金) 01:26:45.30 ID:Jr8f7xKP0
※※※※※※※※※※※※





結衣「りんご飴うまー!」


小町「ですねー!」


隼人「お姉さん、たこ焼きください」キラキラ


お姉さん「はっはいっ!おまけしておきますね///」


八幡「イケメンってなんかずるい」


優美子「ゆーて、アンタもイケメンの部類だけどね」


戸部「ねぇねぇ俺は?」ニヤッ


優美子「……」


戸部「無言とかいちばん怖いわー、シャレになんねーわー」


海老名「まぁまぁ、戸部っちには戸部っちの良さがあるって」


戸部「海老名さぁん…!」


海老名「戸部っちほどの総受け体質は中々居ないからね!!」ドバッ


戸部「海老名さん?!ちょっ鼻血」


海老名「キマシタワー」ブシャアアア


戸部「ほら、これ!ハンカチ、洗ってあるから安心して使っていいぜ」


海老名「あ、ありがと…」フキフキ


八幡(おや、意外と脈アリか?)
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/05(金) 01:28:19.93 ID:Jr8f7xKP0

雪乃「……」


戸塚「何見てるの?雪ノ下さん」


雪乃「あぁ。あそこにパンさんのぬいぐるみが」


戸塚「射的?ぼくやってみようかな……」


雪乃「いいえ、やめた方いいわ」


戸塚「なんで?………あ」


八幡「あれはパチモンのパンさんだな」


優美子「出店あるある」

92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/05(金) 01:29:25.54 ID:Jr8f7xKP0


ヒュゥゥゥゥ…



戸部「お…」


ドォォォン

戸塚「わぁ」


ヒュゥゥゥゥ
ヒュゥゥゥゥ

小町「おー花火だよお兄ちゃん!」

ドォンドン
パラパラ



海老名「すごいねー」

ヒュゥゥゥゥ


隼人「あぁ、そうだね」


ドォォォォン


結衣「見てみてゆきのん!あの花火ゆきのんぽいよ!」
雪乃「あの由比ヶ浜さん?それはどういう事なの……」



ヒュゥゥゥゥ


八幡「…」
優美子「…ねぇ八幡」



ドォォォォォン!


優美子「…昨日はかっこよかったよ」ボソッ
八幡「!?///」





優美子「好きが大好きになっちゃった///」カァ



おわり


93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/05(金) 01:34:16.77 ID:Jr8f7xKP0
拙いSSではありましたが、楽しんで頂けたでしょうか?
色々とキャラ崩壊してると思いますけど、ssなので目を瞑っていただけると幸いです。

転載の際、出来ればでいいんですが、このss誤字を修正してからお願いします。

また続編についてですが。一応考えてはいるのですが、気が向いたらやります

それではまたどこかで会いましょう
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/05(金) 10:20:58.81 ID:GwZkSD9AO
乙です!
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/16(火) 19:43:59.24 ID:r+zvXcmv0

あーしと八幡は付き合ってる。



なぜそれを今言うの…。

私ね、ヒッキーの本物を壊したくないんだ。

ずるいですよ…っ、先輩は。



また傷つけてしまうのが怖い。








ーーーついに知られてしまう。2人の関係





相模「はっ?あんたらの思い通りにはさせないよ?」




次回

第3章

優美子「あーしからの依頼ね」八幡「は?」



96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/17(水) 01:38:22.21 ID:c1l+Csxl0
結局DQNたちはやり得のまま逃げ切ったのか
ちゃんと通報しろよハゲども
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/17(水) 19:47:46.06 ID:tu1gZhEoO
少女A「八幡をこんな目にあわせるなんて・・・絶対に許さない・・・!」
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