源さくら「ラクーンシティでライブ?」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/12/29(土) 15:55:46.31 ID:EnN+ZEKrO
ゾンビランドサガとバイオハザードのクロスss
時系列は、バイオは2と3。
ゾンビランドサガは、最終話以降

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1546066546
2 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 15:57:35.73 ID:ZCAf3Ahr0
幸太郎「そうだ」

さくら「……えと、どこのお国ですと?」

幸太郎「アメリカじゃ!このバカたれが!!ラクーンシティも知らんのかこのアホゾンビが!」

さくら「ひぃぃ!」

純子「あの、なぜ海外で活動を?」

幸太郎「実は、現地に巨大な研究施設がある、アンブレラ社より仕事のオファーがきてな」

愛「アンブレラって確か、製薬会社の」

さくら「ああ、そらなら知っちょると」

ゆうぎり「アメリカ…わっちが生まれる前に、日本に現れた黒船の国でありんすか」

リリィ「で、リリィ達はなにやるの?」

幸太郎「まず、アンブレラ社に向かい、CMの撮影…その後はラクーンシティでライブを行う」

愛「それにしても日本の…しかも佐賀のご当地アイドルをCMに起用しようなんて良く思いついたわね」

純子「何か裏があるんじゃないかって、疑ってしまいますね」
3 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 15:59:23.48 ID:ZCAf3Ahr0
サキ「なにをびびっとるんじゃ!」

サキ「全国制覇どころか、いっきに世界制覇まで狙える。がばい絶好のチャンスじゃ」

愛「まあ、何かひっかかるものはあるけど、チャンスは物にしなきゃってのは同感ね」

純子「……まあ、あれこれ考えてもしょうがないですよね」

さくら「よーしみんな!ラクーンシティに旅行へ行こう!」

メンバー全員「おおぉぉ!!」

幸太郎「仕事をしにいくんじゃ!!このバカタレェ!!」

純子「あの、ところで入国する時」

幸太郎「偽造パスポートならもう出来ている。名前はほとんど弄ってないがな」

全員「……」
4 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:00:15.10 ID:ZCAf3Ahr0
(数日後)

現地に到着し、レンタカーで現場へと向かう

ガヤガヤ、ワイワイ

サキ「おお!ここがアメリカ…!」ガラッ

愛「リーダー!あんまり体を外に出すの危ないわよ」

純子「夜風が気持ちいいです…」ガラッ

愛「ちょっと純子まで…」

さくら「ちょっ、たえちゃん。もう甘噛みやめて、メイクが落ちてまう!」

たえ「あぅぅ」カプカプ

リリィ「さくらちゃん、半分くらいメイク落ちちゃってるよ」

さくら「ええぇぇ!!?」

ゆうぎり「あらあら…化粧をしなおす必要がありんす」

ゆうぎり「幸太郎はん、わっちがやってもよろしいでありんすか?」

幸太郎「……」

幸太郎「ダァァーーお前ら!!少しは静かにできんかーーい!!」

たえ「あーぅあ!」スッ

幸太郎「あぁ!?なんじゃたえ、前を指差して…」チラッ

幸太郎「って、なにぃ!!」

さくら「人が倒れてると!?」
5 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:01:10.40 ID:ZCAf3Ahr0
車中にいた全員が、外にでる

幸太郎「あのー、だ、大丈夫、ですかー?」ユサユサ

人?「」

さくら「大変!血が流れとる!」

幸太郎「なっ…」

愛「とりあえず、包帯を…」スッ

サキ「準備良いな、お前」

愛「まあこんな体だし」

人?「……」ムクッ

幸太郎「お、なんだ…起き上がった」

さくら「無事だったん、良かった〜」

たえ「ぅぅぅ〜がうぅぅ!!」

さくら「ちょっとたえちゃん!なんで威嚇してると!」

人?「……」ガシッ

幸太郎「え」

倒れていた住人に肩をつかまれ、幸太郎の首元に顔を近づける

人?「うぅぅ…ガッ!!」ガブッ

幸太郎「え?ギャァァァ!!」

メンバー全員「!?」

さくら「こ、幸太郎さんが…嚙まれた!」
6 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:03:21.80 ID:ZCAf3Ahr0
サキ「なにやっとるんじゃわれぇ!!」ドゴッ

人?「ウ!ゥゥ…」バタッ

愛「ね、ねぇ…リーダー…周り見て…」

サキ「あぁ?」

純子「い、いや…!」ビクッ

ゾンビ1「ぁぁ…」ユラ

愛「な、なんで…こんなに…」

ゾンビ2「おおぉぉ…」ユラッ

さくら「ぞ、ゾンビィ!?」

ゾンビ3「ぐぅぅ…」

リリィ「こわいぃぃ〜!!」ドキドキ

ゆうぎり「ひとまず、車の中にもどるでありんす!」

ゆうぎり「ほら、肩をかすでありんす」

幸太郎「す、すまん」
7 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:06:37.30 ID:ZCAf3Ahr0
さくら「幸太郎さん、運転止めて!止血しないと」

幸太郎「大丈夫だ。この程度の出血で、死ぬ訳じゃあるまい」

さくら「で、でも!結構血が流れて…」

幸太郎「それよりも、少しでも安全な場所に離れないと、本末転倒だ」ボタタタ

さくら「……」

愛「な、なんでゾンビがこんなに沢山いるの…」

純子「こ、怖いです」ガクガク

リリィ「ねえ、引きかえそうよー!」

幸太郎「後ろをみろ、あの大群が来てるのに、無事に逃げ切れると思うか?」

リリィ「ひぃぃ!?いつの間に増殖してるー!こわぃぃ!」

愛「い、いや…こないで!」

幸太郎「お前らもゾンビじゃろ」
8 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:07:21.73 ID:ZCAf3Ahr0
十数分後

幸太郎「ふぅぅ。どうにか、撒いたようだ」

幸太郎「少しここらで休憩するか……うっ」ガクッ

愛「じっとしてて、いま包帯巻いてあげるから」

幸太郎「ああ、悪いな」

たえ「がう!がうぅぅ!!」

さくら「たえちゃん、がばい興奮しとる」

リリィ「リリィたちを襲ってきたんだもん、怒り狂ってるんだよ」

たえ「あぁうう!!がぅう!!!」バンバン

さくら「たえちゃん…?」

ゆうぎり「なにかを訴えているようでありんす」

さくら「ゾンビの大群は撒いたし、もう後ろは大丈夫なはず…」

さくら「……!?」ビクッ

リリィ「どうしたの?」クルッ

リリィ「え…」

サキ「な、ガソリンタンクつんだトラックじゃ!」
9 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:08:54.66 ID:ZCAf3Ahr0
さくら「ど、どどど、どやんす、どやんす!!」

サキ「愛!止血は終わったのか!」

愛「終わった!後は…」

幸太郎「……」

幸太郎「駄目だ、間に合わない」

全員「!?」

幸太郎「車から出るぞ!」

さくら「え、えええ〜!?」

サキ「くるぞ!!」

ボゴォォォォン!!!

間一髪、車から脱出し、難を逃れる
10 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:10:14.07 ID:ZCAf3Ahr0
さくら「愛ちゃん、大丈夫?」

愛「ええ、なんとかね」

たえ「うぅぅああ」

さくら「たえちゃんも無事みたい」

愛「……二手に分かれてしまったみたいね」

さくら「……うん」

〜〜〜〜

幸太郎「ぐ…大丈夫かお前ら」ヨロヨロ

サキ「まああたしたちは問題なか」

純子「それよりも幸太郎さん。せっかく止血したのに、包帯がどんどん赤く…」

幸太郎「お、オレは…うっ…」ガクッ

ゆうぎり「肩、貸すでありんす」ガシッ

幸太郎「す、すまん」

リリィ「こ、これからどうしよう…」

幸太郎「……さくら、愛、たえ!聞こえるか!」

幸太郎「地図によれば、この辺に警察署があるらしい。そこで落ち合うぞ!」
11 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:11:36.50 ID:ZCAf3Ahr0
さくら「いまの聞こえた?」

愛「うん」

さくら「け、警察署言うても、ウチら幸太郎さんと違って、地図はもってへんし…」

愛「近くにはあるんでしょ?こうなったら、手当たり次第探すしかないわ」

さくら「そっか…」

ポツ…ポツポツ…

さくら「あ、雨」

愛「あれ、私たちって今日、防水スプレーやってたっけ」

さくら「あ…」

ザァァァ!!

さくら「ああんもう!とにかく走って雨宿りするしかなか!」

愛「そうね!」

バシャバシャ

三人は街中を走り始める

さくら「ところで、あんまりゾンビたちがウチらに近づいてこないんけど」

愛「言われてみれば。巽には噛み付いたのに」

たえ「がうぅぅ!!」ガブッ

ゾンビ「アッ!ゥゥ!?」ガクッ

さくら「たえちゃん!そこらにいるゾンビ嚙んじゃダメ!」

さくら「みて愛ちゃん、たえちゃん。雨宿りできそうなお店が!」

愛「やった!あそこに入りましょう」

ガチャッ
12 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:13:30.49 ID:ZCAf3Ahr0
さくら「あ、生きてる人が」

愛「すいません、失礼します」

店主ロバート「動くな!誰だお前ら!」ガチャッ

店主はボウガンで、彼女達を威嚇する。

愛「ひぃぃ!」

さくら「ど、どどどやんす!?」

たえ「がうぅぅぅ!!」

さくら「たえちゃん、抑えて!余計に話がこじれると」

愛「わ、わわ私たち、怪しいものではないです!」

ロバート「嘘つけ!!バケモノだろお前ら!!」チャキッ
13 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:14:30.49 ID:ZCAf3Ahr0
さくら「あ…」

愛「やば、メイクが…雨で落ちてたんだっけ」

ズバッ

愛「ぎゃっ!!」

愛の頭部にボウガンが突き刺さる

さくら「きゃあああ!!!」

たえ「がうぅぅ!!」ガブッ

ロバート「うあああああ!!!」

さくら「たえちゃんダメェェ!」

ガンガン、パリィィン!!

全員「!?」

全員が窓際を振り向くと、窓ガラスが割られ、ゾンビ集団は侵入してきていた
14 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:15:03.80 ID:ZCAf3Ahr0
愛「もう!次から次へと…」

さくら「今度はヤバイほうのゾンビがきたと!」

さくら「たえちゃん、店主のおじさんじゃなくて、あっちのゾンビ退治するばい」

たえ「うぁぁ!!」

愛「えっと、どうやって退治する?」

さくら「肉弾戦しかないっちゃ!」

ドス!ドガ!バキッ!グチャッ!グシャッ!

15 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:16:06.26 ID:ZCAf3Ahr0
さくら「ぜぇぜぇ、な、なんとか素手でたおせた…」

愛「ゾンビになってから、かなり身体能力上がってるしね」

たえ「ガブ、ムシャ…モグモグ」

さくら「たえちゃん、もうええって!あと汚いから!」

たえ「べっ!」ベチャッ

ロバート「」

ロバート「た、助かったよ…ありがとう」

さくら「大丈夫ですか」

ロバート「君のフレンドに嚙まれた所以外はね」

ロバート「……君たちは、他のゾンビとは何か違うようだ。良く見るとキュートだしな」

さくら「はい、実は私たち、用事があって日本まできて…」

ロバート「……ああ!もしかしてキミ達、フランシュシュか?」

愛「私たちを知ってるの?」

ロバート「ほら、店内にあるこのポスター」ピラッ

さくら「わぁぁ、本当だ!」

ロバート「気の毒に、よりによってアメリカにきたと思ったら、ゾンビに変えられて…」

さくら「あ、あ、あはははは…」

愛(本当のこと、言えるわけがない)

さくら「あ、これから警察署に向かおうと思っているんですが、場所わかりますか?」

ロバート「警察署?まあわかるけど…こんな危ない状況で、外に出て行くのか?」

さくら「はい、仲間が警察署にむかっているんで…」
16 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:17:47.82 ID:ZCAf3Ahr0
その頃、別のメンバーたちは

サキ「警察署らしき所についたと思ったら」

純子「ヘリが落ちてきて、大爆発」

リリィ「警察署の中には、ゾンビのほかに、脳みそ剥き出しのベロベロがいるし〜!ベロベロされたし!!気持ち悪いし、こわいぃぃぃ!!」

ゆうぎり「わっちは幸太郎さんを担ぎながら、ビンタの応酬…手の平が血で、真っ赤になってしまったでありんす」

幸太郎「……」グッタリ

サキ「おい、大丈夫かグラサン。熱あんぞ?」

幸太郎「あ、ぁあ…」グッタリ

サキ「血も流しすぎて、意識が朦朧しとるな」

リリィ「何かおいしい物でも食べさせてあげないとね」

純子「とりあえずハーブなんてどうでしょう」

幸太郎「あ、ああ…食べておこう。モシャモシャ…」
17 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:18:17.74 ID:ZCAf3Ahr0
純子「ヘリが燃えてて、先に進めませんでしたが、消火活動は終わりましたし」

リリィ「これで違う道に進めるね」

幸太郎「ん、なんだあれは」

全員「?」

全員が上を見ると、またしてもヘリコプターが宙に浮いていた
そして鉄のカプセルを投下させる

ボォォン!!

純子「いま、なにか落しましたか?」

サキ「よく分からねぇが、行くしかなか」
18 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:21:04.84 ID:ZCAf3Ahr0
ゆうぎり「なにか、足音が聞こえるでありんすな」

ゴツ、ゴツ、ゴツ…

純子「誰かいるのでしょうか」

ゴツ、ゴツ、ゴツ…

サキ「あれ?お前たしか…」

リリィ「パピィ!?」

タイラント「……」

リリィ「……じゃなくて、リリィのファンの人、だよね?」

サキ「なんだあの時のおっさんか、こんな所で何やっとると」

サキ「あ、そういうえばウチら、ライブをしにきとるんだっけな」

リリィ「わざわざ海外まで追っかけてきてくれたんだね!リリィ嬉しい!」

サキ「しかも高そうなロングコートまで着おって!このこの!」

ゆうぎり「あらあら、おめかしでありんすか」

純子「」

純子「なんか、その人、様子がおかしいのですが」
19 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:22:20.86 ID:ZCAf3Ahr0
リリィ「え」

純子「あの時のファンの人ではないような」

リリィ「パピィ…じゃなくて、ファンの人じゃない?」

ボゴォォン!

リリィ「ギャッ!」

サキ「ちんちく!?」

リリィは数メートルほど、吹き飛ばされる

サキ「おい」

ボゴォォ!

タイラント「……!!」ガクッ

サキのパンチが、タイラントの腹部に直撃し、膝を崩す

サキ「何やっとんじゃゴラァァ!」

ゆうぎり「こない小さな子供殴るとは…許しませんでありんす」バシッ

タイラント「ッ!?」グッ

タイラントは頬を叩かれ、壁にめり込む
20 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2018/12/29(土) 16:25:36.78 ID:ZCAf3Ahr0
今日はここまで
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/30(日) 03:03:16.62 ID:IY1+aliW0
この発想はあった
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/31(月) 11:34:01.74 ID:Q43V/uXb0
このビンタ喰らって無事なグラサン…
続きはよ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/14(月) 12:24:12.17 ID:y+bN7OSU0
書く気無いなら書かなくていいんじゃないですかね
24 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:08:24.70 ID:Cqbwod/f0
前回のあらすじ

・さくら、愛、たえの3人チームと、幸太郎、サキ、ゆうぎり、リリィ、純子の5人チームに分かれた。
・さくら達は警察署を目指している、サキたちは署内でタイラントと戦っている
25 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:10:46.73 ID:Cqbwod/f0
アイドルたちが得体の知れぬもの達と闘う一方で、ある男がラクーンシティに到着していた。

レオン「どこもかしこも、ひどい有様だぜ」

レオン「今日から世話になるハズのラクーン警察署も、この様子だと…」

レオン「……さっき、巨大なカプセルが投下されていたのが気になるな」

レオン「ヘリの残骸もある…いったいここで何があった」

ガチャッ

ドス、ドガ、バキ!

レオン「ん!?なんだこの音は!」

リリィ「よくもやったなぁ!このニセパピィー!」

リリィ「リリィーキィィック!」

ゆうぎり「花魁ビンタ!」

サキ「特攻とび蹴りキック!」

純子「え、えと…アイドルきっく!」

サキ「純子!まったく力はいっとらんやん!キックとはのう…」

サキ「こうやるんじゃ!!!」

タイラント「ゴォォッ…!!!」

タイラントの顔面が激しく歪み、吐血する

純子「な、なんて物騒な…」ガクガク

純子は小刻みに体を震わす

サキ「生き残るためじゃ!」

純子「で、でも…あ!」

サキ「あん?、どうしたと?」

純子「ひ、人…!」

レオン「」アゼン
26 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:12:06.30 ID:Cqbwod/f0
サキ「お、マッポやんけ!」

純子「おまわりさん!助け」

レオン「……ッ!」カチャッ

パァン!

純子「ギャッ!」

レオンは迷わず発砲する

サキ「純子!?」

パァン!

リリィ「ピギィィー!」

サキ「ちんちく!」

ゆうぎり「あ…」ビクッ

幸太郎「ぐっ…ぅぅ…」

レオン(人間を背負っているゾンビがいる?奴には迂闊に攻撃できない)

レオン(ならばまず、ポニーテールの方から片付ける!)

パァン

サキ「甘いんだよ」

レオン(な!銃弾を避けただと!?)

パァン!

サキ「よっと」

立て続けに、2発3発と発砲するもサキは軽やかに銃弾を避けていく

一気に間合いを詰めて、その拳でレオンの腹部をえぐる

ボゴォォン!!

レオン「ぐはぁぁ!!」ガクッ
27 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:13:42.44 ID:Cqbwod/f0
レオン(な、なんだこの破壊力は…!?)

レオンの口から透明の液体が吐き出される

レオン「お…ぉぉ…みぞおちだと…」ボタタ

サキ「おいマッポ、覚悟出来てんだろうな」グイッ

方膝を崩したレオンを見下ろしながら、サキはかかと落としを決めようと、足を振り上げる。

ゆうぎり「お待ちなんし、サキはん!」

サキ「姉さん!いまこいつ、ウチらの事を襲ったやんけ!がばいヤバイ奴や!」

ゆうぎり「わっちら、ゾンビでありんす…」

サキ「あ、そうだ。忘れてた」

レオン「なにを…ごちゃごちゃと…話しあっているんだ!」チャキッ

腹部を抑えながら、立ち上がるレオン

サキ「……つーかよ、いまの会話で、ウチらがやばい奴らじゃないって察しろよ!」

幸太郎「ぜぇぜぇ…日本語がわかっていないだけだ…」

純子「待って下さいお巡りさん!私たち、別に怪しい者じゃありません!」

純子は英語で訴える

レオン「なに?」チャキッ

レオンは純子に銃口を向ける

純子「ひぃぃぃ!!」

リリィ「うぃーあー!のーでんじゃらす!」

レオン「……」チャキッ

レオン「人間…なのか?」
28 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:15:54.93 ID:Cqbwod/f0
純子「信じてください!」

レオン「……外国人?」

純子「日本人です!」

レオン「……」

レオン(なんだ、この…)

純子(あ、この人よく見ると)

レオン(つぎはぎだらけ…体…)

純子(すっごいハンサム)ポーッ

レオン「……」チャキッ

純子「///」

見惚れる純子に、容赦なく銃口を突きつけるレオン

純子「///」ボーッ

サキ「おい!なんでまた銃口を向けとると!純子も何ぼやぼやしとると!!」

リリィ「のー!のーでんじゃらす!!」

レオン「デンジャラスに決まってるだろ…!!」

ゆうぎり「いい加減にしなんし!!」

バシィィン!!

レオン「うごぉ!?」

レオンは勢いよく、ゆうぎりにビンタをされる

レオン「くそ…不意をつかれた…」

幸太郎「待てポリスメン、オレが説明する」

レオン「ッ!?意識を取り戻したのか」

幸太郎「最初から意識はある。ただ…体調が優れないだけだ」

サキ「英語を話せる奴が、二人もいて助かったと」

リリィ「リリィだって話せるもん!」

サキ「あーはいはい、よかったな」

リリィ「もう!」
29 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:17:45.93 ID:Cqbwod/f0
タイラント「……ッ」ムクッ

サキ「ちっ!またロングコートのオッさんが、復活したと!」

レオン「な、なんだこれは!人間なのか!?」

サキ「コイツこそ、どうみても人外じゃろ!」

レオン「全員伏せろ!オレが片付ける」ガチャッ

レオンは武器をショットガンに切り替える

ズバァァン!ズバァァン!

レオン「くそ!なかなか怯まない!」

タイラント「……」ブンッ

レオン「ぐぁぁ!」

レオンにラリアットをぶつけるタイラント

レオン(さっきのゾンビガールのパンチもきいたが、こっちも…)ガクッ
30 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:18:56.81 ID:Cqbwod/f0
純子「……!おまわりさんに何て事を!」

純子「やめてください!やめてください!」

タイラントのぶ厚い背中を、両手でポカポカと叩く純子
全く腰の入ってないパンチで、勿論ダメージなど与えられていない

タイラント「……」ギロッ

純子「ひぃぃぃ!!」ガクガク

幸太郎「見ていられん…どいてろ純子」

ゆうぎり「あ……」

純子「巽さん!まだ体調が優れないんじゃ…無茶は…」

幸太郎「よく見てろ純子、キックとはこうやるんじゃ…」

幸太郎「足でドーーン!!!」

ボゴォォ!!

タイラント「ッ!!」

サキ「拳でもドーーン!!!」

タイラント「ウオ…!!」

サキと幸太郎で、タイラントを挟みうちする
31 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:20:12.30 ID:Cqbwod/f0
幸太郎「さて、そろそろダメージが溜まってきたようだな」

タイラント「……」フラフラ

幸太郎「トドメを頼む。ポリスメン」

レオン「よし」ジャキッ

ズバァァン!ズバァァン!ズバァァン!

ショットガンで、タイラントを頭部を攻撃し続ける

タイラント「」バタッ

サキ「おっしゃあぁぁ!!」

純子(ショットガンで撃ち続けるおまわりさん、かっこよかった…///)

レオン「……さっきは襲ってすまなかった。改めて礼を」

幸太郎「気にしないでくれ…うぅ…」ガクッ

レオン「おい、しっかりしろ!凄い熱じゃないか!」

幸太郎「ゾンビに嚙まれてから…どうも、体調が優れなくてな…」

レオン「……」ギロッ

サキ「あっ?」ギロッ

ゆうぎり「……まだ疑うでありんすか?」

リリィ「もう!いい加減信じて!」

純子「ぁぁ…カッコいい…///」ボーッ

幸太郎「彼女達に手を出すな」

レオン「どういう事だ?」

幸太郎「オレは巽幸太郎…アイドルのプロデューサーだ」

幸太郎「そして彼女達はアイドルだ」

レオン「なに?」
32 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:21:24.37 ID:Cqbwod/f0
互いに自己紹介をすませ、状況を確認し終える

レオン「つまり、アイドル活動でこの街に訪れたら、今回の事件に巻き込まれたと」

幸太郎「そうだ」

レオン「……ではなぜ彼女達は、理性を保っている」

幸太郎「さあな」

レオン「それに、怪物とも対等に張り合える戦闘力…」

幸太郎「……」

幸太郎「ひとつ言える事は、オレたちはアンタに危害を加えるつもりはない」

幸太郎「彼女達はアイドルで、オレはそのプロデューサー。それだけだ」

レオン「……」

レオン「わかった。この状況で、いちいち色々考えてもしょうがない」

レオン「警官として、オレは君たちを脱出までサポートしたい」

幸太郎「よろしく頼む、ミスターレオン」
33 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:21:54.49 ID:Cqbwod/f0
タイラント「……」

タイラント「……」

タイラント「G…ウィルス…」

タイラント「……」ムクッ

復活したタイラントが目覚めたときには、彼女達はいなくなっていた

タイラント「……」
34 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:23:12.37 ID:Cqbwod/f0
サキ「鍵が掛かったドアは」

サキ「足でドーーン!!!」

ボゴォォン!

レオン「なんて力任せな少女なんだ。楽だから良いが」

レオン「……ヘイ、ゲイシャガール」

ゆうぎり「なんでありんすか?」

レオン「……」ジッ

ゆうぎり「……」ニコッ

レオンは、ゆうぎりに背負われている幸太郎の方にチラッと視線を向けるが
ゆうぎりは微笑みながら、黙って首をふる

レオン「大丈夫なのか?」

幸太郎「ゆうぎりもまた、ゾンビ化により身体能力が向上している。こっちは気にせず護衛を頼む」

レオン「そうか」

ガシャァァン!!!

純子「ひぃぃ!!」

天窓から、リッカーが飛び出てくる

リリィ「で、でたぁ!脳みそ剥き出しのベロベロ〜!こわいぃぃぃ!!!」

リッカー「ァァァ……」

リーカー「ベッ!」ベロッ

純子「イヤ…な、舐めないで下さい!!」ビクビク
35 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:25:10.42 ID:Cqbwod/f0
レオン「出たな化け物」

レオン「ここはハンドガンよりも、ショットガンで…」

ズバァァン!!ズバァァン!!

リッカー「ギャァァァォォォ…」ピクピク

レオン「よし」

純子「あ、ありがとうございます…」

レオン「怪我はないか?」

純子「多少、舐められましたけど…大丈夫です」

純子「それに私たち、もう死んでますし」

レオン「……」ジッ

純子「あ、あの、なにか」

レオン「つぎはぎの体のようだが」

純子「あぅぅ…あんまり見ないで下さい…」

レオン「さすがアイドル。よく見るとなかなかプリティだ」

純子「え…ふぇぇぇ!?///」

純子「いま、プリティって言われた。プリティって…」

純子「はぅぅぅ〜///////」プシュゥゥゥ

リリィ「リリィたちアイドルだよ、可愛いの当たり前だし!ちょっと褒められた程度で、そんなに嬉しいの?」

ゆうぎり「乙女でありんすな、純子はん」

レオン「さあ、次へ行こう」
36 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:26:08.48 ID:Cqbwod/f0
サキ「おし、この扉も」

リリィ「足で」

サキ・リリィ「ドーーーン!!」

サキとリリィのキックで、扉が破壊されていく

ゆうぎり「きれいな石でありんすな、これ」

純子「こんなキレイな宝石が、なんで警察署にあるんでしょうか…」

レオン「確かに何かがおかしいぞ、この警察署は」

リリィ「ん?」

??「……!」タタッ

サキ「どうした?」

リリィ「いま、リリィと同じ位の背丈の子が」

幸太郎「お前と同じ位の…女の子がいただと?」

レオン「ッ!?生存者か!」
37 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:27:48.94 ID:Cqbwod/f0
アイドル達とレオンが、着々と進んでいる最中
別に分かれたアイドル達もまた、警察署へ向かっていた

愛「……」カチャッ

愛はボウガンを見つめていた

さくら「ねえ、本当に置いてきて良かったと?」

愛「仕方ないじゃない、本人が外に出たくないって言ってたんだし」

さくら「でも」

愛「私達に出来ることは脱出ルートを見つける事だけよ」

〜〜回想〜〜

店主ロバート「君にこれを」

愛「ボウガン…」

ロバート「そこの君にはショットガンを」

さくら「いやいや、結構です!ウチ、銃とか扱った事なか!」

ロバート「なぁに、勢いでどうにでもなるさ」

さくら「……」

ロバート「おじさんは…いくじなしだ、外を出るなんてとても…」

ロバート「ここで餓死した方がマシだ」

愛「じゃあ、私たちが」

ロバート「ん?」

愛「私たちが脱出ルートを確実に見つけます」

愛「そしたら…ついきますか?」

ロバート「……」

ロバート「そうだな、君たちが気が向いたら、オレをまた助けに来てくれ」

ロバート「その時、気が向いたらオレも覚悟決めて外に出よう」

ロバート「あ、君にも…一応、この二つのナイフを」

たえ「あぅ?はいふ?」

〜〜回想おわり〜〜
38 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:29:42.54 ID:Cqbwod/f0
愛「まあ幸い、私達もゾンビという事もあって、他のゾンビたちは私達を食べようとしないみたいだし」

さくら「ほんっと、それは助かるけん」

ゾンビ1「ぁぁ…」

ゾンビ2「ぅぁぁ…」

愛「さて、それにしても警察署はどこにあるのかしら」

たえ「あぅぅ〜まふ、うぇ」ガジガジ

さくら「たえちゃん、ナイフは食べ物じゃなかと…」

たえ「いはいぉ…」グスッ

ブラッドゾンビ「ぅあぁぁ」ガブッ

さくら「え…?」

ブラッドゾンビ「ガブッ…ガブッ…」

さくら「ギャァァァァ!!!!」

愛「と、共食い!?」

さくら「ど、どやんして…!?」

愛「くっ…」ビュン

愛は数発ほど、ボウガンを撃つ
しかし、ゾンビは倒れない

愛「なにこいつ…さっき店で戦っときのゾンビよりもやけに、打たれ強い…」

たえ「うががぁぁ!!!」

シュバッ!!シュバッ!

たえは二つのナイフを使い、ゾンビの首を真っ二つにする

ブラッドゾンビ「」ドサッ

さくら「ふ、二人ともありがと…」ガクガク

さくら「ん?」

さくらは名刺を拾う

さくら(チーム・スターズのブラッド…この共食いゾンビの事?)
39 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:30:54.55 ID:Cqbwod/f0
愛「大丈夫さくら!?」

さくら「うん、どうにか…傷跡も消えてるし」

愛「そういえば私達、ゾンビ化してから傷跡とかも、簡単に消えるように成ったわよね」

さくら「ほんと、不思議っちゃね」

〜〜〜

その後、三人は警察署に辿り着く

ガチャッ

さくら「あ、負傷者がおるけん!」

愛「大丈夫ですか!?」

警察官マービン「うぅ…よくこんな危険な状況で…」

マービン「……やけに英語が上手いな」

さくら「はい!日本からきました!」

愛「自己紹介はあとにして、今は怪我の処置を」

マービン「いや、良いんだ。おじさんはもう手遅れだ」

さくら「そんな!」

マービン「君達は、色々と教養がしっかりされているようだ。英語が理解出来るなら」

マービン「私からわかる情報をお教えしよう」

さくら「情報?」

マービン「そうだ…なぜ、ラクーンシティがこんな事態になってしまったのか」

マービン「説明しよう」
40 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:32:15.77 ID:Cqbwod/f0
マービンから説明をうける彼女達

愛「そんな…アンブレラが全部悪いなんて」

さくら「ウチらに仕事をよこして来た相手やないけん!」

マービン「私も全てを知っている訳じゃないがな」

マービン「だが、先を急いでるなら…このカードキーをあげよう」

さくら「おまわりさん…」

マービン「ああそれと、もしも道中でレオンという男に会ったら、伝えてくれ…すまないが歓迎パーティは中止だと」

マービン「さあ、いくんだ」

さくら「おまわりさんも、一緒に」

マービン「君達だけで行くんだ!」チャキッ

マービンは銃を彼女達に向ける

さくら「うちら死んでるけん、銃なんて怖かなか」

さくら「……」

愛「……」

さくら「あ、ゾンビバレ発言してもうた!」

愛「っていうか、もうメイク落ちてるし私達」

さくら「なんでウチラの事、軽蔑せんと?」

マービン「……」

マービン「可愛い子たちは、例えゾンビになっても可愛いままだ」

マービン「なあ?フランシュシュ」

さくら「ウチラの事、しっとると!?」

マービン「ああ、ファンだよ」
41 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:33:12.28 ID:Cqbwod/f0
マービン「それに今日、ライブをやる予定だっただろ?」

マービン「警察署内で」

さくら(え、そうだったん?)

愛(あの馬鹿、なんで警察署でライブやるって決めたのよ)

マービン「たしか3日間にわたって、ラクーンシティのそれぞれの名所でライブを行うと事になっていた」

愛「初耳なんだけど…」

マービン「ああ…レオンに、見せてやりたかったぜ…」

マービン「君達はゾンビなのに理性があって、可愛くて、正義感もある」

マービン「どうか無事に、ラクーンシティを脱出してほしい」ポイッ

さくら「はわわわ…っと、これは」

マービン「ハンドガンだ。ショットガンだけじゃ不安だろ?ミス一号」

マービン「早く行くんだ、オレは…もう…」
42 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:34:22.61 ID:Cqbwod/f0
カチャッ

さくら「内鍵、締められちゃったね」

愛「あんな熱烈なファンがいるなんて…なんとか助けてあげたいわね」

さくら「血清、さがしみよっか?」

愛「そうね、なんとかしてあげたいわ」

〜〜〜

たえ「あぅ!あぅぅ!!」

さくら「どやんしたと、たえちゃん?」

たえは、窓際に指をさす

たえ「外がどうしたと?」

たえ「がうぅぅぅぅ!!!」

愛「たえ、なんか怒ってる?」

たえ「ぅぅぅ!!」

さくら「なんかよう分からんけど、先に進むとよ」
43 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:36:17.05 ID:Cqbwod/f0
ビチャ…ビチャッ…

さくら「う」

愛「ひっ」

さくら「なんか、天井から血が」

愛「うん」

さくら「天井に何があると?」

リッカー「ァァァァ………」

さくら「」

愛「」

リッカー「ァァァァ……」ビチャッ

さくら「ひぃぃぃぃ!!」ガクガク

愛「なにこれ…キモ…」ガクガク

さくらと愛は、互いに抱きあいながら、怪物を相手に震え上がる

リッカー「ベッ!べッ!」

ベチッ!ベチッ!

さくらと愛の顔面を長い舌で、叩くようにして舐めてくる

さくら「ひぎぃぃ!どやす、どやすどやすどやすどやすすすす!?」ガクガク

愛「やだ…やだやだ!!キモいキモい!!」ガクガク

たえ「ふぅぅぅぅ…」

たえは、両手にナイフを持ったまま、四つん這いになり、戦闘体勢になる
44 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:37:07.41 ID:Cqbwod/f0
たえ「ぁぁぁぁ……」ギロッ

リッカー「ぁぁぁぁ……」ベロッベロッ

たえ「ほわぁぁぁぁ!!!!」

リッカー「ギュアアアア!!」

ガキィィィン!!

リッカーの鋭い爪と、たえのナイフが、空中でぶつかり合う

ガキィィン!ガキィィン!!

さくら「たえちゃん…」

愛「す、すごい…互角にやりあってる…」

リッカー「ベッ!」

たえ「ふん!」

シュッ、ボトッ…

リッカーが長い舌で攻撃を繰り出すと、たえはナイフでズバッと舌を切り落とす

リッカー「ッッ!!?」ジタバタ

たえ「ふん」ズバッ

たえは、もがき苦しむリッカーを見下ろしながら、容赦なくナイフでその首を切り落とす
45 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:38:33.05 ID:Cqbwod/f0
さくら「ありがと、たえちゃん」

たえ「ばう」ドヤッ

愛「凄い動きだったわね」

愛「私達もあれくらい出来れば…」

さくら「いやいや、どんなに強くても、あの妖怪脳みそベロベロンは反則やけん。初見じゃ腰抜かすとよ…」

〜〜〜

しばらく探索を進めていく三人

さくら「足でドーン!」

愛「せっかく警察の人からカード貰ったんだから、こっちであけなさいよ…」

さくら「あ、そういえばそうだっけ。てへ」

ダダダッ

さくら「ん?」

愛「いま、足音が」

さくら「近づいてくる!」

シェリー「あ…」

さくら「人だ!」

愛「よかった、まだ生きていた人がいたのね」

シェリー「いや…いやいや…」
46 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:39:36.10 ID:Cqbwod/f0
さくら「もう安心だよ、お姉さん達が守っちゃるけん」

シェリー「いや、いやあああ!!!」

さくら「あ、待って!」

愛「たえ!先回りして道塞いで!」

たえ「あぅぅ!」ダダッ

たえは猛スピードで走り、彼女の退路を断たせる

シェリー「あ…ぁぁ…」ガクガク

たえ「がうぅ!!」

たえは、ゴールキーパーの如く、両腕を広げ通せんぼする

さくら「待って、私達けっして」

愛「怪しいものじゃ」

シェリー「こ、こないで…」ガクガク

パァン!パァン!

さくら「ぐっ」

愛「あぐっ」

突如、さくらと愛の脳天に衝撃が走る

さくら「え、なになに?」ガクッ

愛「いま、攻撃された?」

後ろを振り向くと、そこにはポニーテールの女性が、銃口を向け立っていた

クレア「バケモノめ!その子から離れなさい!」
47 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:41:26.20 ID:Cqbwod/f0
さくら「あ、違…うちら」

パァン!

さくら「ぎゃっ!」

愛「もう…なんで人の話を聞かない奴らばっかり」

パァン

愛「ぎゃっ!」

たえ「うがあぁぁぁ!!」

たえは、四つん這いになりながら、全力で走りながら女性に襲い掛かる

クレア「さっきの、脳みそのバケモノと同じ動き…さては亜種かしら?」

パァン!パァン!

たえ「あぅぅ!!」ガクッ

クレア「さあ、もう大丈夫よ」

シェリー「……いや」ガクガク

シェリー「いや、こないで!」ダダッ

クレア「あ、ちょっと待って!」

震える少女と、攻撃してきた女性は部屋をあとにする

さくら「また撃たれてしまったと…」

愛「はぁぁ……ほんっと、めんどくさ」

たえ「うぁぁぁ〜!!」

愛「とりあえず手当たり次第、色んな箇所調べましょう」

愛「それと、メンバーとも早く合流して、さっきの二人からの誤解も解きましょう」

さくら「そ、そうやね…」
48 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:42:22.50 ID:Cqbwod/f0
今日はここまで
原作組出すかどうか、ずっと悩んでたが出す事にした
49 : ◆CZ4c8KwNbc [saga]:2019/01/15(火) 11:44:54.97 ID:Cqbwod/f0
現在の状況

@ 警察署を門から入った組…メンバー合流と、生存者との誤解を解く為に動いてる

さくら(ショットガンとハンドガン持ち)
愛(ハンドガンとボウガン持ち)
たえ(ナイフ二つ)

A 警察署を裏口から入った組…メンバー合流の為に、レオンと共に動く

幸太郎、ゆうぎり、リリィ、サキ、純子(特に無し)
レオン(ハンドガンとショットガン持ち)

B その他…??

クレア(ハンドガン、ボウガン持ち)
シェリー(特に無し)
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