モバP「ナチュラル同棲佐久間まゆ」

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309 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/15(金) 23:30:08.14 ID:Y64A+pwT0
茜「プロデューサー!文香ちゃんを責めないであげてください!」

茜「この面白さには誰も抗えません!!!」

モバP「お前らに面白い面白いって大爆笑されてる俺の身にもなってくれよ....」

まゆ「身近な人の昔の写真や文章ってそれだけで心が温かくなりますからね」ニコニコ

モバP「いやさっきの茜のリアクションはそんなほのぼのとしたもんじゃなかったぞ....」

モバP「で、さっき何見てあんなに笑ってたんだよ」

モバP「文香の持ってた絵日記の方ならまだわからんでもないが」

モバP「アルバムでそんな笑えるようなもんあるか?」

まゆ「ほのぼの家族写真の中で一枚だけ異彩を放つP少年の写真があるんです」

モバP「なんかあんまり見たくねーな」
310 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/15(金) 23:30:50.40 ID:Y64A+pwT0
文香「せっかくですし思い出を振り返ってみては....」ウズ

文香「茜さん」

茜「なんですか?」

文香「....」スッ

茜「あはははっはははいはいあはいはあはははああはははああひっひっふはへっへっは!!!!!!!!!!!!!!!」ジタバタ

文香「Pさんもこのようにノスタルジーに浸れるかもしれませんよ」

モバP「ノスタルジーとは一体....」
311 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/15(金) 23:31:31.77 ID:Y64A+pwT0
モバP「はぁ」

モバP「しゃーねー見てみるか....」

まゆ「どうぞ」スッ

モバP「んー....」ジー

モバP「....」

モバP「あはははははははははははっっっっっ!!!!!!!!!」ゲラゲラ
312 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/15(金) 23:32:21.47 ID:Y64A+pwT0
ナ チ ュ ラ ル 拾 得 佐 久 間 ま ゆ
313 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/15(金) 23:33:26.14 ID:Y64A+pwT0
続きます
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/16(土) 00:35:16.30 ID:CVbu7LiNO
おつ
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 09:04:22.95 ID:vAgQ2RJuo

今回テンションおかしい……(小声)
316 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:02:51.32 ID:fd2V2ejl0
まゆ「PさんPさん」

モバP「ん?」

まゆ「じゃんけん」

まゆ「しませんか?」ニコニコ

モバP「じゃんけん?」

まゆ「はい」ニコニコ

モバP「....」

モバP「なんでいきなりじゃんけん、なんだ?」

まゆ「まゆがじゃんけんをしたらおかしいですか?」

モバP「いやそんなことはないんだが....」
317 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:04:04.14 ID:fd2V2ejl0
モバP「(なぜいきなりじゃんけんなんだ....?)」

モバP「(まゆのことだ、じゃんけんから始まる綿密な計画を既に立てていて)」

モバP「(俺をいつものように罠に嵌めようとしている可能性も十二分にある)」

モバP「(というかそうでもなければ突然じゃんけんをしようだなんて....)」

モバP「(いや別におかしいってほどじゃないんだが....)」

モバP「(まゆだからなあ....)」

モバP「....」チラ

まゆ「?」ニコ
318 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:04:31.73 ID:fd2V2ejl0
モバP「(ただ今のところじゃんけんに付随するルールや条件は一切提示されていないし)」

モバP「(ここは少し様子を見てみよう)」

モバP「わかった、じゃんけんをしよう」

まゆ「♪」

モバP「それで、だ」

モバP「じゃんけんという両者の間で明確に勝敗が決定するゲームをするということは」

モバP「何か別の目的もあるんじゃないか?」

モバP「(ここはあえての先制攻撃)」

モバP「(そもそも現時点で俺はじゃんけんという勝負のみしか受けていない)」

モバP「(後出しでとんでもないことを言い出したら降りればいいだけの話なんだ)」

モバP「(何も相手の指定してきた舞台で意地を張る必要はない)」

まゆ「....」
319 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:06:10.39 ID:fd2V2ejl0
まゆ「何もありませんよ?」

モバP「....」

モバP「は?」

まゆ「まゆはPさんとじゃんけんがしたかっただけです」

モバP「....」

モバP「じゃーんけーん」

モバP「ぽん」グー

まゆ「ぽ」パー

まゆ「ん!」ギュー

モバP「....」
320 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:07:07.23 ID:fd2V2ejl0
モバP「俺はお前に今じゃんけんで負けた」

モバP「俺がグーを出して」

モバP「まゆはパーだったからな」

まゆ「はい♪」

モバP「そこに限っては負けを認めよう」

モバP「ただ俺のグーはなぜ、お前のパーに包まれているんだ」

まゆ「Pさん、じゃんけんはなぜ」

まゆ「あのような力関係が成り立っているか」

まゆ「ご存知ですか?」

モバP「まあ大体はな」
321 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:07:37.66 ID:fd2V2ejl0
まゆ「ハサミは紙を切ることが出来るのでチョキがパーに勝ち」

まゆ「石はハサミで切ることが出来ないのでグーがチョキに勝ち」

まゆ「そして」

まゆ「紙は石を包むことが出来るのでパーがグーに勝つんです」

まゆ「しかし最近のじゃんけんはそんな大切なことを忘れてしまっています!」

モバP「大切かそれ?」

まゆ「そこでまゆは」

まゆ「一度原点に立ち返り」

まゆ「本来のじゃんけんを思い出そうとしているんです!」

モバP「本音は?」

まゆ「Pさんの手をギュっとしてみたくて」ニコォ

モバP「はぁ....」
322 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:08:09.76 ID:fd2V2ejl0
モバP「そんなに回りくどいことするくらいなら普通に言やぁいいのに」

まゆ「....」

まゆ「えっ!?」

まゆ「つ、つまりそれって....」

まゆ「まゆがPさんに触りたい時にストレートに申告をすればいつ何時でもそれに対応してもらえるってことですか!?」

モバP「!!!?!??!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!??!?!?!」

モバP「(やられた!!!まゆは最初から、俺があまりの回りくどさに呆れてあんな発言をさせ)」

モバP「(言質を取って堂々と俺公認のスキンシップを行えるようにする作戦だったのか!!!!!!)」

モバP「(やはりじゃんけんは囮、一見無害なように見せかけておいて)」

モバP「(勝負に乗った時点で既にまゆの胃の中だったのか....)」ガクッ
323 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:10:23.02 ID:fd2V2ejl0
まゆ「ちひろさん!今聞いてました?」

ちひろ「あーはいはい聞いてましたよー」ハー

ちひろ「公衆の面前でイチャつくのは自重してくださいねー」ケッ

まゆ「うふふ....」ニコ

まゆ「2人きりの時だけにしましょうね♪」ニッコリ

モバP「」
324 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:11:08.90 ID:fd2V2ejl0
ナ チ ュ ラ ル 誘 導 佐 久 間 ま ゆ
325 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:35:45.94 ID:fd2V2ejl0
まゆ「お疲れ様です」

モバP「お疲れ様はそっちだろ?」クスリ

まゆ「いえいえ」

モバP「もう帰るよな?」

まゆ「はい、Pさんのおうちに帰ります」

モバP「誤解されるような言い回しはやめなさい」

まゆ「事実ですから」ニッコリ

モバP「はいはい早く乗った乗った」

まゆ「はーい」
326 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:36:41.82 ID:fd2V2ejl0
まゆ「そういえばなんですけど」

モバP「んー?」

まゆ「Pさん前に『埋め合わせでなんでも1つ言うこと聞く』って言ってましたよね?」

モバP「はぁ?」

モバP「お前なあ、さすがに突拍子がなさすぎる」

モバP「いくら俺でもそこまで雑な嘘は信じないな」

まゆ「いえ、確かに言ってました」

モバP「いくら俺でもそんなことは言わないし言ってたら覚えてるぞ」
327 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:37:13.11 ID:fd2V2ejl0
まゆ「まゆの部屋に心さんを泊めたとき」

モバP『この埋め合わせはちゃんとするよ』

まゆ『埋め合わせ!?』

モバP『どうかしたか?』

まゆ『い、いえ、埋め合わせだなんてそんな///』

まゆ「ほら」

モバP「あー....」

モバP「うー....」

モバP「言ってるな」

まゆ「言ってます」ニコ
328 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:37:40.51 ID:fd2V2ejl0
モバP「いやでもちょっと待て」

モバP「この発言のどこに『なんでも1つ言うことを聞く』ってニュアンスがあるんだ」

まゆ「まゆはPさんと以心伝心ですから」

まゆ「たとえ言葉の表面にはなくとも」

まゆ「内に秘められた真意に気付くことが出来るんです」

モバP「その以心伝心一方通行なんですけど」

モバP「お前、人が覚えてないのをいいことに内容捏造しようとしてただろ」

まゆ「まゆもうろ覚えだったんです!」

モバP「さっきその時のやり取りを一言一句復唱してたくせによく言うわ」

まゆ「....」
329 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:44:15.40 ID:fd2V2ejl0
モバP「そ・れ・に!」

モバP「お前『いえそんな』って」

モバP「断ってんじゃねえか!」

まゆ「これは『いえそんな』という遠慮の言葉ではなく」

まゆ「『家損な』です」

モバP「どういうことだよ」

まゆ「『今時持ち家なんて損するだけですよ』という意味です」

モバP「どう考えても会話の流れとつながらないだろ!」

モバP「会話を正確に引用して上でその言葉を当てはめると」

モバP「『い、家、埋め合わせだなんて損な///』」

モバP「意味わかんねえだろこれ!」

まゆ「それは違います」

まゆ「『い、家、埋め立て地だなんて損な///』」

まゆ「つまり、埋め立て地は地震の際に液状化のリスクが高いのでそこに家を建てるのは損だ、という意味なんです」

モバP「なんで家の液状化の話でお前は頬を赤らめてるんだよおかしいだろ!」
330 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:45:24.40 ID:fd2V2ejl0
まゆ「まあそれはさておき」

モバP「(珍しく不利な立場になったら即なかったことにしやがった)」

まゆ「まゆに全くそういう意識はありませんでしたけど」

まゆ「確かにほんの少しだけ内容に相違があったことは認めます」

モバP「お前のほんの少しは随分幅広いな」

まゆ「しかしそれが」

まゆ「Pさんが自ら申し出た埋め合わせを拒否する要因にはなり得ないと思いませんか?」

モバP「んん....それはまあ....」

まゆ「何にがいいですかねぇ....」
331 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:45:50.39 ID:fd2V2ejl0
まゆ「やっぱりここは同棲....」

モバP「それはもう前にやっただろ....」

まゆ「それなら2人旅行とか....」

モバP「旅行できるほどのまとまった休みをお互い合わせられると思うか....?」

まゆ「....」

まゆ「わかりました」

まゆ「Pさんも大変なのはまゆもわかっていますし」

まゆ「まゆのために苦労を掛けたいわけでもありません」

モバP「ま、まゆ....」ウルウル

まゆ「ここは間を取って」
332 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:46:21.58 ID:fd2V2ejl0
まゆ「1日デート、これにします」

モバP「ま、まゆ....?」

まゆ「ちなみにプランはPさんがすべて考えてください」

モバP「どことどこの間を取ったらそういう結論に至るん....?」

まゆ「次のオフの日、楽しみにしています♪」ニッコリ

モバP「有無を言わせて」

まゆ「社会人なんですから埋め合わせの約束を守ってください」

モバP「そんな殺生な....」
333 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:46:56.64 ID:fd2V2ejl0
ナ チ ュ ラ ル 過 去 掘 佐 久 間 ま ゆ
334 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/21(木) 00:47:39.27 ID:fd2V2ejl0
続きます
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 01:08:55.82 ID:3gIrtR7Ho

ナチュラル誘導は珍しくガチでナチュラルだったな
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 02:13:36.06 ID:hSzzMD+80
>モバP「(勝負に乗った時点で既にまゆの胃の中だったのか....)」ガクッ

ナチュラル捕食されてる…
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 04:45:29.68 ID:TwHMVk4Go
胃の中って表現スゴいな
掌の上の数十倍はありそう
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/22(金) 10:44:32.30 ID:NoDuA7si0
捕食されて身動きが取れない上に後は消化を待つだけだからな
339 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:18:16.11 ID:s0SgbZdJ0
モバP「ということでデートすることになったんですけど」

モバP「これってアイドルのプロデューサー的にオーケーですか?」

ちひろ「アウトに決まってます」

モバP「ですよねー」

ちひろ「まあそれはあくまで事務所の社員としての立場で物を言うとですよ?」

モバP「?」

ちひろ「まゆちゃんも一人の女の子なんですから」

ちひろ「たまにはデートくらいしてあげないと可哀想かなあと」

ちひろ「Pさんも彼氏としての責任を....」

モバP「彼氏?」
340 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:19:37.05 ID:s0SgbZdJ0
ちひろ「彼氏じゃないんですか?」

モバP「彼氏じゃないですよ」

ちひろ「えーっと....」

ちひろ「新手の惚気ですか?」

モバP「???」

ちひろ「事務所でイチャイチャを見せつけるのは飽きたから今度は自逆風自慢に切り替えたんですよね?」

モバP「えーっと....」

モバP「俺一度でも彼氏だって言いましたっけ?」

ちひろ「いや言ってはいませんけど」

ちひろ「察してくださいって感じだったじゃないですか」

モバP「....」

モバP「順を追って説明します」

ちひろ「?」
341 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:20:04.86 ID:s0SgbZdJ0
モバP「ということで」

モバP「まゆの強制同棲から始まり」

モバP「色々なイベントを経て」

モバP「こういうことになったわけなんです」

ちひろ「....」

ちひろ「冗談では」

モバP「ないです」

ちひろ「えぇ..................................」

ちひろ「えぇ.....................................................?????????????」

ちひろ「なんなんですか本当.....................................」

ちひろ「もー............................................」
342 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:21:21.42 ID:s0SgbZdJ0
モバP「なんかすいません」

ちひろ「正直私としては付き合ってて欲しかったですよ」

モバP「さっきと言ってること真逆なんですけど」

ちひろ「私の個人的な意見です」

モバP「なるほど」

ちひろ「今一番言いたいこと言わせてもらいます」

ちひろ「まゆちゃんにあれだけ色々させて」

ちひろ「あんなにアピールさせておいて」

ちひろ「Pさんはデートに連れていくことすら渋るんですか?」バシバシ

モバP「い、いやだって、俺まゆのプロデューサーだしまゆはアイドルだし....」
343 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:22:16.02 ID:s0SgbZdJ0
ちひろ「あのですねえ」

ちひろ「16歳の女の子なんですよ?」

ちひろ「仕事も頑張って学校にも行って」

ちひろ「さらにPさんに全力でぶつかってるんですよ?」

ちひろ「なのにPさんからは何もなしって....」

ちひろ「何も感じないんですか????」ガシガシ

モバP「やー....あはは....」
344 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:22:48.13 ID:s0SgbZdJ0
モバP「感じないってことはないですけど」

モバP「まゆにも前、期待に応えるようなことは難しいって話しましたし」

モバP「その辺りはわかってると思ってて....」

ちひろ「頭で分かっていたとしても」

ちひろ「それで心が救われるわけじゃないんです」

モバP「....」
345 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:23:14.93 ID:s0SgbZdJ0
ちひろ「デートでしたっけ?」

ちひろ「いくらでも行ってこいですよ!!!」

モバP「えぇ....」

ちひろ「バレたとき?マスコミ対応どんとこいです!!!!!!!!!」

ちひろ「なんなら最後までどうぞ!!!!!!!!!!」

モバP「それは法的にアウトなんで絶対ないです」
346 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:23:55.39 ID:s0SgbZdJ0
ちひろ「あと1つ聞いても?」

モバP「今更そんな前置き要りませんよ」

ちひろ「....」

ちひろ「Pさんはまゆちゃんをどう思ってるんですか?」

モバP「大切な担当アイドルに決まってますよ」

ちひろ「それはプロデューサーとしての言葉ですよね」

ちひろ「私は1人の人間としての答えが聞きたいんです」

モバP「....」
347 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:25:53.10 ID:s0SgbZdJ0
モバP「そう言われちゃうと途端に難しい質問に感じますねー」アハハ

ちひろ「....」

ちひろ「Pさんは恐らくその質問に対する答えを持ち合わせていないと思うんです」

ちひろ「なぜなら今までそのことについて考えるのを避けてきたから」

モバP「....」

ちひろ「今度のデートで」

ちひろ「そういう部分についても少しは考えてみたらどうですか?」

モバP「....」
348 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:29:20.41 ID:s0SgbZdJ0
モバP「....仮に」

モバP「仮に俺が前向きな答えを出してしまったらどうするつもりなんですか」

ちひろ「その時はPさんが責任を取って駆け落ちでもなんでもしてください」

モバP「笑えないですよ....」

ちひろ「それか個人事務所でも立ち上げて、ついでに私も雇ってください」

モバP「もっと円満な道はないもんですかね....」

ちひろ「ふふっ....」クスクス

ちひろ「デートのこと、聞かせてくださいね」

モバP「まあちひろさんから全責任を被る宣言も頂きましたし」

モバP「まゆとの約束なのでやれるだけやってみます」

ちひろ「そんなこと言ってません」

モバP「えー散々人唆しといて酷いですよー」

ちひろ「大人なんだから自己責任でお願いします」ニコニコ
349 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:30:40.65 ID:s0SgbZdJ0
ちひろ「....」

ちひろ「(これは余計なことしちゃいましたかね....)」

ちひろ「(でもまあ)」

ちひろ「(行くところまで行ってくれた方が私としても色々吹っ切れられるのでありがたいというか)」

ちひろ「....」

ちひろ「はぁ、どこかで飲みなおしたい気分....」

ちひろ「そうだ、オープン戦の結果は....」チラ

ちひろ「よし、キャッツ負けてる」

ちひろ「....」ピポパ

ちひろ「あ、友紀ちゃん?今からどうですか?」
350 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:31:10.04 ID:s0SgbZdJ0
ピンポーン

まゆ「はぁい」ガチャリ

モバP「よ」

まゆ「Pさん!どうしたんですか?」

モバP「や、ちょっとデートについて考えたんだがな」

まゆ「は、はい」

モバP「....」

モバP「期待しといてくれ」

まゆ「!」
351 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:32:24.09 ID:s0SgbZdJ0
まゆ「いいんですか?そんなこと言ったらハードル上がりますよ?」クスクス

モバP「俺は約束を守る男だ」

まゆ「///」

モバP「それに」

モバP「これは俺のためでもあるからな」

まゆ「???」

モバP「ま、気楽に待っててくれ」

まゆ「当日まで緊張で眠れそうにありません!」

モバP「それは寝ろ、体調崩すぞ」
352 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:33:07.00 ID:s0SgbZdJ0
ナ チ ュ ラ ル 不 眠 不 休 佐 久 間 ま ゆ
353 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/26(火) 01:33:44.29 ID:s0SgbZdJ0
続きます
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/29(金) 23:37:33.74 ID:IDMV4ftoO
ナチュラル鬼畜ちっひさん
355 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 00:20:52.89 ID:qdCOmwuSO
モバP「....」

ピンポーン

ガチャリ

まゆ「おはようございます....」フラフラ

まゆ「けほけほ」

まゆ「くしゅん」

モバP「なんかめちゃくちゃ顔赤くて咳しててくしゃみしてんな」

まゆ「気のせいです」

モバP「....」
356 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 00:21:55.99 ID:qdCOmwuSO
モバP「....」ピト

モバP「....何度?」

まゆ「計ってみたら31.5度でした」

モバP「正直に」

まゆ「体調は大丈夫なので行きます!」

モバP「まゆ」

まゆ「嫌です、楽しみに待っていたんです!」

モバP「看病するから」

まゆ「38.7度です」

モバP「準備してから行くから着替えて寝といてくれ」

まゆ「....はい」
357 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 00:22:29.78 ID:qdCOmwuSO
ガチャリ

まゆ「....」ジー

モバP「....」

まゆ「....」ジー

モバP「俺がいたら眠れないか?」

まゆ「そんなことありません!」

モバP「じゃあ寝て?」

まゆ「....」

まゆ「....」

まゆ「眠れません....」

モバP「やっぱりダメじゃないか....」
358 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 00:22:57.09 ID:qdCOmwuSO
まゆ「....Pさん」

モバP「ん?」

まゆ「....今日は本当にごめんなさい」

モバP「風邪なんてどうしようもないことだ」

モバP「謝る必要なんかない」

まゆ「楽しみにしすぎて3日ほど眠れなかったんです」

モバP「前言撤回」

まゆ「ごめんなさい....」
359 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 00:24:23.48 ID:qdCOmwuSO
モバP「....まぁ、まゆも好きでこうなったわけじゃないし仕方ないな」

まゆ「Pさん....」

モバP「んじゃ、俺はこれで一旦帰るから」

まゆ「えぇっ!?」

モバP「何かあったら呼んでくれ、どうせ隣にいるし」

まゆ「でもさっき看病してくれるって....」

モバP「そのつもりだったけど俺がいると寝れないんだろ?」

モバP「風邪を治すための看病で逆に悪化するようなことがあっちゃいけないし帰るわ」
360 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 00:25:05.26 ID:qdCOmwuSO
まゆ「....それなら最後に1つだけいいですか?」

モバP「なんだ?」

まゆ「まゆが眠るまで手を握っていてくれませんか?」

モバP「よくあるやつだけどお前にやったら救急車沙汰になりそうだからやめとく」

まゆ「そんなぁ....」
361 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 00:26:24.30 ID:qdCOmwuSO
モバP「大人しく寝とけばまた来るからさ」

モバP「今は治すことに専念してくれ」

まゆ「わかりました」

まゆ「部屋に帰ることは渋々認めます」

モバP「それ自分で言う?」

まゆ「その代わり」

まゆ「Pさんの部屋の居間の」

まゆ「左側の壁に背中を預けて座っていてください」

モバP「???」
362 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 00:27:07.59 ID:qdCOmwuSO
まゆ「ワイヤレス充電です」

モバP「???????????????」

まゆ「直接では緊張と興奮で休息が取れないので」

まゆ「壁越しにPさんを感じることで休息を取りつつエネルギーの補給に努めます」

モバP「???????????????????????????」
363 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 00:27:43.99 ID:qdCOmwuSO
ナ チ ュ ラ ル 技 術 革 新 佐 久 間 ま ゆ
364 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 01:18:01.38 ID:qdCOmwuSO
ガチャリ

モバP「....」チラ

まゆ「ハァ....ハァ....」

モバP「(ワイヤレス充電は出来たんだろうか)」

まゆ「ハァ....ハァ....」

モバP「(この顔を見る限りまだまだかかりそうだな)」

モバP「....」

モバP「(今は眠れてるみたいだしここで様子を見とくかぁ)」スト
365 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 01:18:52.97 ID:qdCOmwuSO
モバP「....」チラ

まゆ「zzz....」スウスウ

モバP「....」

モバP「(めっちゃ顔良いな)」

モバP「(いや別に風邪を引いて弱った顔だからとかではなく)」

モバP「(普段から常に思ってるんだが)」

モバP「(そのうえ仕事は完璧)」

モバP「(というか完璧以上)」

モバP「(性格も非の打ち所がない)」

モバP「(良いところを挙げればキリがない)」

モバP「....」
366 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 01:19:25.71 ID:qdCOmwuSO
モバP「(そんな子が)」

モバP「(俺のことを好きだと言ってくれている)」

モバP「(ちひろさんに聞かれたこと)」

モバP「(何も言い返せなかった)」

モバP「(まゆの想いに答えを出すどころか)」

モバP「(それに向き合おうとすらしてこなかった)」

モバP「(....まゆのためにと思ってずっとそうしてきたのは間違いだったんだろうか)」
367 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 01:21:11.08 ID:qdCOmwuSO
ゴソ

モバP「?」チラ

まゆ「zz....んん....」

まゆ「....Pさん」ウトウト

モバP「....」

モバP「....」ナデ

まゆ「大好きです....」ニッコリ

まゆ「....zzz」グゥ

モバP「....あぁ」

モバP「….」

モバP「うん」

モバP「俺もだ」
368 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 01:21:43.11 ID:qdCOmwuSO
ナ チ ュ ラ ル 告 白 佐 久 間 ま ゆ
369 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 01:22:16.21 ID:qdCOmwuSO
そろそろ終わります
370 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/03/30(土) 01:25:47.69 ID:qdCOmwuSO
あと少し続きます
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 02:01:09.18 ID:VBCkWQ2D0
このノリで1スレ埋めるのかと思ったら一応終わりはあったのか・・・・
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 11:56:56.73 ID:U6ajgF/MO
当然墓場まで行くんだよなぁ?
373 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 22:30:55.15 ID:N0TRBQjh0
まゆ「zzz....」

まゆ「ん....」

まゆ「ふわ....」パチパチ

モバP「おはよう」

まゆ「....」

モバP「おはよう」

まゆ「!!?!!?!!?!?!?!?!!?!?!??!?!?!?」

まゆ「Pさん!?部屋に帰ったはずじゃ....」

モバP「まゆの顔を見て少し考え事をしてたんだ」

まゆ「考え事?」
374 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 22:31:43.28 ID:N0TRBQjh0
モバP「それより体調はどうだ?」

まゆ「あ、はい、だいぶんよくなったと思います」

モバP「そうか、それはなにより」

まゆ「ありがとうございます」ペコ

モバP「俺は何もしてないよ、まゆが頑張ったから治っただけの話だ」

まゆ「いえ、Pさんは私にとって五大栄養素よりも大切な存在ですから」

モバP「俺に栄養はないぞ」

モバP「(といいつつまゆなら俺という存在から未知の栄養素を取りだす器官を作り出していてもおかしくはないように思える)」
375 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 22:34:22.71 ID:N0TRBQjh0
まゆ「それで、私の顔を見て考え事をしていたって言ってましたけど....」

モバP「あぁ、それな」

モバP「いや看病にさ、戻ってきたんだよ、お前が寝てから」

まゆ「はい、私普段なら廊下を歩く音で気が付くんです」

まゆ「でも今日は風邪のせいなのか気づけませんでした、すみません」

モバP「気づかなくていいから....」

モバP「それでな、まゆの顔をこう、じーっと見てたら」

モバP「思ったんだよ」

まゆ「?」

モバP「めちゃくちゃ顔がいいなって」

まゆ「???????????????????????」
376 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 22:35:01.92 ID:N0TRBQjh0
まゆ「い、いきなり何を

モバP「今までずっと見ないふりしてたんだが」

モバP「俺まゆのことが好きなんだわ」

まゆ「!!?!?!?!?!??!?!?!?!??!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?」

まゆ「!!?!?!?!????!??!!!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!??!?」

まゆ「!!??!?!?!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!??!??!?!?!?!?!?!?!!?!?!!!?!」

まゆ「??!?!?!!?!!?!?!?!??!?!?!?!???!?!?!?!?!!?!?!?!??!?!?!?!?」

まゆ「!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!??!!?!?!??!?!?!?!?!?!?!?!?!?!」

まゆ「」フラ

モバP「おいおい!」パシ

まゆ「」グタ

モバP「寝た」

モバP「まだ風邪が治りきってないのか?」
377 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 22:35:41.89 ID:N0TRBQjh0
まゆ「はっ!!!!」ガバッ

モバP「おはよう」

まゆ「あ、おはようございます」ペコ

モバP「もう朝だから正しい挨拶だな」

まゆ「あれ、まゆいつから寝てました?」

モバP「夕方に一旦起きて、そのあとすぐ突然寝て今までずっとだな」

まゆ「....」
378 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 22:36:11.41 ID:N0TRBQjh0
まゆ「すみません、熱に浮かされた妄想と夢と現実が混ざってしまっていて、現状がよくわからないんです」

モバP「俺がまゆに告白したところ」

まゆ「それってやっぱり現実でしたか?」

モバP「俺はたぶん実際に口に出したと思う」

まゆ「ですよね」

モバP「うん」

まゆ「....」

まゆ「えーっと....」

まゆ「ありがとうございます」ペコ

モバP「いえいえ」

まゆ「....」
379 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 22:36:43.00 ID:N0TRBQjh0
まゆ「Pさんの言葉に、理解も感情も全然追いつきません」

モバP「まー突然だったからな」

モバP「正直、俺自身も自分の言葉に色々置いてかれてるわ」

まゆ「ふふ、なんですかそれ」クスリ

モバP「ふっ、わからん」クスクス
380 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 22:37:23.87 ID:N0TRBQjh0
まゆ「Pさん」

モバP「ん?」

まゆ「Pさんがずっと言っていたことですけど」

まゆ「いいんですか、まゆ、アイドルなんですよ?」

モバP「おいおい、今まで散々大胆不敵な振る舞いを連発してきた奴が言うのか?」

まゆ「いえ、それはなんというか出来心で」

モバP「出来心多すぎ」
381 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 22:38:52.87 ID:N0TRBQjh0
まゆ「で、でも!」

モバP「まーまゆの言ってることは正論だよ」

モバP「正論とかクソくらえって気持ちになっちゃったんだから仕方ない」

まゆ「....そうですか」

モバP「納得したか?」

まゆ「元々Pさんから好きだと言ってもらえたことに不満なんてありませんから」

まゆ「ただもしPさんがまゆのために嘘をついている、なんてことがあったら嫌だったんです」

モバP「お前なんだよ、超いい女か?」

まゆ「....Pさん」キッ

モバP「あ、すまんすまん、気に障ったか?」
382 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 22:44:26.64 ID:N0TRBQjh0
まゆ「いえ、トキメキの過剰摂取で体調に支障が出そうなのでそういうのは少しずつ慎重に言ってください」

まゆ「そうして地道に体を慣らしていけば数年後には体が受け付けるようになると思います」

モバP「俺が待たせ過ぎたばかりにまゆがこんな体に....」

まゆ「その通りです!」

まゆ「まゆが、一生懸命、Pさんにぃ....いっぱいっ....色々....やってきたんです....」ポロポロ

モバP「まゆ....」

まゆ「わたし、Pさんを好きになって本当に....本当にっ....!」ポロポロ

モバP「まゆ....」ギュッ

まゆ「本当によかったです....」

まゆ「ずっとず〜っと前から、大好きでした....」ポロポロ

モバP「....俺もだ」ギューッ
383 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 22:47:34.06 ID:N0TRBQjh0
まゆ「ひぐっ....ひん....」

モバP「落ち着いたか?」

まゆ「一応は....」

モバP「考えたんだけどさ」

モバP「結婚式は白無垢でいいんだよな?」

まゆ「!!!!!!!!!?!??!!??!!?!?!?!?!??!!??!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

まゆ「Pさんは話の流れとか場の空気は気にされないんですか?」

モバP「気にするけど今回はあえてな」

まゆ「?」

モバP「今日くらいはまゆを翻弄したいんだよ」ニヤニヤ

まゆ「もう....」プクー
384 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 22:48:21.27 ID:N0TRBQjh0
まゆ「Pさん、それにしても今すぐに結婚だなんてそんな....」

モバP「まだしないぞ」

まゆ「?」

モバP「まゆがアイドル界の頂点に立ったらの話だ」ニヤリ

まゆ「!」

まゆ「Pさん、まゆを鼓舞するのが上手ですね」ニコニコ

モバP「未来のシンデレラガールを見出した敏腕プロデューサーだからな」フンス

まゆ「それならまゆも頑張らないといけませんね」ウフフ

モバP「いやまあまゆは頑張りすぎなくらいだからもうちょっと手を抜いてもらっても」

まゆ「いえ、これからは仕事に一層力を入れて取り組みます」

モバP「結婚する前に体壊さないでくれよ....」

まゆ「うふふ」クスクス

まゆ「結婚までPさんのお休みもなくなりますから覚悟しておいてください」ニッコリ

モバP「!!?!?!?!?!?!?!?!!?!!?!?!!?!!?!?!?!?!?!?!??!?!?!!!!?!?」
385 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 22:50:37.41 ID:N0TRBQjh0
ナ チ ュ ラ ル 天 下 取 り 佐 久 間 ま ゆ
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/07(日) 23:24:45.52 ID:6g1saTVB0

結婚してからもお休み無し(意味深)だろ!いい加減にしろ!
387 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 23:58:15.28 ID:N0TRBQjh0
みく「ついにこの日が来ちゃったにゃ〜」

菜々「出会いの頃からずっと見てきたので感慨深いですねえ」

みく「ナナチャン、今日はなんだか大人の魅力にゃ〜」ツンツン

菜々「お、大人....」

みく「お祝いの日だからみくも今日はアイドルパワー全力でおめかししてきたにゃ」フンス

菜々「大人....」
388 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 23:58:46.00 ID:N0TRBQjh0
杏「はぁ〜すっごい人....」

杏「....」

杏「これだけ人が多いとなんだかちょっとだけ帰りたく」ガシ

杏「....」チラ

のあ「にゃん」

杏「せっかくのドレスが台無しですよ」

のあ「せっかくのドレスを脱ぎ捨ててどこかへ行こうとしていたのは誰だったかしら」

杏「....」

杏「....のあさんも一緒にどうです?」

のあ「行きましょう」ガシ

杏「冗談ですよ〜」ズルズル
389 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/07(日) 23:59:19.36 ID:N0TRBQjh0
心「まさか一回り下の子に先越されちゃうとはな〜」ハァ

仁奈「心おねーさん、うれしくねーんですか?」

心「ん?すっごい嬉しいに決まってるじゃ〜ん」ウリウリ

仁奈「きゃはははっ!くすぐったいです〜」ケラケラ

心「ただ溢れる若さとアイドルでも負けて」

心「結婚まで取られたら」

心「はぁとは何が勝てるのかなーってさー」シロメ

仁奈「よくわからねーですけどとりあえず笑うんですよ!」

仁奈「それでぜ〜んぶ解決でごぜーます!」

心「に、仁奈ちゃぁん....」ギュー
390 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/08(月) 00:00:26.42 ID:APCjUmhQ0
響子「こういうところのお料理は何度見ても綺麗ですね〜」

文香「見た目だけではなく味も素晴らしいです」

茜「ハフッ!!!ガツガツッッッ!!!!!」

茜「ぷはぁ〜っ!!!どれもこれも美味い!!!!!」バーン

響子「私もいつか、茜さんにあんな風に食べてもらいたいです!」

文香「茜さんはいつもああなのでは....」

茜「響子ちゃん!私カレーが食べたいです!」

響子「!」

響子「わかりました!今から厨房を借りて作ります!」

文香「もうすぐ式が始まりますからそれは後にしましょう....」

茜「そうですね!晩御飯にお願いします!」
391 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/08(月) 00:01:10.09 ID:APCjUmhQ0
ちひろ「あ゛ぁ゛............」ゲッソリ

みく「ちひろさん、今日もやっぱり動く屍にゃ」

心「一番プロデューサーに肩入れしてたからしゃーない」

ちひろ「肩入れなんてしてません.........」

杏「でも本当は?」

ちひろ「...............」

ちひろ「あ゛ぁ゛...........」ゲッソリ

響子「ダメですよ杏さん、ちひろさんをいじめちゃ」
392 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/08(月) 00:01:37.05 ID:APCjUmhQ0
ちひろ「悲しいわけじゃないんですよ、2人ともずっと前から一緒にいましたし」

仁奈「誰も聞いてないのにいきなりむぐっ」ガバ

菜々「仁奈ちゃんもちひろさんのお話聞きたいですよね〜!聞きたいですか!よ〜し菜々が肩車するのでそこで聞きましょう!」

文香「あまり無理をしない方が良いのでは....」

ちひろ「むしろ凄く嬉しいんですよ....嬉しいんです....」

ちひろ「....でも」

ちひろ「...............................」

ちひろ「あ゛ぁ゛...........」ゲッソリ

茜「ちひろさん!こういう時は走りましょう!走っていれば何でもできる!!!!行きましょう!!!!!!」

ちひろ「そうですねそうしましょうか!ボンバー!!!」

のあ「そろそろ始まるわよ、大人しく座って」

ちひろ「....そうですね」

ちひろ「2人の晴れ姿、この目でしっかりと見届けないといけませんね」ニコ
393 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/08(月) 00:02:05.91 ID:APCjUmhQ0
モバP「....」ソワソワ

モバP「....」ソワソワ

モバP「(落ち着かねえ....)」

モバP「(しかしまさかこんなに早く結婚することになるとは....)」

モバP「(最初に言ったときは10年くらいの長期的な計画として考えてたのに)」

モバP「(1年て)」

モバP「(まゆがトップに立った時嬉しさより先に)」

モバP「(全国のまゆファンから刺される恐怖が来たもんなあ....)」

モバP「(まゆファンがみんな物わかりが良くて助かった)」

モバP「(いやあれは物わかりとかじゃなく達観してるってやつなんだろうか)」

モバP「(まあ)」

モバP「(悪い気はしないな)」
394 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/08(月) 00:03:03.17 ID:APCjUmhQ0
モバP「(緊張はするけど)」

モバP「(正直普段からクソ綺麗なまゆの晴れ姿が早く見たい)」

まゆ「呼びました?」

モバP「!!!?!?!?!?!?!?!!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!??!?!?!?!!!!?!?!」

モバP「なんでここにいるんだよ!!!!」

まゆ「Pさんが私を呼ぶ声が聞こえたので」

モバP「それはなまゆ、幻聴って言うんだぞ」
395 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/08(月) 00:03:40.15 ID:APCjUmhQ0
まゆ「そんなことより、これどうですか?」ヒラ

モバP「あー....」

モバP「今じっくり見られてよかったわ」

まゆ「?」

モバP「まゆの白無垢破壊力やばい」

モバP「ここで慣れとかないとみんなの前で卒倒するわ」

まゆ「1年間散々その手の口撃を受けたので倒れることはなくなりました」

モバP「耳は真っ赤だけどな」

まゆ「///」
396 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/08(月) 00:04:28.59 ID:APCjUmhQ0
モバP「ま、最初のをここで見といたところでまだまだ着るからな」

まゆ「お色直し3回とも白無垢はやりすぎですよ」

モバP「まゆが着たかった、俺が見たかった」

モバP「WINWINだろ?」グッ

まゆ「それはそうですけど....」

モバP「てかもう始まるだろ、さっさと戻った方がいいぞ」

まゆ「....」
397 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/08(月) 00:07:33.54 ID:APCjUmhQ0
まゆ「....Pさん」

モバP「ん?」

まゆ「よろしくお願いします」ペコ

モバP「珍しくしおらしいな」

まゆ「私だって緊張くらいします」プク

モバP「....」

モバP「せっかくアイドルとプロデューサーがメインなんだ」

モバP「アイドルとしての」

モバP「まゆと俺、2人の集大成」

モバP「みんなに見せてやろう」ニヤリ

まゆ「!」

まゆ「はい!」ニコ
398 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/08(月) 00:08:21.02 ID:APCjUmhQ0
ナ チ ュ ラ ル ア イ ド ル 佐 久 間 ま ゆ

【完】
399 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/04/08(月) 00:12:15.96 ID:APCjUmhQ0
以上になります、ここまでお付き合いいただきありがとうございました
続けようか迷いましたがこれから書くペースの維持が難しいので完結を優先しました、完結出来てよかったです
まゆは可愛いですね、まゆすき

このSSが少しでも読者の方の人生の糧になれば幸いです
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/08(月) 00:25:30.96 ID:khICPvLHo
綺 麗 に 終 わ っ た な 乙
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/08(月) 00:30:27.61 ID:zWldgtqNo
乙乙まゆすき
終わって残念だけど完結してくれて嬉しい
次回作も期待してます
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/08(月) 14:16:11.24 ID:gIUz+eGZo
乙まゆすき
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/08(月) 14:36:50.01 ID:/BPYiX4K0
乙!
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/10(水) 20:38:05.52 ID:WbgS/y7M0
乙えんだあぁぁ
いいまゆssだった 掛け値なしに
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/11(木) 08:42:32.96 ID:wnfUBXaUO
10年くらいかかるんだろうなって思ったら1年で草
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/07(金) 19:47:47.42 ID:yKl5FTmbO

ネタの仕込み方、テンポ共に素晴らしい作品でした
毎回有志の作品を見て回っているのですが、今回は特に、
「コレ無料で見てるけど、バチが当たんじゃねーの…?」と思うほどクオリティが高いです
それに何より量
よくぞ情熱をだしきってくださいました
クオリティ、ボリューム、アイマスに対する愛… すべてが伝わってくる素晴らしい作品でした
あなたが他に書かれている、いた作品はありますか?
リンクを貼ってくださると、嬉しいです
長文失礼致しました
407 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/06/08(土) 02:29:06.59 ID:vEEFqk+q0
そのようなお言葉をいただけて光栄です、ありがとうございます
普段はギャグ中心の酷い作品が多いのでご期待に沿えるかは分かりませんが、過去作のリンクを貼らせていただきます

・現行スレ
【モバマス安価】「まゆすき」から始まる平行世界多元宇宙パラレルワールド
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1559915567/

・ギャグ系

凛「絆深める究極奥義カンチョー」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488597856/

【モバマス】美嘉「右の頬を打たれたら、左の頬も差し出しなさい」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516437914

凛「女子中学生のお汁にたっぷり浸した七割蕎麦を盛大にすすりたい」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516519385

【モバマス】乃々「ひぃ....私の理想郷がぁ....」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516867333

P「....」ブルブル 凛「緊張してる?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1550330410

【モバマス】彼女たちのシミとワイシャツと私戦争
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1558792210

・それ以外

【モバマス安価】乃々「森久保乃々魂の5番勝負....?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516194147

【モバマス安価】乃々「森久保乃々魂の5番勝負〜りたーんず〜....?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1542104680

【モバマス】乃々「雪の日」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516794974

【モバマス】心「プロデューサー、あのさ」 P「?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1559316031
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 06:32:10.83 ID:cMRaF/3/o
この人のやつだったか…ふれ幅でかすぎて気づかなかった
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