理樹「来ヶ谷さんを恥ずかしがらせたいなぁ」恭介「それだ!!」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/04/14(日) 12:23:06.30 ID:9bLeJLFD0


喫茶店

来ヶ谷「・・・ふぅ」

理樹「・・・・・・」

理樹(日曜日。僕らは静かな喫茶店でお茶をしていた。来ヶ谷さんはコーヒーを飲んでいて、僕はその姿をなんとなくぽけーっと眺めている。なんとも静かな昼間だった)

来ヶ谷「ん?」

理樹(そんな時、来ヶ谷さんが僕の目線に気付き、ニコリと上品な笑顔を添えて視線を返してくれた)

来ヶ谷「今日の少年は大人しいな。もう我々の関係には慣れたかね」

理樹「はは、まあ・・・」

理樹(僕らはこの秋、恋人になった。他の人はいまだに信じてないが、来ヶ谷さんの方から告白してきたんだ)

理樹(付き合ってからの僕は、初めての経験だから色々と気を回そうとして二人でいる間ずっと場をつなごうと世間話を必死で語りかけていた。でも、しばらく付き合っていくにつれて来ヶ谷さんはどうも静かな方がむしろ好きみたいで、余計な気を使わなくていいことが分かった。来ヶ谷さん曰くそんな慌てていた僕も面白かったらしいけど)

来ヶ谷「コーヒーのお代わりを頼むが君は?」

理樹「ううん、じゃあ僕も貰おうかな」

来ヶ谷「よし」

理樹(そんなこんなで最近はお互いのペースに合わせようとすることなく、のんびり過ごしているのだった)





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・


理樹部屋

恭介「・・・えっ、終わり?」

理樹「うん」

理樹(夜、遊びに来た幼馴染達に僕らのカップル事情を説明した)

鈴「なんというか、地味だな」

恭介「なんだよー!もっと俺の心をきゅんきゅんさせてくれる何かを聞かせてくれるかと思ったのにさあ!」

理樹(恭介がものすごく残念そうな顔で叫んだ)

真人「まあまあ、しょせんカップルなんてこんなもんさ」

理樹(と、すました顔で言う真人)

恭介「お前にカップルのなにが分かるんじゃい!」

謙吾「ううむ、真人の肩を持つわけじゃないが本人が良いというのならそれでいいんじゃないか?俺達がどうこう言ってもなあ・・・」

理樹「・・・それでいいだって・・・?」

全員「「「えっ?」」」

理樹「こんなカップル事情で幸せだ・・・なんて言える訳ないじゃないか!!」

理樹(僕は切れた)

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