神「異能力者七人のバトルロワイヤルが見たいな・・・」 3【安価】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

160 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/02(日) 19:56:36.78 ID:W+xzbftc0
線路・南


ロイ「お、三日目か」

ロイ(さて、俺の願いはもう叶ったし、今日はのんびりとするか)プルルル

エナツ『ロイさん!』

ロイ「……ああ。肉の女か。何のようだ」

エナツ『その変な呼び方は即刻やめてください!私の所まで飛んで来て欲しいんです!そのまま祥子さんとジョーさんも迎えに行きます!』

ロイ「悪いが却下だ。俺は今日のんびりする予定なのだ」

エナツ『却下を却下です!ロイさん!あなたが今日のんびりしようと思ったのはお肉が食べれたからですね!?』

ロイ「いかにも」

エナツ『お肉を食べれたのは私のおかげですね!?つまり今日私が死んじゃうとパラドックスが起きて、ロイさんはお肉を食べることもできなければのんびりすることもできなくなるのです!』

ロイ「それはいけない。分かった協力しよう」

エナツ『やったぁ!』
161 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/02(日) 19:57:04.58 ID:W+xzbftc0
図書館


ジョー「ここは……!?」ガバッ

ジョー(また記憶が飛んで別の場所に……オレはあのまま絞め殺されてしまったというわけデースか……)

ジョー「一日目はオレから逃げ、二日目はオレを絞め殺し……あの女ぁ……!間違いない!」

ジョー「ツンデレデース!」ババァァァン

ジョー「古き良き暴力系ヒロインという奴デースね……!モラルがないだの情緒不安定だの理不尽だの一緒に居てしんどそうだの、昨今の暴力系ヒロインに対する風当たりは強いデースがオレはむしろそれくらい外連味のあるヒロインの方が好きなんだけど皆どう?」

エナツ「居た!ジョーさーん!」

ジョー「おー、エナツさん、祥子さん。それと……」

ジョー(昨日オレを半殺しにした貴族風の男!)

ジョー「こ、これはまさか……NTR!?」

エナツ(どこからツッコめばいいのやら)

ジョー「うおおおオレはいちゃラブ物しか認めないと……!」

祥子「うるさい。……まぁ一度戦ったわけだし、色々思う所もあるでしょうけど……今の彼は味方よ。ほら、人形補充に商店街まで行くわよ」

ジョー「ぬぬぬ……了解デース」

祥子「それじゃあ、ロイの体のどこかに掴まって……」

祥子(右手は私が)

エナツ(左手は私が)

ロイ「よし。俺の足に縋ることを許そう愚民よ」

ジョー「クソが!」
162 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/02(日) 19:57:30.59 ID:W+xzbftc0
ビル街・南


006「……!」

006(あの保安官を撃ち抜かれた瞬間……ここへ……なるほど……死ぬとこうなるのだ……な)

天使「おーい。006。お前に朗報だ。お前はクソ雑魚なのでボーナスを与える」ポイッ

006(これは……人間大の人形……?)

天使「これに寄生すりゃ、自分から動けるだろ。それじゃ、精々頑張れ」スゥッ

006「これは……ありがたい……な」スッ

006(さて……とりあえずの脅威は保安官らの四人チーム……固まってる所を白衣女の『爆発』で一網打尽にしたい……)

006(あの白衣女を探す……か)スタスタ



工事現場・南


セレナ「……っ!」ガバッ

セレナ(ここは……そうか。私は死に、バトルロワイヤルの三日目が始まったのだな)

セレナ(昨日の敗因ははっきりしている。協力を結ぶ前に敵と遭遇してしまったこと)

セレナ「二日目に終わらなくて良かった……今日で終わらせる!」
163 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/02(日) 19:58:17.82 ID:W+xzbftc0
現状



1.サイキ・エナツ

ポイント:1
M  P:120
登  録:『四谷 祥子』『ジョー・パナソー』『ロイエナル・ロスチャイルド』
持 ち 物:なし

変身状態。商店街に居る。



2.セレナ・ド・モンフォール

ポイント:1
M  P:150
登  録:なし
持 ち 物:なし

パートナーを探してうろうろ。



3.四谷 祥子

ポイント:0
M  P:150
登  録::『四谷 祥子』『ジョー・パナソー』『ロイエナル・ロスチャイルド』
持 ち 物:人形×3

商店街に居る。



4.ジョー・パナソー

ポイント:0
M  P:150
登  録:『サイキ・エナツ』『四谷 祥子』『ロイエナル・ロスチャイルド』
持 ち 物:人形×2

商店街に居る。



5.ロイエナル・ロスチャイルド

ポイント:0
M  P:60
登  録:『サイキ・エナツ』『四谷 祥子』『ジョー・パナソー』
持 ち 物:なし

商店街に居る。



6.フェイス

ポイント:1
M  P:150
登  録:なし
持 ち 物:殺し屋道具一式(普段から持っている)

学校辺りをうろうろ。



7.No.006

ポイント:1
M  P:150
登  録:なし
持 ち 物:なし

人形に寄生状態。セレナを探してうろうろ。


そんなこんなでついに午後零時!『宝石配り』の時間に!宝石を受け取ったのは『下1』と『下2』だった!

誰と誰だった!?1〜7番から選んでね!下1と下2の二人に安価を取るよ!
(安価が被った場合、一人が二つの宝石を受け取った事にするよ!)
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/02(日) 19:59:33.10 ID:o/3Whkdq0
6
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/02(日) 19:59:50.17 ID:doGzcPnDO
4
166 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/03(月) 02:05:18.43 ID:etRwg2P70
訂正

>>163では、006のMPが150と表記されていますが、間違いです。
用意された寄生先の人形に寄生した際の消費を失念しておりました。正しくはMP:100です。

申し訳ございませんでした。
167 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/03(月) 02:06:20.11 ID:etRwg2P70
学校


天使「ほれ、今日はお前だ」ポイッ

フェイス「また俺か……」パシッ

フェイス(正直持ってても、このままじゃ奪われるだけだし、位置バレるデメリットしかねぇんだよなぁ……)

フェイス(また遠くに投げ捨てとくか)ブンッ
168 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/03(月) 02:06:45.73 ID:etRwg2P70
商店街・西


ジョー「イエーイ!宝石デース!」

祥子(そりゃこっちは四人チームなんだから、一個こっち陣営に来るのが自然よね)

祥子「もう一個は……住宅街の方ね」

エナツ「全く動きませんね……あの肉塊が当選者で、その場から動けないんでしょうか」

エナツ(『変身』の男を殺した場所とは微妙に違いますし……死体に配られたということはなさそうです)

祥子「それか初日の白衣の女みたいにレーダーで補足されるのを嫌ってその場に捨てたのかも」

エナツ「どちらにしろ、そのままにしておく手はありませんね。私達で宝石を独占しちゃいましょう」

ジョー「しかし、全員で動くのは危険デース。『爆発』で一網打尽にされてしまいマース!」

ジョー「ロイさんの能力にも限界がある以上、ここはチームを、待機組と回収組の二つに分けて行動するべきデース!」

ジョー「それも、肉塊に勝てるように、遠距離攻撃ができるエナツさんと人形は分けて組む必要がありマース!」

ジョー「さらに回収組の片方は飛行できるロイさんで確定デース!」

ジョー「そして人形は飛行能力で持って行けないので、ロイさんに付いて行くのはエナツさんで確定デース!」

ジョー「オレと祥子さんはこの商店街に残り、エナツさんとロイさんが回収に行くのがベストデース!」

祥子(……理に適っている。女が絡まなけれなばまともなのよねこいつ)

祥子「それじゃあ……エナツ、ロイ。それでいいかしら?」

エナツ「はい!了解です!」

ロイ「よく分からんがいいだろう」ブワッ
169 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/03(月) 02:07:13.13 ID:etRwg2P70
住宅街・北東


ロイ「到着っ!」ザッ

エナツ「……ありました!宝石です!」ヒョイッ

エナツ(肉塊は居ない……そして『変身』の男は死んだわけですから、これは『爆発』の人が捨てて行ったことに……)

エナツ「まだ近くに居るかもしれません!ロイさん、警戒を続けてください!」

ロイ「警戒警戒」


セレナ(宝石の反応が動かないもんだから、あの肉塊に配られたかと思ったが……)チラッ

セレナ(あの美少女が拾って捨てたか、既に殺されて奪われた後みたいだな)

セレナ(後者の場合は非常にまずい。あいつらがチームを二つに分けて行動している以上、あの『寄生』の能力がないと……)

006「おい……そこの女……」スッ

セレナ(……人形!?あの外人男の能力か!?……いや、こいつ今喋った。ということは……)

006「そう警戒……するな……お前と争うつもりは……ない」

セレナ「あの時の肉塊か……お前。争うつもりはない……とは?」

006「協力を提案する……お互い……一人では宝石を獲得するのが……困難なはずだ」

セレナ「……同感だな。私は昨日からお前と協力したいと思っていたよ。いいだろう同盟締結だ。握手はしないがね」

006「信用……されていない……な」

セレナ「ふふ、まぁね。ついでにこれも見せておこう」スッ

006(……何だ……?カプセル……?)

セレナ「ぱっくんちょ……っと、このカプセルは毒だ。さっきビル街で適当に調合した。唾液で溶けることはないが、噛み砕けば死ねる」

セレナ「お前の体が私に触れた瞬間、これを噛み砕く。お前の『寄生』が何秒で完了するのかは知らんが……歯を合わせるくらいの猶予は私にもあるだろう」

セレナ「つまり、お前が私の体に寄生することはできない。ということだ。くれぐれも裏切ろうなんて考えないように」

006「元より……そんなつもりは毛頭ない……」

セレナ「……どうだか」
170 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/03(月) 02:07:41.07 ID:etRwg2P70
セレナ「……さて、前提共有は終わった。これからの方針についてだが……私は午後二時のイベントまでここで待機することを提案したい」

セレナ「あの保安官の女を含んだチームは四人のはず。おそらくここと、商店街の方で分担しているのだろう。私の『絶滅波動』を対策して」

セレナ「しかも保安官の銃があるから、お前でもあいつらを倒すことはできない」

セレナ「商店街の方の二人でも同じだ。お前の『寄生』のMP消費量は知らんが、人形を二、三体使われては厳しいだろう?」

セレナ「つまり現状、こちらから仕掛ける手立てはないということだ」


セレナ「私らのチームと保安官の四人チームを除いた、もう一人の参加者の存在も利用すれば……あるいは何か別の策も用意できるかも知れんが」

セレナ「ここの宝石が奴らの手にあるということは……殺されて奪われたか、自ら捨てて静観を決めたということ」

セレナ「三人チームが不可能ということもあって……あまり現実的ではないだろう」


セレナ「以上の点から……この状況を打破するには都合良いイベントを待つ以外ないと思うが、異論は」

006「……ない」

セレナ「だろうな。お前のような人間の出来損ないが、私より良い策を思い付けるものか」

006「……こう作ったのは……お前のような学者……だ」

セレナ(こいつ……やはり、人工生命か)

セレナ「ふん、恨み節のようなことを吐く割には、声に怒気が感じられないな……いや、感情を持たぬからこそ出来損ないなのか」

006「感情を持てば……人間……なのか?」

セレナ「さぁな。そう考える奴も居る。神様はどうお考えだか知らんが」

006「……感情……」
171 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/03(月) 02:08:10.20 ID:etRwg2P70
エナツ「……祥子さん。そっちは何かありましたか」

祥子『いいえ、特に動きはないわ』

エナツ「そう……ですか……」

エナツ(もうすぐ二時。一昨日と昨日は、宝石配りからイベントまでの間、何かしら動きがあったけど……今日は静かですね)

エナツ(……何か、嵐の前の静けさのようで、不気味です)


カチッ


天使「イベントタイム!」

エナツ「!」
172 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/03(月) 02:08:38.83 ID:etRwg2P70
現状



1.サイキ・エナツ

ポイント:1
M  P:120
登  録:『四谷 祥子』『ジョー・パナソー』『ロイエナル・ロスチャイルド』
持 ち 物:なし

変身状態。ロイと共に住宅街に居る。



2.セレナ・ド・モンフォール

ポイント:1
M  P:150
登  録:なし
持 ち 物:なし

006と一緒に住宅街でイベントを待機。



3.四谷 祥子

ポイント:0
M  P:150
登  録::『四谷 祥子』『ジョー・パナソー』『ロイエナル・ロスチャイルド』
持 ち 物:人形×3

ジョーと共に商店街に居る。



4.ジョー・パナソー

ポイント:0
M  P:150
登  録:『サイキ・エナツ』『四谷 祥子』『ロイエナル・ロスチャイルド』
持 ち 物:人形×2

祥子と共に商店街に居る。



5.ロイエナル・ロスチャイルド

ポイント:0
M  P:40
登  録:『サイキ・エナツ』『四谷 祥子』『ジョー・パナソー』
持 ち 物:なし

エナツと共に住宅街に居る。



6.フェイス

ポイント:1
M  P:150
登  録:なし
持 ち 物:殺し屋道具一式(普段から持っている)

学校でイベントを待機。



7.No.006

ポイント:1
M  P:100
登  録:なし
持 ち 物:なし

人形に寄生状態。セレナと一緒に住宅街でイベントを待機。



そんなこんなでついに午後二時!『イベント』の時間に!『下1〜3』のどれかが起こった!
(起こるイベントを自由に考えてね!出揃ったらその内のどれが起こるかあらためてコンマで決めるよ!)
(描写が困難な物、ゲームに関係がない物、ゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/03(月) 02:41:38.80 ID:K6dwdJ1b0
出会った人間を無差別に殺して回る怪人をエリアに配置する
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/03(月) 03:18:51.59 ID:dlYHRnf4o
積極的に殺しが起きるように、今回だけポイント獲得方法が終了時の宝石の所有ではなく終了時に生き残っていることに改変される
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/03(月) 03:40:09.83 ID:ZsbgKL71O
ランダムで誰か一人が選ばれる。
選ばれた一人を時間制限までに殺さないと、その一人以外全員のポイントが-1になってしまう。
176 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/03(月) 18:01:49.29 ID:etRwg2P70
天界・ルーレット



神様「もう二時か。天使くん。ルーレットとダーツを」

天使「はいはい」ガラガラガラ

天使「ほっ」ギュルンッ

神様「行くぞ〜」



次のレスのコンマが

01~33で『怪人をエリアに配置する』
34~66で『ポイント獲得方法が生き残っていることに改変される』
67~99で『選ばれた一人を時間制限までに殺さないと、その一人以外全員のポイントが-1になってしまう』
00はもっかい
177 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/03(月) 18:02:15.15 ID:etRwg2P70
神様「とぉっ!」トスッ
178 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/03(月) 18:08:32.14 ID:etRwg2P70
天使「今日のイベントは……『出会った人間を無差別に殺して回る怪人をエリアに配置する』ですね」

神様「それで、どれくらいの強さの怪人をどこに配置するの?」

天使「『下1』の怪人を『下2』に配置しようと思います」



怪人の強さは『下1』!配置された場所は『下2』だった!
(描写が困難な物、ゲームに関係がない物、ゲームバランスを著しく崩壊させる物であれば、>>1の判断で再安価とさせていただきます。ご了承ください)
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/03(月) 18:12:38.40 ID:CvtN6JN20
鍛えた軍人レベルの強さ、ナイフを所持
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/03(月) 18:17:04.95 ID:pLgQEHHDO
身体能力自体はトップアスリートレベルだが不死身かつ強力な再生能力持ちで執拗に追跡してくる
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/03(月) 18:18:04.70 ID:FeeDoVXl0
住宅街
182 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/04(火) 18:41:32.17 ID:eWIXE9zX0
住宅街・北東


天使「ほい。ということで今日のイベントは『怪人配置』だ」

エナツ「怪人……?」

天使「怪人は出会った人間を無差別に殺して回る。いわゆるお邪魔キャラだな。スペックは……お前らの世界でいう軍人くらいかな」

天使「よし、説明終わり。それじゃあ『配置』するぞ」ポンッ


怪人「……」シュウウ


エナツ「は、配置ってここにですかぁ!?」ザッ

エナツ(いや……でもこれは考えようによってはチャンスかもしれません!)

エナツ「ロイさん!能力で私と一緒に上空へ!」サッ

ロイ「馬鹿だなお前。天使の報告を聞いていなかったのか?あの怪人の強さはただの軍人程度。お前の『マジカルシェリフ』なら勝てん相手ではあるまい」

エナツ「ロイさんに馬鹿と言われたくはありません!いいから空へ!」

ロイ「やれやれ」ブワッ

怪人「……」クルッ

エナツ(……よし、怪人が私達を標的から外した!おそらく別の参加者の所へ行くはず!)

エナツ(さらに上空から見張れば、どこかに逃げるということはできません!)

エナツ(つまりここら辺に他の参加者が居れば、そいつを炙り出すことができるのです!)
183 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/04(火) 18:42:07.29 ID:eWIXE9zX0
006「あの怪人……こっちへ……来る……ぞ」

セレナ「ここから逃げれば……上から位置がバレる。かと言ってこの怪人をここで殺せば、それはそれで、ここに私達が居るのがバレる……」

セレナ「なるほど。相手も少しは頭が回るようだが……なまじ回るのが不幸だな。あんな怪人すぐさま殺してしまえばいいものを……この状況はむしろチャンスだ」

セレナ「つまりあの怪人を殺さずにやり過ごせばいいんだ……私が何を言ってるか分かるな?」

006「了解……だ!」バッ

怪人「……!」ダッ

006(発動……『寄生肉塊』……!)ズルッ

006(怪人)「よし……成功……だ」
184 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/04(火) 18:42:40.91 ID:eWIXE9zX0
エナツ「怪人が家に入ったっきり出て来ない……」

エナツ(……ってことは、あの家に参加者が居るということ……?)

006「……」スッ

エナツ(いや普通に出て来ましたね。あの家に参加者は居なかったようです)

006「……」スタスタ

エナツ(あ、あれ?怪人さんが祥子さん達の方向に)

エナツ「天使さん。これって、もうこの辺に参加者は居ないってことですか?」

天使「ん?いや、そもそもあの怪人に参加者を探知する能力なんてない。今も適当に歩いて……たまたま祥子達の方角へ歩いているだけ。と見るのが自然だろう」

エナツ「そうですか……」

エナツ(うむむ。作戦失敗ですね)

ロイ「どうする?もう降りるか?」

エナツ「いや、折角使ったんです。能力の制限時間ギリギリまで飛んでましょう」

エナツ(怪人の動向も気になりますしね)チラッ


セレナ「そしてお前が注目されてる間は、私が移動しても発見されないってわけだ」コソコソ

セレナ「それでも一応バレにくいルートを通らねばならん。遠回りになるから、お前はなるべくのろのろ歩け」

006「了解……だ」
185 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/04(火) 18:43:06.30 ID:eWIXE9zX0
商店街・西


エナツ『祥子さん!そっちにイベントの怪人が向かってます!警戒を!』

祥子「……分かったわ。聞いてた?ジョー」

ジョー「何故デショー……」

祥子「……何が?」

ジョー「別にただの連絡なら、通話をかける相手はオレでも良かったはず……何故……」

祥子(この男は……本当に……)


006「……」ザッ

祥子(!あれが例の怪人……!目が合った!)

祥子「ジョー!」

ジョー「分かってマース!奴の身体能力は人間ベース!それなら人形が三体も居れば十分デース!『モーエードールズ』!『その怪人を殺せ』!」

人形ズ「……」ガシッグググ

006「……!」ガクッ

ジョー「他愛もないデースね!さて、もったいない精神に基づいて、死んだ怪人は再利用デース!」スッ

006(よし……この時を……待っていた……ぞ)

006(人形に囲まれたお前に……触れることができる瞬間……お前に人形にされる瞬間……!)

006「『寄生肉塊』……!」ズルッ

ジョー「……っ!?」ビクンッ
186 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/04(火) 18:43:39.24 ID:eWIXE9zX0
祥子「……ジョー?どうし……」

006(ジョー)「『モーエードールズ』……『その女を捕まえろ』」

人形ズ「……」ガシッ

祥子「!?」

祥子(何故……違う、いつものジョーじゃない!まさか、あの怪人は既に『寄生』されて……)

祥子「……っ『その男を……」

006「『喋らせるな』」

人形「……」ガコッ

祥子「うぐっ……」

祥子(口の中に人形の手が!)

006「……命令を……無視する人形が居るな……あの三体は……お前専用か」

006「なら……お前も人形にして……お前に命令させればいいんだな……?」スッ

祥子「……っ!」

006(さて……髪の毛は付けた……後はこの女の意識を奪うだけだが……)

006(素直に殺す……か?生かして……後で牙を剥かれては厄介……だ)

006(しかし……それではこの女の能力は使えない……ただ気絶させるに留めるという手も……ある)

006(どうする……か)



『No.006』が取った行動は『下1』だった!

1.『四谷 祥子』を殺す……不安要素は消しておく。
2.『四谷 祥子』を気絶させる……こいつの『眠らせる能力』を……利用する。

どっちだった!?1、2番のどっちか答えてね!下1だよ!
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/06/04(火) 18:50:53.30 ID:ASqs+HK/0
2
188 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/05(水) 00:51:13.21 ID:j8TzEcfR0
006(こいつの……能力は有用……だ)

006(どうせ……こいつが我の支配下から……逃れるようなことがあれば……その時点で勝ちの目は……薄い)

006(ならば……生かしておいて……何も……問題はない)

006「『その女を気絶させろ』」

人形「……」ガツッ

祥子「……あっ……」ガクンッ

006「『我の命令を聞くように命令しろ』」

祥子「……『その男の命令を聞け』」

人形ズ「……」ザッ


セレナ「よし……これで準備完了。だな。あの保安官と貴族の所へ行くぞ。あいつらに私の『絶滅波動』を当てて終わりだ」

006「……了解……だ」ザッ
189 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/05(水) 00:51:45.91 ID:j8TzEcfR0
住宅街・上空


エナツ「……?祥子さん達の反応がこっちに来てる……?」

エナツ(何ででしょう。『爆発』を封じるためにチームを二つに分けるという話だったはず……何かあったんでしょうか?)

エナツ「ちょっと連絡してみましょう」プルルル

エナツ「……」プルルル

エナツ「出ない……?」プルルル

エナツ(出られる状況にない?けど、二人の反応が消えてないってことは、死んだわけじゃない)

エナツ(死んではいないけど自由ではない。……『寄生』の肉塊にやられた?)

エナツ(いや、『モーエードールズ』を駆使すれば『寄生』だって倒せるはず……一緒に来た怪人と連携された?いや、それでもまだジョーさんの方に分があるはず)

エナツ(いくら同時に来られたって……)

エナツ「同時……?」

エナツ「……あっ、あーっ!」

ロイ「何だ」ビクッ

エナツ(そ、そうか……!あの時既に怪人に寄生して……!っもう!何で全部終わってから気付くんですか私は!)

エナツ(……ということは今あの肉塊はジョーさんに『寄生』して、祥子さんも人形にして私達を殺す気でいる!)

エナツ(真っ直ぐこっちに来ているということは、既に『爆発』の人と手を組んでいる可能性が高い!)

エナツ「ロイさん……300メートルギリギリまで降ろしてください」

ロイ「了解だ」スーッ

エナツ(私の『マジカルマグナム』の射程は300メートル。もし『爆発』の範囲がこれより狭いなら私が一方的に空から攻撃できる!)

エナツ「それでも命中率は悪いですし、もしかしたら祥子さんを流れ弾で殺しちゃうかもしれませんけど……最悪私だけでも……!」

ロイ「……」スーッ

エナツ「……」

ロイ「……」スーッ

エナツ「……ロイさん?ちょっと下がり過ぎでは?」

ロイ「俺もそう思う」スーッ

エナツ「まさか……MP切れですか!?」

ロイ「ふむ。その可能性はある」

エナツ「その可能性しかないでしょ!」

エナツ(確かに……移動に見張りに、能力を使わせすぎました!けど、こんなタイミングで!?)
190 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/05(水) 00:52:13.26 ID:j8TzEcfR0
エナツ「……っ」ズダンッ

ロイ「ぐべぇっ」ボトッ

006「降りて来た……な……MP切れ……か」

エナツ(……もう、こいつと『爆発』の人が組んでないことを祈って戦うしかありません!)

006「『保安官の女を攻撃しろ』」

エナツ「『マジカルウィップ』!」バシィッ

006(初日と同じ……だ……通常の人形を盾に……和服女で『眠らせる』……)

エナツ「あの時と同じにはなりませんよ……!盾ならこっちにもあります!ロイさん!」

ロイ「とりゃあっ!ぐー!」スヤァ

006「……!」

006(和服女の手が……防がれた……!)

エナツ「その隙を突いて……ジョーさんには悪いですけど、諸共死んでもらいます!」チャッ

006(……!このままでは……死ぬ……!)

006(何故だ……こいつらは地上に降りた……十分時間も稼いだ……既に範囲内のはずだ……)

006(なのに何故……何故『絶滅波動』を使わない……!)

エナツ「『マジカルマグナム』!」バンッ

006「……がぁっ……!」ドサッ



ジョー・パナソー:死亡

No.006:死亡
191 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/05(水) 00:52:39.26 ID:j8TzEcfR0
商店街・西


セレナ(『何故……』とか、今頃考えてんのかな。あいつ)

セレナ「何故。って……そりゃあそもそも」

フェイス(セレナ)「俺の能力はこの通り、『絶滅波動』なんかじゃあないからな」シュウウ


フェイス「さぁ、これで邪魔者は死んだ。俺とお前の協力を邪魔する奴は一人も居ないってわけだ」

セレナ「……早くこの拘束を解け」グッグッ

フェイス「そう怖い眼するなよ。別にお前と争うつもりはないんだからな」シュルシュル

セレナ「……」スッ

フェイス「さぁ、あの保安官の女を殺しに行け」

セレナ「……ふんっ、癪だがそうさせてもらうよ」

セレナ(こいつは私が商店街に到着した所で……後ろから襲い、路上に放置した)

セレナ(正直今にでもブチ殺してやりたい気分だが……こいつに盾突いても何もメリットはない)

セレナ(まぁ……いいさ。今は言うとおりにしてやろう。それが結局私の願いを叶えることに繋がるし……)

セレナ(つまりはこいつを殺すことにもなるんだからな)

セレナ(今は全て思い通りになった気で居るがいい。最後に泣くのはお前だ……!)ザッ
192 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/05(水) 00:53:11.55 ID:j8TzEcfR0
住宅街・北東


エナツ「何とか倒せました……!」フゥ

エナツ(どうやら本当に『爆発』の人とは組んでなかったみたいですね)

エナツ(けど……おそらくまだ『爆発』の人が生きているのは確か……!でもロイさんMPないし寝ちゃったし……今チームは私一人!『爆発』封じができない!)

エナツ「と、とりあえずここから逃げましょう!マップの端の方に……」

エナツ(あの人も今リーチ……!この宝石を獲得した方がそのままこのバトルロワイヤルの勝者!今日でバトルロワイヤルは終わる!)

エナツ(なら、その勝者は私でないといけません!)

エナツ「この宝石は絶対に守り抜かないと……!」ダッ
193 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/05(水) 00:53:43.98 ID:j8TzEcfR0
工事現場・北


エナツ(とりあえず、マップの右上端まで来ましたけど……ここからどっちに逃げれば……)

セレナ「……みいつけた」

エナツ「……!」

セレナ「ちょこまかと無駄な逃亡を……宝石持った状態で、本当に逃げ切れると思ったのか?」

セレナ「さっきは結構頭がいいと評したが……訂正するよ。やっぱりお前馬鹿だ」

エナツ「『マジカルマグ……」バッ

セレナ「『絶滅波動』!」カッ

エナツ「……!」シュボッ

セレナ「さて……と」ヒョイッ

セレナ(宝石を一個だけ拾って、もう一個は拾わないままこの場を去る)

セレナ(あの男がここまで来て宝石を拾う頃には、改めて私を付け狙う時間はないだろう)

セレナ(あいつに私を襲う理由は別にないんだが……ま、念のためだ)ソソクサ
194 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/05(水) 00:54:11.11 ID:j8TzEcfR0
フェイス「二つ一緒に動いていた宝石が、一つだけ動いている……ちゃんと殺せたみたいだな」

フェイス(その上動くのは、俺を警戒してるからか?律儀に二個持ったまま待っているようならついで殺そうと思っていたが……中々賢い奴だ)

フェイス(まぁ、別にいい。後は工事現場の宝石を拾えば、2ポイント。これでこのバトルロワイヤルの勝者は俺だ……!)


フェイス「……ん?」ピッ

フェイス(俺から遠ざかるように動いていた宝石の動きが……止まった?何故だ?もうこの距離で十分と逃亡をやめたのか?)

フェイス(いや、その行動は奴の用心深いイメージと合致しない。……そういえば、あの貴族男の方も生きてるんだったか。そいつに襲われたか?)

フェイス(宝石の反応がこっちへ向かってくる……構わない。MPが切れた一般人など、楽に殺せる)
195 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/05(水) 00:54:39.83 ID:j8TzEcfR0
フェイス「……来たか」

ロイ「……逃げないんだな」ザッ

フェイス「っふ。馬鹿かお前。何でお前から逃げる必要があるんだよ。MPが切れたお前一人。一対一で殺し屋の俺に殺せないわけが……」


「そう……じゃあ、二対一ならどうかしら」


フェイス「……っお前は!」

祥子「昨日振り……ね」ザッ

フェイス(和服女……!何故!気絶し、人形になっていたはず!)

祥子「目が覚めたのよ……耳元の銃声で、ね」

フェイス「……あの保安官の女の銃か!」

フェイス(あいつ……俺の『手』を真似して……!)

祥子「意図的だったかどうかは知らないけれど……ともかく、敗因三つよ」ザッ

祥子「一つ。油断し、ここから逃げなかったこと。あなたもパートナーと同じように用心深く逃げていれば……制限時間は間際。あなたの勝ちだったでしょう」

祥子「二つ。私の生存に気付けなかったこと。裏切るのではなく……彼の戦いを最後まで見ていれば、これも気づけたかもしれないわね」

フェイス「……!」

祥子「……三つ。仲間に信頼されなかったこと。彼女に逃げられず二人で居れば……二対二なら、あなたにも勝ち目はあったのに……」

フェイス「くっ……あああ!」ダッ

祥子「ロイ!」

ロイ「どっせい!」ドッセイ

フェイス「っ、邪魔だ、このっ」

祥子「……『吸』!あなたの体力を吸い取って、眠らせる!」キュウウウ

フェイス(駄目だ……貴族の男が邪魔で、振り払えない……!)ドサッ

祥子「……ふぅ」
196 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/05(水) 00:55:08.13 ID:j8TzEcfR0
ロイ「よぉしこれで……何人倒したっけ……後何人だっけ……」

祥子「こいつで最後よ。今日こそは、私達が宝石を独占。はい。あなたの分」スッ

ロイ「いや、俺は既に願いを叶えた。もう宝石は要らん」

祥子「でも……ジョーは死んでしまったし……この余った宝石は誰に渡せば……」

ロイ「お前が二つとも獲得するのではいかんのか?」

祥子「私が二つ獲得してしまえば、そこでバトルロワイヤルは終わってしまうのよ?ジョーはともかく、エナツを差し置いて私だけ願いを叶えるなんて……」

ロイ「ふむ。だがあいつ、お前に宝石を渡せそうになくなった時、『最悪私だけでも……』と言っていたぞ?」

祥子(……!エナツが、そんな、裏切るようなことを……)

祥子「……そう。なら、遠慮はいらないわね。私が宝石を二つとも貰うわ」

ロイ「あ、おい待て。俺はまだ奴の台詞を全て思い出していない。まだ続きがあるんだ。なんて言ってたか……」

祥子「……そんなの、続く言葉は一つでしょう?『最悪私だけでも』『生き残って願いを叶える』」

ロイ「ああ、そうそう。『最悪私だけでも』『生き残って祥子さんの願いを叶える』……だ」

祥子「……え……」

祥子(私の代わりに……)

祥子「ちょっと、何でそれをすぐに言わないのよ。危うくあの子のこと誤解する所だったじゃない」ペシッ

ロイ「!?何故怒る!ちくしょう……思い出すんじゃなかった!」



『四谷 祥子』が2ポイント獲得!

異能力者七人のバトルロワイヤル!三日目が終了した!

そして同時に、2ポイント獲得した者がいるため、ゲームセット!

その後、参加者は参加前の現実世界へと戻って行く!

異能力者七人のバトルロワイヤル!これにて終了となる!
197 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/05(水) 00:55:36.78 ID:j8TzEcfR0
とある国


フェイス「……」

同僚「どうしたフェイス。ボーっとして」

フェイス「別に……何もねぇよ」

同僚「ったく、仕事の話はちゃんと聞いてくれよ?ほら、次のターゲットはこの男だ」バサッ

フェイス「……この男……子供が居るのか」

同僚「ん?そうだな」

フェイス(この男も……日々何かを願って生きている。こいつの子供だってきっとそうなんだろう)

フェイス「こいつが死ねば……子供はどう思うんだろうな……」

同僚「ふーん……そうだな。可哀想だし一緒に殺してやるか」

フェイス「……!」

同僚「お前、何があったが知らねぇけどよ。大丈夫さ!またパーッと殺しをやりゃあ、スッキリするよ」

フェイス「ああ……」

フェイス(そうだ……俺に願いなんてない。今の人生で満足してるんだ……俺の趣味は殺し……殺しは俺の趣味……)ギュッ
198 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/05(水) 00:56:02.09 ID:j8TzEcfR0
秋葉原


オタク「全く秋葉原は楽しいですなジョー氏www」

ジョー「全くデース!」

オタク「あれから日本語も随分上達したご様子wwwさては彼女でもできましたかなwww」

ジョー「四人できマーシタ!全員音信不通デースが」

オタク「www……?」

ジョー「まぁいずれ出会えるはずデース!それまでにもう何人か彼女を作るつもりデース」

オタク「んんwwwさすがジョー氏www自身に満ち溢れておじゃるwwwこれは女がほっとかないwww」

ジョー「ははは!神様などに頼らなくとも、オレはハーレムを作ってみせマース!」
199 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/05(水) 00:56:31.87 ID:j8TzEcfR0
廃棄場


006「……」モゾモゾ

006(動けない……願いは叶えられずとも……せめて……能力だけでも残っていれば……ここから動けたのだが……)

006(希望は……失われた……我は……ここで朽ちていくの……だ……な……)


セレナ「……見つけたぞ。肉塊。いや、折角だ。『No.006』と呼んでやるか」

006「お前……は……あの時の……」

セレナ「探したぞ……研究所を突き止める所から始まり……ここに辿り着くまで随分かかった」

006「一体……何を……」

セレナ「何、あの日と同じ、協力を提案しに来たのだよ」

006「協力……?」

セレナ「……人類を絶滅させる。そのための兵器を開発中でね。君の体が……データが必要だ」

006「なるほど……いいだろう……早く我を……救い出せ……」

セレナ「……もしかしてお前、私がお前を救いに来たと思っているのか?」

006「……?」

セレナ「ああ……『協力』を『提案』って言い方が悪かったな。お前に拒否権はないし、痛い思いをするのもお前だけなんだから」

セレナ「ラボに戻りお前の体を切り刻む。その度に再生させる。そして切り刻む。理想の生物兵器が完成するまで、ずっと、だ」

006「……」ピクッ

006(……?何だ……今の感覚は……)

セレナ「……私はお前を恨んでいるよ。お前のせいで私は勝てなかったんだからね」


――『人間』とはいかにして定義されるのだろう。とある哲学者は『感情』を持つ者が人間だと主張した。
ならば、彼の『人間になりたい』というくだらない願いは叶えられるかもしれない。
『恐怖』という感情によって。


セレナ「恨みのせいで……少し痛くし過ぎてしまうかも知れないが……くれぐれも死なないでくれたまえ」
200 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/05(水) 00:57:42.09 ID:j8TzEcfR0
エナツの自宅


エナツ「ふぅー……今日のお仕事終わりですっ!」ボフッ

エナツ(ふと……思い出す。あれから丁度一か月)

エナツ「現実世界に戻ってきたってことは、バトルロワイヤルは終わったってことで……終わったってことは、誰かが願いを叶えたってことなんでしょうけど……」

エナツ「一体、誰が願いを叶えたんでしょう……」


ロイ「サイキ・エナツ!」ババァァァン

エナツ「うわあああ不審者っ!ってロイさんじゃないですか!」

ロイ「ふふ……探したぞサイキ・エナツ。お前の名前を思い出すのに四週間……そこから住所を特定するまで三日。合計で一か月もかかってしまった」

エナツ(ほぼ私の名前思い出す時間じゃないですか)

エナツ「どうしてここに?」

ロイ「何。真の貴族は仁義を重んじるものよ。肉の礼をしようと思ってな。じいやあれを」パンパンッ

エナツ「!?」

じいや「……はて?あれとは何ですかな」

ロイ「!?」

ロイ「馬鹿者!適当な土地の権利書を用意しろと言ったではないか!」

じいや「聞いておりませぬが」

ロイ「……そういえば言ってなかった気がする」

エナツ(何ですかこれは)

ロイ「……まぁよい。お前に土地をプレゼントしようと思う。この際だ、じいやに希望を言っておけ」

エナツ「と、土地?どうして……」

ロイ「む?自分の願いも忘れてしまったのか記憶力の悪い奴だな。俺は記憶力が良いから覚えているぞ。お前はなんたらミュージアムが作りたいのだ」

エナツ「微妙に忘れてるじゃないですか……というか、その言い方はもしや」

ロイ「うむ。お前の願いの手伝いをしてやろうと思う」

エナツ「やったぁ!」

エナツ(肉も焼いてみるもんですね!)

ロイ「和服女と外国人の住所も調べておく。ミュージアムが完成次第、チケットを四枚送れ」

エナツ「四谷 祥子さんとジョー・パナソーさんです!……ん?四枚?三枚じゃなくてですか?」

ロイ「数も数えられんのかバカめ。俺と、ジョーと、祥子と、祥子の……」



    =終=
201 : ◆R39XEzWXr6 [saga]:2019/06/05(水) 00:58:21.28 ID:j8TzEcfR0
以上になります。

まずは、ここまで読んでくれてありがとうございました。
書いていてとても楽しかったです。読んでくれた皆様も、同じくらい楽しんでいただけていたなら幸いです。
もしよろしければ、ここが良かった、もしくは駄目だったという感想をください。次回への参考、励みになります。


>>186 >>187

↑ここの安価が最後の、物語全体のハッピーエンドかバッドエンドか分ける安価でした。
もしここで『四谷 祥子』が死んでいたら、そのままセレナとフェイスが勝利。
セレナが「人類を絶滅させてくれ」と願い、フェイスが「もう人を殺さなくていいようにしてくれ」と願い、
神様が「人類絶滅させるだけでいいじゃん楽でいいわ」と言って終わりの予定でした。

前作も前々作もハッピーエンドだったので、今回はこんな後味の悪い終わり方でもいいかなと考えていましたが、そうはなりませんでした。
前作の最後の安価でも思いましたが皆さんハッピーエンド好きですね。僕も好きです。

バッドエンドも見たい。という方は自分で安価異能力バトルロワイヤルを書きましょう。楽しいよ。



別シリーズ

アルティメット寿司じゃんけん【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492523010/

アルティメット寿司じゃんけん 2【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512467358/

アルティメット寿司じゃんけん 3【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1531324990/

アルティメット寿司じゃんけん 4【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1549010780/

↑こちらは同作者の別シリーズになります。ふざけた名前ですがどうかこちらもよろしくお願いいたします。
また三、四か月したこっちを書こうと思っているので、皆さんも書いてください。

最後にもう一度、ここまで読んでくれてありがとうございました。
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 01:57:02.12 ID:p4avBPPRo
乙乙
No.006だけbadend過ぎる…
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 02:00:57.77 ID:GBBrftm1O

今回は3スレあるうちで一番好きかも
やっぱキャラ立ってる人が多い方が良いね
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 02:38:55.35 ID:yWvMs6RfO
四人グループで大分勢力に偏りがあるなと思ったけど他3人の立ち回り方が上手く盛り上げに寄与してた
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 07:35:10.20 ID:ee8xzIDB0
今回も面白かったです
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 08:48:12.24 ID:jwp7uGCDO
今回も面白かった
自分は前作や前々作もキャラが薄いとは思わなかったよ(これまでの3作品の中で一番を選ぶなら前作かな)
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/05(水) 10:12:42.55 ID:U/mYvqnMO
バカ二人好きバカ二人が好き
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/08(土) 08:28:32.24 ID:a+fjLtz50
バッドエンド自体はまあ嫌いじゃないけど、前作2作の分まで丸々無かったことになるところだったからハッピーエンドで本当に良かった
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/09(日) 14:59:25.91 ID:HCjycxxT0
>>203
俺はむしろこれまでの三作品の中で一番嫌いだったかな主にセレナのせいで。最後もなんか勝ち逃げっぽいし。
163.53 KB Speed:0.1   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)