シンゲキロンパ CHAPTER 03

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581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 19:50:16.37 ID:ZvB0PWFs0
ミカサ「…どういう事、アルミン?」

アルミン「足跡のトリックだよ」

ヒストリア「…えっ?」

アルミン「犯人がどうやって、足跡を付けずに
     寄宿舎から研究開発所までを行き来したのか…」

アルミン「その答えがわかったんだ」
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 20:05:05.54 ID:ZvB0PWFs0
ジャン「な、なんだって…!?」

コニー「マジかよ!?」

アルミン「うん、そしてそれは…
     アニだけが可能な方法だったんだ」

アニ「………………」

ミカサ「…アルミン、詳しく教えて」
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 20:25:07.47 ID:ZvB0PWFs0
アルミン「順を追って説明するよ」

アルミン「まず、大きなヒントになったのは…
     例の巨大な爆発痕だった」

ヒストリア「爆発痕って… 寄宿舎と研究開発所の前に
      あったものだよね?」

アルミン「そうだよ。今朝、僕たちはあの2つの爆発によって
     研究開発所にたどり着き、ベルトルトの死体を発見した…」

ミカサ「………………」

アルミン「結論から言うと…」

アルミン「あれは【足跡のトリックの証拠を隠滅するため】








そうはさせないよ!







584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 20:30:11.33 ID:ZvB0PWFs0
アニ「何を言うかと思えば…」

アニ「アルミン… 自分が矛盾している事を
   言っているのに気が付かないの?」

アルミン「………………」

アニ「今からあんたに教えてあげるよ」

アニ「あんたの推理がいかに馬鹿げているか…」
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 20:35:06.91 ID:ZvB0PWFs0








―  反 論 シ ョ ー ダ ウ ン 開 始  ―




【2本の黒槍】
【多数の剣】
【拘束トラップ】
▶【時限爆弾】
【溶鉱炉の安全対策】







586 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/01/24(金) 20:40:07.16 ID:ZvB0PWFs0
今日はここまで
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/25(土) 05:34:40.69 ID:FHUMqiIbO
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/27(月) 16:35:09.44 ID:/DQUow1+0
アニ「あの爆発痕はトリックの証拠を/
                  /隠滅するためのものだった…」

アニ「あんたは今/
         /そう言ったね」

アニ「それはつまり、寄宿舎と/
               /研究開発所の前の2か所に…」

アニ「何らかの証拠が/
           /存在してたって事だよね」

アニ「ここまで言えば/
           /わかるんじゃないの?」

アニ「あんたの推理の何が/
             /矛盾しているのか…」  
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/27(月) 16:45:40.40 ID:/DQUow1+0








―  発 展  ―




アルミン「もしかして、アニは…」

アルミン「爆発痕で何も見つからなかった事を言っているの?」







590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/27(月) 17:05:23.79 ID:/DQUow1+0
アニ「ようやく/
        /気付いたようだね」

アニ「そうさ、あそこにあったのは/
                 /地面が抉れた跡だけで…」

アニ「【爆弾の破片すらも残されていなかった】んでしょ?」

アニ「もしあそこに証拠が/
             /あったっていうなら…」

アニ「【証拠となったものの破片が残ってなきゃおかしい】じゃない」




アルミン(…確かに、証拠となったものの破片がないのはおかしい)

アルミン(でも、もしそれが破片の残らない証拠だったとしたら…?)
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/27(月) 17:15:08.71 ID:/DQUow1+0
アニ「ようやく/
        /気付いたようだね」

アニ「そうさ、あそこにあったのは/
                 /地面が抉れた跡だけで…」

アニ「【爆弾の破片すらも残されていなかった】んでしょ?」

アニ「もしあそこに証拠が/
             /あったっていうなら…」

アニ「【証拠となったものの破片が/
                 /残ってなきゃおかしい】








その言葉、斬らせてもらう!







592 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/01/27(月) 17:20:02.83 ID:/DQUow1+0
今日はここまで
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 00:35:37.49 ID:HMK2c/xl0
アルミン「確かに、例の爆発痕には何も…
     何の物体も無かったよね」

アニ「…だから言ってるじゃない。
   あんたが血眼になってあの痕を調べてるのを私は横で…」

アルミン「でも、だからと言ってあそこに
     証拠が無かったとは言えないよ」

アニ「…は?」

コニー「…?? な、何を言ってんだ…?
    何も無かったなら証拠なんて…」
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 00:40:02.52 ID:HMK2c/xl0
アルミン「コニー、証拠が“物体”であるとは限らないんだ」

コニー「はあ…?」

アルミン「よく思い出してみて」

アルミン「あの爆発痕を作った時限爆弾…
     あれには2つのモードがあったよね?」
     
アルミン「今回はどっちのモードが使われていたんだっけ?」
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 00:45:09.20 ID:HMK2c/xl0
A時限爆弾


<概要>

指定した時間に爆発させることができる爆弾です。
AとBの2つのモードがありますので、状況に応じて使い分けて下さい。


<使い方>

(1)モードを選択します。

(2)時間を設定します。

(3)爆発させたい場所に仕掛けます。


<モード選択>

 ・ Aモード

   爆発時に破片を飛ばします。
   殺傷能力は高いですが、爆発範囲は狭くなります。

 ・ Bモード

   爆発時に破片をミクロの状態まで細分化します。
   殺傷能力は低いですが、爆発範囲は広くなります。
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 00:50:10.53 ID:HMK2c/xl0
ヒストリア「Bモード… だよね?
      さっきも話し合ったけど…」




 ・ Bモード

   爆発時に破片をミクロの状態まで細分化します。
   殺傷能力は低いですが、爆発範囲は広くなります。




アルミン「そう、今回使われたのはBモードだ」

アルミン「あのモードの特徴は、殺傷能力が低いっていう事と…」

アルミン「【爆発範囲が広い】っていう事だ」
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 00:55:07.65 ID:HMK2c/xl0
アニ「………………」

アルミン「…アニ、ここまで言えばわかるよね?」

アルミン「僕が何を言おうとしているのか…」

ヒストリア「…?」

コニー「え、えーっと…」

コニー「さっぱりわかんねーんだけど…」
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 01:00:20.64 ID:HMK2c/xl0








アルミン(そう、アニは…)

アルミン(例の時限爆弾を使って“ある証拠”を消した…)

アルミン(その証拠とは…)







599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 01:05:09.47 ID:HMK2c/xl0








―  閃 き ア ナ グ ラ ム 開 始  ―







600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 01:10:08.14 ID:HMK2c/xl0


  と  あ  し  あ


  あ  と  し  あ


  あ  と  あ  し








  あ  し  あ  と








そうか わかったぞ!







601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 01:15:09.81 ID:HMK2c/xl0
アルミン「アニはあの時限爆弾を使って…
     足跡を消したんだよ」

コニー「は…?」

ジャン「あ、足跡…?」

アニ「………………」

ヒストリア「足跡を消したって…
      でも、寄宿舎から研究開発所に続く足跡は残って…」

アルミン「違うよ。その足跡じゃない」

アルミン「アニが消したのは…“アニ自身の足跡”なんだ」
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 01:20:20.03 ID:HMK2c/xl0
ミカサ「アニ自身の足跡…?」

ミカサ「それが寄宿舎と研究開発所の前に残っていたから
    消したというの…?」

アルミン「その通りだよ、ミカサ」

ジャン「おいおい、一体それに何の意味があるっていうんだ?
    足跡のトリックとどう繋がるんだよ?」

アルミン「どう繋がるも何も… それがトリックの答えなんだよ」

ジャン「は…?」

アルミン「だって…」
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/28(火) 01:30:06.15 ID:HMK2c/xl0








アルミン「アニは巨人になれるんだから」







604 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/01/28(火) 01:35:08.85 ID:HMK2c/xl0
今日はここまで
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 01:00:26.65 ID:wSEFwtVt0
コニー「………………」

ジャン「………………」

ミカサ「…今、何て?」

アルミン「アニは巨人になれる… そう言ったんだ」

アルミン「正確には、『九つの巨人』の1つ…」

アルミン「アニは女型の巨人なんだ」
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 01:05:06.85 ID:wSEFwtVt0




@ 始祖の巨人

全ての巨人の頂点に立つ存在。
魂を分けた後も、その大元は代々王家に継承されていた。
エルディア帝国壊滅後は、フリッツ王と共にパラディ島へと逃れている。


A 女型の巨人

汎用性に優れた巨人。
高い機動力と持続力に加え、硬質化能力も併せ持つ。
範囲は狭いが『無垢の巨人』を呼び寄せることができる。


B 鎧の巨人

硬質化に特化した巨人。
全身を覆う皮膚は常に硬質化しており、盾としての機能を果たす。
その硬さを利用した突進攻撃も破壊力に優れる。


C 顎の巨人

強襲型の巨人。
小ぶりな分、『九つの巨人』の中でも素早さはトップクラスである。
強力な爪と顎で大抵の物は砕くことができる。


D 獣の巨人

濃い体毛に覆われた大型の巨人。
これといった特性のない巨人だったが、ジーク・イェーガーの継承によって
驚異的な能力を開花させる。詳細は次章にて述べる。


E 車力の巨人

四足歩行型の巨人。
並外れた持続力をもち、長期間の巨人化を可能とする。
用途に合わせた兵装が可能で、軍事作戦の幅を大きく広げることができる。


F 超大型巨人

60m級の超大型巨人。
その巨体ゆえに動きは遅いが、桁違いの破壊力を有する。
全身から発する高温の蒸気は攻撃、牽制、目眩ましなど汎用性が高い。


G 戦槌の巨人

マーレの英雄へーロスと共にエルディア帝国を滅ぼしたとされる
タイバー家の有する巨人。その詳細は謎に包まれている。



607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 01:15:19.45 ID:wSEFwtVt0
ヒストリア「…え?」

アルミン「要するに… アニは巨人化してから、
     寄宿舎前から研究開発所前までを1歩で移動したんだ」

アルミン「寄宿舎と研究開発所の間はそこまで距離がある訳じゃない…
     大股で飛び越えてしまえば、不可能な話じゃないよ」

ジャン「ちょ、ちょっと待て…」

アルミン「さっき僕たちは『寄宿舎から研究開発所の間は立体物がないから
     立体機動装置は使えない』っていう話をしたよね?」

アルミン「だけど… 今言った方法なら、その状況はむしろ好都合なんだ」

アルミン「だって、邪魔なものが無い方が
     巨人としては動きやすいだろうから…」
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/04(火) 01:20:49.74 ID:wSEFwtVt0
ジャン「ちょっと待てよ!!」

アニ「………………」

ジャン「い、いきなり何を言ってんだ…!? アニが巨人…!?」

アルミン「そう、アニは女型の巨人…」

アルミン「ウォール・マリアを破壊した鎧の巨人と超大型巨人…
     ライナーとベルトルトの仲間だよ」
609 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/04(火) 01:25:12.24 ID:wSEFwtVt0
今日はここまで
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 01:46:15.79 ID:8HfHWG6Eo
推理物でいきなりこんなこと言われたらビックリするだろうねw
進撃だから成り立つけど
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 02:04:51.02 ID:aUjbzdqTO

こんな斬新な足跡トリック見たことないw
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 06:40:05.98 ID:59Hx3gBa0
ヒストリア「え… えっ…!?」

コニー「なっ…!?」

ミカサ「………………」

ジャン「ど… どういう事だよ、そりゃ!?」

ジャン「ていうか、今の話が本当だったとして…
    なんでお前はその事を知ってるんだよ!?」
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 06:50:08.67 ID:59Hx3gBa0
アルミン「それは…」

アニ「………………」

アルミン「アニから直接聞いたからだよ」

ジャン「…!?」

ミカサ「アニから…?」

アルミン「2人でいたとき、アニが僕に打ち明けたんだ」

アルミン「自分の正体は女型の巨人だって…」
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 06:55:11.13 ID:59Hx3gBa0




アルミン『それじゃあ…!』

アニ『…そう』

アニ『私の正体は女型の巨人…』

アニ『ライナーとベルトルトと一緒に壁を襲撃して…』

アニ『大勢の人たちの命を奪った』



615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 07:00:10.52 ID:59Hx3gBa0




アルミン『…!!』

アニ『………………』

アルミン『『ライナーとベルトルトと一緒に』って事は…』

アニ『…そう、ライナーは鎧の巨人で、ベルトルトは超大型巨人』

アニ『だから、モノクマの言っている事は事実なんだ』



616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 07:05:04.80 ID:59Hx3gBa0
ミカサ「だけど、あの時の襲撃に女型の巨人なんて…」

アルミン「…それもアニから聞いたよ」




A 女型の巨人

汎用性に優れた巨人。
高い機動力と持続力に加え、硬質化能力も併せ持つ。
範囲は狭いが『無垢の巨人』を呼び寄せることができる。




アルミン「女型の巨人は『無垢の巨人』…
     つまり九つの巨人以外の巨人たちを呼び寄せることができる」

アルミン「アニはその能力を使って、パラディ島…
     壁の外にいた巨人を引き付けながら壁に近づいてきた」

アルミン「だから、あの襲撃時には目撃されていないけど…
     ライナー、ベルトルトの2人と協力していたんだよ」

アルミン「あの大量殺戮に…」
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 07:10:05.53 ID:59Hx3gBa0








エレン『駆逐してやる!!』

エレン『この世から…一匹残らず!!』







618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 07:15:22.74 ID:59Hx3gBa0
アニ「…アルミン」

アニ「ひどいよ」

アルミン「………………」

アニ「あんまりだよ… アルミン」

アニ「こんなのってないよ…」
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/05(水) 07:20:04.35 ID:59Hx3gBa0
アニ「私はあんたを信用してたのに…」

アニ「信用してたから… あんたに話したのに」

アルミン「…アニ」

アニ「私はあんたを信用してた…」

アニ「【私があんたにウソを言ったのはたった一度しかない】のに…」

アニ「それなのに…」
620 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/05(水) 07:25:04.49 ID:59Hx3gBa0
今日はここまで
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/05(水) 18:13:42.43 ID:IBT63guV0
やっぱりミカサが黒幕か?
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/05(水) 19:13:23.24 ID:XSZKVUPEo
もしアニが犯行を起こす気だったならわざわざアルミンに言うのはおかしいよな
それに、ライベルが共謀して事件起こしてたとしてもトリックは説明出来るし

うーむ、わからん
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/05(水) 22:43:25.59 ID:IBT63guV0
つーかこのアニ原作とキャラ違くね?
こんなアルミンに縋るようなキャラじゃないよな
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/07(金) 23:25:29.17 ID:4BgFLJej0
ミカサ「…否定しないの?」

アニ「………………」

ミカサ「否定しないという事は…」

ミカサ「今の話は… 本当という事でいいの?」

アニ「………………」
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/07(金) 23:30:54.76 ID:4BgFLJej0
ヒストリア「そ、そんな…」

ヒストリア「それじゃあ… 真の【裏切り者】っていうのは
      アニだったの!?」

ジャン「…真の【裏切り者】?」

ヒストリア「昨日の朝、アルミンが話してたんだよ!」
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/07(金) 23:35:23.85 ID:4BgFLJej0




アルミン『まず、ライナーとベルトルトが
     本当に【裏切り者】だったとして…』

アルミン『それをあの場で明かす意味って、
     あんまりないと思うんだよね』

アルミン『だって、正体を明かしちゃったら…
     もう【裏切り者】としては機能しなくなっちゃうから』

ヒストリア『だから、それはコロシアイを…』

アルミン『僕たちにコロシアイをさせるためだったら、
     正直に【裏切り者】を明かす必要はないんだよ』

アルミン『僕がモノクマだったら、全く別の人物の名前を言うと思う』

アルミン『真の【裏切り者】の正体は言わずに…』



627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/07(金) 23:40:09.19 ID:4BgFLJej0




アルミン『…そう考えればしっくりくるんだ』

アルミン『そもそも、【裏切り者】っていうのは
     モノクマ側の人間を指すんだろうけど…』

アルミン『あの2人は… モノクマと
     敵対しているようにしか見えなかった』

アニ『………………』

アルミン『つまり、ライナーとベルトルトは
     【裏切り者】なんかじゃなくて…』

アルミン『【裏切り者】の濡れ衣を
     着せられただけなんじゃないかな』

アルミン『真の【裏切り者】の存在を隠すために…』



628 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/07(金) 23:45:06.43 ID:4BgFLJej0
今日はここまで
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/08(土) 02:47:25.12 ID:69F1a/ckO
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/11(火) 10:05:23.63 ID:ci8oOyVr0
ミカサ「つまり、モノクマが言った【裏切り者】は
    ライナーとベルトルトではなく、アニだった…」

ミカサ「アニがモノクマと通じていた… そういう事?」

アニ「………………」

ジャン「な、何だよそりゃ…」

ジャン「どういう事だ!? まるで意味がわかんねーぞ!?」

ジャン「アニが巨人だとか、【裏切り者】だとか、
    もう何が何だか…」
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/11(火) 10:10:12.83 ID:ci8oOyVr0
アニ「…ククッ」

コニー「…!?」

アニ「意味がわかんない…ねえ」

アニ「…今更何を言ってんのさ」

ジャン「な… 何がおかしいんだよ!?」

アニ「ジャン… 忘れたの?
   あんたが最初に言い出したんじゃない」
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/11(火) 10:15:18.07 ID:ci8oOyVr0








訓 練 兵 の 中 に 6 体 の 巨 人 が い る







633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/11(火) 10:20:08.28 ID:ci8oOyVr0
アニ「あの意味不明の内容が書かれた紙きれを
   急に持ち出して…」

アニ「ライナーとベルトルトの他に【裏切り者】がいるって
   騒ぎ立てたのは… 他でもないあんたでしょ?」




ジャン『いい加減に認めたらどうだ!?
    自分の心に素直になれよ!』

ジャン『それともとぼけてるだけか!?
    【裏切り者】の残党がよォ!!』

コニー『ち、違う! 俺は【裏切り者】なんかじゃねえ!』

ヒストリア『私だって違うよ! もういい加減にして!』



634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/11(火) 10:25:09.77 ID:ci8oOyVr0
ジャン「…っ」

アニ「ねえ、ヒストリア」

ヒストリア「…な、何?」

アニ「あんたもあんたで、アルミンの話を
   随分と真に受けてるみたいだね?」

アニ「モノクマが名指しした【裏切り者】の他に
   真の【裏切り者】がいるっていう話を…」
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/11(火) 10:30:12.50 ID:ci8oOyVr0
ヒストリア「だって… そうなんでしょ?」

アニ「固いんだよ。考え方が」

ヒストリア「えっ…?」

アニ「モノクマもあんたらも、随分と【裏切り者】って単語に
   固執してるみたいだけどさ…」

アニ「重要な部分ってそこじゃないでしょ?」

アニ「本当に重要なのは【誰が誰を】【何のために】裏切っているのか…」

アニ「…そういう事なんじゃないの?」
636 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/11(火) 10:35:10.96 ID:ci8oOyVr0
今日はここまで
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/12(水) 06:00:11.55 ID:trh+hrah0
ミカサ「…どういう意味? 話を逸らさないで」

アニ「話を逸らしてるのはあんたらの方でしょ?」

アニ「今は【裏切り者】が誰かを議論する場じゃない…
   今回の事件のクロを探す裁判だよね?」

アルミン「…アニ?」

アニ「話を元に戻そうよ。何をどこまで話したんだっけ?」
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/12(水) 06:25:20.08 ID:trh+hrah0
コニー「え、えーっと、確か…」

コニー「寄宿舎から研究開発所まで
    犯人の足跡が残されていなかったのは…」

コニー「犯人がきょ、巨人化…? して1歩で行き来していたからで…」

コニー「今朝起きた2回の爆発は、移動の際の
    1歩分… つまり、2足分の足跡を消すためのものだった…」

コニー「で、えーっと… アルミンが言うには、
    アニも巨人化できる人間らしい…? から…」

コニー「このトリックを可能だった人間はアニだった…」

コニー「で、合ってる… よな…?」
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/12(水) 06:30:27.13 ID:trh+hrah0
アニ「…へえ、凄いね、コニー。やればできるじゃない」

コニー「お、おう、そうか? あはははははは!」

ミカサ「………………」

アニ「でもさ、今の話は少しおかしいよね?」

コニー「あはははは…… へ?」

アニ「アルミンの言う通り、仮に私が巨人化できる人間だったとして…」

アニ「それだけで、私がその足跡のトリックを使ったとは
   言えないんじゃないの?」
640 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/12(水) 06:55:17.61 ID:trh+hrah0
今日はここまで
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 11:03:50.30 ID:1akhEc8Q0
霧切がアニなのは分かるけど舞園は誰なんだ
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 14:20:33.83 ID:1akhEc8Q0
つーか相棒役はユミルでよかったような気がする
ユミルは公式で頭脳派設定あるけどアニは無いし
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/16(日) 15:10:20.27 ID:jsY0ppgu0
ジャン「な、なんでだよ…?」

アニ「なんでって… あんたが一番よくわかってるんじゃないの?」

ジャン「は…?」

アニ「さっきの紙きれだよ。もう忘れたの?」
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/16(日) 15:35:26.16 ID:jsY0ppgu0








訓 練 兵 の 中 に 6 体 の 巨 人 が い る







645 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/16(日) 15:40:20.11 ID:jsY0ppgu0
今日はここまで
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/16(日) 19:59:29.08 ID:3Gu5S2q4O
こいつら視点だとライべルアニが巨人だとしてもあと三人いるもんな
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/17(月) 09:42:11.92 ID:p0moRywd0
乙です
この事件もそうだけど、パラディの現状やモノクマ自体の事等謎が多いな
大変だろうけど締めまで続いて欲しい
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/19(水) 03:11:11.20 ID:/OXbDcHN0
つーかこのメンツってヒストリアとライナー入れ替えたら完全に今の兵団のパーティ編成じゃねぇか惜しかったな
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/19(水) 05:30:05.36 ID:TL2ifinV0
アニ「『訓練兵の中に6体の巨人がいる』…」

アニ「例の本によれば、巨人に姿を変えることができるのは
   『九つの巨人』を継承している人間だけ…」

アニ「つまり、仮に私が女型の巨人で、ライナーとベルトルトが
   鎧の巨人と超大型巨人だとしても…」

アニ「残り3体の巨人が私たちの中に紛れ込んでいることになる」
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/19(水) 05:35:42.26 ID:TL2ifinV0
ジャン「…!!」

アニ「あんたも言ってたよね?」




ジャン『鎧と超大型があの2人だったとして…
    同じような人間があと4人もいる事になるんだよ!』

ジャン『もちろん、今までの事件で死んだ
    エレン、ミーナ、ユミル、サシャ全員がそうだった可能性もあるが…』

ジャン『まだこの中にいる可能性の方が圧倒的に高い…!』



651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/19(水) 05:40:08.40 ID:TL2ifinV0
アニ「要するに、今生きている私たちの中にも
   巨人化できる人間が複数いる可能性がある…」

アニ「それなら、足跡のトリックを使用できるのは
   私だけじゃなくなる… 違う?」

ヒストリア「…! そ、そんな…!」

アニ「ないとは言えないでしょ?」

アニ「トリックを使えるのが私だけじゃないなら、
   私だけが犯人扱いされる道理はないよ」
652 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/19(水) 05:45:05.70 ID:TL2ifinV0
今日はここまで
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/21(金) 07:10:16.09 ID:bI//6Wr80
ミカサ「…ちょっと待って。そもそも、
    あなたは私の質問にちゃんと答えていない」




ミカサ『…否定しないの?』

アニ『………………』

ミカサ『否定しないという事は…』

ミカサ『今の話は… 本当という事でいいの?』

アニ『………………』




ミカサ「あなたが巨人で、ライナーとベルトルトも巨人だった…
    あの話は本当の事なの?」

アニ「さあね」

ミカサ「…はぐらかすつもり? 否定しないなら、
    私はそれを真実だと受け取る」

アニ「勝手にすればいい。今の議論には関係のない話なんだから」
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/21(金) 07:20:08.17 ID:bI//6Wr80
ジャン「いや… 関係大有りだろ」

ジャン「お前が巨人になれるなら、少なくともお前は
    足跡のトリックを使えたことになる…」

ジャン「つまり、お前は重要な容疑者になるんだ… 違うか?」

アニ「…だから、何度言わせるのさ」




アニ『『訓練兵の中に6体の巨人がいる』…』

アニ『例の本によれば、巨人に姿を変えることができるのは
   『九つの巨人』を継承している人間だけ…』

アニ『つまり、仮に私が女型の巨人で、ライナーとベルトルトが
   鎧の巨人と超大型巨人だとしても…』

アニ『残り3体の巨人が私たちの中に紛れ込んでいることになる』




アニ「私たちの中に巨人化できる人間が紛れ込んでいるなら、
   そいつにも例のトリックが使えたことになる」

アニ「だから、ここで私が巨人かどうかを議論するのが
   そもそもナンセンスなんだよ」

アニ「むしろ、怪しむべきは… 私たちの中で、未だに
   巨人化できることを隠している人間じゃないの?」
655 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/21(金) 07:25:04.64 ID:bI//6Wr80
今日はここまで
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/22(土) 14:50:48.60 ID:aXFsYxHh0
コニー「巨人化できることを… 隠している…?」

コニー「それが… 俺たちの中にいるっていうのか?」

アニ「その可能性もあるって事だよ」

アニ「大体さ、アルミン… あんたは私が、
   己の正体が巨人である事を明かしたって言うけど…」

アニ「おかしな話だと思わない?」

アニ「どうして巨人化のトリックを使おうとしている人間が、
   自分が巨人である事を明かす必要があるの?」
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/22(土) 15:00:08.22 ID:aXFsYxHh0
アルミン「…随分簡単に意見を曲げるんだね」

アニ「…え?」

アルミン「君はずっとあの紙切れの内容に否定的だった」




アニ『…ジャン、あんたやっぱりどうかしてるよ』

ジャン『ああ!?』




アルミン「それなのに、僕が君を名指しして、
     足跡のトリックを説明した途端に…」

アルミン「急に君は… あの紙切れの内容に肯定的な態度を示し始めた」
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/22(土) 15:05:05.70 ID:aXFsYxHh0








訓 練 兵 の 中 に 6 体 の 巨 人 が い る







659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/22(土) 15:10:04.51 ID:aXFsYxHh0
アルミン「もしかして、君は…」

アルミン「こうなる事を想定して、予めあの紙を…」

アニ「違う」

アルミン「…!」

アニ「あれは私じゃない」

アルミン「………………」
660 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/22(土) 15:15:19.52 ID:aXFsYxHh0
今日はここまで
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/23(日) 15:10:05.07 ID:1C6fC/T40
アニ「でも、そうだね…」

アニ「あの紙切れを誰が用意したのかは…
   ある程度推測できるんじゃないの?」

アルミン「…えっ?」

アニ「あの紙切れが発見された経緯を振り返ればいいんだよ」

アニ「あれは… 施設の探索でジャンが発見したものなんだよね?」
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/23(日) 15:20:05.64 ID:1C6fC/T40
ジャン「…ああ、そうだ」




ジャン『オレが捜査のときに見つけたのは例の本だけじゃねえ…』

ジャン『そこに挟んであったんだよ。この紙が…』




アニ「あんたは探索で書庫を調べて、以前は鍵がかかっていた
   部屋で例の本を見つけた」

アニ「そして、その本にあの紙切れが挟まれてあった… そうだね?」

ジャン「…その通りだ」
663 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/23(日) 15:25:04.86 ID:1C6fC/T40
今日はここまで
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/25(火) 19:05:14.37 ID:JENJiZxu0
アニ「だったらさ… もう紙切れの犯人はほとんど絞れるじゃない」

コニー「は…? どういう事だよ」

アニ「いい? 例の本と紙切れがあった部屋は
   探索の時まで施錠されていたんだよ?」

アニ「そして探索では、ジャンがその部屋の担当だった…」
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/25(火) 19:15:47.48 ID:JENJiZxu0
ジャン「おい、まさか…!」

アニ「考えてみれば簡単な事だよね?」

アニ「あの紙切れを用意することができたのは、
   この施設の管理者であるモノクマか…」

アニ「そうでなければ… ジャン以外には考えられない」
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/25(火) 19:20:04.31 ID:JENJiZxu0
ヒストリア「そう…なのかな?」

ヒストリア「第2の事件が終わった後に鍵が開いていたなら、
      探索前日の夜に誰でも仕込むことができたんじゃ…」

アニ「あり得ない話じゃないけど、現実的じゃないね」

ジャン「お、おい… いきなり何を言い出すんだよ!?
    あの紙切れはオレの自作自演だって言うのか!?」

アニ「そう考えれば辻褄は合うじゃない」
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/25(火) 19:25:12.14 ID:JENJiZxu0
ジャン「そんな事をしてオレに何の得があるんだよ!」

アニ「それはこっちの台詞だよ。何のためにそんな事したの?」

ジャン「お、お前…! オレをスケープゴートにする気か!?」

モノクマ「ムッキー!! ていうか今、さらりとボクを
     容疑者に混ぜたよね!?」

モノクマ「ボクは清廉潔白だぞ! 半分は黒いけど、
     もう半分は真っ白なんだぞ!」

コニー「あーもう、うるせえな! なんでお前が出てくるんだよ!」




アルミン(…まずい、議論が変な方向に傾いている)

アルミン(一旦この場を落ち着かせないと…)
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/25(火) 19:30:05.12 ID:JENJiZxu0








―  パ ニ ッ ク 議 論 開 始  ―




【モノクマファイル 3】
【足跡】
【溶鉱炉の安全対策】
【剣の切れ味】
【九つの巨人】







669 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/02/25(火) 19:35:21.01 ID:JENJiZxu0
今日はここまで
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/25(火) 21:33:45.95 ID:I6OIc+PMO
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/02(月) 20:35:27.78 ID:1tBvjAV/0
ジャン「あの紙を挟んだのはオレじゃねえ!」
ヒストリア「本当にジャンがあの紙を用意したのかな…?」
アニ「あのさ… 反論するならもっと論理的な反論をしなよ」
ヒストリア「ジャンも言ったけど、そんな事をするメリットがないし…」
アニ「例の本と紙があった部屋が開放されたのは【2つ目の事件の後】…」
モノクマ「じゃあボク!?ボクが用意したって言いたいの!?」
アニ「そして、その場所を探索したのはあんただけ…」
コニー「だーっ!! だからお前は黙ってろって!」
アニ「状況から考えて、容疑者はあんたかモノクマしかいないんだよ」
モノクマ「ボクは怒ってるんだよ! ボクはこんなにもオマエラに尽くしてるのに…」
ジャン「だから、さっきヒストリアも言ってたけどよ…!」
モノクマ「毎朝の【モノクマアナウンス】だって欠かさずにやって…」
ジャン「探索前日の夜にもう鍵が開いてたなら…」
モノクマ「寝坊助のオマエラの生活習慣を正してあげてるのに!」
ジャン「【誰でもあの紙を仕込むことができた】だろうが!」
コニー「今はその話関係ねえだろ!」




アルミン(そうか…! もしかすると…)

アルミン(その方法で犯人が絞れるかもしれない…!)








▶【モノクマアナウンス】







672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/02(月) 20:40:08.75 ID:1tBvjAV/0
ジャン「あの紙を挟んだのはオレじゃねえ!」
ヒストリア「本当にジャンがあの紙を用意したのかな…?」
アニ「あのさ… 反論するならもっと論理的な反論をしなよ」
ヒストリア「ジャンも言ったけど、そんな事をするメリットがないし…」
アニ「例の本と紙があった部屋が開放されたのは【2つ目の事件の後】…」
モノクマ「じゃあボク!?ボクが用意したって言いたいの!?」
アニ「そして、その場所を探索したのはあんただけ…」
コニー「だーっ!! だからお前は黙ってろって!」
アニ「状況から考えて、容疑者はあんたかモノクマしかいないんだよ」
モノクマ「ボクは怒ってるんだよ! ボクはこんなにもオマエラに尽くしてるのに…」
ジャン「だから、さっきヒストリアも言ってたけどよ…!」
モノクマ「毎朝の【モノクマアナウンス】だって欠かさずにやって…」
ジャン「探索前日の夜にもう鍵が開いてたなら…」
モノクマ「寝坊助のオマエラの生活習慣を正してあげてるのに!」
ジャン「【誰でもあの紙を仕込むことができた】








聞こえた!







673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/02(月) 20:45:18.60 ID:1tBvjAV/0
アルミン「ジャン… 落ち着いて」

ジャン「落ち着いてられるか! こっちは犯人扱いされてるんだぞ!」

ジャン「あの紙を本に挟むのは誰にだって…」

アルミン「論点はそこじゃないんだ!!」

ジャン「…!!」

アルミン「もっと有効な方法があるかもしれないんだよ」

アルミン「今回のクロを絞り込む有効な方法が…」
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/02(月) 20:50:19.71 ID:1tBvjAV/0
コニー「な、何だよ… その方法っていうのは…?」

アルミン「モノクマアナウンスだよ」

アルミン「僕たちがベルトルト…
     いや、ライナーの死体を発見した時のね」

ミカサ「モノクマアナウンス…?」
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/02(月) 20:55:08.91 ID:1tBvjAV/0








「ピンポンパンポーン…!」




モノクマ『死体が発見されました!』

モノクマ『一定の自由時間の後、『兵団裁判』を開きまーす!』







676 : ◆qbWu2o7Q.Y [saga]:2020/03/02(月) 21:00:07.51 ID:1tBvjAV/0
今日はここまで
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/03(火) 09:10:29.30 ID:GyIVCuHv0
ヒストリア「あれが… どうしたっていうの?」

アルミン「よく思い出してみて」

アルミン「死体発見のモノクマアナウンスが聞こえたのは
     どのタイミングたった?」

コニー「どのタイミングって…」
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/03(火) 09:15:16.01 ID:GyIVCuHv0




ジャン『おい、無事か!?』

コニー『何の悲鳴だ!?』

アルミン『…! みんな…』

ヒストリア『…!!』








ヒストリア『きゃああああああああああああああっ!!』



679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/03(火) 09:20:02.27 ID:GyIVCuHv0
コニー「俺たちが研究開発所に駆け付けた時だよな…?」

アルミン「そう… そこが問題なんだ」

コニー「…??」

アルミン「今コニーが言ったように、死体発見のモノクマアナウンスが
     聞こえたのはここにいる全員が揃った時だった」

アルミン「だけど、僕、アニ、ミカサが最初に死体を発見した時には
     何も聞こえなかったんだ」
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/03(火) 09:25:16.11 ID:GyIVCuHv0




アルミン『うわああああああああああああああっ!!』

ミカサ『…ッ!!』

アニ『……な……』








アニ『ベル…トルト…?』



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