コナミ「ナンバーズハンター?」

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146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/15(土) 17:15:40.46 ID:Xr1hY76A0
おつ
いつかワームゼロよりでけえ的なセリフが出ると予想

>>141
輪切りにしてやれって言われたから輪切りしたのに「これ輪切りです」ってツッコムのはおかしいような
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/15(月) 01:51:53.79 ID:Ig6vDL0JO
人は希望を与えられ、それを奪われる時、もっとも美しい顔をする……

それが◆EDAxE0.IbAのファンサービスさァ!
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/21(水) 14:33:23.37 ID:tv6oe5RZO
         ∠  ミr="" ̄ゝ
        /   .ミ≡-ミミ  ゝ
       /  / rミv//ヽヽミ  ヽ
.      /    /ヾ   ヽヽミ  ゝ
      |  // メ, | | |vx ヽゝ)        ク・・・・
      |  /ヾ=ェ,,\  /,,-="|/         クククク・・・・・・・
      | / |ヾ.o "ヽu/ro  |          ク・・・・・!
      | (彳 ゞー  :::ヽー"|
      |  | u     ,' ゝ |          カカカッ・・・・・・・!
     /   | ゝコエェェェェエフ|
     フ   ヽ ゝエェェェェr |─,,_       終わり 終わりっ・・・・!
──" ̄  ヽ  ヽ   ≡  //─,,_" ̄"─┐ 失踪っ・・・・・!
     /  | \ \   / /::::   " ̄"─┤ ネタ切れっ・・・・!
    /   |  \  ゝ |vV:::::::        /|
   /⌒)  .|   \/  |:::::::::::::::       / | エターナル決定っ・・・・・・・!
⌒ヽ/|≡|.  .|   /\ |:::::::::::::::::      /  |
|│ ||旦|.  ..| ./ヽ__/\|::::::::::::::::::     /  .|  過去ログっ・・・・!
ヽ.しノム ヽ. .|/ ./ ヽ .|::::::::::::::::     /   |  過去ログ倉庫行きっ・・・!
149 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 22:46:03.07 ID:cohN+L5M0
…帰ってきたよ、おやっさん
みんな…ただいま!


じゃねーんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前どんだけ放置したと思ってんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

本当になんというか…返す言葉もございません…
えー…とりあえず更新を再開します…というか再開させてください。

遅れた理由は…言い訳しません。まとまりませんでした。
よって今回も駄文です。本当に待ってくださった方々には申し訳ない気持ちで一杯です。
本当に待っていてくれてありがとうございます…

そして「待ってねーよ!!!!!!!」という方も…もし読んでいただければ幸いです。
本当に罵倒でもなんでも今の自分には本当に参考になります。

名前欄に関してはおそらくこのパスワードであったと思います。違ってたら申し訳ないですが今後はこのネームでやらせていただきます。

ここまで長々と謝罪しましたが本当に話が鈍足です。でももうさっさと進めたい…申し訳ない…


それでは本日の文章、読んでいただければ、楽しんでいただけることを願って…
150 : ◆EDAxE0.IbA :2019/08/31(土) 22:47:28.94 ID:cohN+L5M0
右京「…そこまで!勝者は…コナミさん!」


ウオオオーッッッ!!!!!



コナミ「いよっしゃあー!俺の勝ちー!」


ブルー「…戦闘終了…
お疲れ様です、司令官。」

グリーン『お疲れっすー司令官!ブルーさん!』

レッド『うむ!私も場には出れなかったが良きデュエルだった、と思うぞ!
このような安全なデュエルは本当に良きものだ!』
151 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 22:48:19.68 ID:cohN+L5M0
ワーワー…


爬村「あいてててて…」

スッ


コナミ「…ガッチャ、楽しいデュエルだったぜ」

爬村「…『がっちゃあ』…?
それってどー言う意味だべ…?」


コナミ「意味?意味…意味…えーと、あいつなんて言ってたっけ…?
ま、まあ兎に角お疲れさん!デュエルしてくれてありがとな!うん!」
152 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 22:49:59.86 ID:cohN+L5M0
爬村「こちらこそ、ありがとうだべ!ほんだらこのデュエルは楽しかったべ!
コナミさん居ながったら諦めちまってただー!ありがとうなー!」ニカッ!

コナミ「やっぱり、それが素の話し方なんだなー」

爬村「んだ!もうこれからはオラ無理矢理都会の言葉使うのもやめるだ!
みーんなデュエルしてたらわかんねぇし!
何よりこんだら喋り方してたら近くにかーちゃんが居るような気もするーーしーー」

ざわざわ…ざわざわ…
誰の母ちゃんだ?あれ?
見たことある?


右京「…爬村君、君に会いに来たお客さんだよ」

コナミ「あー!さっきのあの写真の!」


爬村「あ…な、何でここに…?

母ちゃん…!?」
153 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 22:51:01.05 ID:cohN+L5M0
爬村の母「類…!」バッ

爬村「か…母ちゃーん!」


ギューッ…

爬村の母「類…久しぶりだねぇ…!ごめんねぇ…!母ちゃんお前にいっつも寂しい思いばっかりさせて…!」
爬村「か…母ちゃん…く、苦しいよぉ…!離れて…くんなぁ…!」グズッ


徳之助「久々の親子の再開ウラか…!
ううっ…!ウラ表のない、いい再開ウラ…!」
154 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 22:53:03.53 ID:cohN+L5M0
爬村「グズッ…んでも何で…?何でかーちゃんがここに居るんだべ?今は仕事も忙しい筈なのに…」

爬村の母「んな事気にすっことじゃないんよ…!
…にしても類、あんたさっきのデュエル…」
爬村「あ…母ちゃん見てたべ…?ご、ごめんだ、オラ負けちまっただ…」

爬村の母「そげな事気にせんでいい、いい!
むしろ類は良くやった!あーんなデッガイモンスター使って、カーチャンお前ん事見直したよ!」

爬村「そ、そんなことないべよ…///
こんデュエルだってコナミさんや遊馬君がいながったらおらは諦めちまってただ。
だからおらだけの力じゃないんよ、だがら母ちゃんももう心配しなくても大丈夫!
おらも…まだまだ慣れるのに時間はかかるかもしれないけど,必死に頑張るばい!」
爬村の母「類…」ジワッ


よく言ったぞ爬村!
爬村君も立派でしたよ!
ちょっと赤帽子の人大人げないぞー!

コナミ「いや大人げなくないっての!俺これでもついこないだまで学生だったんだぞ!
つまり君たちと何ら変わりは」
155 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 22:55:53.00 ID:cohN+L5M0
爬村の母「そんであんたがコナミさんだべね?」

コナミ「あー…あの、なんていうかー…息子さんに勝ったのはですね。
あのー、不可抗力といいますか、不運な事故といいますかー…」
レッド(目が泳いでいるぞ、司令官)

爬村の母「…うちの息子の事、ありがとうございます。
貴方の言葉のおかげで類がまた一つ成長できました。
本当に感謝しています。」

コナミ「あーいや…自分なんて彼からの受け売りを話したようなもんですから…
実際はそこの遊馬君がですね!元気づけてくれたようなもんです!
ほら遊馬ー!褒められてんぞー!こっち来いよー!」


遊馬「…え!?俺かよ!?」

鉄男「いいんじゃないか、遊馬!実際お前の言葉で爬村は奮い立ったんだ!
挨拶の一つや二つ、できるよなぁ?」
委員長「おっほん!…こういう時はクラス委員である僕が挨拶してもいいのですが…
今回は遊馬君に譲るとしましょう!」
キャット(今回委員長何もやってニャイじゃない…)

遊馬「な、なんか照れるなー!ま、まぁ、それだけ俺のデュエルの腕も凄いってことかもな!」

全員(それはない(かもニャ…))
156 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 22:57:43.71 ID:cohN+L5M0
ーーーーーーーーーーーーー

爬村の母「あなたが遊馬君ね、今日はうちの類がお世話になりました。」

遊馬「あ、そ、そんなことないぜ…」カチンコチン


爬村「…もしかして遊馬君、緊張してるべ?」
コナミ「というより照れてんだろ、あいつ案外緊張するたちだからなぁ」


爬村の母「…というわけで類をこれからもよろしくお願いします。」

遊馬「…おう、爬村のかーちゃん!爬村も一緒にかっとビングした仲間だ!
かっとビングしたらもうそいつは仲間なんだぜ!爬村のかーちゃん!」


爬村の母「かっとびんぐ?…すまんねぇ、まだ都会の言葉には疎くて…」

爬村「別に都会の言葉ってわけでもねーべ。
この言葉は遊馬君が作った言葉で別に都会の言葉ってわけでもねーべよ
それよりもういいだべ!おらもうそろそろ恥ずかしくなってきただー!」

爬村の母「そげん事言わんでくれよー…
しばらく会ってないんだからもっと甘えてくれていいんよ?」

爬村「別に今じゃなくてもええべ!もーかーちゃんはこっだらだから…」
157 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 22:59:25.52 ID:cohN+L5M0
遊馬「…なんか、爬村の奴も元気になったな!
それに爬村の母ちゃんもいい人そうだったし…かあちゃん…」

コナミ「…元気出せよ。てかもっと自信持ってもいいんだぞ?」
遊馬「コナミ…」

コナミ「お前はお前自身の言葉で爬村と…爬村の母ちゃんを勇気づけたんだ。
ほら、確かかっとビングって勇気を持って一歩踏み出す事…だろ?」

遊馬「−−−−ああ!その通りだぜ!かっとビングは俺の父ちゃんの…俺自身の「生き方」にも関わってる大事な教えだ!
その考え方でもしも爬村達が元気になったなら俺も、父ちゃんが褒められてるみたいで嬉しいぜ!」


コナミ「その調子その調子…あ、でも我慢はすんなよ?」
遊馬「我慢?」

コナミ「…遊馬の父ちゃんや母ちゃんがいなくなったって苦しみは、正直俺には今一つ分からないけど。
そういう悲しみは意外と何でもなさそうに見えてもそうでもないことも多いんだよな。悪夢に出てきたり」

遊馬「−−−」

コナミ「だからたまには吐き出したって構わないしな。
まあ吐き出す対象は友達とか〜家族とか〜仲間とか〜そういう手近な人に…」
遊馬「コナミとかもか?」
158 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 23:00:28.12 ID:cohN+L5M0
コナミ「…まあ構わんけど、あ、でもアドバイス等は俺に期待すんなよ!?
ぜってーまともなアドバイス出来ねーから!俺に相談するくらいならレッドに…」


キーンコーン…カーンコーン


右京「おや…もういい時間だね。
…保護者の皆さん!本日はお集まり頂いて大変ありがとうございます!
本日の授業参観は以上です!この後は各自ご両親の方々には自由に学校を見学していただきますが…」

右京「…その前に本日授業に協力して頂いたコナミさん!
また素晴らしいデュエルを披露してくれた…爬村君に拍手を!」


パチパチパチパチパチパチ!!!!!!!!!
シャイ「いいデュエルでした!コナミさんにしては非常になんというかこう教育にいいデュエルでした!
普段のデュエルでもこれくらい平和だといいんですけど…」
159 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 23:02:26.84 ID:cohN+L5M0
コナミ「あっ、もうこんな時間か…爬村!」

爬村「なんべ?」


コナミ「−−−また、デュエルしようぜ!
今度は遊馬達も一緒にな!」

遊馬「おう!今度は俺ともデュエルしてくれよ!」


爬村「−−−んだ!またデュエルしてくんな!

今度会う時までに遊馬君もコナミさんも隣の幽霊さんともっと仲良くなってるといいなぁ!」

遊馬「ああ、アストラルとかー?でもあいつ、素直じゃねーしうるさいんだよなー
いちいち隣から話かけてくるしよー」
コナミ「仲良くかー、でもレッド達とかシャイとは今でも仲良くやってるつもりだけど」

レッド(我々としては現状の関係でも問題はないが…シャイニート嬢に関してはちと心配だな。
ああ見えてあの年の少女は意外ともろい。司令官もそうだが我々も一層の事…)

ブルー(…隊長では微妙なあの年頃の女子の心の機微が分かっているとは思えませんが…)

グリーン(まあ、そこは陰ながらサポートしていくしかないんすかねえ…
だからこそシャイニートさんには人との関りをもっと…ん?)


コナミ「…?」
遊馬「……………!?」
160 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 23:03:38.99 ID:cohN+L5M0






コナミ・遊馬「「お前見えてんの!?こいつらの事!?」」
161 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 23:07:59.96 ID:cohN+L5M0
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

『次のニュースです。以前ここハートランドでは複数名が突如意識不明になり病院に搬送される状態が続いております。
この件に関してMr.ハートランド氏は…』


ハートランド「実に悲しいニュースだ…私としても心が張り裂けるようだよ!
しかしながらこのような事態に市民の皆様は決して巻き込まないとこのハートランドは皆様に誓いましょう!
このハートランドが誇る最新鋭のマシーン、オボット!このオボットは単に掃除用ロボットではなく!
常に街中を監視することによって皆様の安全をお守りすることを保証いたします!
つきましては更にオボットの配置の強化を…」


アリト「オボットだか何だか知んねーけどよー、根性入ってない奴が多いだけなんじゃねーか?」むしゃむしゃ

ギラグ「むう…しかし監視の数が増えるというのは実に面倒くさいな。
全くこれではおちおち飯も食えんというものよ。」むしゃむしゃ

アリト「まあそれでお偉いさんが満足するなら別にいいんじゃねーの?
それにデュエルはできるんだろ?なら俺としては全然問題ないっ!
うおー!今度こそ決着をつけてやるぜー!俺の天使よー!」

ギラグ「全く、貴様という奴はどうしてこうも…むっ、もうこのような時間か。
そろそろ戻るぞ。今から午後の現場だ!張り切ってやるぞ!」ズシズシ
162 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 23:12:49.46 ID:cohN+L5M0
アリト「おーう!ちょーど体を動かしたいと思ってたところだ!
思いっきり汗かいて…?」
ガコンッ

オボット「…」ガコンッ

アリト「…なんだ?お前は…さっき映ってたロボットかー?
ん?なんだ?俺になんか用か?」

オボット「…」
ホイッ、ホイッ

アリト「うおっと!…全くあっぶねーな!物投げんなよ!
…あー、行っちまった。全くなんだってんだよ…」


キラキラ…
アリト「なんか知んねーけど綺麗な石だなー
2つあるから1つはギラグに渡してやるか!
さーて、仕事、仕事!」



ーーーーーーーーーーーーーーーー
163 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 23:14:31.06 ID:cohN+L5M0
昼休みーーーーハートランド学園外

ーーーーーーーーーーーーー

遊馬『この後コナミはどーするんだ?』

遊馬『行くところがあんのか!じゃあ夜までは会えない感じか?』

遊馬『今日は多分ねーちゃんもばーちゃんも帰ってこないから
なんか適当に出前取って食べよーぜ!』

ーーーーーーーーーーーーー

シャイ「…居候の癖に出前まで勝手にとろうっのはどうなんですかね…」
コナミ「遊馬の飯、遊馬の飯だからセーフセーフ。それともなんだ?
ピザとか苦手な感じか?確かにちっこいから入らなそうだけど」

シャイ「心配してくれてるのはありがたいですけど…でも!
実際コナミさんは遊馬さんにお世話になりっきりです!少しは遠慮しても…」

コナミ「まーでも実際、遊馬には感謝しかないよなぁ。年下なのにしっかりしてるし
…シャイはコナミ達の世話になるのが嫌なのか?」
164 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 23:16:53.39 ID:cohN+L5M0
シャイ「嫌というより…だって迷惑じゃないですか。
今は遊馬さんや明里さん、それにお春さんにも優しくしてもらってますけど
私もわがまま行って人間の体で行動してますし…」

コナミ「ふーん…んじゃまあ他の家かなんかも探してみるか?」

シャイ「…当てはあるんですか?」

コナミ「当てはないこともない…
具体的にはなー…」


コナミ「今日聞くことのついでに占ってもらおうぜ?
あの「占い師さん」によ」


ジン「はいどうもぉ…今後もよろしくお願いします…

おや…貴方様は…!」
165 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 23:19:35.05 ID:cohN+L5M0
コナミ「よっ、久しぶり…って間柄でもないよなあ」

ジン「いえいえいえ!そんなことはございませんとも!
むしろこの前は実に迷惑をおかけしましたぁ…機会を伺って恩返しの1つでもしなくてはと考えてたのですが…」

シャイ「…あっ!この人確かこの前のナンバーズハンターの…」

ジン「む…?そちらのお嬢さんは…?あったことはないですが…
いえ、しかしながらどこかでお会いしたようなー…」
コナミ「他人の空似だろ!空似!空似!
そんなことより今日は聞きたいことがあってきたんだよ、相談してもいいか?」

ジン「勿論でございますっ!私を暗闇から救って頂いたコナミ様…!
そんなコナミ様のお役に立てるなど恐悦至極…!このジン、全力を尽くさせて頂きましょう!」

レッド(…彼の性格は元からこうだったのか…)

グリーン(悪いことしていなきゃ…これもありなんじゃないすかね?)
166 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 23:22:25.77 ID:cohN+L5M0
ジン「それで相談とはどのような内容でしょうかぁ?」

コナミ「んー…確かお前ってナンバーズを持ってるやつを倒していったんだよな?
それでナンバーズを手に入れて行った感じか」

ジン「ええ、あの時は私もかなり錯乱していました…」

コナミ「なぁ、その時ナンバーズを奪った相手に対してはどうしてたんだ?」

ジン「えー…はっきりと覚えているわけではありませんが確かそのまま放置していたと思いますねぇ
おそらくはそのままオボットが回収して病院に送ったかと」

コナミ「それがどこの病院に送られたかは分かるか?」

ジン「申し訳ないのですがそこまでは…あ、でも占いか何かで探すことは出来るかもしれないです!」

コナミ「マジで!?ならお願いするわ〜
いくら?」

ジン「命の恩人にお金など要求するわけには参りません!
勿論ただでやらせてもらいますよ!さぁどれにいたしますかっ!
水晶トランプ手相ルーンタロット!他にもありますよっ!」

コナミ「タロットはもう見飽きてるから無難に水晶占いで占ってくれねえか?
場所が知りたいわけだし」

ジン「かしこまりましたぁ!では早速…」


シャイ「いや、おかしいですよね!?」
コナミ・ジン「「?」」
167 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 23:25:58.12 ID:cohN+L5M0
シャイ「そもそも占いって何ですか!?そんなんでどうにかなるもんなんですか!?
てか一応この人コナミさんの魂奪おうとしてましたよね!?」

コナミ「シャイ〜占いって案外当たるもんなんだぞ?
あ、特にこの娘がどこの病院に行ったか分かるか?」

ジン「私、こう見えましても占いの技術には自信があるのですよ…
ああ、出ました…この娘ならここの病院ですね…
他の方々が行った病院とは違い少々遠いですが大丈夫ですか?」

コナミ「お、サンキュー。助かったわ〜!
また何かあったら相談してもいいか?」
ジン「勿論でございます!今後とも御贔屓に…
他には何かありますでしょうか?」

コナミ「あー後、今住処探してて…」


シャイ「…」

ブルー(…あきらめましょう、シャイニートさん。
司令官はよくわからない所もありますから…)
168 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 23:29:09.51 ID:cohN+L5M0
コナミ「…よし!これで一応の情報は分かった!
マジでありがとなー!ほんと助かったぜ!」

ジン「それは何よりで御座います…!それではコナミ様、お早くいかないとお会いできないかもしれませんので…」

コナミ「おう!じゃーな!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

コナミ「…よし!これで目的地は分かったし、後は行くだけ…
ん?どうした?シャイ?」

シャイ「…時折コナミさんが分からなくなります…
あの人は元はナンバーズハンターで…しかも自分の意志じゃないとはいえナンバーズを人から奪ってたのに…
なんでコナミさんは許してるんですか…?」

コナミ「…許してるとか許してないとかはまあ、俺の管轄でもないしなぁ。」

シャイ「?」
169 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 23:35:49.50 ID:cohN+L5M0
コナミ「別に俺は魂を彼に奪われたわけでもないんだし、
そりゃ奪われた人たちが目覚めたらあの人がどうなるかは分かんないけどよ」

コナミ「でもまあ、今俺が彼を責めても何の解決にもならないし
もしかしたらそれが原因でもっと彼が暴走する可能性もあるし」

コナミ「そりゃ安全性を考えるならこの町の警察官かなんかに逮捕してもらえばいいかもしれないけど
もし俺がそれをしたら今この情報は手に入ってないわけだし」

シャイ「それは…そうかも知れませんけど」

コナミ「…それに人間、追い詰めると何すっか分かんないしなぁ…
こういうのはレッド達なら少しは分かるんじゃねーか?」

レッド(君の考えは手放しで褒められたものではないが…
考え方として分からないわけではない。ゆえに我々が関与するわけではないよ。
だが勿論シャイニート嬢の発言も正しいし、それは君を心配しているからというのは…司令官なら理解しているか?)

コナミ「ん…まあ、そうだよな。
そしたら悪いことしないようにたまに見張りに行かなきゃいけねーな?」わしゃわしゃ

シャイ「…コナミさんの言ってることが分かるようで分かりません。」
グリーン(わからなくても大丈夫っす、自分も隊長の言ってることわかんないときあるっすから!)

ブルー(グリーン君…今はなしていることはそういうことではないのよ…)
170 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/08/31(土) 23:38:04.16 ID:cohN+L5M0


コナミ「そのうち分かる…かもしれないしな?
そんじゃまあ、いこーぜ!あんまり遅くなったら遊馬にも叱られちまうからな!」

シャイ「あ、ちょっと…!
長距離行くならせめて人間隊じゃなくてカードに戻してください!コナミさーん!」
171 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/01(日) 00:05:09.91 ID:F/vURNk60
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハートランド郊外 病院

コナミ「はい、とうちゃーく」

シャイ「ここは…病院ですか?」

コナミ「そう、確か中央の大病院じゃなくてこっちの方に来てるってジンは行ってたし…

…あー、ビンゴっぽいな。」


黒服「…」

黒服「…」


レッド(普通病院にはこんなに警備はいないな)
シャイ「そもそもコナミさんは誰を探してるんですか?
さっき話してた内容的におそらくナンバーズハンターの犠牲者だとは思うんですけど…」


「あなた達も「蝶野さなぎ」を追っかけてきたファンですかぁ?」
172 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/01(日) 00:22:16.81 ID:F/vURNk60
シャイ(…マスクにサングラス…声からして女性なんですけどかなり怪しいですね…)

「…おやぁ?貴方…前にさなぎちゃんのイベントに出てましたねぇ?
もしかして熱烈なファンさんですかぁ?それともストーカーさん?」

コナミ「いやまあ、最近さなぎちゃんがTVに出てないから心配でな
だから自分の姪と一緒にきたんだよ。姪も大ファンだしー」
シャイ(あ、私の役割は姪ですか…)

「ふぅーん…まあ、どんな事情があるかは構いませんけどー
それであれ、どうするんですか?あの黒服さん達、通してくれるとはおもえませんけど?」


コナミ「…赤マーカー持ってる?」ジーッ

「…一応本物の血糊なら持ってますよぉ?」ジーッ


シャイ「…あ、あの」
173 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/01(日) 00:34:20.26 ID:F/vURNk60
コナミ「すいませーん!すいませーん!病院さーん!空いてますかー!」

黒服「誰だ!?」

コナミ「うちの姪が今そこで自動車にはねられて…!血もだばだば出て重症なんです!
そこを通してください…!」
シャイ「ううー、いたいですー、たすけてくださいー」

黒服「お、おい…どうする…?」

「お願いしまずっ…この娘がいなくなっだらっ…うぅ…
お願いじま゛すっ!!!!この娘を!!!!助げで!!!!」

黒服「わ、分かりました!兎に角病院の中へ!話は病院内でお願いします!」

コナミ「はい…!本当に申し訳ありません…!
ほら行くぞ、歩けるか?」
シャイ「ううー、いたいー、いたいよー」


「(棒読みすぎですー、いくら何でもひどすぎません?)」ボソッ
シャイ「(仕方ないじゃないですか…!)」

174 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/01(日) 00:45:18.71 ID:F/vURNk60
ーーーーーーーー---
先生「…とりあえずお連れの方はここで待機していてください。
けがの具合によっては緊急手術もあり得ますのでそのつもりで」

シャイ「いたいー、いたいー…えっ、手術って」ガコンッ


コナミ「…何号室だと思う?」

「多分上の方じゃないでしょうかー?でもいいんですかー?
あのままだと姪さん大変なことになりますよー?」

コナミ「だいじょぶだいじょぶ、姪じゃないし
それにまあ、何とかするし」

「ならいいですけど、まあとにかく行きましょうか
中は小さいですし、人もそんなにいないのでさっさと行けると思いますよ。」

コナミ「おう…にしてもさっきの演技凄かったな。
お芝居でもやってんのか?」

「…お連れの人が大根すぎるだけではぁ?」
175 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/01(日) 00:57:19.40 ID:F/vURNk60
ーーーーーーーーーーーー
病院 蝶野さなぎの部屋

コナミ「…ホントに人いないもんだな」

「何台かのオボットがいればこのくらいの病院なら事足りますからねー
「お掃除ロボット」じゃなくて「お手伝いロボット」って感じです。
…まあ、そんなオボットはオボットには守れない人間様を守ってるんですけどねー」

コナミ「見張り番のオボットもちょっと刺激を与えたら止まったしな。
…これ再起動するんだよな?」

ブルー(そのレベルのアルファンコールの刺激なら大丈夫かと…
…あの、本当に悪用しないで下さいね?悪用すると真面目に没収する羽目になるので…)

コナミ「わかったわかった…取り合えずさっさとお見舞いだけ済まそうぜ?
あんまり時間もないしな」

「…命令しないでくださーい、それくらいわかってまーす。」
176 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/01(日) 01:03:08.01 ID:F/vURNk60
ガラッ
コナミ「こんちわー…さなぎさん起きてますかー…
起きてたらホント申し訳ないんだけど危害を加えるつもりは一切ない…」ちらっ


さなぎ「」
ピッ…ピッ…ピッ…


コナミ「…まあ、だよなぁ…」

「…」
177 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/01(日) 01:08:49.93 ID:F/vURNk60
とりあえずここまでー
中途半端な感じにはなってしまいましたが続きは明日か明後日には上げますので…

とりあえず次回の更新でデュエルまでは繋げる予定です。
読みにくい駄文とか…進まない展開とか…ほんと申し訳ないです。

一応次のデュエルあたりからかなり展開が進んでいくので読んでいただければ幸いです。
コメントどんなものでも構わないのでビシバシ下さい。
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/01(日) 08:22:11.03 ID:2kXp/Wy00
おつ
久々に読めて嬉しい嬉しい
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/02(月) 21:01:38.19 ID:kgk+t3HfO
180 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 22:55:09.91 ID:CNNGx1e80
投 稿 再 開

明後日(白目)
これは明後日なんだ誰が何と言おうが明後日なんだ…

相変わらずのクオリティをお楽しみくだされば幸いです…
今回はデュエル終わりまで、どぞ
181 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 22:56:34.44 ID:CNNGx1e80
さなぎ「…」

「…結構深刻な病気っていう噂は聞いてたんですけどね。
まさか寝たきりになって点滴打たれてるとは思いませんでしたよ。」

レッド(この症状…あの時の司令官と同じ状況だな。
司令官が話していた推測通りやはりあのナンバーズハンターにやられていたのか)

コナミ「まあ、今日来たのはこの症状ならどうにか出来るかも…っていうのにかけてみただけなんだけどな。それじゃ呼んでみるか。
てか呼べるよな…?頼むぜ…」
リアルソリットビジョン、リンク完了

「?デュエルディスクなんて構えてどうしたんですかぁ?
まさかここでデュエルなんてしませんよねぇ?」

「シャイニート・マジシャン」

コナミ「…召喚!」
182 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 22:58:47.20 ID:CNNGx1e80
医者「ウーム…脈等に異常はないんですが…」くるっ

シャイ「いたーい、いたーい
(そりゃ仮病ですからね…てか早く助けてくださいよコナミさん…早くしないと恨みまーーーー)」ひゅいん

医者「念のためとりあえず傷口を拝見します。
その後もし必要があれば手術の方をーーー」


医者「…へ?」
183 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:01:04.85 ID:CNNGx1e80
ーーーーーーーーーー

シャイ「−−−うわっぷ!?」
「!?」

コナミ「お、やっぱり呼べた呼べた。
どうだ、先生なんて言ってた?」

シャイ「…危うく手術されるところでしたよっ!
でもまあ…回収してくれてありがとうございます」
「あのぉ…今どこから出てきたんですかぁ…?今無から出てきたような…」

コナミ「まあ、それは後々。
それよりシャイ、さなぎちゃんなんだけど多分俺と同じ状態なんだ。…何とかできそうか?」

シャイ「コナミさんと同じ状態なら多分何とか出来るとは思います。
ちょっと待ってくださいね?確かこの前コナミさんに飲ませた物があるから…うん、ちょっと補充すれば大丈夫そうです!」

コナミ「オッケー、じゃあえーっと…
悪いけどちょっとレッド達には外、見張ってもらってもいいか?」
グリーン(了解っす!外で先生が来たら呼ぶっすね!)


「(…後、さっきから誰と話してるんですか?)」
184 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:05:13.10 ID:CNNGx1e80
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

シャイ「…よし!とりあえずこれだけ補充すれば大丈夫なはずです!後はこれをさなぎさんに飲ませて…」ごぼごぼ…

「凄い色してるけどあれ飲ませてもホントに大丈夫な物なんですかね。
まさかと思いますけどあれ毒薬の類じゃないんですか?」

コナミ「俺もあれ飲んであの状態から復活したっぽいし
まあ、そこら辺はシャイ任せだな。」

「…ってことは貴方もあの状態から元気になったんですかぁ…
それで自分も復活したから〜じゃあ、さなぎさんも元気にさせてさせたい…と」
コナミ「そういう事。とりあえず俺たちは逃げる準備でもしとこーぜ?一応…というか今俺達不法侵入してる状態だからな。

…俺はともかくあんたは身元が割れると危ないんだろ?そんなマスクまでしてるんだし。」

「別にまいは…私はバレても構いません、余計な気遣いしていただかなくて結構ですから。」

コナミ「ん、そう?悪い悪い
あ、そうだ。なんかさなぎちゃんに伝えたいメッセージとかある?一応紙とペンは持ってきたけどーーーーー」


シャイ「−−−お2人ともー!飲ませられましたよー!」
185 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:07:31.23 ID:CNNGx1e80
ーーーーーーーーーー

さなぎ「…」ごっくん

シャイ「…とりあえずさなぎさんには飲ませました。
後は彼女の自然回復を待つばかりと言うか…うぷっ…やっぱ苦いぃ…」

コナミ「よーし、ありがとなシャイ!
それでどれくらいで良くなるんだ?」

シャイ「この間コナミさんに飲ませたときは一晩くらいでしたけどあの時はあのナンバーズに私が操られてて何か細工してたみたいですから…
今回はもっと早く目を覚ます…はずです」

コナミ「ああ、あの時の…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

76「kisisisisisi…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
シャイ「…あー、兎も角!今はこのまま寝かせておいた方が賢明だと思います!
だからもう帰った方がいいですよ…私も疲れましたし…
後、今忘れてるかも知れませんけど私たち今無断で…」

ビー!ビー!ビー!

シャイ「…侵入してますし…」
186 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:10:13.24 ID:CNNGx1e80
ーーーーーーーーー

ブルー(司令官!もうそろそろ限界です!
今にも下から黒服の人たちが上がってくるような状態ですよーっ!)

コナミ「あー…もう時間切れか…よし!」ギュッ!

「…何ですかぁ?その紙?」

コナミ「いやー、ほら。いきなり目覚ましても困惑するかもしれないし…
取り合えず事情だけでも知ってもらおうと一応メモを用意しておいたんだけど
置いておくと黒服のお兄さんが持ってっちゃうかもしれないから手に握って貰えばと…」

「目覚めていきなり手に知らない紙が握られてたら正直気持ち悪いですけどねー
ちょっと貸してくださーい。」

コナミ「え、お、おう」ほぃっ

「えー、こーしてこーして…」むすっ

さなぎ「…」


「…はいこうしてればバレないと思いますよぉ?」


コナミ「…え?今、どこに着けたんだ…?」

「そんなことよりもう時間内と思いませーん?
警備の人来ちゃいますよー?」
187 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:13:01.71 ID:CNNGx1e80
>>186すいません
時間内→時間ない でお願いします

グリーン(しれいかーん!早くこっちに来て下さいっすー!
ホントにつかまるっすよー!!!!!!)

コナミ「あー今行く、今行く!
ほらっ!あんたも行くぞっ!」


「…別に捕まってもいいんですけど」ボソッ


コナミ「…?」

「…はぁーい、分かりましたよー」


タッタッタ…


さなぎ「…ん…」
188 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:16:03.84 ID:CNNGx1e80
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ガタンッ!
 
黒服A「大丈夫ですか!さなぎ様っ!」
 
さなぎ「…」
 
黒服B「…ターゲット、目立った外傷なし。
部屋も荒らされてはいないようですねぇ。」
 
医者「失礼!通していただいてもよろしいですか!
もう一度血圧等のデータに異常がないかを確認させて頂きたい!」
 
黒服A「…分かりました。先生、チェックを」
 
医者「うむぅ…確かに目立った外傷は無し。
呼吸も正常…心電図にも異常は無し…」
 
 
黒服B「…やられちまったなぁ。まさかあの三人組が演技だとは…」
 
黒服A「くそっ…!こんなことが公になったら俺たちの首が飛ぶぞ…!
あああもう…!余計な事しやがって!」
 
黒服B「…身体に問題がなきゃ多分事務所がもみ消すだろうさ。」
黒服A「は?何でだよ?」
 
黒服B「…いいかぁ?仮に侵入された事をバラしてみろ。
そうしたら今まで「蝶野さなぎ」が入院してることがばれるじゃねぇか」
黒服A「…そりゃあそうだけども」
189 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:18:26.69 ID:CNNGx1e80
黒服B「そうしたら今お上が世間様に隠してるのがばれちまうじゃねーかよ。
「蝶野さなぎは長期で海外ロケ」…してるからな。」
黒服A「むー…確かにそうだけど…」
 
黒服B「だから心配すんなって。むしろ俺達には黙ってもらうように「これ」がもらえるかも知んねーぞ?ほら、これこれ」
ちょいちょい
黒服A「…へへっ、そうだなー」
 
黒服B(…それにこのバイト、首になると色々困るんだよなー…
「わざわざ職場にバレないようにやってんだし…」)
 
医者「うむぅ…とりあえず問題はなさそうです…が!
やはりこのような小病院にこのまま待機させておくのはどうかと!今日みたいな事件も起きる可能性もありますし都内の大病院にーーー」
 
黒服B「あー…先生、それを俺らに言われても困るんですよ…
話、付けるならうちじゃあなくて事務所の方に…ね?」
 
黒服A「そ、そうですね!そういう事は私たちではなく事務所か
後ろで起きてるご本人様の許可がないと…ご本人様?」
 
医者「えっ?」
黒服B「はっ?」
 
 
さなぎ「…ふわぁぁぁ…?むにゃむにゃあ…
…?あれ?どこ?ここ?」
190 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:21:12.68 ID:CNNGx1e80
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーハートランド郊外
 
コナミ「…もう大丈夫か?誰か追ってきてない?」
 
ブルー(…後方に人物はいませんね…恐らくは逃げきれたかと)
 
コナミ「…ふうーっ…セーフ…いやーあの場で弁明するメモは残したけど侵入した事実に変わりはないからなー…
あの場で捕まったら遊馬達にも顔向け出来ないよな、やっぱ」
 
「…あの場で捕まったら秘密裏に3人揃って海の中にドボンでしょうね。」
 
シャイ「そんな冗談やめて下さいよ…」「…」
シャイ「冗談ですよね?」
 
 
コナミ「まあ、ともあれこれでミッションクリア…だな。
あー疲れた!」
 
シャイ「外もいい感じで暗くなってきましたしね。
私も…ふわぁ…何だか疲れました…」
 
コナミ「…ってやっべ…もう大分いい時間じゃねーか。
遊馬も夕飯待ってるだろうし早く帰んねーと…
えーっと、あんたは?」
191 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:24:21.16 ID:CNNGx1e80
「私なら1人で帰れるので大丈夫でーす。
てか付いてこないでくださーい、プライベートなんでー」
 
コナミ「あはは、そっか…まあ今日は満月だし
外も明るいから心配はーーーー」
  

「『ニュー・ムーン』」
ーーーーーーカチッ
 
 
コナミ「…あー…この感じって何度体験しても慣れねえよな。」
 
「…」
 
シャイ「この周りの感じ、これってーーー!」
 
 
 
「−−−−あら、覚えていただいて感謝するわ。「この前の赤帽子の決闘者さん」
それにーーーー「時間停止が効かない謎の少女」」
 

シャイ「やっぱりこの前の人…!」
コナミ「そりゃどうも…って言っても俺、あんたの名前も知らないからな。
なんて返せばいいか良く分かんないんだけど?」
 
192 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:25:17.42 ID:CNNGx1e80
「あら、自己紹介してなかったかしら。それでは私からさせてもらうわね?」
 
 
 
瑠那「私は「瑠那」
 
そうねーーーー月からの使い、とでも言っておこうかしら」
 
 
 
シャイ(…随分メルヘンな答えですね…)
 
 
193 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:27:39.38 ID:CNNGx1e80
瑠那「さてーーーー早速で悪いのだけどデュエルしてもらえるかしら。
勿論、時間は取らせないつもりよ?」ガチャン
 
シャイ「こんな状況でデュエルを挑まれて受ける人がどこにいるんですか!?
そもそもこんな風に時間を止めてるってことは貴方もあのナンバーズハンターと何か関係がーーー」ガチャン
 
コナミ「デュエルなら乗った。」ガチャン
シャイ「…ですよね、はい」
 
瑠那「フフッ、話が早くて助かるわ。
でも取り合えず安心して頂戴?私は彼らみたいに痛くはしないから」
シャイ「でも魂は取るんですよね?なら何の意味も」
 
瑠那「それにーーーこのデュエルで私に勝ったら色々教えてあげる。
貴方が疑問に思っていることをーーーナンバーズハンター…
 
「天城カイト」の事をね。」
 
コナミ「−−−!なら尚更負けらんないよな…!
行くぜ!シャイ!」
シャイ「ああもう…!分かりましたよ!
分かりましたから!もうコナミさんのお好きにどーぞ!」
 
 
ARビジョン、リンク完了ーーーー
194 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:28:09.89 ID:CNNGx1e80






コナミ・瑠那「「デュエル!」」
 
195 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:32:27.59 ID:CNNGx1e80
瑠那「私のターン、ドロー」手札6

瑠那「私は手札から月の魔術師を召喚!」
月の魔術師「はぁっ!」攻1800


月の魔術師(漫オリ)
通常モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1800/守100
月の女神に仕える魔術師。半月のような杖で防御!


瑠那「私はカードを1枚セットし…
更にフィールド魔法レベル抹殺を発動!このカードの効果でフィールドのモンスターはレベルを持つ場合、その攻撃を封じるわ!」


レベル抹殺(漫オリ)
フィールド魔法
フィールド上のレベルを持つモンスターは攻撃できない。
196 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:34:42.85 ID:CNNGx1e80
コナミ「レベルを持つモンスターは攻撃出来ねぇ…?って事は…」

瑠那「エクシーズモンスターでしか攻撃できない…と言う事ね、私はこれでターンを終了。」


瑠那 LP8000 手札3
場 月の魔術師 攻1800
レベル抹殺
伏せ 1


瑠那(さぁ、貴方が果たして「私の目的」に相応しい人物であるかを…確かめさせて貰うわ!)
197 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:36:01.84 ID:CNNGx1e80
シャイ「どうします?コナミさん?」

コナミ「まあ兎に角勝たなきゃ先には進めないって事なんだろ?
なら行くとしようぜ!俺のターン!ドロー!」手札6


コナミ「さっそく俺は手札から通常モンスターはにわを捨てて手札からモンスターを特殊召喚する!」手札4


ゴゴゴゴゴ…


瑠那「…この音は…」
198 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:37:56.95 ID:CNNGx1e80
コナミ「特殊召喚モンスター!コスモブレインを特殊召喚!」
コスモブレイン『…』ゴゴゴゴゴ…


コスモブレイン 特殊召喚・効果モンスター
星7/闇属性/魔法使い族/攻1500/守2450
このカードは通常召喚できない。
手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、効果モンスター以外のモンスター1体を墓地へ送った場合に特殊召喚できる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの攻撃力は、このカードを特殊召喚するために墓地へ送ったモンスターのレベル×200アップする。
(2):自分フィールドの効果モンスター1体をリリースして発動できる。
手札・デッキから通常モンスター1体を特殊召喚する。
199 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:41:20.40 ID:CNNGx1e80
シャイ「中々すごい規模のモンスターですね…
月が隠れちゃってますよ…」

コナミ「このモンスターの攻撃力はさっき捨てたモンスターのレベル1つにつき200ポイントアップする!さっき捨てたのは☆2のはにわだから1900だけどな!」


コスモブレイン 攻1900


瑠那「攻撃力では超えてきたわね…でもレベル抹殺がある限り攻撃は出来ない…」


コナミ「だからこっからが本番だぜ!コスモブレインの効果!俺はコイツをリリースする!」

瑠那「へぇ…」
200 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:43:06.34 ID:CNNGx1e80
コスモブレイン『…』ひゅん

コナミ「そしてデッキまたは手札から通常モンスターを一体呼び出すぜ!
出番だ!コスモクイーン!」
コスモクイーン「…」☆8


コスモクイーン 通常モンスター
星8/闇属性/魔法使い族/攻2900/守2450
宇宙に存在する、全ての星を統治しているという女王。


シャイ「レベル8モンスターを…って事はあのモンスターですかね?」
201 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:45:16.53 ID:CNNGx1e80
コナミ「ま、そういう訳。そしたら俺は手札から星向鳥を左端に召喚!」手札3
星向鳥「♪」パタパタ


星向鳥 効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1000/守1500
(1):このカードはメインモンスターゾーンに存在する限り、その位置によって以下の効果を得る。
●左端:このカードのレベルは4つ上がる。
●右端:このカードのレベルは3つ上がる。
●中央:このカードのレベルは2つ上がる。
●それ以外:このカードのレベルは1つ上がる。

コナミ「このモンスターはメインモンスターの配置されてる場所によってレベルを変更できる!
今回俺が召喚したのは左端!よってレベルは4つ上昇!」
星向鳥「♪♪♪♪」☆4→8
202 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:49:00.70 ID:CNNGx1e80
瑠那「レベル8のモンスターが2体…!」


コナミ「俺はレベル8のコスモブレインとレベル8の星向鳥でオーバーレイ!」


コナミ「2体のモンスターでオーバーレイユニットを構築!エクシーズ召喚!」



瑠那(No.反応増大中…!この反応はあの時のNo.ね!)
203 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:50:39.56 ID:CNNGx1e80
コナミ「来い!No.90!銀河眼の光子卿!」


No.90「…」ズンッ!


?No.90 銀河眼の光子卿 ORU2 ?エクシーズ・効果モンスター(アニオリ)
?ランク8/光属性/戦士族/攻2500/守3000 ?レベル8モンスター×2
?このカード名の(3)(4)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
?(1):このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
?(2):「フォトン」カードをX素材としているこのカードは効果では破壊されない。
?(3):相手モンスターの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その効果を無効にする。 ?取り除いたX素材が「ギャラクシー」カードだった場合、さらにそのカードを破壊する。
?(4):相手ターンに発動できる。 ?デッキから「フォトン」カードまたは「ギャラクシー」カード1枚を選び、手札に加えるか、このカードの下に重ねてX素材とする。


瑠那「…召喚者のバイタル異常無し…
やはり彼なら…」ボソッ
204 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:52:49.12 ID:CNNGx1e80
コナミ「バトルフェイズ!俺は光子卿で攻撃!エクシーズモンスターはレベルを持たない!だからレベル抹殺の効果は受けないぜ!」
No.90「…!」攻2500


瑠那「そうはさせないわ!私はここで罠カードを発動させる!
罠カード、ランク抹殺を発動!」


ランク抹殺 (漫オリ)通常罠
相手フィールド上に存在するランクを持つモンスターを全て破壊する。

瑠那「この効果により相手フィールドのランクを持つモンスターを全て破壊する!
あなたの場にいるモンスターはエクシーズモンスターのみ!
よってそのモンスターを破壊するわ!」
205 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:54:10.03 ID:CNNGx1e80
No.90「…!」ドカーン!

コナミ「うおっ!?
…レベルの次はランクまで抹殺すんのか…!」


瑠那「…さぁ、どうするのかしら?」


シャイ「…あの、私思うんですけどコナミさんのモンスターって大体活躍する前にやられて…」

コナミ「それは言わないでくれよ…
兎に角…俺はカードを2枚伏せてターンエンド!」手札1


コナミ LP8000 手札1
場 無し
伏せ2
206 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:56:39.87 ID:CNNGx1e80
瑠那「私のターン!ドロー!」手札4

瑠那「(後はNo.が無くてもどう戦うのか…
それがない事には他のNo.ハンターの対策にはならないわ!)
さぁ、行くわよ!私は手札から月の使者を召喚!」
月の使者「ふんっ!」☆4


月の使者 通常モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1100/守1000
月の女神に仕える戦士。三日月のような矛で攻撃!


瑠那「私はレベル4の月の魔術師と月の使者でオーバーレイ!」


瑠那「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!」
207 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:57:24.63 ID:CNNGx1e80
瑠那「エクシーズ召喚!カチコチドラゴン!」


カチコチドラゴン「…!」ドドドドド!

コナミ「地面が隆起した!?…
そっちのエクシーズモンスターか!」


カチコチドラゴン
エクシーズ・効果モンスター ORU2
ランク4/地属性/ドラゴン族/攻2100/守1300
レベル4モンスター×2
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、もう1度だけ続けて攻撃する事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
208 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/19(木) 23:59:48.62 ID:CNNGx1e80
シャイ「エクシーズモンスターはフィールド魔法の効果を受けない…だからお互いにエクシーズモンスターの勝負になりますね」

コナミ「んでそこを狙ってさっきみたいなランク抹殺を使う…と…中々いいコンボ使われてんなぁ…」


瑠那「理解してもらえて何よりだわ。
ではバトルフェイズ!私はカチコチドラゴンで…」


コナミ「だけどそう簡単にやられる訳には行かねーな!
メインフェイズ終了時に俺は永続罠カード、強化蘇生を発動!」


強化蘇生 永続罠
(1):自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
そのモンスターは、レベルが1つ上がり、攻撃力・守備力が100アップする。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
209 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:00:27.39 ID:6KzKaII30
コナミ「俺は墓地からレベル4以下のモンスター、星剥鳥を墓地から特殊召喚!」

星剥鳥「♪」

コナミ「この場合俺が特殊召喚する位置は…右から2番目の位置!
この場合星剥鳥のレベルは1つ上がる!」


コナミ「更に強化蘇生の効果でレベルは1つ上昇!よってレベルを2つ上昇させるぜ!」

星剥鳥「♪♪」☆4→5→6


瑠那「だけどそのモンスターではカチコチドラゴンには勝てない筈、一体何を…」
210 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:01:55.22 ID:6KzKaII30
コナミ「だからこーすんのさ!
同じくメインフェイズ終了時に俺は手札のホップイヤー飛行隊の効果を発動する!」


ホップイヤー飛行隊
チューナー・効果モンスター
星2/風属性/獣族/攻 300/守 600
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手メインフェイズに、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、そのモンスターとこのカードのみを素材としてS召喚する。

ホップイヤー「チチーッ!」ボンッ!


コナミ「まずはコイツを特殊召喚!」

コナミ「そしてその後場のモンスター1体とシンクロ召喚すんのさ!」

瑠那「私のターンに新たなモンスターを!?」
211 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:02:52.08 ID:6KzKaII30
シャイ「ホップイヤー飛行隊のレベルは2、さっき蘇生したモンスターのレベルは6でしたから…」

コナミ「レベル8のシンクロ召喚!
俺はレベル6の星向鳥にレベル2のホップイヤー飛行隊をチューニング!」


☆6 + ☆2 = ☆8



コナミ「シンクロ召喚!レベル8!
出番だぜ!スターダスト!」
212 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:03:28.61 ID:6KzKaII30
バサッ!


スターダスト「ヒキャアアアアアン!!!!!」
攻2500


閃b竜 スターダスト
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードは、このターンに1度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。


瑠那「白い…ドラゴン…!
それもシンクロ召喚まで操るなんて…!」
213 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:06:07.18 ID:6KzKaII30
コナミ「よーし頼むぜスターダスト!
まだ攻撃出来ねーけど我慢してくれよ〜?」

スターダスト「グルル…」


コナミ「さぁ!どうする!?」


瑠那「…私はバトルフェイズに入らずにカードを2枚セット!これでターンを終了するわ!」


瑠那 手札1
場 カチコチドラゴン
伏せ 2
214 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:08:42.36 ID:6KzKaII30
瑠那「さぁ、貴方のターンーーーー」


コナミ「俺はここで伏せていた罠カード、戦線復帰を発動するぜ!」


戦線復帰 通常罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。


コナミ「俺は墓地からモンスターを1体守備表示で復活させる!俺が選ぶのはさっき破壊されたNo.90だ!」

瑠那「さっきのNo.ね…」
215 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:09:30.52 ID:6KzKaII30
キンッ…


No.90「…」守3000

シャイ「コナミさんのモンスターってやられやすいですけどその代わり結構すぐ戻ってきますよねー…私も墓地でぐっすりしたい時に蘇らせられるんでしょうか…うう…」


コナミ「そして復活させた光子卿の効果!相手ターンに1度デッキから「ギャラクシー」カードを1枚手札に加えるかオーバーレイユニットにする!
俺はデッキから…ギャラクシーサイクロンを手札に加えるぜ!」手札1


ギャラクシーサイクロン 通常魔法
「ギャラクシー・サイクロン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
216 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:12:17.53 ID:6KzKaII30
コナミ「さて俺のターン、ドロー!」手札2

コナミ「俺はさっき加えた魔法カード、ギャラクシーサイクロンを手札から発動!相手の伏せカードを1枚破壊する!
対象は…うーん…右だ!」


次元幽閉


瑠那「(くっ…次元幽閉が…)」


コナミ「そのままバトルフェイズ!俺は光子卿でカチコチドラゴンに攻撃!」


No.90「…!!」ググググ…
217 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:12:44.14 ID:6KzKaII30
瑠那「させないわ!私は再び伏せてある罠カード!2枚目のランク抹殺を発動!」

シャイ「またですかー!?」

瑠那「相手の場のエクシーズモンスターを破壊する!今度もそのNo.を…」


コナミ「流石に2回も同じ手は食わない!
俺はスターダストの効果を発動!」

瑠那「!
シンクロモンスターの…」

コナミ「フィールド上のカード1枚を破壊から1度だけ守る!俺は光子卿を選択してこのモンスターの破壊を無効にする!」
218 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:13:46.29 ID:6KzKaII30
瑠那「ランク抹殺が無効に…!」

コナミ「よってそのまま攻撃続行!No.でカチコチドラゴンに攻撃だ!」


No.90「…!」ジャギィン!!!

カチコチドラゴン「…!」ドカーン!


瑠那「くうっ…!」LP8000→7600


コナミ「いよしっ!続けてスターダストの攻撃…といきてぇけどレベル抹殺があるから攻撃は出来ねぇ、と…
俺はカードを1枚伏せてターンを終了するぜ!」


コナミ 手札0 LP8000
場 No.90
スターダスト
伏せ1
219 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:16:27.50 ID:6KzKaII30
瑠那(やっぱりやるわね…本来ならここで終えても良いのだけれど…彼はまだレベル抹殺を超えていない)

瑠那(どうやって私に勝つか、見極めさせてもらうわよ)
「私のターン!ドロー!」


レスキューラビット


瑠那「(ーーーよし)
私は手札からモンスターをーーー」
220 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:17:33.65 ID:6KzKaII30
コナミ「ちょい待ち!俺はそっちのスタンバイフェイズに光子卿の効果を発動させる!
デッキから今度は…ギャラクシーサーペントをこのモンスターのオーバーレイユニットにする!」

No.90「…」スッ


No.90 ORU0→1


瑠那「…何を考えているかは分からないけれど私は手札からモンスターカード、レスキューラビットを召喚するわ!」


レスキューラビット「らびっ!」


シャイ「うさぎ…がヘルメット被ってますね…可愛いんですが何かこう…ちょっと圧が…」
221 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:18:09.77 ID:6KzKaII30
レスキューラビット 効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻 300/守 100
「レスキューラビット」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードはデッキから特殊召喚できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル4以下の同名の通常モンスター2体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。


瑠那「私はレスキューラビットの効果を発動するわ!
このカードを除外してデッキから同名の通常モンスターを2体デッキから特殊召喚する!」

レスキューラビット「らびびっ!」ピョーン


コナミ「…2体のおんなじモンスター、エクシーズ召喚か…」


瑠那「この効果で私はデッキから月の女神エルザェムを…」


コナミ「ーーーーーそいつはどうかな?」
222 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:19:32.79 ID:6KzKaII30
瑠那「な…何故モンスターが出ないの!?」

シャイ「コナミさんがらしくない台詞をいきなり…あ!あの効果ですか!」


No.90「…」ムギュ

レスキューラビット「うさぁ…」ムニュー


コナミ「そう言う事だな!俺はNo.90のモンスター効果でレスキューラビットの効果を無効にした!これでデッキからは呼び出せないぜ!」

瑠那「…なるほど、これは完全にやられたわね…
(これで私にはほぼ勝ち目はない…けれど)」手札1
223 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:19:58.54 ID:6KzKaII30
瑠那「私は手札からムーン・ガードナーを守備表示で特殊召喚!」手札0

コナミ「お?」


ムーン・ガードナー(漫オリ)
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻100/守1800
相手フィールド上にモンスターが2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。


瑠那「このモンスターは相手の場にモンスターが2体いれば特殊召喚できるモンスター…私はこれでターンエンドよ」


瑠那 手札0 LP7600
場 ムーン・ガードナー
224 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:21:28.49 ID:6KzKaII30
シャイ「チャンスですよコナミさん!やっちゃって下さい!」
コナミ「あー、えーっと…俺のターンか、ドロー」手札1

ブラッド・ヴォルス

コナミ(ブラヴォかー、悪くはねーしあのモンスターも破壊できるんだけどライフは削りきれねーよな…伏せもあるけど今除外されてるの1体だけだし…)

コナミ(…今のデッキん中、確かー…)


コナミ「…あ」

シャイ「?どうしました?コナミさん?」
225 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:22:13.47 ID:6KzKaII30
コナミ「…なるほど、拾い物にも徳あり、だな!
俺は手札からブラッド・ヴォルスを召喚するぜ!」

ブラッド・ヴォルス「GRRRR…」


ブラッド・ヴォルス 通常モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1900/守1200
悪行の限りを尽くし、それを喜びとしている魔獣人。
手にした斧は常に血塗られている。


コナミ「そして伏せカードを発動!
罠カード、竜風還帰を発動だ!」


竜風還帰 通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):除外されている自分または相手のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
226 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:22:44.62 ID:6KzKaII30
コナミ「この効果で俺は除外されてるモンスターを特殊召喚出来る!この効果はどちらが除外したカードでも構わない!」

シャイ「あれ?でも除外されたカードって…」

瑠那「…いえ、1体いるわね」


コナミ「俺はこの効果でさっき除外されたレスキューラビットを召喚するぜ!」


レスキューラビット「ラッ!?」


瑠那「だけれどその子の攻撃力は300…
私のライフを削りきるのは難しいんじゃない?」
227 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:24:32.35 ID:6KzKaII30
コナミ「…いいや、そーでもないぜ?」


レスキューラビット「ラビ〜…」フワー…

鎧蜥蜴×2「グルルルル…」


鎧蜥蜴 通常モンスター
星4/地属性/爬虫類族/攻1500/守1200
かたい体のトカゲ。大きな口で噛みつかれたら、ひとたまりもないぞ。


瑠那「モンスターが2体…
なるほど、レスキューラビットの効果ね」

コナミ「使える物は何でも使っていかなきゃな!何だかんだなんかの役に立つだろ、入れときゃ」


瑠那(…考えていたのとは少し違うデュエリストだった、私が目をつけていた彼とは少し違う雰囲気だけれど…)

瑠那(…悪くないわね)
228 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:25:47.64 ID:6KzKaII30
コナミ「…いいや、そーでもないぜ?」


レスキューラビット「ラビ〜…」フワー…

鎧蜥蜴×2「グルルルル…」


鎧蜥蜴 通常モンスター
星4/地属性/爬虫類族/攻1500/守1200
かたい体のトカゲ。大きな口で噛みつかれたら、ひとたまりもないぞ。


瑠那「モンスターが2体…
なるほど、レスキューラビットの効果ね」

コナミ「使える物は何でも使っていかなきゃな!何だかんだなんかの役に立つだろ、入れときゃ」


瑠那(…考えていたのとは少し違うデュエリストだった、私が目をつけていた彼とは少し違う雰囲気だけれど…)

瑠那(…悪くないわね)
229 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:26:57.33 ID:6KzKaII30
シャイ「コナミさんおんなじカード2枚も持ってたんですね…てっきり全部引きあたりばったりかと…」

コナミ「なんだよー別にいいだろー?
こいつら2枚は確か別々の場所で拾ったんだよ、確かこっちが井戸の中でもう片方がスクラップ山近くであいつが拾ったのを…」


瑠那「でも私の場にはまだレベル抹殺があるわ?どうやって攻撃するつもりかしら?」

コナミ「…そいつについてはもう解決策はあるって!俺は墓地のギャラクシーサイクロンを除外して効果を発動!
表側表示の魔法罠カードを1枚破壊する!俺が選ぶのは勿論!レベル抹殺だぜ!」
230 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:27:43.95 ID:6KzKaII30
瑠那「ーーー見事ね」


コナミ「バトルフェイズ!俺はブラッド・ヴォルスでムーン・ガードナーを攻撃!」


ブラッド・ヴォルス「URRRo!!!」
ムーン・ガードナー「グオッ!」ドカーン!


コナミ「そしてスターダスト!光子卿!
そして鎧蜥蜴2体でダイレクトアタック!
総攻撃力は全部合わせて…!」
231 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:29:10.14 ID:6KzKaII30
スターダスト 2500
光子卿 2500
鎧蜥蜴 1500 1500


シャイ「…総攻撃力8000!コナミさんの勝ちですっ!」


瑠那「ーーーええ、貴方になら任せられそうね」LP7600→0



瑠那「ーーー『ナンバーズ・ハンター』を」



Winner! 『コナミ』!
232 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/09/20(金) 00:36:16.51 ID:6KzKaII30
取り敢えずここまでー!

良かった、何とかデュエルは終わったぞ(白目)
読んでくださり有難うございます!
次回更新は…未定という事に…
いえ!頑張って更新させていただきます!出来れば一週間以内には…

コメント、なんでもお待ちしてます
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/20(金) 01:25:48.95 ID:qoZQ6eEh0
おつ!
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/20(金) 20:41:14.28 ID:Ti0scamqO

コナミくんが危うげなく勝つって珍しいな
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/03(木) 01:14:05.49 ID:6pBG1jj10

目についちゃったから指摘させてもらうけど
竜嵐環帰なんだよね
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/03(木) 09:46:20.51 ID:v9Qiyrk3O
?
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/03(木) 09:48:17.12 ID:v9Qiyrk3O
238 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/01(金) 20:00:42.95 ID:ihfdvO+sO
遅くなりました…
更新、再開します
ーーーーーーーーーーーーーーー
ヒューン…
パチ、パチ、パチ

瑠那「お見事、すっかりやられてしまったわね。
それに…非常に興味深い」

コナミ「…取り敢えず俺が勝った訳だしさっき話してた事とか聞かせてくれよ
あのナンバーズハンターの事についてとか、後…アンタの事についてとか」

瑠那「勿論構わないわ?でもそうね…
「時間を止めたまま」話すのはあまり良いとは言えない

これから少し、時間はあるかしら?
ーーー貴方さえ良ければ、夜のデートと洒落込まない事?」ふふっ


シャイ(…デートって言うほど、仲は良くないと思うんですけど)プクー

ーーーーーーーーーーーーー
239 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/01(金) 20:01:38.12 ID:ihfdvO+sO
カチッ…

「ーーーーあれ?居ない…?」

「…何処に行ったんですかねぇ?いきなり消えたり不審者みたいな行動したり…」

(…本当にさなぎさんを治したんですかね?あの人達は?もしかして本当はさなぎさんをーーー)


ピロピロピロ…

「…ん…電話…はぁー…

はぁい、どうしましたぁ?「マネージャーさん」?」

「…え?何処に居るって?別にぃ、マネージャーさんとはぁ、関係無いじゃないですかぁ。特に仕事もないんだから放っておいてもーーー

TV?いや、近くには無いですけどぉ、それが何かーーーー」


「ーーーーー!?」
240 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/01(金) 20:04:36.22 ID:ihfdvO+sO
ーーーーーーーーーー
ハートランドシティ 埠頭

カチッ


…ザザーン…ザザーン…

瑠那「ーーーこの時間ならあまり人も少ないはず…いえ、それ以上に「アレ」もあまり居ないはずだから…」キョロキョロ

コナミ「…何探してんの?」

瑠那「…良し、取り敢えず大丈夫。
悪かったわねコナミ君、長いこと時間を止めてると身体に…かっ…」ガクッ
コナミ「お、おい?大丈夫かあんた?」サッ
瑠那「ふー…いえ、大丈夫よ。それにしても優しいのね?私がナンバーズハンターの関係者かも知れないのに…」

レッド(…む!ここは…?
…そうかまた時が止まっていたのか?シャイニート…嬢?)
グリーン(…あー!あの時の女性が司令官の隣にいるっす!?どういう事っすかシャイニート…さん…)

シャイニート「…」ジー…
241 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/01(金) 20:06:38.07 ID:ihfdvO+sO
コナミ「てか時間止めてるってのも大変なんだな。あのカイトとかあん時割と簡単に止めてた気がするけど…」

瑠那「…カイト君も実は簡単に止められてる訳じゃないわ。いえ、むしろあの子が使ってるモードは旧式よ…だから私よりもよっぽど中身が傷ついている筈…早く何とかしないと…」

シャイ「…あのナンバーズハンターの技術が旧式なんて事、何で知ってるんですか?
やっぱり貴女カイトの仲間なんじゃーーー」
ジーーーー…


瑠那「…ある意味、正解ね。それは」

シャイ「え?」
コナミ「…ある意味?」


瑠那「ーーー私は元々カイト君の知り合い。
そしてーーー「彼ら」の裏に存在する「巨大な悪」を討たんとする者、かしらね」
242 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/01(金) 20:08:40.04 ID:ihfdvO+sO
レッド(…ちょっと待ってくれ、どういう意味だ?「巨大な悪」とはーーー)

瑠那「ああ…ちょっと、待って貰えるかしら?」スチャ
コナミ「?どした?Dゲイザーをつけて…」

瑠那「いえ、そこに居るのは声で分かっているの、ちょっと調整すれば…(ガチャガチャ…)
…これで良いわ…やっぱり居たのね。
赤い人と青い人と…後緑の人。」

レッド(!?)
グリーン(えっ!?え、それって…!)
ブルー(…私達の事が見えているのですか?)

シャイ「…えっ、もしかして今見えてるんですか!?レッドさん達の事!?」
コナミ「ホントか!?いや、今までちょいちょいシャイは見えてたけどレッド達見えたのは俺とアストラルの奴位だった気がするけど…」

瑠那「アストラルの…それってあの赤い服を着た子の側にいたアストラルかしら?」

コナミ「そーそー、あのアストラル!
にしても何で見えたんだ?そのDゲイザーに秘密でもあんの?」


瑠那「…それらの質問に答えるためには私の来歴も知ってもらう必要があるわね…
ちょっと長くなるけど聞いてもらえるかしら?ーーー私が貴方に頼みたい事にも繋がる重要な話なの」
243 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/01(金) 20:29:18.31 ID:ihfdvO+sO
ーーーーーーーーーーーーーーー

瑠那「さっき言ったように私はカイト君の知り合いだった…でもそれはつい最近までと言う訳じゃないの。年にして大体5年くらい前かしらね」

シャイ「…その時はどんな研究をしてたんですか?」

瑠那「その時は私は無限エネルギーについての研究を行っていたのよ。
ーーーその無限エネルギーの元は「アストラル」についての物で私はそれについて調べていたわ。その過程で「アストラル」を観察するために色々開発したものよ。」

グリーン(成る程、その過程でアストラルさん達を観察するために開発したもので自分達を観たんすね!)
ブルー(…つまりそのアストラル…さんについて貴女は研究していた、と言う訳ですよね?)

瑠那「ええ、そう言う事。
その時、アストラルの力を私達はある事に利用しようとしたの
…それがあんな結果を産むとは知らずに、ね…」
244 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/01(金) 20:39:15.63 ID:ihfdvO+sO
コナミ「…ん?今私『達』って言ったよな?
って事は…」



瑠那「…多分貴方が考えてる通り、その私と共に研究していた研究者…
ーーー彼が「巨大な悪」にして「偉大なる研究者」、そしてーーー

ナンバーズハンター、「天城カイト」の父親「Dr.フェイカー」

ーーー貴方達にはその「彼」を倒してもらいたいのよ」
245 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/01(金) 20:59:35.42 ID:ihfdvO+sO
ーーーーーーーーーーーーー

コナミ「ちょ…ちょっと待てよ?いや倒すって…
…単純に「デュエルで倒して!」…って可愛らしい雰囲気な訳ねぇよな…」

シャイ「それにDr.フェイカーなんて名前聞いた事がないですよっ!
そんなコテコテの悪の秘密結社の大ボス見たいなのが存在する訳ーーー」


瑠那「ーーーこれを観てもらえるかしら」スッ…


ブルー(これは…Dパッド…?)

瑠那「この中には私が記録したデータが残ってるわ、
ーーーDr.フェイカーが変わってしまった…原因がね」

カチッ…
フォーン…
246 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/01(金) 21:12:56.09 ID:ihfdvO+sO

……
………


「…痛い!痛いよ父さん!お願い助けて!お父さん!」


瑠那「Dr.フェイカー!?一体何をされてるんですか!
今すぐ実験を中止して下さ…キャッ!」パシッ


Dr.フェイカー「黙れ!今しかないのだ…!今でなければ「ハルト」は救えん…!全てはハルトの為に…!」


瑠那「ですがこのままではハルト君の精神が持ちません!それにDr.フェイカー!貴方の命までも危険に晒す事になります!」

フェイカー「ワシの命なんぞ幾らでも惜しくはない!だがハルトだけはこの身…魂にかけても必ず救ってみせる…!」


バチッ!バチバチッ!
ハルト「あああああああああああっーーーーーーー!!」


フェイカー「後少しの辛抱だぞハルト…!
必ず…!必ず父さんがお前を救ってやるからな…!」


ーーーーーーーーーーーーーーー

247 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/01(金) 21:57:19.92 ID:ycvYaCP70
レッド(…この、光景は…)

グリーン(…正直、中々キツい光景っすね。
でもこの瑠那さんと話してる人がフェイカーさんっすよね?
そしたらこの叫び声は一体…)

瑠那「…この、人体実験を受けてる子は「天城ハルト」
天城カイトの…実の弟よ」

シャイ「…!?弟!?
あの血も涙もなさそうなNo.ハンターがですか!?」
コナミ「…何かイメージ湧かないな…弟とかには厳しいイメージあるけど…
と言うか何でこんなに危なそうな人体実験をやってんだよ?電流を浴びせるなんて罰ゲーム以外でやらないだろ…」

ブルー(どんな罰ゲームなんですかそれ…)
248 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/01(金) 22:55:31.01 ID:ycvYaCP70
瑠那「ハルト君は昔から病気がちで身体の弱い子だったのよ、だから昔は人気の無い静かな場所でカイト君と一緒に暮らしていたらしいわ」

瑠那「だけどある日彼らの父親…Dr.フェイカーがハルト君を治療の為にハルト君を連れて行った…と私はカイト君から後で知ったのよ…」

瑠那「…私も、Dr.フェイカーが彼を連れてきたときには不審には思ったのだけれど…止められなかった…」

瑠那「Dr.フェイカーは本当にハルト君を助けようとしていた…と私は思っているわ、でもだから…だからこそかしらね
あんな狂行に彼を走らせてしまった事は…」


シャイ「…狂行って…何ですか…?」

瑠那「…Dr.フェイカーによる、アストラル世界への攻撃。」


皆「「「「!」」」」
249 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/01(金) 23:31:20.79 ID:ycvYaCP70
瑠那「さっきアストラル世界には無限のエネルギーがあると言う話はしたわよね?」

グリーン(…しましたっけ?)
ブルー(してたわよグリーン君…)

瑠那「…その力をDr.フェイカーは利用してハルト君を治療しようと考えていたのよ
勿論治療に使える可能性はあるけれどそんなにすぐに出来る物じゃ無いって事はドクターも気付いていたはずなのに…」

瑠那「そんな状態でやった治療は当然失敗したわ…
ハルト君の魂はアストラル世界に囚われて…生きているだけ、と言っても過言じゃ無いかもしれないわね…」

コナミ「生きているだけ、かぁ…」


瑠那「だから私は責任を持ってアストラル世界から手を引く事にしたの、でも…」

シャイ「でも…?」

瑠那「…ドクターはそれを許しはしなかった…」
250 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/02(土) 00:10:45.09 ID:LJnRCQga0
ーーーーーーーーーーーー

瑠那「ドクター!考え直して下さい!ドクター!」

フェイカー「止めるな!これはハルトにとって必要な事なのだ!ハルトを取り戻す為にも…!」

瑠那「今の貴方は正常ではありません!それにアストラル世界はこの世界にとっても必要不可欠なものです!
それを攻撃などしては…!」

フェイカー「…私に、君が意見すると言うのかね?」
瑠那「…ッ…」

フェイカー「…ならば、ここから出て行きなさい。
君は必要ない、最早ここに君の居場所など無いのだ。

…出て行きたまえ!そして2度と帰ってくるな!」
バシッ!


瑠那「…ドク…ター…」
251 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/02(土) 00:30:20.26 ID:LJnRCQga0
ーーーーーーーーーーー

瑠那「…ここまでが事のあらすじかしら。
その後私はDr.フェイカーの研究室から退いて生活してたわ。

…私、こう見えてお料理もお皿洗いも得意なのよ?」フフッ

コナミ「…まあ、何となくそのフェイカー?って人のことは分かったよ…
でも負に落ちないところはあるんだよ。結局それで何でカイトはNo.を集めてるんだ?それにあんたも何でNo.を…」

瑠那「ああ、それに関してはね… 」ピロピロピロピロ…

瑠那「…あら、もうこんな時間かしら…
そうね、そろそろ到着した位かしら…」

レッド(到着だと?…君は我々以外に人を待たせているのかね?)


瑠那「…準備出来たみたいね…どうかしら、そろそろお腹は空かない事?
ーーーディナーには十分な時間だと思うのだけど」


シャイ(…ディナーは多分もう家に用意されてますけどね)
252 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/02(土) 00:31:37.91 ID:LJnRCQga0
取り敢えずここまで!
続きは明日必ず書きます!それと次のパートでWDC前ラストです!
皆々様遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
253 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/11/02(土) 22:32:44.44 ID:LJnRCQga0
すいません、前言撤回…
明日(日曜日)の10時以降に投稿に変更させて下さい
申し訳ありません
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 00:35:55.15 ID:y9ukn+4A0
おつ
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 14:24:58.70 ID:le0Zt+1ZO
人は希望を与えられ、それを奪われる時、最も美しい顔をする……。

それが◆EDAxE0.IbAのファンサービスさァ!
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/30(土) 14:14:24.22 ID:dZYFI/CnO
マジで希望なんて無かった
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/12/06(金) 20:24:15.76 ID:5Dk5pfOAO
              , -‐;z..__     _丿
        / ゙̄ヽ′ ニ‐- 、\  \   ところがどっこい‥‥‥‥
       Z´// ,ヘ.∧ ヽ \ヽ ゝ   ヽ   
       /, / ,リ   vヘ lヽ\ヽヽ.|    ノ  もう>>1は2度と戻ってきません‥‥‥‥!
       /イル_-、ij~  ハにヽ,,\`| <      
.        N⌒ヽヽ // ̄リ:| l l |   `)
            ト、_e.〉u ' e_ ノノ |.l l |  ∠.   現実です‥‥‥!
          |、< 、 ij _,¨、イ||ト、|     ヽ
.           |ドエエエ「-┴''´|.|L八   ノ -、   これが現実‥!
            l.ヒ_ー-r-ー'スソ | l トゝ、.__   | ,. - 、
    _,,. -‐ ''"トヽエエエエ!ゝ'´.イ i l;;;;:::::::::::`::ー/   現実ですっ‥‥!
   ハ:::::::::::::::::::::| l\ー一_v~'´ j ,1;;;;;;:::::::::::::::::::
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258 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:19:52.28 ID:UqmDex8H0
…メリークリスマス!!!!!(やけくそ)
はい。遅れに遅れを重ねました。本当に申し訳ありません…
えー、つきましてはこの度お詫びとして皆様にはえーとその…返す言葉もございません…
取り敢えず年内にもう一回更新を目指します。お付き合いして頂ければ幸いです…
259 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:21:34.24 ID:UqmDex8H0
遊馬亭

オトドケモノデース
ダイキンチョウダイシマース
アザッシター

遊馬「…」トストストス…

遊馬「…」ドサッ

遊馬「…」パカッ…モグモグ…


遊馬「…遅えな、コナミの奴…」
260 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:22:45.95 ID:UqmDex8H0
ーーーーーーーーーーーーー

シャイ(…あのレッドさん…)ヒソッ…

レッド(…何だね、シャイニート嬢?)

シャイ(…あの人、本当に信用出来るんでしょうか?)ピッ


瑠那「…」カツカツ…


レッド(…それはシャイ嬢の嫉妬と言うわけではないのか?)

シャイ「は!?い、いや決して嫉妬なんてしてませんよ!それに何で嫉妬なんか…」

コナミ「ん?どうかしたかー?シャイニート?」
シャイ「…な、何でも…ないです…///」プシュウウ…

レッド(…む、シャイ嬢は嫉妬していた訳では無かったのか…自分はてっきり司令官が取られると感じて焦っていたのかと…)
ブルー(隊長?)

シャイ(うう…そういう事じゃなくて…)
261 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:24:00.38 ID:UqmDex8H0
レッド(…「そう言う事」で無ければ確かに彼女は怪しいかもしれないな)ボソッ
シャイ(!)

レッド(しかし、かと言ってあの発言が全て嘘だとも私は思わなかった。
彼女の言葉に嘘や我々を陥れようと言った意思は見えなかったよ。)

シャイ(…それは…何でですか?)

レッド(そもそも我々に対して危害を加えたいと言う意思があるならば時間を止めた際に我々を襲えば良い。
今でこそNo.があるから司令官は動けるが初めに君が会った際には司令官はNo.を持って居なかったのだろう?)

シャイ(あの時は…確かにコナミさんはNo.は持って居ませんでしたし、皆さんは動けなかったから動けたのは私だけですね…)

レッド(だかそれをしなかった…と言う事はそもそも我々が狙いではない、という事だろう…そもそも司令官はこの街に来てそんなに時間がたって無いと聞く、我々はこの街に来てからの司令官を見ているが恨みを買うような姿は見られない。)
グリーン(司令官悪い人じゃないっすからね。結構抜けてるっすけど)


コナミ「なあ、後どんくらいだ〜?
腹減った…」
瑠那「もうすぐそこよ、歩かせて申し訳ないけど…時間は取らせないから」
262 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:25:21.12 ID:UqmDex8H0
シャイ(…でも絶対何かありますよ!
そもそもコナミさんがあんなグラマーで美人で滅茶苦茶賢そうな人と仲良く出来るなんておかしいですって!
やっぱり美人局!?それとも宗教勧誘!?もしくは臓器売買とか!?)

レッド(司令官がその手の悪意に引っかかる気はしないのだが…む?この道は確か…)

シャイ(いいえ!コナミさんは騙されるタイプなんですよ!やっぱり帰りましょう!コナミさんには百害あって一理な…し…)

シャイ(…え?)


コナミ「…ここって…」

瑠那「歩かせて申し訳ないわね、ここが私達の今の拠点…
…どうしたのかしら、皆ポカーンとした顔をして、確かに見た目は普通の屋敷だけれど今は…」


シャイ「…私の…屋敷…」


ハートランド郊外
旧廃屋
263 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:26:30.61 ID:UqmDex8H0
ーーーーーーーーーーーーー
ぽかぽか食堂

「「カツ丼一丁!」」

店主「はーいっ!ただいまっ!
…こちらがご注文の品になりますっ!」

ギラグ「うむ!やはり1日の締めはこれに限ると言うものよ…!頂きます…!」

アリト「相変わらずメシが出てくんのがはえーな店長!人がいないから早く作れんのか?」モグモグ
ギラグ「おっ…!アリト貴様!失礼だぞ!
謝れ!店主に謝れ!」
モグモグ

店主「ははは…まあ今はそうですね…
でもお客様方が必ずお店に来て下さいますし…それに街の外から少しはお客様は来てくれる筈ですから…」

ギラグ「む?街の外から人が来る…だと?」
アリト「そういや最近やけやたら人が多いよなー、あっちもこっちも人だらけだぜ。」

店主「…あれ?お2人はご存知じゃないんですか?この街でやるデュエルのお祭りがあって…」

ギラグ「デュエルの?」ハテナ
アリト「…お祭り!?」キラキラ

ーーーーーーーーーーー
264 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:28:29.95 ID:UqmDex8H0
ハートランド郊外

シャイ「あの…ここって…」

ブルー(シャイさんの前の…住居ですよね?
…何故瑠那さんが…?)

瑠那「この屋敷は今はカラットグループが管理しているもので
今は特別に使用させていただいてるのよ。
…向こうとしても屋敷を持っていてもそのまま無駄にするのはもったいないと感じたのかしら…」

コナミ「カラットグループ…ああ、あのお嬢様か!」
グリーン(一応勝手に使われてるけどいいんすか?シャイニートさん)

シャイ「私は全然構わないんですけど…
このお屋敷も結構滅茶苦茶でしたしかなり中の整備にはお金使ったんじゃないですか…?良く使おうだなんて考えましたね…」

瑠那「…あまり目立たない方が色々便利なのよ。
私たちの計画的にも…ね」

コナミ「達、ってのは他に待たせてるって人の事だよな?
その人って一体何処の誰ーーーー」


…コツ、コツ、コツ


瑠那「…あら、随分お早い到着ね。」


265 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:29:46.97 ID:UqmDex8H0


「おや、外に出ていたのか、Ms.瑠那。
私の方が早いなんて珍しいと思ったがーーーー
おや?その方々は…一体誰だい?」


瑠那「失礼、お待たせしましたわ、議員
ーーーこの方はコナミ
私たちの「計画」の要、その第一候補です。」


「ーーーそうか、遂に、遂に見つかったのか…
ならば歓迎しよう、Mr.コナミ!君こそがこの町を守りーーー

悪しきDr.フェイカーを破る戦士となる存在だ!」



コナミ「ーーーーーへ?」
266 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:30:46.00 ID:UqmDex8H0
シャイ「コナミさんが…戦士?」
レッド(確かに司令官は司令官だが…戦士という柄ではないのではないか…?)

コナミ「いやいきなり戦士って言われても自分良く分かんないんすけど…
てかどちら様ですか?」

「おや、私は知られていなかったかね?こう見えて結構有名だと自負していたのだが。」ハハ

瑠那「彼の名前はミスト・パーカー。遠くの町で活動している有名な議員の方よ?
ハートランドでもテレビで出ていることも見かけるのだけど…」

シャイ(…正直テレビとか最近特撮しか見てませんでした…)


コナミ「…んでその有名な議員さんが俺に「ヒーロー」になってほしいと
…「HERO」って柄じゃない気はするんだけどなぁ…」
267 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:32:07.57 ID:UqmDex8H0
パーカー「そう気を負わないでくれ。私としてはMs.瑠那が見つけてきた君の質に期待しているんだよ。
ーーー「No.」を操り、その精神に支配されないものをね。」

コナミ「!」
シャイ「えっ、何でナンバーズの事を…!?」


瑠那「…それに関しては私から話させてもらうわ。
そもそも私と議員には何の関係もなかったの。

ーーー議員の町でナンバーズのカードが発見されるまでは」


レッド(!ナンバーズがか…)
268 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:33:05.83 ID:UqmDex8H0
瑠那「そもそもは議員がいる街では度々ナンバーズらしき反応が確認されてたの。
それで私も何度かその街に訪れてナンバーズを捜索していたのよ。」

瑠那「ところが中々ナンバーズ自体は発見できず…
その頃は大規模なデュエルマフィアもいて治安も良いとは言えませんでしたわね、議員」

パーカー「恥ずかしながら瑠那の言う通りだ。その頃はマフィアの戦力も大きく治安の安定も難しかった…
しかしそんなところに瑠那が来てくれたのだよ。」

瑠那「私の捜索の結果マフィアグループのトップがナンバーズを所持していたことが明らかになったのよ。
そのデータを持ってダメもとで議員に掛け合ってみたの。信じてもらえるとは思ってなかったけどね」フフッ

パーカー「私としても彼らには困っていたからね。だからこそ、その道のスペシャリストである彼女に来てもらった事はこの上なく有難かった。
私は彼女と協力し何とかマフィア組織の解体に成功…ナンバーズの回収にも成功した、というわけさ。」
269 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:34:27.60 ID:UqmDex8H0
コナミ「ほへー…」

パーカー「瑠那曰くナンバーズは人間の精神にも影響を与えるという。そんなものを放置しておくわけにはいかないだろう?
それに世話になった瑠那に恩返しするためにも私はこのハートランドにはびこる悪を取り除こうと考えたのだよ。」

瑠那「そんな世話だなんて…むしろ有難いのはこっちですわ。
後ろ盾無しであのフェイカーとやりあうのには不安がありましたから…」

パーカー「私にできることならば何でも協力しよう!
私が望むことは子供たちの笑顔や…君の笑顔でもあるからね!」

瑠那「まあ、議員ったら」フフッ


グリーン(なんかいい雰囲気っすね)

シャイ(実にお似合いだと思います!いいと思います!いいと)


コナミ「ん〜事情は分かったんだけどさー、でもそれなら別に俺がいなくても何とかなるもんじゃない?
そん時も瑠那さんだけでも解決できたんだろ?」
270 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:35:48.76 ID:UqmDex8H0
瑠那「それが今回はそういうわけには行かなくなったのよ。
ーーーフェイカーは近々この町に大量のナンバーズを集めるつもりなの。
そしてその期間はーーー恐らくはひと月以内」

シャイ「ひっ、ひと月って…それじゃあ全然余裕ないじゃないですかっ!?
え、でもなんで…」


瑠那「恐らくは…このイベントが原因でしょうね。
そしてコナミ!あなたにはこの「イベント」に参加してナンバーズを集めてもらう!
それが私たちの依頼よ!」


バッ



コナミ「…」

コナミ「…WDC…」


コナミ「      「ワールド・デュエル・カーニバル」…!?     」
271 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:36:49.32 ID:UqmDex8H0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ぽかぽか食堂

店主「…というわけでWDCってイベントがやるみたいなんですよぉ!
だからそうすれば人も増えてうちも儲かるかなって…えへへ…」

アリト「デュエルのお祭りってマジかよ!?サイコーじゃん!
おいギラグ!俺達もやろーぜ!祭りだろ!?」


ギラグ「フンッ!そもそもアリト!我々には崇高な義務がある!
それをほっぽいて祭りなどと抜かすな!大体お前はだな…」

店主「あ、そういえばそのWDCの特番が今日やってるんみたいですよ!
もしよかったら見ませんか?」

アリト「おう!見たい!見せてくれっ!いやーそんなおんもしんれえ物があったなんてな!
バリアンの血が疼くぜぇ…!」

ギラグ「大体虫けらどもの祭りが面白いわけがないわい…
せめてめんこいおなごでもいるならまあ見てやらんことも…」ピッ


『ハイハイみなさ〜ん!』

アリト「ん?」

店主「お、始まった」
272 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:37:49.44 ID:UqmDex8H0
さなぎ『みんな〜お久しぶりだね〜!さなぎのデュエル速報の時間だよ〜!』

さなぎ『その前に…このコーナー暫くお休みしてて本当にごめんなさい!
さなぎ最近体調が悪かったからお家でゆっくりお休みしてたの…ファンのみんなには心配、かけちゃったかなぁ?』

さなぎ『でも今日からはさなぎも元気一杯になったんだよ!
…それにこれからはさなぎも寝てなんていられませんっ!なんてったってこれから「WDC」が始まるんだもん!
それ聞いたらさなぎも思わず元気になっちゃいました!えへへ…』


さなぎ『じゃあここでWDCについておさらいしておくよ!
「WDC」は「ワールド・デュエル・カーニバル」の略称で1vs1のデュエリストの真剣勝負なんだ!』

さなぎ『そーしーて!参加者のみんなはこの「ハートピース」を持ってデュエルしてもらいます!
よく見るとハート形の器で綺麗だね?この容器は参加証としても必要だから捨てないように気を付けてね!』


アリト「あ、さっき拾った奴じゃん」ゴソゴソ
店主「え、ってことは参加者だったんですか!?」
ギラグ「…」
273 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:39:03.54 ID:UqmDex8H0
さなぎ『このハートピースには色々な形があるんだけど…5つピッタリ当てはまる型があるんだよ!
それをこの容器にはめ込むと…エイッ!』

『『『おお〜!』』』

さなぎ『こんな風にハートが出来ちゃいます!このハートが出来たら予選通過!
そしてその予選を通過したデュエリストたちで…最強のデュエリストを選ぶ本選の開幕!
そしてその優勝者には…!Mrハートランドさんから「何でも願いを叶えてもらう」権利を贈呈されまーす!』


『『『『『うおおおおおっー!!!!!!』』』』』


店主「願いが何でも叶う…ですかぁ…
もし私ならお店をもっと繁盛させて…なんて…ん?ギラグさん?」
ギラグ「…」

さなぎ『予選の期間は3日間!その間に色んなデュエリストと戦っていっーぱいハートピースを集めてね!
そ・れ・に!私も1参加者として参加する所存であります!大会中にデュエルライブも開催するつもりだからぜひ来てね!」

さなぎ『それじゃあ最後に〜…みんな思いっきりこの「お祭り」を楽しもー!
以上!さなぎのデュエル速報でした〜!』


『…次のニュースです。ここ最近デュエリストが何者かに頻繁に襲われる事件が多発しています。
Mrハートランドはこれに対しオボットの数を増やすことで対策を…』
274 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:40:06.43 ID:UqmDex8H0
アリト「うおーっ!兎に角デュエルのお祭りなんだよな!?
くーっ!今から燃えてきたー!おっちゃん!かつ丼もう一丁!」

店主「毎度!…にしても凄い盛り上がりですよねぇ…ギラグさんも参加…され…」

アリト「ん?ギラグどした?箸が止まってんなら俺が喰って…」


ギラグ「…こい。」

アリト「あ?」



ギラグ「…めんこい…」
275 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:40:55.26 ID:UqmDex8H0
ーーーーーーーーーーーーーー
瑠那「…というわけで貴方にはこの大会に参加してほしいの。
この大会はこのハートランド以外からもあつまった有力なデュエリストもきっと集まる…
恐らくはその参加者の中に存在するナンバーズを集めることがフェイカーの狙い…」

パーカー「勿論、これはとても危険な任務だ。君にもリスクは伴うが是非やってほしいと思っている。
報酬に関しては弾むつもりなんだが…」


シャイ「…それって、要はデュエルの大会ですよね?」
ブルー(…ということは…)
グリーン(つまり…)

レッド(…司令官が断るわけない、か)



コナミ「−−−−1つだけ、お願いがあるんすけど…」


パーカー「…む?」
276 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:43:12.47 ID:UqmDex8H0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
遊馬家

パンパン

遊馬「ふー食った食った!…にしても…おっせーな、コナミの奴」

遊馬(…まさか、また何かあったのか?もしかしてまたカイトの奴にやられたりして…?)

遊馬「…アストラルも鍵ん中籠っちまったまんまだし…1人か…」

遊馬「…父ちゃん」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『かっとビングだ、遊馬』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

遊馬「…そう、だよな!コナミがそんな簡単に負けるわけなさそうだよな!
コナミはああ見えてデュエルだけは上手いんだしな!」

『誰がデュエルだけだって〜?』

遊馬「おわっ!?…な、何だDゲイザーか…
ってその声コナミ!?お前どこ行ってたんだよ!心配したぜ?」


コナミ「あー…悪い悪い、それでさ、いきなりで悪いんだが…」

ひゅん

コナミ「ちょっと出て来れるか?」
277 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:44:53.78 ID:UqmDex8H0
数分後

コナミ「おー悪いな遊馬、わざわざ呼び出して」

遊馬「うー…いや別にいいけどよー…てか飯ならもう喰っちまったぜ?
コナミの分は別で何か買ってもらうしかねーけど…」

コナミ「いや、ちょっとお前に相談があってな。
…ちょっと人にバレるとめんどくさいんだよ、特にその…明里さんとかには」
遊馬「?」


パーカー「おやおや、これが君が話してほしいと頼んだ「ナンバーズハンター」の子かい?
…随分と若いね…もっと大人の男性を想像していたよ。」

遊馬「えっ…今ナンバーズって言ったのか!?
おいコナミ、これどういう事だ!?説明してくれよ!」


コナミ「んー、一応この人が俺がお前に相談したいこと。
内容に関しては…この人から直接聞いてもらってもいいか?」
278 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:47:14.75 ID:UqmDex8H0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数分後…

遊馬「えーっと、つまりこのハートランドには滅茶苦茶悪いやつがいてそれがカイトの父ちゃん。
それでそのフェイカー、っていうのを倒すためにおじさん達がナンバーズを集めてる、ってことだよな?」

コナミ「まあ、大まかにはそんな感じだな。そんで俺にそのナンバーズを集めてほしいってお願いしてきたんだよ。
まあ俺としては受けない理由もないし、ナンバーズを管理しておくことは重要だとは思ってるんだが…」


コナミ「…一応挨拶にと、思ってな。まあでも取り合えず「遊馬」には話を通せたからよかったぜ。
遊馬も「家の人」に俺が「カード集め」の旅に出たって言っといてくれ、俺そっから出ていくつもりだし
ただ「明里さん」にはいい感じで話しといてくれよ?」


遊馬「?でも姉ちゃんにはーーーーー(!)
ーーーーー分かった!姉ちゃんにはいい感じで伝えておくぜ!あとばーちゃんにもな!
いやーにしても何か寂しくなるな…コナミが出て行っちまうってのは…」


パーカー「…む、すまないがもう時間だ。申し訳ないね、本当は遊馬君とももっと話しておきたかったんだが…」

遊馬「気にすんなって!おじさんがナンバーズを集めてる理由は分かったし…カイトの事も少しは分かった。
…でもそんなの間違ってる!大人が子供に悪事をさせるなんて絶対だめだ!…少なくとも俺の父ちゃんならそういうはずだ」

パーカー「…君のお父さんは実に立派な人なんだろうね。私も見習わなくてはならないな。
君のような子供たちにナンバーズの力を悪用させるわけには行かない…そのためにもナンバーズを共に集めよう、遊馬君。」


遊馬「…おう!任せとけっておじさん!なーに俺とコナミならアッと言う間に集めちまうからよ!」

パーカー「…にしてもおじさんかぁ…私ももうそんな年なのかな!?コナミ君!?」


「「「ハハハハハ…!」」」
279 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:48:21.90 ID:UqmDex8H0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

パーカー「それでは後の事はよろしく頼むよ。詳しいことはMs.瑠那から聞いてくれたまえ。
…私のためではなく皆のために、ナンバーズを1枚でも多く集めてくれ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

コナミ「…」

レッド(…どうだったかね、司令官)


コナミ「…少なくともアストラルには伝言が伝わるようにはしたつもりだけどな。
…まあアストラルがいなくて残念半分、ほっとした気持ち半分、ってところか」
ブルー(あの議員を疑っている…ということですね?)

コナミ「保険だよ、ほーけーん。取り合えずナンバーズに関しては俺が集めて持っておけばいいだろ。
いざとなれば俺がアストラルに返せばいいんだし、暴走するナンバーズ放置しておく訳には行かないし。
何やら報酬も用意してもらえるみたいだしな」ハハ…


グリーン(…本当にそれだけの理由っすか?司令官?)

コナミ「…あちゃー…やっぱりバレてる?」

レッド(君は意外と顔に出るタイプだからな、それに…
「そこまでお人よし」でもないと我々は考えているのだが、大方カイトの件だろう?)
280 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:50:01.89 ID:UqmDex8H0
コナミ「…ん、正解。俺がナンバーズを多く持ってればあいつから来てくれると思うからな。
…預けたもんも返して貰わなきゃならないし、何より…」

コナミ「単純に俺がアイツにリベンジしたいってのが本音かな。」


レッド(…実に君らしい、と言えば君らしい解釈だな…
だがやっていること自体には私も賛成だ。あのナンバーズを放置しておくことは許容できない。
ーーーーこれでも我々は宇宙の治安を守っている「正義の味方」だからね。)


コナミ「あでも!今の話シャイには言うなよ!?ほらシャイって結構心配性だからな。
絶対反対するだろうし…反対されたらめんどくさいし…」

レッド(−−−−−)
グリーン(−−−−−)

ブルー(−−−−−フフッ、まさか司令官がそんなこと考えてるなんて…意外ですね…フフフッ…)

グリーン(クッ…!司令官が…シャイさんに配慮を…!クッ…クククッ…!)

レッド(ど、どうして笑う必要があるんだ!司令官といえど人の子!
まともにシャイニート嬢に配慮することはおかしくない事だろう!)


コナミ「…お前らから俺どう見えてんだよ…ったく…
あー!今日は一日色んな事ありすぎて疲れた!!!あの屋敷帰って飯だ飯!」



コナミ「いっぱい食って、WDC優勝狙うぞー!
待ってろナンバーズ!待ってろデュエル・カーニバルー!!!!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
281 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:51:11.13 ID:UqmDex8H0
1部 エピローグ

遊馬家

明里「ただいまー…ふう、飲んだ飲んだ…あいつら飲ませすぎなのよ!
人の事酔いつぶさせる気かっての…ん?おばあちゃん?まだ起きてたの?
てか何、このおにぎり…」

春「明里ちゃん!おかえりなさい、もしよければ明里ちゃんも食べるかい?この「デュエル飯」」

明里「い、いらないわよ…にしても何でこんなに多く作ったのよ…これ誰の?」

春「これは遊馬ちゃんと六十郎おじいちゃんの分、あの子また六十郎おじいちゃんの所行くんだってね。
昔の六十郎おじいちゃんは遊馬ちゃんに似てたけど何かと波長が合うのかねえ…」ほほほ

明里「フーン…」
282 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:52:34.72 ID:UqmDex8H0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ガガガマジシャン」
「ゴゴゴゴーレム」
「ズババナイト」

遊馬「…」

遊馬「…よし、取り合えず出来た!これで後はじいちゃんに稽古をつけてもらうだけだ…!」

遊馬「…」チラッ


皇の鍵「」キランッ


遊馬「…コナミもナンバーズを集めるためにきっと今以上に強くなってる、それに多分シャークとかカイトも…」

遊馬「…負けてらんないよな!俺はデュエルチャンピオンになる男なんだ!そのために全員に勝たなくちゃいけねえ!」

遊馬「ぜってえ今以上に強くなって見せる!かっとビングだ俺!」
283 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:53:50.22 ID:UqmDex8H0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皇の鍵 内部

「No.39」
「No.17」
「No.34」
……

アストラル「…」

アストラル(…この皇の鍵、やはり何か秘密がある…)

アストラル(それはなんだ?いったいどのような秘密なのだ?)

アストラル(そして私の記憶のピースであるナンバーズ…それを狙う者たち…)


アストラル「…駄目だな、まるで材料が足りていない。
やはり考えを纏めるのは難しいか…これから更に観察対象を拡大させる必要があるようだな。」
284 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:54:54.76 ID:UqmDex8H0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハートランドタワー

ハートランド「Amazing!カイト!君はやはり天才だ!これだけの短時間でこれほどのナンバーズを集めてくれるとは!」

カイト「…どうでもいい、伝えたいのはそれだけか?ならば再びナンバーズハントに戻る。
行くぞ、オービタル」

オービタル「は、はっ、し、しかしカイト様、一度メディカルルームに戻って検査を…」

カイト「必要ない、さっさと行くぞオービタル。ぐずぐずするな。」
オービタル「か、かしこまり!」


ハートランド「まあ待ちたまえカイト、君も相当に疲弊しているはずだ。君には恐らく…
共にナンバーズを集める仲間が必要だと私は考えているよ!そのためにも君に用意したものが…」

カイト「−−−−一言、忠告しておく。」


スッ
カイト「余計な真似はするな、お前が何をしようが勝手だが…
ナンバーズは俺が全て集める、邪魔をするな。」

ハートランド「…ほう、それではどんどんナンバーズを集めてくれたまえ!
君がナンバーズを集めれば集めるほどハルト君は助かるのだから!」

カイト「…」バッ!
285 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:56:10.20 ID:UqmDex8H0
ハートランド「…カイト、君は確かに優秀だ。才能もある。君がナンバーズを集めるのが適任だ。
だがしかし…」

ハートランド「君にだけ任せるのはいささか不安なのだよ。
君が好きにやるのなら私も好きにやらせてもらうとしよう!」

ハートランド「さあ、出番だよ!「私のナンバーズハンター達!」」


???「…」ギョロッ

???「…」バチバチバチ…

???「…」クテンッ…
286 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:57:52.74 ID:UqmDex8H0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

シャーク「…デュエル・カーニバル、か…」

シャーク(一度デュエルの表舞台から去った俺だ。もうこんな大会に興味はねえ。
少し前の俺なら大会の荒らしくらいやってたかも知れねえが…)

シャーク「どうもそんな気分になれねえな…ふっ、俺も焼きが回ったか…」


???「おやおや、全く面白くない」


ヒュンッ!
シャーク「!?
パシッ!

???「今のあなたは牙の抜かれた鮫のよう…全く持って面白くない…
…そう、面白くないよなぁ?凌牙?」

シャーク「てめえその声…まさか!?」

???「そんなつまらないお前に対して俺からのファンサービスだ。
有難く受け取れよぉ?凌牙ぁ?」

シャーク「…何の意図があるのかは知らねえが、今の俺はお前の挑発に乗るようなテンションじゃない
これを持ってとっととーーーーー」


???「君の妹さん、確か今も入院されたままでしたか」

シャーク「−−−」ピタッ

???「その件に関しては実に残念ですよ…君の妹さんは不慮の事故で意識不明の重体。
そんな事故を経て君は随分と気に病んだでしょう、実に美しき兄妹愛だ。」

シャーク「何が言いたい…?」
287 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:59:02.97 ID:UqmDex8H0
???「だがしかし、そもそも、彼女の事故が偶然でなかったとしたら…?」

シャーク「!」

???「彼女の事故が誰かに仕組まれたものだとしたら…どう思いますかぁ?」


シャーク「てっ、てめぇ!」


???「暴力はいけません。」

シャーク「……!」


???「フッ……フハハハハハハハハ!ですが笑えますねぇ!
あの一件で貴方はデュエルの表舞台から追放!一方私は今では極東エリアのデュエルチャンピオン!
随分と差がつきましたぁ、悔しいでしょうねぇ!」

シャーク「てめえ……!!!!!!」

???「悔しいか!?悔しいだろう!?
ならば俺を倒してみろ!このデュエルカーニバルでな!!」

???「お前を潰すのは最後だ。完膚なきまでにお前を叩きのめし力の差って奴を見せつけてやる。
その時俺のファンサービスをとくと味わわせてやるよ…!」

シャーク「ぐっ…!!!!!!」


???「じゃあな、凌牙。てめえが勝ち上がるのを期待してるぜ?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
288 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 16:59:46.44 ID:UqmDex8H0
シャーク「璃緒…!お前の仇は俺が…!」

シャーク「俺が必ず取って見せる…!」
289 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 17:01:23.68 ID:UqmDex8H0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
旧廃屋

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

瑠那『…それじゃあ暫くはこの屋敷を拠点に活動して頂戴。
この屋敷の部屋は自由に使ってもらって構わないわ』

瑠那『基本的にナンバーズ回収に関しては私も同行するわ。
それと…私もここに住むつもりだから、何かあったらすぐに言って頂戴ね?』

瑠那『…一緒にナンバーズを集めてフェイカーを必ず倒しましょう。
そのためなら私、何だって協力するわ。」ギュッ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

シャイ(…)スカッ

シャイ(´;ω;`)ブワッ

コナミ「ん?どしたシャイ?」
シャイ「イ、イエ!マリモ!」

コナミ「?」


シャイ「そ、そんなことより!何か懐かしいですねここ!初めてコナミさん達と会ったのってこの屋敷でしたよね!」

コナミ「んー、そうだったなー。あんときはこの屋敷ももっとさびれて古ぼけた感じだったのが随分きれいになって…」

グリーン(ある意味一周回って振り出しに戻ったかんじっすよねー。)


シャイ「…その、私コナミさん達に前から言いたいことがあったんです。」

レッド(ほう…どんなことだね?シャイニート嬢)
290 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 17:02:17.90 ID:UqmDex8H0
シャイ「その…私を…」
グリーン(なんすか?)

シャイ「私を、その、その…」
ブルー(何でしょうか?シャイニートさん?)

シャイ「えーと、私の事を、そのここから…その…」
コナミ「?」


シャイ「…///」


「「「「…………」」」」




シャイ「…あの、皆さん…」


シャイ「…乾パン、食べません?」


シャイ「…/////」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
291 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 17:03:41.52 ID:UqmDex8H0
ーーーーーーーーーーーーーーー
深夜

コナミ「…」zzz…

レッド(…)zzz…
グリーン(…)zzz…
ブルー(…)zzz…

シャイ「…」zzz…

シャイ「…」zzz…

シャイ「…」z…?


シャイ「…」ガバッ


シャイ「…」コツコツコツ

ーーーーーーーーーーーーーーーー
292 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 17:04:42.41 ID:UqmDex8H0
屋敷 屋根裏部屋

シャイ?「…」バッ


シャイ?「…」チュイーン…


シャイ?「…」ジジジジジ…


シャイ?「…」カンッ…カンッ…


シャイ?「…」ジーッ…


シャイ?「!」チンッ


シャイ?「…」クルクル…



シャイ?「…よし」


シャイ?「計画の第一工程完了…進歩率はさしずめ…」



シャイ?「999%、って感じかな?…なんてね?」フフッ
293 : ◆EDAxE0.IbA [saga]:2019/12/22(日) 17:05:56.52 ID:UqmDex8H0
…はい。と言う訳で!取り敢えずWDC前まではここで一旦終了!
次からはWDC編となります!

いやー早いもので1年ですね…去年の自分は何故こんな見切り発車をしてしまったのか、と思うばかりです。そのくせクオリティも低いしね…
何にせよここまで見ていただいた読者の方には感謝しかありません。ここまでお付き合い頂き、本当にありがとうございます。

そしてその…自分が言うのも何なんですがこれからが面白くなると思うんですよね!多分!そう!きっと!

ですので皆さんもこれからも長い目で、こんな作品を読んで頂ければ作者冥利につきます。これからも是非お付き合いを…
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 00:11:53.64 ID:nk7xRXru0
おつ
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 20:22:00.94 ID:Axlkr0NpO
            _-‐─------- 、
          ⌒/  ─        ヽ
       //  r  ─  \     \
      /     .r     \   \  ヽ
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   /  / / (ヾ ⌒ヽ.   .          ヽ
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  |  |   ノ_| | \::::::|ノ.|ノ|ノ|ノ|ノ-‐─|ノ|    .|
  .|   ノ| / ::|ノ::: \ 、  /    :::::::| \ |
   |   ノ:|ノ=====ヽ  ::"======::::|r‐ 、. |
   .| rへ||::`ヽ ○ ノ;|  ! ○   ノ :::||Fヽl |
   | |に ||:::::::`〜<ヾ|   `--〜´   ::::||レ./|
   .| .ヽ_||::::::ι  ::::   υ   ∪ :::|| ノ |     決壊
    .| | .|:::::::::   ヽつ        :::| |  |
    | .| |:::ノ⌒⌒〜――〜⌒⌒\  ::| | ||
    .|   |::[ ̄⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⌒ ̄] ::| | ||
     | |. ヽ[________ノ /|  | |
    .| | | .\:〜─〜┴〜─〜′ ./  | |
     | |  | | .ヽ   ≡≡≡    / | |  | |
      |ノ/|    \::::: ≡    /| |  |\ .|
  -‐'''"~:::::::|ノ| |ノ  "'''‐--‐'''"   |ノ| | |::::::~"'''‐-
  :::::::::::::::::::::::::|ノ|  ヽ       ./ ||ノ|ノ::::::::::::::::::::
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296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/25(水) 14:37:14.21 ID:OQHJov8VO
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/29(木) 19:59:03.25 ID:xdkl4fOqO
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