サトシ「未来コネクション?」

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11 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/15(木) 20:05:21.92 ID:5rTA0meS0
カーンカンカカカン

ポケモンスクール

ワイワイ

サトシ「んでさ!その時ピカチュウの10まんボルトがバリバリドッカーン!ってカッコよく炸裂してー」

ピカチュウ「ピカー!」

カキ「落ち着けサトシ。何を言ってるのかよくわかんないぞ」


「うんしょ、うんしょ」ノソノソ


ロトム図鑑「んん?」ピクッ

ロトム図鑑「サトシー!カキー!」ヒュー

カキ「なんだなんだ?」

サトシ「どうしたんだよロトム!」

ピカチュウ「ピカー?」


リーリエ「うぅ…博士に頼まれた資料…重いです…」ノソノソ

シロン「コーン…」ズルズル


ロトム図鑑「どうやらリーリエが何か困っている様子ロトー!」
12 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/15(木) 20:25:38.77 ID:5rTA0meS0
サトシ「おーい!リーリエー!シローン!」タッタッタ

ピカチュウ「ピカー!」タッタッタ

リーリエ「! サトシ、カキ、ピカチュウ…」

シロン「コーン」

カキ「リーリエ、その山積みにされた紙の山…どうしたんだ?」チラッ

資料の山「」ドサッ

リーリエ「はい…実は私、先ほど用事があって職員室に行ったのですが…」

リーリエ「その時に博士についでにこれを資料室まで持っていってくれと頼まれまして…どうやら何かの大切な資料らしいのですが…」

カキ「なるほどな」

サトシ「大切な資料?なんだろ?」

ピカチュウ「ピカ?」

ロトム図鑑「それにしてもリーリエ、こんな量の資料をシロンと二人だけで資料室まで運べるロト?」

リーリエ「だ、大丈夫です!ここまでだって何とか運んできたんです!もう一息です!がんばリーリエ!ね?シロン!」ゼーゼー

シロン「コーン!」ゼーゼー

ロトム図鑑「リーリエもシロンも資料室に着くまでにひんし状態になりそうロト」

ピカチュウ「ピカァ」

カキ「……たくっ、しょうがないな」スッ

サトシ「リーリエ!その資料の山、資料室まで運ぶの俺たちに任せてよ!」

リーリエ「え?で、でも……」

サトシ「いーからいーから!」スッ

カキ「遠慮するなリーリエ。困ったら助け合う!それが友達だ」スッ

リーリエ「サトシ…カキ……」

シロン「コーン……」

サトシ「おっ、思ったより重いな?」ドサッ

カキ「なんだサトシ?この程度の重さ、俺には何も感じないぜ?」

サトシ「なんだとぉ〜?なんなら資料室までどっちが速く着くか競争するか?カキ!」

カキ「望むところだ!」

リーリエ「あ、あの…大切な資料…」オロオロ

サトシ「よーい!」グッ

カキ「ドンッ!」グッ

ダダダダダ

リーリエ「い、行ってしまいました…」

ロトム図鑑「資料が無事に資料室まで届けばいいロト……」

シロン「コン……」
13 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/15(木) 21:01:14.23 ID:5rTA0meS0
資料室

サトシ「ハァハァ……や、やった!俺の方がすこ〜し早く着いた!俺の勝ちだぜカキ!」ゼーゼー

カキ「ま、待てサトシ!俺の方が紙の量がすこ〜し多い。そのハンデを考慮したら俺の勝ちだ!」

サトシ「カキ〜?負け惜しみはやめろよ〜?」ニヤニヤ

カキ「な、なんだと!?」カチン

ピカチュウ「ピカピカ」ヤレヤレ

「サトシー!カキー!」

サトシ、カキ「!」

リーリエ「や、やっと追いつきました…二人とも速すぎです」ゼーゼー

シロン「コーン…」ゼーゼー

ロトム図鑑「リーリエー!資料はちゃんと無事に届いてるロトー!」

リーリエ「よ、良かったです」ホッ

サトシ「ちゃんと無事にって……」

カキ「俺たち…そんなに信用ないのか!?」ガーン

リーリエ「あ……そ、その…そういう訳ではなくて…」アセアセ

シロン「コン」

リーリエ「……えっと、論理的結論からいいますと、まずは二人に言うべきことがありますね?」コホン

サトシ、カキ「?」

リーリエ「サトシ、カキ!私が困っているところを助けて頂き、ありがとうございました!」ペコッ

シロン「コン!」ペコッ

サトシ、カキ「!」

リーリエ「先ほどはああは言ったものの……実はあの資料の山を私とシロンだけで運ぶのは大変で……お二人に運んで頂き、とても助かりました!」ニコッ

サトシ「何言ってんだよリーリエ!さっきカキも言ってたろ?友達なんだし助け合うのは当然だよ!」

ピカチュウ「ピカ!」

リーリエ「で、では!今度サトシやカキが何か困った時には私も必ず二人の力になります!サトシもカキも私にとって大切な友人ですから!」フンス

カキ「ああ、その時は頼むぜリーリエ」ニッ

リーリエ「それにしても、やっぱりサトシとカキは頼りになりますね?」ニコッ

サトシ、カキ「え?」

リーリエ「二人のどんなこともゼンリョクー!ってパワフルなところ、すっごくカッコいいと思います!」ニコッ

シロン「コーン!」

サトシ「か、カッコいいだなんてそんな////」テレッ

カキ「ま、まぁ…困ってる女子を助けるのは男として当然で〜///」テレッ

リーリエ「ふふっ」ニコッ

ロトム図鑑「サトシとカキ、デレデレロト」
14 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/15(木) 21:02:53.93 ID:5rTA0meS0
カキ「な、何言ってんだロトム!!」

サトシ「そ、そんなんじゃな………………」

サトシ「……………」

サトシ「……………あ〜〜〜〜っ!!!」ハッ

カキ、リーリエ、ピカチュウ、ロトム「」ビクッ

サトシ「ちょ、ちょっと来てくれロトム!」グイッ

ロトム図鑑「わわっ!サトシ!何をするロトー!?」

ピカチュウ「ピカァ!?」ビクッ

ダダダダダ

リーリエ「? サトシ…あんなに慌ててどうしたんでしょうか?まさか何か急ぎの用事が……」

カキ「さぁな?」

シロン「コーン?」
15 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/15(木) 21:38:57.44 ID:5rTA0meS0
校舎裏

ロトム図鑑「サトシー!いきなりこんなところにつれてきてどうしたロトー?」

ピカチュウ「ピカー?」

サトシ「ロトム!あれ、使ってくれ!」ズイッ

ロトム図鑑「あれ?」

サトシ「あれだよあれ!機能使った未来が覗き見出来る機能!未来コレクターだよ!」

ロトム図鑑「あぁー、未来コネクションのことロト?」ポンッ

サトシ「そう!それ!頼むよ」

ロトム図鑑「わかったロト。でもサトシ、何で急に?朝まであれほど使ったことを後悔して…」

サトシ「い、いいから頼むよ!」

ピカチュウ「ピカ?」

ロトム図鑑「ま、まぁ……サトシが言うなら……」ビビビ

サトシ「……………」

サトシ(昨日……ロトムが言ってたんだ…未来は俺がこの先する些細な行動ですぐにへんげんじざいだって……)

サトシ(まさか……)タラッ

ロトム図鑑「……では、サトシの未来にコネクションするロトー!!」ポチッ

ジジ…

サトシ「」ゴクリ
16 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/15(木) 21:45:11.79 ID:5rTA0meS0
訂正
サトシ「あれだよあれ!機能使った未来が覗き見出来る機能!未来コレクターだよ!」

サトシ「あれだよあれ!昨日使った未来が覗き見出来る機能!未来コレクターだよ!」
17 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/15(木) 22:45:06.65 ID:5rTA0meS0
ザワザワ

未来サトシ『結構いっぱい買い物したなー』ユッサユッサ

未来ピカチュウ『ピカー!』

未来スイレン『うん!今日はサトシが大会に優勝したお祝いでご馳走!期待してて』ニコッ

未来サトシ『マジ!?やったー!』


ロトム図鑑「どうやら未来のサトシとスイレンは大会が終わって晩ご飯の買い物をしてるとこみたいロト」

サトシ「ピカチュウ!聞いたか?俺大会で優勝したんだって!」ワクワク

ピカチュウ「ピカー!」

ロトム図鑑「サトシー!前も言った通り、これは"可能性の未来"ロト!怠ければすぐに未来は変わって……」

サトシ「わ、わかってるって!」ハハハ

サトシ(にしても……)チラッ


未来スイレン『ねぇサトシ』

未来サトシ『ん?』ユッサユッサ

未来スイレン『私も半分持とうか?荷物』

未来サトシ『いーっていーって』ユッサユッサ

未来スイレン『でもサトシ、今日は大会で疲れて……』

未来サトシ『気にすんなよスイレン!俺が好きで持ってんだし。それよりも……スイレンの作るご馳走楽しみだなー!ピカチュウ?』

未来ピカチュウ『ピカァ♪』

未来スイレン『サトシ……』

未来サトシ『あっ、スイレン!そこ段差あるから気をつけて歩いて』ユッサユッサ

未来スイレン『ふふっ、パパ…過保護でちゅね〜?』サスサス

未来サトシ『そ、そんなんじゃないって!////』カァー

未来ピカチュウ『ピカピカ』ニコニコ
18 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/15(木) 22:53:31.56 ID:5rTA0meS0
ロトム図鑑「ここまでっと」ブチッ

サトシ「……………」

ロトム図鑑「サトシー?満足したロトー?」

サトシ「う、うん…ありがとうロトム(良かった…未来変わってない)」ホッ

サトシ(………ん?良かった………?俺…何でホッとしてるんだ…?)

ロトム図鑑「サトシ。昨日とは違って嬉しそうな顔してるロト」

ピカチュウ「ピカー!」

サトシ「いっ!?」ビクッ

サトシ「あ……いや、その……バトル大会に優勝できたみたいだし、そりゃ嬉しいに決まってるよ」ハハハ

ロトム図鑑「それは良かったロト!なら、この未来を現実にする為にも、これからも努力をー………」

サトシ「………………」

ピカチュウ「チュウ……」
19 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/15(木) 23:04:11.72 ID:5rTA0meS0
教室

サトシ「」ボケー

ピカチュウ「ピカー」

マーマネ「サトシ!」ポンッ

サトシ「な、なに!?マーマネ」ビクッ

マーマネ「? なにボーッとしてるの?」

サトシ「え?い、いや……ちょっと考えごと!」

マーマネ「考えごと?なんだかサトシらしくないね?」フフッ

トゲデマル「マキュキュ」

サトシ「らしくないって…俺だって悩みの一つや二つ……」

「あーっ!丁度いいところに!」

サトシ、マーマネ「!」

マオ「サトシー!マーマネー!ちょっと付き合ってよ!」

アマージョ「ッジョ!」

サトシ「! マオ…」

ピカチュウ「ピカ」
20 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/15(木) 23:34:15.83 ID:5rTA0meS0
マーマネ「マオ!付き合ってほしいって、何に付き合えばいいのさ?」

マオ「うん、実はね?」ゴソゴソ

サトシ、マーマネ「?」

マオ「パンパカパーン!クッキー作ってきたんだ!」ジャーン

サトシ、マーマネ「おぉー!!」キラキラ

マオ「サトシとマーマネさえ良かったら、このクッキーの味見を……」

サトシ「マオ!これ食べていいの!?」キラキラ

ピカチュウ「ピカー!」

マオ「う、うん…」

マーマネ「やったー!いっただきまーす!」モグモグ

サトシ「あーっ!マーマネ!俺の分まで取るなよ!」グイッ

マーマネ「早い者勝ちだよサトシ!」バクバク

ロトム図鑑「サトシもマーマネも遠慮というものを知らないロトー」

トゲデマル「マキュキュ」

マオ「アハハ…まだまだあるからケンカしないでよ…」

アマージョ「ッジョ…」
21 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/16(金) 00:32:51.81 ID:xjor1OXf0
…………

サトシ「ふぅーっ!食った食った〜」ゲフッ

マオ「お粗末様!」ニコッ

マーマネ「僕はまだまだ行けるよ!」

マオ「……で、どうだった?私が作ったクッキー?」

サトシ「さいっこーにうまかったよ!」

マオ「本当!?」キラキラ

サトシ「うん本当本当!」

ピカチュウ「ピカァ!」

マーマネ「マオ!おかわりちょうだい!」

トゲデマル「マキュ…」

マオ「ありがとう!サトシ、マーマネ!」

サトシ「なーに言ってんだよマオ!こんなに美味しいクッキー食べさせて貰ったんだし、お礼を言うのはこっちの方だよ!」

マーマネ「そうだよマオ!僕はまだまだ食べられるよ!」

ロトム図鑑「サトシもマーマネもカビゴンみたいにバクバククッキー食べてたロト。これからお弁当の時間なのに大丈夫ロト?」

サトシ、マーマネ「別腹だから大丈夫!!」

マオ「アハハ」

アマージョ「ッジョ」クスクス
22 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/16(金) 00:44:41.25 ID:xjor1OXf0
マオ「でも…サトシもマーマネもほんっと美味しそうに食べてくれるよね?作った甲斐があるよ」

サトシ、マーマネ「え?」

マオ「……私たち料理人にとって最高のご褒美は……私たちが作った料理やお菓子を美味しいって言って食べてくれた人たちの笑顔なんだよ…」

アマージョ「ッジョォ」

マーマネ「笑顔がご褒美……」

サトシ「マオ……」

サトシ「………へへっ、将来マオの旦那さんになる人は幸せ者だな?」ニッ

マーマネ「うん!羨ましいよ!」

マオ「も、もぅー!何言ってるのよサトシ!マーマネ!////」テレッ

サトシ「だってさ!こんな美味いものを作れるマオがお嫁さんに……………ハッ!」

マーマネ「?」

マオ「……サトシ?」

サトシ「ろ、ロトム!!ちょっと来て!」グイッ

ロトム図鑑「ま、またロトー?」

ピカチュウ「ピカッ!」ダッ

ダダダダダ

マオ「ちょっとサトシー!……って…」

マーマネ「行っちゃった………」

マオ「……あんなに急いでどうしたんだろ?」

アマージョ「ッジョ?」

マーマネ「さぁ?なんだか今日はサトシの様子おかしいよねー……あっ、マオ。クッキーおかわり」サッ

トゲデマル「マキュキュ……」
23 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/16(金) 01:09:56.72 ID:xjor1OXf0
校舎裏

サトシ「ロトムー!!」ブンブン

ロトム図鑑「お、落ち着くロトサトシ!未来コネクションロト?」ケホッ

サトシ「そうそれ!頼むよ!」バッ

ピカチュウ「ピカッ!」

ロトム図鑑「まったくサトシは〜……では、今現在のサトシと未来のサトシを未来コネクションして……」ビビビ

サトシ「」ゴクリ

ロトム図鑑「未来コネクション、スタートロト!」ポチッ

ジジ……

『サトシー!』


サトシ「ん?この声は……」

ピカチュウ「ピカ…」
24 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/16(金) 01:23:08.35 ID:xjor1OXf0
未来カスミ『来てあげたわよー?』

未来タケシ『サトシ。今日のポケモンバトル大会優勝したんだってな?おめでとう』


サトシ「未来のタケシとカスミ!?」ガタッ

ピカチュウ「ピカ!?」


未来サトシ『ははっ、タケシ!カスミ!どうしたんだよ?』

未来タケシ『ああ、スイレンからサトシが今日の大会で優勝したから一緒にお祝いしてあげようって言われてな?』

未来カスミ『来てやったのよ!感謝しなさいよ?』

未来サトシ『マジ?でもそんな話聞いてな……』

未来スイレン『ごめん、カスミとタケシが来ることは、サトシにはナイショにしてたの』

未来サトシ『ナイショ?なんで?』

未来スイレン『ふっふっふ、ちょっとしたサプライズ!サトシがどんな顔するかと思って』テヘッ

未来サトシ『たくっ、そういうとこは子供の頃から変わってないな〜スイレン』

未来ピカチュウ『ピカ!』


サトシ「未来のスイレン……!俺の為に…」ウルウル

ロトム図鑑「サトシ………」

ピカチュウ「ピカ……」
25 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/16(金) 01:40:16.68 ID:xjor1OXf0
ロトム図鑑「……サトシー…これはあくまで可能性の未来であって、あまりハマりすぎるのは……」

サトシ「うるさいなー!今いいとこなんだよ!」

ロトム図鑑「…サトシ…」


未来スイレン『カスミ!タケシ!今日は来てくれてありがとう!』

未来サトシ『ゆっくりしてってよ!』

未来カスミ『じゃ、お言葉に甘えさせてもらうわよ?』

未来サトシ『タケシ!スイレンの料理は世界一なんだぜ!』

未来タケシ『世界一か……楽しみだな!』

未来スイレン『ちょ、ちょっとサトシ!私の料理なんて、タケシの料理に比べたら……』

未来ハナコ『そんなことないわ?スイレンちゃんのお料理、とっても美味しいわよ?』

未来スイレン『お義母さん…』

未来カスミ『あらら、ノロケちゃって……昔のお子ちゃまサトシからは考えられないわね〜』クスクス

未来タケシ『……ま、愛情は料理の最高のスパイスだって言うしな?サトシからしたら、スイレンの料理は世界一で間違いないさ』

未来ピカチュウ『ピカー!』

ワイワイ


サトシ「愛情………」ホワーン

「サトシ!」

ロトム図鑑「! ……さ、サトシ!!」ブチッ

サトシ「あーっ!ロトム!いいとこなのに何で消しちゃうんだよ!」ブー

ロトム図鑑「う、後ろ!!」

サトシ「……は?後ろ?」クルッ

サトシ「…………いっ!?」ビクッ

スイレン「もぅ!さっきからずっと呼んでるのに」プクー

ナギサ「イッブイ!」

サトシ「す、スイレン!?」ビクッ

ピカチュウ「アチャー………」
26 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/16(金) 22:03:29.07 ID:xjor1OXf0
スイレン「? なにその反応。怪しい…」ジトー

ナギサ「イッブイー」ジトー

サトシ「」ビクッ

スイレン「! サトシ、今ビクッてなった!やっぱり何か隠してる!」ビシッ

サトシ「か、隠してないよ!」

サトシ「うわっ…スイレン鋭すぎ…助けてくれよロトム〜」ヒソヒソ

ロトム図鑑「まったく。サトシはしょうがないロト。ボクにお任せロト」ヒソヒソ

サトシ「さっすがロトム!」ヒソヒソ

スイレン「サトシ…私が呼び掛けても気づかないくらい何かに集中してた。ロトムに向かってブツブツなんか言ってたし、きっとロトムを使って変な映像を…」

ロトム図鑑「じ、実はボクの中にあったカントーポケモンチャンピオンのバトルデータをサトシと一緒に見ていたロトー!」

スイレン「カントーポケモンバトルチャンピオンのバトルデータ?」

サトシ「そ、そうそう!そうなんだよ!(ナイスロトム!)」

ピカチュウ「ピカピカー!」

スイレン「なにそれ!?私もみたい!!」キラキラ

ナギサ「イッブイ!」キラキラ

サトシ「うぇっ!?」ビクッ

スイレン「……なにその反応?ダメなの?私も一緒に見たら」ジトー

サトシ「い、いや……」ダラダラ

スイレン「……私に見せられない…やっぱり怪しい映像……」ジーッ

サトシ(おい!どうすんだよロトム!)チラッ

ロトム図鑑「……そ、そういえばスイレンは何か用があってここに来たロトー?」アセアセ

スイレン「あっ、そうだ!忘れてた」ポンッ

サトシ(! 上手く話をそらした!ナイスロトム!)グッ

ロトム図鑑(困った時はボクにお任せロトサトシ!)グッ

スイレン「これ……渡そうと思ってずっと探してた。サトシのこと!」ゴソゴソ

サトシ「………俺に渡したいもの?」

スイレン「うん!はい、これ!」スッ

サトシ「! す、スイレン…これって……」ゴクリ

ピカチュウ「ピカァ…」

スイレン「お弁当!サトシの!」ニコッ

ナギサ「イッブイ!」ニコニコ
27 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/16(金) 22:36:06.90 ID:xjor1OXf0
サトシ「べ、弁当……?スイレンが俺に…」プルプル

ロトム図鑑「サトシ!これはスイレンの手作り弁当に間違いないロト!」ヒソヒソ

サトシ「て、手作り弁当!?」

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン「さっき職員室に行ったら博士からサトシが朝お弁当持ってくの忘れたから渡してくれって頼まれたの。サトシ、おっちょこちょ……」

サトシ「スイレン…これを俺に渡すためにわざわざ…」ジーン →聞いてない

スイレン「! ……教室に行ったら、サトシがいきなり教室から飛び出してったってマオちゃんが言ってた!お陰で散々探し回った、サトシのこと!」プンスカ

サトシ「うっ……ご、ごめん…(そんなにまでして手作り弁当を俺に…)」

スイレン「しょうがない。許してあげよう」クスッ

ナギサ「イッブイ!」

サトシ「スイレン……」ジーン

ロトム図鑑「スイレン……まるで聖母のような優しさロト…」

サトシ「ああ…」ジーン

スイレン「聖母!?」

ピカチュウ「チャア…」

サトシ「へへっ、ねぇスイレン!お弁当食べていい?」

スイレン「? サトシのお弁当だしいいと思う。わざわざ私に聞かなくても……」

サトシ「へへへ!やったー!」パカッ

スイレン(サトシ……お腹すいてたのかな?大喜びするほど…)ウーン

ロトム図鑑「サトシー!お弁当は教室に戻ってから食べた方が……」

スイレン「えっと」ゴソゴソ

サトシ、ピカチュウ、ロトム「!」

スイレン「……実は私も持ってきたの!お弁当!」コホン

ナギサ「イッブイ!」

サトシ「へへっ!だったらここで一緒に食べようぜ!スイレン!」ニッ

ピカチュウ「ピッカー!」

スイレン「うん!」ニコッ
28 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/17(土) 00:04:59.55 ID:fe8eBRnn0
サトシ(スイレン…俺にどんなお弁当作ってくれたのかな?)ワクワク

パカッ

サトシ「…………ん?」

スイレン「? どうしたのサトシ?」

サトシ(え?こ、このお弁当…バーネット博士がいっつも作ってくれるお弁当だ……しかも、よく見たら弁当箱もいつもと同じ…)

スイレン「?」モグモグ

サトシ(……ま、まさか…スイレンが俺の為にお弁当作ってくれたってのは俺の勘違いで、本当はスイレンが俺の弁当を届けてくれただけとか……?)タラッ

スイレン「サトシ?」モグモグ

サトシ(……あ〜……そういえば今朝、ぼーっとして弁当を持ってくるのを忘れてたようなー……)ウーン

ピカチュウ「ピカー?」

サトシ「…あ、あのさスイレ……」チラッ

ロトム図鑑「こ、これは……サトシが大好きなバーネットのお弁当と同じ物を作ってくるとは…スイレン、やるロト…」ゴクリ

サトシ「え!?そ、そうなのか!?」ガタッ

スイレン「?」モグモグ

ロトム図鑑「サトシ。確率の未来とは言え、この時点でサトシのアローラでの"家庭の味"を研究してお弁当を作ってくるスイレン。サトシはいいお嫁さんをゲットしたロト」ヒソヒソ

サトシ「家庭の味……お嫁さん……」ゴクリ

スイレン「サトシ、さっきからどうし……」

サトシ「うおぉぉぉぉ!!」

スイレン「」ビクッ

サトシ「うぅ……美味しい…この弁当すっげーうまいよスイレン!!」グスグス

スイレン(な、泣くほど美味しいの!?さすがバーネット博士…)ムゥ

ロトム図鑑「愛情は料理の最高のスパイス!タケシが言っていたとおりロト!」

サトシ「うぅ…スイレン…ありがとう…!!」モグモグ

スイレン「お弁当を届けただけでそこまで感謝されるなんて…サトシ、オーバーリアクション…」ウーン

スイレン(でも……悪い気はしない。美味しそうにお弁当食べてるサトシを見てるの)ニコッ

サトシ「うっめーー!!」モグモグ

スイレン「♪」モグモグ

ピカチュウ「ピカー!」モグモグ

ナギサ「イッブイ!」モグモグ
29 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/17(土) 00:34:43.13 ID:fe8eBRnn0
午後

カーンカンカカカン

ワイワイ

サトシ「よっしゃー!午後はバトルの授業だー!」

ピカチュウ「ピカー!」

マオ「スイレンスイレン」チョイチョイ

スイレン「? なに?マオちゃん」

マオ「お昼さぁ、スイレン教室にいなかったけどどこでお弁当食べてたの?」ニヤニヤ

スイレン「えっ!?////」ギクッ

リーリエ「サトシもいませんでしたよね?もしかして二人で……」

マオ「そういえばスイレン、サトシのお弁当届ける為にサトシ探してたよね?」

リーリエ「と、いうことはやはり……」キラキラ

スイレン「ち、違うの!そ、その…!お弁当食べる時間なくなったら困るから……その…////」

マオ「とか何とか言っちゃってー?」ニヤニヤ

リーリエ「論理的結論からいいますと…やはり二人はそういう関係でしたか!」キラキラ

シロン「コーン!!」

スイレン「ち、ちが〜う!!////」

キャー キャー

マーマネ「女子はなんだか盛り上がってるねー」

カキ「だな」

サトシ(バトルの授業か……確か、ロトムの未来ではスイレンのお腹に俺の子がいて……んで、その子も一緒に俺のバトルを応援してくれて…)

サトシ(パパ……俺がパパかぁ………)ホワーン

ピカチュウ「ピカー…」

サトシ「………よっしゃー!!燃えてきたー!!」メラメラメラ

マーマネ「……さ、サトシもいつも以上に燃えてるね…」

カキ「あ、ああ……」
30 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/17(土) 21:02:18.19 ID:rlfYb32B0
…………

ククイ「よーし!それじゃあバトルの授業を始めるぞー!まずは……サトシとカキだ!」

サトシ「よし!いこうぜピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ!」

カキ「サトシ!ゼンリョクでいくぞ!」

マーマネ「サトシもカキも気合じゅうぶんだねー」

マオ「どっちが勝つかな?」

リーリエ「サトシとカキの実力は伯仲しています!どっちが勝ってもおかしくはありません」

スイレン「楽しみ!」

ナギサ「イッブイ!」

カキ「サトシ!熱いバトルをしようぜ!」

サトシ「……………」クルッ

カキ「お、おい…サトシ……?」

サトシ「……………」タッタッタ

マオ「? あれ?サトシどうしたんだろ?」

マーマネ「なんかこっちに向かって走ってきてるね?」

リーリエ「………こっちといいますかー……スイレンのところに向かって……」

サトシ「……あ、あのさ!」ザッ

スイレン「え?」ドキッ

サトシ「そ、その…俺……」

スイレン「う、うん…」ドキドキ

リーリエ「おぉ!ま、まさかこれは!!」キラキラ

シロン「コン!」キラキラ

マオ「やるじゃんサトシ!」キラキラ

アマージョ「ッジョ!」キラキラ

マーマネ「女子ってそういう話好きだねー……にしてもあのサトシが……」チラッ

トゲデマル「マキュキュ!」キラキラ

マーマネ「トゲデマルまで…」
31 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/17(土) 21:08:32.46 ID:rlfYb32B0
サトシ「このバトル……絶対に勝つからさ!」ススス

スイレン「うん……………って、え?」

マオ「? サトシの目線が……」

リーリエ「スイレンのお腹に???」

サトシ「その………見ててほしいんだ////」テレッ

スイレン「えっと……」

マオ「………な、なんでサトシはスイレンのお腹にむかって話かけてるの??」

リーリエ「さ、さぁ……?とりあえずロマンスが台無しですね。スイレンがすごい複雑な顔をしてます…」ハァ

マーマネ「やっぱりサトシはサトシだね…」

カキ「……何やってんだあいつは……」

ククイ「おーいサトシー!早くバトル位置につけー」
32 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/17(土) 21:35:38.88 ID:8jBlcZNUO
ククイ「それでは、これよりサトシVSカキのバトルをはじめる!!」

ロトム図鑑「バトルの記録はボクにお任せロトー!」ヒュー

カキ「ゼンリョクでいくぞ!ガラガラ!」

ガラガラ「ガラッ!!」

サトシ「パパ(予定)の力を見せてやるぜカキ!」

カキ「は?パパ?」

ピカチュウ「ピカピ…」

ククイ「バトル開始!!」カーン

サトシ「ピカチュウ!アイアンテール!!」

ピカチュウ「ピカー!」ブンッ

カキ「ガラガラ!アイアンヘッドで迎え撃て!!」

ガラガラ「ガラッ!!」ギラン

ガキン!!


スイレン「おぉ!アイアンテールとアイアンヘッドの鍔迫り合い!!」


サトシ「ピカチュウーー!!」

ピカチュウ「ピカァ!!」グググ

ガラガラ「ガラッ……!?」ズズズ

カキ「な、なにィ!?サトシとピカチュウの力が上がって……」


リーリエ「ピカチュウが押しています!!」

マーマネ「サトシのあの気迫……いったいどこから……今日のサトシはひと味違うね…」タラッ

マオ「ふたりともー!!負けるなー!!」

スイレン「サトシ!カキ!ファイトー!」


サトシ「…………え?」ピクッ
33 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/17(土) 21:48:17.38 ID:rlfYb32B0
サトシ(お、おい…なんでだよスイレン?なんでカキまで応援するんだよ!?)チラッ

ピカチュウ「ぴ、ピカピ!?」グググ


リーリエ「? あの……サトシ、こっちの方を見てませんか?」

スイレン「え?」

マオ「ほ、本当だ…今バトル中だよ?なんで?」

マーマネ「こっちに何かあるのかな?」


カキ「……バトル中に余所見とは随分余裕だなサトシ?」

サトシ「え?」クルッ

カキ「ガラガラ!!そのままピカチュウをぶっ飛ばせ!!」

ガラガラ「ガラーッ!!」ゴオン

ピカチュウ「ピカー!!」ズザザー

サトシ「ピカチュウ!!」


リーリエ「あぁー!ピカチュウがガラガラに吹っ飛ばされました!」

マーマネ「余所見なんてしてるから……」

マオ「どうしたんだろ?サトシ……バトルに全然集中できてないよ」

スイレン「サトシ………?」


カキ「どうしたサトシ!!もう終わりか?」

サトシ「うぅ……!くそっ!」

ピカチュウ「ピ、ピカ……」ヨロッ

サトシ「……ピカチュウ!Zワザだ!」スッ

ピカチュウ「!」

サトシ「Zワザでカッコよく決めてやろうぜ!」ニッ

ピカチュウ「ピカ!」コク
34 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/17(土) 22:36:27.75 ID:rlfYb32B0
サトシ「いくぜピカチュウ!!」ピカー

ピカチュウ「ピカ!」ピカー

カキ「!」

ククイ「……………む?」ピクッ


リーリエ「! サトシのZワザです!」

マーマネ「一発逆転を狙う気だねサトシ!」

マオ「くるよくるよ!スパーキングギガ………」

スイレン「……やっぱりおかしい…今日のサトシ…」ボソッ

マオ「………スイレン?」


サトシ「これが俺たちのゼンリョクー…………」

シュウゥ

サトシ「………って、え?」

ピカチュウ「ぴ、ピカピ……?」


マーマネ「………え?ど、どういうこと……?」

リーリエ「サトシのZパワーが……」

マオ「消えた……?」

スイレン「サトシ……」


サトシ「え?ど、どうなってんだよ!?なんでZワザが……」

カキ「ガラガラ!!」

ガラガラ「ガラーッ!!」ブンッ

ピカチュウ「ピカー!!」ドサッ

サトシ「ピカチュウ!?」

ククイ「…………ピカチュウ、戦闘不能!!よって、カキの勝利!!」

サトシ「………そ、そんな…」ガクッ

ピカチュウ「ピカ……」ヨロッ
35 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/18(日) 01:12:59.84 ID:kLDamPZa0
カキ「おいサトシ。今日はどうしたんだ?」

サトシ「カキ……」

カキ「バトル中もどこか上の空のように見えたし…Zワザも失敗するし…何かあったのか?」

サトシ「………」

ロトム図鑑「サトシ…」

ピカチュウ「ピカ……」

ククイ「…………カキの言うとおりだサトシ」ザッ

サトシ「博士…」

ククイ「今のバトル、いつものお前らしくないバトルだった。何か理由があるのか?」

サトシ「い、今のはたまたま調子が悪かっただけだよ!」

ククイ「!」

サトシ「次……次やればZワザだってうまく決まるしカキにも勝てる!だから……もう一回バトルさせてよ博士!!」

ククイ「…………」

サトシ「なぁ、いいだろカキ!」

カキ「…………」

サトシ「ピカチュウ!次こそはZワザをババーンってカッコよく決めてカキを倒そうぜ!」

ピカチュウ「ピカピ……」

ククイ「…………よし、次はマオとスイレン。バトル位置について」

マオ「は、はい…」

スイレン「………いこっ、アシレーヌ」

アシレーヌ「シレーヌ」

サトシ「な!?」
36 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/18(日) 01:45:04.68 ID:kLDamPZa0
サトシ「な、なんでだよ博士!もう一回カキとバトルさせてくれよ!」

ククイ「………」

サトシ「カキ!カキからも何とか言ってくれよ!」

カキ「悪いなサトシ。今のサトシとは何回バトルしても同じだ。時間の無駄だ」

サトシ「なんだって!?」カチン

カキ「サトシ……お前…俺とのバトル中…いったい誰とバトルしてたんだ?」

サトシ「………は?だ、誰とって……そりゃカキと……」

ククイ「………マオ、スイレン。お前たちから見て今のサトシのバトルはどうだった?」

サトシ「!」

マオ「えぇ!?」ビクッ

スイレン「…………」

マオ「えっとその………あんまりバトルに集中してなかって言うかー……いつものサトシらしくないって言うか…」アセアセ

スイレン「マオちゃんの言うとおり。全然サトシらしくなかった」

サトシ「スイレン……」

スイレン「サトシ…バトル中ずっと…見てなかった。対戦相手のカキのことも…一緒に戦ってるピカチュウのことも」

サトシ「そ、そんなこと……」チラッ

ピカチュウ「…………」

サトシ「ピカチュウ……」

スイレン「それだけじゃない…サトシ…今日は朝からちょっと様子がおかしい」

スイレン「…………今のサトシ…全然応援する気になれない」

サトシ「な、なんだよそれ……」

マオ「す、スイレン……そこまで言わなくても……」

サトシ(応援する気になれないってなんだよ……!俺は…スイレンやこれから産まれてくる未来の子供の為にも、ちょっとでもいいとこ見せようと頑張ったのに…)

サトシ(未来のスイレンなら……絶対にそんなこと言わないのに!!)

サトシ「……スイレン…俺は……」

スイレン「…………やっぱりそうだ…」

サトシ「………え……?」

スイレン「今日のサトシ…違う誰かを見てる。私と話してる時はずっと…」

サトシ「す、スイレン……?な、なに言って……」オロオロ

ロトム図鑑「サトシ……」

スイレン「………マオちゃん、アマージョ、次は私たちの番。バトル位置につこ」

マオ「え!?あ…えっと……」

アマージョ「ジョ……」

サトシ「おい待てよスイレン!!まだ話は……」

スイレン「………いこっ、アシレーヌ」

アシレーヌ「シレーヌ」

マオ「ちょ、ちょっと!いいのスイレン?まだサトシが……」

スイレン「いい。だって……」

スイレン「………サトシが今話しかけてるのは"私じゃない誰か"だから……」

マオ「スイレン……」
37 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/18(日) 19:11:11.30 ID:wpSIopVi0
放課後

浜辺

ザザーン

サトシ「………くっそ〜〜!!」

ピカチュウ「ピカー」

サトシ「………俺を応援したくないって…なんだよスイレン!あんな言い方はないだろ!」

ロトム図鑑「……」

サトシ「俺はスイレンの為に頑張ったのに……未来のスイレンならあんな言い方は……」ブツブツ

ロトム図鑑「………サトシ、何度も言ったロト!あれは可能性の未来!あの未来が来る可能性が高いとは言っても、あの未来のスイレンと今のスイレンは別人……」

サトシ「わかってるよ!!」

ロトム図鑑「サトシ……」

サトシ「………うぅ…何でこんなになっちゃったんだよ…」

ピカチュウ「ピカピ……」

ロトム図鑑「………サトシ。明日…スイレンに謝るロト」

サトシ「は!?な、何で俺が……」

ロトム図鑑「あの後のスイレンとマオのバトル……スイレンもボロボロだったロト」

サトシ「……だ、だから何だよ…そんなの俺に関係な……」

ロトム図鑑「………サトシに"私のこと見てない"って言ってた時のスイレン」

ロトム図鑑「とっても哀しそうな顔してたロト」

サトシ「………」

ピカチュウ「ピカー……」

「あーっ!いたいたー!サトシー!」

サトシ「!」
38 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/18(日) 19:29:32.61 ID:wpSIopVi0
アセロラ「もぅー!探したよー!」キャルルーン

ミミたん「キュー」

サトシ「アセロラ!?」

ピカチュウ「ピカー!」

ロトム図鑑「何でアセロラがメレメレにいるロトー!?」

アセロラ「ちょっとサトシに用事があってねー?」ニコニコ

サトシ「俺に用事?」

ピカチュウ「ピカ?」

アセロラ「うん、そうなの!……ていうかサトシー……」ジトー

サトシ「な、なに!?」ビクッ

アセロラ「……元気ないみたいだけど……何かあったの?」ジーッ

ミミたん「キュー?」ジーッ

サトシ「いっ!?」ビクッ

ロトム図鑑「さすが女の子は鋭いロト」

ピカチュウ「ピカ」

サトシ「………べ、別に……なんもないよ!」アセアセ

アセロラ「ほんとかな〜?」ジーッ

ロトム図鑑「サトシの言うとおりロトアセロラ。サトシは今日、カッコつけてZワザに失敗してカキにボロ負けして駄々こねた上にスイレンに嫌われてスネてるだけロト」

アセロラ「え!?」

サトシ「い、言うなよロトム!!」

ピカチュウ「チャア……」ヤレヤレ
39 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/18(日) 19:59:26.23 ID:wpSIopVi0
アセロラ「う〜ん……なんか色々あったみたいだねー……」アハハ

サトシ「………」

アセロラ「サトシ!アセロラで良かったら相談に乗るよ?だから話してみてよ!」ニコッ

ミミたん「キュー!」

サトシ「……アセロラには関係ないだろ」プイッ

アセロラ「!」

ロトム図鑑「アセロラ。サトシもああやって意地張ってカッコつけたい年頃ロト。許してあげてほしいロト」ヒソヒソ

アセロラ「そうなの?」

サトシ「か、勝手なこと言うなよロトム!!////」

ピカチュウ「ピカァ……」

アセロラ「うーん……まぁ、サトシが言いたくないって言うんなら無理には聞かないけどー……」

サトシ「アセロラ……」

アセロラ「でーも?みんなとケンカしちゃったんなら…ちゃんと仲直りしなきゃダメだよー?」

サトシ「………わ、わかってるよ…」

アセロラ「うん!わかってるならよろしい!」ニコッ

ミミたん「キュー!」

ロトム図鑑「それはそうとアセロラ。サトシに何か用があって来たんじゃないロト?」

アセロラ「あっ、そうだった!」ポンッ

アセロラ「……元気がないサトシには丁度良かったかもねー?」ゴソゴソ

サトシ「?」

アセロラ「じゃーん!こ〜れ〜」ピラッ

サトシ「! あ〜っ!!それはー!?」

ピカチュウ「ピカー!!」
40 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/18(日) 20:38:09.58 ID:wpSIopVi0
ロトム図鑑「い、今大人気上映中の映画"ポリゴン2の復讐"のチケットロトー!」

アセロラ「へっへー♪」ブイッ

ミミたん「キュー!」ブイッ

サトシ「うおぉぉぉー!それ、俺がみたかったやつだ!そのチケットどうしたのアセロラ!?」キラキラ

ピカチュウ「ピカー!」アセアセ

アセロラ「クチナシおじさんからお友達と一緒にみてきなさいって二枚もらったの!サトシ、アセロラと一緒にみに行こうよ!」

サトシ「い、いいの!?」

アセロラ「うん!もちろん!」ニコッ

サトシ「やったー!!ありがとうアセロラ!」

アセロラ「いえいえ」ニコニコ

ロトム図鑑「サトシ…さっきまでのテンションが嘘みたいロト」

ロトム図鑑「アセロラがすごいのかサトシが単純なのか……」ウーン

ピカチュウ「ピカー……」

アセロラ「サトシ!映画みにいくの……今度の日曜なんてどうかな?」

サトシ「うん!いいよ!日曜が楽しみだなー!ピカチュウ?」

ピカチュウ「ピカー!」

ロトム図鑑「やれやれロト」

アセロラ「うふふ♪うん、楽しみだね♪」ニコニコ

ミミたん「キュー」
41 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/18(日) 21:17:29.68 ID:wpSIopVi0
翌日

ポケモンスクール

サトシ「日曜日楽しみだな〜!」

ピカチュウ「ピカー!」

ロトム図鑑「サトシー!随分機嫌がいいロトー!」ヒュー

サトシ「まぁな?なんたってあの、ずっと楽しみにしてたポリ2の復讐がみれるんだしなー♪」

ロトム図鑑「やっぱりサトシは単純ロト」

ピカチュウ「ピカー」

ロトム図鑑「サトシー。ポリ2の復讐もいいけれど、スイレンとの仲直りも……」

サトシ「わかってるよロトム」

ロトム図鑑「ロ?」

サトシ「……俺さ?昨日帰ってから一旦頭冷やして考えてみたんだ」

ロトム図鑑「サトシ……」

サトシ「……ロトムの言ったとおり、俺がロトムの機能で見た未来は可能性の未来……」

サトシ「それなのに俺は……優しい未来のスイレンや未来でデキるかもしれない子供に浮かれて……それをスイレンに押しつけようとしてた。そりゃスイレンも怒るよな?」

ピカチュウ「ピカ……」

サトシ「でも、もう目が覚めたよ!あれはあるかもしれない未来をロトムの中で計算して出した画面の中だけの未来なんだ!これから先の本当の未来は自分自身で切り開いていかなくちゃ!」

ロトム図鑑「……サトシがカッコよさげなこと言ってるロト…」

サトシ「な、なんだよその言い方……」

ロトム図鑑「ごめんロト」

サトシ「……とにかく、もうあの未来コレクション?の機能は使わない!スイレンとだって今までどおり友達として普通にするよ」

ロトム図鑑「サトシがそれでいいならボクは何も言わないロト。それと未来コネクションロト」

サトシ「とりあえず……スイレンと仲直りしなきゃな!」

ピカチュウ「ピカ!」

サトシ「よし!みんなー!アローラー!」スッ
42 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/18(日) 22:04:04.42 ID:5KLk7mQH0
カキ「アローラサトシ!」

マーマネ「アローラ!」

サトシ「! カキ!後でバトルしようぜ!昨日の決着をつけたいんだ!」

ピカチュウ「ピカ!」

カキ「! ああ、望むところだ!」ニッ

ワイワイ

リーリエ「……昨日はあれからどうなることかと思いましたが……どうやら今日はいつものサトシみたいですね?」クスッ

シロン「コーン!」

マオ「うん!あれでこそサトシだよ。良かったね?スイレン!」

スイレン「う、うん……」

サトシ「! スイレーン!」タッタッタ

スイレン「サトシ…」

リーリエ「ほらスイレン!サトシ来ましたよ?」

マオ「スイレン。スイレンも素直になって…サトシと仲直りしなよ?」

スイレン「…………うん!」グッ
43 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/18(日) 22:36:16.36 ID:5KLk7mQH0
サトシ「スイレン!その……昨日のことなんだけど…」

スイレン「…………」

サトシ「……うまく言えないんだけどごめん!スイレンの言うとおりだよ!昨日の俺はどうかしてた!」

スイレン「…………」

サトシ「……うまくいかないからってスイレンに八つ当たりして……最低だったよな俺……」

スイレン「うん、サトシ…最低だった」

サトシ「うぅ……」

ロトム図鑑「サトシ……」

ピカチュウ「ピカ…」ハラハラ

スイレン「……まぁ、私が言いたかったことはそれだけじゃないけど……」ウーン

サトシ「え?」

スイレン「……でも、サトシがいつものサトシならいい!」ニコッ

サトシ「スイレン……」パァァ

スイレン「…………サトシ、私もごめん。ちょっときつくいいすぎたかも」

サトシ「そ、そんなことないよスイレン」

スイレン「………良かった…サトシが泣いちゃったらどうしようかと思ってた」クスッ

サトシ「な、泣かないよ!」

ワイワイ

マオ「良かったー……何とか仲直りできたみたいだねー」ホッ

リーリエ「はい!あの二人に暗い顔は似合いませんからね?」

カキ「たくっ、サトシ……心配かけやがって…」フッ

マーマネ「それにしても……昨日サトシの様子がおかしかった原因ってなんだったんだろうね?」

カキ「さあな?」


スイレン「あっ!そうだサトシ!」

サトシ「?」

スイレン「昨日言ってた秘密の釣りスポットの話!」

サトシ「秘密の釣りスポット?」

スイレン「そう!あれ……サトシにだけ教えてあげる////」ボソッ

サトシ「へ?」

スイレン「そ、その……仲直り記念!だ、だから………昨日言ってたとおり、今度の日曜日に……////」

サトシ「日曜日………?」
44 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/18(日) 23:01:45.12 ID:5KLk7mQH0
スイレン「うん、日曜日!昨日も日曜日にどうって話してたしー……」

サトシ「あ……そ、その……スイレン……他の日じゃダメかな?」ハハハ

スイレン「? なんで?」

サトシ「その…日曜日は予定があって……」

スイレン「予定?」

サトシ「そうなんだよ。アセロラと映画みにいく約束しちゃって……」

スイレン「…………………は?」

サトシ(げっ!?スイレン……すっげー怒ってる……)ビクッ

ピカチュウ「ピカ…」

ナギサ「イッブイ……」

スイレン「……なんで?だって昨日私と約束した。日曜日に釣りしようって」

サトシ「えっと……(え?そうだったっけ??)」

スイレン「……わかった。サトシやっぱり私のことなんてどうでもいいんだ」ハァ

サトシ「な、なんでそうなるんだよ…」イラッ


マオ「ね、ねぇ……何か様子おかしくない?」ヒソヒソ

リーリエ「は、はい……スイレンがものすごく怒っているように見えます…」ヒソヒソ

カキ「仲直りしたんじゃなかったのか?」

マーマネ「サトシがまた余計なことでも言ったのかな?」
45 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/18(日) 23:16:27.29 ID:5KLk7mQH0
スイレン「……もういい。サトシは日曜日楽しんできて、アセロラとのデート」

サトシ「もういいってなんだよ……つーか、何で怒ってんだよ」

スイレン「私の方が先に約束してた」ボソッ

サトシ「え?」

スイレン「……それなのに……サトシはアセロラを選ぶんだ」

サトシ「え?は??選ぶ?」

スイレン「……やっぱりサトシ……私の話なんかなんも聞いてない………」プイッ

サトシ「お、おい!ちょっとスイレ……」

スイレン「……いつまでも私なんか相手にしてないで優しいアセロラのとこにでも行ったら?」クルッ

サトシ「は?何言って……」

リーリエ「スイレン!どこに行くんですか!」

スイレン「サトシのいないとこ」スタスタ

ナギサ「イッブイ!」

マオ「もぅ!何やってるのよサトシ!」

サトシ「い、いや…俺にもよくわから……」

カキ「何やってんだお前は…」ハァ

マーマネ「サトシ……スイレンに何言ったのさ?」

サトシ「……………」

ロトム図鑑「サトシー……」ヒュー

サトシ「………あ〜……何でこうなんだよ…」ハァ
46 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/18(日) 23:52:34.86 ID:5KLk7mQH0
日曜日

ショッピングモール

ワイワイ ガヤガヤ

ロトム図鑑「あれからスイレン…ずっとクチを聞いてくれなかったロト」

サトシ「……スイレンの話はやめろよ」

ロトム図鑑「サトシ……」

サトシ(あれからも謝ったのに……なんなんだよスイレン…わけわかんないよ…)

ピカチュウ「ピカー」

「サトシー!」

サトシ「!」

アセロラ「ごめんねー!待ったー?」タッタッタ

ミミたん「キュー!」

サトシ「大丈夫!待ってないよアセロラ!」

ロトム図鑑「ビビッ!今日のアセロラ、オシャレしてきてるロトー!」

アセロラ「えっへっへー!まーね?」ドヤッ

サトシ「本当だ!似合ってるよアセロラ!」

アセロラ「へぇー?サトシがそんなこと言うなんてねー?アセロラ、ちょっとビックリだよ」ニコッ

サトシ「そうかな?」

アセロラ「ふふっ、ありがとう!サトシ!」ニコッ

サトシ「う、うん……」

サトシ(アセロラ……スイレンと違って女の子らしいし、優しいしニコニコしてるし…一緒にいても楽だな…)

アセロラ「? サトシ?どうしたの?」

サトシ「あ…いや……なんでもないよ!」ハハハ

アセロラ「じゃあ、映画いこっか?」ニコッ

サトシ「おう!」

ピカチュウ「ピカ!」
47 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/19(月) 20:26:58.03 ID:yKP8zHVb0
…………

映画終了後

マラサダショップ

ワイワイ

サトシ「いやー、面白かったな!ポリ2の復讐!」

アセロラ「うん♪」

ミミたん「キュー」

ロトム図鑑「なんだか主人公の男の子がサトシに似ていた気がするロトー!」

アセロラ「あー、言われてみれば…」

サトシ「えー?そうかな?」

ピカチュウ「ピカピカ!」

店員「お待たせしましたー。パイルジュース2つにマラサダ大盛セット一つです」コト

サトシ「どうもー!」

アセロラ「ありがとうございます」ニコッ

サトシ「アセロラ!マラサダ好きなだけ食べてよ!」

アセロラ「……サトシー…いいの?アセロラの分もお金出して貰っちゃって…」

サトシ「いいっていいって!博士に今日のこと話たら、そういう時、男は女の子の分も出してあげるモンだって多目にお小遣いくれたからさ!」ニッ

ピカチュウ「ピカー!」

アセロラ「ありがとう!それじゃあ……頂いちゃおっかな?」

サトシ「おう!」
48 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/19(月) 20:39:41.20 ID:yKP8zHVb0
アセロラ「………そういえばサトシー……」

サトシ「? なに?」

アセロラ「あれからZワザは出せたの?」

サトシ「うん!あの後またカキとバトルしてさ、その時に出せたよ!もちろんバトルにも勝ったぜ!」ドヤッ

ピカチュウ「ピカ!」ドヤッ

ロトム図鑑「結構ギリギリの勝利だったと記録しているロト」

サトシ「ひ、一言余計だよ!////」

アセロラ「ふふっ、そっか」ニコッ

アセロラ「………じゃあ……」ジーッ

サトシ「?」

アセロラ「………スイレンとは仲直りできた?」

ミミたん「キュー?」

サトシ「うっ…………」

アセロラ「……やっぱり…ま〜だ仲直りしてないんだねー?」ジトー

サトシ「………やっぱり?」

アセロラ「うん。今日1日、サトシの様子を見てたらなんとなーくそうなのかなーって」

ロトム図鑑「女の子は鋭いロト…いや、サトシがわかりやす……」

サトシ「………どっちでもいいよ」ズイッ

ロトム図鑑「モガ」

アセロラ「ねぇサトシ。何が原因でそんなにスイレンとケンカしてるの?」

サトシ「………俺だってわからないよ」

アセロラ「………え?わからない?」

サトシ「俺…あれから何度もスイレンにごめんって謝ったんだ…それなのに、スイレンはずっと俺のこと無視するし……」

アセロラ「無視?」

サトシ「俺……もうスイレンのことが全然わかんないよ」

アセロラ「サトシ……」

サトシ「………」スクッ

アセロラ「どうしたの?」

サトシ「………ごめん、ちょっとトイレ…」
49 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/19(月) 21:03:28.08 ID:yKP8zHVb0
トイレ

サトシ「………」

ロトム図鑑「サトシー!」

ピカチュウ「ピカ!」

サトシ「うわっ!ロトム!?トイレまでついてくんなよ!!」ビクッ

ロトム図鑑「サトシー!スイレンのこと…アセロラに相談してみた方がいいと思うロト。同じ女の子のアセロラならスイレンが怒ってる理由がわかるかもしれないロト!」

ピカチュウ「ピカピカ!」

サトシ「………いいよ。つーかなんなんだよスイレンスイレンって!」

ロトム図鑑「………サトシはこのままスイレンとケンカしたままでいいロト?」

サトシ「………それは……嫌だけど…」

ロトム図鑑「………サトシもスイレンもすっげー頑固ロト…やっぱり似た者同士ロト」ハァ

サトシ「スイレンと一緒にすんなよ!」

ロトム図鑑「………ピカチュウ」クイッ

ピカチュウ「ピカ」コク

ポチッ

ジジ……

サトシ「! そ、それ……あーっ!な、なにしてんだよピカチュウ!!」

ロトム図鑑「なにって、今ピカチュウに今現在からのサトシの未来をうつす未来コネクションのボタンを押してもらったロト」ビビビ

ピカチュウ「ピカピカ」コクコク

サトシ「俺はもうそれは使わないって言っただろ!!」

ロトム図鑑「だったらサトシは見なければいいロト!」キッ

ピカチュウ「ピカ!!」キッ

サトシ「いっ!?」ビクッ

ロトム図鑑「サトシ!これはサトシのこれから先の未来を切り開くモチベーション…もしくは戒めになればと思って博士に付けてもらった機能ロト!」ビビビ

サトシ「か、勝手なことすんなよ!」

ロトム図鑑「勝手……確かにここまでサトシを振り回す結果になるとはボクも予想できなかったロト。ごめんロトサトシ」ビビビ

サトシ「ロトム……」

ロトム図鑑「でも…こうなる可能性はあるとは言っても、所詮仮想の未来!サトシも言ったロト!未来は自分で切り開くモンだって!」ビビビ

サトシ「そ、それは……」

ロトム図鑑「サトシが見たくないなら見なければいいロト!別に見なかったところで損することは何もないロト!」ビビビ

ロトム図鑑「これは……ボクとピカチュウだけで見ることにするロト」ビビビ

ピカチュウ「ピカー!」コク

サトシ「………」

ロトム図鑑「………さぁ!サトシの未来コネクション……スタートロト!!」ビビビ

ジジ……

サトシ「………」ゴクリ


オギャー


サトシ「! この声……」
50 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/19(月) 22:14:22.14 ID:yKP8zHVb0
赤ちゃん『おぎゃー!おぎゃー!』

未来サトシ『ほらほら〜!パパだぞ〜?べろべろばー』

赤ちゃん『おぎゃー!!』ビエーン


サトシ「あ、赤ちゃん!?パパって……」

ロトム図鑑「どうやらサトシの子供みたいロトー!」

ピカチュウ「ピカァ!」

サトシ「子供………」

サトシ(てことは、とうとう未来のスイレンとの間に……)


『サトシー!ミルクできたよー』


サトシ「! え………?」

ロトム図鑑「この声……」

ピカチュウ「ピ……」


未来サトシ『サンキュー!アセロラ!』

未来アセロラ『もぅ!サトシ!パパなんだったらミルクくらい作れるようになってよー!』ジトー

未来サトシ『ハハハ…努力するよ…』

赤ちゃん『おぎゃー!』


サトシ「………アセロラ……!?な、なんで……」

ロトム図鑑「サトシ、ボクの推理によるとどうやら……」

ロトム図鑑「今回サトシがスイレンとケンカしたことにより、未来が変わったみたいロト…」

サトシ「未来が変わった……?」

ピカチュウ「ピカ……」

ロトム図鑑「サトシ。何度も言っているように、サトシのこれからの行動一つで未来はへんげんじざいロト」

サトシ「………」

ロトム図鑑「この未来もまた仮想の未来。現時点での可能性の未来ロト」

ロトム図鑑「これから先もサトシの行動一つで未来はどうとでも変化していくロト。それが…」

ロトム図鑑「未来を切り開くということロト!」

ピカチュウ「ピカ!」

サトシ「未来を……切り開く……」
51 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/19(月) 23:04:14.36 ID:yKP8zHVb0
…………

サトシ「………」スタスタ

ピカチュウ「ピカー!」

ロトム図鑑「ロトー」ヒュー

アセロラ「! 遅かったねーサトシー」ニコッ

サトシ「…あのさアセロラ……俺……」

アセロラ「!」

アセロラ「………あー、やっぱりねー…」ハァ

サトシ「え?」

アセロラ「………スイレンがサトシに怒ってる気持ち……アセロラにもわかるな〜…」

ミミたん「キュー!」プンプン

サトシ「えっと……アセロラ?」

アセロラ「………だってサトシ……わかりやすいからねー?」クスッ

サトシ「いっ!?」ビクッ

アセロラ「………しょうがない、今回だけだからね?」

サトシ「アセロラ……」

アセロラ「………ほらサトシ!」スクッ

アセロラ「いこっか?」ニコッ

サトシ「……うん!」

ピカチュウ「ピカ!」
52 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/19(月) 23:43:40.14 ID:yKP8zHVb0
海辺

ザザーン

スイレン「………うぅぅ……釣れない!」イライラ

アシレーヌ「シレーヌ…」ハラハラ

ナギサ「イッブイー」

カキ「おいスイレン。そんなにイライラしてたら釣れるもんも釣れないぞ」

スイレン「……カキは黙って」イライラ

カキ「な!?」カチン

マオ「スイレーン……サトシと仲直りしなよー。本当はスイレンだってサトシとクチ聞いてないの辛いんでしょ?」

スイレン「……別に?……どうでもいい。サトシなんて…」プイッ

マオ「ハァ……意地っ張りなんだから…」

スイレン「そ、そんなんじゃない!」

カキ「お前ら最近喋ってないと思ったら……まだケンカしてたのか?何やってんだ」ハァ

マオ「そんな言い方ないでしょ!?カキはちょっと黙っててよ!」

カキ「えぇ……」

ザザーン…

マーマネ「リーリエ!あっちに釣れそうなポイント見つけたから行ってみようよ!」

トゲデマル「マキュキュ!」

リーリエ「ほ、本当ですかマーマネ!?」キラキラ

マーマネ「うん、本当さ!きっとみずポケモンもざっくさくだよ!」

リーリエ「おぉ!」キラキラ

シロン「コーン!」キラキラ

ザザーン…

スイレン「……サトシ、きっと今頃楽しんでる。アセロラとのデート」

スイレン「私とケンカしてることも忘れて…」

アシレーヌ「シレーヌ…」

マオ「スイレン……」

マーマネ「………ん?あっ、サトシ!」

リーリエ「アセロラもいますね」ジーッ

スイレン「」ピクッ

マオ「ちょ、ちょっとリーリエ!マーマネ!今その二人の話題は………」

オーイ

マオ「…………って、え?」ジーッ

アマージョ「ジョ?」
53 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/20(火) 00:57:10.61 ID:jQ7siTnoO
サトシ「おーい!みんなー!」タッタッタ

アセロラ「アセロラたちもまぜてよー!」タッタッタ

ピカチュウ「ピカー!」タッタッタ

ミミたん「キュー」

マオ「サトシ!?アセロラ!?なんで!?」

スイレン「…………」

マーマネ「よくここにいることがわかったねー?」

ロトム図鑑「それくらい、ボクには朝飯前ロト!」

リーリエ「さすがロトムです」ニコッ

マオ「ほらスイレン。仲直りするチャンスだよ?」ヒソヒソ

スイレン「…………」

サトシ「……あのさスイレン……」

スイレン「……なにしにきたの?」

サトシ「えっ…」

マオ「スイレン……」

アセロラ「スイレン!サトシからスイレンたちがここで釣りしてるって聞いてね?アセロラたちもまぜてもらおうかなって?」

スイレン「…………」チラッ

アセロラ「」ニコニコ

スイレン(アセロラ……可愛い服着てる…きっとサトシとデートだからってゼンリョクでオシャレしたんだ…)

スイレン「……アセロラのその格好…全然釣りする格好じゃない。やめた方がいい…せっかくの可愛い服を汚しちゃうから…」プイッ

マオ「ちょっとスイレン……」

アセロラ「だいじょーぶだいじょーぶ!アセロラ、気にしないから!」ニコニコ

スイレン「うっ………」
54 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/20(火) 01:13:16.31 ID:+1o/z6K30
スイレン「……なんで来たの?だってアセロラ…サトシとデート…」

アセロラ「ん〜……だって今日のサトシ…つまんないから…」

スイレン「え?」

サトシ「えぇ!?」ガーン

アセロラ「サトシ…アセロラと話してる時もずっと違う人のこと考えてて上の空なんだもん!」プンプン

スイレン「! それわかる!サトシ、私と話してる時もそうだった!」

アセロラ「やっぱりね〜?スイレン!サトシからスイレンとケンカした話は聞いたよ?サトシ…スイレンが怒ってる理由全然わかんないって言ってたけど……」ウーン

アセロラ「サトシと話してる時に気づいたの!あ〜これかっ、てねー?」

スイレン「そうそう!ほんっと最低!」プクー

アセロラ「ふふっ、だねー?」クスッ

ワイワイ

サトシ「最低……」ガクッ

リーリエ「マオ!スイレンの機嫌が良くなりました!」ホッ

マオ「うん!アセロラが来て一時はどうなるかと思ったけど……今はアセロラに感謝!だね!」ニコッ

ロトム図鑑「サトシー!スイレンとアセロラがサトシの悪口で盛り上がってるロト!今ならスイレンの機嫌もいいロト!仲直りするチャンスロト!」

サトシ「うん。そうだね」

ピカチュウ「ピカピ」ポンッ

カキ、マーマネ(女ってこわっ……)ゾクッ
55 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/20(火) 18:36:15.83 ID:erp8gE3i0
スイレン「はいアセロラ!釣竿!持ってきてないんでしょ?」スッ

アセロラ「わぁ〜!ありがとうスイレン!」

サトシ「えーっと、スイレン…その……」

スイレン「……ん」スッ

サトシ「! これ…」

スイレン「……転ばぬ先の釣竿!大丈夫、サトシの分もあるから」

サトシ「ははっ、ありがとうスイレン!」パァァ

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン「ふふっ」クスッ

サトシ「ん?どうしたの?」

スイレン「サトシ……やっと見てくれた!私のこと!」ニコッ

サトシ「………え?」

スイレン「サトシ!ついてきて!」グイッ

サトシ「お、おい!スイレン!?」グッ

タッタッタ


カキ「あいつら……仲直りしたのか?」

マオ「うん、だぶんね?きっともう大丈夫だよ」ニコッ

アマージョ「ッジョ!」

カキ「だったらこれで気兼ねなく釣りができるな」スッ

カキ「よ〜し!ホシの為にレアポケモン釣って帰るぞー!!」メラメラ

マオ「アハハ…相変わらずだねカキは…」
56 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/20(火) 18:47:58.71 ID:erp8gE3i0
…………

サトシ「えーっとスイレン…ここは?」キョロキョロ

ピカチュウ「ピカー?」キョロキョロ

ロトム図鑑「ずいぶんと人気のないところに来たロトー」キョロキョロ

スイレン「ここが前に言ってた秘密のポイント!なんと……ここでは色違いのポケモンがたくさん釣れます!」ビシッ

サトシ「マジ!?」キラキラ

スイレン「ふふっ、うっそでーす♪」テヘッ

アシレーヌ「シレーヌ!」テヘッ

サトシ「なんだ…嘘か……」ガクッ

ナギサ「イッブイ」

スイレン「でも……ここならレアなポケモンが釣れるって私の勘が言ってる!期待してて!」フッフッフ

ロトム図鑑「サトシ!スイレンの勘はよく当たるロト!これは楽しみロト!」

サトシ「うん、だな!」

サトシ「よし、じゃあみんなもつれてきて……」

スイレン「ま、待ってサトシ!」

サトシ「……へ?」

スイレン「……えーっとその……仲直り記念というか…その////」モジモジ

サトシ「?」

スイレン「と、とにかく!ナイショにしたいの!サトシと二人だけの!////」

サトシ「スイレン……」

「わかったよスイレン」

スイレン「!」
57 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/20(火) 18:56:23.96 ID:jQ7siTnoO
アセロラ「サトシとアセロラとスイレン。三人だけのナイショの場所だね♪」

ミミたん「キュー」

スイレン「アセロラ!?」ビクッ

アセロラ「だいじょーぶだいじょぶー!安心してよスイレン!こう見えてアセロラ、結構クチは固い方だからねー♪」

スイレン「そ、そうじゃなくて…なんでここに……」

アセロラ「? サトシとスイレンがどっか行くみたいだったからアセロラもついてきてみたの!ダメだった?」

スイレン「い、いや……」

サトシ「わかったよスイレン。三人だけの秘密だな!」

ピカチュウ「ピカー!」

アセロラ「ね〜?」ニコッ

スイレン「あ……うん…」

アシレーヌ「シレーヌ」ポンッ


ロトム図鑑「ふぅ…何はともあれ、一件らくちゃ……」

ナギサ「ブイー……」ジーッ

ロトム図鑑「? どうしたロトナギサ?」

ナギサ「イッブイー!」ピョンッ

ポチポチポチ

ロトム図鑑「あ〜!な、ナギサー!どこでもボタンを押しちゃダメロトー!」

ジジ…

ナギサ「ブイ?」

ロトム図鑑「し、しまった!ナギサがボタンを押したせいで未来コネクションが……」
58 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/20(火) 19:04:38.95 ID:jQ7siTnoO
ジジジ……

未来スイレン『サトシ、アセロラから聞いた…いい加減ミルクの作り方くらい覚えて』ジトー

未来サトシ『いや……ハハハ……』

未来スイレン…『もう、まったく!アセロラがたまたま近くに来ててこの子の世話を頼めたから良かったけど…』

赤ちゃん『おぎゃ』

未来スイレン『…頼りにならないパパでちゅね〜?ママ心配』ヤレヤレ

赤ちゃん『おぎゃおぎゃ』コクコク

未来サトシ『そ、そう言うなよスイレ〜ン?』

未来スイレン『………サトシは変わらない。子供の頃からずっと』

未来サトシ『そうかな?』

未来スイレン『………でも…私も変わんない!』ニコッ

未来サトシ『え?』
59 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/20(火) 19:16:13.23 ID:erp8gE3i0
未来スイレン『子供の頃からずっと……』


サトシ「よーし!色違いのポケモン釣るぞー!」ヒュンッ

アセロラ「スイレンより大物釣るぞー!」ヒュンッ

ピカチュウ「ピカー!」

ミミたん「キュー」

スイレン(ハァ……いいとこだったのに………)

スイレン(うーん…まぁでも…サトシと仲直りもできたし、まだ今はいっか…このままでも)ニコッ

スイレン(………でも、いつかきっと……!)グッ


未来スイレン『………明るくて元気で…ポケモンが大好き!そんな太陽みたいなサトシが……』


コイキング「コッコッコ」ピチピチ

サトシ「……レアポケモンが釣れそうなスポットでコイキング……」

アセロラ「しかも普通の色の……」

ピカチュウ「ピカ……」

スイレン「サトシ!」

サトシ「?」

スイレン(大好き!)ニコッ
60 : ◆iQa2iql9W. [saga]:2019/08/20(火) 19:24:52.96 ID:erp8gE3i0
ガサゴソ

マーマネ「」ヒョコッ

リーリエ「」ヒョコッ

トゲデマル「マキュ」ヒョコッ

シロン「コン」ヒョコッ

マーマネ「良かったぁ…サトシとスイレン、仲直りできたみたいだね?」ヒソヒソ

リーリエ「はい!」ニコッ

マーマネ「……………」

リーリエ「……………」

マーマネ、リーリエ(それにしても………)タラッ

マーマネ「…まさか僕がさっき見つけたポケモンが釣れそうな場所がよりにもよってスイレンのとっておきのスポットだったなんて…」

リーリエ「………スイレン…ここはサトシと二人だけ(?)の秘密の場所みたいなことも先程言っていましたし……」

マーマネ「……………」

リーリエ「……………」

マーマネ、リーリエ(すっごく出ていきにくい雰囲気……)

シロン「コン……」

トゲデマル「マキュ…」





おわり
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