天道総司「雛見沢村?」

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1 :カブトムシ [saga]:2019/09/27(金) 07:13:21.20 ID:g8vpALcU0
天道の時間軸は48話
ひぐらしは実写映画とアニメを少し見た程度なので知識不足やセリフがところどころおかしい部分があるかもしれやせん
亀更新になる可能性もあるのでご了承ください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1569536000
2 :カブトムシ [saga]:2019/09/27(金) 07:19:17.17 ID:g8vpALcU0

カブト「勝負だ加々美」

ガタック「受けて立つぞ天道!!」

光を支配せし、太陽の神……すなわちそれは総てを司る男。
その男は友との戦いの終着点は火の着いた瓦礫の下だった。
過去を思い出し、一輪の花に手を伸ばすが……。

ひぐらしの鳴く頃に〜天の道編〜

天道「…生きてる…のか?」

羽入「目が覚めましたか?」

天道「…何だお前は?…」

羽入「ボクが見えるのですか!?」

天道「答えになっていないな お前は誰なのか、ここはどこなのか、俺は死んだのか、全部一から説明してもらおうか」

羽入「そうですね…一つずつ説明しますと、ボクは羽入と申します ここは雛見沢村の境内でして貴方は死んだと思われます」

天道「…」

羽入「ちなみに貴方を呼んだのはボクです」

天道「ほぉ…で、お前が俺を呼んだ理由は?」

羽入「はい…それなのですがまずお聞きしたいです 運命を貴方は信じますか?」

天道「話しが見えないな…」

羽入「人の運命とは決まっているものなのでしょうか?…」ボクの願いだと、そう伝えていただけませんか?」

天道「どこまでも世話の焼ける神様だな…」

羽入「すいません…」

天道「まぁいい 必ず伝えておいてやるから安心して高見の見物でもしておけ」

羽入「はい!…本当にありがとうございます では準備はよろしいですか?」

天道「あぁ」

羽入「では頼みました…天道総司さん」
3 :カブトムシ [saga]:2019/09/27(金) 07:23:34.62 ID:g8vpALcU0

カブト「勝負だ加々美」

ガタック「受けて立つぞ天道!!」

光を支配せし、太陽の神……すなわちそれは総てを司る男。
その男は友との戦いの終着点は火の着いた瓦礫の下だった。
過去を思い出し、一輪の花に手を伸ばすが……。

ひぐらしの鳴く頃に〜天の道編〜

天道「…生きてる…のか?」

羽入「目が覚めましたか?」

天道「…何だお前は?…」

羽入「ボクが見えるのですか!?」

天道「答えになっていないな お前は誰なのか、ここはどこなのか、俺は死んだのか、全部一から説明してもらおうか」

羽入「そうですね…一つずつ説明しますと、ボクは羽入と申します ここは雛見沢村の境内でして貴方は死んだと思われます」

天道「…」

羽入「ちなみに貴方を呼んだのはボクです」

天道「ほぉ…で、お前が俺を呼んだ理由は?」

羽入「はい…それなのですがまずお聞きしたいです 運命を貴方は信じますか?」

天道「話しが見えないな…」

羽入「人の運命とは決まっているものなのでしょうか?…」

天道「当たり前だ 生まれた時から人の道は決まっている…」

羽入「じゃあやはり運命は変えられないと?」

天道「いや、俺なら運命を変えられる おばあちゃんが言っていた 俺が望みさえすれば、運命は絶えず俺に味方するとな」

羽入「な、なるほどです…(変な人ですがこの人ならもしかして…)」

天道「で? 用件があるなら早く言え」

羽入「…信じられないかもしれませんが、ボクはこの村に祀ってあるオヤシロ様…つまり早い話、神様ってところです」

天道「…それでその神様は俺に何をしろと?」

羽入「貴方にはこの雛見沢村、そして私の大事な友を救ってほしくて呼びかけました…」

天道「ほう…詳しく聞かせてもらおうか?」

羽入「はい 事の始まりは村人たちが拒絶していたダムの建設から始まりました…この村で起こる奇怪な殺人事件、伝染する風土病の雛見沢症候群……そして狂い、死にゆくボクの大切な人たち…梨花、魅音、レナ、圭一、沙都子……」

天道「…」
4 :カブトムシ [saga]:2019/09/27(金) 07:24:43.51 ID:g8vpALcU0
羽入「その一人である古手梨花とはずっと昔からの付き合いでしてね、ボクも梨花も惨劇を回避しようと何度も何度も時間を巻き戻していたのですが、中々上手くいかずに数えきれないくらいのみんなの苦しみ、絶望した顔を見てきました」

天道「つまりお前と梨花って奴は歴史を修正しようとした訳か」

羽入「はい…」

天道「おもしろい神様だ そんな力があるなら自分で大事や奴を守ればいい」

羽入「それはそうなのですが、お恥ずかしい話し、ボクの力不足で何をしても惨劇を回避できなくて…そしてボクの力ももうすぐ使えなくなってしまう…もしかしたら今回が最後のチャンスかもしれません…」

天道「なるほどな 神様でも変えられなかった運命を俺に切り開けと?」

羽入「はい 前原圭一は最後まで諦めずに予想だにしない奇跡を何度も起こしてくれました…しかし全部後少しのところでハッピーエンドにはならないのです」

天道「…」

羽入「でもあなたがいてくれればもしかしたら本当に奇跡が起きる気がします」

天道「何故そう言い切れる? 根拠は?」

羽入「ないですよ?…強いていうのなら神様の勘というやつですかね…」

天道「フッ 本当におもしろい神様だな」

羽入「…もちろんタダでとは言いません 惨劇を回避してくれたのなら、みんなで前に進めることができたなら私が責任を持ってあなたの時間を巻き戻し、生き返らせてあげます だからお願いします あなただけが頼りなのです」

天道「仕方ない…俺を生き返らせてくれるというのなら考えるまでもないな」

羽入「では力を貸していただけるのですか!?」

天道「あぁ いいだろう」

羽入「雛見沢村の闇は深く、永遠と終わらない夜が続いています もしかしたらその暗闇はあなたさえ飲み込んでしまうかもしれません…」

天道「おばあちゃんが言っていた…どんなに長い夜でも太陽が昇り、光が射す……そしてその光こそ俺だ」

羽入「ありがとうございます(きっとこの人なら雛見沢の太陽になってくれるはず…)」

天道「任せておけ」

羽入「それともう一つお願いしてもよろしいですか?」

天道「全く、注文の多い神様だ…それでそのお願いとは何だ?」

羽入「梨花はこの惨劇を回避することを半ば諦めかけています…何とかしてあげたい…ですがボクにはもうあなたを昭和58年に送ること、そして現代に送り届けることくらいしか残された力はありません…」

天道「…」

羽入「梨花に諦めず、みんなを信じて明日に向かってほしい…それがボクの願いだと、そう伝えていただけませんか?」

天道「どこまでも世話の焼ける神様だな…」

羽入「すいません…」

天道「まぁいい 必ず伝えておいてやるから安心して高見の見物でもしておけ」

羽入「はい!…本当にありがとうございます では準備はよろしいですか?」

天道「あぁ」

羽入「では頼みました…天道総司さん
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/27(金) 07:39:17.17 ID:xPLFpb1Ko
期待
6 :カブトムシ [saga]:2019/09/27(金) 23:08:00.17 ID:g8vpALcU0
undefined
7 :カブトムシ [saga]:2019/09/27(金) 23:19:54.89 ID:g8vpALcU0
年5月…

天道「…どうして俺はここにきた…確か、ウッ!?…」

天道「あの神様とやら、記憶を曖昧なまま雛見沢村に送りやがって…(無理に思い出そうとすると、頭が激しく傷むのか)」

天道「それにしても本当に何もない村だな 一人っ子一人通らない…」

天道の前から三人の女の子たちが歩いてくる。

レナ「それで圭一君が今度、二人でご飯行こうって行ってくれたんだぁ!」

沙都子「あら、デートのお誘いみたいですわね 羨ましい」

レナ「や、や、や、や、やっぱりこれってデートの誘いなのかな!? かな!?」

梨花「…」

沙都子「二人きりでお食事だなんてデート以外なにものでもないですわよ?」

レナ「そ、そうだよね! ふ、二人きりだもんね!」

沙都子「ウフフ…また顔が赤くなってらっしゃいますわ」

レナ「いや、これは!!」

梨花「…」

レナ「梨花ちゃんはどう思う?」

梨花「…」

沙都子「梨花? ねぇ梨花?」

梨花「え?…あ…うん…ごめん 考え事してて…」

沙都子「近頃、おかしいですわよ?…食事も睡眠もろくに取っていないではありませんか」

レナ「え? そうなの? 悩み事でもあるのかな? かな?」

梨花「いや…大丈夫 大したことじゃないから…あのさ、学校に忘れ物しちゃったから先に帰っててくれる?」

レナ「じゃあレナたちも一緒に…」

梨花「んー ごめん ちょっと寄りたいところもあるから」

レナ「そう…分かった…」

沙都子「梨花…」

天道「梨花?…どこかで聞いた名前だな…ウッ!?…」

【梨花に諦めず、みんなを信じて明日に向かってほしい…それがボクの願いだと、そう伝えていただけませんか?】

天道「さっきのが古手梨花か…(とりあえず追って話しをしてみるか…)」

雛見沢村が一望できる丘の上…

梨花「どうせまた繰り返すだけ…それなら…(ここから落ちれば十分死ねる高さね…)ごめん皆…」

丘の上から飛び降りようとした梨花の手を天道が間一髪で掴んだ。

梨花「だ、誰よ!?(雛見沢の村人じゃない!?)」

天道「おばあちゃんが言っていた…人が粗末にしてはならない物が二つある…それは食べ物と命だ」

梨花「…(この人、何を言ってるの…)」
8 :カブトムシ [saga]:2019/09/27(金) 23:22:23.57 ID:g8vpALcU0

天道「お前が古手梨花か」

梨花「何で私の名前を!?」

天道「俺がお前たちの太陽になってやる」

梨花「あのね…訳が分からないしあなたは誰?」

天道「総てを司り、天の道を往く男、天道総司だ」

梨花「はぁ…(頭おかしい奴じゃん)」

天道「とにかく一旦落ち着いて頭を冷やせ」

梨花「じゃあ天道さん、一つ言わせてもらうけど余計なことしないでくれる? 私は死にたいの」

天道「ほぉう 何故死にたい?」

梨花「あなたには関係ないし、言っても信じないだろうから…もういいや」

その場から立ち去ろうとする梨花…。

天道「羽入とか言う神を知っているな?」

梨花「!?」
9 :カブトムシ [saga]:2019/09/28(土) 15:17:09.79 ID:VEC+BZqK0
天道「どうやら図星のようだな」

梨花「なんであんたが羽入を知ってるのよ!?」

天道「俺は未来から羽入に呼ばれてこの雛見沢村にやってきた…」

梨花「な、何よそれ…どういうことなのよ…」

天道「さぁな…その羽入からお前に伝えてほしい事があると言われてな」

梨花「羽入から!? 早く言いなさいよ!!」

天道「…諦めずに皆で明日に向かってほしい…それが羽入から伝えてほしいと言われたことだ」

梨花「羽入…」

梨花の目から涙がこぼれる。

天道「羽入は最後の力を振り絞って、俺を雛見沢村にタイムスリップさせた…雛見沢村の闇を晴らす為にな」

梨花「…」

天道「羽入はお前の友じゃないのか? 友の想いを無駄にするな 俺は羽入との約束を守る 俺がお前たちや雛見沢村を必ず救ってやる だからお前も前に進め 分かったな?」

背を向け歩き出す天道を梨花が呼び止める。

梨花「待ちなさいよ!」

天道「ん?」

梨花「あんた未来から来たって言ってたけど、住むところはあるの?」

天道「ないが?」

梨花「いやないが?って…ご飯や寝るところはどうするつもりなのよ?」
10 :カブトムシ [saga]:2019/09/28(土) 15:21:35.14 ID:VEC+BZqK0

天道「これから考える」

梨花「いや考えるって…もう夜だよ? この時間だからバスも電車もないよ? ホテルや旅館なんて近くにはないし…」

天道「そうみたいだな」

梨花「みたいだなって…(何でこんな落ち着いてんのよこいつ…)」

梨花「しょうがないから今日は家に泊まっていきなさい」

天道「ほう…いいのか? 見ず知らずの奴を家に上げて」

梨花「あなたを信じたわけじゃない…私は羽入を信じたの」

天道「なるほど だが俺がお前を調べあげて嘘をついてるだけかもしれないぞ?」

梨花「調べあげるとか嘘とか何の為にそんなことする必要があるのよ…それ以前に羽入と会話できるのは私だけだから」

天道「つまり文字通り奴は神様だったってわけか…」

梨花「とにかくあんたには聞きたいことも山ほどあるからついてきなさい」

天道「そうか…ならお言葉に甘えさせてもらおうか」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
11 :カブトムシ [saga]:2019/09/28(土) 15:23:27.54 ID:VEC+BZqK0

沙都子「遅いですわね…もう9時過ぎていますのに…」

レナ「うん…やっぱりなんかあったのかな? かな?…」

沙都子「圭一が転校してからですの…口調も以前とは変わり眠らないし食事も食べないようになってしまって…」

レナ「心ここにあらずって感じだもんねぇ…」

ガチャガチャ

梨花「ただいまなのです!」

沙都子「梨花!! 心配したのですよ!!って…え!?」

レナ「んん!?」

梨花「沙都子、遅くなってごめんなさいなのです レナも来てたのですか!!」

沙都子「…」

レナ「…」

梨花「ん? 二人ともどうしたのですか? そんな幽霊でも見てるような顔して」

沙都子「あの…梨花、その口調…いえ…何でもないですわ! お、おかえり…」
12 :カブトムシ [sagas]:2019/09/28(土) 15:28:07.52 ID:VEC+BZqK0
レナ「でも梨花ちゃんが無事でよかったよ…じゃあレナは帰るね」

梨花「まぁまぁ せっかくですしレナも一緒に晩御飯食べて行ってください」

レナ「え!? あ、う、うん…梨花ちゃんがいいなら…」

梨花「こっちは大歓迎なのです!!」

沙都子「ところで梨花、その…後ろの方はどなたですの?…」

梨花「あ…えっと…」

天道「おばあちゃんが言っていた。世の中で覚えておかなければならない名前はただ1つ…天道総司」

梨花「…(あちゃぁ…)」

レナ「それは何かのギャグかな? かな?」

沙都子「で…天道さんは梨花とどういう関係でして?」

天道「羽入という奴からこの村を…」

梨花「あぁ!! 天道はですね…えっと…えっと…ボクのお父さんの友達の3つ星ランクの料理店で働いてた人の息子なのです!! 」

天道「何?…」

梨花「それで今回、独立して店を雛見沢村で出そうと思ってて下見をしたいと…それでボクを頼ってきたわけなのです!!」

レナ「梨花ちゃん、それってただの他人なんじゃ…」
13 :カブトムシ [saga]:2019/09/28(土) 15:29:49.24 ID:VEC+BZqK0
梨花「で、でも天道は昔から遊んでもらったり料理を教えてもらったりしてましたから! ねっ!? ねっ!?」

天道「…あ、あぁ…」

沙都子「そう…だったのですね…」

梨花「ボクにとって天道は少し年齢の離れたお兄ちゃんってとこなのです!」

レナ「つまり天道さんは東京で料理店出せる程の腕前を持ったシェフってことかな? かな?」

梨花「ま、まぁ…そうなりますね…」

レナ「じゃあ今日は天道さんに料理作ってもらおうよ!」

梨花「え!?…いや、それはちょっと…やはりプロとは言えプライベートで来てるのですから!!」

沙都子「でも食べてみたいですわねぇ!」

梨花「また店ができたら食べられるのですから今回は…」

天道「仕方がない…いいだろう 何が食べたい? 何でも作ってやる」

梨花「ちょっ!?」

レナ「やったぁ!!」
14 :カブトムシ [saga]:2019/09/28(土) 15:33:11.61 ID:VEC+BZqK0
沙都子「レナは何か食べたいものありますの?」

レナ「沙都子ちゃん決めていいよ〜」

沙都子「そうですわねぇ…最近食べてなかったミートボールなんて皆さんいかが?」

レナ「いいね! レナもミートボール食べたい!!」

梨花「…(うわぁ…最悪の展開…)」

天道「ミートボールか…分かった 少し待ってろ」

沙都子「楽しみですわねぇ!」

レナ「まさかプロの料理が食べられるなんてね! レナ、お昼以降何も食べてないからもうお腹ペコペコ〜」

無言で台所に向かう天道の後を梨花は追いかける。

梨花「ちょっと!」

天道「何だ?」

梨花「さっきは誤魔化す為にテキトーなこと言っちゃったけど、あんた料理できるの?」

天道「心配するな とっておきのミートボール料理を食べさせてやる」

梨花「…」

天道は台所に到着すると、冷蔵庫の中を吟味する。

天道「なるほど…トマトがかなり余ってるな…梨花、お前もあっちに戻って待ってろ」

梨花「もしあれだったら私も手伝うけど?」

天道「いや、ここは俺に任せてくれ」

梨花「あっ、そう…まぁ期待しないで待ってるわ」

数十分後…

天道「ほら お待ちかねのミートボール料理だ」

レナ「美味しそう!!」

沙都子「なんていい匂いですの!!」

梨花「…(見た目はかなりのクオリティね…)」

15 :カブトムシ [saga]:2019/09/28(土) 15:36:53.35 ID:VEC+BZqK0
テーブルにはミートボール、ご飯、味噌汁、サラダが並ぶ。

天道「トマト煮込みの特製チーズミートボールだ ご飯と一緒に食べてみてくれ」

パクパク

梨花「!?(な、何よこれ!! 激ウマじゃない!! この短時間でこれを作ったっていうの!?)」

レナ「チーズがとろけるぅぅぅぅぅ!! 天道さん!! これ3つ星以上だよ!! だよ!!」

沙都子「こんな美味しミートボールは初めてですわ!! それにしてもミートボールはもちろんですが、このトマトソースがご飯と相性が抜群ですわね!!」

レナ「勉強にもなるな〜 玉ねぎと茸も凄くジューシーだし、どうやったらこんな風になるのかな? かな?」

天道「ミートボールを焼いたフライパンで炒めたからな 肉汁が染み込んで最高の調味料になっているはずだ」

レナ「なるほど!!」

沙都子「ちなみにサラダには何もドレッシングがかかっていないようですが、そのまま召し上がるのですか?」

天道「あぁ 騙されたと思って食べてみてくれ」

沙都子「お、おいしいですわ…見た目自体はシンプルですがとても上品な味になってますわね」

天道「素材の味を最大限に活かしたサラダだ 胡瓜、キャベツ、レタス…そこにサーモンの刺身を数枚乗せ、オリーブオイルと塩を少々、最後に海苔を乗せる 野菜本来のフレッシュな味にサーモンと塩が味のアクセントを加え、オリーブオイルの香りと海苔の風味が旨味を更に引き立ててくれる」

沙都子「さ、さすがに3つ星はダテじゃありませんわね…」
16 :カブトムシ [saga]:2019/09/28(土) 15:39:20.84 ID:VEC+BZqK0
天道「最後は納豆の味噌汁だ」

梨花「この味噌汁…何かが違うのです…ダシは、ダシは何を使ったのですか!?」

沙都子「何と言いますか…もちろんこんな爽やかな味噌汁飲んだことないのですが、妙に懐かしい気もいたしますわね…」

レナ「しかも納豆の臭みがその爽やかさにかき消されてる…」

天道「普通なら煮干、昆布、貝類などが一般的だが俺はトマトでダシを取った」

梨花・レナ・沙都子「トマト!?」

天道「その前、俺もこのダシの取り方を知ってな」

梨花「トマトでこんな爽やかになるだんて初耳なのです…」

天道「具材としてはワカメ、大根、そして納豆を入れてみた 爽やかなトマトに納豆の臭みが消されて、食べごたえのある味噌汁になっているはず 本来はご飯のお供の納豆、こういう使い方もあるということを覚えておくといい」

パチ…パチパチ!!

沙都子「ご馳走様でした…料理を食べて、楽しさと感動を同時に覚えてたのは初めてですわ!」

レナ「うん!! 天道さんが雛見沢村でお店出したら絶対流行るよ!!」

天道「満足したみたいだな」

沙都子「お腹いっぱいになったら、何だか眠くなってきましたわ…」

梨花「沙都子、寝る前に歯磨きとお風呂に早く行ってくるのです!」

沙都子「言われなくても、行ってきますわよ…」

レナ「もう遅いし、お父さんも心配してると思うからレナは帰るね」

梨花「もうこんな時間ですもんね レナ今日は色々とありがとうなのです」

レナ「うん! 気にしないで! 梨花ちゃん、みんな梨花ちゃんの味方だから、それだけは忘れないでね? レナたち梨花ちゃんが困ってたら力になるから」

梨花「レナ…ありがとうなのです 嬉しいです…ボクもみんなの事が大好きですよ…」

レナ「うん! 梨花ちゃん、じゃあまた明日学校でね! 沙都子ちゃんもおやすみ!」

沙都子「うん、おやすみなさいレナ」

玄関を出ようとするレナを天道は引き止めた。

天道「待て…夜道は危険だ 近くまで送ってやる」







17 :カブトムシ :2019/09/28(土) 15:41:02.08 ID:VEC+BZqK0
>>5
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