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貴方「安価でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」

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687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 23:42:00.68 ID:85iaWoNo0
688 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 00:14:22.52 ID:QNqY3tP80

貴方「暁美さんは何か予定はある?俺は話したけど、他の人のことは聞いてないなと思って」

ほむら「えっ、えっと……私は最初の数日は家にいるけど、年末年始には両親が迎えに来て実家のほうに帰ってしまうから」

貴方「実家って東京だっけ?遠いね」

まどか「家族団欒楽しんできてね。わたしたちともこっちにいる間に遊ぼう!」

ほむら「う、うん」


 なら、こっちでみんなと遊べるのはその数日だけか。だから他の人より寂しがってたのかな。


 ――――雑談してるうちにHRの時間になって、授業がはじまる。

 英語の授業もテスト返しだ。ただ早乙女先生はいつもどおりだった。



「……並べ替え問題、間違える人が多かったですね〜。『彼女に欠点があるから、私はその分いっそう彼女が好きだ』」

「ここで使うtheは副詞としてのtheで、betterの前に置きます。だから順番はこうなりますね」

「ところで、欠点まで含めて人を愛することは大切ですが、惹かれちゃダメな欠点だってあるんですよ」

「それって一番はなんだと思いますか? 【貴方】くん」



 ……いつもどおり。けど、今回は選択式じゃないから難しいな?

 テストより難しいかもしれない。この問題、俺は合ってたのに。



1恋愛関係のだらしなさ
2束縛が厳しすぎる
3お金の浪費癖
4自由安価

 下2レス
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:18:19.40 ID:u0a1Bw7K0
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:19:55.19 ID:XpBhtRvZ0
1
691 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 00:32:07.19 ID:QNqY3tP80


貴方「……恋愛関係のだらしなさ、とか?」

「そうですね!浮気を許してよかったことはありません。それは私にも少しは悪かったところがあったかもしれませんが、だからってコソコソと……」


 早乙女先生は語りながら悔しそうな顔をしている。


貴方(やっぱり体験談なんだなぁ……)


「ですので、【貴方】くんも絶対に、『浮気』だけはしてはいけませんよ?」

「嫉妬に駆られた女子は恐ろしいんですからね!どうなるかわかりません!」


 ――と、言われたってまだ恋人もいないし。

 まあいつかのための忠告と思っておこうかな。



 早乙女先生は自分の始めた話題で憤慨していたが、それからころっと調子を戻してテストの答え合わせの続きに戻っていった。




*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちと雑談
2(クラスメイト指定)を誘ってみる
3購買に飯買いに行かなきゃ
4教室の外へ
5自由安価

 下2レス
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:34:09.90 ID:rjl7vsHSo
1
喫茶店で例の先輩見たって話してほしい
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:35:35.82 ID:XpBhtRvZ0
さやかに告白する
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:36:35.89 ID:Jr8fLlUt0
1
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:38:53.65 ID:u0a1Bw7K0
採用するのか?
安価↓か再安価?
696 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 00:48:17.45 ID:QNqY3tP80
前回選択肢時点で恋愛感情なしだから思い直すには早すぎるかな…
せっかくだから急ぎすぎるよりももうちょい良いシチュエーションを用意したほうがいいかも?
-------------------------------------------------------------------------------------------


再安価


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちと雑談
2(クラスメイト指定)を誘ってみる
3購買に飯買いに行かなきゃ
4教室の外へ
5自由安価

 下2レス
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:51:29.71 ID:u0a1Bw7K0
1
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:52:32.61 ID:NQGO/K/s0
2さやか
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:55:20.38 ID:rjl7vsHSo
1
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:58:30.55 ID:Jr8fLlUt0
まさか再安価だとは・・・
701 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 01:19:04.94 ID:QNqY3tP80
――――
昼休み



 チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。

 今日は美樹を誘ってみることにした。


貴方「美樹、今日は飯一緒にどうだ?」

さやか「オーケー。じゃ、まどかたちにも言ってくるね」


 実はわざわざ呼ばなくても聞こえる位置にはみんないるが。

 美樹を残して鹿目さんと暁美さんが教室を出て行った。もしかして二人で昼飯ってはじめてかな?暁美さんとは何回か食べてるけど。


貴方「今ってみんなどこで食べてるの?」

さやか「上の階の空き教室。場所はそこまで変わらないよ。あの辺空いててちょうどいいんだよね」

さやか「寒くなかったら屋上で食べるのが気持ちいいんだけど」

貴方「へー」


 まあ自分が行くことはないかな。けど知っておいて損はない。

 学校が違う?というか通ってない?はずの佐倉さんのほうが詳しかったのはちょっと負けた気分だったし。



1また今度カフェいこう
2外の通りで佐倉さんを見た話
3自由安価

 下2レス
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 01:19:30.22 ID:NQGO/K/s0
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 01:20:17.94 ID:rjl7vsHSo
2
704 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 01:41:59.86 ID:QNqY3tP80


貴方「そういえば、外の通りで佐倉さんを見たんだけど」

さやか「昼?」

貴方「ああ、昼」

さやか「あー……アイツ。たまに外からこっちの様子見に来るんだけどね。心配しなくてもいいわよ」

貴方「知ってたのか」

さやか「学校に通えない事情があるみたい」

貴方「そう言われると心配にはなるけどなあ」

さやか「本人から怒られそうだからあたしからはこれだけ」

貴方「個人的にはスナック菓子で昼済ませてそうなのも心配だ」

さやか「それはまったくだね。今度見かけたら言ってやれば?」

貴方「気を悪くしない?」

さやか「するかも。でも気を遣われることは悪い気はしないっしょ」



 あまり詮索をしても嫌われそうだけど、佐倉さんは正直謎が多い。

 美樹と雑談をしながら昼食を共にした。


 ……一応話のタネはできたかな。怒ってどっか行ってしまわなければだけど。



*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1野良猫の居たところに行ってみようかな
2繁華街に寄り道
3一人カフェ
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。

 下2レス
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 01:52:58.64 ID:rjl7vsHSo
3
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 01:53:03.15 ID:Jr8fLlUt0
3
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 16:18:12.76 ID:NQGO/K/s0
こういうスレを待っていた
708 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 21:51:46.44 ID:QNqY3tP80
――――
放課後



 ――――学校が終わると、今日も一人でカフェに来ていた。

 注文は昨日と同じ。あれこれ試してみたい気持ちもあるが、まだ気に入ったものをリピートしたい気分だった。

 でも昨日とはひとつ違うことがあった。この時のために用意してきたものが。


 鞄から本をとり出す。放課後に図書室から目を引くタイトルのものを借りてきていた。

 一応腐っても図書委員だ。本を読む事は嫌いじゃない。


 ページをめくって冒頭の部分を読み進めていく。


貴方(へえ、割と面白そうかな。持ってきたはいいもののつまんなかったらどうしようと思ったけど)


 『嫌い』――じゃないけど、詳しいわけでも特別好きなわけでもない。

 でもこれなら飽きずに読めそう。



 …………コーヒーとタルトを味わいながら、区切りの良いところまで読み進めた。

 いくらかおかわりしたコーヒーのカップもちょうど空だ。少しずつ、また来た時に続きを読んでいこうか。

 そう思って本を閉じて顔を上げると、先輩はいつのまにか今日も来ていたようで、ふと目が合った。


貴方(見られていた、のかな? 俺も見覚えだけはあるし、互いに認識はしててもおかしくはない)

貴方(でも一言二言しか会話したことはないと思うけどな)


 せいぜいが『眺める』以上の接点や共通点なんてなかった。

 その人がおもむろに一冊の本を取り出すまでは。


貴方「! 同じ本?」

「奇遇ね。あなたもこのシリーズ好きなの?」

貴方「いや、偶然手にとって借りてきただけだけど……」

「そう……」



 そう答えると、少し残念そうにしていた。

 まさかこの本が共通点になるとは。



1面白いんですか?
2三年の人ですよね?
3自由安価

 下2レス
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 21:52:22.14 ID:u0a1Bw7K0
1
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 21:53:39.82 ID:0gDEm3FX0
1
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 22:03:47.10 ID:rjl7vsHSo
3
あなたも本、好きですか?
712 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 22:55:29.06 ID:QNqY3tP80


貴方「面白いんですか?まだ少ししか読んでないんですけど」

「面白いわよ。私も読んでみたらハマっちゃって。でも周りに好きな子がいなくて話せないのよね……」

「だから珍しいって思っちゃって」

貴方「また続き読んでみます。気になりますし」

「ええ。……いつか話せるようになるといいわね」


 今日のところはほんの少しだけ話をして店をあとにした。

 とりあえず、今日はここまでだ。これからの楽しみが出来た。



六週 30日目終了


[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・優雅!

[攻略済]
暁美ほむら
美樹さやか



[好感度] to貴方
暁美ほむら★★★▽=美樹さやか★★★>鹿目まどか>???>佐倉杏子

★…フラグ一段階目 「気になる」
※大抵の場所なら誘ったらOKしてくれると思います。
※放課後行動では勝手についてくることもあるかもしれません。

★★…フラグ二段階目 「特別」
※【貴方】との行動を優先します。
※ここまでくればあとは流れに乗るだけだ!

★★★…フラグ三段階目 「恋慕」
※実質落ちてる。
※個別ENDにいってもいかなくても攻略済み。

☆…互いに恋人として誓い合った仲。他の人の好感度上げすぎると多分マズイことになる。
  もし他の人に言い寄るようなことしたら普通に浮気です。

▽…嫉妬Lv1
※ハーレムならつきものくらいの可愛い嫉妬だよ。
※この辺で留めておかないと色々濁るかもよ。マズそうな選択肢は控えよう。
713 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 23:06:32.21 ID:QNqY3tP80
六週目週末


貴方(週末、誰か誘おうかな……?)


1ほむら
2さやか
3さやか+杏子
4今週は一人で過ごす

 下2レス
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 23:07:03.15 ID:dlPOZeiC0
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 23:08:13.53 ID:u0a1Bw7K0
2
716 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/19(日) 23:43:33.10 ID:QNqY3tP80


 休日、家で暇してるのもつまらないから美樹を誘ってみた。

 場所はいつもの繁華街だ。美樹も同じく暇してたらしい。


さやか「勉強ももうしなくていいし、やることなくて家でだらけてたからちょうどよかったよ」

貴方「テストがなくたって勉強しててもいいんじゃね?」

さやか「あたし一人じゃやるわけないでしょ?でももう勉強会はいいよ。遊ぼう!どこいく?」

貴方「俺も勉強はやりたくないな」


 苦笑する。毎日のようにやってた勉強会も名残惜しかったけれど、勉強自体が楽しいわけじゃない。

 美樹といるのが楽しかったんだ。



1いつものゲーセン
2何か食べにいく
3買い物
4カフェ
5自由安価

 下2レス
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga ]:2020/01/19(日) 23:44:12.60 ID:u0a1Bw7K0
3
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 23:44:31.88 ID:rjl7vsHSo
2
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/22(水) 18:52:24.70 ID:Xrivz0Js0
まだかな
720 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/23(木) 23:22:07.21 ID:QTtstZB60


貴方「ちょっと腹減った。なんか食いにいかない?」

さやか「いいね。いくか!何食うー?」

貴方「あっちにケバブの屋台とかなかったっけ?」

さやか「あたしアイスも食べたいなー」

貴方「アイスもいいな」


 話しながら移動していく。

 何を食べるにもこの辺なら選択肢は多い。1つに絞る必要もない。

 それぞれ好きな物を買うと、近くのベンチに座って食べ始めた。


さやか「んー、これおいしい!」

貴方「何味だっけ?珍しいやつだったよな」

さやか「練乳いちごだったっけ?期間限定!」

さやか「【貴方】はそれ辛口ソースだっけ?辛くないの?」

貴方「思ったより辛いかも。アイスあってよかったわ。でも人の見てるとうらやましくなるな」

さやか「……えー?」


 そう言うと、美樹はちらちらとこっちを気にするように見る。

 疑惑の視線、ってやつか?別に食いしん坊キャラじゃないはずだったんだけど。


貴方「さ、さすがに取ったりしねぇよ?そこまで食い意地張ってないし」

さやか「わかってるわよ!杏子じゃあるまいし」

貴方「佐倉さんってそんな食い意地張ってんの?」

さやか「まああいつのことはいいでしょ?」


 自分から振った話題なのになあ。



1次何する?
2次何食べる?
3自由安価

 下2レス
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 23:23:20.53 ID:kzzCZc9g0
1
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/23(木) 23:34:19.93 ID:hx/1kXgl0
723 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/24(金) 00:49:29.00 ID:SjBQn9sY0

貴方「次何食べる?」

さやか「まだ食べるの?やっぱ食いしん坊じゃん。あたしはもういいかなぁ」

貴方「辛いもの食べたら食欲刺激されたかも。美樹は小食だなぁ」

さやか「いやいや!?あたしもこれでも食べすぎないように制限はしてるからね?すごくいいものがあったら食べるかもしんないけど……」

貴方「なんだ、ダイエットでもしてんの?」


 ――と改めて見てみるけど、細いほうだよな。

 肉付きがないというより引き締まってるというのが正しく見える。


貴方「必要ないように見えるけどな。今のままを保ちたいってことか」

さやか「ふふふ、なかなか褒めてくれるじゃん。まあ、ダイエットってほどのことはしてないけどさ」


 いよいよ立ち上がってその辺をぶらぶらと歩いてみる。


貴方「そういや新しくポップコーン屋が出来たとか言ってたっけ」

さやか「あ!……いいなあ」


 結局またいくつか食い歩いて、それから軽く身体を動かす遊びをしに行った。

 前と同じように素人なりに二人で競い合って。


 いつのまにか平日以上に疲れる一日になって、帰ったらぐっすりと寝ていた。



―六週目休日 終了―
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/24(金) 18:30:38.54 ID:IyZf5+5e0
個別エンド見れなかったか
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/26(日) 02:30:15.18 ID:F6fCW97D0
もっと書くスピード早くできない?
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/26(日) 14:14:59.12 ID:XacDjmGS0
ペース遅いのは仕事とかあるだろうししゃーなし
727 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/27(月) 22:50:47.81 ID:rxddSOuZ0
31日目 教室



 自分の教室に入ると、周囲に向けて挨拶しながら鞄を置く。

 すると三人からも挨拶が返ってきた。


さやか「おはよー」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」


 その挨拶も、どこかいつもより気の抜けた感じだ。

 みんななんだかんだ浮かれてるんだ。


さやか「うーん、今日も簡単な授業だといいなー」

貴方「それこの前も言ってただろ。気が抜けてるなぁ」

まどか「でも期限があるものもあるよ。裁縫とか……」

さやか「あーっ!もーそれ思い出したくなかったやつ!まどかはいいよね、順調に終わりそうで」

まどか「裁縫はいいけど、技術の工作のほうが……」

さやか「そういやそっちもあったわ。そっちはなんとか授業中に終わりそうかなあ……」

ほむら「がんばって作っても、エプロンも棚も置き場所に困っちゃうね……」

貴方「暁美さんは進み具合どうなの?」

ほむら「授業中には終わりそうかな?」

さやか「ほむらは割とどっちも順調に進んでるよね」


 暁美さん、意外な特技を持っているんだろうか。

 自分はどうだろう。そこまで遅れそうなのはなさそうかな?でも、油断はできないかもしれない。


――――
――――
728 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/27(月) 23:46:29.47 ID:rxddSOuZ0


 テスト明け最初の音楽の授業では、授業のはじめにテストが返された。

 五教科外のテストは優先度は低く考えがちだ。今日もテスト返しより、実技の歌のテストのほうがメインだったりもする。

 自分のイスの上に裏返して置かれたテスト用紙をめくってみる。


貴方「……おお!」


 思わず自慢したくなる点数で、美樹に話しかけにいった。


貴方「美樹、今回のテストどうだった?」

さやか「あ!【貴方】と二点違い?」

貴方「一問の差で負けたか……でも十分すごいよな?この点数って」

さやか「ふふん、もっと褒めていいよ。でも他のに比べたら小難しいことないし、コツを押さえれば点数とりやすいでしょ?」

貴方「そうかもしれない」


 順位も貼り出されないのが惜しいけど、誇らしい気分だ。

 前ではさっそく先生が歌のテストの準備をはじめていた。



1眺める(クラスメイト指定)
2自分の番に集中(能力コンマ)

 下2レス
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/27(月) 23:48:24.74 ID:613RNMpv0
2
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/27(月) 23:49:42.73 ID:Lx63nW0f0
2
731 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/28(火) 00:02:19.03 ID:6Ot0slKM0

さやか「これから歌のテストだって。自信ある?ついに音楽まで得意になった優等生君」

貴方「順番にやるだけだろ?筆記と違って厳密に点数がつけられるわけじゃないし」

さやか「まあね。やれば終わるだけだねー」


 自分の並びにつくから少しの間美樹ともお別れだ。

 女子の方から順番が回ってくる。とりあえず、俺は静かに自分の番に集中してた。



 下1レスコンマ判定1ケタ 歌唱
0〜9
※0が最大、1から9は大きいほど良い。例によって00はクリティカルだよ。
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:03:43.95 ID:xRoUsRsT0
733 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/28(火) 00:15:44.38 ID:6Ot0slKM0
5 めっちゃ普通!
----------------------------------


 ……うん。まあ、取り立てて目立つこともなく無事に終わって順番が通り過ぎていった。

 どんな評価をつけられるやら。自己評価では可もなく不可もなくだと思うけど。


 美樹の言ってたとおりやれば終わるだけだな。

 緊張したのも束の間、あとは周りの野太い歌声を聞くだけの時間になってしまった。



――――
――――


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちと雑談
2(クラスメイト指定)を誘ってみる
3購買に飯買いに行かなきゃ
4教室の外へ
5自由安価

 下2レス
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:19:40.36 ID:xRoUsRsT0
1
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/28(火) 00:20:30.60 ID:TKM+E6b40
ほむらを誘って3
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:20:35.33 ID:r5LW9yfr0
1
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 00:52:02.15 ID:Cq2j8xkw0
何とかしてさやかの個別エンドを見るために右往左往してる状態で話がまるで進まないな
738 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/28(火) 23:06:10.87 ID:6Ot0slKM0
昼休み



 チャイムが鳴ると、教室全体がざわめきだす。

 美樹たちは今日も弁当袋を持って教室を出る準備をしている。


貴方「みんなもう行くところ?」

さやか「うん。そうだけど?」

貴方「暁美さん、購買行くなら一緒に行かない?俺今日弁当なしの日だからさ」

ほむら「う、うん!いく!」

さやか「……じゃあ、あたしたちは先行ってるよ?まどか、いこ」

まどか「うん。また後でね、ほむらちゃん」


 みんなとは階段で別れて二人で購買のほうまで降りていく。

 人混みにまじって棚に並ぶパンや弁当、飲み物のコーナーを見てみる。


貴方「暁美さんはどんなのがいいって決めてる?」

ほむら「私は……、実はお昼は昨日のうちに買ってて」

貴方「え?そうなの?」

ほむら「腐りやすい季節じゃないし、安かったから……」

貴方「じゃあなんでここに?飲み物がないとか?」

ほむら「えーと、飲み物も、まだ残ってるけど……」


 暁美さんはもじもじと指先を動かして、それからお菓子の並ぶ棚のほうに視線を動かした。


ほむら「みんなで食べるおやつでも買っていこうかなって」

貴方「あぁ、そういうのもいいかもね」

ほむら「どういうのがいいかなぁ。私もあまり普段お菓子とか買わないから……」

貴方「節約?」

ほむら「……そういうわけじゃないけど」



 なんか勧める?
1袋入りのスナック菓子
2箱に入った個包装のチョコレート
3ロッキー
4きのこ
5たけのこ
6自由安価

 下2レス
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/28(火) 23:12:54.71 ID:xRoUsRsT0
3
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/28(火) 23:43:39.75 ID:TKM+E6b40
4
741 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/29(水) 00:25:31.48 ID:72KkECEx0

貴方「これとかどう?」


 手に取ってみたのはきのこをかたどったチョコビスケット菓子。

 お気に入りを選んでみた。箱入りだし食べやすそうだ。


ほむら「あ……いいね。可愛い」

貴方「だろ?スタイリッシュなフォルムしてるよな!」

ほむら「スタイリッシュ……?」

貴方「自分のも決めないとなー。これでいいや」


 適当に昼飯を選んで手に取る。


貴方「じゃ、それでよさそうなら会計して上に行こうか。暁美さんとは階段でお別れだな」

ほむら「うん…………そうだね」


 それぞれ目的のものを買って上の階に戻っていった。

 俺は教室に。暁美さんはもっと上の屋上に。



▼【貴方】はキノコ派。かも。

――――
――――


*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1野良猫の居たところに行ってみようかな
2繁華街に寄り道
3一人カフェ
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。

 下2レス
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 00:31:26.60 ID:padTK5lX0
4
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 01:06:03.75 ID:6WQRAzR00
1
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/29(水) 16:34:03.73 ID:w7aXzc2q0
まどかマギカの鹿目まどか、告白されたことがあった
http://chomanga.org/archives/162239.html
745 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/01/30(木) 23:27:40.69 ID:SOZNiB2z0
まあ幼稚園の頃の話だからね
ちなみに100の質問はうちのシリーズでも考慮に入れてます
--------------------------------------------------------


 放課後、久しぶりに鹿目さんとまたあの猫の居た茂みに寄ってみる。


まどか「エイミー、ごはんだよー」


 鹿目さんが近づくと、それだけで黒猫は茂みから姿を現した。


貴方「へー、なついてるんだな」

まどか「というか、もともと人懐っこいの」

貴方「そうか」


 茂みに置いてあったボウルに鹿目さんが餌を入れていく。

 学校に持ってきてるのか。あげるのは朝と夕方?それも毎日?


貴方「まだ毎日あげてるの?」

まどか「うん。最近ちょっとずつ食べる量が多くなってきてるみたいで少し大変だけど……」


 エイミーはボウルに顔を近づけ、すんすんと匂いを嗅ぐと顔を背けてしまった。


まどか「あれ?今日は食べないの?」

貴方「地面を……なにやってるんだこれ?」

まどか「おなかいっぱいなのかなぁ……? 飽きちゃったのかなぁ……? 食欲がないってことはないよね……」


 犬の行動や気持ちならそこそこわかりそうだが、正直猫はあまり詳しくないから俺もわからない。

 けど猫はボウルを素通りして鹿目さんにすり寄ってきていたから、食事よりも甘えたそうだというののはわかった。



1ほかの人があげたのかも
2元気そうには見えるよ
3餌変えてみる?
4自由安価

 下2レス
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/30(木) 23:42:58.59 ID:A9pf5/eao
3
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/31(金) 03:47:10.10 ID:KADXKQ+30
3
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/01(土) 00:00:05.50 ID:hMTO88jA0
毎日更新してほしい
749 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/01(土) 20:03:06.32 ID:cunYROPN0

貴方「餌変えてみる?その辺で何か買ってこようか?」

まどか「うーん、そうだね。見てこようか」

貴方「鹿目さんはそこで待っててよ。エイミーもまだ甘えたそうだし」


 こっから一番近い店ってどこだろう。大き目のスーパーなら売ってるかな。 

 鹿目さんとエイミーを置いて見に行ってみた。



1どうせなら奮発して良い猫缶を
2贅沢を覚えるのは困るから別のドライフードのほうがいいかな
3おやつなら食いつくかな?
4どうせなら色々買っておけ!
5自由安価

 下2レス
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 20:03:54.18 ID:x0Lntrzv0
2
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 20:12:32.50 ID:VhKPt5tL0
2
752 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/01(土) 20:57:42.27 ID:cunYROPN0

貴方「鹿目さん、別の餌買ってきたんだけどどうかな?」

まどか「ありがとう。あげてみよっか」


 ボウルの中はあれから減っていなさそうだ。新しい餌を追加で少し入れてみる。

 鹿目さんが買ってたのとは別のドライフードだ。価格帯は同じくらい。贅沢を覚えたらそれはそれで大変かな、って思って。
 

貴方「……匂いは嗅ぐけど、食べないね」

まどか「うーん、いつか食べるといいけど……」

貴方「明日の朝も寄るんでしょ?その時にも減ってなかったらまた考えようか」

貴方「単におなかが減ってなかったのかもしれないし」

まどか「そうしてみるね。【貴方】くんのおかげでちょっと不安が減ったかも」


 エイミーは鹿目さんの膝に戻って、いつのまにか寝てしまった。その様子を見ながら動けないねなんて二人で話して。

 まだ日差しも出ている時間帯。けど、もう外は寒くないかな。

 茂みの奥を覗いてみるとタオルが一枚あるけど、これも鹿目さんが置いたんだろうか。


貴方「そういえばまだエイミーを飼えそうな人って見つかってない?」

まどか「うん……」

貴方「まあでも、エイミーもこれだけ鹿目さんに懐いてるんだもんな」


 エイミーが他の人のところに行ってしまったらやっぱ寂しいだろうし、こうして見てるとこのままでもいいんじゃないかとも思う。

 今のままでも飼い猫みたいなもんじゃないか?


貴方「……暖かい場所で休めないのはかわいそうだけど」

まどか「エイミーのおうち、もうちょっと良く出来ないかな?タオルだけじゃ寒いよね」

貴方「ダンボールでもあれば……」

まどか「明日、家から持ってきてみるね。いらないダンボールくらいならうちにもあると思う」

まどか「雨に濡れたら心配だから、テープでも貼ったら防水できないかな」

貴方「朝やるの?」

まどか「ちょっと早くに来てやってみようと思う」

貴方「へえ、楽しそう。秘密基地みたいだな。俺も行っていい?」

まどか「もちろんだよ。わたしはあんまり工作は得意じゃないから、男の子が手伝ってくれるのは心強いし」


 工作っていうほどのものかなあ。でも、ちょっと凝ってみたら面白いかもしれない。

 そのほうがエイミーも快適に住めるわけだし。


 ――――鹿目さんと明日の約束をした。



七週 31日目終了


[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな↑
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・みんなで一緒に遊んだ

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・優雅!

[攻略済]
暁美ほむら
美樹さやか
753 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/01(土) 21:25:25.40 ID:cunYROPN0
――――
32日目 朝



 今朝はいつもより早く起きて猫のいる場所へと向かった。あの場所は鹿目さんの通学路でもあるんだよな。

 行ってみると、ちょうどダンボールを持った鹿目さんと、その傍にはエイミーの姿が。


貴方「おはよう、鹿目さん。エイミーご飯食べてくれた?」

まどか「【貴方】くん! おはよう。ご飯減ってたよ。【貴方】くんの言った通りお腹すいてなかったのかも」

貴方「だとしたら、おやつか何かあげてる人が他にもいるってわけか。昨日がたまたまだったのかもしれないけど」

まどか「エイミーは人懐っこいし、ありえるかも」

貴方「エイミーの家のほうはどう?」

まどか「一応道具は持ってきたんだ。ダンボールと水を弾くテープと、カッター」

貴方「こうして見るとなんか本格的な工作っぽいね。今はテープ貼ってるとこ?」

まどか「うん。【貴方】くんはこっちのほう手伝ってくれたら嬉しいかも」



 鹿目さんと分担してエイミーの家を作っていく。

 テープを貼って、少しダンボールを切り貼りして、工夫を重ねていくと――――。



まどか「わあ! 最初はただのダンボールだったけど、おうちっぽくなったね!」

貴方「ああ、立派だな!」

まどか「最後にこのタオルも入れて……エイミーも満足してくれるかな?」


 ダンボール製の家を茂みの奥に置くと、エイミーは興味があるようですんなりと入ってくれた。

 ――しばらく二人で達成感に浸っていたが、ふと時計を確認してはっとする。


貴方「まずい、時間が!鹿目さん、もう行かないと!」

まどか「ほ、ほんとだ!熱中してて気付かなかった……。ごめんね、もう行くね。エイミー」


 エイミーのにゃんという鳴き声に送られて、俺らは通学路を進む。

 すると、その途中で美樹たちが待っていた。


754 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/01(土) 22:04:10.31 ID:cunYROPN0


さやか「あ、まどかやっと来た――って、【貴方】も?なんで?」

まどか「遅くなってごめんね、さやかちゃん!ちょっとエイミーのとこ寄ってて……」

さやか「猫が可愛くて遅れたとか? まさか【貴方】までそんな理由? あんたは家に犬がいるじゃん」

貴方「いや、エイミーに家を作ってたんだ。暖かくて雨に濡れない場所を作ってやりたいって、鹿目さんがね」

ほむら「そうなの? 今度見に行くね」

まどか「うん!」


 そういやいつも三人で教室にきてたもんな。その中に自分が入るとは思ってなかった。

 でも良く知ったメンバーだし、居心地は悪くない。



1二人は何の話をしてたの?
2いつもここで待ち合わせ?
3自由安価

 下2レス
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 22:05:06.06 ID:VphT56EI0
2
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 22:09:41.32 ID:x0Lntrzv0
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 22:50:53.48 ID:VphT56EI0
758 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/01(土) 23:01:39.82 ID:cunYROPN0


貴方「いつもここで待ち合わせ?」

まどか「うん、さやかちゃんとは小学生の時からだね」

さやか「そういうこと言うとほむらが嫉妬するぞー?」

ほむら「う、たしかに鹿目さんと美樹さんの絆を見てると私じゃそこまでは並べないのかなって思うことはあるけど……」

ほむら「……それよりうらやましい、って思うかな。私にはそういう人はいなかったから」

ほむら「鹿目さんとか、【貴方】くんみたいな人が幼馴染だったら、って思ったりしちゃうんだけど――……なんて」

貴方「今からでも遅くないと思うけどな」

貴方「あたりまえだけど、これからもずっと一緒にいたら今からでもいつか長い付き合いになるよ」

ほむら「これからも、ずっと………… うん!そうだよね」


 俺たちは親友なんだから。

 それにきっと鹿目さんともそうだ。


 俺自身の幼い頃はどうだろう?――ほんの少し考えようともしたのだが、それより先に教室についてしまった。

 今日はいつものようにHRまでに余裕がない。

 とりあえず、ギリギリ間に合ったことにみんなで安堵した。

759 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/01(土) 23:35:13.85 ID:cunYROPN0


 ……それからHRが終わると、美樹と志筑さんが話してるのが目に入った。


さやか「……仁美」

仁美「さやかさん?どうされましたの?」

さやか「いや、最近は登校も一緒じゃないし、あんまり話してないなって思ってさ。朝は恭介と一緒にいるから邪魔はしないけど」

さやか「放課後は仁美はお稽古事があるし、アイツもバイオリンばっかでしょ? 落ち着いて一緒に居られる時間は大事だもんね」

仁美「……」

さやか「あたし、あいつのことやっと吹っ切ったんだ。だからもう気を遣うことはないよ。元通りに戻ろう。仁美も大事な友達なんだから」

仁美「ありがとうございます。さやかさんからそう言われないと、私は多分ずっと気にしてましたから」

仁美「さやかさんのことはもう前とは違うって見ていてわかります。元気になりましたよね」

仁美「でも……私、上条君とはもう一緒に登校していませんわよ?」

さやか「えっ?」

仁美「あと、今度は自分から動いてみたらいいと思います」

さやか「!!」


 あの二人の仲も戻った、のかな。


――――
――――



――二時間目の授業、技術
・様子を見にいく(クラスメイト)

 下2レス
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 23:36:27.36 ID:x0Lntrzv0
加速
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 23:39:42.57 ID:vh1h9pIZ0
ほむら
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 23:53:08.26 ID:oQpg/enR0
仁美は恭介と別れたのか?
763 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/02(日) 00:24:34.26 ID:rRKn/c9q0


 朝も軽い工作をしたが、今日の授業でも工作をやっていた。

 技術の時間で作っている棚だ。自分の分が割と順調に出来てしまって、他の人の様子が気になった。


 暁美さんのところを見に行くと、暁美さんもそろそろ完成しそうなところだった。


貴方「暁美さん、そろそろ出来そうだね」

ほむら「うん。なんとか……」


 『なんとか』なんて言いつつも、造りを見てもかなり精確に作られているのがわかる。

 家庭科も技術も順調だって言ってたっけ。


貴方「こっちももう終わったんだけど、暁美さんのほうが完成度は上かもしれないな。手先が器用なんだね」

ほむら「慣れてるから、かな……?」

貴方「慣れてるの!? こういうのが趣味だったり?」

ほむら「あっ、ううん、日曜大工はやってないけど……!」


 暁美さんは大人しい女の子らしい女の子ってイメージだったから少し意外だった。

 日曜大工じゃないならなんだろう。


ほむら「それより【貴方】くんのも見てもいい?」

貴方「ああ、もちろん」

ほむら「これだけ終わらせたら完成だからそっちに行くね。少し待っていて」


 作業をする暁美さんを眺めて、それから自分のも見てもらった。



――――
――――


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちと雑談
2(クラスメイト指定)を誘ってみる
3購買に飯買いに行かなきゃ
4教室の外へ
5自由安価

 下2レス
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 00:26:15.34 ID:0dWKQf+H0
2仁美
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 00:26:29.07 ID:2KhwPxsc0
加速
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 00:28:07.37 ID:TRqOWvza0
2さやか
767 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/03(月) 00:22:59.57 ID:PTy6+zbM0
昼休み



 今日は美樹を誘って教室だ。いつも一緒に食べてる鹿目さんたちは上に行っている。


さやか「今朝は驚いたよ。まどか遅いなって思ったら【貴方】まで一緒なんて」

貴方「待たせて悪かったよ。ちょっと熱中してたんだ」

さやか「まあ間に合ったからいいんだけどさ」

貴方「けっこうギリギリだったけどな」


 いつもの調子で笑い合っていたが、美樹が少し重く何かを言いかけていることに気づく。

 さっきのとは別の話題だろうか。


さやか「あの、さ…………」

貴方「……? どうした?」

さやか「あー……、ううん!大したことじゃない。食後にこれどうかなって」

貴方「グミ?」

さやか「微妙だったから杏子にでもあげちゃおうかと思ったんだけど、【貴方】にもこの微妙さを体験してもらおうかと思って」

貴方「えー、微妙なもの押し付けるなよなぁ」

さやか「もし気に入ったらそれでも全然問題ないんだよ? あたしの口に合わなかっただけかもしんないし」

貴方「……これ、微妙だな」

さやか「でっしょ!」


 なんでもないような話で盛り上がった。

 けど、こんなことで言いよどんだりするかな?


 いつのまにかまた次の話題へ、それからまた次の話題へと切り替わるうちに、そんな小さな疑問もどこかへ流されていった。


――――
――――


*午後の授業が終わると待ちに待った放課後です。
1野良猫の居たところに行ってみようかな
2繁華街に寄り道
3一人カフェ
4他の場所に寄り道
 ※人物指定はできません。また、知らない個人宅等も無理です。

 下2レス
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 00:25:18.40 ID:V9iCzvt+0
1
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 00:53:48.03 ID:gWk8rjIk0
2
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/03(月) 01:04:33.80 ID:gWk8rjIk0
選択肢の横に誰とコミュできるのか書いてほしいです
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/04(火) 11:42:20.52 ID:bWai/gWP0
それをしたらわざわざ場所とかかかずにキャラの名前だけでよくなるし面白さも半減するんじゃないかな。あくまで個人的意見だけど
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/05(水) 20:52:27.54 ID:syZxj0YY0
まだか
773 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/06(木) 22:47:08.01 ID:B1o6XoWZ0
放課後



 学校が終わると、今日は繁華街に寄り道してみた。

 色んな店が雑多に並ぶ大通りをぶらつく。カフェもいいけれど、今はもう少し賑やかな空気を味わいたい気分だ。


貴方「ん……?」


 ふと景色を眺めながら歩いていると、見知った姿を見つけた気がした。

 足を止めて中に入ってみる。

 ゲームセンターの中、ここは繁華街の中でも少々うるさいくらいの賑やかさだ。

 軽やかに舞うステップは前にも見覚えのあるもので――。


貴方「さすがだなぁ」


 音楽が終わると彼女は振り向いた。画面にはパーフェクトの文字。


杏子「……何か用かい?」

貴方「もしかして、気づいてた?見てたこと……」

杏子「ああ。あえて無視してたけど?気にするほどの用はなさそうだし」


 思わず苦笑を浮かべる。……手厳しいな。確かに用事があるわけじゃないけど。



1コツを教えてほしい
2一緒に遊ぼう
3自由安価

 下2レス
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/06(木) 22:49:39.78 ID:q1/7IVZh0
1
面倒見がいいからこっちの選択肢の方がよさそうだな
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/06(木) 22:52:36.77 ID:LdcDCN4W0
776 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/07(金) 00:31:55.66 ID:Yoo24PI20


貴方「それ、コツとかあるの?」

杏子「俊敏さ。あとは慣れ」

貴方「慣れ、か……」

杏子「飽きるほどやってんだよ。まあ初見でもほとんどはいけるけどな。他は自分で探せば?」


 飽きるほど。もしかして、学校にも行かないでずっと入り浸ってるのかな。

 彼女ほどの運動神経ならスポーツとかやったらどっかの大会にも出られそうなのに。


貴方「あっ、そうだ。お菓子ばっかじゃなくて、食事はバランスよく食べたほうがいいよ」


 ……美樹との会話を思い出す。佐倉さんは今もお菓子を食べてた。

 そういや食べながらやってたのもすごいな。


杏子「なんだよそれ、アンタが飯おごってくれんの?」

貴方「えっ、ええと……」

杏子「……本気にするなよ。別にそこまでしてもらう必要ねぇし」

貴方「そ、そう? じゃあおごるのはどっちでもいいけど、一緒にご飯食べにいくとかなら……」

杏子「なんでアンタなんかと二人で行かなきゃならないのさ。……あれだろ?他にも女と見ればすぐ誘ってんのか?」


 疑惑の視線が突き刺さる。

 うっ、そこまで軽薄に見られてたのか。初対面の時のことをまだ引きずってるらしい。


杏子「……さやかのことは誑かすんじゃねえぞ。アイツ、最近やたらとアンタの話しやがる」

杏子「ハンパなことやってアイツのこと不幸にしたらマジ潰すからな!」



1そんなんじゃないよ
2友達思いなんだね
3幸せにします!
4自由安価

 下2レス
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 00:33:51.01 ID:o1eAF4+L0
2
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 00:35:51.28 ID:xr/PF7ju0
2
779 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/07(金) 01:05:41.05 ID:Yoo24PI20

貴方「友達思いなんだね」

杏子「は!?あんなやつ友達じゃねえよ!」


 友達じゃなかったら心配なんかするわけない。

 佐倉さんはやりたいようにやってるように見えて、ものすごく素直じゃない人なのかもしれない。

 未だに謎の多い人だけど、少しだけ人となりはわかった気がした。


 ……でも、誤解されたままなのはいつかどうにかしないとなあ、と、思った。




七週 32日目終了


[知り合い]
・鹿目まどか・・・随分献身的だな
・美樹さやか・・・親友
・志筑仁美・・・クラスメイト
・暁美ほむら・・・親友
・佐倉杏子・・・素直じゃない人

[顔見知り]
・巻き毛の女子生徒・・・優雅!

[攻略済]
暁美ほむら
美樹さやか
780 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/07(金) 18:13:33.72 ID:Yoo24PI20
――――
33日目 教室



貴方(今日は少し早く来ちゃったな……)


 昨日早起きした名残か、今日もいつもよりやや早めに起きてしまった。

 自分の席をセットして鞄を置いて、時計を見てみる。

 早いといっても、何かが出来るほど時間があるわけじゃない。せいぜい10分程度か。


 教室内はまだ少しだけ人が少なく、普段なら来た時には居るクラスメイトの姿がいくつか足りていない。

 しばらくスマホでもいじっていると、いつもの三人の挨拶が聞こえた。


さやか「おはよー」

まどか「おはよう、【貴方】くん」

ほむら「おはよう」


 それと、もう一人。


仁美「おはようございます、【貴方】くん」


 今日は志筑さんも三人と一緒に教室に入ってきていた。


貴方「おはよう。志筑さんも一緒だったんだ」

仁美「はい。上条君が退院してからは、杖がないと歩けない状態でしたので私が付き添いをしていたのですけど……」

仁美「足の方ももうリハビリが終わったから大丈夫だと言われて」


 ……そういう話題に疎い俺にもさすがにもうわかる。志筑さんが上条と登校するようになったのはそれだけが理由じゃないだろう。

 でも、それならやめたのもそれだけを理由にしていいのか? 美樹たちとの友情を優先したってことなのかな。

 たしかにもうとっくに杖はなくなっているけど。


まどか「【貴方】くん、今日は早いね」

貴方「ああ、ちょっと早く起きたからさ。別に大した理由はないよ」



1今朝の猫の様子を聞く(まどか)
2最近の上条について聞く(仁美)
3自由安価

 下2レス
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 18:26:56.41 ID:xr/PF7ju0
2
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 18:31:53.39 ID:V+x43FhX0
2
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 18:32:03.88 ID:o1eAF4+L0
2
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 19:01:42.39 ID:V+x43FhX0
選択肢に名前が表示されてる、これで目当てのキャラの好感度上げやすくなったな
785 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2020/02/07(金) 19:43:04.69 ID:Yoo24PI20
誰に話してるのかを明確にするためです。基準は主人公から見てわかることかどうかかな。場所選択他は今まで通りです。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------


貴方「大丈夫なの?」

仁美「ええ。完全に元通りとはいいませんが、少しでしたら走ることもできるそうですわ」

貴方「それはよかった。最近上条はどう?」

仁美「体調は順調に回復しているみたいで。放課後も習い事に復帰されましたし、暇さえあればバイオリンを弾いています」

貴方「へー、バイオリンか」

さやか「アイツらしいわねぇ。やっと絶好調ってわけね」


 この前も美樹の家に行った帰りにちょっとだけ聴いたっけな。道端で聴こえてきただけだけど。

 それでもあれだけ心奪われたのだから、目の前で見たらすごい迫力だろう。

 そういや前にクラスで見たことがあるようなないような――……。


 美樹は半ば呆れたように言ってるけど、予想通りって感じみたいだ。

 好きなものに熱中出来るようになって微笑ましくも思えるが。


仁美「……いいことなのですが、少し寂しいですわよね」


 ……志筑さんは一度視線を向こうに向けて、遠くを見るような表情を浮かべた。


さやか「あー、今度アイツに言ってこようか?バイオリンばっか熱中してないで仁美に構えって!」

仁美「い、いいんです。せっかく本調子になられたのに邪魔したら悪いですわ」

さやか「理解のある良く出来たお嫁さんだなぁ、仁美は」

仁美「お、お嫁さんなんて……と、というかその、暁美さんや【貴方】くんもその、き――気づいてましたの?」

ほむら「あ、はい……」

貴方「まあ、少し前に聞いちゃって」

仁美「〜〜!」



 知られてないと思ってたんだ、志筑さん。

 美樹が志筑さんのことをからかって、志筑さんは恥ずかしそうにしてて。

 美樹も立ち直ったってことでいいんだよな。



――――
――――


*午前の授業は滞りなく終わりました。
1美樹たちと雑談
2(クラスメイト指定)を誘ってみる
3購買に飯買いに行かなきゃ
4教室の外へ
5自由安価

 下2レス
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/07(金) 19:44:10.26 ID:V+x43FhX0
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