【Fate】大河「聖杯大喜利戦争」ジャガーマン「座布団九枚目だニャ」【大喜利】

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48 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:36:04.70 ID:0DhLxr+Wo
イリヤ「うぅ〜、せっかく考えたのに……」ウルッ

アーチャー(正直、先に言われて助かったが……)

アーチャー「わかった。私が何かやる。だから泣くんじゃないイリヤスフィール」

イリヤ「ほんとう……?」グスン

アーチャー「本当だとも。ほら」ギュッ

イリヤ「///」

ランサー「あー、今度はヤローの方からいったぜ。こりゃ言い逃れ不可だろ」

アーチャー「何を言うか! これはあくまで姉弟愛。やましいことなど何もない!」

セイバー(なら最初から堂々としていれば良いではありませんか……)

カレン「ようやくですか。待ちくたびれて居眠りしそうでしたよ」

カレン『どうしたの?』






















アーチャー『……もうロリコンでイリヤ!』キリッ

イリヤ「〜〜〜〜!/////」

49 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:36:57.08 ID:0DhLxr+Wo

ランサー「アウトォォォォッ!」

ライダー「やはり●しましょう」

セイバー「アーチャー覚悟」

――――――――――――――――――――――――――――

切嗣「舞弥、コンテンダ―の整備はできているか」

アイリ「キリツグ、落ち着いて!」

――――――――――――――――――――――――――――


カレン「個人的にはそこまで清いロ●コンならば誉めてあげたいですが……ここは取っておきましょう。イリヤスフィール、そのままアーチャーのを全部取りなさい」

アーチャー「」

イリヤ「うん、フツーにごめんね……」
50 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:42:06.10 ID:0DhLxr+Wo
カレン「三問目……あら、これは私の最後を飾るに相応しい問題のようですね。まずは、これを聞きなさい」


龍之介『こんな、こ、これが人間のやることかよォッ!!』


全員「……」

カレン「聞いていただいたのはFate屈指のシリアルキラー、雨生龍之介の魂の叫びでした。それでは、とりあえず皆で言っておきましょうか。さんはい」

『お前が言うな』

カレン「では、このセリフにちなんだ問題です。あなた方は様々な状況を想定し、龍之介よろしく"これが人間のやることか!"や、"それが人間のやることか!"と叫んでください。それを私が"もっと言ってやれ!"と煽りますので、さらに一言」

ランサー「そいつぁ、サーヴァントも人間の括りにしちまってかまわねーのか?」

カレン「そうですね。あくまで罵倒のレトリックであると認識していただければそれでいいかと」
51 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:43:02.67 ID:0DhLxr+Wo

カレン「まずはセイバー」

セイバー『望まぬ相手同士でハグなどさせて、それが人間のやることですかーっ!』

<wwwwwwwwwwww

カレン「バーサーカー、さっさと一枚取りなさい」

セイバー「」ガ-ン

カレン「仕方ないではありませんか、問題にそう書いてあるのですから」ペチペチ
52 : ◆8cB8K086lg [sage]:2019/11/29(金) 19:43:52.53 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、ランサー」

ランサー『有無を言わさず服を脱がすなんて、これが人間のやることかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

ランサー『衛宮の……ケダモノッ///』

アーチャー「」

カレン「ホモォ……ww」

ライダー「ホモォ……」

<ヨセヨ!?

<ソウハイッテモ アンタ ホカニオモイツカナカッタノ?

<イ,イヤ、アノトキハ ナリフリカマッテラレナクテ……ソレニ イッセイノコトハシンライシテイタカラ,キョウリョクシテクレルトオモッタンダケド……

<ハァ,ワタシモ セナカトカニ レイジュガアッタラ ソンナ イベントガデキテタノカナァ……

<<……
53 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 19:44:50.91 ID:0DhLxr+Wo

カレン「では、キャスター」

キャスター『公共の場で人の料理をマズイマズイって、これが人間のやることなのっ!』

カレン『それはもちろん、注意喚起をしなければいけませんからね』

キャスター「!?」
54 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 19:46:09.43 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、セイバー」

セイバー『人を面白半分で断食させるなど、それが人間のやることかッ!』

<……

カレン『もっと言ってやれ!』

セイバー『そのような輩は、目を穿ちて四肢を断ち、ジワリジワリとなぶり●しにしてやります!』

ランサー「そっちのほうが人間のやることじゃねーよ!」

カレン「この人から食べ物の恨みをかったが最後ですね……」
55 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 19:46:40.79 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、アーチャー」

アーチャー『サーヴァントを呼び出して早々に掃除をさせるだと! それが人間のやることかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

アーチャー『この悪魔! 地獄に落ちろ!』

<ア-チャ-!

カレン「お約束すぎます。しかし、足が痛いでしょうから一枚あげてください」

<ナンデヨ!
56 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 19:47:32.50 ID:0DhLxr+Wo

カレン「次は、ライダー」

ライダー『いたいけな少女に指を突き付けて処●認定するなど、それが人間のやることか!」

アーチャー「」

カレン『もっと言ってやりなさいw』

ライダー『この童●!』ズビシッ

アーチャー「なぜそうなるんだ!?」

カレン「ンッフ……フフ……w」

<エッ ア-チャ-サンッテ ソウナンデスカ……///

<マジカ……

<ソンナワケナイデショ!? イヤ,シラナイケド!

カレン「実際に認定されたのは、いたいけというよりは、イタイ系な感じでしたがね。あらゆる意味で……」

カレン「」ピ-ン

カレン「バーサーカー、私に一枚座布団をください」

全員「!?」

57 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 19:48:05.88 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、キャスター」

キャスター『英霊の命をポンポン使い捨てにして、それが人間のやることなの!?』

カレン『もっと言ってやれ!』

キャスター『ほらアイツらよ、アーラシュ。一発ステラでドカーンとやっちゃってよ』

カレン「クフッ……w 本末転倒ではありませんか。一枚あげましょう」
58 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 19:48:32.16 ID:0DhLxr+Wo

カレン「ではランサー」

ランサー『毎日毎日牛丼ばっかり。これが人間のやることかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

ランサー『だからってホットドッグ買ってくるやつがあるかよ!?』

カレン「わがままですねぇ……」

ランサー「死活問題だよ!」
59 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 19:49:15.78 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、アーチャー」

アーチャー『野菜をマッシュしただけで料理だと!? これが人間のやることかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

アーチャー『そんなことでは、いざカルデアの食堂に招かれたときに潰しが効かんだろう』

カレン「プw いいでしょう。バーサーカー、セイバーから一枚とってください」

セイバー「!?」

カレン「上司の責任です」

セイバー「くっ、わかりました。ガウェインを厨房に立たせはしないと、ここに誓います」

ランサー「安い誓いだなオイ!」

60 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 19:50:46.28 ID:0DhLxr+Wo

カレン「ではセイバー、あなたの番です」

セイバー『人を呼び出しておいて無視を決め込むなど、それが人間のやることですかーっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

セイバー『この馬鹿! 間抜け! 不倫! 偏食! 親バカ! 悔しかったらちゃんと目を見て言い返しなさい、この!』

イリヤ「やっちゃえバーサーカー!」

バーサーカー「■■■■ーー!」バッキィ

セイバー「ゴハァッ!」

<セイバァァァァァァッ!

バーサーカー「■■■■ーー!」カラノ ゼンボッシュ-!


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

切嗣「舞弥、山の帰り道に対サーヴァント用のトラップを張り巡らせるんだ」

アイリ「キリツグ、冷静になってー!」


アイリ「……あれ、途中で不倫って言ってたような……」

切嗣「」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
61 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 19:51:14.38 ID:0DhLxr+Wo

ランサー「そんじゃあ次は俺だな」

カレン「大した自信ですね。ではどうぞ」

ランサー『人を背後から襲うなんて、それが人間のやることかぁぁぁっ!』

カレン「」ハッ

カレン『もっと、もっと言ってやるのです!』

ランサー『こんの見るからに胡散臭くて妖しくて、悪趣味で味覚のおかしいエセ神父野郎!』

カレン「三枚あげてください」

ランサー「うおっしゃあ!」

ギルガメッシュ「この娘の反応の差よ」
62 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 19:54:01.25 ID:0DhLxr+Wo

カレン「次、アーチャー」

アーチャー『そんな裸同然の恰好でほっつき歩いて、これが人間のやることか!』

カレン『もっと言ってやれ!』

アーチャー『何人に言えばいいんだコレ!?』

カレン「……とりあえずそちらの御仁に言うべきではありませんか」

バーサーカー「■■!?」

<アトハ……ヤッパ イシュタル ダヨナ

<デスヨネ-

<カ-マ モ タイガイヨ!

カレン「サーヴァントは見る方も見られる方も肝が据わっている方が多いですが、我々はそうもいきませんからね」

ライダー「いやいや、貴方も十分際どいですよ……」

63 :×貴方→〇貴女 ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 19:58:23.88 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、セイバー」

セイバー『このニトクリスに風呂にも入らない不潔な姿で目通りしようなど、それが人間のやることですかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

セイバー『フケですよ!』

全員「」ズコ-
64 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 19:59:21.79 ID:0DhLxr+Wo
カレン「では、ランサー。やりなさい」

ランサー『女が人前で放尿なんかして、それが人間のやることかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

ランサー『このケダモノっ!』

セイバー『OUCH! バビロニア!』

カレン「ン……フフ……w」

カレン「もう、なんだかよくわからないことになっていますね、一枚あげましょう」
65 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:00:10.74 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、キャスター」

キャスター『陳宮! 他人の命を犠牲にして攻撃するなんて、それが人間のやることなの!?』

カレン『もっと言ってやれ!』

キャスター『ほらアイツよ、アーラシュ。一発ステラでドカーンとやっちゃってよ』

ランサー「だから一緒じゃねーか!」

カレン「昔、力●徹のお葬式が行われたこともあったそうですが、そのうちアーラシュのお葬式とかもあるかもしれませんね」

アーチャー「イジメか!」
66 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:01:17.09 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、ギルガメッシュ」

ギルガメッシュ『年端もいかぬ子供に、掃除や洗濯を押し付けて、それが人間のやることかァァァッ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

ギルガメッシュ『貴様だ貴様ァ!』

カレン「何をしているのですバーサーカー、とっととギルガメッシュとランサーから全部持っていきなさい」

ランサー「うぉぉぉぉぉぉぉいぃぃぃぃぃ!?」

ギルガメッシュ「ハッハッハッハッハ! これはこれは、悪いことをしたなぁ犬よ」

ランサー「冗談じゃねーよ! アイツは一枚で俺四枚だぞ!? こないだといい今度といい、俺扱い悪すぎだろ!?」

カレン「何を言うかと思えば。貴方、死亡キャラのくせに大喜利では基本死にませんから、代わりにイジメて目立たせてあげようとしてあげたのですよ?」

ランサー「大河のねぇちゃぁぁぁぁん! 早く戻ってきてくれぇぇぇぇぇぇ!」

67 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:01:48.71 ID:0DhLxr+Wo

カレン「次はライダー」

ライダー『実の弟をバラバラに刻んで海に放るなど、それが人間のやることかッ!』

キャスター「な、何をっ!」

カレン『もっと言ってやれ!』

ライダー『そんな奴は石化させたあとに壊して、粉微塵にしてやります!』

キャスター「それが人間――じゃなかったわね……」
68 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:02:18.94 ID:0DhLxr+Wo

カレン「では、セイバー」

セイバー『ネコババをするなど、それが人間のやることですかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

セイバー『ネコのことはネコに任せなさい』

全員「」ズコ-

カレン「セイバー」

セイバー「はい」

カレン「バーカ」

セイバー「」ガ-ン
69 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:03:38.32 ID:0DhLxr+Wo

カレン「では、アーチャー」

アーチャー『ランサーに麻婆ドッグを大量に喰わせて●害するなど、それが人間のやることかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

アーチャー『この人でなしィィィィィッ!』

<wwwwwww

カレン「プ……ププ……w 二枚あげましょう……w」プルプル

ランサー「まーぼー……? どっぐ……?」ガクガク
70 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:04:37.81 ID:0DhLxr+Wo

レン「はい、キャスター」

キャスター『キャーッ!? 征服王! そっ、そんなTシャツ一丁の下半身丸出しで、それが人間のやることなの!///』

カレン『もっと言ってやれ!』

キャスター『御覧なさい、この国は痴●でも下着くらいは身に着けているものよ!』

カレン「」

キャスター「おほほほほ。別に今さら一枚取られたって、どうってことないわ」

カレン「……また耳動かしてもらいましょうか……」

キャスター「ごめんなさい許してください勘弁してください……」ブルブル

カレン「とりあえず、あれは下着ではありませんので……」

71 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:06:08.70 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、ランサー」

ランサー『バーサーカーを野放しにするなんて、それが人間のやることかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

ランサー『エ●ループのために何人犠牲になったと思ってるんだァァァァッ!!!』

弓騎魔剣金「そーだ! そーだ!」

<ソ-ダ! ソ-ダ!

バーサーカー「■■■■ーーーー!?」

イリヤ「うるさーーーい! 戦う気もないバーサーカーに負ける方が悪いのよ!」
72 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:07:38.67 ID:0DhLxr+Wo

カレン「はい、ギルガメッシュ」

ギルガメッシュ『富める者は貧者を顧みることなく、貧者は貧者で刹那の快楽を追い求めるばかり。そのツケは全て後代に背負わせる。これが人間のやることか!?』

カレン『もっと言ってやれ!』

ギルガメッシュ『……いや、違うな。"これが"人間のやることか、というべきか』

カレン「その通りなのかもしれませんね。一枚あげましょう」

アーチャー「それに抗おうとするのも、また人間だと信じたいがね」
73 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:08:55.66 ID:0DhLxr+Wo

カレン「さて、現在のトップは……またしてもアーチャーですか」

アーチャー「やれやれ。とりあえず降りかかる火の粉は回避できたようだな」

キャスター「いっけない……二問目のインパクトが強すぎて、賞品のことを忘れていたわ!」

セイバー「いやしかし、アーチャーであれば我々に害をなすこともないでしょう」

アーチャー「ふーむ、とはいえせっかくの機会だ。宝の持ち腐れというのもつまらんだろう。たまには絶対服従から解放されてみるのも悪くはない。もっとも、マスターにも使えれば、の話だがね」

<チョ.チョット! ヘンナキ ヲ オコスンジャナイワヨ!?
74 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:10:02.80 ID:0DhLxr+Wo

カレン「盛り上がっているところで恐縮ですが、お開きの前にあなた方に確認したいことがあります」

カレン「私、今日で最後のはずなのですが、送別会も餞別も、何も無いのですか?」

槍弓騎魔剣「……!」

ギルガメッシュ「あ? 横暴シスターからの解放を祝す会ならあるがな」

アーチャー「ば、バカ! それは極秘の――」

カレン「そうですか、そうですか。私には何もないのですね。では、自力で退職金をせしめるとしましょうか」


カレン「バーサーカー、全員の座布団を全て私に!」

全員「こ、これが人間のやることかよォッ!!」
75 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:10:45.67 ID:0DhLxr+Wo

結    果


カレン 6枚 ←WIN?


ランサー 0枚

アーチャー 0枚

ライダー 0枚

キャスター 0枚

セイバー 0枚

ギルガメッシュ 0枚

76 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:12:02.03 ID:0DhLxr+Wo

カレン「さて、残念ながら10枚には届きませんでしたが、これで賞品は私の物です」

カレン「うふふふ、今回の"王様の命令ぜーったい!"は、「サーヴァントに一回だけなんでも好きな命令ができる権利」……簡易な令呪ですね」

ランサー「マジで予想のまんまかよ!」

ライダー「考えられうる限り、最悪のパターンです。一体、だれを生贄にするつもりですか……!」

カレン「あら、そんなものは決まっているではありませんか」



























カレン「アルトリア・ペンドラゴン 対 ネロ・クラウディウスによる泰山の麻婆豆腐大食い対決を催すのです」パァァ

セイバー「」

ギルガメッシュ「!」

槍弓騎魔「!?」
77 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:18:11.89 ID:0DhLxr+Wo

ギルガメッシュ「おぉ、覚えていたかシスターよ。その選択、褒めて遣わそう」

キャスター「え、ホントにやるの……」

カレン「当然です。あなたも見たがっていたではありませんか」

キャスター「い、いやさすがに現実でやるのはちょっと気が咎めるというか……」

セイバー「そうです! 死んでしまいます!」

カレン「そんなご謙遜を、騎士王さま。シリーズを通して謳われるあなたの胃袋はそんなにヤワではないでしょう」

セイバー「む、無理だ……あんなものを大量に摂取したら……」

アーチャー「クソッ、そんな企みは看破できん!」バッ

カレン「フィッシュ!」

アーチャー「ムゴッ!?」

<ア-チャ-!

<チクショウ! ヤラセルカッ!

<ダメデス,センパイ! イマトビダシタラ ギルガメッシュニ……

ギルガメッシュ「フハハハハハハ、そういうことだ小僧。この愉快な催しを邪魔立てしようなど、許してなるものか。
        貴様も我と共にみるがよい。セイバーが夥しい唐辛子と花椒の前に崩れ落ちる様をな」

ランサー「あー、なんだ。たぶん勝負には勝てると思うぜ、セイバー。生き残れるかはしらねーけど」

ライダー「安心してください。骨は拾ってあげます」

セイバー「あ……あ……」


セイバー「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」ダッ

<セイバァァァァァァッ!
78 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:19:20.88 ID:0DhLxr+Wo

イリヤ「あ、逃げた!」

ギルガメッシュ「かまわぬ、かまわぬ! 聖杯の力を使えば、地の果てからでも呼び出すことは造作もない」

ギルガメッシュ「さぁシスター、はやくその力を行使するがよい。あぁ、今から楽しみだぞ。食を愛する娘の端正な顔が、食によって苦痛に歪む様を想像するとな」

ギルガメッシュ「クククク……ハハハハハハハ!」

カレン「……」

ギルガメッシュ「ハハハハハハハハハ! 愉悦!」





















カレン「……」イラッ


カレン「気が変わりました。英雄王、次回の演芸のコーナーでダニ神父と一緒に漫才をやりなさい」

ギルガメッシュ「!?」

――――――――――――――――――

言峰「!?」

璃正「!?」

――――――――――――――――――

ピカーーーーーーッ!

79 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:22:33.51 ID:0DhLxr+Wo

ギルガメッシュ「ヌォォォォォォォッ!? シスタ―、何ということをしてくれたのだ!」

カレン「麻婆セイバーも捨てがたかったのですが、正直、ギリギリまで貴方と神父に何かさせる方がいいんじゃないかと思っていたのですよね」

ギルガメッシュ「ふ、ふざけるなァ! 何故我がそのようなバカげた真似を!」

カレン「もう賞品の権利は発動してしまいました。今更何をしても無駄ですよ。ふふふ、たまには大好きなセイバーのように、おバカになってみるのも一興でしょう?」

ギルガメッシュ「お、おのれおのれえぇぇぇぇぇぇっ!」

<ヨ,ヨカッタ……

アーチャー ※解放された
     「待て。そもそも、演芸のコーナー? 何なのだそれは」

キャスター「は? いつも大喜利の前にやってるじゃないの」

ライダー「トリスタンのポロロン漫談とか、ナポレオンが大砲に頭を突っ込んでグルグル回るのとか、おなじみではありませんか」

アーチャー「!? !? !?」


カレン「さて、最後に置き土産もしたところで、とうとう私が司会の聖杯大喜利戦争も本当にお開きの時間がきたようですね。次回からは、再び藤村大河が戻ってきます」

カレン「もし大河の雑な司会ぶりに耐えられなくなりましたら、いつでも教会を訪ねてくださいな。勤労奉仕と引き換えにミジンコ程度には考慮してあげます」

カレン「それでは、短いあいだでしたが、皆さまありがとうございました」
80 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:25:41.15 ID:0DhLxr+Wo

アサシン「今日もセイバーは走り去ってしまったか。最近、そんなことばっかりなような……」

イリヤ「でも一応答え作ってたんでしょ。聞いてあげるからやんなさいよ」

アサシン「かたじけない」

アサシン『愉悦とは 並み居る猛者と切り結び 己が一命 噛みしめる事』

イリヤ「えーなにそれー! つまんなーい! 超つまんなーい! 真面目なだけとか退屈ー!」

アサシン「くっ、子供には風情も武人の誇りも解せぬか……では」

アサシン『いつも山門の前でベタベタとイチャついて、私のことは思い出したときにクソマズイ料理を出すのが関の山で、気に入らなければ人の胸を乱暴に開くなど、それが人間のやることか!』

キャスター「へぇ」

アサシン「」

イリヤ「やばっ」ダッ
81 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:26:47.84 ID:0DhLxr+Wo

トボトボ……

セイバー「はぁ……サーヴァントの肉体……というか舌と胃袋というものは鍛えることが出来るのでしょうか……」ズ-ン

アーチャー「やれやれ、着物姿のままでよくこんなところまで走れたものだな」シュタッ

セイバー「アーチャー! 私を連れ戻しに来たのですね!?」バッ

アーチャー「そうではない。大食い大会は頓挫した。安心したまえ」

セイバー「本当ですか! あ、あぁよかった……」ヘナヘナ

アーチャー「代わりに英雄王と言峰神父が漫才をやらされるそうだ。よくわからんが……」

セイバー「……」

アーチャー「ん、どうしたのだね」
82 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:28:04.10 ID:0DhLxr+Wo

セイバー「アーチャー、私はなんという醜態を晒してしまったのでしょう。恐怖のあまり、その場から逃げ出してしまうなど……っ!」

アーチャー「退くも兵法だろう。恥じる必要はあるまい」

セイバー「軍略として撤退したならば、私も恥入りなどしません。しかし、私は感情に押し流され、そのまま駆け出してしまった……これは王にあるまじき振る舞いです」

アーチャー「セイバー……」

セイバー「……いや、でもこれで良いのかもしれませんね」

セイバー「大喜利での私はあくまで与太郎。ならば、いまさら私に高潔な印象を覚える人などいないでしょう。騎士王、麻婆豆腐の前に尻尾を巻いて逃げ出す……と。
     はは、これでまたひとつ話のネタが増えたというものです」

アーチャー「……」

83 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:29:20.71 ID:0DhLxr+Wo

セイバー「さ、それでは早く戻りましょう。皆に詫びを入れねば」

ア―チャ―「放送なら終わってしまったし、この距離では急ごうと急ぐまいと大して変わらんさ。どれ、そこの公園で少し休んでいこう」

セイバー「そんな暇は……」

アーチャー「そうだセイバー。実は先ほどの大喜利で披露できなかった答えがあるんだ。ひとつ聞いてはくれまいか」

セイバー「……申し訳ありませんがアーチャー、今はあまりそういう気分では――」


ギュッ


セイバー「――――」
84 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:29:57.95 ID:0DhLxr+Wo

アーチャー「……」

セイバー「……」



セイバー『……どうしたの』

アーチャー『なぁ、縮んだんじゃないか?』
85 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:31:14.54 ID:0DhLxr+Wo

セイバー「……何ですかそれ」

アーチャー「ふむ、やはりイマイチだったか。実をいうと自分でもそこまでいい出来だとは思えなくてね」

セイバー「そうですね。まぁ、面白くはないかもしれませんが……」

セイバー「"寒くはない"……でしょうか」

アーチャー「おやおや」

「フ、フフフ……」
86 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/11/29(金) 20:36:05.47 ID:0DhLxr+Wo

一度中断します。前ほど長く途切れないよう頑張ります。


前作でゴルゴーンの身長についてネタにしましたが、アニメで見たら思った以上に大きかったです……


それから、少し遅れましたが木久扇師匠、笑点出演50周年おめでとうございます。
奈須 きのこ先生、昨日のお誕生日おめでとうございます。

 
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/29(金) 21:28:04.03 ID:XMJ03hVro
最後に尊いものを見せてくれる
88 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/12/06(金) 18:55:33.11 ID:qpCHIzbwo

お待たせしました。続きを投下します。
89 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/12/06(金) 18:56:22.33 ID:qpCHIzbwo

セイバー「アーチャー」

アーチャー「何だね」

セイバー「今でも、過去の自分を悔いることはありますか」


アーチャー「……愚問だな」

セイバー「そうですね……失礼した」

アーチャー「そうだな。だが、たとえ後悔とともにあっても、出来るだけのことをしたという気持ちもあり、何事かは成し遂げたという思いもある」

アーチャー「後悔はあるが悔やみはしない……と言えば、矛盾になるかね」

セイバー「いえ、わかります」

アーチャー「……」

セイバー「……」
90 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/12/06(金) 18:57:50.30 ID:qpCHIzbwo

アーチャー「だが……今だに"もしも"と考えずにいられないことがあるとすれば」

アーチャー「オレは多くの血を流したが、その代わりに多くの命を救うこともできた。だが、オレ自身にとって本当に大切な人のことは、救ってやることも、傍にいてやることもできなかった。今なお思い返すことがあるとすれば、それだな」

セイバー「本当に大切な人、ですか……」

アーチャー「さて、話すことは話したぞ。次は君の番だ」

セイバー「別に、話すようなことは……」 

アーチャー「こんな話までさせておいて、そんな誤魔化ししかできないのか。王様もずいぶんと俗な娘になられたものだ」

アーチャー「最近の君は、浮かない顔が多い。気づかないとでも思ったのか」

セイバー「……」
91 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/12/06(金) 18:59:51.56 ID:qpCHIzbwo

アーチャー「私の気持ちをわかると言ったな。ならば、今君の心をとらえているのは、今は亡きブリテンのことではあるまい」

セイバー「――」

アーチャー「ひとつ忠告させてもらおう。セイバー、私はあくまで結果だ。それもひとつのな。そこから逆算して働きかけるというのは、あまり利口なやり方だとは思わんぞ。人間、それほど単純には出来ていないのだから」

アーチャー「……と、どの口が言うのだろうな」


セイバー「……アーチャー。では、もう一つだけ尋ねても構いませんか?」

アーチャー「なんだね」

セイバー「……」

セイバー「アーチャー、貴方は生前――」


































セイバー「本当のところ、貴方は生前、何股かけていたのですか!?」

アーチャー「」ズコ-!
92 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/12/06(金) 19:01:57.79 ID:qpCHIzbwo

アーチャー「ききききききき、君な! なんだって今そんな話になるんだ!?」

セイバー「そうはいっても気になるではありませんか! 他言はしません。どうか私には教えてください!」

アーチャー「だから何故浮気が前提になるんだ!? だいたい君にそんなことを教える筋合いはないだろう!」

セイバー「なっ! 貴方は私との関係を"なんでもない"などと言うつもりですか!?」

アーチャー「そういう知恵はどこで拾ってくるんだ! ええい、付き合いきれん。失礼させてもらうぞ」バッ

セイバー「あっ、こら待ちなさい! 話はまだ終わっていませんよ! ア、アーチャーのスケコマシ! 次の大喜利で、散々女をたらしこんだ挙句に何の責任も取らず一人で勝手に死んだロクデナシと口汚く罵ってやるんですからねーーーっ!」

<グサッ
93 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/12/06(金) 19:02:49.33 ID:qpCHIzbwo

セイバー「はぁ……全く」

「セイバー!」

セイバー「! シロウ」

士郎「はぁはぁ……やっと見つけた。着物姿でよくこんなところまで走れたな」

セイバー「いえ。すみません、心配をかけさせてしまって」

士郎「いいって。それに、麻婆合戦は中止になったぜ。だから戻ろう」

セイバー「そ、そうなのですか。それはよかった……では、帰るとしましょう」

94 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/12/06(金) 19:05:25.56 ID:qpCHIzbwo

士郎「……」

セイバー「……」


「ならば、今君の心をとらえているのは、今は亡きブリテンのことではあるまい」


セイバー(思わず追い払ってしまいましたが……)

セイバー(その通りだ、アーチャー。私も、また過去を悔やみかけている。生前ではなく、この十年間を)

セイバー(アイリスフィールの弟子となり、もう一度大喜利に出ると決めたとき、私はシロウを笑わせたいと思うと同時に、自分と彼とを重ねていた。今ならよくわかる)

セイバー(私が王ではない私を獲得できるのならば、シロウもまた、別な可能性を見つけ出せるのではないか、と……)

セイバー(けれども、城を訪れたシロウは昔のままの表情をしていた。あれは過去に思いを馳せている顔ではなかった。シロウは、今でもまだ――)

セイバー(以前は私が愚か者を装うことで笑ってはくれたが、最近ではそれすらめっきり減ってしまった)

「――人間、それほど単純には出来ていないのだから」

セイバー(私は……私がやってきたことは……)

士郎「なぁ、セイバー」

セイバー「なんでしょうか」

士郎「……少しいいか。大事な話があるんだ」


続く
95 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/12/06(金) 19:06:09.35 ID:qpCHIzbwo

おまけ 没ネタ

カレン「はいセイバー」

セイバー『愉悦とは アイリを呼んだ キリツグの 声に私が 返事すること』

カレン「ンッ…www」プルプル……

ランサー「……虚しくねーのか、それ」

セイバー「いやいや、あの無視を決め込もうとしても困ってるのが透けて見える感じがいいのですよ」

<……ホントニヤッテルノ

<イヤ,サスガニ ネタ……トオモウンダケド……


やたらセイバーの答えが多くなってしまったので、らしくないやつから没

96 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/12/06(金) 19:08:18.43 ID:qpCHIzbwo

没ネタ2

アーチャー『ゲイ・ボルグで浣●するなど、それが人間のやることかっ!』

ランサー「!?」

カレン『もっと言ってやれ!』

アーチャー『次に使われる者の気持ちを考えろ!』

カレン「ン…………w」

ランサー「使われたら死んじまうんだから、気持ちもクソもねーだろ!」

ギルガメッシュ「……●腸だけにか」

キャスター「うわ、サイテー」

ランサー「ちげーよ!?」


キャスター『自分の子供を認知もしない、抱きしめてもあげないなんて、それが人間のやることなの!?」

セイバー「」

カレン『もっと言ってやれ!』

キャスター『父上は酷いんだぜーッ!』ギュ-

セイバー「うわぁ!? 抱きつくのはもう終わったでしょう!」


全部書き上げてから思いついたネタ

97 : ◆8cB8K086lg [sage saga]:2019/12/06(金) 19:09:29.35 ID:qpCHIzbwo

終わりです。

二問目は本家でも実際に出された問題ですが、ぶっちゃけこのネタ(セイバー・アーチャーのやりとりも含めて)をやりたいがためにここまで書いてきたと言っても過言ではない。 

あと既にお気づきかもしれませんが、次回で最終回です。
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