【安価・コンマ】傭兵として生きる part2

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103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/23(月) 20:55:36.65 ID:BGiWaWrT0
ブラウン「これはこれはイーグル隊の皆さん。エルネキア以来ですね」

飯田「ああ」

エルリック「んー?...あー、あん時の。後もう少しでお前らを殺せたんだがなぁ〜。ま、今は味方だ」

カルロス「誰だよそいつら。まあ、いいや。それよりエルリック、あの話の続きは?」

エルリック「そうそう!それで扉を開けたら女とガキが居やがってよ。んで、ククッ、助けてやるからって言って爆弾だらけの小屋に連れてったらよ」

エルリックは下卑た笑いを浮かべながら続きを話した。

エルリック「ありがとうございますっ!、って言って小屋に入ってよ、プププ!そのまま爆死しやがった!」

カルロス「マジかよそれ!笑えるなぁ!」

シモーヌ 「っ!」ギュッ!

シモーヌの目に怒りの炎が宿り、拳を握り締めたのが見えた。

飯田(このままだと殴りかかりそうだ。はやくこの場を離れよう...)

オウルレギオン兵「おーいイーグル隊。指揮官が呼んでたぞ」

飯田「分かった。行くぞ」

シモーヌ 「...そうね」

イーグル隊は笑い声を上げるエルリックとカルロスから離れた。

シモーヌ 「ごめんなさい。母の事を思い出して...」

飯田「大丈夫だ」

アリス「アイツらとだけは2度仕事をしたくないわね」

飯田「ああ。じゃあ行こう」

イーグル隊はそのまま指揮官に報告を行い任務を終えた。

↓3まで多数決 残り3回
1シモーヌと話をする(9)
2アリスと話をする(8)
3ミラーと話す(7)
4ウォルターと話す(7 1/3)
5外出する(他社の傭兵)
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 21:53:44.60 ID:+UCQYTc9O
2
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/23(月) 22:24:11.41 ID:BHaEnoGv0
2
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/27(金) 20:05:47.80 ID:TJj6rfvv0
2 アリス
シャングリラ基地 共用スペース

任務の疲れを癒そうと2人の兵士が酒を飲みながら共用スペースでテレビを見ている。

オウルレギオン兵「はぁ〜」

オウルレギオン兵「どうしたんだ?」

オウルレギオン兵「いや、任務で酷い目にあってな...」

オウルレギオン兵「ってのも...」

兵士が苦労話を始めようとした時、テレビの番組がニュースに切り替わった。

『速報です、先程国際連盟はPMC抑制に関する声明が合意された事を発表しました』

オウルレギオン兵「なんだぁ?」

オウルレギオン兵「おい、お前は何か知ってるか?」

2人の兵士と同じように飯田もアリスと共用スペースで酒を嗜みながらくつろいでいた。

飯田「いや。アリスは?」

アリス「別にwikipediaじゃ無いんだから、何でも知ってるわけないわよ」

飯田「ハハ、だな」

『これに関しアメリカ大統領のルーク・アダムズは、長年全世界において混乱の種を撒き続けてきたPMCのこれ以上の拡大を防ぐのは当然の帰結であると述べました』

オウルレギオン兵「おいおい冗談だろ?俺たちがお前達の軍隊代わりに戦争してやったり、警察の代わりに治安維持をしてやってるんだろうが」

オウルレギオン兵「そもそも雇ってるのは向こう側だしな」

『この声明に拘束力はないもののPMC産業に大きな影響をもたらすことが予想されます。これに対しPMC評議会は、我々は世界の為に奉仕してきた身でありこの様な不当な扱いは容認できないとの声明を発表しました』

オウルレギオン兵「全くだ!」

オウルレギオン兵「でも大丈夫かよ、突然クビとかになったりしねえよな?」

オウルレギオン兵「そんな直ぐには影響も出ないだろ、安心しろって」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/12/27(金) 20:06:38.37 ID:TJj6rfvv0
『続いてのニュースです。先月からフランスのパリで行われているアンドロイド人権団体のデモに関してです。先日デモ参加者を反アンドロイド派の市民が襲撃したことで市民間の対立は激化し、パリは混乱の一途を辿っています』

オウルレギオン兵「へ〜、アンドロイドの人権問題ね」

オウルレギオン兵「どうなんだろうな。所詮ただの機械だろ?それに人権を認めろってのはな...」

一瞬アリスの眉が動くのが見えた。

飯田「大丈夫か、アリス?」

アリス「...え、ええ。ああいう事を言われるのは慣れてるわ」

飯田「フッ、この前のアリスみたいにまたすぐキレるんじゃないかと思ったぞ」

アリス「そんなわけないでしょ。私は節度あるアンドロイドよ」

アリスは冷静を保ち、再びグラスに酒を注いだ。

オウルレギオン兵「ま、正直な話、アンドロイドに心があるなんて思ってる奴はただのイカれ野郎だろ」

オウルレギオン兵「まあ...」

アリス「...ふう」ガタッ

飯田「まさか...殴りに行くんじゃないよな?」

アリス「ちょっと説教するだけよ」

飯田(...あの目は確実に殴りに行く目だな)

↓3まで多数決
1 アリスを止める
2 アリスを止めない
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/27(金) 20:11:03.73 ID:BMc1jKiJo
1
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/27(金) 20:51:27.38 ID:5QUuIUaU0
2 これも感情ではないだろうか
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/28(土) 07:58:36.87 ID:w18jm+bAo
2
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/01(水) 00:07:19.11 ID:hrO/w6Em0
あけましておめでとうございます
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/01(水) 19:53:18.02 ID:unViXeRO0
明けましておめでとうございます。今年ものんびり頑張ります。
2 アリスを止めない

飯田(まあ、たまには感情のまま動くのもいいだろ)

アリスはテレビに釘付けになっている2人の兵士たちに背後から近づいた。

そしてテーブルに置いてあった酒瓶を手に取り、

バシャア!

オウルレギオン兵「ぶはあっ!?」

オウルレギオン兵「おいっ、大丈夫か?!」

オウルレギオン兵「あ、ああ。おい!何だよ!」ガシッ!

兵士は酒を滴らせながらアリスに掴みかかった。

アリス「ごめんなさいね。でも友達にアンドロイドがいる身としてはさっきの発言は聞き逃すことができなくて」

オウルレギオン兵「っ!だからってテメェ!」ブオン!

兵士はアリスの顔面目掛けてパンチを繰り出した。だがアリスは軽々かわし、そのまま兵士を投げた。

オウルレギオン兵「ちっ!このっ...!」サッ

兵士は懐からナイフを取り出した。

オウルレギオン兵「お、おい。やめとけって」

飯田(そろそろ止めた方がいいな)
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/01(水) 19:54:27.14 ID:unViXeRO0
飯田「待ってくれ。ここはどうか怒りを収めてくれないか?彼女も少し疲れてるんだ。とはいえ、すまない」

オウルレギオン兵「あん!?」ギロッ

ナイフを持った兵士は飯田を睨みつけた。

オウルレギオン兵「...お前は」

兵士は暫く飯田とアリスを交互に睨みつけ、ナイフをしまった。

オウルレギオン兵「イーグル隊には以前の任務で世話になった。だから今回は引いてやる。...部下のしつけはしっかりしとけよ」

飯田「ああ。悪かった」

オウルレギオン兵「ちっ。行くぞ」

オウルレギオン兵「あ、ああ。止めてくれて助かったよ。じゃあな」

2人の兵士はそのまま去っていった。

飯田「アリス、これきりにしておけよ」

アリス「ええ...」

アリスは妙に暗い表情をしていた。

飯田「どうした?」

アリス「いえ...あんな風に怒りをぶつけておきながら、自分はアンドロイドである事を明かしてないなんて...それこそ自分で自分を否定しているような気がしてね」

飯田「ま、そう気に病むことはない」

アリス「...そうね。それよりありがと。本当なら止めるべきだったのに、好きにさせてくれて」

飯田「抱えすぎは良くない、たまには爆発させないとな。...次からは違う形でそうするべきだが」

アリス「ええ。じゃあ私達も行きましょう」

アリス 好感度2上昇 8→8 2/3

↓3まで多数決 残り2回
1シモーヌと話をする(9)
2アリスと話をする(8 2/3)
3ミラーと話す(7)
4ウォルターと話す(7 1/3)
5外出する(他社の傭兵)
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/01(水) 20:26:59.13 ID:lKmnqAxQ0
4
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 06:19:26.71 ID:jrx9pZHX0
4
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 19:55:16.39 ID:LKABz+XMO
4 ウォルター

時は遡り、コ=ホン・ギャング殲滅作戦にて。

ウォルター「っし!行くぜー!!」

飯田「おいっ、待て!」

飯田の制止も聞かず、ウォルターは物陰から飛び出し敵の懐へ飛び込んだ。

ギャング「なっ!」

ウォルター「遅いね〜」ズガン!

ドサッ

ギャング「何だこいつ!」

ギャング「弾があたらねえぞ!」

ウォルターは泥臭くなりがちな肉弾戦とは異なり、舞を踊っているかのような優雅さを感じさせる動きでギャングを翻弄していた。

ギャング「たった1人に...あり得ねえだろうがよぉ!!」

ウォルター「そういう事も、あるものさ〜」ダァン

ギャング「がっ...!」バタッ

結局ウォルターはたった一人で4人を制圧した。

飯田「おい、頼むから突っ走るのはやめてくれ」

ウォルター「まあまあ〜。生きてるじゃん?」

飯田「俺が援護してたからな...」

ウォルター「それも込みだよ」

飯田「はあ...」

ウォルター「じゃ、俺行くね〜」

飯田「おいっ、どこに...くそっ。報告を押し付けられたか...」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 19:56:13.38 ID:LKABz+XMO
飯田が報告を終えた後、ウォルターを探していると茂みの奥から声が聞こえてきた。

飯田(あれはウォルターと...ブラウンとエルリックといた男、カルロスだったか...)

カルロス「久しぶりだなぁ〜?」

ウォルター「か、カルロス...」

カルロス「いつ以来だ?」

ウォルター「どうでもいいだろ。さっさと帰れ」

カルロス「仕事仲間に酷いねぇ。いつもの能天気はどうしたよ、え?まあいい。それよりさ、お前の秘密、知っちゃったんだよね」ニヤァ

ウォルター「な...!」

カルロス「仲間にバラされたくなけりゃ、分かるだろ?小遣いくれよ〜」

ウォルター「...」

カルロス「分かった!じゃあ、お前の好きなコイントスで決めよう。俺が勝ったら金を渡す、お前が勝ったら俺は黙る」

ウォルター「いいだろう、表だ」

カルロス「良し」

カルロスは懐からコインを取り出し、指で空へ弾いた。

パシッ

カルロス「残念、裏だ」ニッ

ウォルター「ちっ!」

飯田「おい」

2人は同時に、物陰から現れた飯田へ視線を移した。

飯田「こんな所で何やってるんだ?それよりそこのお前、アリーラとかいう軍医が呼んでたぞ」

↓1
00〜40 信じなかった
41〜99 信じた
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/07(火) 20:02:56.72 ID:hvx5klcR0
a
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/07(火) 20:28:59.60 ID:DC8Qcs/k0
コンマ72 信じた

カルロス「ホントか?!...一体どういう風の吹き回しだ?まあいい、行くか。...おいウォルター、約束を忘れるなよ」

カルロスはウォルターに釘を刺し、軽快な足取りでその場を去った。

ウォルター「いや〜、助かったよ〜」

飯田「何のことだ?」

ウォルター「良いって、分かってるから」

飯田「...そうか。秘密とやらに関して探るつもりはないが、アイツとはどういう知り合いだ?」

ウォルター「昔、俺がまだマフィアにいた頃の話だよ〜。アイツはウチと同盟を結んでたギャングの一員でね。そういう訳でアイツとは顔見知りなのさ。できれば2度と会いたくないけどね〜」

飯田「成る程。そんな事より指揮官がお前も報告するように、と腹を立てているぞ」

ウォルター「それも嘘だよね?」

飯田「いや、これは本当だ」

ウォルター「はぁ〜。じゃあ行ってくるよ」

飯田「ああ、早く行け」

ウォルター「ホント助かったよ。じゃあ」

ウォルター 好感度2上昇
7 1/3→8 信頼している

↓3まで多数決 残り1回
1シモーヌと話をする(9)
2アリスと話をする(8 2/3)
3ミラーと話す(7)
4ウォルターと話す(8)
5外出する(他社の傭兵)
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/07(火) 20:40:10.94 ID:hvx5klcR0
5
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 01:14:23.52 ID:uXKhHSo50
5
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/08(水) 20:06:44.38 ID:0JtP1CGW0
5 外出する

↓3まで多数決
1カリギュラセキュリティ
2金子製作所
3八咫烏
4トリプランドカンパニー
5無所属
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 20:12:57.60 ID:uXKhHSo50
2
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/08(水) 20:16:41.82 ID:HXDVyvuT0
1
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 11:58:38.63 ID:nGhIiPDi0
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/09(木) 19:53:42.09 ID:gLlG9t+o0
1 カリギュラセキュリティ

↓3まで多数決
1エルリック
2ブラウン
3アリーラ
4カルロス
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/09(木) 19:56:57.90 ID:nGhIiPDi0
2
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/10(金) 19:28:07.49 ID:g14cnPyS0
こないので進めます。
2 ブラウン
アフリカ 某国

シモーヌ 「暑い...」

アリス「そうね」

シモーヌ 「その割には涼しい顔ね...」

アリス「暑さには慣れてるの。それよりも、今回みたいな仕事は初めてよ」

飯田「俺もだ。探偵の真似事なんてな」

シモーヌ 「本当にこの辺りで村の人間が皆殺しされてるの?信じられないわ」

飯田「だが現に、この地域にあった10の集落のうち半数は住人が皆殺しにされていた」

アリス「原因は何かしら、盗賊?」

シモーヌ 「盗賊だとしたらおかしいわ。こんなに人を殺してちゃ当局に目をつけられる。しかもこの辺りの村はそこまで裕福じゃないし」

飯田「部族間の抗争かもな。...見えたぞ、村だ」

ダァン!

シモーヌ 「今のは...」

飯田「銃声だ、行くぞ」

「「了解」」

イーグル隊は村の少し空いたスペースへと向かった。そこには膝をつき両手を上げた村人達と、カリギュラセキュリティの兵士達がいた。

村人「たっ、たのむっ!!」

ブラウン「やれ」

「「「ハッ!」」」

ズガァン

ドサッ

アリス「そんな...!」

飯田「カリギュラセキュリティか。どうしてこんな事を?」

シモーヌ 「さあ?けれど少なくとも村人殺しの犯人は分かったわね」

物陰から様子を伺っていると、ブラウンと目があったような気がした。

飯田(気づかれたか?)

ブラウン「移動準備だ」

カリギュラセキュリティ兵「了解」

ブラウン「さて...覗き見はやめてくれませんか?」

ブラウンの言葉とともに、イーグル隊の背後から兵士達が現れた。

飯田「ちっ」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/10(金) 19:29:07.12 ID:g14cnPyS0
兵士に促され3人はブラウンの前まで移動した。

ブラウン「これはこれは!貴方達とは随分縁がありますね」

飯田「そのようだな」

アリス「どうしてこんな事を?」

ブラウン「フフフ...」

アリス「何がおかしいのよ!」

ブラウン「ああ、失敬。分かり切ったことを聞いてくるものですからつい。勿論仕事ですよ」

飯田「仕事?」

ブラウン「ええ。ある企業様に依頼されまして。何でもここの地下には貴重な鉱物資源が存在していましてね」

シモーヌ 「もう先が読めたわ...」

ブラウン「まあまあ。そこで地元住民に土地を明け渡すよう十分、丁寧に交渉したのですが受け入れてもらえなかったようで」

飯田「だから殺したと?」

ブラウン「まさか!ただこの地域で疫病が蔓延しているそうで。私達はこれ以上被害を増やさない為に雇われたのです」

シモーヌ 「嘘っぱちね」

ブラウン「まさか、そんな!」

飯田「お前はもう少し分別のある人物だと思っていたよ」

ブラウン「分別?勿論ありますよ。勘違いしないでください、私は博愛主義者でもなんでもありません。それがビジネスになるかどうかが大事なんです」

アリス「ビジネスのためなら無抵抗の人間を殺しても良い訳?」

ブラウン「まあ...一般的な倫理観で言えばダメかもしれませんね。ですが私は私自身の明確な信条に従って生きているんです。その事は誰にも非難する権利はありません」

飯田「それで、俺たちをどうするんだ」

ブラウン「そうですね...私達の仕事は疫病の拡大を防ぐ事です」

シモーヌ 「なら見逃してくれるの?」

ブラウン「ですが、もしかしたら貴方達も感染しているかもしれませんねぇ」

↓3まで多数決
1「ならビジネスといこう」
2「脅しには屈しない、この事は報告させてもらう」
3「お前達全員、殺せば良いだけの話だ」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/10(金) 20:35:07.91 ID:p9685kT40
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 00:09:03.15 ID:/WXZQM8m0
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/12(日) 21:01:19.86 ID:3ak9hUiL0
1

飯田「ならビジネスといこう」

ブラウン「ほう?」

飯田「実はさっきの処刑、録画していたんだ。いくら感染拡大の阻止が目的だとしても、あんな場面が流失したら困るだろ?」

ブラウン「そうですね...一部の潜在的な雇い主にとっては少々刺激が強いかもしれませんね」

飯田「そのデータを消去する代わりに俺たちを見逃せ」

ブラウン「ですが...貴方達を殺して、さらにそのデータも破壊すれば良いだけの話ですよね?」

飯田「そう焦るな。そのデータは一定時間経過すると本部に自動で送信するよう設定した。その解除方法を知ってるのは俺だけだ」

ブラウン「つまり貴方を殺せばデータの流出は止められない、と。フフフ...いいでしょう、契約成立ですね」

飯田「じゃあまずは、全員武装解除だ。勿論俺たちもな」

ブラウン「分かりました。全員所持している武器全てを地面に置け」

カリギュラセキュリティ兵「本当に信用するんですか?」ヒソヒソ

ブラウン「ええ。ビジネスですから。...安心して下さい、嘘だったときは容赦しませんよ」ヒソヒソ

飯田「早くしろ」

ブラウン「ああ、すいません」ポイッ

全員が武装解除したのを確認して、飯田はデータの自動送信の停止方法を教えた。

飯田「これでいい」

ブラウン「ふむ...分かりました。行っていいですよ」

飯田「ああ。じゃあな」

イーグル隊は念の為警戒態勢をとりながらその場から去った。

カリギュラセキュリティ兵「本当に良かったのですか?」

ブラウン「ええ、所詮彼らの証言だけでは何もできませんよ。それに...彼らには使い道がありそうですしね」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/12(日) 21:02:35.37 ID:3ak9hUiL0
イーグル隊はカリギュラセキュリティから十分距離をとった場所まで移動した。

アリス「あいつら...」

シモーヌ 「まあまあ、任務はこれで達成したんだし」

飯田「ああ。犯人は分かった、それだけで十分だろ」

アリス「そうね...」

ブラウン初期好感度決定 7 興味あり




シャングリラ基地 局長室

ミラー「全員集まりましたね」

飯田「はっ!」

アリス「今回の任務は何でしょうか?」

ミラー「うーん、それがね、まだ決まってないんだ」

シモーヌ 「...?」

ミラー「というのも、今回2つの組織から同じ任務を依頼されてね。まあ、詳細は異なるけれども」

飯田「はあ」

ミラー「まず任務地はニューロサンゼルスで決定なんだよ」

飯田「...!」

ミラー「そこが今色々と厄介なのは知ってるよね?」

アリス「はい。独裁を行う軍部と、それに反対するレジスタンスとの間の抗争ですね」

ミラー「そうそう。それで軍部からレジスタンス鎮圧のアドバイザーを派遣してくれないかって依頼がきたんだけど、同時にレジスタンスからも活動に関するアドバイザーを送ってくれって言われてね」

飯田「それでどちらにつくか悩んでいるんですか」

ミラー「まあ、悩んでいるというよりどっちでもいいんだけど。実際、条件はほぼ変わらないし。そこでどうせなら君達に選ばせようと思ってね。そっちの方がモチベーションも上がるだろうし」

飯田「はあ...」

ミラー「本当は両方に部隊を送りたかったんだけど、丁度君たちしかいなくてね。本当にどっちでもいいよ。さあ、選んでくれ」

↓3まで多数決
1軍部
2レジスタンス
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 21:08:12.67 ID:/WXZQM8m0
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/12(日) 21:26:40.99 ID:fmIW0qhDo
2
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/13(月) 05:35:55.61 ID:V/4hbHoO0
1
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/15(水) 19:49:57.22 ID:/NkKgyLd0
1 軍部

飯田「では軍部で宜しいですか?」

ミラー「勿論。それじゃあ詳細を説明しよう。依頼主は憲兵総局、作戦司令部長のマルティス・ワグナー。内容はレジスタンス鎮圧のための支援、具体的にはリーダーの捜索と捕縛」

飯田「リーダーの名前は何ですか?」

ミラー「コードネームしか分かっていないらしい。確かリベレーターだったか」

飯田「それはまた大層な」

シモーヌ 「ところでレジスタンスの活動が激化したのは最近ですよね?」

ミラー「ええ。軍令第7号、通称任意捜査法が施行されてからですね。まあ、任意というのは建前で実際は強制なんですけどね」

飯田「任務はいつからですか?」

ミラー「1週間後、期間は1年」

アリス「1年ですか...」

ミラー「彼らもかなり苦しめられているみたいだね。早く終わらせたらその分早く帰れる。だから頑張ってくれ、以上」

「「「はっ!」」」

部屋から去るイーグル隊を見ながら呟いた。

ミラー「この任務何だかキナ臭いな...」




飯田の部屋

飯田「入国者の厳しい制限が行われてる中どうしようか考えていたが、まさか任務を依頼されるとはな」

アリス「これは願ってもない機会ね。イーゴリの発言が本当なら奴らはニューロサンゼルスで何かしでかすつもりよ」

シモーヌ 「ええ。だからこそ今回の任務は慎重に行わないとね」

飯田「だな。任務と並行しながら奴らの動向を探ろう」

アリス「けれど例の新兵器で一体何をやるつもりなのかしら?」

シモーヌ 「人を操る兵器だし、誰かを都合のいいように動かすのは間違い無いわね」

飯田「ああ。そう考えると司令部長のマルティス・ワグナー、レジスタンスリーダーのリベレーター、後は各国の大使等に気を配った方がいいかもな」

シモーヌ「分かったわ。それじゃあそろそろ準備するわ」

アリス「そうね」

飯田「ああ」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/15(水) 19:53:34.25 ID:/NkKgyLd0
1週間後 西部アメリカ同盟 ニューロサンゼルス

兵士「1列に並んでID提示の用意を!」

激しく地面を打つ雨と天が裂けるかのような雷鳴の中、イーグル隊はニューロサンゼルスへと続く検問所に並んでいた。

飯田「酷い雨だ...」

シモーヌ「検問とか早く終わらせてほしいわ」

アリス「にしても、かなり警備が厳しいわね」

西部アメリカ同盟ではレジスタンスの活発化に伴い厳重な警備が行われているが、ニューロサンゼルスではそれが特に顕著である。都市は隔壁で囲まれており、出入りするには必ず検問所でチェックを受けなくてはならない。

アリス「一体どうやってこんな壁を作ったのかしら」

飯田「それだけこの国には力があるということだろう」

ガヤガヤ

シモーヌ「前の方が騒がしいわね」

イーグル隊の前方でチェックを受けていた男が兵士と揉めているようだ。

兵士「このIDカードは偽造品だぞ!」

男「何かの間違いだ!」

兵士「黙れ!今すぐ両手を頭の上に、膝をつけ!」チャキ

周囲にいた兵士が一斉に銃を構える。

男「違うって!」

兵士「ちっ!」

兵士が痺れを切らして男に近づこうとすると、男の表情が変わった。

男「クソッ!こうなったら!」ピンッ

兵士「全員伏せろぉ!!」

ドッ-ン!

兵士「ゲホッ...糞テロリストが!今すぐ被害の確認だ!」

兵士「了解!」

事態の収集に動く兵士達を眺めながらシモーヌが髪を掻き上げた。

シモーヌ「いくら独裁に反対しようが、市民を巻き込むようじゃただのテロリストと変わらないわね」

アリス「ここで自爆しても何かが変わるわけじゃないのに...」

兵士「テロリストの攻撃によりこの検問所は封鎖します。隣の検問所へと移動して下さい」

飯田「とのことだ、移動しよう」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/15(水) 19:54:50.85 ID:/NkKgyLd0
イーグル隊は隣の検問所に並び直し、3人とも無事チェックを通過した。フェンスで区切られた道を進み、ニューロサンゼルスの中へと入ると1人の軍人が待っていた。

軍人「貴方達がイーグル隊ですね?」

飯田「ああ」

軍人「お待ちしてました。いや、酷い天気ですね」

飯田「だな。ところで貴方は?」

軍人「ああ、すいません。私は憲兵総局、作戦司令副部長のスミスです。さあ部長がお待ちです、こちらへ」

スミスの後をついて街を歩く中、重武装の兵士達が目についた。

兵士「行くぞ、突入!!」

バタン!

合図とともに兵士達は薄汚れた建物の中へと入り、姿は見えなくなったが奥から声が聞こえてきた。

女「キャッー!」

兵士「全員手を挙げろ!そこのお前、早く手を上げろ!我々は発砲を許されている!」

女子供の泣き声と兵士の怒号が激しく飛び交い、1人の若者が建物から飛び出してきた。

兵士「止まれ!」

若者「ヒイッ!」

若者は恐怖のあまり兵士の声が聞こえておらず、走り続けようとした。

兵士「ちっ!」タタタン!

若者「あっ...!」バタッ

若者は膝から崩れ落ち動かなくなった。

飯田「...いつもこうか?」

スミス「え?ああ、我々も好きでああしてるわけではないですよ。貴方達も検問所で見たでしょう?テロリストを下手に逃せば被害が拡大します。そもそもレジスタンスでないのなら大人しく捜査に応じればいいのです」

アリス「そうは言っても...」

スミス「いいえ、そのような甘さがより多くの死に繋がるのです。我々の役目は人々を守ること。そして誰かを守るには、時に誰かを殺す必要もあるのですよ。...さあ、行きましょう」

再びスミスについて進むが、同じような光景は道中で何度も目に入った。
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/15(水) 19:56:39.07 ID:/NkKgyLd0
シモーヌ「やっぱり街中に兵士が巡回してたり、戦車が普通にあると少し窮屈ね」

スミス「かもしれませんね。ですが安全には代えられません。さあ着きました...ってあれ?」

憲兵総局の施設の前にトラックが3台ほど停められており、そこに兵士が何人も乗り込んでいた。

スミス「ワグナーさん、お連れしましたよ」

スミスが真紅の髪に、引き込まれるようなエメラルド色の瞳をした女性に耳打ちをしている。

ワグナー「おおご苦労イーグル隊!だが君たちの出番はないかもしれんなぁ!」

飯田「ワグナーさん、ですよね?どうしたんですか?」

ワグナー「いかにも私がワグナーだ!先程信頼できる情報提供者からレジスタンスの居所について連絡があってな!今からそこに乗り込みに行くのだよ!」

飯田「成る程...では私たちも同行しましょう」

ワグナー「そうかそうか!人数は多い方がいい!」

スミス「では私はこれで...」

ワグナー「おい、貴様も来い!」

スミス「え...」

ワグナー「当たり前だろ?」

スミス「あ、そうですね...。私の専門分野は広報なのに...」ボソッ

イーグル隊はトラックの荷台に乗り込み、目的地へと向かった。

アリス「てっきりワグナーさんって男性かと思ってた」

シモーヌ「私も。しかも何というか...暑苦しい?」

アリス「確かにね」

アリスとシモーヌが会話を交わす中、飯田は1人の兵士に話しかけられていた。

兵士「あんたがオウルレギオンの傭兵かぁ...」

飯田「別にPMCなんて珍しくないだろ?レジスタンス鎮圧で忙しくて最近はないみたいだが、昔はアメリカとしょっちゅう戦争してたんだ。その時に腐るほど見たろ?」

兵士「まあな。でもBIG3の、しかもエリート部隊の傭兵をこんなに近くで見たのは初めてだ。きっと世界を股にかけてすごい活躍をしてるんだろう?」

飯田「お前がどう思ってるか知らないが、傭兵は華やかな仕事なんかじゃないぞ」
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/15(水) 19:57:52.19 ID:/NkKgyLd0
兵士「それは分かってるけどよ...。おっとそれより自己紹介がまだだったな。俺は...あ...」

飯田「どうした?」

兵士「その...マルバス隊の隊長だ...」

飯田「マルバス?ソロモン72柱の?」

兵士「あ、ああ。これはワグナー部長が名付けたんだ。...でもなんていうか、恥ずかしいんだよな。ガキじゃあるまいし普通部隊にそんな名前つけるか?」

飯田「まあ、個人のセンスをどうこう言うつもりはない...。それよりソロモン72柱の名前がつけられてるということは、72個部隊があるのか?」

兵士「いや、ないよ。でもいつかはそれぐらい部隊の数を増やすと豪語してたけど」

兵士と他愛無い会話を続けていると、街の外れにある倉庫の前でトラックが停車した。

ワグナー「全部隊長は集合!」

兵士「っと、行かないと」

飯田「俺もついて行こう」

隊長について集合場所に行くと、既に他部隊の隊長が数人集まっていた。軽く挨拶を交わしていると、ワグナー部長が勇ましい足取りでやってきた。

ワグナー「集まったな?よし!では説明する!バアル隊とアガレス隊は裏口へ!」

「「はっ!」」

ワグナー「ウァサゴ隊とガミジン隊、マルバス隊とウァレフォル隊はそれぞれ左右の出入り口!」

「「はっ!」」

ワグナー「アモン隊と私、そしてイーグル隊は正面だ!」

飯田「了解」

兵士「お任せ下さい!」

ワグナー「よし!発砲並びに射殺は許可する!だがリベレーターだけは生かして捕らえろ!それ以外は殺して構わん!これでようやく平和が訪れる、気を引き締めろ!」

「「「はっ!」」」

各隊の隊長達の敬礼は一糸乱れぬものだった。

飯田「かなり慕われてるようだな...」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/15(水) 19:58:53.58 ID:/NkKgyLd0
ワグナー部長の指示通り各隊が位置につき、暫しの間静寂が訪れた。

ワグナー「...突入!」

兵士「ゴーゴーゴー!」バタン!

兵士「全員手を挙げて...どういうことだ?」

倉庫の中に人影は一つもなかった。

ガタン!

物音と同時に倉庫内の照明が全て消え、辺りは闇に包まれてしまった。

ワグナー「落ち着け!暗視ゴーグルを...」

ワグナー部長が全て言い終える前に、倉庫のあちこちからカタカタと音が鳴り始めた。

ポシュン!ポシュン!

奇妙な噴出音がしてすぐ、倉庫内で閃光が走った。

兵士「ぐああっ!目が見えない!」

飯田「クソッ、神虫だ!」

イーグル隊は今までの経験と勘から咄嗟に目を覆い、スタングレネードの被害はなかった。

アリス「全員落ち着いて!」

イーグル隊が状況を確認していると、倉庫の物陰や2階の通路から大量の人影が現れた。

飯田「おい、冗談だろ...」

飯田の視線の先には、爆発物処理に使われる対爆スーツに身を包んだ男が不知火を構えていた。

飯田「全員伏せろっ!」

救急キット3個
残り7人
↓1飯田 マガジン10個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン10個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 15発 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した
71〜902人倒した
91〜991発で2人倒した
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/15(水) 20:00:19.31 ID:7ub0UHHa0
c
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/15(水) 20:00:59.42 ID:d527Y/2B0
a
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/15(水) 20:27:57.46 ID:d527Y/2B0
a
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/15(水) 21:05:52.73 ID:/NkKgyLd0
飯田 コンマ31 倒した
アリス コンマ42 倒した
シモーヌ コンマ46 倒した

キュイ-ン

ズガガガン!

シモーヌ「何でレーザーガトリング何かをコイツらが持ってんのよ!?」

アリス「こっちが聞きたいわよ!」

飯田「ちっ...!駄目だ、撤退するぞ!ワグナーさん!?」

周りを見渡しても兵士の死体ばかりだったが、ワグナーは貨物の陰に隠れ辛うじて生き残ったようだ。

ワグナー「分かってる!だがこの状況じゃ逃げようにも逃げられん!」

飯田「ええ...耐爆スーツを着ている奴は今の戦力じゃどうしようもない!周りのレジスタンスを片付けて何とか退避しましょう!」

ワグナー「良し!他の部隊にもそう伝える!」

そうこうしている内にレジスタンスがイーグル隊のすぐ側まで前進していた。

レジスタンス「居たぞ、ワグナーだ!奴を殺せ!」ガチャコ

シモーヌ「させないっ!」ダァン!

ドサッ

シモーヌの的確な射撃に脅威を感じたのか耐爆スーツの男が、イーグル隊に狙いを定めた。

キュイ-ン

ズガガガン!

レジスタンス「今だ、進め!」

好機とばかりに続々とレジスタンスが距離を詰めてくる。

飯田「このままじゃ顔も出せない!」

手も足も出ない状況で、活路はもはや無いに等しい状況だった。だが突然他方向から耐爆スーツ男が一斉射撃を受けた。

男「...!」クルッ

男が振り向いた方向には、マルバス隊とウァレフォル隊が居た。

シモーヌ「注意を引いてくれたのね!」

アリス「今なら殺れる!」タタタン

レジスタンス「グハァッ!」バタッ

レジスタンス「ちっ!こうなったら!」

レジスタンスがグレネードのピンに手をかけたが、脳天を撃ち抜かれ仰向けに倒れた。

飯田「良し、この調子で何とか危機を脱するぞ!」

救急キット3個
残り4人
↓1飯田 マガジン9個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン9個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 14発 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した
71〜902人倒した
91〜991発で2人倒した
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/15(水) 21:14:46.41 ID:uO31xX7S0
はい
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/15(水) 22:35:25.83 ID:purGRCOLO
おりゃ
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/15(水) 23:02:38.02 ID:d527Y/2B0
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/15(水) 23:56:21.87 ID:/NkKgyLd0
飯田 コンマ41 倒した
アリス コンマ83 倒した(マガジン半分消費)
シモーヌ コンマ02 負傷した

ズガガン!

レジスタンス「あがっ...!」ドサッ

飯田「大分数を減らしたが...」

アリス「それでもまだ無理よ!あともう少しで行けそうだとは思うけど!」タタタタン!

バタリ

キュイ-ン!

ズガガガン!

兵士「全員物陰から出るなよ!」

兵士「これじゃ蜂の巣だ!!」

マルバス隊とウァレフォル隊に代わり、バアル隊とアガレス隊が耐爆スーツ男の注意を引いていた。いよいよ彼らも限界ということに気付いた飯田はアリスとシモーヌに素早く目配せした。

飯田「今だっ!」

飯田の合図とともに男に対し、一斉に制圧射撃を行う。飯田の狙い通り男はゆっくりとこちらを向き、同時に銃身が回転を始めた。

飯田「伏せろ!」

その時天井からシモーヌの足元に虫らしきものが落ちてきた。

シモーヌ「なっ、神虫!?」

カチン

ボンッ!

何とかスタングレネードの閃光は防げたものの、強烈な爆発音によって平衡感覚を失ったシモーヌはその場でふらついた。

飯田「早く伏せろ!」

恐ろしいレーザーの嵐がシモーヌを襲った。

シモーヌ「くっ!」バタッ

飯田「大丈夫か?!」

地面に倒れたシモーヌの顔色は、あまり良くなかった。

シモーヌ「私は無事よ...幸いレーザーは当たらなかったけど、どっかの馬鹿が撃った弾がかすったみたい」

アリス「まだ行ける?」

シモーヌ「ええ...もちろんよ」

シモーヌはふらつきながらも立ち上がり、スナイパーライフルのボルトを操作して薬莢を排出した。

救急キット3個
残り2人
↓1飯田 マガジン8個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン8.5個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 14発 手榴弾1個
00〜10負傷した(死亡判定)
11〜50外した
51〜80倒した(マガジン1つ消費)
81〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した
又は治療する

151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/15(水) 23:57:28.09 ID:7ub0UHHa0
s
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 00:19:02.23 ID:7YdthkTX0
a
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 00:31:40.39 ID:ixAN4lPJO
治療
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/16(木) 01:08:13.86 ID:IakUf3Cd0
飯田 コンマ09 負傷した
アリス コンマ23 外した
シモーヌ 治療

再び耐爆スーツの男が他に気を取られるまで待ち、今度はウァサゴ隊とガミジン隊がその任を請け負った。

飯田「今のうちに治療しておけ!」

シモーヌ「そうするわ...」

レジスタンス「時間がかかり過ぎだ...!」

本来であれば奇襲をかけた上、とっておきの耐爆スーツと不知火を用意したのだ、彼らの予定ではとっくにワグナーの首をとっているはずだった。

レジスタンス「あの見たことのない部隊のせいで思うように進めない!」

レジスタンス「あの部隊をなんとかしないと!多分あいつが隊長だ、釘付けにしてやれ!」

予定の狂いに焦ったレジスタンス達は今1番の障害であるイーグル隊、その隊長である飯田に銃口を向けた。

ズガガガン!

飯田「なっ!?」

飯田は素早く物陰に身を隠した。しかし飯田たちのいる正面入り口に陣取るレジスタンスの半数以上が飯田目掛け弾丸をばら撒いたため、遮蔽物が耐えきれず弾丸が貫通し、飯田の脇腹に激痛が込み上げた。

飯田「ぐああっ!」ドクドク

アリス「まずい!」タタタタタン!

チュン!

レジスタンス「うおっ!?」

レジスタンス「隊長に傷は負わせた!今のうちに畳み掛けろ!」

救急キット2個
残り2人
↓1飯田 マガジン8個 手榴弾1個
00〜10負傷した(死亡判定)
11〜50外した
51〜80倒した(マガジン1つ消費)
81〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した
又は治療する

↓2アリス マガジン7.5個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 14発 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した
71〜902人倒した
91〜991発で2人倒した


今日はここまで。
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 07:39:27.27 ID:7YdthkTX0
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 12:19:47.32 ID:Ji3tEaG2o
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 14:24:53.41 ID:lIMEqFUKO
てい
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/16(木) 21:10:03.99 ID:h2tsQACRO
飯田 コンマ27 外した
アリス コンマ32 倒した
シモーヌ コンマ41 倒した

ゴゴゴ...  

ガゴンッ!

シモーヌ「な、何?!」

地に響いた轟音の正体は、崩れ落ちた屋根の音だった。

前後左右からの制圧射撃に痺れを切らした耐爆スーツ男が射線を塞ぐため、瓦礫の雨を降らしたのだ。

シモーヌ「このままじゃまずい...早く始末しないと!」チャキ!

レジスタンス「スナイパーに撃たせるなぁ!」ズガガガン!

ベレー帽を被った隊長格らしき男の指示で、鉛玉の嵐がシモーヌを襲った。

飯田「ちっ!こっちだ間抜け!」タタタタタン!

ヒュン!

レジスタンス「まだ生きてやがったか!」チャキ

シモーヌ「もらった...!」

ダァン!

レジスタンス「グハッ!」バタッ

ベレー帽の男が殺されたことで、レジスタンス達の間に動揺が広がった。

アリス「今なら行ける!」タタタタン!

ドサッ

飯田「ああ!ワグナーさん、こっちへ!」

飯田が出口へと向かいワグナー部長の腕を引っ張ったが、彼女は後ろ髪を引かれていた。

ワグナー「駄目だ!まだ負傷している者がいる!私より先に彼らを助けろ!」

シモーヌ「そんなこと言ったってこのチャンスは逃せないわよ!」

飯田「...」

↓3まで多数決
1助ける
2ワグナー部長を優先する
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/16(木) 21:13:08.70 ID:7YdthkTX0
1
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 04:32:09.86 ID:yLmDqyyC0
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 06:42:27.96 ID:e0VBv+d5o
1
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 19:58:03.24 ID:qBhDCILP0
1 助ける

崩壊した屋根の隙間から、夜空に走った閃光が差し込んだ。光で照らされたワグナーの横顔からは、固い決意が読み取れた。

飯田(合理的に考えれば、今撤退しないという選択肢はない。...だがこんな時彼女ならどうする?)

飯田「分かりました。ですが全員は無理です」

ワグナー「それでもいい!」

飯田「2人とも、援護を!」

アリス「任せて!」

シモーヌ「...それが命令なら」

2人は依然向かってくるレジスタンス達に制圧射撃を始めた。

兵士「うう...」

ワグナー「もう大丈夫だ!気をしっかり持て!」

飯田「聞こえてるか?今から運ぶからな」

兵士「あ、ああ...」

その後も続いて、負傷兵の回収を行い続けた。だが他部隊の援護は既に瓦礫によって射線を塞がれていた為不可能であり、耐爆スーツ男の注意がとうとうこちらに向いた。

飯田「これ以上は無理か...ワグナーさん、今度こそ撤退です!」

ワグナー「...ああ!」

ワグナーは負傷兵を肩で支えながら、出口へと向かった。

飯田「良くやった!行くぞ!」

「「了解!」」

何とかイーグル隊とワグナーは倉庫内から脱し、撤退用のトラックがエンジンをかけ目前で待機していた。

だが崩壊した屋根の上で、1人のレジスタンスが狙撃態勢に入っていた。

レジスタンス「居た...!あれがワグナーか!」カチャ

↓1
00〜60 当たった
61〜99 外した
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 20:05:11.54 ID:nmumzxMt0
a
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 21:26:09.87 ID:qBhDCILP0
コンマ60 当たった

ワグナー「後もう少しだ!」

恐れていた事態はあと少しでトラックにたどり着くという時に起きた。

ダァン!

ワグナー「うぐっ!」

レジスタンス「やった!」

ワグナーは脚を撃ち抜かれ、抱えた兵士ごと地面に倒れ込んだ。

飯田「クソッ!」

レジスタンス「今だ!畳み掛けろ!」

レジスタンス「うおおぉ!」

飯田「誰かトラックまで運んでくれ!」

既に荷台に乗っていた兵士が、ワグナー達のもとへ駆け寄った。

飯田「後もう少しだけ食い止めるぞ!」

「「了解!」」

救急キット2個
残り2ターン
残り5人
↓1飯田 マガジン7個 手榴弾1個
00〜10負傷した(死亡判定)
11〜50外した
51〜80倒した(マガジン1つ消費)
81〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した
又は治療する

↓2アリス マガジン6.5個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 13発 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した
71〜902人倒した
91〜991発で2人倒した
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 21:27:06.46 ID:Ho7ctqcS0
v
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 21:27:07.73 ID:qBhDCILP0
ミスった、コンマ60じゃなくて54です。まあ変わんないけど。
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 21:28:02.50 ID:qBhDCILP0
あ、自分のコンマ判定は無しです。
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 21:28:21.64 ID:nmumzxMt0
a
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 22:34:05.05 ID:8anJrXod0
はい
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 23:15:02.33 ID:qBhDCILP0
飯田 コンマ46 外した
アリス コンマ64 倒した
シモーヌ コンマ05 負傷した

レジスタンス「トラックを吹っ飛ばすんだ!」

レジスタンス「おう!」

倉庫の中からRPGを手にしたレジスタンスが仲間とともにやってきた。

飯田「させるか...」タタタタン!

レジスタンス「怯むな、やり返せ!」

ズガガガン!

レジスタンス「RPG準備完了!」

アリス「トラックはやらせない!」ガガガン!

レジスタンス「グガハッ!」ドサッ

レジスタンス「ちっ!こうなったら俺が!」

シモーヌ「させないっての」カチャ

ダァン!

シモーヌ「ぐっ...!」

どこからともなく飛んできた弾丸がシモーヌの肩に当たった。

シモーヌ「屋上にスナイパー...ワグナー部長をやったのもアイツね...」

肩の傷を手で押さえながらシモーヌは呟いた。

救急キット2個
最終ターン
残り4人
↓1飯田 マガジン6個 手榴弾1個
00〜10負傷した(死亡判定)
11〜50外した
51〜80倒した(マガジン1つ消費)
81〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した
又は治療する

↓2アリス マガジン5.5個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 13発 手榴弾1個
00〜10負傷した(死亡判定)
11〜50外した
51〜80倒した(マガジン1つ消費)
81〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した
又は治療する
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 23:23:11.12 ID:8anJrXod0
手榴弾
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 23:26:31.76 ID:nmumzxMt0
手榴弾
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 23:36:02.09 ID:RB/ee6ZLO
治療
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/19(日) 00:14:48.41 ID:H2uL9f9U0
飯田 コンマ12 外した
アリス コンマ76 3人倒した
シモーヌ 治療

レジスタンス「ゴーゴーゴー!」

飯田「もうすぐそこまで...!」カチッ

ポイッ

飯田はレジスタンスの密集地帯にグレネードを投げようとしたが、先程負った傷のせいか力がうまく入らなかった。

レジスタンス「爆発するぞ!」

ドカ-ン!

レジスタンス「エホッ!全員無事だな?!」

飯田「外したか...!」

今の爆発でレジスタンスが気を取られている間に、すかさずアリスがグレネードを投げ入れた。

レジスタンス「やばっ...」

ドッ-ン!

飯田「もう持たない...!おい、まだか?!」

兵士「すまない!だが攻撃が激しすぎる!」

飯田「クソッ...」

イーグル隊はレジスタンスを抑えられず、戦線が崩壊し囲まれつつあった。

レジスタンス「今度こそ仕留めてやる」ニヤッ

屋根上のスナイパーが不敵な笑みを浮かべ、スコープを覗く。

↓1
00〜55 死亡
56〜99 一命を取り留めた
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 00:17:47.12 ID:Qc2S0yHB0
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/19(日) 00:42:51.84 ID:H2uL9f9U0
コンマ12 死亡

ダァン!

ワグナー「ゴボッ...!」

兵士「え...?」

弾丸はワグナーの胸に命中し、心臓を貫通した。

兵士「部長!目を開けてください!!」

兵士は必死に体を揺すりワグナーの反応を待っているが、彼女はすでに事切れていた。

飯田「なっ...!」

シモーヌ「隊長!」

飯田「...トラックに乗り込め!」

アリス「了解!」

ドライバーの判断により、トラックはゆっくりではあるが既に走り始めていた。

イーグル隊は死に物狂いでトラックまで追いつき、荷台に飛び乗った。そこには血に染まったワグナー部長の遺体もあった。

そして去っていくトラックを静かに眺める1人の男がいた。

レジスタンス「す、すまないリベレーター。まさか奴を生け捕りにする気とは知らなくて!」

リベレーター「...いや。キチンと通達しなかった俺のせいだ。それに...いずれこうなってしまう気はしていた」

レジスタンス「それでこれからどうする?」

リベレーター「最早平和的な解決策は絶たれた。なればこそ全てを変えるまで俺たちは止まれない。...行くぞ」

リベレーターと呼ばれた男は、レジスタンスを率い闇の中へと消えた。

今日はここまで。
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/19(日) 01:22:21.78 ID:eD2vH2Hq0
乙でした、こうなったか・・・
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/21(火) 20:17:31.99 ID:O1yi6yMd0
トラックが憲兵総局の本部に着き、飯田達がトラックを降りるとマルバス隊の隊長が掴みかかってきた。

隊長「おい!どうして直ぐに部長を退避させなかったんだ!!あんた達はエリート部隊なんだろ!?」

飯田「...」

周りにいた兵士が止めに入ったが、隊長はそれを払い除けた。

隊長「何とか言えよぉ!」

シモーヌ「ちょっと、あなたも兵士ならわかるはずよ。戦場では誰もが最善だと思った行動を取る。けれどそれが最善の結果をもたらすとは限らない事ぐらい」

隊長「わかってんだよっ!」

隊長は涙を流しながら手を離し、崩れ落ちた。

隊長「本当に許せないのは...その場にいなかった俺だって事ぐらい...!」

飯田「...すまなかった。俺のせいだ」

隊長は呼吸を整え、立ち上がった。

隊長「いや...すまない。...そうだ、副部長があんたらを呼んでたぞ」

飯田「分かった」

隊長は他の兵士達と共に、兵舎へと戻った。

シモーヌ「ふう...」

飯田「ありがとう、シモーヌ」

シモーヌ「ええ。...正直な所、今回は隊長の判断ミスだと思うわ。勿論それに気づきながら何も言わず、屋上のスナイパーに気づきながら適切な行動を取れなかった私も悪いわ」

飯田「いや、これは俺のミスだ」

シモーヌ「...かもね。まあ、何が言いたいのかっていうと終わった事はどうしようもない。だからこそこれからは互いに気をつけましょう。何か意見が有ったら迷わず言う事にしましょう」

飯田「ああ。前を向いて進むしかない...」

シモーヌ「そう言う事。じゃあ私は先に行ってるわね」

シモーヌは手をヒラヒラと振りながら、憲兵総局本部へと入っていった。

アリス「今回は...良い結果とは言えないことになったわ。でも、晃司の誰かを救いたいという気持ちは決して忘れてはいけないものだと思う」

飯田「どうかな...ワグナーさんが生きていれば、今後より多くの者が生き残れたかもしれない。大局を見誤ったのかも...」

アリス「それでも...目の前の誰かを救う事は尊いものよ。...副部長が待ってる、行きましょう」

飯田「ああ...」

ニューロサンゼルスの雷雨は激しさを増すばかりだった。
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/21(火) 20:19:57.72 ID:O1yi6yMd0
憲兵総局本部 作戦司令部 部長室

スミス「きましたか...」

イーグル隊は机を挟み、ワグナー部長がよく座っていた椅子の傍に立つスミス副部長と相対していた。

スミス「ワグナー部長は殉職しましたが、我々と貴方達の契約は依然継続中です。引き続き貴方達にはリベレーターの捜索と捕縛を遂行してもらいます」

スミスの声色からは、悲哀の情は感じられなかった。

飯田「分かりました。ですが2つ、聞いても良いですか?」

スミス「勿論、どうぞ」

飯田「今回の作戦、情報提供者から情報を貰ったと言っていましたね?」

スミス「ええ」

飯田「ですが奴らは明らかに我々を待ち伏せていました。つまり...」

スミス「裏切り者がいる、と?」

飯田「ええ。その情報提供者本人が裏切り者という可能性も」

スミス「...確かにその通りです。私も以前から裏切り者の捜索を行なっていました。しかし今回の件で裏切り者をほぼ絞り込みました。裏切り者に関しては我々で始末をつけます。ですから安心して下さい」

飯田「そうですか...。ではもう1つ、彼らは以前からあれ程の戦力を保持していたのですか?耐爆スーツに神虫、それに不知火まで」

スミス「いえ、我々は幾度もレジスタンスのアジトに踏み込んだり、彼らの襲撃を防いできましたがあれ程ではありませんでした」

飯田「となると考えられるのは...」

シモーヌ「誰かが武器を横流ししている可能性です。心当たりはありますか?」

スミス「それが...心当たりがありすぎてとてもじゃないですが絞り込めませんね」

アリス「といいますと?」

スミス「この国は元々生まれることは不可能でした。それがあらゆる国家やPMC、果ては国連まで様々な組織の思惑と、複雑な市民感情が絡まったことで生まれた国です」

飯田「つまり利害関係が複雑に入り乱れているため、探すことが難しいと」

スミス「ええ。正直この件に関しては探るだけ無駄です。勿論、供給元は断つつもりですが」

飯田「そうですか」
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/21(火) 20:22:39.10 ID:O1yi6yMd0
スミス「では話を本題に戻します。レジスタンスは部長を排除したことで勢いづいています。今や街の至る所で暴動を起こしています。このままではニューロサンゼルスは奴らの手に落ちます」

スミスは机から離れ、窓越しにあちこちから煙が上がっている街を眺めた。

スミス「ここを落とせば、次に奴らはこの国を目標にするでしょう。混乱が拡大する前に何としても止めなくてはいけません。そこで我々は一大作戦を開始します」

飯田「一大作戦、ですか」

スミス「ええ。リベレーターは街の西部、港湾地区のタンカーに本部を設営しています。我々はリベレーターを捕獲するためそこに、1個師団を派遣します」

飯田「1個師団、ですか。いくらなんでも戦力過剰では?」

スミス「いえ。今この瞬間にも彼らに加わっている人数は増えています。これだけしなくてはならないのです」

飯田「そうですか...。ですが本当にそこにリベレーターがいるんですか?」

スミス「必ずいます。タンカーでは暗号化されてるいるものの多数の通信を確認しています。リベレーターは必ずレジスタンス全部隊に指示を与えられる場所にいます」

アリス「なぜそこまで確信を持てるのですか?」

スミス「レジスタンスはリベレーター無くしてはただの烏合の衆だからです。ヤツらは数年前から活動していました。ただその時はレジスタンスと名乗る暴徒が個別に活動しているだけでした。しかし数ヶ月前にリベレーターが現れてからというもの、ヤツらは組織化された行動を取るようになりました」

シモーヌ「なるほど」

スミス「ですから必ずリベレーターはタンカーに居ます」

飯田「では我々もその作戦に加わるということですか?」

スミス「それでも構いません。ですが他の案もあります。我々が奴らの気をひいている間に、貴方達には海から密かにタンカーに乗り込んでもらいリベレーターを捕縛するというものです」

飯田「つまり貴方達は囮で、我々が本命と?」

スミス「ええ。ですが勿論援護はできません。なのでどちらにするかは貴方達が決めてください」

↓3まで多数決
1陸から行く
2海から行く
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 20:28:04.33 ID:hBLUfXkn0
1
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 21:26:24.91 ID:HpUQ7Xbx0
1
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 18:40:42.14 ID:oTZQSM+aO
1 陸から行く

飯田「別行動はやめておきます。まだ何か戦力を隠し持っているかもしれません。そんな中たった3人で敵の本拠地に潜入するのは流石に無謀でしょう」

スミス「分かりました。では我々と共に行動して下さい。作戦開始は2日後です。いくつかの大隊に分け、港湾地区を完全に包囲するよう展開する筈です。詳しい編成はまた後で部下に連絡させましょう」

飯田「はっ」

スミス「ああ、それと。上層部は貴方達の実力に疑いを抱いているようです。他にPMCを雇うことに決めました」

飯田「そうですか...」

シモーヌ「ちなみにどこの会社でしょう?」

スミス「それはまだ決まってないそうです。まあ今は2日後に備えて英気でも養って下さい」

飯田「はい。...一つ、いいですか?」

スミス「はい?」

飯田「ワグナーさんにご家族や親類の方は?」

スミス「家族は亡くなっているそうです。婚約者が居たそうですが、国外に脱出し行方知れずです。一体何故こんな事を?」

飯田「せめて...自分の口からワグナーさんの事を伝えようと思いまして」

スミス「そうですか...。今は作戦に集中して下さいね」

飯田「勿論です。それでは、失礼します」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 18:56:42.53 ID:oTZQSM+aO
2日後 早朝、港湾地区へと続くメインストリート 

イーグル隊はワグナー部長直属だった部下が多く所属している第3憲兵機動大隊、第1小隊に配属された。第1小隊に所属しているのはイーグル隊、マルバス隊、バアル隊、そして新たに雇われたPMCである。

第1小隊はAPCに乗車し、港湾地区へと進んでいた。

マルバス隊長「今回の任務は絶対に失敗できないな...部長の為にも」

バアル隊長「ああ。奴らが勝てばニューロサンゼルスだけでなく、この国全域が内戦状態に陥るだろう」

飯田「だろうな。微力かも知れないが我々も全力を尽くす」

マルバス隊長「...俺が前に言ったことは気にしないでくれ。あれは俺の独りよがりだった」

飯田「...分かった。何にせよ今回の作戦、全力で挑む事を誓おう」

一方、シモーヌは目の前に座る男を睨んでいた。

レイ「あー、そう睨むなよ」

シモーヌ「睨んでない」

シモーヌは視線を落とし、銃の手入れを始めた。

レイ「そりゃお互い傭兵なんだ、敵になることもあれば味方になることもあるだろ?」

シモーヌ「そうね」

レイ「それに俺だって少しは気を利かせて、今回の任務に原田は連れてこなかったんだ」

シモーヌ「...」

2人のやりとりをレイの横に座る女性は何も言わずに聞いていた。

ウィロー(き、気まずい...。うう、『がんがん!』のスタミナ消化したいけどそんな空気じゃないし...)

ウィローは人見知りが故の緊張の余り無表情になりながら、銃を整備していた。

ウィロー(はああ...アバカンちゃん、どうか私を守って下さい!)
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 18:57:49.91 ID:oTZQSM+aO
アリス(彼女、顔色一つ変えずにひたすら整備をしているわ。...かなりの修羅場をくぐってきた傭兵なのかしら?けど...)

アリスはウィローのアバカンの銃床に括り付けられている『がんがん!』のキャラであるアバカンちゃんストラップに視線を移した。

アリス(あれには何か意味があるのかしら?)

アリス「ねえ、シモーヌ。あれって何か意味があるの?」ヒソヒソ

シモーヌはアリスが目線で示したストラップを見た。

シモーヌ「そうね。特に意味はない...けど可愛いわ」

アリス「はい?」

シモーヌ「あ、いえ。何でもないわ」

キキ-ッ!

飯田「どうした?」

運転手「右のビルにレジスタンス!」

レイ「じゃあそろそろ仕事しますか」

APC後部のハッチが開き、第一小隊は周囲に展開した。

救急キット5個
残り5人
↓1飯田 マガジン10個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン10個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 15発 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した
71〜902人倒した
91〜991発で2人倒した
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 19:00:05.81 ID:sIZjSsk90
t
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 19:05:42.24 ID:dzQHE9jPo
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 19:11:02.09 ID:BWLz3xNZO
a
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 20:07:18.05 ID:nMkr4sj60
飯田 コンマ81 倒した(マガジン半分消費)
アリス コンマ24 外した
シモーヌ コンマ09 負傷した

ズガガガン!

飯田「物陰に隠れろ!」

レジスタンス達はビル2階の窓から撃ち下ろして第一小隊を制圧していた。

ズガガガン!

レイ「機関銃がいやがるな。俺たちで引きつけるから...イーグル隊とバアル隊で建物内に突入しろ」

飯田「分かった。俺たちが先導する、いいな?」

バアル隊の隊長は何も言わず、頷いた。

レイ「よし、じゃあさっさと行け!ウィロー、ボサッとしてないで援護するぞ」

ウィロー「分かってますよ...」

レイ達が制圧射撃を始めると同時に、飯田達は素早くビル内に入った。

二階へと続く階段の手前には土嚢が築かれており、レジスタンスが2人待ち構えていた。

レジスタンス「来たぞ、殺せ!」

タタタタン!

飯田「甘いな」タタン!

レジスタンス「グハッ!」ドサッ

レジスタンス「クソタッレが!」ズガガン!

アリス「このっ!」タタタン!

レジスタンス「ちっ!」

レジスタンスは状況が不利と見ると、素早く二階へと駆け上がっていった。

兵士「逃すかよ!」ダッ

シモーヌは土嚢付近にわずかな違和感を感じた。

シモーヌ「危ないっ!」ドンッ

兵士「うわっ!」

カチッ

ドカ-ン!

飯田「シモーヌ?!」

黒煙の中からシモーヌがゆっくりと出てきた。

シモーヌ「破片が少しかすったけど、大丈夫よ」

隊長「ブービートラップか。レジスタンスらしいやり口だな」

兵士「すまない、先走り過ぎた!」

シモーヌ「良いのよ。行きましょう」

兵士「あ、ああ」ボ-

隊長「どうした?」

兵士「いえ、何でもありません!」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 20:07:59.58 ID:nMkr4sj60
救急キット5個
残り4人
↓1飯田 マガジン9.5個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン9個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 15発 手榴弾1個
00〜10負傷した(死亡判定)
11〜50外した
51〜80倒した(マガジン1つ消費)
81〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した
又は治療する
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 20:09:22.44 ID:tXe6w6Sb0
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 20:18:25.62 ID:BWLz3xNZO
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 20:52:09.71 ID:pH8oE+la0
治療
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/24(金) 21:52:35.30 ID:nMkr4sj60
飯田 コンマ44 ゾロ目ボーナスでマガジン半分消費
アリス コンマ62 倒した
シモーヌ 治療

シモーヌ「先に行ってて。治療したらすぐに追いつくわ」

飯田「大丈夫か?」

シモーヌ「ええ、さあ早く」

シモーヌの言葉に促され、部隊は二階へ進んだ。

アリス「どうやらレジスタンスは二手に分かれているようね」

隊長「ならこちら側は我々が行こう。イーグル隊はそちら側を頼む」

飯田「分かった」

メインストリートに面する部屋に静かに入ると、窓際でレジスタンス達が交戦していた。

レジスタンス「あのAPCはどうやってぶっ壊す?」

レジスタンス「部屋の奥にカールグスタフがあるから取ってくる。機銃で制圧し続けろよ」

レジスタンス「分かってるよ」

ズガガガン!

飯田「行くぞ、アリス」

アリス「了解」

2人は物陰から素早く飛び出し、銃弾の雨を降らした。

レジスタンス「なんだ?!」

タタタタン!

ドサッ

レジスタンス「クソッ!援護を!」

アリス「このっ!」ズガガン!

レジスタンス「ぐっ...!」バタッ

救急キット4個
残り2人
↓1飯田 マガジン9個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン8個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 15発 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した
71〜902人倒した
91〜991発で2人倒した
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 21:56:21.38 ID:tXe6w6Sb0
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 21:58:35.70 ID:BWLz3xNZO
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 22:06:37.34 ID:pH8oE+la0
はい
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/25(土) 00:56:33.21 ID:Ogs8t7Lr0
飯田 コンマ38 倒した
アリス コンマ70 倒した

レジスタンス「そんな、サミュエル!クソッ!」ズガガガン!

飯田は素早くロッカーの陰に隠れ、機会を伺った。

カチッ

レジスタンス「リロード?!」ガチャガチャ

飯田「装弾数ぐらい把握しておけ」タタン!

ドサッ

部屋の奥の扉からレジスタンスが一瞬顔を覗かせたが、すぐに戻っていった。

レジスタンス「残るは俺1人...こうなったらヤケクソだ!」ガシッ

再びレジスタンスが現れたが、今度はカールグスタフを担いでだった。

レジスタンス「吹き飛べぇ!」カチッ

アリス「撃たせるわけないでしょ」ズガガン!

レジスタンス「ガフっ...!」バタリ

タッタッタッ

シモーヌ「2人とも無事?!...ってもう制圧済みか」

シモーヌは安心と申し訳なさで複雑な表情になりながら、窓越しにメインストリートを覗いた。

レイ「敵はもういないみたいだ!」

シモーヌ「了解!」

飯田「バアル隊は大丈夫だろうか?」

そんな事を言っていると、背後からバアル隊がやって来た。

隊長「こちらは制圧完了した」

飯田「よし。APCの所に戻ろう」

両部隊とも部屋から立ち去ろうとした時、APCのすぐ横で爆発が起きた。

飯田「どうした!」

レイ達とマルバス隊はAPCを盾にしながら、こちらにハンドサインで反対側のビルに敵がいる事を知らせた。

シモーヌ「見つけた!ビルの入り口からレジスタンス、それに屋上にも数人、無反動砲を持ってるわ!」

イーグル隊とバアル隊は再び臨戦態勢に入った。

ウィロー「うう...APCの中に戻りたい〜!」

レイ「いいから応戦しろ!その性格を直せばもっと優秀になれるんだがな!」タタタン!

ウィロー「アタシだって成れるなら皆さんみたいに強くなりたいですよ!」ズガガン!

隊長「いいから戦闘に集中してくれ!」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/25(土) 00:57:09.50 ID:Ogs8t7Lr0
救急キット4個
残り4人
↓1飯田 マガジン8個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓2アリス マガジン7個 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した(マガジン1つ消費)
71〜90倒した(マガジン半分消費)
91〜992人倒した

↓3シモーヌ 15発 手榴弾1個
00〜10負傷した
11〜30外した
31〜70倒した
71〜902人倒した
91〜991発で2人倒した

今日はここまで。
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/25(土) 09:40:35.81 ID:qdNLsqu1o
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/25(土) 09:41:02.28 ID:OTv9PdeZ0
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/25(土) 09:48:02.38 ID:HjwRJ3eMO
おりゃ
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