渋谷凛「君の隣、寒凪ぎ」

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10 : ◆TOYOUsnVr. [saga]:2020/01/04(土) 00:33:07.85 ID:t6ePEyr60

目を閉じたままくるくると思考を巡らせていると、ふと隣からの視線を感じて薄目を開く。

そこには、まだ手に小銭を握りしめたまま、私を見つめているプロデューサーがいた。

「…………何、プロデューサー? こっち見てるの、気づいてないと思った? よそ見してないで、ちゃんと祈りなよ」

「あまりにも綺麗な横顔だったから、見惚れてた」

「そういうの、いいから」

「冗談じゃないんだけどなぁ」

「……わかってる、ってば。もう」

少しの沈黙があって、それを無理やり埋めるかのようにプロデューサーが「寒くない?」と口を開く。

言われて、意識を向ける。

確かに朝が早いことも相まって気温の低さは感じるけれど、不思議と寒いとは思わなかった。

だから「大丈夫」と返す。

「私ばっか見てないでプロデューサーも集中しなよ。……ほら」

再び彼から視線を本殿へと移す。

願い事は、しない。

とりあえずは、去年一年の感謝を伝えよう。

そう決めて、手を合わせ、目を閉じた。



おわり
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