【安価コンマ】能力者を集めて物語を創る

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646 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/02/11(火) 23:01:13.52 ID:Uf1ze7tO0
―― 百合咲邸 近辺 ――

警察の立ち入り禁止の黄色いやつが張られてある。
遠くからでも火薬の匂いがする。

さすがにもう中にいた人は避難した後だろう。

……。
無事、なんだよな。

警官「こらきみ。ここは危険だ。帰りなさい」

紅音「すいません。でも友達の家で、気になって」

警官「なら避難所に行くといい。周辺住民は高校の体育館にいるし」

警官「事件のあった家の人や近くを歩いてた人は病院で検査してもらってるはずだよ」

紅音「わ、分かりました」
647 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/02/11(火) 23:18:36.14 ID:Uf1ze7tO0
当たり前だが先へは進ませてくれないようだ。

高校って自分のとこのだよな。
女性だけなら女学院でもいいけど、そうじゃない。
一緒にいた人物が避難所にいるとしたら、まゆりもそっちにいるのかもしれない。

しかし病院にはまゆりの家族がいる。
ショッピングモールには必要なものの買い出しに行ってたと思えば、そっちにいるはず。

どちらにせよ、そこにいる確証がない。
病院か、学校か。

紅音「考えてもしょうがない」


安価↓1〜3 多い方(同率ならコンマ近いやつ)
1.病院へ
2.学校の体育館へ
3.帰って能力育成の続き
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 23:19:55.30 ID:8u54Ea+j0
1
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 23:20:14.72 ID:zZu6MTdDO
1
650 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/02/11(火) 23:41:20.00 ID:Uf1ze7tO0
―― 病院 ――

来たはいいけど、どこにいるのか分からない。

受付で聞けばいいだけの話か。

紅音「すいません。百合咲さんって今どちらに」

…………。
……。

一番奥の病室とその手前の病室で療養中とのこと。
奥のプレートにはまゆりの両親の名前のみ。
手前のプレートには……、
651 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/02/11(火) 23:42:16.70 ID:Uf1ze7tO0
安価↓1〜2 コンマ近いやつ
まゆりの兄弟
兄,姉 から 最大二人,重複有
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 23:45:10.91 ID:1PM05beG0
姉二人
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/11(火) 23:49:19.42 ID:8u54Ea+j0
兄と姉1人
654 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/02/12(水) 00:13:16.92 ID:yMKxHg/Z0
手前のプレートにはお姉さんたちの名前。

まゆりの名前がどこにもない。
……無事だったと思っていいんだよな。

あの事件もあって、自分はまゆり以外の百合咲家の人には嫌われている。
だから、話を聞く気にはなれなかった。

病院にまゆりはいない。ここに帰ってくるのかも分からない。
どこにいるんだろう。学校の方だったのか、違う場所だったのか。

帰ろうと一つ二つ病室を過ぎた時、聞き覚えのある名前が目に入った。

いや違う。その名前だけ、ハッキリと視界に映った。

吉田司。夢で出会ったあの少年の名前だ。
655 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/02/12(水) 00:15:37.87 ID:yMKxHg/Z0
少年の名前のある病室だ。

安価↓1〜3 多い方
1.ノックする
2.素通りする
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 00:17:22.27 ID:LNN9e1PY0
1
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 00:17:35.61 ID:xwnsOrLDO
1
658 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/02/12(水) 00:45:01.25 ID:yMKxHg/Z0
ノックしてみる。

「どうぞ」

女性の声だ。聞き覚えのある声。

紅音「失礼します」

弥生「……」

そこにいたのは、四宮だった。
夢でしか会っていない人間に、現実で会えた。

ベッドの方には少年がいる。寝ているようだ。

紅音「なんでここに四宮が!」

弥生「静かにして。起きちゃう」

紅音「あ、ごめん」
659 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/02/12(水) 00:51:23.60 ID:yMKxHg/Z0
弥生「こっちでは初めまして。上月先輩」

紅音「え、誰ですか」

四宮に似た誰かか? こんな礼儀正しい四宮は知らんぞ。

弥生「……あれは夢でのわたしです」

紅音「お前は心の覗き魔か?」

四宮本人と確信した。

弥生「聞き覚えのある音がしたので、お呼びしました」

紅音「ってことは、視覚イジリやがったな。妙に少年の名前だけハッキリ見えたぞ」

弥生「おかげで、頭が痛いです……」

紅音「呼ぶなら普通に呼んでくれればいいんだよ」
660 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/02/12(水) 00:54:28.91 ID:yMKxHg/Z0
弥生「それは、できません」

紅音「どうして」

弥生「……恥ずかしい」

こいつ本当に四宮か?

弥生「それに目を離したくない」

少年の方をずっと見ている四宮。

弥生「覚醒痛が起きていないか確かめなくちゃいけないから」

紅音「……じゃあまだなのか」

弥生「だと、思います」
661 :ここまで ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/02/12(水) 00:56:53.42 ID:yMKxHg/Z0
安価↓1〜3 採用するかは運任せ
話題
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 00:58:47.65 ID:l00GUOG70
百合咲家爆破事件について
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 01:00:55.65 ID:xwnsOrLDO
今の弥生の変わりようについて
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 01:40:28.36 ID:r0wPXVA10
今日の晩飯
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 02:10:38.05 ID:DwK1X16p0
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 19:50:05.16 ID:iHqLj+CH0
乙乙
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/28(金) 07:14:38.12 ID:7bCGKumu0
まだかな
668 :生存報告 ◆ak8RAT8nZ62z [sage saga]:2020/03/01(日) 22:40:59.06 ID:CJqpZoIU0
いろいろ立て込んでましたが落ち着いてきたので早ければ明日から再開します。
遅くとも水曜に。
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/01(日) 22:55:34.58 ID:6icjUtMDO
生存報告乙です
のんびり待ってます
670 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/03/02(月) 21:46:21.83 ID:phPED7sb0
紅音「さっきから気になってることがひとつあるんだが」

弥生「は、はい」

紅音「夢と人格変わりすぎじゃないか?」

弥生「そんなこと……」

紅音「いやいや気になってしょうがない」

弥生「……あれは、あそこでの自分、だから」

紅音「? どういうことだよ」

弥生「夢なら、健康体そのものだから。身体が自由に動かせるんです」

弥生「あたしも、司も」
671 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/03/02(月) 21:48:59.54 ID:phPED7sb0
弥生「ある日の夢、意識がハッキリとしているのに身体が思うように動かせました」

弥生「嬉しかったです。きっとこれは完治の前兆だって思いました」

紅音「完治? どっか悪いとこでもあったのか?」

弥生「はい。激しい運動は命に関わるそうで、体育はしたことありません」

弥生「でも、あの部屋ではどんなに動いても疲れなくて、まさに奇跡の体験です」

弥生「お医者さんに止められていた運動を一通りやって、新しい自分になれたと思いました」

弥生「……目が覚めるといつもの自分。結局夢だったんです」

弥生「それなら、夢のあたしは現実とは違うあたしになろう。そう決めました」

紅音「違和感の正体はそれか。よく知ってる四宮は演じてたってことだな」

弥生「簡単に言うんですね……先輩は現実でも変わらないようで何よりです」
672 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/03/02(月) 21:50:51.35 ID:phPED7sb0
安価↓1〜3 多い方
1.夢で少年の視力は治らないのか
2.>>662
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/02(月) 21:51:23.38 ID:pQZa5sZr0
1
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/02(月) 21:51:52.68 ID:Y/haWLF8o
2
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/02(月) 21:52:03.48 ID:cvTpkC/DO
1
676 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/03/02(月) 22:24:35.44 ID:phPED7sb0
紅音「夢なら健康体ってことは、少年の視力はどうなる?」

弥生「それは先輩が確認した通りです。治ってません」

紅音「どうして?」

弥生「司は知っての通り、目が見えません。視覚情報はゼロです」

弥生「色の問答をした時と一緒です。視覚の情報がないなら色彩情報もない」

弥生「おそらくですけど、色を知らない司だから夢でもそれは引き継がれるんじゃないかと」

紅音「ということは……四宮は運動を知っているから夢でそれが出来た」

紅音「反対に、少年は色を知らないから夢でも視力は失ったままだと。そう言いたいんだな」

弥生「はい。ただの憶測ですが」
677 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/03/02(月) 22:34:13.73 ID:phPED7sb0
紅音「なるほど。何となくわかった」

話している間、四宮は少年をずっと見ている。

紅音「そんなに少年が心配か」

弥生「心配してたら駄目ですか?」

紅音「いや、そんなんじゃない。お前たち二人に何があったかは知らないけど、大事な人なんだろ」

紅音「それに心配する人なら、こっちにだっている」

紅音「四宮は知ってるか? 爆破事件のこと」
678 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/03/02(月) 22:38:25.01 ID:phPED7sb0
弥生「事件ですか? ……騒がしいのはそれが原因ですか」

紅音「その様子だと知らないんだな」

弥生「はい。今は事件より司ですから」

弥生「先輩の話は以上ですか? 次はあたしの番です」

紅音「え。あぁ。なんだ?」

弥生「ひとつ、先輩の能力について」

弥生「ふたつ、どうしてここにいるんですか」

弥生「知りたいのはこれだけです」
679 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/03/02(月) 22:39:38.54 ID:phPED7sb0
安価↓1〜3 多い方(同率ならコンマ近いやつ)
1.両方答える
2.能力は伏せる
3.沈黙
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/02(月) 22:40:16.12 ID:bU2nu8+O0
1
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/02(月) 22:42:52.65 ID:ZqS/nmiq0
1
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/02(月) 22:43:13.48 ID:cvTpkC/DO
1
683 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/03/02(月) 23:21:02.34 ID:phPED7sb0
四宮になら教えていいかもな。

紅音「火を操れるんだとさ。まだコツを掴む練習中だけど」

紅音「分かってることと言えば、焦げ跡が残らないということしか」

紅音「あ、それと夢部屋のモンを焼き尽くして部屋を寂しいことにしてしまった」

弥生「そんなの初めて聞きましたよ。先輩らしい豪快な能力ですね」

紅音「おちょくってんのか? まあいい。あとはここにいる理由か」

紅音「それがさっき言った爆破事件に関係してくんだけど……」

まゆりの名前は伏せて、詳細を話す。
684 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/03/02(月) 23:31:17.03 ID:phPED7sb0
昨日、能力を持った疑いのある友達と会ったこと。

別れたあと、自分は夢の中で能力に目覚めたこと。

今日、練習の気分転換に出かけた先でその友達の家が爆破されたのを聞いたこと。

そして今、友達を探しにここまでやってきたことを話した。

弥生「なかなかすごい体験ですね」

紅音「夢部屋で友達に会った四宮の気持ちも何となく分かるけどな」

弥生「……話を聞くと、災厄絡みかもしれません」

紅音「災厄、って、敵のことだよな? 襲われたっていうのか?」

弥生「確証はありません。ですがあたしたちの能力の暴発は滅多にないケースなのは確かです」

紅音「第二世代は比較的安全にって奴は言ってたよな」

弥生「はい。なので事件の真相として可能性のあるのはみっつ」
685 :ここまで ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/03/02(月) 23:33:04.33 ID:phPED7sb0
弥生「ひとつ、能力の暴走」

弥生「ふたつ、災厄の襲撃」

弥生「みっつ、能力とは無関係な爆破事件」

弥生「こんな感じでしょうか。ちなみに下にいくほど可能性は高いです」

紅音「少し話しただけなのによくそこまで思いつくよな」

弥生「ただの妄想です。あてにしないでください」

話が終わると病室が静かになった。


安価↓1〜3 多い方
1.もう病院に用はない
2.少年の様子を見守る
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/02(月) 23:34:49.31 ID:cvTpkC/DO
2
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/02(月) 23:38:57.42 ID:ZqS/nmiq0
乙乙
2
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/02(月) 23:43:40.04 ID:2ouX4dT70
2
689 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/03/04(水) 18:53:48.73 ID:TSfMsuD40
紅音「…………」

四宮と一緒に寝ている少年を見守る。

紅音「それで少年はどうなんだ?」

弥生「今はまだ様子見です。夢でも一緒にいられたら……」

紅音「それは無理なのか? 四宮と一緒になることが多いけど」

弥生「選べるなら昨日は司といます」

紅音「そりゃそうだ」

四宮との話で騒がしくしたのにも関わらずよく寝ている。
何も知らない人が見ればそう思うだろう。
しかし少年は今もどこかの夢部屋にいる。そこで何をしているのかが心配なのだろう。
690 : ◆ak8RAT8nZ62z [saga]:2020/03/04(水) 19:01:30.42 ID:TSfMsuD40
安価↓1〜3 多い方
1.帰って能力特訓
2.少年の様子を見守る
合計値コンマ判定
奇数:何もない
偶数:イベント

(2-奇数の場合)
(安価↓1〜2)
(何か聞きたいこと、言いたいことなど話題)
(採用するかは運任せ)
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/04(水) 19:11:50.76 ID:szIdOMmb0
2
弥生と司が知り合って仲良くなった切っ掛けについて聞いてみる
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/04(水) 19:18:36.46 ID:k/Xa2c5DO
2 弥生の連絡先とか聞いてみる
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/04(水) 19:40:16.15 ID:0ssUdt7X0
2
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/05(木) 13:14:50.89 ID:RC1TCVDX0
更新乙
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/20(金) 01:36:17.42 ID:Ow8Cx8kC0
まだかな
やっぱり忙しいのかな
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